JPH1137182A - 回転速度差感応型継手 - Google Patents
回転速度差感応型継手Info
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- JPH1137182A JPH1137182A JP20713497A JP20713497A JPH1137182A JP H1137182 A JPH1137182 A JP H1137182A JP 20713497 A JP20713497 A JP 20713497A JP 20713497 A JP20713497 A JP 20713497A JP H1137182 A JPH1137182 A JP H1137182A
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Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハウジングとロータとの回転速度差が零であ
ってもそれらの間にトルクを伝達することができる回転
速度差感応型継手を提供する。 【解決手段】 ハウジング2を、一端に底部21を有
し、他端が開口した円筒状の本体部2Aと、この本体部
2Aの他端開口部に配置された底壁部2Bとから構成す
る。底壁部2Bは、本体部2Aに対し、回転軸線L方向
へ移動可能に、かつ回転不能に連結する。底壁部2Bを
皿ばね42によってロータ3の大径部3Aに押し付ける
とともに、大径部3Aを底部21に押し付ける。
ってもそれらの間にトルクを伝達することができる回転
速度差感応型継手を提供する。 【解決手段】 ハウジング2を、一端に底部21を有
し、他端が開口した円筒状の本体部2Aと、この本体部
2Aの他端開口部に配置された底壁部2Bとから構成す
る。底壁部2Bは、本体部2Aに対し、回転軸線L方向
へ移動可能に、かつ回転不能に連結する。底壁部2Bを
皿ばね42によってロータ3の大径部3Aに押し付ける
とともに、大径部3Aを底部21に押し付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二軸間の相対回
転を回転速度差に応じて制限する回転速度差感応型継手
に関する。
転を回転速度差に応じて制限する回転速度差感応型継手
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記のような回転速度差感応型
継手は、互いに相対回転可能なハウジングとロータとを
備えており、それらの内部にはプランジャを摺動自在に
収容するプランジャ室と、作動油を収容する作動油収容
室とが形成されている。プランジャ室と作動油収容室と
の間には、それらを連通させる導入路と導出路とがそれ
ぞれ形成されている。導入路には、プランジャ室側から
作動油収容室側への作動油の流れを阻止し、逆方向への
流れを許容する逆止弁が設けられている。一方、導出路
には、作動油の流れに対して流通抵抗を発生するオリフ
ィス(流通抵抗発生部)が設けられている(特開平2−
159423号公報参照)。
継手は、互いに相対回転可能なハウジングとロータとを
備えており、それらの内部にはプランジャを摺動自在に
収容するプランジャ室と、作動油を収容する作動油収容
室とが形成されている。プランジャ室と作動油収容室と
の間には、それらを連通させる導入路と導出路とがそれ
ぞれ形成されている。導入路には、プランジャ室側から
作動油収容室側への作動油の流れを阻止し、逆方向への
流れを許容する逆止弁が設けられている。一方、導出路
には、作動油の流れに対して流通抵抗を発生するオリフ
ィス(流通抵抗発生部)が設けられている(特開平2−
159423号公報参照)。
【0003】上記構成の回転速度差感応型継手におい
て、ハウジングとロータとが相対回転すると、それに追
随してプランジャが往復動し、作動油がプランジャ室に
対して流出入する。作動油がプランジャ室から流出する
場合には、導入路が逆止弁によって閉じられているの
で、プランジャ室から流出した作動油は導出路を通って
作動油収容室側へ向かう。このとき、作動油がオリフィ
スを通過する際に流通抵抗が発生する。そして、この流
通抵抗に応じた大きさのトルクがハウジングとロータと
のうちの高速回転側から低速回転側へ伝達され、その伝
達されるトルクの分だけハウジングとロータとの間の相
対回転が制限される。一方、作動油がプランジャ室に流
入する場合には、作動油収容室側の作動油が逆止弁を押
し開き、導入路を介してプランジャ室に流入する。
て、ハウジングとロータとが相対回転すると、それに追
随してプランジャが往復動し、作動油がプランジャ室に
対して流出入する。作動油がプランジャ室から流出する
場合には、導入路が逆止弁によって閉じられているの
で、プランジャ室から流出した作動油は導出路を通って
作動油収容室側へ向かう。このとき、作動油がオリフィ
スを通過する際に流通抵抗が発生する。そして、この流
通抵抗に応じた大きさのトルクがハウジングとロータと
のうちの高速回転側から低速回転側へ伝達され、その伝
達されるトルクの分だけハウジングとロータとの間の相
対回転が制限される。一方、作動油がプランジャ室に流
入する場合には、作動油収容室側の作動油が逆止弁を押
し開き、導入路を介してプランジャ室に流入する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回転速度差
感応型継手においては、ハウジングとロータとの間に伝
達されるトルクを、オリフィスにおいて発生する流通抵
抗だけで得ている。したがって、伝達トルクの大きさ
は、図7において曲線イで示すように、回転速度差が零
のときには伝達トルクも零であり、回転速度差の増大に
応じて増大する。このため、二軸間の回転速度差が非常
に小さい場合には、相対回転を制限することがほとんど
できないという問題があった。
感応型継手においては、ハウジングとロータとの間に伝
達されるトルクを、オリフィスにおいて発生する流通抵
抗だけで得ている。したがって、伝達トルクの大きさ
は、図7において曲線イで示すように、回転速度差が零
のときには伝達トルクも零であり、回転速度差の増大に
応じて増大する。このため、二軸間の回転速度差が非常
に小さい場合には、相対回転を制限することがほとんど
できないという問題があった。
【0005】上記の問題点は、具体的には次のような不
都合を発生させる。すなわち、直進している車両が横風
を受けた場合、左右の車輪の差動回転(相対回転)が制
限されていれば、車両は比較的安定した状態で直進する
ことができるが、左右の車輪の差動が制限されていない
と、横風によって走行方向が変化し、走行状態が不安定
になる。ところが、従来の回転速度差感応型継手は、二
軸が差動回転していないとき、ないしは差動回転数(回
転速度差)が非常に小さいときには、差動回転を制限す
る力がほとんど発生しない。このため、横風による影響
を防止することができなかった。
都合を発生させる。すなわち、直進している車両が横風
を受けた場合、左右の車輪の差動回転(相対回転)が制
限されていれば、車両は比較的安定した状態で直進する
ことができるが、左右の車輪の差動が制限されていない
と、横風によって走行方向が変化し、走行状態が不安定
になる。ところが、従来の回転速度差感応型継手は、二
軸が差動回転していないとき、ないしは差動回転数(回
転速度差)が非常に小さいときには、差動回転を制限す
る力がほとんど発生しない。このため、横風による影響
を防止することができなかった。
【0006】この発明は、上記の問題を解決するために
なされたもので、二軸間の回転速度差がほぼ零の状態で
あっても、二軸間にトルクを伝達することができ、ひい
ては二軸間の相対回転を制限することができる回転速度
差感応型継手を提供することを目的としている。
なされたもので、二軸間の回転速度差がほぼ零の状態で
あっても、二軸間にトルクを伝達することができ、ひい
ては二軸間の相対回転を制限することができる回転速度
差感応型継手を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、ハウジングとロータとの
相対回転に伴って往復動するプランジャを収容するプラ
ンジャ室と作動油を収容する作動油収容室とが導入路お
よび導出路を介して連通され、上記導入路には、上記プ
ランジャ室から上記作動油収容室側への作動油の流れを
阻止し、上記作動油収容室側から上記プランジャ室への
作動油の流れを許容する逆止弁が設けられ、上記導出路
には、作動油の流れに対して流通抵抗を発生させる流通
抵抗発生部が設けられた回転速度差感応型継手におい
て、上記ハウジングと上記ロータとの少なくとも一方に
他方に対して接近離間移動可能な可動部を設け、この可
動部を付勢部材により所定の押圧力をもって他方に押圧
接触させたことを特徴としている。
めに、請求項1に係る発明は、ハウジングとロータとの
相対回転に伴って往復動するプランジャを収容するプラ
ンジャ室と作動油を収容する作動油収容室とが導入路お
よび導出路を介して連通され、上記導入路には、上記プ
ランジャ室から上記作動油収容室側への作動油の流れを
阻止し、上記作動油収容室側から上記プランジャ室への
作動油の流れを許容する逆止弁が設けられ、上記導出路
には、作動油の流れに対して流通抵抗を発生させる流通
抵抗発生部が設けられた回転速度差感応型継手におい
て、上記ハウジングと上記ロータとの少なくとも一方に
他方に対して接近離間移動可能な可動部を設け、この可
動部を付勢部材により所定の押圧力をもって他方に押圧
接触させたことを特徴としている。
【0008】この場合、上記導出路に、上記プランジャ
室内の作動油の圧力が所定の大きさ以上になったときに
開弁するリリーフ弁を上記流通抵抗発生部と並列に設け
るのが望ましい。
室内の作動油の圧力が所定の大きさ以上になったときに
開弁するリリーフ弁を上記流通抵抗発生部と並列に設け
るのが望ましい。
【0009】また、請求項3に係る発明は、ハウジング
とロータとの相対回転に伴って往復動するプランジャを
収容するプランジャ室と作動油を収容する作動油収容室
とが導入路および導出路を介して連通され、上記導入路
には、上記プランジャ室から上記作動油収容室側への作
動油の流れを阻止し、上記作動油収容室側から上記プラ
ンジャ室への作動油の流れを許容する逆止弁が設けら
れ、上記導出路には、作動油の流れに対して流通抵抗を
発生させる流通抵抗発生部が設けられた回転速度差感応
型継手において、上記導出路に、上記プランジャ室内の
作動油が所定の圧力以下であるときには閉弁して導出路
を閉じ、所定の圧力以上になると開弁して導出路を開く
開閉弁を上記流通抵抗発生部と直列に、かつ流通抵抗発
生部より上記作動油収容室側に配置したことを特徴とし
ている。
とロータとの相対回転に伴って往復動するプランジャを
収容するプランジャ室と作動油を収容する作動油収容室
とが導入路および導出路を介して連通され、上記導入路
には、上記プランジャ室から上記作動油収容室側への作
動油の流れを阻止し、上記作動油収容室側から上記プラ
ンジャ室への作動油の流れを許容する逆止弁が設けら
れ、上記導出路には、作動油の流れに対して流通抵抗を
発生させる流通抵抗発生部が設けられた回転速度差感応
型継手において、上記導出路に、上記プランジャ室内の
作動油が所定の圧力以下であるときには閉弁して導出路
を閉じ、所定の圧力以上になると開弁して導出路を開く
開閉弁を上記流通抵抗発生部と直列に、かつ流通抵抗発
生部より上記作動油収容室側に配置したことを特徴とし
ている。
【0010】請求項3に係る発明においては、上記開閉
弁として、上記導出路に設けられ、内部に上記導出路の
一部をなす通路孔が形成された弁本体と、この弁本体の
通路孔内に設けられ、上記通路孔の内周面に形成された
弁座に対して着座、リフトして通路孔を開閉することに
より、上記通路孔を開閉する弁体と、この弁体を上記弁
座に着座させる弁ばねとを備え、上記通路孔のうちの上
記弁座より上記プランジャ室側の箇所に上記流通抵抗発
生部としてのオリフィスが形成されているものを採用す
るのが望ましい。
弁として、上記導出路に設けられ、内部に上記導出路の
一部をなす通路孔が形成された弁本体と、この弁本体の
通路孔内に設けられ、上記通路孔の内周面に形成された
弁座に対して着座、リフトして通路孔を開閉することに
より、上記通路孔を開閉する弁体と、この弁体を上記弁
座に着座させる弁ばねとを備え、上記通路孔のうちの上
記弁座より上記プランジャ室側の箇所に上記流通抵抗発
生部としてのオリフィスが形成されているものを採用す
るのが望ましい。
【0011】また、上記ロータにその外周面から内側に
向かって延び、一側部が上記プランジャ室と交差して連
通し、内側の端部が上記作動油収容室に連通した弁収容
孔が形成し、この弁収容孔の内側の端部と外側の端部と
に上記逆止弁と上記開閉弁とをそれぞれ配置し、上記弁
収容孔のうちの上記プランジャ室との連通部から内側の
端部までの部分を上記導入路とし、上記弁収容孔のうち
の上記プランジャ室との連通部から開閉弁内を通って弁
収容孔の外側の開口部まで至る部分を上記導出路の一部
とするのが望ましい。
向かって延び、一側部が上記プランジャ室と交差して連
通し、内側の端部が上記作動油収容室に連通した弁収容
孔が形成し、この弁収容孔の内側の端部と外側の端部と
に上記逆止弁と上記開閉弁とをそれぞれ配置し、上記弁
収容孔のうちの上記プランジャ室との連通部から内側の
端部までの部分を上記導入路とし、上記弁収容孔のうち
の上記プランジャ室との連通部から開閉弁内を通って弁
収容孔の外側の開口部まで至る部分を上記導出路の一部
とするのが望ましい。
【0012】さらに、請求項3に係る発明においては、
請求項1に係る発明を組み合わせ、上記ハウジングと上
記ロータとの少なくとも一方の少なくとも一部に他方に
対して接近離間移動可能な可動部を設け、この可動部を
付勢部材により所定の押圧力をもって他方に押圧接触さ
せるようにしてもよい。
請求項1に係る発明を組み合わせ、上記ハウジングと上
記ロータとの少なくとも一方の少なくとも一部に他方に
対して接近離間移動可能な可動部を設け、この可動部を
付勢部材により所定の押圧力をもって他方に押圧接触さ
せるようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1〜図7を参照して説明する。図1〜図5はこの
発明の一実施の形態を示すものであり、図1および図2
に示すように、この実施の形態の回転速度差感応型継手
(以下、単に継手と略称することもある。)1は、回転
軸線Lを中心として相対回転可能なハウジング2とロー
タ3とを備えている。
いて図1〜図7を参照して説明する。図1〜図5はこの
発明の一実施の形態を示すものであり、図1および図2
に示すように、この実施の形態の回転速度差感応型継手
(以下、単に継手と略称することもある。)1は、回転
軸線Lを中心として相対回転可能なハウジング2とロー
タ3とを備えている。
【0014】ハウジング2は、図1に示すように、一端
部に底部21を有し、他端が開口した有底筒状の本体部
2Aと、この本体部2Aの開口部に設けられた底壁部2
Bとから構成されている。本体部2Aの底部21の外側
の端面には、車軸等の2つの軸(いずれも図示せず)の
一方がボルト孔22に螺合されたボルト(図示せず)に
よって固定されるようになっている。底壁部2Bは、本
体部2Aにスプライン結合等によって相対回転不能に、
かつ回転軸線L方向へ移動可能に連結されている。しか
も、底壁部2Bは、それと止め輪41との間に介装され
た皿ばね(付勢手段)40によって本体部2Aの底部2
1側へ向かって付勢されている。
部に底部21を有し、他端が開口した有底筒状の本体部
2Aと、この本体部2Aの開口部に設けられた底壁部2
Bとから構成されている。本体部2Aの底部21の外側
の端面には、車軸等の2つの軸(いずれも図示せず)の
一方がボルト孔22に螺合されたボルト(図示せず)に
よって固定されるようになっている。底壁部2Bは、本
体部2Aにスプライン結合等によって相対回転不能に、
かつ回転軸線L方向へ移動可能に連結されている。しか
も、底壁部2Bは、それと止め輪41との間に介装され
た皿ばね(付勢手段)40によって本体部2Aの底部2
1側へ向かって付勢されている。
【0015】一方、ロータ3は、互いに同芯にかつ一体
に形成された大径部3Aおよび小径部3Bから構成され
ている。大径部3Aは、本体部2Aと底壁部2Bとによ
って区画される内部空間に相対回転可能に収容されてい
る。ただし、上記底壁部2Bが皿ばね40によって底部
21側へ付勢されることにより、大径部3Aの両端面が
底部21と底壁部2Bとに押圧接触させられており、そ
の押圧接触面間には皿ばね40の付勢力に対応した大き
さの摩擦抵抗が発生する。したがって、ハウジング2と
ロータ3との間に作用するトルクが摩擦抵抗より大きく
なるまでは相対回転が阻止されている。
に形成された大径部3Aおよび小径部3Bから構成され
ている。大径部3Aは、本体部2Aと底壁部2Bとによ
って区画される内部空間に相対回転可能に収容されてい
る。ただし、上記底壁部2Bが皿ばね40によって底部
21側へ付勢されることにより、大径部3Aの両端面が
底部21と底壁部2Bとに押圧接触させられており、そ
の押圧接触面間には皿ばね40の付勢力に対応した大き
さの摩擦抵抗が発生する。したがって、ハウジング2と
ロータ3との間に作用するトルクが摩擦抵抗より大きく
なるまでは相対回転が阻止されている。
【0016】一方、小径部3Bは、底壁部2Aの中央部
に形成された挿通孔23を隙間をもって貫通しており、
その外周にはフランジ部材42がスプライン結合によっ
て相対回転不能に連結されるとともに、止め輪43によ
って抜け止めされている。このフランジ部材42の外側
の端面には、上記2つの軸のうちの他方がボルト孔42
aに螺合されたボルト(図示せず)によって固定される
ようになっている。
に形成された挿通孔23を隙間をもって貫通しており、
その外周にはフランジ部材42がスプライン結合によっ
て相対回転不能に連結されるとともに、止め輪43によ
って抜け止めされている。このフランジ部材42の外側
の端面には、上記2つの軸のうちの他方がボルト孔42
aに螺合されたボルト(図示せず)によって固定される
ようになっている。
【0017】図1および図2に示すように、上記ロータ
3の大径部3Aには、これを貫通する複数(この実施の
形態では6個)のプランジャ収容孔31が形成されてい
る。各プランジャ収容孔31は、回転軸線Lと平行に形
成され、しかも大径部3Aの周方向に等間隔をもって配
置されている。各プランジャ収容孔31の一端部と他端
部とには、プランジャ44,45が摺動自在に収容され
ている。このプランジャ44,45によってプランジャ
収容孔31の内部空間にプランジャ室46が区画されて
いる。
3の大径部3Aには、これを貫通する複数(この実施の
形態では6個)のプランジャ収容孔31が形成されてい
る。各プランジャ収容孔31は、回転軸線Lと平行に形
成され、しかも大径部3Aの周方向に等間隔をもって配
置されている。各プランジャ収容孔31の一端部と他端
部とには、プランジャ44,45が摺動自在に収容され
ている。このプランジャ44,45によってプランジャ
収容孔31の内部空間にプランジャ室46が区画されて
いる。
【0018】上記本体部2Aの底部21と底壁部2Bと
の互いの対向面には、回転軸線Lを中心として環状に延
びるカム面24,25がそれぞれ形成されている。カム
面24,25には、プランジャ44,45がばね47に
よってそれぞれ押圧接触させられている。したがって、
ハウジング2とロータ3とが相対回転すると、それに追
随してプランジャ44,45が互いに接近、離間移動す
る。プランジャ44,45が接近、離間移動すると、そ
れに伴って作動油がプランジャ室46に対して流出入す
る。
の互いの対向面には、回転軸線Lを中心として環状に延
びるカム面24,25がそれぞれ形成されている。カム
面24,25には、プランジャ44,45がばね47に
よってそれぞれ押圧接触させられている。したがって、
ハウジング2とロータ3とが相対回転すると、それに追
随してプランジャ44,45が互いに接近、離間移動す
る。プランジャ44,45が接近、離間移動すると、そ
れに伴って作動油がプランジャ室46に対して流出入す
る。
【0019】上記本体部2Aの底部21の中央部には、
貫通孔26が形成されている。この貫通孔26には、ピ
ストン48が摺動自在に挿入されている。このピストン
48は、ばね49によってロータ3側へ付勢されてい
る。また、貫通孔26にピストン48が設けられること
により、貫通孔26の内部には、その内周面、ロータ3
の端面およびピストン48とによって作動油収容室50
が区画されている。この作動油収容空間48には、ピス
トン48に形成されたねじ孔48aから作動油が注入さ
れるようになっており、ねじ孔48aはそこに螺合され
たボルト51およびシール部材S5によって封止されて
いる。
貫通孔26が形成されている。この貫通孔26には、ピ
ストン48が摺動自在に挿入されている。このピストン
48は、ばね49によってロータ3側へ付勢されてい
る。また、貫通孔26にピストン48が設けられること
により、貫通孔26の内部には、その内周面、ロータ3
の端面およびピストン48とによって作動油収容室50
が区画されている。この作動油収容空間48には、ピス
トン48に形成されたねじ孔48aから作動油が注入さ
れるようになっており、ねじ孔48aはそこに螺合され
たボルト51およびシール部材S5によって封止されて
いる。
【0020】なお、図3において符号S1,S2,S3,
S4はシール部材であり、ハウジング2の本体部2Aの
内周面と底壁部2Bの外周面との間、底壁部2Bの内周
面とフランジ部材42の外周面との間、フランジ部材4
2の内周面とロータ3の小径部3Bの外周面との間、お
よび底部21の貫通孔26の内周面とピストン48の外
周面との間をそれぞれ封止している。これにより、継手
1の内部空間が密封されている。勿論、この内部空間
は、上記プランジャ室46および作動油収容室50を含
んでおり、作動油が上記ねじ孔48aから作動油収容室
50を介して内部空間全体に充填されている。
S4はシール部材であり、ハウジング2の本体部2Aの
内周面と底壁部2Bの外周面との間、底壁部2Bの内周
面とフランジ部材42の外周面との間、フランジ部材4
2の内周面とロータ3の小径部3Bの外周面との間、お
よび底部21の貫通孔26の内周面とピストン48の外
周面との間をそれぞれ封止している。これにより、継手
1の内部空間が密封されている。勿論、この内部空間
は、上記プランジャ室46および作動油収容室50を含
んでおり、作動油が上記ねじ孔48aから作動油収容室
50を介して内部空間全体に充填されている。
【0021】図3に示すように、上記プランジャ室46
と作動油収容室50との間には、それらを連通させる導
入路6と導出路7とが設けられている。導入路6は、作
動油収容室50側からプランジャ室46内へ作動油を導
入するためのものであり、孔61(図1参照)と弁収容
孔62とを有している。孔61は、ロータ3の端面中央
部に形成されており、作動油収容室50に連通してい
る。一方、弁収容孔62は、大径部3Aの外周面に形成
されており、外周面から回転軸線Lとほぼ直交するよう
に内側へ向かって延び、孔61の内周面に開口してい
る。しかも、弁収容孔62の一側部は、プランジャ収容
孔31とその長手方向の中央部の一側部において交差
し、その交差部においてプランジャ室46と連通してい
る。したがって、プランジャ室46と作動油収容室50
とは、孔61および弁収容孔62とを介して連通してい
る。
と作動油収容室50との間には、それらを連通させる導
入路6と導出路7とが設けられている。導入路6は、作
動油収容室50側からプランジャ室46内へ作動油を導
入するためのものであり、孔61(図1参照)と弁収容
孔62とを有している。孔61は、ロータ3の端面中央
部に形成されており、作動油収容室50に連通してい
る。一方、弁収容孔62は、大径部3Aの外周面に形成
されており、外周面から回転軸線Lとほぼ直交するよう
に内側へ向かって延び、孔61の内周面に開口してい
る。しかも、弁収容孔62の一側部は、プランジャ収容
孔31とその長手方向の中央部の一側部において交差
し、その交差部においてプランジャ室46と連通してい
る。したがって、プランジャ室46と作動油収容室50
とは、孔61および弁収容孔62とを介して連通してい
る。
【0022】一方、上記導出路7は、プランジャ室46
内の作動油を作動油収容室50側へ導出するためのもの
であり、次のように構成されている。すなわち、図3に
示すように、上記弁収容孔62には、後述する予圧用開
閉弁8が設けられている。この開閉弁8の弁本体81
は、基端部が弁収容孔62の外周側の端部に嵌合され、
係止板52および止め輪53によって抜け止め固定され
ており、弁本体81の外周面と弁収容孔62の内周面と
の間は、シール部材S6によって封止されている。弁本
体81の内部には、その先端面から基端面に向かって順
に、オリフィス(流通抵抗部)82、弁孔83、ばね収
容孔84が形成されており、これらオリフィス82,弁
孔83およびばね収容孔84によって弁本体81の内部
を貫通する通路孔81aが形成されている。ばね収容孔
84は、係止板52に形成された孔52aを介して弁収
容孔62の外側の開口部に連通している。
内の作動油を作動油収容室50側へ導出するためのもの
であり、次のように構成されている。すなわち、図3に
示すように、上記弁収容孔62には、後述する予圧用開
閉弁8が設けられている。この開閉弁8の弁本体81
は、基端部が弁収容孔62の外周側の端部に嵌合され、
係止板52および止め輪53によって抜け止め固定され
ており、弁本体81の外周面と弁収容孔62の内周面と
の間は、シール部材S6によって封止されている。弁本
体81の内部には、その先端面から基端面に向かって順
に、オリフィス(流通抵抗部)82、弁孔83、ばね収
容孔84が形成されており、これらオリフィス82,弁
孔83およびばね収容孔84によって弁本体81の内部
を貫通する通路孔81aが形成されている。ばね収容孔
84は、係止板52に形成された孔52aを介して弁収
容孔62の外側の開口部に連通している。
【0023】図2〜図5に示すように、上記弁収容孔6
2が開口する大径部3Aの外周面には、平取部32が形
成されており、この平取部32と本体部2Aの内周面と
によって隙間54が形成されている。この隙間54は、
大径部3Aの作動油収容室50側の端面に形成された溝
33を介して作動油収容室50に連通している。したが
って、プランジャ室46と作動油収容室50とは、弁収
容孔62、通路孔81a、係止板52の孔52a、弁収
容孔62の外側の開口部、隙間54および溝33を介し
て連通しており、それらによって導出路7が構成されて
いる。
2が開口する大径部3Aの外周面には、平取部32が形
成されており、この平取部32と本体部2Aの内周面と
によって隙間54が形成されている。この隙間54は、
大径部3Aの作動油収容室50側の端面に形成された溝
33を介して作動油収容室50に連通している。したが
って、プランジャ室46と作動油収容室50とは、弁収
容孔62、通路孔81a、係止板52の孔52a、弁収
容孔62の外側の開口部、隙間54および溝33を介し
て連通しており、それらによって導出路7が構成されて
いる。
【0024】上記導入路6を構成する弁収容孔62の内
側の端部には、逆止弁9が設けられている。この逆止弁
9は、弁収容孔62の内面に形成された弁座91と、こ
の弁座91に着座することによって導入路6を閉じる球
弁(弁体)92と、この球弁92を弁座91に着座させ
る弁ばね93とを有している。弁座91は、その軸線を
回転軸線Lとほぼ直交させて形成されている。なお、弁
座91に対して外側に続く部分は、弁座91よりテーパ
角の若干大きなテーパ部94になっており、これによっ
て弁座91の幅を狭くして、その加工を容易に行うこと
ができるようにしている。
側の端部には、逆止弁9が設けられている。この逆止弁
9は、弁収容孔62の内面に形成された弁座91と、こ
の弁座91に着座することによって導入路6を閉じる球
弁(弁体)92と、この球弁92を弁座91に着座させ
る弁ばね93とを有している。弁座91は、その軸線を
回転軸線Lとほぼ直交させて形成されている。なお、弁
座91に対して外側に続く部分は、弁座91よりテーパ
角の若干大きなテーパ部94になっており、これによっ
て弁座91の幅を狭くして、その加工を容易に行うこと
ができるようにしている。
【0025】また、球弁92は、弁収容孔62の軸線方
向へ、つまり回転軸線Lと直交する方向へ移動可能に設
けられている。したがって、ロータ3が回転すると球弁
92に遠心力が作用し、その遠心力によって球弁92が
弁座91からリフトしようとする。この場合、弁ばね9
3が球弁92を弁座91側へ付勢しているので、ロータ
3が低速回転し、球弁92に作用する遠心力が小さいと
きは、球弁92が弁ばね93によって着座状態に維持さ
れる。しかし、弁ばね93の付勢力は、ロータ3が所定
の速度で高速回転したとき、例えば3000rpm程度
で高速回転したときに球弁92に作用する遠心力より弱
く設定されている。したがって、ロータ3が高速回転す
ると、球弁92が弁ばね93の付勢力に抗して弁座91
からリフトする。
向へ、つまり回転軸線Lと直交する方向へ移動可能に設
けられている。したがって、ロータ3が回転すると球弁
92に遠心力が作用し、その遠心力によって球弁92が
弁座91からリフトしようとする。この場合、弁ばね9
3が球弁92を弁座91側へ付勢しているので、ロータ
3が低速回転し、球弁92に作用する遠心力が小さいと
きは、球弁92が弁ばね93によって着座状態に維持さ
れる。しかし、弁ばね93の付勢力は、ロータ3が所定
の速度で高速回転したとき、例えば3000rpm程度
で高速回転したときに球弁92に作用する遠心力より弱
く設定されている。したがって、ロータ3が高速回転す
ると、球弁92が弁ばね93の付勢力に抗して弁座91
からリフトする。
【0026】なお、この実施の形態では逆止弁9がロー
タ3に設けられているため、球弁92にはロータ3の回
転速度に応じた遠心力が作用するが、逆止弁9をハウジ
ング2に設ける場合には、ハウジング2の回転速度に応
じた遠心力が球弁92に作用するので、その遠心力に対
応して弁ばね93の付勢力を定めればよい。
タ3に設けられているため、球弁92にはロータ3の回
転速度に応じた遠心力が作用するが、逆止弁9をハウジ
ング2に設ける場合には、ハウジング2の回転速度に応
じた遠心力が球弁92に作用するので、その遠心力に対
応して弁ばね93の付勢力を定めればよい。
【0027】上記予圧用開閉弁8について説明すると、
上記弁本体81のばね収容孔84の底部には、弁孔83
に続く弁座85が形成されている。また、ばね収容孔8
4内には、弁座85に着座することによって弁孔83を
閉じる球弁86がばね収容孔84の軸線に沿って移動自
在に収容されている。この球弁86は、弁ばね87によ
って弁座85に着座するようになっている。弁ばね87
の付勢力は、作動油が所定の圧力になるまでは球弁86
を弁座85に着座させて開閉弁8を閉状態にし、作動油
が所定の圧力以上になると、球弁86が作動油の押圧力
により弁ばね87の付勢力に抗して弁座85からリフト
するのを許容するような大きさに設定されている。ここ
で、所定の圧力は、例えばハウジング2とロータ3との
間に50Nm程度のトルクが伝達される際に、プランジ
ャ室46内に発生する大きさの圧力に設定されている。
上記弁本体81のばね収容孔84の底部には、弁孔83
に続く弁座85が形成されている。また、ばね収容孔8
4内には、弁座85に着座することによって弁孔83を
閉じる球弁86がばね収容孔84の軸線に沿って移動自
在に収容されている。この球弁86は、弁ばね87によ
って弁座85に着座するようになっている。弁ばね87
の付勢力は、作動油が所定の圧力になるまでは球弁86
を弁座85に着座させて開閉弁8を閉状態にし、作動油
が所定の圧力以上になると、球弁86が作動油の押圧力
により弁ばね87の付勢力に抗して弁座85からリフト
するのを許容するような大きさに設定されている。ここ
で、所定の圧力は、例えばハウジング2とロータ3との
間に50Nm程度のトルクが伝達される際に、プランジ
ャ室46内に発生する大きさの圧力に設定されている。
【0028】なお、この実施の形態においては、弁本体
81の先端部81bが先細りのテーパ状に形成されてい
る。これは、逆止弁9の弁ばね93が塑性変形するのを
防止するためである。すなわち、球弁92が図3におい
て想像線で示すように、弁収容孔62の軸線から変位す
るように移動すると、それに追随して弁ばね93が曲が
るように変形するが、先端部81bがストレートな形状
で、その外径が弁ばね93の内径とほぼ同一であると、
弁ばね93のうち、先端部81bの外周に嵌まり込んで
いる部分は変形することがなく、先端部81bと球弁9
2との間の部分だけが変形する。このため、弁ばね93
は、局部的に大きく変形することになり、塑性変形して
しまうおそれがある。この点、先端部81bを先細りに
形成すると、球弁92が想像線で示すように変位したと
しても、弁ばね93全体が変形するので、弁ばね93が
局部的に大きく変形することがなく、各部の変形量が小
さくなる。したがって、弁ばね93が塑性変形するのを
防止することができる。
81の先端部81bが先細りのテーパ状に形成されてい
る。これは、逆止弁9の弁ばね93が塑性変形するのを
防止するためである。すなわち、球弁92が図3におい
て想像線で示すように、弁収容孔62の軸線から変位す
るように移動すると、それに追随して弁ばね93が曲が
るように変形するが、先端部81bがストレートな形状
で、その外径が弁ばね93の内径とほぼ同一であると、
弁ばね93のうち、先端部81bの外周に嵌まり込んで
いる部分は変形することがなく、先端部81bと球弁9
2との間の部分だけが変形する。このため、弁ばね93
は、局部的に大きく変形することになり、塑性変形して
しまうおそれがある。この点、先端部81bを先細りに
形成すると、球弁92が想像線で示すように変位したと
しても、弁ばね93全体が変形するので、弁ばね93が
局部的に大きく変形することがなく、各部の変形量が小
さくなる。したがって、弁ばね93が塑性変形するのを
防止することができる。
【0029】また、この実施の形態においては、ハウジ
ング2とロータ3との回転に伴って摩耗するおそれがあ
る箇所が高周波焼き入れによって硬化処理されている。
硬化処理箇所は、例えば大径部3Aの両端面、これに接
触する底部21および底壁部2B、プランジャ収容孔3
1の内周面、プランジャ44,45の外周面、カム面2
4,25、カム面24,25に接触するプランジャ4
4,45の端面、逆止弁9の弁座91および球弁92、
並びに開閉弁8の弁座85および球弁である。
ング2とロータ3との回転に伴って摩耗するおそれがあ
る箇所が高周波焼き入れによって硬化処理されている。
硬化処理箇所は、例えば大径部3Aの両端面、これに接
触する底部21および底壁部2B、プランジャ収容孔3
1の内周面、プランジャ44,45の外周面、カム面2
4,25、カム面24,25に接触するプランジャ4
4,45の端面、逆止弁9の弁座91および球弁92、
並びに開閉弁8の弁座85および球弁である。
【0030】次に、上記構成の継手1の作用について説
明する。ハウジング2とロータ3とが相対回転すると、
プランジャ44,45が接近、離間移動し、それに伴っ
てプランジャ室46に作動油が流出入する。プランジャ
室46から作動油が流出する際には、導入路6が逆止弁
9によって閉じられている。したがって、プランジャ室
46内の作動油は導出路7を通って作動油収容室50に
流入する。このとき、オリフィス82において流通抵抗
が発生し、その流通抵抗に対応するトルクが高速回転す
るハウジング2またはロータ3から低速回転するロータ
3またはハウジング2に伝達される。また、その伝達ト
ルクの分だけハウジング2とロータ3との間の相対回転
が制限される。
明する。ハウジング2とロータ3とが相対回転すると、
プランジャ44,45が接近、離間移動し、それに伴っ
てプランジャ室46に作動油が流出入する。プランジャ
室46から作動油が流出する際には、導入路6が逆止弁
9によって閉じられている。したがって、プランジャ室
46内の作動油は導出路7を通って作動油収容室50に
流入する。このとき、オリフィス82において流通抵抗
が発生し、その流通抵抗に対応するトルクが高速回転す
るハウジング2またはロータ3から低速回転するロータ
3またはハウジング2に伝達される。また、その伝達ト
ルクの分だけハウジング2とロータ3との間の相対回転
が制限される。
【0031】ここで、この継手1においては、ロータ3
の大径部3Aの両端面が皿ばね40によって底壁部2B
および底部21に押圧接触されるとともに、導出路7に
開閉弁8が設けられているので、ハウジング2とロータ
3との間で伝達されるトルクの大きさは、図7において
曲線ニで示すように変化する。
の大径部3Aの両端面が皿ばね40によって底壁部2B
および底部21に押圧接触されるとともに、導出路7に
開閉弁8が設けられているので、ハウジング2とロータ
3との間で伝達されるトルクの大きさは、図7において
曲線ニで示すように変化する。
【0032】説明の便宜上、ハウジング2とロータ3と
の間の押圧接触によるトルクの伝達と、開閉弁8の設置
によるトルクの伝達とに分けて説明するに、まず押圧接
触による点について説明すると、この継手1において
は、大径部3Aの両端面が底壁部2Bおよび底部21に
押圧接触させられることにより、ハウジング2とロータ
3との間に摩擦抵抗が発生し、その摩擦抵抗に対応する
トルクがハウジング2とロータ3との間で伝達される。
ここで、ハウジング2とロータ3との間には、それらが
相対回転していないときにも発生するから、この継手1
においては回転速度差が零であっても所定の大きさのト
ルク(以下、このトルクを初期トルクという。)が伝達
される。その後、ハウジング2とロータ3とが相対回転
し始めると、オリフィス82によるトルクが摩擦抵抗に
よるトルクに加算される。この結果、ハウジング2とロ
ータ3との間に伝達されるトルクは、図7において曲線
ロで示すように変化する。この伝達トルクの曲線は、曲
線イを摩擦抵抗の分だけ伝達トルクの増大側へ平行移動
したものとほぼ同一である。なお、初期トルクの大きさ
は、皿ばね40の付勢力を調節することによって適宜に
設定することができる。
の間の押圧接触によるトルクの伝達と、開閉弁8の設置
によるトルクの伝達とに分けて説明するに、まず押圧接
触による点について説明すると、この継手1において
は、大径部3Aの両端面が底壁部2Bおよび底部21に
押圧接触させられることにより、ハウジング2とロータ
3との間に摩擦抵抗が発生し、その摩擦抵抗に対応する
トルクがハウジング2とロータ3との間で伝達される。
ここで、ハウジング2とロータ3との間には、それらが
相対回転していないときにも発生するから、この継手1
においては回転速度差が零であっても所定の大きさのト
ルク(以下、このトルクを初期トルクという。)が伝達
される。その後、ハウジング2とロータ3とが相対回転
し始めると、オリフィス82によるトルクが摩擦抵抗に
よるトルクに加算される。この結果、ハウジング2とロ
ータ3との間に伝達されるトルクは、図7において曲線
ロで示すように変化する。この伝達トルクの曲線は、曲
線イを摩擦抵抗の分だけ伝達トルクの増大側へ平行移動
したものとほぼ同一である。なお、初期トルクの大きさ
は、皿ばね40の付勢力を調節することによって適宜に
設定することができる。
【0033】次に、導出路7に開閉弁8を設けたことに
よるトルクの伝達について説明すると、ハウジング2と
ロータ3とが相対回転していないときには、導出路3が
開閉弁8によって閉じられている。したがって、ハウジ
ング2とロータ3とが相対回転しようとしても、プラン
ジャ室46内の作動油が流出することができない。この
ため、相対回転し始めた瞬間に、プランジャ室46内の
作動油の圧力が急激に増大する。そして、圧力上昇分に
対応するトルクがハウジング2とロータ3との間で伝達
される。その後、プランジャ室46内の作動油の圧力が
所定の大きさに増大して、弁ばね87の付勢力に打ち勝
つ大きさになると、球弁86が弁座85からリフトす
る。したがって、その後はオリフィス82の作用によ
り、回転速度差の増大に伴って伝達トルクが増大する。
この結果、開閉弁8を設けた場合の伝達トルクの大きさ
は、曲線ハで示すように変化する。曲線ハは、曲線イを
開閉弁8の開弁圧の分だけ伝達トルクの増大側へ平行移
動したものとほぼ同様になる。実際には、回転速度差が
零のときには伝達トルクも零であるが、相対回転開始直
後に伝達トルクが急上昇するので、相対回転が零のとき
から初期トルクが得られるものと見なすことができる。
初期トルクの大きさは、開閉弁8の開弁圧を調節するこ
とによって適宜に設定することができる。
よるトルクの伝達について説明すると、ハウジング2と
ロータ3とが相対回転していないときには、導出路3が
開閉弁8によって閉じられている。したがって、ハウジ
ング2とロータ3とが相対回転しようとしても、プラン
ジャ室46内の作動油が流出することができない。この
ため、相対回転し始めた瞬間に、プランジャ室46内の
作動油の圧力が急激に増大する。そして、圧力上昇分に
対応するトルクがハウジング2とロータ3との間で伝達
される。その後、プランジャ室46内の作動油の圧力が
所定の大きさに増大して、弁ばね87の付勢力に打ち勝
つ大きさになると、球弁86が弁座85からリフトす
る。したがって、その後はオリフィス82の作用によ
り、回転速度差の増大に伴って伝達トルクが増大する。
この結果、開閉弁8を設けた場合の伝達トルクの大きさ
は、曲線ハで示すように変化する。曲線ハは、曲線イを
開閉弁8の開弁圧の分だけ伝達トルクの増大側へ平行移
動したものとほぼ同様になる。実際には、回転速度差が
零のときには伝達トルクも零であるが、相対回転開始直
後に伝達トルクが急上昇するので、相対回転が零のとき
から初期トルクが得られるものと見なすことができる。
初期トルクの大きさは、開閉弁8の開弁圧を調節するこ
とによって適宜に設定することができる。
【0034】そして、この実施の形態の継手1において
は、大径部3Aの両端面を底壁部2Aおよび底部21に
押圧接触させるとともに、導出路7に開閉弁8を設けて
いるので、伝達トルクの曲線は、曲線ロをさらに曲線ハ
の初期トルクの分だけ伝達トルクの増大側へ平行移動し
たものになる。それが曲線ニであり、ハウジング2とロ
ータ3との間の回転速度差が零のときであっても、所定
の大きさの初期トルクが得られ、その初期トルクの大き
さに対応刷るトルクがハウジング2とロータ3とに伝達
されるようになるまでそれの相対回転が阻止される。
は、大径部3Aの両端面を底壁部2Aおよび底部21に
押圧接触させるとともに、導出路7に開閉弁8を設けて
いるので、伝達トルクの曲線は、曲線ロをさらに曲線ハ
の初期トルクの分だけ伝達トルクの増大側へ平行移動し
たものになる。それが曲線ニであり、ハウジング2とロ
ータ3との間の回転速度差が零のときであっても、所定
の大きさの初期トルクが得られ、その初期トルクの大き
さに対応刷るトルクがハウジング2とロータ3とに伝達
されるようになるまでそれの相対回転が阻止される。
【0035】一方、プランジャ室46に作動油が流入す
るときには、作動油収容室50内の作動油が逆止弁9を
押し開き、導入路6を通ってプランジャ室46に流入す
る。なお、プランジャ室46の内部容積の増大時には、
導出路7が開閉弁8によって閉じられているので、作動
油収容室50内の作動油が導出路7を通ってプランジャ
室46に流入することはない。
るときには、作動油収容室50内の作動油が逆止弁9を
押し開き、導入路6を通ってプランジャ室46に流入す
る。なお、プランジャ室46の内部容積の増大時には、
導出路7が開閉弁8によって閉じられているので、作動
油収容室50内の作動油が導出路7を通ってプランジャ
室46に流入することはない。
【0036】また、この継手1は、ABS搭載の車両に
設けられた場合、車両の高速走行時にABSの機能を十
分に発揮させることができる。すなわち、車両が高速走
行し、それに伴って継手1が所定の速度以上で高速回転
すると、逆止弁9の球弁92がそれに作用する遠心力に
より弁ばね93の付勢力に抗して弁座91からリフトす
る。これにより、導入路6が開かれる。導入路6が開か
れた状態においては、プランジャ室46内の作動油が、
導入路6を通って作動油収容室50に自由に流入するよ
うになり、オリフィス82による流通抵抗を受けること
がない。したがって、ハウジング2とロータ3とが、自
由に相対回転することができるようになり、継手1によ
る車両の車輪間の差動制限が実質的に行われなくなる。
よって、車両の高速走行時には、ABSの機能を十分に
発揮させることができ、車両の制動距離を短くすること
ができる。
設けられた場合、車両の高速走行時にABSの機能を十
分に発揮させることができる。すなわち、車両が高速走
行し、それに伴って継手1が所定の速度以上で高速回転
すると、逆止弁9の球弁92がそれに作用する遠心力に
より弁ばね93の付勢力に抗して弁座91からリフトす
る。これにより、導入路6が開かれる。導入路6が開か
れた状態においては、プランジャ室46内の作動油が、
導入路6を通って作動油収容室50に自由に流入するよ
うになり、オリフィス82による流通抵抗を受けること
がない。したがって、ハウジング2とロータ3とが、自
由に相対回転することができるようになり、継手1によ
る車両の車輪間の差動制限が実質的に行われなくなる。
よって、車両の高速走行時には、ABSの機能を十分に
発揮させることができ、車両の制動距離を短くすること
ができる。
【0037】さらに、この実施の形態においては、弁収
容孔62を導入路6および導出路7の両者の一部として
兼用しているので、両者を別途形成する場合に比して製
造費を低減することができる。しかも、弁収容孔62の
一側部をプランジャ収容孔31の側部と交差させること
によって弁収容孔62とプランジャ室46とを連通させ
ているので、弁収容孔62とプランジャ室46とを連通
させるための孔等を形成する必要がない。したがって、
製造費をより一層低減することができる。
容孔62を導入路6および導出路7の両者の一部として
兼用しているので、両者を別途形成する場合に比して製
造費を低減することができる。しかも、弁収容孔62の
一側部をプランジャ収容孔31の側部と交差させること
によって弁収容孔62とプランジャ室46とを連通させ
ているので、弁収容孔62とプランジャ室46とを連通
させるための孔等を形成する必要がない。したがって、
製造費をより一層低減することができる。
【0038】図6は、上記継手1の開閉弁8に代えて用
いられるリリーフ弁8′を示すものであり、このリリー
フ弁8′は、後述するように、機能的には開閉弁8と全
く異なるものであるが、構造上は一部を除いて開閉弁8
と同様に構成されている。そこで、開閉弁8と異なる構
造についてのみ説明し、同様な部分についてはその説明
を省略するる。
いられるリリーフ弁8′を示すものであり、このリリー
フ弁8′は、後述するように、機能的には開閉弁8と全
く異なるものであるが、構造上は一部を除いて開閉弁8
と同様に構成されている。そこで、開閉弁8と異なる構
造についてのみ説明し、同様な部分についてはその説明
を省略するる。
【0039】このリリーフ弁8′においては、オリフィ
ス82が弁本体81の先端部に形成されておらず、弁本
体81の周壁部に形成されており、ばね収容孔84の内
周面に開口している。しかも、ばね収容孔84の内周面
におけるオリフィス82の開口部は、弁座85より作動
油収容室50側に配置されている。この結果、導出路7
が、弁孔83および弁座85を含む通路と、オリフィス
82を含む通路とに分岐されることになり、リリーフ弁
8′とオリフィス82とが導出路7に並列に設けられて
いる。
ス82が弁本体81の先端部に形成されておらず、弁本
体81の周壁部に形成されており、ばね収容孔84の内
周面に開口している。しかも、ばね収容孔84の内周面
におけるオリフィス82の開口部は、弁座85より作動
油収容室50側に配置されている。この結果、導出路7
が、弁孔83および弁座85を含む通路と、オリフィス
82を含む通路とに分岐されることになり、リリーフ弁
8′とオリフィス82とが導出路7に並列に設けられて
いる。
【0040】また、開閉弁8においては、ハウジング2
とロータ3との間に伝達されるトルクが小さく(50N
m程度)、プランジャ室46内の作動油の圧力が比較的
低いときに開弁するよう、弁ばね87による開弁圧が比
較的低く設定されていたが、リリーフ弁8′において
は、弁ばね87による開弁圧が所定の高圧に、例えばハ
ウジング2とロータ3との間に500Nm程度の大きな
トルクが伝達されるときに、プランジャ室46内に発生
する圧力程度に設定されている。
とロータ3との間に伝達されるトルクが小さく(50N
m程度)、プランジャ室46内の作動油の圧力が比較的
低いときに開弁するよう、弁ばね87による開弁圧が比
較的低く設定されていたが、リリーフ弁8′において
は、弁ばね87による開弁圧が所定の高圧に、例えばハ
ウジング2とロータ3との間に500Nm程度の大きな
トルクが伝達されるときに、プランジャ室46内に発生
する圧力程度に設定されている。
【0041】開閉弁8に代えて上記リリーフ弁8′を用
いた継手において、いまプランジャ室46内の作動油が
開弁圧に達するときのハウジング2とロータ3との回転
速度差をN0とすると、ハウジング2とロータ3とが回
転速度差N0以下で相対回転しているときには、リリー
フ弁8′が閉じているので、プランジャ室46から弁収
容孔62内に流入した作動油の全てがオリフィス82を
通って作動油収容室50に流入する。したがって、回転
速度差がN0になるまでは、伝達トルクが曲線イにした
がって変化する。
いた継手において、いまプランジャ室46内の作動油が
開弁圧に達するときのハウジング2とロータ3との回転
速度差をN0とすると、ハウジング2とロータ3とが回
転速度差N0以下で相対回転しているときには、リリー
フ弁8′が閉じているので、プランジャ室46から弁収
容孔62内に流入した作動油の全てがオリフィス82を
通って作動油収容室50に流入する。したがって、回転
速度差がN0になるまでは、伝達トルクが曲線イにした
がって変化する。
【0042】ハウジング2とロータ3との回転速度差が
N0以上になると、それに対応してプランジャ室46内
の圧力が所定の開弁圧以上になるので、球弁86が弁ば
ね87の付勢力に抗して弁座85からリフトし、リリー
フ弁8′が開弁する。リリーフ弁8′が開弁すると、オ
リフィス82を通る作動油の流量は、開弁当初は若干増
大するものの、その後は回転速度差が増大してもほぼ一
定であり、回転速度差の増大に伴う作動油の流量増大分
はリリーフ弁8′を通って流れる。したがって、回転速
度差がN0以上の領域では、ハウジング2とロータ3と
の間に伝達されるトルクの大きさが、図7において想像
線ホで示すように、開弁当初は若干増大するもののその
後は回転速度差が増大してもほぼ一定の大きさになる。
勿論、この伝達トルクの上限値は、弁ばね87の付勢力
を調節することによって適宜に設定することができる。
N0以上になると、それに対応してプランジャ室46内
の圧力が所定の開弁圧以上になるので、球弁86が弁ば
ね87の付勢力に抗して弁座85からリフトし、リリー
フ弁8′が開弁する。リリーフ弁8′が開弁すると、オ
リフィス82を通る作動油の流量は、開弁当初は若干増
大するものの、その後は回転速度差が増大してもほぼ一
定であり、回転速度差の増大に伴う作動油の流量増大分
はリリーフ弁8′を通って流れる。したがって、回転速
度差がN0以上の領域では、ハウジング2とロータ3と
の間に伝達されるトルクの大きさが、図7において想像
線ホで示すように、開弁当初は若干増大するもののその
後は回転速度差が増大してもほぼ一定の大きさになる。
勿論、この伝達トルクの上限値は、弁ばね87の付勢力
を調節することによって適宜に設定することができる。
【0043】なお、この発明は上記の実施の形態に限定
されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上記
の実施の形態においては、プランジャ収容孔31内に一
対のプランジャ44,45を挿入しているが、プランジ
ャ収容孔31を隔壁によって二分し、それぞれにプラン
ジャ44,45を挿入するようにしてもよい。つまり、
上記特開平2ー159423号公報に記載のものと同様
に構成してもよい。また、プランジャを回転軸線Lと直
交する方向へ移動させるようにしてもよい。また、上記
の実施の形態においては、導入路6と導出路7とが互い
の一部を共用しているが、導入路6と導出路7とを全く
別個に形成してもよい。
されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上記
の実施の形態においては、プランジャ収容孔31内に一
対のプランジャ44,45を挿入しているが、プランジ
ャ収容孔31を隔壁によって二分し、それぞれにプラン
ジャ44,45を挿入するようにしてもよい。つまり、
上記特開平2ー159423号公報に記載のものと同様
に構成してもよい。また、プランジャを回転軸線Lと直
交する方向へ移動させるようにしてもよい。また、上記
の実施の形態においては、導入路6と導出路7とが互い
の一部を共用しているが、導入路6と導出路7とを全く
別個に形成してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、ハウジングとロータとが相対回転していな
いときにおいても、それらの間に初期トルクを伝達させ
ることができる。したがって、車両が直進走行時に横風
等の影響によって不安定になるのを防止することができ
るという効果が得られる。請求項2に係る発明によれ
ば、ハウジングとロータとの間に伝達されるトルクの大
きさが所定の上限値を越えるのを防止することができる
という効果が得られる。請求項3に係る発明によれば、
請求項1と同様の効果が得られる。請求項4に係る発明
によれば、開閉弁の弁体に流通抵抗発生部としてのオリ
フィスを設けているので、オリフィスを別途形成する場
合に比して、製造費を低減することができるという効果
が得られる。請求項5に係る発明によれば、開閉弁を収
容する弁収容孔を導入路および導出路の一部として使用
し、しかも弁収容孔の一側部をプランジャ室と交差させ
ることによって弁収容孔とプランジャ室とを連通させて
いるので、製造費を低減することができるという効果が
得られる。請求項6に係る発明によれば、請求項1に係
る発明と請求項3に係る発明とを組み合わせているの
で、初期トルクをより一層大きくすることができるとい
う効果が得られ。
明によれば、ハウジングとロータとが相対回転していな
いときにおいても、それらの間に初期トルクを伝達させ
ることができる。したがって、車両が直進走行時に横風
等の影響によって不安定になるのを防止することができ
るという効果が得られる。請求項2に係る発明によれ
ば、ハウジングとロータとの間に伝達されるトルクの大
きさが所定の上限値を越えるのを防止することができる
という効果が得られる。請求項3に係る発明によれば、
請求項1と同様の効果が得られる。請求項4に係る発明
によれば、開閉弁の弁体に流通抵抗発生部としてのオリ
フィスを設けているので、オリフィスを別途形成する場
合に比して、製造費を低減することができるという効果
が得られる。請求項5に係る発明によれば、開閉弁を収
容する弁収容孔を導入路および導出路の一部として使用
し、しかも弁収容孔の一側部をプランジャ室と交差させ
ることによって弁収容孔とプランジャ室とを連通させて
いるので、製造費を低減することができるという効果が
得られる。請求項6に係る発明によれば、請求項1に係
る発明と請求項3に係る発明とを組み合わせているの
で、初期トルクをより一層大きくすることができるとい
う効果が得られ。
【図1】この発明の一実施の形態を示す図であって、図
2のZ−Z断面図である。
2のZ−Z断面図である。
【図2】図1のX−X拡大断面図である。
【図3】図2の要部の拡大図である。
【図4】図1のY−Y断面図である。
【図5】図4の一部省略X矢視図である。
【図6】この発明の他の実施の形態の要部を示す図3と
同様の図である。
同様の図である。
【図7】回転速度差と伝達トルクの大きさとの関係を示
す図である。
す図である。
1 回転速度差感応型継手 2 ハウジング 2B 底壁部(可動部) 3 ロータ 6 導入路 7 導出路 8 開閉弁 8′ リリーフ弁 9 逆止弁 44 プランジャ 45 プランジャ 46 プランジャ室 50 作動油収容室 81a 通路孔 82 オリフィス(流通抵抗発生部) 85 弁座 86 球弁(弁体) 87 弁ばね 91 弁座 92 球弁(弁体) 93 弁ばね
Claims (6)
- 【請求項1】 ハウジングとロータとの相対回転に伴っ
て往復動するプランジャを収容するプランジャ室と作動
油を収容する作動油収容室とが導入路および導出路を介
して連通され、上記導入路には、上記プランジャ室から
上記作動油収容室側への作動油の流れを阻止し、上記作
動油収容室側から上記プランジャ室への作動油の流れを
許容する逆止弁が設けられ、上記導出路には、作動油の
流れに対して流通抵抗をは発生させる流通抵抗発生部が
設けられた回転速度差感応型継手において、上記ハウジ
ングと上記ロータとの少なくとも一方に他方に対して接
近離間移動可能な可動部を設け、この可動部を付勢部材
により所定の押圧力をもって他方に押圧接触させたこと
を特徴とする回転速度差感応型継手。 - 【請求項2】 上記導出路に、上記プランジャ室内の作
動油の圧力が所定の大きさ以上になったときに開弁する
リリーフ弁を上記流通抵抗発生部と並列に設けたことを
特徴とする請求項1に記載の回転速度差感応型継手。 - 【請求項3】 ハウジングとロータとの相対回転に伴っ
て往復動するプランジャを収容するプランジャ室と作動
油を収容する作動油収容室とが導入路および導出路を介
して連通され、上記導入路には、上記プランジャ室から
上記作動油収容室側への作動油の流れを阻止し、上記作
動油収容室側から上記プランジャ室への作動油の流れを
許容する逆止弁が設けられ、上記導出路には、作動油の
流れに対して流通抵抗を発生させる流通抵抗発生部が設
けられた回転速度差感応型継手において、上記導出路
に、上記プランジャ室内の作動油が所定の圧力以下であ
るときには閉弁して導出路を閉じ、所定の圧力以上にな
ると開弁して導出路を開く開閉弁を上記流通抵抗発生部
と直列に、かつ流通抵抗発生部より上記作動油収容室側
に配置したことを特徴とする回転速度差感応型継手。 - 【請求項4】 上記開閉弁が、上記導出路に設けられ、
内部に上記導出路の一部をなす通路孔が形成された弁本
体と、この弁本体の通路孔内に設けられ、上記通路孔の
内周面に形成された弁座に対して着座、リフトして通路
孔を開閉することにより、上記通路孔を開閉する弁体
と、この弁体を上記弁座に着座させる弁ばねとを備え、
上記通路孔のうちの上記弁座より上記プランジャ室側の
箇所に上記流通抵抗発生部としてのオリフィスが形成さ
れていることを特徴とする請求項3に記載の回転速度差
感応型継手。 - 【請求項5】 上記ロータにその外周面から内側に向か
って延び、一側部が上記プランジャ室と交差して連通
し、内側の端部が上記作動油収容室に連通した弁収容孔
が形成し、この弁収容孔の内側の端部と外側の端部とに
上記逆止弁と上記開閉弁とをそれぞれ配置し、上記弁収
容孔のうちの上記プランジャ室との連通部から内側の端
部までの部分を上記導入路とし、上記弁収容孔のうちの
上記プランジャ室との連通部から開閉弁内を通って弁収
容孔の外側の開口部まで至る部分を上記導出路の一部と
したことを特徴とする請求項3また4に記載の回転速度
差感応型継手。 - 【請求項6】 上記ハウジングと上記ロータとの少なく
とも一方の一部に他方に対して接近離間移動可能な可動
部を設け、この可動部を付勢部材により所定の押圧力を
もって他方に押圧接触させたことを特徴とする請求項3
〜5のいずれかに記載の回転速度差感応型継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20713497A JPH1137182A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 回転速度差感応型継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20713497A JPH1137182A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 回転速度差感応型継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1137182A true JPH1137182A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16534768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20713497A Pending JPH1137182A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 回転速度差感応型継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1137182A (ja) |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP20713497A patent/JPH1137182A/ja active Pending
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