JPH11318966A - 発熱体 - Google Patents

発熱体

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JPH11318966A
JPH11318966A JP15211498A JP15211498A JPH11318966A JP H11318966 A JPH11318966 A JP H11318966A JP 15211498 A JP15211498 A JP 15211498A JP 15211498 A JP15211498 A JP 15211498A JP H11318966 A JPH11318966 A JP H11318966A
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JP
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powder
heating element
heat
water
aggregate
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JP15211498A
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English (en)
Inventor
Yoichi Arai
陽一 新井
Nobuaki Azuma
伸昭 東
Takayuki Kaneda
高之 金田
Takanori Kodera
孝範 小寺
Mikio Sakaguchi
阪口  美喜夫
Yasuteru Eguchi
泰輝 江口
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄粉等の金属粉、塩類及び水からなる発熱組
成物を利用した発熱体において、使用中に鉄粉等の金属
粉の酸化が進行しても発熱組成物が固結しないように
し、ソフトな肌触りや装着感を維持する。 【解決手段】 通気性材料からなる内袋20に金属粉、
塩類及び水を含有してなる発熱組成物1が収容され、該
発熱組成物1が空気中の酸素と反応して発熱する発熱体
10において、発熱組成物1中に、比表面積10m2
g以上の結晶集合体からなるケイ酸塩の粉末、好ましく
は、針状、板状又は柱状結晶の球形集合体からなる粉末
を含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に化学カイロ
と称される発熱体に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄粉等の金属粉、食塩等の塩類及び水を
含有した発熱組成物からなり、金属粉が塩類の触媒作用
により水と空気中の酸素と反応して酸化され、発熱する
という発熱反応を利用した発熱体は、化学カイロあるい
は使い捨てカイロとも称されて一般に普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
金属粉、塩類及び水からなる発熱組成物体を利用した発
熱体は、使用時に鉄粉等の金属粉の酸化が進行するのに
伴い、発熱組成物が強固に固結し、肌触りや身体への装
着感が著しく低下するという問題があった。
【0004】本発明はこのような従来技術の課題を解決
しようとするものであり、金属粉、塩類及び水からなる
発熱組成物体を利用した発熱体において、その使用中に
金属粉の酸化が進行しても、ソフトな肌触りや装着感が
維持されるように、発熱組成物の固結を防止することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鉄粉等の金
属粉、塩類及び水を含有する発熱組成物を利用した発熱
体において、その使用時に発熱組成物が固結するのは、
発熱反応の進行に伴い、発熱組成物中の金属粉が固着す
るためであり、これを防止するためには、発熱組成物中
に比表面積の大きいケイ酸塩の結晶集合体からなる粉末
を配合することが有効であることを見い出し、本発明を
完成させるに至った。
【0006】即ち、本発明は、通気性材料からなる袋に
金属粉、塩類及び水を含有してなる発熱組成物が収容さ
れ、該発熱組成物が空気中の酸素と反応して発熱する発
熱体において、発熱組成物中に、比表面積10m2/g
以上のケイ酸塩の結晶集合体からなる粉末が含有されて
いることを特徴とする発熱体を提供する。
【0007】特に、この発熱体において、結晶集合体を
構成する個々の結晶が、針状、板状及び柱状の少なくと
も1種以上からなり、その結晶集合体が球形である態様
を提供する。
【0008】本発明の発熱体によれば、発熱組成物中に
含有されている、10m2/g以上という大きい比表面
積のケイ酸塩の結晶集合体からなる粉末が金属粉同士の
間に安定的に位置する。したがって、発熱反応の進行時
に金属粉同士が固着することが防止され、それにより、
発熱反応の進行に伴う発熱組成物の固結が防止される。
よって、この発熱体は使用時に常にソフトな肌触りや装
着感を呈するものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の発熱体の一態様を
図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、各図中、同一
符号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0010】図1は、本発明の発熱体10の一態様の構
成図である。この発熱体10は、従来の発熱体と同様
に、通気性材料からなる内袋20内に発熱組成物1が収
容され、それが非通気性材料からなる外袋30で密封さ
れた構造となっている。
【0011】この発熱体10は、発熱組成物1中に、比
表面積10m2/g以上、好ましくは25m2/g以上、
さらに好ましくは40m2/g以上のケイ酸塩の結晶集
合体からなる粉末が含有されていることを特徴としてい
る。ここで、比表面積はBET法による値をいう。
【0012】この結晶集合体を構成する個々の結晶の形
態としては、固結防止効果及び他の粉体との混合性ある
いは分散性の点から、針状、板状又は柱状が好ましく、
結晶集合体の全体としての形状は、球形が好ましい。
【0013】このような結晶集合体の代表例としては、
次の一般式(1)
【0014】
【化2】 aM2O・bAl23・cSiO2・dRmn・yH2O (1) (式中、M=Na又はK、 R=Na,K,Ca又はM
g、 A=CO3、SO4、NO3、OH又はCl、 a
=1〜6、 b=2〜8、 c=2〜12、 d=0〜
4、 m=1〜2、 n=1〜3、 y=0〜32)で
表わされる球状アルミノシリケートをあげることができ
る。
【0015】特に、d=3.65±0.15に主たる回
折ピークを有する球状アルミノシリケート、あるいはJ
CPDSNo.20−379、20−743、25−7
76、25−1499、25−1500、30−117
0、31−1272、34−176、35−479、3
5−653、38−513、38−514、38−51
5、45−1373のX線回折パターンを示すカンクリ
ナイト様アルミノシリケートが好ましく、なかでも組成
式(1)において、a=3、b=3、c=6、d=2、
R=Na、m=1、n=0〜6であるカンクリナイト様
アルミノシリケートが好ましい。
【0016】結晶集合体の大きさについては、その粒径
が小さすぎると十分な固結防止効果が得られず、大きす
ぎると他の粉末との混合性が低下するためため、粒径
0.1〜500μmが好ましく、さらには1〜100μ
mが好ましい。
【0017】このような結晶集合体の合成方法として
は、例えば球状アルミノシリケートについては、アルミ
ナ原料とシリカ原料とを、CO3、SO4、NO3、Cl
イオン存在下、アルカリ溶液中で反応させて得ることが
できる。
【0018】この場合、アルミナ原料としては、酸化ア
ルミニウム、水酸化アルミニウム、アルミン酸ソーダ等
を使用することができ、シリカ原料としては、ケイ砂、
ケイ石、水ガラス等を使用することができ、アルミナと
シリカの原料として、カオリン、マイカ、タルク等を使
用することができる。また、アルカリ原料としては、N
a、Kaの酸化物、水酸化物、炭酸塩等を使用すること
ができ、さらに必要に応じて、Ca、Mgの酸化物、水
酸化物、炭酸塩等を使用することができる。
【0019】結晶集合体の典型的な製造例としては、例
えば、水ガラス30%、アルミン酸ナトリウム27%、
硝酸ナトリウム28%、水酸化ナトリウム15%(以
上、無水換算重量%)をスラリー濃度5%程度となるよ
うに混合し、80〜100℃で18〜24時間反応さ
せ、針状結晶を成長させる。こうして得られた結晶を、
濾取し、水洗し、105℃程度で乾燥し、解砕すること
により所期の形状のケイ酸塩の粉末を得ることができ
る。
【0020】本発明の発熱体10で使用する発熱組成物
1は、上述のような特定性状のケイ酸塩の結晶集合体か
らなる粉末を含有させること以外、他の成分については
特に制限はなく、公知の発熱体で使用される発熱組成物
と同様とすることができる。
【0021】例えば、発熱組成物に含有させる金属粉の
構成金属としては、鉄、亜鉛、アルミウム、銅等を使用
することができる。
【0022】塩類としては、塩化ナトリウム、塩化カリ
ウム等のアルカリ金属の塩化物及び塩化カルシウム、塩
化マグネシウム等のアルカリ土類金属の塩化物等をあげ
ることができる。
【0023】保水剤としては、保水力が高く、発熱組成
物の調製段階において遊離の水を無くせるものを使用す
ることが好ましく、例えば、バーミュライト、ケイ酸カ
ルシウム、シリカゲル、シリカ系多孔質物質、アルミ
ナ、パルプ、木粉、吸水性ポリマー等があげられる。こ
れらは単独でも複数種を組み合わせても使用することが
できる。中でも、吸水性ポリマーとしてポリアクリル酸
ソーダ、水溶性セルロースエーテル、ポリ−N−ビニル
アセトアミド、カルボキシメチルセルロース等を使用
し、この吸水性ポリマーとシリカゲルとを組み合わせる
ことが、比較的保水剤の配合割合を小さくできるので好
ましい。
【0024】反応促進剤としては、活性炭、カーボンブ
ラック、黒鉛等があげられる。
【0025】この他、発熱組成物には、必要に応じて発
熱促進剤、吸臭剤、その他各種香料、水素発生抑制剤等
の種々の添加剤を含有させることができる。
【0026】また、発熱組成物の各成分の配合割合に関
し、前述の特定形状の結晶集合体の粉末は、通常、0.
5〜25重量%とし、その他の主要成分については、従
来例と同様に鉄粉等の金属粉40〜60重量%、水分1
0〜30%重量%、触媒となる食塩等の塩類1〜5重量
%、水分の蒸発を防止する保水剤1〜10重量%とする
ことができる。
【0027】発熱組成物は、例えば次のように調製され
る。
【0028】まず、1〜20重量%、好ましくは5〜1
5重量%の食塩水溶液等の塩類水溶液を、吸水性ポリマ
ー等の保水剤に、重量比で5〜20倍、好ましくは10
倍程度加え、塩類水溶液を保水剤に十分吸収させた後、
よく攪拌し、塩類を分散させた含水保水剤を得る。一
方、必要により、反応促進剤を鉄粉等の金属粉に対して
0.5〜10重量%、より好ましくは4〜5重量%添加
しておく。そして、この金属粉に対して、上述の塩類を
分散させた含水保水剤を、重量比で0.1〜4倍、好ま
しくは0.5〜2倍添加し、発熱組成物を得る。
【0029】本発明においては、図1に示したように、
以上のような発熱組成物1が通気性材料からなる内袋2
0に収容されて使用されるが、この内袋20の構造につ
いては、所定の発熱反応を維持させることのできる通気
性が確保されている限り特に制限はない。例えば、通気
性を有する構成材料としては、延伸により無数の微細な
通気孔を形成した合成樹脂製フィルムやゴム類(例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ
エステル、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ポリス
チレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、天然ゴム、再生ゴム、合成
ゴム等)、織布、不織布及びこれらの2種以上を積層し
たフィルム等を使用することができる。このような内袋
20の構成材料としては、市販品を使用することができ
る。
【0030】また、内袋20は、その全面を上述のよう
な通気性材料から構成してもよいが、図1に示すよう
に、表面材21を通気性材料から構成し、裏面材22を
非通気性材料、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体
シートとポリエチレンシートとの積層シートとし、その
上に粘着面を設け、皮膚に直接あるいは衣類を介して簡
便に装着できるようにしてもよい。
【0031】一方、図1の本発明の発熱体10におい
て、非通気性材料からなる外袋30は、上述の発熱組成
物1を直接収容する内袋20を密封し、発熱反応を起こ
させるときに除去できるようになっている。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0033】参考例1:実施例1,2で使用したケイ酸
塩の結晶集合体粉末の合成 アルミン酸ナトリウム860g、水酸化ナトリウム14
50g、硝酸ナトリウム1530gをイオン交換水27
000mLに溶解した溶液に、3号ケイ酸ソーダ(Na
2O=9.7%、SiO2=29.7%、H2O=60.
6%)を添加混合し、粉末を得た。得られた粉末は、図
2に示すように針状結晶が集合した多孔質な球状形態を
呈していた。この粉末のBET法による比表面積は、5
8m2/gであった。また、X線回折の結果、d=0.
366nmに強い回折ピークを示し、JCPDS N
o.38−513に相当していた。組成は、概略、3N
2O・3Al23・6SiO2・Na(NO3)・4H2
Oであった。
【0034】参考例2:実施例3で使用したケイ酸塩の
結晶集合体粉末の合成 水酸化カリウム1120g、硝酸ナトリウム850gを
イオン交換水5000mLに溶解した溶液にカオリン5
0gを混合分散し、撹拌下80℃で24時間反応させ
た。反応後、洗浄濾過し、乾燥した。得られた粉末は、
図3に示すように板状結晶が集合した多孔質な球状形態
を呈していた。この粉末の比表面積は、76m2/gで
あった。また、粉末X線回折の結果、d=0.367n
mに強い回折ピークを有し、組成は概略、2Na2O・
3Al23・6SiO2・2Na(NO3)・6H2Oで
あった。
【0035】参考例3:実施例4で使用したケイ酸塩の
結晶集合体粉末の合成 水酸化ナトリウム800g、炭酸ナトリウム850gを
イオン交換水5000mLに溶解した溶液にカオリン5
0gを混合分散し、粉末を得た。得られた粉末は図4に
示すように、柱状結晶が集合した多孔質な球状形態を呈
していた。この粉末の比表面積は、30m2/gであっ
た。また、粉末X線回折の結果、d=0.367nmに
強い回折ピークを有し、組成は概略、3Na2O・3A
23・6SiO2・Na2CO3・2H2Oであった。
【0036】実施例1及び比較例1〜4 図1に示したように、発熱組成物1を内袋20に収容
し、それをさらに外袋30に収容した構造の発熱体10
を作成した。
【0037】この場合、内袋20は、11×7.5cm
2の大きさとし、その表面材21を通気性の積層材(日
東電工社製、BRN−26)から形成した。また、内袋
20の裏面材22を非通気性で粘着剤付きバックシート
が積層されている積層材(日東電工社製、ニトタック)
から形成した。
【0038】発熱組成物1としては、次の表1の成分を
配合し、これを内袋20に30g充填した。
【0039】
【表1】発熱組成物 成分(商品名、メーカー名) 配合量(g) 鉄粉(RKH、同和工業) 30 精製水 14.25 食塩(日本食塩製造) 0.75 保水剤(アイアリックCAw4s、日本触媒) 5表2の粉体 12.5
【0040】
【表2】 粉体(商品名、メーカー名) 粉体形状 発熱後 粉体の 崩壊強度 比表面積 実施例1 アルミノシリケート(花王) 針状結晶球形集合体 850(gf) 58(m2/g) 比較例1 なし − 1260 - 比較例2 アルミナ(花王) 不定形* 1058 3.8 比較例3 アルミノシリケート(トヨヒ゛ルタ゛ー、東ソー) 四面体* 1308 32比較例4 活性炭(カルホ゛ラフィン、武田薬品) 不定形* 1100 1430 (注)*:粉体は、結晶集合体ではない
【0041】実施例及び比較例の各発熱体を25℃の空
気下に放置して発熱させ、12時間経過した後、発熱組
成物の崩壊強度をテンシロンRTC−1150A(オリ
エンテック、試験速度300mm/min、荷重レンジ
10kgf)で試験した。なお、テンシロンによる崩壊
強度は、数値が大きいほど固く固結が進行していること
を表している。また、各実施例及び比較例でそれぞれ使
用した粉体の比表面積をBET法により求めた。これら
の結果を表2に示す。
【0042】実施例1で使用した粉体の顕微鏡写真は図
2に示した通り、針状結晶の集合体である。対照とし
て、比較例3で使用した粉体の顕微鏡写真を図5に示
す。
【0043】実施例2〜4及び比較例5〜11 表1の発熱組成物に代えて表3の発熱組成物を使用し、
発熱組成物を内袋(13×9.5m2)へ20g充填し
た以外は、実施例1と同様にして発熱体を作成した。
【0044】
【表3】発熱組成物 成分(商品名、メーカー名) 配合量(g) 鉄粉(和光純薬) 20 精製水 9 食塩(和光純薬) 1 保水剤(アイアリックCAw4s、日本触媒) 1 保水剤(ニッフ゜ルシールVN-3、日本シリカ) 3表4の粉体 5
【0045】
【表4】 粉体(商品名、メーカー名) 粉体形状 発熱後 粉体の 崩壊強度 比表面積 実施例2 アルミノシリケート(花王) 針状結晶球形集合体 4(kg) 58(m2/g) 実施例3 アルミノシリケート(花王) 板状結晶球形集合体 5.1 76 実施例4 アルミノシリケート(花王) 柱状結晶球形集合体 4.2 30 比較例5 なし − 6.4 − 比較例6 アルミノシリケート(トヨヒ゛ルタ゛ー、東ソー) 四面体 10 32 比較例7 炭化珪素(花王) 不定形 9.1 3 比較例8 アルミノシリケート(ムライト、花王) 板状結晶 6.4 3.5 比較例9 ハ゛ーミキュライト(東洋ハ゛ーミキュライト) 不定形 13.2 6.8 比較例10 酸化マク゛ネシウム(赤穂化成) 不定形 12.1 0.1比較例11 食塩(赤穂化成) 四面体 15 0.1
【0046】得られた発熱体は、実施例1と同一条件で
発熱させ、12時間経過した後、発熱組成物の崩壊強度
をKM硬度計(KIYA)で試験した。なお、KM硬度
計による崩壊強度は、テンシロンと同様、数値が大きく
なるほど固く固結が進行していることを表している。ま
た、各実施例及び比較例でそれぞれ使用した粉体の比表
面積をBET法により求めた。これらの結果を表4に示
す。
【0047】実施例2で使用した粉体の顕微鏡写真は、
前述の図2に示した通り針状結晶の集合体であり、実施
例3及び実施例4で使用した粉体の顕微鏡写真は、それ
ぞれ図3、図4に示した通り板状結晶、柱状結晶の集合
体である。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、鉄粉等の金属粉、塩類
及び水からなる発熱組成物の発熱反応を利用した発熱体
において、その使用中に鉄粉等の金属粉の酸化が進行し
ても発熱組成物の固結が防止される。したがって、本発
明の発熱体は、ソフトな肌触りや装着感を維持し、身体
に装着して身体を局部的に加温する用途に特に適したも
のとなり、腰痛、肩こり、生理痛等の緩和に有用なもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的な発熱体の断面図である。
【図2】 実施例1,2で使用したアルミノシリケート
の針状結晶の球形集合体の電子顕微鏡写真図である。
【図3】 実施例3で使用したアルミノシリケートの板
状結晶の球形集合体の電子顕微鏡写真図である。
【図4】 実施例4で使用したアルミノシリケートの柱
状結晶の球形集合体の電子顕微鏡写真図である。
【図5】 比較例3で使用したアルミノシリケートの結
晶の電子顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1 発熱組成物 10 発熱体 20 内袋 21 表面材 22 裏面材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小寺 孝範 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 阪口 美喜夫 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 江口 泰輝 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性材料からなる袋に金属粉、塩類及
    び水を含有してなる発熱組成物が収容され、該発熱組成
    物が空気中の酸素と反応して発熱する発熱体において、
    発熱組成物中に、比表面積10m2/g以上のケイ酸塩
    の結晶集合体からなる粉末が含有されていることを特徴
    とする発熱体。
  2. 【請求項2】 結晶集合体を構成する個々の結晶が、針
    状、板状及び柱状の少なくとも1種以上からなる請求項
    1記載の発熱体。
  3. 【請求項3】 結晶集合体が球形である請求項1又は2
    記載の発熱体。
  4. 【請求項4】 結晶集合体が、アルミノシリケートから
    なる請求項3記載の発熱体。
  5. 【請求項5】 結晶集合体が、次式(1) 【化1】 aM2O・bAl23・cSiO2・dRmn・yH2O (1) (式中、M=Na又はK、 R=Na,K,Ca又はM
    g、 A=CO3、SO4、NO3、OH又はCl、 a
    =1〜6、 b=2〜8、 c=2〜12、 d=0〜
    4、 m=1〜2、 n=1〜3、 y=0〜32)で
    示される球状アルミノシリケートからなる請求項1記載
    の発熱体。
JP15211498A 1998-05-14 1998-05-14 発熱体 Pending JPH11318966A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007018211A1 (ja) * 2005-08-09 2007-02-15 Kao Corporation 発熱体及び発熱中間体
JP2007070612A (ja) * 2005-08-09 2007-03-22 Kao Corp 発熱体及び発熱中間体

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WO2007018211A1 (ja) * 2005-08-09 2007-02-15 Kao Corporation 発熱体及び発熱中間体
JP2007070612A (ja) * 2005-08-09 2007-03-22 Kao Corp 発熱体及び発熱中間体

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