JPH1143509A - 塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法 - Google Patents
塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法Info
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- JPH1143509A JPH1143509A JP9202887A JP20288797A JPH1143509A JP H1143509 A JPH1143509 A JP H1143509A JP 9202887 A JP9202887 A JP 9202887A JP 20288797 A JP20288797 A JP 20288797A JP H1143509 A JPH1143509 A JP H1143509A
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- C08F8/00—Chemical modification by after-treatment
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- C08F8/20—Halogenation
- C08F8/22—Halogenation by reaction with free halogens
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工成形時の初期着色性、熱安定性を損うこ
となく、塩素化反応時間を短縮し、生産性が格段に優れ
た塩素化塩化ビニル系樹脂を製造する方法を提供するこ
と。 【解決手段】 塩化ビニル系樹脂を水性媒体中に懸濁さ
せ、当該懸濁液中に塩素ガスを吹き込み、水銀灯を照射
し、塩化ビニル系樹脂を40〜90℃で塩素化反応して
塩素化度60〜73重量%の塩素化塩化ビニル系樹脂を
製造するに際し、塩素化反応前に、40〜90℃におい
て10時間の半減期を有する有機過酸化物を前記塩化ビ
ニル系樹脂100重量部に対して0.01〜1重量部反
応器に投入して塩素化する。
となく、塩素化反応時間を短縮し、生産性が格段に優れ
た塩素化塩化ビニル系樹脂を製造する方法を提供するこ
と。 【解決手段】 塩化ビニル系樹脂を水性媒体中に懸濁さ
せ、当該懸濁液中に塩素ガスを吹き込み、水銀灯を照射
し、塩化ビニル系樹脂を40〜90℃で塩素化反応して
塩素化度60〜73重量%の塩素化塩化ビニル系樹脂を
製造するに際し、塩素化反応前に、40〜90℃におい
て10時間の半減期を有する有機過酸化物を前記塩化ビ
ニル系樹脂100重量部に対して0.01〜1重量部反
応器に投入して塩素化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩素化塩化ビニル
系樹脂の製造方法に関し、詳しくは、加熱成形時の初期
着色性および熱安定性を損うことなく塩素化反応時間を
短縮し、生産性が向上された塩素化塩化ビニル系樹脂の
製造方法に関する。
系樹脂の製造方法に関し、詳しくは、加熱成形時の初期
着色性および熱安定性を損うことなく塩素化反応時間を
短縮し、生産性が向上された塩素化塩化ビニル系樹脂の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】塩素化塩
化ビニル系樹脂(以下、「CPVC」ともいう)は、塩
化ビニル系樹脂(以下、「PVC」ともいう)を塩素化
することにより得られる。塩素化塩化ビニル系樹脂は、
塩化ビニル系樹脂が有する優れた特徴を保持しながら塩
化ビニル系樹脂より耐熱性に優れる特徴を持ち、耐熱性
を要求されるパイプ、継手、工業板、シート等に用いら
れている。
化ビニル系樹脂(以下、「CPVC」ともいう)は、塩
化ビニル系樹脂(以下、「PVC」ともいう)を塩素化
することにより得られる。塩素化塩化ビニル系樹脂は、
塩化ビニル系樹脂が有する優れた特徴を保持しながら塩
化ビニル系樹脂より耐熱性に優れる特徴を持ち、耐熱性
を要求されるパイプ、継手、工業板、シート等に用いら
れている。
【0003】しかしながら、塩素化塩化ビニル系樹脂
は、塩化ビニル系樹脂より熱安定性が悪く、加工成形時
に樹脂が焼けやすく、長期間の加工成形がしにくいとい
った問題や、透明用途で着色する等の問題点があった。
は、塩化ビニル系樹脂より熱安定性が悪く、加工成形時
に樹脂が焼けやすく、長期間の加工成形がしにくいとい
った問題や、透明用途で着色する等の問題点があった。
【0004】ところで、塩化ビニル系樹脂を水性懸濁下
で塩素ガスを吹き込み、水銀灯を照射する塩素化塩化ビ
ニル系樹脂の製造方法が、例えば特開昭58−1035
07号公報や特開昭64−6002号公報等に記載され
ている。この公報においては、塩素化時間を短縮し、生
産性を向上させる試みが提案されている。すなわち、主
に塩素化反応において水銀灯強度を上げ、反応温度を上
昇させることにより塩素化時間を短縮し、生産性を向上
させるという技術が記載されている。
で塩素ガスを吹き込み、水銀灯を照射する塩素化塩化ビ
ニル系樹脂の製造方法が、例えば特開昭58−1035
07号公報や特開昭64−6002号公報等に記載され
ている。この公報においては、塩素化時間を短縮し、生
産性を向上させる試みが提案されている。すなわち、主
に塩素化反応において水銀灯強度を上げ、反応温度を上
昇させることにより塩素化時間を短縮し、生産性を向上
させるという技術が記載されている。
【0005】しかしながらこれらの方法により得られた
塩素化塩化ビニル系樹脂は、前記の塩素化塩化ビニル系
樹脂の問題点である加工成形時の初期着色性や熱安定性
が悪化するため、大幅な反応時間の短縮がなされていな
いというのが現状であった。そして、塩素化塩化ビニル
系樹脂の製造方法においては、加工成形時の初期着色性
や熱安定性を損うことなく、塩素化反応時間を短くして
生産性を上げる方法は、未だ提案されていないのが実情
であった。
塩素化塩化ビニル系樹脂は、前記の塩素化塩化ビニル系
樹脂の問題点である加工成形時の初期着色性や熱安定性
が悪化するため、大幅な反応時間の短縮がなされていな
いというのが現状であった。そして、塩素化塩化ビニル
系樹脂の製造方法においては、加工成形時の初期着色性
や熱安定性を損うことなく、塩素化反応時間を短くして
生産性を上げる方法は、未だ提案されていないのが実情
であった。
【0006】[発明の目的]本発明は、上記の実情に鑑
みてなされたものであり、その目的は、加工成形時の初
期着色性および熱安定性を損うことなく、塩素化反応時
間を短縮し、生産性が格段に優れた塩素化塩化ビニル系
樹脂を製造する方法を提供するところにある。
みてなされたものであり、その目的は、加工成形時の初
期着色性および熱安定性を損うことなく、塩素化反応時
間を短縮し、生産性が格段に優れた塩素化塩化ビニル系
樹脂を製造する方法を提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決せんとして鋭意研究の結果、塩化ビニル系樹脂を
水性懸濁下に光塩素化する際に、反応器に特定の有機過
酸化物を特定量投入して塩素化反応を行わせることによ
り、加工成形時の初期着色性と熱安定性を損うことなく
反応時間を短縮させ、生産性を格段に向上させることが
できることを見い出し、そして本発明に到達したもので
ある。
を解決せんとして鋭意研究の結果、塩化ビニル系樹脂を
水性懸濁下に光塩素化する際に、反応器に特定の有機過
酸化物を特定量投入して塩素化反応を行わせることによ
り、加工成形時の初期着色性と熱安定性を損うことなく
反応時間を短縮させ、生産性を格段に向上させることが
できることを見い出し、そして本発明に到達したもので
ある。
【0008】すなわち本発明の塩素化塩化ビニル系樹脂
の製造方法は、塩化ビニル系樹脂を水性媒体中に懸濁さ
せ、当該懸濁液中に塩素ガスを吹き込み、水銀灯を照射
し、塩化ビニル系樹脂を40〜90℃で塩素化反応して
塩素化度60〜73重量%の塩素化塩化ビニル系樹脂を
製造するに際し、塩素化反応前に、40〜90℃におい
て10時間の半減期を有する有機過酸化物を、前記塩化
ビニル系樹脂100重量部に対して0.01〜1重量部
反応器に投入して塩素化することを特徴とする。
の製造方法は、塩化ビニル系樹脂を水性媒体中に懸濁さ
せ、当該懸濁液中に塩素ガスを吹き込み、水銀灯を照射
し、塩化ビニル系樹脂を40〜90℃で塩素化反応して
塩素化度60〜73重量%の塩素化塩化ビニル系樹脂を
製造するに際し、塩素化反応前に、40〜90℃におい
て10時間の半減期を有する有機過酸化物を、前記塩化
ビニル系樹脂100重量部に対して0.01〜1重量部
反応器に投入して塩素化することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明でいう塩化ビニル系樹脂は
塩化ビニル系単量体の重合体である。塩化ビニル系単量
体としては、塩化ビニル単量体の他に、塩化ビニル単量
体と共重合し得る他の単量体が含まれる。塩化ビニル単
量体と共重合し得る他の単量体は、エチレン、プロピレ
ン、酢酸ビニル、塩化アリル、アリルグリシジルエーテ
ル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニ
ルエーテル等の単量体であり、これらは単独または2種
以上組み合わせて用いられ、その使用量は塩化ビニル単
量体100重量部当たり0〜20重量部程度である。
塩化ビニル系単量体の重合体である。塩化ビニル系単量
体としては、塩化ビニル単量体の他に、塩化ビニル単量
体と共重合し得る他の単量体が含まれる。塩化ビニル単
量体と共重合し得る他の単量体は、エチレン、プロピレ
ン、酢酸ビニル、塩化アリル、アリルグリシジルエーテ
ル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニ
ルエーテル等の単量体であり、これらは単独または2種
以上組み合わせて用いられ、その使用量は塩化ビニル単
量体100重量部当たり0〜20重量部程度である。
【0010】原料として用いられる塩化ビニル系樹脂の
製造方法は何ら制限されない。すなわち、用いられる塩
化ビニル系樹脂は懸濁重合法、乳化重合法、溶液重合
法、塊状重合法のいずれの方法で作られたものでもよ
い。更に、懸濁重合法において、用いる分散剤に何ら制
限はない。
製造方法は何ら制限されない。すなわち、用いられる塩
化ビニル系樹脂は懸濁重合法、乳化重合法、溶液重合
法、塊状重合法のいずれの方法で作られたものでもよ
い。更に、懸濁重合法において、用いる分散剤に何ら制
限はない。
【0011】塩化ビニル系樹脂の平均重合度にも限定は
ないが、得られた塩素化塩化ビニル系樹脂がパイプ、継
手、バルブ、工業板、シート等に用いられることから平
均重合度は400〜2,000が好ましい。平均重合度
が400未満ではCPVC成形体の衝撃強度が低く、
2,000を超えるとCPVCの溶融粘度が高くなり、
加工しにくいものとなる傾向がある。
ないが、得られた塩素化塩化ビニル系樹脂がパイプ、継
手、バルブ、工業板、シート等に用いられることから平
均重合度は400〜2,000が好ましい。平均重合度
が400未満ではCPVC成形体の衝撃強度が低く、
2,000を超えるとCPVCの溶融粘度が高くなり、
加工しにくいものとなる傾向がある。
【0012】本発明で用いる40〜90℃において10
時間の半減期を有する有機過酸化物(半分が分解する時
間として10時間を有する温度が40〜90℃である有
機過酸化物)は、公知の化合物であり、ジアシルパーオ
キサイド、パーオキシジカーボネート、パーオキシエス
テル、パーオキシケタール等に分類され、具体的には、
ジ−n−プロピルパーオキシジカルボネート、ジイソプ
ロピルパーオキシジカルボネート、1,1,3,3−テ
トラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、ビス
(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカルボ
ネート、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオ
キシネオデカノエート、ジ−2−エトキシエチルパーオ
キシジカルボネート、ジ(2−エチルヘキシルパーオキ
シ)ジカルボネート、t−ヘキシルパーオキシネオデカ
ノエート、ジメトキシブチルパーオキシジカルボネー
ト、ジ(3−メチル−3−メトキシブチルパーオキシ)
ジカルボネート、t−ブチルパーオキシネオデカノエー
ト、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキシド、t−ヘ
キシルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシピ
バレート、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオ
キシド、オクタノイルパーオキシド、ラウロイルパーオ
キシド、ステアロイルパーオキシド、1,1,3,3−
テトラメチルブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエー
ト、コハク酸パーオキシド、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン、
1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシ2−
エチルヘキサノエート、t−ヘキシルパーオキシ2−エ
チルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ2−エチル
ヘキサノエート、m−トルオイルアンドベンゾイルパー
オキシド、ベンゾイルパーオキシド、t−ブチルパーオ
キシイソブチレート、1,1−ビス(t−ヘキシルパー
オキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサ
ン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン等がある。本発明ではこ
れらの有機過酸化物を単独、あるいは2種類以上併用し
て用いる。
時間の半減期を有する有機過酸化物(半分が分解する時
間として10時間を有する温度が40〜90℃である有
機過酸化物)は、公知の化合物であり、ジアシルパーオ
キサイド、パーオキシジカーボネート、パーオキシエス
テル、パーオキシケタール等に分類され、具体的には、
ジ−n−プロピルパーオキシジカルボネート、ジイソプ
ロピルパーオキシジカルボネート、1,1,3,3−テ
トラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、ビス
(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカルボ
ネート、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオ
キシネオデカノエート、ジ−2−エトキシエチルパーオ
キシジカルボネート、ジ(2−エチルヘキシルパーオキ
シ)ジカルボネート、t−ヘキシルパーオキシネオデカ
ノエート、ジメトキシブチルパーオキシジカルボネー
ト、ジ(3−メチル−3−メトキシブチルパーオキシ)
ジカルボネート、t−ブチルパーオキシネオデカノエー
ト、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキシド、t−ヘ
キシルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシピ
バレート、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオ
キシド、オクタノイルパーオキシド、ラウロイルパーオ
キシド、ステアロイルパーオキシド、1,1,3,3−
テトラメチルブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエー
ト、コハク酸パーオキシド、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン、
1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシ2−
エチルヘキサノエート、t−ヘキシルパーオキシ2−エ
チルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ2−エチル
ヘキサノエート、m−トルオイルアンドベンゾイルパー
オキシド、ベンゾイルパーオキシド、t−ブチルパーオ
キシイソブチレート、1,1−ビス(t−ヘキシルパー
オキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサ
ン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン等がある。本発明ではこ
れらの有機過酸化物を単独、あるいは2種類以上併用し
て用いる。
【0013】40〜90℃の範囲をはずれる温度におい
て、10時間半減期を有する有機過酸化物を用いると、
塩素化反応時間短縮の効果が見られない。また、より好
ましい有機過酸化物は、油溶性の有機過酸化物であり、
水溶性の有機過酸化物より油溶性の有機過酸化物の方が
塩素化反応時間短縮の大きな効果が見られる。
て、10時間半減期を有する有機過酸化物を用いると、
塩素化反応時間短縮の効果が見られない。また、より好
ましい有機過酸化物は、油溶性の有機過酸化物であり、
水溶性の有機過酸化物より油溶性の有機過酸化物の方が
塩素化反応時間短縮の大きな効果が見られる。
【0014】また、10時間半減期温度は、より好まし
くは45〜80℃であり、この温度範囲の10時間半減
期温度の有機過酸化物により更に大きな塩素化反応時間
の短縮が見られる。
くは45〜80℃であり、この温度範囲の10時間半減
期温度の有機過酸化物により更に大きな塩素化反応時間
の短縮が見られる。
【0015】前記有機過酸化物は、塩素化反応前に塩化
ビニル系樹脂100重量部に対して0.01〜1重量部
を反応器に投入しなければならない。投入量が0.01
重量部未満だと、塩素化反応時間短縮効果が見られず、
1重量部を超えると、得られた塩素化塩化ビニル系樹脂
の加工成形時の初期着色性、熱安定性が悪化する。加工
成形時の初期着色性、熱安定性を損わず、大幅な塩素化
反応時間を短縮するには、より好ましくは0.03〜5
重量部の有機過酸化物を反応器に投入する。
ビニル系樹脂100重量部に対して0.01〜1重量部
を反応器に投入しなければならない。投入量が0.01
重量部未満だと、塩素化反応時間短縮効果が見られず、
1重量部を超えると、得られた塩素化塩化ビニル系樹脂
の加工成形時の初期着色性、熱安定性が悪化する。加工
成形時の初期着色性、熱安定性を損わず、大幅な塩素化
反応時間を短縮するには、より好ましくは0.03〜5
重量部の有機過酸化物を反応器に投入する。
【0016】この発明で得られる塩素化塩化ビニル系樹
脂の塩素化度の範囲は60〜73重量%である。また、
この発明の効果が最もよく発現される塩素化塩化ビニル
系樹脂の塩素化度は62〜70重量%である。
脂の塩素化度の範囲は60〜73重量%である。また、
この発明の効果が最もよく発現される塩素化塩化ビニル
系樹脂の塩素化度は62〜70重量%である。
【0017】この発明では、水銀灯による照射は必須で
あり、水銀灯による照射がなく、有機過酸化物だけの存
在下では塩素化反応速度は極めて遅い。
あり、水銀灯による照射がなく、有機過酸化物だけの存
在下では塩素化反応速度は極めて遅い。
【0018】
【発明の効果】本発明により、加工成形時の初期着色
性、熱安定性を損うことなく、塩素化反応時間を短縮
し、生産性が格段に優れた塩素化塩化ビニル系樹脂を製
造する方法を提供することができる。
性、熱安定性を損うことなく、塩素化反応時間を短縮
し、生産性が格段に優れた塩素化塩化ビニル系樹脂を製
造する方法を提供することができる。
【0019】
【実施例】以下に実施例と比較例を挙げて本発明を更に
詳しく説明するが、これらは本発明を何ら制限するもの
ではない。
詳しく説明するが、これらは本発明を何ら制限するもの
ではない。
【0020】以下の記載において、「部」または「%」
は、特に断らない限り、それぞれ「重量部」または「重
量%」を表す。
は、特に断らない限り、それぞれ「重量部」または「重
量%」を表す。
【0021】なお、実施例および比較例における熱安定
性試験、プレス板色差b値の測定方法は、下記のとおり
である。
性試験、プレス板色差b値の測定方法は、下記のとおり
である。
【0022】(イ)熱安定性試験 50×40mmに切り取ったロールシート片を190℃
ギヤオーブンにて15分毎に取り出し、目視で黒化度を
観察した。黒化するまでに要する時間(黒化時間:分)
で示した。
ギヤオーブンにて15分毎に取り出し、目視で黒化度を
観察した。黒化するまでに要する時間(黒化時間:分)
で示した。
【0023】(ロ)初期着色性 色差計(日本電色工業株式会社製 Σ80 COLOR MEAS
URING SYSTEM)にて、プレス板のb値(黄味)を測定し
た。
URING SYSTEM)にて、プレス板のb値(黄味)を測定し
た。
【0024】実施例1 PVCとしては、懸濁重合法で製造した平均重合度70
0で平均粒径160μmの粉末を用いた。
0で平均粒径160μmの粉末を用いた。
【0025】反応器に、上記PVC粉末15kgと脱イ
オン水35kgおよび有機過酸化物として3,5,5−
トリメチルヘキサノイルパーオキシド(10時間半減期
温度:59.4℃)15gを入れ、充分に撹拌した後、
真空ポンプで内部空気を吸引し、内部圧を−0.6kg
/cm2 ・Gで10分間保った。
オン水35kgおよび有機過酸化物として3,5,5−
トリメチルヘキサノイルパーオキシド(10時間半減期
温度:59.4℃)15gを入れ、充分に撹拌した後、
真空ポンプで内部空気を吸引し、内部圧を−0.6kg
/cm2 ・Gで10分間保った。
【0026】次いで、窒素ガスを通して、反応器中の酸
素をさらに除いた後、再び真空ポンプで吸引し、上記の
圧力に10分間保持し、反応器内の酸素を除去した。
素をさらに除いた後、再び真空ポンプで吸引し、上記の
圧力に10分間保持し、反応器内の酸素を除去した。
【0027】次いで、塩素ガスを反応器に供給し、10
分間反応器内を塩素ガスで置換後、初期100W、2時
間後からは200Wの高圧水銀灯を照射し、塩素化反応
を行った。塩素化反応温度は、反応開始時は40℃と
し、1.5時間で70℃まで昇温し、以降は70℃一定
とした。
分間反応器内を塩素ガスで置換後、初期100W、2時
間後からは200Wの高圧水銀灯を照射し、塩素化反応
を行った。塩素化反応温度は、反応開始時は40℃と
し、1.5時間で70℃まで昇温し、以降は70℃一定
とした。
【0028】反応器内の塩化水素濃度から塩素化度を計
算し、塩素含有量が65重量%になったところで水銀灯
の照射を止め、塩素ガスの供給を停止した。反応時間は
195分だった。同時に反応器を冷却し、窒素ガスにて
残留塩素ガスの除去を行う塩素化反応を終了した。得ら
れた生成物を脱イオン水で水洗し、脱水して乾燥後、C
PVCの白色粉末を得た。
算し、塩素含有量が65重量%になったところで水銀灯
の照射を止め、塩素ガスの供給を停止した。反応時間は
195分だった。同時に反応器を冷却し、窒素ガスにて
残留塩素ガスの除去を行う塩素化反応を終了した。得ら
れた生成物を脱イオン水で水洗し、脱水して乾燥後、C
PVCの白色粉末を得た。
【0029】実施例2 有機過酸化物として3,5,5−トリメチルヘキサノイ
ルパーオキシド15gとt−ブチルパーオキシネオデカ
ノエート(10時間半減期温度:46.4℃)15gと
を併用したという以外は実施例1と同様に塩素化反応を
行ない、CPVCの白色粉末を得た。その塩素化反応時
間は185分であった。
ルパーオキシド15gとt−ブチルパーオキシネオデカ
ノエート(10時間半減期温度:46.4℃)15gと
を併用したという以外は実施例1と同様に塩素化反応を
行ない、CPVCの白色粉末を得た。その塩素化反応時
間は185分であった。
【0030】実施例3 有機過酸化物として3,5,5−トリメチルヘキサノイ
ルパーオキシド45gを用いたという以外は実施例1と
同様に塩素化反応を行ない、CPVCの白色粉末を得
た。その塩素化反応時間は180分であった。
ルパーオキシド45gを用いたという以外は実施例1と
同様に塩素化反応を行ない、CPVCの白色粉末を得
た。その塩素化反応時間は180分であった。
【0031】実施例4 有機過酸化物として3,5,5−トリメチルヘキサノイ
ルパーオキシド4.5gを用いたという以外は実施例1
と同様に塩素化反応を行ない、CPVCの白色粉末を得
た。その塩素化反応時間は205分であった。
ルパーオキシド4.5gを用いたという以外は実施例1
と同様に塩素化反応を行ない、CPVCの白色粉末を得
た。その塩素化反応時間は205分であった。
【0032】実施例5 有機過酸化物としてt−ブチルパーオキシネオデカノエ
ート15gを用い、反応開始時は40℃とし、1.5時
間で50℃まで昇温し、以降は50℃一定としたという
以外は実施例1と同様に塩素化反応を行ない、CPVC
の白色粉末を得た。その塩素化反応時間は230分であ
った。
ート15gを用い、反応開始時は40℃とし、1.5時
間で50℃まで昇温し、以降は50℃一定としたという
以外は実施例1と同様に塩素化反応を行ない、CPVC
の白色粉末を得た。その塩素化反応時間は230分であ
った。
【0033】実施例6 有機過酸化物としてt−ヘキシルパーオキシピバレート
(10時間半減期温度:53.2℃)15gを用いたと
いう以外は実施例1と同様に塩素化反応を行ない、CP
VCの白色粉末を得た。その塩素化反応時間は195分
であった。
(10時間半減期温度:53.2℃)15gを用いたと
いう以外は実施例1と同様に塩素化反応を行ない、CP
VCの白色粉末を得た。その塩素化反応時間は195分
であった。
【0034】実施例7 有機過酸化物として1−シクロヘキシル−1−メチルエ
チルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(10時間
半減期温度:67.5℃)15gを用いたという以外は
実施例1と同様に塩素化反応を行ない、CPVCの白色
粉末を得た。その塩素化反応時間は195分であった。
チルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(10時間
半減期温度:67.5℃)15gを用いたという以外は
実施例1と同様に塩素化反応を行ない、CPVCの白色
粉末を得た。その塩素化反応時間は195分であった。
【0035】比較例1 有機過酸化物を添加しなかったという以外は実施例1と
同様に塩素化反応を行ない、CPVCの白色粉末を得
た。その塩素化反応時間は220分であった。
同様に塩素化反応を行ない、CPVCの白色粉末を得
た。その塩素化反応時間は220分であった。
【0036】比較例2 有機過酸化物を添加しなかったという以外は実施例5と
同様に塩素化反応を行ない、CPVCの白色粉末を得
た。その塩素化反応時間は270分であった。
同様に塩素化反応を行ない、CPVCの白色粉末を得
た。その塩素化反応時間は270分であった。
【0037】比較例3 有機過酸化物としてα−クミルパーオキシネオデカノエ
ート(10時間半減期温度:36.5℃)15gを用い
たという以外は実施例1と同様に塩素化反応を行ない、
CPVCの白色粉末を得た。その塩素化反応時間は22
0分であった。比較例4 有機過酸化物として1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)シクロドデカン(10時間半減期温度:95.0
℃)15gを用いたという以外は実施例1と同様に塩素
化反応を行ない、CPVCの白色粉末を得た。その塩素
化反応時間は220分であった。
ート(10時間半減期温度:36.5℃)15gを用い
たという以外は実施例1と同様に塩素化反応を行ない、
CPVCの白色粉末を得た。その塩素化反応時間は22
0分であった。比較例4 有機過酸化物として1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)シクロドデカン(10時間半減期温度:95.0
℃)15gを用いたという以外は実施例1と同様に塩素
化反応を行ない、CPVCの白色粉末を得た。その塩素
化反応時間は220分であった。
【0038】(CPVCの物性試験)実験例1〜7、比
較例1〜4で得られたCPVCを用いて下記[表1]に
記載の成分よりなる組成物を作成した。
較例1〜4で得られたCPVCを用いて下記[表1]に
記載の成分よりなる組成物を作成した。
【0039】
【表1】 この組成物をクリアランス0.2mmで185℃のロー
ルで3分間混練した。得られたロールシートを縦50m
m、横40mmに切り取り、熱安定性試験に供した。ま
た、別に得られたロールシートを重ねて、195℃でプ
レスして厚み3mmのプレス板を作成し、色差計にてb
値(黄味)を測定した。得られた結果を[表2]に示
す。
ルで3分間混練した。得られたロールシートを縦50m
m、横40mmに切り取り、熱安定性試験に供した。ま
た、別に得られたロールシートを重ねて、195℃でプ
レスして厚み3mmのプレス板を作成し、色差計にてb
値(黄味)を測定した。得られた結果を[表2]に示
す。
【0040】
【表2】 [表2]から明らかなように、本発明の製造方法で得ら
れたCPVCは初期着色性と熱安定性を損わずに塩素化
反応時間が短く、生産性が高いことがわかる。
れたCPVCは初期着色性と熱安定性を損わずに塩素化
反応時間が短く、生産性が高いことがわかる。
Claims (5)
- 【請求項1】塩化ビニル系樹脂を水性媒体中に懸濁さ
せ、当該懸濁液中に塩素ガスを吹き込み、水銀灯を照射
し、塩化ビニル系樹脂を40〜90℃で塩素化反応して
塩素化度60〜73重量%の塩素化塩化ビニル系樹脂を
製造するに際し、 塩素化反応前に、40〜90℃において10時間の半減
期を有する有機過酸化物を、前記塩化ビニル系樹脂10
0重量部に対して0.01〜1重量部反応器に投入して
塩素化することを特徴とする塩素化塩化ビニル系樹脂の
製造方法。 - 【請求項2】有機過酸化物が油溶性であることを特徴と
する請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】有機過酸化物を塩化ビニル系樹脂100重
量部に対し0.03〜0.5重量部反応器に投入するこ
とを特徴とする請求項1または2記載の製造方法。 - 【請求項4】45〜80℃に10時間の半減期を有する
有機過酸化物を反応器に投入することを特徴とする請求
項1〜3のいずれか1項記載の製造方法。 - 【請求項5】塩素化度が62〜70重量%の塩素化塩化
ビニル系樹脂を製造することを特徴とする請求項1〜4
のいずれか1項に記載の製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9202887A JPH1143509A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | 塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法 |
| US09/120,382 US6197895B1 (en) | 1997-07-29 | 1998-07-21 | Process for production of chlorinated polyvinyl chloride resin |
| NL1009722A NL1009722C2 (nl) | 1997-07-29 | 1998-07-23 | Werkwijze voor het bereiden van gechloreerd polyvinylchloridehars. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9202887A JPH1143509A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | 塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1143509A true JPH1143509A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16464855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9202887A Pending JPH1143509A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | 塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6197895B1 (ja) |
| JP (1) | JPH1143509A (ja) |
| NL (1) | NL1009722C2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103930449A (zh) * | 2011-11-07 | 2014-07-16 | 株式会社钟化 | 氯化氯乙烯系树脂的制造方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101831021B (zh) * | 2010-05-10 | 2011-08-31 | 河北科技大学 | 一种气固相法制备氯化聚氯乙烯的装置及其方法 |
| EP3137514B1 (en) | 2014-05-02 | 2023-10-25 | Reliance Industries Limited | Apparatus for halogenation of polymer |
| EP3426697B1 (en) | 2016-03-08 | 2023-07-12 | Oxy Vinyls LP | Methods for providing polyvinyl chloride particles for preparing chlorinated polyvinyl chloride |
| TWI734751B (zh) | 2016-03-08 | 2021-08-01 | 美商奧克希凡尼爾公司 | 氯化聚氯乙烯之方法 |
| CN109485756B (zh) * | 2018-10-26 | 2021-04-13 | 山东高信化学股份有限公司 | 一种基于管式反应器制备氯化聚氯乙烯树脂的方法 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1216916A (en) * | 1968-08-22 | 1970-12-23 | Ici Ltd | Polymeric materials |
| US4386189A (en) * | 1981-05-05 | 1983-05-31 | Delaware City Plastics Corporation | Process for the post-chlorination of vinyl chloride polymers |
| JPS58103507A (ja) | 1981-12-15 | 1983-06-20 | Nippon Carbide Ind Co Ltd | 塩素化塩化ビニル系樹脂の製法 |
| JP2547024B2 (ja) | 1987-06-30 | 1996-10-23 | 日本カーバイド工業株式会社 | 後塩素化塩化ビニル系樹脂の後処理方法 |
| US5006607A (en) | 1989-10-02 | 1991-04-09 | The B. F. Goodrich Company | Dispersant system for making polyvinyl chloride which produces low color chlorinated polyvinyl chloride |
| US5216088A (en) | 1992-02-18 | 1993-06-01 | The B. F. Goodrich Company | Two-step process for post-chlorinating poly(vinyl chloride) |
| JP3057126B2 (ja) | 1993-01-29 | 2000-06-26 | 徳山積水工業株式会社 | 塩素化塩化ビニル樹脂の製造方法 |
-
1997
- 1997-07-29 JP JP9202887A patent/JPH1143509A/ja active Pending
-
1998
- 1998-07-21 US US09/120,382 patent/US6197895B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-07-23 NL NL1009722A patent/NL1009722C2/nl not_active IP Right Cessation
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103930449A (zh) * | 2011-11-07 | 2014-07-16 | 株式会社钟化 | 氯化氯乙烯系树脂的制造方法 |
| US9056959B2 (en) | 2011-11-07 | 2015-06-16 | Kaneka Corporation | Method for producing chlorinated vinyl chloride resin |
| CN103930449B (zh) * | 2011-11-07 | 2015-10-21 | 株式会社钟化 | 氯化氯乙烯系树脂的制造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6197895B1 (en) | 2001-03-06 |
| NL1009722C2 (nl) | 1999-05-25 |
| NL1009722A1 (nl) | 1999-02-01 |
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