JPH11347390A - 撹拌方法及び撹拌機 - Google Patents

撹拌方法及び撹拌機

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JPH11347390A
JPH11347390A JP11047658A JP4765899A JPH11347390A JP H11347390 A JPH11347390 A JP H11347390A JP 11047658 A JP11047658 A JP 11047658A JP 4765899 A JP4765899 A JP 4765899A JP H11347390 A JPH11347390 A JP H11347390A
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rotor
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rotation
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Tokuji Kajiwara
徳二 梶原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の撹拌機においては、鍋の中心に焦げ付
き防止用回転羽根を設けたことと、ダマ解消用ワイヤー
ビーターは、鍋内の特定の領域しか移動しなかった。即
ち、ワイヤービーターの中心の軌跡は、鍋と同芯の円上
しか移動しない為、鍋の中心や側面に撹拌されない領域
が残った。従って、撹拌の機能が不十分であった。 【解決手段】 本発明による撹拌方法及び撹拌機は、円
形の容器(39)内に垂直に配設された回転子(37)による撹
拌方法であり、回転子(37)の軸(37a)の中心、または、
回転子(37)に至る途中の軸の中心が、サイクロイド曲
線、または、トロコイド曲線上を公転移動しながら、且
つ、回転子(37)が歯車によるか又は駆動源によって直接
可変回転により自転する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品などの加工に
用いる撹拌方法および撹拌機に関するもので、更に詳細
に述べると、カスタードクリームの撹拌や、玉子の白身
の泡立て及び野菜の焼成や炒り玉子やそぼろ等を目的と
したものである。
【0002】
【従来の技術】従来の撹拌方法および撹拌機としては、
特開平7−115908号公報に示されるように、ガス
釜にセットされた鍋と、その鍋の内部に臨まされたミキ
サーとから成り、前記ガス釜を熱しやすく冷めやすい非
蓄熱性の断熱材から作成する一方、前記ミキサーは、鍋
の中心に位置する焦げ付き防止用回転羽根と、その回転
に連れて羽根の周囲を公転し乍ら自転するダマ解消用ワ
イヤービーターとの2種から構成され、前記鍋に収容さ
せたカスタードクリームの原料を、ガスの直火により煮
炊きし乍ら、前記回転羽根とワイヤービーターによって
撹拌するように設定したことを特徴としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の撹拌方法および撹拌機には、下記に示すよう
な課題があった。第1に、使用目的がカスタードクリー
ムに限定されていた。従って、玉子の白身の泡立て・・
・等は考慮されていなかった。
【0004】第2に、ダマ解消用ワイヤービーターは、
鍋内の特定の領域しか移動しなかった。即ち、ワイヤー
ビーターの中心の軌跡は、鍋と同芯の円上しか移動しな
い為、鍋の中心や側面に撹拌されない領域が残った。従
って、撹拌の機能が不十分であった。第3に、鍋の内側
側面の撹拌、および、焦げ付きには考慮が払われていな
かった。
【0005】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたもので、特に、カスタードクリームや、玉
子の白身の泡立て及び野菜の焼成等を行うことができる
撹拌方法及び撹拌機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による撹拌方法
は、円形の容器と前記容器内に垂直に配設された回転子
による撹拌方法において、少なくとも前記回転子の軸ま
たは、前記回転子に至る途中の軸の中心が、サイクロイ
ド曲線、または、トロコイド曲線上を公転移動しつつ、
且つ、前記回転子が自転する方法であり、また、前記回
転子は、第1駆動源によって公転と自転する方法であ
り、また、前記回転子は、前記第1駆動源とは異なる第
2駆動源によって自転する方法であり、さらに、本発明
による撹拌機は、前記容器内側の底部上の被撹拌物を掻
き取る機能を有する方法である。また、本発明による撹
拌機は、円形の容器と前記容器内に垂直に配設された回
転子から構成される撹拌機において、第1駆動源の回転
を、前記容器の中心でアームより垂直に懸下している第
1太陽軸とそれに一体の第1公転ボックスに伝達するよ
うに配設し、前記第1公転ボックスの回転を、前記第1
公転ボックスの内部に収納されかつ前記アームに固定さ
れ、内側に前記第1太陽軸が貫通している第1太陽歯車
に外接し、前記第1公転ボックスの内部に収納されてい
る第1遊星歯車に伝達することで前記第1遊星歯車が前
記第1太陽歯車に沿って公転しながら自転するように配
設し、前記第1遊星歯車の回転を、中心が前記第1遊星
歯車の定まった半径上またはその延長上の定まった点に
位置した前記回転子の軸が公転移動するように伝達する
構成であり、また、前記第1遊星歯車と一体の第1遊星
軸と第2公転ボックスの回転を、前記第1公転ボックス
から1段下がった所に位置する第2公転ボックス内部に
収納され、前記第1公転ボックスに固定され、内側に前
記第1遊星軸が貫通している第2太陽歯車に外接し、前
記第2公転ボックスの内部に収納されている第2遊星歯
車に伝達することで前記第2遊星歯車が前記第2太陽歯
車に沿って公転しながら自転するように配設し、前記第
2遊星歯車の回転を、前記第2公転ボックスに収納され
たピニオンに接続している前記回転子の前記軸に伝達す
るように配設した構成であり、また、前記第2太陽歯車
に外接した第2遊星歯車と、前記第2遊星歯車に接続さ
れた第2遊星軸を介して前記第2遊星歯車と一体となっ
た反転増速歯車の配設によって、前記第1公転ボックス
と前記第2公転ボックスの回転方向と、前記回転子の前
記軸の回転方向が逆であり、前記反転増速歯車に前記軸
のピニオンを噛合させることにより前記第2公転ボック
スの回転速度に較べ、前記回転子の前記軸の回転速度が
増速している構成であり、また、前記回転子の軸の自転
のために前記第2公転ボックスに設けられた第2駆動源
を有し、前記第2駆動源へ電源を供給するための電源線
は、前記第1太陽軸上に設けられた第1スリップリング
及び前記第1遊星軸上に設けられた第2スリップリング
を介して設けられている構成であり、また、前記回転子
の前記軸は、前記第1遊星歯車と第1遊星軸に対して一
体に形成され、前記遊星歯車により前記第1公転ボック
スから下方に位置する第2公転ボックスに配設した構成
であり、また、前記回転子の前記軸を、前記第1遊星歯
車のカミアイピッチ円の外側に配設した構成であり、さ
らに、前記第1遊星軸の回転に合わせて前記容器内側の
底部を移動する底部掻取羽根を回転させる構成である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による撹
拌方法および撹拌機の好適な実施の形態について説明す
る。図1は、本発明の電動機等の第1駆動源から容器内
部に配設した回転子に至る伝導装置の撹拌機を示す断面
付正面図であり、図2は、本発明の電動機から容器内部
に配設したホイッパーに至る伝導装置の図1の要部を示
す断面付側面図であり、図3は、本発明の容器内での回
転子の軸の中心の軌跡を示した説明図であり、図4は、
本発明の第1公転ボックスの歯車の関係を示した平面図
であり、図5は、本発明の第2公転ボックスの歯車の関
係を示した平面図である。
【0008】これらの図から明らかなように、図1にお
いて、符号39は容器であり、円形で底が比較的平にな
っている。この容器39の内部では、ホイッパーやビー
ターやくし歯等の回転子37が公転しながら自転してい
る。以下に、電動機等の第1駆動源31の回転が、いか
にしてホイッパーやビーターやくし歯等の回転子37に
伝達され、容器39内の全領域を移動していくかを、そ
の間の構成を中心に述べる。なお、ホイッパーは、玉子
の白身を泡立てる器具であり、ビーターは、玉子や砂糖
や小麦粉・・・等を撹拌する器具であり、くし歯は野菜
の焼成等に使用する器具である。従って、容器39は、
加熱する場合と加熱しない場合の両方が考えられる。
【0009】先ず、第1駆動源31の回転は、この第1
駆動源31の軸に同芯で固定された第1スプロケット1
1と第1太陽軸13の上部に同芯で固定された第2スプ
ロケット12とその間に配設されたチェイン32によっ
て、第1太陽軸13に伝達されるようになっている。こ
の場合、上部に第2スプロケット12が固定された第1
太陽軸13は、容器39の中心にアーム40から懸下さ
れた状態で配設されてある。但し、チェイン32とスプ
ロケット11,12は、ベルトとプーリーや、その他の
ものを使用してもかまわない。
【0010】一方、第1太陽軸13の回転は、第1太陽
軸13と一体となっている第1公転ボックス33に伝達
される。同時に、側面掻取羽根34と温度センサー38
も第1公転ボックス33と一体になって回転する。この
場合、側面掻取羽根34は、容器39の内部の側面に付
着した被撹拌物である材料を掻き取ったり、粘性物の混
合を高めることが出来るようになっている。更に、内部
の側面に焦げ付いた材料を掻き取ることにも有効であ
る。また、温度センサー38は、加熱釜39内部の材料
の温度が測定出来るようになっている。但し、温度セン
サー38と側面掻取羽根34の設置は絶対的なものでは
ない。
【0011】この第1公転ボックス33の内部には、ア
ーム40に固定され内側に第1太陽軸13が貫通してい
る第1太陽歯車14と、第1太陽歯車14に外接してい
る第1遊星歯車15が収納されている。なお、第1公転
ボックス33内部に収納された歯車14,15の関係
は、図4に見られる通りである。
【0012】従って、第1太陽軸13と共に第1公転ボ
ックス33が回転することにより、第1遊星歯車15は
第1公転ボックス33と共に、第1遊星歯車15に外接
しアーム40に固定された第1太陽歯車14に沿って公
転しながら自転する。
【0013】ここで、第1遊星歯車15の回転は、第1
遊星歯車15と一体の第1遊星軸16と第2公転ボック
ス35に伝達される。この第2公転ボックス35の内部
には、第1公転ボックス33に固定され内側に第1遊星
軸16が貫通している第2太陽歯車17と、この第2太
陽歯車17に外接している第2遊星歯車18・・・等が
収納されている。なお、第2公転ボックス35内部に収
納された歯車17,18・・・等の関係は、図5に見ら
れる通りである。
【0014】その為に、第1遊星軸16と共に第2公転
ボックス35が回転することにより第2遊星歯車18
は、第2遊星歯車18に外接し第1公転ボックス33に
固定された第2太陽歯車17に沿って公転しながら自転
する。
【0015】さらに、第2遊星歯車18に伝達された回
転は、第2遊星歯車18と第2遊星軸19と反転増速歯
車20の三者が同芯で一体に固定されていることから、
反転増速歯車20に伝達される。尚、この部分に歯車1
8,20を配設するのは、以後の回転子37の回転を、
第2公転ボックス35の回転の向きを逆転させること
と、第2遊星歯車18の外径に対し反転増速歯車20の
外径を大きく設定することによって、第2公転ボックス
35の回転速度より増速させることを目的としている。
【0016】最後に、反転増速歯車20に伝達された回
転は、反転増速歯車20に外接しているピニオン21に
伝達される。なお、ピニオン21は、上端の歯車の部分
に対し、下端にはキー溝が加工され、キー溝の部分でホ
イッパーやビーターやくし歯・・・等の回転子37を接
続し、反転増速歯車20からの回転を伝達している。
【0017】これらのことを別の角度から見ると、第1
遊星歯車15と同芯で一体の第1遊星軸16が、第2公
転ボックス35とも一体になって回転している。そし
て、第1遊星歯車15や第2遊星軸16と同芯の第2太
陽歯車17は、第1公転ボックス33に固定され第2公
転ボックス35に収納されている。
【0018】なお、第2公転ボックス35には、第2太
陽歯車17の他に、第2太陽歯車17に外接している第
2遊星歯車18と第2遊星軸19と反転増速歯車20が
同芯で一体となっており、反転増速歯車20に外接して
いるピニオン21と合わせて3つの集合体が収納されて
おり、この3つの集合体は、第2公転ボックス35の定
められた位置に配設されている。
【0019】ここで、第2公転ボックス35が回転する
ことによって、第2遊星軸19と反転増速歯車20と一
体になった第2遊星歯車18が、第2公転ボックス35
とピニオン21と共に第2太陽歯車17に沿って公転し
ながら自転し、第2遊星歯車18の回転が第2遊星軸1
9に伝達して反転増速歯車20に伝えられ、最終的に
は、ピニオン21を経由して回転子37に伝えられる。
【0020】従って、図5で見た場合に、第1遊星軸1
6の中心と、ピニオン21の中心と一致している回転子
37の軸の中心は、第2遊星歯車18が第2太陽歯車1
7の周囲を公転していても、常に一定の長さを保ってい
る。
【0021】従って、図4や図5の平面図で見た場合、
第1太陽歯車14に外接し、公転しながら自転している
第1遊星歯車15の回転を、中心が第1遊星歯車15の
定まった半径上またはその延長上の定まった点に位置し
た回転子37の軸37aに伝達可能なことから、回転子
37の軸37aの中心は、図3に見られるように、エピ
・トロコイド曲線を描いて公転し、且つ、自転すること
が可能となる。
【0022】この場合、Xは回転子の軸の中心の軌跡を
示しており、その上を回転子37が公転しながら自転す
ることによって、容器39の全領域を撹拌することが可
能となっている。なお、図3においては、回転子37と
容器39の間に多少の隙間が見られるが、側面掻取羽根
34の移動部分でもあり、回転子の軸の中心の軌跡Xや
回転子37の外径を変更することで、最小にすることも
可能である。
【0023】なお、定まった半径上またはその延長上の
定まった点の意味をもう少し詳細に述べると、図4で見
られるように、第1遊星軸の中心Oと第1遊星軸の円周
上の一点Rによって定まった半径ORの延長上にある点
Pに回転子37が位置していると考えると良い。また、
当然PはOR上にあってもかまわない。
【0024】この場合、単純には、第1太陽歯車14に
沿って第1遊星歯車15が滑らないようにころがって公
転する場合の点Pの軌跡が、図3の回転子37の軸の中
心の軌跡Xに見られるエピ・トロコイド曲線となる。な
お、本願発明では、回転子37の軸37aは自転するよ
うになっているが、第1遊星歯車15から回転子37の
軸37aに回転が伝達される過程で、増速されたり、減
速される場合もある。
【0025】また、回転子37の軸37aの中心がカミ
アイピッチ円の上を移動するように設定すると、即ち、
図4で回転子37の軸の中心Pが第1遊星軸16の円周
上の一点R上に来ると、エピ・サイクロイド曲線を描い
て移動することになる。なお、本発明においては、回転
子37の軸37aの中心が、エピ・サイクロイド曲線・
・・等の軌跡を描いて移動する例を示したが、その途中
に、更に、太陽歯車と遊星歯車を配設することも考えら
れる。即ち、エピ・サイクロイド曲線・・・等の軌跡を
描く軸に配設した歯車に、更に、何段階か公転するよう
に歯車を外接や内接させ、その先端に回転子37を配設
することも考えられる。
【0026】同時に、底部掻取羽根36も第2公転ボッ
クス35と一体となって回転する。この場合、底部掻取
羽根36は、容器39の底面に付着した材料を掻き取っ
たり、粘性物の混合を高めることが出来るようになって
いる。更に、底面に焦げ付いた被撹拌物である材料を掻
き取ることにも有効である。
【0027】なお、本発明においては、第1太陽歯車1
4と第1遊星歯車15が外接することで回転子37の軸
37aの中心が、エピ・トロコイド曲線を描いて移動す
ることを示したが、内接することで、ハイボ・トロコイ
ド曲線を描いて移動したり、ハイボ・サイクロイド曲線
を描いて移動したりすることも可能である。
【0028】また、本発明においては、第2太陽歯車1
7と第2遊星歯車18が外接する構成を示しているが、
内接する構成にしてもかまわない。
【0029】本発明による撹拌方法および撹拌機は、前
述したように構成されており、以下に、その動作につい
て説明する。
【0030】先ず、電動機等の第1駆動源31が作動す
ると、第1スプロケット11とチェイン32と第2スプ
ロケット12によって第1駆動源31の回転が第1太陽
軸13に伝えられる。そこで、第1太陽軸13の回転
は、第1太陽軸13と一体になっている第1公転ボック
ス33に伝えられる。第1公転ボックス33が回転する
と、第1公転ボックス33の内部に収納された第1遊星
歯車15は、アーム40に固定された第1太陽歯車14
に沿って公転しながら自転する。
【0031】次に、第1遊星歯車15の自転による回転
は、第1遊星歯車15と一体となっている第1遊星軸1
6を経由して第2公転ボックス35に伝達される。更
に、第2公転ボックス35に伝達された回転は、第2公
転ボックス35の内部に収納された第2遊星歯車18
が、第1公転ボックス33に固定された第2太陽歯車1
7に沿って公転しながら自転することによって伝達され
る。最後に、第1遊星歯車15の回転は、第2遊星軸1
9と反転増速歯車20とピニオン21を経由して回転子
37を回転させる。この場合、回転子37は、エピ・ト
ロコイド曲線を公転しながら自転する。
【0032】ここで、第2太陽歯車17に外接した第2
遊星歯車18と、第2遊星軸19によって第2遊星歯車
18と一体となった反転増速歯車20の配設によって、
第1公転ボックス33と第2公転ボックス35の回転方
向と、回転子37の軸37aの回転方向が逆になり、第
2公転ボックス35の回転速度に較べ、回転子37の軸
37aの回転速度を増速させている。
【0033】なお、第1太陽軸13の回転に合わせて容
器39内側の側壁面を移動する側面掻取羽根34を回転
させ、第1遊星軸16の回転に合わせて容器39内側の
底部を移動する底部掻取羽根36を回転させている。こ
のことによって、容器39に付着した被撹拌物からなる
材料を掻き取ったり、粘性物の混合を高めたり、内面に
焦げ付いた材料を掻き取ったりすることが出来る。
【0034】また、前述の実施の形態においては、回転
子37の軸37aの自転を反転増速歯車20とピニオン
21を用いて達成した場合について述べたが、他の実施
の形態として、図7に示されるように、前述の反転増速
歯車20とピニオン21等を用いることなく、図7のよ
うに構成することができる。すなわち、図7において、
前記軸37aを直接回転駆動するための電動機等からな
る第2駆動源60を第2公転ボックス35内に設け、こ
の第2駆動源60に接続される外部からの電源用の電源
線61は、前記第1太陽軸13上に取付けられた周知の
第1スリップリング62からこの第1太陽軸13内を経
て、第1遊星軸16上に取付けられた第2スリップリン
グ63からこの第1遊星軸16内を経て前記第2駆動源
60に接続されている。従って、このような第2駆動源
60の配設によって、回転子37の回転数を変更するこ
とが容易になり、図に示されたくし歯だけでなく、ホイ
ッパーやビータ等の回転子37を、被撹拌物である食材
の種類と、回転数の変更に合わせて、自由に交換するこ
とが可能となった。また、この電源線61を用いること
なく、例えば、周知の無線伝送技術によって第2駆動源
60への電源を供給するように構成することもできる。
なお、本発明においては、第2駆動源60は、回転子3
7の軸37aに接続したが、第1遊動軸16に接続する
ことも考えられる。
【0035】
【発明の効果】本発明による撹拌方法及び撹拌機は、以
上のように構成されているため次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、 1.回転子が、トロコイド曲線やサイクロイド曲線を描
いて容器の全領域を移動可能な為に、撹拌をしないとい
う領域は無くなった。特に、外径の小さな回転子でも容
器の全領域を撹拌することが可能となった。 2.従って、外径の小さな回転子の設置により、高速回
転が可能となり、玉子の白身の泡立ても可能となった。 3.更に、側面掻取羽根と底部掻取羽根の設置によっ
て、粘性物の混合を高めることが出来るようになり、更
に、加熱した場合、容器の焦げ付きを防止出来るように
なった。また、回転子の自転を独立した駆動源で駆動す
ることにより、その自転速度を自在に変えることがで
き、多種類の撹拌材料と撹拌材料に応じた最適な撹拌子
や撹拌状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撹拌機を示す断面付正面図である。
【図2】図1の要部を示す断面付側面図である。
【図3】本発明の容器内での回転子の軸の中心の軌跡を
示した説明図である。
【図4】本発明の第1公転ボックスの歯車の関係を示し
た平面図である。
【図5】本発明の第2公転ボックスの歯車の関係を示し
た平面図である。
【図6】図1の他の形態を示す断面付正面図である。
【図7】図1の要部を示す拡大図である。
【符号の説明】
11 第1スプロケット 12 第2スプロケット 13 第1太陽軸 14 第1太陽歯車 15 第1遊星歯車 16 第1遊星軸 17 第2太陽歯車 18 第2遊星歯車 19 第2遊星軸 20 反転増速歯車 21 ピニオン 31 電動機 32 チェイン 33 第1公転ボックス 34 側面掻取羽根 35 第2公転ボックス 36 底部掻取羽根 37 回転子 37a 軸 38 温度センサー 39 容器 40 アーム A 第1太陽軸と第1公転ボックスと側面掻取羽根の
回転の向き B 第1遊星歯車と第1遊星軸と第2公転ボックスと
底部掻取羽根の回転の向き C 回転子の回転の向き O 第1遊星軸の中心 P 回転子の軸の中心 R 第1遊星軸の円周上の一点 X 回転子の軸の中心の軌跡

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形の容器(39)と前記容器(39)内に垂直
    に配設された回転子(37)による撹拌方法において、少な
    くとも前記回転子(37)の軸(37a)または、前記回転子(3
    7)に至る途中の軸の中心が、サイクロイド曲線、また
    は、トロコイド曲線上を公転移動しつつ、且つ、前記回
    転子(37)が自転することを特徴とする撹拌方法。
  2. 【請求項2】 前記回転子(37)は、第1駆動源(31)によ
    って公転と自転することを特徴とする請求項1記載の撹
    拌方法。
  3. 【請求項3】 前記回転子(37)は、前記第1駆動源(31)
    とは異なる第2駆動源(60)によって自転することを特徴
    とする請求項1記載の撹拌方法。
  4. 【請求項4】 前記容器(39)内側の底部上の被撹拌物を
    掻き取る機能を有することを特徴とする請求項1ないし
    3の何れかに記載の撹拌方法。
  5. 【請求項5】 円形の容器(39)と前記容器(39)内に垂直
    に配設された回転子(37)から構成される撹拌機におい
    て、第1駆動源(31)の回転を、前記容器(39)の中心でア
    ーム(40)より垂直に懸下している第1太陽軸(13)とそれ
    に一体の第1公転ボックス(33)に伝達するように配設
    し、前記第1公転ボックス(33)の回転を、前記第1公転
    ボックス(33)の内部に収納されかつ前記アーム(40)に固
    定され、内側に前記第1太陽軸(13)が貫通している第1
    太陽歯車(14)に外接し、前記第1公転ボックス(33)の内
    部に収納されている第1遊星歯車(15)に伝達することで
    前記第1遊星歯車(15)が前記第1太陽歯車(14)に沿って
    公転しながら自転するように配設し、前記第1遊星歯車
    (15)の回転を、中心が前記第1遊星歯車(15)の定まった
    半径上またはその延長上の定まった点に位置した前記回
    転子(37)の軸(37a)が公転移動するように配設したこと
    を特徴とする撹拌機。
  6. 【請求項6】 前記第1遊星歯車(15)と一体の第1遊星
    軸(16)と第2公転ボックス(35)の回転を、前記第1公転
    ボックス(33)から1段下がった所に位置する第2公転ボ
    ックス(35)内部に収納され、前記第1公転ボックス(33)
    に固定され、内側に前記第1遊星軸(16)が貫通している
    第2太陽歯車(17)に外接し、前記第2公転ボックス(35)
    の内部に収納されている第2遊星歯車(18)に伝達するこ
    とで前記第2遊星歯車(18)が前記第2太陽歯車(17)に沿
    って公転しながら自転するように配設し、前記第2遊星
    歯車(18)の回転を、前記第2公転ボックス(35)に収納さ
    れたピニオン(21)に接続している前記回転子(37)の前記
    軸(37a)に伝達するように配設したことを特徴とする請
    求項5に記載の撹拌機。
  7. 【請求項7】 前記第2太陽歯車(17)に外接した第2遊
    星歯車(18)と、前記第2遊星歯車(18)に接続された第2
    遊星軸(19)を介して前記第2遊星歯車(18)と一体となっ
    た反転増速歯車(20)の配設によって、前記第1公転ボッ
    クス(33)と前記第2公転ボックス(35)の回転方向と、前
    記回転子(37)の前記軸(37a)の回転方向が逆であり、前
    記反転増速歯車(20)に前記軸(37a)のピニオン(21)を噛
    合させることにより前記第2公転ボックス(35)の回転速
    度に較べ、前記回転子(37)の前記軸(37a)の回転速度が
    増速していることを特徴とする請求項5または請求項6
    に記載の撹拌機。
  8. 【請求項8】 前記回転子(37)の軸(37a)の自転のため
    に前記第2公転ボックス(35)に設けられた第2駆動源(6
    0)を有し、前記第2駆動源(60)へ電源を供給するための
    電源線(61)は、前記第1太陽軸(13)上に設けられた第1
    スリップリング(62)及び前記第1遊星軸(16)上に設けら
    れた第2スリップリング(63)を介して設けられているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の撹拌機。
  9. 【請求項9】 前記回転子(37)の前記軸(37a)は、前記
    第1遊星歯車(15)と第1遊星軸(16)に対して一体に形成
    され、前記遊星歯車(16)により前記第1公転ボックス(3
    3)から下方に位置する第2公転ボックス(35)に配設した
    ことを特徴とする請求項8記載の撹拌機。
  10. 【請求項10】 前記回転子(37)の前記軸(37a)を、前
    記第1遊星歯車(15)のカミアイピッチ円の外側に配設し
    たことを特徴とする請求項5ないし9の何れかに記載の
    撹拌機。
  11. 【請求項11】 前記第1遊星軸(16)の回転に合わせて
    前記容器(39)内側の底部を摺動する底部掻取羽根(36)を
    回転させることを特徴とする請求項5ないし10何れか
    に記載の撹拌機。
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