JPH11316793A - バイポーラ乗算回路およびそれに用いる電圧加算回路 - Google Patents
バイポーラ乗算回路およびそれに用いる電圧加算回路Info
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- JPH11316793A JPH11316793A JP10121528A JP12152898A JPH11316793A JP H11316793 A JPH11316793 A JP H11316793A JP 10121528 A JP10121528 A JP 10121528A JP 12152898 A JP12152898 A JP 12152898A JP H11316793 A JPH11316793 A JP H11316793A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入力インピーダンスが高く、小さなチップ面
積で実現できる電圧加算回路を提供する。 【解決手段】 エミッタ結合されたバイポーラ・トラン
ジスタQ1a、Q2aとQ3a、Q4aが第1および第
2不平衡差動対をそれぞれ形成する。第1および第2の
不平衡差動対は、定電流源1a、1bでそれぞれ駆動さ
れる。バイポーラ・トランジスタQ1aとQ2aのベー
ス間に第1入力電圧V1が差動入力され、バイポーラ・
トランジスタQ3aのベースに第2入力電圧V2が入力
される。第1および第2の不平衡差動対は第1および第
2のオフセット電圧を生成する。バイポーラ・トランジ
スタQ4aとQ1aのコレクタ電流は等しい。ダイオー
ド接続されたバイポーラ・トランジスタQ4aのベース
に第1および第2の入力電圧V1、V2の和と第1および
第2のオフセット電圧の和を含む出力電圧が生成され
る。
積で実現できる電圧加算回路を提供する。 【解決手段】 エミッタ結合されたバイポーラ・トラン
ジスタQ1a、Q2aとQ3a、Q4aが第1および第
2不平衡差動対をそれぞれ形成する。第1および第2の
不平衡差動対は、定電流源1a、1bでそれぞれ駆動さ
れる。バイポーラ・トランジスタQ1aとQ2aのベー
ス間に第1入力電圧V1が差動入力され、バイポーラ・
トランジスタQ3aのベースに第2入力電圧V2が入力
される。第1および第2の不平衡差動対は第1および第
2のオフセット電圧を生成する。バイポーラ・トランジ
スタQ4aとQ1aのコレクタ電流は等しい。ダイオー
ド接続されたバイポーラ・トランジスタQ4aのベース
に第1および第2の入力電圧V1、V2の和と第1および
第2のオフセット電圧の和を含む出力電圧が生成され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラ乗算回
路およびそれに用いる電圧加算回路に関し、さらに言え
ば、半導体集積回路上に好適に形成されるバイポーラ乗
算回路と、そのバイポーラ乗算回路に好適に用いられる
オフセット電圧生成機能を持つ電圧加算回路に関する。
路およびそれに用いる電圧加算回路に関し、さらに言え
ば、半導体集積回路上に好適に形成されるバイポーラ乗
算回路と、そのバイポーラ乗算回路に好適に用いられる
オフセット電圧生成機能を持つ電圧加算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバイポーラ乗算回路の一例とし
て、本願発明者による「バイアス・オフセット技術に基
づく抵抗性入力を備えた低電圧バイポーラ・クォータ・
スクェア・マルチプライヤ(ABipolar Low-Voltage Qua
rter-Square Multiplier with aResistive-Input Based
on the Bias Offset Technique)」と題された論文ア
イ・イー・イー・イー・ジャーナル・オブ・ソリッド・
ステート・サーキッツ(IEEE Journal of Solid-State
Circuits)(1997年2月、第32巻、第2号、25
8−266頁)に記載された、電圧加算回路を用いた乗
算回路がある。
て、本願発明者による「バイアス・オフセット技術に基
づく抵抗性入力を備えた低電圧バイポーラ・クォータ・
スクェア・マルチプライヤ(ABipolar Low-Voltage Qua
rter-Square Multiplier with aResistive-Input Based
on the Bias Offset Technique)」と題された論文ア
イ・イー・イー・イー・ジャーナル・オブ・ソリッド・
ステート・サーキッツ(IEEE Journal of Solid-State
Circuits)(1997年2月、第32巻、第2号、25
8−266頁)に記載された、電圧加算回路を用いた乗
算回路がある。
【0003】図12は、上記論文に記載された従来のバ
イポーラ乗算回路を示す。この回路は2つの乗算回路を
備えており、いわゆるクォータスクェア型乗算回路であ
る。
イポーラ乗算回路を示す。この回路は2つの乗算回路を
備えており、いわゆるクォータスクェア型乗算回路であ
る。
【0004】図12の回路において、エミッタ結合され
た2つのnpn型バイポーラ・トランジスタ(以下、ト
ランジスタと称す)Q101,Q102は第1差動対を
形成し、エミッタ結合された2つのnpn型トランジス
タQ103,Q104は第2差動対を形成する。エミッ
タ結合された2つのnpn型トランジスタQ105,Q
106は第3差動対を形成し、エミッタ結合された2つ
のnpn型トランジスタQ107,Q108は第4差動
対を形成する。
た2つのnpn型バイポーラ・トランジスタ(以下、ト
ランジスタと称す)Q101,Q102は第1差動対を
形成し、エミッタ結合された2つのnpn型トランジス
タQ103,Q104は第2差動対を形成する。エミッ
タ結合された2つのnpn型トランジスタQ105,Q
106は第3差動対を形成し、エミッタ結合された2つ
のnpn型トランジスタQ107,Q108は第4差動
対を形成する。
【0005】第1、第2、第3および第4の差動対の結
合されたエミッタは、それぞれ定電流源101,10
2,103,104(いずれも電流値はI0)を介して
接地されている。これらの差動対は、定電流源の生成す
る定電流I0で駆動される。
合されたエミッタは、それぞれ定電流源101,10
2,103,104(いずれも電流値はI0)を介して
接地されている。これらの差動対は、定電流源の生成す
る定電流I0で駆動される。
【0006】第1差動対のトランジスタQ101のベー
スと3つの抵抗器121,122,123(いずれも抵
抗値はR)の一端は共通接続されている。トランジスタ
Q102のベースは、定電圧源105(電圧値:VR)
を介して接地されている。抵抗器121,122の他端
に第1および第2の入力電圧Vx,Vyがそれぞれ印加さ
れ、抵抗器123の他端に直流電圧Vkが印加される。
トランジスタQ102のベースに定電圧源105の生成
する基準電圧VRが印加される。
スと3つの抵抗器121,122,123(いずれも抵
抗値はR)の一端は共通接続されている。トランジスタ
Q102のベースは、定電圧源105(電圧値:VR)
を介して接地されている。抵抗器121,122の他端
に第1および第2の入力電圧Vx,Vyがそれぞれ印加さ
れ、抵抗器123の他端に直流電圧Vkが印加される。
トランジスタQ102のベースに定電圧源105の生成
する基準電圧VRが印加される。
【0007】第2差動対のトランジスタQ103のベー
スと3つの抵抗器124,125,126(いずれも抵
抗値はR)の一端は共通接続されている。トランジスタ
Q104のベースと抵抗器127(抵抗値:R)および
128(抵抗値:R/2)の一端は、共通接続されてい
る。抵抗器124,125の他端にそれぞれ第1および
第2の入力電圧Vx,Vyが印加され、抵抗器127の他
端に直流電圧Vkが印加される。抵抗器126,128
の他端は、定電圧源105(電圧値:VR)を介して接
地されている。
スと3つの抵抗器124,125,126(いずれも抵
抗値はR)の一端は共通接続されている。トランジスタ
Q104のベースと抵抗器127(抵抗値:R)および
128(抵抗値:R/2)の一端は、共通接続されてい
る。抵抗器124,125の他端にそれぞれ第1および
第2の入力電圧Vx,Vyが印加され、抵抗器127の他
端に直流電圧Vkが印加される。抵抗器126,128
の他端は、定電圧源105(電圧値:VR)を介して接
地されている。
【0008】第3差動対のトランジスタQ105のベー
スと3つの抵抗器129,130,131(いずれも抵
抗値はR)の一端は共通接続されている。トランジスタ
Q104のベースと抵抗器132(抵抗値:R)および
133(抵抗値:R/2)の一端は、共通接続されてい
る。抵抗器130,132の他端に第1および第2の入
力電圧Vx,Vyがそれぞれ印加され、抵抗器131の他
端に直流電圧Vkが印加される。抵抗器129,133
の他端は、定電圧源105(電圧値:VR)を介して接
地されている。
スと3つの抵抗器129,130,131(いずれも抵
抗値はR)の一端は共通接続されている。トランジスタ
Q104のベースと抵抗器132(抵抗値:R)および
133(抵抗値:R/2)の一端は、共通接続されてい
る。抵抗器130,132の他端に第1および第2の入
力電圧Vx,Vyがそれぞれ印加され、抵抗器131の他
端に直流電圧Vkが印加される。抵抗器129,133
の他端は、定電圧源105(電圧値:VR)を介して接
地されている。
【0009】第4差動対のトランジスタQ107のベー
スと2つの抵抗器134(抵抗値:R),135(抵抗
値:R/2)の一端は共通接続されている。トランジス
タQ104のベースと3つの抵抗器136,137,1
38(いずれも抵抗値はR)の一端は、共通接続されて
いる。抵抗器134,136の他端に第1および第2の
入力電圧Vx,Vyがそれぞれ印加され、抵抗器137の
他端に直流電圧Vkが印加される。抵抗器135,13
8の他端は、定電圧源105(電圧値:VR)を介して
接地されている。
スと2つの抵抗器134(抵抗値:R),135(抵抗
値:R/2)の一端は共通接続されている。トランジス
タQ104のベースと3つの抵抗器136,137,1
38(いずれも抵抗値はR)の一端は、共通接続されて
いる。抵抗器134,136の他端に第1および第2の
入力電圧Vx,Vyがそれぞれ印加され、抵抗器137の
他端に直流電圧Vkが印加される。抵抗器135,13
8の他端は、定電圧源105(電圧値:VR)を介して
接地されている。
【0010】トランジスタQ101,Q104,Q10
6,Q107のコレクタは共通接続され、さらに負荷抵
抗器141(抵抗値:RL)を介して電源線(電電電
圧:VCC)に接続されている。トランジスタQ102,
Q103,Q105,Q108のコレクタは共通接続さ
れ、さらに負荷抵抗器142(抵抗値RL)を介して電
源線(電源電圧:VCC)に接続されている。
6,Q107のコレクタは共通接続され、さらに負荷抵
抗器141(抵抗値:RL)を介して電源線(電電電
圧:VCC)に接続されている。トランジスタQ102,
Q103,Q105,Q108のコレクタは共通接続さ
れ、さらに負荷抵抗器142(抵抗値RL)を介して電
源線(電源電圧:VCC)に接続されている。
【0011】図12の回路では、トランジスタQ10
1,Q102のベースが形成する第1差動対の入力端子
対に信号電圧(Vx+Vy+Vk)/3が印加される。ト
ランジスタQ103,Q104のベースが形成する第2
差動対の入力端子対に信号電圧(Vx+Vy−Vk)/3
が印加される。これらの信号電圧に含まれる直流電圧V
kは、オフセット電圧として作用する。そして、交叉接
続されたトランジスタQ101,Q102のコレクタと
トランジスタQ103,Q104のコレクタの接続点に
流れる差動出力電流は、第1および第2の入力電圧の和
電圧(Vx+Vy)に対して二乗特性を持つ。すなわち、
第1および第2の差動対は第1二乗回路を形成する。
1,Q102のベースが形成する第1差動対の入力端子
対に信号電圧(Vx+Vy+Vk)/3が印加される。ト
ランジスタQ103,Q104のベースが形成する第2
差動対の入力端子対に信号電圧(Vx+Vy−Vk)/3
が印加される。これらの信号電圧に含まれる直流電圧V
kは、オフセット電圧として作用する。そして、交叉接
続されたトランジスタQ101,Q102のコレクタと
トランジスタQ103,Q104のコレクタの接続点に
流れる差動出力電流は、第1および第2の入力電圧の和
電圧(Vx+Vy)に対して二乗特性を持つ。すなわち、
第1および第2の差動対は第1二乗回路を形成する。
【0012】他方、トランジスタQ105,Q106の
ベースが形成する第3差動対の入力端子対に信号電圧
(Vx−Vy+Vk)/3が印加される。トランジスタQ
107,Q108のベースが形成する第4差動対の入力
端子対に信号電圧(Vx−Vy−Vk)/3が印加され
る。これらの信号電圧に含まれる直流電圧Vkは、オフ
セット電圧として作用する。そして、交叉接続されたト
ランジスタQ105,Q106のコレクタとトランジス
タQ107,Q108のコレクタの接続点に流れる電流
の差動出力は、第1および第2の入力電圧の差電圧(V
x−Vy)に対して二乗特性を持つ。すなわち、第3およ
び第4の差動対は第2二乗回路を形成する。
ベースが形成する第3差動対の入力端子対に信号電圧
(Vx−Vy+Vk)/3が印加される。トランジスタQ
107,Q108のベースが形成する第4差動対の入力
端子対に信号電圧(Vx−Vy−Vk)/3が印加され
る。これらの信号電圧に含まれる直流電圧Vkは、オフ
セット電圧として作用する。そして、交叉接続されたト
ランジスタQ105,Q106のコレクタとトランジス
タQ107,Q108のコレクタの接続点に流れる電流
の差動出力は、第1および第2の入力電圧の差電圧(V
x−Vy)に対して二乗特性を持つ。すなわち、第3およ
び第4の差動対は第2二乗回路を形成する。
【0013】第1および第2の二乗回路の出力電流は、
トランジスタQ101,Q104,Q106,Q107
のコレクタの共通接続点およびトランジスタQ102,
Q103,Q105,Q108のコレクタの共通接続点
において減算される。これらの共通接続点に流れる電流
を差動出力する。この差動出力電流は第1および第2の
入力電圧の積を含み、図12の回路は乗算回路として動
作する。
トランジスタQ101,Q104,Q106,Q107
のコレクタの共通接続点およびトランジスタQ102,
Q103,Q105,Q108のコレクタの共通接続点
において減算される。これらの共通接続点に流れる電流
を差動出力する。この差動出力電流は第1および第2の
入力電圧の積を含み、図12の回路は乗算回路として動
作する。
【0014】従来のバイポーラ乗算回路の他の例とし
て、特開平5−94552号公報に開示されたマルチプ
ライヤ(すなわち、乗算回路)がある。このバイポーラ
乗算回路は、本願発明者と同一の発明者により考案され
たものである。
て、特開平5−94552号公報に開示されたマルチプ
ライヤ(すなわち、乗算回路)がある。このバイポーラ
乗算回路は、本願発明者と同一の発明者により考案され
たものである。
【0015】上記公報のバイポーラ乗算回路は、「不平
衡差動対の2組で構成される2乗回路の2組;を備え、
一方の2乗回路の差動入力対には2つの入力電圧信号が
互いに逆相の関係で印加され;他方の2乗回路の差動入
力対には、前記2つの入力電圧信号が互いに同相の関係
で印加され;2組の2乗回路の相互間ではそれぞれの差
動出力対の極性の異なるもの同士が共通接続されて出力
端子対を構成」するものである。
衡差動対の2組で構成される2乗回路の2組;を備え、
一方の2乗回路の差動入力対には2つの入力電圧信号が
互いに逆相の関係で印加され;他方の2乗回路の差動入
力対には、前記2つの入力電圧信号が互いに同相の関係
で印加され;2組の2乗回路の相互間ではそれぞれの差
動出力対の極性の異なるもの同士が共通接続されて出力
端子対を構成」するものである。
【0016】このバイポーラ乗算回路では、エミッタ結
合された2つのトランジスタ(エミッタ面積比は1:
K、ただし、Kは1より大きい定数)により形成される
不平衡差動対を用いているので、VK=VTln(K)で
表されるオフセット電圧VKがバイポーラ乗算回路内で
生成される。よって、オフセット電圧を入力する必要が
ないという利点がある。
合された2つのトランジスタ(エミッタ面積比は1:
K、ただし、Kは1より大きい定数)により形成される
不平衡差動対を用いているので、VK=VTln(K)で
表されるオフセット電圧VKがバイポーラ乗算回路内で
生成される。よって、オフセット電圧を入力する必要が
ないという利点がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図12の従来のバイポ
ーラ乗算回路では、次の問題がある。
ーラ乗算回路では、次の問題がある。
【0018】図12の回路では、第1、第2、第3よび
第4の差動対に入力される四つの信号電圧(Vx+Vy+
Vk),(Vx+Vy−Vk),(Vx−Vy+Vk),(Vx
−Vy−Vk)を生成するための入力回路として、抵抗器
により構成された抵抗加算回路を使用している。抵抗加
算回路を用いた場合、各差動対の入力端子に抵抗器が並
列に接続されるので、バイポーラ乗算回路の入力インピ
ーダンスを高めることが困難であるという問題がある。
第4の差動対に入力される四つの信号電圧(Vx+Vy+
Vk),(Vx+Vy−Vk),(Vx−Vy+Vk),(Vx
−Vy−Vk)を生成するための入力回路として、抵抗器
により構成された抵抗加算回路を使用している。抵抗加
算回路を用いた場合、各差動対の入力端子に抵抗器が並
列に接続されるので、バイポーラ乗算回路の入力インピ
ーダンスを高めることが困難であるという問題がある。
【0019】他方、特開平5−94552号公報のバイ
ポーラ乗算回路では、生成されるオフセット電圧が不平
衡差動対を形成する2つのトランジスタのエミッタ面積
比で決定される。よって、最適なオフセット電圧を得る
ためには、エミッタ面積比を表す定数Kを大きくする必
要があり、それに伴って半導体集積回路上に形成する場
合にチップ面積が大きくなるという問題がある。
ポーラ乗算回路では、生成されるオフセット電圧が不平
衡差動対を形成する2つのトランジスタのエミッタ面積
比で決定される。よって、最適なオフセット電圧を得る
ためには、エミッタ面積比を表す定数Kを大きくする必
要があり、それに伴って半導体集積回路上に形成する場
合にチップ面積が大きくなるという問題がある。
【0020】そこで、本発明の目的は、入力インピーダ
ンスを高めることのできる電圧加算回路およびバイポー
ラ乗算回路を提供することにある。
ンスを高めることのできる電圧加算回路およびバイポー
ラ乗算回路を提供することにある。
【0021】本発明の他の目的は、所望のオフセット電
圧を得るために必要なチップ面積を小さくすることので
きる電圧加算回路およびバイポーラ乗算回路を提供する
ことにある。
圧を得るために必要なチップ面積を小さくすることので
きる電圧加算回路およびバイポーラ乗算回路を提供する
ことにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の第1の
電圧加算回路は、第1および第2のバイポーラ・トラン
ジスタがエミッタ結合されて形成された第1不平衡差動
対と、前記第1不平衡差動対を第1定電流で駆動する第
1定電流源と、第3バイポーラ・トランジスタと、ダイ
オード接続された第4バイポーラ・トランジスタとがエ
ミッタ結合されて形成された第2不平衡差動対と、前記
第2不平衡差動対を第2定電流で駆動する第2定電流源
とを備え、前記第1バイポーラ・トランジスタのエミッ
タ面積は、前記第2バイポーラ・トランジスタのエミッ
タ面積のK1倍(K1は1より大きい定数)であり、且つ
前記第3バイポーラ・トランジスタのエミッタ面積は、
前記第4バイポーラ・トランジスタのエミッタ面積のK
2倍(K2は1より大きい定数)であり、前記第4バイポ
ーラ・トランジスタに流れる電流は、前記第1バイポー
ラ・トランジスタに流れる電流に等しく設定され、前記
第1不平衡差動対を形成する前記第1および第2のバイ
ポーラ・トランジスタのベース間に第1入力電圧が差動
入力されると共に、前記第2不平衡差動対を形成する前
記第3バイポーラ・トランジスタのベースと基準点との
間に第2入力電圧が差動入力され、それによって前記第
1および第2の不平衡差動対には第1および第2のオフ
セット電圧がそれぞれ生成され、前記第1および第2の
入力電圧の和を含む当該電圧加算回路の出力電圧は、前
記第4バイポーラ・トランジスタのベースと前記基準点
との間から取り出されると共に、前記第1および第2の
オフセット電圧の和を含んでいることを特徴とする。
電圧加算回路は、第1および第2のバイポーラ・トラン
ジスタがエミッタ結合されて形成された第1不平衡差動
対と、前記第1不平衡差動対を第1定電流で駆動する第
1定電流源と、第3バイポーラ・トランジスタと、ダイ
オード接続された第4バイポーラ・トランジスタとがエ
ミッタ結合されて形成された第2不平衡差動対と、前記
第2不平衡差動対を第2定電流で駆動する第2定電流源
とを備え、前記第1バイポーラ・トランジスタのエミッ
タ面積は、前記第2バイポーラ・トランジスタのエミッ
タ面積のK1倍(K1は1より大きい定数)であり、且つ
前記第3バイポーラ・トランジスタのエミッタ面積は、
前記第4バイポーラ・トランジスタのエミッタ面積のK
2倍(K2は1より大きい定数)であり、前記第4バイポ
ーラ・トランジスタに流れる電流は、前記第1バイポー
ラ・トランジスタに流れる電流に等しく設定され、前記
第1不平衡差動対を形成する前記第1および第2のバイ
ポーラ・トランジスタのベース間に第1入力電圧が差動
入力されると共に、前記第2不平衡差動対を形成する前
記第3バイポーラ・トランジスタのベースと基準点との
間に第2入力電圧が差動入力され、それによって前記第
1および第2の不平衡差動対には第1および第2のオフ
セット電圧がそれぞれ生成され、前記第1および第2の
入力電圧の和を含む当該電圧加算回路の出力電圧は、前
記第4バイポーラ・トランジスタのベースと前記基準点
との間から取り出されると共に、前記第1および第2の
オフセット電圧の和を含んでいることを特徴とする。
【0023】(2) 本発明の第1の電圧加算回路で
は、第1定電流で駆動される第1不平衡差動対と第2定
電流で駆動される第2不平衡差動対とを備え、第1不平
衡差動対を形成するエミッタ面積の大きい第1バイポー
ラ・トランジスタと第2不平衡差動対を形成するエミッ
タ面積の小さい第4バイポーラ・トランジスタのそれぞ
れに流れる電流が互いに等しくなるよう設定されてい
る。そして、第1不平衡差動対を形成する第1および第
2のバイポーラ・トランジスタのベース間に第1入力電
圧が差動入力される一方、第2不平衡差動対を形成する
第3バイポーラ・トランジスタのベースと基準点との間
に第2入力電圧が差動入力され、それによって前記第1
および第2の不平衡差動対にそれぞれ第1および第2の
オフセット電圧が生成される。
は、第1定電流で駆動される第1不平衡差動対と第2定
電流で駆動される第2不平衡差動対とを備え、第1不平
衡差動対を形成するエミッタ面積の大きい第1バイポー
ラ・トランジスタと第2不平衡差動対を形成するエミッ
タ面積の小さい第4バイポーラ・トランジスタのそれぞ
れに流れる電流が互いに等しくなるよう設定されてい
る。そして、第1不平衡差動対を形成する第1および第
2のバイポーラ・トランジスタのベース間に第1入力電
圧が差動入力される一方、第2不平衡差動対を形成する
第3バイポーラ・トランジスタのベースと基準点との間
に第2入力電圧が差動入力され、それによって前記第1
および第2の不平衡差動対にそれぞれ第1および第2の
オフセット電圧が生成される。
【0024】さらに、第1および第2の入力電圧の和を
含む当該電圧加算回路の出力電圧は、第2不平衡差動対
を形成する第4バイポーラ・トランジスタのベースと前
記基準点との間から取り出されると共に、前記第1およ
び第2のオフセット電圧の和を含んでいる。
含む当該電圧加算回路の出力電圧は、第2不平衡差動対
を形成する第4バイポーラ・トランジスタのベースと前
記基準点との間から取り出されると共に、前記第1およ
び第2のオフセット電圧の和を含んでいる。
【0025】このように、第1および第2の入力電圧
は、第1および第2の不平衡差動対の入力端子対にそれ
ぞれ入力されるので、入力インピーダンスを高めること
ができる。
は、第1および第2の不平衡差動対の入力端子対にそれ
ぞれ入力されるので、入力インピーダンスを高めること
ができる。
【0026】また、当該電圧加算回路の出力電圧は、第
1および第2の不平衡差動対のそれぞれが生成する第1
および第2のオフセット電圧の和を含んでいるので、第
1および第3のバイポーラ・トランジスタのエミッタ面
積を小さくでき、その結果、チップ面積を小さくでき
る。
1および第2の不平衡差動対のそれぞれが生成する第1
および第2のオフセット電圧の和を含んでいるので、第
1および第3のバイポーラ・トランジスタのエミッタ面
積を小さくでき、その結果、チップ面積を小さくでき
る。
【0027】(3) 本発明の第2の電圧加算回路は、
第1および第2のバイポーラ・トランジスタがエミッタ
結合されて形成された第1不平衡差動対と、前記第1不
平衡差動対を第1定電流で駆動する第1定電流源と、第
3バイポーラ・トランジスタと、ダイオード接続された
第4バイポーラ・トランジスタとがエミッタ結合されて
形成された第2不平衡差動対と、前記第2不平衡差動対
を第2定電流で駆動する第2定電流源とを備え、前記第
2バイポーラ・トランジスタのエミッタ面積は、前記第
1バイポーラ・トランジスタのエミッタ面積のK1倍
(K1は1より大きい定数)であり、且つ前記第4バイ
ポーラ・トランジスタのエミッタ面積は、前記第バイポ
ーラ・トランジスタのエミッタ面積のK2倍(K2は1よ
り大きい定数)であり、前記第4バイポーラ・トランジ
スタに流れる電流は、前記第1バイポーラ・トランジス
タに流れる電流に等しく設定され、前記第1不平衡差動
対を形成する前記第1および第2のバイポーラ・トラン
ジスタのベース間に第1入力電圧が差動入力されると共
に、前記第2不平衡差動対を形成する前記第3バイポー
ラ・トランジスタのベースと基準点との間に第2入力電
圧が差動入力され、それによって前記第1および第2の
不平衡差動対には第1および第2のオフセット電圧がそ
れぞれ生成され、前記第1および第2の入力電圧の和を
含む当該電圧加算回路の出力電圧は、前記第4バイポー
ラ・トランジスタのベースと前記基準点との間から取り
出されると共に、前記第1および第2のオフセット電圧
の和を含んでいることを特徴とする。
第1および第2のバイポーラ・トランジスタがエミッタ
結合されて形成された第1不平衡差動対と、前記第1不
平衡差動対を第1定電流で駆動する第1定電流源と、第
3バイポーラ・トランジスタと、ダイオード接続された
第4バイポーラ・トランジスタとがエミッタ結合されて
形成された第2不平衡差動対と、前記第2不平衡差動対
を第2定電流で駆動する第2定電流源とを備え、前記第
2バイポーラ・トランジスタのエミッタ面積は、前記第
1バイポーラ・トランジスタのエミッタ面積のK1倍
(K1は1より大きい定数)であり、且つ前記第4バイ
ポーラ・トランジスタのエミッタ面積は、前記第バイポ
ーラ・トランジスタのエミッタ面積のK2倍(K2は1よ
り大きい定数)であり、前記第4バイポーラ・トランジ
スタに流れる電流は、前記第1バイポーラ・トランジス
タに流れる電流に等しく設定され、前記第1不平衡差動
対を形成する前記第1および第2のバイポーラ・トラン
ジスタのベース間に第1入力電圧が差動入力されると共
に、前記第2不平衡差動対を形成する前記第3バイポー
ラ・トランジスタのベースと基準点との間に第2入力電
圧が差動入力され、それによって前記第1および第2の
不平衡差動対には第1および第2のオフセット電圧がそ
れぞれ生成され、前記第1および第2の入力電圧の和を
含む当該電圧加算回路の出力電圧は、前記第4バイポー
ラ・トランジスタのベースと前記基準点との間から取り
出されると共に、前記第1および第2のオフセット電圧
の和を含んでいることを特徴とする。
【0028】(4) 本発明の第2の電圧加算回路は、
本発明の第1の電圧加算回路の第1および第2のバイポ
ーラ・トランジスタのエミッタ面積の大小を反転し、第
3および第4のバイポーラ・トランジスタのエミッタ面
積の大小を反転したものに相当する。よって、第1およ
び第2のオフセット電圧は、本発明の第1の電圧加算回
路の第1および第2のオフセット電圧の極性(正負の符
号)を反転させた電圧に等しい。その他の点は本発明の
第1の電圧加算回路と同じである。
本発明の第1の電圧加算回路の第1および第2のバイポ
ーラ・トランジスタのエミッタ面積の大小を反転し、第
3および第4のバイポーラ・トランジスタのエミッタ面
積の大小を反転したものに相当する。よって、第1およ
び第2のオフセット電圧は、本発明の第1の電圧加算回
路の第1および第2のオフセット電圧の極性(正負の符
号)を反転させた電圧に等しい。その他の点は本発明の
第1の電圧加算回路と同じである。
【0029】よって、本発明の第2の電圧加算回路で
は、上記(2)に述べたのと同じ理由により、入力イン
ピーダンスを高めることができ、同時にチップ面積を小
さくできる。
は、上記(2)に述べたのと同じ理由により、入力イン
ピーダンスを高めることができ、同時にチップ面積を小
さくできる。
【0030】(5) 本発明の第1および第2の電圧加
算回路の好ましい例では、前記第1および第2の定電流
の値が互いに等しく設定される。
算回路の好ましい例では、前記第1および第2の定電流
の値が互いに等しく設定される。
【0031】本発明の第1および第2の電圧加算回路の
他の好ましい例では、前記第1および第2のバイポーラ
・トランジスタが第1導電型であり、前記第3および第
4のバイポーラ・トランジスタが第2導電型であって、
前記第1および第4のバイポーラ・トランジスタのコレ
クタが互いに接続される。
他の好ましい例では、前記第1および第2のバイポーラ
・トランジスタが第1導電型であり、前記第3および第
4のバイポーラ・トランジスタが第2導電型であって、
前記第1および第4のバイポーラ・トランジスタのコレ
クタが互いに接続される。
【0032】本発明の第1および第2の電圧加算回路の
さらに他の好ましい例では、入力電流に等しい出力電流
を生成するカレントミラー回路をさらに含んでおり、前
記第1バイポーラ・トランジスタに流れる電流が前記カ
レントミラー回路の入力電流として設定され、前記第4
バイポーラ・トランジスタに流れる電流が前記カレント
ミラー回路の出力電流として設定される。
さらに他の好ましい例では、入力電流に等しい出力電流
を生成するカレントミラー回路をさらに含んでおり、前
記第1バイポーラ・トランジスタに流れる電流が前記カ
レントミラー回路の入力電流として設定され、前記第4
バイポーラ・トランジスタに流れる電流が前記カレント
ミラー回路の出力電流として設定される。
【0033】本発明の第1および第2の電圧加算回路の
さらに他の好ましい例では、前記第1および第2の不平
衡差動対の共通負荷として第3定電流源をさらに含んで
おり、その第3定電流源は、前記第2および第4のバイ
ポーラ・トランジスタにそれぞれ流れる電流が一対の差
動電流を形成するように、前記第1および第2の不平衡
差動対に接続される。
さらに他の好ましい例では、前記第1および第2の不平
衡差動対の共通負荷として第3定電流源をさらに含んで
おり、その第3定電流源は、前記第2および第4のバイ
ポーラ・トランジスタにそれぞれ流れる電流が一対の差
動電流を形成するように、前記第1および第2の不平衡
差動対に接続される。
【0034】本発明の第1および第2の電圧加算回路の
さらに他の好ましい例では、前記第1不平衡差動対を形
成する前記第2バイポーラ・トランジスタのコレクタに
第1定電圧(例えば、電源電圧または接地電圧)が印加
され、前記第2不平衡差動対を形成する前記第3バイポ
ーラ・トランジスタのコレクタに第2定電圧(例えば、
電源電圧または接地電圧)が印加される。
さらに他の好ましい例では、前記第1不平衡差動対を形
成する前記第2バイポーラ・トランジスタのコレクタに
第1定電圧(例えば、電源電圧または接地電圧)が印加
され、前記第2不平衡差動対を形成する前記第3バイポ
ーラ・トランジスタのコレクタに第2定電圧(例えば、
電源電圧または接地電圧)が印加される。
【0035】(6) 本発明の第1のバイポーラ乗算回
路は、入力回路と乗算器コア回路とを備えてなるバイポ
ーラ乗算回路であって、前記入力回路は、上記(1)ま
たは(5)のいずれかに記載の構成を持つと共に、第1
および第2の入力端子対と出力端子対を有する第1電圧
加算回路と、上記(3)または(5)のいずれかに記載
の構成を持つと共に、第1および第2の入力端子対と出
力端子対を有する第2電圧加算回路と、上記(1)また
は(5)のいずれかに記載の構成を持つと共に、第1お
よび第2の入力端子対と出力端子対を有する第3電圧加
算回路と、上記(3)または(5)のいずれかに記載の
構成を持つと共に、第1および第2の入力端子対と出力
端子対を有する第4電圧加算回路とを有しており、前記
乗算器コア回路は、第1定電流で駆動されると共に、入
力端子対と出力端子対を有する第1差動対と、第2定電
流で駆動されると共に、入力端子対と出力端子対を有す
る第2差動対と、第3定電流で駆動されると共に、入力
端子対と出力端子対を有する第3差動対と、第4定電流
で駆動されると共に、入力端子対と出力端子対を有する
第4差動対とを有しており、前記第1、第2、第3およ
び第4の電圧加算回路の第1入力端子対には、それぞれ
第1入力電圧が差動入力される一方、前記第1、第2、
第3および第4の電圧加算回路の第2入力端子対には、
それぞれ共通の基準点に対して第2入力電圧が差動入力
され、しかも、前記第1電圧加算回路の出力端子対は前
記第1差動対の入力端子対に接続されていて、前記第1
および第2の入力電圧の和を含む前記第1電圧加算回路
の出力電圧は前記第1差動対の入力端子対に差動入力さ
れ、前記第2電圧加算回路の出力端子対は前記第2差動
対の入力端子対に接続されていて、前記第1および第2
の入力電圧の和を含む前記第2電圧加算回路の出力電圧
は前記第2差動対の入力端子対に差動入力され、前記第
3電圧加算回路の出力端子対は前記第3差動対の入力端
子対に接続されていて、前記第1および第2の入力電圧
の和を含む前記第3電圧加算回路の出力電圧は前記第3
差動対の入力端子対に差動入力され、前記第4電圧加算
回路の出力端子対は前記第4差動対の入力端子対に接続
されていて、前記第1および第2の入力電圧の和を含む
前記第4電圧加算回路の出力電圧は前記第4差動対の入
力端子対に差動入力され、前記第1、第2、第3および
第4の電圧加算回路の出力端子対の一方は、互いに接続
されて当該乗算回路の出力端子対の一方を形成し、且つ
前記第1、第2、第3および第4の電圧加算回路の出力
端子対の他方は、互いに接続されて当該乗算回路の出力
端子対の他方を形成しており、前記第1および第2の入
力電圧の乗算結果を含む当該乗算回路の差動出力は、当
該乗算回路の出力端子対から取り出されることを特徴と
する。
路は、入力回路と乗算器コア回路とを備えてなるバイポ
ーラ乗算回路であって、前記入力回路は、上記(1)ま
たは(5)のいずれかに記載の構成を持つと共に、第1
および第2の入力端子対と出力端子対を有する第1電圧
加算回路と、上記(3)または(5)のいずれかに記載
の構成を持つと共に、第1および第2の入力端子対と出
力端子対を有する第2電圧加算回路と、上記(1)また
は(5)のいずれかに記載の構成を持つと共に、第1お
よび第2の入力端子対と出力端子対を有する第3電圧加
算回路と、上記(3)または(5)のいずれかに記載の
構成を持つと共に、第1および第2の入力端子対と出力
端子対を有する第4電圧加算回路とを有しており、前記
乗算器コア回路は、第1定電流で駆動されると共に、入
力端子対と出力端子対を有する第1差動対と、第2定電
流で駆動されると共に、入力端子対と出力端子対を有す
る第2差動対と、第3定電流で駆動されると共に、入力
端子対と出力端子対を有する第3差動対と、第4定電流
で駆動されると共に、入力端子対と出力端子対を有する
第4差動対とを有しており、前記第1、第2、第3およ
び第4の電圧加算回路の第1入力端子対には、それぞれ
第1入力電圧が差動入力される一方、前記第1、第2、
第3および第4の電圧加算回路の第2入力端子対には、
それぞれ共通の基準点に対して第2入力電圧が差動入力
され、しかも、前記第1電圧加算回路の出力端子対は前
記第1差動対の入力端子対に接続されていて、前記第1
および第2の入力電圧の和を含む前記第1電圧加算回路
の出力電圧は前記第1差動対の入力端子対に差動入力さ
れ、前記第2電圧加算回路の出力端子対は前記第2差動
対の入力端子対に接続されていて、前記第1および第2
の入力電圧の和を含む前記第2電圧加算回路の出力電圧
は前記第2差動対の入力端子対に差動入力され、前記第
3電圧加算回路の出力端子対は前記第3差動対の入力端
子対に接続されていて、前記第1および第2の入力電圧
の和を含む前記第3電圧加算回路の出力電圧は前記第3
差動対の入力端子対に差動入力され、前記第4電圧加算
回路の出力端子対は前記第4差動対の入力端子対に接続
されていて、前記第1および第2の入力電圧の和を含む
前記第4電圧加算回路の出力電圧は前記第4差動対の入
力端子対に差動入力され、前記第1、第2、第3および
第4の電圧加算回路の出力端子対の一方は、互いに接続
されて当該乗算回路の出力端子対の一方を形成し、且つ
前記第1、第2、第3および第4の電圧加算回路の出力
端子対の他方は、互いに接続されて当該乗算回路の出力
端子対の他方を形成しており、前記第1および第2の入
力電圧の乗算結果を含む当該乗算回路の差動出力は、当
該乗算回路の出力端子対から取り出されることを特徴と
する。
【0036】(7) 本発明の第1のバイポーラ乗算回
路では、第1および第3の電圧加算回路がそれぞれ上記
(1)または(5)のいずれかに記載の構成を持ち、第
2および第4の電圧加算回路が上記(3)または(5)
のいずれかに記載の構成を持つ。前記第1、第2、第3
および第4の電圧加算回路の第1入力端子対には、それ
ぞれ第1入力電圧が差動入力される一方、前記第1、第
2、第3および第4の電圧加算回路の第2入力端子対に
は、それぞれ共通の基準点に対して第2入力電圧が差動
入力される。
路では、第1および第3の電圧加算回路がそれぞれ上記
(1)または(5)のいずれかに記載の構成を持ち、第
2および第4の電圧加算回路が上記(3)または(5)
のいずれかに記載の構成を持つ。前記第1、第2、第3
および第4の電圧加算回路の第1入力端子対には、それ
ぞれ第1入力電圧が差動入力される一方、前記第1、第
2、第3および第4の電圧加算回路の第2入力端子対に
は、それぞれ共通の基準点に対して第2入力電圧が差動
入力される。
【0037】しかも、前記第1および第2の入力電圧の
和を含む前記第1電圧加算回路の出力電圧は前記第1差
動対の入力端子対に差動入力され、前記第1および第2
の入力電圧の和を含む前記第2電圧加算回路の出力電圧
は前記第2差動対の入力端子対に差動入力され、前記第
1および第2の入力電圧の和を含む前記第3電圧加算回
路の出力電圧は前記第3差動対の入力端子対に差動入力
され、前記第1および第2の入力電圧の和を含む前記第
4電圧加算回路の出力電圧は前記第4差動対の入力端子
対に差動入力される。
和を含む前記第1電圧加算回路の出力電圧は前記第1差
動対の入力端子対に差動入力され、前記第1および第2
の入力電圧の和を含む前記第2電圧加算回路の出力電圧
は前記第2差動対の入力端子対に差動入力され、前記第
1および第2の入力電圧の和を含む前記第3電圧加算回
路の出力電圧は前記第3差動対の入力端子対に差動入力
され、前記第1および第2の入力電圧の和を含む前記第
4電圧加算回路の出力電圧は前記第4差動対の入力端子
対に差動入力される。
【0038】このように、第1および第2の入力電圧
は、本発明の第1の電圧加算回路により形成される第1
および第3の電圧加算回路と本発明の第2の電圧加算回
路により形成される第2および第4の電圧加算回路とか
らなる入力回路を介して、乗算器コア回路に入力され
る。よって、本発明の第1のバイポーラ乗算回路におい
ても、上記(2)で述べたのと同じ理由により、入力イ
ンピーダンスを高めることができ、同時にチップ面積を
小さくできる。
は、本発明の第1の電圧加算回路により形成される第1
および第3の電圧加算回路と本発明の第2の電圧加算回
路により形成される第2および第4の電圧加算回路とか
らなる入力回路を介して、乗算器コア回路に入力され
る。よって、本発明の第1のバイポーラ乗算回路におい
ても、上記(2)で述べたのと同じ理由により、入力イ
ンピーダンスを高めることができ、同時にチップ面積を
小さくできる。
【0039】(8) 本発明の第1のバイポーラ乗算回
路の好ましい例では、前記第1、第2、第3および第4
の差動対のそれぞれが、エミッタ結合され、且つエミッ
タ面積が互いに等しい二つのバイポーラトランジスタか
ら構成される。
路の好ましい例では、前記第1、第2、第3および第4
の差動対のそれぞれが、エミッタ結合され、且つエミッ
タ面積が互いに等しい二つのバイポーラトランジスタか
ら構成される。
【0040】本発明の第1のバイポーラ乗算回路の他の
好ましい例では、前記第1、第2、第3および第4の差
動対のそれぞれが、エミッタ結合され、且つエミッタ面
積が互いに異なる二つのバイポーラトランジスタから構
成される。この場合、前記第1、第2、第3および第4
の差動対のそれぞれを構成する二つのバイポーラトラン
ジスタのうちの一方のエミッタ面積が、他方のエミッタ
面積のK3倍(K3は1より大きい定数)であるのが好ま
しい。
好ましい例では、前記第1、第2、第3および第4の差
動対のそれぞれが、エミッタ結合され、且つエミッタ面
積が互いに異なる二つのバイポーラトランジスタから構
成される。この場合、前記第1、第2、第3および第4
の差動対のそれぞれを構成する二つのバイポーラトラン
ジスタのうちの一方のエミッタ面積が、他方のエミッタ
面積のK3倍(K3は1より大きい定数)であるのが好ま
しい。
【0041】(9) 本発明の第2のバイポーラ乗算回
路は、入力回路と乗算器コア回路とを備えてなるバイポ
ーラ乗算回路であって、前記入力回路は、上記(5)に
記載の「入力電流に等しい出力電流を生成するカレント
ミラー回路をさらに含む」構成を持つと共に、第1およ
び第2の入力端子対と出力端子対を有する第1電圧加算
回路と、上記(5)に記載の「入力電流に等しい出力電
流を生成するカレントミラー回路をさらに含む」構成を
持つと共に、第1および第2の入力端子対と出力端子対
を有する第2電圧加算回路と、上記(5)に記載の「入
力電流に等しい出力電流を生成するカレントミラー回路
をさらに含む」構成を持つと共に、第1および第2の入
力端子対と出力端子対を有する第3電圧加算回路と、上
記(5)に記載の「入力電流に等しい出力電流を生成す
るカレントミラー回路をさらに含む」構成を持つと共
に、第1および第2の入力端子対と出力端子対を有する
第4電圧加算回路とを有しており、前記乗算器コア回路
は、第1定電流で駆動されると共に、入力端子対と出力
端子対を有する第1差動対と、第2定電流で駆動される
と共に、入力端子対と出力端子対を有する第2差動対と
を有し、前記第1および第2の差動対の出力端子対は互
いに接続されて当該乗算回路の出力端子対を形成してお
り、前記第1、第2、第3および第4の電圧加算回路の
第1入力端子対には、それぞれ第1入力電圧が差動入力
される一方、前記第1、第2、第3および第4の電圧加
算回路の第2入力端子対には、それぞれ共通の基準点に
対して第2入力電圧が差動入力され、しかも、前記第1
電圧加算回路の出力端子対は前記第1差動対の入力端子
対に接続されていて、前記第1および第2の入力電圧の
和を含む前記第1電圧加算回路の出力電圧は前記第1差
動対の入力端子対に差動入力され、前記第2電圧加算回
路の出力端子対は前記第2差動対の入力端子対に接続さ
れていて、前記第1および第2の入力電圧の和を含む前
記第2電圧加算回路の出力電圧は前記第2差動対の入力
端子対に差動入力され、前記第3電圧加算回路の一対の
差動出力電流は、当該乗算回路の出力端子対にそれぞれ
供給され、前記第4電圧加算回路の一対の差動出力電流
は、当該乗算回路の出力端子対にそれぞれ供給され、前
記第1および第2の入力電圧の乗算結果を含む当該乗算
回路の差動出力は、当該乗算回路の出力端子対から取り
出されることを特徴とする。
路は、入力回路と乗算器コア回路とを備えてなるバイポ
ーラ乗算回路であって、前記入力回路は、上記(5)に
記載の「入力電流に等しい出力電流を生成するカレント
ミラー回路をさらに含む」構成を持つと共に、第1およ
び第2の入力端子対と出力端子対を有する第1電圧加算
回路と、上記(5)に記載の「入力電流に等しい出力電
流を生成するカレントミラー回路をさらに含む」構成を
持つと共に、第1および第2の入力端子対と出力端子対
を有する第2電圧加算回路と、上記(5)に記載の「入
力電流に等しい出力電流を生成するカレントミラー回路
をさらに含む」構成を持つと共に、第1および第2の入
力端子対と出力端子対を有する第3電圧加算回路と、上
記(5)に記載の「入力電流に等しい出力電流を生成す
るカレントミラー回路をさらに含む」構成を持つと共
に、第1および第2の入力端子対と出力端子対を有する
第4電圧加算回路とを有しており、前記乗算器コア回路
は、第1定電流で駆動されると共に、入力端子対と出力
端子対を有する第1差動対と、第2定電流で駆動される
と共に、入力端子対と出力端子対を有する第2差動対と
を有し、前記第1および第2の差動対の出力端子対は互
いに接続されて当該乗算回路の出力端子対を形成してお
り、前記第1、第2、第3および第4の電圧加算回路の
第1入力端子対には、それぞれ第1入力電圧が差動入力
される一方、前記第1、第2、第3および第4の電圧加
算回路の第2入力端子対には、それぞれ共通の基準点に
対して第2入力電圧が差動入力され、しかも、前記第1
電圧加算回路の出力端子対は前記第1差動対の入力端子
対に接続されていて、前記第1および第2の入力電圧の
和を含む前記第1電圧加算回路の出力電圧は前記第1差
動対の入力端子対に差動入力され、前記第2電圧加算回
路の出力端子対は前記第2差動対の入力端子対に接続さ
れていて、前記第1および第2の入力電圧の和を含む前
記第2電圧加算回路の出力電圧は前記第2差動対の入力
端子対に差動入力され、前記第3電圧加算回路の一対の
差動出力電流は、当該乗算回路の出力端子対にそれぞれ
供給され、前記第4電圧加算回路の一対の差動出力電流
は、当該乗算回路の出力端子対にそれぞれ供給され、前
記第1および第2の入力電圧の乗算結果を含む当該乗算
回路の差動出力は、当該乗算回路の出力端子対から取り
出されることを特徴とする。
【0042】(10) 本発明の第2のバイポーラ乗算
回路では、上記(7)で述べたのと同じ理由により、入
力インピーダンスを高めることができ、しかもチップ面
積を小さくできる。このチップ面積は、本発明の第1の
乗算回路よりさらに小さくすることができる。それは、
本発明の第1の乗算回路に比べて、前記第1および第2
の入力電圧が(1/2)になるからである。
回路では、上記(7)で述べたのと同じ理由により、入
力インピーダンスを高めることができ、しかもチップ面
積を小さくできる。このチップ面積は、本発明の第1の
乗算回路よりさらに小さくすることができる。それは、
本発明の第1の乗算回路に比べて、前記第1および第2
の入力電圧が(1/2)になるからである。
【0043】(11) 本発明の第2のバイポーラ乗算
回路の好ましい例では、前記第1および第2の差動対の
それぞれが、エミッタ結合され、且つエミッタ面積が互
いに等しい二つのバイポーラトランジスタから構成され
る。
回路の好ましい例では、前記第1および第2の差動対の
それぞれが、エミッタ結合され、且つエミッタ面積が互
いに等しい二つのバイポーラトランジスタから構成され
る。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面を参照しながら具体的に説明する。
添付図面を参照しながら具体的に説明する。
【0045】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
実施形態の電圧加算回路を示す。
実施形態の電圧加算回路を示す。
【0046】図1の電圧加算回路5は、エミッタ結合さ
れた2つのpnp型トランジスタQ1a,Q2a(エミ
ッタ面積比はK1:1、ただし、K1は1より大きい定
数)により形成される第1不平衡差動対と、2つのnp
n型トランジスタQ3a,Q4a(エミッタ面積比はK
2:1、ただし、K2は1より大きい定数)により形成さ
れる第2不平衡差動対と、2つの定電流源1a,2a
(いずれも電流値はI0)と、定電圧源3a(電圧値:
VR)とを備えている。
れた2つのpnp型トランジスタQ1a,Q2a(エミ
ッタ面積比はK1:1、ただし、K1は1より大きい定
数)により形成される第1不平衡差動対と、2つのnp
n型トランジスタQ3a,Q4a(エミッタ面積比はK
2:1、ただし、K2は1より大きい定数)により形成さ
れる第2不平衡差動対と、2つの定電流源1a,2a
(いずれも電流値はI0)と、定電圧源3a(電圧値:
VR)とを備えている。
【0047】第1不平衡差動対を形成するトランジスタ
Q1a,Q2aの共通接続されたエミッタは、定電流源
1aを介して電源線(電源電圧値:VCC)に接続されて
いる。トランジスタQ1aのコレクタは、ダイオード接
続されたトランジスタQ4aのコレクタに接続されてい
る。トランジスタQ2aのコレクタは接地されている。
トランジスタQ1a,Q2aのベースは、第1および第
2の入力端子対T1a,T2aを形成する。それらの端
子T1a,T2a間に第1入力電圧V1が差動入力され
る。
Q1a,Q2aの共通接続されたエミッタは、定電流源
1aを介して電源線(電源電圧値:VCC)に接続されて
いる。トランジスタQ1aのコレクタは、ダイオード接
続されたトランジスタQ4aのコレクタに接続されてい
る。トランジスタQ2aのコレクタは接地されている。
トランジスタQ1a,Q2aのベースは、第1および第
2の入力端子対T1a,T2aを形成する。それらの端
子T1a,T2a間に第1入力電圧V1が差動入力され
る。
【0048】第2不平衡差動対を形成するトランジスタ
Q3a,Q4aの共通接続されたエミッタは、定電流源
2aを介して接地されている。トランジスタQ3aのコ
レクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続されてい
る。トランジスタQ3aのベースは、第3入力端子T3
aを形成する。第4入力端子T4aは定電圧源3aを介
して接地され、第4入力端子T4aに定電圧源3aの生
成する定電圧VRが印加される。第3および第4の入力
端子T3a,T4a間に第2入力電圧V2が印加され、
トランジスタQ3aのベースに定電圧VRを基準とする
第2入力電圧V2が入力される。
Q3a,Q4aの共通接続されたエミッタは、定電流源
2aを介して接地されている。トランジスタQ3aのコ
レクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続されてい
る。トランジスタQ3aのベースは、第3入力端子T3
aを形成する。第4入力端子T4aは定電圧源3aを介
して接地され、第4入力端子T4aに定電圧源3aの生
成する定電圧VRが印加される。第3および第4の入力
端子T3a,T4a間に第2入力電圧V2が印加され、
トランジスタQ3aのベースに定電圧VRを基準とする
第2入力電圧V2が入力される。
【0049】トランジスタQ4aのベースは、第1出力
端子T5aを形成する。第2出力端子T6aは定電圧源
3aを介して接地され、第2出力端子T6aに定電圧源
3aの生成する基準電圧VRが印加される。第1および
第2の出力端子T5a,T6a間からトランジスタQ4
aのベースに生成される基準電圧VRを基準とする出力
電圧VO1が出力される。
端子T5aを形成する。第2出力端子T6aは定電圧源
3aを介して接地され、第2出力端子T6aに定電圧源
3aの生成する基準電圧VRが印加される。第1および
第2の出力端子T5a,T6a間からトランジスタQ4
aのベースに生成される基準電圧VRを基準とする出力
電圧VO1が出力される。
【0050】次に、図1の電圧加算回路5の動作原理に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0051】一般に、バイポーラ・トランジスタのコレ
クタ電流およびベース−エミッタ間電圧をそれぞれ
IC,VBEとすると、コレクタ電流ICとベース−エミッ
タ間電圧VBEとの関係は、数式(1)で表される。
クタ電流およびベース−エミッタ間電圧をそれぞれ
IC,VBEとすると、コレクタ電流ICとベース−エミッ
タ間電圧VBEとの関係は、数式(1)で表される。
【0052】
【数1】
【0053】ただし、ISはバイポーラ・トランジスタ
の飽和電流、VTは熱電圧である。
の飽和電流、VTは熱電圧である。
【0054】図1において、定電流源1aの生成する定
電流I0で駆動される第1不平衡差動対の入力端子対に
は、第1入力電圧V1が差動入力されるので、第1不平
衡差動対の一方の差動出力電流すなわちトランジスタQ
1aのコレクタ電流IC1aは、数式(2)で表される。
電流I0で駆動される第1不平衡差動対の入力端子対に
は、第1入力電圧V1が差動入力されるので、第1不平
衡差動対の一方の差動出力電流すなわちトランジスタQ
1aのコレクタ電流IC1aは、数式(2)で表される。
【0055】
【数2】
【0056】ただし、αFPはpnp型トランジスタの順
方向直流電流増幅率である。また、VK1は第1不平衡差
動対の生成するオフセット電圧であり、数式(3)で表
される。
方向直流電流増幅率である。また、VK1は第1不平衡差
動対の生成するオフセット電圧であり、数式(3)で表
される。
【0057】
【数3】
【0058】他方、定電流源2aの生成する定電流I0
で駆動される第2不平衡差動対の入力端子対には、第2
入力電圧V2が差動入力されるので、第2不平衡差動対
の一方の差動出力電流すなわちトランジスタQ4aのコ
レクタ電流IC4aは、数式(4)で表される。
で駆動される第2不平衡差動対の入力端子対には、第2
入力電圧V2が差動入力されるので、第2不平衡差動対
の一方の差動出力電流すなわちトランジスタQ4aのコ
レクタ電流IC4aは、数式(4)で表される。
【0059】
【数4】
【0060】ただし、αFNはnpn型トランジスタの順
方向直流電流増幅率である。また、VK2は第2不平衡差
動対の生成するオフセット電圧であり、数式(5)で表
される。
方向直流電流増幅率である。また、VK2は第2不平衡差
動対の生成するオフセット電圧であり、数式(5)で表
される。
【0061】
【数5】
【0062】順方向直流電流増幅率αFP、αFNは十分
「1」に近いものと仮定し、αFP=αFN=1とすると、
トランジスタQ1aとトランジスタQ4aのコレクタ電
流IC1a,IC4aは等しくなる。数式(2),(4)よ
り、数式(6)が成立する。
「1」に近いものと仮定し、αFP=αFN=1とすると、
トランジスタQ1aとトランジスタQ4aのコレクタ電
流IC1a,IC4aは等しくなる。数式(2),(4)よ
り、数式(6)が成立する。
【0063】
【数6】
【0064】上記数式(6)が成立するためには、 V1+VK1=−(V2−VO1+VK2) が成立しなければならない。したがって、出力電圧VO1
は、
は、
【0065】
【数7】
【0066】と求められる。
【0067】数式(7)より、電圧加算回路5により、
第1および第2の入力電圧V1,V2と第1および第2の
不平衡差動対の生成するオフセット電圧VK1、VK2とを
加算した電圧が得られることが分かる。
第1および第2の入力電圧V1,V2と第1および第2の
不平衡差動対の生成するオフセット電圧VK1、VK2とを
加算した電圧が得られることが分かる。
【0068】ここで、電圧加算回路5の出力電圧VO1に
含まれるオフセット電圧をVKとすると、オフセットVK
は VK=VK1+VK2 と表される。
含まれるオフセット電圧をVKとすると、オフセットVK
は VK=VK1+VK2 と表される。
【0069】オフセット電圧VK1,VK2は、上記数式
(3)、(5)で表されるので、オフセット電圧VKは
数式(8)で表される。
(3)、(5)で表されるので、オフセット電圧VKは
数式(8)で表される。
【0070】
【数8】
【0071】数式(8)より、第1および第2の不平衡
差動対により生成されるオフセット電圧VKは、エミッ
タ面積比を表す定数K1,K2の積で決定されることが分
かる。これは、定数K1,K2を比較的小さい値としても
大きなオフセット電圧VKを得られることを意味する。
差動対により生成されるオフセット電圧VKは、エミッ
タ面積比を表す定数K1,K2の積で決定されることが分
かる。これは、定数K1,K2を比較的小さい値としても
大きなオフセット電圧VKを得られることを意味する。
【0072】例えば、VK=VTln(100)のオフセ
ット電圧を生成する場合、特開平5−94552号公報
の回路では、このオフセット電圧を1対の不平衡差動対
により生成させるので、エミッタ面積比は100:1と
なる。単位トランジスタにより形成する場合、この比を
正確に実現するためには「100+1=101」個の単
位トランジスタが必要となる。よって、大きなチップ面
積が必要となる。
ット電圧を生成する場合、特開平5−94552号公報
の回路では、このオフセット電圧を1対の不平衡差動対
により生成させるので、エミッタ面積比は100:1と
なる。単位トランジスタにより形成する場合、この比を
正確に実現するためには「100+1=101」個の単
位トランジスタが必要となる。よって、大きなチップ面
積が必要となる。
【0073】他方、図1の回路において、VK=VTln
(100)のオフセット電圧を生成する場合、例えば、
K1=K2=10となり、エミッタ面積比は10:1とな
る。そして、1対の不平衡差動対当たり10+1=11
個の単位トランジスタで形成され、2対の不平衡差動対
では計22個の単位トランジスタで形成される。よっ
て、上記公報の回路に対してチップ面積は約1/5とな
り、小さなチップ面積で実現される。
(100)のオフセット電圧を生成する場合、例えば、
K1=K2=10となり、エミッタ面積比は10:1とな
る。そして、1対の不平衡差動対当たり10+1=11
個の単位トランジスタで形成され、2対の不平衡差動対
では計22個の単位トランジスタで形成される。よっ
て、上記公報の回路に対してチップ面積は約1/5とな
り、小さなチップ面積で実現される。
【0074】上記のように、図1の電圧加算回路によれ
ば、オフセット電圧が生成され、それと同時に、2つの
入力電圧とオフセット電圧を加算した電圧が生成され
る。また、不平衡差動対のバイポーラ・トランジスタの
ベースが入力端子を形成するので、入力インピーダンス
を高めることができる。さらに、2つの不平衡差動対で
分配してオフセット電圧を生成するので、所望のオフセ
ット電圧を得るために必要なチップ面積を小さくするこ
とができる。
ば、オフセット電圧が生成され、それと同時に、2つの
入力電圧とオフセット電圧を加算した電圧が生成され
る。また、不平衡差動対のバイポーラ・トランジスタの
ベースが入力端子を形成するので、入力インピーダンス
を高めることができる。さらに、2つの不平衡差動対で
分配してオフセット電圧を生成するので、所望のオフセ
ット電圧を得るために必要なチップ面積を小さくするこ
とができる。
【0075】なお、数式(6)の導出において、pnp
型およびnpn型トランジスタの順方向直流電流増幅率
がαFP=αFN=1であると仮定している。この仮定が必
ずしも成立するとは限らない。もし仮定が成立しない場
合、すなわち、αFP≠αFNの場合、第1および第2の不
平衡差動対が生成するオフセット電圧の和(VK1+
VK2)の値に誤差が生じる。しかし、この誤差は実用上
問題にならない程度である。
型およびnpn型トランジスタの順方向直流電流増幅率
がαFP=αFN=1であると仮定している。この仮定が必
ずしも成立するとは限らない。もし仮定が成立しない場
合、すなわち、αFP≠αFNの場合、第1および第2の不
平衡差動対が生成するオフセット電圧の和(VK1+
VK2)の値に誤差が生じる。しかし、この誤差は実用上
問題にならない程度である。
【0076】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
実施形態の電圧加算回路を示す。
実施形態の電圧加算回路を示す。
【0077】図2の電圧加算回路6は、エミッタ結合さ
れた2つのpnp型トランジスタQ1b,Q2b(エミ
ッタ面積比は1:K1、ただし、K1は1より大きい定
数)により形成される第3不平衡差動対と、2つのnp
n型トランジスタQ3b,Q4b(エミッタ面積比は
1:K2、ただし、K2は1より大きい定数)により形成
される第4不平衡差動対と、2つの定電流源1b,2b
(いずれも電流値はI0)と、定電圧源3b(電圧値:
VR)とを備えている。
れた2つのpnp型トランジスタQ1b,Q2b(エミ
ッタ面積比は1:K1、ただし、K1は1より大きい定
数)により形成される第3不平衡差動対と、2つのnp
n型トランジスタQ3b,Q4b(エミッタ面積比は
1:K2、ただし、K2は1より大きい定数)により形成
される第4不平衡差動対と、2つの定電流源1b,2b
(いずれも電流値はI0)と、定電圧源3b(電圧値:
VR)とを備えている。
【0078】第3不平衡差動対を形成するトランジスタ
Q1b,Q2bの共通接続されたエミッタは、定電流源
1bを介して電源線(電源電圧値:VCC)に接続されて
いる。トランジスタQ1bのコレクタは、ダイオード接
続されたトランジスタQ4bのコレクタに接続されてい
る。トランジスタQ2bのコレクタは接地されている。
トランジスタQ1b,Q2bのベースは、第1および第
2の入力端子T1b,T2bを形成する。それらの端子
T1b,T2b間に第1入力電圧V1が差動入力され
る。
Q1b,Q2bの共通接続されたエミッタは、定電流源
1bを介して電源線(電源電圧値:VCC)に接続されて
いる。トランジスタQ1bのコレクタは、ダイオード接
続されたトランジスタQ4bのコレクタに接続されてい
る。トランジスタQ2bのコレクタは接地されている。
トランジスタQ1b,Q2bのベースは、第1および第
2の入力端子T1b,T2bを形成する。それらの端子
T1b,T2b間に第1入力電圧V1が差動入力され
る。
【0079】第4不平衡差動対を形成するトランジスタ
Q3b,Q4bの共通接続されたエミッタは、定電流源
2bを介して接地されている。トランジスタQ3bのコ
レクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続されてい
る。トランジスタQ3bのベースは、第3入力端子T3
bを形成する。第4入力端子T4bは定電圧源3bを介
して接地され、第4入力端子T4bに定電圧源3aの生
成する定電圧VRが印加される。第3および第4の入力
端子T3b,T4b間に第2入力電圧V2が印加され、
トランジスタQ3bのベースに定電圧VRを基準とする
第2入力電圧V2が入力される。
Q3b,Q4bの共通接続されたエミッタは、定電流源
2bを介して接地されている。トランジスタQ3bのコ
レクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続されてい
る。トランジスタQ3bのベースは、第3入力端子T3
bを形成する。第4入力端子T4bは定電圧源3bを介
して接地され、第4入力端子T4bに定電圧源3aの生
成する定電圧VRが印加される。第3および第4の入力
端子T3b,T4b間に第2入力電圧V2が印加され、
トランジスタQ3bのベースに定電圧VRを基準とする
第2入力電圧V2が入力される。
【0080】トランジスタQ4bのベースは、第1出力
端子T5bを形成する。第2出力端子T6bは定電圧源
3bを介して接地され、第2出力端子T6bに定電圧源
3bの生成する基準電圧VRが印加される。第1および
第2の出力端子T5b,T6b間からトランジスタQ4
bのベースに生成される基準電圧VRを基準とする出力
電圧VO1が出力される。
端子T5bを形成する。第2出力端子T6bは定電圧源
3bを介して接地され、第2出力端子T6bに定電圧源
3bの生成する基準電圧VRが印加される。第1および
第2の出力端子T5b,T6b間からトランジスタQ4
bのベースに生成される基準電圧VRを基準とする出力
電圧VO1が出力される。
【0081】次に、図2の電圧加算回路6の動作原理に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0082】図2において、第3不平衡差動対のトラン
ジスタQ1bのコレクタ電流IC1bは、数式(9)で表
される。
ジスタQ1bのコレクタ電流IC1bは、数式(9)で表
される。
【0083】
【数9】
【0084】ただし、αFPはpnp型トランジスタの順
方向直流電流増幅率である。また、−VK1は第3不平衡
差動対の生成するオフセット電圧であり、数式(10)
で表される。
方向直流電流増幅率である。また、−VK1は第3不平衡
差動対の生成するオフセット電圧であり、数式(10)
で表される。
【0085】
【数10】
【0086】他方、第4不平衡差動対のトランジスタQ
4bのコレクタ電流IC4bは、数式(11)で表され
る。
4bのコレクタ電流IC4bは、数式(11)で表され
る。
【0087】
【数11】
【0088】ただし、αFNはnpn型トランジスタの順
方向直流電流増幅率である。また、−VK2は第4不平衡
差動対の生成するオフセット電圧であり、数式(12)
で表される。
方向直流電流増幅率である。また、−VK2は第4不平衡
差動対の生成するオフセット電圧であり、数式(12)
で表される。
【0089】
【数12】
【0090】順方向直流電流増幅率αFP、αFNは十分
「1」に近いものと仮定し、αFP=αFN=1とすると、
トランジスタQ1bとトランジスタQ4bのコレクタ電
流IC1b,IC4bは等しくなる。数式(9),(11)よ
り、数式(13)が成立する。
「1」に近いものと仮定し、αFP=αFN=1とすると、
トランジスタQ1bとトランジスタQ4bのコレクタ電
流IC1b,IC4bは等しくなる。数式(9),(11)よ
り、数式(13)が成立する。
【0091】
【数13】
【0092】上記数式(13)が成立するためには、 V1−VK1=−(V2−VO2−VK2) が成立しなければならない。したがって、出力電圧VO2
は、
は、
【0093】
【数14】
【0094】と求められる。
【0095】数式(14)より、電圧加算回路6によ
り、第1および第2の入力電圧V1,V2と第3および第
4の不平衡差動対の生成するオフセット電圧−VK1、−
VK2とを加算した電圧が得られることが分かる。
り、第1および第2の入力電圧V1,V2と第3および第
4の不平衡差動対の生成するオフセット電圧−VK1、−
VK2とを加算した電圧が得られることが分かる。
【0096】ここで、電圧加算回路6の出力電圧VO2に
含まれるオフセット電圧を−VKとすると、オフセット
−VKは −VK=−VK1−VK2 と表される。
含まれるオフセット電圧を−VKとすると、オフセット
−VKは −VK=−VK1−VK2 と表される。
【0097】オフセット電圧−VK1,−VK2は、上記数
式(10)、(12)で表されるので、オフセット電圧
−VKは数式(15)で表される。
式(10)、(12)で表されるので、オフセット電圧
−VKは数式(15)で表される。
【0098】
【数15】
【0099】数式(15)より、第3および第4の不平
衡差動対により生成されるオフセット電圧−VKは、エ
ミッタ面積比を表す定数K1,K2の積で決定されること
が分かる。したがって、図1の第1実施形態の電圧加算
回路と同様に、比較的小さなチップ面積で必要なオフセ
ット電圧を得ることができる。
衡差動対により生成されるオフセット電圧−VKは、エ
ミッタ面積比を表す定数K1,K2の積で決定されること
が分かる。したがって、図1の第1実施形態の電圧加算
回路と同様に、比較的小さなチップ面積で必要なオフセ
ット電圧を得ることができる。
【0100】上記のように、図2の電圧加算回路によれ
ば、オフセット電圧が生成され、それと同時に、2つの
入力電圧とオフセット電圧を加算した電圧が生成され
る。そして、この回路で生成されるオフセット電圧は、
図1の電圧加算回路で生成されるオフセット電圧と絶対
値が等しく、且つ極性が異なる。
ば、オフセット電圧が生成され、それと同時に、2つの
入力電圧とオフセット電圧を加算した電圧が生成され
る。そして、この回路で生成されるオフセット電圧は、
図1の電圧加算回路で生成されるオフセット電圧と絶対
値が等しく、且つ極性が異なる。
【0101】また、図1の電圧加算回路と同様に、不平
衡差動対のバイポーラ・トランジスタのベースが入力端
子を形成するので、入力インピーダンスを高めることが
できる。さらに、2つの不平衡差動対で分配してオフセ
ット電圧を生成するので、所望のオフセット電圧を得る
ために必要なチップ面積を小さくすることができる。
衡差動対のバイポーラ・トランジスタのベースが入力端
子を形成するので、入力インピーダンスを高めることが
できる。さらに、2つの不平衡差動対で分配してオフセ
ット電圧を生成するので、所望のオフセット電圧を得る
ために必要なチップ面積を小さくすることができる。
【0102】(第3の実施形態)図3は、本発明の第3
実施形態の電圧加算回路を示す。
実施形態の電圧加算回路を示す。
【0103】図3の電圧加算回路5は、エミッタ結合さ
れた2つのnpn型トランジスタQ11a,Q12a
(エミッタ面積比はK1:1、ただし、K1は1より大き
い定数)により形成される第1不平衡差動対と、2つの
npn型トランジスタQ13a,Q14a(エミッタ面
積比はK2:1、ただし、K2は1より大きい定数)によ
り形成される第2不平衡差動対と、2つのpnp型トラ
ンジスタQ15a,Q16aにより形成されるカレント
ミラー回路と、2つの定電流源11a,12a(いずれ
も電流値はI0)と、定電圧源13a(電圧値:VR)と
を備えている。
れた2つのnpn型トランジスタQ11a,Q12a
(エミッタ面積比はK1:1、ただし、K1は1より大き
い定数)により形成される第1不平衡差動対と、2つの
npn型トランジスタQ13a,Q14a(エミッタ面
積比はK2:1、ただし、K2は1より大きい定数)によ
り形成される第2不平衡差動対と、2つのpnp型トラ
ンジスタQ15a,Q16aにより形成されるカレント
ミラー回路と、2つの定電流源11a,12a(いずれ
も電流値はI0)と、定電圧源13a(電圧値:VR)と
を備えている。
【0104】第1不平衡差動対を形成するトランジスタ
Q11a,Q12aの共通接続されたエミッタは、定電
流源11aを介して接地されている。トランジスタQ1
1aのコレクタは、トランジスタQ15aのコレクタに
接続されている。トランジスタQ12aのコレクタは、
電源線(電源電圧値:VCC)に接続されている。トラン
ジスタQ11a,Q12aのベースは第1および第2の
入力端子T1a,T2aを形成する。それらの端子T1
a,T2a間に第1入力電圧V1が差動入力される。
Q11a,Q12aの共通接続されたエミッタは、定電
流源11aを介して接地されている。トランジスタQ1
1aのコレクタは、トランジスタQ15aのコレクタに
接続されている。トランジスタQ12aのコレクタは、
電源線(電源電圧値:VCC)に接続されている。トラン
ジスタQ11a,Q12aのベースは第1および第2の
入力端子T1a,T2aを形成する。それらの端子T1
a,T2a間に第1入力電圧V1が差動入力される。
【0105】第2不平衡差動対を形成するトランジスタ
Q13a,Q14aの共通接続されたエミッタは、定電
流源12aを介して接地されている。トランジスタQ1
3aのコレクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続
されている。トランジスタQ13aのベースは、第3入
力端子T3aを形成する。第4入力端子T4aは定電圧
源13aを介して接地され、第4入力端子T4aに定電
圧源13aの生成する定電圧VRが印加される。第3お
よび第4の入力端子T3a,T4a間に第2入力電圧V
2が印加され、トランジスタQ13aのベースに定電圧
VRを基準とする第2入力電圧V2が入力される。
Q13a,Q14aの共通接続されたエミッタは、定電
流源12aを介して接地されている。トランジスタQ1
3aのコレクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続
されている。トランジスタQ13aのベースは、第3入
力端子T3aを形成する。第4入力端子T4aは定電圧
源13aを介して接地され、第4入力端子T4aに定電
圧源13aの生成する定電圧VRが印加される。第3お
よび第4の入力端子T3a,T4a間に第2入力電圧V
2が印加され、トランジスタQ13aのベースに定電圧
VRを基準とする第2入力電圧V2が入力される。
【0106】トランジスタQ14aはダイオード接続さ
れ、そのコレクタはトランジスタQ16aのコレクタに
接続されている。トランジスタQ14aのベースは、出
力端子T5aを形成する。第2出力端子T6aは定電圧
源13aを介して接地され、第2出力端子T6aに定電
圧源13aの生成する定電圧VRが印加される。第1お
よび第2の出力端子T5a,T6aからトランジスタQ
14aのベースに生成される定電圧VRを基準とする出
力電圧VO1が出力される。
れ、そのコレクタはトランジスタQ16aのコレクタに
接続されている。トランジスタQ14aのベースは、出
力端子T5aを形成する。第2出力端子T6aは定電圧
源13aを介して接地され、第2出力端子T6aに定電
圧源13aの生成する定電圧VRが印加される。第1お
よび第2の出力端子T5a,T6aからトランジスタQ
14aのベースに生成される定電圧VRを基準とする出
力電圧VO1が出力される。
【0107】カレントミラー回路を形成するトランジス
タQ15a,Q16aのベースは共通接続され、それら
のコレクタは電源線(電源電圧値:VCC)に接続されて
いる。トランジスタQ15aはダイオード接続されてい
る。
タQ15a,Q16aのベースは共通接続され、それら
のコレクタは電源線(電源電圧値:VCC)に接続されて
いる。トランジスタQ15aはダイオード接続されてい
る。
【0108】次に、図3の電圧加算回路5の動作原理に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0109】図3において、第1不平衡差動対のトラン
ジスタQ11aのコレクタ電流IC11aは、数式(16)
で表される。
ジスタQ11aのコレクタ電流IC11aは、数式(16)
で表される。
【0110】
【数16】
【0111】ただし、αFNはnpn型トランジスタの順
方向直流電流増幅率である。また、VK1は第1不平衡差
動対の生成するオフセット電圧であり、数式(17)で
表される。
方向直流電流増幅率である。また、VK1は第1不平衡差
動対の生成するオフセット電圧であり、数式(17)で
表される。
【0112】
【数17】
【0113】他方、第2不平衡差動対のトランジスタQ
14aのコレクタ電流IC14aは、数式(18)で表され
る。
14aのコレクタ電流IC14aは、数式(18)で表され
る。
【0114】
【数18】
【0115】ただし、αFNはnpn型トランジスタの順
方向直流電流増幅率である。また、VK2は第2不平衡差
動対の生成するオフセット電圧であり、数式(19)で
表される。
方向直流電流増幅率である。また、VK2は第2不平衡差
動対の生成するオフセット電圧であり、数式(19)で
表される。
【0116】
【数19】
【0117】トランジスタQ11aのコレクタ電流I
C11aは、トランジスタQ15a,Q16aの形成するカ
レントミラー回路を介してトランジスタQ14aのコレ
クタに流れる。このため、トランジスタQ11aとトラ
ンジスタQ14aのコレクタ電流IC11a,IC14aは等し
くなる。数式(16),(18)より、数式(20)が
成立する。
C11aは、トランジスタQ15a,Q16aの形成するカ
レントミラー回路を介してトランジスタQ14aのコレ
クタに流れる。このため、トランジスタQ11aとトラ
ンジスタQ14aのコレクタ電流IC11a,IC14aは等し
くなる。数式(16),(18)より、数式(20)が
成立する。
【0118】
【数20】
【0119】上記数式(20)が成立するためには、 V1+VK1=−(V2−VO1+VK2) が成立しなければならない。したがって、出力電圧VO1
は、
は、
【0120】
【数21】
【0121】と求められる。
【0122】数式(21)より、電圧加算回路5によ
り、第1および第2の入力電圧V1,V2と第1および第
2の不平衡差動対の生成するオフセット電圧VK1、VK2
とを加算した電圧が得られることが分かる。
り、第1および第2の入力電圧V1,V2と第1および第
2の不平衡差動対の生成するオフセット電圧VK1、VK2
とを加算した電圧が得られることが分かる。
【0123】上記のように、図3の電圧加算回路によれ
ば、オフセット電圧が生成され、それと同時に、2つの
入力電圧と2つのオフセット電圧を加算した電圧が生成
される。そして、図1および図2の電圧加算回路と同様
に、不平衡差動対のベースが入力端子を形成するので、
入力インピーダンスを高めることができる。さらに、2
つの不平衡差動対で分配してオフセット電圧を生成する
ので、所望のオフセット電圧を得るために必要なチップ
面積を小さくすることができる。
ば、オフセット電圧が生成され、それと同時に、2つの
入力電圧と2つのオフセット電圧を加算した電圧が生成
される。そして、図1および図2の電圧加算回路と同様
に、不平衡差動対のベースが入力端子を形成するので、
入力インピーダンスを高めることができる。さらに、2
つの不平衡差動対で分配してオフセット電圧を生成する
ので、所望のオフセット電圧を得るために必要なチップ
面積を小さくすることができる。
【0124】図3の電圧加算回路では、第1および第2
の不平衡差動対を同一の導電型(npn型)のトランジ
スタにより形成している。よって、図1および図2の電
圧加算回路において生じ得る誤差、すなわち、順方向直
流電流増幅率に起因するオフセット電圧の誤差を生じる
ことがない。また、トランジスタQ11aのコレクタ電
流をカレントミラー回路で折り返すよう構成している。
このため、図1および図2の電圧加算回路に比べて電源
線から接地までの縦積みされたトランジスタの段数を少
なくできるので、電源電圧を低くできる。
の不平衡差動対を同一の導電型(npn型)のトランジ
スタにより形成している。よって、図1および図2の電
圧加算回路において生じ得る誤差、すなわち、順方向直
流電流増幅率に起因するオフセット電圧の誤差を生じる
ことがない。また、トランジスタQ11aのコレクタ電
流をカレントミラー回路で折り返すよう構成している。
このため、図1および図2の電圧加算回路に比べて電源
線から接地までの縦積みされたトランジスタの段数を少
なくできるので、電源電圧を低くできる。
【0125】(第4の実施形態)図4は、本発明の第4
実施形態の電圧加算回路を示す。
実施形態の電圧加算回路を示す。
【0126】図4の電圧加算回路6は、エミッタ結合さ
れた2つのnpn型トランジスタQ11b,Q12b
(エミッタ面積比は1:K1、ただし、K1は1より大き
い定数)により形成される第3不平衡差動対と、2つの
npn型トランジスタQ13b,Q14b(エミッタ面
積比は1:K2、ただし、K2は1より大きい定数)によ
り形成される第4不平衡差動対と、2つのpnp型トラ
ンジスタQ15b,Q16bにより形成されるカレント
ミラー回路と、2つの定電流源11b,12b(いずれ
も電流値はI0)と、定電圧源13b(電圧値:VR)と
を備えている。
れた2つのnpn型トランジスタQ11b,Q12b
(エミッタ面積比は1:K1、ただし、K1は1より大き
い定数)により形成される第3不平衡差動対と、2つの
npn型トランジスタQ13b,Q14b(エミッタ面
積比は1:K2、ただし、K2は1より大きい定数)によ
り形成される第4不平衡差動対と、2つのpnp型トラ
ンジスタQ15b,Q16bにより形成されるカレント
ミラー回路と、2つの定電流源11b,12b(いずれ
も電流値はI0)と、定電圧源13b(電圧値:VR)と
を備えている。
【0127】第3不平衡差動対を形成するトランジスタ
Q11b,Q12bの共通接続されたエミッタは、定電
流源11bを介して接地されている。トランジスタQ1
1bのコレクタは、トランジスタQ15bのコレクタに
接続されている。トランジスタQ12bのコレクタは、
電源線(電源電圧値:VCC)に接続されている。トラン
ジスタQ11b,Q12bのベースは、第1および第2
の入力端子T1b,T2bを形成する。それらの端子T
1b,T2b間に第1入力電圧V1が差動入力される。
Q11b,Q12bの共通接続されたエミッタは、定電
流源11bを介して接地されている。トランジスタQ1
1bのコレクタは、トランジスタQ15bのコレクタに
接続されている。トランジスタQ12bのコレクタは、
電源線(電源電圧値:VCC)に接続されている。トラン
ジスタQ11b,Q12bのベースは、第1および第2
の入力端子T1b,T2bを形成する。それらの端子T
1b,T2b間に第1入力電圧V1が差動入力される。
【0128】第4不平衡差動対を形成するトランジスタ
Q13b,Q14bの共通接続されたエミッタは、定電
流源12bを介して接地されている。トランジスタQ1
3bのコレクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続
されている。トランジスタQ13bのベースは、第3入
力端子T3bを形成する。第4入力端子T4bは定電圧
源13bを介して接地され、第4入力端子T4bに定電
圧源13bの生成する基準電圧VRが印加される。第3
および第4の入力端子T3b,T4b間に第2入力電圧
V2が印加され、トランジスタQ13bのベースに基準
電圧VRを基準とする第2入力電圧V2が入力される。
Q13b,Q14bの共通接続されたエミッタは、定電
流源12bを介して接地されている。トランジスタQ1
3bのコレクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続
されている。トランジスタQ13bのベースは、第3入
力端子T3bを形成する。第4入力端子T4bは定電圧
源13bを介して接地され、第4入力端子T4bに定電
圧源13bの生成する基準電圧VRが印加される。第3
および第4の入力端子T3b,T4b間に第2入力電圧
V2が印加され、トランジスタQ13bのベースに基準
電圧VRを基準とする第2入力電圧V2が入力される。
【0129】トランジスタQ14aはダイオード接続さ
れ、そのコレクタはトランジスタQ16bのコレクタに
接続されている。トランジスタQ14bのベースは、出
力端子T5bを形成する。第2出力端子T6bは定電圧
源13bを介して接地され、第2出力端子T6bに定電
圧源13bの生成する基準電圧VRが印加される。第1
および第2の出力端子T5b,T6bからトランジスタ
Q14bのベースに生成される基準電圧VRを基準とす
る出力電圧VO2が出力される。
れ、そのコレクタはトランジスタQ16bのコレクタに
接続されている。トランジスタQ14bのベースは、出
力端子T5bを形成する。第2出力端子T6bは定電圧
源13bを介して接地され、第2出力端子T6bに定電
圧源13bの生成する基準電圧VRが印加される。第1
および第2の出力端子T5b,T6bからトランジスタ
Q14bのベースに生成される基準電圧VRを基準とす
る出力電圧VO2が出力される。
【0130】カレントミラー回路を形成するトランジス
タQ15b,Q16bのベースは共通接続され、それら
のコレクタは電源線(電源電圧値:VCC)に接続されて
いる。トランジスタQ15bはダイオード接続されてい
る。
タQ15b,Q16bのベースは共通接続され、それら
のコレクタは電源線(電源電圧値:VCC)に接続されて
いる。トランジスタQ15bはダイオード接続されてい
る。
【0131】次に、図4の電圧加算回路6の動作原理に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0132】図4において、第3不平衡差動対のトラン
ジスタQ11bのコレクタ電流IC11bは、数式(22)
で表される。
ジスタQ11bのコレクタ電流IC11bは、数式(22)
で表される。
【0133】
【数22】
【0134】ただし、αFNはnpn型トランジスタの順
方向直流電流増幅率である。また、−VK1は第3不平衡
差動対の生成するオフセット電圧であり、数式(23)
で表される。
方向直流電流増幅率である。また、−VK1は第3不平衡
差動対の生成するオフセット電圧であり、数式(23)
で表される。
【0135】
【数23】
【0136】他方、第4不平衡差動対のトランジスタQ
14bのコレクタ電流IC14bは、数式(24)で表され
る。
14bのコレクタ電流IC14bは、数式(24)で表され
る。
【0137】
【数24】
【0138】ただし、αFNはnpn型トランジスタの順
方向直流電流増幅率である。また、−VK2は第4不平衡
差動対の生成するオフセット電圧であり、数式(25)
で表される。
方向直流電流増幅率である。また、−VK2は第4不平衡
差動対の生成するオフセット電圧であり、数式(25)
で表される。
【0139】
【数25】
【0140】トランジスタQ11bのコレクタ電流I
C11bは、トランジスタQ15b,Q16bの形成するカ
レントミラー回路を介してトランジスタQ14bのコレ
クタに流れる。このため、トランジスタQ11bとトラ
ンジスタQ14bのコレクタ電流IC11b,IC14bは等し
くなる。数式(22),(24)より、数式(26)が
成立する。
C11bは、トランジスタQ15b,Q16bの形成するカ
レントミラー回路を介してトランジスタQ14bのコレ
クタに流れる。このため、トランジスタQ11bとトラ
ンジスタQ14bのコレクタ電流IC11b,IC14bは等し
くなる。数式(22),(24)より、数式(26)が
成立する。
【0141】
【数26】
【0142】上記数式(20)が成立するためには、 V1−VK1=−(V2−VO2−VK2) が成立しなければならない。したがって、出力電圧VO2
は、
は、
【0143】
【数27】
【0144】と求められる。
【0145】数式(27)より、電圧加算回路6によ
り、第1および第2の入力電圧V1,V2と第3および第
4の不平衡差動対の生成するオフセット電圧−VK1、−
VK2とを加算した電圧が得られることが分かる。
り、第1および第2の入力電圧V1,V2と第3および第
4の不平衡差動対の生成するオフセット電圧−VK1、−
VK2とを加算した電圧が得られることが分かる。
【0146】上記のように、図4の電圧加算回路によれ
ば、オフセット電圧が生成され、それと同時に、2つの
入力電圧と2つのオフセット電圧を加算した電圧が生成
される。そして、この回路で生成される2つのオフセッ
ト電圧は、図3の電圧加算回路で生成される2つのオフ
セット電圧と絶対値が等しく、且つ極性が異なる。
ば、オフセット電圧が生成され、それと同時に、2つの
入力電圧と2つのオフセット電圧を加算した電圧が生成
される。そして、この回路で生成される2つのオフセッ
ト電圧は、図3の電圧加算回路で生成される2つのオフ
セット電圧と絶対値が等しく、且つ極性が異なる。
【0147】また、図1〜図3の電圧加算回路と同様
に、不平衡差動対のベースが入力端子を形成するので、
入力インピーダンスを高めることができる。さらに、2
つの不平衡差動対で分配してオフセット電圧を生成する
ので、所望のオフセット電圧を得るために必要なチップ
面積を小さくすることができる。
に、不平衡差動対のベースが入力端子を形成するので、
入力インピーダンスを高めることができる。さらに、2
つの不平衡差動対で分配してオフセット電圧を生成する
ので、所望のオフセット電圧を得るために必要なチップ
面積を小さくすることができる。
【0148】図4の電圧加算回路6では、第3および第
4の不平衡差動対を同一の導電型(npn型)のトラン
ジスタにより形成している。よって、図1および図2の
電圧加算回路で生じ得る誤差、すなわち、順方向直流電
流増幅率に起因するオフセット電圧の誤差が生じない。
また、トランジスタQ11bのコレクタ電流をカレント
ミラー回路で折り返すよう構成している。よって、図1
および図2の電圧加算回路に比べて電源線から接地まで
の縦積みされたトランジスタの段数を少なくできるの
で、電源電圧を低くできる。
4の不平衡差動対を同一の導電型(npn型)のトラン
ジスタにより形成している。よって、図1および図2の
電圧加算回路で生じ得る誤差、すなわち、順方向直流電
流増幅率に起因するオフセット電圧の誤差が生じない。
また、トランジスタQ11bのコレクタ電流をカレント
ミラー回路で折り返すよう構成している。よって、図1
および図2の電圧加算回路に比べて電源線から接地まで
の縦積みされたトランジスタの段数を少なくできるの
で、電源電圧を低くできる。
【0149】(第5の実施形態)図5は、本発明の第5
実施形態の電圧加算回路を示す。
実施形態の電圧加算回路を示す。
【0150】図5の電圧加算回路5は、エミッタ結合さ
れた2つのnpn型トランジスタQ21a,Q22a
(エミッタ面積比はK1:1、ただし、K1は1より大き
い定数)により形成される第1不平衡差動対と、2つの
npn型トランジスタQ23a,Q24a(エミッタ面
積比はK2:1、ただし、K2は1より大きい定数)によ
り形成される第2不平衡差動対と、3つの定電流源21
a,22a,24a(いずれも電流値はI0)と、定電
圧源23a(電圧値:VR)とを備えている。
れた2つのnpn型トランジスタQ21a,Q22a
(エミッタ面積比はK1:1、ただし、K1は1より大き
い定数)により形成される第1不平衡差動対と、2つの
npn型トランジスタQ23a,Q24a(エミッタ面
積比はK2:1、ただし、K2は1より大きい定数)によ
り形成される第2不平衡差動対と、3つの定電流源21
a,22a,24a(いずれも電流値はI0)と、定電
圧源23a(電圧値:VR)とを備えている。
【0151】第1不平衡差動対を形成するトランジスタ
Q21a,Q22aの共通接続されたエミッタは、定電
流源21aを介して接地されている。トランジスタQ2
1aのコレクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続
されている。トランジスタQ22aとトランジスタQ2
4aのコレクタは共通接続され、さらに定電流源24a
を介して電源線(電源電圧値:VCC)に接続されてい
る。トランジスタQ21a,Q22aのベースは、第1
および第2の入力端子T1a,T2aを形成する。それ
らの端子T1a,T2a間に第1入力電圧V1が差動入
力される。
Q21a,Q22aの共通接続されたエミッタは、定電
流源21aを介して接地されている。トランジスタQ2
1aのコレクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続
されている。トランジスタQ22aとトランジスタQ2
4aのコレクタは共通接続され、さらに定電流源24a
を介して電源線(電源電圧値:VCC)に接続されてい
る。トランジスタQ21a,Q22aのベースは、第1
および第2の入力端子T1a,T2aを形成する。それ
らの端子T1a,T2a間に第1入力電圧V1が差動入
力される。
【0152】第2不平衡差動対を形成するトランジスタ
Q23a,Q24aの共通接続されたエミッタは、定電
流源22aを介して接地されている。トランジスタQ2
3aのコレクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続
されている。トランジスタQ23aのベースは、第3入
力端子T3aを形成する。第4入力端子T4aは定電圧
源23aを介して接地され、第4入力端子T4aに定電
圧源23aの生成する基準電圧VRが印加される。第3
および第4の入力端子T3a,T4a間に第2入力電圧
V2が印加され、トランジスタQ23aのベースに基準
電圧VRを基準とする第2入力電圧V2が入力される。
Q23a,Q24aの共通接続されたエミッタは、定電
流源22aを介して接地されている。トランジスタQ2
3aのコレクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続
されている。トランジスタQ23aのベースは、第3入
力端子T3aを形成する。第4入力端子T4aは定電圧
源23aを介して接地され、第4入力端子T4aに定電
圧源23aの生成する基準電圧VRが印加される。第3
および第4の入力端子T3a,T4a間に第2入力電圧
V2が印加され、トランジスタQ23aのベースに基準
電圧VRを基準とする第2入力電圧V2が入力される。
【0153】トランジスタQ24aはダイオード接続さ
れ、そのベースは出力端子T5aを形成する。第2出力
端子T6aは定電圧源23aを介して接地され、第2出
力端子T6aに定電圧源23aの生成する基準電圧VR
が印加される。第1および第2の出力端子T5a,T6
a間からトランジスタQ24aのベースに生成される基
準電圧VRを基準とする出力電圧VO1が出力される。
れ、そのベースは出力端子T5aを形成する。第2出力
端子T6aは定電圧源23aを介して接地され、第2出
力端子T6aに定電圧源23aの生成する基準電圧VR
が印加される。第1および第2の出力端子T5a,T6
a間からトランジスタQ24aのベースに生成される基
準電圧VRを基準とする出力電圧VO1が出力される。
【0154】次に、図5の電圧加算回路5の動作原理に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0155】図5において、第1不平衡差動対のトラン
ジスタQ21aのコレクタ電流IC21aは、数式(28)
で表される。
ジスタQ21aのコレクタ電流IC21aは、数式(28)
で表される。
【0156】
【数28】
【0157】ただし、αFNはnpn型トランジスタの順
方向直流電流増幅率である。また、VK1は第1不平衡差
動対の生成するオフセット電圧であり、数式(29)で
表される。
方向直流電流増幅率である。また、VK1は第1不平衡差
動対の生成するオフセット電圧であり、数式(29)で
表される。
【0158】
【数29】
【0159】他方、第2不平衡差動対のトランジスタQ
24aのコレクタ電流IC24aは、数式(30)で表され
る。
24aのコレクタ電流IC24aは、数式(30)で表され
る。
【0160】
【数30】
【0161】ただし、αFNはnpn型トランジスタの順
方向直流電流増幅率である。また、VK2は第2不平衡差
動対の生成するオフセット電圧であり、数式(31)で
表される。
方向直流電流増幅率である。また、VK2は第2不平衡差
動対の生成するオフセット電圧であり、数式(31)で
表される。
【0162】
【数31】
【0163】定電流源24aは、トランジスタQ22
a,Q24aに共通の負荷として動作する。このため、
トランジスタQ22aとトランジスタQ24aのコレク
タ電流IC22a,IC24aは互いに差動電流となり、コレク
タ電流IC22a,IC24aとの間に数式(32)が成立す
る。
a,Q24aに共通の負荷として動作する。このため、
トランジスタQ22aとトランジスタQ24aのコレク
タ電流IC22a,IC24aは互いに差動電流となり、コレク
タ電流IC22a,IC24aとの間に数式(32)が成立す
る。
【0164】
【数32】
【0165】他方、第1不平衡差動対を形成するトラン
ジスタQ21a,Q22aのコレクタ電流IC21a,I
C22aは互いに差動電流となり、コレクタ電流IC21a,I
C22aとの間に数式(33)が成立する。
ジスタQ21a,Q22aのコレクタ電流IC21a,I
C22aは互いに差動電流となり、コレクタ電流IC21a,I
C22aとの間に数式(33)が成立する。
【0166】
【数33】
【0167】上記数式(32),(33)より、 IC21a=IC24a が成立する。したがって、数式(28),(30)よ
り、数式(34)が成立する。
り、数式(34)が成立する。
【0168】
【数34】
【0169】上記数式(34)が成立するためには、 V1+VK1=−(V2−VO1+VK2) が成立しなければならない。したがって、出力電圧VO1
は、
は、
【0170】
【数35】
【0171】と求められる。
【0172】数式(35)より、電圧加算回路5によ
り、第1および第2の入力電圧V1,V2と第1および第
2の不平衡差動対の生成するオフセット電圧VK1、VK2
とを加算した電圧が得られることが分かる。
り、第1および第2の入力電圧V1,V2と第1および第
2の不平衡差動対の生成するオフセット電圧VK1、VK2
とを加算した電圧が得られることが分かる。
【0173】上記のように、図5の電圧加算回路によれ
ば、オフセット電圧が生成され、それと同時に、2つの
入力電圧と2つのオフセット電圧を加算した電圧が生成
される。そして、図1〜図4の電圧加算回路と同様に、
不平衡差動対のベースが入力端子を形成するので、入力
インピーダンスを高めることができる。さらに、2つの
不平衡差動対で分配してオフセット電圧を生成するの
で、所望のオフセット電圧を得るために必要なチップ面
積を小さくすることができる。
ば、オフセット電圧が生成され、それと同時に、2つの
入力電圧と2つのオフセット電圧を加算した電圧が生成
される。そして、図1〜図4の電圧加算回路と同様に、
不平衡差動対のベースが入力端子を形成するので、入力
インピーダンスを高めることができる。さらに、2つの
不平衡差動対で分配してオフセット電圧を生成するの
で、所望のオフセット電圧を得るために必要なチップ面
積を小さくすることができる。
【0174】図5の電圧加算回路では、第1および第2
の不平衡差動対を同一の導電型(npn型)のトランジ
スタにより形成している。よって、図1および図2の電
圧加算回路で生じ得る誤差、すなわち、順方向直流電流
増幅率の差に起因するオフセット電圧の誤差が生じな
い。また、図1および図2の電圧加算回路に比べて電源
線から接地までの縦積みされたトランジスタの段数を少
なくできるので、電源電圧を低くできる。そして、np
n型トランジスタのみにより構成され、その信号経路に
pnp型トランジスタを含まないので、図1〜図4の電
圧加算回路に比べ周波数特性が良好となる。
の不平衡差動対を同一の導電型(npn型)のトランジ
スタにより形成している。よって、図1および図2の電
圧加算回路で生じ得る誤差、すなわち、順方向直流電流
増幅率の差に起因するオフセット電圧の誤差が生じな
い。また、図1および図2の電圧加算回路に比べて電源
線から接地までの縦積みされたトランジスタの段数を少
なくできるので、電源電圧を低くできる。そして、np
n型トランジスタのみにより構成され、その信号経路に
pnp型トランジスタを含まないので、図1〜図4の電
圧加算回路に比べ周波数特性が良好となる。
【0175】(第6の実施形態)図6は、本発明の第6
実施形態の電圧加算回路を示す。
実施形態の電圧加算回路を示す。
【0176】図6の電圧加算回路6は、エミッタ結合さ
れた2つのnpn型トランジスタQ21b,Q22b
(エミッタ面積比は1:K1、ただし、K1は1より大き
い定数)により形成される第3不平衡差動対と、2つの
npn型トランジスタQ23b,Q24b(エミッタ面
積比は1:K2、ただし、K2は1より大きい定数)によ
り形成される第3不平衡差動対と、3つの定電流源21
b,22b,24b(いずれも電流値はI0)と、定電
圧源23b(電圧値:VR)とを備えている。
れた2つのnpn型トランジスタQ21b,Q22b
(エミッタ面積比は1:K1、ただし、K1は1より大き
い定数)により形成される第3不平衡差動対と、2つの
npn型トランジスタQ23b,Q24b(エミッタ面
積比は1:K2、ただし、K2は1より大きい定数)によ
り形成される第3不平衡差動対と、3つの定電流源21
b,22b,24b(いずれも電流値はI0)と、定電
圧源23b(電圧値:VR)とを備えている。
【0177】第3不平衡差動対を形成するトランジスタ
Q21b,Q22bの共通接続されたエミッタは、定電
流源21bを介して接地されている。トランジスタQ2
1bのコレクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続
されている。トランジスタQ22bとトランジスタQ2
4bのコレクタは共通接続され、さらに定電流源24b
を介して電源線(電源電圧値:VCC)に接続されてい
る。トランジスタQ21b,Q22bのベースは第1お
よび第2の入力端子T1b,T2bを形成する。それら
の端子T1b,T2b間に第1入力電圧V1が差動入力
される。
Q21b,Q22bの共通接続されたエミッタは、定電
流源21bを介して接地されている。トランジスタQ2
1bのコレクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続
されている。トランジスタQ22bとトランジスタQ2
4bのコレクタは共通接続され、さらに定電流源24b
を介して電源線(電源電圧値:VCC)に接続されてい
る。トランジスタQ21b,Q22bのベースは第1お
よび第2の入力端子T1b,T2bを形成する。それら
の端子T1b,T2b間に第1入力電圧V1が差動入力
される。
【0178】第4不平衡差動対を形成するトランジスタ
Q23b,Q24bの共通接続されたエミッタは、定電
流源22bを介して接地されている。トランジスタQ2
3bのコレクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続
されている。トランジスタQ23bのベースは、第3入
力端子T3bを形成する。第4入力端子T4bは、定電
圧源23bを介して接地され、第4入力端子T4bに定
電圧源23bの生成する基準電圧VRが印加される。第
3および第4の入力端子T3b,T4b間に第2入力電
圧V2が印加され、トランジスタQ23bのベースに基
準電圧VRを基準とする第2入力電圧V2が入力される。
Q23b,Q24bの共通接続されたエミッタは、定電
流源22bを介して接地されている。トランジスタQ2
3bのコレクタは、電源線(電源電圧値:VCC)に接続
されている。トランジスタQ23bのベースは、第3入
力端子T3bを形成する。第4入力端子T4bは、定電
圧源23bを介して接地され、第4入力端子T4bに定
電圧源23bの生成する基準電圧VRが印加される。第
3および第4の入力端子T3b,T4b間に第2入力電
圧V2が印加され、トランジスタQ23bのベースに基
準電圧VRを基準とする第2入力電圧V2が入力される。
【0179】トランジスタQ24bはダイオード接続さ
れ、そのベースは出力端子T5bを形成する。第2出力
端子T6bは定電圧源23bを介して接地され、第2出
力端子T6bに定電圧源23bの生成する基準電圧VR
が印加される。第1および第2の出力端子T5b,T6
b間からトランジスタQ24bのベースに生成される基
準電圧VRを基準とする出力電圧VO2が出力される。
れ、そのベースは出力端子T5bを形成する。第2出力
端子T6bは定電圧源23bを介して接地され、第2出
力端子T6bに定電圧源23bの生成する基準電圧VR
が印加される。第1および第2の出力端子T5b,T6
b間からトランジスタQ24bのベースに生成される基
準電圧VRを基準とする出力電圧VO2が出力される。
【0180】次に、図6の電圧加算回路6の動作原理に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0181】図6において、第3不平衡差動対のトラン
ジスタQ21bのコレクタ電流IC21bは、数式(36)
で表される。
ジスタQ21bのコレクタ電流IC21bは、数式(36)
で表される。
【0182】
【数36】
【0183】ただし、αFNはnpn型トランジスタの順
方向直流電流増幅率である。また、−VK1は第3不平衡
差動対の生成するオフセット電圧であり、数式(37)
で表される。
方向直流電流増幅率である。また、−VK1は第3不平衡
差動対の生成するオフセット電圧であり、数式(37)
で表される。
【0184】
【数37】
【0185】他方、第4不平衡差動対のトランジスタQ
24bのコレクタ電流IC24bは、数式(38)で表され
る。
24bのコレクタ電流IC24bは、数式(38)で表され
る。
【0186】
【数38】
【0187】ただし、αFNはnpn型トランジスタの順
方向直流電流増幅率である。また、−VK2は第4不平衡
差動対の生成するオフセット電圧であり、数式(39)
で表される。
方向直流電流増幅率である。また、−VK2は第4不平衡
差動対の生成するオフセット電圧であり、数式(39)
で表される。
【0188】
【数39】
【0189】定電流源24bは、トランジスタQ22
b,Q24bに共通の負荷として動作する。このため、
トランジスタQ22bとトランジスタQ24bのコレク
タ電流IC22b,IC24bは互いに差動電流となり、コレク
タ電流IC22b,IC24bとの間に数式(40)が成立す
る。
b,Q24bに共通の負荷として動作する。このため、
トランジスタQ22bとトランジスタQ24bのコレク
タ電流IC22b,IC24bは互いに差動電流となり、コレク
タ電流IC22b,IC24bとの間に数式(40)が成立す
る。
【0190】
【数40】
【0191】他方、第3不平衡差動対を形成するトラン
ジスタQ21b,Q22bのコレクタ電流IC21b,I
C22bは互いに差動電流となり、コレクタ電流IC21b,I
C22bとの間に数式(41)が成立する。
ジスタQ21b,Q22bのコレクタ電流IC21b,I
C22bは互いに差動電流となり、コレクタ電流IC21b,I
C22bとの間に数式(41)が成立する。
【0192】
【数41】
【0193】上記数式(40),(41)より、 IC21b=IC24b が成立する。したがって、数式(36),(38)よ
り、数式(42)が成立する。
り、数式(42)が成立する。
【0194】
【数42】
【0195】上記数式(42)が成立するためには、 V1−VK1=−(V2−VO2−VK2) が成立しなければならない。したがって、出力電圧VO2
は、
は、
【0196】
【数43】
【0197】と求められる。
【0198】数式(43)より、電圧加算回路6によ
り、第1および第2の入力電圧V1,V2と第3および第
4の不平衡差動対の生成するオフセット電圧−VK1、−
VK2とを加算した電圧が得られることが分かる。
り、第1および第2の入力電圧V1,V2と第3および第
4の不平衡差動対の生成するオフセット電圧−VK1、−
VK2とを加算した電圧が得られることが分かる。
【0199】上記のように、図6の電圧加算回路によれ
ば、オフセット電圧が生成され、それと同時に、2つの
入力電圧と2つのオフセット電圧を加算した電圧が生成
される。そして、この回路で生成される2つのオフセッ
ト電圧は、図5の電圧加算回路で生成される2つのオフ
セット電圧と絶対値が等しく、且つ極性が異なる。
ば、オフセット電圧が生成され、それと同時に、2つの
入力電圧と2つのオフセット電圧を加算した電圧が生成
される。そして、この回路で生成される2つのオフセッ
ト電圧は、図5の電圧加算回路で生成される2つのオフ
セット電圧と絶対値が等しく、且つ極性が異なる。
【0200】また、図1〜図5の電圧加算回路と同様
に、不平衡差動対のベースが入力端子を形成するので、
入力インピーダンスを高めることができる。さらに、2
つの不平衡差動対で分配してオフセット電圧を生成する
ので、所望のオフセット電圧を得るために必要なチップ
面積を小さくすることができる。
に、不平衡差動対のベースが入力端子を形成するので、
入力インピーダンスを高めることができる。さらに、2
つの不平衡差動対で分配してオフセット電圧を生成する
ので、所望のオフセット電圧を得るために必要なチップ
面積を小さくすることができる。
【0201】図6の電圧加算回路6では、第3および第
4の不平衡差動対を同一の導電型(npn型)のトラン
ジスタにより形成している。よって、図1および図2の
電圧加算回路で生じ得る誤差、すなわち、トランジスタ
の順方向直流電流増幅率の差に起因するオフセット電圧
の誤差が生じない。また、図1および図2の電圧加算回
路に比べて電源線から接地までの縦積みされたトランジ
スタの段数を少なくできるので、電源電圧を低くでき
る。そして、npn型トランジスタのみにより構成さ
れ、その信号経路にpnp型トランジスタを含まないの
で、図1〜図4の電圧加算回路に比べ周波数特性が良好
となる。
4の不平衡差動対を同一の導電型(npn型)のトラン
ジスタにより形成している。よって、図1および図2の
電圧加算回路で生じ得る誤差、すなわち、トランジスタ
の順方向直流電流増幅率の差に起因するオフセット電圧
の誤差が生じない。また、図1および図2の電圧加算回
路に比べて電源線から接地までの縦積みされたトランジ
スタの段数を少なくできるので、電源電圧を低くでき
る。そして、npn型トランジスタのみにより構成さ
れ、その信号経路にpnp型トランジスタを含まないの
で、図1〜図4の電圧加算回路に比べ周波数特性が良好
となる。
【0202】(第7の実施形態)図7は、本発明の第7
実施形態のバイポーラ乗算回路を示す。
実施形態のバイポーラ乗算回路を示す。
【0203】図7の回路は、第1〜第4の電圧加算器5
A,6A,5B,6Bと、第1〜第4の平衡差動対を含
む乗算器コア回路30とを備えている。第1〜第4の電
圧加算器5A,6A,5B,6Bは、乗算器コア回路3
0の入力回路を構成する。
A,6A,5B,6Bと、第1〜第4の平衡差動対を含
む乗算器コア回路30とを備えている。第1〜第4の電
圧加算器5A,6A,5B,6Bは、乗算器コア回路3
0の入力回路を構成する。
【0204】第1および第3のバイポーラ乗算回路5
A,5Bは、図1の第1実施形態の電圧加算回路5、ま
たは図3の第3実施形態の電圧加算回路5、あるいは図
5の第5実施形態の電圧加算回路5のいずれかにより構
成される。そして、第1および第3の電圧加算乗算回路
5A,5Bは、第1〜第4の入力端子T1a,T2a,
T3a,T4aと、第1および第2の出力端子T5a,
T6aとをそれぞれに備えている。
A,5Bは、図1の第1実施形態の電圧加算回路5、ま
たは図3の第3実施形態の電圧加算回路5、あるいは図
5の第5実施形態の電圧加算回路5のいずれかにより構
成される。そして、第1および第3の電圧加算乗算回路
5A,5Bは、第1〜第4の入力端子T1a,T2a,
T3a,T4aと、第1および第2の出力端子T5a,
T6aとをそれぞれに備えている。
【0205】第1電圧加算回路5Aの第1および第2の
入力端子T1a,T2a間に第1入力電圧V1が正相で
差動入力される。そして、第3電圧加算回路5Bの第1
および第2の入力端子T1a,T2a間に第1入力電圧
V1が逆相で差動入力される。さらに、第1および第3
の電圧加算回路5A,5Bのそれぞれの第3および第4
の入力端子T3a,T4a間に第2入力電圧V2が入力
される。
入力端子T1a,T2a間に第1入力電圧V1が正相で
差動入力される。そして、第3電圧加算回路5Bの第1
および第2の入力端子T1a,T2a間に第1入力電圧
V1が逆相で差動入力される。さらに、第1および第3
の電圧加算回路5A,5Bのそれぞれの第3および第4
の入力端子T3a,T4a間に第2入力電圧V2が入力
される。
【0206】第2および第4の電圧加算回路6A,6B
は、図2の第2実施形態の電圧加算回路6、または図4
の第4実施形態の電圧加算回路6、あるいは図6の第6
実施形態の電圧加算回路6のいずれかにより構成され
る。そして、第2および第4の電圧加算回路6A,6B
は、第1〜第4の入力端子T1b,T2b,T3b,T
4bと、第1および第2の出力端子T5b,T6bとを
それぞれに備えている。
は、図2の第2実施形態の電圧加算回路6、または図4
の第4実施形態の電圧加算回路6、あるいは図6の第6
実施形態の電圧加算回路6のいずれかにより構成され
る。そして、第2および第4の電圧加算回路6A,6B
は、第1〜第4の入力端子T1b,T2b,T3b,T
4bと、第1および第2の出力端子T5b,T6bとを
それぞれに備えている。
【0207】第2電圧加算回路6Aの第1および第2の
入力端子T1b,T2b間に第1入力電圧V1が正相で
差動入力される。そして、第4電圧加算回路6Bの第1
および第2の入力端子T1b,T2b間に第1入力電圧
V1が逆相で差動入力される。さらに、第2および第4
の電圧加算回路6A,6Bのそれぞれの第3および第4
の入力端子T3b,T4b間に第2入力電圧V2が入力
される。
入力端子T1b,T2b間に第1入力電圧V1が正相で
差動入力される。そして、第4電圧加算回路6Bの第1
および第2の入力端子T1b,T2b間に第1入力電圧
V1が逆相で差動入力される。さらに、第2および第4
の電圧加算回路6A,6Bのそれぞれの第3および第4
の入力端子T3b,T4b間に第2入力電圧V2が入力
される。
【0208】第1および第3の電圧加算回路5A,5B
のそれぞれの第2入力端子T6aと第2および第4の電
圧加算回路6A,6Bのそれぞれの第2入力端子T6b
は、共通に接続されている。
のそれぞれの第2入力端子T6aと第2および第4の電
圧加算回路6A,6Bのそれぞれの第2入力端子T6b
は、共通に接続されている。
【0209】乗算器コア回路30の第1不平衡差動対は
エミッタ結合された2つのnpn型トランジスタQ3
1,Q32により形成され、第2不平衡差動対はエミッ
タ結合された2つのnpn型トランジスタQ33,Q3
4により形成される。第3不平衡差動対はエミッタ結合
された2つのnpn型トランジスタQ35,Q36によ
り形成され、第4不平衡差動対はエミッタ結合された2
つのnpn型トランジスタQ37,Q38により形成さ
れる。共通接続されたトランジスタQ31とQ32、Q
33とQ34、Q35とQ36、Q37とQ38のエミ
ッタは、それぞれ定電流源31,32,33,34(い
ずれも電流値はI0)を介して接地されている。
エミッタ結合された2つのnpn型トランジスタQ3
1,Q32により形成され、第2不平衡差動対はエミッ
タ結合された2つのnpn型トランジスタQ33,Q3
4により形成される。第3不平衡差動対はエミッタ結合
された2つのnpn型トランジスタQ35,Q36によ
り形成され、第4不平衡差動対はエミッタ結合された2
つのnpn型トランジスタQ37,Q38により形成さ
れる。共通接続されたトランジスタQ31とQ32、Q
33とQ34、Q35とQ36、Q37とQ38のエミ
ッタは、それぞれ定電流源31,32,33,34(い
ずれも電流値はI0)を介して接地されている。
【0210】トランジスタQ31,Q33のベースは第
1および第2の電圧加算回路5A,6Aの第1出力端子
T5a,T5bにそれぞれ接続されている。トランジス
タQ35,Q37のベースは第3および第4の電圧加算
回路5B,6Bの第1出力端子T5a,T5bにそれぞ
れ接続されている。トランジスタQ32,Q34,Q3
6,Q38のベースは共通に接続され、さらに第1〜第
4の電圧加算回路5A,6A,5B,6Bの共通接続さ
れた第2出力端子T6a,T6bに接続されている。
1および第2の電圧加算回路5A,6Aの第1出力端子
T5a,T5bにそれぞれ接続されている。トランジス
タQ35,Q37のベースは第3および第4の電圧加算
回路5B,6Bの第1出力端子T5a,T5bにそれぞ
れ接続されている。トランジスタQ32,Q34,Q3
6,Q38のベースは共通に接続され、さらに第1〜第
4の電圧加算回路5A,6A,5B,6Bの共通接続さ
れた第2出力端子T6a,T6bに接続されている。
【0211】トランジスタQ31,Q34,Q36,Q
37のコレクタは共通に接続され、さらに負荷抵抗器3
5を介して電源線(電源電圧値:VCC)に接続されてい
る。トランジスタQ32,Q33,Q35,Q28のコ
レクタは共通に接続され、さらに負荷抵抗器36を介し
て電源線(電源電圧値:VCC)に接続されている。
37のコレクタは共通に接続され、さらに負荷抵抗器3
5を介して電源線(電源電圧値:VCC)に接続されてい
る。トランジスタQ32,Q33,Q35,Q28のコ
レクタは共通に接続され、さらに負荷抵抗器36を介し
て電源線(電源電圧値:VCC)に接続されている。
【0212】負荷抵抗器35とトランジスタQ31,Q
34,Q36,Q37の共通接続されたコレクタとの接
続点と、負荷抵抗器36とトランジスタQ32,Q3
3,Q35,Q28の共通接続されたコレクタとの接続
点とから出力電圧VOUTが差動出力される。
34,Q36,Q37の共通接続されたコレクタとの接
続点と、負荷抵抗器36とトランジスタQ32,Q3
3,Q35,Q28の共通接続されたコレクタとの接続
点とから出力電圧VOUTが差動出力される。
【0213】次に、図7のバイポーラ乗算回路の動作原
理について説明する。
理について説明する。
【0214】第1電流加算回路5Aに第1および第2の
入力電圧V1,V2が入力されると、その第1および第2
の出力端子T5a,T6a間から定電圧VRを基準とす
る第1出力電圧VO1が出力される。上記数式(7),
(21),(35)から分かるように、第1電流加算回
路5Aの構成が図1、図3または図5の電圧加算回路5
のいずれであっても、第1出力電圧VO1は、 VO1=V1+V2+VK1+VK2 となる。そして、トランジスタQ31のベースに定電圧
VRを基準とする第1出力電圧VO1が入力され、トラン
ジスタQ32のベースに定電圧VRが入力される。すな
わち、第1平衡差動対に第1出力電圧VO1が入力される
第2電流加算回路6Aに第1および第2の入力電圧
V1,V2が入力されると、その第1および第2の出力端
子T5b,T6b間から第2出力電圧VO2が出力され
る。上記数式(14),(27),(43)から分かる
ように、第2電流加算回路6Aの構成が図2、図4また
は図6の電圧加算回路6のいずれであっても、第2出力
電圧VO2は、 VO2=V1+V2−VK1−VK2 となる。そして、トランジスタQ33のベースに定電圧
VRを基準とする第2出力電圧VO2が入力され、トラン
ジスタQ34のベースに定電圧VKが入力される。すな
わち、第2平衡差動対に第2出力電圧VO2が入力され
る。
入力電圧V1,V2が入力されると、その第1および第2
の出力端子T5a,T6a間から定電圧VRを基準とす
る第1出力電圧VO1が出力される。上記数式(7),
(21),(35)から分かるように、第1電流加算回
路5Aの構成が図1、図3または図5の電圧加算回路5
のいずれであっても、第1出力電圧VO1は、 VO1=V1+V2+VK1+VK2 となる。そして、トランジスタQ31のベースに定電圧
VRを基準とする第1出力電圧VO1が入力され、トラン
ジスタQ32のベースに定電圧VRが入力される。すな
わち、第1平衡差動対に第1出力電圧VO1が入力される
第2電流加算回路6Aに第1および第2の入力電圧
V1,V2が入力されると、その第1および第2の出力端
子T5b,T6b間から第2出力電圧VO2が出力され
る。上記数式(14),(27),(43)から分かる
ように、第2電流加算回路6Aの構成が図2、図4また
は図6の電圧加算回路6のいずれであっても、第2出力
電圧VO2は、 VO2=V1+V2−VK1−VK2 となる。そして、トランジスタQ33のベースに定電圧
VRを基準とする第2出力電圧VO2が入力され、トラン
ジスタQ34のベースに定電圧VKが入力される。すな
わち、第2平衡差動対に第2出力電圧VO2が入力され
る。
【0215】第3電圧加算回路5Bに第1および第2の
入力電圧V1,V2が入力されると、その第1および第2
の出力端子T5a,T6a間から第3出力電圧VO3が出
力される。第1入力電圧V1が逆相で入力されるので、
第3出力電圧VO3は上記数式(7),(21),(3
5)においてV1を−V1に置き換えることにより得られ
る。したがって、第3電流加算回路5Bの構成が図1、
図3または図5の電圧加算回路5のいずれであっても、
第3出力電圧VO3は、 VO3=−V1+V2+VK1+VK2 となる。そして、トランジスタQ35のベースに定電圧
VRを基準とする第3出力電圧VO3が入力され、トラン
ジスタQ36のベースに定電圧VRが入力される。すな
わち、第3平衡差動対に第3出力電圧VO3が入力され
る。
入力電圧V1,V2が入力されると、その第1および第2
の出力端子T5a,T6a間から第3出力電圧VO3が出
力される。第1入力電圧V1が逆相で入力されるので、
第3出力電圧VO3は上記数式(7),(21),(3
5)においてV1を−V1に置き換えることにより得られ
る。したがって、第3電流加算回路5Bの構成が図1、
図3または図5の電圧加算回路5のいずれであっても、
第3出力電圧VO3は、 VO3=−V1+V2+VK1+VK2 となる。そして、トランジスタQ35のベースに定電圧
VRを基準とする第3出力電圧VO3が入力され、トラン
ジスタQ36のベースに定電圧VRが入力される。すな
わち、第3平衡差動対に第3出力電圧VO3が入力され
る。
【0216】第4電圧加算回路6Bに第1および第2の
入力電圧V1,V2が入力されると、その第1および第2
の出力端子T5b,T6b間から第4出力電圧VO4が出
力される。第1入力電圧V1が逆相で入力されるので、
第4出力電圧VO4は上記数式(14),(27),(4
3)においてV1を−V1に置き換えることにより得られ
る。したがって、第4電流加算回路6Bの構成が図2、
図4または図6の電圧加算回路6のいずれであっても、
第4出力電圧VO4は、 VO4=−V1+V2−VK1−VK2 となる。そして、トランジスタQ37のベースに定電圧
VRを基準とする第4出力電圧VO4が入力され、トラン
ジスタQ38のベースに定電圧VRが入力される。すな
わち、第4平衡差動対に第4出力電圧VO4が入力され
る。
入力電圧V1,V2が入力されると、その第1および第2
の出力端子T5b,T6b間から第4出力電圧VO4が出
力される。第1入力電圧V1が逆相で入力されるので、
第4出力電圧VO4は上記数式(14),(27),(4
3)においてV1を−V1に置き換えることにより得られ
る。したがって、第4電流加算回路6Bの構成が図2、
図4または図6の電圧加算回路6のいずれであっても、
第4出力電圧VO4は、 VO4=−V1+V2−VK1−VK2 となる。そして、トランジスタQ37のベースに定電圧
VRを基準とする第4出力電圧VO4が入力され、トラン
ジスタQ38のベースに定電圧VRが入力される。すな
わち、第4平衡差動対に第4出力電圧VO4が入力され
る。
【0217】第1および第3の出力電圧VO1,VO3はい
ずれもオフセット電圧(VK1+VK2)を含み、第2およ
び第4の出力電圧VO2,VO4はいずれもオフセット電圧
(−VK1−VK2)を含む。このため、第1および第2の
平衡差動対と第3および第4の平衡差動対は、それぞれ
二乗回路として動作する。そして、これら2つの二乗回
路の出力電流を減算することで第1および第2の入力電
圧V1,V2の積に比例する電流が得られる。
ずれもオフセット電圧(VK1+VK2)を含み、第2およ
び第4の出力電圧VO2,VO4はいずれもオフセット電圧
(−VK1−VK2)を含む。このため、第1および第2の
平衡差動対と第3および第4の平衡差動対は、それぞれ
二乗回路として動作する。そして、これら2つの二乗回
路の出力電流を減算することで第1および第2の入力電
圧V1,V2の積に比例する電流が得られる。
【0218】トランジスタQ31〜Q38のコレクタ電
流をIC31〜IC38とし、乗算器コア回路30の差動出力
電流をΔIすると、差動出力電流ΔIは数式(44)で
表される。
流をIC31〜IC38とし、乗算器コア回路30の差動出力
電流をΔIすると、差動出力電流ΔIは数式(44)で
表される。
【0219】
【数44】
【0220】ただし、npnトランジスタの順方向直流
電流増幅率αFNは十分「1」に近いものと考え、αFN=
1と仮定した。
電流増幅率αFNは十分「1」に近いものと考え、αFN=
1と仮定した。
【0221】数式(44)は、第1および第2の入力電
圧V1,V2の値が所定の範囲内であれば、差動出力電流
ΔIが第1および第2の入力電圧V1,V2の積に比例す
ることを示している。
圧V1,V2の値が所定の範囲内であれば、差動出力電流
ΔIが第1および第2の入力電圧V1,V2の積に比例す
ることを示している。
【0222】乗算器コア回路30の差動出力電流ΔI
は、2つの負荷抵抗器35,36により電圧に変換さ
れ、当該バイポーラ乗算回路の出力電圧VOUTが差動出
力される。この出力電圧は、第1および第2の入力電圧
の積に比例する。このように、図7の回路はバイポーラ
乗算回路として動作する。
は、2つの負荷抵抗器35,36により電圧に変換さ
れ、当該バイポーラ乗算回路の出力電圧VOUTが差動出
力される。この出力電圧は、第1および第2の入力電圧
の積に比例する。このように、図7の回路はバイポーラ
乗算回路として動作する。
【0223】図7の回路において、第1および第2の平
衡差動対と第3および第4の平衡差動対のそれぞれが二
乗回路として動作するための入力電圧の範囲は、オフセ
ット電圧に依存する。入力電圧の範囲が最大となるの
は、オフセット電圧が VK1+VK2=2.3VT(=cosh-1(5)VT) の場合である。よって、エミッタ面積比を表す定数
K1,K2に関し、 K1K2=9.89898( 10) の関係が成立する。例えば、K1=K2とおくと、K1=
K2=3.1463( π)と求められる。このよう
に、比較的小さい定数K1,K2としても入力電圧の範囲
を最大にすることができる。よって、チップ面積を小さ
くできる。
衡差動対と第3および第4の平衡差動対のそれぞれが二
乗回路として動作するための入力電圧の範囲は、オフセ
ット電圧に依存する。入力電圧の範囲が最大となるの
は、オフセット電圧が VK1+VK2=2.3VT(=cosh-1(5)VT) の場合である。よって、エミッタ面積比を表す定数
K1,K2に関し、 K1K2=9.89898( 10) の関係が成立する。例えば、K1=K2とおくと、K1=
K2=3.1463( π)と求められる。このよう
に、比較的小さい定数K1,K2としても入力電圧の範囲
を最大にすることができる。よって、チップ面積を小さ
くできる。
【0224】上記のように、図7のバイポーラ乗算回路
では、乗算器コア回路へ入力する電圧を図1〜図6の第
1〜第6の実施形態の電圧加算回路により生成してい
る。このため、入力インピーダンスを高めることができ
る。さらに、所望のオフセット電圧を得るために必要な
チップ面積を小さくできるので、最大の入力電圧範囲を
持つバイポーラ乗算回路を小さなチップ面積で実現でき
る。
では、乗算器コア回路へ入力する電圧を図1〜図6の第
1〜第6の実施形態の電圧加算回路により生成してい
る。このため、入力インピーダンスを高めることができ
る。さらに、所望のオフセット電圧を得るために必要な
チップ面積を小さくできるので、最大の入力電圧範囲を
持つバイポーラ乗算回路を小さなチップ面積で実現でき
る。
【0225】(第8の実施形態)図8は、第8実施形態
のバイポーラ乗算回路を示す。
のバイポーラ乗算回路を示す。
【0226】図8の回路は、第1〜第4の電圧加算回路
5A,6A,5B,6Bと乗算器コア回路30とを備え
ている。そして、この回路は、図7の第7実施形態のバ
イポーラ乗算回路を構成する第1〜第4の電圧加算回路
5A,6A,5B,6Bとして、図1および図2の電圧
加算回路5,6を使用した場合の具体的な回路例に相当
する。
5A,6A,5B,6Bと乗算器コア回路30とを備え
ている。そして、この回路は、図7の第7実施形態のバ
イポーラ乗算回路を構成する第1〜第4の電圧加算回路
5A,6A,5B,6Bとして、図1および図2の電圧
加算回路5,6を使用した場合の具体的な回路例に相当
する。
【0227】乗算器コア回路30は、図7の乗算器コア
回路と同一の構成からなる。したがって、図8におい
て、図7の第7実施形態のバイポーラ乗算回路と同一の
要素には同じ符号を付してその説明を省略する。
回路と同一の構成からなる。したがって、図8におい
て、図7の第7実施形態のバイポーラ乗算回路と同一の
要素には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0228】図8の回路では、第1〜第4の電圧加算回
路5A,6A,5B,6Bに共通の第1〜第4の入力端
子T1,T2,T3,T4が形成されている。また、第
1〜第4の電圧加算回路5A,6A,5B,6Bに共通
の定電圧源3を備えている。
路5A,6A,5B,6Bに共通の第1〜第4の入力端
子T1,T2,T3,T4が形成されている。また、第
1〜第4の電圧加算回路5A,6A,5B,6Bに共通
の定電圧源3を備えている。
【0229】第1電圧加算回路5Aの構成は、図1の電
圧加算回路5とほぼ同じである。したがって、図8にお
いて、図1の第1実施形態の電圧加算回路と同一の要素
には同じ符号を付してその説明を省略する。なお、図8
において、第1電圧加算回路5Aの第1〜第4の入力端
子T1,T2,T3,T4は、図1の第1〜第4の入力
端子T1a,T2a,T3a,T4aにそれぞれ相当す
る。また、定電圧源3は、図1の定電圧源3aに相当す
る。
圧加算回路5とほぼ同じである。したがって、図8にお
いて、図1の第1実施形態の電圧加算回路と同一の要素
には同じ符号を付してその説明を省略する。なお、図8
において、第1電圧加算回路5Aの第1〜第4の入力端
子T1,T2,T3,T4は、図1の第1〜第4の入力
端子T1a,T2a,T3a,T4aにそれぞれ相当す
る。また、定電圧源3は、図1の定電圧源3aに相当す
る。
【0230】第2電圧加算回路5Bの構成は、図2の電
圧加算回路6とほぼ同じである。したがって、図8にお
いて、図1の第1実施形態の電圧加算回路と同一の要素
には同じ符号を付してその説明を省略する。なお、図8
において、第2電圧加算回路6Aの第1〜第4の入力端
子T1,T2,T3,T4は、図2の第1〜第4の入力
端子T1b,T2b,T3b,T4bにそれぞれ相当す
る。また、定電圧源3は、図2の定電圧源3bに相当す
る。
圧加算回路6とほぼ同じである。したがって、図8にお
いて、図1の第1実施形態の電圧加算回路と同一の要素
には同じ符号を付してその説明を省略する。なお、図8
において、第2電圧加算回路6Aの第1〜第4の入力端
子T1,T2,T3,T4は、図2の第1〜第4の入力
端子T1b,T2b,T3b,T4bにそれぞれ相当す
る。また、定電圧源3は、図2の定電圧源3bに相当す
る。
【0231】第3電圧加算回路5Bの構成は、第1入力
電圧V1を逆相で入力する点を除き、図1の電圧加算回
路5とほぼ同じである。したがって、図8において、図
1の第1実施形態の電圧加算回路と同一の要素には同じ
符号を付してその説明を省略する。なお、図8におい
て、第3電圧加算回路5Bの第1および第2の入力端子
T1,T2は、図1の第2および第1の入力端子T2
a,T1aにそれぞれ相当する。第3および第4の入力
端子T3,T4は、図1の第3および第4の入力端子T
3a,T4aにそれぞれ相当する。また、定電圧源3
は、図1の定電圧源3aに相当する。
電圧V1を逆相で入力する点を除き、図1の電圧加算回
路5とほぼ同じである。したがって、図8において、図
1の第1実施形態の電圧加算回路と同一の要素には同じ
符号を付してその説明を省略する。なお、図8におい
て、第3電圧加算回路5Bの第1および第2の入力端子
T1,T2は、図1の第2および第1の入力端子T2
a,T1aにそれぞれ相当する。第3および第4の入力
端子T3,T4は、図1の第3および第4の入力端子T
3a,T4aにそれぞれ相当する。また、定電圧源3
は、図1の定電圧源3aに相当する。
【0232】第4電圧加算回路6Bの構成は、第1入力
電圧V1を逆相で入力する点を除き、図2の電圧加算回
路6とほぼ同じである。したがって、図8において、図
2の第2実施形態の電圧加算回路と同一の要素には同じ
符号を付してその説明を省略する。なお、図8におい
て、第4電圧加算回路6Bの第1および第2の入力端子
T1,T2は、図2の第2および第1の入力端子T2
b,T1bにそれぞれ相当する。第3および第4の入力
端子T3,T4は、図2の第3および第4の入力端子T
3b,T4bにそれぞれ相当する。また、定電圧源3
は、図2の定電圧源3bに相当する。
電圧V1を逆相で入力する点を除き、図2の電圧加算回
路6とほぼ同じである。したがって、図8において、図
2の第2実施形態の電圧加算回路と同一の要素には同じ
符号を付してその説明を省略する。なお、図8におい
て、第4電圧加算回路6Bの第1および第2の入力端子
T1,T2は、図2の第2および第1の入力端子T2
b,T1bにそれぞれ相当する。第3および第4の入力
端子T3,T4は、図2の第3および第4の入力端子T
3b,T4bにそれぞれ相当する。また、定電圧源3
は、図2の定電圧源3bに相当する。
【0233】図8のバイポーラ乗算回路の動作原理は、
図7の第7実施形態のバイポーラ乗算回路のそれと同じ
である。そして、図7のバイポーラ乗算回路と同様に、
入力インピーダンスを高めることができる。さらに、所
望のオフセット電圧を得るために必要なチップ面積を小
さくできるので、最大の入力電圧範囲を持つバイポーラ
乗算回路を小さなチップ面積で実現できる。
図7の第7実施形態のバイポーラ乗算回路のそれと同じ
である。そして、図7のバイポーラ乗算回路と同様に、
入力インピーダンスを高めることができる。さらに、所
望のオフセット電圧を得るために必要なチップ面積を小
さくできるので、最大の入力電圧範囲を持つバイポーラ
乗算回路を小さなチップ面積で実現できる。
【0234】(第9の実施形態)図9は、本発明の第9
実施形態のバイポーラ乗算回路を示す。
実施形態のバイポーラ乗算回路を示す。
【0235】図9の回路は、図7のバイポーラ乗算回路
の第1〜第4の平衡差動対により構成される乗算器コア
回路30を第1〜第4の不平衡差動対で構成される乗算
器コア回路40で置き換えたものに相当する。したがっ
て、図9において、図7の第7実施形態のバイポーラ乗
算回路と同一の要素には同じ符号を付しその説明を省略
する。
の第1〜第4の平衡差動対により構成される乗算器コア
回路30を第1〜第4の不平衡差動対で構成される乗算
器コア回路40で置き換えたものに相当する。したがっ
て、図9において、図7の第7実施形態のバイポーラ乗
算回路と同一の要素には同じ符号を付しその説明を省略
する。
【0236】乗算器コア回路40の第1不平衡差動対
は、エミッタ結合された2つのnpn型トランジスタQ
41,Q42(エミッタ面積比はK3:1、ただし、K3
は1より大きい定数)により形成される。第2不平衡差
動対は、エミッタ結合された2つのnpn型トランジス
タQ43,Q44(エミッタ面積比は1:K3)により
形成される。第3不平衡差動対は、エミッタ結合された
2つのnpn型トランジスタQ45,Q46(エミッタ
面積比はK3:1)により形成される。第4不平衡差動
対は、エミッタ結合された2つのnpn型トランジスタ
Q47,Q48(エミッタ面積比は1:K3)により形
成される。共通接続されたトランジスタQ41とQ4
2、Q43とQ44、Q45とQ46、Q47とQ48
のエミッタは、それぞれ定電流源31,32,33,3
4(いずれも電流値はI0)を介して接地されている。
は、エミッタ結合された2つのnpn型トランジスタQ
41,Q42(エミッタ面積比はK3:1、ただし、K3
は1より大きい定数)により形成される。第2不平衡差
動対は、エミッタ結合された2つのnpn型トランジス
タQ43,Q44(エミッタ面積比は1:K3)により
形成される。第3不平衡差動対は、エミッタ結合された
2つのnpn型トランジスタQ45,Q46(エミッタ
面積比はK3:1)により形成される。第4不平衡差動
対は、エミッタ結合された2つのnpn型トランジスタ
Q47,Q48(エミッタ面積比は1:K3)により形
成される。共通接続されたトランジスタQ41とQ4
2、Q43とQ44、Q45とQ46、Q47とQ48
のエミッタは、それぞれ定電流源31,32,33,3
4(いずれも電流値はI0)を介して接地されている。
【0237】トランジスタQ41,Q43のベースは第
1および第2の電圧加算回路5A,6Aの第1出力端子
T5a,T5bにそれぞれ接続されている。トランジス
タQ45,Q47のベースは第3および第4の電圧加算
回路5B,6Bの第1出力端子T5a,T5bにそれぞ
れ接続されている。トランジスタQ42,Q44,Q4
6,Q48のベースは共通に接続され、さらに第1〜第
4の電圧加算回路5A,6A,5B,6Bの共通接続さ
れた第2出力端子T6a,T6bに接続されている。
1および第2の電圧加算回路5A,6Aの第1出力端子
T5a,T5bにそれぞれ接続されている。トランジス
タQ45,Q47のベースは第3および第4の電圧加算
回路5B,6Bの第1出力端子T5a,T5bにそれぞ
れ接続されている。トランジスタQ42,Q44,Q4
6,Q48のベースは共通に接続され、さらに第1〜第
4の電圧加算回路5A,6A,5B,6Bの共通接続さ
れた第2出力端子T6a,T6bに接続されている。
【0238】トランジスタQ41,Q44,Q46,Q
47のコレクタは共通に接続され、さらに負荷抵抗器3
5を介して電源線(電源電圧値:VCC)に接続されてい
る。トランジスタQ42,Q43,Q45,Q48のコ
レクタは共通に接続され、さらに負荷抵抗器36を介し
て電源線(電源電圧値:VCC)に接続されている。
47のコレクタは共通に接続され、さらに負荷抵抗器3
5を介して電源線(電源電圧値:VCC)に接続されてい
る。トランジスタQ42,Q43,Q45,Q48のコ
レクタは共通に接続され、さらに負荷抵抗器36を介し
て電源線(電源電圧値:VCC)に接続されている。
【0239】負荷抵抗器35とトランジスタQ41,Q
44,Q46,Q47の共通接続されたコレクタとの接
続点と、負荷抵抗器36とトランジスタQ42,Q4
3,Q45,Q48の共通接続されたコレクタとの接続
点とから出力電圧VOUTが差動出力される。
44,Q46,Q47の共通接続されたコレクタとの接
続点と、負荷抵抗器36とトランジスタQ42,Q4
3,Q45,Q48の共通接続されたコレクタとの接続
点とから出力電圧VOUTが差動出力される。
【0240】次に、図9のバイポーラ乗算回路の動作原
理について説明する。
理について説明する。
【0241】第1〜第4の電流加算回路5A,6A,5
B,6Bの動作原理については、図7の第7実施形態の
それと同じであり、その説明を省略する。
B,6Bの動作原理については、図7の第7実施形態の
それと同じであり、その説明を省略する。
【0242】乗算器コア回路40においては、第1およ
び第2の不平衡差動対によりオフセット電圧VK3が生成
され、第3および第4の不平衡差動対によりオフセット
電圧−VK3が生成される。
び第2の不平衡差動対によりオフセット電圧VK3が生成
され、第3および第4の不平衡差動対によりオフセット
電圧−VK3が生成される。
【0243】そして、第1〜第4の不平衡差動対に第1
〜第4の出力電圧VO1〜VO4がそれぞれ入力される。そ
の結果、第1および第3の不平衡差動対におけるオフセ
ット電圧は(VK1+VK2+VK3)となり、第2および第
4の不平衡差動対におけるオフセット電圧は(−VK1−
VK2−VK3)となる。このため、第1および第2の不平
衡差動対と第3および第4の不平衡差動対は、それぞれ
二乗回路として動作する。そして、これら2つの二乗回
路の出力電流を減算することで第1および第2の入力電
圧V1,V2の積に比例する電流が得られる。
〜第4の出力電圧VO1〜VO4がそれぞれ入力される。そ
の結果、第1および第3の不平衡差動対におけるオフセ
ット電圧は(VK1+VK2+VK3)となり、第2および第
4の不平衡差動対におけるオフセット電圧は(−VK1−
VK2−VK3)となる。このため、第1および第2の不平
衡差動対と第3および第4の不平衡差動対は、それぞれ
二乗回路として動作する。そして、これら2つの二乗回
路の出力電流を減算することで第1および第2の入力電
圧V1,V2の積に比例する電流が得られる。
【0244】トランジスタQ41〜Q48のコレクタ電
流をIC41〜IC48とし、乗算器コア回路40の差動出力
電流をΔIすると、差動出力電流ΔIは数式(45)で
表される。
流をIC41〜IC48とし、乗算器コア回路40の差動出力
電流をΔIすると、差動出力電流ΔIは数式(45)で
表される。
【0245】
【数45】
【0246】ただし、npnトランジスタの順方向直流
電流増幅率αFNは十分「1」に近いものと考え、αFN=
1と仮定した。
電流増幅率αFNは十分「1」に近いものと考え、αFN=
1と仮定した。
【0247】数式(45)は、第1および第2の入力電
圧V1,V2の所定の電圧範囲内において、差動出力電流
ΔIが第1および第2の入力電圧V1,V2の積に比例す
ることを示している。
圧V1,V2の所定の電圧範囲内において、差動出力電流
ΔIが第1および第2の入力電圧V1,V2の積に比例す
ることを示している。
【0248】乗算器コア回路40の差動出力電流ΔI
は、2つの負荷抵抗器35,36により電圧に変換さ
れ、当該バイポーラ乗算回路の出力電圧VOUTが差動出
力される。この出力電圧は、第1および第2の入力電圧
の積に比例する。このように、図9の回路は、バイポー
ラ乗算回路として動作する。
は、2つの負荷抵抗器35,36により電圧に変換さ
れ、当該バイポーラ乗算回路の出力電圧VOUTが差動出
力される。この出力電圧は、第1および第2の入力電圧
の積に比例する。このように、図9の回路は、バイポー
ラ乗算回路として動作する。
【0249】図9の回路において、第1および第2の平
衡差動対と第3および第4の平衡差動対の入力電圧の範
囲が最大となるのは、オフセット電圧が VK1+VK2+VK3=2.3VT(=cosh-1(5)
VT) の場合である。したがって、エミッタ面積比を表す定数
K1,K2,K3に関し、 K1K2K3=9.89898( 10) の関係が成立する。例えば、K1=K2=K3とおくと、
K1=K2=K3=2.1472と求められる。このよう
に、比較的小さい定数K1,K2としても入力電圧の範囲
を最大にすることができる。そして、図9のバイポーラ
乗算回路では、定数K1,K2,K3が図7の第7実施形
態のバイポーラ乗算回路の定数K1,K2に比べて小さく
なり、チップ面積をさらに小さくできる。
衡差動対と第3および第4の平衡差動対の入力電圧の範
囲が最大となるのは、オフセット電圧が VK1+VK2+VK3=2.3VT(=cosh-1(5)
VT) の場合である。したがって、エミッタ面積比を表す定数
K1,K2,K3に関し、 K1K2K3=9.89898( 10) の関係が成立する。例えば、K1=K2=K3とおくと、
K1=K2=K3=2.1472と求められる。このよう
に、比較的小さい定数K1,K2としても入力電圧の範囲
を最大にすることができる。そして、図9のバイポーラ
乗算回路では、定数K1,K2,K3が図7の第7実施形
態のバイポーラ乗算回路の定数K1,K2に比べて小さく
なり、チップ面積をさらに小さくできる。
【0250】上記のように、図9のバイポーラ乗算回路
では、乗算器コア回路へ入力する電圧を図1〜図6の第
1〜第6の実施形態の電圧加算回路により生成してい
る。このため、入力インピーダンスを高めることができ
る。さらに、所望のオフセット電圧を得るために必要な
チップ面積を小さくできるので、最大の入力電圧範囲を
持つバイポーラ乗算回路を小さなチップ面積で実現でき
る。
では、乗算器コア回路へ入力する電圧を図1〜図6の第
1〜第6の実施形態の電圧加算回路により生成してい
る。このため、入力インピーダンスを高めることができ
る。さらに、所望のオフセット電圧を得るために必要な
チップ面積を小さくできるので、最大の入力電圧範囲を
持つバイポーラ乗算回路を小さなチップ面積で実現でき
る。
【0251】(第10の実施形態)図10は、本発明の
第10実施形態のバイポーラ乗算回路を示す。
第10実施形態のバイポーラ乗算回路を示す。
【0252】図10の回路は、図8のバイポーラ乗算回
路の第1〜第4の平衡差動対により構成される乗算器コ
ア回路30を第1〜第4の不平衡差動対で構成される乗
算器コア回路40で置き換えたものに相当する。したが
って、図10において、図8の第8実施形態のバイポー
ラ乗算回路と同一の要素には同じ符号を付しその説明を
省略する。
路の第1〜第4の平衡差動対により構成される乗算器コ
ア回路30を第1〜第4の不平衡差動対で構成される乗
算器コア回路40で置き換えたものに相当する。したが
って、図10において、図8の第8実施形態のバイポー
ラ乗算回路と同一の要素には同じ符号を付しその説明を
省略する。
【0253】動作原理については、図9の第9実施形態
のバイポーラ乗算回路のそれと同じである。よって、図
9のバイポーラ乗算回路と同様に、入力インピーダンス
を高めることができる。さらに、所望のオフセット電圧
を得るために必要なチップ面積を小さくできるので、最
大の入力電圧範囲を持つバイポーラ乗算回路を小さなチ
ップ面積で実現できる。
のバイポーラ乗算回路のそれと同じである。よって、図
9のバイポーラ乗算回路と同様に、入力インピーダンス
を高めることができる。さらに、所望のオフセット電圧
を得るために必要なチップ面積を小さくできるので、最
大の入力電圧範囲を持つバイポーラ乗算回路を小さなチ
ップ面積で実現できる。
【0254】(第11の実施形態)図11は、本発明の
第11実施形態のバイポーラ乗算回路を示す。
第11実施形態のバイポーラ乗算回路を示す。
【0255】図11の回路は、第1〜第8の不平衡差動
対と第1および第2の平衡差動対を備えている。
対と第1および第2の平衡差動対を備えている。
【0256】第1および第2の不平衡差動対は第1電圧
加算回路を構成し、第3および第4の不平衡差動対は第
3電圧加算回路を構成し、第5および第6の不平衡差動
対は第3電圧加算回路を構成し、第7および第8の不平
衡差動対は第4電圧加算回路を構成する。第1〜第4の
電圧加算回路は入力回路を構成する。
加算回路を構成し、第3および第4の不平衡差動対は第
3電圧加算回路を構成し、第5および第6の不平衡差動
対は第3電圧加算回路を構成し、第7および第8の不平
衡差動対は第4電圧加算回路を構成する。第1〜第4の
電圧加算回路は入力回路を構成する。
【0257】第1および第2の平衡差動対は乗算器コア
回路を構成する。
回路を構成する。
【0258】第1不平衡差動対は、エミッタ結合された
2つのnpn型トランジスタQ51,Q52(エミッタ
面積比は1:K1、ただし、K1は1より大きい定数)に
より形成される。第2不平衡差動対は、エミッタ結合さ
れた2つのnpn型トランジスタQ53,Q54(エミ
ッタ面積比はK2:1、ただし、K2は1より大きい定
数)により形成される。
2つのnpn型トランジスタQ51,Q52(エミッタ
面積比は1:K1、ただし、K1は1より大きい定数)に
より形成される。第2不平衡差動対は、エミッタ結合さ
れた2つのnpn型トランジスタQ53,Q54(エミ
ッタ面積比はK2:1、ただし、K2は1より大きい定
数)により形成される。
【0259】トランジスタQ51,Q52の共通接続さ
れたエミッタは、定電流源51(電流値:I0)を介し
て接地されている。トランジスタQ53,Q54の共通
接続されたエミッタは、定電流源52(電流値:I0)
を介して接地されている。トランジスタQ52とQ54
のベースは共通接続され、さらに共通接続されたそれら
のコレクタに接続されている。トランジスタQ52,Q
54の共通接続されたコレクタおよびベースは、定電流
源53(電流値:I0)を介して電源線(電源電圧値:
VCC)に接続されている。
れたエミッタは、定電流源51(電流値:I0)を介し
て接地されている。トランジスタQ53,Q54の共通
接続されたエミッタは、定電流源52(電流値:I0)
を介して接地されている。トランジスタQ52とQ54
のベースは共通接続され、さらに共通接続されたそれら
のコレクタに接続されている。トランジスタQ52,Q
54の共通接続されたコレクタおよびベースは、定電流
源53(電流値:I0)を介して電源線(電源電圧値:
VCC)に接続されている。
【0260】第3不平衡差動対は、エミッタ結合された
2つのnpn型トランジスタQ55,Q56(エミッタ
面積比はK1:1)により形成される。第4不平衡差動
対は、エミッタ結合された2つのnpn型トランジスタ
Q57,Q58(エミッタ面積比は1:K2)により形
成される。
2つのnpn型トランジスタQ55,Q56(エミッタ
面積比はK1:1)により形成される。第4不平衡差動
対は、エミッタ結合された2つのnpn型トランジスタ
Q57,Q58(エミッタ面積比は1:K2)により形
成される。
【0261】トランジスタQ55,Q56の共通接続さ
れたエミッタは、定電流源54(電流値:I0)を介し
て接地されている。トランジスタQ57,Q58の共通
接続されたエミッタは、定電流源55(電流値:I0)
を介して接地されている。トランジスタQ56とQ58
のベースは共通接続され、さらに共通接続されたそれら
のコレクタに接続されている。トランジスタQ56,Q
58の共通接続されたコレクタおよびベースは、定電流
源56(電流値:I0)を介して電源線(電源電圧値:
VCC)に接続されている。
れたエミッタは、定電流源54(電流値:I0)を介し
て接地されている。トランジスタQ57,Q58の共通
接続されたエミッタは、定電流源55(電流値:I0)
を介して接地されている。トランジスタQ56とQ58
のベースは共通接続され、さらに共通接続されたそれら
のコレクタに接続されている。トランジスタQ56,Q
58の共通接続されたコレクタおよびベースは、定電流
源56(電流値:I0)を介して電源線(電源電圧値:
VCC)に接続されている。
【0262】第5不平衡差動対は、エミッタ結合された
2つのnpn型トランジスタQ59,Q60(エミッタ
面積比は1:K1)により形成される。第6不平衡差動
対は、エミッタ結合された2つのnpn型トランジスタ
Q61,Q62(エミッタ面積比は1:K2)により形
成される。
2つのnpn型トランジスタQ59,Q60(エミッタ
面積比は1:K1)により形成される。第6不平衡差動
対は、エミッタ結合された2つのnpn型トランジスタ
Q61,Q62(エミッタ面積比は1:K2)により形
成される。
【0263】トランジスタQ59,Q60の共通接続さ
れたエミッタは、定電流源57(電流値:I0)を介し
て接地されている。トランジスタQ61,Q62の共通
接続されたエミッタは、定電流源58(電流値:I0)
を介して接地されている。トランジスタQ60とQ62
のベースは共通接続され、さらに共通接続されたそれら
のコレクタに接続されている。トランジスタQ60,Q
62の共通接続されたコレクタおよびベースは、定電流
源59(電流値:I0)を介して電源線(電源電圧値:
VCC)に接続されている。
れたエミッタは、定電流源57(電流値:I0)を介し
て接地されている。トランジスタQ61,Q62の共通
接続されたエミッタは、定電流源58(電流値:I0)
を介して接地されている。トランジスタQ60とQ62
のベースは共通接続され、さらに共通接続されたそれら
のコレクタに接続されている。トランジスタQ60,Q
62の共通接続されたコレクタおよびベースは、定電流
源59(電流値:I0)を介して電源線(電源電圧値:
VCC)に接続されている。
【0264】第7不平衡差動対は、エミッタ結合された
2つのnpn型トランジスタQ63,Q64(エミッタ
面積比はK1:1)により形成される。第8不平衡差動
対は、エミッタ結合された2つのnpn型トランジスタ
Q65,Q66(エミッタ面積比はK2:1)により形
成される。
2つのnpn型トランジスタQ63,Q64(エミッタ
面積比はK1:1)により形成される。第8不平衡差動
対は、エミッタ結合された2つのnpn型トランジスタ
Q65,Q66(エミッタ面積比はK2:1)により形
成される。
【0265】トランジスタQ63,Q64の共通接続さ
れたエミッタは、定電流源60(電流値:I0)を介し
て接地されている。トランジスタQ65,Q66の共通
接続されたエミッタは、定電流源61(電流値:I0)
を介して接地されている。トランジスタQ64とQ66
のベースは共通接続され、さらに共通接続されたそれら
のコレクタに接続されている。トランジスタQ64,Q
66の共通接続されたコレクタおよびベースは、定電流
源59(電流値:I0)を介して電源線(電源電圧値:
VCC)に接続されている。
れたエミッタは、定電流源60(電流値:I0)を介し
て接地されている。トランジスタQ65,Q66の共通
接続されたエミッタは、定電流源61(電流値:I0)
を介して接地されている。トランジスタQ64とQ66
のベースは共通接続され、さらに共通接続されたそれら
のコレクタに接続されている。トランジスタQ64,Q
66の共通接続されたコレクタおよびベースは、定電流
源59(電流値:I0)を介して電源線(電源電圧値:
VCC)に接続されている。
【0266】トランジスタQ51,Q55,Q59,Q
63のベースは共通に接続され、さらに第1入力端子T
1に接続されている。トランジスタQ53,Q57,Q
61,Q65のベースは共通に接続され、さらに第3入
力端子T3に接続されている。第2および第3の入力端
子T2,T4は定電圧源65(電圧値:VR)を介して
接地され、それらの端子T2,T4に定電圧源65の生
成する基準電圧VRが印加される。
63のベースは共通に接続され、さらに第1入力端子T
1に接続されている。トランジスタQ53,Q57,Q
61,Q65のベースは共通に接続され、さらに第3入
力端子T3に接続されている。第2および第3の入力端
子T2,T4は定電圧源65(電圧値:VR)を介して
接地され、それらの端子T2,T4に定電圧源65の生
成する基準電圧VRが印加される。
【0267】第1および第2入力端子T1,T2間に第
1入力電圧V1が印加され、トランジスタQ51,Q5
5,Q59,Q63のベースに基準電圧VRを基準とす
る第1入力電圧V1がそれぞれ入力される。第3および
第4入力端子T3,T4間に第2入力電圧V2が印加さ
れ、トランジスタQ53,Q57,Q61,Q65のベ
ースに基準電圧VRを基準とする第2入力電圧V2がそれ
ぞれ入力される。
1入力電圧V1が印加され、トランジスタQ51,Q5
5,Q59,Q63のベースに基準電圧VRを基準とす
る第1入力電圧V1がそれぞれ入力される。第3および
第4入力端子T3,T4間に第2入力電圧V2が印加さ
れ、トランジスタQ53,Q57,Q61,Q65のベ
ースに基準電圧VRを基準とする第2入力電圧V2がそれ
ぞれ入力される。
【0268】第1平衡差動対は、エミッタ結合された2
つのnpn型トランジスタQ67,Q68により形成さ
れる。トランジスタQ67,Q68の共通接続されたエ
ミッタは、定電流源63(電流値:I0)を介して接地
されている。トランジスタQ67のベースは、トランジ
スタQ60,Q62の共通接続されたエミッタおよびベ
ースに接続されている。
つのnpn型トランジスタQ67,Q68により形成さ
れる。トランジスタQ67,Q68の共通接続されたエ
ミッタは、定電流源63(電流値:I0)を介して接地
されている。トランジスタQ67のベースは、トランジ
スタQ60,Q62の共通接続されたエミッタおよびベ
ースに接続されている。
【0269】第2平衡差動対は、エミッタ結合された2
つのnpn型トランジスタQ69,Q70により形成さ
れる。トランジスタQ69,Q70の共通接続されたエ
ミッタは、定電流源64(電流値:I0)を介して接地
されている。トランジスタQ69のベースは、トランジ
スタQ64,Q66の共通接続されたエミッタおよびベ
ースに接続されている。
つのnpn型トランジスタQ69,Q70により形成さ
れる。トランジスタQ69,Q70の共通接続されたエ
ミッタは、定電流源64(電流値:I0)を介して接地
されている。トランジスタQ69のベースは、トランジ
スタQ64,Q66の共通接続されたエミッタおよびベ
ースに接続されている。
【0270】トランジスタQ68,Q70のベースは共
通接続され、さらに端子T4に接続されている。トラン
ジスタQ53,Q57,Q67,Q69のコレクタは共
通接続され、さらに負荷抵抗器66を介して電源線(電
源電圧値:VCC)に接続されている。トランジスタQ5
1,Q55,Q68,Q70のコレクタは共通接続さ
れ、さらに負荷抵抗器67を介して電源線(電源電圧
値:VCC)に接続されている。
通接続され、さらに端子T4に接続されている。トラン
ジスタQ53,Q57,Q67,Q69のコレクタは共
通接続され、さらに負荷抵抗器66を介して電源線(電
源電圧値:VCC)に接続されている。トランジスタQ5
1,Q55,Q68,Q70のコレクタは共通接続さ
れ、さらに負荷抵抗器67を介して電源線(電源電圧
値:VCC)に接続されている。
【0271】トランジスタQ53,Q57,Q67,Q
69の共通接続されたコレクタと負荷抵抗器66の接続
点およびトランジスタQ51,Q55,Q68,Q70
の共通接続されたコレクタと負荷抵抗器67の接続点か
ら出力電圧VOUTが差動出力される。
69の共通接続されたコレクタと負荷抵抗器66の接続
点およびトランジスタQ51,Q55,Q68,Q70
の共通接続されたコレクタと負荷抵抗器67の接続点か
ら出力電圧VOUTが差動出力される。
【0272】次に、図11の回路の動作原理について説
明する。
明する。
【0273】以下では、npnトランジスタの順方向直
流電流増幅率αFNは十分「1」に近いものとし、αFN=
1と仮定する。
流電流増幅率αFNは十分「1」に近いものとし、αFN=
1と仮定する。
【0274】トランジスタQ51とQ52のエミッタ面
積比は1:K1であるため、第1不平衡差動対にはオフ
セット電圧VK1が生成される。ここで、トランジスタQ
52のコレクタ電流およびベース電圧をIC52,VO1と
すると、コレクタ電流IC52は数式(46)で表され
る。
積比は1:K1であるため、第1不平衡差動対にはオフ
セット電圧VK1が生成される。ここで、トランジスタQ
52のコレクタ電流およびベース電圧をIC52,VO1と
すると、コレクタ電流IC52は数式(46)で表され
る。
【0275】
【数46】
【0276】トランジスタQ53とQ54のエミッタ面
積比はK2:1であるため、第2不平衡差動対にはオフ
セット電圧VK2が生成される。ここで、トランジスタQ
54のコレクタ電流をIC54とすると、コレクタ電流I
C54は数式(47)で表される。
積比はK2:1であるため、第2不平衡差動対にはオフ
セット電圧VK2が生成される。ここで、トランジスタQ
54のコレクタ電流をIC54とすると、コレクタ電流I
C54は数式(47)で表される。
【0277】
【数47】
【0278】トランジスタQ52とQ54は定電流源5
3の生成する定電流I0で駆動され、それらのコレクタ
には差動電流が流れる。したがって、次の関係式が成立
する。
3の生成する定電流I0で駆動され、それらのコレクタ
には差動電流が流れる。したがって、次の関係式が成立
する。
【0279】IC52+IC54=I0 上記関係式と数式(46),(47)より、数式(4
8)が成立する。
8)が成立する。
【0280】
【数48】
【0281】数式(48)が成立するためには、 V1−VO1−VK1=−(V2−VO1+VK2) の関係が成立しなければならない。この関係より、トラ
ンジスタQ52のベース電圧VO1は、
ンジスタQ52のベース電圧VO1は、
【0282】
【数49】
【0283】と求められる。
【0284】したがって、トランジスタQ51,Q53
のコレクタ電流をIC51,IC53とすると、コレクタ電流
IC51,IC53は数式(50a),(50b)で表され
る。
のコレクタ電流をIC51,IC53とすると、コレクタ電流
IC51,IC53は数式(50a),(50b)で表され
る。
【0285】
【数50】
【0286】トランジスタQ55とQ56のエミッタ面
積比はK1:1であるため、第3不平衡差動対にはオフ
セット電圧VK1が生成される。ここで、トランジスタQ
56のコレクタ電流およびベース電圧をIC56,VO2と
すると、コレクタ電流IC56は数式(51)で表され
る。
積比はK1:1であるため、第3不平衡差動対にはオフ
セット電圧VK1が生成される。ここで、トランジスタQ
56のコレクタ電流およびベース電圧をIC56,VO2と
すると、コレクタ電流IC56は数式(51)で表され
る。
【0287】
【数51】
【0288】トランジスタQ57とQ58のエミッタ面
積比は1:K2であるため、第4不平衡差動対にはオフ
セット電圧−VK2が生成される。ここで、トランジスタ
Q58のコレクタ電流をIC58とすると、コレクタ電流
IC58は数式(52)で表される。
積比は1:K2であるため、第4不平衡差動対にはオフ
セット電圧−VK2が生成される。ここで、トランジスタ
Q58のコレクタ電流をIC58とすると、コレクタ電流
IC58は数式(52)で表される。
【0289】
【数52】
【0290】トランジスタQ56とQ58は定電流源5
6の生成する定電流I0で駆動され、それらのコレクタ
には差動電流が流れる。したがって、次の関係式が成立
する。
6の生成する定電流I0で駆動され、それらのコレクタ
には差動電流が流れる。したがって、次の関係式が成立
する。
【0291】IC56+IC58=I0 上記関係式と数式(51),(52)より、数式(5
3)が成立する。
3)が成立する。
【0292】
【数53】
【0293】数式(53)が成立するためには、 V1−VO2+VK1=−(V2−VO2−VK2) の関係が成立しなければならない。したがって、トラン
ジスタQ52のベース電圧VO2は
ジスタQ52のベース電圧VO2は
【0294】
【数54】
【0295】と求まる。
【0296】したがって、トランジスタQ55,Q57
のコレクタ電流をIC55,IC57とすると、コレクタ電流
IC55,IC57は数式(55a),(55b)で表され
る。
のコレクタ電流をIC55,IC57とすると、コレクタ電流
IC55,IC57は数式(55a),(55b)で表され
る。
【0297】
【数55】
【0298】トランジスタQ59とQ60のエミッタ面
積比は1:K1であるため、第5不平衡差動対にはオフ
セット電圧−VK1が生成される。ここで、トランジスタ
Q60のコレクタ電流およびベース電圧をIC60,VO3
とすると、コレクタ電流IC60は数式(56)で表され
る。
積比は1:K1であるため、第5不平衡差動対にはオフ
セット電圧−VK1が生成される。ここで、トランジスタ
Q60のコレクタ電流およびベース電圧をIC60,VO3
とすると、コレクタ電流IC60は数式(56)で表され
る。
【0299】
【数56】
【0300】トランジスタQ61とQ62のエミッタ面
積比は1:K2であるため、第6不平衡差動対にはオフ
セット電圧−VK2が生成される。ここで、トランジスタ
Q62のコレクタ電流をIC62とすると、コレクタ電流
IC62は数式(57)で表される。
積比は1:K2であるため、第6不平衡差動対にはオフ
セット電圧−VK2が生成される。ここで、トランジスタ
Q62のコレクタ電流をIC62とすると、コレクタ電流
IC62は数式(57)で表される。
【0301】
【数57】
【0302】トランジスタQ60とQ62は定電流源5
9の生成する定電流I0で駆動され、それらのコレクタ
には差動電流が流れる。したがって、次の関係式が成立
する。
9の生成する定電流I0で駆動され、それらのコレクタ
には差動電流が流れる。したがって、次の関係式が成立
する。
【0303】IC60+IC62=I0 上記関係式と数式(56),(57)より、数式(5
8)が成立する。
8)が成立する。
【0304】
【数58】
【0305】数式(58)が成立するためには、 V1−VO3−VK1=−(V2−VO3−VK2) の関係が成立しなければならない。したがって、トラン
ジスタQ52のベース電圧VO3は
ジスタQ52のベース電圧VO3は
【0306】
【数59】
【0307】と求まる。このトランジスタQ60のベー
ス電圧VO3は、トランジスタQ67のベースに入力され
る。
ス電圧VO3は、トランジスタQ67のベースに入力され
る。
【0308】トランジスタQ63とQ64のエミッタ面
積比はK1:1であるため、第7不平衡差動対にはオフ
セット電圧VK1が生成される。ここで、トランジスタQ
64のコレクタ電流およびベース電圧をIC64,VO4と
すると、コレクタ電流IC60は数式(60)で表され
る。
積比はK1:1であるため、第7不平衡差動対にはオフ
セット電圧VK1が生成される。ここで、トランジスタQ
64のコレクタ電流およびベース電圧をIC64,VO4と
すると、コレクタ電流IC60は数式(60)で表され
る。
【0309】
【数60】
【0310】トランジスタQ65とQ66のエミッタ面
積比はK2:1であるため、第8不平衡差動対にはオフ
セット電圧VK2が生成される。ここで、トランジスタQ
66のコレクタ電流をIC66とすると、コレクタ電流I
C66は数式(61)で表される。
積比はK2:1であるため、第8不平衡差動対にはオフ
セット電圧VK2が生成される。ここで、トランジスタQ
66のコレクタ電流をIC66とすると、コレクタ電流I
C66は数式(61)で表される。
【0311】
【数61】
【0312】トランジスタQ64とQ66は定電流源6
2の生成する定電流I0で駆動され、それらのコレクタ
には差動電流が流れる。したがって、次の関係式が成立
する。
2の生成する定電流I0で駆動され、それらのコレクタ
には差動電流が流れる。したがって、次の関係式が成立
する。
【0313】IC64+IC66=I0 上記関係式と数式(60),(61)より、数式(6
2)が成立する。
2)が成立する。
【0314】
【数62】
【0315】数式(62)が成立するためには、 V1−VO4+VK1=−(V2−VO4+VK2) の関係が成立しなければならない。したがって、トラン
ジスタQ64のベース電圧VO4は
ジスタQ64のベース電圧VO4は
【0316】
【数63】
【0317】と求まる。このトランジスタQ60のベー
ス電圧VO4は、トランジスタQ69のベースに入力され
る。
ス電圧VO4は、トランジスタQ69のベースに入力され
る。
【0318】第1平衡差動対には、第3不平衡差動対で
生成された電圧VO3が入力される。ここで、トランジス
タQ67とQ68のコレクタ電流をIC67,IC68とする
と、コレクタ電流IC67,IC68はそれぞれ数式(64
a),(64b)で表される。
生成された電圧VO3が入力される。ここで、トランジス
タQ67とQ68のコレクタ電流をIC67,IC68とする
と、コレクタ電流IC67,IC68はそれぞれ数式(64
a),(64b)で表される。
【0319】
【数64】
【0320】第2平衡差動対には、第4不平衡差動対で
生成された電圧VO4が入力される。ここで、トランジス
タQ69とQ70のコレクタ電流をIC69,IC70とする
と、コレクタ電流IC69,IC70はそれぞれ数式(65
a),(65b)で表される。
生成された電圧VO4が入力される。ここで、トランジス
タQ69とQ70のコレクタ電流をIC69,IC70とする
と、コレクタ電流IC69,IC70はそれぞれ数式(65
a),(65b)で表される。
【0321】
【数65】
【0322】トランジスタQ53,Q57,Q67,Q
69のコレクタの共通接続点に流れる電流をI+とし、
トランジスタQ51,Q55,Q68,Q70のコレク
タの共通接続点に流れる電流をI-とすると、当該バイ
ポーラ乗算回路の差動出力電流ΔIは数式(66)で表
される。
69のコレクタの共通接続点に流れる電流をI+とし、
トランジスタQ51,Q55,Q68,Q70のコレク
タの共通接続点に流れる電流をI-とすると、当該バイ
ポーラ乗算回路の差動出力電流ΔIは数式(66)で表
される。
【0323】
【数66】
【0324】数式(66)は、第1および第2の入力電
圧V1,V2の値が所定の範囲内であれば、差動出力電流
ΔIが第1および第2の入力電圧V1,V2の積に比例す
ることを示している。
圧V1,V2の値が所定の範囲内であれば、差動出力電流
ΔIが第1および第2の入力電圧V1,V2の積に比例す
ることを示している。
【0325】差動出力電流ΔIは、2つの負荷抵抗器6
6,67により電圧に変換され、当該バイポーラ乗算回
路の出力電圧VOUTが出力される。この出力電圧は、第
1および第2の入力電圧の積に比例する。このように、
図11の回路はバイポーラ乗算回路として動作する。
6,67により電圧に変換され、当該バイポーラ乗算回
路の出力電圧VOUTが出力される。この出力電圧は、第
1および第2の入力電圧の積に比例する。このように、
図11の回路はバイポーラ乗算回路として動作する。
【0326】ここで、数式(66)と上記数式(44)
とを比較すると、数式(66)では第1および第2入力
電圧V1,V2が(1/2)倍になっていることが分か
る。これは、図7の第7実施形態のバイポーラ乗算回路
に比べ、当該バイポーラ乗算回路の入力電圧範囲が2倍
に拡大されることを意味する。
とを比較すると、数式(66)では第1および第2入力
電圧V1,V2が(1/2)倍になっていることが分か
る。これは、図7の第7実施形態のバイポーラ乗算回路
に比べ、当該バイポーラ乗算回路の入力電圧範囲が2倍
に拡大されることを意味する。
【0327】他方、数式(66)からも分かるようにオ
フセット電圧も(1/2)倍になるので、その入力電圧
範囲が最大となるのは、オフセット電圧が VK1+VK2=4.6VT(=cosh-1(5)VT) の場合である。したがって、エミッタ面積比を表す定数
K1,K2に関し、 K1K2=97.9898( 98) の関係が成立する。例えば、K1=K2とおくと、K1=
K2=9.89898(10)と求められる。このよう
に、入力電圧範囲を2倍に拡大すると定数K1,K2は、
図7および図8のバイポーラ乗算回路の定数K1,K2に
比べて大きくなる。しかし、入力電圧範囲を拡大せず、
入力電圧範囲を図7および図8のバイポーラ乗算回路の
それと同じとするならば、定数K1,K2は図7および図
8のバイポーラ乗算回路のそれと同じになる。
フセット電圧も(1/2)倍になるので、その入力電圧
範囲が最大となるのは、オフセット電圧が VK1+VK2=4.6VT(=cosh-1(5)VT) の場合である。したがって、エミッタ面積比を表す定数
K1,K2に関し、 K1K2=97.9898( 98) の関係が成立する。例えば、K1=K2とおくと、K1=
K2=9.89898(10)と求められる。このよう
に、入力電圧範囲を2倍に拡大すると定数K1,K2は、
図7および図8のバイポーラ乗算回路の定数K1,K2に
比べて大きくなる。しかし、入力電圧範囲を拡大せず、
入力電圧範囲を図7および図8のバイポーラ乗算回路の
それと同じとするならば、定数K1,K2は図7および図
8のバイポーラ乗算回路のそれと同じになる。
【0328】図11のバイポーラ乗算回路では、8つ不
平衡差動対に入力電圧が入力され、これらの不平衡差動
対でオフセット電圧が生成される。このため、入力イン
ピーダンスを高めることができる。さらに、さらに、所
望のオフセット電圧を得るために必要なチップ面積を小
さくできる。
平衡差動対に入力電圧が入力され、これらの不平衡差動
対でオフセット電圧が生成される。このため、入力イン
ピーダンスを高めることができる。さらに、さらに、所
望のオフセット電圧を得るために必要なチップ面積を小
さくできる。
【0329】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の電圧加算回
路およびバイポーラ乗算回路では、入力インピーダンス
を高めることができ、さらに、所望のオフセット電圧を
得るために必要なチップ面積を小さくすることができ
る。
路およびバイポーラ乗算回路では、入力インピーダンス
を高めることができ、さらに、所望のオフセット電圧を
得るために必要なチップ面積を小さくすることができ
る。
【図1】本発明の第1実施形態の電圧加算回路を示す回
路図である。
路図である。
【図2】本発明の第2実施形態の電圧加算回路を示す回
路図である。
路図である。
【図3】本発明の第3実施形態の電圧加算回路を示す回
路図である。
路図である。
【図4】本発明の第4実施形態の電圧加算回路を示す回
路図である。
路図である。
【図5】本発明の第5実施形態の電圧加算回路を示す回
路図である。
路図である。
【図6】本発明の第6実施形態の電圧加算回路を示す回
路図である。
路図である。
【図7】本発明の第7実施形態のバイポーラ乗算回路を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図8】本発明の第8実施形態のバイポーラ乗算回路を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図9】本発明の第9実施形態のバイポーラ乗算回路を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図10】本発明の第10実施形態のバイポーラ乗算回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図11】本発明の第11実施形態のバイポーラ乗算回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図12】従来の抵抗加算器を用いたバイポーラ乗算回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【符号の説明】 Q1a,Q1b バイポーラ・トランジスタ Q2a,Q2b バイポーラ・トランジスタ Q3a,Q3b バイポーラ・トランジスタ Q4a,Q3b バイポーラ・トランジスタ Q11a,Q11b バイポーラ・トランジスタ Q12a,Q12b バイポーラ・トランジスタ Q13a,Q13b バイポーラ・トランジスタ Q14a,Q14b バイポーラ・トランジスタ Q15a,Q15b バイポーラ・トランジスタ Q16a,Q16b バイポーラ・トランジスタ Q21a,Q21b バイポーラ・トランジスタ Q22a,Q22b バイポーラ・トランジスタ Q23a,Q23b バイポーラ・トランジスタ Q24a,Q24b バイポーラ・トランジスタ Q31,Q32,Q33,Q34,Q35 バイポーラ
・トランジスタ Q36,Q37,Q38 バイポーラ・トランジスタ Q41,Q42,Q43,Q44,Q45 バイポーラ
・トランジスタ Q46,Q47,Q48 バイポーラ・トランジスタ Q51,Q52,Q53,Q54,Q55 バイポーラ
・トランジスタ Q56,Q57,Q58,Q59,Q60 バイポーラ
・トランジスタ Q61,Q62,Q63,Q64,Q65 バイポーラ
・トランジスタ Q66,Q67,Q68,Q69,Q70 バイポーラ
・トランジスタ 1a,1b 定電流源 2a,2b 定電流源 3,3a,3b 定電圧源 5,5A,5B 電圧加算回路 6,6A,6B 電圧加算回路 11a,11b 定電流源 12a,12b 定電流源 13a,13b 定電圧源 21a,21b 定電流源 22a,22b 定電流源 23a,23b 定電圧源 24a,24b 定電流源 30 乗算器コア回路 31,32,33,34 定電流源 35,36 負荷抵抗器 40 乗算器コア回路 51,52,53,54,55 定電流源 56,57,58,59,60 定電流源 61,62,63,64 定電流源 66,67 負荷抵抗器
・トランジスタ Q36,Q37,Q38 バイポーラ・トランジスタ Q41,Q42,Q43,Q44,Q45 バイポーラ
・トランジスタ Q46,Q47,Q48 バイポーラ・トランジスタ Q51,Q52,Q53,Q54,Q55 バイポーラ
・トランジスタ Q56,Q57,Q58,Q59,Q60 バイポーラ
・トランジスタ Q61,Q62,Q63,Q64,Q65 バイポーラ
・トランジスタ Q66,Q67,Q68,Q69,Q70 バイポーラ
・トランジスタ 1a,1b 定電流源 2a,2b 定電流源 3,3a,3b 定電圧源 5,5A,5B 電圧加算回路 6,6A,6B 電圧加算回路 11a,11b 定電流源 12a,12b 定電流源 13a,13b 定電圧源 21a,21b 定電流源 22a,22b 定電流源 23a,23b 定電圧源 24a,24b 定電流源 30 乗算器コア回路 31,32,33,34 定電流源 35,36 負荷抵抗器 40 乗算器コア回路 51,52,53,54,55 定電流源 56,57,58,59,60 定電流源 61,62,63,64 定電流源 66,67 負荷抵抗器
Claims (13)
- 【請求項1】 第1および第2のバイポーラ・トランジ
スタがエミッタ結合されて形成された第1不平衡差動対
と、 前記第1不平衡差動対を第1定電流で駆動する第1定電
流源と、 第3バイポーラ・トランジスタと、ダイオード接続され
た第4バイポーラ・トランジスタとがエミッタ結合され
て形成された第2不平衡差動対と、 前記第2不平衡差動対を第2定電流で駆動する第2定電
流源とを備え、 前記第1バイポーラ・トランジスタのエミッタ面積は、
前記第2バイポーラ・トランジスタのエミッタ面積のK
1倍(K1は1より大きい定数)であり、且つ前記第3バ
イポーラ・トランジスタのエミッタ面積は、前記第4バ
イポーラ・トランジスタのエミッタ面積のK2倍(K2は
1より大きい定数)であり、 前記第4バイポーラ・トランジスタに流れる電流は、前
記第1バイポーラ・トランジスタに流れる電流に等しく
設定され、 前記第1不平衡差動対を形成する前記第1および第2の
バイポーラ・トランジスタのベース間に第1入力電圧が
差動入力されると共に、前記第2不平衡差動対を形成す
る前記第3バイポーラ・トランジスタのベースと基準点
との間に第2入力電圧が差動入力され、それによって前
記第1および第2の不平衡差動対には第1および第2の
オフセット電圧がそれぞれ生成され、 前記第1および第2の入力電圧の和を含む当該電圧加算
回路の出力電圧は、前記第4バイポーラ・トランジスタ
のベースと前記基準点との間から取り出されると共に、
前記第1および第2のオフセット電圧の和を含んでいる
ことを特徴とする電圧加算回路。 - 【請求項2】 第1および第2のバイポーラ・トランジ
スタがエミッタ結合されて形成された第1不平衡差動対
と、 前記第1不平衡差動対を第1定電流で駆動する第1定電
流源と、 第3バイポーラ・トランジスタと、ダイオード接続され
た第4バイポーラ・トランジスタとがエミッタ結合され
て形成された第2不平衡差動対と、 前記第2不平衡差動対を第2定電流で駆動する第2定電
流源とを備え、 前記第2バイポーラ・トランジスタのエミッタ面積は、
前記第1バイポーラ・トランジスタのエミッタ面積のK
1倍(K1は1より大きい定数)であり、且つ前記第4バ
イポーラ・トランジスタのエミッタ面積は、前記第バイ
ポーラ・トランジスタのエミッタ面積のK2倍(K2は1
より大きい定数)であり、 前記第4バイポーラ・トランジスタに流れる電流は、前
記第1バイポーラ・トランジスタに流れる電流に等しく
設定され、 前記第1不平衡差動対を形成する前記第1および第2の
バイポーラ・トランジスタのベース間に第1入力電圧が
差動入力されると共に、前記第2不平衡差動対を形成す
る前記第3バイポーラ・トランジスタのベースと基準点
との間に第2入力電圧が差動入力され、それによって前
記第1および第2の不平衡差動対には第1および第2の
オフセット電圧がそれぞれ生成され、 前記第1および第2の入力電圧の和を含む当該電圧加算
回路の出力電圧は、前記第4バイポーラ・トランジスタ
のベースと前記基準点との間から取り出されると共に、
前記第1および第2のオフセット電圧の和を含んでいる
ことを特徴とする電圧加算回路。 - 【請求項3】 前記第1および第2の定電流の値が互い
に等しく設定されている請求項1または請求項2に記載
の電圧加算回路。 - 【請求項4】 前記第1および第2のバイポーラ・トラ
ンジスタが第1導電型であり、前記第3および第4のバ
イポーラ・トランジスタが第2導電型であって、前記第
1および第4のバイポーラ・トランジスタのコレクタが
互いに接続されている請求項1または請求項2に記載の
電圧加算回路。 - 【請求項5】 入力電流に等しい出力電流を生成するカ
レントミラー回路をさらに含んでおり、前記第1バイポ
ーラ・トランジスタに流れる電流が前記カレントミラー
回路の入力電流として設定され、前記第4バイポーラ・
トランジスタに流れる電流が前記カレントミラー回路の
出力電流として設定されている請求項1または請求項2
に記載の電圧加算回路。 - 【請求項6】 前記第1および第2の不平衡差動対の共
通負荷として第3定電流源をさらに含んでおり、その第
3定電流源は、前記第2および第4のバイポーラ・トラ
ンジスタにそれぞれ流れる電流が一対の差動電流を形成
するように、前記第1および第2の不平衡差動対に接続
されている請求項1または請求項2に記載の電圧加算回
路。 - 【請求項7】 前記第1不平衡差動対を形成する前記第
2バイポーラ・トランジスタのコレクタに第1定電圧が
印加され、前記第2不平衡差動対を形成する前記第3バ
イポーラ・トランジスタのコレクタに第2定電圧が印加
される請求項1または請求項2に記載の電圧加算回路。 - 【請求項8】 入力回路と乗算器コア回路とを備えてな
るバイポーラ乗算回路であって、 前記入力回路は、 請求項1または請求項3〜7のいずれかに記載の構成を
持つと共に、第1および第2の入力端子対と出力端子対
を有する第1電圧加算回路と、 請求項2〜7のいずれかに記載の構成を持つと共に、第
1および第2の入力端子対と出力端子対を有する第2電
圧加算回路と、 請求項1または請求項3〜7のいずれかに記載の構成を
持つと共に、第1および第2の入力端子対と出力端子対
を有する第3電圧加算回路と、 請求項2〜7のいずれかに記載の構成を持つと共に、第
1および第2の入力端子対と出力端子対を有する第4電
圧加算回路とを有しており、 前記乗算器コア回路は、 第1定電流で駆動されると共に、入力端子対と出力端子
対を有する第1差動対と、 第2定電流で駆動されると共に、入力端子対と出力端子
対を有する第2差動対と、 第3定電流で駆動されると共に、入力端子対と出力端子
対を有する第3差動対と、 第4定電流で駆動されると共に、入力端子対と出力端子
対を有する第4差動対とを有しており、 前記第1、第2、第3および第4の電圧加算回路の第1
入力端子対には、それぞれ第1入力電圧が差動入力され
る一方、前記第1、第2、第3および第4の電圧加算回
路の第2入力端子対には、それぞれ共通の基準点に対し
て第2入力電圧が差動入力され、 しかも、前記第1電圧加算回路の出力端子対は前記第1
差動対の入力端子対に接続されていて、前記第1および
第2の入力電圧の和を含む前記第1電圧加算回路の出力
電圧は前記第1差動対の入力端子対に差動入力され、 前記第2電圧加算回路の出力端子対は前記第2差動対の
入力端子対に接続されていて、前記第1および第2の入
力電圧の和を含む前記第2電圧加算回路の出力電圧は前
記第2差動対の入力端子対に差動入力され、 前記第3電圧加算回路の出力端子対は前記第3差動対の
入力端子対に接続されていて、前記第1および第2の入
力電圧の和を含む前記第3電圧加算回路の出力電圧は前
記第3差動対の入力端子対に差動入力され、 前記第4電圧加算回路の出力端子対は前記第4差動対の
入力端子対に接続されていて、前記第1および第2の入
力電圧の和を含む前記第4電圧加算回路の出力電圧は前
記第4差動対の入力端子対に差動入力され、 前記第1、第2、第3および第4の電圧加算回路の出力
端子対の一方は、互いに接続されて当該乗算回路の出力
端子対の一方を形成し、且つ前記第1、第2、第3およ
び第4の電圧加算回路の出力端子対の他方は、互いに接
続されて当該乗算回路の出力端子対の他方を形成してお
り、 前記第1および第2の入力電圧の乗算結果を含む当該乗
算回路の差動出力は、当該乗算回路の出力端子対から取
り出されることを特徴とするバイポーラ乗算回路。 - 【請求項9】 前記第1、第2、第3および第4の差動
対のそれぞれが、エミッタ結合され、且つエミッタ面積
が互いに等しい二つのバイポーラトランジスタから構成
される請求項8に記載のバイポーラ乗算回路。 - 【請求項10】 前記第1、第2、第3および第4の差
動対のそれぞれが、エミッタ結合され、且つエミッタ面
積が互いに異なる二つのバイポーラトランジスタから構
成される請求項8に記載のバイポーラ乗算回路。 - 【請求項11】 前記第1、第2、第3および第4の差
動対のそれぞれを構成する二つのバイポーラトランジス
タのうちの一方のエミッタ面積が、他方のエミッタ面積
のK3倍(K3は1より大きい定数)である請求項10に
記載のバイポーラ乗算回路。 - 【請求項12】 入力回路と乗算器コア回路とを備えて
なるバイポーラ乗算回路であって、 前記入力回路は、請求項6に記載の構成を持つと共に、
第1および第2の入力端子対と出力端子対を有する第1
電圧加算回路と、 請求項6に記載の構成を持つと共に、第1および第2の
入力端子対と出力端子対を有する第2電圧加算回路と、 請求項6に記載の構成を持つと共に、第1および第2の
入力端子対と出力端子対を有する第3電圧加算回路と、 請求項6に記載の構成を持つと共に、第1および第2の
入力端子対と出力端子対を有する第4電圧加算回路とを
有しており、 前記乗算器コア回路は、 第1定電流で駆動されると共に、入力端子対と出力端子
対を有する第1差動対と、 第2定電流で駆動されると共に、入力端子対と出力端子
対を有する第2差動対とを有し、 前記第1および第2の差動対の出力端子対は互いに接続
されて当該乗算回路の出力端子対を形成しており、 前記第1、第2、第3および第4の電圧加算回路の第1
入力端子対には、それぞれ第1入力電圧が差動入力され
る一方、前記第1、第2、第3および第4の電圧加算回
路の第2入力端子対には、それぞれ共通の基準点に対し
て第2入力電圧が差動入力され、 しかも、前記第1電圧加算回路の出力端子対は前記第1
差動対の入力端子対に接続されていて、前記第1および
第2の入力電圧の和を含む前記第1電圧加算回路の出力
電圧は前記第1差動対の入力端子対に差動入力され、 前記第2電圧加算回路の出力端子対は前記第2差動対の
入力端子対に接続されていて、前記第1および第2の入
力電圧の和を含む前記第2電圧加算回路の出力電圧は前
記第2差動対の入力端子対に差動入力され、 前記第3電圧加算回路の一対の差動出力電流は、当該乗
算回路の出力端子対にそれぞれ供給され、 前記第4電圧加算回路の一対の差動出力電流は、当該乗
算回路の出力端子対にそれぞれ供給され、 前記第1および第2の入力電圧の乗算結果を含む当該乗
算回路の差動出力は、当該乗算回路の出力端子対から取
り出されることを特徴とするバイポーラ乗算回路。 - 【請求項13】 前記第1および第2の差動対のそれぞ
れが、エミッタ結合され、且つエミッタ面積が互いに等
しい二つのバイポーラトランジスタから構成される請求
項12に記載のバイポーラ乗算回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10121528A JPH11316793A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | バイポーラ乗算回路およびそれに用いる電圧加算回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10121528A JPH11316793A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | バイポーラ乗算回路およびそれに用いる電圧加算回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11316793A true JPH11316793A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14813471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10121528A Pending JPH11316793A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | バイポーラ乗算回路およびそれに用いる電圧加算回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11316793A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011124734A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Tdk Corp | 電流電圧変換回路、光学機器、及び光学ドライブ装置 |
-
1998
- 1998-04-30 JP JP10121528A patent/JPH11316793A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011124734A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Tdk Corp | 電流電圧変換回路、光学機器、及び光学ドライブ装置 |
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