JPH11314913A - 高強度低摩耗性ゼオライト粒状物及びその製造方法 - Google Patents
高強度低摩耗性ゼオライト粒状物及びその製造方法Info
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- JPH11314913A JPH11314913A JP10124588A JP12458898A JPH11314913A JP H11314913 A JPH11314913 A JP H11314913A JP 10124588 A JP10124588 A JP 10124588A JP 12458898 A JP12458898 A JP 12458898A JP H11314913 A JPH11314913 A JP H11314913A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】水分等の吸着能が高く、径が小さく、さらに耐
圧強度及び耐摩耗性に優れ、殊にゼオライト成分として
結晶性の低シリカX型ゼオライトを用いた場合であって
も、吸着能、強度物性に優れたゼオライト粒状物及びそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】ゼオライト及びバインダーからなる高強度
低摩耗性ゼオライト粒状物において、前記ゼオライトが
全量の80重量%以上であり、かつ直径が0.5〜2.
5mmであることを特徴とする高強度低摩耗性ゼオライ
ト粒状物及びその製造方法を用いる。
圧強度及び耐摩耗性に優れ、殊にゼオライト成分として
結晶性の低シリカX型ゼオライトを用いた場合であって
も、吸着能、強度物性に優れたゼオライト粒状物及びそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】ゼオライト及びバインダーからなる高強度
低摩耗性ゼオライト粒状物において、前記ゼオライトが
全量の80重量%以上であり、かつ直径が0.5〜2.
5mmであることを特徴とする高強度低摩耗性ゼオライ
ト粒状物及びその製造方法を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高強度低摩耗性ゼ
オライト粒状物及びその製造方法に関するものである。
さらに詳しくは、吸着分離剤として広く用いられ、例え
ば窒素と酸素とを主成分とする混合ガスから吸着法によ
って選択的に窒素を吸着させ、酸素を濃縮する圧力揺動
吸着法(以下、「PSA法」という)用の吸着剤として
有用な結晶性の高強度低摩耗性ゼオライト粒状物及びそ
の製造方法に関するものである。
オライト粒状物及びその製造方法に関するものである。
さらに詳しくは、吸着分離剤として広く用いられ、例え
ば窒素と酸素とを主成分とする混合ガスから吸着法によ
って選択的に窒素を吸着させ、酸素を濃縮する圧力揺動
吸着法(以下、「PSA法」という)用の吸着剤として
有用な結晶性の高強度低摩耗性ゼオライト粒状物及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、結晶性ゼオライトX型、A型
を有効吸着成分として含有する成形体は広く吸着剤とし
て用いられている。特に最近は、空気中から酸素を濃縮
するための吸着剤としての用途が拡大し、優れた性能を
有する結晶性ゼオライト吸着剤が求められているため
に、ゼオライト成分として高吸着能を有する結晶性低シ
リカX型ゼオライトが注目されてきている。
を有効吸着成分として含有する成形体は広く吸着剤とし
て用いられている。特に最近は、空気中から酸素を濃縮
するための吸着剤としての用途が拡大し、優れた性能を
有する結晶性ゼオライト吸着剤が求められているため
に、ゼオライト成分として高吸着能を有する結晶性低シ
リカX型ゼオライトが注目されてきている。
【0003】通常、吸着剤は成形され粒状物等の成形体
として用いられるが、一般にゼオライト成形体は、その
イオン交換可能なアルカリ金属カチオンを種々のイオン
に交換することにより、触媒特性や吸着特性を向上さ
せ、触媒や吸着剤として利用することができる。例え
ば、X型、A型、あるいは低シリカX型ゼオライトのア
ルカリ金属カチオンの一部又は全部をLiイオンやCa
イオンに交換した粒状物は酸素PSA剤として用いられ
ている。
として用いられるが、一般にゼオライト成形体は、その
イオン交換可能なアルカリ金属カチオンを種々のイオン
に交換することにより、触媒特性や吸着特性を向上さ
せ、触媒や吸着剤として利用することができる。例え
ば、X型、A型、あるいは低シリカX型ゼオライトのア
ルカリ金属カチオンの一部又は全部をLiイオンやCa
イオンに交換した粒状物は酸素PSA剤として用いられ
ている。
【0004】殊にPSA剤等の吸着剤を製造する際、そ
の製品の強度特性及び吸着特性を推測するのに、成形体
中のカチオンをLiイオンやCaイオン等に交換する前
すなわち、原料を混練、造粒成形、乾燥、焼成を行った
時点で、粒状物の耐圧強度及び耐摩耗性等を測定して強
度特性を、水分吸着量を測定して吸着特性を調べること
が行われる。すなわち、イオン交換前の焼成後で耐圧強
度及び耐摩耗性等の強度特性に優れるものは、イオン交
換、活性化後においても強度特性に優れており、また、
イオン交換前の焼成後で吸着能を表す指標の1つである
水分吸着能に優れるものは、イオン交換、活性化後にお
いても水分吸着能や窒素吸着能等の吸着特性に優れてい
ることから、PSA剤等の製造途中でその最終製品の特
性を推測することができる。
の製品の強度特性及び吸着特性を推測するのに、成形体
中のカチオンをLiイオンやCaイオン等に交換する前
すなわち、原料を混練、造粒成形、乾燥、焼成を行った
時点で、粒状物の耐圧強度及び耐摩耗性等を測定して強
度特性を、水分吸着量を測定して吸着特性を調べること
が行われる。すなわち、イオン交換前の焼成後で耐圧強
度及び耐摩耗性等の強度特性に優れるものは、イオン交
換、活性化後においても強度特性に優れており、また、
イオン交換前の焼成後で吸着能を表す指標の1つである
水分吸着能に優れるものは、イオン交換、活性化後にお
いても水分吸着能や窒素吸着能等の吸着特性に優れてい
ることから、PSA剤等の製造途中でその最終製品の特
性を推測することができる。
【0005】ここで、ゼオライト成形体を製造する際に
用いられるバインダー成分を少なくすることにより吸着
能を有する成分が多くなり、成形体の吸着性能を向上さ
せることができる。また、目的の吸着物(以下、「被吸
着物」という)を効率的に吸脱着させるために、その大
きさあるいは径を小さくすることで高性能化できる。こ
れは成形体の径が大きくなると、境膜抵抗、拡散抵抗に
より吸脱着速度が低下し、吸着剤としての性能は低くな
るからである。
用いられるバインダー成分を少なくすることにより吸着
能を有する成分が多くなり、成形体の吸着性能を向上さ
せることができる。また、目的の吸着物(以下、「被吸
着物」という)を効率的に吸脱着させるために、その大
きさあるいは径を小さくすることで高性能化できる。こ
れは成形体の径が大きくなると、境膜抵抗、拡散抵抗に
より吸脱着速度が低下し、吸着剤としての性能は低くな
るからである。
【0006】一方、吸着剤としての利用面における吸脱
着操作においては、振動又は相互接触が不可避であるた
め、耐圧強度、耐摩耗性といった強度特性が優れている
ことが求められている。しかしながら、成形体中のバイ
ンダー成分が少なかったり、その径が小さくなると、成
形体の強度は低下するため、小さな径でかつバインダー
成分の少ない吸着剤を高強度で調製することは極めて困
難であった。
着操作においては、振動又は相互接触が不可避であるた
め、耐圧強度、耐摩耗性といった強度特性が優れている
ことが求められている。しかしながら、成形体中のバイ
ンダー成分が少なかったり、その径が小さくなると、成
形体の強度は低下するため、小さな径でかつバインダー
成分の少ない吸着剤を高強度で調製することは極めて困
難であった。
【0007】例えば、バインダーとして粘土を使用する
と比較的強度特性に優れる粒状物を製造することがで
き、特にカオリン系やベントナイト系等の板状結晶を有
する粘土を使用した場合、耐圧強度や耐摩耗性等の強度
特性に、特に優れた粒状物を得ることができる。しか
し、ここでゼオライトとして低シリカX型ゼオライトを
用いると、その構造の不安定さゆえに、造粒成形、焼成
した際にゼオライトが熱劣化を受け、吸着特性が低下す
るという問題があった。
と比較的強度特性に優れる粒状物を製造することがで
き、特にカオリン系やベントナイト系等の板状結晶を有
する粘土を使用した場合、耐圧強度や耐摩耗性等の強度
特性に、特に優れた粒状物を得ることができる。しか
し、ここでゼオライトとして低シリカX型ゼオライトを
用いると、その構造の不安定さゆえに、造粒成形、焼成
した際にゼオライトが熱劣化を受け、吸着特性が低下す
るという問題があった。
【0008】また、セピオライト系やアタパルジャイト
系等の針状結晶を有する粘土をバインダーとして使用
し、低シリカX型ゼオライトを造粒成形、焼成した場
合、熱劣化はほとんどなく、それ故粒状物の吸着特性に
は優れるが、耐圧強度及び耐摩耗性等の強度特性が得に
くく、また、強度特性を改善するために高バインダー量
で成形した場合、粒状物の強度特性は向上するが、吸着
能に大きく寄与するゼオライト成分含量が下がるために
吸着剤の単位体積当たりの吸着特性が低下するという問
題があった。
系等の針状結晶を有する粘土をバインダーとして使用
し、低シリカX型ゼオライトを造粒成形、焼成した場
合、熱劣化はほとんどなく、それ故粒状物の吸着特性に
は優れるが、耐圧強度及び耐摩耗性等の強度特性が得に
くく、また、強度特性を改善するために高バインダー量
で成形した場合、粒状物の強度特性は向上するが、吸着
能に大きく寄与するゼオライト成分含量が下がるために
吸着剤の単位体積当たりの吸着特性が低下するという問
題があった。
【0009】すなわち、強度物性に優れた吸着剤を得る
ことと吸着性能に優れた吸着剤を得ることとは相反する
ことが多く、両性能を併せ持つ性能の吸着剤が望まれて
いた。
ことと吸着性能に優れた吸着剤を得ることとは相反する
ことが多く、両性能を併せ持つ性能の吸着剤が望まれて
いた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような背景及び課題において、従来の結晶性ゼオライト
成形体よりも吸着剤として優れた特性を有する、すなわ
ち水分等の吸着能が高く、径が小さく、さらに耐圧強度
及び耐摩耗性に優れた、高強度低摩耗性ゼオライト粒状
物及びその製造方法を提供することにある。殊にゼオラ
イト成分として結晶性の低シリカX型ゼオライトを用い
た場合であっても、このような吸着能、強度物性に優れ
たゼオライト粒状物及びその製造方法を提供することに
ある。
ような背景及び課題において、従来の結晶性ゼオライト
成形体よりも吸着剤として優れた特性を有する、すなわ
ち水分等の吸着能が高く、径が小さく、さらに耐圧強度
及び耐摩耗性に優れた、高強度低摩耗性ゼオライト粒状
物及びその製造方法を提供することにある。殊にゼオラ
イト成分として結晶性の低シリカX型ゼオライトを用い
た場合であっても、このような吸着能、強度物性に優れ
たゼオライト粒状物及びその製造方法を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決するために、結晶性低シリカX型ゼオライト成形体
の造粒成形方法に関して鋭意検討を重ねた結果、その径
が小さく、バインダー量を少なくし、かつ吸着特性に優
れる成形体を高強度で耐摩耗性に優れたものとするに
は、バインダーの選択及びその組成が極めて重要である
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
解決するために、結晶性低シリカX型ゼオライト成形体
の造粒成形方法に関して鋭意検討を重ねた結果、その径
が小さく、バインダー量を少なくし、かつ吸着特性に優
れる成形体を高強度で耐摩耗性に優れたものとするに
は、バインダーの選択及びその組成が極めて重要である
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】以下に本発明を詳細に説明する。
【0013】まず、本発明の高強度低摩耗性ゼオライト
粒状物(以下、単に「本発明粒状物」と略す)について
説明する。
粒状物(以下、単に「本発明粒状物」と略す)について
説明する。
【0014】ここで本明細書においては、「粒状物」は
柱状、ペレット状又は球状の成形体をも意味することが
あり、「直径」とは粒状物の中で最も短い部分の径(長
さ)を意味する。
柱状、ペレット状又は球状の成形体をも意味することが
あり、「直径」とは粒状物の中で最も短い部分の径(長
さ)を意味する。
【0015】本発明粒状物は、ゼオライト及びバインダ
ーからなり、高強度であり、低摩耗性であり、含有する
ゼオライト成分が全量の80重量%以上であり、かつそ
の直径が0.5〜2.5mmである。
ーからなり、高強度であり、低摩耗性であり、含有する
ゼオライト成分が全量の80重量%以上であり、かつそ
の直径が0.5〜2.5mmである。
【0016】ここで、高強度とは耐圧強度が大きいこと
を意味する。耐圧強度は実施例において示されるよう
に、JIS−Z−8841に記載の造粒物−強度試験方
法に記載されている造粒物の圧壊強度試験方法に基づ
き、木屋式硬度計を用い、試験片である粒状物の直径方
向に一定速度で加圧板を押し付けて圧縮負荷を加えたと
き、粒状物が耐えることができる最大荷重(単位はkg
f)として表されるものを意味する。本発明粒状物の耐
圧強度としては2kgf以上であることが好ましい。こ
の理由は、粒状物の耐圧強度が2kgf未満では粒状物
を吸着剤として充填塔に充填する際に破損が多くなるな
ど、その利用面において好ましくないからである。
を意味する。耐圧強度は実施例において示されるよう
に、JIS−Z−8841に記載の造粒物−強度試験方
法に記載されている造粒物の圧壊強度試験方法に基づ
き、木屋式硬度計を用い、試験片である粒状物の直径方
向に一定速度で加圧板を押し付けて圧縮負荷を加えたと
き、粒状物が耐えることができる最大荷重(単位はkg
f)として表されるものを意味する。本発明粒状物の耐
圧強度としては2kgf以上であることが好ましい。こ
の理由は、粒状物の耐圧強度が2kgf未満では粒状物
を吸着剤として充填塔に充填する際に破損が多くなるな
ど、その利用面において好ましくないからである。
【0017】また、低摩耗性とは実施例において示され
るように、JIS−K−1464に記載の粒子強度の測
定法に準じて算出される摩耗率を意味し、本発明粒状物
はその摩耗率が1%以下であることが好ましい。この範
囲にあれば、粒状物を吸着剤として使用する場合、吸着
塔へ充填したりあるいは吸脱着操作を繰り返す際に粉化
が生じにくくすることで、弁、バルブ等のトラブルを招
いたり、圧力損失が上昇して吸着分離能が低下する等の
問題を回避できるからである。
るように、JIS−K−1464に記載の粒子強度の測
定法に準じて算出される摩耗率を意味し、本発明粒状物
はその摩耗率が1%以下であることが好ましい。この範
囲にあれば、粒状物を吸着剤として使用する場合、吸着
塔へ充填したりあるいは吸脱着操作を繰り返す際に粉化
が生じにくくすることで、弁、バルブ等のトラブルを招
いたり、圧力損失が上昇して吸着分離能が低下する等の
問題を回避できるからである。
【0018】本発明粒状物中のゼオライト成分は被吸着
物を吸着し得る能力を有するものであり、X型、A型、
あるいは低シリカX型ゼオライトが挙げられる。これら
のゼオライトは1種以上を混合して用いることもでき、
また、純度を考慮すれば合成品であることが好ましい。
これらの内、イオン交換能を高くし、また、細孔容積を
大きくしてガス吸着能を高めるためにSiO2/Al2O
3モル比1.9〜2.1の結晶性の低シリカX型ゼオラ
イトであることが好ましい。なお、低シリカX型ゼオラ
イトのSiO2/Al2O3モル比は理論的には2.0で
あるが、化学組成分析の測定上のバラツキ等を考慮すれ
ば1.9〜2.1の範囲となることは明らかである。
物を吸着し得る能力を有するものであり、X型、A型、
あるいは低シリカX型ゼオライトが挙げられる。これら
のゼオライトは1種以上を混合して用いることもでき、
また、純度を考慮すれば合成品であることが好ましい。
これらの内、イオン交換能を高くし、また、細孔容積を
大きくしてガス吸着能を高めるためにSiO2/Al2O
3モル比1.9〜2.1の結晶性の低シリカX型ゼオラ
イトであることが好ましい。なお、低シリカX型ゼオラ
イトのSiO2/Al2O3モル比は理論的には2.0で
あるが、化学組成分析の測定上のバラツキ等を考慮すれ
ば1.9〜2.1の範囲となることは明らかである。
【0019】また、本発明粒状物中のゼオライト成分の
含量としては、粒状物全量の80重量%以上が好まし
い。含量が80重量%未満の場合その吸着容量が不十分
となり、吸着剤の必要量が増大するため好ましくない。
含量としては、粒状物全量の80重量%以上が好まし
い。含量が80重量%未満の場合その吸着容量が不十分
となり、吸着剤の必要量が増大するため好ましくない。
【0020】本発明粒状物中のバインダー成分は本発明
粒状物を成形体として成形する際に必須のものであり、
本発明の目的を達成できるものであれば特に制限される
ものではないが、針状結晶を有する粘土と板状結晶を有
する粘土とをともに有していることが好ましい。この理
由は、針状結晶を有する粘土は粒状物を焼成処理する際
の熱劣化を抑制する効果があり、また、板状結晶を有す
る粘土は粒状物の熱劣化の要因となる反面その強度を高
める効果が顕著であり、少量の添加であれば熱劣化を抑
えて強度を向上することができるため、両者を適切な組
成で有した本発明粒状物が優れた強度を有し、かつ吸着
容量の大きいことに寄与できるからである。
粒状物を成形体として成形する際に必須のものであり、
本発明の目的を達成できるものであれば特に制限される
ものではないが、針状結晶を有する粘土と板状結晶を有
する粘土とをともに有していることが好ましい。この理
由は、針状結晶を有する粘土は粒状物を焼成処理する際
の熱劣化を抑制する効果があり、また、板状結晶を有す
る粘土は粒状物の熱劣化の要因となる反面その強度を高
める効果が顕著であり、少量の添加であれば熱劣化を抑
えて強度を向上することができるため、両者を適切な組
成で有した本発明粒状物が優れた強度を有し、かつ吸着
容量の大きいことに寄与できるからである。
【0021】このようなバインダーとして有効な板状結
晶を有する粘土としては、カオリン系、ベントナイト
系、タルク系、バイロフィライト系、モリサイト系、バ
ーキュロライト系、モンモリロナイト系、クロライト
系、ハロイサイト系等の粘土を挙げることができ、これ
らの内でもカオリン系、ベントナイト系の粘土が好まし
く、これらは1種単独のみならず2種以上をバインダー
として有していることが好ましい。
晶を有する粘土としては、カオリン系、ベントナイト
系、タルク系、バイロフィライト系、モリサイト系、バ
ーキュロライト系、モンモリロナイト系、クロライト
系、ハロイサイト系等の粘土を挙げることができ、これ
らの内でもカオリン系、ベントナイト系の粘土が好まし
く、これらは1種単独のみならず2種以上をバインダー
として有していることが好ましい。
【0022】また、針状結晶を有する粘土としては、セ
ピオライト系、アタパルジャイト系、アスベスト系等の
粘土を挙げることができ、これらの内でもセピオライト
系、アタパルジャイト系の粘土が好ましい。
ピオライト系、アタパルジャイト系、アスベスト系等の
粘土を挙げることができ、これらの内でもセピオライト
系、アタパルジャイト系の粘土が好ましい。
【0023】本発明粒状物中のバインダー成分における
板状結晶を有する粘土と針状結晶を有する粘土の量とし
ては、本発明粒状物中のゼオライト分を除いた分量の中
で任意の量であればよいが、ゼオライト成分含量が減少
し得られる粒状物の吸着容量が低下するのを抑えたり、
得られる粒状物の形状を保持するために、無水物換算で
用いられるゼオライト粉末100重量部に対して、針状
結晶を有する粘土は5〜20重量部、板状結晶を有する
粘土は1〜5重量部であることが好ましい。
板状結晶を有する粘土と針状結晶を有する粘土の量とし
ては、本発明粒状物中のゼオライト分を除いた分量の中
で任意の量であればよいが、ゼオライト成分含量が減少
し得られる粒状物の吸着容量が低下するのを抑えたり、
得られる粒状物の形状を保持するために、無水物換算で
用いられるゼオライト粉末100重量部に対して、針状
結晶を有する粘土は5〜20重量部、板状結晶を有する
粘土は1〜5重量部であることが好ましい。
【0024】本発明粒状物の径としては、その直径が
0.5〜2.5mmが好ましい。直径が0.5mm未満
では十分な強度が得られず、2.5mmを越える場合に
は十分な吸脱着速度が得られないため吸着剤としての性
能が低くなり、好ましくない。
0.5〜2.5mmが好ましい。直径が0.5mm未満
では十分な強度が得られず、2.5mmを越える場合に
は十分な吸脱着速度が得られないため吸着剤としての性
能が低くなり、好ましくない。
【0025】本発明粒状物中のカチオン種は特に限定さ
れず、アルカリ金属、アルカリ土類金属等のカチオンを
粒状物中のカチオンと交換することで所望のカチオンを
有した粒状物とすることができる。
れず、アルカリ金属、アルカリ土類金属等のカチオンを
粒状物中のカチオンと交換することで所望のカチオンを
有した粒状物とすることができる。
【0026】次に本発明粒状物の製造方法について説明
する。
する。
【0027】本発明粒状物の製造方法は、ゼオライト粉
末と、無水物換算でゼオライト粉末100重量部に対し
て、バインダー成分25重量部以下及び水分50〜70
重量部からなる混合物を混練し、造粒成形、乾燥、焼成
することからなっており、さらに必要に応じて、焼成後
にイオン交換、活性化を実施することもできる。以下に
各工程について説明する。
末と、無水物換算でゼオライト粉末100重量部に対し
て、バインダー成分25重量部以下及び水分50〜70
重量部からなる混合物を混練し、造粒成形、乾燥、焼成
することからなっており、さらに必要に応じて、焼成後
にイオン交換、活性化を実施することもできる。以下に
各工程について説明する。
【0028】<混練>本発明の方法に用いられるゼオラ
イト粉末の種類としては、X型、A型、あるいは低シリ
カX型ゼオライトであり、好ましくはSiO2/Al2O
3モル比1.9〜2.1の低シリカX型ゼオライトであ
る。
イト粉末の種類としては、X型、A型、あるいは低シリ
カX型ゼオライトであり、好ましくはSiO2/Al2O
3モル比1.9〜2.1の低シリカX型ゼオライトであ
る。
【0029】また、バインダー成分としては、セピオラ
イト系、アタパルジャイト系等の針状結晶を有する粘土
及び、カオリン系、ベントナイト系等の板状結晶を有す
る粘土を用いるとよく、殊に針状結晶を有する粘土は2
種以上を用いるとよい。
イト系、アタパルジャイト系等の針状結晶を有する粘土
及び、カオリン系、ベントナイト系等の板状結晶を有す
る粘土を用いるとよく、殊に針状結晶を有する粘土は2
種以上を用いるとよい。
【0030】用いられるバインダーの使用量としては、
ゼオライト粉末100重量部(無水物換算)に対して、
針状結晶を有する粘土は5〜20重量部、板状結晶を有
する粘土は1〜5重量部である。この理由は、バインダ
ー成分が多くなることでゼオライト成分含量が減少して
得られる粒状物の吸着容量が低下するのを抑えたり、得
られる粒状物の形状を保持するためである。
ゼオライト粉末100重量部(無水物換算)に対して、
針状結晶を有する粘土は5〜20重量部、板状結晶を有
する粘土は1〜5重量部である。この理由は、バインダ
ー成分が多くなることでゼオライト成分含量が減少して
得られる粒状物の吸着容量が低下するのを抑えたり、得
られる粒状物の形状を保持するためである。
【0031】水分の使用量としては、混練の容易さとい
った操作面や得られる粒状体の強度の低下を避けるため
に、ゼオライト粉末100重量部(無水物換算)に対し
て、50〜70重量部の範囲が好ましい。また、水分と
してはそのまま、あるいは温水として用いることもでき
る。
った操作面や得られる粒状体の強度の低下を避けるため
に、ゼオライト粉末100重量部(無水物換算)に対し
て、50〜70重量部の範囲が好ましい。また、水分と
してはそのまま、あるいは温水として用いることもでき
る。
【0032】これらの前記した原料を混練するが、混練
の温度、時間等の条件については通常用いられる条件で
良く、また、混練に用いる機種に特に限定はないが、擂
潰機、ニーダー、ミックスマラー等が例示できる。
の温度、時間等の条件については通常用いられる条件で
良く、また、混練に用いる機種に特に限定はないが、擂
潰機、ニーダー、ミックスマラー等が例示できる。
【0033】<造粒成形>次に、混練された混合物を造
粒して粒状物とする。ここでの造粒の方法は特に限定さ
れるものではないが、転動造粒、撹拌造粒、流動造粒、
押し出し造粒等が挙げられ、これらの後に転動整粒を行
って粒状物表面の形状を整えることもできる。
粒して粒状物とする。ここでの造粒の方法は特に限定さ
れるものではないが、転動造粒、撹拌造粒、流動造粒、
押し出し造粒等が挙げられ、これらの後に転動整粒を行
って粒状物表面の形状を整えることもできる。
【0034】造粒機種は特に制限されるものではない。
また、転動整粒機には、回転数等を調整することにより
転動造粒機を転用する事ができる。
また、転動整粒機には、回転数等を調整することにより
転動造粒機を転用する事ができる。
【0035】<乾燥・焼成>乾燥、焼成の方法として
は、公知の方法を用いて実施することができる。ここ
で、乾燥の温度及び機種に制限はないが、例えば120
℃程度で振動流動乾燥機等での乾燥を行うことができ
る。
は、公知の方法を用いて実施することができる。ここ
で、乾燥の温度及び機種に制限はないが、例えば120
℃程度で振動流動乾燥機等での乾燥を行うことができ
る。
【0036】焼成の温度としては、得られる粒状物の形
状を安定に保持するために350〜650℃の条件にて
行うことが好ましい。このような焼成に用いられる機種
としては、シャフトキルン、ロータリーキルン等が例示
できる。
状を安定に保持するために350〜650℃の条件にて
行うことが好ましい。このような焼成に用いられる機種
としては、シャフトキルン、ロータリーキルン等が例示
できる。
【0037】また、得られた粒状物の大きさを均一に揃
えるために、造粒成形や乾燥・焼成の際に篩い等により
分級してもよい。
えるために、造粒成形や乾燥・焼成の際に篩い等により
分級してもよい。
【0038】以上のような製造条件から、本発明粒状物
の特徴を有する成形体を得ることができる。
の特徴を有する成形体を得ることができる。
【0039】本発明粒状物は、その径が小さく、さらに
耐圧強度及び耐摩耗性に優れているため、公知の方法を
用いてCaあるいはLi等にイオン交換し、活性化した
ものは、吸着剤として種々の分野において使用すること
ができる。例えば、PSA法や温度揺動吸着法によるガ
ス吸着分離等に使用することができ、さらに具体的に
は、空気中の窒素を吸着させ、残りの成分中の酸素濃度
を高めた高酸素濃度のガスを得て、鉄鋼、ガラス等の製
造において用いたり、医療分野への適用もできる。
耐圧強度及び耐摩耗性に優れているため、公知の方法を
用いてCaあるいはLi等にイオン交換し、活性化した
ものは、吸着剤として種々の分野において使用すること
ができる。例えば、PSA法や温度揺動吸着法によるガ
ス吸着分離等に使用することができ、さらに具体的に
は、空気中の窒素を吸着させ、残りの成分中の酸素濃度
を高めた高酸素濃度のガスを得て、鉄鋼、ガラス等の製
造において用いたり、医療分野への適用もできる。
【0040】本発明粒状物が、その直径を減少させた場
合でも、吸着分離剤に必須の耐圧強度及び耐摩耗性を損
なわずして吸着能を高くできる理由は、バインダーとし
て針状結晶を有する粘土と板状結晶を有する粘土を適量
使用することにより、強度特性を向上させながらゼオラ
イト含量を増大させることにある。
合でも、吸着分離剤に必須の耐圧強度及び耐摩耗性を損
なわずして吸着能を高くできる理由は、バインダーとし
て針状結晶を有する粘土と板状結晶を有する粘土を適量
使用することにより、強度特性を向上させながらゼオラ
イト含量を増大させることにある。
【0041】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いてさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、各評価は以下に示した方法によって実施した 〜耐圧強度〜 耐圧強度の測定においては、JIS−Z−8841に記
載の造粒物−強度試験方法に記載されている造粒物の圧
壊強度試験方法に基づき、木屋式硬度計を用い、常温、
常圧の雰囲気において、試験片である粒状物の直径方向
に、一定速度で加圧板を押し付けて圧縮負荷を加えたと
き、粒状物が耐えることができる最大荷重(単位はkg
f)を測定することで実施した。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、各評価は以下に示した方法によって実施した 〜耐圧強度〜 耐圧強度の測定においては、JIS−Z−8841に記
載の造粒物−強度試験方法に記載されている造粒物の圧
壊強度試験方法に基づき、木屋式硬度計を用い、常温、
常圧の雰囲気において、試験片である粒状物の直径方向
に、一定速度で加圧板を押し付けて圧縮負荷を加えたと
き、粒状物が耐えることができる最大荷重(単位はkg
f)を測定することで実施した。
【0042】具体的には、木屋式デジタル硬度計(KH
T−20型)により測定した。すなわち、造粒、乾燥後
のゼオライト粒状物をふるいにより分級し、直径1.2
mm〜2.0mmの粒状物を分取した。この分級した粒
状物を焼成し、耐圧強度測定用粒状物を取り出し、直径
方向の耐圧強度を、直径5mmの円柱状の加圧板を装着
した、木屋式硬度計により測定した。加圧板はステンレ
ス製のものを使用し、加圧速度は0.8mm/秒とし
た。このようにして30個の粒状物の耐圧強度測定を行
った。
T−20型)により測定した。すなわち、造粒、乾燥後
のゼオライト粒状物をふるいにより分級し、直径1.2
mm〜2.0mmの粒状物を分取した。この分級した粒
状物を焼成し、耐圧強度測定用粒状物を取り出し、直径
方向の耐圧強度を、直径5mmの円柱状の加圧板を装着
した、木屋式硬度計により測定した。加圧板はステンレ
ス製のものを使用し、加圧速度は0.8mm/秒とし
た。このようにして30個の粒状物の耐圧強度測定を行
った。
【0043】尚、以下の実施例、比較例で示される表1
において、耐圧強度は得られた測定結果の平均値±標準
偏差として表した。
において、耐圧強度は得られた測定結果の平均値±標準
偏差として表した。
【0044】〜摩耗率〜 摩耗率はJIS−K−1464(1962年版)に記載
の粒子強度の測定法に準じて算出した。すなわち、試料
である粒状物をあらかじめ温度25℃、相対湿度80%
のデシケーター中で平衡になるまで16時間以上放置し
た。ついで、試料約70gを850μm、355μm及
び受け皿をセットしたふるい(東京スクリーン社製、型
式:JIS Z−8801)を用いて3分間ふるい分け
し、次いで、付着物等を取り除いた前記のふるいに、8
50μmふるい上に残った試料50gを正確に秤り取
り、同時に5個の10円玉銅貨をセットし、15分間振
動する。受け皿に落ちた試料をXgとして次の(1)式
で摩耗率を算出した。
の粒子強度の測定法に準じて算出した。すなわち、試料
である粒状物をあらかじめ温度25℃、相対湿度80%
のデシケーター中で平衡になるまで16時間以上放置し
た。ついで、試料約70gを850μm、355μm及
び受け皿をセットしたふるい(東京スクリーン社製、型
式:JIS Z−8801)を用いて3分間ふるい分け
し、次いで、付着物等を取り除いた前記のふるいに、8
50μmふるい上に残った試料50gを正確に秤り取
り、同時に5個の10円玉銅貨をセットし、15分間振
動する。受け皿に落ちた試料をXgとして次の(1)式
で摩耗率を算出した。
【0045】 摩耗率(重量%)=(X/50)×100 (1) 〜水分吸着量〜 粒状物を相対湿度80%のデシケーター中で16時間以
上放置した。この水和後の試料の900℃における強熱
減量を試料の水分吸着量とした。
上放置した。この水和後の試料の900℃における強熱
減量を試料の水分吸着量とした。
【0046】以下の実施例、比較例における「部」は重
量部である。
量部である。
【0047】実施例1 低シリカX型ゼオライト100部、アタパルジャイト系
粘土10部、カオリン系粘土5部を混合し、加水後ミッ
クスマーラーで充分に捏和し、撹拌造粒機で直径1〜2
mmの球状品を多く含む状態に造粒成形した後、マルメ
ライザーで転動整粒し、形の整った球状品を得た。これ
を120℃で乾燥したのち、分級して直径1.2〜2.
0mmの球状品を分取し、管状炉で空気流通下において
600℃雰囲気中で2時間焼成してバインダーを焼結さ
せた後、密閉容器中で冷却した。
粘土10部、カオリン系粘土5部を混合し、加水後ミッ
クスマーラーで充分に捏和し、撹拌造粒機で直径1〜2
mmの球状品を多く含む状態に造粒成形した後、マルメ
ライザーで転動整粒し、形の整った球状品を得た。これ
を120℃で乾燥したのち、分級して直径1.2〜2.
0mmの球状品を分取し、管状炉で空気流通下において
600℃雰囲気中で2時間焼成してバインダーを焼結さ
せた後、密閉容器中で冷却した。
【0048】この焼成品の耐圧強度、これを水和したも
のの摩耗率、及び水分吸着能を上記記載の方法により測
定し、各測定値はまとめて表1に示した。
のの摩耗率、及び水分吸着能を上記記載の方法により測
定し、各測定値はまとめて表1に示した。
【0049】
【表1】
【0050】実施例2 低シリカX型ゼオライト100部、セピオライト系粘土
12部、カオリン系粘土3部を混合し、加水、捏和後、
撹拌造粒機で直径1〜2mmの球状品を多く含む状態に
造粒成形した後、マルメライザーで転動整粒し、形の整
った球状品を得た。その後は実施例1と同様にして処理
した後、この焼成品の耐圧強度、これを水和したものの
摩耗率、及び水分吸着能を測定し、まとめて表1に示し
た。
12部、カオリン系粘土3部を混合し、加水、捏和後、
撹拌造粒機で直径1〜2mmの球状品を多く含む状態に
造粒成形した後、マルメライザーで転動整粒し、形の整
った球状品を得た。その後は実施例1と同様にして処理
した後、この焼成品の耐圧強度、これを水和したものの
摩耗率、及び水分吸着能を測定し、まとめて表1に示し
た。
【0051】実施例3 低シリカX型ゼオライト100部、セピオライト系粘土
11部、ベントナイト系粘土5部を混合し、加水、捏和
後、撹拌造粒機で直径1〜2mmの球状品を多く含む状
態に造粒成形した後、マルメライザーで転動整粒し、形
の整った球状品を得た。その後は実施例1と同様にして
処理した後、この焼成品の耐圧強度、これを水和したも
のの摩耗率及び水分吸着能を測定し、まとめて表1に示
した。
11部、ベントナイト系粘土5部を混合し、加水、捏和
後、撹拌造粒機で直径1〜2mmの球状品を多く含む状
態に造粒成形した後、マルメライザーで転動整粒し、形
の整った球状品を得た。その後は実施例1と同様にして
処理した後、この焼成品の耐圧強度、これを水和したも
のの摩耗率及び水分吸着能を測定し、まとめて表1に示
した。
【0052】実施例4 低シリカX型ゼオライト100部、セピオライト系粘土
10部、カオリン系粘土3部,ベントナイト系粘土2部
を混合し、加水、捏和後、撹拌造粒機で直径1〜2mm
の球状品を多く含む状態に造粒成形した後、マルメライ
ザーで転動整粒し、形の整った球状品を得た。その後は
実施例1と同様にして処理した後、この焼成品の耐圧強
度、これを水和したものの摩耗率及び水分吸着能を測定
し、まとめて表1に示した。
10部、カオリン系粘土3部,ベントナイト系粘土2部
を混合し、加水、捏和後、撹拌造粒機で直径1〜2mm
の球状品を多く含む状態に造粒成形した後、マルメライ
ザーで転動整粒し、形の整った球状品を得た。その後は
実施例1と同様にして処理した後、この焼成品の耐圧強
度、これを水和したものの摩耗率及び水分吸着能を測定
し、まとめて表1に示した。
【0053】実施例5 低シリカX型ゼオライト100部、セピオライト系粘土
10部、カオリン系粘土1部,ベントナイト系粘土4部
を混合し、加水、捏和後、撹拌造粒機で直径1〜2mm
の球状品を多く含む状態に造粒成形した後、カルボキシ
メチルセルロース1部を含んだ水を噴霧しながらマルメ
ライザーで転動整粒し、形の整った球状品を得た。その
後は実施例1と同様にして処理した後、この焼成品の耐
圧強度、これを水和したものの摩耗率及び水分吸着能を
測定し、まとめて表1に示した。
10部、カオリン系粘土1部,ベントナイト系粘土4部
を混合し、加水、捏和後、撹拌造粒機で直径1〜2mm
の球状品を多く含む状態に造粒成形した後、カルボキシ
メチルセルロース1部を含んだ水を噴霧しながらマルメ
ライザーで転動整粒し、形の整った球状品を得た。その
後は実施例1と同様にして処理した後、この焼成品の耐
圧強度、これを水和したものの摩耗率及び水分吸着能を
測定し、まとめて表1に示した。
【0054】比較例1 低シリカX型ゼオライト100部、カオリン系粘土12
部を混合し、加水、捏和後、撹拌造粒機で直径1〜2m
mの球状品を多く含む状態に造粒成形した後、マルメラ
イザーで転動整粒し、形の整った球状品を得た。その後
は実施例1と同様にして処理した後、この焼成品の耐圧
強度、これを水和したものの摩耗率及び水分吸着能を測
定し、まとめて表1に示した。
部を混合し、加水、捏和後、撹拌造粒機で直径1〜2m
mの球状品を多く含む状態に造粒成形した後、マルメラ
イザーで転動整粒し、形の整った球状品を得た。その後
は実施例1と同様にして処理した後、この焼成品の耐圧
強度、これを水和したものの摩耗率及び水分吸着能を測
定し、まとめて表1に示した。
【0055】この結果より、カオリン系粘土のみをバイ
ンダーとして使用した場合、高い強度特性は得られるも
のの、水分吸着率の低いものしか得られなかった。
ンダーとして使用した場合、高い強度特性は得られるも
のの、水分吸着率の低いものしか得られなかった。
【0056】比較例2 低シリカX型ゼオライト100部、ベントナイト系粘土
14部を混合し、加水、捏和後、撹拌造粒機で直径1〜
2mmの球状品を多く含む状態に造粒成形した後、マル
メライザーで転動整粒し、形の整った球状品を得た。そ
の後は実施例1と同様にして処理した後、この焼成品の
耐圧強度、これを水和したものの摩耗率及び水分吸着能
を測定し、まとめて表1に示した。
14部を混合し、加水、捏和後、撹拌造粒機で直径1〜
2mmの球状品を多く含む状態に造粒成形した後、マル
メライザーで転動整粒し、形の整った球状品を得た。そ
の後は実施例1と同様にして処理した後、この焼成品の
耐圧強度、これを水和したものの摩耗率及び水分吸着能
を測定し、まとめて表1に示した。
【0057】この結果より、ベントナイト系粘土のみを
バインダーとして使用した場合、高い強度特性は得られ
るものの、水分吸着率の低いものしか得られなかった。
バインダーとして使用した場合、高い強度特性は得られ
るものの、水分吸着率の低いものしか得られなかった。
【0058】比較例3 低シリカX型ゼオライト100部、セピオライト系粘土
15部を混合し、加水、捏和後、撹拌造粒機で直径1〜
2mmの球状品を多く含む状態に造粒成形した後、マル
メライザーで転動整粒し、形の整った球状品を得た。そ
の後は実施例1と同様にして処理した後、この焼成品の
耐圧強度、これを水和したものの摩耗率及び水分吸着能
を測定し、まとめて表1に示した。
15部を混合し、加水、捏和後、撹拌造粒機で直径1〜
2mmの球状品を多く含む状態に造粒成形した後、マル
メライザーで転動整粒し、形の整った球状品を得た。そ
の後は実施例1と同様にして処理した後、この焼成品の
耐圧強度、これを水和したものの摩耗率及び水分吸着能
を測定し、まとめて表1に示した。
【0059】この結果より、セピオライト系粘土のみを
バインダーとして使用した場合、高い水分吸着率は得ら
れるものの、強度特性の低いものしか得られなかった。
バインダーとして使用した場合、高い水分吸着率は得ら
れるものの、強度特性の低いものしか得られなかった。
【0060】比較例4 低シリカX型ゼオライト100部、アタパルジャイト系
粘土15部を混合し、加水、捏和後、撹拌造粒機で直径
1〜2mmの球状品を多く含む状態に造粒成形した後、
マルメライザーで転動整粒し、形の整った球状品を得
た。その後は実施例1と同様にして処理した後、この焼
成品の耐圧強度、これを水和したものの摩耗率及び水分
吸着能を測定し、まとめて表1に示した。
粘土15部を混合し、加水、捏和後、撹拌造粒機で直径
1〜2mmの球状品を多く含む状態に造粒成形した後、
マルメライザーで転動整粒し、形の整った球状品を得
た。その後は実施例1と同様にして処理した後、この焼
成品の耐圧強度、これを水和したものの摩耗率及び水分
吸着能を測定し、まとめて表1に示した。
【0061】この結果より、アタパルジャイト系粘土の
みをバインダーとして使用した場合、高い水分吸着率は
得られるものの、強度特性の低いものしか得られなかっ
た。
みをバインダーとして使用した場合、高い水分吸着率は
得られるものの、強度特性の低いものしか得られなかっ
た。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の高強度低摩耗性ゼオライト粒状物は、水分吸着能が高
く、かつ耐圧強度及び耐摩耗性に優れている。また、本
発明の製造方法によれば、水分吸着能を損なわずして、
耐圧強度及び耐摩耗性に優れた高強度低摩耗性粒状物を
容易に得ることができる。
の高強度低摩耗性ゼオライト粒状物は、水分吸着能が高
く、かつ耐圧強度及び耐摩耗性に優れている。また、本
発明の製造方法によれば、水分吸着能を損なわずして、
耐圧強度及び耐摩耗性に優れた高強度低摩耗性粒状物を
容易に得ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】ゼオライト及びバインダーからなる高強度
低摩耗性ゼオライト粒状物において、前記ゼオライトが
全量の80重量%以上であり、かつ直径が0.5〜2.
5mmであることを特徴とする高強度低摩耗性ゼオライ
ト粒状物。 - 【請求項2】ゼオライトがSiO2/Al2O3モル比
1.9〜2.1の低シリカX型ゼオライトであり、かつ
バインダーが針状結晶を有する粘土及び板状結晶を有す
る粘土であることを特徴とする請求項1に記載の高強度
低摩耗性ゼオライト粒状物。 - 【請求項3】針状結晶を有する粘土がセピオライト系又
はアタパルジャイト系の粘土であることを特徴とする請
求項2に記載の高強度低摩耗性ゼオライト粒状物。 - 【請求項4】板状結晶を有する粘土がカオリン系及び/
又はベントナイト系の粘土であることを特徴とする請求
項2又は請求項3に記載の高強度低摩耗性ゼオライト粒
状物。 - 【請求項5】SiO2/Al2O3モル比1.9〜2.1
のゼオライトと、無水物換算で前記ゼオライト粉末10
0重量部に対して、針状結晶を有する粘土の粉末5〜2
0重量部、板状結晶を有する粘土の粉末1〜5重量部及
び水分50〜70重量部とを混練し、造粒成形、乾燥、
焼成することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記
載の高強度低摩耗性ゼオライト粒状物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10124588A JPH11314913A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 高強度低摩耗性ゼオライト粒状物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10124588A JPH11314913A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 高強度低摩耗性ゼオライト粒状物及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11314913A true JPH11314913A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14889187
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10124588A Pending JPH11314913A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 高強度低摩耗性ゼオライト粒状物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11314913A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000128523A (ja) * | 1998-10-19 | 2000-05-09 | Mitsubishi Chemicals Corp | ゼオライト成形法 |
| WO2005108680A1 (ja) * | 2004-05-12 | 2005-11-17 | Azumagumi Co., Ltd. | 水制構造物、水制工用コンクリートブロック、およびこれらを用いた水制工法 |
| WO2008153126A1 (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-18 | Kyodo Printing Co., Ltd. | 吸着剤含有成形体の製造方法及び吸着剤含有成形体 |
| JP2008307474A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Kyodo Printing Co Ltd | 吸着剤含有成形体の製造方法及び吸着剤含有成形体 |
| WO2010050417A1 (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-06 | 東ソー株式会社 | 高強度ゼオライトビーズ成型体及びその製造方法 |
| JP2011230103A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Jx Nippon Oil & Energy Corp | 固体成型吸着剤及び炭化水素の精製方法 |
| JP2011255376A (ja) * | 2000-04-04 | 2011-12-22 | Tosoh Corp | 二酸化炭素の吸着分離方法 |
| WO2019230841A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 東ソー株式会社 | 高耐摩耗性ゼオライト成形体及びその製造方法 |
| WO2021107014A1 (ja) | 2019-11-28 | 2021-06-03 | 東ソー株式会社 | 高耐摩耗性ゼオライト成形体及びその製造方法 |
| CN116637588A (zh) * | 2023-05-08 | 2023-08-25 | 江西萍乡市成宇陶瓷有限责任公司 | 一种高强度强吸附的沸石分子筛的制备方法 |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP10124588A patent/JPH11314913A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2019210207A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 東ソー株式会社 | 高耐摩耗性ゼオライト成形体及びその製造方法 |
| WO2021107014A1 (ja) | 2019-11-28 | 2021-06-03 | 東ソー株式会社 | 高耐摩耗性ゼオライト成形体及びその製造方法 |
| US12404180B2 (en) | 2019-11-28 | 2025-09-02 | Tosoh Corporation | Highly wear-resistant zeolite molded article, and method for manufacturing same |
| CN116637588A (zh) * | 2023-05-08 | 2023-08-25 | 江西萍乡市成宇陶瓷有限责任公司 | 一种高强度强吸附的沸石分子筛的制备方法 |
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