JPH1134519A - 印刷用受容フィルム - Google Patents

印刷用受容フィルム

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JPH1134519A
JPH1134519A JP9193954A JP19395497A JPH1134519A JP H1134519 A JPH1134519 A JP H1134519A JP 9193954 A JP9193954 A JP 9193954A JP 19395497 A JP19395497 A JP 19395497A JP H1134519 A JPH1134519 A JP H1134519A
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Japan
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layer
ray
film
absorbing layer
printing
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JP9193954A
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English (en)
Inventor
Takashi Mimura
尚 三村
Yoshio Tanaka
善雄 田中
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、溶融型、昇華型などの感熱転写方
式、インクジェット方式、オフセット印刷などの印刷用
基材として用いられる、印刷用受容フィルムを提供する
ものである。 【解決手段】透明プラスチックフィルムの一方の面に印
刷用受容層を設けるとともに、他方の面に紫外線吸収層
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷用受容フィルム
に関し、更に詳しくは溶融型感熱転写、昇華型感熱転
写、インクジェット、電子写真、オフセット印刷などの
印刷方式により印刷される、例えばポスターなどの屋外
に用いられる印刷用受容フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷用受容フィルムとしては、従来から
各種プラスチックフィルムに各種インクやトナーなどを
受容する層が設けられたものが使用されており、その基
材フィルムとして、透明なフィルムや白色に着色された
ものが使用されている。また近年、ハードの開発により
大型サイズの各種印刷方式が上市され、大型のポスター
のような屋外で使用される印刷物が増えてきている。し
かし、このような屋外で使用される受容フィルムには、
その画像の鮮明度や色調を保全する意味で受容層の表面
に耐候性付与層が積層されたものが使用されたり、基材
のフィルム中に紫外線吸収剤を含有させたものが使用さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では以下のような問題がある。すなわち、画
像形成後の受容層表面に耐候性付与層などの塗布層を設
ける方法では、画像に滲みが生じたり、層間剥離などの
耐久性に劣るなどの欠点がある。また紫外線吸収剤を含
有させたフィルムを基材フィルムとして用いた場合に
は、紫外線吸収剤による着色などにより、受容層反対面
からの画像の色調が変化したり、基材フィルム表面の耐
候性が不十分なために表面が紫外線による劣化を起こ
し、画像が不鮮明になるなどの欠点がある。
【0004】本発明は、かかる欠点を改良し、受容層の
画像に全く影響せず、かつ屋外で使用しても画像の鮮明
性や色調が阻害されない印刷用受容フィルムを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、透明プ
ラスチックフィルムの一方の面に印刷用受容層が設けら
れているとともに、他方の面に紫外線吸収層が設けられ
ていることを特徴とする印刷用受容フィルムとすること
により、達成できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を説明する。
【0007】本発明の印刷用受容フィルムの基材フィル
ムとして用いる透明プラスチックフィルムとは、従来公
知の透明なフィルムであれば特に限定しないが、好まし
くはフィルムヘイズが10%以下、更に好ましくは7%
以下のものが望ましくそれ以上に更に透明であることに
ついてはより好ましい。プラスチックフィルムとしては
公知のポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポ
リアクリル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリフ
ェニルスルフィド、ポリ塩化ビニル、フッ素系などの無
延伸、一軸延伸、二軸延伸のフィルムを挙げることがで
きるが特にこれに限定されない。これらの中で好ましい
のは透明性、機械的強度、寸法安定性などからポリエス
テルを挙げることができる。ポリエステルの中でも特に
好ましいのは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レン−2、6−ナフタレートであり、これらの二軸配向
ポリエステルフィルムが最も好ましい。このポリエステ
ルには必要に応じて各種ジカルボン酸成分やジオール成
分を共重合したものでも良い。
【0008】本発明における透明プラスチックフィルム
にはハンドリング性やブロッキングを防止する目的で従
来公知の有機、無機の粒子を重合時、もしくは重合体と
粒子の混練などの方法によって得られた粒子含有樹脂を
用いてフィルム成形し、表面に中心線平均粗さが0.0
1〜0.3μm程度の粗さを付与するのが好ましい。ま
た透明性を重視する意味合いから内層部を実質的に無粒
子とし、外層部に粒子含有樹脂層を積層するなどの方法
を適用するのがより好ましい。
【0009】基材フィルムの厚みは特に限定されないが
本用途に用いる場合の好適な厚みは50〜250μmで
ある。もちろん上記フィルムの張り合わせ品、共押出や
押出ラミネートなどによる複合品、本発明の目的を阻害
しない範囲内での紙との張り合わせ品なども用いること
ができる。また本基材フィルム中には本発明の効果を阻
害しない範囲内で紫外線吸収剤などを添加しても良い。
【0010】ところで、本発明は上記透明プラスチック
フィルムの印刷用受容層を設けた面の反対面に紫外線吸
収層を設けることを特徴とするものであるが、ここで紫
外線吸収層としては公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂
に紫外線吸収剤を添加した層、活性線硬化型組成物に紫
外線吸収剤を添加し硬化させた層、活性線硬化型組成物
に活性線反応型紫外線吸収剤を添加し硬化させた層など
任意の方法によって形成することができる。公知の熱可
塑性樹脂としては、ポリエステル、ポリオレフィン、ポ
リアミド、ポリウレタン、アクリル系樹脂、ポリカーボ
ネート、塩化ビニル樹脂、ポリスチレンやこれらの各種
共重合体など、また公知の熱硬化性樹脂としてはエポキ
シ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹
脂、ウレア樹脂などを挙げることができる。活性線硬化
型組成物としては紫外線、電子線などの照射によって硬
化するものであれば特に限定しないが表面硬度、耐久性
などを考慮するとシリコーン系、アクリル系のものが好
ましく、中でも硬化膜の透明性、耐久性、基材フィルム
との接着性を考慮するとアクリル系のものが特に好まし
い。活性線硬化型アクリル組成物としては活性線反応成
分としてアクリル単量体やオリゴマーおよび反応性希釈
剤を含み、その他に必要に応じて光開始剤、光増感剤、
改質剤などを含有させることができる。アクリル系単量
体としては、1分子中に少なくとも1個以上のエチレン
性不飽和基を有するものであって例えば1分子中に1個
のエチレン性不飽和基を有するものとしては、アルキル
アクリレート、アルキルメタクリレート(アルキル基と
してはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロ
ピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、
2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリル基、シ
クロヘキシル基、など)および架橋性官能基を有するモ
ノマー、例えばカルボキシル基、メチロール基、酸無水
物基、スルホン酸基、アミド基、メチロール化されたア
ミド基やアミノ基(置換アミノ基を含む)、アルキロー
ル化されたアミノ基やアミド基、水酸基、グリシジル基
などを例示することができる。上記官能基を有するモノ
マーを例示するとアクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、ビニルスルホ
ン酸、スチレンスルホン酸、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、N−メチルメタクリルアミド、メチロール化
(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノエチルビニル
エーテル、2−アミノエチルビニルエーテル、3−アミ
ノプロピルビニルエーテル、2−アミノブチルビニルエ
ーテル、ジメチルアミノエチルメタクリレートおよび上
記アミノ基をメチロール化したもの、β−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、β−ヒドロキシビニルエーテ
ル、5−ヒドロキシペンチルビニルエーテル、6−ヒド
ロキシペンチルビニルエーテル、6−ヒドロキシヘキシ
ルビニルエーテル、メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、nーおよびiープロピル(メ
タ)アクリレート、n−およびsecーまたはtーブチ
ル(メタ)アクリレート、2ーエチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステア
リル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)ア
クリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、グリシジル(メ
タ)アクリレート、テトラヒドロフリフリル(メタ)ア
クリレート、N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルア
ミド、N−ビニル−3−メチルピロリドン、N−ビニル
−5−メチルピロリドンなどを挙げることができる。
【0011】1分子中に2個のエチレン性不飽和基を有
するものとしては下記(a)〜(f)の組成物を例示す
ることができる。
【0012】(a)炭素数2〜12のアルキレングリコ
ールの(メタ)アクリル酸ジエステル類、(b)ポリオ
キシアルキレングリコールの(メタ)アクリル酸ジエス
テル類、(c)多価アルコールの(メタ)アクリル酸ジ
エステル類、(d)ビスフェノールAあるいはビスフェ
ノールAの水素化物のエチレンオキシドおよびプロピレ
ンオキシド付加物の(メタ)アクリル酸ジエステル類、
(e)ジイソシアネート化合物と2個以上のアルコール
性水酸基含有化合物を予め反応させて得られる末端イソ
シアネート化合物に更にアルコール性水酸基含有(メ
タ)アクリレートを反応させて得られる分子内に2個以
上のアクリロイルオキシ基を有するウレタン(メタ)ア
クリレート類など、(f)分子内に2個以上のエポキシ
基を有する化合物にアクリル酸またはメタクリル酸を反
応させて得られる分子内に2個以上の(メタ)アクリロ
イルオキシ基を有するエポキシ(メタ)アクリレートな
ど。
【0013】本発明では特に基材透明プラスチックフィ
ルム上に設ける紫外線吸収層は、実際の使用時、例えば
屋外で使用される場合には該層は外側すなわち外部の環
境に直接晒されるように設置されるため、その表面は紫
外線による劣化以外に外部からの作用による傷の発生が
画像の美観を損ねる要因となる。従ってこれを防止する
ために紫外線吸収層は表面硬度の高い層とするのが好ま
しく鉛筆硬度でH以上好ましくは2H以上とするのが望
ましい。このような表面硬度とするためには上記活性線
硬化型組成物中に1分子中に3個以上の(メタ)アクリ
ロイルオキシ基を有する単量体の少なくとも1種を併用
するのが好ましい。1分子中に3個以上の(メタ)アク
リロイルオキシ基を有する組成物としては、例えば1分
子中に3個以上のアルコール性水酸基を有する多価アル
コールの該水酸基が3個以上(メタ)アクリル酸のエス
テル化物になっている化合物を用いることができ、例え
ばペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、などを挙げる
ことができる。上記の組成物は1種または2種以上を混
合して用いることができる。上記組成物の内、一分子中
に3個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基を有するも
のを上記単量体総量の内、20〜90重量%、好ましく
は30〜80重量%用いることで、硬化後の紫外線吸収
層の表面硬度をより高くすることができるので好まし
い。
【0014】表面硬度は高い程、表面に傷がつきにくく
好ましいが必要以上に硬くすると該層の曲げなどの応力
に対する耐久性が不足する、すなわち層にクラックが発
生して見栄えが悪くなったり、クラック部からの紫外線
の侵入により、基材の劣化がおこる可能性があるため表
面硬度は鉛筆硬度でH以上4H以下好ましくは2H以上
3H以下であるのが望ましい。
【0015】本発明における好ましい形態である活性線
硬化型組成物を硬化させる方法は紫外線、電子線なそ任
意の活性線を使用することができるが、例えば紫外線で
硬化させる場合には活性線硬化型組成物中に光重合開始
剤を併用するのが好ましい。
【0016】光重合開始剤としては、例えばアセトフェ
ノン、2、2−ジエトキシアセトフェノン、p−ジメチ
ルアセトフェノン、p−ジメチルアミノプロピオフェノ
ン、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノンやパー
オキサイド化合物などに代表される公知のものを用いる
ことができる。これらの光重合開始剤は単独もしくは2
種以上を組み合わせて使用してもよい。光重合開始剤の
添加は活性線硬化型組成物100重量部に対し0.01
〜10重量部の範囲で使用するのが好ましい。電子線や
ガンマ線などを使用する場合には必ずしも使用する必要
はない。
【0017】また活性線硬化型組成物中には貯蔵安定性
やポットライフの点でハイドロキノン、ハイドロキノン
モノメチルエーテル、2、5−t−ブチルハイドロキノ
ンなどの熱重合防止剤を加えておくことが好ましい。添
加量は活性線硬化型組成物100重量部に対し0.00
5〜0.05重量部が好ましい。上記組成物は必要に応
じて有機溶剤で希釈して作業性を向上するなどの方法を
採るのが好ましい。
【0018】本発明では上記組成物中に紫外線吸収剤を
含有させ、紫外線吸収層とするがここで用いられる紫外
線吸収剤は特に限定されるものではなく、公知のものを
用いることができる。具体的に用いられる紫外線吸収剤
としては、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、
トリアジン系、シアノアクリレート系、サリチル酸エス
テル系、ベンゾエート系、蓚酸アニリド系および無機系
の紫外線遮蔽剤なども用いることができる。これらの
内、本発明において好ましいのはベンゾトリアゾール系
のものであり、これを前述の熱可塑性、熱硬化性、活性
線硬化型などの組成物中に分散させて用いることができ
る。特に樹脂中に分散させる場合には、紫外線吸収剤の
飛散などによる損失がなく基材フィルムとの接着性を阻
害しない点で紫外線吸収剤共重合組成物を用いるのが好
ましい。このような組成物として好ましいものの一例と
してベンゾトリアゾール系モノマー共重合アクリル樹脂
を挙げることができる。ベンゾトリアゾール系モノマー
共重合アクリル樹脂とは、ベンゾトリアゾール系反応性
モノマーとアクリル系モノマーおよび/又はオリゴマー
との共重合によって得られるものであり、得られる重合
体は有機溶媒あるいは水に分散したもののいずれであっ
ても良い。ベンゾトリアゾール系モノマーとしては骨格
にベンゾトリアゾールを有し、かつ不飽和基を有するモ
ノマーであれば特に限定しないが、特に好ましいモノマ
ーとして2−(2−ヒドロキシ−5−メタクリロキシエ
チルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールが挙げられ
る。このモノマーと共重合するアクリルモノマーおよび
/またはオリゴマーは特に限定するものではなく公知の
ものを使用することができ、本発明の中で記載した活性
線硬化型各種組成物を用いることができる。本発明にお
いて最も好ましい形態は前記多官能アクリレートを含有
する活性線硬化型組成物と紫外線吸収剤との組合せによ
る構成であり、ここで用いる紫外線吸収剤を上記ベンゾ
トリアゾール系モノマーとし、この混合組成物に活性線
を照射して硬化せしめた積層膜(紫外線吸収層)が耐候
性、耐傷性、透明性に優れるので最も好ましい。ベンゾ
トリアゾール系モノマー共重合アクリル樹脂中のベンゾ
トリアゾール系モノマーの共重合比率は耐候性付与の点
で10〜80重量%、好ましくは25〜70重量%であ
るのが耐候性と基材フィルムへの密着性、透明性の点で
望ましい。本重合体は公知のラジカル重合などによって
得ることができ、その分子量は通常5000以上、好ま
しくは1万以上であるのが積層膜の耐久性の点で好まし
い。また活性線硬化型組成物とベンゾトリアゾール系モ
ノマーを混合して塗布し、活性線を照射して硬化させる
場合にはベンゾトリアゾール系モノマーの混合比率が1
0〜80重量%、好ましくは25〜70重量%とするの
が望ましい。上記組成物によって形成される紫外線吸収
層はその主成分が基材フィルムより屈折率が小さい組成
物で構成されるのが透明性の点で好ましく、基材に2軸
配向ポリエステルフィルムを用いた場合には紫外線吸収
層の屈折率が1.62以下、好ましくは1.55以下更
に好ましくは1.50以下であるのが望ましい。これら
の点を考慮すると紫外線吸収層はアクリル系組成物をそ
の主成分として構成するのが好ましい。上記組成物によ
って形成される紫外線吸収層の厚みはその紫外線吸収機
能によって任意に設定できるが、通常0.5〜15μ
m、好ましくは1〜10μmであるのが望ましい。
【0019】本発明においては上記紫外線吸収層と基材
の透明プラスチックフィルムとの密着性を向上させる目
的で基材に各種の処理を施すことができる。具体的には
各種放電処理、酸化処理、粗面化処理、アンカ処理など
を挙げることができる。アンカ処理に使用される組成物
としては、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
アミド樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ウレア樹
脂、エポキシ樹脂、珪素系組成物、塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル樹脂およびこれらの共重合体、グラクト重合
体、あるいはこれらの2種以上の混合物など任意に用い
ることができる。本発明の紫外線吸収層中には、本発明
の効果を阻害しない範囲内で各種の添加物を使用でき
る。例えば有機、無機の微粒子、酸化防止剤、光安定
剤、レベリング剤、帯電防止剤などを挙げることができ
る。特に帯電防止剤の添加は紫外線吸収層に塵埃などの
付着による不透明感を防止できるので好ましい。
【0020】本発明の紫外線吸収層は公知の方法によっ
て基材フィルム上に積層される。具体例としてはグラビ
アコート法、リバースコート法、バーコート法、スピン
コート法、刷毛塗り法、ナイフコート法などを挙げるこ
とができる。活性線を使用して硬化させる場合には、紫
外線、電子線、放射線などを用いることができるが紫外
線が簡便な方法である。紫外線源としては紫外線蛍光
灯、低圧水銀線、高圧水銀線、超高圧水銀灯、キセノン
灯、炭素アークなどを用いることができる。紫外線を用
いる場合には硬化を効率的に進めるために照射ゾーンを
窒素雰囲気とするのが望ましく酸素濃度1%以下にする
とより効果が大きい。
【0021】本発明においては基材透明プラスチックフ
ィルムの上記紫外線吸収層を設けた面とは反対面に印刷
用受容層が設けられる。この印刷用受容層とは、溶融型
感熱転写、昇華型感熱転写、インクジェット、電子写
真、オフセット印刷などの印刷を行う時にインクやトナ
ーの受容性を高めるものであって、従来より公知の組成
物によって構成されたものを用いることができる。例え
ば溶融型感熱転写の場合には、低結晶性ポリエステル、
ポリウレタン、ワックス、ポリオレフィンなどを構成成
分とするもの、昇華型感熱転写の場合にはドナーシート
中のインク層に含まれる昇華性染料によって染着される
ものであって、低結晶性ポリエステル、ポリウレタン、
ポリアミドなどが好適に用いられる。本方式の場合には
昇華する染料のみを受容する必要があり、染料を分散し
ているインク層そのものが受容層側に移行すると過転写
現象が生じて画像の階調性が著しく損なわれるため、シ
リコーンなどの離型剤を併用するのが好ましい。またイ
ンクジェット方式の受容層としては印刷機より放出され
るインクを効率良く吸収する層であって、高い吸収性を
もった親水性樹脂が好適に使用される。電子写真方式の
場合には表面にトナーの定着性を高める意味で表面比抵
抗が109〜1013Ω/□の範囲とするような受容層
を設けるのが好ましい。オフセット印刷の場合には、印
刷後のセット時間が短い方がよく、すなわち印刷後に重
ね合わせてもインクの移行などにより画像が不鮮明にな
らないような受容層を設ける必要があり、多孔質層や粗
面化層が好適に用いられる。印刷層は基材フィルムの紫
外線吸収層を設けた面とは反対側の面に設けられ、実際
の印刷は紫外線吸収層から観察した時に正常な画像が見
られるように行われる。すなわち紫外線吸収層が外側に
なるように設置されることにより、本発明の効果が発現
することから上記の印刷が必要である。
【0022】
【特性の測定、評価】本発明の特性および効果は以下の
方法により測定した。
【0023】(1)受容層の形成 A.溶融型感熱転写用 二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み1
00μm、ヘイズ1.0%)の片面にコロナ放電処理を
施し、その処理面にエチレン−アクリル酸共重合ワック
スの水分散体を乾燥後の厚みが0.3μmになるように
塗布し、125℃で2分間乾燥して受容層を形成した。
【0024】B.昇華型感熱転写用 上記 Aと同様のフィルムを用い、ポリエステル共重合
体組成物(テレフタル酸/イソフタル酸/アジピン酸/
エチレングリコール/ネオペンチルグリコール(48/
36/16/55/45モル%)に分子量4000のポ
リエチレングリコールを0.3重量%共重合したもの)
100重量部にアミノ変性シリコーン2重量部を配合
し、トルエン/酢酸エチル/メチルエチルケトン(4/
4/2重量比)の混合溶媒に溶解して、乾燥後の塗布厚
みが3μmになるように塗布し、125℃で2分間乾燥
して受容層を形成した。
【0025】C.インクジェット用 上記Aと同様のフィルムを用い、ポリビニルアルコール
100重量部に対し、コロイダルシリカ(平均粒子径
0.08μm)を35重量部添加した水分散体を乾燥後
の塗布厚みが15μmになるように塗布し、125℃で
3分間乾燥して受容層を形成した。
【0026】(2)印刷 A.溶融型感熱転写、昇華型感熱転写 カラープリンター「professional color point 2」
(セイコー電子工業(株)製)を用い、溶融型感熱転写
モード、昇華型感熱転写モードでそれぞれに応じたリボ
ンを使用して印刷した。
【0027】B.インクジェット 「カラーバブルジェットプリンターBJC−610J
W」(キャノン(株)製)を用いて印刷した。
【0028】(3)耐候促進劣化テスト 紫外線劣化促進試験機アイスーパーUVテスターSUV
−W131(岩崎電気(株)製)を用いて、下記の条件
で10サイクルの照射サイクルテストを行い画像の色目
変化を目視で観察した。
【0029】ライト8時間(照度100mW/cm2、
温湿度60℃50%RH)、デュー8時間(温湿度35
℃100%RH(結露))、レスト8時間(温湿度35
℃70%RH)の合計24時間を1サイクルとする。な
お照射サンプルは印刷面の反対面が照射面となるように
セットした。
【0030】(4)鉛筆硬度 JIS K5400に準じて、各種硬度の鉛筆で表面を
ひっかき傷が発生しない最大硬度の鉛筆で示した。
【0031】(5)耐傷性 #0000スチールウールで印刷面とは反対側の面を加
重200gで10回こすった後の画像の鮮明度を目視で
観察した。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について示すが、もち
ろんこれに限定されるものではない。 実施例1 二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ
(株)製”ルミラー”タイプT60、厚み100μm)
の両面にコロナ放電処理を施し、一方の面に下記の組成
物を乾燥後の塗布厚みが5μmになるように塗布し、1
10℃で2分間乾燥し紫外線吸収層を設けた。
【0033】2−(2′−ヒドロキシ−5′−メタクリ
ロキシエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール/
メチルメタクリレート/ブチルアクリレート/アクリル
酸(30/60/6/4重量%)共重合ポリマーをトル
エン/メチルエチルケトン(1/1)の混合溶媒に溶解
した30重量%溶液。
【0034】他方の面に上記の各種印刷方式に応じた受
容層を設け、印刷用受容フィルムとした。このフィルム
は耐候劣化促進テスト後においても初期の良好な画像を
観察した。
【0035】比較例1 上記の実施例1の 紫外線吸収層を設けない以外は同様
にして印刷用受容フィルムを作成した。このフィルムは
耐候劣化促進テスト後において画像に黄ばみが見られ、
かつ画像の退色が見られた。 実施例2 実施例1の基材フィルムを用い、一方の面に下記組成物
を硬化後の厚みが5μmになるように塗布し、80℃の
熱風で乾燥後、コンベア式メタハライドランプ(アイグ
ラフィック社製)を用いて紫外線光量300mJ/cm
2を照射して硬化させた。
【0036】 2−(2′−ヒドロキシ−5′−メタクリロキシエチルフェニル)−2H−ベ ン ゾトリアゾール 25重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 60重量部 アロニックスM−7100(共栄社化学(株)製) 11重量部 2−ヒドロキシプロピルアクリレート 4重量部 イルガキュア183(チバガイギー(株)製) 4重量部 上記組成物をトルエン/メチルエチルケトン(1/1)
の混合溶媒に35重量%となるように溶解した。
【0037】このフィルムの反対面に上記の各種印刷方
式に応じた受容層を設け、印刷用受容フィルムとした。
このフィルムは耐候劣化促進テスト後においても初期の
きわめて鮮明な画像を維持していた。また紫外線吸収層
側の鉛筆硬度は2Hであり、耐傷テストにおいても全く
傷がつかず初期の鮮明な画像が観察された。
【0038】
【発明の効果】本発明の印刷用受容フィルムは、透明プ
ラスチックフィルムの一方の面に印刷用受容層が設けら
れているとともに、他方の面に紫外線吸収層が設けられ
ているので、屋外用ポスターなどに使用された場合、画
像の色調変化がきわめて少なく、長期間鮮明な画像が得
られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C08J 7/04 CFD B41J 3/04 101Y B41M 5/26 101H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明プラスチックフィルムの一方の面に印
    刷用受容層が設けられているとともに、他方の面に紫外
    線吸収層が設けられていることを特徴とする印刷用受容
    フィルム。
  2. 【請求項2】紫外線吸収層上から測定した鉛筆硬度がH
    以上であることを特徴とする請求項1の印刷用受容フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】紫外線吸収層の屈折率が透明プラスチック
    フィルムより小さいことを特徴とする請求項1または2
    に記載の印刷用受容フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004065120A1 (ja) * 2003-01-21 2004-08-05 Teijin Dupont Films Japan Limited 積層フィルム
JP2007083518A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Ipposha Oil Ind Co Ltd 遮光シュリンクタックシートおよびこれを用いたラベル

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