JPH11315207A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents
ポリアミド樹脂組成物Info
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- JPH11315207A JPH11315207A JP5423399A JP5423399A JPH11315207A JP H11315207 A JPH11315207 A JP H11315207A JP 5423399 A JP5423399 A JP 5423399A JP 5423399 A JP5423399 A JP 5423399A JP H11315207 A JPH11315207 A JP H11315207A
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Abstract
際、水や沸騰水と接触した際、あるいはガラス転移温度
以上に加熱した際に白化が増大しにくく、かつ耐衝撃性
などの機械的性能にも優れたポリアミド樹脂組成物を提
供する。 【解決手段】 メタキシリレンジアミンを70モル%以
上含むジアミン成分とアジピン酸を70モル%以上含む
ジカルボン酸成分とを溶融重合して得たポリアミドを更
に固相重合することにより得られた固相重合ポリアミド
100重量部に対し、炭素数18から50の脂肪酸金属
塩から選ばれる1種以上の脂肪酸金属塩を0.005〜
1.0重量部添加してなるポリアミド樹脂組成物。
Description
アミンを70モル%以上含むジアミン成分とアジピン酸
を70モル%以上含むジカルボン酸成分とを溶融重合
後、更に固相重合して得られるポリアミドを主成分とす
る耐白化性に優れたポリアミド樹脂組成物、及び当該樹
脂組成物を成形して得られるフィルム、シート、中空容
器などのポリアミド成形体に関する。
を重合して得られるポリアミド樹脂(以下「ポリアミド
MXD6」という)は、ガスバリヤー性及び溶融時の熱
安定性に優れており、更にポリエチレンテレフタレー
ト、ナイロン6、ポリエチレン及びポリプロピレン等の
熱可塑性樹脂との共押出や共射出成形が可能であること
から、ガスバリヤー性多層構造物としての利用が積極的
に進められている。
晶で無延伸または非晶で低倍率の延伸状態では、ガラス
転移温度以上に加熱された際、高湿度雰囲気下での保存
中、あるいは水や沸騰水に接触した際に白化・結晶化
し、透明性が低下する。このため、高湿度雰囲気下での
利用あるいは水に接触する状態での利用に制約があっ
た。特に、フィルムやシート用に使用するために溶融重
合後、更に固相重合したポリアミドMXD6は、結晶化
速度が遅くなるため、白化・結晶化し易く、白化・結晶
化したポリアミドMXD6は機会的性能、特に耐衝撃性
が低下するという問題があった。
9号公報において、ポリアミドMXD6に結晶化速度の
速い特定の他のポリアミド(例えばポリアミド6)を混
合した組成物を開示した。このポリアミド組成物より得
られるフィルム、シートは、高湿度雰囲気下においても
優れた透明性を保つという優れた特徴を有するが、一
方、他のポリアミドを混合することによりポリアミドM
XD6単独の場合と比較し、ガスバリヤー性が低下する
という問題点があった。また、固相重合したポリアミド
MXD6を単独使用しても透明性を維持するという目的
の達成には至らなかった。
7頁には、ポリアミド6中に粘土鉱物が分子サイズで分
散し、かつポリアミド6と粘土がイオン結合している複
合材料、いわゆるポリアミド6−粘土ハイブリッドにお
いては、球晶の成長が粘土の層により妨げられて球晶の
大きさが可視光の波長以下に制御されるため、可視光の
透過率が通常のポリアミドより増大すると記載されてい
る。同じ結晶性ポリアミドであるポリアミドMXD6に
おいても同様な効果が期待できるが、その効果発現のた
めには粘土鉱物を1%添加する必要がある。しかし、粘
土鉱物を1%以上添加したポリアミドMXD6から成形
されたフィルム、シート等は衝撃強度が低下するなど機
械的性能が不充分である。
11号公報において、ポリアミド樹脂の成形時の押出性
を改良するために、特に吐出ムラを抑制し押出所要動力
を低減するために、ポリアミド樹脂にエチレンビスステ
アリルアミド、高級脂肪酸金属塩などの滑剤と特定の展
着剤を付着したポリアミド樹脂組成物を開示した。しか
し、当該公報には、溶融重合して得られたポリアミドを
更に固相重合したポリアミドが白化し易いこと、及び当
該白化防止の課題を解決する手段については一切開示さ
れていない。
の課題を解消し、高湿度雰囲気下で保存した際、水や沸
騰水と接触した際、あるいはガラス転移温度以上に加熱
した際に白化が増大しにくく、かつ耐衝撃性などの機械
的性能にも優れた、固相重合して得られたポリアミドM
XD6からなる非晶で無延伸または非晶で低倍率の延伸
状態であるポリアミド成形体、及びこのようなポリアミ
ド成形体を成形するのに必要な樹脂組成物を提供するこ
とにある。
た結果、固相重合して得られたポリアミドMXD6に特
定の脂肪酸金属塩を一定量添加混合することにより得ら
れる樹脂組成物を成形して得たフィルム、シート、中空
容器及びポリアミド成形体は、非晶で無延伸または非晶
で低倍率の延伸状態であっても、高湿度雰囲気下で保存
した際、水や沸騰水と接触した際、あるいはガラス転移
温度以上に加熱した際に白化の増大が小さく、かつ耐衝
撃性などの機械的性能にも優れることを見いだし、本発
明を完成させた。
ミンを70モル%以上含むジアミン成分とアジピン酸を
70モル%以上含むジカルボン酸成分とを溶融重合して
得たポリアミドを更に固相重合することにより得られた
固相重合ポリアミド100重量部に対し、炭素数18か
ら50の脂肪酸金属塩から選ばれる1種以上の脂肪酸金
属塩を0.005〜1.0重量部添加してなるポリアミ
ド樹脂組成物及び、前記ポリアミド樹脂組成物を成形し
て得られたフィルム、シート、中空容器等のポリアミド
成形体に関する発明である。
明で使用するポリアミドは、ジアミン成分とジカルボン
酸成分とを溶融重合し、更に固相重合して得られる。ジ
アミン成分には、メタキシリレンジアミンが70モル%
以上含まれることが必要である。ジアミン成分中のメタ
キシリレンジアミンが70モル%以上であると、優れた
ガスバリヤー性が維持できる。メタキシリレンジアミン
以外に使用できるジアミンとして、パラキシリレンジア
ミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、
1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、テトラ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ノナメチ
レンジアミン、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン
等が例示できるが、これらに限定されるものではない。
0モル%以上含まれることが必要である。ジカルボン酸
成分中のアジピン酸が70モル%以上であると、ガスバ
リヤー性の低下や結晶性の過度の低下を避けることがで
きる。アジピン酸以外に使用できるジカルボン酸成分と
して、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,1
0−デカンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等が例示できる
が、これらに限定されるものではない。また、本ポリア
ミドの重縮合時に分子量調節剤として少量のモノアミ
ン、モノカルボン酸を加えてもよい。
製造される。たとえば、メタキシリレンジアミンとアジ
ピン酸からなるナイロン塩を水の存在下に、加圧下で昇
温し、加えた水および縮合水を除きながら溶融状態で重
合させる方法により製造される。また、メタキシリレン
ジアミンを溶融状態のアジピン酸に直接加えて、常圧下
で重縮合する方法によっても製造される。この場合、反
応系を均一な液状状態に保つために、メタキシリレンジ
アミンをアジピン酸に連続的に加え、その間、反応温度
が生成するオリゴアミドおよびポリアミドの融点よりも
下回らないように反応系を昇温しつつ、重縮合が進めら
れる。
ポリアミドの相対粘度(ポリアミド1gを96%硫酸水
溶液100mlに溶解し、25℃で測定した値、以下同
じ)は、通常、2.28程度である。溶融重合後の相対
粘度が2.28以下であると、ゲル状物質の生成が少な
く、色調が良好な高品質のポリアミドが得られる。溶融
重合により得られた比較的低分子量のポリアミドは次い
で固相重合される。固相重合は、溶融重合により得られ
た比較的低分子量のポリアミドをペレットあるいは粉末
状にし、これを減圧下あるいは不活性ガス雰囲気下に、
150℃からポリアミドの融点の範囲の温度に加熱する
ことにより、実施される。固相重合ポリアミドの相対粘
度は2.3〜4.2が望ましい。この範囲であるとフィ
ルム、シート、中空容器への成形が良好で、且つ得られ
るフィルム、シート、中空容器の性能、特に耐衝撃性を
含む機械的性能が良好である。溶融重合後の比較的低分
子量のポリアミドにおいても本発明の効果は一部得られ
るが、機械的強度、特に耐衝撃性が十分ではなく、フィ
ルム、シート、中空容器用材料として実用的ではない。
脂肪酸金属塩から選ばれた少なくとも一種の化合物が添
加される。脂肪酸金属塩の炭素数18から50、好まし
くは、炭素数18から炭素数34の脂肪酸金属塩であ
る。炭素数が18以上で白化防止効果が期待できる。
又、炭素数が50以下で樹脂組成物中への均一分散が良
好となる。脂肪酸は側鎖や二重結合があってもよいが、
ステアリン酸(C18)、エイコサン酸(C20)、ベ
ヘン酸(C22)、モンタン酸(C28)、トリアコン
タン酸(C30)などの直鎖飽和脂肪酸が好ましい。脂
肪酸と塩を形成する金属に特に制限はないが、ナトリウ
ム、カリウム、リチウム、カルシウム、バリウム、マグ
ネシウム、ストロンチウム、アルミニウム、亜鉛等が例
示され、ナトリウム、カリウムおよびリチウム、カルシ
ウム、アルミニウム、及び亜鉛が特に好ましい。
類でもよいし、2種以上を併用してもよい。本発明で
は、脂肪酸金属塩の形状に特に制限はないが、粒径が小
さい方が樹脂組成物中に均一に分散することが容易にな
るため、粒径は0.2mm以下が望ましい。
は、固相重合ポリアミド100重量部に対して0.00
5〜1.0重量部、好ましくは0.05〜0.5重量
部、特に好ましくは0.12〜0.5重量部である。固
相重合ポリアミド100重量部に対して0.005重量
部以上添加することにより白化防止効果が期待できる。
また、添加量が固相重合ポリアミド100重量部に対し
て1.0部以下であると樹脂組成物を成形して得られる
成形品の曇価を低く保つことが可能となる。
の目的、すなわち透明性を損なわない限り、他の樹脂、
具体的にはナイロン6やナイロン66等の他のポリアミ
ド、ポリエチレンテレフタレート等の飽和ポリエステ
ル、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィ
ン、ポリオレフィンエラストマーやポリアミドエラスト
マー等の各種エラストマー、アイオノマー等を添加して
もよい。また、滑剤、離型剤、安定剤、紫外線吸収剤等
の添加剤を加えることもできる。
下「白化防止剤」と記載することがある)の添加は従来
から公知の混合法を適用できる。たとえば、高濃度の白
化防止剤を含有する組成物を製造した後、白化防止剤を
含有しない固相重合ポリアミドペレットで所定の濃度に
希釈し、これらを溶融混練する方法、溶融混練後、引続
き、射出成形などにより成形体を得る方法などが採用さ
れる。また,回転容器内に固相重合ポリアミドペレット
と白化防止剤を投入することにより添加しても良い。
ミド成形体を製造した直後においても、また、白化しな
いか白化が増大しない条件で長期保存した後においても
良好な白化抑制効果を示す。すなわち、白化防止剤を添
加しなくとも白化しないか薄荷が増大しない条件、たと
えば温度23℃で、湿度50%RH雰囲気下に長期保存
した後に、高湿度にさらしたり、水や沸騰水と接触させ
たり、あるいはガラス転移温度以上に加熱しても成形直
後と同様に白化が抑制される。
伸又は非晶で低延伸倍率の状態であれば白化抑制効果を
示し、成形体の形状、成形方法は問わない。従って、本
発明のポリアミド組成物を成形して得られる成形体は、
フィルム、シート、及び中空容器であっても本発明の白
化抑制効果を示す。
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。以下に実施例等における評価方法等について記す。 (1)曇価の測定方法 ASTM D−1003に準じて測定し、フィルム厚み
70μmに換算した値で表示した。 測定装置:日本電色工業(株)製色差計、形式:Z−Σ
80
件 機種:(株)島津製作所製熱流束示差走査熱量計DSC
−50 標準物質:α−アルミナ 試料量:10mg 昇温速度:10℃/分 測定温度範囲:25〜300℃ 雰囲気:窒素ガス 30ml/分
機(型式:ITF−60)を使用し、衝撃子の先端形状
を12.7mm半球とした。測定条件は、23℃、相対
湿度50%とした。
を以下に示す。 a)MXD6:ポリアミドMXD6 b)MoNa:モンタン酸ナトリウム塩(クラリアント
ジャパン(株)製、商品名:Hostamont NaV 101) c)BeNa:安息香酸ナトリウム塩 d)CaNa:カプリン酸ナトリウム塩 e)LaNa:ラウリン酸ナトリウム塩 f)MyNa:ミリスチン酸ナトリウム塩 g)PaNa:パルミチン酸ナトイウム塩 h)StNa:ステアリン酸ナトリウム塩 i)MoCa:モンタン酸カルシウム塩(クラリアント
ジャパン(株)製、商品名:Hostamont CaV 102)
を以下に記す。 a)23℃の蒸留水中に24時間浸漬後の曇価 b)60℃の温水中に30分浸漬後の曇価 c)40℃、80%RHの環境で3週間保存後の曇価 d)100℃の熱風乾燥機中で30分熱処理後の曇価 e)30℃で80%RHの環境で3カ月保存後の曇価
重合させして得られたポリアミドMXD6(相対粘度:
2.05)のペレット状製品100kgを熱媒加熱の外
套を有する内容積250リットルのタンブラー(回転式
の真空槽)に、室温で仕込んだ。ペレット温度が120
℃を越えてポリアミドMXD6が結晶化するまで熱媒を
170℃に保った。その後、熱媒温度を230℃まで上
げ、槽内のペレットの温度を200℃まで上昇させた。
この間、ペレット温度が140℃を越えたところで槽内
を減圧状態(0.5〜10Torr)とし、そのまま2
00℃で40分間過加熱を続けた。その後、再び窒素を
導入して常圧にし、冷却を開始した。ペレットの温度が
90℃以下になったところで、槽からペレットを取り出
した。固相重合後のペレットを分析した結果、相対粘度
は2.60であった。
ット100重量部(以下重量部を「部」と略記する)に
対して、モンタン酸ナトリウム塩5.0部を加えて押出
機内で溶融混練し、ペレットとした。得られたモンタン
酸ナトリウム塩を5.0部含有するペレットに対し、モ
ンタン酸ナトリウム塩を含有しないペレットを混合し
て、100部の固相重合ポリアミドMXD6に対してモ
ンタン酸ナトリウム塩が0.05部含有されるように調
整した。
により、スクリュー回転数50rpm、引き取り速度
3.0m/minで製膜し、巾120mm、厚み60〜
70μmの無延伸フィルムを作製した。得られた無延伸
フィルムの一部をDSCで測定したところ、実質的に非
晶状態であり、ガラス転移温度は80℃であった。得ら
れたフィルムを、直ちに23℃で50%RHの環境で2
週間調湿した。調湿されたフィルムを、23℃蒸留水中
24時間浸漬、60℃温水中30分浸漬、40℃で80
%RHの条件下で3週間保存の各処理を施した。処理前
後の曇価を測定した。処理前後の曇価を表1に示す。ま
た、フィルムインパクトテスターうを使用して、得られ
たフィルムの衝撃穴開け強さを測定したところ、1.0
kgf・cmであった。
ドMXD6を用いて、実施例1と同様にして、非晶無延
伸フィルムを作製し、実施例1と同様な処理を施し、処
理前後の曇価を測定した。結果を表4に示す。
量の異なるペレットを調整し、非晶無延伸フィルムを作
製した。実施例1と同様な処理を施し、処理前後の曇価
を測定した。結果を表1、2に示す。実施例1〜6およ
び比較例1より、モンタン酸ナトリウム塩が優れた白化
抑制効果を示すことがわかる。
量の異なるペレットを調整し、非晶無延伸フィルムを作
製し、実施例1と同様な処理を施し、処理前後の曇価を
測定した。結果を表3、4に示す。
塩、カプリン酸ナトリウム塩、ラウリン酸ナトリウム
塩、ミリスチン酸ナトリウム塩、パルミチン酸ナトリウ
ム塩を固相重合ポリアミドMXD6 100部に対し
て、各々0.2部含有させた以外は実施例1と同様にし
て、非晶無延伸フィルムを作製し、実施例1と同様な処
理を施し、処理前後の曇価を測定した。結果を表5、6
に示す。実施例1〜6と比較例4〜8より、炭素数16
以下の脂肪酸金属塩には白化抑制効果がないことがわか
る。
ウム塩を100部の固相重合ポリアミドMXD6に対し
て0.2部含有させた以外は実施例1と同様にして、非
晶無延伸フィルムを作製し、実施例1と同様な処理を施
し、処理前後の曇価を測定した。結果を表6に示す。
ム塩を100部の固相重合ポリアミドMXD6に対して
0.05部含有させた以外は実施例1と同様にして、非
晶無延伸フィルムを作製し、実施例1と同様な処理を施
し、処理前後の曇価を測定した。結果を表7に示す。
11と同様にして、非晶無延伸フィルムを作製し、実施
例11と同様な処理を施し、処理前後の曇価を測定し
た。結果を表3に示す。
伸フィルムを23℃で50%RH環境で2週間調湿し、
100℃の熱風乾燥機中で30分熱処理し、処理前後の
曇価を測定した。結果を表8に示す。
H環境で2週間調湿した後、100℃の熱風乾燥機中で
30分熱処理し、処理前後の曇価を測定した。結果を表
8に示す。実施例14、15及び16と比較例9より、
本発明の脂肪酸金属塩は乾熱時の白化抑制にも効果を発
揮することがわかる。
対粘度:2.60)100部に対して、0.1部あるい
は0.2部のモンタン酸ナトリウム塩を各々含有させた
ペレットを得た。これらのペレットから作製した厚さ7
0μmの非晶無延伸フィルムを23℃の蒸留水に24時
間漬積後の曇価は、各々5.9%、6.9%であった。
これらのモンタン酸ナトリウム塩を含有させた固相重合
ポリアミドMXD6とポリエチレンテレフタレート(P
ET 日本ユニペット(株)製、商品名:RT543
C、以下同じ)を使用して、2―シリンダー型射出成形
機で、PET、ポリアミドMXD6、PETの順にタイ
ミングをずらして射出して、PET層3層とポリアミド
MXD6層2層とが交互に積層された5層パリソン(P
ET/ポリアミドMXD6/PET/ポリアミドMXD
6/PET)を成形した。
0mm、肉厚4.5mmである。固相重合ポリアミドM
XD6の使用量は、全パリソン重量の10重量%であ
る。次いで、上記で得られたパリソンを延伸ブロー成形
機を用いて、内容積700mlのボトル状多層中空容器
を得た。上記で得たボトル状多層中空容器をただちに3
0℃/80%RH雰囲気下に3ヶ月間保存した後、容器
の低延伸倍率部分(面積延伸倍率1〜1.5倍)よりフ
ィルム状の固相重合ポリアミドMXD6層を取り出し、
曇価を測定した。結果を表9に示す。
ドMXD6を用いた以外は実施例17および18と同様
にして、ボトル状多層中空容器を作製し、30℃/80
%RH雰囲気下に3ヶ月間保存した後、容器の低延伸倍
率部分(面積延伸倍率1〜1.5倍)よりポリアミドM
XD6層を取り出し、曇価を測定した。結果を表9に示
す。実施例17および18と比較例10とより、本発明
の脂肪酸金属塩は多層中空容器においても白化抑制の効
果を発揮することがわかる。
対粘度:2.60)100部に対して、0.1部のモン
タン酸カルシウム塩を含有する固相重合ポリアミドMX
D6のペレットを得た。このペレットから作製した厚さ
70μmの非晶無延伸フィルムを23℃の蒸留水に24
時間漬積後の曇価は、2.7%であった。このモンタン
酸カルシウム塩を含有させた固相重合ポリアミドMXD
6とポリエチレンテレフタレート(PET 日本ユニペ
ット(株)製、商品名:RT543C)を使用して、2
―シリンダー型射出成形機で、PET、ポリアミドMX
D6、PETの順にタイミングをずらして射出して、P
ET層3層と固相重合ポリアミドMXD6層2層とが交
互に積層された5層パリソン(PET/ポリアミドMX
D6/PET/ポリアミドMXD6/PET)を成形し
た。
0mm、肉厚4.5mmであり、ポリアミドMXD6の
使用量は、全パリソン重量の10重量%であった。次い
で、上記で得られたパリソンを延伸ブロー成形機を用い
て、内容積700mlのボトル状多層中空容器を得た。
ボトル状多層中空容器をただちに30℃/80%RH雰
囲気下に3ヶ月間保存した後、容器の低延伸倍率部分
(面積延伸倍率1〜1.5倍)よりフィルム状の固相重
合ポリアミドMXD6層を取り出し、曇価を測定した。
結果を表9に示す。
MXD6の代わりに、重縮合反応により得られた相対粘
度2.05のポリアミドMXD6のペレット(形状:径
3mm、高さ3mm)を用いた以外は実施例1と同様に
して、100部のポリアミドMXD6に対して、モンタ
ン酸ナトリウム塩0.05部を含有するペレットを得
た。得られたペレットを20mmφ単軸押出機により、
スクリュー回転数50rpm、引取速度3.0m/mi
nで製膜、巾120mm、厚み60〜70μmの無延伸
フィルムを作製した。得られた無延伸フィルムの一部を
DSCで測定したところ、実質的に非晶状態であり、ガ
ラス転移温度は80℃であった。
RHの環境で2週間調湿した。調湿されたフィルムを、
23℃蒸留水中24時間浸漬、60℃温水中30分浸
漬、40℃で80%RHの条件下で3週間保存の各処理
前後の曇価を測定した。曇価は、処理前1.4%、23
℃蒸留水中24時間浸漬後5.8%、60℃温水中30
分浸漬後12.1%、40℃で80%RHの条件下で3
週間保存後3.5%であった。また、フィルムインパク
ト試験機を使用して、得られたフィルムの衝撃穴開け強
さを測定したところ、0.5kgf・cm以下であっ
た。
肪酸金属塩を特定量添加混合した組成物から得たフィル
ム、シート及び中空容器は、非晶で無延伸または非晶で
低倍率の延伸状態であっても、高湿度雰囲気下での保存
中、あるいは水との接触の際の白化が少なく、透明性を
維持できる。
Claims (8)
- 【請求項1】 メタキシリレンジアミンを70モル%以
上含むジアミン成分とアジピン酸を70モル%以上含む
ジカルボン酸成分とを溶融重合して得たポリアミドを更
に固相重合することにより得られた固相重合ポリアミド
100重量部に対し、炭素数18から50の脂肪酸金属
塩から選ばれる1種以上の脂肪酸金属塩を0.005〜
1.0重量部添加してなるポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項2】 前記固相重合ポリアミドの相対粘度(ポ
リアミド樹脂1gを96%硫酸水溶液100mlに溶解
し、25℃で測定した値)が2.3〜4.2である請求
項1記載のポリアミド樹脂組成物。 - 【請求項3】 前記固相重合ポリアミド100重量部に
対し、炭素数18から50の脂肪酸金属塩から選ばれる
1種以上の脂肪酸金属塩を0.12〜0.5重量部添加
してなる請求項1及び請求項2記載のポリアミド樹脂組
成物。 - 【請求項4】 メタキシリレンジアミンを70モル%以
上含むジアミン成分とアジピン酸を70モル%以上含む
ジカルボン酸成分とを溶融重合して得たポリアミドを更
に固相重合することによって得られた固相重合ポリアミ
ド100重量部に対し、炭素数18から50の脂肪酸金
属塩から選ばれる1種以上の脂肪酸金属塩を0.005
〜1.0重量部添加してなるポリアミド樹脂組成物を成
形して得られるポリアミド成形体。 - 【請求項5】 メタキシリレンジアミンを70モル%以
上含むジアミン成分とアジピン酸を70モル%以上含む
ジカルボン酸成分とを溶融重合して得たポリアミドを更
に固相重合することによって得られたポリアミド樹脂1
00重量部に対し、炭素数18から50の脂肪酸金属塩
から選ばれる1種以上の脂肪酸金属塩を0.005〜
1.0重量部添加してなるポリアミド樹脂組成物から形
成された層を少なくとも1層含むことを特徴とする多層
ポリアミド成形体。 - 【請求項6】 前記固相重合ポリアミドの相対粘度(ポ
リアミド樹脂1gを96%硫酸水溶液100mlに溶解
し、25℃で測定した値)が2.3〜4.2である請求
項4又は請求項5のいずれかに記載のポリアミド成形
体。 - 【請求項7】 前記固相重合ポリアミド100重量部に
対し、炭素数18から50の脂肪酸金属塩から選ばれる
1種以上の脂肪酸金属塩を0.12〜0.5重量部添加
してなる請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のポ
リアミド成形体。 - 【請求項8】 前記成形体がフィルム、シート又は中空
容器である請求項4ないし請求項7のいずれかに記載の
ポリアミド成形体。
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|---|---|---|---|
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5505498 | 1998-03-06 | ||
| JP10-55054 | 1998-03-06 | ||
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|---|---|
| JP (1) | JP4359726B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002201352A (ja) * | 2001-01-09 | 2002-07-19 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 樹脂組成物及び積層体 |
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-
1999
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|---|---|---|---|---|
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| CN121270939A (zh) * | 2025-12-05 | 2026-01-06 | 湖北合聚高分子材料有限公司 | 一种高光泽度高韧性mxd6树脂合成方法及应用 |
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