JPH1137199A - 伸長力を発生しない区間を有するガススプリング - Google Patents
伸長力を発生しない区間を有するガススプリングInfo
- Publication number
- JPH1137199A JPH1137199A JP16525997A JP16525997A JPH1137199A JP H1137199 A JPH1137199 A JP H1137199A JP 16525997 A JP16525997 A JP 16525997A JP 16525997 A JP16525997 A JP 16525997A JP H1137199 A JPH1137199 A JP H1137199A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- hollow hole
- cylinder
- oil chamber
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バックドアの閉扉位置近傍において伸長力の
発生しない区間を有するステーダンパを提供すること。 【解決手段】 シリンダ102に固定されたカラー11
1(又はピストンナット)にシール性を備えた突起部1
11Aを突設する一方、端部に中空孔109Aを備え当
該中空孔から外側へ排出する方向にのみ開く逆止弁11
0を装着したピストンナット(又はカラー)が、前記突
起部に嵌合している閉扉状態からピストンロッド101
を伸長させる嵌合区間で、前記逆止弁により中空孔内に
油室A,Bの圧力を作用させないことにより、伸長力が
発生しないようにしたこと。
発生しない区間を有するステーダンパを提供すること。 【解決手段】 シリンダ102に固定されたカラー11
1(又はピストンナット)にシール性を備えた突起部1
11Aを突設する一方、端部に中空孔109Aを備え当
該中空孔から外側へ排出する方向にのみ開く逆止弁11
0を装着したピストンナット(又はカラー)が、前記突
起部に嵌合している閉扉状態からピストンロッド101
を伸長させる嵌合区間で、前記逆止弁により中空孔内に
油室A,Bの圧力を作用させないことにより、伸長力が
発生しないようにしたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、伸長力を発生し
ない区間を有するガス反力を利用したガススプリングに
関する。
ない区間を有するガス反力を利用したガススプリングに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、図7(C)に示すようなバックド
アBDを有するほとんどの車両は、バックドアBDの開
閉力を補助するため、伸び切り端近傍において減衰力を
付加するための少量の作動油12を封入したガススプリ
ングSDを使用している。ガススプリングSDの構造を
図7(A)で説明すると、ピストンロッド1の下端イン
ロー部1Aには、バルブストッパ6,ピストン8の背面
突起部に上下動自在に案内されるノンリタンバルブ7,
ピストン8が挿入され、ピストンナット9で締結されて
いる。ピストン8はシリンダ2に摺動自在に収装され、
ピストン8でシリンダ内を上部室Aと下部室Bとに画成
している。
アBDを有するほとんどの車両は、バックドアBDの開
閉力を補助するため、伸び切り端近傍において減衰力を
付加するための少量の作動油12を封入したガススプリ
ングSDを使用している。ガススプリングSDの構造を
図7(A)で説明すると、ピストンロッド1の下端イン
ロー部1Aには、バルブストッパ6,ピストン8の背面
突起部に上下動自在に案内されるノンリタンバルブ7,
ピストン8が挿入され、ピストンナット9で締結されて
いる。ピストン8はシリンダ2に摺動自在に収装され、
ピストン8でシリンダ内を上部室Aと下部室Bとに画成
している。
【0003】ピストンロッド1は、シリンダ2の下端部
に固定されているロッドガイド3に摺動自在に案内され
るとともに、シール4で下部室Bを封止している。シリ
ンダ内へのガス及び作動油12の封入はプラグ13を介
して行われ、封入後取り付け部材10を溶接することに
より完全に封止する。ストッパ5はシリンダ2に外面中
央部を可締めにより固定され、ピストンロッド1が伸長
する際にバルブストッパ6が当接することによりガスス
プリングの最伸長を規制する。ここに、ピストンロッド
1は、ピストンロッド自身の断面積に上部室Aのガス圧
力を乗じた積で算出される伸長力で、常時伸長方向に付
勢される。
に固定されているロッドガイド3に摺動自在に案内され
るとともに、シール4で下部室Bを封止している。シリ
ンダ内へのガス及び作動油12の封入はプラグ13を介
して行われ、封入後取り付け部材10を溶接することに
より完全に封止する。ストッパ5はシリンダ2に外面中
央部を可締めにより固定され、ピストンロッド1が伸長
する際にバルブストッパ6が当接することによりガスス
プリングの最伸長を規制する。ここに、ピストンロッド
1は、ピストンロッド自身の断面積に上部室Aのガス圧
力を乗じた積で算出される伸長力で、常時伸長方向に付
勢される。
【0004】ピストン8には、上部室Aと下部室Bとを
連通するピストンポート8Aが穿設され、当該ピストン
ポート8Aの下部に設けられた背面シート面8Bには、
ピストンロッド1の伸長時におけるピストン上下室の連
通面積を規制するオリフィス7Aを形成したノンリタン
バルブ7が着座している。ピストンロッド1の収縮時に
はノンリタンバルブ7が背面シート面8Bから浮き上が
って、背面シート面8Bとノンリタンバルブ7との間の
隙間全体がピストンポート8Aよりも大きな開口面積と
なるので、ピストン上下室の連通面積は、伸長時にはオ
リフィス7A,収縮時にはピストンポート8Aの面積と
なる。
連通するピストンポート8Aが穿設され、当該ピストン
ポート8Aの下部に設けられた背面シート面8Bには、
ピストンロッド1の伸長時におけるピストン上下室の連
通面積を規制するオリフィス7Aを形成したノンリタン
バルブ7が着座している。ピストンロッド1の収縮時に
はノンリタンバルブ7が背面シート面8Bから浮き上が
って、背面シート面8Bとノンリタンバルブ7との間の
隙間全体がピストンポート8Aよりも大きな開口面積と
なるので、ピストン上下室の連通面積は、伸長時にはオ
リフィス7A,収縮時にはピストンポート8Aの面積と
なる。
【0005】図7(B)に示すように、バックドアの閉
扉時にピストンロッド1が下側になるように車両に取り
付けると、作動油12は下部室Bに滞留するので、バッ
クドアが開くにつれてピストン8は徐々に作動油12に
浸漬されてオリフィス7Aを覆う様になり、バックドア
の閉扉時に下部室B側に滞留していた作動油12は、オ
リフィス7Aを通過して下部室Bから上部室Aに移動す
る。このようなガススプリングのバックドアへの取付け
方式は反転式と呼ばれている。オリフィス7Aをガスが
通過するときに比べ作動油12が通過するときの通路抵
抗は粘性抵抗の差に起因して大きいので、伸び切り端近
傍の開扉速度は緩衝された緩やかな速度になり、伸び切
り端における衝撃が緩和される。
扉時にピストンロッド1が下側になるように車両に取り
付けると、作動油12は下部室Bに滞留するので、バッ
クドアが開くにつれてピストン8は徐々に作動油12に
浸漬されてオリフィス7Aを覆う様になり、バックドア
の閉扉時に下部室B側に滞留していた作動油12は、オ
リフィス7Aを通過して下部室Bから上部室Aに移動す
る。このようなガススプリングのバックドアへの取付け
方式は反転式と呼ばれている。オリフィス7Aをガスが
通過するときに比べ作動油12が通過するときの通路抵
抗は粘性抵抗の差に起因して大きいので、伸び切り端近
傍の開扉速度は緩衝された緩やかな速度になり、伸び切
り端における衝撃が緩和される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ガススプリングが図7
(B)の仮想線で示す開扉位置から実線で示す閉扉位置
に移行する際に、ピストンロッド1は徐々にシリンダ2
の中に侵入し、ガス室A,Bの圧力が上昇する。この圧
力はピストンロッド1がシリンダ2に最大限に侵入した
時すなわち閉扉位置において最大になる。閉扉位置にお
いては、この圧力にピストンロッド1の断面積を乗じた
ガススプリングの伸長力がバックドアBDの支持点に集
中して加わる。気温の高い夏期においてはガス圧力が上
昇して伸長力が増大するため、この状態で悪路を走行し
たような場合には、上記の伸長力に加えて路面からの衝
撃が付加され、支持点に加わる荷重は過酷なものとな
る。本発明は以上のような実情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、バックドアBDの閉扉
位置近傍において伸長力の発生しない区間を有するガス
スプリングを提供することである。
(B)の仮想線で示す開扉位置から実線で示す閉扉位置
に移行する際に、ピストンロッド1は徐々にシリンダ2
の中に侵入し、ガス室A,Bの圧力が上昇する。この圧
力はピストンロッド1がシリンダ2に最大限に侵入した
時すなわち閉扉位置において最大になる。閉扉位置にお
いては、この圧力にピストンロッド1の断面積を乗じた
ガススプリングの伸長力がバックドアBDの支持点に集
中して加わる。気温の高い夏期においてはガス圧力が上
昇して伸長力が増大するため、この状態で悪路を走行し
たような場合には、上記の伸長力に加えて路面からの衝
撃が付加され、支持点に加わる荷重は過酷なものとな
る。本発明は以上のような実情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、バックドアBDの閉扉
位置近傍において伸長力の発生しない区間を有するガス
スプリングを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の採った手段は、「シリンダ内に摺動自在に
フリーピストンを収装し、シリンダ内を高圧ガスを封入
したガス室と作動油の充満した油室とに画成するととも
に、油室に摺動自在にピストンを収装し、このピストン
にピストンナットにより締結したピストンロッドをシリ
ンダから出没自在に突出させたガススプリングにおい
て、前記シリンダに固定されたカラー又はピストンナッ
トのいずれか一方にシール性を備えた突起部を突設する
一方、端部に中空孔を備え当該中空孔から外側へ排出す
る方向にのみ開く逆止弁を装着したピストンナット又は
カラーのいずれか他方が、前記突起部に嵌合している閉
扉状態からピストンロッドを伸長させる嵌合区間で、前
記逆止弁により中空孔内に油室の圧力を作用させないこ
とにより、伸長力が発生しないようにしたこと」であ
る。
めに本発明の採った手段は、「シリンダ内に摺動自在に
フリーピストンを収装し、シリンダ内を高圧ガスを封入
したガス室と作動油の充満した油室とに画成するととも
に、油室に摺動自在にピストンを収装し、このピストン
にピストンナットにより締結したピストンロッドをシリ
ンダから出没自在に突出させたガススプリングにおい
て、前記シリンダに固定されたカラー又はピストンナッ
トのいずれか一方にシール性を備えた突起部を突設する
一方、端部に中空孔を備え当該中空孔から外側へ排出す
る方向にのみ開く逆止弁を装着したピストンナット又は
カラーのいずれか他方が、前記突起部に嵌合している閉
扉状態からピストンロッドを伸長させる嵌合区間で、前
記逆止弁により中空孔内に油室の圧力を作用させないこ
とにより、伸長力が発生しないようにしたこと」であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1実施形態を示
す。まず構造について説明する。シリンダ102の上部
には、シール114を装着したフリーピストン113が
収装され、油室Ao,A,Bと高圧ガスの封入されたガ
ス室Cとを区画している。フリーピストン113の下側
に区画される油室としての上部室A及びAoと下部室B
には作動油が充満しており、ガス室Cに封入された高圧
ガスの圧力により加圧されている。
す。まず構造について説明する。シリンダ102の上部
には、シール114を装着したフリーピストン113が
収装され、油室Ao,A,Bと高圧ガスの封入されたガ
ス室Cとを区画している。フリーピストン113の下側
に区画される油室としての上部室A及びAoと下部室B
には作動油が充満しており、ガス室Cに封入された高圧
ガスの圧力により加圧されている。
【0009】フリーピストン113の下側の油室にはピ
ストン8が摺動自在に収装され、油室内部を上部室A及
びAoと下部室Bとに画成している。ピストン8にはピ
ストンロッド101の上端部がピストンナット109に
より螺着され、シリンダ102の下端部に収容されたロ
ッドガイド3により摺動自在に下方に突出している。ピ
ストンロッドの上端部とピストンナットの螺着面には、
シールを介在させるかあるいは接着材の塗布等によりシ
ール性を付与する。
ストン8が摺動自在に収装され、油室内部を上部室A及
びAoと下部室Bとに画成している。ピストン8にはピ
ストンロッド101の上端部がピストンナット109に
より螺着され、シリンダ102の下端部に収容されたロ
ッドガイド3により摺動自在に下方に突出している。ピ
ストンロッドの上端部とピストンナットの螺着面には、
シールを介在させるかあるいは接着材の塗布等によりシ
ール性を付与する。
【0010】ピストン8には上部室Aと下部室Bとを連
通するピストンポート8Aが穿設され、当該ピストンポ
ート8Aの下部に設けられた背面シート面8Bには、ピ
ストンロッド101の伸長時におけるピストン上下室
A,Bの連通面積を規制するオリフィス7Aを形成した
ノンリタンバルブ7が着座している。ピストン8の摺動
時には、ピストン上下室A,Bの作動油がこれらの7
A,8Aを通過し所定の減衰力を発生する。
通するピストンポート8Aが穿設され、当該ピストンポ
ート8Aの下部に設けられた背面シート面8Bには、ピ
ストンロッド101の伸長時におけるピストン上下室
A,Bの連通面積を規制するオリフィス7Aを形成した
ノンリタンバルブ7が着座している。ピストン8の摺動
時には、ピストン上下室A,Bの作動油がこれらの7
A,8Aを通過し所定の減衰力を発生する。
【0011】上部室AoとAの間には、外面に溝が形成
されたカラー111がシリンダ102に可締めにより固
定されるとともに、上部室AoとAの間を通孔111B
で連通している。そしてカラーの下部には、外面にシー
ル112を装着した突起部111Aが突設されている。
当該突起部111Aと対向するピストンナット109の
内側は中空孔109Aとなっており、カラー111と対
向する側には滑らかな面取りが施されカラーの突起部1
11Aの嵌合を容易にしている。ピストンナット109
の下端外面には溝109Bが設けられ、当該溝には上部
室Aから中空孔109Aを経て通孔109Cが開口し、
溝109Bに対して締め代を与えられ中空孔109A内
から外側へ排出する方向にのみ開く逆止弁として機能す
るゴムバンド110が、通孔109Cを覆うように嵌着
されている。
されたカラー111がシリンダ102に可締めにより固
定されるとともに、上部室AoとAの間を通孔111B
で連通している。そしてカラーの下部には、外面にシー
ル112を装着した突起部111Aが突設されている。
当該突起部111Aと対向するピストンナット109の
内側は中空孔109Aとなっており、カラー111と対
向する側には滑らかな面取りが施されカラーの突起部1
11Aの嵌合を容易にしている。ピストンナット109
の下端外面には溝109Bが設けられ、当該溝には上部
室Aから中空孔109Aを経て通孔109Cが開口し、
溝109Bに対して締め代を与えられ中空孔109A内
から外側へ排出する方向にのみ開く逆止弁として機能す
るゴムバンド110が、通孔109Cを覆うように嵌着
されている。
【0012】ピストンナット109の中空孔109Aと
カラーの突起部111Aが嵌合しない区間においては、
ガススプリングSDは封入ガスの圧力にピストンロッド
101の断面積を乗じた積で算出される伸長力で常時伸
長方向に付勢され、バックドアBDの重量を支持してい
る。バックドアが閉扉方向に操作されてピストンロッド
101が収縮し、ピストンナットの中空孔109Aがカ
ラーの突起部111Aに嵌合すると、中空孔109A内
の作動油は加圧されるので、通孔109Cからゴムバン
ド110を押し開いて上部室Aに流出する。
カラーの突起部111Aが嵌合しない区間においては、
ガススプリングSDは封入ガスの圧力にピストンロッド
101の断面積を乗じた積で算出される伸長力で常時伸
長方向に付勢され、バックドアBDの重量を支持してい
る。バックドアが閉扉方向に操作されてピストンロッド
101が収縮し、ピストンナットの中空孔109Aがカ
ラーの突起部111Aに嵌合すると、中空孔109A内
の作動油は加圧されるので、通孔109Cからゴムバン
ド110を押し開いて上部室Aに流出する。
【0013】バックドアが完全に閉扉される直前にガス
スプリングが最圧縮され、完全に閉扉された状態ではガ
ススプリングがわずかに伸びるようにガススプリングを
バックドアに取り付けると、閉扉状態では中空孔109
A内の容積は最小容積よりもわずかに増えるが、通孔1
09Cがゴムバンド110によって閉じられているの
で、中空孔109A内は負圧となる。この場合に中空孔
109Aの内側の面積をピストンロッド101の断面積
と同じにしておくと、上部室Aは封入ガスの圧力によっ
て加圧されているにもかかわらず、中空孔109A内に
圧力は加わらないため伸長力は発生しない。中空孔の内
側への圧力の遮断効果は、突起部側又は中空孔側のいず
れか一方にシール性を備えれば得られるため、図1に示
す突起部側へのシール112の装着に替えて中空孔側に
シールを装着してもよい。
スプリングが最圧縮され、完全に閉扉された状態ではガ
ススプリングがわずかに伸びるようにガススプリングを
バックドアに取り付けると、閉扉状態では中空孔109
A内の容積は最小容積よりもわずかに増えるが、通孔1
09Cがゴムバンド110によって閉じられているの
で、中空孔109A内は負圧となる。この場合に中空孔
109Aの内側の面積をピストンロッド101の断面積
と同じにしておくと、上部室Aは封入ガスの圧力によっ
て加圧されているにもかかわらず、中空孔109A内に
圧力は加わらないため伸長力は発生しない。中空孔の内
側への圧力の遮断効果は、突起部側又は中空孔側のいず
れか一方にシール性を備えれば得られるため、図1に示
す突起部側へのシール112の装着に替えて中空孔側に
シールを装着してもよい。
【0014】バックドアの開扉方向に操作力を加えてピ
ストンロッド101を伸長させると、ピストンナット1
09がカラーの突起部111Aから徐々に後退する。後
退するに従い中空孔109A内の負圧も徐々に増大する
が、負圧は最大でも−1気圧であるため、ピストンロッ
ドの径が10mmの一般的なガススプリングでも、この
区間で増加する操作力は1kgfに満たない値である。
ピストンナットの中空孔109Aがカラーの突起部11
1Aから離脱すると、ピストンロッド101には上部室
Aの圧力が加わるので、通常の伸長力が回復する。
ストンロッド101を伸長させると、ピストンナット1
09がカラーの突起部111Aから徐々に後退する。後
退するに従い中空孔109A内の負圧も徐々に増大する
が、負圧は最大でも−1気圧であるため、ピストンロッ
ドの径が10mmの一般的なガススプリングでも、この
区間で増加する操作力は1kgfに満たない値である。
ピストンナットの中空孔109Aがカラーの突起部11
1Aから離脱すると、ピストンロッド101には上部室
Aの圧力が加わるので、通常の伸長力が回復する。
【0015】この場合、伸長力の発生しない区間は、ピ
ストンナットの中空孔109Aがカラーの突起部111
Aに嵌合している長さである。この区間においてもバッ
クドアの重量に釣り合わせるために伸長力が必要な場合
には、中空孔109Aの内面積Anをピストンロッド1
01の断面積Arよりも小さくしておけばよい。上部室
の圧力をPとしたとき必要な伸長力fは、 f=P
(Ar−An) の関係式から自由に設定すること
ができる。
ストンナットの中空孔109Aがカラーの突起部111
Aに嵌合している長さである。この区間においてもバッ
クドアの重量に釣り合わせるために伸長力が必要な場合
には、中空孔109Aの内面積Anをピストンロッド1
01の断面積Arよりも小さくしておけばよい。上部室
の圧力をPとしたとき必要な伸長力fは、 f=P
(Ar−An) の関係式から自由に設定すること
ができる。
【0016】ここで、突起部と中空孔との関係は、一対
の組み合わせとなっておればよいので、例えば突起部を
ピストンナット側,中空孔をカラー側に設けても同様な
効果を得ることができる。図2に示す本発明の第2実施
形態は、これを示すものである。ピストンナット209
の上側にはシール112を装着した突起部209Aが突
設されており、当該突起部209Aと対向するカラーの
内側は中空孔211Aとなっている。ピストンナットと
対向する側には滑らかな面取り211Fが施され、ピス
トンナットの突起部209Aの挿入を容易にしている。
の組み合わせとなっておればよいので、例えば突起部を
ピストンナット側,中空孔をカラー側に設けても同様な
効果を得ることができる。図2に示す本発明の第2実施
形態は、これを示すものである。ピストンナット209
の上側にはシール112を装着した突起部209Aが突
設されており、当該突起部209Aと対向するカラーの
内側は中空孔211Aとなっている。ピストンナットと
対向する側には滑らかな面取り211Fが施され、ピス
トンナットの突起部209Aの挿入を容易にしている。
【0017】上部室AoとAの間には、外面に溝211
Eが形成されたカラー211がシリンダ102に当該溝
211Eを可締めることにより固定されるとともに、上
部室AoとAの間を通孔211Bで連通している。そし
てカラー211の上端外面には溝211Dが設けられ、
当該溝211Dには中空孔211Aに連通する通孔21
1Cが開口し、溝211Dに対して締め代を与えられ中
空孔211Aから上部室Ao側へ排出する方向にのみ開
く逆止弁として機能するゴムバンド210が通孔211
Cを覆うように装着されている。作用及び効果について
は、前記第1実施形態と同様であるので説明を省略す
る。
Eが形成されたカラー211がシリンダ102に当該溝
211Eを可締めることにより固定されるとともに、上
部室AoとAの間を通孔211Bで連通している。そし
てカラー211の上端外面には溝211Dが設けられ、
当該溝211Dには中空孔211Aに連通する通孔21
1Cが開口し、溝211Dに対して締め代を与えられ中
空孔211Aから上部室Ao側へ排出する方向にのみ開
く逆止弁として機能するゴムバンド210が通孔211
Cを覆うように装着されている。作用及び効果について
は、前記第1実施形態と同様であるので説明を省略す
る。
【0018】以上の第1及び第2実施形態の説明から明
らかなように、バックドアの閉扉状態においてガススプ
リングの伸長力を零又は任意の大きさに設定することが
できるため、閉扉状態で悪路走行等をする場合でもバッ
クドアの支持点にかかる衝撃を小さくできるので、支持
点廻りの設計が容易になる。
らかなように、バックドアの閉扉状態においてガススプ
リングの伸長力を零又は任意の大きさに設定することが
できるため、閉扉状態で悪路走行等をする場合でもバッ
クドアの支持点にかかる衝撃を小さくできるので、支持
点廻りの設計が容易になる。
【0019】図3に示す本発明の第3実施形態は、閉扉
から開扉に至る区間でガススプリングSDがほゞ直立の
まま取付けられる所謂突上げ式と呼ばれるバックドアB
Dの支持方式に使用されるガススプリングに適用したも
のである。このバックドアの支持方式は図3(B)にそ
の一部を示すようなワンボックス型の車輌Bに多く採用
されおり、ピストンロッド301を常時上方に向くよう
に取付けることができる。
から開扉に至る区間でガススプリングSDがほゞ直立の
まま取付けられる所謂突上げ式と呼ばれるバックドアB
Dの支持方式に使用されるガススプリングに適用したも
のである。このバックドアの支持方式は図3(B)にそ
の一部を示すようなワンボックス型の車輌Bに多く採用
されおり、ピストンロッド301を常時上方に向くよう
に取付けることができる。
【0020】このため、シリンダ302の底部に少量の
作動油303を封入しておけば、ピストンロッド301
の収縮に伴いピストンナット109の中空孔109Aが
シリンダ302の底部に固定されたカラー311の突起
部311Aに突入すると、中空孔109A内に閉じ込め
られたガス及び作動油は、まず比重の小さい上方のガス
が先に通孔109Cを通り抜け、つぎに比重の大きい作
動油がゴムバンド110を押し開いて下部室Bに流出す
る。この結果、閉扉状態においては中空孔109A内は
作動油で満されるので、第1実施形態で説明したフリー
ピストン113がなくても、ピストンナット109の中
空孔109Aがカラー311の突起部311Aに嵌合す
る区間における伸長力を発生しないようにすることがで
きる。
作動油303を封入しておけば、ピストンロッド301
の収縮に伴いピストンナット109の中空孔109Aが
シリンダ302の底部に固定されたカラー311の突起
部311Aに突入すると、中空孔109A内に閉じ込め
られたガス及び作動油は、まず比重の小さい上方のガス
が先に通孔109Cを通り抜け、つぎに比重の大きい作
動油がゴムバンド110を押し開いて下部室Bに流出す
る。この結果、閉扉状態においては中空孔109A内は
作動油で満されるので、第1実施形態で説明したフリー
ピストン113がなくても、ピストンナット109の中
空孔109Aがカラー311の突起部311Aに嵌合す
る区間における伸長力を発生しないようにすることがで
きる。
【0021】この場合は、第1実施形態で説明したフリ
ーピストン113が省ける分ガススプリングの取付長を
短くすることができるとともに、ピストンロッド301
の収縮に伴いピストンナット109の中空孔109Aが
カラー311の突起部311Aに嵌合する区間では、作
動油が通孔109Cを通過する際に減衰力が発生するの
で、この区間の閉扉速度を更に緩やかにすることができ
るため、閉扉時の衝撃を一層緩和することができる。
ーピストン113が省ける分ガススプリングの取付長を
短くすることができるとともに、ピストンロッド301
の収縮に伴いピストンナット109の中空孔109Aが
カラー311の突起部311Aに嵌合する区間では、作
動油が通孔109Cを通過する際に減衰力が発生するの
で、この区間の閉扉速度を更に緩やかにすることができ
るため、閉扉時の衝撃を一層緩和することができる。
【0022】以上、第1〜第3実施形態で説明した逆止
弁110は構造が簡単なゴムバンドである場合を説明し
たが、逆止弁の部分は通常の油圧回路に多く用いられて
いる構造を採用することもできる。図4に示す本発明の
第4実施形態は、これを示すものである。上記第3実施
形態と作用,効果は同一であるので構造的に異なる部分
についてのみ説明する。ピストンナット409の容室4
09Bと中空孔409Aとの間には段差が設けられ、当
該段差の中空孔側には切欠き411Aにより内周側に数
本の爪が形成された板バネ411が収容され、外面にシ
ール112を装着し中空孔の上部に圧入等により固定さ
れたシート410により外周部が挟持されている。シー
ト410には連通孔410Aが穿設されるとともに、当
該連通孔410Aの上側には板バネ411に付勢された
鋼球412が着座し、中空孔409Aから容室409B
へ排出する方向にのみ開く逆止弁を形成している。そし
て、容室409Bは通孔409Cにより下部室Bに連通
している。
弁110は構造が簡単なゴムバンドである場合を説明し
たが、逆止弁の部分は通常の油圧回路に多く用いられて
いる構造を採用することもできる。図4に示す本発明の
第4実施形態は、これを示すものである。上記第3実施
形態と作用,効果は同一であるので構造的に異なる部分
についてのみ説明する。ピストンナット409の容室4
09Bと中空孔409Aとの間には段差が設けられ、当
該段差の中空孔側には切欠き411Aにより内周側に数
本の爪が形成された板バネ411が収容され、外面にシ
ール112を装着し中空孔の上部に圧入等により固定さ
れたシート410により外周部が挟持されている。シー
ト410には連通孔410Aが穿設されるとともに、当
該連通孔410Aの上側には板バネ411に付勢された
鋼球412が着座し、中空孔409Aから容室409B
へ排出する方向にのみ開く逆止弁を形成している。そし
て、容室409Bは通孔409Cにより下部室Bに連通
している。
【0023】この場合は第3実施形態と比べ部品点数は
増えるが、シート,板バネ,鋼球からなる逆止弁は使用
実績が豊富で信頼性,耐久性ともに高く、鋼球をシート
の連通孔に乗せて軽く叩くことにより容易に良好な気密
性を得ることができることもあって性能が安定する。こ
の構造によれば、ピストンナット409は上述した逆止
弁を予め組み込んでサブアッセンブリー化することがで
きる一方、容室409Bは通孔409Cにより下部室B
に連通させているので、ピストンロッドとの螺着部にシ
ール性を持たせる必要がないこともあって組み立てが容
易になる。
増えるが、シート,板バネ,鋼球からなる逆止弁は使用
実績が豊富で信頼性,耐久性ともに高く、鋼球をシート
の連通孔に乗せて軽く叩くことにより容易に良好な気密
性を得ることができることもあって性能が安定する。こ
の構造によれば、ピストンナット409は上述した逆止
弁を予め組み込んでサブアッセンブリー化することがで
きる一方、容室409Bは通孔409Cにより下部室B
に連通させているので、ピストンロッドとの螺着部にシ
ール性を持たせる必要がないこともあって組み立てが容
易になる。
【0024】以上説明した実施形態は、いずれも中空孔
にシール性を備えた突起部が嵌合したときに、作動油を
中空孔から外側へ排出する方向にのみ開く逆止弁を用い
る構造に係るものであるが、突起部の先端に中空孔から
突起部が退出する方向にのみシール性を有するチェック
シールを装着することにより、逆止弁を省略することも
できる。図5に示す第5実施形態は上記チェックシール
を採用したもので、図1の第1実施形態に相当する作
用,効果を奏するものである。
にシール性を備えた突起部が嵌合したときに、作動油を
中空孔から外側へ排出する方向にのみ開く逆止弁を用い
る構造に係るものであるが、突起部の先端に中空孔から
突起部が退出する方向にのみシール性を有するチェック
シールを装着することにより、逆止弁を省略することも
できる。図5に示す第5実施形態は上記チェックシール
を採用したもので、図1の第1実施形態に相当する作
用,効果を奏するものである。
【0025】上部室AoとAの間には、外面に溝が形成
されたカラー511がシリンダ102に可締めにより固
定されるとともに、上部室AoとAの間を通孔511B
で連通している。そしてカラー511の下部には、先端
にチェックシール512を装着した突起部511Aが突
設されている。当該突起部511Aと対向するピストン
ナット509の内側は中空孔509Aとなっており、カ
ラー511と対向する側には滑らかな面取りが施され、
カラー先端に装着したチェックシール512の嵌合を容
易にしている。バックドアが閉扉方向に操作されてピス
トンロッド501が収縮し、ピストンナットの中空孔5
09Aがカラー先端のチェックシール512に嵌挿され
ると、中空孔509A内の作動油は加圧されるので、図
5(B)に示すようにシールリップ512Aを内側に押
し縮めて上部室Aに流出する。
されたカラー511がシリンダ102に可締めにより固
定されるとともに、上部室AoとAの間を通孔511B
で連通している。そしてカラー511の下部には、先端
にチェックシール512を装着した突起部511Aが突
設されている。当該突起部511Aと対向するピストン
ナット509の内側は中空孔509Aとなっており、カ
ラー511と対向する側には滑らかな面取りが施され、
カラー先端に装着したチェックシール512の嵌合を容
易にしている。バックドアが閉扉方向に操作されてピス
トンロッド501が収縮し、ピストンナットの中空孔5
09Aがカラー先端のチェックシール512に嵌挿され
ると、中空孔509A内の作動油は加圧されるので、図
5(B)に示すようにシールリップ512Aを内側に押
し縮めて上部室Aに流出する。
【0026】バックドアが完全に閉扉される直前にガス
スプリングが最圧縮され、完全に閉扉された状態ではガ
ススプリングがわずかに伸びるようにガススプリングを
バックドアに取り付けると、閉扉状態では中空孔509
A内の容積は最小容積よりもわずかに増え中空孔内は負
圧となるので、チェックシール512がシール性を回復
し中空孔509A内への作動油の流入を阻止する。この
場合に中空孔509Aの内側の面積をピストンロッド5
01の断面積と同じにしておくと、上部室Aはガス室C
の圧力によって加圧されているにもかかわらず、中空孔
509A内に圧力は加わらないため伸長力は発生しな
い。中空孔の内側への圧力の遮断効果は、突起部側又は
中空孔側のいずれか一方にシール性を備えれば得られる
ため、図5に示す突起部側へのチェックシールの装着に
替えて、シールリップを内側に形成したチェックシール
を中空孔側に装着してもよい。
スプリングが最圧縮され、完全に閉扉された状態ではガ
ススプリングがわずかに伸びるようにガススプリングを
バックドアに取り付けると、閉扉状態では中空孔509
A内の容積は最小容積よりもわずかに増え中空孔内は負
圧となるので、チェックシール512がシール性を回復
し中空孔509A内への作動油の流入を阻止する。この
場合に中空孔509Aの内側の面積をピストンロッド5
01の断面積と同じにしておくと、上部室Aはガス室C
の圧力によって加圧されているにもかかわらず、中空孔
509A内に圧力は加わらないため伸長力は発生しな
い。中空孔の内側への圧力の遮断効果は、突起部側又は
中空孔側のいずれか一方にシール性を備えれば得られる
ため、図5に示す突起部側へのチェックシールの装着に
替えて、シールリップを内側に形成したチェックシール
を中空孔側に装着してもよい。
【0027】図5(A)に示すようにバックドアの開扉
方向に操作力を加えてピストンロッド501を伸長させ
ると、ピストンナット509がカラー先端のチェックシ
ール512から徐々に後退する。ピストンナットの中空
孔509Aがカラー先端のチェックシール512から離
脱すると、ピストンロッド501には上部室Aの圧力が
加わるので、通常の伸長力が回復する。この場合、伸長
力の発生しない区間は、ピストンナットの中空孔509
Aがカラー先端のチェックシール512に嵌合している
長さである。また本実施形態においては、ピストンロッ
ドの上端部とピストンナット509の螺着面にシール5
10を介在させシール性を付与する構造となっている。
方向に操作力を加えてピストンロッド501を伸長させ
ると、ピストンナット509がカラー先端のチェックシ
ール512から徐々に後退する。ピストンナットの中空
孔509Aがカラー先端のチェックシール512から離
脱すると、ピストンロッド501には上部室Aの圧力が
加わるので、通常の伸長力が回復する。この場合、伸長
力の発生しない区間は、ピストンナットの中空孔509
Aがカラー先端のチェックシール512に嵌合している
長さである。また本実施形態においては、ピストンロッ
ドの上端部とピストンナット509の螺着面にシール5
10を介在させシール性を付与する構造となっている。
【0028】ピストンロッド501が収縮し、ピストン
ナットの中空孔509Aがカラー先端のチェックシール
512に嵌挿される際には、チェックシールの背面から
嵌挿されるので、シールリップ512Aは差圧によって
内側に撓みやすく挿入が容易である。両者の嵌合は可撓
性のあるシールリップ512Aを介して行われ、第1〜
第4実施形態で説明したような突起部が中空孔に直接摺
動自在に嵌合するわけではないので、嵌合に伴うかじり
を防止するための同芯性の確保及び材質選択の煩わしさ
を回避することができる。すなわち、カラー,ピストン
ナットともに廉価な材料を使用することができるととも
に、同芯性については格別の配慮を省略することができ
る。
ナットの中空孔509Aがカラー先端のチェックシール
512に嵌挿される際には、チェックシールの背面から
嵌挿されるので、シールリップ512Aは差圧によって
内側に撓みやすく挿入が容易である。両者の嵌合は可撓
性のあるシールリップ512Aを介して行われ、第1〜
第4実施形態で説明したような突起部が中空孔に直接摺
動自在に嵌合するわけではないので、嵌合に伴うかじり
を防止するための同芯性の確保及び材質選択の煩わしさ
を回避することができる。すなわち、カラー,ピストン
ナットともに廉価な材料を使用することができるととも
に、同芯性については格別の配慮を省略することができ
る。
【0029】図6に示す第6実施形態は、チェックシー
ルと中空孔の配置を上述した第5実施形態とは逆にした
もので、図2の第2実施形態に相当する作用,効果を奏
するものである。すなわち、チェックシール512はピ
ストンナット609の突起部609Aの先端に装着さ
れ、中空孔611Aはカラー611の内側に設けられて
いる。チェックシール512の作用効果及び伸長力の発
生しない区間等については、上述した第5実施形態と同
様であるので説明を省略する。また、第3実施形態への
チェックシールの適用については、構造的に第5実施形
態のフリーピストン113を省略し、カラー511をシ
リンダ102の底部に移動した形態であるので、同様に
説明を省略する。
ルと中空孔の配置を上述した第5実施形態とは逆にした
もので、図2の第2実施形態に相当する作用,効果を奏
するものである。すなわち、チェックシール512はピ
ストンナット609の突起部609Aの先端に装着さ
れ、中空孔611Aはカラー611の内側に設けられて
いる。チェックシール512の作用効果及び伸長力の発
生しない区間等については、上述した第5実施形態と同
様であるので説明を省略する。また、第3実施形態への
チェックシールの適用については、構造的に第5実施形
態のフリーピストン113を省略し、カラー511をシ
リンダ102の底部に移動した形態であるので、同様に
説明を省略する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、バック
ドアの閉扉状態においてガススプリングの伸長力を零又
は任意の大きさに設定することができるため、閉扉状態
で悪路走行等をする場合でもバックドアの支持点にかか
る衝撃を小さくできるので、支持点廻りの設計が容易に
なる。またピストンロッドの収縮に伴いピストンナット
(又はカラー)の中空孔がカラー(又はピストンナッ
ト)の突起部に嵌合する区間では、作動油がゴムバンド
で覆われた通孔を通過する際に減衰力が発生するので、
この区間の閉扉速度を更に緩やかにすることができるた
め、閉扉時の衝撃を一層緩和することができる。さら
に、逆止弁を省略してチェックシールを使用する場合に
は、カラーとピストンナットの嵌合は可撓性のあるシー
ルリップを介して行われ、第1〜第4実施形態で説明し
たような突起部が中空孔に直接摺動自在に嵌合するわけ
ではないので、嵌合に伴うかじりを防止するための同芯
性の確保及び材質選択の煩わしさを回避することができ
る。
ドアの閉扉状態においてガススプリングの伸長力を零又
は任意の大きさに設定することができるため、閉扉状態
で悪路走行等をする場合でもバックドアの支持点にかか
る衝撃を小さくできるので、支持点廻りの設計が容易に
なる。またピストンロッドの収縮に伴いピストンナット
(又はカラー)の中空孔がカラー(又はピストンナッ
ト)の突起部に嵌合する区間では、作動油がゴムバンド
で覆われた通孔を通過する際に減衰力が発生するので、
この区間の閉扉速度を更に緩やかにすることができるた
め、閉扉時の衝撃を一層緩和することができる。さら
に、逆止弁を省略してチェックシールを使用する場合に
は、カラーとピストンナットの嵌合は可撓性のあるシー
ルリップを介して行われ、第1〜第4実施形態で説明し
たような突起部が中空孔に直接摺動自在に嵌合するわけ
ではないので、嵌合に伴うかじりを防止するための同芯
性の確保及び材質選択の煩わしさを回避することができ
る。
【図1】 本発明の第1実施形態に係るガススプリング
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図2】 第2実施形態に係るガススプリングの縦断面
図である。
図である。
【図3】(A)第3実施形態に係るガススプリングの縦
断面図である。 (B)突き上げ式のバックドアへの取り付け状態の説明
図である。
断面図である。 (B)突き上げ式のバックドアへの取り付け状態の説明
図である。
【図4】 第4実施形態に係るガススプリングの縦断面
図である。
図である。
【図5】(A)第5実施形態に係るガススプリングの縦
断面図である。 (B)収縮時の作動油の流れを示す説明図である。
断面図である。 (B)収縮時の作動油の流れを示す説明図である。
【図6】 第6実施形態に係るガススプリングの縦断面
図である。
図である。
【図7】(A)従来技術に係るガススプリングの縦断面
図である。 (B)バックドアの開閉に伴うガススプリング内の作動
油の移動を示す説明図である。 (C)反転式のバックドアへの取り付け状態の説明図で
ある。
図である。 (B)バックドアの開閉に伴うガススプリング内の作動
油の移動を示す説明図である。 (C)反転式のバックドアへの取り付け状態の説明図で
ある。
A 油室(上部室) B 油室(下部室) C ガス室 SD ガススプリング 8 ピストン 101,301,501 ピストンロッド 102,302 シリンダ 109,209,509,609 ピストンナット 109A,409A,509A (ピストンナットの)
中空孔 110,210 逆止弁 111,211,311,511,611 カラー 111A,311A,511A カラーの突起部 112 シール 113 フリーピストン 209,609A (ピストンナットの)突起部 211A,611A (カラーの)中空孔 512 チェックシール 512A シールリップ
中空孔 110,210 逆止弁 111,211,311,511,611 カラー 111A,311A,511A カラーの突起部 112 シール 113 フリーピストン 209,609A (ピストンナットの)突起部 211A,611A (カラーの)中空孔 512 チェックシール 512A シールリップ
Claims (5)
- 【請求項1】 シリンダ内に摺動自在にフリーピストン
を収装し、シリンダ内を高圧ガスを封入したガス室と作
動油の充満した油室とに画成するとともに、油室に摺動
自在にピストンを収装し、このピストンにピストンナッ
トにより締結されたピストンロッドをシリンダから出没
自在に突出させたガススプリングにおいて、ピストン上
側の油室内にシール性を備えた突起部を突設したカラー
を固定する一方、内側に中空孔を備え当該中空孔から外
側へ排出する方向にのみ開く逆止弁を装着したピストン
ナットが、前記カラーの突起部に嵌合している閉扉状態
からピストンロッドを伸長させる嵌合区間で、前記逆止
弁により中空孔内に油室の圧力を作用させないことによ
り、伸長力が発生しないようにしたことを特徴とするガ
ススプリング。 - 【請求項2】 シリンダ内に摺動自在にフリーピストン
を収装し、シリンダ内を高圧ガスを封入したガス室と作
動油の充満した油室とに画成するとともに、油室に摺動
自在にピストンを収装し、このピストンにピストンナッ
トにより締結されたピストンロッドをシリンダから出没
自在に突出させたガススプリングにおいて、ピストンナ
ットにシール性を備えた突起部を突設する一方、ピスト
ン上側の油室内に固定されるとともに内側に中空孔を備
え当該中空孔から外側へ排出する方向にのみ開く逆止弁
を装着したカラーが、前記ピストンナットの突起部に嵌
合している閉扉状態からピストンロッドを伸長させる嵌
合区間で、前記逆止弁により中空孔内に油室の圧力を作
用させないことにより、伸長力が発生しないようにした
ことを特徴とするガススプリング。 - 【請求項3】 少量の作動油と高圧ガスとを封入したシ
リンダ内に摺動自在にピストンを収装し、このピストン
に連結したピストンロッドをシリンダから出没自在に突
出させたガススプリングにおいて、シリンダ底部にシー
ル性を備えた突起部を突設したカラーを固定する一方、
内側に中空孔を備え当該中空孔から外側へ排出する方向
にのみ開く逆止弁を装着したピストンナットが、前記カ
ラーの突起部に嵌合している閉扉状態から、ピストンロ
ッドが伸長する前記嵌合区間において、中空孔内に圧力
を作用させないことにより、伸長力が発生しないように
したことを特徴とするガススプリングの伸長力調整装
置。 - 【請求項4】 シリンダ内に摺動自在にフリーピストン
を収装し、シリンダ内を高圧ガスを封入したガス室と作
動油の充満した油室とに画成するとともに、油室に摺動
自在にピストンを収装し、このピストンにピストンナッ
トにより締結されたピストンロッドをシリンダから出没
自在に突出させたガススプリングにおいて、ピストン上
側の油室内に突起部の先端にチェックシールを装着した
カラーを固定し、チェックシールがピストンナットの上
部内側に形成された中空孔に進入する場合には、シール
リップが差圧により内側に撓んで中空孔から油室に作動
油を排出する一方、チェックシールが中空孔から退出す
る場合には、シールリップが差圧によりシール性をする
ことによって、ピストンナットの中空孔が前記チェック
シールに嵌合している閉扉状態からピストンロッドを伸
長させる嵌合区間で、前記チェックシールにより中空孔
内に油室の圧力を作用させないことにより、伸長力が発
生しないようにしたことを特徴とするガススプリング。 - 【請求項5】 シリンダ内に摺動自在にフリーピストン
を収装し、シリンダ内を高圧ガスを封入したガス室と作
動油の充満した油室とに画成するとともに、油室に摺動
自在にピストンを収装し、このピストンにピストンナッ
トにより締結されたピストンロッドをシリンダから出没
自在に突出させたガススプリングにおいて、ピストンナ
ットの上部に突設した突起部の先端にチェックシールを
装着し、チェックシールがピストン上側の油室内に固定
されたカラーの下部内側に形成された中空孔に進入する
場合には、シールリップが差圧により内側に撓んで中空
孔から油室に作動油を排出する一方、チェックシールが
中空孔から退出する場合には、シールリップが差圧によ
りシール性を回復することによって、チェックシールが
前記カラーの中空孔に嵌合している閉扉状態からピスト
ンロッドを伸長させる嵌合区間で、前記チェックシール
により中空孔内に油室の圧力を作用させないことによ
り、伸長力が発生しないようにしたことを特徴とするガ
ススプリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16525997A JPH1137199A (ja) | 1997-05-20 | 1997-06-06 | 伸長力を発生しない区間を有するガススプリング |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-147227 | 1997-05-20 | ||
| JP14722797 | 1997-05-20 | ||
| JP16525997A JPH1137199A (ja) | 1997-05-20 | 1997-06-06 | 伸長力を発生しない区間を有するガススプリング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1137199A true JPH1137199A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=26477837
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16525997A Pending JPH1137199A (ja) | 1997-05-20 | 1997-06-06 | 伸長力を発生しない区間を有するガススプリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1137199A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019176678A1 (ja) * | 2018-03-13 | 2019-09-19 | Kyb株式会社 | バルブ装置、及び緩衝器 |
| JP2019158000A (ja) * | 2018-03-13 | 2019-09-19 | Kyb株式会社 | バルブ装置、及び緩衝器 |
| WO2019227713A1 (zh) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | 东南大学 | 一种预压环形弹簧自定心粘滞阻尼器 |
-
1997
- 1997-06-06 JP JP16525997A patent/JPH1137199A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019176678A1 (ja) * | 2018-03-13 | 2019-09-19 | Kyb株式会社 | バルブ装置、及び緩衝器 |
| JP2019158000A (ja) * | 2018-03-13 | 2019-09-19 | Kyb株式会社 | バルブ装置、及び緩衝器 |
| CN111819370A (zh) * | 2018-03-13 | 2020-10-23 | Kyb株式会社 | 阀装置以及缓冲器 |
| US11566680B2 (en) | 2018-03-13 | 2023-01-31 | Kyb Corporation | Valve device and shock absorber |
| WO2019227713A1 (zh) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | 东南大学 | 一种预压环形弹簧自定心粘滞阻尼器 |
| US11242908B2 (en) | 2018-05-29 | 2022-02-08 | Southeast University | Self-centering viscous damper with pre-pressed ring springs |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3700958B2 (ja) | 車高調整装置 | |
| US4433759A (en) | Gas spring | |
| JPH0242903Y2 (ja) | ||
| US8544619B2 (en) | Fluid pressure shock absorber | |
| EP1947363A1 (en) | Shock absorber | |
| JPH10252801A (ja) | ガススプリング | |
| US4265344A (en) | Liquid spring with integral plastic body and seal and fabrication method therefor | |
| JP2004116779A (ja) | 長さ調整可能な圧縮バネ | |
| US5628496A (en) | Pneumatic spring | |
| CN105387117A (zh) | 缓冲器 | |
| US4628579A (en) | Method of fabricating a liquid spring shock absorber with integral plastic body and seal | |
| CN105387119A (zh) | 缓冲器 | |
| JP3303021B2 (ja) | 油圧緩衝器 | |
| CA2925253C (en) | Hydraulic shock absorber | |
| AU763495B2 (en) | Valve system | |
| JP2000046092A (ja) | シリンダ装置 | |
| JP4113650B2 (ja) | 油圧緩衝器の減衰力発生構造 | |
| JP2000179717A (ja) | レベリングバルブ | |
| JPH10252800A (ja) | ガススプリング | |
| JP2002195335A (ja) | 油圧緩衝器のバルブ構造 | |
| JPH10318316A (ja) | 伸長力を発生しない区間を有するステーダンパ | |
| JPS6230592Y2 (ja) | ||
| JP2583370Y2 (ja) | 温度補償機構付きステーダンパ | |
| KR0127422Y1 (ko) | 가스반력에 의한 충격을 완화한 가스스프링 | |
| JPH1054436A (ja) | シリンダ装置 |