JPH1143830A - 粗紡機における玉揚げ時の粗糸切断方法及び粗紡機 - Google Patents
粗紡機における玉揚げ時の粗糸切断方法及び粗紡機Info
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- JPH1143830A JPH1143830A JP9215897A JP21589797A JPH1143830A JP H1143830 A JPH1143830 A JP H1143830A JP 9215897 A JP9215897 A JP 9215897A JP 21589797 A JP21589797 A JP 21589797A JP H1143830 A JPH1143830 A JP H1143830A
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Landscapes
- Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 玉揚げ時に粗糸を適切な位置で確実に切断さ
せ、精紡工程において不具合を起こすことのない粗紡機
における玉揚げ時の粗糸切断方法及び粗紡機を提供す
る。 【解決手段】 玉揚げに先立って粗糸Rに通常のドラフ
ト量より大きなドラフトを施した細糸部を形成し、その
細糸部がフライヤプレッサ10aから出た位置にて機台
を停止させ、細糸部切断をボビンレ−ル12を降下させ
ることで行う。
せ、精紡工程において不具合を起こすことのない粗紡機
における玉揚げ時の粗糸切断方法及び粗紡機を提供す
る。 【解決手段】 玉揚げに先立って粗糸Rに通常のドラフ
ト量より大きなドラフトを施した細糸部を形成し、その
細糸部がフライヤプレッサ10aから出た位置にて機台
を停止させ、細糸部切断をボビンレ−ル12を降下させ
ることで行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粗紡機における玉
揚げ時の粗糸切断方法及び粗糸切断を制御する制御装置
を構成する粗紡機に関する。
揚げ時の粗糸切断方法及び粗糸切断を制御する制御装置
を構成する粗紡機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粗紡機において玉揚げ時に必ず粗
糸をフライヤプレッサから適切な長さを残して切断しな
ければならない。粗紡機における玉揚げ時の粗糸切断
方法は、ボビンレ−ルを降下させる前に予めフロントロ
−ラからプレッサの腕部に連なる粗糸に通常より強い撚
を与え、ボビンレ−ルを降下させることによりプレッサ
羽子板を出た直後の部位で粗糸を切断し、粗糸切断後フ
ライヤを粗糸に掛けられた強い撚を戻す方向に所定量回
転させるもの(特開平7−157929号)、練条機
において、薄肉部がコイラプレ−トのスライバ排出口の
出口区域に来たときにケンス交換が開始するように、ス
ライバ排出口の前段に配置されたドラフトゾ−ンでドラ
フトを増すもの(特開平8−260257号)などが知
られている。
糸をフライヤプレッサから適切な長さを残して切断しな
ければならない。粗紡機における玉揚げ時の粗糸切断
方法は、ボビンレ−ルを降下させる前に予めフロントロ
−ラからプレッサの腕部に連なる粗糸に通常より強い撚
を与え、ボビンレ−ルを降下させることによりプレッサ
羽子板を出た直後の部位で粗糸を切断し、粗糸切断後フ
ライヤを粗糸に掛けられた強い撚を戻す方向に所定量回
転させるもの(特開平7−157929号)、練条機
において、薄肉部がコイラプレ−トのスライバ排出口の
出口区域に来たときにケンス交換が開始するように、ス
ライバ排出口の前段に配置されたドラフトゾ−ンでドラ
フトを増すもの(特開平8−260257号)などが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の粗紡機における
玉揚げ時の粗糸切断方法は、フロントロ−ラからの粗糸
送り出しを停止した状態で、ボビンをフライヤと同一回
転速度で短時間回転させて、フロントロ−ラとフライヤ
トップとの間に張架されている粗糸に通常の紡出時に粗
糸に与える撚よりも強い撚を与える。その後、フロント
ロ−ラから粗糸の送り出しを行い、強撚された部分がフ
ライヤレッグのパイプ内に移動するまで粗糸の巻取りを
行う。巻取り停止後、ボビンレ−ルを降下させることに
よりプレッサ羽子板を出た近傍の位置において粗糸を切
断する。そして、粗糸切断後、フライヤは先に粗糸に掛
けられた強い撚を戻す方向に逆回転され、粗糸は通常紡
出時と同程度の撚の強さまで戻される。しかし、粗糸切
断後フロントロ−ラからの粗糸の送り出しが停止した状
態でフライヤを逆回転させるため、粗糸のフライヤトッ
プと接触している部分がひどくしごかれてしまって毛羽
立ち等損傷が大きく、その部分が次工程である精紡工程
において紡出中に不正ドラフト等の不具合を起こすおそ
れがあった。そこで、本発明の課題は、玉揚げ時に粗糸
を適切な位置で確実に切断させ、精紡工程において不具
合を起こすことのない粗紡機における玉揚げ時の粗糸切
断方法及び粗紡機を提供することにある。
玉揚げ時の粗糸切断方法は、フロントロ−ラからの粗糸
送り出しを停止した状態で、ボビンをフライヤと同一回
転速度で短時間回転させて、フロントロ−ラとフライヤ
トップとの間に張架されている粗糸に通常の紡出時に粗
糸に与える撚よりも強い撚を与える。その後、フロント
ロ−ラから粗糸の送り出しを行い、強撚された部分がフ
ライヤレッグのパイプ内に移動するまで粗糸の巻取りを
行う。巻取り停止後、ボビンレ−ルを降下させることに
よりプレッサ羽子板を出た近傍の位置において粗糸を切
断する。そして、粗糸切断後、フライヤは先に粗糸に掛
けられた強い撚を戻す方向に逆回転され、粗糸は通常紡
出時と同程度の撚の強さまで戻される。しかし、粗糸切
断後フロントロ−ラからの粗糸の送り出しが停止した状
態でフライヤを逆回転させるため、粗糸のフライヤトッ
プと接触している部分がひどくしごかれてしまって毛羽
立ち等損傷が大きく、その部分が次工程である精紡工程
において紡出中に不正ドラフト等の不具合を起こすおそ
れがあった。そこで、本発明の課題は、玉揚げ時に粗糸
を適切な位置で確実に切断させ、精紡工程において不具
合を起こすことのない粗紡機における玉揚げ時の粗糸切
断方法及び粗紡機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため、本
願は長手方向に沿って千鳥状にフライヤを配列し、フロ
ントロ−ラから送出される粗糸を夫々フライヤと同心で
回転するボビンに巻取る粗紡機において、玉揚げに先立
って粗糸に通常のドラフト量より大きなドラフトを施し
た細糸部を形成し、その細糸部がフライヤプレッサから
出た位置にて切断することを特徴とする(請求項1)。
願は長手方向に沿って千鳥状にフライヤを配列し、フロ
ントロ−ラから送出される粗糸を夫々フライヤと同心で
回転するボビンに巻取る粗紡機において、玉揚げに先立
って粗糸に通常のドラフト量より大きなドラフトを施し
た細糸部を形成し、その細糸部がフライヤプレッサから
出た位置にて切断することを特徴とする(請求項1)。
【0005】具体的には細糸部は、紡出中に通常ドラフ
ト量から細糸形成ドラフト量に変更可能としたドラフト
部で形成される(請求項2)。同一ドラフト部で形成さ
れる細糸部が同時機にフライヤプレッサから出るよう
に、千鳥状配列の前・後列フライヤトップとフロントロ
−ラとの間の粗糸通過経路長を考慮して、前列フライヤ
トップとフロントロ−ラ間の粗糸の通過経路長と後列フ
ライヤトップとフロントロ−ラ間の粗糸の通過経路長の
差に繊維長以上の切断長さを加えた長さとする(請求項
3)。
ト量から細糸形成ドラフト量に変更可能としたドラフト
部で形成される(請求項2)。同一ドラフト部で形成さ
れる細糸部が同時機にフライヤプレッサから出るよう
に、千鳥状配列の前・後列フライヤトップとフロントロ
−ラとの間の粗糸通過経路長を考慮して、前列フライヤ
トップとフロントロ−ラ間の粗糸の通過経路長と後列フ
ライヤトップとフロントロ−ラ間の粗糸の通過経路長の
差に繊維長以上の切断長さを加えた長さとする(請求項
3)。
【0006】或は、前・後列フライヤトップとフライヤ
ロ−ラとの間で、粗糸通過経路長を略等しくするように
粗糸を案内してもよい(請求項4)。細糸部切断には、
細糸部はフライヤプレッサから繊維長以上出ているよう
にする(請求項5)。
ロ−ラとの間で、粗糸通過経路長を略等しくするように
粗糸を案内してもよい(請求項4)。細糸部切断には、
細糸部はフライヤプレッサから繊維長以上出ているよう
にする(請求項5)。
【0007】具体的に細糸部切断は、ボビンレ−ルを降
下させることで行う。粗糸に細糸部を形成するためのド
ラフト量が任意に調整可能であると、尚好ましい(請求
項6〜7)。
下させることで行う。粗糸に細糸部を形成するためのド
ラフト量が任意に調整可能であると、尚好ましい(請求
項6〜7)。
【0008】上述の切断方法は、長手方向に沿って千鳥
状にフライヤを配列し、フロントロ−ラから送出される
粗糸を夫々フライヤと同心で回転するボビンに巻取る粗
紡機において、粗糸に通常紡出時のドラフト量より大き
なドラフト量を施すことのできる細糸部形成手段を設
け、その細糸部形成手段による細糸部がフライヤプレッ
サから出た状態となると、細糸部を引っ張り切断すべ
く、ボビンとフライヤとの間に相対運動を生じさせるよ
うに、機台を制御する制御装置を構成して成る粗紡機に
より実施される。
状にフライヤを配列し、フロントロ−ラから送出される
粗糸を夫々フライヤと同心で回転するボビンに巻取る粗
紡機において、粗糸に通常紡出時のドラフト量より大き
なドラフト量を施すことのできる細糸部形成手段を設
け、その細糸部形成手段による細糸部がフライヤプレッ
サから出た状態となると、細糸部を引っ張り切断すべ
く、ボビンとフライヤとの間に相対運動を生じさせるよ
うに、機台を制御する制御装置を構成して成る粗紡機に
より実施される。
【0009】細糸部形成手段は、紡出中にドラフト量を
可変とするように構成したドラフト部である。細糸部形
成長を短くするためにフライヤレ−ル上方には粗糸の変
向ガイドを設け、フロントロ−ラから前記変向ガイドを
経て、前・後列のフライヤトップに至る粗糸通過経路長
を、前・後列フライヤにおいて略等しくした(請求項8
〜10)。
可変とするように構成したドラフト部である。細糸部形
成長を短くするためにフライヤレ−ル上方には粗糸の変
向ガイドを設け、フロントロ−ラから前記変向ガイドを
経て、前・後列のフライヤトップに至る粗糸通過経路長
を、前・後列フライヤにおいて略等しくした(請求項8
〜10)。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態について図面を参照し
て説明する。図1において、メインモ−タ1によりドラ
イビングシャフト2が回転駆動され、このドライビング
シャフト2から図示しない歯車列と図示しないベルト伝
達機構を介してドラフト部3のフロントロ−ラ4・セカ
ンドロ−ラ4Aから成るフロントロ−ラ群が回転駆動さ
れるようにしてある。バックロ−ラ5・サ−ドロ−ラ5
Aから成るバックロ−ラ群は差動歯車機構6の出力軸6
aにより回転駆動される。差動歯車機構6は、メインモ
−タ1からの回転と制御モ−タ7からの回転を合成して
出力軸6aに出力するもので、制御モ−タ7の回転によ
り、出力軸6aの回転速度を制御する。従って、このド
ラフト部3は、紡出中に制御モ−タ7を適宜制御してフ
ロントロ−ラ群に対するバックロ−ラ群の回転比、即ち
ドラフト量を通常ドラフト量と細糸形成ドラフト量との
間で変更する細糸部形成手段として機能する。又、ドラ
イビングシャフト2から図示しないベルト機構を介して
トップシャフト8が回転駆動され、トップシャフト8と
一体の駆動歯車9がフライヤ10上部の被動歯車11と
噛合してフライヤ10を定速回転駆動するようにしてあ
る。フライヤ10は下端にフライヤプレッサ10aを備
えている。
て説明する。図1において、メインモ−タ1によりドラ
イビングシャフト2が回転駆動され、このドライビング
シャフト2から図示しない歯車列と図示しないベルト伝
達機構を介してドラフト部3のフロントロ−ラ4・セカ
ンドロ−ラ4Aから成るフロントロ−ラ群が回転駆動さ
れるようにしてある。バックロ−ラ5・サ−ドロ−ラ5
Aから成るバックロ−ラ群は差動歯車機構6の出力軸6
aにより回転駆動される。差動歯車機構6は、メインモ
−タ1からの回転と制御モ−タ7からの回転を合成して
出力軸6aに出力するもので、制御モ−タ7の回転によ
り、出力軸6aの回転速度を制御する。従って、このド
ラフト部3は、紡出中に制御モ−タ7を適宜制御してフ
ロントロ−ラ群に対するバックロ−ラ群の回転比、即ち
ドラフト量を通常ドラフト量と細糸形成ドラフト量との
間で変更する細糸部形成手段として機能する。又、ドラ
イビングシャフト2から図示しないベルト機構を介して
トップシャフト8が回転駆動され、トップシャフト8と
一体の駆動歯車9がフライヤ10上部の被動歯車11と
噛合してフライヤ10を定速回転駆動するようにしてあ
る。フライヤ10は下端にフライヤプレッサ10aを備
えている。
【0011】一方、ボビンレ−ル12上に回動自在に支
持されているボビンホイ−ル13には被動歯車14が固
着してある。その被動歯車14と噛合する歯車15を一
体固定したボビンシャフト16には、ドライビングシャ
フト2の回転力とボビンホイ−ル13の回転を独立して
制御できる制御モ−タ17による回転力とが差動歯車機
構18により合成されて伝達されるようにしてある。ボ
ビンシャフト16は、フライヤ10の回転に対し制御モ
−タ17の制御回転分だけ高速でボビンホイ−ル13を
回転して粗糸RをボビンBに巻取るようにしてある。前
記制御モ−タ17には、後述の制御装置40からの指令
で正、逆回転可能で、かつ、出力軸の回転角度を制御可
能なサ−ボモ−タが用いられる。
持されているボビンホイ−ル13には被動歯車14が固
着してある。その被動歯車14と噛合する歯車15を一
体固定したボビンシャフト16には、ドライビングシャ
フト2の回転力とボビンホイ−ル13の回転を独立して
制御できる制御モ−タ17による回転力とが差動歯車機
構18により合成されて伝達されるようにしてある。ボ
ビンシャフト16は、フライヤ10の回転に対し制御モ
−タ17の制御回転分だけ高速でボビンホイ−ル13を
回転して粗糸RをボビンBに巻取るようにしてある。前
記制御モ−タ17には、後述の制御装置40からの指令
で正、逆回転可能で、かつ、出力軸の回転角度を制御可
能なサ−ボモ−タが用いられる。
【0012】ボビンレ−ル12にはリフタラック19が
一体固着してあり、ピニオン20と噛合している。ピニ
オン20には、レバ−シングベベルギヤ(昇降ギヤ)2
1a,21bとその一方と噛み合う駆動ベベルギヤ22
を介して前記サ−ボモ−タ17の回転が伝達される。レ
バ−シングベベルギヤ21a,21bはレバ−シングロ
ッド23を介してボビン形成装置24に接続され、レバ
−シングロッド23を軸方向に動かすことでレバ−シン
グベベルギヤ21a,21bと駆動ベベルギヤ22の噛
み合いを変え、ボビンレ−ル12の昇降方向を切換える
ようにしてある。
一体固着してあり、ピニオン20と噛合している。ピニ
オン20には、レバ−シングベベルギヤ(昇降ギヤ)2
1a,21bとその一方と噛み合う駆動ベベルギヤ22
を介して前記サ−ボモ−タ17の回転が伝達される。レ
バ−シングベベルギヤ21a,21bはレバ−シングロ
ッド23を介してボビン形成装置24に接続され、レバ
−シングロッド23を軸方向に動かすことでレバ−シン
グベベルギヤ21a,21bと駆動ベベルギヤ22の噛
み合いを変え、ボビンレ−ル12の昇降方向を切換える
ようにしてある。
【0013】上記ボビン形成装置24は制御装置40か
ら指令で作動するもので、図2に示すように、レバ−シ
ングロッド23と一体の係止体25を枠26に軸方向に
摺動自在に支持すると共に空気圧シリンダ27に連結
し、係止体25の両側に設けた係止段部25a,25b
と係脱する左右一対のストッパ28,29と、これらの
ストッパ28,29の係止状態を切換るシリンダ30を
備えている。そして、レバ−シングベベルギヤ21bが
駆動ベベルギヤ22と噛み合っている時、図2に示すよ
うに右側の係止段部25bに右側のストッパ29が係止
しており、噛み合いを変える時は図2において右方へ付
勢するように空気圧シリンダ27に圧空を供給して蓄圧
し(この時、右側のストッパ29が時計方向へ回動しよ
うとするが、係止段部25bで回動が阻止される)、昇
降切換信号でシリンダ30により右側のストッパ29の
下側を押すとストッパと係止段部の係止が外れて空気圧
シリンダに蓄圧された空気圧によって係止体25が瞬時
に右行し、レバ−シングベベルギヤ21aが駆動ベベル
ギヤ22と噛み合い、かつ、左側のストッパ28が左側
の係止段部25aと係止する。逆に切換える時には、こ
れと全く逆の手順で行われる。
ら指令で作動するもので、図2に示すように、レバ−シ
ングロッド23と一体の係止体25を枠26に軸方向に
摺動自在に支持すると共に空気圧シリンダ27に連結
し、係止体25の両側に設けた係止段部25a,25b
と係脱する左右一対のストッパ28,29と、これらの
ストッパ28,29の係止状態を切換るシリンダ30を
備えている。そして、レバ−シングベベルギヤ21bが
駆動ベベルギヤ22と噛み合っている時、図2に示すよ
うに右側の係止段部25bに右側のストッパ29が係止
しており、噛み合いを変える時は図2において右方へ付
勢するように空気圧シリンダ27に圧空を供給して蓄圧
し(この時、右側のストッパ29が時計方向へ回動しよ
うとするが、係止段部25bで回動が阻止される)、昇
降切換信号でシリンダ30により右側のストッパ29の
下側を押すとストッパと係止段部の係止が外れて空気圧
シリンダに蓄圧された空気圧によって係止体25が瞬時
に右行し、レバ−シングベベルギヤ21aが駆動ベベル
ギヤ22と噛み合い、かつ、左側のストッパ28が左側
の係止段部25aと係止する。逆に切換える時には、こ
れと全く逆の手順で行われる。
【0014】フロントロ−ラの回転軸4aにはパルスエ
ンコ−ダ31が連結してある。このエンコ−ダ31はフ
ロントロ−ラ4の回転角に比例して、パルスを出力する
もので、フロントロ−ラ4の回転角の検出を行う検出手
段である。また、昇降切換ギヤ装置21からリフタラッ
ク19に至る、ボビンレ−ル12の昇降の為に正逆転す
る駆動機構のリフタシャフト32端にはリフタシャフト
32の回転角を検出するアブソリュ−ト型のパルスエン
コ−ダ33が設けてあり、このエンコ−ダ33の検出値
はボビンレ−ル11の上下方向の位置に対応する。又、
フロントロ−ラ4とフライヤトップ10b,10c間に
は、粗糸Rの張力を検出する非接触式の粗糸張力検知装
置34が配置されている。この粗糸張力検知装置34
は、例えば特許第1472674号に開示のように、粗
糸Rの位置を多数の光電センサで読み取るようにしたも
のである。
ンコ−ダ31が連結してある。このエンコ−ダ31はフ
ロントロ−ラ4の回転角に比例して、パルスを出力する
もので、フロントロ−ラ4の回転角の検出を行う検出手
段である。また、昇降切換ギヤ装置21からリフタラッ
ク19に至る、ボビンレ−ル12の昇降の為に正逆転す
る駆動機構のリフタシャフト32端にはリフタシャフト
32の回転角を検出するアブソリュ−ト型のパルスエン
コ−ダ33が設けてあり、このエンコ−ダ33の検出値
はボビンレ−ル11の上下方向の位置に対応する。又、
フロントロ−ラ4とフライヤトップ10b,10c間に
は、粗糸Rの張力を検出する非接触式の粗糸張力検知装
置34が配置されている。この粗糸張力検知装置34
は、例えば特許第1472674号に開示のように、粗
糸Rの位置を多数の光電センサで読み取るようにしたも
のである。
【0015】メインモ−タ1からドラフト部3の駆動経
路上及びサ−ボモ−タ17と差動歯車機構18の間に
は、電磁クラッチ35,36が備えられている。電磁ク
ラッチ35の励磁状態でドラフト部3はメインモ−タ1
により回転駆動される。又、電磁クラッチ35の消磁状
態ではドラフト部3の駆動経路がメインモ−タ1から切
り離されるようになっている。このことから、メインモ
−タ1の駆動時における電磁クラッチ35の消磁状態で
は、ドラフト部3のフロントロ−ラ4の回転駆動が停止
し、フライヤ10及びボビンホイ−ル13のみが回転駆
動するようになる。そして、電磁クラッチ36の励磁状
態では、サ−ボモ−タ17はボビンホイ−ル13及びボ
ビンレ−ル12を駆動させ、消磁状態では、ボビンレ−
ル12のみを駆動させる。
路上及びサ−ボモ−タ17と差動歯車機構18の間に
は、電磁クラッチ35,36が備えられている。電磁ク
ラッチ35の励磁状態でドラフト部3はメインモ−タ1
により回転駆動される。又、電磁クラッチ35の消磁状
態ではドラフト部3の駆動経路がメインモ−タ1から切
り離されるようになっている。このことから、メインモ
−タ1の駆動時における電磁クラッチ35の消磁状態で
は、ドラフト部3のフロントロ−ラ4の回転駆動が停止
し、フライヤ10及びボビンホイ−ル13のみが回転駆
動するようになる。そして、電磁クラッチ36の励磁状
態では、サ−ボモ−タ17はボビンホイ−ル13及びボ
ビンレ−ル12を駆動させ、消磁状態では、ボビンレ−
ル12のみを駆動させる。
【0016】制御装置40は、演算処理部41、記憶部
42及び図示しない入出力ポ−トを備えている。入出力
ポ−トを介して、フロントロ−ラ4に連結されたパルス
エンコ−ダ31からフロントロ−ラ4の回転角に比例し
たパルスが入力され、また、リフタラック19と噛み合
うピニオン20に連結されたアブソリュ−ト型のパルス
エンコ−ダ33からボビンレ−ルの昇降位置、つまり粗
糸RのボビンBに対する巻付位置と対応する検出値が入
力される。また、フロントロ−ラ4とフライヤトップ1
0b,10c間の粗糸Rの張力を検出する張力検知装置
34からの張力信号も入出力ポ−トを介して入力される
ようにしてある。
42及び図示しない入出力ポ−トを備えている。入出力
ポ−トを介して、フロントロ−ラ4に連結されたパルス
エンコ−ダ31からフロントロ−ラ4の回転角に比例し
たパルスが入力され、また、リフタラック19と噛み合
うピニオン20に連結されたアブソリュ−ト型のパルス
エンコ−ダ33からボビンレ−ルの昇降位置、つまり粗
糸RのボビンBに対する巻付位置と対応する検出値が入
力される。また、フロントロ−ラ4とフライヤトップ1
0b,10c間の粗糸Rの張力を検出する張力検知装置
34からの張力信号も入出力ポ−トを介して入力される
ようにしてある。
【0017】入出力ポ−トには更にキ−ボ−ド43が接
続され、粗糸巻取制御のためにボビン巻径の演算に要す
るデ−タ(始巻時ボビン径、粗糸の一層厚さ、張力検出
装置での演算に用いる係数など)、ボビン巻の形状デ−
タ、紡出条件、所定巻取長(例えば満ボビン長)、細糸
形成ドラフト量とするための制御モ−タへの回転デ−タ
などがキ−ボ−ド43を介して入力されて記憶部42に
記憶される。記憶部42には図3に示すフロ−チャ−ト
に従う制御プログラムも記憶され、前記各デ−タを用い
て演算処理部41で演算し、メインモ−タ1、サ−ボモ
−タ17への回転指令、電磁クラッチ35,36の励消
磁の制御指令、ボビン形成装置24への昇降ギヤ切換指
令を入出力ポ−トを介して各機器へ出力するようになっ
ている。
続され、粗糸巻取制御のためにボビン巻径の演算に要す
るデ−タ(始巻時ボビン径、粗糸の一層厚さ、張力検出
装置での演算に用いる係数など)、ボビン巻の形状デ−
タ、紡出条件、所定巻取長(例えば満ボビン長)、細糸
形成ドラフト量とするための制御モ−タへの回転デ−タ
などがキ−ボ−ド43を介して入力されて記憶部42に
記憶される。記憶部42には図3に示すフロ−チャ−ト
に従う制御プログラムも記憶され、前記各デ−タを用い
て演算処理部41で演算し、メインモ−タ1、サ−ボモ
−タ17への回転指令、電磁クラッチ35,36の励消
磁の制御指令、ボビン形成装置24への昇降ギヤ切換指
令を入出力ポ−トを介して各機器へ出力するようになっ
ている。
【0018】次に図3のフロ−チャ−ト及び図4に従っ
て作用を説明する。機台運転開始によって電磁クラッチ
35,36が励磁状態でメインモ−タ1及びサ−ボモ−
タ17が起動される。ステップS1における紡出運転中
のサ−ボモ−タ17の制御は特開平3−40819号に
詳説されており、粗糸ボビンBの巻径を前記デ−タから
演算し、その巻径に対応して、パルスエンコ−ダ31か
ら入力されるフロントロ−ラ4の回転角と対応した適正
なボビンBの回転角となるようにサ−ボモ−タ17を回
転制御して、ボビンB回転をボビン径が粗糸一層増加す
る毎に漸減させて、従来のコ−ンドラムを用いることな
く巻始めから満ボビンまでの粗糸張力を略一定として粗
糸巻取りを行う。この時、制御モ−タ7は停止してお
り、従ってフロントロ−ラ群とバックロ−ラ群とは、差
動歯車機構6を含む前記2つのロ−ラ群間の機械的な回
転伝達系の回転比で定まる通常ドラフト量で回転してい
る。粗糸巻取り中のサ−ボモ−タ17の回転方向は常に
一定方向(正転)である。また、粗糸巻取り中、前記ボ
ビン巻の形状デ−タに基づき、ボビンレ−ル12の昇降
切換がボビン形成装置24の動作で行われる。ステップ
S2では粗糸巻取りを行っていく過程で、前記パルスエ
ンコ−ダ31からのパルスを制御装置40内で積算し、
紡出長を計測する。ステップS3でこの紡出長が前記所
定巻取長となったか判別し、そうであればステップS4
でメインモ−タ1とサ−ボモ−タ17へ減速信号が出力
される。メインモ−タ1、サ−ボモ−タ17は同期して
減速する。
て作用を説明する。機台運転開始によって電磁クラッチ
35,36が励磁状態でメインモ−タ1及びサ−ボモ−
タ17が起動される。ステップS1における紡出運転中
のサ−ボモ−タ17の制御は特開平3−40819号に
詳説されており、粗糸ボビンBの巻径を前記デ−タから
演算し、その巻径に対応して、パルスエンコ−ダ31か
ら入力されるフロントロ−ラ4の回転角と対応した適正
なボビンBの回転角となるようにサ−ボモ−タ17を回
転制御して、ボビンB回転をボビン径が粗糸一層増加す
る毎に漸減させて、従来のコ−ンドラムを用いることな
く巻始めから満ボビンまでの粗糸張力を略一定として粗
糸巻取りを行う。この時、制御モ−タ7は停止してお
り、従ってフロントロ−ラ群とバックロ−ラ群とは、差
動歯車機構6を含む前記2つのロ−ラ群間の機械的な回
転伝達系の回転比で定まる通常ドラフト量で回転してい
る。粗糸巻取り中のサ−ボモ−タ17の回転方向は常に
一定方向(正転)である。また、粗糸巻取り中、前記ボ
ビン巻の形状デ−タに基づき、ボビンレ−ル12の昇降
切換がボビン形成装置24の動作で行われる。ステップ
S2では粗糸巻取りを行っていく過程で、前記パルスエ
ンコ−ダ31からのパルスを制御装置40内で積算し、
紡出長を計測する。ステップS3でこの紡出長が前記所
定巻取長となったか判別し、そうであればステップS4
でメインモ−タ1とサ−ボモ−タ17へ減速信号が出力
される。メインモ−タ1、サ−ボモ−タ17は同期して
減速する。
【0019】ステップS5ではメインモ−タ1が所定速
度V2まで減速していく過程で、前記パルスエンコ−ダ
31からのパルスを制御装置内で積算し、メインモ−タ
1の速度Vを計測する。メインモ−タ1が所定速度V2
に減速していれば(ステップS6)制御装置40から制
御モ−タ7に駆動信号が出力される(ステップS7)。
そしてメインモ−タ1は所定速度V2に維持され一定の
低速回転を行なう。ステップS8では制御モ−タ7はバ
ックロ−ラ5及び、サ−ドロ−ラ5Aが通常ドラフト量
に対応する回転よりも所定量遅い回転となるように出力
軸6aを低速回転し、これによってバックロ−ラ群とフ
ロントロ−ラ群とのドラフト量が通常ドラフト量から細
糸形成ドラフト量に変更され、粗糸Rに細糸部を形成し
始める。切断のためには同一のドラフト部3で形成した
細糸部が、同一のタイミングでフライヤプレッサ10a
から出なくてはならないが、通常の粗紡機では、フロン
トロ−ラ4と前・後列フライヤトップ10b,10cと
の間の粗糸通過経路長L1,L2が異なっている。その
ために、本実施形態では、前列フライヤトップ10bと
フロントロ−ラ4間の粗糸Rの通過経路長L1と後列フ
ライヤトップ10cとフロントロ−ラ4間の粗糸Rの通
過経路長L2の差に紡出繊維長以上の長さの細糸部を形
成した。
度V2まで減速していく過程で、前記パルスエンコ−ダ
31からのパルスを制御装置内で積算し、メインモ−タ
1の速度Vを計測する。メインモ−タ1が所定速度V2
に減速していれば(ステップS6)制御装置40から制
御モ−タ7に駆動信号が出力される(ステップS7)。
そしてメインモ−タ1は所定速度V2に維持され一定の
低速回転を行なう。ステップS8では制御モ−タ7はバ
ックロ−ラ5及び、サ−ドロ−ラ5Aが通常ドラフト量
に対応する回転よりも所定量遅い回転となるように出力
軸6aを低速回転し、これによってバックロ−ラ群とフ
ロントロ−ラ群とのドラフト量が通常ドラフト量から細
糸形成ドラフト量に変更され、粗糸Rに細糸部を形成し
始める。切断のためには同一のドラフト部3で形成した
細糸部が、同一のタイミングでフライヤプレッサ10a
から出なくてはならないが、通常の粗紡機では、フロン
トロ−ラ4と前・後列フライヤトップ10b,10cと
の間の粗糸通過経路長L1,L2が異なっている。その
ために、本実施形態では、前列フライヤトップ10bと
フロントロ−ラ4間の粗糸Rの通過経路長L1と後列フ
ライヤトップ10cとフロントロ−ラ4間の粗糸Rの通
過経路長L2の差に紡出繊維長以上の長さの細糸部を形
成した。
【0020】ステップS9では前記パルスエンコ−ダ3
1からのパルスを制御装置40内で積算し、細糸部の形
成長を計測する。ステップS10で設定した長さになる
とステップS11で制御装置40から制御モ−タ7に停
止信号が出力される。するとステップS12で制御モ−
タ7は低速回転しているため瞬時に停止し細糸形成ドラ
フト量から通常ドラフト量に速やかに変更される。ステ
ップS13では、通常ドラフト量へ戻した後の粗糸Rの
巻取りを行なっていく過程で前記パルスエンコ−ダ31
からのパルスを制御装置40内で積算し、粗糸巻取長を
計測する。ステップS14では、前記経路長L1,L2
に差があるので、フロントロ−ラ4から送り出される通
常ドラフト量の粗糸Rが後列フライヤプレッサ10aに
到達したかをステップS13での計測値から判別する。
そうであればステップS15でメインモ−タ1へ停止信
号が出力される。ステップS15ではメインモ−タ1は
所定速度V2に維持され一定の低速回転しているため瞬
時に停止し、機台が完全に停止する。すると、図5に示
すように、前列フライヤプレッサ10aでは細糸部が切
断長さだけ出た状態となり後列フライヤプレッサ10a
では細糸部が略全長出た状態となり、こうして機台が完
全に停止した状態で細糸部は、前・後列フライヤプレッ
サ10aから繊維長以上出ることになる。また、細糸部
形成は、機台が完全に停止した後に行い、その後、上記
位置になるように粗糸巻取りを行ってもよい。
1からのパルスを制御装置40内で積算し、細糸部の形
成長を計測する。ステップS10で設定した長さになる
とステップS11で制御装置40から制御モ−タ7に停
止信号が出力される。するとステップS12で制御モ−
タ7は低速回転しているため瞬時に停止し細糸形成ドラ
フト量から通常ドラフト量に速やかに変更される。ステ
ップS13では、通常ドラフト量へ戻した後の粗糸Rの
巻取りを行なっていく過程で前記パルスエンコ−ダ31
からのパルスを制御装置40内で積算し、粗糸巻取長を
計測する。ステップS14では、前記経路長L1,L2
に差があるので、フロントロ−ラ4から送り出される通
常ドラフト量の粗糸Rが後列フライヤプレッサ10aに
到達したかをステップS13での計測値から判別する。
そうであればステップS15でメインモ−タ1へ停止信
号が出力される。ステップS15ではメインモ−タ1は
所定速度V2に維持され一定の低速回転しているため瞬
時に停止し、機台が完全に停止する。すると、図5に示
すように、前列フライヤプレッサ10aでは細糸部が切
断長さだけ出た状態となり後列フライヤプレッサ10a
では細糸部が略全長出た状態となり、こうして機台が完
全に停止した状態で細糸部は、前・後列フライヤプレッ
サ10aから繊維長以上出ることになる。また、細糸部
形成は、機台が完全に停止した後に行い、その後、上記
位置になるように粗糸巻取りを行ってもよい。
【0021】ドラフト部3内で細糸形成ドラフト量に変
更する他の実施形態として、図6に示すように、バック
ロ−ラ5の回転を差動歯車機構6を使うことなく制御モ
−タ7によって直接制御してもよい(ドラフトチェンジ
レス)。更に図7に示すように、ドラフト部3のフロン
トロ−ラ4及びバックロ−ラ5の回転を夫々別々の制御
モ−タ7によって制御してもよい(ツイストチェンジレ
ス、ドラフトチェンジレス)。
更する他の実施形態として、図6に示すように、バック
ロ−ラ5の回転を差動歯車機構6を使うことなく制御モ
−タ7によって直接制御してもよい(ドラフトチェンジ
レス)。更に図7に示すように、ドラフト部3のフロン
トロ−ラ4及びバックロ−ラ5の回転を夫々別々の制御
モ−タ7によって制御してもよい(ツイストチェンジレ
ス、ドラフトチェンジレス)。
【0022】ステップS15で機台の停止に伴い粗糸R
の巻取りが終了したと判断されると、電磁クラッチ36
が消磁状態にされる。ステップS16でサ−ボモ−タ1
7のみに駆動信号が出力され、昇降切換ギヤ装置21を
介してボビンレ−ル12が玉揚げ時の所定位置まで降下
する。そして、ボビンレ−ル12がフライヤ10に対し
て相対的に降下する時にフライヤプレッサ10aから出
ている細糸部が自動的に引っ張られ、切断される。ボビ
ンレ−ル12の降下直後では、フライヤプレッサ10a
に巻き付いている粗糸Rにある程度の滑りが生じ、フラ
イヤ10内を通ってフロントロ−ラ4に連なる粗糸Rが
引っ張られる状態となるが、細糸部は小さな力で切断で
きるのでボビンレ−ル12がある程度降下することで細
糸部で確実に切断される。玉揚げ完了後、再び機台運転
が開始される。玉揚げ後の後列の満ボビンBには細糸部
が前記粗糸Rの通過経路長の差(L1−L2)だけ巻取
られている。前列においてはフライヤプレッサ10aと
フロントロ−ラ4間に細糸部が前記粗糸Rの通過経路長
の差(L1−L2)だけ残っているのでボビンB交換後
の空ボビンBへ巻取られる。しかし、次工程の精紡工程
においてボビンBに巻取られた始めと最後の1〜2巻は
通常紡出には使用しないため問題にはならない。
の巻取りが終了したと判断されると、電磁クラッチ36
が消磁状態にされる。ステップS16でサ−ボモ−タ1
7のみに駆動信号が出力され、昇降切換ギヤ装置21を
介してボビンレ−ル12が玉揚げ時の所定位置まで降下
する。そして、ボビンレ−ル12がフライヤ10に対し
て相対的に降下する時にフライヤプレッサ10aから出
ている細糸部が自動的に引っ張られ、切断される。ボビ
ンレ−ル12の降下直後では、フライヤプレッサ10a
に巻き付いている粗糸Rにある程度の滑りが生じ、フラ
イヤ10内を通ってフロントロ−ラ4に連なる粗糸Rが
引っ張られる状態となるが、細糸部は小さな力で切断で
きるのでボビンレ−ル12がある程度降下することで細
糸部で確実に切断される。玉揚げ完了後、再び機台運転
が開始される。玉揚げ後の後列の満ボビンBには細糸部
が前記粗糸Rの通過経路長の差(L1−L2)だけ巻取
られている。前列においてはフライヤプレッサ10aと
フロントロ−ラ4間に細糸部が前記粗糸Rの通過経路長
の差(L1−L2)だけ残っているのでボビンB交換後
の空ボビンBへ巻取られる。しかし、次工程の精紡工程
においてボビンBに巻取られた始めと最後の1〜2巻は
通常紡出には使用しないため問題にはならない。
【0023】細糸部切断方法の他の実施形態として、ス
テップS15で粗糸Rの巻取りが終了したと判断される
と、サ−ボモ−タ17のみに駆動信号が出力される。フ
ロントロ−ラ4からの粗糸R送り出しが停止している状
態でボビンホイ−ル13が回転を開始し粗糸Rをボビン
Bに巻付けようとしてフライヤプレッサ10aから出て
いる細糸部を切断する。更に、他の実施形態として、ス
テップS15で粗糸Rの巻取りが終了したと判断される
と、電磁クラッチ35を消磁状態にして、メインモ−タ
1に逆回転駆動信号を出力すると同時にサ−ボモ−タ1
7をボビンホイ−ル13の回転を止めるように回転制御
する。こうしてメインモ−タ1を逆回転駆動させるとフ
ロントロ−ラ4からの粗糸R送り出しが停止している状
態でフライヤ10のみが逆回転を開始してフライヤプレ
ッサ10aから出ている細糸部を切断する。このときの
細糸部は、繊維長より少しばかり長く引っ張られて切断
されるからフライヤの逆回転方向の移動量は撚を戻すよ
うに逆転する場合よりもかなり少ない。これらのことか
ら、紡出中にドラフト比を変更して細糸部を設け、再び
通常のドラフト比に戻して粗糸巻取りを完了しその後、
引っ張りにより粗糸切断をしているので、粗糸Rは途中
でしごかれることがほとんどなく巻取られた粗糸は精紡
工程において不具合を起こすことはない。尚、本発明は
上記実施例に限定されるものでなく、コ−ンドラムを使
用した粗紡機においても適用できる。更に図8に示すよ
うに、フライヤレ−ル45上方に粗糸Rの変向ガイド
(ガイドバ−)46を設け、フロントロ−ラ4から変向
ガイド46を経て、前・後列フライヤ10において略等
しくすれば、細糸部の形成長は前記したものに比べて短
くすることができる。
テップS15で粗糸Rの巻取りが終了したと判断される
と、サ−ボモ−タ17のみに駆動信号が出力される。フ
ロントロ−ラ4からの粗糸R送り出しが停止している状
態でボビンホイ−ル13が回転を開始し粗糸Rをボビン
Bに巻付けようとしてフライヤプレッサ10aから出て
いる細糸部を切断する。更に、他の実施形態として、ス
テップS15で粗糸Rの巻取りが終了したと判断される
と、電磁クラッチ35を消磁状態にして、メインモ−タ
1に逆回転駆動信号を出力すると同時にサ−ボモ−タ1
7をボビンホイ−ル13の回転を止めるように回転制御
する。こうしてメインモ−タ1を逆回転駆動させるとフ
ロントロ−ラ4からの粗糸R送り出しが停止している状
態でフライヤ10のみが逆回転を開始してフライヤプレ
ッサ10aから出ている細糸部を切断する。このときの
細糸部は、繊維長より少しばかり長く引っ張られて切断
されるからフライヤの逆回転方向の移動量は撚を戻すよ
うに逆転する場合よりもかなり少ない。これらのことか
ら、紡出中にドラフト比を変更して細糸部を設け、再び
通常のドラフト比に戻して粗糸巻取りを完了しその後、
引っ張りにより粗糸切断をしているので、粗糸Rは途中
でしごかれることがほとんどなく巻取られた粗糸は精紡
工程において不具合を起こすことはない。尚、本発明は
上記実施例に限定されるものでなく、コ−ンドラムを使
用した粗紡機においても適用できる。更に図8に示すよ
うに、フライヤレ−ル45上方に粗糸Rの変向ガイド
(ガイドバ−)46を設け、フロントロ−ラ4から変向
ガイド46を経て、前・後列フライヤ10において略等
しくすれば、細糸部の形成長は前記したものに比べて短
くすることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明は、粗紡機の玉揚げ
において、フロントロ−ラから送り出される粗糸にドラ
フト部内で細糸部を設け、その細糸部をフライヤプレッ
サから出た位置にて確実に切断できるので、玉揚げ後の
フライヤプレッサから垂れ下がる粗糸端の長さを一定と
することができる。又、細糸部を切断する力が最小限で
行えるため、合成繊維等の甘撚の紡出原料に対してもフ
ロントロ−ラとフライヤトップとの間あるいはフライヤ
内での玉揚げ時の粗糸切断を防止することができる。
において、フロントロ−ラから送り出される粗糸にドラ
フト部内で細糸部を設け、その細糸部をフライヤプレッ
サから出た位置にて確実に切断できるので、玉揚げ後の
フライヤプレッサから垂れ下がる粗糸端の長さを一定と
することができる。又、細糸部を切断する力が最小限で
行えるため、合成繊維等の甘撚の紡出原料に対してもフ
ロントロ−ラとフライヤトップとの間あるいはフライヤ
内での玉揚げ時の粗糸切断を防止することができる。
【図1】本発明の粗紡機の駆動及び制御信号系統図であ
る。
る。
【図2】ボビン形成装置の縦断面図である。
【図3】制御プログラムを示すフロ−チャ−トである。
【図4】本発明の細糸部形成のタイミングを示す図であ
る。
る。
【図5】細糸部の形成長を示す図である。
【図6】他の実施例のドラフト部の概略斜視図である。
【図7】更に他の実施例のドラフト部の概略斜視図であ
る。
る。
【図8】他の実施例の変向ガイドを設けた粗紡機を示す
図である。
図である。
3 ドラフト部 4 フロントロ−ラ 7 制御モ−タ 10 フライヤ 10aフライヤプレッサ 10b前列フライヤトップ 10c後列フライヤトップ 12 ボビンレ−ル 40 制御装置 45 フライヤレ−ル 46 変向ガイド
Claims (10)
- 【請求項1】 長手方向に沿って千鳥状にフライヤを配
列し、フロントロ−ラから送出される粗糸を夫々フライ
ヤと同心で回転するボビンに巻取る粗紡機において、玉
揚げに先立って粗糸に通常のドラフト量より大きなドラ
フトを施した細糸部を形成し、その細糸部がフライヤプ
レッサから出た位置にて切断することを特徴とする粗紡
機における玉揚げ時の粗糸切断方法。 - 【請求項2】 細糸部は、紡出中に通常ドラフト量から
細糸形成ドラフト量に変更可能としたドラフト部で形成
されることを特徴とする請求項1記載の粗紡機における
玉揚げ時の粗糸切断方法。 - 【請求項3】 細糸部は、前列フライヤトップとフロン
トロ−ラ間の粗糸の通過経路長と後列フライヤトップと
フロントロ−ラ間の粗糸の通過経路長の差に繊維長以上
の切断長さを加えた長さであることを特徴とする請求項
1又は2記載の粗紡機における玉揚げ時の粗糸切断方
法。 - 【請求項4】 前・後列フライヤトップとフロントロ−
ラとの間で、粗糸通過経路長を略等しくするように粗糸
を案内して成ることを特徴とする請求項1又は2記載の
粗紡機における玉揚げ時の粗糸切断方法。 - 【請求項5】 細糸部切断時には、細糸部はフライヤプ
レッサから繊維長以上出ていることを特徴とする請求項
1〜4の何れか1項記載の粗紡機における玉揚げ時の粗
糸切断方法。 - 【請求項6】 細糸部切断は、ボビンレ−ルを降下させ
ることで行うことを特徴とする請求項1〜5の何れか1
項記載の粗紡機における玉揚げ時の粗糸切断方法。 - 【請求項7】 粗糸に細糸部を形成するためのドラフト
量が任意に調整可能であることを特徴とする請求項1〜
6の何れか1項記載の粗紡機における玉揚げ時の粗糸切
断方法。 - 【請求項8】 長手方向に沿って千鳥状にフライヤを配
列し、フロントロ−ラから送出される粗糸を夫々フライ
ヤと同心で回転するボビンに巻取る粗紡機において、粗
糸に通常紡出時のドラフト量より大きなドラフト量を施
すことのできる細糸部形成手段を設け、その細糸部形成
手段による細糸部がフライヤプレッサから出た状態とな
ると、細糸部を引っ張り切断すべく、ボビンとフライヤ
との間に相対運動を生じさせるように、機台を制御する
制御装置を構成して成ることを特徴とする粗紡機。 - 【請求項9】 細糸部形成手段は、紡出中にドラフト量
を可変とするように構成したドラフト部であることを特
徴とする請求項8記載の粗紡機。 - 【請求項10】 フライヤレ−ル上方には、粗糸の変向
ガイドを設け、フロントロ−ラから前記変向ガイドを経
て、前・後列のフライヤトップに至る粗糸通過経路長
を、前・後列フライヤにおいて略等しくしたことを特徴
とする請求項8又は9記載の粗紡機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9215897A JPH1143830A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 粗紡機における玉揚げ時の粗糸切断方法及び粗紡機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9215897A JPH1143830A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 粗紡機における玉揚げ時の粗糸切断方法及び粗紡機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1143830A true JPH1143830A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16680072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9215897A Pending JPH1143830A (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 粗紡機における玉揚げ時の粗糸切断方法及び粗紡機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1143830A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113699625A (zh) * | 2021-09-24 | 2021-11-26 | 山东圣润纺织有限公司 | 一种并纱机用断纱器 |
-
1997
- 1997-07-24 JP JP9215897A patent/JPH1143830A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113699625A (zh) * | 2021-09-24 | 2021-11-26 | 山东圣润纺织有限公司 | 一种并纱机用断纱器 |
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