JPH11349832A - 新規な1−ナフトールカプラー、これを含むハロゲン化銀カラー写真感光材料および色素 - Google Patents

新規な1−ナフトールカプラー、これを含むハロゲン化銀カラー写真感光材料および色素

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JPH11349832A
JPH11349832A JP15451898A JP15451898A JPH11349832A JP H11349832 A JPH11349832 A JP H11349832A JP 15451898 A JP15451898 A JP 15451898A JP 15451898 A JP15451898 A JP 15451898A JP H11349832 A JPH11349832 A JP H11349832A
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JP15451898A
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Michiko Nagato
美智子 永戸
Akio Miura
紀生 三浦
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の第一の目的は、発色性に優れた1−
ナフトール系シアンカプラーおよびこれを含んでなる高
感度なハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供すること
にある。本発明の第二の目的は、色再現上好ましい吸収
特性、特にブルー部の二次吸収の小さいシアン画像を形
成する1−ナフトール系シアンカプラーおよびこれを含
んでなる画質に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材
料、発色色素および色素を提供することにある。 【解決手段】 2−位にオキザリル基を持ち、5−位に
下記一般式(1)で表される基を持つことを特徴とする
1−ナフトールカプラー。 【化1】 〔式中、AはN,S,Oのいずれかの原子を表す。iは
1または2を表す。R1は水素原子または一価の置換基
を表し、iが2のとき2つのR1は同じでも異なってい
てもよい。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシアン色素形成カプ
ラー(シアンカプラー)に関し、特に新規な1−ナフト
ールカプラー(1−ナフトール系シアンカプラー)、こ
れを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料および該
1−ナフトールカプラーから誘導される色素に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀カラー写真感光材料を露光
後、発色現像処理することにより、パラフェニレンジア
ミン系発色現像主薬とカプラーとが反応し色素が形成さ
れ、それにより色画像が形成される。
【0003】一般にこの写真方法においては減色法によ
る色再現法が使われ、イエロー、マゼンタ、シアンの色
画像が形成される。
【0004】シアン色素形成カプラー(シアンカプラ
ー)としては、フェノール類、及びナフトール類が代表
的であり、なかでもナフトール類は発色色素の色調が長
波長であり、かつ発色性が高いためカラーネガフィルム
に好ましく使用される。
【0005】近年、カラーネガフィルムに使用される1
−ナフトールカプラーは、特開昭60−237448
号、同61−153640号、同63−208042号
などに記載されている。
【0006】上記公報に記載の化合物は、そのシアン色
素が有するブルー部の二次吸収が色再現上好ましくな
く、改良が望まれている。また近年の高感度化の要求に
対して、その発色性はまだ不十分であること等の問題点
を有していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
第一の目的は、発色性に優れた1−ナフトール系シアン
カプラーおよびこれを含んでなる高感度なハロゲン化銀
カラー写真感光材料を提供することにある。
【0008】本発明の第二の目的は、色再現上好ましい
吸収特性、特にブルー部の二次吸収の小さいシアン画像
を形成する1−ナフトール系シアンカプラーおよびこれ
を含んでなる画質に優れたハロゲン化銀カラー写真感光
材料、発色色素および色素を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は下記
構成により達成された。
【0010】1.2−位にオキザリル基を持ち、5−位
に下記一般式(1)で表される基を持つことを特徴とす
る1−ナフトールカプラー。
【0011】
【化8】
【0012】〔式中、Aは窒素原子、硫黄原子または酸
素原子のいずれかの原子を表す。iは1または2を表す
が、Aが硫黄原子または酸素原子のときは1であり、A
が窒素原子のときは2である。R1は水素原子または一
価の置換基を表し、iが2のとき2つのR1は同じでも
異なっていてもよい。〕 2.前記1−ナフトールカプラーが下記一般式(2)で
表される化合物であることを特徴とする1記載の1−ナ
フトールカプラー。
【0013】
【化9】
【0014】〔式中、Aは窒素原子、硫黄原子または酸
素原子のいずれかの原子を表す。j1は1または2を表
すが、Aが硫黄原子または酸素原子のときは1であり、
Aが窒素原子のときは2である。R21は水素原子または
一価の置換基を表し、j1が2のとき2つのR21は同じ
でも異なっていてもよい。j2は0から4までの整数を
表す。R22はナフタレン環に置換可能な基を表し、j2
が2以上のとき複数のR22は同じでも異なっていてもよ
い。R23は一価の基を表す。Xは水素原子または発色現
像主薬酸化体とカップリングした際に離脱しうる基を表
す。〕 3.2−位にオキザリル基を持ち、5−位に前記一般式
(1)で表される基を持つ1−ナフトールカプラーを含
有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材
料。
【0015】4.前記1−ナフトールカプラーが前記一
般式(2)で表される化合物であることを特徴とする3
記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0016】5.下記一般式(3)で表される1−ナフ
トールカプラー。
【0017】
【化10】
【0018】〔式中、Aは窒素原子、硫黄原子または酸
素原子のいずれかの原子を表す。k1は1または2を表
すが、Aが硫黄原子または酸素原子のときは1であり、
Aが窒素原子のときは2である。R31は水素原子または
一価の置換基を表し、k1が2のとき2つのR31は同じ
でも異なっていてもよい。k2は0から3までの整数を
表す。R3 2はナフタレン環に置換可能な基を表し、k2
が2以上のとき複数のR32は同じでも異なっていてもよ
い。Z31は隣接する二つの炭素原子とともに環を形成す
るために必要な原子群を表す。Xは水素原子または発色
現像主薬酸化体とカップリングした際に離脱しうる基を
表す。〕 6.前記一般式(3)で表される1−ナフトールカプラ
ーを含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真
感光材料。
【0019】7.5−位と8−位に水素結合性基を持つ
ことを特徴とする1−ナフトールカプラー。
【0020】8.下記一般式(4)で表される1−ナフ
トールカプラー。
【0021】
【化11】
【0022】〔式中、AおよびA′はそれぞれ窒素原
子、硫黄原子または酸素原子のいずれかの原子を表す。
1およびl3は1または2を表すが、AおよびA′が硫
黄原子または酸素原子のときは1であり、AおよびA′
が窒素原子のときは2である。R41およびR43はそれぞ
れ水素原子または一価の置換基を表し、l1、l3が2の
とき二つの置換基は同じでも異なっていてもよい。l2
は0から4までの整数を表す。R42はナフタレン環に置
換可能な基を表し、l2が2以上のとき複数のR42は同
じでも異なっていてもよい。Xは水素原子または発色現
像主薬酸化体とカップリングした際に離脱しうる基を表
す。〕 9.前記一般式(4)で表される1−ナフトールカプラ
ーを含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真
感光材料。
【0023】10.下記一般式(5)で表される1−ナ
フトールカプラー。
【0024】
【化12】
【0025】〔式中、Aは窒素原子、硫黄原子または酸
素原子のいずれかの原子を表す。n1は1または2を表
すが、Aが硫黄原子または酸素原子のときは1であり、
Aが窒素原子のときは2である。R51は水素原子または
一価の置換基を表し、n1が2のとき2つのR51は同じ
でも異なっていてもよい。n2は0から4までの整数を
表す。R52はナフタレン環に置換可能な基を表し、n2
が2以上のとき複数のR52は同じでも異なっていてもよ
い。R53およびR54はそれぞれ水素原子以外の一価の基
を表す。Xは水素原子または発色現像主薬酸化体とカッ
プリングした際に離脱しうる基を表す。〕 11.前記一般式(5)で表される1−ナフトールカプ
ラーを含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写
真感光材料。
【0026】12.下記一般式(6)で表される色素。
【0027】
【化13】
【0028】〔〔式中、Wは−NR6162、−OHまた
は−OZを表し、R61およびR62はそれぞれアルキル基
またはアリール基を表し、Zはアルカリ金属イオンまた
は第四級アンモニウムイオンを表す。R63は水素原子、
ハロゲン原子または1価の置換基を表し、mは1〜3の
整数を表す。Z61およびZ62はそれぞれ窒素原子または
C(R63)を表す。LはZ61、Z62およびそれに隣接す
る炭素原子とともに5〜6員の芳香族炭素環、又は芳香
族ヘテロ環を構築するのに必要な原子群を表す。CP=
は、下記一般式(7)で表される基、一般式(8)で表
される基、一般式(9)で表される基、一般式(10)
で表される基、2−位にオキザリル基を持ち、5−位に
前記一般式(1)で表される基を持つ4−ナフチリデン
−1−オン基、または5−位と8−位に水素結合性基を
持つ4−ナフチリデン−1−オン基を表す。〕
【0029】
【化14】
【0030】〔式中、一般式(7)におけるA、j1
21、j2およびR22は、一般式(2)におけるA、
1、R21、j2およびR22とそれぞれ同義であり、一般
式(8)におけるA、k1、R31、k2、R32およびZ31
は、一般式(3)におけるA、k1、R31、k2、R32およ
びZ31とそれぞれ同義であり、一般式(9)におけるA
およびA′、l1およびl3、R41およびR43、l2およ
びR42は、一般式(4)におけるAおよびA′、l1
よびl3、R41およびR43、l2およびR42とそれぞれ同
義であり、一般式(10)におけるA、n1、R51
2、R52、R53およびR54は、一般式(5)における
A、n1、R51、n2、R52、R53およびR54とそれぞれ
同義である。〕〕 以下、本発明を詳細に説明する。
【0031】まず、一般式(1)で表される基について
説明する。
【0032】前記一般式(1)において、Aで表される
窒素原子、硫黄原子または酸素原子のいずれかの原子と
しては、酸素原子および窒素原子が好ましく、窒素原子
がより好ましい。
【0033】R1は水素原子または一価の置換基を表す
が、一価の置換基の主な例としてはアルキル基、アリー
ル基、ヘテロ環基、アシル基、アルキルスルホニル基、
アリールスルホニル基、アルコキシ基、カルバモイル
基、スルファモイル基、アルコキシカルボニル基、アリ
ールオキシカルボニル基、アルコキシスルホニル基、ア
リールオキシスルホニル基などが挙げられ、これらの基
は置換基を有するものを含む。
【0034】iは1または2を表すが、Aが酸素原子お
よび硫黄原子のときは1を表し、Aが窒素原子のとき2
を表す。Aが窒素原子のとき、R1の少なくとも一つが
水素原子であることが好ましい。
【0035】最も好ましい例としては、Aが窒素原子で
あり、一方のR1が水素原子であり、他方のR1がアシル
基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ア
ルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基で
ある場合である。
【0036】次に、一般式(2)で表される化合物(1
−ナフトールカプラー)について説明する。
【0037】前記一般式(2)において、A、R21、j
1についてはそれぞれ一般式(1)のA、R1、iと同義
である。
【0038】R22で表されるナフタレン環に置換可能な
基としては、ナフタレン環に置換可能な原子および基な
ら何でもよく、代表例としてはハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、アミノ基、カルボキシ基、スルホン酸基、シアノ
基、芳香族基、複素環基、カルボンアミド基、スルホン
アミド基、カルバモイル基、スルファモイル基、ウレイ
ド基、アシル基、アシルオキシ基、脂肪族オキシ基、芳
香族オキシ基、脂肪族チオ基、芳香族チオ基、脂肪族ス
ルホニル基、芳香族スルホニル基、スルファモイルアミ
ノ基、オキザリルアミノ基、リン酸アミノ基、ニトロ
基、イミド基などが挙げられる。R22に含まれる炭素原
子の総数は0から30であることが好ましい。
【0039】j2が2以上のとき、それぞれが結合して
環を形成しても良いが、その例としてはジオキシメチレ
ン基などが挙げられる。
【0040】R23で表される一価の基としては、代表的
な例としては、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、アル
キル基、アリール基、複素環基、アルコキシ基、アリー
ルオキシ基、アミノ基、スルホン基、カルバモイル基、
スルファモイル基などが挙げられ、好ましくはアルコキ
シ基、アリールオキシ基である。
【0041】Xは水素原子または発色現像主薬酸化体と
カップリングした際に離脱しうる基を表すが、離脱基の
代表例としてはハロゲン原子、脂肪族オキシ基、芳香族
オキシ基、複素環オキシ基、脂肪族チオ基、芳香族チオ
基、ヘテロ環チオ基、アシルオキシ基、スルフォンアミ
ド基、芳香族アゾ基、複素環基が挙げられる。
【0042】次に、一般式(3)で表される化合物(1
−ナフトールカプラー)について説明する。
【0043】前記一般式(3)において、A、R31、k
1についてはそれぞれ一般式(1)のA、R1、iと同義
であり、R32、Xについては一般式(2)においてのR
22、Xと同義である。
【0044】Z31は隣接する二つの炭素原子とともに環
を形成するために必要な原子群を表すが、Z31の例とし
ては、−NHCO(CH22−、−NHCOCH2−、
−NHCONH−、NHCOCONH−、−NHCON
CH2−などが好ましく、これらは炭素原子または窒素
原子に置換基を有していても良い。
【0045】次に、一般式(4)で表される1−ナフト
ールカプラーについて説明する。
【0046】前記一般式(4)において、A、A′につ
いては一般式(1)のAと同義であり、R41、R43につ
いてはそれぞれ一般式(1)のR1と同義である。ま
た、l1、l3についてもそれぞれ一般式(1)のiと同
義である。R42、Xについては一般式(2)においての
22、Xとそれぞれ同義である。
【0047】R42で表されるナフタレン環に置換可能な
基としては一般式(2)のR22と同義の基を表すが、中
でも例えば、ナフトールの2−位にアミノ基、カルボン
アミド基、スルホンアミド基、カルバモイル基、スルフ
ァモイル基、ウレイド基、オキザリルアミノ基、リン酸
アミノ基を持つことが好ましい。
【0048】次に一般式(5)で表される1−ナフトー
ルカプラーについて説明する。
【0049】前記一般式(5)において、A、R51、n
1についてはそれぞれ一般式(1)のA、R1、iと同義
である。
【0050】R51、R53は水素原子以外の一価の基を表
すが、好ましくはアルキル基、アリール基である。
【0051】R52で表されるナフタレン環に置換可能な
基としては、一般式(2)のR22と同義の基が挙げられ
る。
【0052】Xについては、一般式(2)のXと同義で
ある。
【0053】一般式(6)で表される発色色素について
説明する。
【0054】前記一般式(6)において、R61及びR62
で表されるアルキル基としては、好ましくはメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基等が挙げられる。これ
らはさらに置換されていてもよく好ましい置換基として
ヒドロキシル基、スルホンアミド基が挙げられる。
【0055】R61及びR62で表されるアリール基として
好ましくはフェニル基が挙げられる。
【0056】R63は水素原子、ハロゲン原子または1価
の置換基を表すが、R63で表される1価の置換基として
はアルキル基(例えばメチル基、エチル基、イソプロピ
ル基、ヒドロキシエチル基、メトキシメチル基、トリフ
ルオロメチル基、t−ブチル基等)、シクロアルキル基
(例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基等)、ア
ラルキル基(例えばベンジル基、2−フェネチル基
等)、アリール基(例えばフェニル基、ナフチル基、、
p−トリル基、p−クロロフェニル基等)、アルコキシ
ル基(例えばメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ
基、n−ブトキシ基等)、アリールオキシ基(例えばフ
ェノキシ基等)、シアノ基、アシルアミノ基(例えばア
セチルアミノ基、プロピオニルアミノ基等)、アルキル
チオ基(例えばメチルチオ基、エチルチオ基、n−ブチ
ルチオ基等)、アリールチオ基(例えばフェニルチオ基
等)、スルホニルアミノ基(例えばメタンスルホニルア
ミノ基、ベンゼンスルホニルアミノ基等)、ウレイド基
(例えば3−メチルウレイド基、3,3−ジメチルウレ
イド基、1,3−ジメチルウレイド基等)、スルファモ
イルアミノ基(ジメチルスルファモイルアミノ基等)、
カルバモイル基(例えばメチルカルバモイル基、エチル
カルバモイル基、ジメチルカルバモイル基等)、スルフ
ァモイル基(例えばエチルスルファモイル基、ジメチル
スルファモイル基等)、アルコキシカルボニル基(例え
ばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等)、
アリールオキシカルボニル基(例えばフェノキシカルボ
ニル基等)、スルホニル基(例えばメタンスルホニル
基、ブタンスルホニル基、フェニルスルホニル基等)、
アシル基(例えばアセチル基、プロパノイル基、ブチロ
イル基等)、アミノ基(メチルアミノ基、エチルアミノ
基、ジメチルアミノ基等)、ヒドロキシル基、ニトロ
基、イミド基(例えばフタルイミド基等)、ヘテロ環基
(例えば、ピリジル基、ベンズイミダゾリル基、ベンズ
チアゾリル基、ベンズオキサゾリル基等)等が挙げられ
る。
【0057】Zで表されるアルカリ金属としてはナトリ
ウム、カリウムが挙げられる。第四級アンモニウムとし
ては、トリメチルベンジルアンモニウム、テトラブチル
アンモニウム、テトラデシルアンモニウム等の炭素総数
が8以上のアンモニウムが挙げられる。
【0058】LはZ61、Z62およびそれに隣接する炭素
原子とともに5〜6員の芳香族炭素環、又は芳香族ヘテ
ロ環を構築するのに必要な原子群を表すが、L、Z61
62及びそれに隣接する炭素原子で構築される5〜6員
の芳香族炭素環または芳香族ヘテロ環としては、例えば
ベンゼン環、ピリジン環、ピリミジン環、ピリダジン
環、ピラジン環、トリアジン環、テトラジン環、ピロー
ル環、フラン環、チオフェン環、チアゾール環、オキサ
ゾール環、イミダゾール環、チアジアゾール環、オキサ
ジアゾール環等が挙げられる。好ましくはベンゼン環、
ピリジン環である。
【0059】以下に本発明の1−ナフトールカプラー
(以下、本発明のシアンカプラーともいう)および発色
色素の具体例を記すが、本発明はこれによって限定され
ない。
【0060】
【化15】
【0061】
【化16】
【0062】
【化17】
【0063】
【化18】
【0064】
【化19】
【0065】
【化20】
【0066】
【化21】
【0067】
【化22】
【0068】以下に本発明の一般式(2)、(3)、
(4)で表されるシアンカプラーおよび一般式(6)で
表される発色色素の合成例を記す。
【0069】合成例1(例示化合物2−1の合成) 例示化合物2−1は、下記のスキームに従って合成でき
る。
【0070】
【化23】
【0071】(a)の合成 5−アミノ−1−ナフトール100gをN,N−ジメチ
ルアセトアミド650mlに溶解し、窒素雰囲気下でク
ロロぎ酸オクチル127gを40分にわたって滴下し
た。滴下終了後、60℃に加熱し、3時間攪拌を続け
た。放冷後酢酸エチル1lを加え、不溶物を吸引濾過
し、ろ液を飽和食塩水で洗浄後、溶媒を濃縮した。
【0072】シリカゲルを用いたカラム(溶媒=ヘキサ
ン2:酢酸エチル1)により精製し、次いでトルエン、
ヘキサン混合溶媒により再結晶して目的とする(a)を
103g得た。
【0073】(b)の合成 (a)94.5gをエタノール310mlに溶解し、塩
化亜鉛59.5gを加えて攪拌しながら50℃に加熱し
た。次いで亜硝酸ナトリウム20.7gを水40mlに
溶かした溶液を約60℃で滴下した。60℃〜65℃で
2時間加熱攪拌し、室温まで放冷した。赤褐色の固体を
濾過し、エタノールで洗浄した。得られた固体を濃塩酸
70mlに加え、室温で1時間攪拌後、水300mlを
加え、更に1時間攪拌した。析出した結晶を濾過、水
洗、乾燥し、黄土色固体45gを得た。
【0074】上記黄土色固体を10%水酸化ナトリウム
水溶液500mlに溶かし、ハイドロサルファイトナト
リウム167gを徐々に加えた。濃赤色溶液が淡黄色に
変化した後、氷冷しながら希塩酸で中和した。
【0075】生成物を濾過、水洗、乾燥して淡褐色固体
32gの(b)を得た。
【0076】例示化合物2−1の合成 (b)33.0gを酢酸エチル180mlに溶解し、1
6.4gの酢酸ナトリウムを85mlの水で溶かした水
溶液を加え、室温で激しく攪拌した。エチルオキザリル
クロライド16.4gを10分間かけて滴下し、そのま
ま室温で2時間攪拌を続けた。
【0077】反応終了後、有機層を水洗し、硫酸マグネ
シウムで乾燥し、溶媒を濃縮した。エタノールより再結
晶して目的とする例示化合物2−1を20.3g得た。
【0078】構造はNMRおよびマススペクトルで確認
した。
【0079】合成例2(例示化合物3−1の合成) 例示化合物3−1は、下記のスキームに従って合成でき
る。
【0080】
【化24】
【0081】(c)の合成 (b)33.0gを酢酸エチル180mlに溶解し、1
6.4gの酢酸ナトリウムを85mlの水で溶かした水
溶液を加え、室温で激しく攪拌した。3−クロロ−プロ
ピオニルクロライド15.2gを10分間かけて滴下
し、そのまま室温で2時間攪拌を続けた。
【0082】反応終了後、有機層を水洗し、硫酸マグネ
シウムで乾燥し、溶媒を濃縮した。エタノールより再結
晶して目的とする化合物(c)を20.3g得た。
【0083】構造はNMRおよびマススペクトルで確認
した。
【0084】(d)の合成 (c)5gを10gのアルミニウムクロライドに220
℃で溶融し、そのまま1時間反応を行った。反応液を放
冷後、砕いた氷の上にあけ、酢酸エチルで抽出した。硫
酸マグネシウムにより乾燥し、溶媒を濃縮した。エタノ
ールより再結晶して目的とする(d)を2g得た。
【0085】構造はNMRおよびマススペクトルで確認
した。
【0086】例示化合物3−1の合成 (d)2gおよびN−クロロこはく酸イミド0.8gを
ジクロロメタン10ml中、室温で一晩攪拌した。反応
液を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を濃
縮した。メタノールより再結晶して目的とする例示化合
物3−1を1.9g得た。
【0087】構造はNMRおよびマススペクトルで確認
した。
【0088】合成例3(例示化合物4−1の合成) 例示化合物4−1は、下記のスキームに従って合成でき
る。
【0089】
【化25】
【0090】(e)は、Chem.Ber.39巻,3
334−3335ページ(1906)を参考にして合成
した。
【0091】(f)の合成 (e)10gとメタノール70mlをコックの付いた耐
圧容器に入れ、攪拌した。系内を窒素により置換した
後、パラジウムカーボンを2g加え、再び窒素により系
内を置換した。攪拌しながらゆっくりと水素を導入し、
4時間水素添加反応を行った。珪藻土を用いてパラジウ
ムカーボンをろ別し、メタノールで洗った。ろ液の溶媒
を濃縮して淡褐色固体8.9gを得た。
【0092】例示化合物4−1の合成 (f)5gをN,N−ジメチルアセトアミド30mlに
溶解し、窒素雰囲気下でクロロぎ酸オクチル5.2gを
10分にわたって滴下した。滴下終了後、60℃に加熱
し、3時間攪拌を続けた。放冷後酢酸エチル50mlを
加え、不溶物を吸引濾過し、ろ液を飽和食塩水で洗浄
後、溶媒を濃縮した。
【0093】酢酸エチル、ヘキサン混合溶媒により再結
晶して目的とする4−1を4.2g得た。
【0094】構造はNMRおよびマススペクトルで確認
した。
【0095】合成例4(例示化合物Dye−1の合成) 例示化合物2−1 8.6gと酢酸エチル120mlと
を室温で攪拌し、これに、《別に調整しておいた、CD
−4 9.31g、炭酸カリウム4.15g、亜硫酸ナ
トリウム少量、水100mlよりなる水溶液》を加え
た。これに酸化銀6.95gを50mlの水に分散した
溶液を20分かけて滴下した。室温で3時間攪拌した
後、珪藻土を用いて銀を吸引ろ過し、酢酸エチルで洗浄
した。洗浄液とろ液の有機層を併せて、1N塩酸で洗浄
の後、つづいて井水、飽和食塩水で洗浄した。硫酸マグ
ネシウムにより乾燥し、溶媒を濃縮した。
【0096】シリカゲルを用いたカラム(溶媒=トルエ
ン3:酢酸エチル1)により精製し、次いでトルエン、
ヘキサン混合溶媒により再結晶して目的とするDye−
1を2.2g得た。
【0097】構造はNMRおよびマススペクトルで確認
した。
【0098】
【化26】
【0099】例示化合物3−2、4−3についても同様
の方法で色素を合成し、その構造を確認した。これら色
素の分光吸収を測定したところ、いずれも副吸収の少な
い、色相の良好な色素であった。
【0100】本発明において、請求項3、4、6、8に
記載されるシアンカプラーは、ハロゲン化銀乳剤層の少
なくとも一層に含有され、好ましくは赤感性ハロゲン化
銀乳剤層の少なくとも一層に含有される。
【0101】本発明のシアンカプラーをハロゲン化銀乳
剤層中に含有せしめるためには、従来公知の方法、例え
ば公知のジブチルフタレート、トリクレジルホスフェー
ト等の如き高沸点溶媒と酢酸ブチル、酢酸エチル等の如
き低沸点溶媒の混合液あるいは低沸点溶媒のみの溶媒に
本発明のシアンカプラーを溶解せしめた後、界面活性剤
を含むゼラチン水溶液と混合し、次いで高速度回転ミキ
サー又はコロイドミルもしくは超音波分散機を用いて乳
化分散させた後、乳剤中に直接添加する方法を採用する
ことができる。又、上記乳化分散液をセットした後、細
断し、水洗した後、これを乳剤に添加してもよい。
【0102】本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳
剤としては、通常のハロゲン化銀乳剤の任意のものを用
いることができる。該乳剤は、常法により化学増感する
ことができ、増感色素を用いて、所望の波長域に光学的
に増感できる。
【0103】ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安
定剤等を加えることができる。該乳剤のバインダーとし
ては、ゼラチンを用いるのが有利である。
【0104】乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬
膜することができ、又、可塑剤、水不溶性又は難溶性合
成ポリマーの分散物(ラテックス)を含有させることが
できる。カラー写真感光材料の乳剤層には、カプラーが
用いられる。
【0105】更に色補正の効果を有しているカラードカ
プラー、競合カプラー及び現像主薬の酸化体とのカップ
リングによって現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロ
ゲン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤、カブリ剤、カブリ防止
剤、化学増感剤、分光増感剤、及び減感剤のような写真
的に有用なフラグメントを放出する化合物を用いること
ができる。
【0106】感光材料には、フィルター層、ハレーショ
ン防止層、イラジェーション防止層等の補助層を設ける
ことができる。これらの層中及び/又は乳剤層中には、
現像処理中に感光材料から流出するかもしくは漂白され
る染料が含有させられてもよい。感光材料には、ホルマ
リンスカベンジャー、螢光増白剤、マット剤、滑剤、画
像安定剤、界面活性剤、色カブリ防止剤、現像促進剤、
現像遅延剤や漂白促進剤を添加できる。
【0107】支持体としては、ポリエチレン等をラミネ
ートした紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポ
リエチレンフタレート、バライタ紙、三酢酸セルロース
等を用いることができる。
【0108】本発明の感光材料を用いて色素画像を得る
には露光後、通常知られているカラー写真処理を行うこ
とができる。
【0109】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されない。
【0110】以下の全ての実施例において、ハロゲン化
銀写真感光材料中の添加量は特に記載のない限り1m2
当たりのグラム数を示す。又、ハロゲン化銀、コロイド
銀は銀に換算して示した。
【0111】実施例1 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に下引きを施
した後、下記に示すような組成の各層を順次支持体側か
ら形成して、多層カラー写真感光材料試料101を作製
した。
【0112】 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 0.16 UV−1 0.3 CM−1 0.044 OIL−1 0.044 ゼラチン 1.33 第2層(中間層) AS−1 0.160 OIL−1 0.20 ゼラチン 1.40 第3層(低感度赤感色性層) 沃臭化銀a 0.12 沃臭化銀b 0.50 SD−1 3.0×10-5 SD−2 1.5×10-4 SD−3 3.0×10-4 SD−4 3.0×10-6 C−A 0.51 CC−1 0.047 OIL−2 0.45 AS−2 0.005 ゼラチン 1.40 第4層(中感度赤感色性層) 沃臭化銀c 0.64 SD−1 3.0×10-5 SD−2 1.5×10-4 SD−3 3.0×10-4 C−B 0.22 CC−1 0.028 DI−1 0.002 OIL−2 0.21 AS−3 0.006 ゼラチン 0.87 第5層(高感度赤感色性層) 沃臭化銀c 0.13 沃臭化銀d 1.14 SD−1 3.0×10−5 SD−2 1.5×10−4 SD−3 3.0×10-4 C−B 0.17 CC−1 0.029 DI−1 0.027 OIL−2 0.23 AS−3 0.013 ゼラチン 1.23 第6層(中間層) OIL−1 0.29 AS−1 0.23 ゼラチン 1.00 第7層(低感度緑感色性層) 沃臭化銀a 0.245 沃臭化銀b 0.105 SD−4 5.0×10-4 SD−5 5.0×10-4 M−1 0.21 CM−2 0.039 OIL−1 0.25 AS−2 0.003 AS−4 0.063 ゼラチン 0.98 第8層(中間層) M−1 0.03 CM−2 0.005 OIL−1 0.16 AS−1 0.11 ゼラチン 0.80 第9層(中感度緑感色性層) 沃臭化銀e 0.87 SD−6 3.0×10-4 SD−7 6.0×10-5 SD−8 4.0×10-5 M−1 0.17 CM−2 0.048 CM−3 0.059 DI−2 0.012 OIL−1 0.29 AS−4 0.05 AS−2 0.005 ゼラチン 1.43 第10層(高感度緑感色性層) 沃臭化銀f 1.19 SD−6 4.0×10-4 SD−7 8.0×10-5 SD−8 5.0×10-5 M−1 0.09 CM−3 0.020 DI−3 0.005 OIL−1 0.11 AS−4 0.026 AS−5 0.014 AS−6 0.006 ゼラチン 0.78 第11層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 0.05 OIL−1 0.18 AS−7 0.16 ゼラチン 1.00 第12層(低感度青感色性層) 沃臭化銀g 0.29 沃臭化銀h 0.19 SD−9 8.0×10-4 SD−10 3.1×10-4 Y−1 0.91 DI−4 0.022 OIL−1 0.37 AS−2 0.002 ゼラチン 1.29 第13層(高感度青感色性層) 沃臭化銀h 0.13 沃臭化銀i 1.00 SD−9 4.4×10-4 SD−10 1.5×10-4 Y−1 0.48 DI−4 0.019 OIL−1 0.21 AS−2 0.004 ゼラチン 1.55 第14層(第1保護層) 沃臭化銀j 0.30 UV−1 0.055 UV−2 0.110 OIL−2 0.63 ゼラチン 1.32 第15層(第2保護層) PM−1 0.15 PM−2 0.04 WAX−1 0.02 D−1 0.001 ゼラチン 0.55 上記沃臭化銀の特徴を下記に表示する(平均粒径とは同
体積の立方体の一辺長)。
【0113】
【表1】
【0114】尚、上記の組成物の他に、塗布助剤SU−
1、SU−2、SU−3、分散助剤SU−4、粘度調整
剤V−1、安定剤ST−1、ST−2、カブリ防止剤A
F−1、重量平均分子量:10,000及び重量平均分
子量:1,100,000の2種のポリビニルピロリド
ン(AF−2)、抑制剤AF−3、AF−4、AF−
5、硬膜剤H−1、H−2及び防腐剤Ase−1を添加
した。
【0115】上記試料に用いた化合物の構造を以下に示
す。
【0116】
【化27】
【0117】
【化28】
【0118】
【化29】
【0119】
【化30】
【0120】
【化31】
【0121】
【化32】
【0122】
【化33】
【0123】
【化34】
【0124】
【化35】
【0125】このようにして感光材料試料101を作製
した。
【0126】更に、感光材料試料101において、シア
ンカプラーC−A、C−Bそれぞれを表2記載のように
それぞれ代えた他は試料101と同様にして感光材料試
料102〜114を作製した。
【0127】作製した各感光材料試料を、赤色光を用い
てウェッジ露光し、下記の処理工程により発色現像処理
を行い、赤感光層の感度、発色性を測定した。尚、相対
感度は試料101の感度を100とした時の相対値で示
し、最大濃度は試料101を100とした時の相対値で
下記の表2に示す。
【0128】また、各試料を通常の135ネガフィルム
サイズに裁断、穿孔し、カメラに装填した後、人物とマ
クベスチャートを撮影した。撮影済みの各試料を下記の
処理工程により発色現像処理を行なった。これをハロゲ
ン化銀カラーペーパーQA−6(コニカ(株)製)に焼
きつけ、RA−4処理を施すと、画像が得られた。画像
の評価は10人のモニターによる主観評価によつて行な
った。9人以上が画質が良好であるとしたものを◎、7
人以上が画質が良好であるとしたものを○、5人以上が
画質が良好であるとしたものを△、4人以下が画質が良
好であるとしたものを×とした。
【0129】結果を表2に示す。
【0130】 《発色現像処理》 (処理工程) 工程 処理時間 処理温度 補充量* 発色現像 3分15秒 38±0.3℃ 780ml 漂白 45秒 38±2.0℃ 150ml 定着 1分30秒 38±2.0℃ 830ml 安定 60秒 38±5.0℃ 830ml 乾燥 60秒 55±5.0℃ − *補充量は感光材料1m2当たりの値である。
【0131】 〈処理剤の調製〉 (発色現像液組成) 水 800ml 炭酸カリウム 30g 炭酸水素ナトリウム 2.5g 亜硫酸カリウム 3.0g 臭化ナトリウム 1.3g 沃化カリウム 1.2mg ヒドロキシアミン硫酸塩 2.5g 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル) アニリン硫酸塩 4.5g ジエチレンテトラアミン5酢酸 3.0g 水酸化カリウム 1.2g 水を加えて1.0リットルに仕上げ、水酸化カリウム又は20%硫酸を用いて pH10.06に調整する。
【0132】 (発色現像補充液組成) 水 800ml 炭酸カリウム 35g 炭酸水素ナトリウム 3.0g 亜硫酸カリウム 5.0g 臭化ナトリウム 0.4g ヒドロキシアミン硫酸塩 3.1g 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル) アニリン硫酸塩 6.3g ジエチレンテトラアミン5酢酸 3.0g 水酸化カリウム 2.0g 水を加えて1.0リットルに仕上げ、水酸化カリウム又は20%硫酸を用いて pH10.18に調整する。
【0133】 (漂白液組成) 水 700ml 1,3−ジアミンプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 125g エチレンジアミン四酢酸 2g 硫酸ナトリウム 40g 臭化アンモニウム 150g 氷酢酸 40g 水を加えて1.0リットルに仕上げ、アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH4 .4に調整する。
【0134】 (漂白補充液組成) 水 700ml 1,3−ジアミンプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 175g エチレンジアミン四酢酸 2g 硫酸ナトリウム 50g 臭化アンモニウム 200g 氷酢酸 56g 水を加えて1.0リットルに仕上げ、アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH4 .4に調整する。
【0135】 (定着液処方) 水 800ml チオシアン酸アンモニウム 120g チオ硫酸アンモニウム 150g 亜硫酸ナトリウム 15g エチレンジアミン四酢酸 2g 水を加えて1.0リットルに仕上げ、アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH6 .2に調整する。
【0136】 (定着補充液処方) 水 800ml チオシアン酸アンモニウム 150g チオ硫酸アンモニウム 180g 亜硫酸ナトリウム 20g エチレンジアミン四酢酸 2g 水を加えて1.0リットルに仕上げ、アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH6 .5に調整する。
【0137】 (安定液及び安定補充液処方) 水 900ml p−オクチルフェノール・エチレンオキシド・10モル付加物 2.0g ジメチロール尿素 0.5g ヘキサメチレンテトラミン 0.2g 1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン 0.1g シロキサン(UCC製L−77) 0.1g アンモニア水 0.5ml 水を加えて1.0リットルに仕上げ、アンモニア水又は50%硫酸を用いてp H8.5に調整する。
【0138】
【表2】
【0139】
【化36】
【0140】表2から明らかなように、本発明のシアン
カプラーを含有する試料は、感度が高く、発色性に優
れ、良好な画像が得られることがわかる。
【0141】本発明により、高感度で、発色性に優れ、
画質の良い1−ナフトール系シアンカプラーを提供する
ことができ、且つこれを含有するハロゲン化銀カラー写
真感光材料を得ることができた。
【0142】
【発明の効果】本発明により、第一には、発色性に優れ
た1−ナフトール系シアンカプラーおよびこれを含んで
なる高感度なハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供す
ることができた。
【0143】第二には、色再現上好ましい吸収特性、特
にブルー部の二次吸収の小さいシアン画像を形成する1
−ナフトール系シアンカプラーおよびこれを含んでなる
画質に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料、発色色
素および色素を提供することができた。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2−位にオキザリル基を持ち、5−位に
    下記一般式(1)で表される基を持つことを特徴とする
    1−ナフトールカプラー。 【化1】 〔式中、Aは窒素原子、硫黄原子または酸素原子のいず
    れかの原子を表す。iは1または2を表すが、Aが硫黄
    原子または酸素原子のときは1であり、Aが窒素原子の
    ときは2である。R1は水素原子または一価の置換基を
    表し、iが2のとき2つのR1は同じでも異なっていて
    もよい。〕
  2. 【請求項2】 前記1−ナフトールカプラーが下記一般
    式(2)で表される化合物であることを特徴とする請求
    項1記載の1−ナフトールカプラー。 【化2】 〔式中、Aは窒素原子、硫黄原子または酸素原子のいず
    れかの原子を表す。j1は1または2を表すが、Aが硫
    黄原子または酸素原子のときは1であり、Aが窒素原子
    のときは2である。R21は水素原子または一価の置換基
    を表し、j1が2のとき2つのR21は同じでも異なって
    いてもよい。j2は0から4までの整数を表す。R22
    ナフタレン環に置換可能な基を表し、j2が2以上のと
    き複数のR22は同じでも異なっていてもよい。R23は一
    価の基を表す。Xは水素原子または発色現像主薬酸化体
    とカップリングした際に離脱しうる基を表す。〕
  3. 【請求項3】 2−位にオキザリル基を持ち、5−位に
    前記一般式(1)で表される基を持つ1−ナフトールカ
    プラーを含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー
    写真感光材料。
  4. 【請求項4】 前記1−ナフトールカプラーが前記一般
    式(2)で表される化合物であることを特徴とする請求
    項3記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
  5. 【請求項5】 下記一般式(3)で表される1−ナフト
    ールカプラー。 【化3】 〔式中、Aは窒素原子、硫黄原子または酸素原子のいず
    れかの原子を表す。k1は1または2を表すが、Aが硫
    黄原子または酸素原子のときは1であり、Aが窒素原子
    のときは2である。R31は水素原子または一価の置換基
    を表し、k1が2のとき2つのR31は同じでも異なって
    いてもよい。k2は0から3までの整数を表す。R32
    ナフタレン環に置換可能な基を表し、k2が2以上のと
    き複数のR32は同じでも異なっていてもよい。Z31は隣
    接する二つの炭素原子とともに環を形成するために必要
    な原子群を表す。Xは水素原子または発色現像主薬酸化
    体とカップリングした際に離脱しうる基を表す。〕
  6. 【請求項6】 前記一般式(3)で表される1−ナフト
    ールカプラーを含有することを特徴とするハロゲン化銀
    カラー写真感光材料。
  7. 【請求項7】 5−位と8−位に水素結合性基を持つこ
    とを特徴とする1−ナフトールカプラー。
  8. 【請求項8】 下記一般式(4)で表される1−ナフト
    ールカプラー。 【化4】 〔式中、AおよびA′はそれぞれ窒素原子、硫黄原子ま
    たは酸素原子のいずれかの原子を表す。l1およびl3
    1または2を表すが、AおよびA′が硫黄原子または酸
    素原子のときは1であり、AおよびA′が窒素原子のと
    きは2である。R41およびR43はそれぞれ水素原子また
    は一価の置換基を表し、l1、l3が2のとき二つの置換
    基は同じでも異なっていてもよい。l2は0から4まで
    の整数を表す。R42はナフタレン環に置換可能な基を表
    し、l2が2以上のとき複数のR42は同じでも異なって
    いてもよい。Xは水素原子または発色現像主薬酸化体と
    カップリングした際に離脱しうる基を表す。〕
  9. 【請求項9】 前記一般式(4)で表される1−ナフト
    ールカプラーを含有することを特徴とするハロゲン化銀
    カラー写真感光材料。
  10. 【請求項10】 下記一般式(5)で表される1−ナフ
    トールカプラー。 【化5】 〔式中、Aは窒素原子、硫黄原子または酸素原子のいず
    れかの原子を表す。n1は1または2を表すが、Aが硫
    黄原子または酸素原子のときは1であり、Aが窒素原子
    のときは2である。R51は水素原子または一価の置換基
    を表し、n1が2のとき2つのR51は同じでも異なって
    いてもよい。n2は0から4までの整数を表す。R5 2
    ナフタレン環に置換可能な基を表し、n2が2以上のと
    き複数のR52は同じでも異なっていてもよい。R53およ
    びR54はそれぞれ水素原子以外の一価の基を表す。Xは
    水素原子または発色現像主薬酸化体とカップリングした
    際に離脱しうる基を表す。〕
  11. 【請求項11】 前記一般式(5)で表される1−ナフ
    トールカプラーを含有することを特徴とするハロゲン化
    銀カラー写真感光材料。
  12. 【請求項12】 下記一般式(6)で表される色素。 【化6】 〔〔式中、Wは−NR6162、−OHまたは−OZを表
    し、R61およびR62はそれぞれアルキル基またはアリー
    ル基を表し、Zはアルカリ金属イオンまたは第四級アン
    モニウムイオンを表す。R63は水素原子、ハロゲン原子
    または1価の置換基を表し、mは1〜3の整数を表す。
    61およびZ62はそれぞれ窒素原子またはC(R63)を
    表す。LはZ61、Z62およびそれに隣接する炭素原子と
    ともに5〜6員の芳香族炭素環、又は芳香族ヘテロ環を
    構築するのに必要な原子群を表す。CP=は、下記一般
    式(7)で表される基、一般式(8)で表される基、一
    般式(9)で表される基、一般式(10)で表される
    基、2−位にオキザリル基を持ち、5−位に前記一般式
    (1)で表される基を持つ4−ナフチリデン−1−オン
    基、または5−位と8−位に水素結合性基を持つ4−ナ
    フチリデン−1−オン基を表す。〕 【化7】 〔式中、一般式(7)におけるA、j1、R21、j2およ
    びR22は、一般式(2)におけるA、j1、R21、j2
    よびR22とそれぞれ同義であり、一般式(8)における
    A、k1、R31、k2、R32およびZ31は、一般式(3)
    におけるA、k1、R31、k2、R32およびZ31とそれぞ
    れ同義であり、一般式(9)におけるAおよびA′、l
    1およびl3、R41およびR43、l2およびR42は、一般
    式(4)におけるAおよびA′、l1およびl3、R41
    よびR43、l2およびR42とそれぞれ同義であり、一般
    式(10)におけるA、n1、R51、n2、R52、R53
    よびR54は、一般式(5)におけるA、n1、R51
    2、R52、R53およびR54とそれぞれ同義であ
    る。〕〕
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