JPH1151899A - 酸素センサ素子 - Google Patents
酸素センサ素子Info
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- JPH1151899A JPH1151899A JP9227480A JP22748097A JPH1151899A JP H1151899 A JPH1151899 A JP H1151899A JP 9227480 A JP9227480 A JP 9227480A JP 22748097 A JP22748097 A JP 22748097A JP H1151899 A JPH1151899 A JP H1151899A
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Abstract
酸素センサ素子を提供すること。 【解決手段】 コップ型の固体電解質体10と該固体電
解質体10の外側面に設けた先端電極11とよりなり,
上記先端電極11は,被測定ガスに曝されるガス接触部
115において,該接触部115の長さLの80%以内
の範囲の少なくとも一部分に形成してなり,かつ,上記
先端電極11の厚みは1.2〜3.0μmである。
Description
排気系に設置され,該内燃機関の空燃比制御等に利用さ
れる酸素センサ素子に関する。
比を検知する空燃比センサが設置され,該空燃比センサ
にて検知された空燃比に基づいて自動車エンジンの燃焼
制御を行っている。そして,上記空燃比センサとして
は,酸素イオン導電性を有する固体電解質体よりなる酸
素センサ素子を内蔵した酸素センサが使用されている。
プ型の固体電解質体とその内部に設けた大気室とよりな
り,かつ上記固体電解質体の外側面には外側電極を,上
記大気室に面する内側面には内側電極を設けてなる構造
のものが知られている。また,上記大気室には酸素セン
サ素子を活性化温度まで速やかに加熱するためのセラミ
ックヒータが設けてある。
側電極の形成方法としては,貴金属粉末を有機バインダ
ー等に分散させて作製した導電ペーストを上記固体電解
質体の外側面に塗布し,その後,上記導電ペーストを焼
成する方法が挙げられる。以上により貴金属粉末が焼結
して,外側電極となる。
して,いわゆる無電解メッキ,化学蒸着,物理蒸着を利
用した形成方法を挙げることができる。上記形成方法に
よる電極を有する酸素センサ素子は大きな出力を取出す
ことができるため,有望視されている。特に,比較的低
温域(400℃以下)で,高い出力を要求される酸素セ
ンサに好適である。
00℃で焼成され,一方無電解メッキは通常800〜1
000℃で焼成される。従って,無電解メッキによれば
触媒活性が高く,高いセンサ出力を得ることができる。
(導電ペーストの焼成温度が高い理由は粒径が0.5〜
1.0μm程度の白金粒子を焼結させる必要があるため
である。)
ッキ等を利用して作製した活性の高い外側電極には以下
に示す問題点がある。ここに,後述する図4には,酸素
センサ素子にかかる固体電解質体の表面温度と酸素セン
サ素子の先端部からの距離との関係が示されている。
部側においては略一定であるが,ある部分を境目とし
て,ここより基端部側の温度は急激に減少することが分
かる。これは,後述の図1に示すごとく,酸素センサ素
子に内蔵されたセラミックヒータにおいて,該セラミッ
クヒータの発熱部と対面する部分の温度は高くかつ均一
であるが,上記発熱部より離れた部分は温度が低くなる
ためである。
て形成された活性の高い外側電極の出力は,同図に示す
ごとく(電極厚さ0.5μm及び1.5μmの双方),
基端部側においても出力がペースト電極(導電ペースト
にて作製された電極)より高い。しかし,活性の高い上
記外側電極より得られる出力は先端部側の出力と基端部
側の出力との合成出力となるが,基端部側の電極の厚み
が厚いと基端部側の出力が小さいため,酸素センサ素子
として機能するに充分な出力が得られないおそれがあっ
た。
がより高温の領域へとシフトしていることから,上記問
題はますます顕著となっている。即ち,使用環境温度が
低い場合に比べて,温度が高くなると先端部と基端部と
の温度差がより大きくなり,即ち,出力差が大きくな
る。従って,基端部側の出力の影響度合いがより大きく
なる。
るような発熱温度の大きいセラミックヒータを使用する
ことも考えられるが,酸素センサ全体の温度が高くな
り,特に酸素センサ上部に設けたフィルタ,リード線及
びヒータロー付部の耐熱温度を越えてしまうおそれがあ
る。
をより正確に測定することができる酸素センサ素子を提
供しようとするものである。
電解質体と該固体電解質体の外側面に設けた先端電極と
よりなる酸素センサ素子であって,上記先端電極は,被
測定ガスに曝されるガス接触部において,その先端から
該ガス接触部の長さLの80%以内の範囲の一部分に形
成してなり,かつ,上記先端電極の厚みは1.2〜3.
0μmであることを特徴とする酸素センサ素子にある。
上記ガス接触部の長さLの80%を越えて先端電極が形
成された場合には,固体電解質体の表面温度の低い部分
からの出力が混じり,酸素センサ素子の測定精度が悪く
なるおそれがある。
満である場合には,耐熱性が低くなるおそれがある。一
方,3.0μmを越えた場合には,電極の活性が小さく
なり,酸素センサ素子の出力が低下するおそれがある。
なお,先端電極の厚みが厚くなると出力が低下する理由
は,該先端電極の拡散係数が大きくなり,応答性が悪く
なり,その結果として出力が低下する。なお,上記先端
電極のより好ましい厚みの範囲の下限は1.4μmであ
る。また,より好ましい厚みの範囲の上限は3.0μm
である。
素濃度を測定する他,被測定ガス中の空燃比を測定する
空燃比センサ素子として使用することもできる。また,
上記先端電極は,後述する図8等に示すごとく,固体電
解質体に対して部分的に形成することもできる。
400℃においてλ(空気過剰率)=0.9(リッチ)
からλ=1.1(リーン)における出力電圧を測定し,
それらの差として検知されるセンサ出力が0.65V以
上であることが好ましい。これにより,実使用時の若干
の劣化が伴った場合でも,良好な酸素濃度の検出精度を
得ることができる。なお,上記センサ出力の上限は固体
電解質体,先端電極等の構成,使用温度雰囲気等のファ
クターで決まる値である。本発明にかかる酸素センサ素
子の場合,0.9V程度である。
発明の酸素センサ素子においては,ガス接触部の先端部
側の特定範囲内に対して先端電極を設けてある。
酸素センサ素子において先端電極を設けた部分は,固体
電解質体の表面温度が高くかつ略均一である部分であ
る。このため,酸素センサ素子より得られる出力も上記
固体電解質体の表面温度に応じた略一定の値となる。こ
のため,本発明にかかる酸素センサ素子は酸素濃度に応
じた,より正確な出力を出すことができる。
をより正確に測定することができる酸素センサ素子を提
供することができる。
としては,Pt,Ru,Pd,Rh,Re等の触媒活性
の高い金属を使用することができる。また,上記先端電
極からの出力を取出すための端子,リード部等を固体電
解質体の基端部側等に設けることができる(図7,図8
参照)。また,本発明にかかる酸素センサ素子は酸素濃
淡起電力式,限界電流式等の方式によって酸素濃度を検
知することができる。更に,本発明にかかる酸素センサ
素子は酸素濃度測定の他,空燃比測定の素子として使用
することもできる。
電解質体の基端部には基端電極が形成してなり,該基端
電極の厚みは上記先端電極の厚みよりも小さいことが好
ましい。ところで,後述の図4に示すごとく,酸素セン
サ素子において電極の厚みが薄いほど先端部と基端部と
の間における出力差が小さくなることが知られている。
しかしながら,厚みの薄い電極は耐熱性に劣るという問
題がある。
要求される先端電極の厚みを厚く設け,該先端電極の発
する出力と同程度の出力を基端部において得られるよう
な厚みの基端電極を設けてある。これにより,耐熱性に
優れた酸素センサ素子を得ることができる。
よりも厚みの大きいリード部を形成することができる。
これにより,先端電極からの出力取出しをより確実とす
ることができる。
電極及び基端電極は,無電解メッキ,化学蒸着,物理蒸
着,スパッタ及び有機金属錯体の塗布のいずれかにかか
る方法より形成されていることが好ましい。これによ
り,先端電極及び基端電極の活性が高く,高出力の酸素
センサ素子を得ることができる。
成に当たっては,例えば固体電解質体の表面に金属核を
設けた核形成部を作製し,この部分に無電解メッキを施
してその後焼成することが好ましい。また,上記化学蒸
着によればCVD等の方法で各電極を形成することがで
きる。また,上記物理蒸着によれば真空蒸着法等の方法
で各電極を形成することができる。
体を含む溶液又はペースト状にした物を準備し,これを
固体電解質体の表面に付着,その後焼成することにより
各電極を形成することができる。なお,上記錯体を含む
溶液又はペースト状にした物としては有機白金錯体ペー
スト等があり,該有機白金錯体としてはバルサム白金,
ベンジリデン系白金化合物等を挙げることができる。
電極の厚みは0.3〜2.4μmであることが好まし
い。これにより,耐熱性に優れ,高出力な酸素センサ素
子を得ることができる。
満である場合には,基端電極の耐熱性が低下するおそれ
がある。一方,2.4μmを越えた場合には,この基端
電極の厚みに応じて先端電極の厚みも厚くなるため,酸
素センサ素子の出力が小さくなるおそれがある。
極の厚み)/(先端電極の厚み)の比は0.25〜0.
8であることが好ましい。これにより,耐熱性に優れ,
高出力な酸素センサ素子を得ることができる。
は,先端電極の厚みが厚いことから出力が小さくなり,
酸素センサ素子の出力が小さくなるおそれがある。一
方,0.8より大きい場合には,基端電極の耐熱性が低
下するおそれがある。
及したものであるが,後述する図1に示すごとき内側電
極13についても本発明と同様の構成を適用することが
できる。即ち,内側電極についても外側に設けた先端及
び基物電極と同様に耐熱性が要求される場合,先端部の
みを厚くし,耐熱性の向上を図ることができる。一方,
内側面(図1にかかる大気室15)には加熱用のヒータ
が内蔵されており,ヒータの発熱部に対面する部分の温
度は他に比べて高くなる。このため,発熱部周辺,即ち
先端部において内側電極についても基端部より厚くすれ
ばよい。これにより,本発明と同様の作用効果を得るこ
とができる。
1〜図6を用いて説明する。図1,図2に示すごとく,
上記酸素センサ素子1はコップ型の固体電解質体10と
該固体電解質体10の外側面に設けた先端電極11より
なる。上記先端電極11は,被測定ガスに曝されるガス
接触部115において(図3参照),該接触部115の
先端部110から該接触部115の長さLの80%の範
囲の一部分に形成してある。なお,上記先端電極11の
厚みは1.5μmである。
9は基端電極12を有し,該基端電極12の厚みは上記
先端電極11の厚みよりも小さく,0.5μmである。
また,上記先端電極11の長さMは,ガス接触部115
の長さをLとすると,0.69Lである。また,上記酸
素センサ素子1は,雰囲気温度400℃においてλ(空
気過剰率)=0.9(リッチ)からλ=1.1(リー
ン)における出力電圧を測定し,それらの差として検知
されるセンサ出力が0.65V以上である。
する。図1,図2に示すごとく,上記酸素センサ素子1
はコップ型の固体電解質体10とその内部に設けた大気
室15とよりなり,かつ上記固体電解質体10の外側面
の先端には先端電極11を,上記大気室10に面する内
側面には内側電極13を設けてなる。また,上記大気室
10には上記酸素センサ素子1を活性化温度まで速やか
に加熱するためのセラミックヒータ19が設けてある。
り,図1,図2に示すごとく,内層部111と表面部1
12とよりなる。また,上記基端電極12は一層構造
で,表面部112のみよりなる。
体10には突出部16が設けてあり,該突出部16には
テーパー部161が設けてある。後述する酸素センサ3
にかかるハウジング30に対し,上記酸素センサ素子1
を配設する場合,上記テーパー部161は上記ハウジン
グ30と当接する。従って,上記酸素センサ素子1にお
いて,上記テーパー部161より下方の部分が被測定ガ
スに曝されるガス接触部115となる。
の表面には保護層18が設けてある。上記保護層18は
通常一層以上の層から構成されている。例えば,第一層
はスピネル等の溶射により形成され,第二層はアルミナ
より形成されている。なお,図示を略したが,上記酸素
センサ素子1には出力取出用の端子,該端子と上記各電
極とを導通させるリード部等が設けてある。
素センサ3につき説明する。図3に示すごとく,上記酸
素センサ3は,ハウジング30と該ハウジング30に挿
入配置された酸素センサ素子1とよりなる。上記ハウジ
ング30の下方には被測定ガス室33を形成し,酸素セ
ンサ素子1の先端部110を保護するための二重の被測
定ガス側カバー330が設けてある。上記ハウジング3
0の上方には,三段の大気側カバー31,32,33が
設けてある。
には棒状のヒータ19が挿入配置されている。上記ヒー
タ19は大気室15の内側面との間に所望のクリアラン
スを確保して,挿入配置されている。
は,リード線391〜393を挿通させた弾性絶縁部材
39が設けてある。上記リード線391,392は,固
体電解質体10において発生した電流を信号として取出
し,外部に送るものである。また,上記リード線393
は,上記ヒータ19に対し通電し,これを発熱させるた
めのものである。
続端子383,384が設けてあり,該接続端子38
3,384により,上記酸素センサ素子1に固定したタ
ーミナル381,382との導通が取られている。な
お,上記ターミナル381,382は,上記酸素センサ
素子1における図示を略した端子に対し接触固定されて
いる。
いて説明する。まず,原料のジルコニアを,図1,2に
示す形状に成形,仮焼成し固体電解質体10を得た。次
いで,上記固体電解質体10の内側面における内側電極
13の形成部及び外側面における内層部111の形成部
の双方に対し,塩化白金酸溶液と還元剤とを用いて還元
作用により白金核を析出させ,これを乾燥することによ
り各形成部に白金核を形成した。
次に,上記各形成部に対し,白金の無電解メッキを施
し,厚さ0.5μmのメッキ膜を形成した。その後,上
記メッキ膜を固体電解質体10ごと温度1000℃,1
時間で焼成した。以上により内層部111及び内側電極
13を得た。なお,上記内側電極13は上記のように内
層部111と同時に形成する方法の他に,表面部112
を形成する際に同時に形成する方法と,更には内層部1
11の形成時及び表面部112の形成時の双方において
共に形成する方法とを挙げることができる。
1と固体電解質体10の外側面に対し,厚さ1.0μm
の表面部を形成した。以上により,二層構造の先端電極
11と一層構造の基端電極12を得た。
対し,アルミナスピネルよりなるポーラスな溶射層を設
け,保護層18を作製した。以上により本例の酸素セン
サ素子1を得た。
1及び表面部112の形成部に無電解メッキを施した
後,一括して行うこともできる。即ち,上記固体電解質
体10の外側面の内層部111及び表面部112の形成
部に上述したごとき手段で白金核を形成する。その後,
上記固体電解質体10をメッキ液中に基端部119まで
浸漬し,全体にまず1.0μmのメッキ膜を施す。
記固体電解質体10をメッキ液から抜き出し,先端部1
10のみを該メッキ液に浸漬する。その後,残りの0.
5μmのメッキ膜を設ける。そして,これらのメッキ膜
を焼成して白金よりなる先端電極11及び基端電極12
を形成する。
について表1を用いて説明する。まず,先端電極,基端
電極の厚みをそれぞれ違えた試料となる酸素センサ素子
をいくつか作製する。これらの試料は上述した図1,図
2と同様の構造を有している。
(空気過剰率)=0.9(リッチ)からλ=1.1(リ
ーン)において,上記各試料にかかる酸素センサ素子の
出力電圧を測定した。そして,それらの差として検知さ
れるセンサ出力が0.65V以上である試料については
表1に○と記載した。
00時間という条件の耐熱試験を行った。試験後の各試
料の先端電極の凝集度合を,SEM及び画像解析により
観察,測定し,この測定結果より先端電極の開口率を得
た。この開口率が50%以下であるものについては表1
に○と記載した。ここに,上記開口率の低いものは先端
電極の凝集が進行していないことを示しているため,同
表において○と記載された試料の耐熱性は優れている。
0はセンサ出力が高く,耐熱性に優れた酸素センサ素子
であることが分かった。しかしながら,試料11,12
は耐熱性が悪く,試料13,試料14はセンサ出力が低
かった。
3.0μmの範囲内にあり,基端電極の厚みが0.3〜
2.4μmの範囲内にあり,かつ(基端電極の厚み)/
(先端電極の厚み)の値が0.25〜0.8の範囲内に
ある場合には,出力が高く,耐熱性に優れた酸素センサ
素子が得られることが分かった。
る。本例にかかる酸素センサ素子1においては,ガス接
触部115の先端部110側の特定範囲内に対して先端
電極11を設けてある。
1において先端電極11を設けた部分は,固体電解質体
10の表面温度が高くかつ略均一である部分である。こ
のため,酸素センサ素子1より得られる出力も上記固体
電解質体10の表面温度に応じた略一定の値となる。こ
のため,本例にかかる酸素センサ素子1は酸素濃度に対
応した正確な出力を出すことができる。
より正確に測定することができる酸素センサ素子を提供
することができる。
端電極12をより薄く設けてある。ところで,図4に示
すごとく,酸素センサ素子において電極の厚みが薄いほ
ど先端部110の側と基端部119の側との間における
出力差が小さくなる。しかしながら,厚みの薄い電極は
耐熱性に劣るという問題がある。本例においては,より
耐熱性を要求される先端部(先端部より0.69Lまで
の範囲)に厚い先端電極を設け,基端部(0.69Lよ
りも上方)には該先端電極の発する出力と同程度の出力
を基端部119において得られるような厚みの基端電極
を設けてある。
力は,0.69Lを境目として,この部分よりも下方
(図4におけるα部)においては一点鎖線にかかる線
図,上方(図4におけるβ部)においては点線にかかる
線図と同等となる。従って,本例によれば,酸素濃度に
応じたセンサ出力を正確に得ることができる精度の高い
酸素センサ素子を提供することができる。
の酸素センサ素子を説明する。図5(a)にかかる酸素
センサ素子1は,先端電極11の長さMが0.34Lで
ある。また,図5(b)にかかる酸素センサ素子1は,
先端部110から基端部119までの長さがより短く,
先端電極11の長さMが0.59Lである。
該基端電極12よりも厚みのある導電リード部125が
形成された酸素センサ素子1である。上記導電リード部
125は,図6(b)に示すごとく,内層部111に対
し設けた延長部113により形成されている。上記導電
リード部125はより電気抵抗が小さくなる。従って,
図6にかかる酸素センサ素子1は先端電極11の出力を
より確実に取出すことができる。
た製造方法について説明するものである。まず,実施形
態例1と同様に原料のジルコニアを,前述した図1,2
に示す形状に成形,仮焼成し固体電解質体を得た。次い
で,有機金属錯体であるベンジリデン白金化合物を含ん
だ有機金属ペースト又は溶液(溶媒;テレピネオール)
を準備した。このペースト又は溶液をスクリーン印刷,
パッド印刷,ロール転写等を利用して,固体電解質体の
内層部の形成部及び内側電極の形成部に対し塗布した。
℃で熱処理した。これにより,固体電解質体の表面に上
記溶液中より白金が析出し,厚さ0.5μmの白金膜が
形成された。以上により内層部,内側電極を得た。更
に,上記と同様の手順により内層部と固体電解質体の外
側面に厚さ1.0μmの白金膜よりなる表面部を形成し
た。以上により,二層構造の先端電極と一層構造の基端
電極を得た。その他は実施形態例1と同様にして酸素セ
ンサ素子を作製した。
ても内側電極は実施形態例1と同様に内層部の形成,表
面部の形成のいずれかの工程と共に形成することができ
る。また,そのほうが好ましい。
に,基端電極と先端電極とを形成するに当たり,所望の
厚みに有機金属ペースト又は溶液をパッド印刷等の方法
で塗布して,これらを乾燥後,内側電極と共に一括して
焼成して各電極を形成することもできる。
成という簡略な工程で電極の形成が可能であり,かつ図
6(a)に示すような複雑形状の電極形成が容易にでき
る。その他は実施形態例1と同様の効果を有する。
とく,先端電極11のみを有する酸素センサ素子であ
る。
34Lである酸素センサ素子1である。そして,上記先
端電極11から得られた出力を取出すための端子172
が基端部119に設けてあり,該端子172と先端電極
11との間はリード部171により導通されている。ま
た,図7(b)も上記と同様に端子172とリード部1
71とを有する酸素センサ素子1である。但し,先端電
極11の長さMが0.59Lである。
1とを有し,かつ先端電極11が先端部に対し環状に形
成された酸素センサ素子1である。そして,上記先端電
極11の上端は酸素センサ素子1の先端より0.59L
上方に,また,上記先端電極11の長さMは0.23L
である。その他は実施形態例1と同様である。なお,上
記リード部171,端子172は白金ペースト電極によ
り形成してもよい。
部分(先端部)のみに先端電極が設けてあるため,良好
なセンサ出力を得ることができる。また,白金の使用量
を低減できるためコストダウン効果も大きい。高価な白
金使用量をセンサ特性を低下させることなく低減するこ
とができる。その他は実施形態例1と同様の作用効果を
有する。
し環状に形成された酸素センサ素子である。図9(a)
は,先端電極11と基端電極12とを有し,上記先端電
極11が環状に形成された酸素センサ素子1である。上
記先端電極11の上端は酸素センサ素子1の先端部11
0よりも0.69L上方に形成され,該先端電極11の
長さMは0.56Lである。
電極11を有する酸素センサ素子1である。先端電極1
1の上端は先端部110よりも0.47L上方に形成さ
れ,長さMは0.37Lである。その他は実施形態例1
と同様である。
し易い先端部に電極を形成しないことにより耐久による
特性変化を最小限に抑えることができる。その他は実施
形態例1と同様の作用効果を有する。
断面説明図。
電極及び基端電極の構造を示す説明図。
た酸素センサの断面説明図。
度,先端部からの距離及び各種電極より得られる出力と
の間の関係を示す線図。
説明図。
酸素センサ素子の先端電極及び基端電極の構造を示す説
明図。
酸素センサ素子の説明図。
有する酸素センサ素子の説明図。
電極とを有する酸素センサ素子の説明図。
Claims (5)
- 【請求項1】 コップ型の固体電解質体と該固体電解質
体の外側面に設けた先端電極とよりなる酸素センサ素子
であって,上記先端電極は,被測定ガスに曝されるガス
接触部において,その先端から該ガス接触部の長さLの
80%以内の範囲の一部分に形成してなり,かつ,上記
先端電極の厚みは1.2〜3.0μmであることを特徴
とする酸素センサ素子。 - 【請求項2】 請求項1において,上記固体電解質体の
基端部には基端電極が形成してなり,該基端電極の厚み
は上記先端電極の厚みよりも小さいことを特徴とする酸
素センサ素子。 - 【請求項3】 請求項1又は2において,上記先端電極
及び基端電極は,無電解メッキ,化学蒸着,物理蒸着,
有機金属錯体の塗布のいずれかにかかる方法より形成さ
れていることを特徴とする酸素センサ素子。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
上記基端電極の厚みは0.3〜2.4μmであることを
特徴とする酸素センサ素子。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
(基端電極の厚み)/(先端電極の厚み)の比は0.2
5〜0.8であることを特徴とする酸素センサ素子。
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