JPH11312479A - 偏向ヨーク及びその製造方法 - Google Patents
偏向ヨーク及びその製造方法Info
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- JPH11312479A JPH11312479A JP11730798A JP11730798A JPH11312479A JP H11312479 A JPH11312479 A JP H11312479A JP 11730798 A JP11730798 A JP 11730798A JP 11730798 A JP11730798 A JP 11730798A JP H11312479 A JPH11312479 A JP H11312479A
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- Japan
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- coil bobbin
- groove
- electric wire
- rib
- deflection yoke
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】所定形状のコイルボビンの巻き溝部内に均等に
電線をセクション巻きできるようにすると共に、線密度
が一定となった偏向コイルによって均一な偏向磁界を発
生できるようにする。 【解決手段】陰極線管のファンネル部分に沿うように湾
曲内面を有すると共に、少なくとも、その湾曲内面にリ
ブ13によって仕切られた複数の巻き溝部14を有する
コイルボビン11と、このコイルボビン11の巻き溝部
14にセクション巻きされた水平偏向コイル15とを備
え、リブ13の先端部は溝部側につぶされたひさし形状
を成している。このひさし形状部12は、電線15が巻
かれたコイルボビン11のリブ13の先端部を含む巻き
溝部14に熱及び力を加えてその先端部を溝部14側に
変形させることにより得る。このときに、リブ先端部と
共に溝部14側に電線15が押されるので、溝部14内
の電線15の高さをほぼ均等にすることができる。
電線をセクション巻きできるようにすると共に、線密度
が一定となった偏向コイルによって均一な偏向磁界を発
生できるようにする。 【解決手段】陰極線管のファンネル部分に沿うように湾
曲内面を有すると共に、少なくとも、その湾曲内面にリ
ブ13によって仕切られた複数の巻き溝部14を有する
コイルボビン11と、このコイルボビン11の巻き溝部
14にセクション巻きされた水平偏向コイル15とを備
え、リブ13の先端部は溝部側につぶされたひさし形状
を成している。このひさし形状部12は、電線15が巻
かれたコイルボビン11のリブ13の先端部を含む巻き
溝部14に熱及び力を加えてその先端部を溝部14側に
変形させることにより得る。このときに、リブ先端部と
共に溝部14側に電線15が押されるので、溝部14内
の電線15の高さをほぼ均等にすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏向コイル用の電線
をセクション巻きした鞍型状の水平偏向ヨークなどに適
用して好適な偏向ヨーク及びその製造方法に関する。詳
しくは、偏向コイル用の電線をセクション巻きしたコイ
ルボビンのリブの先端部を含む溝部に熱及び力を加えて
得たひさし形状部に至る長さと、その溝部内の電線との
高さをほぼ均等にできるようにすると共に、線密度が一
定となった偏向コイルによって均一な偏向磁界を発生で
きるようにしたものである。
をセクション巻きした鞍型状の水平偏向ヨークなどに適
用して好適な偏向ヨーク及びその製造方法に関する。詳
しくは、偏向コイル用の電線をセクション巻きしたコイ
ルボビンのリブの先端部を含む溝部に熱及び力を加えて
得たひさし形状部に至る長さと、その溝部内の電線との
高さをほぼ均等にできるようにすると共に、線密度が一
定となった偏向コイルによって均一な偏向磁界を発生で
きるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近頃、コンピユータから出力されるさま
ざまな映像信号に基づいて画像表示を行うマルチスキャ
ン型のディスプレイ装置が使用される場合が多くなって
きた。この種のディスプレイ装置はコンピユータディス
プレイ装置の一種であり、様々な種類の水平・垂直同期
信号(偏向周波数を決める信号)に対応できると共に、
これらの組み合わせに対応できるディスプレイモニタで
ある。最も対応度の高いディスプレイ装置にあっては、
いわゆるNTSC方式のテレビ画像表示からコンピユー
タの高解像度な画像表示まで対応したものがある。
ざまな映像信号に基づいて画像表示を行うマルチスキャ
ン型のディスプレイ装置が使用される場合が多くなって
きた。この種のディスプレイ装置はコンピユータディス
プレイ装置の一種であり、様々な種類の水平・垂直同期
信号(偏向周波数を決める信号)に対応できると共に、
これらの組み合わせに対応できるディスプレイモニタで
ある。最も対応度の高いディスプレイ装置にあっては、
いわゆるNTSC方式のテレビ画像表示からコンピユー
タの高解像度な画像表示まで対応したものがある。
【0003】上述したディスプレイモニタでは高周波に
よる偏向走査が求められるため、偏向コイル用の電線を
セクション巻きした鞍型状の水平偏向ヨークなどを使用
する場合が多い。この種の水平偏向ヨークによると偏向
電力を少なくできるメリットがある。
よる偏向走査が求められるため、偏向コイル用の電線を
セクション巻きした鞍型状の水平偏向ヨークなどを使用
する場合が多い。この種の水平偏向ヨークによると偏向
電力を少なくできるメリットがある。
【0004】図15はマルチスキャン型のディスプレイ
装置で使用される水平偏向ヨーク1の構成例を示す斜視
図である。図15に示す水平偏向ヨーク1はコイルボビ
ンを分割型とした場合の上部のセパレータ2のみを示
す。セパレータ2の内面には所定の間隙を保持して複数
のリブ3が設けられ、これらリブ3によって形成される
巻き溝4内に水平偏向コイルとなる所定のターン数の電
線(以下水平偏向コイルともいう)5が巻き付けられ
る。セパレータ2への電線5の巻付けは通常自動巻線機
が使用される。
装置で使用される水平偏向ヨーク1の構成例を示す斜視
図である。図15に示す水平偏向ヨーク1はコイルボビ
ンを分割型とした場合の上部のセパレータ2のみを示
す。セパレータ2の内面には所定の間隙を保持して複数
のリブ3が設けられ、これらリブ3によって形成される
巻き溝4内に水平偏向コイルとなる所定のターン数の電
線(以下水平偏向コイルともいう)5が巻き付けられ
る。セパレータ2への電線5の巻付けは通常自動巻線機
が使用される。
【0005】このセパレータ2のファンネル部側には上
側ベンド部6が、ネック部側には下部ベンド部7がそれ
ぞれ一体形成され、これらの上下ベンド部6,7に電線
5を巻き付けることによって鞍型状の水平偏向ヨーク1
が製造される。この種の水平偏向ヨーク1によれば、セ
パレータ2のリブ3により電線5の巻線位置が制限さ
れ、安定した磁界を再現する高精度な偏向方式として実
用化される。
側ベンド部6が、ネック部側には下部ベンド部7がそれ
ぞれ一体形成され、これらの上下ベンド部6,7に電線
5を巻き付けることによって鞍型状の水平偏向ヨーク1
が製造される。この種の水平偏向ヨーク1によれば、セ
パレータ2のリブ3により電線5の巻線位置が制限さ
れ、安定した磁界を再現する高精度な偏向方式として実
用化される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のコン
ピユータディスプレイ装置の分野では、一層の高精度の
偏向ヨークが求められている。この要求に対処すべく、
この分野では図15に示した分割型のコイルボビンに代
わって、上下部のセパレータ2を一体化したようなリン
グ状のコイルボビンを使用して、このコイルボビンに電
線5を自動巻線する方法が考案されている。
ピユータディスプレイ装置の分野では、一層の高精度の
偏向ヨークが求められている。この要求に対処すべく、
この分野では図15に示した分割型のコイルボビンに代
わって、上下部のセパレータ2を一体化したようなリン
グ状のコイルボビンを使用して、このコイルボビンに電
線5を自動巻線する方法が考案されている。
【0007】この種のリング状のコイルボビンに電線5
をセクション巻きした場合には、その上下ベンド部6,
7に相当する部分における電線5の巻線角度とその巻線
位置(巻線分布)とが規制しやすいので、その電線(水
平偏向コイル)5による磁界分布を容易にコントロール
することができる。
をセクション巻きした場合には、その上下ベンド部6,
7に相当する部分における電線5の巻線角度とその巻線
位置(巻線分布)とが規制しやすいので、その電線(水
平偏向コイル)5による磁界分布を容易にコントロール
することができる。
【0008】従って、図16Aに示すコイルボビン8の
リブ3間の巻き溝部4内に電線5を均等に巻いた場合に
は、その電線(水平偏向コイル)5によって均等な偏向
磁界を発生させることができるし、電線5の離脱が抑え
られる。図16Aではコイルボビン8の下部ベンド部に
近い部分の一部断面のみ記載している。しかしながら、
コイルボビンのリブの先端部は開放されており、その内
径方向には何らの規制が無い。従って、図16Bに示す
巻き溝部4内に、電線5が均等に巻かれなかった場合に
は、均等な偏向磁界を発生させることができないし、電
線5の離脱の原因となる。
リブ3間の巻き溝部4内に電線5を均等に巻いた場合に
は、その電線(水平偏向コイル)5によって均等な偏向
磁界を発生させることができるし、電線5の離脱が抑え
られる。図16Aではコイルボビン8の下部ベンド部に
近い部分の一部断面のみ記載している。しかしながら、
コイルボビンのリブの先端部は開放されており、その内
径方向には何らの規制が無い。従って、図16Bに示す
巻き溝部4内に、電線5が均等に巻かれなかった場合に
は、均等な偏向磁界を発生させることができないし、電
線5の離脱の原因となる。
【0009】これはコイルボビン8がリング状となった
ことで、コイルボビン8内をミシン編み機の針のように
動作する、電線5を保持した自動巻線機のノズルの巻線
テンションの相違によるものと考えられる。この巻線テ
ンションの相違は、巻き溝部4内で電線5の重なり合い
を生じさせ、その重なりが電線5を線密度高く巻くこと
の妨げとなって、結局、直流抵抗値の高い水平偏向ヨー
クを製造することになり、偏向電力の増加や発熱の原因
となってしまう。
ことで、コイルボビン8内をミシン編み機の針のように
動作する、電線5を保持した自動巻線機のノズルの巻線
テンションの相違によるものと考えられる。この巻線テ
ンションの相違は、巻き溝部4内で電線5の重なり合い
を生じさせ、その重なりが電線5を線密度高く巻くこと
の妨げとなって、結局、直流抵抗値の高い水平偏向ヨー
クを製造することになり、偏向電力の増加や発熱の原因
となってしまう。
【0010】また、電線5の内径方向の巻線位置のバラ
ツキは、例えば、上部ベンド部6側では偏向磁界が弱く
なり、下部ベンド部7側では電子ビームへの偏向磁界が
強くなって、結局コンバーゼンス不良や画歪み、フォー
カス不良の原因となるという問題がある。
ツキは、例えば、上部ベンド部6側では偏向磁界が弱く
なり、下部ベンド部7側では電子ビームへの偏向磁界が
強くなって、結局コンバーゼンス不良や画歪み、フォー
カス不良の原因となるという問題がある。
【0011】そこで、本発明は上述した課題を解決した
ものであって、所定形状のコイルボビンの巻き溝部内に
均等に電線をセクション巻きできるようにすると共に、
線密度が一定となった偏向コイルによって均一な偏向磁
界を発生できるようにした偏向ヨーク及びその製造方法
を提案するものである。
ものであって、所定形状のコイルボビンの巻き溝部内に
均等に電線をセクション巻きできるようにすると共に、
線密度が一定となった偏向コイルによって均一な偏向磁
界を発生できるようにした偏向ヨーク及びその製造方法
を提案するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、陰極線管のファンネル部分に沿うように湾曲内面を
有すると共に、少なくとも、その湾曲内面にリブによっ
て仕切られた複数の溝部を有するコイルボビンと、この
コイルボビンの溝部にセクション巻きされた偏向コイル
用の電線とを備え、リブの先端部は溝部側につぶされた
ひさし形状を成していることを特徴とする偏向ヨークに
よって解決される。
め、陰極線管のファンネル部分に沿うように湾曲内面を
有すると共に、少なくとも、その湾曲内面にリブによっ
て仕切られた複数の溝部を有するコイルボビンと、この
コイルボビンの溝部にセクション巻きされた偏向コイル
用の電線とを備え、リブの先端部は溝部側につぶされた
ひさし形状を成していることを特徴とする偏向ヨークに
よって解決される。
【0013】本発明の偏向ヨークによれば、リブ先端部
のひさし形状によって、溝部から電線が抜け出ることを
防止できる。これと共に、そのひさし形状部を結ぶ曲面
が、例えば、陰極線管のファンネル部分の外面を象るよ
うになされたので、コイル表面とファンネル部分との間
の隙間を均一にできる。これにより、偏向コイル用の電
線によって発生された偏向磁界を陰極線管に対して均等
に分布させることができる。
のひさし形状によって、溝部から電線が抜け出ることを
防止できる。これと共に、そのひさし形状部を結ぶ曲面
が、例えば、陰極線管のファンネル部分の外面を象るよ
うになされたので、コイル表面とファンネル部分との間
の隙間を均一にできる。これにより、偏向コイル用の電
線によって発生された偏向磁界を陰極線管に対して均等
に分布させることができる。
【0014】この発明の偏向ヨークの製造方法は、陰極
線管のファンネル部分に沿うように湾曲内面を有すると
共に、少なくとも、その湾曲内面にリブによって仕切ら
れた複数の溝部を有するコイルボビンを用いた偏向ヨー
クの製造方法において、コイルボビンの溝部に偏向コイ
ル用の電線をセクション巻きする工程と、その電線が巻
かれたコイルボビンのリブの先端部を含む溝部に熱及び
力を加えてその先端部を溝部側に変形させる工程とを有
していることを特徴とするものである。
線管のファンネル部分に沿うように湾曲内面を有すると
共に、少なくとも、その湾曲内面にリブによって仕切ら
れた複数の溝部を有するコイルボビンを用いた偏向ヨー
クの製造方法において、コイルボビンの溝部に偏向コイ
ル用の電線をセクション巻きする工程と、その電線が巻
かれたコイルボビンのリブの先端部を含む溝部に熱及び
力を加えてその先端部を溝部側に変形させる工程とを有
していることを特徴とするものである。
【0015】この発明の偏向ヨークの製造方法によれ
ば、リブの先端部を含む溝部に熱及び力を加えることに
より、溝部に巻かれた電線がリブ先端部と共に溝部側に
押されるので、溝部内の電線の高さをほぼ均等にするこ
とができる。従って、溝部内の電線の線密度を均一にす
ることができ、この電線による偏向コイルによって均一
な偏向磁界を発生させることができる。
ば、リブの先端部を含む溝部に熱及び力を加えることに
より、溝部に巻かれた電線がリブ先端部と共に溝部側に
押されるので、溝部内の電線の高さをほぼ均等にするこ
とができる。従って、溝部内の電線の線密度を均一にす
ることができ、この電線による偏向コイルによって均一
な偏向磁界を発生させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】続いて、本発明に係る偏向ヨーク
及びその製造方法の一実施の形態を図面を参照して詳細
に説明する。
及びその製造方法の一実施の形態を図面を参照して詳細
に説明する。
【0017】図1は本実施の形態としての偏向ヨーク1
0をその側面から見た構成例を示す一部断面図であり、
図2はそのA1−A2の矢視断面の拡大図である。本実
施の形態では偏向コイル用の電線をセクション巻きした
コイルボビンのリブの先端部を含む溝部に熱及び力を加
えて得たひさし形状部に至る長さと、その溝部内の電線
との高さをほぼ均等にできるようにすると共に、線密度
が一定となった偏向コイルによって均一な偏向磁界を発
生できるようにしたものである。
0をその側面から見た構成例を示す一部断面図であり、
図2はそのA1−A2の矢視断面の拡大図である。本実
施の形態では偏向コイル用の電線をセクション巻きした
コイルボビンのリブの先端部を含む溝部に熱及び力を加
えて得たひさし形状部に至る長さと、その溝部内の電線
との高さをほぼ均等にできるようにすると共に、線密度
が一定となった偏向コイルによって均一な偏向磁界を発
生できるようにしたものである。
【0018】この発明に係る偏向ヨーク10は図5に示
したセパレータ2を合わせたようなラッパ状のコイルボ
ビン11を有している。図1に示すコイルボビン11は
陰極線管のファンネル部分に沿うように湾曲内面を有す
ると共に、少なくとも、その湾曲内面にリブ13によっ
て仕切られた複数の巻き溝部14を有している。このコ
イルボビン11の巻き溝部14には、例えば、熱融着性
の絶縁物に被覆された電線15を鞍型状にセクション巻
きした水平偏向コイル(以下で電線15と同一符号を付
す)が設けられている。この電線15はリブ13によっ
て内径方向の巻線位置が規制され、上部ベンド部16と
下部ベンド部17との間に巻装される。
したセパレータ2を合わせたようなラッパ状のコイルボ
ビン11を有している。図1に示すコイルボビン11は
陰極線管のファンネル部分に沿うように湾曲内面を有す
ると共に、少なくとも、その湾曲内面にリブ13によっ
て仕切られた複数の巻き溝部14を有している。このコ
イルボビン11の巻き溝部14には、例えば、熱融着性
の絶縁物に被覆された電線15を鞍型状にセクション巻
きした水平偏向コイル(以下で電線15と同一符号を付
す)が設けられている。この電線15はリブ13によっ
て内径方向の巻線位置が規制され、上部ベンド部16と
下部ベンド部17との間に巻装される。
【0019】このリブ13の先端部は図2に示す溝部側
につぶされたひさし形状を成している。この部分を以下
でひさし形状部12という。この例ではコイルボビン1
1の中心部を陰極線管の管軸Oとすると、その管軸Oか
らひさし形状部12の先端までの半径はr1である。ま
た、コイルボビン11内のひさし形状部12を結ぶ曲面
は陰極線管のファンネル部分の外面を象るようになされ
ている。
につぶされたひさし形状を成している。この部分を以下
でひさし形状部12という。この例ではコイルボビン1
1の中心部を陰極線管の管軸Oとすると、その管軸Oか
らひさし形状部12の先端までの半径はr1である。ま
た、コイルボビン11内のひさし形状部12を結ぶ曲面
は陰極線管のファンネル部分の外面を象るようになされ
ている。
【0020】このように本実施の形態としての偏向ヨー
ク10によれば、リブ先端部のひさし形状部12によっ
て、巻き溝部14から水平偏向コイル15が抜け出るこ
とを防止できる。これと共に、そのひさし形状部12を
結ぶ曲面が陰極線管のファンネル部分の外面を象るよう
になされたので、コイル表面とファンネル部分との間の
隙間を均一にできる。これにより、水平偏向コイル15
によって発生された偏向磁界を陰極線管に対して均等に
分布させることができる。
ク10によれば、リブ先端部のひさし形状部12によっ
て、巻き溝部14から水平偏向コイル15が抜け出るこ
とを防止できる。これと共に、そのひさし形状部12を
結ぶ曲面が陰極線管のファンネル部分の外面を象るよう
になされたので、コイル表面とファンネル部分との間の
隙間を均一にできる。これにより、水平偏向コイル15
によって発生された偏向磁界を陰極線管に対して均等に
分布させることができる。
【0021】続いて、図3〜図14を参照しながら本実
施の形態としての偏向ヨーク10を応用した水平・垂直
用の偏向ヨーク100の製造方法について説明する。図
3は水平偏向ヨーク20をその側面から見た構成例を示
す側面図であり、図4はそのB1−B2の矢視断面の拡
大図である。この例では先に水平偏向ヨーク20を形成
し、その後、垂直偏向ヨーク30を組み合わせる場合に
ついて説明する。
施の形態としての偏向ヨーク10を応用した水平・垂直
用の偏向ヨーク100の製造方法について説明する。図
3は水平偏向ヨーク20をその側面から見た構成例を示
す側面図であり、図4はそのB1−B2の矢視断面の拡
大図である。この例では先に水平偏向ヨーク20を形成
し、その後、垂直偏向ヨーク30を組み合わせる場合に
ついて説明する。
【0022】まず、陰極線管のファンネル部分に沿うよ
うに湾曲内面を有すると共に、少なくとも、その湾曲内
面にリブ13によって仕切られた複数の巻き溝部14を
有した図3に示すようなリング状のコイルボビン11を
予め準備する。もちろん、コイルボビン11は上部ベン
ド部16及び下部ベンド部17を有している。このコイ
ルボビン11には加工が容易な熱可逆性樹脂を用いると
よい。熱可逆性樹脂としてはプラスチックが適してい
る。この例ではコイルボビン11のリブ端の加熱プレス
加工と電線15の熱融着加工とを所定形状の金型によっ
て同時に成形を行なうために、コイルボビン11の部材
には電線15の熱融着温度(軟化温度)に近いものを使
用する。
うに湾曲内面を有すると共に、少なくとも、その湾曲内
面にリブ13によって仕切られた複数の巻き溝部14を
有した図3に示すようなリング状のコイルボビン11を
予め準備する。もちろん、コイルボビン11は上部ベン
ド部16及び下部ベンド部17を有している。このコイ
ルボビン11には加工が容易な熱可逆性樹脂を用いると
よい。熱可逆性樹脂としてはプラスチックが適してい
る。この例ではコイルボビン11のリブ端の加熱プレス
加工と電線15の熱融着加工とを所定形状の金型によっ
て同時に成形を行なうために、コイルボビン11の部材
には電線15の熱融着温度(軟化温度)に近いものを使
用する。
【0023】また、リブ13を有したコイルボビン11
を形成するときに、図2に示したリブ13の先端部の熱
変形によるひさし形状部12を見込んで、図4に示すリ
ブ13の熱変形前の突出長さL0をその熱変形後のリブ
13の突出長さL1よりも長く(L0>L1)してお
く。つまり、陰極線管の管軸Oからリブ13の先端まで
の半径をr0とするとき、r0>r1とする。このよう
に寸法を規定すると、熱変形前にコイルボビン11の内
径側に突出したリブ13が内径r0となっていても、熱
変形後には目的とする仕上がり寸法径r1のひさし形状
部12を形成することができる。
を形成するときに、図2に示したリブ13の先端部の熱
変形によるひさし形状部12を見込んで、図4に示すリ
ブ13の熱変形前の突出長さL0をその熱変形後のリブ
13の突出長さL1よりも長く(L0>L1)してお
く。つまり、陰極線管の管軸Oからリブ13の先端まで
の半径をr0とするとき、r0>r1とする。このよう
に寸法を規定すると、熱変形前にコイルボビン11の内
径側に突出したリブ13が内径r0となっていても、熱
変形後には目的とする仕上がり寸法径r1のひさし形状
部12を形成することができる。
【0024】次に、図5に示すコイルボビン11の巻き
溝部14に電線15をセクション巻きする。この電線1
5には熱融着性の絶縁物を被覆した熱融着電線などの線
材を用いる。この電線15は図示しない自動巻線機によ
って鞍型状にセクション巻きされる。このとき、リング
状のコイルボビン11内を図示しないミシン編み機の針
のような自動巻線機のノズルに電線15が把持され、所
定の巻線テンションによって、その電線15が上部ベン
ド部16、巻き溝部14及び下部ベンド部17を往復す
るように巻装される。
溝部14に電線15をセクション巻きする。この電線1
5には熱融着性の絶縁物を被覆した熱融着電線などの線
材を用いる。この電線15は図示しない自動巻線機によ
って鞍型状にセクション巻きされる。このとき、リング
状のコイルボビン11内を図示しないミシン編み機の針
のような自動巻線機のノズルに電線15が把持され、所
定の巻線テンションによって、その電線15が上部ベン
ド部16、巻き溝部14及び下部ベンド部17を往復す
るように巻装される。
【0025】もちろん、自動巻線機によって均一な高さ
で、しかも、図6に示す巻き溝部14内に電線15が均
等に収まるように巻かれることが望ましい。図6はC1
−C2矢視断面の拡大図である。この例では、ある程
度、高さが不揃いでも以下に述べる加熱プレス工程によ
って強制的に電線15の高さが揃えられる。
で、しかも、図6に示す巻き溝部14内に電線15が均
等に収まるように巻かれることが望ましい。図6はC1
−C2矢視断面の拡大図である。この例では、ある程
度、高さが不揃いでも以下に述べる加熱プレス工程によ
って強制的に電線15の高さが揃えられる。
【0026】なお、コイルボビン11に電線15を巻い
た後に、その電線15による水平偏向コイルに通電して
もよい。この通電によって、巻き溝部14内に整列した
電線15が加熱して水平偏向コイル全体を熱融着させる
ことができ、巻き溝部14内に整列された電線15を固
定することができる。これと共に、水平偏向コイル15
の整列形状を安定させることができる。これにより、よ
り安定性の高い偏向ヨーク100が得られ、完成後の水
平偏向ヨーク20における特性変化を無くすことができ
る。
た後に、その電線15による水平偏向コイルに通電して
もよい。この通電によって、巻き溝部14内に整列した
電線15が加熱して水平偏向コイル全体を熱融着させる
ことができ、巻き溝部14内に整列された電線15を固
定することができる。これと共に、水平偏向コイル15
の整列形状を安定させることができる。これにより、よ
り安定性の高い偏向ヨーク100が得られ、完成後の水
平偏向ヨーク20における特性変化を無くすことができ
る。
【0027】その後、電線15が巻かれたコイルボビン
11のリブ13の先端部を含む巻き溝部14に熱及び力
を加えるために、そのコイルボビン11を無理なく挿入
できるような図7に示す所定形状の金型装置300に位
置合わせして金型を装着する。このとき、コイルボビン
11の上部ベンド部16を下に向けた状態で金型31,
32に位置合わせする。
11のリブ13の先端部を含む巻き溝部14に熱及び力
を加えるために、そのコイルボビン11を無理なく挿入
できるような図7に示す所定形状の金型装置300に位
置合わせして金型を装着する。このとき、コイルボビン
11の上部ベンド部16を下に向けた状態で金型31,
32に位置合わせする。
【0028】この金型装置300には陰極線管のファン
ネル部分の外周面を象った形状であって、その管軸方向
に分割面(パーティング面)を有した2つの金型31及
び32が備えられている。金型31及び32が閉じた状
態はいわゆる漏斗を逆にしたようなラッパ状を成してい
る。この2つの金型31及び32は基台部33に可動自
在に取付けられ、例えば、半径方向に図示しない油圧機
構などによって左右に移動するようになされている。こ
の基台部33には加熱手段34が設けられ、金型31及
び32を所定の温度に加熱するようになされている。こ
の加熱手段34及び油圧機構には制御手段35が接続さ
れ、金型31及び32の加熱温度やそれらの移動距離な
どが自動調整される。
ネル部分の外周面を象った形状であって、その管軸方向
に分割面(パーティング面)を有した2つの金型31及
び32が備えられている。金型31及び32が閉じた状
態はいわゆる漏斗を逆にしたようなラッパ状を成してい
る。この2つの金型31及び32は基台部33に可動自
在に取付けられ、例えば、半径方向に図示しない油圧機
構などによって左右に移動するようになされている。こ
の基台部33には加熱手段34が設けられ、金型31及
び32を所定の温度に加熱するようになされている。こ
の加熱手段34及び油圧機構には制御手段35が接続さ
れ、金型31及び32の加熱温度やそれらの移動距離な
どが自動調整される。
【0029】従って、図8に示す電線15が巻かれたコ
イルボビン11が閉じた金型31及び32に挿入される
と、その後、リブ13の先端部を含む巻き溝部14に熱
及び力が加えられる。この際に、コイルボビン11内に
挿入された2つの金型31及び32が加熱手段34によ
って所定温度に加熱された状態で、しかも、制御手段3
5によって、金型31及び32がその内側から外側に向
けて移動制御される。なお、図9は加熱プレス成形後の
コイルボビン11であり、図10はそのD1−D2矢視
断面の拡大図である。
イルボビン11が閉じた金型31及び32に挿入される
と、その後、リブ13の先端部を含む巻き溝部14に熱
及び力が加えられる。この際に、コイルボビン11内に
挿入された2つの金型31及び32が加熱手段34によ
って所定温度に加熱された状態で、しかも、制御手段3
5によって、金型31及び32がその内側から外側に向
けて移動制御される。なお、図9は加熱プレス成形後の
コイルボビン11であり、図10はそのD1−D2矢視
断面の拡大図である。
【0030】この金型31及び32が移動した結果によ
って、図8に示す金型31と金型32との間に隙間dが
生じると共に、図10に示すリブ13の先端部がつぶさ
れて、その先端部が溝部側に変形するので、電線15の
高さが強制的に揃えられる。これと共に、目的とする仕
上がり寸法径r1のひさし形状部12を有した水平偏向
ヨーク20を形成することができる。このひさし形状部
12によって、巻き溝部14から水平偏向コイル15が
抜け出ることを防止できる。
って、図8に示す金型31と金型32との間に隙間dが
生じると共に、図10に示すリブ13の先端部がつぶさ
れて、その先端部が溝部側に変形するので、電線15の
高さが強制的に揃えられる。これと共に、目的とする仕
上がり寸法径r1のひさし形状部12を有した水平偏向
ヨーク20を形成することができる。このひさし形状部
12によって、巻き溝部14から水平偏向コイル15が
抜け出ることを防止できる。
【0031】続いて、上述した金型装置300の金型3
1及び32に関して、コイルボビン11の管軸方向から
見た形状について説明をする。金型31及び32は図1
1に示すコイルボビン11の窓部18などの電線15の
無い部分で分割される。この例では、図11に示すコイ
ルボビン11にコイル巻装用の窓部18を設けた場合に
は、管軸Oからその窓部18に至るまでのボビン内径r
2はひさし形状部12の内径(仕上がり寸法)r1より
も、大きくとる必要がある。これは加熱プレス成形時に
窓部18を熱変形させないためである。
1及び32に関して、コイルボビン11の管軸方向から
見た形状について説明をする。金型31及び32は図1
1に示すコイルボビン11の窓部18などの電線15の
無い部分で分割される。この例では、図11に示すコイ
ルボビン11にコイル巻装用の窓部18を設けた場合に
は、管軸Oからその窓部18に至るまでのボビン内径r
2はひさし形状部12の内径(仕上がり寸法)r1より
も、大きくとる必要がある。これは加熱プレス成形時に
窓部18を熱変形させないためである。
【0032】図12に示す金型31及び32はコイルボ
ビン11の窓部18などの分割面(図12ではY方向の
分割線P)に沿って2つに分れた略楕円状を有してい
る。もちろん、金型31及び32を立体的に見たとき
は、それらの金型31及び32の裾部が広がった縦半割
のラッパ状(逆さ漏斗状)を有している。
ビン11の窓部18などの分割面(図12ではY方向の
分割線P)に沿って2つに分れた略楕円状を有してい
る。もちろん、金型31及び32を立体的に見たとき
は、それらの金型31及び32の裾部が広がった縦半割
のラッパ状(逆さ漏斗状)を有している。
【0033】この例で金型31及び32が閉じていると
きは、金型31の仮想的な管軸Oaは金型32上に存在
し、金型32の仮想的な管軸Obは金型31上に存在す
る。この金型31に関して仮想的な管軸Oaからその円
弧部に至る半径はr1であり、金型32に関しても同様
に管軸Obからその円弧部に至る半径はr1である。い
ずれも、コイルボビン11のひさし形状部12を結んだ
仕上げ面Qと管軸Oに至る仕上がり寸法r1に等しい。
きは、金型31の仮想的な管軸Oaは金型32上に存在
し、金型32の仮想的な管軸Obは金型31上に存在す
る。この金型31に関して仮想的な管軸Oaからその円
弧部に至る半径はr1であり、金型32に関しても同様
に管軸Obからその円弧部に至る半径はr1である。い
ずれも、コイルボビン11のひさし形状部12を結んだ
仕上げ面Qと管軸Oに至る仕上がり寸法r1に等しい。
【0034】また、プレス成形時に、分割面(分割線
P)からX方向に金型31及び金型32が移動する距離
は共に移動距離aである。従って、プレス成形によっ
て、図12Bに示す金型31と金型32とが外側に開い
た状態では、その両者の間には隙間d=2aが生じる。
このときに、コイルボビン11のリブ13の先端部は金
型の円弧部分によって熱変形し、また、電線15の内径
側も円弧状の金型面に規制される。これにより、コイル
ボビン11の内面において、ファンネルの外周部の形状
を得ることができる。この例では金型を2つに分割する
場合について説明したが、これに限られることはなく、
もちろん、2以上に金型を分割してもよい。
P)からX方向に金型31及び金型32が移動する距離
は共に移動距離aである。従って、プレス成形によっ
て、図12Bに示す金型31と金型32とが外側に開い
た状態では、その両者の間には隙間d=2aが生じる。
このときに、コイルボビン11のリブ13の先端部は金
型の円弧部分によって熱変形し、また、電線15の内径
側も円弧状の金型面に規制される。これにより、コイル
ボビン11の内面において、ファンネルの外周部の形状
を得ることができる。この例では金型を2つに分割する
場合について説明したが、これに限られることはなく、
もちろん、2以上に金型を分割してもよい。
【0035】その後の水平・垂直用の偏向ヨーク100
の製造工程については従来例と同じである。例えば、図
13に示す水平偏向ヨーク20の外周面に垂直偏向ヨー
ク30を取り付ける。この例で垂直偏向ヨーク30はリ
ング状の磁路形成用のフェライトコア36を有してい
る。このフェライトコア36の外周面には垂直偏向用の
電線37がトロイダル状に巻き付けられる。
の製造工程については従来例と同じである。例えば、図
13に示す水平偏向ヨーク20の外周面に垂直偏向ヨー
ク30を取り付ける。この例で垂直偏向ヨーク30はリ
ング状の磁路形成用のフェライトコア36を有してい
る。このフェライトコア36の外周面には垂直偏向用の
電線37がトロイダル状に巻き付けられる。
【0036】しかも、コイルボビン11の下部ベンド部
17の外径d1に対して、フェライトコア36の小径部
側の内径d2としたときに、d2>d1に規定されてい
る。このように寸法を規定すると、図13に示すフェラ
イトコア36をコイルボビン11のネック側から直接嵌
め込むことができる。従って、このようなリング状のフ
ェライトコア36を使用する場合には部品点数が少なく
て済み、また、偏向ヨークの組立作業も簡略化すると共
に、その組み立てが容易となる。
17の外径d1に対して、フェライトコア36の小径部
側の内径d2としたときに、d2>d1に規定されてい
る。このように寸法を規定すると、図13に示すフェラ
イトコア36をコイルボビン11のネック側から直接嵌
め込むことができる。従って、このようなリング状のフ
ェライトコア36を使用する場合には部品点数が少なく
て済み、また、偏向ヨークの組立作業も簡略化すると共
に、その組み立てが容易となる。
【0037】垂直偏向用のフェライトコア36はリング
状に限られることはなく、その縦半分の形状のフェライ
トコアであっても、もちろんかまわない。この種の2つ
割り型のコアの各々に予め垂直偏向用の電線37を巻
き、その後、コイルボビン11の外周面に対して図示し
ない2つのフェライトコアを両サイドから挟み込むよう
にして結合する。これによっても、偏向ヨーク100を
組み立てることができる。
状に限られることはなく、その縦半分の形状のフェライ
トコアであっても、もちろんかまわない。この種の2つ
割り型のコアの各々に予め垂直偏向用の電線37を巻
き、その後、コイルボビン11の外周面に対して図示し
ない2つのフェライトコアを両サイドから挟み込むよう
にして結合する。これによっても、偏向ヨーク100を
組み立てることができる。
【0038】このようにして本実施の形態としての偏向
ヨーク10を応用した水平・垂直用の偏向ヨーク100
の製造方法によれば、自動巻線機によって、リング状の
コイルボビン11に電線15が均等に巻かれなかった場
合でも、リブ13の先端部を含む溝部14に熱及び力を
加えることにより、巻き溝部14内に巻かれた電線15
がリブ13の先端部と共に溝部側に押されるので、この
巻き溝部14内の電線15の高さをほぼ均等にすること
ができる。この結果で直流抵抗値の低い水平・垂直偏向
ヨーク100を製造することができ、偏向電力の増加や
発熱が抑えられる。
ヨーク10を応用した水平・垂直用の偏向ヨーク100
の製造方法によれば、自動巻線機によって、リング状の
コイルボビン11に電線15が均等に巻かれなかった場
合でも、リブ13の先端部を含む溝部14に熱及び力を
加えることにより、巻き溝部14内に巻かれた電線15
がリブ13の先端部と共に溝部側に押されるので、この
巻き溝部14内の電線15の高さをほぼ均等にすること
ができる。この結果で直流抵抗値の低い水平・垂直偏向
ヨーク100を製造することができ、偏向電力の増加や
発熱が抑えられる。
【0039】また、本実施の形態では巻き溝部14内の
電線15の線密度を均一にすることができ、この電線1
5による水平偏向コイルによって均一な偏向磁界を発生
させることができる。これにより、セクション巻きの弱
点であったコイルボビン11の巻き溝部14内の電線1
5の位置が内径方向に一定となり、電子ビームに作用す
る偏向磁界が安定し、高精度な水平・垂直偏向ヨーク1
00が得られる。
電線15の線密度を均一にすることができ、この電線1
5による水平偏向コイルによって均一な偏向磁界を発生
させることができる。これにより、セクション巻きの弱
点であったコイルボビン11の巻き溝部14内の電線1
5の位置が内径方向に一定となり、電子ビームに作用す
る偏向磁界が安定し、高精度な水平・垂直偏向ヨーク1
00が得られる。
【0040】特に、上部・下部ベンド部16、17側に
おいて、均一な偏向磁界が電子ビームに与えれるので、
その電子ビームを最適にコンバーゼンス調整をするこ
と、及び、その電子ビームを最適にフォーカス調整する
ことができるので、この種の偏向ヨーク100を応用し
た高画質かつ高品質のディスプレイ装置の提供に寄与す
るところが大きい。
おいて、均一な偏向磁界が電子ビームに与えれるので、
その電子ビームを最適にコンバーゼンス調整をするこ
と、及び、その電子ビームを最適にフォーカス調整する
ことができるので、この種の偏向ヨーク100を応用し
た高画質かつ高品質のディスプレイ装置の提供に寄与す
るところが大きい。
【0041】この実施の形態ではリング状のコイルボビ
ン11を用いる場合について説明したが、これに限られ
ることはなく、図15に示したセパレート型のコイルボ
ビン8の場合でも、同様な効果が得られる。この場合に
は、電線5が巻かれた円弧状のコイルボビン8の内側か
ら外側に向けて、陰極線管のファンネル部分の外周面の
半周分を象った形状の金型を使用してそのコイルボビン
8のリブ3の先端部を含む巻き溝部4を加熱プレス成形
するとよい。
ン11を用いる場合について説明したが、これに限られ
ることはなく、図15に示したセパレート型のコイルボ
ビン8の場合でも、同様な効果が得られる。この場合に
は、電線5が巻かれた円弧状のコイルボビン8の内側か
ら外側に向けて、陰極線管のファンネル部分の外周面の
半周分を象った形状の金型を使用してそのコイルボビン
8のリブ3の先端部を含む巻き溝部4を加熱プレス成形
するとよい。
【0042】また、上述した実施の形態では本発明の偏
向ヨークの製造方法を水平偏向ヨーク20に適用した場
合について説明したが、これに限られずそれを垂直偏向
ヨーク30の製造方法にも適用できることは言うまでも
ない。
向ヨークの製造方法を水平偏向ヨーク20に適用した場
合について説明したが、これに限られずそれを垂直偏向
ヨーク30の製造方法にも適用できることは言うまでも
ない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の偏向ヨーク
によれば、偏向コイル用の電線をセクション巻きしたコ
イルボビンのリブの先端部が溝部側につぶされたひさし
形状を成している。
によれば、偏向コイル用の電線をセクション巻きしたコ
イルボビンのリブの先端部が溝部側につぶされたひさし
形状を成している。
【0044】このリブ先端部のひさし形状によって、溝
部からコイルが抜け出ることを防止できる。これと共
に、そのひさし形状を結ぶ曲面が、例えば、陰極線管の
ファンネル部分の外面を象るようになされたので、コイ
ル表面とファンネル部分との間の隙間を均一にできる。
これにより、コイルによって発生された偏向磁界を陰極
線管に対して均等に分布させることができる。
部からコイルが抜け出ることを防止できる。これと共
に、そのひさし形状を結ぶ曲面が、例えば、陰極線管の
ファンネル部分の外面を象るようになされたので、コイ
ル表面とファンネル部分との間の隙間を均一にできる。
これにより、コイルによって発生された偏向磁界を陰極
線管に対して均等に分布させることができる。
【0045】また、本発明の偏向ヨークの製造方法によ
れば、コイルボビンに電線をセクション巻きした後に、
そのコイルボビンのリブの先端部を含む溝部に熱及び力
を加え、その先端部を溝部側に変形させている。
れば、コイルボビンに電線をセクション巻きした後に、
そのコイルボビンのリブの先端部を含む溝部に熱及び力
を加え、その先端部を溝部側に変形させている。
【0046】この構成によって、溝部に巻かれた電線が
リブ先端部と共に溝部側に押されるので、溝部内の電線
の高さをほぼ均等にすることができる。従って、溝部内
の電線の線密度を均一にすることができ、この電線によ
る偏向コイルによって均一な偏向磁界を発生させること
ができる。
リブ先端部と共に溝部側に押されるので、溝部内の電線
の高さをほぼ均等にすることができる。従って、溝部内
の電線の線密度を均一にすることができ、この電線によ
る偏向コイルによって均一な偏向磁界を発生させること
ができる。
【0047】この発明は偏向コイル用の電線をセクショ
ン巻きした鞍型状の水平偏向ヨーク及びその形成方法な
どに適用して極めて好適である。
ン巻きした鞍型状の水平偏向ヨーク及びその形成方法な
どに適用して極めて好適である。
【図1】本発明に係る実施の形態としての偏向ヨーク1
0の構成例を示す一部破砕の側面図である。
0の構成例を示す一部破砕の側面図である。
【図2】偏向ヨーク10のA1−A2矢視断面の拡大図
である。
である。
【図3】水平・垂直用の偏向ヨーク100の形成工程例
を示す側面図(その1)である。
を示す側面図(その1)である。
【図4】偏向ヨーク100のB1−B2矢視断面の拡大
図である。
図である。
【図5】偏向ヨーク100の形成工程例を示す側面図
(その2)である。
(その2)である。
【図6】偏向ヨーク100のC1−C2矢視断面の拡大
図である。
図である。
【図7】偏向ヨーク100の形成工程例を示す側面図
(その3)である。
(その3)である。
【図8】偏向ヨーク100の形成工程例を示す側面図
(その4)である。
(その4)である。
【図9】偏向ヨーク100の形成工程例を示す側面図
(その5)である。
(その5)である。
【図10】偏向ヨーク100のD1−D2矢視断面の拡
大図である。
大図である。
【図11】コイルボビン11に窓部18を設けた場合の
寸法例を示す概念図である。
寸法例を示す概念図である。
【図12】Aは、金型31及び32が閉じたときの状態
例を示す上面図、Bはその開いたときの状態例を示す上
面図である。
例を示す上面図、Bはその開いたときの状態例を示す上
面図である。
【図13】偏向ヨーク100の組み立て例を示す側面図
(その1)である。
(その1)である。
【図14】偏向ヨーク100の組み立て例を示す側面図
(その2)である。
(その2)である。
【図15】従来方式の水平偏向ヨーク1の構成例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図16】Aは、コイルボビン8の溝部内の電線の巻装
例を示す部分断面図、Bはその電線が不均等に巻かれた
例を示す部分断面図である。
例を示す部分断面図、Bはその電線が不均等に巻かれた
例を示す部分断面図である。
11・・・コイルボビン、12・・・ひさし形状部、1
3・・・リブ、14・・・巻き溝部(溝部)、15・・
・電線(水平偏向コイル)、16・・・上部ベンド部、
17・・・下部ベンド部、20・・・水平偏向ヨーク、
30・・・垂直偏向ヨーク、31,32・・・金型、1
00・・・水平・垂直用の偏向ヨーク、300・・・金
型装置
3・・・リブ、14・・・巻き溝部(溝部)、15・・
・電線(水平偏向コイル)、16・・・上部ベンド部、
17・・・下部ベンド部、20・・・水平偏向ヨーク、
30・・・垂直偏向ヨーク、31,32・・・金型、1
00・・・水平・垂直用の偏向ヨーク、300・・・金
型装置
Claims (7)
- 【請求項1】 陰極線管のファンネル部分に沿うように
湾曲内面を有すると共に、少なくとも、該湾曲内面にリ
ブによって仕切られた複数の溝部を有するコイルボビン
と、 前記コイルボビンの溝部にセクション巻きされた偏向コ
イル用の電線とを備え、 前記リブの先端部は溝部側につぶされたひさし形状を成
していることを特徴とする偏向ヨーク。 - 【請求項2】 前記コイルボビンのリブの先端部のひさ
し形状部を結ぶ曲面が陰極線管のファンネル部分の外面
を象るようになされたことを特徴とする請求項1記載の
偏向ヨーク。 - 【請求項3】 陰極線管のファンネル部分に沿うように
湾曲内面を有すると共に、少なくとも、該湾曲内面にリ
ブによって仕切られた複数の溝部を有するコイルボビン
を用いた偏向ヨークの製造方法において、 前記コイルボビンの溝部に偏向コイル用の電線をセクシ
ョン巻きする工程と、 前記電線が巻かれたコイルボビンのリブの先端部を含む
溝部に熱及び力を加えて該先端部を溝部側に熱変形させ
る工程とを有していることを特徴とする偏向ヨークの製
造方法。 - 【請求項4】 前記コイルボビンの溝部に熱融着性の絶
縁物を被覆した電線を巻き、その後、前記電線に通電す
ることを特徴とする請求項3記載の偏向ヨークの製造方
法。 - 【請求項5】 前記リブを有したコイルボビンを形成す
るときに、 前記リブの先端部の熱変形によるひさし形状を見込ん
で、前記リブの熱変形前の突出長さを該熱変形後のリブ
の突出長さよりも長くしておくことを特徴とする請求項
3記載の偏向ヨークの製造方法。 - 【請求項6】 前記電線が巻かれたリング状のコイルボ
ビンの内側から外側に向けて、前記陰極線管のファンネ
ル部分の外周面を象った形状の金型を使用して前記コイ
ルボビンのリブの先端部を含む溝部を加熱プレス成形す
るようになされたことを特徴とする請求項3記載の偏向
ヨークの製造方法。 - 【請求項7】 前記電線が巻かれた円弧状のコイルボビ
ンの内側から外側に向けて、前記陰極線管のファンネル
部分の外面の半周を象った形状の金型を使用して前記コ
イルボビンのリブの先端部を含む溝部を加熱プレス成形
するようになされたことを特徴とする請求項3記載の偏
向ヨークの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11730798A JPH11312479A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 偏向ヨーク及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11730798A JPH11312479A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 偏向ヨーク及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11312479A true JPH11312479A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=14708518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11730798A Pending JPH11312479A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 偏向ヨーク及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11312479A (ja) |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP11730798A patent/JPH11312479A/ja active Pending
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