JPH11326314A - 植物の呼吸と光合成の分別同時応答測定方法およびその装置 - Google Patents
植物の呼吸と光合成の分別同時応答測定方法およびその装置Info
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- JPH11326314A JPH11326314A JP10126269A JP12626998A JPH11326314A JP H11326314 A JPH11326314 A JP H11326314A JP 10126269 A JP10126269 A JP 10126269A JP 12626998 A JP12626998 A JP 12626998A JP H11326314 A JPH11326314 A JP H11326314A
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/483—Physical analysis of biological material
- G01N33/497—Physical analysis of biological material of gaseous biological material, e.g. breath
- G01N33/4977—Metabolic gas from microbes, cell cultures or plant tissues
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- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 植物生理の解明のため与えられた環境条件下
において、呼吸および光合成に係わるガス交換を正確に
分別し測定することのできる方法および装置の提供。 【解決手段】 植物が載置されたグロウスチャンバー1
内の環境雰囲気をバッグ3を用いて一定に保持し、そこ
に安定同位元素13Cまたは18Oを含むCO2および/ま
たはO2ガスを導入し、植物に呼吸および/または光合
成を行わせた後、グロウスチャンバー1内のガスを採取
し、その採取したガス中の12CO2、13CO2、16O2お
よび/または18O2量を質量分析計2により同時測定す
る方法および装置。
において、呼吸および光合成に係わるガス交換を正確に
分別し測定することのできる方法および装置の提供。 【解決手段】 植物が載置されたグロウスチャンバー1
内の環境雰囲気をバッグ3を用いて一定に保持し、そこ
に安定同位元素13Cまたは18Oを含むCO2および/ま
たはO2ガスを導入し、植物に呼吸および/または光合
成を行わせた後、グロウスチャンバー1内のガスを採取
し、その採取したガス中の12CO2、13CO2、16O2お
よび/または18O2量を質量分析計2により同時測定す
る方法および装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物の呼吸と光合
成の分別同時応答測定方法およびその装置に関するもの
であり、さらに詳しくは本発明は、植物生理の解明のた
め与えられた環境条件下において、呼吸および光合成に
係わるガス交換を正確に分別し測定することのできる植
物の呼吸と光合成の分別同時応答測定方法およびその装
置に関するものである。
成の分別同時応答測定方法およびその装置に関するもの
であり、さらに詳しくは本発明は、植物生理の解明のた
め与えられた環境条件下において、呼吸および光合成に
係わるガス交換を正確に分別し測定することのできる植
物の呼吸と光合成の分別同時応答測定方法およびその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、植物の呼吸や光合成に基づく
ガス交換量を測定し、植物の代謝を調査し、植物生理を
解明しようとする試みは数多く行われている。このよう
な目的に使用される測定装置としては、例えば、図2に
示す構成が採用されている。図2において、植物30A
は、チャンバー30の内部に載置され、チャンバー30
は仕切り板50により2室に区切られている。すなわち
チャンバー30の上部は、ガスが充満するガス室31で
あり、チャンバー30の底部は、植物への給水および給
肥のための水槽32aを留置する水槽室32である。
ガス交換量を測定し、植物の代謝を調査し、植物生理を
解明しようとする試みは数多く行われている。このよう
な目的に使用される測定装置としては、例えば、図2に
示す構成が採用されている。図2において、植物30A
は、チャンバー30の内部に載置され、チャンバー30
は仕切り板50により2室に区切られている。すなわち
チャンバー30の上部は、ガスが充満するガス室31で
あり、チャンバー30の底部は、植物への給水および給
肥のための水槽32aを留置する水槽室32である。
【0003】チャンバー30は、ガス室31内にガスを
流入するための入口33と、ガス室31からガスが流出
するガス出口34が設けられている。ガス出口34に
は、ガス流出を強制的に行うためのファン51と、ガス
流量測定用のフローメータ52とが直結されている。フ
ローメータ52のガス流出部52aには、植物の呼吸ま
たは光合成状態のための検出器30が接続されている。
またチャンバー30の上部には、植物30Aに光を照射
するためのランプ35が設けられている。
流入するための入口33と、ガス室31からガスが流出
するガス出口34が設けられている。ガス出口34に
は、ガス流出を強制的に行うためのファン51と、ガス
流量測定用のフローメータ52とが直結されている。フ
ローメータ52のガス流出部52aには、植物の呼吸ま
たは光合成状態のための検出器30が接続されている。
またチャンバー30の上部には、植物30Aに光を照射
するためのランプ35が設けられている。
【0004】前記植物30Aの呼吸量の測定は、まずガ
ス入口33からO2(酸素)をチャンバー30内に流入
させることから始まる。チャンバー30内の植物がO2
を吸入しCO2を呼出するが、そのときのガス交換量す
なわちCO2量を測定し呼吸状態を測定する。そのとき
の反応式は、
ス入口33からO2(酸素)をチャンバー30内に流入
させることから始まる。チャンバー30内の植物がO2
を吸入しCO2を呼出するが、そのときのガス交換量す
なわちCO2量を測定し呼吸状態を測定する。そのとき
の反応式は、
【0005】
【化1】 C6H12O6+6O2→6CO2+6H2O ・・・・・(1)式
【0006】で表される。
【0007】一方、植物30Aの光合成に基づくガス交
換量の測定は、ガス入口33からCO2(二酸化炭素)
をチャンバー30内に流入させ、ランプ35を発光させ
ることによりチャンバー30内の植物30Aに光照射
し、光合成を行わせ、植物30Aから排気されるO2量
を測定するものである。そのときの反応式は、
換量の測定は、ガス入口33からCO2(二酸化炭素)
をチャンバー30内に流入させ、ランプ35を発光させ
ることによりチャンバー30内の植物30Aに光照射
し、光合成を行わせ、植物30Aから排気されるO2量
を測定するものである。そのときの反応式は、
【0008】
【化2】 6CO2+6H2O→C6H12O6+6O2 ・・・・・(2)式
【0009】で表される。そして具体的な植物の呼吸ま
たは光合成によるガス交換量の測定は、 (i) 被測定植物を内包するチャンバーの入口および
出口に一定圧力下でガスを通過させ、そのガスの濃度変
化を測定し算出する方法; (ii) 密閉したチャンバーの容積とチャンバー内の環
境成分ガスの分圧変化により算出する方法;等が採用さ
れて行われる。
たは光合成によるガス交換量の測定は、 (i) 被測定植物を内包するチャンバーの入口および
出口に一定圧力下でガスを通過させ、そのガスの濃度変
化を測定し算出する方法; (ii) 密閉したチャンバーの容積とチャンバー内の環
境成分ガスの分圧変化により算出する方法;等が採用さ
れて行われる。
【0010】他の手段としては、放射性のCO2を用い
ることによって光合成と呼吸とを分別的に測定すること
が知られている。
ることによって光合成と呼吸とを分別的に測定すること
が知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一般的に植物は光照射
下では光合成を行い、光遮蔽状態では呼吸を行っている
が、厳密には光照射下で光合成を行いながら呼吸も行っ
ている。光合成によって大量のCO2が吸収されている
とき、呼吸によるCO2の排出はその中に隠れてしま
い、植物はCO2の吸収だけを行っているように見え
る。ある条件下での植物の呼吸・光合成状態を知ること
は、植物生理を解明しようとする上で極めて重要であ
る。
下では光合成を行い、光遮蔽状態では呼吸を行っている
が、厳密には光照射下で光合成を行いながら呼吸も行っ
ている。光合成によって大量のCO2が吸収されている
とき、呼吸によるCO2の排出はその中に隠れてしま
い、植物はCO2の吸収だけを行っているように見え
る。ある条件下での植物の呼吸・光合成状態を知ること
は、植物生理を解明しようとする上で極めて重要であ
る。
【0012】しかしながら、従来の測定方法および装置
では、例えば上記のように光合成によるCO2の吸収が
大量である場合、呼吸によるCO2の排出量を測定する
ことは不可能である。すなわち、従来の測定方法および
装置では、光合成と呼吸に係わるO2とCO2の出入を区
別して同時に測定することができなかった。呼吸による
ガス交換量を測定する場合は、光遮蔽状態でCO2排出
量を測定する必要があった。また、放射性のCO2は、
危険性があり、また取り扱いの難しさに加え半減期の問
題もあり、これを用いる測定には限界があった。
では、例えば上記のように光合成によるCO2の吸収が
大量である場合、呼吸によるCO2の排出量を測定する
ことは不可能である。すなわち、従来の測定方法および
装置では、光合成と呼吸に係わるO2とCO2の出入を区
別して同時に測定することができなかった。呼吸による
ガス交換量を測定する場合は、光遮蔽状態でCO2排出
量を測定する必要があった。また、放射性のCO2は、
危険性があり、また取り扱いの難しさに加え半減期の問
題もあり、これを用いる測定には限界があった。
【0013】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、とくに、植物生理の解明のため与
えられた環境条件下において、呼吸および光合成に係わ
るガス交換を正確に分別し測定することのできる植物の
呼吸と光合成の分別同時応答測定方法およびその装置を
提供することを目的とする。
めになされたもので、とくに、植物生理の解明のため与
えられた環境条件下において、呼吸および光合成に係わ
るガス交換を正確に分別し測定することのできる植物の
呼吸と光合成の分別同時応答測定方法およびその装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究を重
ねた結果、CO2および/またはO2を安定同位元素13C
または18Oでラベルし、そのガスが植物と接触するよう
に特定構成の装置内に導入し、植物から排出されたガス
を質量分析することにより、上記のような従来の課題が
解決され得ることを見いだし、本発明を完成することが
できた。
ねた結果、CO2および/またはO2を安定同位元素13C
または18Oでラベルし、そのガスが植物と接触するよう
に特定構成の装置内に導入し、植物から排出されたガス
を質量分析することにより、上記のような従来の課題が
解決され得ることを見いだし、本発明を完成することが
できた。
【0015】すなわち本発明は、植物が載置されたグロ
ウスチャンバー内の環境雰囲気を一定に保持し、続いて
該グロウスチャンバー内に、安定同位元素13Cまたは18
Oを含むCO2および/またはO2ガスを導入し、前記植
物に呼吸および/または光合成を行わせた後、前記グロ
ウスチャンバー内のガスを採取し、その採取したガス中
の12CO2、13CO2、16O2および/または18O2量を同
時測定することを特徴とする植物の呼吸と光合成の分別
同時応答測定方法を提供するものである。
ウスチャンバー内の環境雰囲気を一定に保持し、続いて
該グロウスチャンバー内に、安定同位元素13Cまたは18
Oを含むCO2および/またはO2ガスを導入し、前記植
物に呼吸および/または光合成を行わせた後、前記グロ
ウスチャンバー内のガスを採取し、その採取したガス中
の12CO2、13CO2、16O2および/または18O2量を同
時測定することを特徴とする植物の呼吸と光合成の分別
同時応答測定方法を提供するものである。
【0016】また本発明は、植物が載置されるグロウス
チャンバーと、前記グロウスチャンバーのガス出口およ
び入口に接続され、且つ前記グロウスチャンバー内の環
境雰囲気を一定に調節することのできる変形可能なバッ
グと、前記バッグおよびグロウスチャンバーのガス入口
間に設けられた同位元素導入手段と、前記グロウスチャ
ンバーと連通するとともに、植物から放散される12CO
2、1 3CO2、16O2および/または18O2ガス量を測定す
ることのできる検出器と、を備えた植物の呼吸と光合成
の分別同時応答測定装置を提供するものである。
チャンバーと、前記グロウスチャンバーのガス出口およ
び入口に接続され、且つ前記グロウスチャンバー内の環
境雰囲気を一定に調節することのできる変形可能なバッ
グと、前記バッグおよびグロウスチャンバーのガス入口
間に設けられた同位元素導入手段と、前記グロウスチャ
ンバーと連通するとともに、植物から放散される12CO
2、1 3CO2、16O2および/または18O2ガス量を測定す
ることのできる検出器と、を備えた植物の呼吸と光合成
の分別同時応答測定装置を提供するものである。
【0017】さらに本発明は、変形可能なバッグに、C
O2および/またはO2ガスの濃度を調節する手段が設け
られている前記の植物の呼吸と光合成の分別同時応答測
定装置を提供するものである。
O2および/またはO2ガスの濃度を調節する手段が設け
られている前記の植物の呼吸と光合成の分別同時応答測
定装置を提供するものである。
【0018】さらにまた本発明は、検出器が質量分析計
である前記の植物の呼吸と光合成の分別同時応答測定装
置を提供するものである。
である前記の植物の呼吸と光合成の分別同時応答測定装
置を提供するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は、本発明に係る植物の呼吸と
光合成の分別同時応答測定を示す構成図である。図1に
おいて、符号1で示されるものは、植物を載置するグロ
ウスチャンバーであり、グロウスチャンバー1には、ガ
ス出口19および入口20が設けられている。グロウス
チャンバー1の上部には、ライト11を設けてもよい。
グロウスチャンバー1のガス出口19は、ライン21を
経てバッグ3と接続し、ライン21にはポンプ6および
バルブ7が設けられている。バッグ3は、必要に応じて
外部のガスリザーバー(図示せず)と連結し、グロウス
チャンバー1内の環境雰囲気を一定に調節する機能を有
している。またバッグ3は変形可能である。
ら詳細に説明する。図1は、本発明に係る植物の呼吸と
光合成の分別同時応答測定を示す構成図である。図1に
おいて、符号1で示されるものは、植物を載置するグロ
ウスチャンバーであり、グロウスチャンバー1には、ガ
ス出口19および入口20が設けられている。グロウス
チャンバー1の上部には、ライト11を設けてもよい。
グロウスチャンバー1のガス出口19は、ライン21を
経てバッグ3と接続し、ライン21にはポンプ6および
バルブ7が設けられている。バッグ3は、必要に応じて
外部のガスリザーバー(図示せず)と連結し、グロウス
チャンバー1内の環境雰囲気を一定に調節する機能を有
している。またバッグ3は変形可能である。
【0020】さらにバッグ3はライン22を経てグロウ
スチャンバー1のガス入口20と接続している。ライン
22のバッグ3およびグロウスチャンバー1間には、13
CO2同位体校正用CO2ゼロガスボンベ12および13C
O2同位体導入手段13が設けられ、ライン22を通じ
てグロウスチャンバー1内にCO2ゼロガスおよび13C
O2同位体がそれぞれ導入可能となっている。なお、必
要に応じて18O2導入手段が同様に設けることができ、
16O18Oも使用できる。またこれらの同位体濃度を適切
に変化させて、さらに詳細な呼吸と光合成の分別同時応
答測定を行うこともできる。
スチャンバー1のガス入口20と接続している。ライン
22のバッグ3およびグロウスチャンバー1間には、13
CO2同位体校正用CO2ゼロガスボンベ12および13C
O2同位体導入手段13が設けられ、ライン22を通じ
てグロウスチャンバー1内にCO2ゼロガスおよび13C
O2同位体がそれぞれ導入可能となっている。なお、必
要に応じて18O2導入手段が同様に設けることができ、
16O18Oも使用できる。またこれらの同位体濃度を適切
に変化させて、さらに詳細な呼吸と光合成の分別同時応
答測定を行うこともできる。
【0021】また13CO2同位体導入手段13とグロウ
スチャンバー1との間には、バルブ8が設けられ、ここ
からライン22はライン14、15および16にそれぞ
れ分岐している。ライン14は、ガス入口20と接続
し、ライン16はグロウスチャンバー1の別のガス導入
口に接続している。またライン15は、バルブ23に向
かって伸びている。
スチャンバー1との間には、バルブ8が設けられ、ここ
からライン22はライン14、15および16にそれぞ
れ分岐している。ライン14は、ガス入口20と接続
し、ライン16はグロウスチャンバー1の別のガス導入
口に接続している。またライン15は、バルブ23に向
かって伸びている。
【0022】さらにグロウスチャンバー1には、その内
部の雰囲気ガスを採取するためのガス採取口24が設け
られている。植物から放散される12CO2、13CO2、16
O2および/または18O2ガスは、このガス採取口から検
出器、例えば質量分析計2に向かってライン25および
バルブ23を介して流れるようになっている。
部の雰囲気ガスを採取するためのガス採取口24が設け
られている。植物から放散される12CO2、13CO2、16
O2および/または18O2ガスは、このガス採取口から検
出器、例えば質量分析計2に向かってライン25および
バルブ23を介して流れるようになっている。
【0023】質量分析計2を通過したガスは、ポンプ1
0およびバルブ9を経て、ライン17からグロウスチャ
ンバー1内に戻されるか、あるいはライン18から外部
に放出される。
0およびバルブ9を経て、ライン17からグロウスチャ
ンバー1内に戻されるか、あるいはライン18から外部
に放出される。
【0024】またコンピューター4により、装置全体の
ガスフローがコントロールされている。
ガスフローがコントロールされている。
【0025】次に実際の測定について説明する。本発明
の装置においては、テストガス(同位体を含むガス)が
グロウスチャンバー1から質量分析計を経て外部に排気
される一定流量作用ガス置換方式と、バッグ3−グロウ
スチャンバー1−質量分析計2間でガスを循環させる閉
鎖回路方式の2種類の手段が適用可能である。
の装置においては、テストガス(同位体を含むガス)が
グロウスチャンバー1から質量分析計を経て外部に排気
される一定流量作用ガス置換方式と、バッグ3−グロウ
スチャンバー1−質量分析計2間でガスを循環させる閉
鎖回路方式の2種類の手段が適用可能である。
【0026】まず一定流量作用ガス置換方式について説
明する。測定開始時、ポンプ6が稼働しバルブ7が開
き、またバルブ8はライン14およびライン15方向へ
開いて(ライン16方向は閉じて)、バッグ3−グロウ
スチャンバー1−質量分析計2間のガス循環がなされ
る。十分なガス循環終了後、バルブ8は、ライン15お
よびライン16方向に開いて(ライン14方向は閉じ
て)、ポンプ6を停止しバルブ7が閉じられる。このこ
とにより、測定開始時のグロウスチャンバー1内の雰囲
気ガスと同一ガスをバッグ3内に保持する。また、バル
ブ9はライン18方向に開いて(ライン17方向は閉じ
て)、ポンプ10によりガスは外部空間へと吐き出され
る。ライン16は内径1/8インチ(3.175mm)、
長さ30cm程度のテフロンチューブが好ましい。これを
通して、一定濃度に保持された12CO2および13CO2を
含むテストガスが逆流することなしにバッグ3からグロ
ウスチャンバー1へ導入される。このテストガスは、植
物の呼吸および/または光合成を経て、ガス採取口24
およびライン25を経て質量分析計2のサンプリング口
に到達し、分析終了後、外部空間へ放出される。また、
バッグ3からグロウスチャンバー1に入ったガスが直ち
に呼吸、光合成平衡状態に達するようにポンプ10によ
り放出されるガス量が調節されている。一定流量作用ガ
ス置換方式は、比較的多量のテストガスを消費するが、
一定ガス濃度条件下で光合成反応を持続させることが可
能である。
明する。測定開始時、ポンプ6が稼働しバルブ7が開
き、またバルブ8はライン14およびライン15方向へ
開いて(ライン16方向は閉じて)、バッグ3−グロウ
スチャンバー1−質量分析計2間のガス循環がなされ
る。十分なガス循環終了後、バルブ8は、ライン15お
よびライン16方向に開いて(ライン14方向は閉じ
て)、ポンプ6を停止しバルブ7が閉じられる。このこ
とにより、測定開始時のグロウスチャンバー1内の雰囲
気ガスと同一ガスをバッグ3内に保持する。また、バル
ブ9はライン18方向に開いて(ライン17方向は閉じ
て)、ポンプ10によりガスは外部空間へと吐き出され
る。ライン16は内径1/8インチ(3.175mm)、
長さ30cm程度のテフロンチューブが好ましい。これを
通して、一定濃度に保持された12CO2および13CO2を
含むテストガスが逆流することなしにバッグ3からグロ
ウスチャンバー1へ導入される。このテストガスは、植
物の呼吸および/または光合成を経て、ガス採取口24
およびライン25を経て質量分析計2のサンプリング口
に到達し、分析終了後、外部空間へ放出される。また、
バッグ3からグロウスチャンバー1に入ったガスが直ち
に呼吸、光合成平衡状態に達するようにポンプ10によ
り放出されるガス量が調節されている。一定流量作用ガ
ス置換方式は、比較的多量のテストガスを消費するが、
一定ガス濃度条件下で光合成反応を持続させることが可
能である。
【0027】次に閉鎖回路方式について説明する。ガス
を外部空間の放出することなく、バッグ3からグロウス
チャンバー1へ、それから質量分析計2間でガスを循環
させる測定方法である。バルブ7は常に開き、バルブ8
はライン14および15方向に開いて(ライン16方向
は閉じて)、ポンプ6によりバッグ3からグロウスチャ
ンバー1間のガス循環がなされる。また、バルブ9はラ
イン17方向に開いて(ライン18方向は閉じて)、グ
ロウスチャンバー1から質量分析計2間のガス循環が行
われる。上記と同様にテストガスは、ライン16を経て
グロウスチャンバー1に導入され、植物の呼吸および/
または光合成を経て、ガス採取口24およびライン25
を経て質量分析計2のサンプリング口に到達し、分析終
了後、ポンプ10により再度グロウスチャンバー1内に
導入される。
を外部空間の放出することなく、バッグ3からグロウス
チャンバー1へ、それから質量分析計2間でガスを循環
させる測定方法である。バルブ7は常に開き、バルブ8
はライン14および15方向に開いて(ライン16方向
は閉じて)、ポンプ6によりバッグ3からグロウスチャ
ンバー1間のガス循環がなされる。また、バルブ9はラ
イン17方向に開いて(ライン18方向は閉じて)、グ
ロウスチャンバー1から質量分析計2間のガス循環が行
われる。上記と同様にテストガスは、ライン16を経て
グロウスチャンバー1に導入され、植物の呼吸および/
または光合成を経て、ガス採取口24およびライン25
を経て質量分析計2のサンプリング口に到達し、分析終
了後、ポンプ10により再度グロウスチャンバー1内に
導入される。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、植物生理の解明のため
与えられた環境条件下において、呼吸および光合成に係
わるガス交換を正確に分別し測定することのできる植物
の呼吸と光合成の分別同時応答測定方法およびその装置
が提供される。また、危険性のない安定した計測を達成
することができる、さらに、測定開始直後の呼吸、光合
成非平衡過程から適用可能である。さらにまた、テスト
ガスの消費が少ないという効果もある。
与えられた環境条件下において、呼吸および光合成に係
わるガス交換を正確に分別し測定することのできる植物
の呼吸と光合成の分別同時応答測定方法およびその装置
が提供される。また、危険性のない安定した計測を達成
することができる、さらに、測定開始直後の呼吸、光合
成非平衡過程から適用可能である。さらにまた、テスト
ガスの消費が少ないという効果もある。
【図1】本発明に係る植物の呼吸と光合成の分別同時応
答測定の一実施態様を示す構成図である。
答測定の一実施態様を示す構成図である。
【図2】従来の装置を示す構成図である。
1 グロウスチャンバー 2 質量分析計 3 バッグ 4 コンピューター 6,10 ポンプ 7,8,9,23 バルブ 11 ライト 12 13CO2同位体校正用CO2ゼロガスボンベ 13 13CO2同位体導入手段 14,15,16,17,18,21,22,25
ライン 19 ガス出口 20 ガス入口 24 ガス採取口
ライン 19 ガス出口 20 ガス入口 24 ガス採取口
Claims (4)
- 【請求項1】 植物が載置されたグロウスチャンバー内
の環境雰囲気を一定に保持し、続いて該グロウスチャン
バー内に、安定同位元素13Cまたは18Oを含むCO2お
よび/またはO2ガスを導入し、前記植物に呼吸および
/または光合成を行わせた後、前記グロウスチャンバー
内のガスを採取し、その採取したガス中の12CO2、13
CO2、16O2および/または18O2量を同時測定するこ
とを特徴とする植物の呼吸と光合成の分別同時応答測定
方法。 - 【請求項2】 植物が載置されるグロウスチャンバー
と、 前記グロウスチャンバーのガス出口および入口に接続さ
れ、且つ前記グロウスチャンバー内の環境雰囲気を一定
に調節することのできる変形可能なバッグと、 前記バッグおよびグロウスチャンバーのガス入口間に設
けられた同位元素導入手段と、 前記グロウスチャンバーと連通するとともに、植物から
放散される12CO2、1 3CO2、16O2および/または18
O2ガス量を測定することのできる検出器と、を備えた
植物の呼吸と光合成の分別同時応答測定装置。 - 【請求項3】 変形可能なバッグに、CO2および/ま
たはO2ガスの濃度を調節する手段が設けられている請
求項2に記載の植物の呼吸と光合成の分別同時応答測定
装置。 - 【請求項4】 検出器が質量分析計である請求項2に記
載の植物の呼吸と光合成の分別同時応答測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10126269A JPH11326314A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 植物の呼吸と光合成の分別同時応答測定方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10126269A JPH11326314A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 植物の呼吸と光合成の分別同時応答測定方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11326314A true JPH11326314A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=14931018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10126269A Pending JPH11326314A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 植物の呼吸と光合成の分別同時応答測定方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11326314A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007064699A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Yahata Bussan Kk | ガス定量測定装置 |
| CN100386626C (zh) * | 2003-07-29 | 2008-05-07 | 中国科学院沈阳应用生态研究所 | 一种测定树干呼吸的方法 |
| CN100442050C (zh) * | 2006-12-13 | 2008-12-10 | 中国科学院沈阳应用生态研究所 | 一种测定土壤-植物系统n2o排放的方法 |
| CN110726793A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-01-24 | 中国科学院植物研究所 | 一种用于研究光合作用气体交换的同位素质谱进样系统 |
| CN115307951A (zh) * | 2021-05-06 | 2022-11-08 | 中国科学院分子植物科学卓越创新中心 | 植物叶片原态快速冷冻取样装置及取样系统、取样方法 |
-
1998
- 1998-05-08 JP JP10126269A patent/JPH11326314A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN110726793A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-01-24 | 中国科学院植物研究所 | 一种用于研究光合作用气体交换的同位素质谱进样系统 |
| CN110726793B (zh) * | 2019-11-20 | 2020-12-08 | 中国科学院植物研究所 | 一种用于研究光合作用气体交换的同位素质谱进样系统 |
| CN115307951A (zh) * | 2021-05-06 | 2022-11-08 | 中国科学院分子植物科学卓越创新中心 | 植物叶片原态快速冷冻取样装置及取样系统、取样方法 |
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