JPH1142463A - シートの防汚処理システム - Google Patents
シートの防汚処理システムInfo
- Publication number
- JPH1142463A JPH1142463A JP9154146A JP15414697A JPH1142463A JP H1142463 A JPH1142463 A JP H1142463A JP 9154146 A JP9154146 A JP 9154146A JP 15414697 A JP15414697 A JP 15414697A JP H1142463 A JPH1142463 A JP H1142463A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- antifouling
- antifouling treatment
- roll
- dipping roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
Abstract
優れ、汚れ防止剤の消費量が少なくて済むシートの防汚
処理システムを提供する。 【解決手段】 帯状のシート(S1,S2)を所定の張
力で掛け渡して、該シートを防汚槽4内の防汚処理溶液
3に浸漬させるディッピングロール5と、上記シートを
上記ディッピングロール5を介して送出回収するシート
送出回収機構2とを備える。防汚槽4の防汚処理溶液3
の液面位置は、上記シートが上記ディッピングロール5
から接触あるいは離脱を開始する地点のうち、防汚槽4
の底面に近い地点よりも低くなるように調節され、上記
ディッピングロール5は、該シートの少なくとも両側端
部のシート面と該ディッピングロール5のロール面との
間に防汚処理溶液3が入りこまない程度の密着度で、該
シートを掛け渡すように形成されている。
Description
ト表面に汚れが付着するの防止するために、汚れ防止の
ための処理を施すシートの防汚処理システムに関するも
のである。
のディスプレイ装置の表示画面には、反射防止等の目的
で偏光フィルム等が接着剤等によって貼着されている。
この偏光フィルム等は、反射率を低く抑えることが望ま
れているが、反射率を低く抑えれば、フィルム表面に付
着した汚れが目立ちやすくなり、結果として、表示品位
が低下するという問題が生じる。
防止するために、フッ素系、シリコン系のカップリング
剤等の汚れ防止剤(以下、防汚剤と称する)を含有する
防汚処理溶液を塗布してフィルム表面をコーティングし
ている。これにより、偏光フィルム表面への汚れの付着
を低減させて、表示品位を向上させている。
止に使用される防汚剤は、一般に、フッ素系、シリコン
系のシランカップリング剤等からなるので、例えばディ
スプレイ装置に貼着される偏光フィルムにおいては、該
偏光フィルムの裏面側、即ちディスプレイ装置の表示画
面との貼着面側に上記防汚剤が付着すると、貼着不良等
の問題が生じる。このため、偏光フィルムの裏面側には
防汚剤が付着しないようにする必要がある。
ーティング方法として、以下のような方法が提案されて
いる。
処理溶液を塗布してコーティングする方法。
る面とは反対面に、液侵入防止シートを着脱自在に貼着
した状態で、防汚処理溶液が満たされた防汚槽に偏光フ
ィルム全体を浸した後、防汚槽から引き揚げて、上記液
侵入防止シートを剥がす方法。
コーティング方法のうち上記(1)のハケ塗布方法で
は、偏光フィルム裏面には、防汚剤が付着しないように
できるものの、偏光フィルム表面に防汚剤の塗布むらが
生じ易く、しかも、偏光フィルムを一枚ずつ塗布するの
で、生産性が低いという問題が生じる。
は、防汚槽に偏光フィルム全体を浸漬させることによ
り、防汚剤をコーティングするようになっているので、
偏光フィルム1枚ずつ防汚剤を塗布してコーティングす
る上記(1)のハケ塗布方法に比べて、生産性は高くな
る。
方法では、一枚の偏光フィルムに防汚剤をコーティング
する際、偏光フィルムに対して液侵入防止シートを着脱
する必要がある。このため、偏光フィルムに液侵入防止
用シートを着脱するための工程が増えるので、偏光フィ
ルムに対する防汚剤のコーティングに要する全時間が長
くなるという問題が生じる。
は、片面に液侵入防止シートを貼着した状態で防汚槽内
の防汚処理溶液に浸漬されるので、偏光フィルムの裏面
側、即ち液侵入防止シート貼着面側にも防汚処理溶液が
付着する。このため、上記(1)のように片面のみに防
汚処理溶液を塗布する場合に比べて、防汚処理溶液の消
費量が多くなるという問題が生じる。
なされたもので、その目的は、シートの片面への防汚処
理に際し、生産性に優れ、汚れ防止剤の消費量が少なく
て済むシートの防汚処理システムを提供することにあ
る。
処理システムは、上記の課題を解決するために、シート
の片側面に対して防汚処理を施すシートの防汚処理シス
テムであって、防汚処理溶液が所定の液面位置まで満た
された防汚槽と、帯状のシートを所定の張力で掛け渡し
て、該シートを上記防汚槽内の防汚処理溶液に浸漬させ
るディッピングロールと、上記シートを上記ディッピン
グロールを介して送出回収するシート送出回収手段とを
備え、上記防汚槽の防汚処理溶液の液面位置は、上記シ
ート送出回収手段によって送出されるシートが上記ディ
ッピングロールに接触する直後の地点、あるいは回収さ
れるシートが上記ディッピングロールから離脱する直前
の地点のうち上記防汚槽の底面に近い地点よりも低くな
るように調節され、上記ディッピングロールは、長手方
向の長さが上記シートの幅よりも長く、且つ上記シート
の少なくとも両側端部のシート面と該ディッピングロー
ルのロール面との間に防汚処理溶液が入りこまない程度
の密着度で、該シートを掛け渡すように形成されている
ことを特徴としている。
液の液面位置が、シートがディッピングロールに接触を
開始する直後の地点、あるいはシートがディッピングロ
ールから離脱する直前の地点のうち、防汚槽の底面に近
い地点よりも低くなるように調節されているので、ディ
ッピングロールに掛け渡されたシートが、防汚槽内の防
汚処理溶液に浸漬された状態で、ディッピングロールの
長手方向のロール面上部から防汚処理溶液が入り込まな
くなる。
の長さが上記シートの幅よりも長く、且つ上記シートの
少なくとも両側端部のシート面と該ディッピングロール
のロール面との間に防汚処理溶液が入りこまない程度の
密着度で、該シートを掛け渡すように形成されているの
で、ディッピングロールに掛け渡されたシートが、防汚
槽内の防汚処理溶液に浸漬された状態で、シートの両側
端部のシート面と該ディッピングロールのロール面との
間から防汚処理溶液が入り込まなくなる。
により防汚処理溶液に浸漬された場合、従来のように、
シートの防汚処理面とは反対面(裏面)に液侵入防止シ
ートを貼着しなくても、シートの裏面には防汚処理溶液
が付着せず、防汚処理面にのみ防汚処理溶液をコーティ
ングすることができる。
によって、ディッピングロールを介して送出回収される
ので、未処理シートに対して連続して防汚処理を施すこ
とができると共に、処理済シートを連続して回収するこ
とができる。このため、所定サイズのシートに対して一
枚ずつ防汚処理する場合に比べて、生産性の向上が図れ
る。
際、シートの裏面に、従来のような液侵入防止シートを
貼着する必要がないので、この貼着工程を省略すること
ができる。しかも、シートが防汚処理溶液に浸漬される
のは、片面のみであるので、従来のようにシートの片面
に液侵入防止シートを貼着した状態で防汚処理溶液に浸
漬した場合のようにシート両面に防汚処理溶液がつく場
合よりも防汚処理溶液の消費量を低減することができ
る。
上記の課題を解決するために、請求項1の構成に加え
て、ディッピングロールには、上記シートの少なくとも
両側端部のシート面と該ディッピングロールのロール面
との境界面を含む領域にシール材が形成されていること
を特徴としている。
えて、ディッピングロールには、上記シートの少なくと
も両側端部のシート面と該ディッピングロールのロール
面との境界面を含む領域にシール材が形成されているこ
とで、シートの少なくとも両側端部のシート面と該ディ
ッピングロールのロール面との境界面からの防汚処理溶
液の侵入を防止することができる。
るために、ディッピングロールにシール材を形成してい
るので、ディッピングロールとシートとの密着性をシー
ル材に接触している部分だけ考慮すれば良い。
との密着性を向上させるために、該ディッピングロール
の平滑度を向上させるための加工処理を施す必要がな
く、しかも、ディッピングロールとシートとの密着性を
シール材に接触している部分だけ考えれば良いので、該
ディッピングロールの素材としては、金属、樹脂、ゴム
等の何れのものであっても良い。
上記の課題を解決するために、請求項1の構成に加え
て、ディッピングロールは、上記シートの掛け渡したシ
ート対応領域のうち、上記シートの少なくとも両側端部
のシート面と該ディッピングロールのロール面との境界
面を含む領域のロール径が、他のシート対応領域のロー
ル径よりも大きくなるように形成されていることを特徴
としている。
えて、ディッピングロールは、上記シートの掛け渡した
シート対応領域のうち、上記シートの少なくとも両側端
部のシート面と該ディッピングロールのロール面との境
界面を含む領域のロール径が、他のシート対応領域のロ
ール径よりも大きくなるように形成されていることで、
シートの少なくとも両側端部のシート面と該ディッピン
グロールのロール面との境界面からの防汚処理溶液の侵
入を防止することができる。
るために、ディッピングロールのロール径を変化させて
いるだけなので、シートの少なくとも両側端部のシート
面と該ディッピングロールのロール面との境界面のロー
ル径だけ考慮すれば良い。
との密着性を向上させるために、該ディッピングロール
の平滑度を向上させるための加工処理を施す必要がな
く、しかも、ディッピングロールとシートとの密着性を
特に考慮しなくても良いので、該ディッピングロールの
素材としては、金属、樹脂、ゴム等の何れのものであっ
ても良い。
上記の課題を解決するために、請求項1ないし3の何れ
かの構成に加えて、防汚槽には、上記ディッピングロー
ルからシートが回収される際、該シートが離脱される直
前の領域に、防汚処理溶液に浸漬されたシートを介して
該ディッピングロールに圧接して、上記シート上の余分
な防汚処理溶液を切る液切手段が設けられていることを
特徴としている。
何れの作用に加えて、液切手段によって、シート上の余
分な防汚処理溶液が切られるので、シートに防汚処理溶
液がコーティングに必要な最小限の溶液で済む。これに
より、防汚処理溶液の消費量を軽減することができるの
で、シートの防汚処理に係る費用を低減することができ
る。
上記の課題を解決するために、シートの片側面に対して
防汚処理を施すシートの防汚処理システムにおいて、防
汚処理溶液が所定の液面位置まで満たされた防汚槽と、
少なくとも片側の面が粘着性を有し、この粘着面に所定
サイズのシートを着脱自在に密着して該シートを防汚槽
に搬送する帯状のキャリアフィルムと、上記キャリアフ
ィルムを所定の張力で掛け渡して、該キャリアフィルム
を上記防汚槽内の防汚処理溶液に浸漬させるディッピン
グロールと、上記キャリアフィルムを上記ディッピング
ロールを介して送出回収するフィルム送出回収手段とを
有していることを特徴としている。
がキャリアフィルムに着脱自在に密着されているので、
キャリアフィルムがディッピングロールにより防汚槽の
防汚処理溶液に浸漬された場合、シートの裏面、即ちキ
ャリアフィルムへの貼着面に、防汚処理溶液が付着せ
ず、シートの表面、即ち防汚処理面側にのみ防汚処理溶
液がコーティングされる。
ピングロールにより防汚処理溶液に浸漬された場合、従
来のように、シートの防汚処理面とは反対面(裏面)に
液侵入防止シートを貼着しなくても、シートの裏面には
防汚処理溶液が付着せず、防汚処理面にのみ防汚処理溶
液をコーティングすることができる。
送出回収手段によって、ディッピングロールを介して送
出回収されるので、未処理シートに対して連続して防汚
処理を施すことができると共に、処理済シートを連続し
て回収することができる。このため、所定サイズのシー
トに対して一枚ずつ防汚処理する場合に比べて、生産性
が向上できる。
処理を施す際、シートをキャリアフィルムに着脱自在に
密着するだけで、シートが防汚処理溶液に浸漬されるの
は、片面のみである。これにより、従来のようにシート
の片面に液侵入防止シートを貼着した状態で防汚処理溶
液に浸漬した場合のようにシート両面に防汚処理溶液が
つく場合よりも防汚処理溶液の消費量を低減することが
できる。
上記の課題を解決するために、請求項5の構成に加え
て、防汚槽の防汚処理溶液の液面位置は、上記シート送
出回収手段によって移送されるシートが上記ディッピン
グロールに接触する直後の地点、あるいは回収されるシ
ートが上記ディッピングロールから離脱する直前の地点
のうち上記防汚槽の底面に近い地点よりも低くなるよう
に調節され、上記ディッピングロールは、長手方向の長
さが上記キャリアフィルムの幅よりも長く、且つ上記キ
ャリアフィルムの少なくとも両側端部のシート密着面と
該ディッピングロールのロール面との間に防汚処理溶液
が入りこまない程度の密着度で、該キャリアフィルムを
掛け渡すように形成されていることを特徴としている。
えて、防汚槽の防汚処理溶液の液面が、キャリアフィル
ムがディッピングロールに接触を開始する直後の地点、
あるいはキャリアフィルムがディッピングロールから離
脱する直前の地点のうち、防汚槽の底面に近い地点より
も低くなるように調節されているので、ディッピングロ
ールに掛け渡されたキャリアフィルムが、防汚槽内の防
汚処理溶液に浸漬された状態で、ディッピングロールの
長手方向のロール面上部から防汚処理溶液が入り込まな
くなる。
の長さが上記キャリアフィルムの幅よりも長く、且つ上
記キャリアフィルムの少なくとも両側端部のフィルム面
と該ディッピングロールのロール面との間に防汚処理溶
液が入りこまない程度の密着度で、該キャリアフィルム
を掛け渡すように形成されているので、ディッピングロ
ールに掛け渡されたキャリアフィルムが、防汚槽内の防
汚処理溶液に浸漬された状態で、キャリアフィルムの両
側端部のフィルム面と該ディッピングロールのロール面
との間から防汚処理溶液が入り込まなくなる。
ングロールにより防汚処理溶液に浸漬された場合、キャ
リアフィルムのシートの貼着面とは反対側の面には、防
汚処理溶液が付着せず、シートの貼着面側のみに防汚処
理溶液が付着することになる。このため、防汚処理溶液
の消費量を低減することができ、シートの防汚処理に係
る費用を低減することができる。
上記の課題を解決するために、請求項5または6の構成
に加えて、シートは、キャリアフィルム上に密着される
際、該キャリアフィルムの幅方向端部側から所定幅だけ
はみ出して載置されることを特徴としている。
作用に加えて、キャリアフィルム上のシートが、該キャ
リアフィルムの幅方向端部側から所定幅だけはみ出して
載置されているので、防汚処理後のシートをキャリアフ
ィルムから剥がすときに、上記シートのはみ出し部分を
利用して剥がせば、簡単にシートをキャリアフィルムか
ら剥がすことができる。これにより、防汚処理済のシー
トの回収を効率良く行うことができるので、シートの防
汚処理における生産性を向上させることができる。
いし図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。
尚、本実施の形態では、防汚処理するシートとして、偏
光フィルムを用いる。
テム、図1に示すように、シートに対して防汚処理を施
す防汚処理装置1と、防汚処理されていないシート(以
下、未処理シートと称する)S1を防汚処理装置1まで
送り出し、防汚処理装置1にて処理されたシート(以
下、処理済シートと称する)S2を回収するシート送出
回収手段としてのシート送出回収機構2とで構成されて
いる。但し、以下の説明において、未処理シートS1あ
るいは処理済シートS2に特定しない場合には、単にシ
ートと称して説明する。
理を施すための防汚処理溶液3が所定の液面位置まで満
たされた防汚槽4と、防汚槽4内の防汚処理溶液3に未
処理シートS1を浸漬させるディッピングロール5とが
設けられている。尚、この防汚処理装置1の詳細につい
ては、後述する。
1を巻回し、防汚処理装置1に未処理シートS1を送り
出す巻出ロール6と、防汚処理装置1にて防汚処理され
た処理済シートS2を巻き取る巻取ロール7とを有して
いる。つまり、シート送出回収機構2は、シートを上記
ディッピングロール5を介して送出回収するようになっ
ている。
との間には、巻出ロール6から巻き出された未処理シー
トS1を支持する未処理側支持ローラ8a,8b,8c
が配置されている。一方、ディッピングロール5と巻取
ロール7との間には、防汚処理装置1にて防汚処理され
た処理済シートS2を支持する処理済側支持ローラ9
a,9b,9c,9dが配置されている。
の駆動装置により回転駆動されるようになっている。一
方、上記ディッピングロール5、巻出ロール6、未処理
側支持ローラ8a〜8cおよび処理済側支持ローラ9a
〜9dは、巻取ロール7の回転に従動して回転する従動
ローラからなっている。尚、上記ディッピングロール
5、巻出ロール6、未処理側支持ローラ8a〜8cおよ
び処理済側支持ローラ9a〜9dは、従動ローラに限定
されず、それぞれが独立に回転駆動するローラにより構
成されても良い。
未処理側支持ローラ8bに未処理シートS1を介して所
定の押圧力によって圧接するニップロール10が配置さ
れている。これにより、未処理側支持ローラ8bとニッ
プロール10とで形成されるニップと巻取ロール7との
間において、シートに対して所定の張力を付与するよう
になっている。
いし4を参照しながら以下に説明する。
ように、例えばフッ素系、シリコン系等のカップリング
剤等の防汚剤からなる防汚処理溶液3を貯蔵する防汚槽
4と、防汚処理溶液3にシートを浸漬させるディッピン
グロール5とを有している。
は、フロート11によって液レベル(液面)Lが一定に
保たれるようになっている。つまり、防汚処理溶液3が
所定量から少なくなると、フロート11も防汚処理溶液
3の液面と共に下がる。そして、上記フロート11が所
定の液面位置よりも低い位置に達すると、該フロート1
1に連結された溶液補給装置(図示せず)から、防汚処
理溶液3が防汚槽4に供給される。このとき、防汚槽4
に供給される防汚処理溶液3によって、フロート11が
所定の液面位置に達すると、防汚処理溶液3の供給が停
止される。このようにして、防汚槽4内では、常に、防
汚処理溶液3が一定の液レベルを保つように制御され
る。
は、ディッピングロール5に未処理シートS1が接触す
る直後のポイント(地点)X1と、該ディッピングロー
ル5から処理済シートS2が離脱する直前のポイント
(地点)X2との何れか防汚槽4の底面4aに近いポイ
ントよりも低くなるように設定されている。
3の液レベルLの上限を設定することで、シートがディ
ッピングロール5によって防汚処理溶液3内に浸漬され
た場合に、ディッピングロール5とシートとの離脱境界
領域、即ちポイントX1,X2から該シートのディッピ
ングロール5への接触面側に防汚処理溶液3が流れ込ま
ないようになっている。
は、ディッピングロール5が防汚処理溶液3に浸漬さ
れ、シートに対して防汚処理が施せる程度の液レベルと
なるように設定されている。本実施の形態では、ディッ
ピングロール5のロール面の最下端から約10mm程度
上側を、防汚処理溶液3の液レベルLの下限としてい
る。
1の他に、上記ディッピングロール5のシート送り出し
方向下流側、即ち、ディッピングロール5から処理済シ
ートS2が離脱する直前の領域に、処理済シートS2を
介して上記ディッピングロール5の長手方向に平行に接
触し、処理済シートS2上に付着した余分な防汚処理溶
液3を切るための液切手段としての液切ローラ12が設
けられている。
回転自在に軸支され、ディッピングロール5の回転に従
動するフリーローラであり、ゴム等の弾性部材によって
構成されている。この液切ローラ12によって、シート
上の余分な防汚処理溶液3が切られるので、コーティン
グに必要な最小限の防汚処理溶液3で済む。これによ
り、防汚処理溶液3の消費量を軽減することができるの
で、シートの防汚処理に係る費用を低減することができ
る。
切ローラ12について説明したが、これに限定されるも
のではなく、処理済シートS2上に付着した余分な防汚
処理溶液3を切るための手段であれば、どのようなもの
でも良い。他の液切手段として、例えば、ディッピング
ロール5の長手方向に平行に接触するハケや、ヘラ等の
部材を用いても良い。
溶液3の揮散防止や飛散防止の為に種々の手段が設けら
れている。
面4aには、複数の冷却用パイプ13…がディッピング
ロール5の長手方向に平行に埋設されている。この冷却
用パイプ13に冷却水を流すことにより、防汚処理溶液
3を防汚槽4の底面4a側から冷却するようになってい
る。これにより、防汚処理溶液3の温度上昇による揮散
を防止している。
には、それぞれディッピングロール5の長手方向と平行
な板状部材14・14が設けられている。この板状部材
14は、図中の矢印方向、即ちディッピングロール5に
向かう方向から遠ざかる方向に移動自在に設けられてい
る。
時、シートに接触しないようにディッピングロール5側
に傾いた状態で支持される。これにより、防汚槽4内の
防汚処理溶液3の上面側から外部への防汚処理溶液3の
飛散を防止している。一方、ディッピングロール5等を
取り外す等の防汚処理装置1のメンテナンスを行う場
合、上記板状部材14は、図中、二点鎖線で示すよう
に、ディッピングロール5から遠ざかる位置に移動した
状態で保持される。
よって軸支された円柱状の金属ローラからなり、図3に
示すように、該ディッピングロール5に掛け渡したシー
トの少なくとも両側端部のシート面と該ディッピングロ
ール5のロール面との境界面を含む領域にポリ四フッ化
エチレンなどのフッ素樹脂のテープ、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体フィルム等からなるシール材15・15が
それぞれ巻回されている。尚、図3において、説明の便
宜上、上記板状部材14・14は省略している。
ように、外端部15aが未処理シートS1および処理済
シートS2のシート幅W1よりも外側となる位置、内端
部15bがシート幅W1よりも内側となる位置にくるよ
うに巻回されている。つまり、シール材15・15の外
端部15a・15a同士の距離W2と、シート幅W1
と、シール材15・15の内端部15b・15b同士の
距離W0との関係は、W2>W1>W0となる。
と該ディッピングロール5のロール面との境界面が、密
着状態となり、防汚処理溶液3がこの境界面からシール
とディッピングロール5との接触面側に入り込むのを防
ぐことができる。
るために、ディッピングロール5にシール材15・15
を形成しているだけなので、ディッピングロール5とシ
ートとの密着性をシール材15・15に接触している部
分だけ考慮すれば良い。
トとの密着性を向上させるために、該ディッピングロー
ル5の平滑度を向上させるための加工処理を施す必要が
なく、しかも、ディッピングロール5とシートとの密着
性をシール材15・15に接触している部分だけ考えれ
ば良いので、該ディッピングロール5の素材としては、
金属、樹脂、ゴム等の何れのものであっても良い。
ディッピングロール5のロール面との境界面が、密着状
態となり、防汚処理溶液3がこの境界面からシールとデ
ィッピングロール5との接触面側に入り込むのを防ぐた
めの構成として、シール材15をディッピングロール5
に巻回する方法の他の方法について説明する。
ル25に示すようなロールがある。
け渡した領域のうち、上記シートの少なくとも両側端部
のシート面と該ディッピングロール25のロール面との
境界面を含む領域のロール径r2が、他の領域のロール
径r1よりも大きくなるように形成されている。
ングロール25との密着度が増して、シート面とロール
面との境界領域からの防汚処理溶液3の侵入を防ぐこと
ができるので、シートの少なくとも両側端部のシート面
と該ディッピングロールのロール面との境界面からの防
汚処理溶液3の侵入を防止することができる。
するために、ディッピングロールのロール径を変化させ
ているだけなので、ディッピングロール5とシートとの
密着性をシートの少なくとも両側端部のシート面と該デ
ィッピングロールのロール面との境界面のロール径だけ
考慮すれば良い。
トとの密着性を向上させるために、該ディッピングロー
ル5の平滑度を向上させるための加工処理を施す必要が
なく、しかも、ディッピングロール5とシートとの密着
性を特に考慮しなくても良いので、該ディッピングロー
ル5の素材としては、金属、樹脂、ゴム等の何れのもの
であっても良い。
けるシートの防汚処理動作について以下に説明する。
尚、本実施の形態において使用するシートは、巻出ロー
ル6に幅1m、長さ500mのシートが巻回された偏光
フィルムを使用する。そして、ディッピングロール5に
おいてシートに付与される張力を8kgfに調整し、そ
の搬送速度を2.0m/分に設定する。さらに、防汚処
理溶液3としては、化学式(1)
されるフッ素系のカップリング剤をパーフルオロヘキサ
ンに溶解した溶液(カップリング剤の濃度は0.05重
量%とする)を使用する。
理シートS1は、未処理側支持ローラ8aに掛け渡され
た後、未処理側支持ローラ8bとニップロール10とで
形成されるニップを通り、未処理側支持ローラ8cを経
てディッピングロール5に掛け渡される。そして、防汚
処理溶液3にディッピングロール5と共に浸漬される。
理溶液3に浸漬された未処理シートS1は、カップリン
グされて処理済シートS2となり、処理済側支持ローラ
9a〜9dに支持されて巻取ロール7に巻き取られる。
防汚処理システムでは、処理済シートS2を連続して回
収しているので、シートに対する防汚処理を連続して行
うことができる。これにより、所定サイズのシートに対
して一枚ずつ防汚処理する場合に比べて、生産性の向上
を図ることができる。
バッチ法との処理結果について、以下の表1および表2
に示す。尚、表1および表2において、本実施の形態の
シートの防汚処理システムにおける防汚処理の方法を連
続法と称し、所定サイズのシートに対して一枚ずつ防汚
処理する方法をバッチ法と称している。表1は、連続法
およびバッチ法において、シート表面に同一膜厚で防汚
膜をコーティングするために、設定した防汚処理条件を
示す。
シートの防汚処理面に防汚剤の塗布ムラが若干見られる
が、連続法では、防汚ムラは殆ど見られないことが分か
る。
単位、即ちシート1m2 当たりの防汚処理溶液3の消費
量が約1.5倍となっていることが分かる。
ティングを行うために、バッチ法では、カップリング剤
濃度が連続法に比べて、約2倍、防汚処理速度が約1/
5であることが分かる。
によれば、防汚ムラが無く、バッチ法に比べて、防汚速
度が早く、シートに防汚処理を施すことができる。しか
も、シートの防汚処理を施す際、シートの裏面に、従来
のような液侵入防止シートを貼着する必要がないので、
この貼着工程を省略することができる。
るのは、片面のみであるので、従来のようにシートの片
面に液侵入防止シートを貼着した状態で防汚処理溶液に
浸漬した場合のようにシート両面に防汚処理溶液がつく
場合よりも防汚処理溶液の消費量を低減することができ
る。
の搬送速度は、2.0m/分に設定したが、これに限定
されるものではなく、シート表面へのカップリング反応
の速度に応じて設定すれば良く、カップリング剤の種類
に応じて、例えば0.5m/分〜3m/分、好ましくは
0.5〜2.5m/分程度の範囲に設定すれば良い。
たシートに付与される張力は、8kgfとしてるが、こ
れに限定されるものではなく、下限は、シートとディッ
ピングロール5との密着度を考慮した力、上限は、張力
の増加によってシートの化学的機能が破壊される手前の
力とすれば良い。本実施の形態に使用される偏光フィル
ムを使用した場合、5kgf以上に設定すればシート
(偏光フィルム)とディッピングロール5との密着度に
関しては問題はない。
について、図6および図7に基づいて説明すれば以下の
通りである。尚、本実施の形態2で使用するシートは、
前記実施の形態1で使用した偏光フィルムと同様のもの
を使用する。しかしながら、本実施の形態2では、前記
実施の形態1と異なるのは、偏光フィルムとして帯状の
長いシートを用いるのではなく、予め所定サイズに裁断
されたシートを偏光フィルムとして用いる。
テムは、図6に示すように、シート51に対して防汚処
理を施す防汚処理装置31と、シート51が載置された
キャリアフィルムCを防汚処理装置31に送出して回収
するフィルム送出回収手段としてのフィルム送出回収機
構32とで構成されている。
処理を施すための防汚処理溶液33が所定の液面位置ま
で満たされた防汚槽34と、防汚槽34内の防汚処理溶
液33にシート51を浸漬させるディッピングロール3
5とが設けられている。
1と同じ構成とする。即ち、ディッピングロール35
は、ディッピングロール5に対応し、防汚処理溶液33
は防汚処理溶液3に対応し、防汚槽34は防汚槽4に対
応しているものとし、各部材について説明は省略する。
尚、防汚処理装置31は、ステージ50上に支持脚34
a・34aにて所定の高さに固定されている。
リアフィルムCを巻回し、防汚処理装置31に送り出す
巻出ロール36と、防汚処理装置31からのキャリアフ
ィルムCを巻き取って回収する巻取ロール37とを有し
ている。つまり、フィルム送出回収機構32は、シート
を上記ディッピングロール35を介して送出回収するよ
うになっている。
35との間には、巻出ロール36から巻き出された未処
理のシート51を載置したキャリアフィルムCを支持す
る未処理側支持ローラ38a,38b,38c,38
d,38eが配置されている。一方、ディッピングロー
ル35と巻取ロール37との間には、防汚処理装置31
にて防汚処理された処理済のシート51を載置したキャ
リアフィルムCを支持する処理済側支持ローラ39a,
39b,39c,39dが配置されている。
等の駆動装置により回転駆動されるようになっている。
一方、上記ディッピングロール35、巻出ロール36、
未処理側支持ローラ38a〜38eおよび処理済側支持
ローラ39a〜39dは、巻取ロール37の回転に従動
して回転する従動ローラからなっている。尚、上記ディ
ッピングロール35、巻出ロール36、未処理側支持ロ
ーラ38a〜38eおよび処理済側支持ローラ39a〜
39dは、従動ローラに限定されず、それぞれが独立に
回転駆動するローラにより構成されても良い。
該未処理側支持ローラ38dにキャリアフィルムCを介
して所定の押圧力によって圧接するニップロール40が
配置されている。これにより、シート51がキャリアフ
ィルムCに密着されるとともに、未処理側支持ローラ3
8dとニップロール40とで形成されるニップから巻取
ロール37の間において、キャリアフィルムCに対して
所定の張力を付与するようになっている。
を有し、この粘着面に所定サイズのシート51が着脱自
在に密着されるようになっている。このとき、シート5
1は、ディッピングロール35にて片面が防汚処理溶液
33に浸漬されるようにキャリアフィルムC上に載置さ
れる。
着力の範囲としては、50g/25mm幅〜250g/
25mm幅が望ましく、さらに望ましくは50g/25
mm幅〜150g/25mm幅である。上記キャリアフ
ィルムCとしては、例えば積水化学工業(株)の623
C等が好適である。
上に載置する際、図7に示すように、所定幅51a分だ
け該キャリアフィルムCからはみ出すようにして載置さ
れている。ここでは、キャリアフィルムCの幅が500
mmであるのに対して、載置するシート51の幅が50
0mmであり、シート51がキャリアフィルムCからは
み出す幅は、5〜10mmである。また、シート51の
長さは、724mmあるいは362mmである。
るだけ隙間が生じないように、連続的に積載する。この
とき、図中の●付近を指で摘むことにより、シート51
をキャリアフィルムC上に固定する。
くキャリアフィルムC上に載置するのは、シート51間
に隙間が生じると、防汚処理装置31において防汚処理
を施す際に、防汚処理溶液33の付着部分に段差が生じ
易くなるためである。このときのシート51の長さは7
24mmとする。但し、図6において、シート51がキ
ャリアフィルムC上に連続して載置されていることを明
確にするために、シート51間に若干隙間を設けて記載
している。
33が侵入しないように、キャリアフィルムCに対して
密着させる必要がある。このため、上記ステージ50上
には、図6に示すように、巻出ロール36から送り出さ
れるキャリアフィルムC上に搭載された未処理のシート
51の密着性を検査する反射クロス検品スタンド41
と、透過検品バックライト42とが配置されている。
いて、キャリアフィルムCに載置されたシート51に対
する防汚処理動作について、以下に説明する。
アフィルムとして、巻出ロール36に幅0.5m、長さ
1000mのシートが巻回された積水化学工業(株)の
623Cを用いる。そして、ディッピングロール35に
おいてシートに付与される張力を8kgfに調整し、そ
の搬送速度を2.0m/分に設定する。さらに、防汚処
理溶液33としては、前記実施の形態1で使用した防汚
処理溶液3と同じものを使用する。
て、巻出ロール36から巻き出されるキャリアフィルム
C上に、偏光フィルムであるシート51を連続して密着
載置する。その後、キャリアフィルムC上に載置された
シート51は、透過検品バックライト42によって背面
から光が照射され、キャリアフィルムCとの密着度が目
視により検査される。
フィルムCは、未処理側支持ローラ38a〜38cを介
して、未処理側支持ローラ38dとニップロール40と
で形成されるニップを通り、未処理側支持ローラ38e
を経てディッピングロール35に掛け渡される。そし
て、防汚処理溶液33にディッピングロール35と共に
浸漬される。
グロール35と共に防汚処理溶液33に浸漬されたシー
ト51を載置した状態で、処理済側支持ローラ39a〜
39dに支持されて巻取ロール37に巻き取られる。
防汚処理システムでは、防汚処理装置31に連続して送
出されて、防汚処理装置31から連続して回収されるキ
ャリアフィルムC上にシート51が連続して密着載置さ
れているので、シート51に対する防汚処理を連続して
行うことができる。これにより、所定サイズのシートに
対して一枚ずつ防汚処理する場合(バッチ法等の場合)
に比べて、生産性が向上できる。
のシート51がキャリアフィルムCに着脱自在に密着さ
れているので、キャリアフィルムCがディッピングロー
ル35により防汚槽34の防汚処理溶液33に浸漬され
た場合、シート51の裏面、即ちキャリアフィルムCへ
の貼着面に、防汚処理溶液33が付着せず、シート51
の表面、即ち防汚処理面側にのみ防汚処理溶液33がコ
ーティングされる。
ィッピングロール35により防汚処理溶液に浸漬された
場合、従来のように、シートの防汚処理面とは反対面
(裏面)に液侵入防止シートを貼着しなくても、シート
の裏面には防汚処理溶液が付着せず、防汚処理面にのみ
防汚処理溶液をコーティングすることができる。
ム送出回収機構32によって、ディッピングロール35
を介して送出回収されるので、未処理のシート51に対
して連続して防汚処理を施すことができると共に、処理
済のシート51を連続して回収することができる。この
ため、所定サイズのシート51に対して一枚ずつ防汚処
理する場合に比べて、生産性が向上できる。
防汚処理を施す際、シート51をキャリアフィルムCに
着脱自在に密着するだけで、シート51が防汚処理溶液
に浸漬されるのは、片面のみである。これにより、従来
のようにシートの片面に液侵入防止シートを貼着した状
態で防汚処理溶液に浸漬した場合のようにシート両面に
防汚処理溶液がつく場合よりも防汚処理溶液の消費量を
低減することができる。
1が、該キャリアフィルムCの幅方向端部側から所定幅
だけはみ出して載置されているので、防汚処理後のシー
ト51をキャリアフィルムCから剥がすときに、上記シ
ート51のはみ出し部分51aを利用して剥がせば、簡
単にシート51をキャリアフィルムCから剥がすことが
できる。これにより、防汚処理済のシート51の回収を
効率良く行うことができるので、シート51の防汚処理
における生産性を向上させることができる。
aは、キャリアフィルムCに密着されないので、該シー
ト51を防汚槽34の防汚処理溶液33に浸漬した場
合、両面に防汚処理溶液33が付着することになる。し
かしながら、このはみ出し部分51aは、シート51が
偏光フィルムとして使用される場合に、最終的に除去さ
れるので、ディスプレイ装置への貼着等に影響を及ぼさ
ない。
テムは、以上のように、シートの片側面に対して防汚処
理を施すシートの防汚処理システムであって、防汚処理
溶液が所定の液面位置まで満たされた防汚槽と、帯状の
シートを所定の張力で掛け渡して、該シートを上記防汚
槽内の防汚処理溶液に浸漬させるディッピングロール
と、上記シートを上記ディッピングロールを介して移送
回収するシート移送回収手段と、上記防汚槽の防汚処理
溶液の液面位置は、上記シート移送回収手段によって移
送されるシートが上記ディッピングロールに接触する直
後の地点、あるいは回収されるシートが上記ディッピン
グロールから離脱する直前の地点のうち上記防汚槽の底
面に近い地点よりも低くなるように調節され、上記ディ
ッピングロールは、長手方向の長さが上記シートの幅よ
りも長く、且つ上記シートの少なくとも両側端部のシー
ト面と該ディッピングロールのロール面との間に防汚処
理溶液が入りこまない程度の密着度で、該シートを掛け
渡すように形成されている構成である。
ートの裏面に、従来のような液侵入防止シートを貼着す
る必要がないので、この貼着工程を省略することができ
る。しかも、シートが防汚処理溶液に浸漬されるのは、
片面のみであるので、従来のようにシートの片面に液侵
入防止シートを貼着した状態で防汚処理溶液に浸漬した
場合のようにシート両面に防汚処理溶液がつく場合より
も防汚処理溶液の消費量を低減することができるという
効果を奏する。
ムは、以上のように、請求項1の構成に加えて、ディッ
ピングロールには、上記シートの少なくとも両側端部の
シート面と該ディッピングロールのロール面との境界面
を含む領域にシール材が形成されている構成である。
えて、上記ディッピングロールには、上記シートの少な
くとも両側端部のシート面と該ディッピングロールのロ
ール面との境界面を含む領域にシール材が形成されてい
ることで、シートの少なくとも両側端部のシート面と該
ディッピングロールのロール面との境界面からの防汚処
理溶液の侵入を防止することができるという効果を奏す
る。
ムは、以上のように、請求項1の構成に加えて、ディッ
ピングロールは、上記シートの掛け渡したシート対応領
域のうち、上記シートの少なくとも両側端部のシート面
と該ディッピングロールのロール面との境界面を含む領
域のロール径が、他のシート対応領域のロール径よりも
大きくなるように形成されている構成である。
えて、ディッピングロールは、上記シートの掛け渡した
シート対応領域のうち、上記シートの少なくとも両側端
部のシート面と該ディッピングロールのロール面との境
界面を含む領域のロール径が、他のシート対応領域のロ
ール径よりも大きくなるように形成されていることで、
シートの少なくとも両側端部のシート面と該ディッピン
グロールのロール面との境界面からの防汚処理溶液の侵
入を防止することができるという効果を奏する。
ムは、以上のように、請求項1ないし3の何れかの構成
に加えて、防汚槽には、上記ディッピングロールからシ
ートが回収される際、該シートが離脱される直前の領域
に、防汚処理溶液に浸漬されたシートを介して該ディッ
ピングロールに圧接して、上記シート上の余分な防汚処
理溶液を切る液切手段が設けられている構成である。
による効果に加えて、液切手段によって、シート上の余
分な防汚処理溶液が切られるので、シートに防汚処理溶
液がコーティングに必要な最小限の溶液で済む。これに
より、防汚処理溶液の消費量を軽減することができるの
で、シートの防汚処理に係る費用を低減することができ
る効果を奏する。
ムは、以上のように、シートの片側面に対して防汚処理
を施すシートの防汚処理システムであって、防汚処理溶
液が所定の液面位置まで満たされた防汚槽と、少なくと
も片側の面が粘着性を有し、この粘着面にシートを着脱
自在に密着して該シートを防汚槽に搬送する帯状のキャ
リアフィルムと、上記キャリアフィルムを所定の張力で
掛け渡して、該キャリアフィルムを上記防汚槽内の防汚
処理溶液に浸漬させるディッピングロールと、上記キャ
リアフィルムを上記ディッピングロールを介して移送回
収するシート移送回収手段とを有している構成である。
を施す際、シートをキャリアフィルムに着脱自在に密着
するだけで、シートが防汚処理溶液に浸漬されるのは、
片面のみである。これにより、従来のようにシートの片
面に液侵入防止シートを貼着した状態で防汚処理溶液に
浸漬した場合のようにシート両面に防汚処理溶液がつく
場合よりも防汚処理溶液の消費量を低減することができ
るという効果を奏する。
ムは、以上のように、請求項5の構成に加えて、防汚槽
の防汚処理溶液の液面位置は、上記シート移送回収手段
によって移送されるシートが上記ディッピングロールに
接触する直後の地点、あるいは回収されるシートが上記
ディッピングロールから離脱する直前の地点のうち上記
防汚槽の底面に近い地点よりも低くなるように調節さ
れ、上記ディッピングロールは、長手方向の長さが上記
キャリアフィルムの幅よりも長く、且つ上記キャリアフ
ィルムの少なくとも両側端部のシート密着面と該ディッ
ピングロールのロール面との間に防汚処理溶液が入りこ
まない程度の密着度で、該キャリアフィルムを掛け渡す
ように形成されている構成である。
えて、キャリアフィルムがディッピングロールにより防
汚処理溶液に浸漬された場合、キャリアフィルムのシー
トの貼着面とは反対側の面には、防汚処理溶液が付着せ
ず、シートの貼着面側のみに防汚処理溶液が付着するこ
とになる。このため、防汚処理溶液の消費量を低減する
ことができ、シートの防汚処理に係る費用を低減するこ
とができるという効果を奏する。
ムは、以上のように、請求項5または6の構成に加え
て、シートは、キャリアフィルム上に密着される際、該
キャリアフィルムの幅方向端部側から所定幅だけはみ出
して載置されている構成である。
効果に加えて、キャリアフィルム上のシートが、該キャ
リアフィルムの幅方向端部側から所定幅だけはみ出して
載置されているので、防汚処理後のシートをキャリアフ
ィルムから剥がすときに、上記シートのはみ出し部分を
利用して剥がせば、簡単にシートをキャリアフィルムか
ら剥がすことができる。これにより、防汚処理済のシー
トの回収を効率良く行うことができるので、シートの防
汚処理における生産性を向上させることができるという
効果を奏する。
図である。
防汚処理装置の概略構成図である。
ッピングロールの正面図である。
例のディッピングロールの正面図である。
構成図である。
シートがキャリアフィルム上に載置された状態を説明す
る図である。
段) 33 防汚処理溶液 34 防汚槽 35 ディッピングロール 36 巻出ロール 37 巻取ロール S1 未処理シート S2 処理済シート C キャリアフィルム
Claims (7)
- 【請求項1】シートの片側面に対して防汚処理を施すシ
ートの防汚処理システムであって、防汚処理溶液が所定
の液面位置まで満たされた防汚槽と、 帯状のシートを所定の張力で掛け渡して、該シートを上
記防汚槽内の防汚処理溶液に浸漬させるディッピングロ
ールと、 上記シートを上記ディッピングロールを介して送出回収
するシート送出回収手段とを備え、 上記防汚槽の防汚処理溶液の液面位置は、上記シート送
出回収手段によって送出されるシートが上記ディッピン
グロールに接触する直後の地点、あるいは回収されるシ
ートが上記ディッピングロールから離脱する直前の地点
のうち上記防汚槽の底面に近い地点よりも低くなるよう
に調節され、 上記ディッピングロールは、長手方向の長さが上記シー
トの幅よりも長く、且つ上記シートの少なくとも両側端
部のシート面と該ディッピングロールのロール面との間
に防汚処理溶液が入りこまない程度の密着度で、該シー
トを掛け渡すように形成されていることを特徴とするシ
ートの防汚処理システム。 - 【請求項2】上記ディッピングロールには、上記シート
の少なくとも両側端部のシート面と該ディッピングロー
ルのロール面との境界面を含む領域にシール材が形成さ
れていることを特徴とする請求項1記載のシートの防汚
処理システム。 - 【請求項3】上記ディッピングロールは、上記シートの
掛け渡したシート対応領域のうち、上記シートの少なく
とも両側端部のシート面と該ディッピングロールのロー
ル面との境界面を含む領域のロール径が、他のシート対
応領域のロール径よりも大きくなるように形成されてい
ることを特徴とする請求項1記載のシートの防汚処理シ
ステム。 - 【請求項4】上記防汚槽には、上記ディッピングロール
からシートが回収される際、該シートが離脱される直前
の領域に、防汚処理溶液に浸漬されたシートを介して該
ディッピングロールに圧接して、上記シート上の余分な
防汚処理溶液を切る液切手段が設けられていることを特
徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のシートの防
汚処理システム。 - 【請求項5】シートの片側面に対して防汚処理を施すシ
ートの防汚処理システムであって、 防汚処理溶液が所定の液面位置まで満たされた防汚槽
と、 少なくとも片側の面が粘着性を有し、この粘着面に所定
サイズのシートを着脱自在に密着して該シートを防汚槽
に搬送する帯状のキャリアフィルムと、 上記キャリアフィルムを所定の張力で掛け渡して、該キ
ャリアフィルムを上記防汚槽内の防汚処理溶液に浸漬さ
せるディッピングロールと、 上記キャリアフィルムを上記ディッピングロールを介し
て送出回収するフィルム送出回収手段とを有しているこ
とを特徴とするシートの防汚処理システム。 - 【請求項6】上記防汚槽の防汚処理溶液の液面位置は、
上記シート送出回収手段によって送出されるシートが上
記ディッピングロールに接触する直後の地点、あるいは
回収されるシートが上記ディッピングロールから離脱す
る直前の地点のうち上記防汚槽の底面に近い地点よりも
低くなるように調節され、 上記ディッピングロールは、長手方向の長さが上記キャ
リアフィルムの幅よりも長く、且つ上記キャリアフィル
ムの少なくとも両側端部のシート密着面と該ディッピン
グロールのロール面との間に防汚処理溶液が入りこまな
い程度の密着度で、該キャリアフィルムを掛け渡すよう
に形成されていることを特徴とする請求項5記載のシー
トの防汚処理システム。 - 【請求項7】上記シートは、キャリアフィルム上に密着
される際、該キャリアフィルムの幅方向端部側から所定
幅だけはみ出して載置されることを特徴とする請求項5
または6記載のシート防汚処理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15414697A JP3986621B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-06-11 | シートの防汚処理システム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14261697 | 1997-05-30 | ||
| JP9-142616 | 1997-05-30 | ||
| JP15414697A JP3986621B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-06-11 | シートの防汚処理システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1142463A true JPH1142463A (ja) | 1999-02-16 |
| JP3986621B2 JP3986621B2 (ja) | 2007-10-03 |
Family
ID=26474560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15414697A Expired - Fee Related JP3986621B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-06-11 | シートの防汚処理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3986621B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001281412A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-10 | Nissha Printing Co Ltd | 反射防止部材とその製造方法 |
| JP2006330076A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 光学ガラス部品及びその製造方法 |
| JP2007044591A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-22 | Sony Corp | 浸漬塗布装置 |
| JP2008152014A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Topcon Corp | 光学的ローパスフィルタ及びその防汚コート方法 |
| WO2013008722A1 (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-17 | 日東電工株式会社 | 処理フィルムの製造方法及びその製造装置 |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP15414697A patent/JP3986621B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001281412A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-10 | Nissha Printing Co Ltd | 反射防止部材とその製造方法 |
| JP2006330076A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 光学ガラス部品及びその製造方法 |
| JP2007044591A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-22 | Sony Corp | 浸漬塗布装置 |
| JP2008152014A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Topcon Corp | 光学的ローパスフィルタ及びその防汚コート方法 |
| WO2013008722A1 (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-17 | 日東電工株式会社 | 処理フィルムの製造方法及びその製造装置 |
| JP2013020139A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Nitto Denko Corp | 処理フィルムの製造方法及びその製造装置 |
| CN103688200A (zh) * | 2011-07-12 | 2014-03-26 | 日东电工株式会社 | 处理膜的制造方法及其制造装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3986621B2 (ja) | 2007-10-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10960442B2 (en) | Coating line cleaning apparatus | |
| JP3986621B2 (ja) | シートの防汚処理システム | |
| CN106249334A (zh) | 偏光膜的制造方法 | |
| JPH10197853A (ja) | 液晶表示装置の製造方法及び製造装置 | |
| JPH0474563A (ja) | ガラス乾板製造方法及び装置 | |
| EP0756215A2 (en) | System for cleaning electrostatographic imaging webs | |
| JP3040055B2 (ja) | 感光性樹脂の現像方法 | |
| JP3497372B2 (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
| JP3269724B2 (ja) | 像保持体からの像形成物質除去装置 | |
| JPH10334807A (ja) | ブラウン管用光反射防止フィルムおよび貼着装置 | |
| JPH0944047A (ja) | 複合ウエブ | |
| JP3210744B2 (ja) | 塗布方法 | |
| JPS59137954A (ja) | 感光性樹脂版の現像装置 | |
| JPH0465376B2 (ja) | ||
| JPH08174548A (ja) | 未加硫ゴムシートの防着液塗付方法及びその装置 | |
| KR100300314B1 (ko) | 음극선관용기능성필름부착방법및부착장치 | |
| JPH0784490A (ja) | 剥離部材を用いた像保持体からの像形成物質除去装置 | |
| JPH0566567A (ja) | 水なし平版印刷版の保護フイルム剥離方法 | |
| JPH07306614A (ja) | 像保持体からの像形成物質除去装置 | |
| JP7446710B2 (ja) | 光学フィルムの通紙方法 | |
| JP3208409B2 (ja) | 剥離部材表面の像形成物質の除去手段を有する剥離手段を備えた、像保持体からの像形成物質除去装置 | |
| JPH0756472A (ja) | 像保持体からの像形成物質除去方法及びその装置 | |
| JP3304014B2 (ja) | 感光材料スクイズ装置 | |
| JPH0624833Y2 (ja) | 親水化処理装置 | |
| JP2955882B2 (ja) | 自動現像機内スクィーズ搬送部の洗浄方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20031210 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060203 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060328 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060526 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060526 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060607 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070703 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070711 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130720 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |