JPH1135443A - 保湿剤、肌あれ改善剤及び皮膚外用剤 - Google Patents

保湿剤、肌あれ改善剤及び皮膚外用剤

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JPH1135443A
JPH1135443A JP20715097A JP20715097A JPH1135443A JP H1135443 A JPH1135443 A JP H1135443A JP 20715097 A JP20715097 A JP 20715097A JP 20715097 A JP20715097 A JP 20715097A JP H1135443 A JPH1135443 A JP H1135443A
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ether
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富幸 難波
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三紀子 上沼
Toru Okamoto
亨 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規な保湿剤、肌あれ改善剤、及び、安全性
が高く、優れた保湿効果及び肌あれ改善効果を有しかつ
使用性に優れた皮膚外用剤を提供すること。 【構成】 下記一般式(1)で表される低級アルキルテ
トリトールエーテルを有効成分とすることを特徴とする
保湿剤、皮膚外用剤及びこれを含有する皮膚外用剤であ
る。 A−Rn (1) (Aは水素原子nを除いたテトリトール残基を表し、R
は炭素数1〜4のアルキル基で、直鎖アルキル基、分岐
アルキル基、不飽和アルキル基、ヒドロキシアルキル基
のいずれでも良い。nはRの平均置換度を表し、1〜4
の範囲の数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な保湿剤、肌
あれ改善剤、及びこれを配合した皮膚外用剤に関する。
更に詳しくは、安全性が高く、保湿効果及び肌あれ改善
効果に優れた低級アルキルテトリトールエーテルを有効
成分とする保湿剤及び肌あれ改善剤、並びにこれを配合
した保湿効果、肌あれ改善効果を有する皮膚外用剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、皮膚外用剤には、使用性・安全性
の向上、肌への刺激性低下、防腐等種々の目的で、例え
ば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
グルセリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、
ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒ
アルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラ
ーゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳
酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl- ピロリドンカルボン酸
塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加
物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出
物、メリロート抽出物、等の保湿剤が配合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の保湿剤の多くは、その機能に乏しく、期待できる効果
は必ずしも十分でなく、また、その化合物の種類によっ
ては、酸化安定性、匂い等の面において皮膚外用剤に使
用するためには問題があるものであった。
【0004】本発明者等は、このような事情に鑑み、真
に優れた保湿効果を有する皮膚外用剤を得るべく鋭意研
究を重ねた結果、化粧品原料としては使用されたことが
ない低級アルキルテトリトールエーテルに優れた保湿効
果及び肌あれ改善効果があることを発見し、これを皮膚
外用剤に配合すると、保湿効果に優れる上、更に肌改善
効果に優れた皮膚外用剤が得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0005】本発明は、新規な保湿剤、肌あれ改善剤及
びこれを配合した保湿効果及び肌荒れ改善効果に優れた
皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記一般式(1)で表される低級アルキルテトリトールエ
ーテルを有効成分とすることを特徴とする保湿剤を提供
するものである。
【化2】A−Rn (1) (Aは水素原子nを除いたテトリトール残基を表し、R
は炭素数1〜4のアルキル基で、直鎖アルキル基、分岐
アルキル基、不飽和アルキル基、ヒドロキシアルキル基
のいずれでも良い。nはRの平均置換度を表し、1〜4
の範囲の数である。)
【0007】また、本発明は、上記の低級アルキルテト
リトールエーテルを有効成分とすることを特徴とする肌
あれ改善剤を提供するものである。
【0008】さらに、本発明は、上記の低級アルキルテ
トリトールエーテルを含有することを特徴とする皮膚外
用剤を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0010】本発明に用いる低級アルキルテトリトール
エーテルは、保湿効果に優れ、肌荒れ改善効果を有し、
安全性及び酸化安定性に優れ、皮膚にも低刺激であると
いう特徴を有する。したがって、優れた保湿剤及び肌あ
れ改善剤として皮膚外用剤に用いることが出来る化合物
であり、従来、テトリトールの低級アルキルエーテルが
化粧料等の皮膚外用剤に配合されたことはなく、皮膚外
用剤の分野においては新規な原料化合物である。
【0011】低級アルキルテトリトールエーテルを製造
するために用いるテトリトールとは、炭素数4のテトロ
ースの糖アルコールであり、例えば、エリスリトール、
D−トレイトール、L−トレイトールが挙げられる。
【0012】本発明に用いる低級アルキルテトリトール
エーテルは、下記一般式(1)で表される。Aはテトリ
トールからn個の水素を除いた残基である。
【化3】A−Rn (1)
【0013】一般式(1)において、Aは、テトリトー
ルからn個の水素を除いた残基であり、Rは、炭素数1
〜4の脂肪鎖で、直鎖アルキル基、分岐アルキル基、不
飽和アルキル基、シクロアルキル基、ヒドロキシアルキ
ル基いずれでもよい。例えば、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基、イソプロピル基、s−ブチル基、
t−ブチル基、アリル基、2−ブテニル基、3−ブテニ
ル基、2−メチル2−プロペニル基、2,4−ビシクロ
プロピル基、シクロブチル基、2−メチルシクロプロピ
ル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピ
ル基、2−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシ1−
メチルエチル基、4−ヒドロキシブチル基、3−ヒドロ
キシブチル基、2−ヒドロキシブチル基、3−ヒドロキ
シ2−メチルプロピル基、2−ヒドロキシ2−メチルプ
ロピル基、2−ヒドロキシ1,1−ジメチルエチル基、
2,3−ジヒドロキシプロピル基、ビス(ヒドロキシメ
チル)メチル基、2,3−ジヒドロキシブチル基、2,
4−ジヒドロキシブチル基、3,4−ジヒドロキシブチ
ル基、2,3−ジヒドロキシ2−メチルプロピル基、3
−ヒドロキシ2−ヒドロキシメチルプロピル基、1,1
−ビス(ヒドロキシメチル)エチル基、トリス(ヒドロ
キシメチル)メチル基等が挙げられる。
【0014】テトリトールの4つの水酸基と低級アルキ
ル基のエーテル結合位置は、任意であり、いずれの位置
でも構わない。エーテル結合数は、水に対する溶解性の
点からモノエーテルが好ましいが、ジエーテル、トリエ
ーテル、テトラエーテルいずれの混合物でも構わない。
また、アルキル基がいずれか2種類以上の結合物でも構
わない。平均置換度nは、1〜4の範囲であるが、その
性状から、0.1〜2.8の範囲が好ましい。
【0015】本発明の低級アルキルテトリトールエーテ
ルは、一般的なエーテル化反応により製造される。例え
ば、テトリトールをジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、ジオキサン、ジメチルアセトアミド、アセ
トン、N−メチルピロリドン、N−アセチルモルホリ
ン、N−メチルコハク酸イミド等の非水系溶媒に溶解す
るかもしくは無溶媒で、これに、一般式(2)
【化4】X−R (2) (Rは、一般式(1)の定義と同様で、Xは、脱離基も
しくは水酸基であり、脱離基としては、例えば、臭素、
塩素、ヨウ素、メシル基、トシル基等が挙げられる。) 若しくは、一般式(3)
【化5】 (もしくはR1 〜R4 の合計炭素数が2であるアルキル
基である。)で表される化合物を添加して、触媒の存在
下、0℃〜130℃で撹拌、反応させることにより得ら
れる。〔ロバートらの方法:Tetrahedron,
35,2169〜2172(1979)〕。
【0016】上記の触媒としては、硫酸、塩酸、リン酸
等の酸、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、金属ナトリウム等のアルカリ、ナトリウムメチ
ラート、ナトリウムエチラート等のナトリウムアルコラ
ート、N−メチルベンジルアミン等のアミン等が挙げら
れる。
【0017】この反応に使用される一般式(2)若しく
は一般式(3)で表される化合物のモル比は、本発明に
おいて好ましいモノエーテルを主生成物として得ようと
する場合には、1:1から3:1が好ましく、2:1〜
3:1が更に好ましい。テトリトールと一般式(1)若
しくは一般式(2)で示される化合物の比がこの範囲を
はずれる場合、すなわち、テトリトールが少ないとトリ
エーテルなどを生じ易く、テトリトール多すぎるとテト
リトールが多量に残って後の精製に支障をきたす。
【0018】一般式(2)若しくは一般式(3)で示さ
れる化合物がすべて消費された場合、反応系の触媒を中
和する目的で、酢酸、塩酸、硫酸、リン酸等の酸、水酸
化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のア
ルカリ、炭酸水素ナトリウム等の塩を加え、反応溶媒を
減圧留去する。若しくは、中和せずに精製をそのまま行
っても良い。
【0019】このようにして得られた反応生成物には、
低級アルキルテトリトールエーテルの他、塩、テトリト
ールが共存している。そのため、テトリトールと塩を除
去する場合、メチルアルコール、エチルアルコール、ブ
チルアルコール、イソプロピルアルコール等のエリスリ
トールを溶解しない溶媒で抽出したり、塩を多量に含む
水とメチルエチルケトン、n−ブタノールで分配し、有
機溶媒層を分取することにより精製できる。また、ハイ
パーポーラスポリマー(例えば三菱化学株式会社製のハ
イポーラス樹脂)、オクタデシルシリカなどの逆層分配
カラムやシリカゲルカラムなどにより精製することも可
能である。
【0020】上記のように合成した低級アルキルテトリ
トールエーテルは、抽出溶媒を留去したり、カラムによ
り精製した後に用いてもよく、また、特に精製せずにそ
のまま用いることも出来る。
【0021】また、本発明に用いる低級アルキルテトリ
トールエーテルは、テトリトールに他の化合物により保
護基を施したり、誘導体とすることによって、目的のエ
ーテル置換度を有する低級アルキルテトリトールエーテ
ルを得ることができる。
【0022】例えば、モノエーテルを得ようとした場
合、以下のような合成でも得られる。すなわち、1,3
−ブタジエンモノエポシドを、一般式(4)
【化6】ZーOR (4) (Rは、一般式1の定義と同様。Zは、ナトリウム、カ
リウム等の金属。)で表される求核試薬と反応させて、
一般式(5)若しくは一般式(6)
【化7】 RO−CH2−CHOH−CH=CH2 (5)
【化8】 HO−CH2−CHOR−CH=CH2 (6) (Rは一般式(1)の定義と同様。)のような化合物に
誘導し、その後、二重結合部をエポキシ化した後に開環
ジオール化したり、また、直接ジオール化することによ
り目的の低級アルキルテトリトールエーテルを得ること
ができる。また、1,3−ブタジエンモノエポキシドの
エポキシ基を開環ジオール化した後に二重結合部をエポ
キシ化し、一般式(4)で表される求核試薬と反応させ
ることにより目的の化合物を得ることができ、開環ジオ
ール化した化合物をエーテル化した後に二重結合部をジ
オール化することにより得ることもできる。
【0023】また、cis2−ブテン−1,4−ジオー
ルをモノアシル酸エステル化し、更にベンジル化した後
に脱アシル化し、得られたモノベンジルブテンジオール
を低級アルキルエーテル化し、得られた化合物の二重結
合部をジオール化し、脱ベンジル化を行うことにより、
本発明に用いる低級アルキルテトリトールエーテルを得
ることができる。この場合、保護基はベンジル基に限ら
ず、酸・アルカリ下に耐えうる結合であれば他の化合物
でも構わない。
【0024】上記低級アルキルテトリトールエーテルは
保湿効果及び肌あれ改善効果を有し、これを実質的に有
効成分とする保湿剤または肌あれ改善剤が提供でき、そ
の一種または二種以上を配合して、保湿効果又は肌あれ
改善効果を有する本発明の皮膚外用剤が提供される。
【0025】本発明に係る皮膚外用剤に配合される低級
アルキルテトリトールエーテルの配合量は特に限定され
ないが、一般には、皮膚外用剤全量に対して、0.00
1〜20重量%、好ましくは、0.01〜15重量%、
特に好ましくは、0.1〜10重量%配合する。配合量
が0.001重量%未満では皮膚外用剤の肌改善効果乏
しくなる傾向にあり、逆に、20重量%を超えて配合し
ても効果の増加は実質上望めないし、皮膚外用剤への配
合も難しくなる傾向にある。
【0026】本発明の皮膚外用剤には、上記した必須成
分の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられ
る他の成分、例えば、油分、湿潤剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、界面活性剤、防腐剤、他の保湿剤、香料、色
料、水、アルコール、増粘剤、高分子、粉末、薬剤、キ
レート剤、植物抽出物等を必要に応じて適宜配合するこ
とができる。
【0027】本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であり、
溶液系、可溶化系、乳化系、油液系、ゲル系、粉末分散
系、水−油二層系、水−油−粉末三層系等、目的とする
製品に応じて本発明の必須成分と上記の任意配合成分と
を配合して常法により製造することが出来る。
【0028】本発明の皮膚外用剤とは、化粧料、医薬
品、医薬部外品として、外皮(頭皮を含む)に適用され
るものを指し、例えば、化粧水、乳液、クリーム、パッ
ク等のフェーシャル化粧料やファンデーション、口紅、
アイシャドー等のメーキャップ化粧料やボディー化粧
料、芳香化粧料、頭皮頭髪化粧料、洗浄料、軟膏等に用
いることができる。
【0029】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに詳しく説
明する。本発明はこれによって限定されるものではな
い。配合量はすべて重量%である。
【0030】先ず、本発明に用いる低級アルキルテトリ
トールエーテルの合成例について詳述する。
【0031】「合成例1:モノメチルエリスリトールエ
ーテルの合成」 (1,2,3−トリヒドロキシ−4−メトキシ−ブタ
ン)シス2−ブテン−1,4−ジオール73.4g
(0.6mol)を予め乾燥しておいたアセトン240
mlに溶解し、無水プロピオン酸78ml(0.6mo
l)を加えて加熱還流15時間行った。室温にて空冷
後、減圧濃縮し、酢酸エチル500mlにて抽出し、精
製水にて3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥
後、減圧濃縮し、得られた濃縮物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフ法にて精製し、無色オイル状のモノプロピ
オン酸シス2−ブテン−1,4−ジオールエステルを3
8.1g(収率43.4%)得た。得られたモノプロピ
オン酸シス2−ブテン−1,4−ジオールエステル3
8.1g(264mmol)を予め乾燥しておいたジメ
トキシエタン150mlに溶解し、水素化ナトリウム2
6.4g(396mmol、60%純度)を予めヘキサ
ンにて洗浄し、減圧乾燥しておいてから加え、30分間
室温にて撹拌した。臭化ベンジル67.85g(291
mmol)を加え、室温にて3時間撹拌した。メタノー
ル100mlを加えて反応を停止し、減圧濃縮した後、
酢酸エチル500mlにて抽出し、精製水にて3回洗浄
した。無水硫酸マグネシウムにて乾燥、ろ過した後、減
圧濃縮し、無色オイル状の粗1−ベンジロキシ−シス2
−ブテニルプロピオネイトを得た。得られた粗1−ベン
ジロキシ−シス2−ブテニルプロピオネイトをメタノー
ル300mlに溶解し、ナトリウムメチラートメタノー
ル溶液(和光純薬製)30mlを加え、1晩加熱還流し
た。減圧濃縮した後、酢酸エチル500mlにて抽出
し、精製水にて2回洗浄した。無水硫酸マグネシウムに
て乾燥した後、ろ過し、減圧濃縮して得られた濃縮物を
シリカゲルカラムクロマトグラフ法にて精製し、無色オ
イル状の1−ベンジロキシ−シス2−ブテン−4−オー
ルを36.8g(78.3%;モノプロピオン酸シス2
−ブテン−1,4−ジオールエステルからのトータル収
率)を得た。得られた1−ベンジロキシ−シス2−ブテ
ン−4−オールを30.1g(169mmol)をジメ
チルスルフォキシド200mlに溶解し、水酸化カリウ
ム28.4g(422mmol)を加えた後、撹拌しな
がら、ヨウ化メチル67g(472mmol)を加え、
室温にて5時間撹拌した。酢酸エチル500mlにて抽
出し、精製水にて1回洗浄した。無水硫酸マグネシウム
にて乾燥、ろ過した後、減圧濃縮し、得られた濃縮物を
シリカゲルカラムクロマトグラフ法にて精製し、無色オ
イル状の1−ベンジロキシ−4−メトキシ−シス2−ブ
テン30.7g(収率94.9%)を得た。得られた1
−ベンジロキシ−4−メトキシ−シス2−ブテン30.
7g(160mmol)をクロロホルム300mlに溶
解し、mCPBA55.2g(320mmol)を加
え、室温にて1晩撹拌した。減圧濃縮し、酢酸エチル5
00mlにて抽出し、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液
にて1回、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で1回、精製
水にて1回洗浄した。無水硫酸マグネシウムにて乾燥、
ろ過した後、減圧濃縮し、得られた濃縮物をシリカゲル
カラムクロマトグラフ法にて精製し、無色シロップ状の
1−ベンジロキシ−2−エポキシ−4−メトキシ−ブタ
ン30.4g(収率91.2%)を得た。得られた1−
ベンジロキシ−2−エポキシ−4−メトキシ−ブタン3
0.4g(146mmol)を10%含水ジメチルスル
フォキシド200mlに溶解し、予め乳鉢にて粉砕して
おいた水酸化カリウム14g(248mmol)を加
え、100℃にて8時間撹拌した。室温にて空冷後、酢
酸エチル500mlにて抽出し、精製水にて1回洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムにて乾燥、ろ過した後、減圧
濃縮し、得られた濃縮物をシリカゲルクロマトグラフ法
にて精製し、無色シロップ状の1−ベンジロキシ2,3
−ジヒドロキシ−4−メトキシブタンを28.7g(収
率87.0%)得た。1−ベンジロキシ2,3−ジヒド
ロキシ−4−メトキシブタン31.0g(137mmo
l)をエタノール200mlに溶解し、10%パラジウ
ム炭素をスパチュラ2杯、濃塩酸6滴を加え、水素下室
温にて撹拌した。水素約31lを消費し、ろ過した。炉
液を減圧濃縮し、減圧乾燥して無色シロップ状の粗1−
メトキシ−2,3,4−トリヒドロキシ−ブタンを得
た。得られた粗1−メトキシ−2,3,4−トリヒドロ
キシ−ブタンを定法にてアセチル化し、シロップ状の
1,2,3−トリアセトキシ−4−メトキシ−ブタン2
8.7g(87.0%;1−ベンジロキシ−2−エポキ
シ−4−メトキシ−ブタンのトータル収率)を得た。得
られた1,2,3−トリアセトキシ−4−メトキシ−ブ
タンの分析値を以下に示す。1 H−NMR(CD3OD,TMS,ppm) 5.3、5.2、4.3、4.1、3.5、3.3、
2.1、2.1、2.0 13 C− NMR(CD致さんOD,TMS,ppm) δ170.5、170.1、170.0、70.7、7
0.2、70.0、62.1、62.0、59.2、2
1.0、20.7 得られた1,2,3−トリアセトキシ−4−メトキシ−
ブタン22.71gを定法にて脱アセチル化し、オイル
状のエリスリトールモノメチルエーテル(1,2,3−
トリヒドロキシ−4−メトキシ−ブタン)を11.5g
(収率97.5%)を得た。得られたエリスリトールモ
ノメチルエーテルの分析値を以下に示す。 GC/MSD(TMS化処理、m/Z) 307、147、103、731 H−NMR(CD3 OD,TMS,ppm) 2.0〜1.98(m)13 C−NMR(CD3 OD,TMS,ppm) δ56.1、61.1、68.0、70.1、72.0
【0032】「合成例2:メチルエリスリトールエーテ
ルの合成」エリスリトール10g(82mmol)を無
水ジメチルスルフォキシド100mlに溶解し、粉砕し
た水酸化ナトリウム3.3g(82mmol)を加え、
ヨウ化メチル11.6g(82mmol)を撹拌下、順
次滴下した。1晩室温にて撹拌した後、塩酸を加え反応
系を中和した後、溶媒を減圧留去し、メタノール200
mlで抽出した。得られたメタノール層を減圧濃縮し、
メチルエリスリトールエーテル4.5g(平均置換度
n;1.3)を得た。
【0033】「合成例3:メチルトレオトールエーテル
の合成」トレオトール10g(82mol)を無水ジメ
チルスルフォキシド100mlに溶解し、粉砕した水酸
化ナトリウム3.3g(82mmol)を加え、ヨウ化
メチル11.6g(82mmol)を撹拌下、順次滴下
した。1晩室温にて撹拌した後、塩酸を加え反応系を中
和した後、溶媒を減圧留去し、メタノール200mlで
抽出した。得られたメタノール層を減圧濃縮し、メチル
トレオトールエーテル4.3g(平均置換度n;1.
5)を得た。
【0034】「合成例4:エチルエリスリトールエーテ
ルの合成」エリスリトール10g(82mol)を無水
ジメチルスルフォキシド90mlに溶解し、粉砕した水
酸化ナトリウム3.3g(82mmol)を加え、ヨウ
化エチル12.8g(82mmol)を撹拌下、順次滴
下した。1晩室温にて撹拌した後、塩酸を加え反応系を
中和した後、溶媒を減圧留去し、メタノール200ml
で抽出した。得られたメタノール層を減圧濃縮し、エチ
ルエリスリトールエーテル5.0g(平均置換度n;
1.2)を得た。
【0035】「合成例5:エチルトレオトールエーテル
の合成」トレオトール10g(82mol)にエタノー
ル30ml、粉砕した水酸化ナトリウム3.3g(82
mmol)を加え、加熱した。反応後、メタノールで抽
出し、得られたメタノール層を減圧濃縮し、メチルトレ
オトールエーテル4.8g(平均置換度n;1.3)を
得た。
【0036】「合成例6:メチルトレオトールエーテル
及びメチルエリスリトールエーテル混合物の合成」1,
3−ブタジエンモノエポキシド10g(144mmo
l)をジメチルスルフォキシド20mlに溶解し、ナト
リウムメチラート9.3g(171mmol)、塩化ア
ンモニウム9.9g(186mmol)を加え、90℃
閉鎖系にて撹拌した。反応後、酢酸エチル200mlに
て抽出、減圧濃縮し、得られた濃縮物をクロロホルム2
00mlに溶解し、mCPBA49.7g(288mm
ol)を加えて室温にて1晩撹拌した。減圧濃縮し、酢
酸エチル300mlにて抽出し、10%チオ硫酸ナトリ
ウム水溶液にて1回、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で
1回、精製水にて1回洗浄した。無水硫酸マグネシウム
にて乾燥、ろ過した後、減圧濃縮し、得られた濃縮物を
10%含水ジメチルスルフォキシド200mlに溶解
し、予め乳鉢にて粉砕しておいた水酸化カリウム7g
(124mmol)を加え、100℃にて4時間撹拌し
た。室温にて空冷後、塩酸にて中和し、減圧濃縮し、定
法にてアセチル化して、1,2,3−トリアセトキシ−
4−メトキシ−ブタン21.5g(57.0%;1,3
−ブタジエンモノエポキシドのトータル収率)を得た。
得られた1,2,3−トリアセトキシ−4−メトキシ−
ブタン21.5gを定法にて脱アセチル化し、メチルト
レオトールエーテル及びメチルエリスリトールエーテル
混合物(1,2,3−トリヒドロキシ−4−メトキシ−
ブタン)を10.8g(収率96.5%)を得た。
【0037】次に本発明の効果試験方法および評価方法
について説明する。以下の方法で、肌に対する保湿効果
および肌あれ改善効果を評価した。
【0038】「水分蒸発速度による保湿効果の測定」保
湿剤の保湿効果を測定する試験として、表1に示す試料
について水分蒸発速度の測定を行った。すなわち、2.0
×2.0cm の濾紙上に10μlの試験液を滴下後、1分ご
とにその重量減少を10分間測定し、1分あたりに減少
する重量を求めた。なお、保湿剤は、乾燥残分を水に溶
解し、5%に調整したものを試料溶液とした。対象とし
ては、蒸留水を用いた。以下の判定基準で保湿効果を評
価し、その結果を表2に示した。表2より明らかなよう
に、従来の保湿剤の比較例に比べて、本発明の保湿剤で
ある実施例の方が優れた保湿効果を有することが認めら
れた。 (判定基準) ◎:水分蒸発速度 0.50μg/min.以下 ○:水分蒸発速度 0.50〜0.55μg/min. △:水分蒸発速度 0.55〜0.60μg/min. ×:水分蒸発速度 0.60μg/min.以上
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】「肌保湿効果テスト」男女各20人のパネ
ルを用いて肌に対する保湿効果を評価した。評価方法
は、上腕部を洗浄したのちに試料を塗布し、下記の通
り、試験前のTWL及び肌コンダクタンス値の変化を測
定して、肌の保湿効果をテストした。以下の評価基準に
より評価を行い、その結果を表3に示した。表3より明
らかなように、従来の保湿剤の比較例に比べて、本発明
の保湿剤である実施例の方が優れた肌の保湿効果を有す
ることが認められた。 コンダクタンス変化率=コンダクタンスの変化量/使用
前のコンダクタンス値 TWL変化率=TWL変化量/使用前のTWL値 (評価基準) ○:コンダクタンス変化率+10%以上 △:コンダクタンス変化率+3%以上+10%未満 ×:コンダクタンス変化率+3%以下 ○:TWL変化率+10%以上 △:TWL変化率+3%以上+10%未満 ×:TWL変化率+3%以下
【0042】
【表3】
【0043】「肌あれ改善効果テスト」男女各20人の
パネルを用いて肌荒れ改善効果を評価した。評価方法
は、上腕内側皮膚を3%ドデシル硫酸ナトリウム水溶液
で処理し、肌荒れを作成する。2時間後、表1の試料を
5%水溶液に調整し、40μl開放塗布する。これを5
日間繰り返し、6日目に目視で肌あれ改善効果を判定し
た。判定基準は以下のようであり、評点の低い程、肌荒
れがひどく、評点の高いほど、美しい肌であることを示
す。 (判定基準) 評点1:広範囲の角層の乾燥、めくれ、強い紅斑を認め
る。 評点2:角層の乾燥、めくれ、中程度の紅斑を認める。 評点3:角層の乾燥は認められるが、めくれは認められ
ない。弱い紅斑を認める。 評点4:角層の乾燥、めくれは認められないが、若干の
紅斑を認める。 評点5:かくそうの乾燥、めくれ、紅斑ともに認められ
ない。 評価は該評点を基に平均値で行い、以下の評価基準で判
定し、その結果を表4に示した。表4より明らかなよう
に、従来の保湿剤の比較例に比べて、本発明の保湿剤で
ある実施例の方が優れた肌あれ改善効果を有することが
認められた。 (評価基準) ◎:評点の平均が4以上5以下 ○:評点の平均が3以上4未満 △:評点の平均が2以上3未満 ×:評点の平均が1以上2未満
【0044】
【表4】
【0045】「肌荒れ改善効果実使用テスト」以下の方
法で実使用用テストを行った。女性健常人の顔面の皮膚
表面形態をシリコン樹脂によるレプリカを作成し、顕微
鏡(17倍)にて観察した。すなわち、皮紋の状態及び
角層の剥離状態から以下に示す基準に基づいて肌荒れ評
価1、2と判断された者(肌荒れパネル)1群10名を
用い、顔面左右半々に以下に示す実施例1〜6及び比較
例1〜7のローションを1日2回塗布した。2週間後、
再びレプリカを採り、肌の状態を前記同様判定した。判
定基準は以下の通りであり、評点の低い程、肌荒れがひ
どく、評点の高いほど、美しい肌であることを示す。 (判定基準) 評点1:皮溝、皮丘の消失。広範囲の角層のめくれ。 評点2:皮溝、皮丘が不鮮明。角層のめくれ。 評点3:皮溝、皮丘が認められるが、平坦。 評点4:皮溝、皮丘が鮮明。 評点5:皮溝、皮丘が鮮明で整っている。 以下の評価基準で判定し、その結果を表5に示した。表
5より明らかなように、従来の保湿剤の比較例に比べ
て、本発明の保湿剤である実施例の方が優れた肌あれ改
善効果を有することが認められた。 (評価基準) ◎:評点4及び5と評価されたパネルの割合が90%以
上 ○:評点4及び5と評価されたパネルの割合が75%以
上90%未満 △:評点4及び5と評価されたパネルの割合が25%以
上75%未満 ×:評点4及び5と評価されたパネルの割合が25%未
満
【0046】
【表5】
【0047】「実施例1〜6、比較例1〜6:ローショ
ン」以下のようなローションを常法により製造した。 プロピレングリコール 5.0% クエン酸 4.0 薬剤(表1記載) 3.0 95%エタノール 8.0 POE(20)ラウリルエーテル 2.0 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0048】以下に、本発明の保湿剤及び肌あれ改善剤
を用いた皮膚外用剤のその他の実施例を示す。
【0049】 「実施例7:バニシングクリーム」 ステアリン酸 5.0 ステアリンアルコール 4.0 ステアリン酸ブチルアルコールエステル 8.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 アスコルビン酸ジステアレート 1.0 プロピレングリコール 10.0 モノメチルエリスリトール 1.0 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にモノメチルエリスリトールとプ
ロピレングリコールを加え溶解し、加熱して70℃に保
つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保
つ(油相)。上記水相に油相を徐々に加え、全部加え終
わってからしばらくその温度に保ち反応をおこさせる。
その後ホモミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜなが
ら、30℃まで冷却する。
【0050】 「実施例8:バニシングクリーム」 ステアリン酸 6.0 ソルビタンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5 アルブチン 7.0 プロピレングルコール 10.0 モノエチルエリスリトール 5.0 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にモノエチルエリスリトール、ア
ルブチン及びプロピレングリコールを加え加熱して70
℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70
℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、
ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜなが
ら、30℃まで冷却する。
【0051】 「実施例9:中性クリーム」 ステアリルアルコール 7.0 ステアリン酸 2.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシリアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 胎盤抽出物 0.1 プロピレングリコール 5.0 メチルエリスリトール(平均置換度n;1.5) 10.0 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にメチルエリスリトール(平均置
換度n;1.5)、胎盤抽出物及びプロピレングリコー
ルを加え加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した
後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
【0052】 「実施例10:コールドクリーム」 固型パラフィン 5.0 蜜ロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) 2.0 ソルビタンモノラウリン酸エステル コウジ酸 2.0 石鹸粉末 0.1 硼砂 0.2 エチルエリスリトールエーテル(平均置換度n;1.3) 0.1 イオン交換水 残 余 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量 (製法)イオン交換水にエチルエリスリトールエーテル
(平均置換度n;1.3)、コウジ酸、石鹸粉末および
硼砂を加え加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成
分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に
油相をかきまぜながら徐々の加え反応を行う。反応終了
後ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜな
がら30℃まで冷却する。
【0053】 「実施例11:乳 液」 ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 アルブチン 2.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 モノメチルエリスリトール・モノメチルトリオトール混合物 20.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水とエタノールにモノメチルエリス
リトール・メチルトリオトール混合物及びアルブチンを
加温溶解し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成
分を溶解して、70℃に保つ(水相)。他の油性成分を
混合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油
相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一乳化
し、乳化後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却す
る。
【0054】 「実施例12:乳 液」 ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 モノエチルエリスリトール・モノエチルトレオトール混合物 7.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水とエタノールにモノエチルエリス
リトール・モノエチルトレオトール混合物を加温溶解
し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成分を溶解
して、70℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合し、
加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加
え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、乳
化後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
【0055】 「実施例13:乳 液」 ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 胎盤抽出物 5.0 メチルエリスリトール(平均置換度n;1.8) 7.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水とエタノールにメチルエリスリト
ール(平均置換度n;1.8)および胎盤抽出物を加温
溶解し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成分を
溶解して、70℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合
し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、
乳化後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
【0056】 「実施例14:乳 液」 ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 グルセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 コウジ酸 3.0 エチルエリスリトール(平均置換度n;1.2) 3.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水とエタノールにエチルエリスリト
ール(平均置換度n;1.2)およびコウジ酸を加温溶
解し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成分を溶
解して、70℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合
し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、
乳化後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
【0057】 「実施例15:乳 液」 ステアリン酸 1.5 セチルアルコール 0.5 蜜ロウ 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)モノオレイン酸エステル 1.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 1.0 クインスシード抽出液(5%水溶液) 20.0 エチルアルコール 10.0 アルブチン 20.0 プロピレングリコール 5.0 ブチルエリスリトール(平均置換度n;0.8) 3.0 イオン交換水 残 余 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量 (製法)イオン交換水にブチルエリスリトール(平均置
換度n;0.8)、アルブチン及びプロピレングリコー
ルを加え加熱溶解して70℃に保つ(水相)。エチルア
ルコールに香料を加えて溶解する(アルコール相)。ク
インスシード抽出液を除く他の成分を混合し加熱融解し
て70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を
行いホモミキサーで均一に乳化する。これをかきまぜな
がらアルコール相とクインスシード抽出液を加える。そ
の後かきまぜながら30℃まで冷却する。
【0058】 「実施例16:乳 液」 マイクロクリスタリンワックス 1.0 蜜ロウ 2.0 ラノリン 2.0 流動パラフィン 20.0 スクワラン 10.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) 1.0 ソルビタンモノオレイン酸エステル アルブチン 5.0 コウジ酸 5,0 プロピレングリコール 7.0 メチルエリスリトール・メチルトレオトール混合物 2.0 (平均置換度n;1.6) イオン交換水 残 余 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量 (製法)イオン交換水にメチルエリスリトール・メチル
トレオトール混合物2.0(平均置換度n;1.6)、
アルブチン、コウジ酸及びプロピレングリコールを加え
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
溶解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
ら、この油相に水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一
に乳化する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却
する。
【0059】 「実施例17:ゼリー」 95%エチルアルコール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(15モル)オレイルアルコールエーテル 2.0 アルブチン 0.5 アスコルビン酸ジステアレ−ト 0.5 カルボキシビニルポリマー(商品名:カーボポール941) 1.0 苛性カリ 0.15 L−アルギニン 0.1 ヒドロキシエチルトレオトール(平均置換度n;1.3) 2.0 メチルエリスリトール(平均置換度n;1.5) 1.0 香料 適 量 防腐剤 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にヒドロキシエチルトレオトール
(平均置換度n;1.3)、メチルエリスリトール(平
均置換度n;1.5)、アルブチン及びカーボポール9
41を均一に溶解し、一方95%エタノールにジプロピ
レングリコール、ポリオキシエチレン(15モル)オレ
イルアルコールエーテル、その他の成分を溶解し、水相
に添加する。ついで苛性カリ、L−アルギニンで中和さ
せ増粘する。
【0060】 「実施例18:ピールオフ型パック」 (アルコール相) 95%エタノール 10.0 ポリオキシエチレン(15モル)オレイルアルコールエーテル 2.0 防腐剤 適 量 香 料 適 量 (水相) モノエチルエリスリトール・モノエチルトレオトール混合物 4.0 アルブチン 1.0 ポリビニルアルコール 12.0 グリセリン 3.0 ポリエチレングリコール1500 1.0 イオン交換水 残 余 (製法)80℃にて水相を調製し、50℃に冷却する。
ついで室温で調製したアルコール相を添加後均一に混合
し、放冷する。
【0061】 「実施例19:粉末入りパック」 (アルコール相) 95%エタノール 2.0 防腐剤 適 量 香 料 適 量 色 剤 適 量 アスコルビン酸ジオレ−ト 1.0 (水相) エチルトレオトール(平均置換度n;1.3) 7.0 アルブチン 1.0 プロピレングリコール 7.0 亜鉛華 25.0 カオリン 20.0 イオン交換水 残 余 (製法)室温にて水相を均一に調製する。ついで室温に
て調製したアルコール相を添加し均一に混合する。
【0062】 「実施例20:吸水軟膏」 ワセリン 40.0 ステアリルアルコール 18.0 モクロウ 20.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 0.25 ヒドロキシエチルエリスリトール(平均置換度n;1.5) 0.25 胎盤抽出物 1.0 バリングリセリンエステル・塩酸塩 10.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にヒドロキシエチルエリスリトー
ル(平均置換度n;1.5)、胎盤抽出物を加え、70
℃に保つ(水相)。他の成分を70℃にて混合溶解する
(油相)。上記水相に油相を添加し、ホモミキサーで均
一に乳化後、冷却する。
【0063】本発明で得られた皮膚外用剤はいずれも実
施例1〜6で行った肌荒れ改善効果実使用テストにおい
て肌あれ改善効果が認められた。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、優れた保湿効果及び肌
あれ改善効果を有する新規な保湿剤及び肌あれ改善剤を
提供出来る。また、安全性が高く、優れた保湿効果及び
肌あれ改善効果を有しかつ使用性に優れた皮膚外用剤を
提供出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 英夫 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される低級アルキ
    ルテトリトールエーテルを有効成分とすることを特徴と
    する保湿剤。 【化1】A−Rn (1) (Aは水素原子nを除いたテトリトール残基を表し、R
    は炭素数1〜4のアルキル基で、直鎖アルキル基、分岐
    アルキル基、不飽和アルキル基、ヒドロキシアルキル基
    のいずれでも良い。nはRの平均置換度を表し、1〜4
    の範囲の数である。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の低級アルキルテトリトー
    ルエーテルを有効成分とすることを特徴とする肌あれ改
    善剤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の低級アルキルテトリトー
    ルエーテルを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
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