JPH1137571A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH1137571A JPH1137571A JP9190023A JP19002397A JPH1137571A JP H1137571 A JPH1137571 A JP H1137571A JP 9190023 A JP9190023 A JP 9190023A JP 19002397 A JP19002397 A JP 19002397A JP H1137571 A JPH1137571 A JP H1137571A
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- refrigerant
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷房時には、液圧縮などのための特別な手段
を必要とせず、暖房時には、その快適性を失わず、効果
的な負荷軽減動作を行なうことを可能にする。 【解決手段】 冷凍サイクルでの室外熱交換器2と減圧
器3との間から圧縮機1の冷媒入口とにわたって、流量
抵抗を有しかつ冷媒圧力に応じて開閉するバイパス弁6
とバイパス減圧器7とからなるバイパス路を設け、ま
た、室内熱交換器4に、冷媒温度の検出装置8を設け
る。冷房運転時では、圧縮機1の突出冷媒ガス圧力が所
定の値を越えると、このバイパス路が作動して負荷軽減
を行なう。暖房運転時では、マイコン10が温度検出装
置8によって検出される冷媒温度Toから、冷媒温度の
変化速度とタイムラグ時間などを考慮して予測温度Tを
求め、この予測温度Tが負荷判定値を越えるとき、過負
荷状態になると予測し、室外送風機14,室内送風機1
3,圧縮機1を制御して負荷軽減を行なう。
を必要とせず、暖房時には、その快適性を失わず、効果
的な負荷軽減動作を行なうことを可能にする。 【解決手段】 冷凍サイクルでの室外熱交換器2と減圧
器3との間から圧縮機1の冷媒入口とにわたって、流量
抵抗を有しかつ冷媒圧力に応じて開閉するバイパス弁6
とバイパス減圧器7とからなるバイパス路を設け、ま
た、室内熱交換器4に、冷媒温度の検出装置8を設け
る。冷房運転時では、圧縮機1の突出冷媒ガス圧力が所
定の値を越えると、このバイパス路が作動して負荷軽減
を行なう。暖房運転時では、マイコン10が温度検出装
置8によって検出される冷媒温度Toから、冷媒温度の
変化速度とタイムラグ時間などを考慮して予測温度Tを
求め、この予測温度Tが負荷判定値を越えるとき、過負
荷状態になると予測し、室外送風機14,室内送風機1
3,圧縮機1を制御して負荷軽減を行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置に係
り、特に、高負荷時に圧縮機等の信頼性確保のために好
適な空気調和機に関するものである。
り、特に、高負荷時に圧縮機等の信頼性確保のために好
適な空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機では、室外熱交換器や室内熱
交換器での吸熱量と放熱量とのアンバランスなどで圧縮
機が過負荷状態になり、圧縮機での冷媒の温度や圧力が
異常に高くなると、潤滑油の劣化などにより、圧縮機の
シリンダなどに傷が付くなどして圧縮機などの動作や寿
命に影響する。
交換器での吸熱量と放熱量とのアンバランスなどで圧縮
機が過負荷状態になり、圧縮機での冷媒の温度や圧力が
異常に高くなると、潤滑油の劣化などにより、圧縮機の
シリンダなどに傷が付くなどして圧縮機などの動作や寿
命に影響する。
【0003】このような問題を解消し、圧縮機などの信
頼性を確保するために、従来、特開昭61−21765
5号公報に、圧縮機から凝縮器,膨張弁,蒸発器を介し
て冷媒が流れて圧縮機に戻る冷凍サイクルに、膨張弁と
蒸発器とを冷媒がバイパスするバイパス回路を設け、こ
のバイパス回路をキャピラリチューブと電磁弁とで構成
した冷凍機が開示されている。
頼性を確保するために、従来、特開昭61−21765
5号公報に、圧縮機から凝縮器,膨張弁,蒸発器を介し
て冷媒が流れて圧縮機に戻る冷凍サイクルに、膨張弁と
蒸発器とを冷媒がバイパスするバイパス回路を設け、こ
のバイパス回路をキャピラリチューブと電磁弁とで構成
した冷凍機が開示されている。
【0004】かかる冷凍機においては、圧縮機の吐出冷
媒ガス温度を温度センサで検出し、その検出温度が所定
温度以上になると、圧縮機が過負荷状態にあるものとし
て、通常は閉じている電磁弁を開き、凝縮器から送られ
てくる液冷媒の一部をバイパス回路に流すようにする。
このバイパス回路では、この液冷媒がキャピラリチュー
ブで減圧され、電磁弁を介し、蒸発器からの冷媒ガスと
混合されて圧縮機に戻される。これにより、蒸発器から
の冷媒ガスがパイパス回路からの液冷媒によって冷され
て圧縮機の吐出冷媒ガスの温度が下がることになり、圧
縮機は過負荷状態から開放される。このようにして、圧
縮機の信頼性を確保するようになっている。
媒ガス温度を温度センサで検出し、その検出温度が所定
温度以上になると、圧縮機が過負荷状態にあるものとし
て、通常は閉じている電磁弁を開き、凝縮器から送られ
てくる液冷媒の一部をバイパス回路に流すようにする。
このバイパス回路では、この液冷媒がキャピラリチュー
ブで減圧され、電磁弁を介し、蒸発器からの冷媒ガスと
混合されて圧縮機に戻される。これにより、蒸発器から
の冷媒ガスがパイパス回路からの液冷媒によって冷され
て圧縮機の吐出冷媒ガスの温度が下がることになり、圧
縮機は過負荷状態から開放される。このようにして、圧
縮機の信頼性を確保するようになっている。
【0005】一方、従来の空気調和機では、暖房運転
時、圧縮機の負荷軽減を行なうための制御として、冷媒
温度が設定されている作動値を越えたとき、圧縮機の回
転数を落としたり、室内送風機や室外送風機の回転数を
変更して熱交換器の放熱量や吸熱量を変化させたりする
ことにより、圧縮機の負荷軽減を実現している。なお、
上記作動値は、ある1つの負荷状態を想定して設定され
た一定の値である。
時、圧縮機の負荷軽減を行なうための制御として、冷媒
温度が設定されている作動値を越えたとき、圧縮機の回
転数を落としたり、室内送風機や室外送風機の回転数を
変更して熱交換器の放熱量や吸熱量を変化させたりする
ことにより、圧縮機の負荷軽減を実現している。なお、
上記作動値は、ある1つの負荷状態を想定して設定され
た一定の値である。
【0006】また、特開昭62−37093号公報に
は、回転数制御型の空気調和機において、圧縮機の負荷
を軽減するために、圧縮機の吐出冷媒ガス圧力を一定値
以下に制御する方法が開示されている。これは、圧縮機
の回転数が低いほど、圧縮機の吐出冷媒ガスの圧力が高
くなるということに着目し、作動値として圧縮機の回転
数に応じた制限値を設定し、インバータの入力直流電流
がこの制限値を越えないようにインバータを制御するこ
とにより、圧縮機の吐出冷媒ガスの圧力を一定値以下に
するものである。この入力直流電流がこの制限値以上と
なると、圧縮機が過負荷状態にあるとして、その回転数
を変化させる。この場合、この制限値は、基本的には一
定であり、圧縮機の回転数に応じて過負荷状態でのこの
入力直流電流値が異なるから、この回転数に応じて変化
させているのである。
は、回転数制御型の空気調和機において、圧縮機の負荷
を軽減するために、圧縮機の吐出冷媒ガス圧力を一定値
以下に制御する方法が開示されている。これは、圧縮機
の回転数が低いほど、圧縮機の吐出冷媒ガスの圧力が高
くなるということに着目し、作動値として圧縮機の回転
数に応じた制限値を設定し、インバータの入力直流電流
がこの制限値を越えないようにインバータを制御するこ
とにより、圧縮機の吐出冷媒ガスの圧力を一定値以下に
するものである。この入力直流電流がこの制限値以上と
なると、圧縮機が過負荷状態にあるとして、その回転数
を変化させる。この場合、この制限値は、基本的には一
定であり、圧縮機の回転数に応じて過負荷状態でのこの
入力直流電流値が異なるから、この回転数に応じて変化
させているのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭61−21
7655号公報に記載の従来技術によると、空気調和機
の冷房運転時では、バイパス回路を作動させることによ
り、パイパス回路から低温の冷媒で蒸発器からの冷媒を
冷却させ、これにより、圧縮機の吐出冷媒ガスの温度が
低下して圧縮機の信頼性を確保することができる。
7655号公報に記載の従来技術によると、空気調和機
の冷房運転時では、バイパス回路を作動させることによ
り、パイパス回路から低温の冷媒で蒸発器からの冷媒を
冷却させ、これにより、圧縮機の吐出冷媒ガスの温度が
低下して圧縮機の信頼性を確保することができる。
【0008】しかしながら、かかる従来技術では、圧縮
機の信頼性確保に必要な吐出冷媒の圧力に対応する配慮
がなされていない。そこで、高温センサの代わりに高圧
センサを用い、その検出圧力に応じて電磁弁の開閉を行
なうようにすることも考えられるが、高圧センサやその
検出圧力に応じて電磁弁を開閉制御する制御手段を必要
として、構成が複雑化,大規模化するし、また、圧縮機
の吐出冷媒ガスの圧力を下げるためには、相当な量の液
冷媒をバイパス回路から圧縮機に戻さなければならず、
このため、圧縮機では、液圧縮などに対処するための特
別な手段が必要となる。
機の信頼性確保に必要な吐出冷媒の圧力に対応する配慮
がなされていない。そこで、高温センサの代わりに高圧
センサを用い、その検出圧力に応じて電磁弁の開閉を行
なうようにすることも考えられるが、高圧センサやその
検出圧力に応じて電磁弁を開閉制御する制御手段を必要
として、構成が複雑化,大規模化するし、また、圧縮機
の吐出冷媒ガスの圧力を下げるためには、相当な量の液
冷媒をバイパス回路から圧縮機に戻さなければならず、
このため、圧縮機では、液圧縮などに対処するための特
別な手段が必要となる。
【0009】一方、空気調和機の暖房運転時において
は、上記のように、作動値は一定であり、その作動値を
越えると、過負荷軽減動作に入る。ここで、冷媒温度や
インバータの入力直流電流(以下、これを状態値とい
う)が作動値を越えたことを検出し、これに基いて負荷
軽減動作を開始してからその効果が得られるまでにタイ
ムラグがあり、このために、タイムラグを考慮し、早め
に負荷軽減動作に入るように、この作動値が低めに設定
されている。
は、上記のように、作動値は一定であり、その作動値を
越えると、過負荷軽減動作に入る。ここで、冷媒温度や
インバータの入力直流電流(以下、これを状態値とい
う)が作動値を越えたことを検出し、これに基いて負荷
軽減動作を開始してからその効果が得られるまでにタイ
ムラグがあり、このために、タイムラグを考慮し、早め
に負荷軽減動作に入るように、この作動値が低めに設定
されている。
【0010】しかし、作動値をこのように設定すると、
次のような問題が生ずる。
次のような問題が生ずる。
【0011】作動値を決定した過負荷の状態と同じ過負
荷の状態で暖房運転を行なっているときには、図3(a
2)に示すように、状態値が変化する。即ち、いま、負
荷が高いために状態値が上昇していき、状態値が作動値
を越えると、負荷軽減動作が開始し、その効果が所定の
タイムラグをもって現われるが、この状態値が過負荷領
域に入り込まないように作動値が設定されているのであ
るから、この状態値が過負荷領域に入る前にこのタイム
ラグを経過することになり、従って、この状態値は過負
荷領域に入らずに、問題なく負荷軽減動作が行なわれ
る。
荷の状態で暖房運転を行なっているときには、図3(a
2)に示すように、状態値が変化する。即ち、いま、負
荷が高いために状態値が上昇していき、状態値が作動値
を越えると、負荷軽減動作が開始し、その効果が所定の
タイムラグをもって現われるが、この状態値が過負荷領
域に入り込まないように作動値が設定されているのであ
るから、この状態値が過負荷領域に入る前にこのタイム
ラグを経過することになり、従って、この状態値は過負
荷領域に入らずに、問題なく負荷軽減動作が行なわれ
る。
【0012】負荷が上記よりも大きい場合には、上記に
比べて状態値の上昇速度が大きい。このために、図3
(b2)に示すように、この状態値が作動値を越えて負
荷軽減動作を開始しても、それからタイムラグ分時間経
過したときには、状態値が過負荷領域に入り込むことに
なり、この状態から負荷軽減動作の効果が現れて状態値
が低減する。このように、状態値の過負荷領域へのオー
バシュートが生じ、また、負荷が大きいほどこのオーバ
シュートが大きくなり、圧縮機の保護をしきれないこと
になる。
比べて状態値の上昇速度が大きい。このために、図3
(b2)に示すように、この状態値が作動値を越えて負
荷軽減動作を開始しても、それからタイムラグ分時間経
過したときには、状態値が過負荷領域に入り込むことに
なり、この状態から負荷軽減動作の効果が現れて状態値
が低減する。このように、状態値の過負荷領域へのオー
バシュートが生じ、また、負荷が大きいほどこのオーバ
シュートが大きくなり、圧縮機の保護をしきれないこと
になる。
【0013】また、図3(a2)に示した場合よりも負
荷が小さいが、状態値が作動値を越えるような場合もあ
る。このような場合には、状態値の上昇速度は小さく、
図3(c2)に示すように、状態値が作動値を越えて
も、過負荷領域に達しない場合もあるにかかわらず、負
荷軽減動作に入ってしまい、タイムラグ経過後、その効
果が現れて状態値が低下してしまう。このため、圧縮機
としては効率の良い運転がなされず、暖房時の快適性が
失われることになる。
荷が小さいが、状態値が作動値を越えるような場合もあ
る。このような場合には、状態値の上昇速度は小さく、
図3(c2)に示すように、状態値が作動値を越えて
も、過負荷領域に達しない場合もあるにかかわらず、負
荷軽減動作に入ってしまい、タイムラグ経過後、その効
果が現れて状態値が低下してしまう。このため、圧縮機
としては効率の良い運転がなされず、暖房時の快適性が
失われることになる。
【0014】本発明の第1の目的は、かかる問題を解消
し、構成の複雑化,規模の拡大を回避して冷房時の負荷
軽減を行なうことができ、圧縮機の信頼性を確保する空
気調和機を提供することにある。
し、構成の複雑化,規模の拡大を回避して冷房時の負荷
軽減を行なうことができ、圧縮機の信頼性を確保する空
気調和機を提供することにある。
【0015】本発明の第2の目的は、暖房時、その快適
性を失わずに、効果的な負荷軽減動作を行なうことがで
き、圧縮機の信頼性を確保する空気調和機を提供するこ
とにある。
性を失わずに、効果的な負荷軽減動作を行なうことがで
き、圧縮機の信頼性を確保する空気調和機を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、冷凍サイクルの減圧器と室内熱交
換器とに並列に、室外熱交換器と該減圧器との間の冷媒
圧力が圧縮機の過負荷状態に応じて設定した所定の閾値
以上のときに該冷媒圧力に応じた開度で開くバイパス弁
を有するバイパス路を設ける。
るために、本発明は、冷凍サイクルの減圧器と室内熱交
換器とに並列に、室外熱交換器と該減圧器との間の冷媒
圧力が圧縮機の過負荷状態に応じて設定した所定の閾値
以上のときに該冷媒圧力に応じた開度で開くバイパス弁
を有するバイパス路を設ける。
【0017】かかる構成によると、冷房運転時、圧縮機
の負荷が増加して吐出冷媒ガス圧力が増加し、この結
果、室外熱交換器から出力される冷媒の圧力が上記所定
の閾値以上となると、この冷媒圧力に応じた量の低温の
冷媒が、バイパス路により、減圧器と室内熱交換器とを
バイパスして圧縮機に戻り、圧縮機での冷媒の温度を低
下させて圧縮機の吐出冷媒ガスの圧力を低下させる。こ
れにより、該圧縮機の負荷を軽減する。また、冷媒の一
部が該パイパス路を通ることにより、該室内熱交換器で
の冷媒が減少して吸熱量が低減する。これにより、該圧
縮機の負荷が軽減して圧縮機の吐出冷媒ガスの圧力を低
下させる。このようにして、圧縮機の吐出冷媒ガス圧力
は上記所定の閾値に保持されるように、バイパス弁が動
作し、該圧縮機の負荷が軽減される。また、このバイパ
ス弁は、冷媒の圧力に応じて開閉するから、この冷媒の
圧力を検出手段や弁の制御手段は必要ない。
の負荷が増加して吐出冷媒ガス圧力が増加し、この結
果、室外熱交換器から出力される冷媒の圧力が上記所定
の閾値以上となると、この冷媒圧力に応じた量の低温の
冷媒が、バイパス路により、減圧器と室内熱交換器とを
バイパスして圧縮機に戻り、圧縮機での冷媒の温度を低
下させて圧縮機の吐出冷媒ガスの圧力を低下させる。こ
れにより、該圧縮機の負荷を軽減する。また、冷媒の一
部が該パイパス路を通ることにより、該室内熱交換器で
の冷媒が減少して吸熱量が低減する。これにより、該圧
縮機の負荷が軽減して圧縮機の吐出冷媒ガスの圧力を低
下させる。このようにして、圧縮機の吐出冷媒ガス圧力
は上記所定の閾値に保持されるように、バイパス弁が動
作し、該圧縮機の負荷が軽減される。また、このバイパ
ス弁は、冷媒の圧力に応じて開閉するから、この冷媒の
圧力を検出手段や弁の制御手段は必要ない。
【0018】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明は、さらに、該バイパス路に、バイパス弁を通過
した冷媒を減圧するバイパス減圧器を設ける。
本発明は、さらに、該バイパス路に、バイパス弁を通過
した冷媒を減圧するバイパス減圧器を設ける。
【0019】かかる構成により、該バイパス路を通過す
る冷媒は該バイパス弁と該バイパス減圧器とによって気
化されて冷媒ガスになり、この冷媒ガスが圧縮機に戻る
ことになる。このために、該圧縮機では、液冷媒による
液圧縮を防止することができ、液圧縮に対処する特別の
手段を設ける必要がない。
る冷媒は該バイパス弁と該バイパス減圧器とによって気
化されて冷媒ガスになり、この冷媒ガスが圧縮機に戻る
ことになる。このために、該圧縮機では、液冷媒による
液圧縮を防止することができ、液圧縮に対処する特別の
手段を設ける必要がない。
【0020】上記第2の目的を達成するために、本発明
は、室内熱交換器での冷媒の温度を検出する温度検出手
段と、該温度検出手段の検出温度に基いて圧縮機の過負
荷状態を検出し、該圧縮器,室外送風機,室内送風機の
少なくともいずれか1つを制御して該圧縮機の負荷を軽
減する制御手段とを設け、該制御手段は、該温度検出手
段の検出温度とそのときの温度の変化速度とから予め決
められた所定時間後の予測温度を求め、該予測温度が該
圧縮機の過負荷状態を示す過負荷判定値を越えるとき、
該圧縮機が過負荷状態にあると判定する。
は、室内熱交換器での冷媒の温度を検出する温度検出手
段と、該温度検出手段の検出温度に基いて圧縮機の過負
荷状態を検出し、該圧縮器,室外送風機,室内送風機の
少なくともいずれか1つを制御して該圧縮機の負荷を軽
減する制御手段とを設け、該制御手段は、該温度検出手
段の検出温度とそのときの温度の変化速度とから予め決
められた所定時間後の予測温度を求め、該予測温度が該
圧縮機の過負荷状態を示す過負荷判定値を越えるとき、
該圧縮機が過負荷状態にあると判定する。
【0021】かかる構成によると、暖房運転時、冷媒の
温度を検出すると、そのときの温度の変化速度から圧縮
機の吐出冷媒ガスの圧力の変化を予測することができ、
これにより、過負荷状態に入るか否かを判定することが
できる。このため、負荷が大きいときには、冷媒の温度
の上昇速度が如何なるものであっても、吐出冷媒ガスの
圧力が過負荷領域に入ることが予測されるものであれ
ば、負荷軽減動作が行なわれるから、過負荷領域に入る
ことがなく、また、負荷が小さくて冷媒の温度の上昇速
度が小さい場合には、吐出冷媒ガスの圧力が過負荷領域
に入ることが予測されるまで負荷軽減動作は行なわれる
ことがなく、圧縮機の運転が効率良く行なわれて暖房時
の快適性が損なわれることがない。
温度を検出すると、そのときの温度の変化速度から圧縮
機の吐出冷媒ガスの圧力の変化を予測することができ、
これにより、過負荷状態に入るか否かを判定することが
できる。このため、負荷が大きいときには、冷媒の温度
の上昇速度が如何なるものであっても、吐出冷媒ガスの
圧力が過負荷領域に入ることが予測されるものであれ
ば、負荷軽減動作が行なわれるから、過負荷領域に入る
ことがなく、また、負荷が小さくて冷媒の温度の上昇速
度が小さい場合には、吐出冷媒ガスの圧力が過負荷領域
に入ることが予測されるまで負荷軽減動作は行なわれる
ことがなく、圧縮機の運転が効率良く行なわれて暖房時
の快適性が損なわれることがない。
【0022】負荷軽減動作に入ってから、実際に冷媒の
圧力が下がるなどの効果が現われるまでには、タイムラ
グがある。このため、そのタイムラグ時間分早めに負荷
軽減動作に入れるように制御を行なう。この早めに負荷
軽減動作に入るための作動値は、その空気調和機固有の
タイムラグ時間(上記所定時間)と過負荷判定値と現在
の冷媒温度とその変化速度により求められる。
圧力が下がるなどの効果が現われるまでには、タイムラ
グがある。このため、そのタイムラグ時間分早めに負荷
軽減動作に入れるように制御を行なう。この早めに負荷
軽減動作に入るための作動値は、その空気調和機固有の
タイムラグ時間(上記所定時間)と過負荷判定値と現在
の冷媒温度とその変化速度により求められる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による空気調和機の一実施
形態を示すブロック図であって、1は圧縮機、2は室外
熱交換器、3は減圧器、4は室内熱交換器、5は切替弁
(例えば、四方弁)、6はバイパス弁、7はバイパス減
圧器、8は温度検出装置、9は制御回路、10はマイク
ロコンピュータ(以下、マイコンという)、11はメモ
リ、12a〜12cはリレー、13は室内送風機、14
は室外送風機である。
より説明する。図1は本発明による空気調和機の一実施
形態を示すブロック図であって、1は圧縮機、2は室外
熱交換器、3は減圧器、4は室内熱交換器、5は切替弁
(例えば、四方弁)、6はバイパス弁、7はバイパス減
圧器、8は温度検出装置、9は制御回路、10はマイク
ロコンピュータ(以下、マイコンという)、11はメモ
リ、12a〜12cはリレー、13は室内送風機、14
は室外送風機である。
【0024】同図において、圧縮機1の冷媒ガスの吐出
側に配管によって切替弁(四方弁)5が接続され、圧縮機
1から吐出される圧縮された冷媒ガスが矢印で示す方向
に切替弁5に送られる。この切替弁5から室外熱交換器
2,減圧器3,室内熱交換器4が順に配されて切替弁5
に戻り、この切替弁5からさらに配管が圧縮機の冷媒入
力側に接続されている。このようにして、圧縮機1,室
外熱交換器2,減圧器3及び室内熱交換器4によって冷
凍サイクルが形成されており、切替弁5により、室外熱
交換器2,減圧器3及び室内熱交換器4からなる経路で
の冷媒の流れる方向を切り替えることができる。しか
し、いずれの流れ方向であっても、圧縮機1から矢印方
向に吐出された冷媒は切替弁5からこの経路に流れ、ま
た、この切替弁5に戻って矢印方向に圧縮機1に入力さ
れる。
側に配管によって切替弁(四方弁)5が接続され、圧縮機
1から吐出される圧縮された冷媒ガスが矢印で示す方向
に切替弁5に送られる。この切替弁5から室外熱交換器
2,減圧器3,室内熱交換器4が順に配されて切替弁5
に戻り、この切替弁5からさらに配管が圧縮機の冷媒入
力側に接続されている。このようにして、圧縮機1,室
外熱交換器2,減圧器3及び室内熱交換器4によって冷
凍サイクルが形成されており、切替弁5により、室外熱
交換器2,減圧器3及び室内熱交換器4からなる経路で
の冷媒の流れる方向を切り替えることができる。しか
し、いずれの流れ方向であっても、圧縮機1から矢印方
向に吐出された冷媒は切替弁5からこの経路に流れ、ま
た、この切替弁5に戻って矢印方向に圧縮機1に入力さ
れる。
【0025】室外熱交換器2には室外送風機14が設け
られ、また、室内熱交換器4には室内送風機13が設け
られており、これら送風機13,14は制御回路9によ
って制御される。
られ、また、室内熱交換器4には室内送風機13が設け
られており、これら送風機13,14は制御回路9によ
って制御される。
【0026】また、室外熱交換器2と減圧器3との間か
ら圧縮機1の冷媒入口にわたって、減圧器3と室内熱交
換器4と切替弁5とをバイパスするように、バイパス弁
6とバイパス減圧器7とからなるバイパス路が設けられ
ている。このバイパス弁6は、室外熱交換器2と減圧器
3との間での冷媒ガスの圧力が所定値以上のとき、その
圧力に応じた開度で開く。また、バイパス減圧器7は、
バイパス弁6を通った冷媒を減圧する。
ら圧縮機1の冷媒入口にわたって、減圧器3と室内熱交
換器4と切替弁5とをバイパスするように、バイパス弁
6とバイパス減圧器7とからなるバイパス路が設けられ
ている。このバイパス弁6は、室外熱交換器2と減圧器
3との間での冷媒ガスの圧力が所定値以上のとき、その
圧力に応じた開度で開く。また、バイパス減圧器7は、
バイパス弁6を通った冷媒を減圧する。
【0027】さらに、室内熱交換器4には、そこでの冷
媒の温度を検出する温度検出装置8が設けられており、
その検出温度に応じて、制御回路9が室内送風機13や
室外送風機14,圧縮機1などを制御する。
媒の温度を検出する温度検出装置8が設けられており、
その検出温度に応じて、制御回路9が室内送風機13や
室外送風機14,圧縮機1などを制御する。
【0028】制御回路9は、メモリ11を有するマイコ
ン10やリレー12a〜12cなどから構成されてい
る。メモリ11には、過負荷状態か否かを判定するため
の過負荷判定値や負荷軽減動作を開始してから実際に負
荷の軽減効果が現われるまでのタイムラグ時間などのデ
ータが記憶されており、また、マイコン10が取り込ん
だ温度検出装置の検出温度や演算処理データなどもこの
メモリに記憶されて格納される。マイコン10は、暖房
運転時、温度検出装置8の検出温度を取り込み、メモリ
11に格納されているデータを用いて演算処理すること
により、圧縮機1の負荷状態を検出し、これが過負荷状
態にならないように、リレー12a〜12cにより、室
外送風機14や圧縮機1や室内送風機13を制御する。
ン10やリレー12a〜12cなどから構成されてい
る。メモリ11には、過負荷状態か否かを判定するため
の過負荷判定値や負荷軽減動作を開始してから実際に負
荷の軽減効果が現われるまでのタイムラグ時間などのデ
ータが記憶されており、また、マイコン10が取り込ん
だ温度検出装置の検出温度や演算処理データなどもこの
メモリに記憶されて格納される。マイコン10は、暖房
運転時、温度検出装置8の検出温度を取り込み、メモリ
11に格納されているデータを用いて演算処理すること
により、圧縮機1の負荷状態を検出し、これが過負荷状
態にならないように、リレー12a〜12cにより、室
外送風機14や圧縮機1や室内送風機13を制御する。
【0029】ここで、リレー12aはオン,オフ動作す
るものであり、これにより、室外送風機14がオン,オ
フする。リレー12bもオン,オフ動作するものであ
り、これにより、圧縮機1がオン,オフする。リレー1
2cは室内送風機13の回転速度を、例えば、3段階に
切り替えるものである。
るものであり、これにより、室外送風機14がオン,オ
フする。リレー12bもオン,オフ動作するものであ
り、これにより、圧縮機1がオン,オフする。リレー1
2cは室内送風機13の回転速度を、例えば、3段階に
切り替えるものである。
【0030】なお、この実施形態の室内温度の調整制御
については、従来の空気調和機と同様とすることができ
るので、その説明を省略する。
については、従来の空気調和機と同様とすることができ
るので、その説明を省略する。
【0031】次に、この実施形態の動作を説明するが、
まず、冷房運転時の動作について説明する。
まず、冷房運転時の動作について説明する。
【0032】冷房運転のときには、切替弁5により、冷
房サイクルが形成される。即ち、圧縮機1の吐出冷媒ガ
スは、切替弁5から室外熱交換器2に送られて放熱し、
凝縮して液冷媒となる。この液冷媒は減圧器3で減圧さ
れて減圧され、冷媒ガスとして室内熱交換器4に送られ
て室内の熱を吸熱し、切替弁5を通って圧縮機1に送り
こまれる。この場合、冷房効率を高めるために、室内送
風機13と室内送風機14とが適宜運転される。
房サイクルが形成される。即ち、圧縮機1の吐出冷媒ガ
スは、切替弁5から室外熱交換器2に送られて放熱し、
凝縮して液冷媒となる。この液冷媒は減圧器3で減圧さ
れて減圧され、冷媒ガスとして室内熱交換器4に送られ
て室内の熱を吸熱し、切替弁5を通って圧縮機1に送り
こまれる。この場合、冷房効率を高めるために、室内送
風機13と室内送風機14とが適宜運転される。
【0033】ここで、室外熱交換器2と減圧器3との間
での凝縮された液冷媒の圧力が、圧縮機1が過負荷状態
に入ることを示すある所定の圧力値以上となると、バイ
パス弁6がこの液冷媒の圧力に応じた開度で開き、これ
によってバイパス路を冷媒が通り、室外熱交換器2から
送り出される液冷媒の一部が減圧器3や室内熱交換器
4,切替弁5をバイパスすることになる。
での凝縮された液冷媒の圧力が、圧縮機1が過負荷状態
に入ることを示すある所定の圧力値以上となると、バイ
パス弁6がこの液冷媒の圧力に応じた開度で開き、これ
によってバイパス路を冷媒が通り、室外熱交換器2から
送り出される液冷媒の一部が減圧器3や室内熱交換器
4,切替弁5をバイパスすることになる。
【0034】バイパス路では、そこを通る液冷媒が流量
抵抗を持つバイパス弁6やバイパス減圧器7によって減
圧されて冷媒ガスとして気化され、室内熱交換器4から
の冷媒ガスと混合されて圧縮機1に送りこまれる。この
とき、室外熱交換器2から送り出される液冷媒は温度が
低いから、バイパス路を通って室内熱交換器4からの冷
媒ガスと混合される冷媒ガスも温度が低い。また、室内
熱交換器4に送りこまれる冷媒ガスは、バイパス路を通
る冷媒の分量が少なくなっているので、室内からの吸熱
量も少ない。このため、室内熱交換器4からのかかる冷
媒ガスにバイパス路からの低温の冷媒ガスが混入される
と、圧縮機1に入力される冷媒ガスは効果的に冷されて
低いものとなっており、圧縮機1の吐出冷媒ガスの圧力
を低下させることができる。即ち、圧縮機1の負荷軽減
が行なわれることになる。
抵抗を持つバイパス弁6やバイパス減圧器7によって減
圧されて冷媒ガスとして気化され、室内熱交換器4から
の冷媒ガスと混合されて圧縮機1に送りこまれる。この
とき、室外熱交換器2から送り出される液冷媒は温度が
低いから、バイパス路を通って室内熱交換器4からの冷
媒ガスと混合される冷媒ガスも温度が低い。また、室内
熱交換器4に送りこまれる冷媒ガスは、バイパス路を通
る冷媒の分量が少なくなっているので、室内からの吸熱
量も少ない。このため、室内熱交換器4からのかかる冷
媒ガスにバイパス路からの低温の冷媒ガスが混入される
と、圧縮機1に入力される冷媒ガスは効果的に冷されて
低いものとなっており、圧縮機1の吐出冷媒ガスの圧力
を低下させることができる。即ち、圧縮機1の負荷軽減
が行なわれることになる。
【0035】このようにして、上記従来の空気調和機の
ような冷媒の圧力検出手段やバイパス路での弁の制御手
段などを設けることなく、高負荷時に、圧縮機の負荷軽
減動作が効果的に行なわれ、圧縮機1の信頼性を確保す
ることができる。
ような冷媒の圧力検出手段やバイパス路での弁の制御手
段などを設けることなく、高負荷時に、圧縮機の負荷軽
減動作が効果的に行なわれ、圧縮機1の信頼性を確保す
ることができる。
【0036】また、バイパイ路では、バイパス弁6やバ
イパス減圧器7によってこれを通る冷媒が気化されて圧
縮機1に戻るように構成されているので、圧縮機1での
液冷媒による液圧縮を防止することもでき、この液圧縮
に対処する特別な手段も必要としない。
イパス減圧器7によってこれを通る冷媒が気化されて圧
縮機1に戻るように構成されているので、圧縮機1での
液冷媒による液圧縮を防止することもでき、この液圧縮
に対処する特別な手段も必要としない。
【0037】次に、この実施形態の暖房輾転について説
明する。
明する。
【0038】暖房運転の場合には、制御回路9で、マイ
コン10からの指令により、リレー12a、12b、1
2cがオンしており、これにより、室外送風機14,圧
縮機1及び室内送風機13が作動している。また、切替
弁5が切り替わり、冷媒の流れる方向が上記の冷房運転
の場合とは逆の暖房サイクルが形成される。即ち、圧縮
機1の高温,高圧の吐出冷媒ガスは、切替弁5から室内
外熱交換器4に送られて室内への放熱が行なわれる。こ
の冷媒ガスは、さらに、減圧器3で減圧され、室外熱交
換器2で外気からの吸熱を行なって、切替弁5を介し、
圧縮機1に送りこまれる。このとき、室外熱交換器2で
は、室外送風機14によって室外の空気が送りこまれる
ことにより、冷媒が室外の熱を効率良く吸収し、また、
室内熱交換器4では、室内送風機13によって室内の空
気が吸いこまれ、吹き出されているので、冷媒の放熱に
よる温風が室内に吹き出される。
コン10からの指令により、リレー12a、12b、1
2cがオンしており、これにより、室外送風機14,圧
縮機1及び室内送風機13が作動している。また、切替
弁5が切り替わり、冷媒の流れる方向が上記の冷房運転
の場合とは逆の暖房サイクルが形成される。即ち、圧縮
機1の高温,高圧の吐出冷媒ガスは、切替弁5から室内
外熱交換器4に送られて室内への放熱が行なわれる。こ
の冷媒ガスは、さらに、減圧器3で減圧され、室外熱交
換器2で外気からの吸熱を行なって、切替弁5を介し、
圧縮機1に送りこまれる。このとき、室外熱交換器2で
は、室外送風機14によって室外の空気が送りこまれる
ことにより、冷媒が室外の熱を効率良く吸収し、また、
室内熱交換器4では、室内送風機13によって室内の空
気が吸いこまれ、吹き出されているので、冷媒の放熱に
よる温風が室内に吹き出される。
【0039】なお、この暖房運転では、減圧器3と室外
熱交換器2との間の冷媒の圧力は減圧器3によって低下
されており、バイパス弁6は開くことがなく、従って、
バイパス路による負荷の軽減動作は行なわれない。そこ
で、この暖房運転時では、次に説明するような負荷の軽
減動作が行なわれる。
熱交換器2との間の冷媒の圧力は減圧器3によって低下
されており、バイパス弁6は開くことがなく、従って、
バイパス路による負荷の軽減動作は行なわれない。そこ
で、この暖房運転時では、次に説明するような負荷の軽
減動作が行なわれる。
【0040】外気温が高いときや室内側の送風量が少な
いときには、暖房サイクル全体としての吸熱量が放熱量
に比べて多いため、圧縮機1が、その吐出冷媒ガスの圧
力や温度が上昇して、過負荷状態となることがある。
いときには、暖房サイクル全体としての吸熱量が放熱量
に比べて多いため、圧縮機1が、その吐出冷媒ガスの圧
力や温度が上昇して、過負荷状態となることがある。
【0041】このため、制御回路9では、マイコン10
が室内熱交換器4での温度検出装置8の検出温度Toと
メモリ11のデータを演算することにより、この現在の
冷媒温度Toからタイムラグ時間経過後の冷媒の温度を
予測し(この予測する温度を予測温度Tという)、この
予測温度Tが設定される過負荷判定値以上となるかどう
かを検出することにより、過負荷状態となるかどうかの
判定が行なわれる。
が室内熱交換器4での温度検出装置8の検出温度Toと
メモリ11のデータを演算することにより、この現在の
冷媒温度Toからタイムラグ時間経過後の冷媒の温度を
予測し(この予測する温度を予測温度Tという)、この
予測温度Tが設定される過負荷判定値以上となるかどう
かを検出することにより、過負荷状態となるかどうかの
判定が行なわれる。
【0042】ここで、予測温度Tは、一例として比例法
によると、次式(1)によって求めることができる。 T=To+K・R・△T ……(1) ここで、T :予測温度(℃) To:現在の冷媒温度(℃) K :比例定数 R :タイムラグ時間(秒) △T:温度の変化速度(℃/秒)。
によると、次式(1)によって求めることができる。 T=To+K・R・△T ……(1) ここで、T :予測温度(℃) To:現在の冷媒温度(℃) K :比例定数 R :タイムラグ時間(秒) △T:温度の変化速度(℃/秒)。
【0043】なお、温度の変化速度ΔTは、マイコン1
0の温度検出装置8からの検出温度の取り込み周期をΔ
tとし(但し、Δt>R)、1つ前に取り込んだ検出温
度をTo’とすると、次の式(2)で表わされる。 ΔT=(To−To’)/Δt ……(2) この式(2)を演算するために、温度検出装置8からの
検出温度は、少なくとも次の検出温度を取り込むまでメ
モリ11に格納しておく。また、取込み周期Δtもメモ
リ11に格納されている。
0の温度検出装置8からの検出温度の取り込み周期をΔ
tとし(但し、Δt>R)、1つ前に取り込んだ検出温
度をTo’とすると、次の式(2)で表わされる。 ΔT=(To−To’)/Δt ……(2) この式(2)を演算するために、温度検出装置8からの
検出温度は、少なくとも次の検出温度を取り込むまでメ
モリ11に格納しておく。また、取込み周期Δtもメモ
リ11に格納されている。
【0044】また、タイムラグ時間Rは、空気調和機の
構造などに応じて異なる。例えば、室外側送風機用のリ
レー12aをオフして室外送風機14を停止させようと
しても、そのプロペラの慣性によってしばらく回り続け
る。このため、その間数秒〜数十秒程度は室外熱交換器
2で吸熱が続けられる。このタイムラグ時間Rもメモリ
11に格納されている。
構造などに応じて異なる。例えば、室外側送風機用のリ
レー12aをオフして室外送風機14を停止させようと
しても、そのプロペラの慣性によってしばらく回り続け
る。このため、その間数秒〜数十秒程度は室外熱交換器
2で吸熱が続けられる。このタイムラグ時間Rもメモリ
11に格納されている。
【0045】さらに、タイムラグ時間Rの経過中に変化
する冷媒温度が次第に飽和してくることから、タイムラ
グ時間R経過後の実際の冷媒温度は現在の温度変化速度
ΔTのままで求めた予測温度より低くなる。このため、
予測温度Tとしては、この分を見込んで設定する必要が
あり、このため、上記比例定数Kは、0≦K≦1の範囲
で設定する。タイムラグ時間Rなどと同様、空気調和機
の構造などに応じても異なるが、0.8程度となる。こ
の比例定数Kもメモリ11に格納されている。
する冷媒温度が次第に飽和してくることから、タイムラ
グ時間R経過後の実際の冷媒温度は現在の温度変化速度
ΔTのままで求めた予測温度より低くなる。このため、
予測温度Tとしては、この分を見込んで設定する必要が
あり、このため、上記比例定数Kは、0≦K≦1の範囲
で設定する。タイムラグ時間Rなどと同様、空気調和機
の構造などに応じても異なるが、0.8程度となる。こ
の比例定数Kもメモリ11に格納されている。
【0046】このようにして求めて予測温度Tがメモリ
11に格納されている過負荷判定値と比較され、これを
越えたときには、過負荷状態に入るものと判定し、マイ
コン10は負荷軽減動作を開始させる。この負荷軽減動
作は、リレー12a〜12cのいずれかもしくは全部を
制御して圧縮機1をオン,オフしたり、室外送風機14
をオン,オフしたり、室内送風機13の回転速度を切り
替えたりするものである。
11に格納されている過負荷判定値と比較され、これを
越えたときには、過負荷状態に入るものと判定し、マイ
コン10は負荷軽減動作を開始させる。この負荷軽減動
作は、リレー12a〜12cのいずれかもしくは全部を
制御して圧縮機1をオン,オフしたり、室外送風機14
をオン,オフしたり、室内送風機13の回転速度を切り
替えたりするものである。
【0047】以下では、図2により、この過負荷判定に
伴う負荷軽減動作について説明するが、図2にステップ
での負荷軽減作動,負荷軽減解除や判定値などについ
て、1例として、次のように定義付ける。
伴う負荷軽減動作について説明するが、図2にステップ
での負荷軽減作動,負荷軽減解除や判定値などについ
て、1例として、次のように定義付ける。
【0048】 過負荷判定値1=56℃ 負荷軽減解除判定値1=50℃ 過負荷判定値2=58℃ 負荷軽減解除判定値2=51℃ 過負荷判定値3=64℃ 負荷軽減解除判定値3=52℃ 負荷軽減1作動=リレー12aをオフし、室外送風機1
4を停止 負荷軽減2作動=リレー12cを切り替え、室内送風機
13の回転速度を増加 負荷軽減3作動=リレー12bをオフし、圧縮機1を停
止 また、負荷軽減1解除,負荷軽減2解除,負荷軽減3解
除は夫々上記の負荷軽減1作動,負荷軽減2作動,負荷
軽減3作動とは逆の制御である。
4を停止 負荷軽減2作動=リレー12cを切り替え、室内送風機
13の回転速度を増加 負荷軽減3作動=リレー12bをオフし、圧縮機1を停
止 また、負荷軽減1解除,負荷軽減2解除,負荷軽減3解
除は夫々上記の負荷軽減1作動,負荷軽減2作動,負荷
軽減3作動とは逆の制御である。
【0049】図2において、暖房運転が開始すると、マ
イコン10はリレー12a〜12cをオンにし、圧縮機
1や室外送風機14,室内送風機13を動作させる。こ
れにより、暖房サイクルが形成され、室内の暖房が行な
われる。
イコン10はリレー12a〜12cをオンにし、圧縮機
1や室外送風機14,室内送風機13を動作させる。こ
れにより、暖房サイクルが形成され、室内の暖房が行な
われる。
【0050】かかる暖房運転の開始とともに、室内熱交
換器4に取り付けられた温度検出装置8が冷媒温度を検
出し(ステップ101)、マイコン10がその検出温度
Toを取り込むことにより、圧縮機1の吐出冷媒ガスの
圧力を擬似的に検出する(ステップ102)。ここで、上
記のように、温度検出装置8の検出温度Toの取込みは
上記周期Δtで行なわれるのであるが、ここでは、2回
目以降の取込みが行なわれたものとする。従って、前回
取り込んだ検出温度To’がメモリ11に格納されてい
る。
換器4に取り付けられた温度検出装置8が冷媒温度を検
出し(ステップ101)、マイコン10がその検出温度
Toを取り込むことにより、圧縮機1の吐出冷媒ガスの
圧力を擬似的に検出する(ステップ102)。ここで、上
記のように、温度検出装置8の検出温度Toの取込みは
上記周期Δtで行なわれるのであるが、ここでは、2回
目以降の取込みが行なわれたものとする。従って、前回
取り込んだ検出温度To’がメモリ11に格納されてい
る。
【0051】マイコン10は、この検出温度Toを取り
込むと、メモリ11から前回取り込んだ検出温度To'
を読み出し(ステップ103)、これら検出温度To,
To'から上記式(2)により温度の変化速度ΔTを求
める(ステップ104)。そして、さらに、メモリ11
から比例定数Kやタイムラグ時間Rを読み出して上記式
(1)の演算を行ない、タイムラグ時間R経過後の予測
温度Tを求める(ステップ105)。
込むと、メモリ11から前回取り込んだ検出温度To'
を読み出し(ステップ103)、これら検出温度To,
To'から上記式(2)により温度の変化速度ΔTを求
める(ステップ104)。そして、さらに、メモリ11
から比例定数Kやタイムラグ時間Rを読み出して上記式
(1)の演算を行ない、タイムラグ時間R経過後の予測
温度Tを求める(ステップ105)。
【0052】次に、メモリ11から過負荷判定値を読み
出して得られた予測温度Tと比較するが、まず、この予
測温度Tと最も低い過負荷判定値1(=56℃)とを比
較する(ステップ106)。ここで、予測温度T≦過負
荷判定値1である場合には、タイムラグ時間Rの経過後
も過負荷状態にならないと判定し、次に、最も低い負荷
軽減解除判定値1(=50℃)と比較する(ステップ1
08)。ここで、予測温度T≦負荷軽減解除判定値1で
あるならば、暖房効率が充分でないと判定し、負荷軽減
1解除動作を行なって室外送風機14を運転状態(オン
状態)にし(ステップ109)、負荷軽減2解除動作を
行なって室内送風機14の回転速度を小さくし(ステッ
プ113)、圧縮機1を運転状態にする(ステップ11
7)。そして、温度検出装置8の次の温度検出を行なう
ステップ101に戻る。
出して得られた予測温度Tと比較するが、まず、この予
測温度Tと最も低い過負荷判定値1(=56℃)とを比
較する(ステップ106)。ここで、予測温度T≦過負
荷判定値1である場合には、タイムラグ時間Rの経過後
も過負荷状態にならないと判定し、次に、最も低い負荷
軽減解除判定値1(=50℃)と比較する(ステップ1
08)。ここで、予測温度T≦負荷軽減解除判定値1で
あるならば、暖房効率が充分でないと判定し、負荷軽減
1解除動作を行なって室外送風機14を運転状態(オン
状態)にし(ステップ109)、負荷軽減2解除動作を
行なって室内送風機14の回転速度を小さくし(ステッ
プ113)、圧縮機1を運転状態にする(ステップ11
7)。そして、温度検出装置8の次の温度検出を行なう
ステップ101に戻る。
【0053】継続する暖房運転で圧縮機1の負荷が増加
し、求めた予測温度Tが過負荷判定値1(=56℃)を
越えると(ステップ106)、タイムラグ時間Rを経過
するまでに圧縮機1が過負荷状態になると判定し、直ち
に負荷軽減1作動動作を開始させる(ステップ10
7)。即ち、マイコン10はリレー12aをオフにし、
室外送風機14を停止させる。次に、予測温度Tを過負
荷判定値2(=58℃)と比較するが、このとき、56
℃<予測温度T≦58℃であるとすると、予測温度T≦
過負荷判定値2であるから(ステップ110)、予測温
度Tを負荷軽減解除判定値2(=51℃)と比較する
(ステップ112)。このときには、予測温度T≦負荷
軽減解除判定値2であるから、負荷軽減2解除動作を行
なって室内送風機14の回転速度を小さくし(ステップ
113)、負荷軽減3解除動作を行なって圧縮機1を運
転状態にする(ステップ117)。そして、温度検出装
置8の次の温度検出を行なうステップ101に戻る。
し、求めた予測温度Tが過負荷判定値1(=56℃)を
越えると(ステップ106)、タイムラグ時間Rを経過
するまでに圧縮機1が過負荷状態になると判定し、直ち
に負荷軽減1作動動作を開始させる(ステップ10
7)。即ち、マイコン10はリレー12aをオフにし、
室外送風機14を停止させる。次に、予測温度Tを過負
荷判定値2(=58℃)と比較するが、このとき、56
℃<予測温度T≦58℃であるとすると、予測温度T≦
過負荷判定値2であるから(ステップ110)、予測温
度Tを負荷軽減解除判定値2(=51℃)と比較する
(ステップ112)。このときには、予測温度T≦負荷
軽減解除判定値2であるから、負荷軽減2解除動作を行
なって室内送風機14の回転速度を小さくし(ステップ
113)、負荷軽減3解除動作を行なって圧縮機1を運
転状態にする(ステップ117)。そして、温度検出装
置8の次の温度検出を行なうステップ101に戻る。
【0054】また、圧縮機1の負荷がさらに高く、温度
の変化速度が大きくなて58℃<予測温度T≦64℃で
あるとすると、予測温度T>過負荷判定値1(ステップ
107),予測温度T>過負荷判定値2(ステップ11
0)であるから、負荷軽減1作動を行なって室外送風機
14を停止させ(ステップ107)、さらに、負荷軽減
2作動を行なって室内送風機13の回転速度をさらに高
い方に切り替える(ステップ111)。そして、次に、
予測温度Tを過負荷判定値3(=64℃)と比較する
が、このとき、予測温度T≦過負荷判定値3であるから
(ステップ114)、予測温度Tを負荷軽減解除判定値
3(=52℃)と比較する(ステップ116)。このと
きには、予測温度T≦負荷軽減解除判定値3であるか
ら、負荷軽減3解除動作を行なって圧縮機1を運転状態
にする(ステップ117)。そして、温度検出装置8の
次の温度検出を行なうステップ101に戻る。
の変化速度が大きくなて58℃<予測温度T≦64℃で
あるとすると、予測温度T>過負荷判定値1(ステップ
107),予測温度T>過負荷判定値2(ステップ11
0)であるから、負荷軽減1作動を行なって室外送風機
14を停止させ(ステップ107)、さらに、負荷軽減
2作動を行なって室内送風機13の回転速度をさらに高
い方に切り替える(ステップ111)。そして、次に、
予測温度Tを過負荷判定値3(=64℃)と比較する
が、このとき、予測温度T≦過負荷判定値3であるから
(ステップ114)、予測温度Tを負荷軽減解除判定値
3(=52℃)と比較する(ステップ116)。このと
きには、予測温度T≦負荷軽減解除判定値3であるか
ら、負荷軽減3解除動作を行なって圧縮機1を運転状態
にする(ステップ117)。そして、温度検出装置8の
次の温度検出を行なうステップ101に戻る。
【0055】また、圧縮機1の負荷がさらに高く、温度
の変化速度がさらに大きくて64℃<予測温度Tである
とすると、予測温度T>過負荷判定値1(ステップ10
7),予測温度T>過負荷判定値2(ステップ11
0),予測温度T>過負荷判定値3(ステップ114)
であるから、負荷軽減1作動を行なって室外送風機14
を停止させ(ステップ107)、負荷軽減2作動を行な
って室内送風機13の回転速度をさらに高い方に切り替
え(ステップ111)、さらに、負荷軽減3作動を行な
って圧縮機1を停止させる。そして、温度検出装置8の
次の温度検出を行なうステップ101に戻る。
の変化速度がさらに大きくて64℃<予測温度Tである
とすると、予測温度T>過負荷判定値1(ステップ10
7),予測温度T>過負荷判定値2(ステップ11
0),予測温度T>過負荷判定値3(ステップ114)
であるから、負荷軽減1作動を行なって室外送風機14
を停止させ(ステップ107)、負荷軽減2作動を行な
って室内送風機13の回転速度をさらに高い方に切り替
え(ステップ111)、さらに、負荷軽減3作動を行な
って圧縮機1を停止させる。そして、温度検出装置8の
次の温度検出を行なうステップ101に戻る。
【0056】このようにして、予測温度Tにより、圧縮
機1の負荷が高く、負荷の上昇速度はあまり速くない
が、タイムラグ時間R後に圧縮機1が過負荷状態になる
ことが予測される場合には、室外送風機14を停止させ
て室外熱交換器2での吸熱量を抑えて圧縮機1の負荷を
軽減するようにし、また、圧縮機1の負荷がさらに高
く、負荷の上昇速度がより速くて、タイムラグ時間R後
に圧縮機1が過負荷状態になることが予測される場合に
は、室外送風機14を停止させて室外熱交換器2での吸
熱量を抑えるとともに、室内送風機13の回転速度をさ
らに高めて室内熱交換器4での放熱量を増加させて、圧
縮機1の負荷を軽減するようにする。これよりもさらに
圧縮機1の負荷が高く、負荷の上昇速度が非常に速く
て、タイムラグ時間R内でより急速に圧縮機1が過負荷
状態になることが予測される場合には、室外送風機14
を停止させて室外熱交換器2での吸熱量を抑え、室内送
風機13の回転速度をさらに高めて室内熱交換器4での
放熱量を増加させるとともに、圧縮機1を停止させて、
圧縮機1の負荷を軽減するようにする。このように、圧
縮機1の負荷の大きさに応じて、負荷の軽減動作を段階
的に切り替えるようにし、これにより、効率の良い負荷
軽減動作を行なうことができる。
機1の負荷が高く、負荷の上昇速度はあまり速くない
が、タイムラグ時間R後に圧縮機1が過負荷状態になる
ことが予測される場合には、室外送風機14を停止させ
て室外熱交換器2での吸熱量を抑えて圧縮機1の負荷を
軽減するようにし、また、圧縮機1の負荷がさらに高
く、負荷の上昇速度がより速くて、タイムラグ時間R後
に圧縮機1が過負荷状態になることが予測される場合に
は、室外送風機14を停止させて室外熱交換器2での吸
熱量を抑えるとともに、室内送風機13の回転速度をさ
らに高めて室内熱交換器4での放熱量を増加させて、圧
縮機1の負荷を軽減するようにする。これよりもさらに
圧縮機1の負荷が高く、負荷の上昇速度が非常に速く
て、タイムラグ時間R内でより急速に圧縮機1が過負荷
状態になることが予測される場合には、室外送風機14
を停止させて室外熱交換器2での吸熱量を抑え、室内送
風機13の回転速度をさらに高めて室内熱交換器4での
放熱量を増加させるとともに、圧縮機1を停止させて、
圧縮機1の負荷を軽減するようにする。このように、圧
縮機1の負荷の大きさに応じて、負荷の軽減動作を段階
的に切り替えるようにし、これにより、効率の良い負荷
軽減動作を行なうことができる。
【0057】以上のような負荷軽減動作により、圧縮機
1の負荷が軽減されるが、そのまま負荷軽減動作が継続
すると、負荷が異常に低下して圧縮機1はその性能を充
分に発揮することができなくなり、暖房効率が低下して
その快適性が損なわれてしまう。このために、負荷軽減
動作を解除することが必要となり、上記の負荷軽減解除
判定器1,2,3を設定し、これらを基準に負荷軽減動
作の解除を行なわせるものである。
1の負荷が軽減されるが、そのまま負荷軽減動作が継続
すると、負荷が異常に低下して圧縮機1はその性能を充
分に発揮することができなくなり、暖房効率が低下して
その快適性が損なわれてしまう。このために、負荷軽減
動作を解除することが必要となり、上記の負荷軽減解除
判定器1,2,3を設定し、これらを基準に負荷軽減動
作の解除を行なわせるものである。
【0058】ここで、この実施形態では、上記のよう
に、圧縮機1の負荷の大きさ(過負荷判定値1,2,
3)毎に異なる負荷軽減1,2,3の動作を行なわせる
ものであるから、負荷軽減動作の解除も、行なわれてい
る負荷軽減動作の種類に応じて異ならせるようにする。
これにより、負荷軽減動作しても直ちに負荷が異常に大
きくならないようにする。例えば、負荷が異常に大きく
なったために負荷軽減1,2,3作動を行なっていると
きに、負荷が軽減したとしてこれら負荷軽減1,2,3
作動を同時に解除すると、もともと負荷が大きいため
に、直ちに過負荷状態に入ろうとする場合もあり、この
ため、これら負荷軽減動作の解除後直ちにこれら負荷軽
減動作に再入することになる。これにより、これら負荷
軽減動作の起動と解除とが同時にかつ短い周期で繰り返
されることになり、圧縮機1や送風機13,14に負担
がかかるし、また、消費電力も増加する。
に、圧縮機1の負荷の大きさ(過負荷判定値1,2,
3)毎に異なる負荷軽減1,2,3の動作を行なわせる
ものであるから、負荷軽減動作の解除も、行なわれてい
る負荷軽減動作の種類に応じて異ならせるようにする。
これにより、負荷軽減動作しても直ちに負荷が異常に大
きくならないようにする。例えば、負荷が異常に大きく
なったために負荷軽減1,2,3作動を行なっていると
きに、負荷が軽減したとしてこれら負荷軽減1,2,3
作動を同時に解除すると、もともと負荷が大きいため
に、直ちに過負荷状態に入ろうとする場合もあり、この
ため、これら負荷軽減動作の解除後直ちにこれら負荷軽
減動作に再入することになる。これにより、これら負荷
軽減動作の起動と解除とが同時にかつ短い周期で繰り返
されることになり、圧縮機1や送風機13,14に負担
がかかるし、また、消費電力も増加する。
【0059】この実施形態では、このような問題も解消
できるものであって、図2において、いま、負荷軽減
1,2,3作動が行なわれて室外送風機14が停止し、
室内送風機13が速い回転速度で回転し、圧縮機1が停
止した負荷軽減動作状態にあり、この結果、ステップ1
01〜105の一連の動作によって得られた予測温度T
が64℃を越える値が低下して58℃<予測温度T≦6
4℃となったとすると、負荷軽減1作動,負荷軽減2作
動は解除されないが(ステップ106,107,11
0,111)、予測温度T≦過負荷判定値3(=64
℃)であるから、この予測温度Tが負荷軽減解除判定値
3(=52℃)と比較される(ステップ116)。この
とき、予測温度T>負荷軽減解除判定値3であるから、
負荷軽減3解除も行なわれずにステップ101に戻り、
この動作が繰り返される。
できるものであって、図2において、いま、負荷軽減
1,2,3作動が行なわれて室外送風機14が停止し、
室内送風機13が速い回転速度で回転し、圧縮機1が停
止した負荷軽減動作状態にあり、この結果、ステップ1
01〜105の一連の動作によって得られた予測温度T
が64℃を越える値が低下して58℃<予測温度T≦6
4℃となったとすると、負荷軽減1作動,負荷軽減2作
動は解除されないが(ステップ106,107,11
0,111)、予測温度T≦過負荷判定値3(=64
℃)であるから、この予測温度Tが負荷軽減解除判定値
3(=52℃)と比較される(ステップ116)。この
とき、予測温度T>負荷軽減解除判定値3であるから、
負荷軽減3解除も行なわれずにステップ101に戻り、
この動作が繰り返される。
【0060】以下同様にして、負荷が軽減されて56℃
<予測温度T≦58℃になったときには、ステップ10
1〜107,110,112,114,116の一連の
動作が繰り返され、また、負荷がさらに軽減されて52
℃(=負荷軽減解除判定値3)<予測温度T≦56℃に
なったときには、ステップ101〜106,108,1
10,112,114,116の一連の動作が繰り返さ
れる。そして、これらの動作中、負荷軽減1,2,3の
解除は行なわれない。
<予測温度T≦58℃になったときには、ステップ10
1〜107,110,112,114,116の一連の
動作が繰り返され、また、負荷がさらに軽減されて52
℃(=負荷軽減解除判定値3)<予測温度T≦56℃に
なったときには、ステップ101〜106,108,1
10,112,114,116の一連の動作が繰り返さ
れる。そして、これらの動作中、負荷軽減1,2,3の
解除は行なわれない。
【0061】その後、さらに圧縮機の負荷が軽減して5
1℃(=負荷軽減解除判定値2)<予測温度T≦52℃
(=負荷軽減解除判定値3)になると、ステップ101
〜106,108,110,112,114の処理がな
された後、このときの予測温度Tと負荷軽減解除判定値
3との比較が行なわれるが(ステップ116)、このと
き、予測温度T<負荷軽減解除判定値3であるから、負
荷軽減3解除が行なわれる(ステップ117)。これに
より、圧縮機1が始動し、ステップ101に戻る。
1℃(=負荷軽減解除判定値2)<予測温度T≦52℃
(=負荷軽減解除判定値3)になると、ステップ101
〜106,108,110,112,114の処理がな
された後、このときの予測温度Tと負荷軽減解除判定値
3との比較が行なわれるが(ステップ116)、このと
き、予測温度T<負荷軽減解除判定値3であるから、負
荷軽減3解除が行なわれる(ステップ117)。これに
より、圧縮機1が始動し、ステップ101に戻る。
【0062】この状態で圧縮機1の負荷が高くなって予
測温度Tが高くなっていくと、上記のステップ101〜
106,108,110,112,114,116の一
連の動作の繰り返しが行なわれ、その後、予測温度Tが
64℃を越えると、再び負荷軽減3作動が行なわれて圧
縮機1が停止するが、これとは反対に、負荷軽減3解除
が行なわれて(ステップ117)、圧縮機1が始動して
も、予測温度Tが低下して50℃(=負荷軽減解除判定
値1)<予測温度T≦51℃(=負荷軽減解除判定値
2)になると、ステップ101〜106,108,11
0の処理がなされた後、このときの予測温度Tと負荷軽
減解除判定値2との比較が行なわれるが(ステップ11
2)、このとき、予測温度T≦負荷軽減解除判定値2で
あるから、負荷軽減2解除が行なわれる(ステップ11
3)。これにより、室内送風機113の回転速度が低下
し、ステップ113を経てステップ101に戻る。
測温度Tが高くなっていくと、上記のステップ101〜
106,108,110,112,114,116の一
連の動作の繰り返しが行なわれ、その後、予測温度Tが
64℃を越えると、再び負荷軽減3作動が行なわれて圧
縮機1が停止するが、これとは反対に、負荷軽減3解除
が行なわれて(ステップ117)、圧縮機1が始動して
も、予測温度Tが低下して50℃(=負荷軽減解除判定
値1)<予測温度T≦51℃(=負荷軽減解除判定値
2)になると、ステップ101〜106,108,11
0の処理がなされた後、このときの予測温度Tと負荷軽
減解除判定値2との比較が行なわれるが(ステップ11
2)、このとき、予測温度T≦負荷軽減解除判定値2で
あるから、負荷軽減2解除が行なわれる(ステップ11
3)。これにより、室内送風機113の回転速度が低下
し、ステップ113を経てステップ101に戻る。
【0063】かかる圧縮機1の運転と室内送風機113
の回転速度の低下により、予測温度Tが上昇すれば、遂
には、負荷軽減2作動が行なわれて室内送風機113の
回転速度を高められるし(ステップ111)、さらに
は、これでも予測温度Tが上昇すると、上記のように、
負荷軽減3作動が行なわれて圧縮機1を始動させるよう
にするが(ステップ115)、上記のように、圧縮機1
を停止させ、さらに、室内送風機113の回転速度を低
めても、予測温度Tが低下し、予測温度T≦50℃(=
負荷軽減解除判定値1)になると、ステップ101〜1
06の処理がなされた後、このときの予測温度Tと負荷
軽減解除判定値1との比較が行なわれるが(ステップ1
08)、このとき、予測温度T≦負荷軽減解除判定値1
であるから、負荷軽減1解除が行なわれる(ステップ1
09)。これにより、室外送風機114が運転を開始
し、ステップ113,117を経てステップ101に戻
る。
の回転速度の低下により、予測温度Tが上昇すれば、遂
には、負荷軽減2作動が行なわれて室内送風機113の
回転速度を高められるし(ステップ111)、さらに
は、これでも予測温度Tが上昇すると、上記のように、
負荷軽減3作動が行なわれて圧縮機1を始動させるよう
にするが(ステップ115)、上記のように、圧縮機1
を停止させ、さらに、室内送風機113の回転速度を低
めても、予測温度Tが低下し、予測温度T≦50℃(=
負荷軽減解除判定値1)になると、ステップ101〜1
06の処理がなされた後、このときの予測温度Tと負荷
軽減解除判定値1との比較が行なわれるが(ステップ1
08)、このとき、予測温度T≦負荷軽減解除判定値1
であるから、負荷軽減1解除が行なわれる(ステップ1
09)。これにより、室外送風機114が運転を開始
し、ステップ113,117を経てステップ101に戻
る。
【0064】このようにして、段階的に負荷軽減3,
2,1の解除が行なわれ、これら解除が同時に行なわれ
ることによる圧縮機1での急激な負荷変動を防止してい
る。
2,1の解除が行なわれ、これら解除が同時に行なわれ
ることによる圧縮機1での急激な負荷変動を防止してい
る。
【0065】なお、例えば、圧縮機1の吐出冷媒ガスの
圧力を2.55MPaに制御したい場合、暖房サイクル
の構成にもよるが、上記の例では、温度検出装置8で検
出される温度が約56℃以上のとき、過負荷状態とす
る。
圧力を2.55MPaに制御したい場合、暖房サイクル
の構成にもよるが、上記の例では、温度検出装置8で検
出される温度が約56℃以上のとき、過負荷状態とす
る。
【0066】図3(a1)〜(c1)は代表的な負荷状
態でのこの実施形態の負荷軽減動作による検出温度の変
化特性図である。
態でのこの実施形態の負荷軽減動作による検出温度の変
化特性図である。
【0067】図3(a1)は圧縮機1が高負荷状態にあ
る場合の検出温度の変化特性を示すものであり、マイコ
ン10が温度検出装置8の検出温度Toからタイムラグ
時間R経過後の予測温度Tを求め、この予測温度Tが過
負荷判定値を越えるとき、負荷軽減動作を開始する。こ
の過負荷判定値は、図2における過負荷判定値1,2ま
たは3であり、負荷軽減動作は、これら過負荷判定値
1,2,3に応じた図2における負荷軽減1作動または
負荷軽減1,2作動または負荷軽減1,2,3作動であ
る。
る場合の検出温度の変化特性を示すものであり、マイコ
ン10が温度検出装置8の検出温度Toからタイムラグ
時間R経過後の予測温度Tを求め、この予測温度Tが過
負荷判定値を越えるとき、負荷軽減動作を開始する。こ
の過負荷判定値は、図2における過負荷判定値1,2ま
たは3であり、負荷軽減動作は、これら過負荷判定値
1,2,3に応じた図2における負荷軽減1作動または
負荷軽減1,2作動または負荷軽減1,2,3作動であ
る。
【0068】そこで、圧縮機1の負荷が高いときには、
温度検出装置8で検出される冷媒温度は上昇していく
が、この温度検出装置8の検出温度Toから求められる
予測温度Tが過負荷判定値を越えると、負荷軽減動作に
入る。これにより、冷媒温度はさらに上昇していくが、
この負荷軽減動作により、その上昇が抑えられていっ
て、タイムラグ時間Rを過ぎても過負荷判定値を越える
ことがなく、低下していく。従って、圧縮機1は過負荷
状態とはならない。
温度検出装置8で検出される冷媒温度は上昇していく
が、この温度検出装置8の検出温度Toから求められる
予測温度Tが過負荷判定値を越えると、負荷軽減動作に
入る。これにより、冷媒温度はさらに上昇していくが、
この負荷軽減動作により、その上昇が抑えられていっ
て、タイムラグ時間Rを過ぎても過負荷判定値を越える
ことがなく、低下していく。従って、圧縮機1は過負荷
状態とはならない。
【0069】上記従来の空気調和機においても、これと
同じ負荷条件として(即ち、例えば、冷媒温度の変化速
度が等しい)、作動値を適宜設定することにより、図3
(a2)で説明したように、圧縮機を過負荷状態となら
ないようにすることができる。
同じ負荷条件として(即ち、例えば、冷媒温度の変化速
度が等しい)、作動値を適宜設定することにより、図3
(a2)で説明したように、圧縮機を過負荷状態となら
ないようにすることができる。
【0070】図3(b1)は図3(a1)の場合よりも
さらに負荷が高い場合を示している。この場合には、上
記検出温度の上昇速度が図3(a1)の場合よりも速
い。
さらに負荷が高い場合を示している。この場合には、上
記検出温度の上昇速度が図3(a1)の場合よりも速
い。
【0071】この場合、温度検出装置8で検出される冷
媒温度はより急速に上昇していくが、これでも、この温
度検出装置8の検出温度Toから求められる予測温度T
が過負荷判定値を越えると、負荷軽減動作に入る。これ
により、冷媒温度はさらに上昇していくが、この負荷軽
減動作により、その上昇が抑えられていって、タイムラ
グ時間Rを過ぎても過負荷判定値を越えることがなく、
低下していく。従って、圧縮機1は過負荷状態とはなら
ない。
媒温度はより急速に上昇していくが、これでも、この温
度検出装置8の検出温度Toから求められる予測温度T
が過負荷判定値を越えると、負荷軽減動作に入る。これ
により、冷媒温度はさらに上昇していくが、この負荷軽
減動作により、その上昇が抑えられていって、タイムラ
グ時間Rを過ぎても過負荷判定値を越えることがなく、
低下していく。従って、圧縮機1は過負荷状態とはなら
ない。
【0072】但し、この場合には、冷媒温度の上昇速度
が大きいことから、マイコン10で求まる上昇温度分
(上記式(1)でのK・R・ΔT)が図3(a1)で説
明した場合よりも大きくなるから、この場合の検出温度
Toが図3(a1)での検出温度Toよりも低いときに
圧縮機1が過負荷状態になることを予測することがで
き、従って、このように検出温度の上昇速度が大きくな
っても、過負荷状態になるのを回避することができる。
が大きいことから、マイコン10で求まる上昇温度分
(上記式(1)でのK・R・ΔT)が図3(a1)で説
明した場合よりも大きくなるから、この場合の検出温度
Toが図3(a1)での検出温度Toよりも低いときに
圧縮機1が過負荷状態になることを予測することがで
き、従って、このように検出温度の上昇速度が大きくな
っても、過負荷状態になるのを回避することができる。
【0073】これに対し、上記従来の空気調和機では、
図3(b1)の場合と冷媒温度の上昇速度が同じとした場
合、図3(b2)で説明したように、作動値が一定である
ことから、この冷媒温度が作動値を越えたときに負荷軽
減動作が開始した場合には、負荷軽減動作による冷媒温
度の低下がタイムラグ時間を経過して現われるため、負
荷が過負荷状態内にオーバーシュートしてしまい、過負
荷状態に入ってしまう。このオーバーシュート量は、冷
媒温度の上昇速度が大きいほど大きくなる。
図3(b1)の場合と冷媒温度の上昇速度が同じとした場
合、図3(b2)で説明したように、作動値が一定である
ことから、この冷媒温度が作動値を越えたときに負荷軽
減動作が開始した場合には、負荷軽減動作による冷媒温
度の低下がタイムラグ時間を経過して現われるため、負
荷が過負荷状態内にオーバーシュートしてしまい、過負
荷状態に入ってしまう。このオーバーシュート量は、冷
媒温度の上昇速度が大きいほど大きくなる。
【0074】以上のように、この実施形態は、冷媒温度
の上昇速度ΔTとタイムラグ時間Rとを見込んで早めに
負荷軽減動作を開始するものであって、これにより、圧
縮機1の過負荷状態への移行を防止することができるの
である。
の上昇速度ΔTとタイムラグ時間Rとを見込んで早めに
負荷軽減動作を開始するものであって、これにより、圧
縮機1の過負荷状態への移行を防止することができるの
である。
【0075】図3(c1)は図3(a1)の場合よりも
さらに負荷が軽い場合を示している。この場合には、上
記冷媒温度の上昇速度が図3(a1)の場合よりも遅
い。
さらに負荷が軽い場合を示している。この場合には、上
記冷媒温度の上昇速度が図3(a1)の場合よりも遅
い。
【0076】この場合においても、冷媒温度が上昇続け
れば、遂には、圧縮機1は過負荷状態となる。この実施
例では、圧縮機1の負荷が軽くて冷媒温度の上昇が遅い
場合には、マイコン10で求まる上昇温度分(上記式
(1)でのK・R・ΔT)が図3(a1)で説明した場
合よりも小さいなるから、この場合の検出温度Toが図
3(a1)での検出温度Toよりも高いときに圧縮機1
が過負荷状態になることを予測することができ、従っ
て、このように検出温度の上昇速度が小さくなっても、
図3(c1)に示すように、過負荷状態になるのを回避
することができる。
れば、遂には、圧縮機1は過負荷状態となる。この実施
例では、圧縮機1の負荷が軽くて冷媒温度の上昇が遅い
場合には、マイコン10で求まる上昇温度分(上記式
(1)でのK・R・ΔT)が図3(a1)で説明した場
合よりも小さいなるから、この場合の検出温度Toが図
3(a1)での検出温度Toよりも高いときに圧縮機1
が過負荷状態になることを予測することができ、従っ
て、このように検出温度の上昇速度が小さくなっても、
図3(c1)に示すように、過負荷状態になるのを回避
することができる。
【0077】これに対し、上記従来の空気調和機では、
図3(c1)の場合と冷媒温度の上昇速度が同じとした
場合、図3(c2)で説明したように、作動値が一定で
あることから、この冷媒温度が固定された上記作動値を
越えたときに負荷軽減動作が開始した場合には、圧縮機
の過負荷状態での冷媒温度の下限よりも低い状態で、負
荷軽減動作による冷媒温度の低下が生ずることになる。
このため、まだ余裕があるにもかかわらず、負荷軽減動
作が行なわれて、暖房能力が低減し、暖房の快適性が損
なわれる。
図3(c1)の場合と冷媒温度の上昇速度が同じとした
場合、図3(c2)で説明したように、作動値が一定で
あることから、この冷媒温度が固定された上記作動値を
越えたときに負荷軽減動作が開始した場合には、圧縮機
の過負荷状態での冷媒温度の下限よりも低い状態で、負
荷軽減動作による冷媒温度の低下が生ずることになる。
このため、まだ余裕があるにもかかわらず、負荷軽減動
作が行なわれて、暖房能力が低減し、暖房の快適性が損
なわれる。
【0078】以上のように、この実施形態は、冷媒温度
の上昇速度ΔTとタイムラグ時間Rとを見込んでぎりぎ
りまで負荷軽減動作の開始を遅らせることができるの
で、暖房能力を充分に発揮させることができ、暖房の快
適性が失われることがない。
の上昇速度ΔTとタイムラグ時間Rとを見込んでぎりぎ
りまで負荷軽減動作の開始を遅らせることができるの
で、暖房能力を充分に発揮させることができ、暖房の快
適性が失われることがない。
【0079】なお、以上の説明では、具体的な数値を挙
げたが、かかる数値に過ぎず、これによって本発明が限
定されるものではない。
げたが、かかる数値に過ぎず、これによって本発明が限
定されるものではない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
冷房運転時は吐出冷媒ガスの凝縮後の圧力が、所定以上
になったとき、バイパス弁は圧力に応じて弁が開くの
で、圧力を下げることができ、高負荷時などの圧縮機へ
の影響を軽減することができる。
冷房運転時は吐出冷媒ガスの凝縮後の圧力が、所定以上
になったとき、バイパス弁は圧力に応じて弁が開くの
で、圧力を下げることができ、高負荷時などの圧縮機へ
の影響を軽減することができる。
【0081】さらに、液冷媒は、バイパス弁とバイパス
減圧器により気化されてから、圧縮機の入口側にくるた
め、液冷媒による液圧縮も防止できるので、液圧縮に対
応した特別な手段も必要としないで済む。
減圧器により気化されてから、圧縮機の入口側にくるた
め、液冷媒による液圧縮も防止できるので、液圧縮に対
応した特別な手段も必要としないで済む。
【0082】また、バイパス弁は圧力に応じて、弁を開
くため、圧力センサなどの検出手段も必要としないで済
む。
くため、圧力センサなどの検出手段も必要としないで済
む。
【0083】また、暖房運転時にはバイパス弁の圧力は
上昇せず、バイパス弁が開くことはない。従って、この
バイパス弁は冷房運転時独自の負荷軽減装置となる。
上昇せず、バイパス弁が開くことはない。従って、この
バイパス弁は冷房運転時独自の負荷軽減装置となる。
【0084】暖房運転時には、負荷の程度に応じて負荷
軽減動作に入るタイミングを最適化することができ、高
負荷時には、早めに負荷軽減動作に入るようにして圧縮
機の信頼性を確保し、軽負荷時には、不要な負荷軽減動
作を行わないようにして、快適な暖房運転を行なうこと
ができる。
軽減動作に入るタイミングを最適化することができ、高
負荷時には、早めに負荷軽減動作に入るようにして圧縮
機の信頼性を確保し、軽負荷時には、不要な負荷軽減動
作を行わないようにして、快適な暖房運転を行なうこと
ができる。
【0085】また、従来の空気調和機に対して追加する
機構や装置がほとんど不要であり、安価に信頼性の高い
空気調和機を実現できる。
機構や装置がほとんど不要であり、安価に信頼性の高い
空気調和機を実現できる。
【0086】また、冷房運転時と暖房運転時の負荷軽減
装置が夫々独立しており、互いに干渉し合うことがな
い。
装置が夫々独立しており、互いに干渉し合うことがな
い。
【図1】図1は本発明による空気調和機の一実施形態を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】図1に示した実施形態での暖房運転時の負荷軽
減制御動作を示すフローチャートである。
減制御動作を示すフローチャートである。
【図3】図1に示した実施形態と従来の空気調和機とで
の暖房運転時の負荷軽減動作による効果を示す図であ
る。
の暖房運転時の負荷軽減動作による効果を示す図であ
る。
1 圧縮機 2 室外熱交換器 3 減圧器 4 室内熱交換器 5 切替弁(四方弁) 6 バイパス弁 7 バイパス減圧器 8 温度検出装置 9 制御回路 10 マイクロコンピュータ 11 メモリ 12a〜12c リレー装置 13 室内送風機 14 室外送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 毛塚 和彦 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも圧縮機から、四方弁を介し
て、室外熱交換器,減圧器及び室内熱交換器が順に配列
されてなる冷凍サイクルが形成され、冷房運転と暖房運
転とで該冷凍サイクルでの冷媒の流れ方向を切り替える
ようにした空気調和機において、 該減圧器と該室内熱交換器とに並列に冷媒のバイパス路
を設け、 該バイパス路は、該室外熱交換器と該減圧器との間の冷
媒圧力が該圧縮機の過負荷状態に応じて設定された所定
の閾値以上のときに該冷媒圧力に応じた開口度で開くこ
とにより、該開口度に応じた量の冷媒を該減圧器と該室
内熱交換器とに対してバイパスするバイパス弁を有する
ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記バイパス路に、前記バイパス弁を通過した冷媒を減
圧するバイパス減圧器を設けたことを特徴とする空気調
和機。 - 【請求項3】 請求項1または2において、 前記室内熱交換器での冷媒の温度を検出する温度検出手
段と、 該温度検出手段の検出温度に基いて前記圧縮機の過負荷
状態を検出し、前記圧縮器,室外送風機,室内送風機の
少なくともいずれか1つを制御して前記圧縮機の負荷を
軽減する制御手段とを設け、 該制御手段は、該温度検出手段の検出温度とそのときの
温度の変化速度とから予め決められた所定時間後の予測
温度を求め、該予測温度が前記圧縮機の過負荷状態を示
す過負荷判定値を超えたとき、前記圧縮機が過負荷状態
にあると判定することを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9190023A JPH1137571A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9190023A JPH1137571A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1137571A true JPH1137571A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16251094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9190023A Pending JPH1137571A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1137571A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012122689A (ja) * | 2010-12-09 | 2012-06-28 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
| US20170030621A1 (en) * | 2015-07-30 | 2017-02-02 | Lennox Industries Inc. | Low ambient cooling scheme and control |
| WO2017057860A1 (ko) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 엘지전자 주식회사 | 공기 조화기 및 그 제어방법 |
| CN118816346A (zh) * | 2024-09-18 | 2024-10-22 | 成都航空职业技术学院 | 一种基于人工智能的室内环境优化控制方法 |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP9190023A patent/JPH1137571A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012122689A (ja) * | 2010-12-09 | 2012-06-28 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
| US20170030621A1 (en) * | 2015-07-30 | 2017-02-02 | Lennox Industries Inc. | Low ambient cooling scheme and control |
| WO2017057860A1 (ko) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 엘지전자 주식회사 | 공기 조화기 및 그 제어방법 |
| US10533787B2 (en) | 2015-09-30 | 2020-01-14 | Lg Electronics Inc. | Air conditioner and control method therefor |
| CN118816346A (zh) * | 2024-09-18 | 2024-10-22 | 成都航空职业技术学院 | 一种基于人工智能的室内环境优化控制方法 |
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Legal Events
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040309 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040713 |