JPH1138527A - 映写機用デジタルサウンド信号再生装置 - Google Patents

映写機用デジタルサウンド信号再生装置

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JPH1138527A
JPH1138527A JP6166031A JP16603194A JPH1138527A JP H1138527 A JPH1138527 A JP H1138527A JP 6166031 A JP6166031 A JP 6166031A JP 16603194 A JP16603194 A JP 16603194A JP H1138527 A JPH1138527 A JP H1138527A
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JP
Japan
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video film
sound signal
digital sound
film
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JP6166031A
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English (en)
Inventor
Etsuro Saito
悦朗 斉藤
Yoshio Ozaki
義夫 尾崎
Toshiyuki Shirasu
俊行 白須
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18—Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/43—Control or regulation of mechanical tension of record carrier, e.g. tape tension
    • G—PHYSICS
    • G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B31/00—Associated working of cameras or projectors with sound-recording or sound-reproducing means
    • G03B31/02—Associated working of cameras or projectors with sound-recording or sound-reproducing means in which sound track is on a moving-picture film

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Details Of Television Scanning (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不安定な状態で供給される映像フイルムを安
定した状態で映像フィルム走行路中を走行させてデジタ
ルサウンド信号の正確な読取り、再生を行う。 【構成】 映像フィルム供給装置50から供給された映
像フイルム1が周回して走行するサウンドドラム13に
デジタルサウンド信号読取り手段20を付設し、映像フ
イルム1のデジタルサウンド信号記録部5に記録された
デジタルサウンド信号の読取り、再生を行う。サウンド
ドラム13に対して、少なくとも映像フイルム走行路の
前段位置に映像フイルム走行調整装置30を配設する。
映像フイルム走行調整装置30は、映像フイルム1の走
行状態に応じて走行負荷を作用させてこの映像フイルム
1をデジタルサウンド信号読取り手段20に安定した状
態で走行させ、デジタルサウンド信号の読取り、再生を
行わさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルサウンド映写
システムを構成するデジタル映写装置に付設され、映像
フィルム供給装置から繰り出された映像フィルムの映像
コマに対応して設けられたデジタルサウンド信号記録部
からデジタルサウンド信号読取り手段によってデジタル
サウンド信号を再生する映写機用デジタルサウンド信号
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像フィルムには、連続した映像コマ
と、これらの映像コマを正確にコマ送りするために幅方
向の両側部に沿って一定の間隔で穿設された多数個のパ
ーホレーションとともに、サウンド信号記録部が設けら
れている。このサウンド信号記録部には、映像コマに対
応してサウンド信号が記録されている。
【0003】最近の映画システムにおいては、アナログ
サウンドばかりでなく、デジタルサウンドを併用するこ
とによってより良好な音質、ステレオサウンドによる臨
場感の盛り上げ等を達成したいわゆるデジタルサウンド
映写システムが採用されている。このデジタルサウンド
映写システム用の映像フィルムには、アナログサウンド
信号記録部とともにデジタルサウンド信号記録部が設け
られて、これらアナログサウンド信号記録部とデジタル
サウンド信号記録部によってサウンド信号記録部が構成
されている。
【0004】すなわち、デジタルサウンドシステム用映
像フィルムは、例えば連続した1つの映像コマ毎に対応
して、送り方向に離間して左右各2個のパーホレーショ
ンが穿設されている。アナログサウンド信号記録部は、
一方のパーホレーションと映像コマとの間に設けられ、
アナログサウンド信号が記録されている。また、左右一
対のデジタルサウンド信号記録部は、それぞれ一方のパ
ーホレーションと一方のフィルム側縁及び他方のパーホ
レーションと他方のフィルム側縁との間の領域に沿って
設けられ、デジタルサウンド信号がそれぞれされてい
る。このデジタルサウンド信号は、後述するデジタルサ
ウンド信号再生装置200によって再生される。
【0005】ところで、2時間分の劇場用映像フィルム
は、約18,000フィート以上にも達する莫大な長さ
であることから、従来では、この映像フィルムを複数本
に分割してそれぞれ独立のフィルムリールに巻装してい
た。そして、これらフィルムリールは、例えば2台の映
写機に交互に装着されて上映が行われていた。したがっ
て、かかる従来の映写装置システムにおいては、フィル
ムリールの映写機へのかけ変え作業或いは巻直し作業等
が必要となり、そのために映写室内に多くの人手が必要
であった。
【0006】映画劇場では、最近は、人手も不足してお
り、また人件費の削減等から、劇場内の省力化が進めら
れている。映写装置システムにおいても、複数のフィル
ムリールの架変え作業或いは巻直し作業等を不要にして
映写室内の工数削減を図るため、映像フィルムは1タイ
トル毎に1本に連続して構成するとともに、この映像フ
ィルムを1台の映写装置内に自動的に供給した後、再び
巻き取るようにした映像フィルム自動供給、巻取り装置
が導入されている。
【0007】映像フィルム自動供給・巻取り装置から繰
り出された映像フィルムは、デジタルサウンド信号再生
装置200において、デジタルサウンド信号記録部に記
録されたデジタルサウンド信号の読み取り、再生が行わ
れる。デジタルサウンド信号再生装置200は、デジタ
ル映写装置に組み合わされ、図15に示すように、映像
フィルム自動供給、巻取り装置から供給された映像フィ
ルム1のフィルム走行路を構成する第1のガイドローラ
201と、ガイドスプロケット202と、サウンドドラ
ム203と、第2のガイドローラ204とを備えてい
る。また、デジタルサウンド信号再生装置200は、上
記走行路構成部材に映像フィルム1が安定して走行され
るように、第1のテンションローラ205乃至第4のテ
ンションローラ208を備えている。サウンドドラム2
03には、後述するデジタルサウンド信号の光学読取り
装置220が付設されている。
【0008】第1のガイドローラ201は、デジタルサ
ウンド信号再生装置200の入口に配設されて供給され
た映像フィルム1を掛け合わせて水平方向へと折り返
し、また第1のガイドローラ204は、デジタルサウン
ド信号再生装置200の出口に配設されて映像フィルム
1を掛け合わせてデジタル映写装置側へと供給する。映
像フィルム1は、第1のガイドローラ201によって水
平方向へと折り返された後、第1のテンションローラ2
05によってガイドスプロケット202に押し付けられ
た状態で、第2のテンションローラ206を介してサウ
ンドドラム203に導かれる。
【0009】映像フィルム1は、このサウンドドラム2
03において折り返され、第3のテンションローラ20
7及び第4のテンションローラ208によってガイドス
プロケット202に押し付けられた状態で、第2のガイ
ドローラ204に掛け合わされる。第2のテンションロ
ーラ206と第3のテンションローラ207は、フィル
ム走行路を挟んで配設され、それぞれの支軸に張架した
引っ張りスプリング209の弾性力によって映像フィル
ム1をガイドスプロケット202とサウンドドラム20
3に押し付けて走行させる。なお、引っ張りスプリング
209のテンションは、軽微な弾性力であって、デジタ
ル映写装置側の駆動スプロケット211によって引かれ
る映像フィルム1の映像フィルム走行路中の走行に支障
を与えないことは勿論である。
【0010】デジタルサウンド信号再生装置200は、
上述した映像フィルム走行路中に、回転駆動源を備えて
いない。したがって、映像フィルム1は、後段側に配設
されたデジタル映写装置の駆動スプロケット211の引
張り力が駆動源として作用されて、このデジタルサウン
ド信号再生装置200中の映像フィルム走行路中を走行
する。ガイドスプロケット202には、図15において
点線で示すように、慣性を大ならしめて安定した状態で
回転動作するように、フライホイール210が同軸上に
一体に設けられている。
【0011】ガイドスプロケット202は、その外周部
に幅方向に離間して周回りに突設された多数の送り爪を
有しており、映像フィルム1のパーホレーションに係合
している。したがって、ガイドスプロケット202は、
デジタル映写装置の駆動スプロケット211によって引
かれる映像フィルム1の走行動作に同期して、図15に
おいて反時計方向へと回転動作し、映像フィルム1をこ
のデジタルサウンド信号再生装置200内に引き込むと
ともに、デジタル映写装置へと送り込む。
【0012】デジタルサウンド信号の光学読取り装置2
20は、図示しない読取り光源と、オプティカルファイ
バー221と、対物レンズ装置222と、CCDライン
センサー223とから構成されている。オプティカルフ
ァイバー221は、一端部が読取り光源に対向位置され
るとともに、他端部が映像フィルム1のデジタルサウン
ド記録部に対向位置されている。対物レンズ装置222
及びCCDラインセンサー223は、映像フィルム1の
デジタルサウンド記録部を介してオプティカルファイバ
ー221の光軸上にそれぞれ配設されている。
【0013】映像フィルム1のデジタルサウンド信号記
録部に記録されたデジタルサウンド信号は、光源から出
射された光線がオプティカルファイバー221中に導か
れてデジタルサウンド信号記録部へと照射されることに
よって、光学的な明暗のバーコード信号に変換された状
態で、それぞれ対物レンズ222を介してCCDライン
センサー223上に結像される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ジタルサウンド映写システムにおいては、デジタル映写
装置とフィルム自動供給・巻き取り装置とは、一般に数
メートル程度離間してそれぞれ設置されている。このた
め、フィルム自動供給・巻き取り装置から繰り出された
映像フィルム1は、重力によって垂れ下がり、また映写
室内の僅かな風の影響等を受けて揺らぐといった現象を
呈する。映像フィルム1の揺らぎ現象は、この映像フィ
ルム1をデジタルサウンド信号再生装置200を介して
デジタル映写装置へと引き込むための駆動源となる駆動
スプロケット211に対する負荷の変動として作用し、
これら駆動スプロケット211に回転ムラ(ワウ)を生
じさせる。
【0015】上述したように映像フィルム1は、デジタ
ルサウンド信号再生装置200に構成された駆動源を有
しない映像フィルム走行路を走行する極めて軽微な力で
保持されるように構成されている。このため、映像フィ
ルム1は、デジタル映像装置の駆動スプロケット211
の不等速な回転によって、図15のA部に示すように、
脈動した不安定な状態で映像フィルム走行路中を走行す
ることになる。上述したガイドスプロケット202に設
けたフライホイール210は、映像フィルム1が安定し
た状態で供給される場合にはこの映像フィルム1の映像
フィルム走行路中の走行状態の安定化に作用する。
【0016】しかしながら、かかるフライホイール21
0は、映像フィルム1が比較的安定した状態で走行する
場合には有効に作用するが、映像フィルム1の揺らぎ現
象に起因する駆動スプロケット211の回転ムラに対し
ては、映像フィルム1の安定走行に充分な機能を奏し得
ない。
【0017】したがって、上述したデジタルサウンド映
写システムにおいては、デジタルサウンド信号再生装置
200の光学読取り装置220において、映像フィルム
1のデジタルサウンド信号記録部に記録されたデジタル
サウンド信号の読み取りが一定のタイミングで正確に行
なわれない、いわゆるデジタルサウンド信号のクロック
ずれが生じることがあった。このデジタルサウンド信号
再生時のクロックは、デジタルサウンド信号記録部から
のデジタルサウンド信号の正確な再生を行ない得るなく
し、例えば再生音声の途切れといった重大問題を発生さ
せる。
【0018】かかる問題点を解決する1つの対策は、デ
ジタルサウンド信号再生装置200に、入口側と出口側
とに同期して回転駆動することによって映像フィルム1
を駆動する駆動機構を設けて、この映像フィルム1の脈
動した不安定な状態での映像フィルム走行路中の走行を
防止することである。しかしながら、かかる駆動機構
は、フィルム自動供給・巻き取り装置やデジタル映写装
置の駆動スプロケット211と正確に同期させて駆動さ
せる必要があり、デジタルサウンド信号再生装置200
を複雑かつ大型化させるとともに、デジタルサウンド映
写システムの構成各装置の基本仕様を変更して新たに構
成しなければならないといった問題を生じさせる。
【0019】また、他の対策は、デジタルサウンド信号
再生装置200内に配設した各テンションローラ205
乃至208の映像フィルム1に対するテンションをさら
に大きく作用させるように構成して、映像フィルム1を
常に張架した状態で映像フィルム走行路中を走行させる
ことである。しかしながら、かかる映像フィルム1に対
して常時大きな負荷を与える対策は、映像フィルム1を
走行駆動させるために大きな駆動源が必要となり、結局
上述した対策と同様に、デジタルサウンド信号再生装置
200に駆動源を設けるといった対応が必要となる。
【0020】映像フィルム1は、上述したように、映像
フィルム走行路を常時大きな負荷をもって走行駆動され
る場合には、パーホレーションが変形或いは破損された
りすることがあり、またフィルム面に傷がついて映像フ
ィルム1の寿命が大幅に低下するといった問題を発生さ
せる。したがって、上述したような対策は、到底採用し
得ないものであった。
【0021】したがって、本発明は、不安定な状態で供
給される映像フイルムを安定した状態で映像フィルム走
行路中を走行させて、デジタルサウンド信号読取り手段
によって、デジタルサウンド信号記録部に記録されたデ
ジタルサウンド信号を正確に再生するようにした映写機
用デジタルサウンド信号再生装置を提供することを目的
に提案されたものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成した
本発明に係る映写機用デジタルサウンド信号再生装置
は、走行ガイド手段とともに映像フイルム走行路の一部
を構成し、映像フィルム供給装置から供給された映像フ
ィルムが周回して走行するサウンドドラムと、このサウ
ンドドラムに付設され、映像フィルムのデジタルサウン
ド信号記録部に記録されたデジタルサウンド信号を読取
り、再生するデジタルサウンド信号読取り手段と、サウ
ンドドラムに対して少なくとも映像フィルム走行路の前
段に位置して配設され、デジタルサウンド信号読取り手
段に供給される映像フイルムに走行負荷を作用させて走
行状態を安定化する走行負荷手段を有する映像フィルム
走行調整装置とを備えて構成される。
【0023】また、本発明に係る映写機用デジタルサウ
ンド信号再生装置は、映像フィルム走行調整装置の走行
負荷手段を、映像フィルム走行路を構成する走行ガイド
手段に付設した電磁ブレーキ手段によって構成する。
【0024】さらに、本発明に係る映写機用デジタルサ
ウンド信号再生装置は、サウンドドラムと互いに平行な
状態で配設され映像フィルムのサウンドドラムへの入力
側部分とサウンドドラムからの出力側部分のパーホレー
ションにそれぞれ係合して走行ガイドする走行ガイドス
プロケットに、走行負荷手段を付設して構成する。
【0025】さらにまた、本発明に係る映写機用デジタ
ルサウンド信号再生装置は、映像フィルム走行路を構成
する複数個のガイドローラのうちの1個であり、弾性手
段によって一方側に付勢された支持レバーに回転自在に
支持されたガイドローラと、支持レバーの支軸に設けら
れた支持レバーの回動位置検出手段と、この回動位置検
出手段によって検出された支持レバーの変位位置と標準
位置とを比較し、両位置の差分の制御出力を送出して走
行負荷手段を制御する制御部とを備える。
【0026】また、本発明に係る映写機用デジタルサウ
ンド信号再生装置は、走行負荷手段を、映像フィルムが
走行する外周部が弱粘着層によって構成された少なくと
も1個の走行ガイドローラによって構成する。
【0027】
【作用】以上の構成を備える本発明に係る映写機用デジ
タルサウンド信号再生装置によれば、映像フィルムは、
映像フィルム走行路の少なくともデジタルサウンド信号
読取り手段の供給側に位置して配設した走行負荷手段を
有する映像フィルム走行調整装置によって、安定した状
態でデジタルサウンド信号読取り手段に供給されること
から、クロックエラー等を発生すること無くデジタルサ
ウンド信号記録部に記録されたデジタルサウンド信号が
正確に読み取り、再生される。
【0028】また、本発明に係る本発明に係る映写機用
デジタルサウンド信号再生装置によれば、映像フィルム
は、不安定な状態で映像フィルム走行路中を走行した場
合において、走行負荷手段を構成する電磁ブレーキ手段
が動作してこの映像フィルムに走行負荷を加えることに
よって、安定した状態でデジタルサウンド信号読取り手
段に供給されてデジタルサウンド信号記録部に記録され
たデジタルサウンド信号が正確に読み取り、再生され
る。
【0029】さらに、本発明に係る映写機用デジタルサ
ウンド信号再生装置によれば、弱粘着層を形成した走行
ガイドローラは、映像フィルムに軽微な走行負荷を与え
て安定した状態でデジタルサウンド信号読み取り手段に
供給し、正確なデジタルサウンド信号の読み取りを行な
わせるとともに、映像フィルムの表面に付着した埃等を
除去する。
【0030】以下、本発明の具体的な実施例について、
図面を参照して詳細に説明する。図1乃至図7に示し
た、本発明に係る第1の実施例デジタルサウンド信号再
生装置10は、デジタル映写装置40に付設され、映像
フイルム自動供給・巻取り装置50から供給された映像
フィルム1の映像コマ2に対応して設けられたデジタル
サウンド信号記録部5からデジタルサウンド信号を再生
する装置であって、デジタル映写装置40とともにデジ
タルサウンド映写システムを構成する。
【0031】デジタルサウンド映写システム用の映像フ
ィルム1は、アナログサウンドばかりでなく、デジタル
サウンドを併用することによってより良質な音質、ステ
レオサウンドによる臨場感の高揚等を達成するようにし
た映像フィルムである。したがって、この映像フィルム
1には、アナログサウンド信号を記録したアナログサウ
ンド信号記録部4とともにデジタルサウンド信号を記録
した左右一対のデジタルサウンド信号記録部5A、5B
が設けられている。
【0032】すなわち、映像フィルム1は、図6に示す
ように、例えば連続した1つの映像コマ2毎に対応し
て、送り方向に離間して左右各2個のパーホレーション
3A、3Bが一定の間隔を以って連続して穿設されてい
る。アナログサウンド信号記録部4は、一方のパーホレ
ーション3Aと映像コマ2との間に設けられ、アナログ
サウンド信号が記録されている。また、デジタルサウン
ド信号記録部5A、5Bは、それぞれパーホレーション
3Aと一方のフィルム側縁及びパーホレーション3Bと
他方のフィルム側縁との間の領域に沿って設けられ、デ
ジタルサウンド信号がそれぞれステレオ記録されてい
る。
【0033】アナログサウンド信号記録部4に記録され
たアナログサウンド信号は、音声波形に対応して幅寸法
が連続的に変化する遮光帯状部によって構成され、照射
した光の透過光量の変化を電気量の変化に変換して映像
コマに対応した音声が再生される。また、デジタルサウ
ンド信号記録部5A、5Bに記録されたデジタルサウン
ド信号は、それぞれ映像フィルム1の走行方向に対して
交差する方向にパターン配列されたバーコードによって
構成されている。このデジタルサウンド信号は、後述す
るデジタルサウンド信号再生装置10によって読取り、
再生される。
【0034】図3は、デジタルサウンド映写システムの
概要を示した図である。上述した映像フィルム1は、映
像フィルム自動供給、巻取り装置50の映像フィルム供
給部51A側から繰り出され、デジタルサウンド信号再
生装置10を介してデジタル映写装置40に構成された
映像フィルム走行路を通されて再び映像フィルム自動供
給、巻取り装置50に戻されてその映像フィルム巻取り
部51B側に掛け合わされる。デジタル映写装置40
は、供給された映像フィルム1を駆動スプロケット4
1、42を駆動源として映像フィルム走行路中を走行さ
せる。
【0035】デジタル映写装置40は、駆動スプロケッ
ト41、42との間に構成された映像フィルム走行路に
対向位置して光源装置43及び映写レンズ装置44が配
設されている。光源装置43から映像フィルム1へと照
射された映写光は、映像フィルム1を透過して映写レン
ズ装置44において調像されてスクリーンに投影され
る。映像フィルム自動供給、巻取り装置50から繰り出
された映像フィルム1は、デジタルサウンド信号再生装
置10を介して前記駆動スプロケット41、42間にお
いて、光源装置43及び映写レンズ装置44間に構成さ
れた所定の映像フィルム走行路に沿って走行した後、再
び映像フィルム自動供給・巻取り装置50の巻取り部側
に巻き取られるように構成されている。
【0036】映像フィルム自動供給・巻取り装置50
は、上述したように1タイトル分を1本として莫大な長
さに接合された映像フィルム1を巻き取るため、図4に
示すように、直径約1.5メートルほどのターンテーブ
ル(プラッター)51A乃至51Cを複数個備えてい
る。これらターンテーブル51A乃至51Cは、スタン
ド52に昇降自在に支持した片持ちアーム53A乃至5
3Cに、それぞれ中心部を回転自在に支持されている。
また、これらターンテーブル51A乃至51Cは、片持
ちアーム53A乃至53Cに配設したサーボモータ54
A乃至54Cの出力部が外周部と接触しており、映像フ
ィルム1の繰出し方向或いは巻取り方向へと回転駆動さ
れる。
【0037】図4に示した映像フィルム自動供給・巻取
り装置50においては、第1のターンテーブル51Aは
映像フィルム1の供給部を構成し、第2のターンテーブ
ル51Bは映像フィルム1の巻取り部を構成する。な
お、第3のターンテーブル51Cは、予備用である。供
給側ターンテーブル51Aには、中央位置にサーボモー
タ54Aの回転を制御する繰出し調整装置55が配設さ
れている。この供給側ターンテーブル51Aに巻装され
た映像フィルム1は、繰出し調整装置55によって回転
を制御された供給側ターンテーブル51Aから、順次繰
り出されてデジタル映写装置40へと供給される。ま
た、巻取り側ターンテーブル51Bには、中央位置にサ
ーボモータ54Bの回転を制御する巻取り調整装置56
が配設されている。映像フィルム1は、巻取り調整装置
56によって回転を制御された巻取り側ターンテーブル
51Bに内周側から外周側に順次巻き取られていく。
【0038】なお、図4には供給側ターンテーブル51
Aにのみ図示されているが、スタンド52には、ガイド
アーム57A、57Bが昇降自在に片持ち支持されてい
る。これらガイドアーム57A、57Bには、映像フィ
ルム1を供給側ターンテーブル51A側に押し付けるこ
とによって巻装状態を保持する、押さえローラ58A、
58Bが回転自在に取り付けられている。また、スタン
ド52には、供給側ターンテーブル51Aから繰り出し
た映像フィルム1をガイドするガイドローラ60が回転
自在に取り付けたガイドアーム59が昇降自在に支持さ
れている。
【0039】繰出し調整装置55は、図4に示すよう
に、供給側ターンテーブル51Aに巻装された映像フィ
ルム1の内芯部を構成する。繰出し調整装置55は、図
5に示すように、基板61と、この基板61に立設した
支軸62に一端部を支持されたフィルムガイドアーム部
材63と、このフィルムガイドアーム部材63を一方側
に付勢する引張りバネ64と、支軸62を支点としてフ
ィルムガイドアーム部材63と一体的に回動する略円弧
形状のシャッタ部材65と、このシャッタ部材65の回
動領域に臨んで配設されたセンサー66及びガイドロー
ラ67等の部材によって構成されている。フィルムガイ
ドアーム部材63には、自由端部に位置して映像フィル
ム1を軽く挟み込む一対のガイドローラ68A、68B
とが回転自在に取り付けられている。
【0040】供給側ターンテーブル51Aに巻装された
映像フィルム1は、フィルムガイドアーム部材63に設
けられた一対のガイドローラ68A、68Bに挟持され
て、ガイドローラ67或いはガイドアーム59に設けた
ガイドローラ60に架け渡されてデジタル映写装置40
へと繰り出される。
【0041】映像フィルム1は、サーボモータ54Aの
動作によって供給側ターンテーブル51Aがフィルム供
給方向へと回転すると、内周側から緩み、デジタル映写
装置40の第1の駆動スプロケット41に引かれて順次
繰り出されていく。この時、映像フィルム1は、フィル
ムガイドアーム部材63に作用する引張りバネ64の弾
性力によって適当なブレーキがかけられる。
【0042】また、フィルムガイドアーム部材63は、
この映像フィルム1の引出し力の変動によって、支軸6
2を支点として揺動動作する。このフィルムガイドアー
ム部材63の揺動動作に伴うシャッタ部材65の角度変
化は、センサー66によって検知されて電気信号の出力
変化量としてサーボモータ54Aに印加される。したが
って、サーボモータ54Aは、センサー66の制御出力
によって回転速度が調整され、映像フィルム1の引出し
力と引張りバネ64の弾性力との調整が図られて映像フ
ィルム1を極めて軽微な力によっても繰り出すことを可
能とする。そして、映像フィルム1は、デジタル映写装
置40の第2の駆動スプロケット42によって送り込ま
れて巻取り側ターンテーブル51Bに巻き取られてい
く。
【0043】巻取り側ターンテーブル51Bに配設され
た巻取り調整装置56は、上述した繰出し調整装置55
の構成、動作と同様であるため、その詳細な説明につい
ては省略する。
【0044】映像フィルム自動供給・巻取り装置50か
ら繰り出された映像フィルム1は、デジタルサウンド信
号再生装置10において、デジタルサウンド信号記録部
5A、54Bに記録されたデジタルサウンド信号の読取
り、再生が行われる。デジタルサウンド信号再生装置1
0によって読取り、再生が行われたデジタルサウンド信
号出力は、プロセッサ70に入力されて信号処理が施さ
れる。プロセッサ70の出力は、アンプ71を介してス
ピーカシステムの各スピーカ72に入力され、映像フイ
ルム1に記録されたデジタルサウンド信号が再生されて
デジタルサウンドが楽しめられる。
【0045】デジタルサウンド信号再生装置10は、上
述したようにデジタル映写装置40の上方部に組み合わ
され、図1に示すように、映像フィルム自動供給、巻取
り装置50から供給された映像フィルム1の映像フィル
ム走行路を構成する第1のガイドローラ11と、ガイド
スプロケット12と、サウンドドラム13と、第2のガ
イドローラ14とを備えている。また、このデジタルサ
ウンド信号再生装置10は、上記映像フィルム走行路の
構成部材に映像フィルム1が安定して走行されるよう
に、第1のテンションローラ15乃至第4のテンション
ローラ18とを備えている。サウンドドラム13には、
後述するデジタルサウンド信号の光学読取り装置20が
付設されている。
【0046】第1のガイドローラ11は、デジタルサウ
ンド信号再生装置10の映像フィルム供給口10A側に
配設されて供給された映像フィルム1を掛け合わせて水
平方向へと折り返し、また第1のガイドローラ14は、
デジタルサウンド信号再生装置10の映像フィルム送出
口10B側に配設されて映像フィルム1を掛け合わせて
デジタル映写装置40側へと供給する。映像フィルム1
は、第1のガイドローラ11によって水平方向へと折り
返された後、第1のテンションローラ15によってガイ
ドスプロケット12に押し付けられた状態で、第2のテ
ンションローラ16を介してサウンドドラム13に導か
れる。
【0047】映像フィルム1は、このサウンドドラム1
3において折り返され、第3のテンションローラ17及
び第4のテンションローラ18によってガイドスプロケ
ット12に押し付けられた状態で、第2のガイドローラ
14に掛け合わされる。第2のテンションローラ16と
第3のテンションローラ17は、映像フィルム走行路を
挟んで配設され、それぞれの支軸に張架した引張りスプ
リング19の弾性力によって映像フィルム1をガイドス
プロケット12とサウンドドラム13に押し付けて走行
させる。なお、引張りスプリング19のテンションは、
軽微な弾性力であって、デジタル映写装置40の第1の
駆動スプロケット41、42によって引かれる映像フィ
ルム1の映像フィルム走行路中の走行に支障を与えない
ことは勿論である。
【0048】デジタルサウンド信号再生装置10は、上
述した映像フィルム走行路中に、回転駆動源を備えてい
ない。したがって、映像フィルム1は、後段側に配設さ
れたデジタル映写装置40の駆動スプロケット41、4
2の引張り力が駆動源として作用されて、このデジタル
サウンド信号再生装置10中の映像フィルム走行路中を
走行する。
【0049】ガイドスプロケット12には、図1におい
て点線で示すように、映像フィルム1を安定した状態で
映像フィルム走行路中を走行させるために、後述する映
像フィルム走行調整装置30が配設されている。ガイド
スプロケット12は、その外周部に幅方向に離間して周
回りに突設された多数の送り爪を有しており、映像フィ
ルム1のパーホレーション3A、3Bに係合している。
したがって、ガイドスプロケット12は、デジタル映写
装置40の第1の駆動スプロケット41によって引かれ
る映像フィルム1の走行動作に同期して図1において反
時計方向へと回転動作し、映像フィルム1を映像フィル
ム供給口10Aからこのデジタルサウンド信号再生装置
10内に引き込むとともに、映像フィルム送出口10B
からデジタル映写装置40へと送り込む。
【0050】デジタルサウンド信号の光学読取り装置2
0は、図7に示すように、読取り光源21と、オプティ
カルファイバー22と、対物レンズ装置23A、23B
と、CCDラインセンサー24A、24Bとから構成さ
れている。オプティカルファイバー22は、一端部が読
取り光源21に対向位置されるとともに、他端部が二股
に分岐されてそれぞれ映像フィルム1のデジタルサウン
ド記録部5A、5Bに対向位置されている。
【0051】対物レンズ装置23A、23B及びCCD
ラインセンサー24A、24Bは、映像フィルム1のデ
ジタルサウンド記録部5A、5Bを介してオプティカル
ファイバー22の分岐先端部22A、22Bの光軸上に
それぞれ配設されている。上述したように、デジタルサ
ウンド信号は、映像フィルム1のデジタルサウンド信号
記録部5A、5Bに走行方向に対して交差する方向のラ
イン上にバーコード配列されてなる。
【0052】したがって、デジタルサウンド信号記録部
5A、5Bに記録されたデジタルサウンド信号は、光源
21から出射された光線がオプティカルファイバー22
中に導かれてその分岐先端部22A、22Bからデジタ
ルサウンド信号記録部5A、5Bへと照射されることに
よって、光学的な明暗のバーコード信号に変換された状
態で、それぞれ対物レンズ23A、23Bを介してCC
Dラインセンサー24A、24B上に結像される。
【0053】CCDラインセンサー24A、24Bは、
上述したようにデジタルサウンド信号に対応する明暗の
光学的コード信号を電気的コード信号に変換してプロセ
ッサ70へと出力する。デジタルサウンド信号再生装置
10によって読み取り、再生が行われてプロセッサ70
に入力された映像フィルム1のデジタルサウンド信号記
録領域5A、5Bに記録されたデジタルサウンド信号
は、アンプ71を介してスピーカシステムの各スピーカ
72、73に出力され、デジタルサウンドが楽しめられ
る。
【0054】上述したように、デジタルサウンド映写シ
ステムにおいては、デジタル映写装置40と映像フィル
ム自動供給・巻取り装置50とは、一般に数メートル程
度離間してそれぞれ設置されている。このため、映像フ
ィルム自動供給・巻取り装置50から繰り出された映像
フィルム1は、重力によって垂れ下がり、また映写室内
の僅かな風の影響等を受けて揺らぐといった現象を呈す
る。上述したように、映像フィルム自動供給・巻取り装
置50には、繰出し調整装置55が備えられているが、
この繰出し調整装置55によっては映像フィルム1の揺
らぎ現象を解消することはできない。映像フィルム1の
揺らぎ現象は、この映像フィルム1をデジタルサウンド
信号再生装置10を介してデジタル映写装置40へと引
き込むための駆動源となる駆動スプロケット41、42
に対する負荷の変動として作用する。したがって、これ
ら駆動スプロケット41、42は、回転ムラ(ワウ)が
発生する。
【0055】この駆動スプロケット41、42の回転ム
ラは、デジタルサウンド信号再生装置10に配設した映
像フィルム走行調整装置30によって調整される。した
がって、映像フィルム走行調整装置30は、映像フィル
ム1を極めて安定した状態で映像フィルム走行路中を走
行させ、サウンドドラム13に配設した光学読取り装置
20において、デジタルサウンド信号記録部5A、5B
に記録されたデジタルサウンド信号を安定した状態で読
取り、再生を可能とする。
【0056】映像フィルム走行調整装置30は、図2に
示すように、ガイドスプロケット12の支軸12Aに組
み付けられている。すなわち、ガイドスプロケット支軸
12Aは、同図に示すように、デジタルサウンド信号再
生装置10の側板10aに貫通され、その貫通端部に映
像フィルム走行調整装置30を構成する電磁ブレーキ装
置が配設されている。この映像フィルム走行調整装置3
0は、その基本的な構成が交流インダクションモータと
ほぼ同一に構成された電磁ブレーキ装置であって、密閉
された筒状のケース31と、ステータ35及びロータ3
6とを備え、ケース31の外周部に一体に形成した取付
けフランジ片33、33Bがデジタルサウンド信号再生
装置10の側板10aにねじ止めされている。
【0057】ケース31には、両主面部に互いに軸線を
一致させて軸受け筒部31A、31Bが一体に形成さ
れ、これら軸受け筒部31A、31Bに嵌め込んだ軸受
け部材32A、32Bにガイドスプロケット支軸12A
が回転自在に支持されている。ステータ35は、リング
状に形成されており、ケース31の内周面に接合固定さ
れている。ロータ36は、円板状であって、外周面がス
テータ35の内周面に対向するようにしてガイドスプロ
ケット支軸12Aに固定されている。
【0058】以上のように構成した映像フィルム走行調
整装置30は、交流インダクションモータのように、ス
テータ35に接続した電源コード36に交流電源を投入
した場合にはロータ36が回転駆動されることになる。
これに対して、実施例映像フィルム走行調整装置30に
おいては、電源コード36に直流電源が投入される。す
ると、ステータ35とロータ36との間には、渦電流が
発生してロータ36に対してブレーキ力が作用される。
【0059】映像フィルム走行調整装置30の直流電源
の投入は、映像フィルム1の揺らぎ現象によって駆動ス
プロケット41、42に回転ムラ(ワウ)が発生した状
態において行われる。ステータ35とロータ36との間
に発生したブレーキ力は、ガイドスプロケット支軸12
A、換言すればガイドスプロケット12の回転負荷とし
て作用する。したがって、ガイドスプロケット12と駆
動スプロケット41との間を走行する映像フィルム1
は、回転負荷が作用されたガイドスプロケット12に引
張られた状態となり、揺らぎ現象が解消される。このた
め、駆動スプロケット41は、一定の状態で回転動作
し、この駆動スプロケット41とガイドスプロケット1
2とによって映像フィルム1を映像フイルム走行路内に
安定した状態で走行させる。
【0060】上述したように、ガイドスプロケット12
は、送り爪が映像フィルム1のパーホレーション3A、
3Bと係合することによって、サウンドドラム13の行
き帰りの映像フィルム1を走行ガイドする。したがっ
て、映像フィルム走行調整装置30のブレーキ力によっ
てこのガイドスプロケット12から映像フィルム1に作
用される走行負荷は、ガイドスプロケット12とサウン
ドドラム13との間に存在する映像フィルム1の範囲に
限定され、映像フィルム走行路の全体に亘るものでは無
い。映像フィルム1は、映像フィルム走行路の全体に亘
って走行負荷が付与されて走行することが防止されるた
め、映像コマの損傷が防止される。
【0061】以上のように映像フィルム走行調整装置3
0を備えたデジタルサウンド信号再生装置10は、映像
フィルム自動供給・巻取り装置50との間に垂れ下がっ
た映像フィルム1の揺れ現象等が発生した場合にも、こ
の映像フィルム1を安定した状態で、映像フィルム走行
路の後段側に位置するサウンドドラム13へと供給す
る。これによって、サウンドドラム13に付設された光
学読取り装置20は、デジタルサウンド信号記録部5
A、5Bに記録したデジタルサウンド信号を安定した状
態で読取り、再生を行う。
【0062】本発明は、上述した第1の実施例デジタル
サウンド信号再生装置10に限定されるものではなく、
以下に示す各実施例のように展開することができる。す
なわち、図8及び図9は、本発明の第2の実施例デジタ
ルサウンド信号再生装置80を示し、調整機構を付設す
ることによって、映像フィルム走行調整装置30におい
て発生させるガイドスプロケット12の回転負荷となる
ブレーキ力を最適な状態に調整可能に構成したことを特
徴とする。
【0063】映像フィルム1は、映像フィルム供給口8
1Aからデジタルサウンド信号再生装置80内に供給さ
れ、サウンドドラム13に付設された光学読取り装置2
0により、デジタルサウンド信号の読取り、再生が行わ
れた後、第3のテンションローラ17、ガイドスプロケ
ット12、第4のテンションローラ18を経由して、第
2のガイドローラ81で折り返されて映像フィルム送出
口80Bよりデジタル映写装置40へと供給される。上
述した映像フィルム走行調整装置30のブレーキ力を調
整する調整機構は、第2のガイドローラ81に付設され
おり、この第2のガイドローラ81と、揺動レバー82
と、引張りスプリング83及びポテンショメータ85と
によって構成されている。
【0064】第2のガイドローラ81は、支軸84によ
って一端側を片持ち支持された揺動レバー82の自由端
側に支持した支軸81Aに回転自在に支持されている。
この揺動レバー82の支軸84は、デジタルサウンド信
号再生装置80の側板に設けた図示しない軸受け部によ
って回動自在に支持されており、ポテンショメータ85
が組み合わされている。ポテンショメータ85は、周知
のように、回転方向の位置を検出する装置である。引張
りスプリング83は、一端部をデジタルサウンド信号再
生装置80の側板に固定され、他端部を揺動レバー82
に掛け合わすことによって、この揺動レバー82を図8
において時計方向に付勢する。
【0065】なお、この引張りスプリング83は、揺動
レバー82に支持された第2のガイドローラ81を図8
において時計方向に付勢するが、その引張り力は極めて
軽微であって映像フィルム走行路中を走行する映像フィ
ルム1に対する走行負荷を構成するものでは無い。映像
フィルム1の揺らぎ現象は、駆動スプロケット41に回
転ムラを生じさせてデジタルサウンド信号再生装置80
からこの映像フィルム1を不安定な状態で映像フィルム
送出口80Bから引き出すことにより、第2のガイドロ
ーラ81に伝達されて揺動レバー82を揺動動作させ
る。この揺動レバー82の揺動動作は、ポテンショメー
タ85によって検知されて電気的な出力が送出される。
【0066】上述した調整機構のポテンショメータ85
の出力は、図9に示したフイードバック制御部に入力さ
れて映像フィルム走行調整装置30に印加される直流電
源を制御する。フィードバック制御部は、ポテンショメ
ータ85の検出出力が入力されるアンプ86と、このア
ンプ回路86からの出力値と目標値rとを比較する比較
器88と、映像フィルム走行調整装置30のドライバー
回路87とから構成される。
【0067】ポテンショメータ85の出力は、アンプ8
6によって増幅されて比較器88において目標値rと比
較される。比較器88は、目標値rと検出出力との差分
に対応する出力をドライバー回路87へと送出する。ド
ライバー回路87は、映像フィルム走行調整装置30に
対して所定電圧の直流電源を印加することにより、この
映像フィルム走行調整装置30のステータ34とロータ
35との間に所望のブレーキ力を発生させてガイドスプ
ロケット12の回転動作を制御する。
【0068】映像フィルム走行調整装置30は、例え
ば、駆動スプロケット41の回転ブレが大きく、揺動レ
バー82の大きな揺動に基づいてポテンショメータ85
からの出力が送出された場合には、ガイドスプロケット
12に大きな回転負荷を作用する。一方、映像フィルム
走行調整装置30は、例えば、駆動スプロケット41の
回転ブレが小さく、揺動レバー82の小さな揺動に基づ
いてポテンショメータ85からの出力が送出された場合
には、ガイドスプロケット12に対しては小さな回転負
荷を作用する。したがって、映像フイルム1は、最適か
つ安定した状態で映像フィルム走行路中を走行される。
【0069】デジタルサウンド信号再生装置90は、図
10に示すように、映像フィルム走行調整装置30が映
像フイルム供給口90Aに配設したガイドスプロケット
91に付設されている。映像フイルム自動供給・巻取り
装置50の供給部51Aから供給された映像フイルム1
は、映像フイルム供給口90Aからデジタルサウンド信
号再生装置90の内部に供給される。この映像フイルム
供給口90Aに配設したガイドスプロケット91に付設
された映像フィルム走行調整装置30は、揺らいだ状態
で供給される映像フィルム1を、安定した状態でデジタ
ルサウンド信号再生装置90内に走行させ、映像フイル
ム送出口90Bからデジタル映写装置40へと供給す
る。
【0070】この第3の実施例デジタルサウンド信号再
生装置90においては、映像フイルム供給口90Aに第
1のガイドローラに代えてガイドスプロケット91が配
設されており、このガイドスプロケット91の支軸91
Aが装置側板を貫通して延長されて映像フィルム走行調
整装置30のロータ35が固定されている。揺らぎなが
らこのデジタルサウンド信号再生装置90に供給される
映像フィルム1は、ステータ34とロータ35との間に
生じるブレーキ力によって回転負荷が作用されるガイド
スプロケット91に掛け合わされることによって、揺ら
ぎ現象が解消された状態でサウンドドラム13へと走行
される。
【0071】映像フイルム1は、パーホレーション3
A、3Bがガイドスプロケット91の送り爪と係合して
走行されるため、揺らぎ現象による走行状態の変動が映
像フィルム走行路の後段位置に配設されたサウンドドラ
ム13等の掛け合わせ部分まで及ぶことは無い。これに
よって、サウンドドラム13に付設された光学読取り装
置20は、デジタルサウンド信号記録部5A、5Bに記
録したデジタルサウンド信号を安定した状態で読取り、
再生を行う。
【0072】なお、デジタルサウンド信号再生装置90
は、映像フイルム供給口90Aに第1のガイドローラに
代えてガイドスプロケット91を配設したことにより、
ガイドスプロケット、テンションローラ等の部材を削減
することができる。
【0073】図11に示した、本発明の第4の実施例デ
ジタルサウンド信号再生装置100は、上述した第3の
実施例デジタルサウンド信号再生装置90と同様に、映
像フィルム走行調整装置30が映像フイルム供給口10
0Aに配設したガイドスプロケット101に付設される
とともに、このガイドスプロケット101と同期して映
像フイルム送出口100Bに配設したガイドローラ10
2が回転駆動されるように構成した装置である。映像フ
イルム自動供給・巻取り装置50の供給部51Aから供
給された映像フイルム1は、映像フイルム供給口100
Aからデジタルサウンド信号再生装置100の内部に供
給される。
【0074】この映像フイルム供給口100Aに配設し
たガイドスプロケット101に付設された映像フィルム
走行調整装置30は、揺らいだ状態で供給される映像フ
ィルム1を、安定した状態でデジタルサウンド信号再生
装置100内に走行させ、映像フイルム送出口100B
からデジタル映写装置40へと供給する。
【0075】ガイドスプロケット101は、支軸101
Aが装置側板を貫通して延長されており、その端部には
映像フィルム走行調整装置30のロータ35が固定され
ている。また、ガイドスプロケット101の支軸101
Aには、駆動側を構成する歯車103が固定されて設け
られている。一方、映像フイルム送出口100Bに配設
されたガイドローラ102にも、支軸102Aに従動側
を構成する歯車105が固定されて設けられている。そ
して、これらガイドスプロケット101側の歯車103
とガイドローラ102側の歯車105とは、相互に噛合
する中間歯車104によって連結されている。中間歯車
104の支軸104Aは、装置側板に支持されている。
【0076】以上のように構成されたデジタルサウンド
信号再生装置100には、映像フィルム自動供給・巻取
り装置50から繰り出された映像フィルム1が揺らぎな
がら供給される。映像フィルム1は、映像フィルム走行
調整装置30のステータ34とロータ35との間に生じ
るブレーキ力によって回転負荷が作用されるガイドスプ
ロケット101に掛け合わされることによって、揺らぎ
現象が解消された状態でサウンドドラム13へと走行さ
れる。
【0077】映像フイルム1は、パーホレーション3
A、3Bがガイドスプロケット101の送り爪と係合し
て走行されるため、揺らぎ現象による走行状態の変動が
映像フィルム走行路の後段位置に配設されたサウンドド
ラム13等の掛け合わせ部分まで及ぶことは無い。ま
た、映像フイルム送出口100Bに配設されて映像フィ
ルム1をデジタル映写装置40へと供給するガイドロー
ラ102は、上述した歯車103−中間歯車104−歯
車105の伝達系を介してガイドスプロケット101と
同期して回転動作することにより、映像フイルム1をデ
ジタルサウンド信号再生装置100内においてより安定
した状態で走行させる。
【0078】これによって、サウンドドラム13に付設
された光学読取り装置20は、デジタルサウンド信号記
録部5A、5Bに記録したデジタルサウンド信号を安定
した状態で読取り、再生を行う。
【0079】本発明は、上述した第1乃至第4の実施例
のように、電磁的なブレーキ力によって映像フイルム1
を安定した状態で走行させる映像フイルム走行調整装置
30を備える装置以外にも、映像フイルム1にごく軽微
な走行負荷を付与する一対の負荷ガイドローラ112、
114によって構成される走行負荷機構111を映像フ
イルム走行路に配設することによっても達成される。第
5の実施例デジタルサウンド信号再生装置110は、映
像フイルム供給口110Aに位置して負荷ガイドローラ
112、114が配設されて構成されている。
【0080】第1の負荷ローラ112は、一端部が装置
側板に片持ち支持されたアームバー113の略中央部に
回転自在に支持されている。アームバー113は、自由
端側に軽い弾性力を有するテンションスプリング115
が張架されることによって、図12において時計方向に
付勢されている。第2の負荷ローラ114は、第1の負
荷ローラ112と外周面が接触するようにして装置側板
に設けた支軸に回転自在に支持されている。したがっ
て、これら第1の負荷ローラ112と第2の負荷ローラ
114とは、テンションスプリング115の弾性力によ
って、互いに外周面を弾接しながら回転するように構成
している。
【0081】なお、このように第1の負荷ローラ112
をアームバー54に支持しかつテンションスプリング1
13の弾性力によって第2の負荷ローラ114に弾接す
るようにした構成は、後述するこれら第1の負荷ローラ
112及び第2の負荷ローラ114の清掃作業の容易性
を考慮して採用された構造である。したがって、映像フ
イルム1は、テンションスプリング113の弾性力によ
って第1の負荷ローラ112及び第2の負荷ローラ11
4によって挟持されて走行負荷を作用されるものでは無
い。
【0082】デジタルサウンド信号再生装置110は、
映像フィルム自動供給・巻き取り装置50から供給され
た映像フィルム1に対して後述するように構成された第
1の負荷ローラ112と第2の負荷ローラ114とから
走行負荷を作用した状態で、この映像フィルム1を水平
方向へと折り返した後、ガイドスプロケット12、サウ
ンドドラム13、ガイドスプロケット12、ガイドロー
ラ14の映像フイルム走行路に沿って走行させ、映像フ
イルム送出口110Bからデジタル映写装置40へと供
給する。
【0083】映像フイルム走行路には、ガイドスプロケ
ット12の外周部に第1のテンションローラ15及び第
4のテンションローラ18とが配設され、ガイドスプロ
ケット12とサウンドドラム13との間には引張りスプ
リング19によって引っ張り合わされた第2のテンショ
ンローラ16及び第3のテンションローラ17とが配設
されている。また、サウンドドラム13には、光学読取
り装置20を構成するオプティカルファイバー21、対
物レンズ装置22及びCCDラインセンサー23がそれ
ぞれ配設されている。
【0084】走行負荷機構111を構成する第1の負荷
ローラ112及び第2の負荷ローラ114は、図13及
び図14に示すように、支軸部120と、この支軸部1
20上に回転自在に軸装されるガイドローラ部130と
から構成されている。支軸部120は、金属丸棒を削成
した支軸121と、一対の軸受け部材122A、122
Bによって支軸121上に回転自在に組み付けられたス
リーブ123とから構成されている。支軸121は、一
端側に設けられた取り付け用のねじ部124を介してア
ームバー113に片持ち支持され、この支軸121上に
軸方向に離間されて軸受け部材122がスナップリング
125によって軸方向に固定されて組み付けられてい
る。スリーブ123には、一端部に後述するローラ部1
30を係止するフランジ部126が一体に形成されると
ともに外周面には透孔127が穿設されている。
【0085】支軸121とスリーブ123との間には、
軸受け部材122を介挿することによって間隙部が構成
され、この間隙部にローラ係止部材128が組み込まれ
ている。ローラ係止部材128は、図13に示すよう
に、金属板ばね部材を支軸121の外径よりもやや大径
の略C字状に湾曲して形成した部材であり、外周部に突
出するようにして係止ピン129が組み付けられてい
る。ローラ係止部材128は、係止ピン129の先端が
スリーブ123に穿設した貫通孔127から突出露呈す
るようにして支軸121に組み付けられる。
【0086】ローラ部130は、アルミ合金材によって
形成されたローラ支持部材131と、このローラ支持部
材131の外周部に嵌着されたローラ部材132とから
構成されている。ローラ支持部材131は、スリーブ1
23の外径とほぼ等しい内径を有する筒状に形成されて
おり、内周面にはスリーブ123の貫通孔127から突
出露呈された係止ピン129が係合する係合溝132が
凹設されている。
【0087】ローラ部材132は、弾力性を有する合成
樹脂材料、例えばポリウレタン樹脂によってロール状基
体を成形するとともに、その外周部に弱粘着性を有する
耐水物質、例えばシリコーン樹脂等を塗布或いは浸潤さ
せることによって、外周部に弱粘着層が形成されて構成
されている。このローラ部材132は、その内孔がロー
ラ支持部材131の外径よりも僅かに小径とされること
によって、このローラ支持部材131の外周部にきつく
嵌着されている。
【0088】上述したローラ部材132が外周部に嵌着
されたローラ支持部材131は、スリーブ123の外周
部に嵌合される。ローラ支持部材131は、スリーブ1
23の軸方向に沿って押し込まれることによって、開口
縁がスリーブ123の表面に突出露呈していた係止ピン
129と相対係合するが、なおも強く押し込まれること
によってローラ係止部材128を中心方向に弾性変形さ
せて係止ピン129をスリーブ123の内方へと後退さ
せる。そして、ローラ支持部材131は、係合溝132
が貫通孔127に対応する位置までスリーブ123の軸
方向に沿って押し込まれると、ローラ係止部材128が
弾性復帰して係止ピン129を貫通孔127からスリー
ブ123の外方へと突出露呈させて係合溝132と相対
係合させることによって、スリーブ123上に軸装され
る。
【0089】映像フイルム自動供給・巻取り装置50か
ら供給された映像フイルム1は、第1の負荷ガイドロー
ラ112及び第2の負荷ガイドローラ114の外周部に
形成した弱粘着層に貼り付いた状態で走行される。これ
ら負荷ガイドローラ112、114は、外周部の弱粘着
層が、映像フイルム走行路を走行する映像フイルム1に
対して走行負荷を作用させる。したがって、映像フイル
ム1は、安定した状態でデジタルサウンド信号再生装置
110内の映像フイルム走行路を走行し、サウンドドラ
ム13の外周部を折り返す過程で、このサウンドドラム
13に付設した光学読み取り装置20によって、デジタ
ルサウンド信号記録部5A、5Bに記録されたデジタル
サウンド信号が正確に読取り、再生される。
【0090】実施例デジタルサウンド信号再生装置11
0は、映像フィルム1の表面に付着したゴミや埃等を、
この映像フィルム1が第1の負荷ガイドローラ112と
第2の負荷ガイドローラ114との間に挟み込まれて走
行する際に、外周部に形成した弱粘着層に付着させて除
去する。このようにして、負荷ガイドローラ112、1
14は、映像フィルム1の表面に付着したゴミや埃等の
清掃機能も奏するが、表面がひどく汚れた場合には、支
軸部120からローラ部130を取り外してクリーニン
グが行なわれる。
【0091】すなわち、第1の負荷ガイドローラ112
を支持するアームバー113は、掛け合わせたテンショ
ンスプリング115が取り外し或いはその弾性力に抗し
て回動されることにより、第1の負荷ガイドローラ11
2と第2の負荷ガイドローラ114とをフリーな状態と
する。しかる後、これら第1の負荷ガイドローラ112
と第2の負荷ガイドローラ114は、それぞれローラ部
130のローラ支持部材131が支軸部120のスリー
ブ123に沿って強く引かれる。
【0092】これによって、ローラ支持部材131は、
ローラ係止部材128が中心方向に弾性変形されて係止
ピン129をスリーブ123の内方へと後退させ、この
係止ピン129と係合溝132との係合状態が解除され
ることによって、スリーブ123から抜き取られる。こ
のようにして抜き取られたローラ部130のローラ部材
133は、その表面に例えば粘着力のより大きい粘着テ
ープがあてがわれたり、水洗いされることによって、付
着したゴミや埃が除去されてクリーニングが行われる。
なお、クリーニングが行われたローラ部130は、再び
支軸部120に装着される。
【0093】なお、上述した負荷ガイドローラ112、
114は、ローラ部130をそれぞれ弾性変形自在な合
成樹脂材料によって成形したことにより、これら負荷ガ
イドローラ112、114を弾性変形させながらクリー
ニング作業を行うことが可能とされる。したがって、負
荷ガイドローラ112、114は、クリーニング作業に
際して、その都度ローラ部130を支軸部120から取
り外すといった手間が省略され、走行負荷機構111を
アームバー113及びテンションスプリング115を備
えずに構成してもよい。
【0094】以上のように構成した第5の実施例デジタ
ルサウンド信号再生装置110においては、映像フィル
ム走行路を走行する映像フィルム1に対して走行負荷を
付与する走行負荷機構111を第1の負荷ガイドローラ
112、第2の負荷ローラ114、アームバー113及
びテンションスプリング115によって構成したが、本
発明はかかる走行負荷機構111に限定されるものでは
無く、以下のように種々展開される。
【0095】すなわち、例えば、第1のガイドローラ部
は、ゴム等の弾性材料によって成形した一対のガイドロ
ーラよって構成され、これらガイドローラをテンション
スプリングによって弾持する。勿論、テンションスプリ
ングは、デジタルサウンド信号再生装置への映像フィル
ム1の引き込み駆動源を構成するデジタル映写装置40
の駆動スプロケット41が一定速度で円滑に回転駆動さ
れる範囲で、映像フィルム1を挟持して、この映像フィ
ルム1に走行負荷を作用させる弾性力を有するものとす
る。
【0096】さらに、外周部に弱粘着層が形成された負
荷ガイドローラは、映像フィルム走行路のサウンドドラ
ム13が配設された供給側に位置して少なくとも1個配
設することによって、映像フィルム1を安定した状態で
走行可能とするものであり、第1のガイドローラ部以外
の箇所に適宜配設することができる。
【0097】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る映写機用デジタルサウンド信号再生装置によれば、や
や離間して配置された映像フイルム自動供給・巻取り装
置から繰り出されることによって不安定な状態で供給さ
れる映像フィルムは、映像フィルム走行路のデジタルサ
ウンド信号読取り手段の前段側に配設した走行負荷手段
を有する映像フイルム走行調整装置から走行負荷を作用
されることにより、安定した状態でデジタルサウンド信
号読取り手段へと走行される。したがって、映写機用デ
ジタルサウンド信号再生装置は、デジタルサウンド信号
読取り手段によって、映像フィルムのデジタルサウンド
信号記録部に記録されたデジタルサウンド信号をクロッ
クずれ等を生じること無く、正確に読取り、再生する。
【0098】また、本発明に係る映写機用デジタルサウ
ンド信号再生装置によれば、映像フイルム走行調整装置
を電磁ブレーキ装置によって構成し、映像フィルムの走
行状態、走行速度等に応じてブレーキ力を調整可能とし
たことにより、映像フイルムの走行状態の調整は、映写
途中においても実施することができる。
【0099】さらに、本発明に係る映写機用デジタルサ
ウンド信号再生装置によれば、映像フイルム走行調整装
置をガイドスプロケットに付設したことにより、作用さ
れる走行負荷によって映像フイルムの表面が擦れて損傷
するといった不都合が発生することは無い。
【0100】さらにまた、本発明に係る映写機用デジタ
ルサウンド信号再生装置によれば、走行負荷手段を外周
部に弱粘着層を形成した走行ガイドローラによって構成
したことにより、従来装置の仕様とほぼ同一の簡易な構
造とされ、しかも走行動作中に映像フィルムのクリーニ
ングも行われるため、良好な映写が行われかつ映像フィ
ルムの傷付きが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映写機用デジタルサウンド信号再
生装置の第1の実施例を示し、全体の概略構成を説明す
る構成図である。
【図2】同映写機用デジタルサウンド信号再生装置に備
えられる映像フイルム走行調整装置の縦断面図である。
【図3】同映写機用デジタルサウンド信号再生装置が用
いられるデジタルサウンド映写システムの全体の概略構
成を説明する構成図である。
【図4】同デジタルサウンド映写システムを構成する映
像フイルム自動供給・巻取り装置の斜視図である。
【図5】同映像フイルム自動供給・巻取り装置に備えら
れる繰出し調整装置の斜視図である。
【図6】デジタルサウンド映写システム用の映像フィル
ムの要部平面図である。
【図7】同映像フィルムのデジタルサウンド信号記録部
に記録されたデジタルサウンド信号を読取り、再生する
光学読取り装置の構成を説明する構成図である。
【図8】本発明に係る映写機用デジタルサウンド信号再
生装置の第2の実施例を示し、全体の概略構成を説明す
る構成図である。
【図9】同映写機用デジタルサウンド信号再生装置に備
えられる映像フイルム走行調整装置の構成を説明するブ
ロック図である。
【図10】本発明に係る映写機用デジタルサウンド信号
再生装置の第3の実施例を示し、全体の概略構成を説明
する構成図である。
【図11】本発明に係る映写機用デジタルサウンド信号
再生装置の第4の実施例を示し、全体の概略構成を説明
する構成図である。
【図12】本発明に係る映写機用デジタルサウンド信号
再生装置の第5の実施例を示し、全体の概略構成を説明
する構成図である。
【図13】同映写機用デジタルサウンド信号再生装置に
備えられる映像フイルム走行負荷装置の構成を説明する
分解斜視図である。
【図14】同映像フイルム走行負荷装置の縦断面図であ
る。
【図15】従来の映写機用デジタルサウンド信号再生装
置の全体の概略構成を説明する構成図である。
【符号の説明】
1 映像フィルム 2 映像コマ 3 パーホレーション 5 デジタルサウンド信号記録部 10 デジタルサウンド信号再生装置 10A 映像フィルム供給口 10B 映像フィルム送出口 11、14 ガイドローラ 12 ガイドスプロケット 13 サウンドドラム 15乃至18 テンションローラ 20 光学読取り装置(デジタルサウンド信号読取り手
段) 22 オプティカルファイバー 23 対物レンズ装置 24 CCDラインセンサー 30 映像フィルム走行調整装置(電磁ブレーキ装置) 34 ステータ 35 ロータ 40 デジタル映写装置 50 映像フイルム自動供給・巻取り装置 55 繰出し調整装置 56 巻取り調整装置 85 ポテンショメータ 87 ドライバー回路 88 比較器 111 走行負荷機構 112、114 負荷ガイドローラ 120 支軸部 130 ローラ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行ガイド手段とともに映像フイルム走
    行路の一部を構成し、映像フィルム供給装置から供給さ
    れた映像フィルムが周回して走行するサウンドドラム
    と、 このサウンドドラムに付設され、映像フィルムのデジタ
    ルサウンド信号記録部に記録されたデジタルサウンド信
    号を読取り、再生するデジタルサウンド信号読取り手段
    と、 サウンドドラムに対して少なくとも映像フィルム走行路
    の前段に位置して配設され、デジタルサウンド信号読取
    り手段に供給される映像フイルムに走行負荷を作用させ
    て走行状態を安定化する走行負荷手段を有する映像フィ
    ルム走行調整装置とを備える映写機用デジタルサウンド
    信号再生装置。
  2. 【請求項2】 映像フィルム走行調整装置の走行負荷手
    段は、映像フィルム走行路を構成する走行ガイド手段に
    付設した電磁ブレーキ手段であることを特徴とする請求
    項1記載の映写機用デジタルサウンド信号再生装置。
  3. 【請求項3】 走行負荷手段が設けられた走行ガイド手
    段は、サウンドドラムと互いに平行な状態で配設され映
    像フィルムのサウンドドラムへの入力側部分とサウンド
    ドラムからの出力側部分のパーホレーションにそれぞれ
    係合して走行ガイドする走行ガイドスプロケットである
    ことを特徴とする請求項2記載の映写機用デジタルサウ
    ンド信号再生装置。
  4. 【請求項4】 映像フィルム走行路を構成する複数個の
    ガイドローラのうちの1個であり、弾性手段によって一
    方側に付勢された支持レバーに回転自在に支持されたガ
    イドローラと、 支持レバーの支軸に設けられた支持レバーの回動位置検
    出手段と、 この回動位置検出手段によって検出された支持レバーの
    変位位置と標準位置とを比較し、両位置の差分の制御出
    力を送出して走行負荷手段を制御する制御部とによって
    映像フィルム走行調整装置を構成したことを特徴とする
    請求項1記載の映写機用デジタルサウンド信号再生装
    置。
  5. 【請求項5】 走行負荷手段は、映像フィルムが走行す
    る外周部が弱粘着層によって構成された少なくとも1個
    の走行ガイドローラであることを特徴とする請求項1記
    載の映写機用デジタルサウンド信号再生装置。
JP6166031A 1993-09-24 1994-06-24 映写機用デジタルサウンド信号再生装置 Pending JPH1138527A (ja)

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AU76665/94A AU7666594A (en) 1993-09-24 1994-09-22 Digital sound signal reproducing device for motion-picture projector
PCT/JP1994/001568 WO1995008789A1 (en) 1993-09-24 1994-09-22 Digital sound signal reproducing device for motion-picture projector
US08/436,380 US5596380A (en) 1993-09-24 1994-09-22 Digital sound signal reproducing apparatus for projector

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