JPH11311311A - デファレンシャル装置 - Google Patents
デファレンシャル装置Info
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- JPH11311311A JPH11311311A JP11555898A JP11555898A JPH11311311A JP H11311311 A JPH11311311 A JP H11311311A JP 11555898 A JP11555898 A JP 11555898A JP 11555898 A JP11555898 A JP 11555898A JP H11311311 A JPH11311311 A JP H11311311A
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- housing member
- piston
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 摩擦クラッチを大型化せずに充分な差動制限
力を得る。 【解決手段】 デフケ−ス3の回転を出力側サイドギヤ
25、27を介して車輪側に出力する差動機構45と、
その差動を制限する摩擦クラッチ49と、差動機構45
の差動回転を受けて駆動されるオイルポンプ57と、そ
の油圧を受けて摩擦クラッチ49を押圧する油圧アクチ
ュエ−タ51とを備え、摩擦クラッチ49をサイドギヤ
側部材29、47の間に配置した。
力を得る。 【解決手段】 デフケ−ス3の回転を出力側サイドギヤ
25、27を介して車輪側に出力する差動機構45と、
その差動を制限する摩擦クラッチ49と、差動機構45
の差動回転を受けて駆動されるオイルポンプ57と、そ
の油圧を受けて摩擦クラッチ49を押圧する油圧アクチ
ュエ−タ51とを備え、摩擦クラッチ49をサイドギヤ
側部材29、47の間に配置した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デファレンシャ
ル装置に関する。
ル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−96238号公報に図4の
ような差動装置201が記載されている。
ような差動装置201が記載されている。
【0003】この差動装置201は、プラネタリ−ギヤ
式の差動機構203、差動制限用の多板クラッチ20
5、多板クラッチ205を締結する油圧アクチュエ−タ
207、油圧アクチュエ−タ207を作動させるプラン
ジャポンプ209などから構成されている。
式の差動機構203、差動制限用の多板クラッチ20
5、多板クラッチ205を締結する油圧アクチュエ−タ
207、油圧アクチュエ−タ207を作動させるプラン
ジャポンプ209などから構成されている。
【0004】差動機構203はインタ−ナルギヤ21
1、ピニオンギヤ213、ピニオンギヤ213を支承す
るピニオンキャリヤ215、サンギヤ217などから構
成されている。インタ−ナルギヤ211はデフケ−ス2
19に形成されており、ピニオンキャリヤ215は右車
軸221と一体にされ、サンギヤ217は左車軸223
に連結されている。
1、ピニオンギヤ213、ピニオンギヤ213を支承す
るピニオンキャリヤ215、サンギヤ217などから構
成されている。インタ−ナルギヤ211はデフケ−ス2
19に形成されており、ピニオンキャリヤ215は右車
軸221と一体にされ、サンギヤ217は左車軸223
に連結されている。
【0005】多板クラッチ205はサンギヤ217(左
車軸:ドライブシャフト:S)とデフケ−ス219(ハ
ウジング:H)との間に配置(S−H配置)されてい
る。
車軸:ドライブシャフト:S)とデフケ−ス219(ハ
ウジング:H)との間に配置(S−H配置)されてい
る。
【0006】デフケ−ス219はエンジンの駆動力によ
って回転し、その回転はピニオンキャリヤ215から右
車軸221を介して右車輪側に伝達され、サンギヤ21
7から左車軸223を介して左車輪側に伝達される。
って回転し、その回転はピニオンキャリヤ215から右
車軸221を介して右車輪側に伝達され、サンギヤ21
7から左車軸223を介して左車輪側に伝達される。
【0007】プランジャポンプ209のプランジャ22
5はピニオンキャリヤ215に設けられたシリンダ22
7に係合しており、カム229はサンギヤ217に設け
られている。このように、プランジャポンプ209はサ
ンギヤ217(左車輪:ドライブシャフト:S)とピニ
オンキャリヤ215(右車輪:ドライブシャフト:S)
との間に配置(S−S配置)されている。
5はピニオンキャリヤ215に設けられたシリンダ22
7に係合しており、カム229はサンギヤ217に設け
られている。このように、プランジャポンプ209はサ
ンギヤ217(左車輪:ドライブシャフト:S)とピニ
オンキャリヤ215(右車輪:ドライブシャフト:S)
との間に配置(S−S配置)されている。
【0008】差動機構203に差動回転が生じると、プ
ランジャポンプ209はサンギヤ217とピニオンキャ
リヤ215の相対回転によって駆動され、油圧アクチュ
エ−タ207にオイルが送られて多板クラッチ205が
締結され、差動が制限される。
ランジャポンプ209はサンギヤ217とピニオンキャ
リヤ215の相対回転によって駆動され、油圧アクチュ
エ−タ207にオイルが送られて多板クラッチ205が
締結され、差動が制限される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】差動機構では、ハウジ
ングHとシャフトSの間で発生する差動回転数(△N)
よりシャフトSとシャフトSの間で発生する差動回転数
(△N)の方が大きいから、摩擦クラッチは、S−H配
置するよりS−S配置した方が差動制限効果が大きい。
ングHとシャフトSの間で発生する差動回転数(△N)
よりシャフトSとシャフトSの間で発生する差動回転数
(△N)の方が大きいから、摩擦クラッチは、S−H配
置するよりS−S配置した方が差動制限効果が大きい。
【0010】ところが、デファレンシャル装置201で
は、S−S配置されているプランジャポンプ209は大
きな差動回転数(△N)によって大きな吐出圧を発生す
るが、その吐出圧によって締結される多板クラッチ20
5がS−H配置されているから、差動制限効果が小さ
く、差動回転数(△N)が大きく上昇しないと充分な差
動制限トルク(T)が得られない。
は、S−S配置されているプランジャポンプ209は大
きな差動回転数(△N)によって大きな吐出圧を発生す
るが、その吐出圧によって締結される多板クラッチ20
5がS−H配置されているから、差動制限効果が小さ
く、差動回転数(△N)が大きく上昇しないと充分な差
動制限トルク(T)が得られない。
【0011】多板クラッチ205の差動制限力を大きく
するには、大径にするか、クラッチ板の枚数を増やす必
要があり、デファレンシャル装置201がそれだけ大型
で重くなって不利である。
するには、大径にするか、クラッチ板の枚数を増やす必
要があり、デファレンシャル装置201がそれだけ大型
で重くなって不利である。
【0012】そこで、この発明は、内蔵オイルポンプの
圧力で摩擦クラッチを締結し差動制限力を得るように構
成され、摩擦クラッチやオイルポンプを大型化せずに充
分な差動制限力が得られるデファレンシャル装置の提供
を目的とする。
圧力で摩擦クラッチを締結し差動制限力を得るように構
成され、摩擦クラッチやオイルポンプを大型化せずに充
分な差動制限力が得られるデファレンシャル装置の提供
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1のデファレンシ
ャル装置は、エンジンの駆動力により回転駆動されるデ
フケ−スと、デフケ−スの回転を一対の出力側サイドギ
ヤを介して車輪側に出力する差動機構と、差動機構の差
動を制限する摩擦クラッチと、差動機構の差動回転を受
けて駆動されるオイルポンプと、オイルポンプの油圧を
受けて前記摩擦クラッチを押圧し締結させる油圧アクチ
ュエ−タとを備え、前記摩擦クラッチが、各サイドギヤ
側部材の間に配置されていることを特徴とする。
ャル装置は、エンジンの駆動力により回転駆動されるデ
フケ−スと、デフケ−スの回転を一対の出力側サイドギ
ヤを介して車輪側に出力する差動機構と、差動機構の差
動を制限する摩擦クラッチと、差動機構の差動回転を受
けて駆動されるオイルポンプと、オイルポンプの油圧を
受けて前記摩擦クラッチを押圧し締結させる油圧アクチ
ュエ−タとを備え、前記摩擦クラッチが、各サイドギヤ
側部材の間に配置されていることを特徴とする。
【0014】差動機構に差動回転が生じるとオイルポン
プが駆動され、その吐出圧を受けて油圧アクチュエ−タ
が作動し、摩擦クラッチを押圧して締結させる。
プが駆動され、その吐出圧を受けて油圧アクチュエ−タ
が作動し、摩擦クラッチを押圧して締結させる。
【0015】このとき、摩擦クラッチの摩擦抵抗とオイ
ルポンプのポンプ仕事とによって差動制限力が得られ、
この差動制限力によって差動機構の差動が制限される。
ルポンプのポンプ仕事とによって差動制限力が得られ、
この差動制限力によって差動機構の差動が制限される。
【0016】なお、ポンプ仕事と摩擦クラッチの摩擦抵
抗は差動回転数の上昇に伴って大きくなるから、この差
動制限機能は速度感応型になる。
抗は差動回転数の上昇に伴って大きくなるから、この差
動制限機能は速度感応型になる。
【0017】これに加えて、請求項1のデファレンシャ
ル装置では、差動回転時に大きな差動回転数(△N)が
生じ、差動トルクが小さくなる各サイドギヤ側部材の間
に摩擦クラッチを配置(S−S配置)したことによっ
て、大きな差動制限効果が得られる。
ル装置では、差動回転時に大きな差動回転数(△N)が
生じ、差動トルクが小さくなる各サイドギヤ側部材の間
に摩擦クラッチを配置(S−S配置)したことによっ
て、大きな差動制限効果が得られる。
【0018】従って、従来例と異なり、差動回転数(△
N)の上昇に伴って差動制限トルク(T)が急激に上昇
する差動制限特性が得られ、車両の走破性などを大きく
向上させることができる。
N)の上昇に伴って差動制限トルク(T)が急激に上昇
する差動制限特性が得られ、車両の走破性などを大きく
向上させることができる。
【0019】又、摩擦クラッチを大型化する必要がない
から、充分な差動制限力を得ながら、デファレンシャル
装置の大型化と重量化を防止することが可能であり、更
に、摩擦クラッチをそれだけ小型に構成することができ
るから、デファレンシャル装置の小型化と軽量化が可能
である。
から、充分な差動制限力を得ながら、デファレンシャル
装置の大型化と重量化を防止することが可能であり、更
に、摩擦クラッチをそれだけ小型に構成することができ
るから、デファレンシャル装置の小型化と軽量化が可能
である。
【0020】請求項2の発明は、請求項1記載のデファ
レンシャル装置であって、一側車軸との連結部を有し、
この車軸と一側サイドギヤとを連結するハウジング部材
と、他側サイドギヤに連結され、ハウジング部材の連結
部と一側サイドギヤとの間に設けられた隙間に貫入する
ハブ部材とを備え、摩擦クラッチがハウジング部材とハ
ブ部材との間に配置されていると共に、オイルポンプが
ハウジング部材とデフケ−スとの間に配置されているこ
とを特徴とし、摩擦クラッチをハウジング部材とハブ部
材との間に配置(S−S配置)したことにより、請求項
1の構成と同等の効果を得る。
レンシャル装置であって、一側車軸との連結部を有し、
この車軸と一側サイドギヤとを連結するハウジング部材
と、他側サイドギヤに連結され、ハウジング部材の連結
部と一側サイドギヤとの間に設けられた隙間に貫入する
ハブ部材とを備え、摩擦クラッチがハウジング部材とハ
ブ部材との間に配置されていると共に、オイルポンプが
ハウジング部材とデフケ−スとの間に配置されているこ
とを特徴とし、摩擦クラッチをハウジング部材とハブ部
材との間に配置(S−S配置)したことにより、請求項
1の構成と同等の効果を得る。
【0021】請求項3の発明は、請求項2記載のデファ
レンシャル装置であって、オイルポンプが、ハウジング
部材又はハブ部材とデフケ−スの一方に設けられた径方
向、又は、軸方向のシリンダと、このシリンダに係合し
たピストンと、ハウジング部材又はハブ部材とデフケ−
スの他方に設けられ、これらの差動回転に伴ってピスト
ンをシリンダに押し込むカムと、ピストンをカムに押圧
するばねとを有するピストンポンプであることを特徴と
し、請求項2の構成と同等の効果を得る。
レンシャル装置であって、オイルポンプが、ハウジング
部材又はハブ部材とデフケ−スの一方に設けられた径方
向、又は、軸方向のシリンダと、このシリンダに係合し
たピストンと、ハウジング部材又はハブ部材とデフケ−
スの他方に設けられ、これらの差動回転に伴ってピスト
ンをシリンダに押し込むカムと、ピストンをカムに押圧
するばねとを有するピストンポンプであることを特徴と
し、請求項2の構成と同等の効果を得る。
【0022】これに加えて、オイルポンプに吐出圧の大
きいピストンポンプを用いたことにより、充分な差動制
限トルク(T)が得られると共に、吐出圧の大きいピス
トンポンプはオイル温度が変化してもその影響を受けに
くいから、差動制限機能が安定する。
きいピストンポンプを用いたことにより、充分な差動制
限トルク(T)が得られると共に、吐出圧の大きいピス
トンポンプはオイル温度が変化してもその影響を受けに
くいから、差動制限機能が安定する。
【0023】請求項4の発明は、請求項1記載のデファ
レンシャル装置であって、一側車軸との連結部を有し、
この車軸と一側サイドギヤとを連結するハウジング部材
と、他側サイドギヤに連結され、ハウジング部材の連結
部と一側サイドギヤとの間に設けられた隙間に貫入する
ハブ部材とを備え、摩擦クラッチとオイルポンプがハウ
ジング部材とハブ部材との間にそれぞれ配置されている
ことを特徴とし、摩擦クラッチをハウジング部材とハブ
部材との間に配置(S−S配置)したことにより、請求
項1の構成と同等の効果を得る。
レンシャル装置であって、一側車軸との連結部を有し、
この車軸と一側サイドギヤとを連結するハウジング部材
と、他側サイドギヤに連結され、ハウジング部材の連結
部と一側サイドギヤとの間に設けられた隙間に貫入する
ハブ部材とを備え、摩擦クラッチとオイルポンプがハウ
ジング部材とハブ部材との間にそれぞれ配置されている
ことを特徴とし、摩擦クラッチをハウジング部材とハブ
部材との間に配置(S−S配置)したことにより、請求
項1の構成と同等の効果を得る。
【0024】更に、この構成では、摩擦クラッチに加え
て、オイルポンプもS−S配置にしたことにより、差動
回転時にサイドギヤの間に生じる大きな差動回転数(△
N)を受けて、オイルポンプに大きな吐出量が発生する
から、差動制限トルク(T)が更に強化される。
て、オイルポンプもS−S配置にしたことにより、差動
回転時にサイドギヤの間に生じる大きな差動回転数(△
N)を受けて、オイルポンプに大きな吐出量が発生する
から、差動制限トルク(T)が更に強化される。
【0025】又、S−S配置にしたことによってオイル
ポンプも小型に構成することが可能になるから、充分な
差動制限力を得ながら、デファレンシャル装置の大型化
と重量化とを防止し、あるいは、小型化、軽量化するこ
とが可能になる。
ポンプも小型に構成することが可能になるから、充分な
差動制限力を得ながら、デファレンシャル装置の大型化
と重量化とを防止し、あるいは、小型化、軽量化するこ
とが可能になる。
【0026】請求項5の発明は、請求項4記載のデファ
レンシャル装置であって、オイルポンプが、ハウジング
部材とハブ部材の一方に設けられた径方向、又は、軸方
向のシリンダと、このシリンダに係合したピストンと、
ハウジング部材とハブ部材の他方に設けられ、これらの
差動回転に伴ってピストンをシリンダに押し込むカム
と、ピストンをカムに押圧するばねとを有するピストン
ポンプであることを特徴とし、請求項4の構成と同等の
効果を得る。
レンシャル装置であって、オイルポンプが、ハウジング
部材とハブ部材の一方に設けられた径方向、又は、軸方
向のシリンダと、このシリンダに係合したピストンと、
ハウジング部材とハブ部材の他方に設けられ、これらの
差動回転に伴ってピストンをシリンダに押し込むカム
と、ピストンをカムに押圧するばねとを有するピストン
ポンプであることを特徴とし、請求項4の構成と同等の
効果を得る。
【0027】これに加えて、請求項3の構成と同様に、
ピストンポンプを用いたことによって充分な差動制限ト
ルク(T)と安定した差動制限機能とが得られる。
ピストンポンプを用いたことによって充分な差動制限ト
ルク(T)と安定した差動制限機能とが得られる。
【0028】請求項6の発明は、請求項2乃至請求項5
のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であっ
て、一側車軸との連結部とハウジング部材とが別体に形
成され、連結部を介して一体に連結されていることを特
徴とし、請求項2乃至請求項5のいずれかと同等の効果
を得る。
のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であっ
て、一側車軸との連結部とハウジング部材とが別体に形
成され、連結部を介して一体に連結されていることを特
徴とし、請求項2乃至請求項5のいずれかと同等の効果
を得る。
【0029】これに加えて、一側車軸との連結部とハウ
ジング部材とを別体に形成し、連結部を介してこれらを
一体に連結するように構成したから、これらを連結する
前に各部材を組付けることが可能になり、組付けが容易
になる。
ジング部材とを別体に形成し、連結部を介してこれらを
一体に連結するように構成したから、これらを連結する
前に各部材を組付けることが可能になり、組付けが容易
になる。
【0030】又、組付け後の溶接が不要であるから、溶
接コストを削減できると共に、溶接に伴う連結部材とハ
ウジング部材の変形と、溶接の熱による周辺部材への悪
影響とが避けられる。
接コストを削減できると共に、溶接に伴う連結部材とハ
ウジング部材の変形と、溶接の熱による周辺部材への悪
影響とが避けられる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1と図3によって本発明の第1
実施形態を説明する。この実施形態のデファレンシャル
装置1は請求項1、2、3、6の特徴を備えており、図
1はデファレンシャル装置1を示している。なお、左右
の方向は図1での左右の方向であり、符号を与えていな
い部材等は図示されていない。
実施形態を説明する。この実施形態のデファレンシャル
装置1は請求項1、2、3、6の特徴を備えており、図
1はデファレンシャル装置1を示している。なお、左右
の方向は図1での左右の方向であり、符号を与えていな
い部材等は図示されていない。
【0032】図1のように、デファレンシャル装置1は
デフキャリヤの内部に配置されており、このデフキャリ
ヤにはオイル溜りが形成されている。デフケ−ス3はケ
−シング本体5とカバ−7とをボルト9で固定して形成
されている。ケ−シング本体5とカバ−7との間には矢
印11の箇所にシ−ルリングが配置されオイル洩れを防
止している。
デフキャリヤの内部に配置されており、このデフキャリ
ヤにはオイル溜りが形成されている。デフケ−ス3はケ
−シング本体5とカバ−7とをボルト9で固定して形成
されている。ケ−シング本体5とカバ−7との間には矢
印11の箇所にシ−ルリングが配置されオイル洩れを防
止している。
【0033】デフケ−ス3はベアリングを介して左右の
ボス部13、15をデフキャリヤに支承されている。デ
フケ−ス3にはリングギヤがボルトで固定されており、
このリングギヤは駆動力伝達系の駆動ギヤと噛み合って
いる。こうして、デフケ−ス3はエンジンの駆動力によ
りこの駆動力伝達系を介して回転駆動される。
ボス部13、15をデフキャリヤに支承されている。デ
フケ−ス3にはリングギヤがボルトで固定されており、
このリングギヤは駆動力伝達系の駆動ギヤと噛み合って
いる。こうして、デフケ−ス3はエンジンの駆動力によ
りこの駆動力伝達系を介して回転駆動される。
【0034】各ボス部13、15の内周にはデフケ−ス
3の回転に伴って上記のオイル溜りからオイルを内部に
導き入れる螺旋状のオイル溝が設けられている。
3の回転に伴って上記のオイル溜りからオイルを内部に
導き入れる螺旋状のオイル溝が設けられている。
【0035】デフケ−ス3の内部にはリング状のボス部
17を中心にして複数本のピニオンシャフト19が放射
状に固定されている。各ピニオンシャフト19は外側端
部に形成された面取り部でデフケ−ス3の溝21に係合
し回転方向に連結されている。
17を中心にして複数本のピニオンシャフト19が放射
状に固定されている。各ピニオンシャフト19は外側端
部に形成された面取り部でデフケ−ス3の溝21に係合
し回転方向に連結されている。
【0036】各ピニオンシャフト19上にはピニオンギ
ヤ23が回転自在に支承されている。各ピニオンギヤ2
3には左右から出力側サイドギヤ25、27が噛み合っ
ており、各サイドギヤ25、27はピニオンギヤ23と
の噛み合いによって径方向外側から支持されている。
ヤ23が回転自在に支承されている。各ピニオンギヤ2
3には左右から出力側サイドギヤ25、27が噛み合っ
ており、各サイドギヤ25、27はピニオンギヤ23と
の噛み合いによって径方向外側から支持されている。
【0037】左のサイドギヤ25はクラッチハウジング
29(ハウジング部材)に溶接されており、このクラッ
チハウジング29には左のボス部材31(一側車軸との
連結部)がスプライン連結されている。又、右のサイド
ギヤ27は右のボス部材33に溶接されている。
29(ハウジング部材)に溶接されており、このクラッ
チハウジング29には左のボス部材31(一側車軸との
連結部)がスプライン連結されている。又、右のサイド
ギヤ27は右のボス部材33に溶接されている。
【0038】各ボス部材31、33はデフケ−ス3の支
承部35、37によって回転自在に支承されており、左
右の車軸にスプライン連結されている。クラッチハウジ
ング29及びボス部33とデフケ−ス3との間にはスラ
ストワッシャ39、41がそれぞれ配置されており、サ
イドギヤ25、27の噛み合いスラスト力を受けてい
る。
承部35、37によって回転自在に支承されており、左
右の車軸にスプライン連結されている。クラッチハウジ
ング29及びボス部33とデフケ−ス3との間にはスラ
ストワッシャ39、41がそれぞれ配置されており、サ
イドギヤ25、27の噛み合いスラスト力を受けてい
る。
【0039】又、各ピニオンギヤ23とデフケ−ス3と
の間には球面ワッシャ43が配置されており、この球面
ワッシャ43はピニオンギヤ23の遠心力と、各サイド
ギヤ25、27との噛み合いによってピニオンギヤ23
が受ける噛み合い反力とを受けている。
の間には球面ワッシャ43が配置されており、この球面
ワッシャ43はピニオンギヤ23の遠心力と、各サイド
ギヤ25、27との噛み合いによってピニオンギヤ23
が受ける噛み合い反力とを受けている。
【0040】又、球面ワッシャ43とピニオンシャフト
19とピニオンギヤ23などは溝21上を軸方向に移動
可能である。
19とピニオンギヤ23などは溝21上を軸方向に移動
可能である。
【0041】こうして、ベベルギヤ式の差動機構45が
構成されている。
構成されている。
【0042】デフケ−ス3を回転させるエンジンの駆動
力は、ピニオンシャフト19からピニオンギヤ23を介
してサイドギヤ25、27に分配され、各車軸を介して
左右の車輪側に伝達される。又、例えば悪路走行中に車
輪間に駆動抵抗差が生じると、各ピニオンギヤ23の自
転によってエンジンの駆動力は各車輪側に差動分配され
る。
力は、ピニオンシャフト19からピニオンギヤ23を介
してサイドギヤ25、27に分配され、各車軸を介して
左右の車輪側に伝達される。又、例えば悪路走行中に車
輪間に駆動抵抗差が生じると、各ピニオンギヤ23の自
転によってエンジンの駆動力は各車輪側に差動分配され
る。
【0043】右のボス部材33はピニオンシャフト19
のボス部17を左に貫通している。ボス部材33の左側
端部内周にはクラッチハブ47(ハブ部材)がスプライ
ン連結されており、クラッチハブ47の左端部は左のボ
ス部材31と左サイドギヤ25の隙間に貫入している。
のボス部17を左に貫通している。ボス部材33の左側
端部内周にはクラッチハブ47(ハブ部材)がスプライ
ン連結されており、クラッチハブ47の左端部は左のボ
ス部材31と左サイドギヤ25の隙間に貫入している。
【0044】左車軸側のクラッチハウジング29と右車
軸側のクラッチハブ47の間には多板クラッチ49(摩
擦クラッチ)が配置されており、このように、多板クラ
ッチ49は左車軸側と右車軸側との間にS−S配置され
ている。
軸側のクラッチハブ47の間には多板クラッチ49(摩
擦クラッチ)が配置されており、このように、多板クラ
ッチ49は左車軸側と右車軸側との間にS−S配置され
ている。
【0045】又、ボス部材31には油圧アクチュエ−タ
51が設けられている。
51が設けられている。
【0046】油圧アクチュエ−タ51のピストン53は
ボス部材31に形成された軸方向のシリンダ55に係合
し、多板クラッチ49を押圧する。
ボス部材31に形成された軸方向のシリンダ55に係合
し、多板クラッチ49を押圧する。
【0047】多板クラッチ49の左側にはスラストピス
トンポンプ57(オイルポンプ)が配置されている。こ
のスラストピストンポンプ57は左車軸側のボス部材3
1とデフケ−ス3との間でS−H配置されている。
トンポンプ57(オイルポンプ)が配置されている。こ
のスラストピストンポンプ57は左車軸側のボス部材3
1とデフケ−ス3との間でS−H配置されている。
【0048】スラストピストンポンプ57は、シリンダ
部材59、スラストピストン61、カム63、コイルば
ね65(ばね)、吸入ポ−ト67、吸入側チェックバル
ブ69、吐出ポ−ト71、吐出側の油路73及び吐出側
チェックバルブ72などから構成されている。
部材59、スラストピストン61、カム63、コイルば
ね65(ばね)、吸入ポ−ト67、吸入側チェックバル
ブ69、吐出ポ−ト71、吐出側の油路73及び吐出側
チェックバルブ72などから構成されている。
【0049】シリンダ部材59はボルト75によってデ
フケ−ス3に固定されており、シリンダ部材59には軸
方向のシリンダ77が周方向等間隔に複数個設けられて
いる。
フケ−ス3に固定されており、シリンダ部材59には軸
方向のシリンダ77が周方向等間隔に複数個設けられて
いる。
【0050】スラストピストン61は各シリンダ77に
移動自在に係合している。
移動自在に係合している。
【0051】カム63はボス部材31に設けられてお
り、カム63にはスラストピストン61に向けて凸部7
9と凹部81とが周方向交互に形成されている。
り、カム63にはスラストピストン61に向けて凸部7
9と凹部81とが周方向交互に形成されている。
【0052】コイルばね65は各スラストピストン61
の内周とバルブ部材83との間にそれぞれ配置されてお
り、スラストピストン61をカム63に押し付けてい
る。
の内周とバルブ部材83との間にそれぞれ配置されてお
り、スラストピストン61をカム63に押し付けてい
る。
【0053】吸入ポ−ト67はデフケ−ス3に設けられ
ている。又、デフケ−ス3の外面には液密に取り付けら
れたオイルポケット部材によってオイル室が形成されて
おり、このオイル室はオイルパイプを介してデフキャリ
ヤのオイル溜りに連結されている。又、このオイル室は
吸入ポ−ト67と連通している。
ている。又、デフケ−ス3の外面には液密に取り付けら
れたオイルポケット部材によってオイル室が形成されて
おり、このオイル室はオイルパイプを介してデフキャリ
ヤのオイル溜りに連結されている。又、このオイル室は
吸入ポ−ト67と連通している。
【0054】吸入側チェックバルブ69はリードバルブ
形で、デフケ−ス3とシリンダ部材59との間に配置さ
れている。また、吐出ポ−ト71はシリンダ部材59上
に各シリンダ77毎に設けられ、吐出側の油路73には
同様のリードバルブ形の吐出側チェックバルブ72がボ
ス部材31に取り付けられている。
形で、デフケ−ス3とシリンダ部材59との間に配置さ
れている。また、吐出ポ−ト71はシリンダ部材59上
に各シリンダ77毎に設けられ、吐出側の油路73には
同様のリードバルブ形の吐出側チェックバルブ72がボ
ス部材31に取り付けられている。
【0055】差動機構45に差動回転が生じると、サイ
ドギヤ25(カム63)とデフケ−ス3との相対回転に
よって、スラストピストンポンプ57が作動する。
ドギヤ25(カム63)とデフケ−ス3との相対回転に
よって、スラストピストンポンプ57が作動する。
【0056】このとき、カム63の凸部79に押された
スラストピストン61はコイルばね65の付勢力に抗し
てシリンダ77に押し込まれると共に、カム63の凹部
81に対向するスラストピストン61はコイルばね65
によってシリンダ77の内部から凹部81に押し戻され
る。
スラストピストン61はコイルばね65の付勢力に抗し
てシリンダ77に押し込まれると共に、カム63の凹部
81に対向するスラストピストン61はコイルばね65
によってシリンダ77の内部から凹部81に押し戻され
る。
【0057】スラストピストン61が押し込まれたシリ
ンダ77では、吸入側チェックバルブ69が閉塞され、
オイルは吐出ポ−ト71から油路73および吐出側チェ
ックバルブ72を介して油圧アクチュエ−タ51のシリ
ンダ55に送られる。
ンダ77では、吸入側チェックバルブ69が閉塞され、
オイルは吐出ポ−ト71から油路73および吐出側チェ
ックバルブ72を介して油圧アクチュエ−タ51のシリ
ンダ55に送られる。
【0058】このオイル圧によって油圧アクチュエ−タ
51が作動し、ピストン53が多板クラッチ49を押圧
し締結させる。
51が作動し、ピストン53が多板クラッチ49を押圧
し締結させる。
【0059】又、コイルばね65によってスラストピス
トン61が押し戻されたシリンダ77では、吸入側チェ
ックバルブ69が開放され、吐出側チェックバルブ72
が閉塞されて、オイル溜りからオイル室と吸入ポ−ト6
7とを介してオイルが吸入される。
トン61が押し戻されたシリンダ77では、吸入側チェ
ックバルブ69が開放され、吐出側チェックバルブ72
が閉塞されて、オイル溜りからオイル室と吸入ポ−ト6
7とを介してオイルが吸入される。
【0060】差動機構45がいずれの方向に差動回転し
ても(車両が前進走行しても、又、後進走行しても)、
各シリンダ77でこのようなことが交互に行われ、油圧
アクチュエ−タ51にオイルが送られて多板クラッチ4
9が締結される。
ても(車両が前進走行しても、又、後進走行しても)、
各シリンダ77でこのようなことが交互に行われ、油圧
アクチュエ−タ51にオイルが送られて多板クラッチ4
9が締結される。
【0061】こうして得られた多板クラッチ49の摩擦
抵抗とスラストピストンポンプ57のポンプ仕事とによ
って差動制限力が得られ、この差動制限力によって差動
機構45の差動が制限される。これらの摩擦抵抗とポン
プ仕事は差動回転数の上昇に伴って大きくなるから、こ
の差動制限機能は速度感応型である。
抵抗とスラストピストンポンプ57のポンプ仕事とによ
って差動制限力が得られ、この差動制限力によって差動
機構45の差動が制限される。これらの摩擦抵抗とポン
プ仕事は差動回転数の上昇に伴って大きくなるから、こ
の差動制限機能は速度感応型である。
【0062】図3は差動回転数(△N)の変化に対する
差動制限トルク(T)の変化を示すグラフであり、グラ
フ89、91はデファレンシャル装置1の特性を示す。
又、各グラフ89、91はオイルの温度がそれぞれ20
℃と80℃のときの特性である。
差動制限トルク(T)の変化を示すグラフであり、グラ
フ89、91はデファレンシャル装置1の特性を示す。
又、各グラフ89、91はオイルの温度がそれぞれ20
℃と80℃のときの特性である。
【0063】差動機構45では、デフケ−ス3とサイド
ギヤ25、27との間より大きい差動回転数(△N)が
サイドギヤ25とサイドギヤ27との間に生じるから、
サイドギヤ25、27間の差動トルクがそれだけ小さく
なる。
ギヤ25、27との間より大きい差動回転数(△N)が
サイドギヤ25とサイドギヤ27との間に生じるから、
サイドギヤ25、27間の差動トルクがそれだけ小さく
なる。
【0064】上記のように、このサイドギヤ25、27
の間(クラッチハウジング29とクラッチハブ31の
間)に多板クラッチ49をS−S配置したことによっ
て、大きな差動制限効果が得られる。
の間(クラッチハウジング29とクラッチハブ31の
間)に多板クラッチ49をS−S配置したことによっ
て、大きな差動制限効果が得られる。
【0065】従って、グラフ89、91が示すように、
デファレンシャル装置1では、差動回転数(△N)の上
昇に伴って差動制限トルク(T)が急激に上昇する差動
制限特性が得られる。
デファレンシャル装置1では、差動回転数(△N)の上
昇に伴って差動制限トルク(T)が急激に上昇する差動
制限特性が得られる。
【0066】又、スラストピストンポンプ57は吐出圧
が大きいから、それだけ大きな差動制限トルク(T)が
得られると共に、吐出圧が大きいとオイル温度が変化し
てもその影響を受けにくい。
が大きいから、それだけ大きな差動制限トルク(T)が
得られると共に、吐出圧が大きいとオイル温度が変化し
てもその影響を受けにくい。
【0067】従って、各グラフ89、91が示すよう
に、オイルの温度が20℃から80℃に上昇してもほと
んど変わらない差動制限トルク(T)が得られ、オイル
温度の変化に対して安定した差動制限機能が得られる。
に、オイルの温度が20℃から80℃に上昇してもほと
んど変わらない差動制限トルク(T)が得られ、オイル
温度の変化に対して安定した差動制限機能が得られる。
【0068】車両が悪路などを走行中に一方の車輪が空
転すると、多板クラッチ49とスラストピストンポンプ
57の速度感応型差動制限機能によって他方の車輪に大
きな駆動力が送られ、走破性と脱出性が大きく向上す
る。このとき、グラフ89、91のように、小さな差動
回転数(△N)でも大きな差動制限トルク(T)が得ら
れるから、走破性と脱出性の向上効果は大きい。
転すると、多板クラッチ49とスラストピストンポンプ
57の速度感応型差動制限機能によって他方の車輪に大
きな駆動力が送られ、走破性と脱出性が大きく向上す
る。このとき、グラフ89、91のように、小さな差動
回転数(△N)でも大きな差動制限トルク(T)が得ら
れるから、走破性と脱出性の向上効果は大きい。
【0069】こうして、デファレンシャル装置1が構成
されている。
されている。
【0070】デファレンシャル装置1では、上記のよう
に、S−S配置した多板クラッチ49によって大きな差
動制限効果が得られるから、車両の走破性などを大きく
向上させることができる。
に、S−S配置した多板クラッチ49によって大きな差
動制限効果が得られるから、車両の走破性などを大きく
向上させることができる。
【0071】従って、多板クラッチ49を大型化する必
要がないから、デファレンシャル装置1の大型化と重量
化を防止することが可能であり、又、多板クラッチ49
をそれだけ小型に構成することができるから、デファレ
ンシャル装置1の小型化と軽量化が可能である。
要がないから、デファレンシャル装置1の大型化と重量
化を防止することが可能であり、又、多板クラッチ49
をそれだけ小型に構成することができるから、デファレ
ンシャル装置1の小型化と軽量化が可能である。
【0072】又、吐出圧が大きく油温変化の影響を受け
にくいスラストピストンポンプ57を用いたことによっ
て、安定した差動制限機能が得られる。
にくいスラストピストンポンプ57を用いたことによっ
て、安定した差動制限機能が得られる。
【0073】又、ボス部材31とクラッチハウジング2
9とを別体に形成したことによって、ボス部材31をク
ラッチハウジング29に連結する前に、クラッチハブ4
7、多板クラッチ49、油圧アクチュエ−タ51のピス
トン53などの組付けを行うことができるから、これら
の組付けが容易になる。
9とを別体に形成したことによって、ボス部材31をク
ラッチハウジング29に連結する前に、クラッチハブ4
7、多板クラッチ49、油圧アクチュエ−タ51のピス
トン53などの組付けを行うことができるから、これら
の組付けが容易になる。
【0074】又、ボス部材31は、これらを組付けた
後、クラッチハウジング29にスプライン連結されるか
ら溶接が不要であり、溶接コストが削減されると共に、
溶接に伴うボス部材31とクラッチハウジング29の変
形が避けられ、溶接の熱による周辺部材への悪影響が避
けられる。
後、クラッチハウジング29にスプライン連結されるか
ら溶接が不要であり、溶接コストが削減されると共に、
溶接に伴うボス部材31とクラッチハウジング29の変
形が避けられ、溶接の熱による周辺部材への悪影響が避
けられる。
【0075】次に、図2と図3によって本発明の第2実
施形態を説明する。この実施形態のデファレンシャル装
置93は請求項1、4、5、6の特徴を備えており、図
2はデファレンシャル装置93を示している。又、左右
の方向は図2での左右の方向であり、符号を与えていな
い部材等は図示されていない。
施形態を説明する。この実施形態のデファレンシャル装
置93は請求項1、4、5、6の特徴を備えており、図
2はデファレンシャル装置93を示している。又、左右
の方向は図2での左右の方向であり、符号を与えていな
い部材等は図示されていない。
【0076】なお、図2及びデファレンシャル装置93
の説明において、第1実施形態のデファレンシャル装置
1と同機能の部材には同一の符号を与えて引用する。
の説明において、第1実施形態のデファレンシャル装置
1と同機能の部材には同一の符号を与えて引用する。
【0077】差動機構45の左のサイドギヤ25はクラ
ッチハウジング95(ハウジング部材)に溶接されてお
り、このクラッチハウジング95には連結部材97(一
側車軸との連結部)が溶接されている。
ッチハウジング95(ハウジング部材)に溶接されてお
り、このクラッチハウジング95には連結部材97(一
側車軸との連結部)が溶接されている。
【0078】クラッチハウジング95は連結部材97を
介して左の車軸にスプライン連結されている。クラッチ
ハウジング95とデフケ−ス3との間にはスラストワッ
シャ99が配置されており、サイドギヤ25の噛み合い
スラスト力を受けている。
介して左の車軸にスプライン連結されている。クラッチ
ハウジング95とデフケ−ス3との間にはスラストワッ
シャ99が配置されており、サイドギヤ25の噛み合い
スラスト力を受けている。
【0079】右のサイドギヤ27に溶接されたボス部材
33の左側端部内周にはクラッチハブ101(ハブ部
材)がスプライン連結されている。このクラッチハブ1
01は連結部材97と左サイドギヤ25との隙間から、
クラッチハウジング95の内部に貫入している。
33の左側端部内周にはクラッチハブ101(ハブ部
材)がスプライン連結されている。このクラッチハブ1
01は連結部材97と左サイドギヤ25との隙間から、
クラッチハウジング95の内部に貫入している。
【0080】左車軸側のクラッチハウジング95と右車
軸側のクラッチハブ101との間には多板クラッチ49
が配置されており、このように、多板クラッチ49は左
車軸側と右車軸側との間にS−S配置されている。
軸側のクラッチハブ101との間には多板クラッチ49
が配置されており、このように、多板クラッチ49は左
車軸側と右車軸側との間にS−S配置されている。
【0081】又、クラッチハブ101上には油圧アクチ
ュエ−タ103が設けられている。
ュエ−タ103が設けられている。
【0082】油圧アクチュエ−タ103のピストン10
5はクラッチハブ101に形成された軸方向のシリンダ
107にシ−ル109、111を介して係合し、多板ク
ラッチ49を押圧する。
5はクラッチハブ101に形成された軸方向のシリンダ
107にシ−ル109、111を介して係合し、多板ク
ラッチ49を押圧する。
【0083】クラッチハウジング95とクラッチハブ1
01との間にはラジアルピストンポンプ113が設けら
れており、このように、ラジアルピストンポンプ113
は左車軸側と右車軸側との間にS−S配置されている。
01との間にはラジアルピストンポンプ113が設けら
れており、このように、ラジアルピストンポンプ113
は左車軸側と右車軸側との間にS−S配置されている。
【0084】ラジアルピストンポンプ113は、シリン
ダ115、ラジアルピストン117、カム119、コイ
ルばね121(ばね)、吸入ポ−ト123及び吸入側チ
ェックバルブ、吐出ポ−ト125及び吐出側チェックバ
ルブ126、吸入油路127、129などから構成され
ている。
ダ115、ラジアルピストン117、カム119、コイ
ルばね121(ばね)、吸入ポ−ト123及び吸入側チ
ェックバルブ、吐出ポ−ト125及び吐出側チェックバ
ルブ126、吸入油路127、129などから構成され
ている。
【0085】シリンダ115はクラッチハブ101上に
径方向に形成されており、複数組のシリンダ115が周
方向等間隔に設けられている。
径方向に形成されており、複数組のシリンダ115が周
方向等間隔に設けられている。
【0086】ラジアルピストン117は各シリンダ11
5に係合している。
5に係合している。
【0087】カム119はクラッチハウジング95に設
けられており、カム119にはラジアルピストン117
に向けて凸部131と凹部とが周方向交互に形成されて
いる。
けられており、カム119にはラジアルピストン117
に向けて凸部131と凹部とが周方向交互に形成されて
いる。
【0088】コイルばね121は各ラジアルピストン1
17の内周とリテ−ナ133との間に配置されており、
ラジアルピストン117をカム119に押し付けてい
る。
17の内周とリテ−ナ133との間に配置されており、
ラジアルピストン117をカム119に押し付けてい
る。
【0089】吸入ポ−ト123はクラッチハブ101上
に各シリンダ115毎に設けられている。又、吸入油路
127、129はデフケ−ス3とクラッチハウジング9
5にそれぞれ設けられている。
に各シリンダ115毎に設けられている。又、吸入油路
127、129はデフケ−ス3とクラッチハウジング9
5にそれぞれ設けられている。
【0090】オイルポケット部材によってデフケ−ス3
の外面に形成されオイルパイプを介してオイル溜りに連
結されているオイル室は、これらの吸入油路127、1
29を介して吸入ポ−ト123に連通している。
の外面に形成されオイルパイプを介してオイル溜りに連
結されているオイル室は、これらの吸入油路127、1
29を介して吸入ポ−ト123に連通している。
【0091】吐出ポ−ト125はクラッチハブ101上
に各シリンダ115毎に設けられており、油圧アクチュ
エ−タ103のシリンダ107に連通している。
に各シリンダ115毎に設けられており、油圧アクチュ
エ−タ103のシリンダ107に連通している。
【0092】吐出側チェックバルブ126はシリンダ1
15毎に配置されたリップ状のバルブであり、ラジアル
ピストンポンプ113のシリンダ115に正圧が生じる
と、吐出ポ−ト125を開放してアクチュエ−タ103
のシリンダ107にオイルを送り、シリンダ115に負
圧が生じると、吐出ポ−ト125を閉塞してシリンダ1
07からのオイルの逆流を防止する。
15毎に配置されたリップ状のバルブであり、ラジアル
ピストンポンプ113のシリンダ115に正圧が生じる
と、吐出ポ−ト125を開放してアクチュエ−タ103
のシリンダ107にオイルを送り、シリンダ115に負
圧が生じると、吐出ポ−ト125を閉塞してシリンダ1
07からのオイルの逆流を防止する。
【0093】差動機構45に差動回転が生じると、サイ
ドギヤ25側のクラッチハウジング95(カム119)
とサイドギヤ27側のクラッチハブ101との相対回転
によって、ラジアルピストンポンプ113が作動する。
ドギヤ25側のクラッチハウジング95(カム119)
とサイドギヤ27側のクラッチハブ101との相対回転
によって、ラジアルピストンポンプ113が作動する。
【0094】このとき、カム119の凸部131に押さ
れたラジアルピストン117はコイルばね121の付勢
力に抗してシリンダ115に押し込まれると共に、カム
119の凹部に対向するラジアルピストン117はコイ
ルばね121によってシリンダ115の内部からこの凹
部に押し戻される。
れたラジアルピストン117はコイルばね121の付勢
力に抗してシリンダ115に押し込まれると共に、カム
119の凹部に対向するラジアルピストン117はコイ
ルばね121によってシリンダ115の内部からこの凹
部に押し戻される。
【0095】ラジアルピストン117が押し込まれ正圧
が生じたシリンダ115では吐出側チェックバルブ12
6が開放され、吐出ポ−ト125から油圧アクチュエ−
タ103のシリンダ107にオイルが送られる。
が生じたシリンダ115では吐出側チェックバルブ12
6が開放され、吐出ポ−ト125から油圧アクチュエ−
タ103のシリンダ107にオイルが送られる。
【0096】このオイル圧によって油圧アクチュエ−タ
103が作動し、ピストン105が多板クラッチ49を
押圧して締結させる。
103が作動し、ピストン105が多板クラッチ49を
押圧して締結させる。
【0097】又、コイルばね121によってラジアルピ
ストン117が押し戻され負圧が生じたシリンダ115
では、吐出側チェックバルブ126が閉塞され、デフキ
ャリヤのオイル溜りからオイル室と吸入油路127、1
29と吸入ポ−ト123とを介してオイルが吸入され
る。
ストン117が押し戻され負圧が生じたシリンダ115
では、吐出側チェックバルブ126が閉塞され、デフキ
ャリヤのオイル溜りからオイル室と吸入油路127、1
29と吸入ポ−ト123とを介してオイルが吸入され
る。
【0098】車両の前進走行と後進走行に伴って、差動
機構45がいずれの方向に差動回転しても、各シリンダ
115でこのようなことが交互に行われ、油圧アクチュ
エ−タ103にオイルが送られて多板クラッチ49が締
結される。
機構45がいずれの方向に差動回転しても、各シリンダ
115でこのようなことが交互に行われ、油圧アクチュ
エ−タ103にオイルが送られて多板クラッチ49が締
結される。
【0099】こうして多板クラッチ49の摩擦抵抗とラ
ジアルピストンポンプ113のポンプ仕事とによって速
度感応型の差動制限機能が得られ、差動機構45の差動
が制限される。
ジアルピストンポンプ113のポンプ仕事とによって速
度感応型の差動制限機能が得られ、差動機構45の差動
が制限される。
【0100】図3のグラフ135、137はオイルの温
度がそれぞれ20℃と80℃のときのデファレンシャル
装置93の差動制限特性を示している。
度がそれぞれ20℃と80℃のときのデファレンシャル
装置93の差動制限特性を示している。
【0101】第1実施形態のデファレンシャル装置1と
同様に、多板クラッチ49は大きい差動回転数(△N)
が生じるサイドギヤ25とサイドギヤ27との間(クラ
ッチハウジング95とクラッチハブ101との間)にS
−S配置したことによって、大きな差動制限効果が得ら
れる。
同様に、多板クラッチ49は大きい差動回転数(△N)
が生じるサイドギヤ25とサイドギヤ27との間(クラ
ッチハウジング95とクラッチハブ101との間)にS
−S配置したことによって、大きな差動制限効果が得ら
れる。
【0102】これに加えて、ラジアルピストンポンプ1
13もクラッチハウジング95とクラッチハブ101と
の間にS−S配置されている。
13もクラッチハウジング95とクラッチハブ101と
の間にS−S配置されている。
【0103】従って、差動機構45が差動回転すると、
サイドギヤ25とサイドギヤ27との間に生じる大きな
差動回転数(△N)を受けて、ラジアルピストンポンプ
113に大きな吐出量が発生するから、差動制限トルク
(T)が更に強化される。
サイドギヤ25とサイドギヤ27との間に生じる大きな
差動回転数(△N)を受けて、ラジアルピストンポンプ
113に大きな吐出量が発生するから、差動制限トルク
(T)が更に強化される。
【0104】従って、デファレンシャル装置93では、
グラフ135、137が示すように、差動回転数(△
N)の上昇に伴って差動制限トルク(T)が急激に上昇
する差動制限特性が得られる。
グラフ135、137が示すように、差動回転数(△
N)の上昇に伴って差動制限トルク(T)が急激に上昇
する差動制限特性が得られる。
【0105】更に、これらのグラフ135、137を、
多板クラッチ49だけをS−S配置したグラフ89、9
1と較べると、多板クラッチ49とラジアルピストンポ
ンプ113の両方をS−S配置したことによって差動制
限トルク(T)が大幅に強化されていることが分かる。
多板クラッチ49だけをS−S配置したグラフ89、9
1と較べると、多板クラッチ49とラジアルピストンポ
ンプ113の両方をS−S配置したことによって差動制
限トルク(T)が大幅に強化されていることが分かる。
【0106】又、吐出圧の大きいラジアルピストンポン
プ113は、オイル温度が変化してもその影響を受けに
くいから、各グラフ135、137が示すように、オイ
ルの温度が20℃から80℃に上昇しても差動制限トル
ク(T)がほとんど変らず、オイル温度の変化に対して
安定した差動制限機能が得られる。
プ113は、オイル温度が変化してもその影響を受けに
くいから、各グラフ135、137が示すように、オイ
ルの温度が20℃から80℃に上昇しても差動制限トル
ク(T)がほとんど変らず、オイル温度の変化に対して
安定した差動制限機能が得られる。
【0107】車両が悪路などを走行中に一方の車輪が空
転すると、多板クラッチ49とラジアルピストンポンプ
113の速度感応型差動制限機能によって他方の車輪に
大きな駆動力が送られ、走破性と脱出性が大きく向上す
る。このとき、グラフ135、137のように、小さな
差動回転数(△N)でも大きな差動制限トルク(T)が
得られるから、走破性と脱出性の向上効果は極めて大き
い。
転すると、多板クラッチ49とラジアルピストンポンプ
113の速度感応型差動制限機能によって他方の車輪に
大きな駆動力が送られ、走破性と脱出性が大きく向上す
る。このとき、グラフ135、137のように、小さな
差動回転数(△N)でも大きな差動制限トルク(T)が
得られるから、走破性と脱出性の向上効果は極めて大き
い。
【0108】なお、クラッチハウジング95と連結部材
97との溶接は、クラッチハブ101にラジアルピスト
ンポンプ113と油圧アクチュエ−タ103などを組付
け、更に、クラッチハウジング95とクラッチハブ10
1とに多板クラッチ49を組付けた後に行われる。
97との溶接は、クラッチハブ101にラジアルピスト
ンポンプ113と油圧アクチュエ−タ103などを組付
け、更に、クラッチハウジング95とクラッチハブ10
1とに多板クラッチ49を組付けた後に行われる。
【0109】こうして、デファレンシャル装置93が構
成されている。
成されている。
【0110】デファレンシャル装置93では、多板クラ
ッチ49とラジアルピストンポンプ113の両方をS−
S配置したことによって大きな差動制限効果が得られる
から、車両の走破性などを大きく向上させることができ
る。
ッチ49とラジアルピストンポンプ113の両方をS−
S配置したことによって大きな差動制限効果が得られる
から、車両の走破性などを大きく向上させることができ
る。
【0111】従って、多板クラッチ49やラジアルピス
トンポンプ113を大型化する必要がないから、デファ
レンシャル装置93の大型化と重量化を防止することが
可能であり、又、多板クラッチ49とラジアルピストン
ポンプ113の両方を小型に構成することができるか
ら、デファレンシャル装置93の小型化と軽量化が可能
である。
トンポンプ113を大型化する必要がないから、デファ
レンシャル装置93の大型化と重量化を防止することが
可能であり、又、多板クラッチ49とラジアルピストン
ポンプ113の両方を小型に構成することができるか
ら、デファレンシャル装置93の小型化と軽量化が可能
である。
【0112】又、吐出圧が大きく油温変化の影響を受け
にくいラジアルピストンポンプ113を用いたことによ
って、安定した差動制限機能が得られる。
にくいラジアルピストンポンプ113を用いたことによ
って、安定した差動制限機能が得られる。
【0113】なお、本発明において、ピストンポンプに
はプランジャポンプが含まれている。
はプランジャポンプが含まれている。
【0114】又、請求項3、5の構成において、ピスト
ンポンプのシリンダはハウジング部材とハブ部材のいず
れに設けてもよい。
ンポンプのシリンダはハウジング部材とハブ部材のいず
れに設けてもよい。
【0115】又、ピストンポンプのシリンダは、径方向
でも、軸方向でもよい。
でも、軸方向でもよい。
【0116】又、オイルポンプは、ピストンポンプに限
らず、例えば、ギヤポンプのような他の形式のオイルポ
ンプでもよい。
らず、例えば、ギヤポンプのような他の形式のオイルポ
ンプでもよい。
【0117】又、このように吐出圧がピストンポンプよ
り小さいオイルポンプを用いた場合、摩擦クラッチをS
−S配置し大きな差動制限トルク(T)を得る本発明の
効果は時に大きい。
り小さいオイルポンプを用いた場合、摩擦クラッチをS
−S配置し大きな差動制限トルク(T)を得る本発明の
効果は時に大きい。
【0118】又、差動機構はベベルギヤ式のものに限ら
ず、例えば、プラネタリ−ギヤ式の差動機構、デフケ−
スの収容孔に収容したピニオンギヤを介してサイドギヤ
を連結した差動機構などでもよい。
ず、例えば、プラネタリ−ギヤ式の差動機構、デフケ−
スの収容孔に収容したピニオンギヤを介してサイドギヤ
を連結した差動機構などでもよい。
【0119】又、各ギヤ間の摩擦抵抗や各ギヤとデフケ
−スとの摩擦抵抗を利用してトルク感応型の差動制限機
能を得るヘリカルギヤ式の差動機構を用いれば、そのト
ルク感応型差動制限機能に加えて、摩擦クラッチとオイ
ルポンプによる速度感応型差動制限機能を併せ持ったデ
ファレンシャル装置が得られる。
−スとの摩擦抵抗を利用してトルク感応型の差動制限機
能を得るヘリカルギヤ式の差動機構を用いれば、そのト
ルク感応型差動制限機能に加えて、摩擦クラッチとオイ
ルポンプによる速度感応型差動制限機能を併せ持ったデ
ファレンシャル装置が得られる。
【0120】又、摩擦クラッチは多板クラッチに限ら
ず、例えばコ−ンクラッチのような他の形式の摩擦クラ
ッチでもよい。
ず、例えばコ−ンクラッチのような他の形式の摩擦クラ
ッチでもよい。
【0121】又、この発明のデファレンシャル装置は、
フロントデフ(エンジンの駆動力を左右の前輪に分配す
るデファレンシャル装置)と、リヤデフ(エンジンの駆
動力を左右の後輪に分配するデファレンシャル装置)
と、センタ−デフ(エンジンの駆動力を前輪と後輪とに
分配するデファレンシャル装置)のいずれにも用いるこ
とができる。
フロントデフ(エンジンの駆動力を左右の前輪に分配す
るデファレンシャル装置)と、リヤデフ(エンジンの駆
動力を左右の後輪に分配するデファレンシャル装置)
と、センタ−デフ(エンジンの駆動力を前輪と後輪とに
分配するデファレンシャル装置)のいずれにも用いるこ
とができる。
【0122】
【発明の効果】請求項1のデファレンシャル装置は、摩
擦クラッチの摩擦抵抗とオイルポンプのポンプ仕事とに
よって差動制限力を得ると共に、大きな差動回転が生じ
る各サイドギヤ側部材の間に摩擦クラッチを配置したこ
とによって、差動回転数(△N)の上昇に伴って差動制
限トルク(T)が急激に上昇する差動制限特性が得ら
れ、車両の走破性などを大きく向上させることができ
る。
擦クラッチの摩擦抵抗とオイルポンプのポンプ仕事とに
よって差動制限力を得ると共に、大きな差動回転が生じ
る各サイドギヤ側部材の間に摩擦クラッチを配置したこ
とによって、差動回転数(△N)の上昇に伴って差動制
限トルク(T)が急激に上昇する差動制限特性が得ら
れ、車両の走破性などを大きく向上させることができ
る。
【0123】又、摩擦クラッチを小型に構成することが
可能になり、充分な差動制限力を得ながら、デファレン
シャル装置の大型化と重量化とを防止し、あるいは、小
型化、軽量化することが可能になる。
可能になり、充分な差動制限力を得ながら、デファレン
シャル装置の大型化と重量化とを防止し、あるいは、小
型化、軽量化することが可能になる。
【0124】請求項2のデファレンシャル装置は、請求
項1の構成と同等の効果を得る。
項1の構成と同等の効果を得る。
【0125】請求項3のデファレンシャル装置は、請求
項2の構成と同等の効果を得ると共に、吐出圧の大きい
ピストンポンプを用いたことにより、オイル温度が変化
してもその影響を受けにくくなり、安定した差動制限機
能が得られる。
項2の構成と同等の効果を得ると共に、吐出圧の大きい
ピストンポンプを用いたことにより、オイル温度が変化
してもその影響を受けにくくなり、安定した差動制限機
能が得られる。
【0126】請求項4のデファレンシャル装置は、請求
項1の構成と同等の効果を得ると共に、大きな差動回転
数(△N)が生じるサイドギヤの間にオイルポンプを配
置にしたことによって大きな吐出量が得られ、差動制限
トルク(T)が更に強化される。
項1の構成と同等の効果を得ると共に、大きな差動回転
数(△N)が生じるサイドギヤの間にオイルポンプを配
置にしたことによって大きな吐出量が得られ、差動制限
トルク(T)が更に強化される。
【0127】又、S−S配置にしたことによってオイル
ポンプも小型に構成することが可能になり、充分な差動
制限力を得ながら、デファレンシャル装置の大型化と重
量化を防止し、あるいは、小型化、軽量化することが可
能になる。
ポンプも小型に構成することが可能になり、充分な差動
制限力を得ながら、デファレンシャル装置の大型化と重
量化を防止し、あるいは、小型化、軽量化することが可
能になる。
【0128】請求項5のデファレンシャル装置は、請求
項4の構成と同等の効果を得ると共に、吐出圧の大きい
ピストンポンプ用いたことによって大きい差動制限トル
ク(T)と安定した差動制限機能とが得られる。
項4の構成と同等の効果を得ると共に、吐出圧の大きい
ピストンポンプ用いたことによって大きい差動制限トル
ク(T)と安定した差動制限機能とが得られる。
【0129】請求項6のデファレンシャル装置は、請求
項2乃至請求項5のいずれかと同等の効果を得ると共
に、一側車軸との連結部とハウジング部材とを別体に形
成したことにより、これらを連結する前に、各部材を組
付けることができるから組付けが容易である。
項2乃至請求項5のいずれかと同等の効果を得ると共
に、一側車軸との連結部とハウジング部材とを別体に形
成したことにより、これらを連結する前に、各部材を組
付けることができるから組付けが容易である。
【0130】又、組付け後の溶接が不要であるから、溶
接コストを削減できると共に、溶接に伴う連結部材とハ
ウジング部材の変形と、溶接の熱による周辺部材への悪
影響とが避けられる。
接コストを削減できると共に、溶接に伴う連結部材とハ
ウジング部材の変形と、溶接の熱による周辺部材への悪
影響とが避けられる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示す断面図である。
【図3】各実施形態の差動制限特性を示すグラフであ
る。
る。
【図4】従来例の断面図である。
1、93 デファレンシャル装置 3 デフケ−ス 25、27 出力側サイドギヤ 29、95 クラッチハウジング(ハウジング部材) 31 ボス部材(一側車軸との連結部) 45 ベベルギヤ式の差動機構 47、101 クラッチハブ(ハブ部材) 49 多板クラッチ(摩擦クラッチ) 51 油圧アクチュエ−タ 57 スラストピストンポンプ(オイルポンプ) 61 スラストピストン 63、119 カム 65、121 コイルばね(ばね) 77 軸方向のシリンダ 97 連結部材(一側車軸との連結部) 113 ラジアルピストンポンプ(オイルポンプ) 115 径方向のシリンダ 117 ラジアルピストン
Claims (6)
- 【請求項1】 エンジンの駆動力により回転駆動される
デフケ−スと、デフケ−スの回転を一対の出力側サイド
ギヤを介して車輪側に出力する差動機構と、差動機構の
差動を制限する摩擦クラッチと、差動機構の差動回転を
受けて駆動されるオイルポンプと、オイルポンプの油圧
を受けて前記摩擦クラッチを押圧し締結させる油圧アク
チュエ−タとを備え、前記摩擦クラッチが、各サイドギ
ヤ側部材の間に配置されていることを特徴とするデファ
レンシャル装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、一側車軸
との連結部を有し、この車軸と一側サイドギヤとを連結
するハウジング部材と、他側サイドギヤに連結され、ハ
ウジング部材の連結部と一側サイドギヤとの間に設けら
れた隙間に貫入するハブ部材とを備え、摩擦クラッチが
ハウジング部材とハブ部材との間に配置されていると共
に、オイルポンプがハウジング部材とデフケ−スとの間
に配置されていることを特徴とするデファレンシャル装
置。 - 【請求項3】 請求項2記載の発明であって、オイルポ
ンプが、ハウジング部材又はハブ部材とデフケ−スの一
方に設けられた径方向、又は、軸方向のシリンダと、こ
のシリンダに係合したピストンと、ハウジング部材又は
ハブ部材とデフケ−スの他方に設けられ、これらの差動
回転に伴ってピストンをシリンダに押し込むカムと、ピ
ストンをカムに押圧するばねとを有するピストンポンプ
であることを特徴とするデファレンシャル装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の発明であって、一側車軸
との連結部を有し、この車軸と一側サイドギヤとを連結
するハウジング部材と、他側サイドギヤに連結され、ハ
ウジング部材の連結部と一側サイドギヤとの間に設けら
れた隙間に貫入するハブ部材とを備え、摩擦クラッチと
オイルポンプがハウジング部材とハブ部材との間にそれ
ぞれ配置されていることを特徴とするデファレンシャル
装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の発明であって、オイルポ
ンプが、ハウジング部材とハブ部材の一方に設けられた
径方向、又は、軸方向のシリンダと、このシリンダに係
合したピストンと、ハウジング部材とハブ部材の他方に
設けられ、これらの差動回転に伴ってピストンをシリン
ダに押し込むカムと、ピストンをカムに押圧するばねと
を有するピストンポンプであることを特徴とするデファ
レンシャル装置。 - 【請求項6】 請求項2乃至請求項5のいずれか一項に
記載の発明であって、一側車軸との連結部とハウジング
部材とが別体に形成され、連結部を介して一体に連結さ
れていることを特徴とするデファレンシャル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11555898A JPH11311311A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | デファレンシャル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11555898A JPH11311311A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | デファレンシャル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11311311A true JPH11311311A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=14665522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11555898A Pending JPH11311311A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | デファレンシャル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11311311A (ja) |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP11555898A patent/JPH11311311A/ja active Pending
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