JPH11355106A - 順序回路 - Google Patents

順序回路

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JPH11355106A
JPH11355106A JP10165170A JP16517098A JPH11355106A JP H11355106 A JPH11355106 A JP H11355106A JP 10165170 A JP10165170 A JP 10165170A JP 16517098 A JP16517098 A JP 16517098A JP H11355106 A JPH11355106 A JP H11355106A
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00315Modifications for increasing the reliability for protection in field-effect transistor circuits

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積論理回路にラッチ回路が複数存在
する場合にも、論理回路を介してサブスレッショルド漏
洩による電流の消費を防止する。 【解決手段】 通常、予め低電位のクロック信号φ(φ
=「0」)及び高電位の反転クロック信号*φ(*φ=
「1」)を印加した状態に固定し、インバータ回路IN
V2Aの出力が「1」状態、インバータ回路INV2B
の出力が「0」状態で、スリープモード(SL=
「1」、SLB=「0」)に移行した場合、サブスレッ
ショルド漏洩に起因する直流電流が漏れ出る。しかしな
がら、この漏洩電流は、非導通状態の高閾値トランジス
タからなるためにサブスレッショルド漏洩がないスイッ
チング素子(伝送ゲート)TM3Aによりり阻止され、
ラッチ回路10Aから論理回路に流れ出ることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スリープ時の情報
保持機能をもつ順序回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積論理回路では、アクテ
ィブ時の高速度化とスリープ時の低電力化を両立するト
ランジスタ回路の構成とする方式だ採用されており、特
にスリープ時において、順序回路の記憶情報が破壊され
ないような情報保持機能を備えている。
【0003】例えば、特許第2631335号公報(特
開平06−029834号公報)には、高速に動作さ
せ、高閾値トランジスタを介して電源を供給してスリー
プ時の漏洩電流を遮断させると共に、順序回路について
は、高閾値トランジスタからなる双安定回路を追加して
直接に電源を供給してスリープ時の漏洩電流の遮断と記
憶情報の破壊回避を両立させた技術が開示されている。
【0004】図30は、従来例に係るスリープ時の情報
保持機能を有する順序回路を含む半導体集積論理回路を
示す構成図である。
【0005】図30に示すように、高閾値のpチャネル
型MOSFETからなる制御トランジスタHP1Iは、
ソース電極に高電位側実電源VDDが供給され、ドレイ
ン電極を介して高電位側擬似電源VDDVが供給され、
さらにゲート電極に印加するスリープモード切り替え信
号SLに応答して高電位側の実電源線と擬似電源線との
電気的な接続を導通または遮断するようになっている。
【0006】また、高閾値のnチャネル型MOSFET
からなる制御トランジスタHN1Iは、ソース電極に低
電位側実電源GNDが供給され、ドレイン電極を介して
低電位側擬似電源GNDVが供給され、さらにゲート電
極に印加するスリープモード切替反転信号SLBに応答
して低電位側の実電源線と擬似電源線との電気的な接続
を導通または遮断するようになっている。ここで、スリ
ープモード切替反転信号SLBは、スリープモード切替
信号SLを反転させた信号であり、図示しないスリープ
モード制御回路から送出される。
【0007】低閾値トランジスタで構成されたCMOS
回路群は、インバータ回路INV1IおよびINV2I
の各々から構成されている。
【0008】インバータ回路INV1I及びINV2I
は、ラッチ回路10A及び10Bに各々供給するデータ
信号D1B及びD2Bのバッファリングを行うものであ
る。インバータ回路INV1Iは、低閾値のpチャネル
型MOSFETからなるトランジスタ及び低閾値のnチ
ャネル型MOSFETからなるトランジスタによって構
成され、各ゲート電極が共通接続されデータ信号D1B
が入力するようになっており、各ドレイン電極が共通接
続されてラッチ回路10Aへの入力端子として構成され
ている。
【0009】インバータ回路INV2Iは、低閾値のp
チャネル型MOSFETからなるトランジスタ及び低閾
値のnチャネル型MOSFETからなるトランジスタに
よって構成され、各ゲート電極が共通接続されデータ信
号D2Bが入力するようになっており、各ドレイン電極
が共通接続されてラッチ回路10Bへの入力端子として
構成されている。
【0010】また、インバータ回路INV1Iを構成す
る低閾値のpチャネル型MOSFETのソース電極は、
制御トランジスタHP1Iのドレイン電極を介して供給
される高電位側擬似電源VDDVを配給する高電位側擬
似電源線に接続されている。また、インバータ回路IN
V1Iを構成する低閾値のnチャネル型MOSFETの
ソース電極は、制御トランジスタHN1Iのドレイン電
極を介して供給される低電位側擬似電源GNDVを配給
する低電位側擬似電源線に接続されている。
【0011】さらに図30におけるスリープ時の情報保
持機能を有する順序回路としてのラッチ回路10A及び
10Bの構成について説明する。高閾値トランジスタを
も含めて構成されたCMOSラッチ回路群は、2個のラ
ッチ回路10A及び10Bから構成されている。
【0012】ラッチ回路10Aは、2個の伝送ゲートT
M1A及びTM2Aと、3個のインバータ回路INV1
A,INV2A及びINV3Aから構成される。
【0013】伝送ゲートTM1Aは、低閾値のpチャネ
ル型MOSFETからなるトランジスタ及び低閾値のn
チャネル型MOSFETからなるトランジスタによって
構成され、各トランジスタのソース電極及びドレイン電
極を互い違いに並列接続され、一方の電極はインバータ
回路INV1Iの出力端に接続され、他方の電極はイン
バータ回路INV1Aの入力端に接続されている。
【0014】さらに伝送ゲートTM1Aを構成する低閾
値のnチャネル型MOSFETからなるトランジスタの
ゲート電極には、クロック信号φが印加され、低閾値の
pチャネル型MOSFETからなるトランジスタのゲー
ト電極には、クロック信号φの反転信号である反転クロ
ック信号*φが印加されている。
【0015】伝送ゲートTM2A及び伝送ゲートTM1
Aは同一の構成であり、双方向性を有する電極の一方は
インバータ回路INV1Aの入力端に接続され、他方の
電極はインバータ回路INV2Aの出力に接続されてい
る。なお、伝送ゲートTM2Aを構成するトランジスタ
は、低閾値のMOSFET、或いは高閾値のMOSFE
Tのいずれの導電型でも良い。
【0016】インバータ回路INV1A,INV2A及
びINV3Aは、インバータ回路INV1I及びINV
2Iと同一の構成であり、インバータ回路INV1Aを
構成する各トランジスタは、低閾値のMOSFETによ
って構成されているが、他方のインバータ回路INV2
A及びINV3Aを構成する各トランジスタは、高閾値
のMOSFETによって構成されている。
【0017】また、高閾値のpチャネル型MOSFET
からなる制御トランジスタHP1Aは、モード切替信号
SLに応答してドレイン電極との電気的な接続を導通ま
たは遮断するようになっている。
【0018】また、高閾値のnチャネル型MOSFET
からなる制御トランジスタHN1Aは、ソース電極に低
電位側実電源GNDが供給され、ゲート電極に印加する
スリープモード切替反転信号SLBに応答してドレイン
電極との電気的な接続を導通または遮断するようになっ
ている。
【0019】また、インバータ回路INV1Aを構成す
る低閾値のpチャネル型MOSFETのソース電極は、
制御トランジスタHP1Aのドレイン電極に接続され、
インバータ回路INV1Aを構成する低閾値のnチャネ
ル型MOSFETのソース電極は、制御トランジスタH
N1Aのドレイン電極に接続されている。
【0020】また、インバータ回路INV3Aは、イン
バータ回路INV1Aに並列に接続されている。インバ
ータ回路INV3Aとインバータ回路INV1Aとの相
違点は、インバータ回路INV3Aの場合、高閾値のp
チャネル型MOSFETからなる制御トランジスタHP
1Aや高閾値のnチャネル型MOSFETからなる制御
トランジスタHN1Aのような制御トランジスタを介す
ることなく、直接に高電位側実電源VDDや低電位側実
電源GNDからの電源供給を受けている。
【0021】インバータ回路INV1Aとインバータ回
路INV3Aの各出力端は共通接続され、ラッチ回路1
0Aの出力端子として構成され、後段に対してラッチ出
力信号Q1Bを送出するようになっている。また、イン
バータ回路INV1A及びINV3Aの共通接続された
出力端は、インバータ回路INV2Aの入力端に接続さ
れている。また、インバータ回路INV2Aは、インバ
ータ回路INV3Aと同様に2個の高閾値のMOSFE
Tからなるトランジスタで構成され、かつ直接に高電位
側実電源VDDや低電位側実電源GNDからの電源が供
給されるようになっている。
【0022】次に、図30に示すスリープ時の情報保持
機能を有する順序回路としてのラッチ回路10Aの動作
を説明する。
【0023】データ信号D1Bがインバータ回路INV
1Iを介して反転されてラッチ回路10Aに供給された
データ信号は、伝送ゲートTM1Aに供給されるクロッ
ク信号φ及び反転クロック信号*φのタイミングで取り
込まれ、インバータ回路INV1A及びINV3Aに送
出される。
【0024】インバータ回路INV1Aに供給される伝
送ゲートTM1Aからのデータ信号は、スリープモード
切替信号SLとスリープモード切替反転信号SLBによ
ってインバータ回路INV1Aが電源電圧の供給を受け
たときにのみ取り込むことができる。
【0025】インバータ回路INV1AとINV3Aか
らの出力信号は、ラッチ回路の出力信号Q1Bとして後
段に送出されると共に、インバータ回路INV2Aにも
送出され、インバータ回路INV2Aからの出力信号
は、伝送ゲートTM2Aに送出される。
【0026】伝送ゲートTM2Aは、クロック信号φ及
び反転クロック信号*φのタイミングにより、インバー
タINV2Aの出力信号をインバータ回路INV1Aと
INV3Aの入力側に送出し、取り込まれたデータ信号
をラッチする動作を行う。
【0027】ここで、低電位のスリープモード切替信号
SL(SL=「0」)と高電位のスリープモード切替反
転信号SLB(SLB=「1」)が印加されたアクティ
ブモード状態の場合には、制御トランジスタHP1A及
びHN1Aが導通状態となり、インバータ回路INV1
A,INV2A及びINV3Aを構成するトランジス
タ、伝送ゲートTM1A及びTM2Aを構成するトラン
ジスタによって、高速のラッチとして機能動作する。
【0028】次に、高電位のスリープモード切替信号S
L(SL=「1」)と低電位のスリープモード切替反転
信号SLB(SLB=「0」)が印加された場合には、
制御トランジスタHP1A及びHN1Aは非導通状態と
なり、インバータ回路INV1Aへの電源電圧の供給が
遮断される。
【0029】ここで、予め低電位のクロック信号φ(φ
=「0」)及び高電位の反転クロック信号*φ(*φ=
「1」)を印加した状態に固定し、かつスリープモード
(SL=「1」、SLB=「0」)に移行すれば、イン
バータ回路INV1Aに並列接続されたインバータ回路
INV3Aと、インバータ回路INV2A及び導通状態
である伝送ゲートTM2Aを介して構成される双安定回
路において、データを保持しているためにラッチ回路の
内部状態が破壊されることがない。
【0030】また、スリープモード(SL=「1」、S
LB=「0」)において、低閾値のトランジスタからな
るインバータ回路INV1Aは、遮断状態である高閾値
の制御)トランジスタHP1A及びHN1Aを介して電
源電圧が供給されているため、サブスレッショルド漏洩
による消費電力が増大することはない。
【0031】また、インバータ回路INV2AとINV
3Aには、電源電圧が直接に供給されているが、インバ
ータ回路INV2AとINV3Aは高閾値のトランジス
タから構成されているため、静止状態において、当然な
がらサブスレッショルド漏洩による消費電力が増大する
ことがない。
【0032】なお、ラッチ回路10Bは、データ信号D
2Bがインバータ回路INV2Iを介して反転されたデ
ータ信号が供給され、かつラッチ回路の出力信号が信号
Q2Bである点を除いては、ラッチ回路10Aと同一の
構成になっている。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図30
に示す従来例に係るスリープ時の情報保持機能を有する
順序回路には、スリープモード(SL=[1]、SLB
=「0」)であるにも拘らず、サブスレッショルド漏洩
による消費電力が増大するような回路の組合わせが存在
するという問題点がある。
【0034】図30に示す従来例に係るスリープ時の情
報保持機能を有する順序回路を含む半導体集積論理回路
において、上述した問題点が生じる理由を説明する。
【0035】図30において、高電位のスリープモード
切替信号SL(SL=「1」)と低電位のスリープモー
ド切替反転信号SLB(SLB=「0」)が印加され
た、すなわちスリープモード状態である場合には、制御
トランジスタHP1I及びHN1I、並びに制御トラン
ジスタHP1A及びHN1Aも遮断状態となる。
【0036】ここで、予め低電位のクロック信号φ(φ
=「0」)及び高電位の反転クロック信号*φ(*φ=
「1」)を印加した状態に固定し、且つ、その時のラッ
チ回路10A及び10Bの内部データ保持状態が、イン
バータ回路INV2Aの出力が「1」状態(したがっ
て、インバータ回路INV3Aの出力が「0」状態)に
あり、インバータ回路INV2Bの出力が「0」状態
(したがって、インバータ回路INV3Bの出力が
「1」状態)にあり、さらにスリープモード(SL=
「1」、SLB=「0」)に移行したと仮定する。
【0037】図30に示される半導体集積論理回路が上
記の状態にある場合には、高電位側実電源VDDから低
電位側実電源GNDに向かい、図30の矢印付き太幅線
により示される経路に沿って、サブスレッショルド漏洩
に起因する直流電流が漏れ出してしまう。
【0038】すなわち、入力が「0」状態、出力が
「1」状態であるインバータ回路INV2Aは漏洩電流
の供給源となり、導通状態である伝送ゲートTM2Aを
通過し、非導通状態であるが低閾値のトランジスタから
なるためにサブスレッショルド漏洩の多い伝送ゲートT
M1Aを通過し、導通状態は不定であるが低閾値のトラ
ンジスタからなるためにサブスレッショルド漏洩の多い
インバータ回路INV1Iを構成するnチャネル型MO
SFETのトランジスタを通過し、さらに低電位側の擬
似電源線を経由して、導通状態は不定で在るが低閾値の
トランジスタからなるためにサブスレッショルド漏洩の
多いインバータ回路INV2Iを構成するnチャネル型
MOSFETのトランジスタを通過し、非導通状態にあ
るが低閾値のトランジスタからなるためにサブスレッシ
ョルド漏洩の多い伝送ゲートTM1Bを通過し、導通状
態にある伝送ゲートTM2Bを通過し、最終的には入力
が「1」状態かつ出力が「0」状態にあるインバータ回
路INV2Bが漏洩電流の需要源となる。
【0039】以上説明したように、図30に示す従来例
に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序回路とし
てのラッチ回路10Aまたは10Bは、半導体集積論理
回路の内部で各々が単独に存在する限りにおいて、サブ
スレッショルド漏洩による消費電力を増大させることが
ない。
【0040】しかしながら、2個以上のラッチ回路、す
なわちラッチ回路10A及び10Bとは、高閾値のp及
びnチャネル型MOSFETからなる制御トランジス
タ、すなわち制御トランジスタHP1I及びHN1Iを
介して高電位側電源及び低電位側電源が各々供給される
他のCMOS論理回路、すなわちインバータ回路INV
1I及びINV2Iを媒介としてサブスレッショルド漏
洩による消費電力を増大させてしまうという問題点があ
る。
【0041】本発明の目的は、高閾値の制御トランジス
タを介して電源供給される他のCMOS論理回路を媒介
として、スリープ時の情報保持機能を有する複数の順序
回路との間で消費されるサブスレッショルド漏洩に基づ
く電力の増大を防止する順序回路を提供することにあ
る。
【0042】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る順序回路は、ラッチ回路を有し、論理
回路部から出力される情報データをスリープ時に保持す
る機能をもつ順序回路であって、前記ラッチ回路は、デ
ータ保持部と第1のスイッチング素子部とを含むもので
あり、前記データ保持部は、第1のインバータ回路部と
ゲートとの組み合わせからなり、クロック信号と反転ク
ロック信号とに同期して、前記論理回路部から出力され
る情報データをラッチする機能動作を行なうものであ
り、前記第1のスイッチング素子部は、スリープ時に前
記論理回路部とラッチ回路との間で消費されるサブスレ
ッショルド電流の漏洩を阻止するものである。
【0043】前記ラッチ回路は、前記論理回路部からの
情報データを後段の回路に出力する第2のインバータ回
路部と、第2のスイッチング素子部とを含み、前記第2
のインバータ回路部は、配線を介して供給される高電圧
側擬似電源と低電圧側擬似電源から電圧供給されるもの
であり、前記第2のスイッチング素子部は、前記第2の
インバータ回路部に起因するサブスレッショルド漏洩の
直流電流を阻止するものである。
【0044】前記ラッチ回路は、前記論理回路部からの
情報データを後段の回路に出力する第2のインバータ回
路部を含み、前記第2のインバータ回路部は、高電圧側
実電源と低電圧側実電源から高閾値の制御トランジスタ
を介して電圧供給されるものである。
【0045】前記データ保持部の第1のインバータ回路
部は、データ保持モード切替信号とデータ保持モード切
替反転信号とに基づいて高電圧側実電源と低電圧側実電
源から電圧供給されて動作するインバータ回路を含み、
前記第2のインバータ回路部が送出するデータ信号との
干渉及び競合を回避する機能を備えたものである。
【0046】前記データ保持部の第1のインバータ回路
部は、高電圧側実電源と低電圧側実電源から直接電圧供
給されて動作するインバータ回路を含み、該インバータ
回路の出力側直後に第3のスイッチング素子部を有し、
前記第3のスイッチング素子部は、データ保持モード切
替信号とデータ保持モード切替反転信号とに基づいて動
作し、前記第2のインバータ回路部が送出するデータ信
号との干渉及び競合を回避するものである。
【0047】前記第1又は第2のスイッチング素子部
は、高閾値のトランジスタから構成されたものである。
【0048】前記第1又は第2のスイッチング素子部
は、スリープモード切替信号と、該スリープモード切替
信号を反転させたスリープモード切替反転信号とに同期
して駆動されるものである。
【0049】前記第1又は第2のスイッチング素子部
は、スリープモード切替反転信号により制御される高閾
値のnチャネル型MOSFETから構成され、スリープ
モード切替反転信号に印加して前記スイッチング素子部
を導通させる信号電圧を、高電位側電圧に高閾値のnチ
ャネル型MOSFETの閾値電圧分を加算した電圧に等
しく設定したものである。
【0050】前記第1又は第2のスイッチング素子部
は、スリープモード切替信号により制御される高閾値の
pチャネル型MOSFETから構成され、スリープモー
ド切替信号に印加して前記スイッチング素子部を導通さ
せる信号電圧を、高電位側電圧に高閾値のpチャネル型
MOSFETの閾値電圧分を加算した電圧に等しく設定
したものである。
【0051】前記第1又は第2のスイッチング素子部
は、導電型の異なる高閾値のトランジスタの組合わせか
ら構成され、双方向のゲート特性をもつものである。
【0052】前記第1又は第2のスイッチング素子部
は、単一の高閾値トランジスタから構成され、単一方向
のゲート特性をもつものである。
【0053】前記第3のスイッチング素子部は、データ
保持モード切替反転信号により制御されるnチャネル型
MOSFETから構成され、データ保持モード切替反転
信号に印加して前記スイッチング素子部を導通させる信
号電圧を、高電位側電圧にnチャネル型MOSFETの
閾値電圧分を加算した電圧に等しく設定したものであ
る。
【0054】前記第3のスイッチング素子部は、データ
保持モード切替信号により制御されるpチャネル型MO
SFETから構成され、データ保持モード切替信号に印
加して前記スイッチング素子部を導通させる信号電圧
を、高電位側電圧にpチャネル型MOSFETの閾値電
圧分を加算した電圧に等しく設定したものである。
【0055】前記第3のスイッチング素子部は、導電型
の異なるトランジスタの組合わせから構成され、双方向
のゲート特性をもつものである。
【0056】前記第3のスイッチング素子部は、単一の
トランジスタから構成され、単一方向のゲート特性をも
つものである。
【0057】前記論理回路部は、高閾値の制御トランジ
スタを介して電源供給を受けるものである。
【0058】前記ラッチ回路は、前記論理回路部に電圧
供給する電源に対して並列に接続されたものである。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0060】図において本発明の順序回路は基本的構成
として、ラッチ回路(10A,10B,10)を有し、
論理回路(INV1I,INV2I等)から出力される
情報データをスリープ時に保持する機能をもつものであ
る(図1〜図29参照)。
【0061】ラッチ回路(10A,10B,10)は、
データ保持部と第1のスイッチング素子部(TM3A,
TM3B,TM3,TM7A,TM7B,TM7等)と
を含んでいる。
【0062】データ保持部は、第1のインバータ回路部
(INV2,INV3,INV4,INV2A,INV
3A,INV2B,INV3B等)とゲート(TM2,
TM2A,TM3B等)との組み合わせからなり、クロ
ック信号φと反転クロック信号*φとに同期して、論理
回路部(INV1I,INV2I等)から出力される情
報データをラッチする機能動作を行なうようになってい
る。
【0063】第1のスイッチング素子部(TM3A,T
M3B,TM3,TM7A,TM7B,TM7等)は、
スリープ時に論理回路部(INV1I,INV2I等)
とラッチ回路(10A,10B,10)との間で消費さ
れるサブスレッショルド電流の漏洩を阻止するようにな
っている。
【0064】また図5,図6,図8,図9,図11,図
12,図16,図17,図19,図20,図22,図2
3,図25,図26,図28,図29等に示すように、
ラッチ回路(10)は、論理回路部(INV1I,IN
V2I等)からの情報データを後段の回路に出力する第
2のインバータ回路部(INV1等)と、第2のスイッ
チング素子部(TM4,TM5等)とを含むようにして
もよい。
【0065】この場合には、第2のインバータ回路部
(INV1等)は、配線を介して供給される高電圧側擬
似電源VDDVと低電圧側擬似電源GNDVから電圧供
給されるようになっており、第2のスイッチング素子部
(TM4,TM5等)は、第2のインバータ回路部(I
NV1等)に起因するサブスレッショルド漏洩の直流電
流を阻止するようになっている。
【0066】また、図1,図3,図4,図7,図10,
図13,図14,図15,図18,図21,図24,図
27等に示すように、ラッチ回路(10A,10B,1
0)は、論理回路部(INV1I,INV2I等)から
の情報データを後段の回路に出力する第2のインバータ
回路部(INV1A,INV1B,INV1I等)を含
み、第2のインバータ回路部(INV1A,INV1
B,INV1I等)には、高電圧側実電源VDDと低電
圧側実電源GNDから高閾値の制御トランジスタ(HP
1A,HN1A,HP1,HN1等)を介して電圧を供
給するようにしてもよい。
【0067】以上の構成により、本発明に係るスリープ
時の情報保持機能を有する順序回路は、半導体集積論理
回路に複数のラッチ回路が存在した場合にも、高閾値の
制御トランジスタHP1I,HN1Iを介して電源供給
される論理回路部を媒介としてサブスレッショルド漏洩
による電流の消費を防止するものである。
【0068】図1において、低電位のクロック信号φ
(φ=「0」)及び高電位の反転クロック信号*φ(*
φ=「1」)を印加した状態に固定し、ラッチ回路10
Aのイバータ回路INV2Aの出力が「1」状態(した
がって、インバータ回路INV3Aの出力が「0」状
態)にあり、ラッチ回路10Bのインバータ回路INV
2Bの出力が「0」状態(したがって、インバータ回路
INV3Bの出力が「1」状態)にあり、スリープモー
ド(SL=「1」、SLB=「0」)に移行したと仮定
する。
【0069】図30に示される従来例に係る半導体集積
論理回路は上記の状態の場合には、高電位側実電源VD
Dから低電位側実電源GNDに向かって、図30の矢印
付き太幅線によって示される経路に沿い、サブスレッシ
ョルド漏洩に起因する直流電流が漏れ出してしまう。
【0070】これに対して図1に示す本発明に係る半導
体集積論理回路は上記の状態の場合には、入力が「0」
状態かつ出力が「1」状態のインバータ回路INV2A
が漏洩電流の供給源となり得る。そして、漏洩電流は、
導通状態の伝送ゲートTM2Aを通過し、非導通状態の
低閾値トランジスタからなるためにサブスレッショルド
漏洩の多い伝送ゲートTM1Aを通過し得る。
【0071】しかしながら、図1に示す本発明に係る半
導体集積論理回路では、この漏洩電流は、非導通状態の
高閾値トランジスタからなるためにサブスレッショルド
漏洩がない第1のスイッチング素子部(伝送ゲート)T
M3Aにより阻止され、ラッチ回路10Aから論理回路
部に流れ出ることはない。
【0072】また、図1では、入力が「1」状態かつ出
力が「0」状態のインバータ回路INV2Bが漏洩電流
の需要源となり得る。そして、漏洩電流は、導通状態の
伝送ゲートTM2Bを通過し、非導通状態の低閾値トラ
ンジスタからなるためにサブスレッショルド漏洩の多い
伝送ゲートTM1Bを通過し得る。
【0073】しかしながら、この漏洩電流は、非導通状
態の高閾値トランジスタからなるためにサブスレッショ
ルド漏洩がない第1のスイッチング素子部(伝送ゲー
ト)TM3Bにより阻止され、論理回路部からラッチ回
路10Bに流れ込むことはない。
【0074】以上説明したように、本発明では、半導体
集積論理回路内に2個以上のラッチ回路10A,10B
が存在する場合に、高閾値のp及びnチャネル型MOS
FETからなる制御トランジスタ、すなわち制御トラン
ジスタHP1I及びHN1Iを介して高および低電位側
電源が各々供給される論理回路部(INV1I,INV
2I等)を介してサブスレッショルド漏洩による消費電
力の増大を生じることがない。
【0075】尚、本発明は、以上の構成に限定されるも
のではない。例えば、図7,図8,図9,図18,図1
9,図20,図24,図25,図26等に示すように、
データ保持部の第1のインバータ回路部(INV2,I
NV3,INV4等)は、データ保持モード切替信号K
Pとデータ保持モード切替反転信号KPBとに基づいて
高電圧側実電源VDDと低電圧側実電源GNDから電圧
供給されて動作するインバータ回路(INV3,INV
4等)を含み、第2のインバータ回路部(INV1A,
INV1I,INV1B等)が送出するデータ信号との
干渉及び競合を回避する機能を備えるようにしてもよ
い。
【0076】また図10,図11,図12,図21,図
22,図23,図27,図28,図29等の場合には、
データ保持部の第1のインバータ回路部は、高電圧側実
電源VDDと低電圧側実電源GNDから直接電圧供給さ
れて動作するインバータ回路(INV3,INV4等)
を含み、インバータ回路(INV3,INV4等)の出
力側直後に第3のスイッチング素子部(TM6,TM8
等)を有しており、第3のスイッチング素子部(TM
6,TM8等)は、データ保持モード切替信号KPとデ
ータ保持モード切替反転信号KPBとに基づいて動作
し、第2のインバータ回路部が送出するデータ信号との
干渉及び競合を回避するようにしてもい。
【0077】また前記第1又は第2のスイッチング素子
部は、スリープモード切替信号SLと、該スリープモー
ド切替信号SLを反転させたスリープモード切替反転信
号SLBとに同期して駆動されるようにしてもよい。
【0078】さらに図1,図3,図5,図6,図7,図
8,図9,図10,図11,図12,図13,図14,
図16,図17,図18,図19〜29等の場合には、
第1又は第2のスイッチング素子部は、導電型の異なる
高閾値のトランジスタの組合わせから構成され、双方向
のゲート特性をもつようにしてもよい。
【0079】また図1,図3,図5,図6,図7,図
8,図9,図10,図11,図12,図13,,図1
4,図16,図17,図18,図19〜29等の場合に
は、第1又は第2のスイッチング素子部は図4及び図5
に示すように、単一の高閾値トランジスタから構成さ
れ、単一方向のゲート特性をもつようにしてもよい。
【0080】さらには図1,図3,図5,図6,図7,
図8,図9,図10,図11,図12,図13,図1
4,図16,図17,図18,図19〜29等の場合に
は、第1又は第2のスイッチング素子部は、スリープモ
ード切替反転信号により制御される高閾値のnチャネル
型MOSFETから構成され、スリープモード切替反転
信号に印加して前記スイッチング素子部を導通させる信
号電圧を、高電位側電圧に高閾値のnチャネル型MOS
FETの閾値電圧分を加算した電圧に等しく設定するよ
うにしてもよく、また第1又は第2のスイッチング素子
部は、スリープモード切替信号により制御される高閾値
のpチャネル型MOSFETから構成され、スリープモ
ード切替信号に印加して前記スイッチング素子部を導通
させる信号電圧を、高電位側電圧に高閾値のpチャネル
型MOSFETの閾値電圧分を加算した電圧に等しく設
定してもよい(図4及び図15参照)。
【0081】また図10,図11,図12,図21,図
23,図28,図29等の場合には、第3のスイッチン
グ素子部(TM6,TM8等)は、データ保持モード切
替反転信号KPBにより制御されるnチャネル型MOS
FETから構成され、データ保持モード切替反転信号K
PBに印加して前記スイッチング素子部を導通させる信
号電圧を、高電位側電圧にnチャネル型MOSFETの
閾値電圧分を加算した電圧に等しく設定してもよい。
【0082】また図10,図11,図12,図21,図
23,図28,図29等の場合には、第3のスイッチン
グ素子部(TM6,TM8等)は、データ保持モード切
替信号KPにより制御されるpチャネル型MOSFET
から構成され、データ保持モード切替信号KPに印加し
て前記スイッチング素子部を導通させる信号電圧を、高
電位側電圧にpチャネル型MOSFETの閾値電圧分を
加算した電圧に等しく設定してもよい(図4及び図5参
照)。
【0083】また図10,図11,図12,図21,図
23,図28,図29等の場合には、第3のスイッチン
グ素子部(TM6,TM8等)は、導電型の異なるトラ
ンジスタの組合わせから構成され、双方向のゲート特性
をもつようにしてもよく(図1及び図3等を参照)、ま
た第3のスイッチング素子部(TM6,TM8等)は、
単一のトランジスタから構成され、単一方向のゲート特
性をもつようにしてもよい(図4及び図5参照)。
【0084】次に、本発明に係る順序回路の具体例を実
施形態として詳細に説明する。
【0085】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序回路を
含む半導体集積論理回路を示す構成図である。
【0086】図1において、高閾値のpチャネル型MO
SFETからなる制御トランジスタHP1Iは、ソース
電極に高電位側実電源VDDが供給され、ドレイン電極
を介して高電位側擬似電源VDDVが供給され、さらに
ゲート電極に印加するスリープモード切替信号SLに応
答して高電位側の実電源線と擬似電源線との電気的な接
続を導通または遮断するようになっている。
【0087】また高閾値のnチャネル型MOSFETか
らなる制御トランジスタHN1Iは、ソース電極に低電
位側実電源GNDが供給され、ドレイン電極を介して低
電位側擬似電源GNDVが供給され、さらにゲート電極
に印加するスリープモード切替反転信号SLBに応答し
て低電位側の実電源線と擬似電源線との電気的な接続を
導通または遮断するようになっている。ここで、スリー
プモード切替反転信号SLBは、スリープモード切替信
号SLを反転させた信号であり、図示しないスリープモ
ード制御回路から送出される。
【0088】また低閾値トランジスタで構成されたCM
OS論理回路は、ラッチ回路10A及び10Bに各々供
給するデータ信号D1B及びD2Bのバッファリングを
行うためのインバータ回路INV1I及びINV2Iか
ら構成されている。
【0089】インバータ回路INV1Iは、低閾値のp
チャネル型MOSFETからなるトランジスタ及び低閾
値のnチャネル型MOSFETからなるトランジスタに
よって構成され、各ゲート電極が共通接続されてデータ
信号D1Bが入力し、各ドレイン電極が共通接続されて
出力端子として構成され、後段のラッチ回路10Aに信
号を出力するようになっている。
【0090】インバータ回路INV2Iは、低閾値のp
チャネル型MOSFETからなるトランジスタ及び低閾
値のnチャネル型MOSFETからなるトランジスタに
よって構成され、各ゲート電極が共通接続されてデータ
信号D2Bが入力し、各ドレイン電極が共通接続されて
出力端子として構成され、後段のラッチ回路10Bに信
号を出力するようになっている。
【0091】またインバータ回路INV1Iを構成する
低閾値のpチャネル型MOSFETのソース電極は、制
御トランジスタHP1Iのドレイン電極を介して供給さ
れる高電位側擬似電源VDDVを配給する高電位側擬似
電源線に接続されている。
【0092】またインバータ回路INV1Iを構成する
低閾値のnチャネル型MOSFETのソース電極は、制
御トランジスタHN1Iのドレイン電極を介して供給さ
れる低電位側擬似電源GNDVを配給する低電位側擬似
電源線に接続されている。
【0093】次に、図1に示すスリープ時の情報保持機
能を有する順序回路としてのラッチ回路10A及び10
Bの構成について説明する。
【0094】高閾値トランジスタをも含めて構成された
CMOSラッチ回路は、ラッチ回路10A及び10Bか
ら構成されている。
【0095】ラッチ回路10Aは、3個の伝送ゲートT
M1A,TM2A及びTM3Aと、3個のインバータ回
路INV1A,INV2A及びINV3Aから構成され
ている。
【0096】スイッチング素子としての伝送ゲートTM
3Aは、高閾値のMOSFETからなるトランジスタに
よって構成され、双方向性を有する一方の電極は、イン
バータ回路INV1Iの出力端に接続され、双方向性を
有する他方の電極は、伝送ゲートTM1Aの双方向性を
有する一方の電極に接続されている。
【0097】伝送ゲートTM3Aの開閉を制御する信号
は、スリープモード切替信号SL及びスリープモード切
替信号SLの反転信号であるスリープ モード切替反転
信号SLBとに同期させている。
【0098】すなわち、スリープモードにおいては、高
電位のスリープモード切替信号SL(SL=「1」)と
低電位のスリープモード切替反転信号SLB(SLB=
「0」)が伝送ゲートTM3Aに印加されることによ
り、伝送ゲートTM3Aは非導通状態となり、アクティ
ブモードにおいては、低電位のスリープモード切替信号
SL(SL=「0」)と高電位のスリープモード切替反
転信号SLB(SLB=「1」)が印加されることによ
り、伝送ゲートTM3Aは導通状態となる。
【0099】また伝送ゲートTM1Aは、低閾値のpチ
ャネル型MOSFETからなるトランジスタ及び低閾値
のnチャネル型MOSFETからなるトランジスタによ
って構成され、各トランジスタのソース電極及びドレイ
ン電極を互い違いに並列接続され、この双方向性を有す
る一方の電極は、伝送ゲートTM3Aの双方向性を有す
る一方の電極に接続し、その他方の電極は、インバータ
回路INV1Aの入力端に接続されている。
【0100】さらに伝送ゲートTM1Aを構成する低閾
値のnチャネル型MOSFETからなるトランジスタの
ゲート電極には、クロック信号φが印加され、伝送ゲー
トTM1Aを構成する低閾値のpチャネル型MOSFE
Tからなるトランジスタのゲート電極には、クロック信
号φの反転信号である反転クロック信号*φが印加され
る。
【0101】伝送ゲートTM2Aは、伝送ゲートTM1
Aと同一の構成であり、その双方向性を有する電極の一
方は、インバータ回路INV1Aの入力に接続され、そ
の他方の電極は、インバータ回路INV2Aの出力端に
接続されている。なお、伝送ゲートTM2Aを構成する
トランジスタは、低閾値のMOSFET、或いは高閾値
のMOSFETのどちらの導電型のトランジスタでも良
い。
【0102】インバータ回路INV1A,INV2A及
びINV3Aは、インバータ回路INV1I及びINV
2Iと同一の構成であり、インバータ回路INV1Aを
構成する各トランジスタは、低閾値のMOSFETによ
って構成されているが、他方のインバータ回路INV2
A及びINV3Aを構成する各トランジスタは、高閾値
MOSFETのトランジスタによって構成されている。
【0103】また高閾値のpチャネル型MOSFETか
らなる制御トランジスタHP1Aは、ソース電極に高電
位側実電源VDDが供給され、ゲート電極に印加するス
リープモード切替信号SLに応答してドレイン電極との
電気的な接続を導通または遮断するようになっている。
【0104】また高閾値のnチャネル型MOSFETか
らなる制御トランジスタHN1Aは、ソース電極に低電
位側実電源GNDが供給され、ゲート電極に印加するス
リープモード切替反転信号SLBに応答してドレイン電
極との電気的な接続を導通または遮断するようになって
いる。
【0105】またインバータ回路INV1Aを構成する
低閾値のpチャネル型MOSFETのソース電極には、
制御トランジスタHP1Aのドレイン電極が接続され、
インバータ回路INV1Aを構成する低閾値のnチャネ
ル型MOSFETのソース電極は、制御トランジスタH
N1Aのドレイン電極に接続されている。
【0106】インバータ回路INV3Aは、インバータ
回路INV1Aに対して並列に接続されている。インバ
ータ回路INV3Aは、高閾値のpチャネル型MOSF
ETからなる制御トランジスタHP1A及び高閾値のn
チャネル型MOSFETからなる制御トランジスタHN
1Aのような制御トランジスタを介することなく、直接
に高電位側実電源VDD及び低電位側実電源GNDから
の電源供給を受ける点がインバータ回路INV1Aと相
違している。
【0107】またインバータ回路INV1A及びインバ
ータ回路INV3Aの出力端は、共通接続されラッチ回
路10Aの出力端子として構成され、後段に対してラッ
チ出力信号Q1Bを送出するようになっている。
【0108】またインバータ回路INV1A及びINV
3Aの共通接続された出力端は、インバータ回路INV
2Aの入力端に接続されている。ここで、インバータ回
路INV2Aは、インバータ回路INV3Aと同様に、
2個の高閾値のMOSFETからなるトランジスタで構
成され、かつ直接に高電位側実電源VDD及び低電位側
実電源GNDからの電源供給を受けている。
【0109】一方、ラッチ回路10Bは、3個の伝送ゲ
ートTM1B,TM2B及びTM3Bと、3個のインバ
ータ回路INV1B,INV2B及びINV3Bから構
成されているが、ラッチ回路10Bは、データ信号D2
Bがインバータ回路INV2Iを通して反転されたデー
タ信号が供給され、かつラッチ回路10Bの出力信号が
信号Q2Bである点を除いてはラッチ回路10Aと同一
の構成である。
【0110】次に、図1に示す本発明の実施形態1に係
るスリープ時の情報保持機能を有する順序回路としての
ラッチ回路10Aの動作を図2に基づいて説明する。
【0111】まず、低電位のスリープモード切替信号S
L(SL=「0」)と高電位のスリープモード切替反転
信号SLB(SLB=「1」)が印加されたアクティブ
モード状態である場合について説明する。
【0112】制御トランジスタHP1A及びHN1Aは
導通状態となり、インバータ回路INV1Aに対して高
電位側電源及び低電位側電源が供給され、インバータ回
路INV1Aは、アクティブ状態となる。また、伝送ゲ
ートTM3Aは導通状態となり、前段のインバータ回路
INV1Iから送出されるデータ信号を伝送ゲートTM
1Aに対して伝送可能な状態となる。
【0113】したがって、データ信号D1Bがインバー
タ回路INV1Iを介して反転されてラッチ回路10A
に供給されたデータ信号は、アクティブモード状態で導
通状態にある伝送ゲートTM3Aを介して伝送ゲートT
M1Aに送出される。
【0114】伝送ゲートTM3Aから送出されたデータ
信号は、伝送ゲートTM1Aに供給されるクロック信号
φ及び反転クロック信号*φのタイミングで取り込ま
れ、インバータ回路INV1AとINV3Aに送出され
る。ここで、スリープモード切替信号SLとスリープ
モード切替反転信号SLBによってインバータ回路IN
V1Aはアクティブ状態にあり、伝送ゲートTM1Aか
らのデータ信号を取り込むことが可能な状態になってい
る。
【0115】インバータ回路INV1A及びINV3A
を通過した信号は、ラッチ回路10Aの出力信号Q1B
として後段に送出されると共にインバータ回路INV2
Aにも送出され、インバータ回路INV2Aの出力は伝
送ゲートTM2Aに送出される。
【0116】伝送ゲートTM2Aは、クロック信号φ及
び反転クロック信号*φのタイミングにより、インバー
タ回路INV2Aからの信号をインバータ回路INV1
AとINV3Aの入力側に帰還させ、取り込まれたデー
タ信号をラッチする機能動作が行われる。
【0117】次に、高電位のスリープモード切替信号S
L(SL=「1」)と低電位のスリープモード切替反転
信号SLB(SLB=「0」)が印加されたスリープモ
ード状態の場合ついて説明する。
【0118】制御トランジスタHP1A及びHN1Aは
非導通状態となり、インバータ回路INV1Aに対する
高電位側電源及び低電位側電源の供給が停止し、インバ
ータ回路INV1Aは、非アクティブ状態となる。
【0119】また伝送ゲートTM3Aは非導通状態とな
り、前段の回路から伝送ゲートTM1Aに送出されるデ
ータ信号を遮断することとなる。
【0120】ここで、予め低電位のクロック信号φ(φ
=「0」)及び高電位の反転クロック信号*φ(*φ=
「1」)を印加した状態に固定し、かつスリープモード
(SL=「1」、SLB=「0」)に移行すれば、並列
接続のインバータ回路INV1A及びインバータ回路I
NV3Aと、インバータ回路INV2A及び導通状態の
伝送ゲートTM2Aを介して構成される双安定回路にお
いてデータを保持しているためにラッチ回路10Aの内
部状態が破壊されることはない。
【0121】次に、本発明の実施形態1による効果を説
明する。
【0122】図1において、高電位のスリープ モード
切替信号SL(SL=「1」)と低電位のスリープモー
ド切替反転信号SLB(SLB=「0」)が印加され
た、すなわちスリープモード状態である場合には、制御
トランジスタHP1I及びHN1I、並びに制御トラン
ジスタHP1A及びHN1Aは遮断状態となる。
【0123】したがって、スリープモード(SL=
「1」、SLB=「0」)では、低閾値のトランジスタ
からなるインバータ回路INV1Aは、遮断状態の高閾
値の制御トランジスタHP1A及びHN1Aを介して電
源電圧を供給されているために、サブスレッショルド漏
洩による消費電力の増大はないことになる。
【0124】なお、インバータ回路INV2A及びIN
V3Aには、電源電圧が直接に供給されているが、イン
バータ回路INV2A及びINV3Aは、高閾値のトラ
ンジスタから構成されているために、静止状態において
サブスレッショルド漏洩による消費電力の増大がない。
【0125】ここで、図30に示す従来例に係るスリー
プ時の情報保持機能を有する順序回路を含む半導体集積
論理回路にサブスレッショルド漏洩により消費電力が増
大する問題が生じた条件と同条件を、図1に示す本発明
の実施形態1に係るスリープ時の情報保持機能を有する
順序回路を含む半導体集積論理回路に設定した場合、本
発明の実施形態1では、サブスレッショルド漏洩による
消費電力の増大が生じないことを証明する。
【0126】図1に示す本発明の実施形態1に係るスリ
ープ時の情報保持機能を有する順序回路を含む半導体集
積論理回路において、予め低電位のクロック信号φ(φ
=「0」)及び高電位の反転クロック信号*φ(*φ=
「1」)を印加した状態に固定し、且つ、そのときのラ
ッチ回路10A及び10Bの内部データ保持状態が、イ
ンバータ回路INV2Aの出力が「1」状態(したがっ
て、インバータ回路INV3Aの出力が「0」状態)に
あり、インバータ回路INV2Bの出力が「0」状態
(したがって、インバータ回路INV3Bの出力が
「1」状態)にあり、スリープモード(SL=「1」、
SLB=「0」)に移行したと仮定する。
【0127】図30に示される半導体集積論理回路が上
記の状態である場合には、高電位側実電源VDDから低
電位側実電源GNDに向かって、図30に示す矢印付き
太幅線で示される経路に沿い、サブスレッショルド漏洩
に起因する直流電流が漏れ出してしまう。
【0128】図1に示す本発明の実施形態1に係る半導
体集積論理回路が上記の状態である場合には、入力が
「0」状態かつ出力が「1」状態であるインバータ回路
INV2Aが漏洩電流の供給源となり得る。そして、そ
の漏洩電流は、導通状態である伝送ゲートTM2Aを通
過し、低閾値トランジスタからなるためにサブスレッシ
ョルド漏洩の多い非導通状態の伝送ゲートTM1Aを通
過してしまうという可能性がある。
【0129】しかしながら、図1に示す本発明の実施形
態1に係る半導体集積論理回路では、インバータ回路I
NV2Aを供給源とする漏洩電流は、非導通状態でかつ
高閾値トランジスタからなるためにサブスレッショルド
漏洩がない後段の伝送ゲートTM3Aによって阻止さ
れ、ラッチ回路10Aから他のCMOS論理回路に流れ
出ることはない。
【0130】また、図1に示す半導体集積論理回路が上
記の状態である場合には、入力が「1」状態かつ出力が
「0」状態のインバータ回路INV2Bが漏洩電流の需
要源となり得る。そして、漏洩電流は、導通状態の伝送
ゲートTM2Bを通過し、低閾値のトランジスタからな
るためにサブスレッショルド漏洩の多い非導通状態の伝
送ゲートTM1Bを通過してしまうという可能性があ
る。
【0131】しかしながら、インバータ回路INV2B
を需要源とする漏洩電流は、非導通状態でかつ高閾値ト
ランジスタからなるためにサブスレッショルド漏洩がな
い伝送ゲートTM3Aによって阻止され、他のCMOS
論理回路からラッチ回路10Bに流れ込むことはない。
【0132】以上説明したように、図1に示す本発明の
実施形態1に係るスリープ時の情報保持機能を有する順
序回路としてのラッチ回路10A及び10Bが2個存在
する場合に、高閾値のp及びnチャネル型MOSFET
からなる制御トランジスタ、すなわち制御トランジスタ
HP1I及びHN1Iを介して高電位側電源及び低電位
側電源が供給される他のCMOS論理回路、すなわちイ
ンバータ回路INV1IとINV2Iとを媒介としてサ
ブスレッショルド漏洩による消費電力の増大を防止する
ことができる。
【0133】もちろん、本発明の実施形態1に係るスリ
ープ時の情報保持機能を有する順序回路は、半導体集積
論理回路の内部で各々が単独に存在する限りにおいてサ
ブスレッショルド漏洩による消費電力の増大を生じな
い。
【0134】(実施形態2)図3は、本発明の実施形態
2に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序回路と
してのラッチ回路を示す構成図である。
【0135】図3に示す本発明の実施形態2におけるラ
ッチ回路は、3個の伝送ゲートTM1,TM2及びTM
3と、3個のインバータ回路INV1,INV2及びI
NV3から構成されており、データ信号Dが伝送ゲート
TM3に供給され、且つラッチ回路から信号QBが出力
する点、及び図1のラッチ回路10Aを構成する伝送ゲ
ートTM3Aに対応する伝送ゲートTM3をトランジス
タ素子により構成した点を除いては、伝送ゲートTM1
及びTM2と、3個のインバータ回路INV1,INV
2及びINV3等の素子構成は、図1に示す本発明の実
施形態1に係るラッチ回路10Aのものと同一の素子構
成になっている。
【0136】図3に示す本発明の実施形態2における伝
送ゲートTM3は、高閾値のpチャネル型MOSFET
からなるトランジスタHP2及び高閾値のnチャネル型
MOSFETからなるトランジスタHN2によって構成
され、各トランジスタのソース電極及びドレイン電極が
互い違いに並列接続され、この双方向性を有する一方の
電極にはデータ信号Dが入力するようになっており、そ
の他方の電極は、伝送ゲートTM1の双方向性を有する
一方の電極に接続されている。
【0137】伝送ゲートTM3を構成する高閾値のnチ
ャネル型MOSFETからなるトランジスタHN2のゲ
ート電極には、スリープモード切替信号SLの反転信号
であるスリープ モード切替反転信号SLBが印加さ
れ、高閾値のpチャネル型MOSFETからなるトラン
ジスタHP2のゲート電極には、スリープモード切替信
号SLが印加されるようになっている。
【0138】スリープ モードにおいては、高電位電圧
VDDのスリープモード切替信号SL(SL=「1」)
と低電位電圧GNDのスリープモード切替反転信号SL
B(SLB=「0」)が伝送ゲートTM3に印加される
ことにより、伝送ゲートTM3は非導通状態となり、ア
クティブモードにおいては、低電位電圧GNDのスリー
プモード切替信号SL(SL=「0」)と高電位電圧V
DDのスリープモード切替反転信号SLB(SLB=
「1」)が伝送ゲートTM3に印加されることにより、
伝送ゲートTM3は導通状態となり、伝送ゲートTM3
の開閉制御が行われる。
【0139】(実施形態3)図4は、本発明の実施形態
3に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序回路と
してのラッチ回路を示す構成図である。
【0140】図4に示す本発明の実施形態3におけるラ
ッチ回路は、図3に示すラッチ回路の変形例であり、デ
ータ信号Dが供給され、且つラッチ回路の出力が信号Q
Bである点、及び図1のラッチ回路10Aを構成する伝
送ゲートTM3Aに対応する伝送ゲートTM3をトラン
ジスタ素子により構成した点を除いては、図1に示すラ
ッチ回路10Aと同一の素子構成になっている。
【0141】図4に示す本発明の実施形態3における伝
送ゲートTM3は、高閾値のnチャネル型MOSFET
からなるトランジスタHN2のみから構成され、ソース
電極またはドレイン電極の一方にデータ信号Dが入力す
るようになっており、その他方の電極は、後段の伝送ゲ
ートTM1の双方向性を有する一方の電極に接続されて
いる。
【0142】また伝送ゲートTM3を構成する高閾値の
nチャネル型MOSFETからなるトランジスタHN2
のゲート電極には、スリープモード切替信号SLの反転
信号であるスリープ モード切替反転信号SLBが印加
されるようになっている。
【0143】スリープ モードにおいては、低電位電圧
GNDのスリープモード切替反転信号SLB(SLB=
「0」)が伝送ゲートTM3に印加されることにより、
伝送ゲートTM3は非導通状態となり、アクティブモー
ドにおいては、高電位電圧VDDのスリープモード切替
反転信号SLB(SLB=「1」)が伝送ゲートTM3
に印加されることにより、伝送ゲートTM3は導通状態
となり、伝送ゲートTM3の開閉制御が行われる。
【0144】またアクティブ モードにおいては、スリ
ープモード切替反転信号SLB(SLB=「1」)に印
加する信号電圧を、高電位側電圧VDDに高閾値のnチ
ャネル型MOSFETからなるトランジスタHN2の閾
値電圧分を加算した電圧に等しくすることにより、高電
位電圧VDDのデータ信号D(D=「1」)が伝送ゲー
トTM3を介して後段の伝送ゲートTM1に伝送された
場合にも、同一の信号電圧、すなわち高電位電圧VDD
の電圧を伝送することが可能となる。
【0145】なお、図4に示す本発明の実施形態3にお
ける伝送ゲートTM3(スイッチング素子)は、スリー
プモード切替反転信号により制御される高閾値のnチャ
ネル型MOSFETから構成され、スリープモード切替
反転信号に印加して伝送ゲートTM3を導通させる信号
電圧を、高電位側電圧に高閾値のnチャネル型MOSF
ETの閾値電圧分を加算した電圧に等しく設定するよう
にしたが、これに限定されるものではなく、伝送ゲート
TM3(スイッチング素子)は、スリープモード切替信
号により制御される高閾値のpチャネル型MOSFET
から構成され、スリープモード切替反転信号に印加して
伝送ゲートTM3を導通させる信号電圧を、高電位側電
圧に高閾値のpチャネル型MOSFETの閾値電圧分を
加算した電圧に等しく設定してよいものである。
【0146】(実施形態4)図5及び図6は、本発明の
実施形態4に係るスリープ時の情報保持機能を有する順
序回路としてのラッチ回路を示す構成図である。
【0147】図5に示すラッチ回路は、4個の伝送ゲー
トTM1,TM2,TM3及びTM4と、3個のインバ
ータ回路INV1,INV2及びINV3から構成され
ており、図6に示すラッチ回路は、4個の伝送ゲートT
M1,TM2,TM3及びTM5と、3個のインバータ
回路INV1,INV2及びINV3から構成されてい
る。
【0148】図5及び図6に示すラッチ回路は、データ
信号Dが伝送ゲートTM3に供給され、且つラッチ回路
の出力が信号QBである点、及び図1のラッチ回路10
Aを構成するインバータ回路INV1Aに対応するイン
バータ回路INV1は、高電位側擬似電源VDDV及び
低電位側擬似電源GNDVから電源供給を受けている
点、及びインバータ回路INV1とINV3との出力間
に高閾値のトランジスタからなる伝送ゲートTM4或い
はTM5を接続した点を除いては、図1に示すラッチ回
路10Aと同一の素子構成になっている。
【0149】図5及び図6に示すインバータ回路INV
1に供給される高電位側擬似電源VDDV及び低電位側
擬似電源GNDVによる電圧は、図1に示す高電位側擬
似電源VDDV及び低電位側擬似電源GNDVと同一の
回路構成から発生される。
【0150】すなわち、図1に示すものと同様に低閾値
トランジスタで構成されたCMOS回路群(インバータ
回路INV1I及びINV2I)を制御する高閾値のp
チャネル型MOSFETからなる制御トランジスタ(H
P1I)は、ソース電極に高電位側実電源(VDD)が
供給され、ドレイン電極を介して高電位側擬似電源(V
DDV)が供給され、さらにゲート電極に印加するスリ
ープモード切替信号(SL)に応答して高電位側の実電
源線と擬似電源線との電気的な接続を導通または遮断す
るようになっている。
【0151】また高閾値のnチャネル型MOSFETか
らなる制御トランジスタ(HN1I)は、ソース電極に
低電位側実電源(GND)が供給され、ドレイン電極を
介して低電位側擬似電源(GNDV)が供給され、さら
にゲート電極に印加するスリープモード切替反転信号
(SLB)に応答して低電位側の実電源線と擬似電源線
との電気的な接続を導通または遮断するようになってい
る。
【0152】図5及び図6に示すインバータ回路INV
1に対する高電位側及び低電位側の電源供給が共に擬似
電源から供給されているが、少なくとも一方が擬似電源
によって供給を受ける構成であれば、スリープモードに
おいてサブスレッショルド漏洩の多い低閾値のトランジ
スタからなるインバータ回路INV1に起因するサブス
レッショルド漏洩による消費電力の増大は生じない。
【0153】図5及び図6に示す伝送ゲートTM4及び
TM5の開閉を制御する信号は、スリープモード切替信
号SL及びスリープモード切替信号SLの反転信号であ
るスリープモード切替反転信号SLBとに同期させる。
【0154】すなわち、スリープモードにおいては、高
電位のスリープモード切替信号SL(SL=「1」)と
低電位のスリープモード切替反転信号SLB(SLB=
「0」)が伝送ゲートTM4及びTM5に印加されるこ
とにより、伝送ゲートTM4及びTM5は非導通状態と
なり、アクティブモードにおいては、低電位のスリープ
モード切替信号SL(SL=「0」)と高電位のスリー
プモード切替反転信号SLB(SLB=「1」)が伝送
ゲートTM4及びTM5に印加されることにより、伝送
ゲートTM4及びTM5は導通状態となる。
【0155】スリープモード(SL=「1」、SLB=
「0」)において非導通状態の伝送ゲートTM4及びT
M5は、サブスレッショルド漏洩に起因する直流電流を
阻止する役目を果たす。
【0156】伝送ゲートTM4及びTM5が存在しない
場合には、インバータ回路INV3が漏洩電流の供給源
または需要源となり、低閾値のトランジスタからなるた
めにサブスレッショルド漏洩の多いインバータ回路IN
V1を通過し、スリープモードにおいて浮遊状態となる
高電位側及び低電位側の両擬似電源線を経由して、半導
体集積論理回路内の他のラッチ回路を構成するインバー
タ回路INV1を通過し、さらにインバータ回路INV
3を漏洩電流の供給源または需要源とするような、サブ
スレッショルド漏洩に起因して高電位側実電源と低電位
側実電源との間に直流電流が流れる漏洩経路が形成され
ることとなる。
【0157】そこで、図5及び図6に示す本発明の実施
形態4では、スリープモード(SL=「1」、SLB=
「0」)における伝送ゲートTM4及びTM5を非導通
状態とし、伝送ゲートTM4及びTM5によりサブスレ
ッショルド漏洩に起因する直流電流を阻止する。
【0158】(実施形態5)図7は、本発明の実施形態
5に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序回路と
してのラッチ回路を示す構成図である。
【0159】図7に示す本発明の実施形態5に係るスリ
ープ時の情報保持機能を有する順序回路としてのラッチ
回路は、データ信号Dが供給され、且つラッチ回路の出
力が信号QBである点、及び図1のラッチ回路10Aを
構成するインバータ回路INV3Aに代えて、インバー
タ回路INV4及びインバータ回路INV2で双安定素
子を構成してスリープモードにおけるデータ保持を行う
点を除いては、図1に示すラッチ回路10Aと同一の素
子構成になっている。
【0160】図7に示す低閾値のpチャネル型MOSF
ETからなる制御トランジスタLP1は、ソース電極に
高電位側実電源VDDが供給され、ゲート電極に印加す
るデータ保持モード切替信号KPの反転信号であるデー
タ保持モード切替反転信号KPBに応答してドレイン電
極との電気的な接続を導通または遮断するようになって
いる。
【0161】また低閾値のnチャネル型MOSFETか
らなる制御トランジスタLN1は、ソース電極に低電位
側実電源GNDが供給され、ゲート電極に印加するデー
タ保持モード切替信号KPに応答してドレイン電極との
電気的な接続を導通または遮断するようになっている。
【0162】またインバータ回路INV4を構成する高
閾値のpチャネル型MOSFETのソース電極は、制御
トランジスタLP1のドレイン電極に接続され、インバ
ータ回路INV4を構成する低閾値のnチャネル型MO
SFETのソース電極は、制御トランジスタLN1のド
レイン電極に接続されている。
【0163】図7に示す本発明の実施形態5に係るラッ
チ回路の動作を図2に基づいて説明する。基本原理的な
動作については、図1に示すラッチ回路10Aと同一の
機能動作が行われるため、ここでは、特にデータ保持モ
ード切替信号KPとデータ保持モード切替反転信号KP
Bに関連する機能動作のみの動作を説明する。
【0164】まず、低電位のスリープモード切替信号S
L(SL=「0」)と高電位のスリープモード切替反転
信号SLB(SLB=「1」)が印加されたアクティブ
モード状態について説明する。
【0165】データ信号Dは、アクティブモード状態で
導通状態の伝送ゲートTM3を通過し、伝送ゲートTM
1に供給されるクロック信号φ及び反転クロック信号*
φのタイミングで取り込まれ、インバータ回路INV1
に送出される。
【0166】アクティブ状態のインバータ回路INV1
は、伝送ゲートTM1からのデータ信号を取り込み、こ
の信号を、インバータ回路INV2の入力側及びインバ
ータ回路INV4の出力側にそれぞれ送出する。
【0167】ここで、アクティブモードにおいて、低電
位のデータ保持モード切替信号KP(KP=「0」)と
高電位のデータ保持モード切替反転信号KPB(KPB
=「1」)がインバータ回路INV4に印加されている
ときは、インバータ回路INV4は非アクティブ状態で
あり、そのため、非アクティブ状態のインバータ回路I
NV4の存在によって、インバータ回路INV1が送出
するデータ信号との干渉及び競合を回避することができ
る。
【0168】次に、アクティブモード(SL=「0」、
SLB=「1」)からスリープモード(SL=「1」、
SLB=「0」)に移行する直前から、スリープモード
の最中を経て、スリープモードからアクティブモードに
移行した直後までの期間の動作について説明する。
【0169】上記の期間中において、高電位のデータ保
持モード切替信号KP(KP=「1」)と低電位のデー
タ保持モード切替反転信号KPB(KPB=「0」)を
印加した状態に固定することにより、インバータ回路I
NV4はアクティブ状態となり、インバータ回路INV
2と共に構成される双安定回路においてデータを保持で
きるためにラッチ回路の内部状態が破壊されることはな
い。
【0170】(実施形態6)図8及び図9は、本発明の
実施形態6に係るスリープ時の情報保持機能を有する順
序回路としてのラッチ回路を示す構成図である。
【0171】図8及び図9に示す本発明の実施形態6に
係るスリープ時の情報保持機能を有する順序回路として
のラッチ回路は、図5及び図6に示すラッチ回路を構成
するインバータ回路INV3に代えて、図7に示すよう
にインバータ回路INV4及びインバータ回路INV2
で双安定素子を構成してスリープモードにおけるデータ
保持を行うようにしたものである。
【0172】(実施形態7)図10は、本発明の実施形
態7に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序回路
としてのラッチ回路を示す構成図である。
【0173】図10に示す本発明の実施形態7に係るス
リープ時の情報保持機能を有する順序回路としてのラッ
チ回路は、図7に示す実施形態の変形例であって、図7
に示すラッチ回路を構成するインバータ回路INV4に
対して直接に高電位側実電源VDD及び低電位側実電源
GNDから電源供給を供給する点、及びインバータ回路
INV4の出力側直後に高閾値のトランジスタからなる
伝送ゲートTM6を挿入した点を除いては、図7に示す
ラッチ回路と同一の素子構成になっている。
【0174】図10において、伝送ゲートTM6の開閉
を制御する信号は、データ保持モード切替信号KP及び
データ保持モード切替信号KPの反転信号であるデータ
保持モード切替反転信号KPBとに同期させる。
【0175】すなわち、高電位のデータ保持モード切替
信号KP(KP=「1」)と低電位のデータ保持モード
切替反転信号KPB(KPB=「0」)が伝送ゲートT
M6に印加されることにより、伝送ゲートTM6は導通
状態となり、低電位のデータ保持モード切替信号KP
(KP=「0」)と高電位のデータ保持モード切替反転
信号KPB(KPB=「1」)が伝送ゲートTM6に印
加されることにより、伝送ゲートTM6は非導通状態と
なる。
【0176】図10に示す本発明の実施形態7に係るラ
ッチ回路の動作を図2に基づいて説明する。基本原理的
な動作については、図7に示すラッチ回路と同一の機能
動作が行われるため、ここでは、特にデータ保持モード
切替信号KPとデータ保持モード切替反転信号KPBに
関連する機能動作のみの動作を説明する。
【0177】まず、低電位のスリープモード切替信号S
L(SL=「0」)と高電位のスリープモード切替反転
信号SLB(SLB=「1」)が印加されたアクティブ
モード状態について説明する。
【0178】データ信号Dは、アクティブモード状態で
導通状態にある伝送ゲートTM3を通過し、伝送ゲート
TM1に供給されるクロック信号φ及び反転クロック信
号*φのタイミングで取り込まれてインバータ回路IN
V1に送出される。
【0179】アクティブ状態のインバータ回路INV1
は、伝送ゲートTM1からのデータ信号を取り込み、こ
れを、インバータ回路INV2の入力側と伝送ゲートT
M6の双方向性を有する電極の一方に送出する。
【0180】ここで、アクティブモードにおいて、低電
位のデータ保持モード切替信号KP(KP=「0」)と
高電位のデータ保持モード切替反転信号KPB(KPB
=「1」)が伝送ゲートTM6に印加されているときに
は、伝送ゲートTM6は非導通状態であるために、伝送
ゲートTM6の存在によってインバータ回路INV1が
送出するデータ信号とインバータ回路INV4との干渉
及び競合を回避することができる。
【0181】次に、アクティブモード(SL=「0」、
SLB=「1」)からスリープモード(SL=「1」、
SLB=「0」)に移行する直前から、スリープモード
の最中を経て、スリープ モードからアクティブ モード
に移行した直後までの期間における動作について説明す
る。
【0182】上記の期間中において、高電位のデータ保
持モード切替信号KP(KP=「1」)と低電位のデー
タ保持モード切替反転信号KPB(KPB=「0」)を
伝送ゲートTM6に印加することにより、伝送ゲートT
M6は導通状態となり、インバータ回路INV2と共に
構成される双安定回路においてデータを保持できるため
に、ラッチ回路の内部状態が破壊されることはない。
【0183】(実施形態8)図11及び図12は、本発
明の実施形態8に係るスリープ時の情報保持機能を有す
る順序回路としてのラッチ回路を示す構成図である。
【0184】図11及び図12に示す本発明の実施形態
8に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序回路と
してのラッチ回路は、図5及び図6に示す実施形態の変
形例であって、図5及び図6に示すラッチ回路を構成す
る高閾値のトランジスタからなる伝送ゲートTM2をイ
ンバータ回路INV1の入力側とインバータ回路INV
2の出力側との間に接続し、高閾値のトランジスタから
なる伝送ゲートTM6をインバータ回路INV2の入力
側とインバータ回路INV4の出力側との間に接続した
ものである。
【0185】図11及び図12において、伝送ゲートT
M6の開閉を制御する信号は、データ保持モード切替信
号KP及びデータ保持モード切替信号KPの反転信号で
あるデータ保持モード切替反転信号KPBとに同期させ
る。
【0186】すなわち、高電位のデータ保持モード切替
信号KP(KP=「1」)と低電位のデータ保持モード
切替反転信号KPB(KPB=「0」)が伝送ゲートT
M6に印加されることにより、伝送ゲートTM6は導通
状態となり、低電位のデータ保持モード切替信号KP
(KP=「0」)と高電位のデータ保持モード切替反転
信号KPB(KPB=「1」)が伝送ゲートTM6に印
加されることにより、伝送ゲートTM6は非導通状態と
なる。
【0187】(実施形態9)図13は、本発明の実施形
態9に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序回路
としてのラッチ回路を示す構成図である。
【0188】図13において、高閾値のpチャネル型M
OSFETからなる制御トランジスタHP1Iは、ソー
ス電極に高電位側実電源VDDが供給され、ドレイン電
極を介して高電位側擬似電源VDDVが供給され、さら
にゲート電極に印加するスリープモード切替信号SLに
応答して高電位側の実電源線と擬似電源線との電気的な
接続を導通または遮断するようになっている。
【0189】また高閾値のnチャネル型MOSFETか
らなる制御トランジスタHN1Iは、ソース電極に低電
位側実電源GNDが供給され、ドレイン電極を介して低
電位側擬似電源GNDVが供給され、さらにゲート電極
に印加するスリープモード切替反転信号SLBに応答し
て低電位側の実電源線と擬似電源線との電気的な接続を
導通または遮断するようになっている。ここで、スリー
プモード切替反転信号SLBはスリープ モード切替信
号SLを反転させた信号であり、図示しないスリープモ
ード制御回路から送出される。
【0190】低閾値トランジスタで構成されたCMOS
回路群は、ラッチ回路10A及び10Bに各々供給する
データ信号D1B及びD2Bのバッファリングを行うた
めのインバータ回路INV1I及びINV2Iから構成
されている。
【0191】インバータ回路INV1Iは、低閾値のp
チャネル型MOSFETからなるトランジスタ及び低閾
値のnチャネル型MOSFETからなるトランジスタに
よって構成され、各ゲート電極が共通接続されてデータ
信号D1Bが入力し、各ドレイン電極が共通接続されて
出力端子として構成されている。
【0192】インバータ回路INV2Iは、低閾値のp
チャネル型MOSFETからなるトランジスタ及び低閾
値のnチャネル型MOSFETからなるトランジスタに
よって構成され、各ゲート電極が共通接続されてデータ
信号D2Bが入力し、各ドレイン電極が共通接続されて
出力端子として構成されている。
【0193】またインバータ回路INV1Iを構成する
低閾値のpチャネル型MOSFETのソース電極は、制
御トランジスタHP1Iのドレイン電極を介して供給さ
れる高電位側擬似電源VDDVを配給する高電位側擬似
電源線に接続されている。
【0194】インバータ回路INV1Iを構成する低閾
値のnチャネル型MOSFETのソース電極は、制御ト
ランジスタHN1Iのドレイン電極を介して供給される
低電位側擬似電源GNDVを配給する低電位側擬似電源
線に接続されている。
【0195】図13に示す本発明の実施形態9に係るス
リープ時の情報保持機能を有する順序回路としてのラッ
チ回路10A及び10Bの構成について説明する。
【0196】高閾値トランジスタをも含めて構成された
CMOSラッチ回路群は、2個のラッチ回路10A及び
10Bから構成されている。
【0197】ラッチ回路10Aは、3個の伝送ゲートT
M1A,TM2A及びTM7Aと、3個のインバータ回
路INV1A,INV2A及びINV3Aから構成され
ている。
【0198】伝送ゲートTM1Aは、低閾値のpチャネ
ル型MOSFETからなるトランジスタ及び低閾値のn
チャネル型MOSFETからなるトランジスタによって
構成され、各トランジスタのソース電極及びドレイン電
極を互い違いに並列接続され、この双方向性を有する一
方の電極は、インバータ回路INV1Iの出力側に接続
され、その他方の電極は、インバータ回路INV1Aの
入力側にそれぞれ接続されている。
【0199】さらに伝送ゲートTM1Aを構成する低閾
値のnチャネル型MOSFETからなるトランジスタの
ゲート電極には、クロック信号φが印加され、低閾値の
pチャネル型MOSFETからなるトランジスタのゲー
ト電極には、クロック信号φの反転信号である反転クロ
ック信号*φが印加されるようになっている。
【0200】また伝送ゲートTM7Aは、高閾値のMO
SFETからなるトランジスタによって構成され、その
双方向性を有する一方の電極は、インバータ回路INV
1Aの入力側に接続され、その双方向性を有する他方の
電極は、伝送ゲートTM2Aの双方向性を有する一方の
電極に接続されている。
【0201】また伝送ゲートTM7Aの開閉を制御する
信号は、スリープモード切替信号SL及びスリープモー
ド切替信号SLの反転信号であるスリープモード切替反
転信号SLBとに同期させる。
【0202】すなわち、スリープモードにおいては、高
電位のスリープモード切替信号SL(SL=「1」)と
低電位のスリープモード切替反転信号SLB(SLB=
「0」)が伝送ゲートTM7Aに印加されることによ
り、伝送ゲートTM7Aは非導通状態となり、アクティ
ブモードにおいては、低電位のスリープモード切替信号
SL(SL=「0」)と高電位のスリープモード切替反
転信号SLB(SLB=「1」)が伝送ゲートTM7A
に印加されることにより、伝送ゲートTM7Aは導通状
態となる。
【0203】伝送ゲートTM2Aは、伝送ゲートTM1
Aと同一の構成であり、その双方向性を有する電極の一
方は、インバータ回路INV3Aの入力側に接続され、
その他方の電極は、インバータ回路INV2Aの出力側
に接続されている。なお、伝送ゲートTM2Aを構成す
るトランジスタは、低閾値のMOSFET、或いは高閾
値のMOSFETのどちらの導電型のトランジスタでも
良い。
【0204】インバータ回路INV1A,INV2A及
びINV3Aは、インバータ回路INV1I及びINV
2Iと同一の構成であり、インバータ回路INV1Aを
構成する各トランジスタは低閾値のMOSFETによっ
て構成されているが、他方のインバータ回路INV2A
及びINV3Aを構成する各トランジスタは高閾値MO
SFETのトランジスタによって構成されている。
【0205】高閾値のpチャネル型MOSFETからな
る制御トランジスタHP1Aは、ソース電極に高電位側
実電源VDDが供給され、ゲート電極に印加するスリー
プモード切替信号SLに応答してドレイン電極との電気
的な接続を導通または遮断するようになっている。
【0206】高閾値のnチャネル型MOSFETからな
る制御トランジスタHN1Aは、ソース電極に低電位側
実電源GNDが供給され、ゲート電極に印加するスリー
プモード切替反転信号SLBに応答してドレイン電極と
の電気的な接続を導通または遮断するようになってい
る。
【0207】インバータ回路INV1Aを構成する低閾
値のpチャネル型MOSFETのソース電極は、制御ト
ランジスタHP1Aのドレイン電極に接続され、インバ
ータ回路INV1Aを構成する低閾値のnチャネル型M
OSFETのソース電極は、制御トランジスタHN1A
のドレイン電極に接続されている。
【0208】ここで、インバータ回路INV3Aは、高
閾値のpチャネル型MOSFETからなる制御トランジ
スタHP1A及び高閾値のnチャネル型MOSFETか
らなる制御トランジスタHN1Aのような制御トランジ
スタを介することなく、直接に高電位側実電源VDD及
び低電位側実電源GNDからの電源供給を受けている点
が、インバータ回路INV1Aと相違している。
【0209】インバータ回路INV1Aとインバータ回
路INV3Aの各出力側は、共通接続されラッチ回路1
0Aの出力端となり、後段に対してラッチ出力信号Q1
Bを送出するようになっている。
【0210】ラッチ回路10Aにおいてインバータ回路
INV1A及びINV3Aの共通接続された出力側は、
インバータ回路INV2Aの入力側に接続されている。
ここで、インバータ回路INV2Aは、インバータ回路
INV3Aと同様に、2個の高閾値のMOSFETから
なるトランジスタで構成され、かつ直接に高電位側実電
源VDD及び低電位側実電源GNDからの電源供給を受
けている。
【0211】ラッチ回路10Bは、データ信号D2Bが
インバータ回路INV2Iを介して反転されたデータ信
号を供給され、かつラッチ回路の出力が信号Q2Bであ
る点を除いては、ラッチ回路10Aと同一の構成になっ
ている。
【0212】図13に示す本発明の実施形態9に係るス
リープ時の情報保持機能を有する順序回路としてのラッ
チ回路10Aの動作を図2に基づいて説明する。
【0213】まず、低電位のスリープモード切替信号S
L(SL=「0」)と高電位のスリープモード切替反転
信号SLB(SLB=「1」)が印加されたアクティブ
モード状態について説明する。
【0214】制御トランジスタHP1A及びHN1Aは
導通状態となり、インバータ回路INV1Aに対して高
電位側電源と低電位側電源からの電圧供給が行なわれ、
インバータ回路INV1Aは、アクティブ状態となる。
また伝送ゲートTM7Aは導通状態となり、伝送ゲート
TM1Aから伝送されたデータ信号をインバータ回路I
NV3Aに対して送出可能な状態となっている。
【0215】前記アクティブモード状態において、デー
タ信号D1Bがインバータ回路INV1Iを介して反転
されてラッチ回路10Aに供給されたデータ信号は、伝
送ゲートTM1Aに供給されるクロック信号φ及び反転
クロック信号*φのタイミングで取り込まれ、インバー
タ回路INV1Aと伝送ゲートTM7Aを介してインバ
ータ回路INV3Aに送出される。
【0216】スリープモード切替信号SLとスリープモ
ード切替反転信号SLBに基づいてインバータ回路IN
V1Aはアクティブ状態であり、伝送ゲートTM1Aか
らのデータ信号を取り込むことが可能となっている。
【0217】インバータ回路INV1AとINV3Aの
出力は、ラッチ回路の出力信号Q1Bとして後段に送出
されると共にインバータ回路INV2Aにも送出され、
さらにインバータ回路INV2Aの出力は、伝送ゲート
TM2Aに送出される。
【0218】伝送ゲートTM2Aは、クロック信号φ及
び反転クロック信号*φのタイミングにより、インバー
タ回路INV2Aの出力信号をインバータ回路INV3
A及び伝送ゲートTM7Aを介してインバータ回路IN
V1Aの入力側に帰還させ、取り込まれたデータ信号を
ラッチする機能動作が行われる。
【0219】次に高電位のスリープモード切替信号SL
(SL=「1」)と低電位のスリープモード切替反転信
号SLB(SLB=「0」)が印加されたスリープモー
ド状態について説明する。
【0220】スリープモード状態では、制御トランジス
タHP1A及びHN1Aは非導通状態となり、インバー
タ回路INV1Aに対して高電位側電源と低電位側電源
からの電圧供給が停止し、インバータ回路INV1Aは
非アクティブ状態となる。
【0221】また伝送ゲートTM7Aは非導通状態とな
り、前段の回路から伝送ゲートTM1Aを介して伝送さ
れるデータ信号を遮断することが可能な状態となる。
【0222】ここで、予め低電位のクロック信号φ(φ
=「0」)及び高電位の反転クロック信号*φ(*φ=
「1」)を印加した状態に固定し、スリープモード(S
L=「1」、SLB=「0」)に移行すれば、インバー
タ回路INV3A及びインバータ回路INV2Aと、導
通状態の伝送ゲートTM2Aを介して構成される双安定
回路においてデータを保持しているためにラッチ回路の
内部状態が破壊されることはない。
【0223】図13に示す本発明の実施形態9に係る効
果について説明する。
【0224】図13において、高電位のスリープモード
切替信号SL(SL=「1」)と低電位のスリープモー
ド切替反転信号SLB(SLB=「0」)が印加され
た、すなわちスリープモード状態の場合には、制御トラ
ンジスタHP1I及びHN1I、並びに制御トランジス
タHP1A及びHN1Aは遮断状態になっている。
【0225】したがって、スリープモード(SL=
「1」、SLB=「0」)では、低閾値のトランジスタ
からなるインバータ回路INV1Aは、遮断状態である
高閾値の制御トランジスタHP1A及びHN1Aを介し
て電源電圧が供給されているために、サブスレッショル
ド漏洩による消費電力の増大はない。
【0226】なお、インバータ回路INV2A及びIN
V3Aは、電源電圧を直接に供給されているが、高閾値
のトランジスタから構成されているために静止状態にお
いて、当然ながらサブスレッショルド漏洩による消費電
力の増大もない。
【0227】次に、図30に示す従来例に係るスリープ
時の情報保持機能を有する順序回路におけるサブスレッ
ショルド漏洩により消費電力が増大する問題が生じた条
件と同条件を、図13に示す本発明の実施形態9に係る
スリープ時の情報保持機能を有する順序回路に設定した
場合、ブスレッショルド漏洩による消費電力の増大が生
じないことを証明する。
【0228】図13に示す本発明の実施形態9に係るス
リープ時の情報保持機能を有する順序回路において、予
め低電位のクロック信号φ(φ=「0」)及び高電位の
反転クロック信号*φ(*φ=「1」)を印加した状態
に固定し、且つその時のラッチ回路10A及び10Bの
内部のデータ保持状態が、インバータ回路INV2Aの
出力が「1」状態(したがって、インバータ回路INV
3Aの出力が「0」状態)にあり、インバータ回路IN
V2Bの出力が「0」状態(したがって、インバータ回
路INV3Bの出力が「1」状態)にあり、スリープモ
ード(SL=「1」、SLB=「0」)に移行したと仮
定する。
【0229】図30に示される半導体集積論理回路は上
記の状態の場合に、高電位側実電源VDDから低電位側
実電源GNDに向かって、図30の矢印付き太幅線によ
って示される経路に沿い、サブスレッショルド漏洩に起
因する直流電流が漏れ出してしまう。
【0230】図13に示す本発明の実施形態9に係る半
導体集積論理回路は上記の状態の場合に、入力が「0」
状態かつ出力が「1」状態のインバータ回路INV2A
が漏洩電流の供給源となり得る。そして、漏洩電流は、
導通状態の伝送ゲートTM2Aを通過し得る。
【0231】しかしながら、図13に示す本発明の実施
形態9では、導通状態の伝送ゲートTM2Aを通過し得
る漏洩電流は、非導通状態でかつ高閾値のトランジスタ
からなるためにサブスレッショルド漏洩がない伝送ゲー
トTM7Aにより阻止され、ラッチ回路10Aから他の
CMOS論理回路に流れ出ることはない。
【0232】また図13に示す本発明の実施形態9に係
る半導体集積論理回路は上記の状態の場合に、入力が
「1」状態かつ出力が「0」状態のインバータ回路IN
V2Bが漏洩電流の需要源となり得る。そして、その漏
洩電流は、導通状態の伝送ゲートTM2Bを通過し得
る。
【0233】しかしながら、図13に示す本発明の実施
形態9では、導通状態の伝送ゲートTM2Bを通過し得
る漏洩電流は、非導通状態でかつ高閾値のトランジスタ
からなるためにサブスレッショルド漏洩がない伝送ゲー
トTM7Aにより阻止され、他のCMOS論理回路から
ラッチ回路10Bに流れ込むことはない。
【0234】以上説明したように図13に示す本発明の
実施形態9に係るスリープ時の情報保持機能を有する順
序回路では、半導体集積論理回路内部において2個以上
のラッチ回路10A及び10Bが存在する場合に、高閾
値のp及びnチャネル型MOSFETからなる制御トラ
ンジスタ、すなわち制御トランジスタHP1I及びHN
1Iを介して高及び低電位側電源が各々供給される他の
CMOS論理回路、すなわちインバータ回路INV1I
及びINV2Iを介してサブスレッショルド漏洩による
消費電力の増大を生じるという問題点を解決することが
できる。
【0235】もちろん、図13に示す本発明の実施形態
9に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序回路
は、半導体集積論理回路の内部で各々が単独に存在する
限りにおいてサブスレッショルド漏洩による消費電力の
増大を生じない。
【0236】(実施形態10)図14は、本発明の実施
形態10に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序
回路としてのラッチ回路を示す構成図である。
【0237】図14に示す本発明の実施形態10に係る
ラッチ回路は、3個の伝送ゲートTM1,TM2,TM
7と、3個のインバータ回路INV1,INV2及びI
NV3から構成されており、データ信号Dが供給され、
且つラッチ回路の出力が信号QBである点、及び図13
に示すラッチ回路10Aを構成する伝送ゲートTM7A
をトランジスタ素子により構成した点が図13に示すラ
ッチ回路10Aと相違している。
【0238】図14に示す本発明の実施形態10に係る
ラッチ回路のうち、伝送ゲートTM1,TM2と、3個
のインバータ回路INV1,INV2及びINV3の構
成は、図13に示すラッチ回路10Aの構成と同一の素
子構成になっている。
【0239】図14に示す本発明の実施形態10におけ
る伝送ゲートTM7は、高閾値のpチャネル型MOSF
ETからなるトランジスタHP2及び高閾値のnチャネ
ル型MOSFETからなるトランジスタHN2によって
構成され、各トランジスタのソース電極及びドレイン電
極を互い違いに並列接続され、この双方向性を有する一
方の電極は、インバータ回路INV1の入力側に接続さ
れ、その他方の電極は、伝送ゲートTM2の双方向性を
有する一方の電極に接続されている。
【0240】さらに伝送ゲートTM7を構成する高閾値
のnチャネル型MOSFETからなるトランジスタHN
2のゲート電極には、スリープモード切替信号SLの反
転信号であるスリープ モード切替反転信号SLBが印
加され、高閾値のpチャネル型MOSFETからなるト
ランジスタHP2のゲート電極には、スリープモード切
替信号SLが印加されるようになっている。
【0241】スリープモードにおいては、高電位電圧V
DDのスリープモード切替信号SL(SL=「1」)と
低電位電圧GNDのスリープモード切替反転信号SLB
(SLB=「0」)が伝送ゲートTM7に印加されるこ
とにより、伝送ゲートTM7は非導通状態となり、アク
ティブモードにおいては、低電位電圧GNDのスリープ
モード切替信号SL(SL=「0」)と高電位電圧VD
Dのスリープモード切替反転信号SLB(SLB=
「1」)が伝送ゲートTM7に印加されることにより、
伝送ゲートTM7は導通状態となり、伝送ゲートTM7
の開閉制御が行われる。
【0242】(実施形態11)図15は、本発明の実施
形態11に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序
回路としてのラッチ回路を示す構成図である。
【0243】図15に示す本発明の実施形態11に係る
ラッチ回路は、3個の伝送ゲートTM1,TM2,TM
7と、3個のインバータ回路INV1,INV2及びI
NV3から構成されており、データ信号Dが供給され、
且つラッチ回路の出力が信号QBである点、及び図13
に示すラッチ回路10Aを構成する伝送ゲートTM7A
をトランジスタ素子により構成した点が図13に示すラ
ッチ回路10Aと相違している。
【0244】図15に示す本発明の実施形態11に係る
ラッチ回路のうち、伝送ゲートTM1,TM2と、3個
のインバータ回路INV1,INV2及びINV3の構
成は、図13に示すラッチ回路10Aの構成と同一の素
子構成になっている。
【0245】図15に示す本発明の実施形態11におけ
る伝送ゲートTM7は、高閾値のnチャネル型MOSF
ETからなるトランジスタHN2のみから構成され、ソ
ース電極またはドレイン電極の一方は、インバータ回路
INV1の入力側に接続され、その他方の電極は、伝送
ゲートTM2の双方向性を有する一方の電極に接続され
ている。
【0246】さらに伝送ゲートTM7を構成する高閾値
のnチャネル型MOSFETからなるトランジスタHN
2のゲート電極には、スリープモード切替信号SLの反
転信号であるスリープ モード切替反転信号SLBが印
加されるようになっている。
【0247】スリープモードにおいては、低電位電圧G
NDのスリープモード切替反転信号SLB(SLB=
「0」)が伝送ゲートTM7印加されることにより、伝
送ゲートTM7は非導通状態となり、アクティブモード
においては、高電位電圧VDDのスリープモード切替反
転信号SLB(SLB=「1」)が伝送ゲートTM7に
印加されることにより、伝送ゲートTM3は導通状態と
なり、伝送ゲートTM7の開閉制御が行われる。
【0248】またアクティブ モードにおいては、スリ
ープモード切替反転信号SLB(SLB=「1」)に印
加する信号電圧を、高電位側電圧VDDに高閾値のnチ
ャネル型MOSFETからなるトランジスタHN2の閾
値電圧分を加算した電圧に等しくすることにより、高電
位電圧VDDのデータ信号D(D=「1」)が伝送ゲー
トTM7を介して次段のインバータ回路INV1に伝送
された場合にも、同一の信号電圧、すなわち高電位電圧
VDDの電圧を伝送することが可能となる。
【0249】(実施形態12)図16及び図17は、本
発明の実施形態12に係るスリープ時の情報保持機能を
有する順序回路としてのラッチ回路を示す構成図であ
る。
【0250】図16及び図17に示す本発明の実施形態
12におけるラッチ回路は、データ信号Dが供給され、
且つラッチ回路の出力が信号QBである点、及び図13
に示すラッチ回路10Aを構成するインバータ回路IN
V1Aと異なり、インバータ回路INV1に高電位側擬
似電源VDDV及び低電位側擬似電源GNDVから直接
に電源供給を受けている点、及びインバータ回路INV
1とINV3との出力間に高閾値のトランジスタからな
る伝送ゲートTM4及びTM5を接続した点を除いて
は、図31に示すラッチ回路10Aと同一の素子構成に
なっている。
【0251】図16及び図17に示す本発明の実施形態
12において、インバータ回路INV1に供給される高
電位側擬似電源VDDV及び低電位側擬似電源GNDV
は、図1に示された高電位側擬似電源VDDVや低電位
側擬似電源GNDVと同一の回路構成から発生される。
【0252】すなわち、図1に示すものと同様に低閾値
トランジスタで構成されたCMOS回路群(インバータ
回路INV1I及びINV2I)を制御する高閾値のp
チャネル型MOSFETからなる制御トランジスタ(H
P1I)は、ソース電極に高電位側実電源(VDD)が
供給され、ドレイン電極を介して高電位側擬似電源(V
DDV)が供給され、さらにゲート電極に印加するスリ
ープモード切替信号(SL)に応答して高電位側の実電
源線と擬似電源線との電気的な接続を導通または遮断す
るようになっている。
【0253】また高閾値のnチャネル型MOSFETか
らなる制御トランジスタ(HN1I)は、ソース電極に
低電位側実電源(GND)が供給され、ドレイン電極を
介して低電位側擬似電源(GNDV)が供給され、さら
にゲート電極に印加するスリープモード切替反転信号
(SLB)に応答して低電位側の実電源線と擬似電源線
との電気的な接続を導通または遮断するようになってい
る。
【0254】図16及び図17において、インバータ回
路INV1の高電位側及び低電位側の電源供給が共に擬
似電源から行なわれるが、少なくとも一方だけが擬似電
源によって供給を受ける構成であれば、スリープモード
において、サブスレッショルド漏洩の多い低閾値のトラ
ンジスタからなるインバータ回路INV1に起因するサ
ブスレッショルド漏洩による消費電力の増大は生じな
い。
【0255】また図16及び図17において、伝送ゲー
トTM4及びTM5の開閉を制御する信号は、スリープ
モード切替信号SL及びスリープモード切替信号SLの
反転信号であるスリープモード切替反転信号SLBとに
同期させる。
【0256】すなわち、スリープモードにおいては、高
電位のスリープモード切替信号SL(SL=「1」)と
低電位のスリープモード切替反転信号SLB(SLB=
「0」)が伝送ゲートTM4及びTM5に印加されるこ
とにより、伝送ゲートTM4及びTM5は非導通状態と
なり、アクティブモードにおいては、低電位のスリープ
モード切替信号SL(SL=「0」)と高電位のスリー
プモード切替反転信号SLB(SLB=「1」)が伝送
ゲートTM4及びTM5に印加されることにより、伝送
ゲートTM4及びTM5は導通状態となる。
【0257】したがって、図16及び図17に示す本発
明の実施形態12では、スリープモード(SL=
「1」、SLB=「0」)において非導通状態の伝送ゲ
ートTM4及びTM5は、サブスレッショルド漏洩に起
因する直流電流を阻止する役目を果たす。
【0258】伝送ゲートTM4及びTM5がない場合に
は、インバータ回路INV3が漏洩電流の供給源または
需要源となり、低閾値のトランジスタからなるためにサ
ブスレッショルド漏洩の多いインバータ回路INV1を
通過し、スリープモードにおいて浮遊状態となる高電位
側及び低電位側の両擬似電源線を経由して、半導体集積
論理回路内の他のラッチ回路を構成するインバータ回路
INV1を通過し、さらにインバータ回路INV3を漏
洩電流の供給源または需要源とするような、サブスレッ
ショルド漏洩に起因して高電位側実電源と低電位側実電
源との間に直流電流が流れる漏洩経路が形成されてしま
う。
【0259】そこで図16及び図17に示す本発明の実
施形態12では、スリープモード(SL=「1」、SL
B=「0」)において非導通状態の伝送ゲートTM4及
びTM5をもって、サブスレッショルド漏洩に起因する
直流電流を阻止する。
【0260】(実施形態13)図18は、本発明の実施
形態13に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序
回路としてのラッチ回路を示す構成図である。
【0261】図18に示す本発明の実施形態13に係る
ラッチ回路は、データ信号Dが供給され、且つラッチ回
路の出力が信号QBである点、及び図13に示すラッチ
回路10Aを構成するインバータ回路INV3Aに高閾
値のトランジスタLP1及びLN1を介して電源を供給
している点を除いては、図13に示すラッチ回路10A
と同一の素子構成になっている。
【0262】図18において、低閾値のpチャネル型M
OSFETからなる制御トランジスタLP1は、ソース
電極に高電位側実電源VDDが供給され、ゲート電極に
印加するデータ保持モード切替信号KPの反転信号であ
るデータ保持モード切替反転信号KPBに応答してドレ
イン電極との電気的な接続を導通または遮断するように
なっている。
【0263】低閾値のnチャネル型MOSFETからな
る制御トランジスタLN1は、ソース電極に低電位側実
電源GNDが供給され、ゲート電極に印加するデータ保
持モード切替信号KPに応答してドレイン電極との電気
的な接続を導通または遮断するようになっている。
【0264】インバータ回路INV3を構成する高閾値
のpチャネル型MOSFETのソース電極は、制御トラ
ンジスタLP1のドレイン電極に接続され、インバータ
回路INV4を構成する低閾値のnチャネル型MOSF
ETのソース電極は、制御トランジスタLN1のドレイ
ン電極に接続されている。
【0265】図18に示すラッチ回路の動作を図2に基
づいて説明する。基本原理的な動作については、図13
に示すラッチ回路10Aと同一の機能動作が行われるた
め、ここでは、特にデータ保持モード切替信号KPとデ
ータ保持モード切替反転信号KPBに関連する機能動作
のみについて説明する。
【0266】まず、低電位のスリープモード切替信号S
L(SL=「0」)と高電位のスリープモード切替反転
信号SLB(SLB=「1」)が印加されたアクティブ
モード状態の場合を説明する。
【0267】アクティブモード状態において、データ信
号Dは、伝送ゲートTM1に供給されるクロック信号φ
及び反転クロック信号*φのタイミングで取り込まれ、
インバータ回路INV1に送出される。アクティブ状態
のインバータ回路INV1は、伝送ゲートTM1からの
データ信号を取り込む。
【0268】伝送ゲートTM1からのデータ信号は、導
通状態の伝送ゲートTM7を介してインバータ回路IN
V3の入力側に伝送されるが、アクティブモードにおい
て、低電位のデータ保持モード切替信号KP(KP=
「0」)と高電位のデータ保持モード切替反転信号KP
B(KPB=「1」)が印加されている限りはインバー
タ回路INV3は非アクティブ状態であるため、インバ
ータ回路INV3は、データ信号を取り込んで出力側に
送出することはない。
【0269】すなわち、伝送ゲートTM1からのデータ
信号によってインバータ回路INV1から出力される信
号と、伝送ゲートTM1からのデータ信号が伝送ゲート
TM7を介するために遅延されて送出されてインバータ
回路INV3から出力される信号との間で伝送ゲートT
M7による信号遅延差に基づいて、インバータ回路IN
V1及びINV3の出力信号の干渉及び競合を回避する
ことができる。
【0270】次に、アクティブモード(SL=「0」、
SLB=「1」)からスリープモード(SL=「1」、
SLB=「0」)に移行する直前から、スリープモード
の最中を経て、スリープ モードからアクティブモード
に移行した直後までの期間中の場合を説明する。
【0271】上記の期間中において、高電位のデータ保
持モード切替信号KP(KP=「1」)と低電位のデー
タ保持モード切替反転信号KPB(KPB=「0」)を
印加した状態に固定することにより、インバータ回路I
NV3はアクティブ状態となり、インバータ回路INV
2と共に構成される双安定回路においてデータを保持で
きるためにラッチ回路の内部状態が破壊されることはな
い。
【0272】(実施形態14)図19及び図20は、本
発明の実施形態14に係るスリープ時の情報保持機能を
有する順序回路としてのラッチ回路を示す構成図であ
る。
【0273】図19及び図20に示す本発明の実施形態
14に係るラッチ回路は、図16及び図17の変形例で
あり、低閾値のpチャネル型MOSFETからなる制御
トランジスタLP1及び低閾値のnチャネル型MOSF
ETからなる制御トランジスタLN1の制御に基づい
て、図16及び図17に示すインバータ回路INV3に
対して高電圧側及び低電圧側の擬似電源から電圧供給を
行なうようにしたものである。その他の構成は、図13
に示すものと同一の素子構成になっている。
【0274】(実施形態15)図21は、本発明の実施
形態15に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序
回路としてのラッチ回路を示す構成図である。
【0275】図21に示す本発明の実施形態15のラッ
チ回路は、図18の変形例であり、図18に示すインバ
ータ回路INV3に直接に高電位側実電源VDD及び低
電位側実電源GNDから電源供給を受けている点、及び
インバータ回路INV3の出力側直後に高閾値のトラン
ジスタからなる伝送ゲートTM8を接続した点を除いて
は、図18に示すラッチ回路と同一の素子構成になって
いる。
【0276】図21において、伝送ゲートTM8の開閉
を制御する信号は、データ保持モード切替信号KP及び
データ保持モード切替信号KPの反転信号であるデータ
保持モード切替反転信号KPBとに同期させる。
【0277】すなわち、高電位のデータ保持モード切替
信号KP(KP=「1」)と低電位のデータ保持モード
切替反転信号KPB(KPB=「0」)が伝送ゲートT
M8に印加されることにより、伝送ゲートTM8は導通
状態となり、低電位のデータ保持モード切替信号KP
(KP=「0」)と高電位のデータ保持モード切替反転
信号KPB(KPB=「1」)が伝送ゲートTM8に印
加されることにより、伝送ゲートTM8は非導通状態と
なる。
【0278】図21に示す本発明の実施形態15に係る
ラッチ回路の動作を図2に基づいて説明する。基本原理
的な動作については、図18に示すラッチ回路と同一の
機能動作が行われるため、ここでは、特にデータ保持モ
ード切替信号KPとデータ保持モード切替反転信号KP
Bに関連する機能動作のみについて説明する。
【0279】まず、低電位のスリープモード切替信号S
L(SL=「0」)と高電位のスリープモード切替反転
信号SLB(SLB=「1」)が印加されたアクティブ
モード状態の場合を説明する。
【0280】データ信号Dは、伝送ゲートTM1に供給
されるクロック信号φ及び反転クロック信号*φのタイ
ミングで取り込まれ、インバータ回路INV1に送出さ
れる。アクティブ状態のインバータ回路INV1は、伝
送ゲートTM1からのデータ信号を取り込む。
【0281】また伝送ゲートTM1からのデータ信号
は、導通状態の伝送ゲートTM7を介してインバータ回
路INV3に入力され、伝送ゲートTM8の双方向性を
有する一方の電極に伝送されるが、アクティブモードに
おいて、低電位のデータ保持モード切替信号KP(KP
=「0」)と高電位のデータ保持モード切替反転信号K
PB(KPB=「1」)が印加されている限りは伝送ゲ
ートM8は、非導通状態であるため、インバータ回路I
NV3からのデータ信号を伝送することはない。
【0282】すなわち、伝送ゲートTM1からのデータ
信号によってインバータ回路INV1から出力される信
号と、伝送ゲートTM1からのデータ信号が伝送ゲート
TM7を通して遅延されインバータ回路INV3から出
力される信号との間で伝送ゲートTM7による信号遅延
差に基づいて、そのインバータ回路INV1とINV3
との出力信号の干渉及び競合を回避することができる。
【0283】次に、アクティブモード(SL=「0」、
SLB=「1」)からスリープモード(SL=「1」、
SLB=「0」)に移行する直前から、スリープモード
の最中を経て、スリープモードからアクティブモードに
移行した直後までの期間の場合を説明する。
【0284】上記の期間中において、高電位のデータ保
持モード切替信号KP(KP=「1」)と低電位のデー
タ保持モード切替反転信号KPB(KPB=「0」)を
印加した状態に固定することにより、インバータ回路I
NV3はアクティブ状態となり、インバータ回路INV
2と共に構成される双安定回路においてデータを保持で
きるためにラッチ回路の内部状態が破壊されることはな
い。
【0285】(実施形態16)図22及び図23は、本
発明の実施形態16に係るスリープ時の情報保持機能を
有する順序回路としてのラッチ回路を示す構成図であ
る。
【0286】図22及び図23に示す本発明の実施形態
は、図16及び図17の変形例であり、図16及び図1
7に示すインバータ回路INV3の出力側直後に高閾値
のトランジスタからなる伝送ゲートTM8を接続した点
を除いては、図16及び図17に示すラッチ回路と同一
の素子構成になっている。
【0287】図22及び図23において、伝送ゲートT
M8の開閉を制御する信号は、データ保持モード切替信
号KP及びデータ保持モード切替信号KPの反転信号で
あるデータ保持モード切替反転信号KPBとに同期させ
る。
【0288】すなわち、高電位のデータ保持モード切替
信号KP(KP=「1」)と低電位のデータ保持モード
切替反転信号KPB(KPB=「0」)が伝送ゲートT
M8に印加されることにより、伝送ゲートTM8は導通
状態となり、低電位のデータ保持モード切替信号KP
(KP=「0」)と高電位のデータ保持モード切替反転
信号KPB(KPB=「1」)が伝送ゲートTM8に印
加されることにより、伝送ゲートTM8は非導通状態と
なる。
【0289】(実施形態17)図24は、本発明の実施
形態17に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序
回路としてのラッチ回路を示す構成図である。
【0290】図24に示す本発明の実施形態17に係る
ラッチ回路は、データ信号Dが供給され、且つラッチ回
路の出力が信号QBである点、及び図13に示すラッチ
回路10Aを構成するインバータ回路INV3Aに代え
て、インバータ回路INV4によってインバータ回路I
NV2と共に双安定素子を構成してスリープモードにお
けるデータ保持を行う点を除いては、図13に示すラッ
チ回路10Aと同一の素子構成になっている。
【0291】図24に示すインバータ回路INV4のソ
ース及びドレイン側には、2個の制御トランジスタLP
1及びLN1が接続されている。
【0292】低閾値のpチャネル型MOSFETからな
る制御トランジスタLP1は、ソース電極に高電位側実
電源VDDが供給され、ゲート電極に印加するデータ保
持モード切替信号KPの反転信号であるデータ保持モー
ド切替反転信号KPBに応答してドレイン電極との電気
的な接続を導通または遮断するようになっている。
【0293】低閾値のnチャネル型MOSFETからな
る制御トランジスタLN1は、ソース電極に低電位側実
電源GNDが供給され、ゲート電極に印加するデータ保
持モード切替信号KPに応答してドレイン電極との電気
的な接続を導通または遮断するようになっている。
【0294】インバータ回路INV4を構成する高閾値
のpチャネル型MOSFETのソース電極は、制御トラ
ンジスタLP1のドレイン電極に接続され、インバータ
回路INV4を構成する低閾値のnチャネル型MOSF
ETのソース電極は、制御トランジスタLN1のドレイ
ン電極に接続されている。
【0295】図24に示す本発明の実施形態17に係る
ラッチ回路の動作を図2に基づいて説明する。基本原理
的な動作については図13に示すラッチ回路10Aと同
一の機能動作が行われるため、ここでは特にデータ保持
モード切替信号KPとデータ保持モード切替反転信号K
PBに関連する機能動作のみについて説明する。
【0296】まず、低電位のスリープモード切替信号S
L(SL=「0」)と高電位のスリープモード切替反転
信号SLB(SLB=「1」)が印加されたアクティブ
モード状態の場合を説明する。
【0297】アクティブモード状態では、データ信号D
は、伝送ゲートTM1に供給されるクロック信号φ及び
反転クロック信号*φのタイミングで取り込まれ、イン
バータ回路INV1に送出される。アクティブ状態のイ
ンバータ回路INV1は、伝送ゲートTM1からのデー
タ信号を取り込み、インバータ回路INV2の入力側と
インバータ回路INV4の出力側にそれぞれ送出する。
【0298】ここで、アクティブモードにおいて低電位
のデータ保持モード切替信号KP(KP=「0」)と高
電位のデータ保持モード切替反転信号KPB(KPB=
「1」)が印加されている限りはインバータ回路INV
4は、非アクティブ状態であるため、インバータ回路I
NV1が送出するデータ信号との干渉及び競合を回避す
ることができる。
【0299】次に、アクティブモード(SL=「0」、
SLB=「1」)からスリープモード(SL=「1」、
SLB=「0」)に移行する直前から、スリープモード
の最中を経て、スリープモードからアクティブモードに
移行した直後までの期間中の場合を説明する。
【0300】上記の期間中において、高電位のデータ保
持モード切替信号KP(KP=「1」)と低電位のデー
タ保持モード切替反転信号KPB(KPB=「0」)を
印加した状態に固定することにより、インバータ回路I
NV4はアクティブ状態となり、インバータ回路INV
2と共に構成される双安定回路においてデータを保持で
きるためにラッチ回路の内部状態が破壊されることはな
い。
【0301】(実施形態18)図25及び図26は、本
発明の実施形態18に係るスリープ時の情報保持機能を
有する順序回路としてのラッチ回路を示す構成図であ
る。
【0302】図25及び図26に示す本発明の実施形態
18に係るラッチ回路は、図24に示すラッチ回路の変
形例であり、図24に示すインバータ回路INV1に直
接に高電圧源及び低電圧源から電圧供給が行なわれ、イ
ンバータ回路INV1の出力側直後に高閾値のトランジ
スタからなる伝送ゲートTM4を接続した点を除いて
は、図24に示すラッチ回路と同一の素子構成になって
いる。
【0303】(実施形態19)図27は、本発明の実施
形態19に係るスリープ時の情報保持機能を有する順序
回路としてのラッチ回路を示す構成図である。
【0304】図27に示す本発明の実施形態19に係る
ラッチ回路は、図24のラッチ回路を構成するインバー
タ回路INV4に直接に高電位側実電源VDD及び低電
位側実電源GNDから電源供給を受けている点、及びイ
ンバータ回路INV4の出力側直後に高閾値のトランジ
スタからなる伝送ゲートTM6を接続した点を除いて
は、図24に示すラッチ回路と同一の素子構成になって
いる。
【0305】図において、伝送ゲートTM6の開閉を制
御する信号は、データ保持モード切替信号KP及びデー
タ保持モード切替信号KPの反転信号であるデータ保持
モード切替反転信号KPBとに同期させる。
【0306】すなわち、高電位のデータ保持モード切替
信号KP(KP=「1」)と低電位のデータ保持モード
切替反転信号KPB(KPB=「0」)が伝送ゲートT
M6に印加されることにより、伝送ゲートTM6は導通
状態となり、低電位のデータ保持モード切替信号KP
(KP=「0」)と高電位のデータ保持モード切替反転
信号KPB(KPB=「1」)が伝送ゲートTM6に印
加されることにより、伝送ゲートTM6は非導通状態と
なる。
【0307】図27に示す本発明の実施形態19に係る
ラッチ回路の動作を図2に基づいて説明する。基本原理
的な動作については図24に示されるラッチ回路と同一
の機能動作が行われるため、ここでは特にデータ保持モ
ード切替信号KPとデータ保持モード切替反転信号KP
Bに関連する機能動作のみについて説明する。
【0308】まず、低電位のスリープモード切替信号S
L(SL=「0」)と高電位のスリープモード切替反転
信号SLB(SLB=「1」)が印加されたアクティブ
モード状態の場合を説明する。
【0309】アクティブモード状態において、データ信
号Dは、アクティブモード状態で導通状態の伝送ゲート
TM3を通過し、伝送ゲートTM1に供給されるクロッ
ク信号φ及び反転クロック信号*φのタイミングで取り
込まれ、インバータ回路INV1に送出される。
【0310】アクティブ状態のインバータ回路INV1
は、伝送ゲートTM1からのデータ信号を取り込み、イ
ンバータ回路INV2の入力側と伝送ゲートTM6の双
方向性を有する電極の一方にそれおぞれ送出する。
【0311】ここで、アクティブモードにおいて、低電
位のデータ保持モード切替信号KP(KP=「0」)と
高電位のデータ保持モード切替反転信号KPB(KPB
=「1」)が印加されている限りは伝送ゲートTM6
は、非導通状態であるため、インバータ回路INV1が
送出するデータ信号とインバータ回路INV4が送出す
るデータ信号との干渉及び競合を回避することができ
る。
【0312】次に、アクティブ モード(SL=
「0」、SLB=「1」)からスリープモード(SL=
「1」、SLB=「0」)に移行する直前から、スリー
プモードの最中を経て、スリープモードからアクティブ
モードに移行した直後までの期間中の場合を説明する。
【0313】上記の期間中において、高電位のデータ保
持モード切替信号KP(KP=「1」)と低電位のデー
タ保持モード切替反転信号KPB(KPB=「0」)を
印加した状態に固定することにより、伝送ゲートTM6
は導通状態となり、インバータ回路INV2と共に構成
される双安定回路においてデータを保持できるためにラ
ッチ回路の内部状態が破壊されることはない。
【0314】(実施形態20)図28及び図29は、本
発明の実施形態20に係るスリープ時の情報保持機能を
有する順序回路としてのラッチ回路を示す構成図であ
る。
【0315】図28及び図29に示す本発明の実施形態
20に係るラッチ回路は、図27に示すものの変形であ
り、図27に示すラッチ回路を構成するインバータ回路
INV1に直接に高電位側実電源VDD及び低電位側実
電源GNDから電源供給を行なっている点、及びインバ
ータ回路INV1の出力側に高閾値のトランジスタから
なる伝送ゲートTM4を接続し(図28)、或いはイン
バータ回路INV1の出力側とインバータ回路INV2
の入力側との間に高閾値のトランジスタからなる伝送ゲ
ートTM4を接続した点が異なり、その他の構成は図2
7に示すラッチ回路と同一の素子構成になっている。
【0316】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
リープ時に発生するサブスレショルド漏洩による電流
は、高閾値トランジスタからなるためにサブスレッショ
ルド漏洩がないスイッチング素子により阻止され、ラッ
チ回路から論理回路に流れ出ることはなく、電力の消費
を低減することができる。
【0317】また、半導体集積論理回路内に2個以上の
ラッチ回路が存在する場合に、論理回路を介するサブス
レッショルド漏洩電流の流れを阻止するため、スリープ
時における電力の消費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る順序回路を示す構成
図である。
【図2】本発明の実施形態に係る順序回路の動作を説明
するタイミング図である。
【図3】本発明の実施形態2に係る順序回路を示す構成
図である。
【図4】本発明の実施形態3に係る順序回路を示す構成
図である。
【図5】本発明の実施形態4に係る順序回路を示す構成
図である。
【図6】本発明の実施形態4に係る順序回路を示す構成
図である。
【図7】本発明の実施形態5に係る順序回路を示す構成
図である。
【図8】本発明の実施形態6に係る順序回路を示す構成
図である。
【図9】本発明の実施形態6に係る順序回路を示す構成
図である。
【図10】本発明の実施形態7に係る順序回路を示す構
成図である。
【図11】本発明の実施形態8に係る順序回路を示す構
成図である。
【図12】本発明の実施形態8に係る順序回路を示す構
成図である。
【図13】本発明の実施形態9に係る順序回路を示す構
成図である。
【図14】本発明の実施形態10に係る順序回路を示す
構成図である。
【図15】本発明の実施形態11に係る順序回路を示す
構成図である。
【図16】本発明の実施形態12に係る順序回路を示す
構成図である。
【図17】本発明の実施形態12に係る順序回路を示す
構成図である。
【図18】本発明の実施形態13係る順序回路を示す構
成図である。
【図19】本発明の実施形態14に係る順序回路を示す
構成図である。
【図20】本発明の実施形態14に係る順序回路を示す
構成図である。
【図21】本発明の実施形態15に係る順序回路を示す
構成図である。
【図22】本発明の実施形態16に係る順序回路を示す
構成図である。
【図23】本発明の実施形態16に係る順序回路を示す
構成図である。
【図24】本発明の実施形態17に係る順序回路を示す
構成図である。
【図25】本発明の実施形態18に係る順序回路を示す
構成図である。
【図26】本発明の実施形態18に係る順序回路を示す
構成図である。
【図27】本発明の実施形態19に係る順序回路を示す
構成図である。
【図28】本発明の実施形態20に係る順序回路を示す
構成図である。
【図29】本発明の実施形態20に係る順序回路を示す
構成図である。
【図30】従来例に係る順序回路を示す構成図である。
【符号の説明】
HP1I,HN1I 制御トランジスタ INV1I,INV2 インバータ回路(論理回路) TM1A,TM2A,TM1B,TM2B 伝送ゲート
(ラッチ回路) INV1A,INV2A,INV3A,INV1B,I
NV2B,INV3Bインバータ回路(ラッチ回路) TM3A 伝送ゲート(スイッチング素子) 10A,10B ラッチ回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラッチ回路を有し、論理回路部から出力
    される情報データをスリープ時に保持する機能をもつ順
    序回路であって、 前記ラッチ回路は、データ保持部と第1のスイッチング
    素子部とを含むものであり、 前記データ保持部は、第1のインバータ回路部とゲート
    との組み合わせからなり、クロック信号と反転クロック
    信号とに同期して、前記論理回路部から出力される情報
    データをラッチする機能動作を行なうものであり、 前記第1のスイッチング素子部は、スリープ時に前記論
    理回路部とラッチ回路との間で消費されるサブスレッシ
    ョルド電流の漏洩を阻止するものであることを特徴とす
    る順序回路。
  2. 【請求項2】 前記ラッチ回路は、前記論理回路部から
    の情報データを後段の回路に出力する第2のインバータ
    回路部と、第2のスイッチング素子部とを含み、 前記第2のインバータ回路部は、配線を介して供給され
    る高電圧側擬似電源と低電圧側擬似電源から電圧供給さ
    れるものであり、 前記第2のスイッチング素子部は、前記第2のインバー
    タ回路部に起因するサブスレッショルド漏洩の直流電流
    を阻止するものであることを特徴とする請求項1に記載
    の順序回路。
  3. 【請求項3】 前記ラッチ回路は、前記論理回路部から
    の情報データを後段の回路に出力する第2のインバータ
    回路部を含み、 前記第2のインバータ回路部は、高電圧側実電源と低電
    圧側実電源から高閾値の制御トランジスタを介して電圧
    供給されるものであることを特徴とする請求項1に記載
    の順序回路。
  4. 【請求項4】 前記データ保持部の第1のインバータ回
    路部は、データ保持モード切替信号とデータ保持モード
    切替反転信号とに基づいて高電圧側実電源と低電圧側実
    電源から電圧供給されて動作するインバータ回路を含
    み、前記第2のインバータ回路部が送出するデータ信号
    との干渉及び競合を回避する機能を備えたものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の順序回路。
  5. 【請求項5】 前記データ保持部の第1のインバータ回
    路部は、高電圧側実電源と低電圧側実電源から直接電圧
    供給されて動作するインバータ回路を含み、該インバー
    タ回路の出力側直後に第3のスイッチング素子部を有
    し、 前記第3のスイッチング素子部は、データ保持モード切
    替信号とデータ保持モード切替反転信号とに基づいて動
    作し、前記第2のインバータ回路部が送出するデータ信
    号との干渉及び競合を回避するものであることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の順序回路。
  6. 【請求項6】 前記第1又は第2のスイッチング素子部
    は、高閾値のトランジスタから構成されたものであるこ
    と特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載の順序
    回路。
  7. 【請求項7】 前記第1又は第2のスイッチング素子部
    は、スリープモード切替信号と、該スリープモード切替
    信号を反転させたスリープモード切替反転信号とに同期
    して駆動されるものであることを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5又は6に記載の順序回路。
  8. 【請求項8】 前記第1又は第2のスイッチング素子部
    は、スリープモード切替反転信号により制御される高閾
    値のnチャネル型MOSFETから構成され、スリープ
    モード切替反転信号に印加して前記スイッチング素子部
    を導通させる信号電圧を、高電位側電圧に高閾値のnチ
    ャネル型MOSFETの閾値電圧分を加算した電圧に等
    しく設定したものであることを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5又は6に記載の順序回路。
  9. 【請求項9】 前記第1又は第2のスイッチング素子部
    は、スリープモード切替信号により制御される高閾値の
    pチャネル型MOSFETから構成され、スリープモー
    ド切替信号に印加して前記スイッチング素子部を導通さ
    せる信号電圧を、高電位側電圧に高閾値のpチャネル型
    MOSFETの閾値電圧分を加算した電圧に等しく設定
    したものであることを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5又は6に記載の順序回路。
  10. 【請求項10】 前記第1又は第2のスイッチング素子
    部は、導電型の異なる高閾値のトランジスタの組合わせ
    から構成され、双方向のゲート特性をもつものであるこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載の順
    序回路。
  11. 【請求項11】 前記第1又は第2のスイッチング素子
    部は、単一の高閾値トランジスタから構成され、単一方
    向のゲート特性をもつものであることを特徴とする請求
    項1,2,3,4又は5に記載の順序回路。
  12. 【請求項12】 前記第3のスイッチング素子部は、デ
    ータ保持モード切替反転信号により制御されるnチャネ
    ル型MOSFETから構成され、データ保持モード切替
    反転信号に印加して前記スイッチング素子部を導通させ
    る信号電圧を、高電位側電圧にnチャネル型MOSFE
    Tの閾値電圧分を加算した電圧に等しく設定したもので
    あることを特徴とする請求項5に記載の順序回路。
  13. 【請求項13】 前記第3のスイッチング素子部は、デ
    ータ保持モード切替信号により制御されるpチャネル型
    MOSFETから構成され、データ保持モード切替信号
    に印加して前記スイッチング素子部を導通させる信号電
    圧を、高電位側電圧にpチャネル型MOSFETの閾値
    電圧分を加算した電圧に等しく設定したものであること
    を特徴とする請求項5に記載の順序回路。
  14. 【請求項14】 前記第3のスイッチング素子部は、導
    電型の異なるトランジスタの組合わせから構成され、双
    方向のゲート特性をもつものであることを特徴とする請
    求項5に記載の順序回路。
  15. 【請求項15】 前記第3のスイッチング素子部は、単
    一のトランジスタから構成され、単一方向のゲート特性
    をもつものであることを特徴とする請求項5に記載の順
    序回路。
  16. 【請求項16】 前記論理回路部は、高閾値の制御トラ
    ンジスタを介して電源供給を受けるものであることを特
    徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,
    10,11,12,13,14又は15に記載の順序回
    路。
  17. 【請求項17】 前記ラッチ回路は、前記論理回路部に
    電圧供給する電源に対して並列に接続されたものである
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12,13,14又は15に記載
    の順序回路。
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