JPH1154353A - R−t−b系永久磁石の焼結方法 - Google Patents
R−t−b系永久磁石の焼結方法Info
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- JPH1154353A JPH1154353A JP9219916A JP21991697A JPH1154353A JP H1154353 A JPH1154353 A JP H1154353A JP 9219916 A JP9219916 A JP 9219916A JP 21991697 A JP21991697 A JP 21991697A JP H1154353 A JPH1154353 A JP H1154353A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 焼結用台板及び剥離用粉末を繰り返して使用
可能で、成形体の寸法精度を向上させ、ランニングコス
トを低減できる構成からなるR−T−B系永久磁石の焼
結方法の提供。 【解決手段】 Fe基やNi基合金材料製の焼結用台板
上にDy2O3粉末またはCaF2粉末からなる剥離剤を
載せて高温熱処理し、該粉末の密着性を高めてから、R
−T−B系永久磁石用の圧粉体を前記焼結用台板に載置
して焼結する。
可能で、成形体の寸法精度を向上させ、ランニングコス
トを低減できる構成からなるR−T−B系永久磁石の焼
結方法の提供。 【解決手段】 Fe基やNi基合金材料製の焼結用台板
上にDy2O3粉末またはCaF2粉末からなる剥離剤を
載せて高温熱処理し、該粉末の密着性を高めてから、R
−T−B系永久磁石用の圧粉体を前記焼結用台板に載置
して焼結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、R−T−B系
(但しRはYを含む希土類金属のうち1種以上、TはF
e又はFe及びCo)希土類永久磁石の焼結方法の改良
に係り、Fe基やNi基合金材料製の焼結用台板上にD
y2O3粉末またはCaF2粉末からなる剥離剤を載せて
高温熱処理し、該粉末の密着性を高めてから、R−T−
B系永久磁石用の圧粉体を前記焼結用台板に載置して焼
結することにより、希土類磁石の寸法精度の改善および
焼結用台板、剥離剤のリサイクル性向上を図ったR−T
−B系永久磁石の焼結方法に関する。
(但しRはYを含む希土類金属のうち1種以上、TはF
e又はFe及びCo)希土類永久磁石の焼結方法の改良
に係り、Fe基やNi基合金材料製の焼結用台板上にD
y2O3粉末またはCaF2粉末からなる剥離剤を載せて
高温熱処理し、該粉末の密着性を高めてから、R−T−
B系永久磁石用の圧粉体を前記焼結用台板に載置して焼
結することにより、希土類磁石の寸法精度の改善および
焼結用台板、剥離剤のリサイクル性向上を図ったR−T
−B系永久磁石の焼結方法に関する。
【0002】
【従来の技術】永久磁石材料は、一般家庭の各種電気製
品から大型コンピューターの周辺末端機器まで、幅広い
分野で使用される極めて重要な電気・電子材料の一つで
ある。近年の電気・電子機器の小型化、高機能化の要求
にともない、永久磁石材料はますます高性能化が求めら
れている。
品から大型コンピューターの周辺末端機器まで、幅広い
分野で使用される極めて重要な電気・電子材料の一つで
ある。近年の電気・電子機器の小型化、高機能化の要求
にともない、永久磁石材料はますます高性能化が求めら
れている。
【0003】現在の代表的な永久磁石材料は、アルニ
コ、ハードフェライト及び希土類コバルト磁石である。
近年のコバルトの原料事情の不安定化にともない、コバ
ルトを20〜30wt%含有するアルニコ磁石の需要は
減り、鉄の酸化物を主成分とする安価なハードフェライ
トが磁石材料の主流を占めるようになった。
コ、ハードフェライト及び希土類コバルト磁石である。
近年のコバルトの原料事情の不安定化にともない、コバ
ルトを20〜30wt%含有するアルニコ磁石の需要は
減り、鉄の酸化物を主成分とする安価なハードフェライ
トが磁石材料の主流を占めるようになった。
【0004】さらに、希土類コバルト磁石に匹敵する高
い磁気特性を示す、より安価な永久磁石材料として、高
価なSmやCoを必ずしも含有する必要のないR−Fe
−B系(但し、RはYを含む希土類元素のうち1種以
上)の磁気異方性焼結体からなる永久磁石が提案(特開
昭59−46008号公報)された。
い磁気特性を示す、より安価な永久磁石材料として、高
価なSmやCoを必ずしも含有する必要のないR−Fe
−B系(但し、RはYを含む希土類元素のうち1種以
上)の磁気異方性焼結体からなる永久磁石が提案(特開
昭59−46008号公報)された。
【0005】また、このR−Fe−B系焼結永久磁石の
温度特性を改良するために、Feの一部をCoで置換す
ることにより、生成合金のキュリー点を上昇させて温度
特性を改善したR−Fe−Co−B系磁気異方性焼結体
からなる永久磁石も提案(特開昭59‐64733号公
報)された。
温度特性を改良するために、Feの一部をCoで置換す
ることにより、生成合金のキュリー点を上昇させて温度
特性を改善したR−Fe−Co−B系磁気異方性焼結体
からなる永久磁石も提案(特開昭59‐64733号公
報)された。
【0006】これら希土類系永久磁石(以下、R−Fe
−B系及びR−Fe−Co−B系も含めてR−T−B系
という)は、一般に次のような工程により製造される。
まず、所定組成の合金の鋳塊(インゴット)を溶解法で
調製する。この鋳塊を、例えば、スタンプミル等で20
〜500μm程度まで粗粉砕した後、さらにジェットミ
ル等の微粉砕機により1〜20μmまで微粉砕して、原
料となる合金粉末を得る。
−B系及びR−Fe−Co−B系も含めてR−T−B系
という)は、一般に次のような工程により製造される。
まず、所定組成の合金の鋳塊(インゴット)を溶解法で
調製する。この鋳塊を、例えば、スタンプミル等で20
〜500μm程度まで粗粉砕した後、さらにジェットミ
ル等の微粉砕機により1〜20μmまで微粉砕して、原
料となる合金粉末を得る。
【0007】あるいは上記合金を一旦水素化粉砕し、次
いで減圧下で水素を放出させることにより調整した場合
には合金が粉末状で得られるので、必要により更に1〜
20μmまで微粉砕する。そして、磁気異方性を付与す
るために磁場中でプレス金型成形して圧粉体を作製し、
950〜1150℃の温度で焼結後、時効処理する。最
後に耐食性を付与するために焼結体をNiメッキ等の防
食膜で被覆する。
いで減圧下で水素を放出させることにより調整した場合
には合金が粉末状で得られるので、必要により更に1〜
20μmまで微粉砕する。そして、磁気異方性を付与す
るために磁場中でプレス金型成形して圧粉体を作製し、
950〜1150℃の温度で焼結後、時効処理する。最
後に耐食性を付与するために焼結体をNiメッキ等の防
食膜で被覆する。
【0008】ここで焼結は、圧粉体を液相焼結して成形
体の密度を上昇させて真密度にする工程であるが、この
時に焼結用台板としてFe基合金、Ni基合金、非鉄合
金等の金属板を使用し、この上に直接圧粉体を載せると
R−Fe−B系焼結永久磁石の主成分であるNd等の希
土類元素が金属元素と焼結温度以下で共晶反応を起こし
て焼結用台板と焼結永久磁石とが局部的に溶融すること
が多い。
体の密度を上昇させて真密度にする工程であるが、この
時に焼結用台板としてFe基合金、Ni基合金、非鉄合
金等の金属板を使用し、この上に直接圧粉体を載せると
R−Fe−B系焼結永久磁石の主成分であるNd等の希
土類元素が金属元素と焼結温度以下で共晶反応を起こし
て焼結用台板と焼結永久磁石とが局部的に溶融すること
が多い。
【0009】そのため、焼結永久磁石の台板側の寸法収
縮が円滑に進行せず、得られた焼結体の寸法ばらつきが
大きくなったり、欠けたりしやすい。さらに、焼結用台
板については共晶反応生成物が付着したり窪みが生じた
りして、手入れせずそのまま繰り返して使用することが
困難であった。
縮が円滑に進行せず、得られた焼結体の寸法ばらつきが
大きくなったり、欠けたりしやすい。さらに、焼結用台
板については共晶反応生成物が付着したり窪みが生じた
りして、手入れせずそのまま繰り返して使用することが
困難であった。
【0010】従来、焼結用台板と焼結永久磁石との溶融
を防止するため、特開平7−161560号公報ではY
2O3の造粒粉末を敷粉として使用することが提案されて
いるが、造粒工程が必要であるとともに、Y2O3造粒粉
末を再利用することが困難であると考えられ、コスト高
となる問題がある。
を防止するため、特開平7−161560号公報ではY
2O3の造粒粉末を敷粉として使用することが提案されて
いるが、造粒工程が必要であるとともに、Y2O3造粒粉
末を再利用することが困難であると考えられ、コスト高
となる問題がある。
【0011】また、焼結用台板として特開平8−225
805号公報にはセラミックス繊維の結合体を使用する
ことが提案されているが、R−T−B系焼結永久磁石の
主成分であるNd等の希土類元素の酸素、窒素および炭
素との親和力がセラミックス繊維と較べて大きいため、
セラミックス繊維が単体元素に分解し、この元素とR−
T−B系焼結永久磁石と化学反応を起こし溶着すること
が考えられ、R−T−B系焼結永久磁石の焼結用台板と
して適さない。さらに、イットリア等の化学的に安定し
た薄板を剥離剤として使用すれば、熱衝撃性に弱いため
ヒートクラックが発生しやすく再利用が困難であった。
805号公報にはセラミックス繊維の結合体を使用する
ことが提案されているが、R−T−B系焼結永久磁石の
主成分であるNd等の希土類元素の酸素、窒素および炭
素との親和力がセラミックス繊維と較べて大きいため、
セラミックス繊維が単体元素に分解し、この元素とR−
T−B系焼結永久磁石と化学反応を起こし溶着すること
が考えられ、R−T−B系焼結永久磁石の焼結用台板と
して適さない。さらに、イットリア等の化学的に安定し
た薄板を剥離剤として使用すれば、熱衝撃性に弱いため
ヒートクラックが発生しやすく再利用が困難であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】R−T−B系焼結永久
磁石の焼結用台板に要求される特性としては、R−Fe
‐B系焼結永久磁石と焼結用台板との化学反応が起きな
いことである。そのために、R−T−B系焼結永久磁石
と焼結用台板との間に剥離粉末を敷いて接触させない
で、かつ、剥離粉末がR−T−B系焼結永久磁石および
焼結用台板との化学反応、および焼結温度で共晶反応を
起こさないことが要求される。
磁石の焼結用台板に要求される特性としては、R−Fe
‐B系焼結永久磁石と焼結用台板との化学反応が起きな
いことである。そのために、R−T−B系焼結永久磁石
と焼結用台板との間に剥離粉末を敷いて接触させない
で、かつ、剥離粉末がR−T−B系焼結永久磁石および
焼結用台板との化学反応、および焼結温度で共晶反応を
起こさないことが要求される。
【0013】従来の焼結用台板は、金属製ではR−T−
B系焼結永久磁石と共晶反応を起こして成形体の寸法収
縮がスムーズに進行せず、焼結体の寸法精度が悪くなり
やすかった。また、イットリア等の化学的に安定した薄
板を剥離剤として使用すると高価である上、ヒートクラ
ックの発生により再利用が困難であるため、コストが非
常に高くなり不経済であった。
B系焼結永久磁石と共晶反応を起こして成形体の寸法収
縮がスムーズに進行せず、焼結体の寸法精度が悪くなり
やすかった。また、イットリア等の化学的に安定した薄
板を剥離剤として使用すると高価である上、ヒートクラ
ックの発生により再利用が困難であるため、コストが非
常に高くなり不経済であった。
【0014】さらに、造粒したY2O3粉末を使用すると
寸法精度は大幅に改善されるが、造粒コストがかかる
上、リサイクル性に乏しい欠点があった。そして、前記
セラミックス繊維の結合体ではR−T−B系焼結永久磁
石と化学反応を起こして溶着するため、使用に適さなか
った。
寸法精度は大幅に改善されるが、造粒コストがかかる
上、リサイクル性に乏しい欠点があった。そして、前記
セラミックス繊維の結合体ではR−T−B系焼結永久磁
石と化学反応を起こして溶着するため、使用に適さなか
った。
【0015】この発明は、R−T−B系焼結永久磁石の
焼結工程において、成形体の寸法精度を従来よりも向上
させるため、焼結用台板上に剥離用粉末を敷いて焼結す
ることを目的とし、この焼結用台板及び剥離用粉末を繰
り返して使用することにより、ランニングコストを低減
できる構成からなるR−T−B系永久磁石の焼結方法の
提供を目的としている。
焼結工程において、成形体の寸法精度を従来よりも向上
させるため、焼結用台板上に剥離用粉末を敷いて焼結す
ることを目的とし、この焼結用台板及び剥離用粉末を繰
り返して使用することにより、ランニングコストを低減
できる構成からなるR−T−B系永久磁石の焼結方法の
提供を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】発明者らは、前記の課題
を解決するために、R−T−B系焼結永久磁石の焼結用
台板に敷く剥離粉末の種類を選定するため、焼結温度に
おける焼結用台板との反応溶着性と表面凹凸評価、R−
T−B系焼結永久磁石成形体との溶着反応性と寸法精
度、剥離粉末のリサイクル性等について詳細に検討を行
なった結果、Fe基やNi基合金材料製の焼結用台板上
にDy2O3粉末またはCaF2粉末からなる剥離剤を載
せて高温熱処理し、該粉末の密着性を高めてから、R−
T−B系永久磁石用の圧粉体を前記焼結用台板に載置し
て焼結することにより、上記目的を達成できることを知
見し、この発明を完成した。
を解決するために、R−T−B系焼結永久磁石の焼結用
台板に敷く剥離粉末の種類を選定するため、焼結温度に
おける焼結用台板との反応溶着性と表面凹凸評価、R−
T−B系焼結永久磁石成形体との溶着反応性と寸法精
度、剥離粉末のリサイクル性等について詳細に検討を行
なった結果、Fe基やNi基合金材料製の焼結用台板上
にDy2O3粉末またはCaF2粉末からなる剥離剤を載
せて高温熱処理し、該粉末の密着性を高めてから、R−
T−B系永久磁石用の圧粉体を前記焼結用台板に載置し
て焼結することにより、上記目的を達成できることを知
見し、この発明を完成した。
【0017】詳述すると、発明者らは、Fe基やNi基
合金材料などの金属製の焼結用台板を使用することによ
り、高温強度が比較的大きいため、高さの高い圧粉体を
焼結用台板の上に載せて焼結を行なっても、焼結用台板
が曲がったり、反ったりせず、台板表面の凹凸による成
形体の寸法収縮ばらつきを防止でき、焼結用台板の繰り
返し使用ができることを知見した。
合金材料などの金属製の焼結用台板を使用することによ
り、高温強度が比較的大きいため、高さの高い圧粉体を
焼結用台板の上に載せて焼結を行なっても、焼結用台板
が曲がったり、反ったりせず、台板表面の凹凸による成
形体の寸法収縮ばらつきを防止でき、焼結用台板の繰り
返し使用ができることを知見した。
【0018】また発明者らは、Dy2O3粉末及びCaF
2粉末は、R−T−B系焼結永久磁石成形体との化学反
応による溶着が原因となる寸法収縮ばらつきを防止でき
ること、繰り返し使用しても変質することがなく入手し
やすく比較的安価であること、さらに圧粉体の寸法収縮
時の滑りによる摩擦抵抗が小さいことの種々の剥離粉末
に要求される特性を全て満足することを知見した。
2粉末は、R−T−B系焼結永久磁石成形体との化学反
応による溶着が原因となる寸法収縮ばらつきを防止でき
ること、繰り返し使用しても変質することがなく入手し
やすく比較的安価であること、さらに圧粉体の寸法収縮
時の滑りによる摩擦抵抗が小さいことの種々の剥離粉末
に要求される特性を全て満足することを知見した。
【0019】従って、R−T−B系焼結永久磁石と化学
反応を起こさず、標準生成自由エネルギーの小さい安定
した化合物粉末であるDy2O3粉末またはCaF2粉末
を剥離粉末として使用することにより、焼結体の寸法精
度が良好で、かつ焼結用台板に化学反応等の影響を及ぼ
さない焼結方法を提供できる。
反応を起こさず、標準生成自由エネルギーの小さい安定
した化合物粉末であるDy2O3粉末またはCaF2粉末
を剥離粉末として使用することにより、焼結体の寸法精
度が良好で、かつ焼結用台板に化学反応等の影響を及ぼ
さない焼結方法を提供できる。
【0020】すなわち、この発明は、R(但しRはYを
含む希土類金属のうち1種以上)、T(TはFe又はF
e及びCo)、及びBを主成分とするR−T−B系磁石
合金粉末を所要形状に圧縮成形した圧粉体を焼結用台板
に載置して焼結するR−T−B系永久磁石の焼結方法に
おいて、金属製の焼結用台板上に、剥離剤としてDy2
O3粉末またはCaF2粉末を敷き、これに圧粉体を載せ
て950〜1150℃の範囲で焼結、あるいは剥離剤を
載せた金属製の焼結用台板を1150〜1300℃で熱
処理した後、この上に該圧粉体を載せて950〜115
0℃の範囲で焼結を行なうR−T−B系永久磁石の焼結
方法である。
含む希土類金属のうち1種以上)、T(TはFe又はF
e及びCo)、及びBを主成分とするR−T−B系磁石
合金粉末を所要形状に圧縮成形した圧粉体を焼結用台板
に載置して焼結するR−T−B系永久磁石の焼結方法に
おいて、金属製の焼結用台板上に、剥離剤としてDy2
O3粉末またはCaF2粉末を敷き、これに圧粉体を載せ
て950〜1150℃の範囲で焼結、あるいは剥離剤を
載せた金属製の焼結用台板を1150〜1300℃で熱
処理した後、この上に該圧粉体を載せて950〜115
0℃の範囲で焼結を行なうR−T−B系永久磁石の焼結
方法である。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の対象とする焼結永久磁
石の製造用粉末に用いるR−T−B系の希土類合金粉末
は、R:10〜30原子%、B:2〜28原子%、F
e:65〜82原子%の組成を有する。希土類元素R
は、イットリウム(Y)、軽希土類(セリウム族)、重
希土類(イットリウム族)を含む希土類元素のうち1種
以上である。Rとしては軽希土類だけでも十分であり、
特にNd及びPrが好ましい。通常、Rは1種類だけで
良いが、原料入手上その他の理由により、安価な2種類
以上の希土類元素の混合物(ミッシュメタル、ジジム
等)を使用することもできる。Sm、Y、La、Ce、
Gd等は、他のR、特にNdまたはPrとの混合物とし
て用いることが好ましい。
石の製造用粉末に用いるR−T−B系の希土類合金粉末
は、R:10〜30原子%、B:2〜28原子%、F
e:65〜82原子%の組成を有する。希土類元素R
は、イットリウム(Y)、軽希土類(セリウム族)、重
希土類(イットリウム族)を含む希土類元素のうち1種
以上である。Rとしては軽希土類だけでも十分であり、
特にNd及びPrが好ましい。通常、Rは1種類だけで
良いが、原料入手上その他の理由により、安価な2種類
以上の希土類元素の混合物(ミッシュメタル、ジジム
等)を使用することもできる。Sm、Y、La、Ce、
Gd等は、他のR、特にNdまたはPrとの混合物とし
て用いることが好ましい。
【0022】Rは純希土類元素である必要はなく、工業
上入手可能な純度のもので良い。すなわち、製造上不可
避な不純物が混入していても差し支えない。Rの割合が
10原子%未満では、高磁気特性、特に高い固有保磁力
(iHc)が得られず、30原子%を越えると残留磁束
密度(Br)が低下し、優れた特性の永久磁石が得られ
ない。よって、Rは10〜30原子%の範囲が好まし
い。
上入手可能な純度のもので良い。すなわち、製造上不可
避な不純物が混入していても差し支えない。Rの割合が
10原子%未満では、高磁気特性、特に高い固有保磁力
(iHc)が得られず、30原子%を越えると残留磁束
密度(Br)が低下し、優れた特性の永久磁石が得られ
ない。よって、Rは10〜30原子%の範囲が好まし
い。
【0023】Bは、2原子%未満では高い固有保磁力
(iHc)が得られず、28原子%を越えると残留磁束
密度(Br)が低下し、高磁気特性の永久磁石が得られ
ない。よって、Bは2〜28原子%の範囲が好ましい。
(iHc)が得られず、28原子%を越えると残留磁束
密度(Br)が低下し、高磁気特性の永久磁石が得られ
ない。よって、Bは2〜28原子%の範囲が好ましい。
【0024】Feは、65原子%未満では残留磁束密度
(Br)が不足し、82原子%を越えると高い固有保磁
力(iHc)が得られないので、Feは65〜82原子
%の範囲が好ましい。Feの一部はCoで置換すること
ができ、合金のキュリー点が上昇して永久磁石の温度特
性が向上する。しかし、CoがFeより多くなると高い
固有保磁力(iHc)が得られないので、Feの一部を
Coで置換する場合、CoはFe+Coの合計量の50
%を上限とするのが好ましく、その添加効果を十分に得
るための好ましい添加量は5〜25原子%の範囲であ
る。
(Br)が不足し、82原子%を越えると高い固有保磁
力(iHc)が得られないので、Feは65〜82原子
%の範囲が好ましい。Feの一部はCoで置換すること
ができ、合金のキュリー点が上昇して永久磁石の温度特
性が向上する。しかし、CoがFeより多くなると高い
固有保磁力(iHc)が得られないので、Feの一部を
Coで置換する場合、CoはFe+Coの合計量の50
%を上限とするのが好ましく、その添加効果を十分に得
るための好ましい添加量は5〜25原子%の範囲であ
る。
【0025】高い残留磁束密度(Br)と高い固有保磁
力(iHc)をともに有する優れた永久磁石を得るに
は、合金粉末の組成をR:10〜25原子%、B:4〜
26原子%、Fe:65〜82原子%の範囲とすること
が好ましい。
力(iHc)をともに有する優れた永久磁石を得るに
は、合金粉末の組成をR:10〜25原子%、B:4〜
26原子%、Fe:65〜82原子%の範囲とすること
が好ましい。
【0026】この発明で用いる合金粉末には、R、B、
Feの他に、製造工程で不可避的に混入する不純物、あ
るいは低価格化、特性改善などの目的で意図的に混入し
た元素も小量であれば共存させることができる。
Feの他に、製造工程で不可避的に混入する不純物、あ
るいは低価格化、特性改善などの目的で意図的に混入し
た元素も小量であれば共存させることができる。
【0027】また、R−T−B系合金粉末の製造方法は
特に制限されないが、上述した一般的な製造方法により
得たもので良く、得られた合金粉末の粉末粒度は、平均
粒径で1〜20μmが望ましく、平均粒径が20μmを
越えると、永久磁石の作製時に優れた磁気特性、とりわ
け高い保磁力が得られず、平均粒径が1μm未満では、
永久磁石の製造工程、すなわち、プレス成形、焼結工程
における合金粉末の酸化が著しく、優れた磁気特性が得
られない。
特に制限されないが、上述した一般的な製造方法により
得たもので良く、得られた合金粉末の粉末粒度は、平均
粒径で1〜20μmが望ましく、平均粒径が20μmを
越えると、永久磁石の作製時に優れた磁気特性、とりわ
け高い保磁力が得られず、平均粒径が1μm未満では、
永久磁石の製造工程、すなわち、プレス成形、焼結工程
における合金粉末の酸化が著しく、優れた磁気特性が得
られない。
【0028】このようにして得られた合金粉末を磁界中
プレス金型成形により圧粉成形を行ない磁気異方性を持
たせ、用途に応じて各種形状の圧粉体を作製する。焼結
温度は950〜1150℃の範囲が好ましく、950℃
未満では焼結体の密度が十分上昇しないことと焼結が十
分に進行しないため、残留磁束密度(Br)と固有保磁
力(iHc)が大きく低下し、また、1150℃を越え
ると結晶粒が著しく粗大化し固有保磁力(iHc)が大
きく低下してしまう。なお、高い残留磁束密度(Br)
と高い固有保磁力(iHc)をともに有する優れた永久
磁石を得るには、焼結温度を1000〜1100℃の範
囲とすることが好ましい。
プレス金型成形により圧粉成形を行ない磁気異方性を持
たせ、用途に応じて各種形状の圧粉体を作製する。焼結
温度は950〜1150℃の範囲が好ましく、950℃
未満では焼結体の密度が十分上昇しないことと焼結が十
分に進行しないため、残留磁束密度(Br)と固有保磁
力(iHc)が大きく低下し、また、1150℃を越え
ると結晶粒が著しく粗大化し固有保磁力(iHc)が大
きく低下してしまう。なお、高い残留磁束密度(Br)
と高い固有保磁力(iHc)をともに有する優れた永久
磁石を得るには、焼結温度を1000〜1100℃の範
囲とすることが好ましい。
【0029】この発明で用いる焼結用台板は、この上に
R−T−B系焼結永久磁石の圧粉体を載せ焼結する時に
繰り返して用いられるので、ヒートクラックが発生した
り、曲がったり、欠けたりしないため金属製の台板が必
要である。すなわち、常温でハンドリング中に焼結用台
板が割れたり欠けたりすることによるリサイクル性の低
下を防止できるだけの常温延性に優れ、また、焼結温度
である950〜1150℃において、曲がったり、反っ
たりしてしまうと圧粉体の寸法収縮がスムーズに行えず
寸法精度が悪くなり、また、焼結用台板をフラット化す
る工程が必要となるため高温強度が必要である。
R−T−B系焼結永久磁石の圧粉体を載せ焼結する時に
繰り返して用いられるので、ヒートクラックが発生した
り、曲がったり、欠けたりしないため金属製の台板が必
要である。すなわち、常温でハンドリング中に焼結用台
板が割れたり欠けたりすることによるリサイクル性の低
下を防止できるだけの常温延性に優れ、また、焼結温度
である950〜1150℃において、曲がったり、反っ
たりしてしまうと圧粉体の寸法収縮がスムーズに行えず
寸法精度が悪くなり、また、焼結用台板をフラット化す
る工程が必要となるため高温強度が必要である。
【0030】金属製の焼結用台板には、Fe基またはN
i基の合金材料を用いるが、具体的には、SUS30
4、SUS309S、SUS310S、SUS316、
SUS317等のオーステナイト系ステンレス鋼、HR
7H、Alloy600、Alloy671等のNi基
合金等が採用できる。
i基の合金材料を用いるが、具体的には、SUS30
4、SUS309S、SUS310S、SUS316、
SUS317等のオーステナイト系ステンレス鋼、HR
7H、Alloy600、Alloy671等のNi基
合金等が採用できる。
【0031】さらに、焼結用台板の高温強度が低いと焼
結用台板の板厚が厚くする必要があり、昇温エネルギー
のコストがかさむ問題があるため、板厚は3mm以下に
することが好ましい。圧粉体の自重による変形に耐える
高温強度を有し安価で耐熱性があるステンレス鋼の使用
が好ましい。
結用台板の板厚が厚くする必要があり、昇温エネルギー
のコストがかさむ問題があるため、板厚は3mm以下に
することが好ましい。圧粉体の自重による変形に耐える
高温強度を有し安価で耐熱性があるステンレス鋼の使用
が好ましい。
【0032】この焼結用台板の上に敷く剥離剤としてD
y2O3粉末あるいはCaF2粉末を使用するのは、焼結
温度である950〜1150℃においても、安定した化
合物であると共にR−T−B系焼結永久磁石の主成分で
あるNdよりも標準生成自由エネルギーが低く安定した
化合物を形成して化学反応を起こさないためである。さ
らに、常温においても吸湿等による変質が起こり難く、
リサイクル性に優れ、かつ比較的安価で容易に入手する
ことができ経済的なためである。
y2O3粉末あるいはCaF2粉末を使用するのは、焼結
温度である950〜1150℃においても、安定した化
合物であると共にR−T−B系焼結永久磁石の主成分で
あるNdよりも標準生成自由エネルギーが低く安定した
化合物を形成して化学反応を起こさないためである。さ
らに、常温においても吸湿等による変質が起こり難く、
リサイクル性に優れ、かつ比較的安価で容易に入手する
ことができ経済的なためである。
【0033】剥離剤の粉末粒度については、工業的に通
常製造される粒度である1〜50μmの平均粒径でその
まま使用でき、剥離剤としての効果を発揮することがで
きる。敷く方法としては、エタノール、アセトン等の有
機溶剤を使用してスラリー状にして刷毛等により塗布す
ることで、剥離粉末を均一にむらなく焼結用台板の上に
塗布することができ、また、スラリー濃度を変化させる
ことにより塗布量を調節することができる。
常製造される粒度である1〜50μmの平均粒径でその
まま使用でき、剥離剤としての効果を発揮することがで
きる。敷く方法としては、エタノール、アセトン等の有
機溶剤を使用してスラリー状にして刷毛等により塗布す
ることで、剥離粉末を均一にむらなく焼結用台板の上に
塗布することができ、また、スラリー濃度を変化させる
ことにより塗布量を調節することができる。
【0034】剥離粉末の塗布量については50〜200
g/m2が好ましい。すなわち、50g/m2未満では剥
離剤としての機能が発揮できず、また、200g/m2
を越えると剥離粉末が焼結用台板から取れやすくなるた
めである。
g/m2が好ましい。すなわち、50g/m2未満では剥
離剤としての機能が発揮できず、また、200g/m2
を越えると剥離粉末が焼結用台板から取れやすくなるた
めである。
【0035】また、剥離粉末と焼結用台板との密着性を
高めるために、剥離粉末を塗布した状態で焼結用台板を
Arガス等の不活性ガス中で1150℃〜1300℃の
温度で熱処理することが望ましく、1150℃未満の温
度では剥離粉末と焼結用台板との密着性が十分でなく、
剥離粉末が焼結用台板から取れやすく、また、1300
℃を越えると剥離粉末あるいは焼結用台板が溶融し始め
たり、焼結用台板が軟化するとともに加熱コストが高く
なるため好ましくない。
高めるために、剥離粉末を塗布した状態で焼結用台板を
Arガス等の不活性ガス中で1150℃〜1300℃の
温度で熱処理することが望ましく、1150℃未満の温
度では剥離粉末と焼結用台板との密着性が十分でなく、
剥離粉末が焼結用台板から取れやすく、また、1300
℃を越えると剥離粉末あるいは焼結用台板が溶融し始め
たり、焼結用台板が軟化するとともに加熱コストが高く
なるため好ましくない。
【0036】この発明において、剥離剤を載せた金属製
の焼結用台板を1150〜1300℃で熱処理すると、
焼結用台板と剥離粉末との密着性が良くなり、焼結用台
板を手入れすることなく、そのままの状態で5回以上焼
結用台板として使用できる。さらに、焼結に使用した剥
離粉末は擦り取ると元の粉末状態で回収でき、この粉末
を再利用しても剥離剤としての機能が損なわれず、何ら
問題はないことを確認した。
の焼結用台板を1150〜1300℃で熱処理すると、
焼結用台板と剥離粉末との密着性が良くなり、焼結用台
板を手入れすることなく、そのままの状態で5回以上焼
結用台板として使用できる。さらに、焼結に使用した剥
離粉末は擦り取ると元の粉末状態で回収でき、この粉末
を再利用しても剥離剤としての機能が損なわれず、何ら
問題はないことを確認した。
【0037】
実施例1 原子%で15%Nd−8%B−77%Feの組成になる
ように原料を配合し、Ar雰囲気中で高周波炉により溶
解した後、水冷銅鋳型に鋳造し、鋳塊を得た。この鋳塊
をジョークラシャーにより機械的に粉砕して35メッシ
ュ以下まで粗粉砕した。次にジェットミルにより微粉砕
して、平均粒径が3.5μmのR−Fe−B系合金粉末
を得た。この合金粉末を電動プレスを使用して平行磁界
中で1.0ton/cm2の圧力で金型圧粉成形を行な
い、外径40mm、内径20mm、高さ40mmの圧粉
体を作製した。
ように原料を配合し、Ar雰囲気中で高周波炉により溶
解した後、水冷銅鋳型に鋳造し、鋳塊を得た。この鋳塊
をジョークラシャーにより機械的に粉砕して35メッシ
ュ以下まで粗粉砕した。次にジェットミルにより微粉砕
して、平均粒径が3.5μmのR−Fe−B系合金粉末
を得た。この合金粉末を電動プレスを使用して平行磁界
中で1.0ton/cm2の圧力で金型圧粉成形を行な
い、外径40mm、内径20mm、高さ40mmの圧粉
体を作製した。
【0038】この圧粉体を焼結するが、この時に使用す
る焼結用台板は、剥離剤として平均粒径が4μmのDy
2O3粉末を2g使用し、その中にエチルアルコール2c
cを添加してスラリー状にし、2mmの板厚で150m
m角の大きさのステンレス鋼板の上に刷毛塗りし自然乾
燥させた。
る焼結用台板は、剥離剤として平均粒径が4μmのDy
2O3粉末を2g使用し、その中にエチルアルコール2c
cを添加してスラリー状にし、2mmの板厚で150m
m角の大きさのステンレス鋼板の上に刷毛塗りし自然乾
燥させた。
【0039】この焼結用台板の上に圧粉体を9個載せ、
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1080℃に加熱して2時間焼結した。
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1080℃に加熱して2時間焼結した。
【0040】このようにして得られた焼結体の寸法精度
は、3次元形状測定装置を使用して台板側から4mmの
位置の内径真円度を測定し、その結果を表1に示す。ま
た、焼結用台板の曲がり、反りについては平面上に置い
て最大たわみ量を測定し、その結果を表1に示す。さら
に、焼結用台板の表面凹凸については表面粗さ計により
最大組さを測定し、その結果を表1に示す。
は、3次元形状測定装置を使用して台板側から4mmの
位置の内径真円度を測定し、その結果を表1に示す。ま
た、焼結用台板の曲がり、反りについては平面上に置い
て最大たわみ量を測定し、その結果を表1に示す。さら
に、焼結用台板の表面凹凸については表面粗さ計により
最大組さを測定し、その結果を表1に示す。
【0041】実施例2 実施例1で作製した圧粉体を使用し焼結したが、この時
に使用する焼結用台板は、剥離剤として平均粒径が20
μmのCaF2粉末を4g使用し、その中にエチルアル
コール2ccを添加してスラリー状にし、3mmの板厚
で150mm角の大きさのステンレス鋼板の上に刷毛塗
りし自然乾燥させた。
に使用する焼結用台板は、剥離剤として平均粒径が20
μmのCaF2粉末を4g使用し、その中にエチルアル
コール2ccを添加してスラリー状にし、3mmの板厚
で150mm角の大きさのステンレス鋼板の上に刷毛塗
りし自然乾燥させた。
【0042】この焼結用台板の上に圧粉体を9個載せ、
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1100℃に加熱し2時間焼結した。このよ
うにして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実
施例1と同様の方法により行なった。測定結果を表1に
示す。
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1100℃に加熱し2時間焼結した。このよ
うにして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実
施例1と同様の方法により行なった。測定結果を表1に
示す。
【0043】実施例3 実施例1で作製した圧粉体を使用し焼結した。この時に
使用する焼結用台板は、剥離粉末として実施例1で使用
した平均粒径が4μmのDy2O3粉末を回収後、1g再
使用し、その中にアセトン2ccを添加してスラリー状
にし、2mmの板厚で150mm角の大きさのステンレ
ス鋼板の上に刷毛塗りし自然乾燥させた。
使用する焼結用台板は、剥離粉末として実施例1で使用
した平均粒径が4μmのDy2O3粉末を回収後、1g再
使用し、その中にアセトン2ccを添加してスラリー状
にし、2mmの板厚で150mm角の大きさのステンレ
ス鋼板の上に刷毛塗りし自然乾燥させた。
【0044】この焼結用台板の上に圧粉体を9個載せ、
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1100℃に加熱し2時間焼結した。このよ
うにして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実
施例1と同様の方法により行なった。
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1100℃に加熱し2時間焼結した。このよ
うにして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実
施例1と同様の方法により行なった。
【0045】上記の測定結果を表1に示す。さらに、こ
の焼結体を500℃で時効処理後、BHトレーサーによ
り磁気特性の評価を行なった。その結果を表2に示す。
の焼結体を500℃で時効処理後、BHトレーサーによ
り磁気特性の評価を行なった。その結果を表2に示す。
【0046】実施例4 実施例1で作製した圧粉体を使用し焼結した。この時に
使用する焼結用台板は、剥離粉末として実施例2で使用
した平均粒径が20μmのCaF2粉末を回収後、3g
再使用し、その中にアセトン2ccを添加してスラリー
状にし、3mmの板厚で150mm角の大きさのステン
レス鋼板の上に刷毛塗りし自然乾燥させた。
使用する焼結用台板は、剥離粉末として実施例2で使用
した平均粒径が20μmのCaF2粉末を回収後、3g
再使用し、その中にアセトン2ccを添加してスラリー
状にし、3mmの板厚で150mm角の大きさのステン
レス鋼板の上に刷毛塗りし自然乾燥させた。
【0047】この焼結用台板の上に圧粉体を9個載せ、
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1100℃に加熱し5時間焼結した。このよ
うにして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実
施例1と同様の方法により行なった。測定結果を表1に
示す。
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1100℃に加熱し5時間焼結した。このよ
うにして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実
施例1と同様の方法により行なった。測定結果を表1に
示す。
【0048】実施例5 実施例1で作製した圧粉体を使用し焼結した。この時に
使用する焼結用台板は、剥離粉末として実施例3で使用
した平均粒径が4μmのDy2O3粉末を回収後、焼結用
台板に塗布して焼結することをさらに8回繰り返して使
用した粉末を1g再使用し、その中にアセトン2ccを
添加してスラリー状にし、2mmの板厚で150mm角
の大きさのステンレス鋼板の上に刷毛塗りし自然乾燥さ
せた。
使用する焼結用台板は、剥離粉末として実施例3で使用
した平均粒径が4μmのDy2O3粉末を回収後、焼結用
台板に塗布して焼結することをさらに8回繰り返して使
用した粉末を1g再使用し、その中にアセトン2ccを
添加してスラリー状にし、2mmの板厚で150mm角
の大きさのステンレス鋼板の上に刷毛塗りし自然乾燥さ
せた。
【0049】この焼結用台板の上に圧粉体を9個載せ、
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1000℃に加熱し2時間焼結した。このよ
うにして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実
施例1と同様の方法により行なった。測定結果を表1に
示す。
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1000℃に加熱し2時間焼結した。このよ
うにして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実
施例1と同様の方法により行なった。測定結果を表1に
示す。
【0050】実施例6 実施例1で作製した圧粉体を使用し焼結した。この時に
使用する焼結用台板は、剥離粉末として実施例4で使用
した平均粒径が20μmのCaF2粉末を回収後、3g
再使用し、その中にアセトン2ccを添加してスラリー
状にし、3mmの板厚で150mm角の大きさのステン
レス鋼板の上に刷毛塗りし、Arガス雰囲気中1300
℃の温度で熱処理した。
使用する焼結用台板は、剥離粉末として実施例4で使用
した平均粒径が20μmのCaF2粉末を回収後、3g
再使用し、その中にアセトン2ccを添加してスラリー
状にし、3mmの板厚で150mm角の大きさのステン
レス鋼板の上に刷毛塗りし、Arガス雰囲気中1300
℃の温度で熱処理した。
【0051】この焼結用台板の上に圧粉体を9個載せ、
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1100℃に加熱し5時間焼結した。この焼
結用台板をさらに5回そのままの状態で焼結用台板とし
て使用した。このようにして得られた最後の焼結体およ
び焼結用台板の評価は、実施例1と同様の方法により行
なった。測定結果を表1に示す。
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1100℃に加熱し5時間焼結した。この焼
結用台板をさらに5回そのままの状態で焼結用台板とし
て使用した。このようにして得られた最後の焼結体およ
び焼結用台板の評価は、実施例1と同様の方法により行
なった。測定結果を表1に示す。
【0052】表1の結果より、ステンレス鋼板の焼結用
台板を使用し、剥離剤としてDy2O3粉末またはCaF
2粉末を使用すると、再利用を含めいずれの実施例も寸
法精度の良好な焼結体が得られ、焼結用台板の表面状態
も良好であることが判明した。また、表2の結果より、
実施例3の焼結磁石の磁気特性の評価からも、良好な磁
気特性の成形体が得られることが判明した。
台板を使用し、剥離剤としてDy2O3粉末またはCaF
2粉末を使用すると、再利用を含めいずれの実施例も寸
法精度の良好な焼結体が得られ、焼結用台板の表面状態
も良好であることが判明した。また、表2の結果より、
実施例3の焼結磁石の磁気特性の評価からも、良好な磁
気特性の成形体が得られることが判明した。
【0053】比較例1 実施例1で作製した圧粉体を使用し焼結した。この時に
使用する焼結用台板は、剥離粉末として平均粒径が10
μmのBN粉末を2g使用し、その中にエチルアルコー
ル2ccを添加してスラリー状にし、2mmの板厚で1
50mm角の大きさのステンレス鋼板の上に刷毛塗りし
自然乾燥させた。
使用する焼結用台板は、剥離粉末として平均粒径が10
μmのBN粉末を2g使用し、その中にエチルアルコー
ル2ccを添加してスラリー状にし、2mmの板厚で1
50mm角の大きさのステンレス鋼板の上に刷毛塗りし
自然乾燥させた。
【0054】この焼結用台板の上に圧粉体を9個載せ、
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1080℃に加熱し2時間焼結した。このよ
うにして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実
施例1と同様の方法により行なった。測定結果を表1に
示す。
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1080℃に加熱し2時間焼結した。このよ
うにして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実
施例1と同様の方法により行なった。測定結果を表1に
示す。
【0055】比較例2 実施例1で作製した圧粉体を使用し焼結した。この時に
使用する焼結用台板は、剥離粉末として平均粒径が15
μmのAl2O3粉末を2g使用し、その中にエチルアル
コール2ccを添加してスラリー状にし、3mmの板厚
で150mm角の大きさのステンレス鋼板の上に刷毛塗
りし自然乾燥させた。
使用する焼結用台板は、剥離粉末として平均粒径が15
μmのAl2O3粉末を2g使用し、その中にエチルアル
コール2ccを添加してスラリー状にし、3mmの板厚
で150mm角の大きさのステンレス鋼板の上に刷毛塗
りし自然乾燥させた。
【0056】この焼結用台板の上に圧粉体を9個載せ、
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし合計1
8個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス雰
囲気中で1050℃に加熱し2時間焼結した。このよう
にして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実施
例1と同様の方法により行なった。
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし合計1
8個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス雰
囲気中で1050℃に加熱し2時間焼結した。このよう
にして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実施
例1と同様の方法により行なった。
【0057】比較例3 実施例1で作製した圧粉体を使用し焼結した。この時に
使用する焼結用台板は剥離粉末を使用しないで、3mm
の板厚で150mm角の大きさのステンレス鋼板の上に
直接圧粉体を9個載せ、スペーサを70mmの間隔に置
いて2段積みにし、合計18個の圧粉体をステンレス容
器の中に入れてArガス雰囲気中で1050℃に加熱し
2時間焼結した。このようにして得られた焼結体および
焼結用台板の評価は、実施例1と同様の方法により行な
った。
使用する焼結用台板は剥離粉末を使用しないで、3mm
の板厚で150mm角の大きさのステンレス鋼板の上に
直接圧粉体を9個載せ、スペーサを70mmの間隔に置
いて2段積みにし、合計18個の圧粉体をステンレス容
器の中に入れてArガス雰囲気中で1050℃に加熱し
2時間焼結した。このようにして得られた焼結体および
焼結用台板の評価は、実施例1と同様の方法により行な
った。
【0058】表1の結果より、比較例1〜比較例3のス
テンレス鋼板の焼結用台板であっても、不適当な剥離粉
末の使用または剥離粉末の不使用により、焼結体の寸法
精度が実施例と較べて悪くなり、また、焼結用台板の表
面状態も局部的な凹凸が大きくなり、リサイクル性に乏
しいことが判明した。
テンレス鋼板の焼結用台板であっても、不適当な剥離粉
末の使用または剥離粉末の不使用により、焼結体の寸法
精度が実施例と較べて悪くなり、また、焼結用台板の表
面状態も局部的な凹凸が大きくなり、リサイクル性に乏
しいことが判明した。
【0059】比較例4 実施例1で作製した圧粉体を使用し焼結した。この時に
使用する焼結用台板は、剥離粉末として平均粒径が4μ
mのDy2O3粉末を2g使用し、その中にエチルアルコ
ール2ccを添加してスラリー状にし、3mmの板厚で
150mm角の大きさの機械構造用炭素鋼板の上に刷毛
塗りし自然乾燥させた。
使用する焼結用台板は、剥離粉末として平均粒径が4μ
mのDy2O3粉末を2g使用し、その中にエチルアルコ
ール2ccを添加してスラリー状にし、3mmの板厚で
150mm角の大きさの機械構造用炭素鋼板の上に刷毛
塗りし自然乾燥させた。
【0060】この焼結用台板の上に圧粉体を9個載せ、
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1050℃に加熱し2時間焼結した。このよ
うにして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実
施例1と同様の方法により行なった。
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1050℃に加熱し2時間焼結した。このよ
うにして得られた焼結体および焼結用台板の評価は、実
施例1と同様の方法により行なった。
【0061】表1の結果より、比較例4の炭素鋼板から
なる焼結用台板を使用すると、焼結体の寸法精度が実施
例と較べて悪くなり、また、焼結用台板の表面状態も焼
結用台板全体にたわみによる凹凸が大きくなり、リサイ
クル性に乏しいことが判明した。
なる焼結用台板を使用すると、焼結体の寸法精度が実施
例と較べて悪くなり、また、焼結用台板の表面状態も焼
結用台板全体にたわみによる凹凸が大きくなり、リサイ
クル性に乏しいことが判明した。
【0062】比較例5 実施例1で作製した圧粉体を使用し焼結した。この時に
使用する焼結用台板は、剥離粉末として実施例1で使用
した平均粒径が4μmのDy2O3粉末を回収後、1g再
使用し、その中にアセトン2ccを添加してスラリー状
にし、2mmの板厚で150mm角の大きさのステンレ
ス鋼板の上に刷毛塗りし自然乾燥させた。
使用する焼結用台板は、剥離粉末として実施例1で使用
した平均粒径が4μmのDy2O3粉末を回収後、1g再
使用し、その中にアセトン2ccを添加してスラリー状
にし、2mmの板厚で150mm角の大きさのステンレ
ス鋼板の上に刷毛塗りし自然乾燥させた。
【0063】この焼結用台板の上に圧粉体を9個載せ、
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で930℃に加熱し5時間焼結した。さらに、
この焼結体を500℃で時効処理後、BHトレーサーに
より磁気特性の評価を行なった。その結果を表2に示す
が、焼結温度が低いため、低い磁気特性しか得られない
ことが判明した。
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で930℃に加熱し5時間焼結した。さらに、
この焼結体を500℃で時効処理後、BHトレーサーに
より磁気特性の評価を行なった。その結果を表2に示す
が、焼結温度が低いため、低い磁気特性しか得られない
ことが判明した。
【0064】比較例6 実施例1で作製した圧粉体を使用し焼結した。この時に
使用する焼結用台板は、剥離粉末として実施例1で使用
した平均粒径が4μmのDy2O3粉末を回収後、1g再
使用し、その中にアセトン2ccを添加してスラリー状
にし、2mmの板厚で150mm角の大きさのステンレ
ス鋼板の上に刷毛塗りし自然乾燥させた。
使用する焼結用台板は、剥離粉末として実施例1で使用
した平均粒径が4μmのDy2O3粉末を回収後、1g再
使用し、その中にアセトン2ccを添加してスラリー状
にし、2mmの板厚で150mm角の大きさのステンレ
ス鋼板の上に刷毛塗りし自然乾燥させた。
【0065】この焼結用台板の上に圧粉体を9個載せ、
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1170℃に加熱し2時間焼結した。さら
に、この焼結体を500℃で時効処理後、BHトレーサ
ーにより磁気特性の評価を行なった。その結果を表2に
示すが、焼結温度が高いため、低い磁気特性しか得られ
ないことが判明した。
スペーサを70mmの間隔に置いて2段積みにし、合計
18個の圧粉体をステンレス容器の中に入れてArガス
雰囲気中で1170℃に加熱し2時間焼結した。さら
に、この焼結体を500℃で時効処理後、BHトレーサ
ーにより磁気特性の評価を行なった。その結果を表2に
示すが、焼結温度が高いため、低い磁気特性しか得られ
ないことが判明した。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】
【発明の効果】この発明によるR−T−B系永久磁石の
焼結方法は、Fe基やNi基合金材料製の焼結用台板上
にDy2O3粉末またはCaF2粉末からなる剥離剤を載
せて高温熱処理し、該粉末の密着性を高めてから、R−
T−B系永久磁石用の圧粉体を前記焼結用台板に載置し
て焼結することにより、焼結体の寸法精度が良好である
とともに、焼結用台板の手入れが不要となり、また、剥
離粉末の再利用が可能であるためリサイクル性に優れて
おり、低コスト化が実現でき、寸法精度並びに磁気特性
にすぐれたR−T−B系焼結永久磁石を安定的に提供で
きる。
焼結方法は、Fe基やNi基合金材料製の焼結用台板上
にDy2O3粉末またはCaF2粉末からなる剥離剤を載
せて高温熱処理し、該粉末の密着性を高めてから、R−
T−B系永久磁石用の圧粉体を前記焼結用台板に載置し
て焼結することにより、焼結体の寸法精度が良好である
とともに、焼結用台板の手入れが不要となり、また、剥
離粉末の再利用が可能であるためリサイクル性に優れて
おり、低コスト化が実現でき、寸法精度並びに磁気特性
にすぐれたR−T−B系焼結永久磁石を安定的に提供で
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳原 宏樹 兵庫県養父郡養父町大藪1062 近畿住特電 子株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 R(但しRはYを含む希土類金属のうち
1種以上)、T(TはFe又はFe及びCo)、及びB
を主成分とするR−T−B系磁石合金粉末を所要形状に
圧縮成形した圧粉体を焼結用台板に載置して焼結するR
−T−B系永久磁石の焼結方法において、金属製の焼結
用台板上に、剥離剤としてDy2O3粉末またはCaF2
粉末を敷き、これに圧粉体を載せて950〜1150℃
の範囲で焼結するR−T−B系永久磁石の焼結方法。 - 【請求項2】 請求項1において、剥離剤を載せた金属
製の焼結用台板を1150〜1300℃で熱処理した
後、この上に該圧粉体を載せて950〜1150℃の範
囲で焼結を行なうR−T−B系永久磁石の焼結方法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、金属
製の焼結用台板にFe基またはNi基の合金材料を用い
るR−T−B系永久磁石の焼結方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9219916A JPH1154353A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | R−t−b系永久磁石の焼結方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9219916A JPH1154353A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | R−t−b系永久磁石の焼結方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1154353A true JPH1154353A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16743040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9219916A Pending JPH1154353A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | R−t−b系永久磁石の焼結方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1154353A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003059741A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-28 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 蒸着被膜を表面に有する希土類系永久磁石の製造方法 |
| US6548014B2 (en) | 2000-06-21 | 2003-04-15 | Sumitomo Special Metals Co., Ltd. | Suspension application apparatus and method for manufacturing rare earth magnet |
| JP2007220824A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Tdk Corp | 希土類永久磁石の焼結用治具及び希土類永久磁石の製造方法 |
| JP2008266767A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-11-06 | Hitachi Chem Co Ltd | フッ化物コート膜形成処理液およびフッ化物コート膜形成方法 |
| CN104252939A (zh) * | 2014-09-12 | 2014-12-31 | 沈阳中北通磁科技股份有限公司 | 一种具有复合主相的钕铁硼永磁铁及其制造方法 |
| CN106158205A (zh) * | 2016-08-29 | 2016-11-23 | 京磁材料科技股份有限公司 | 一种钕铁硼磁体的制备方法 |
| WO2018088709A1 (ko) * | 2016-11-08 | 2018-05-17 | 주식회사 엘지화학 | 금속 분말의 제조 방법 및 금속 분말 |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP9219916A patent/JPH1154353A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6548014B2 (en) | 2000-06-21 | 2003-04-15 | Sumitomo Special Metals Co., Ltd. | Suspension application apparatus and method for manufacturing rare earth magnet |
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| JP2007220824A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Tdk Corp | 希土類永久磁石の焼結用治具及び希土類永久磁石の製造方法 |
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| JP2012136778A (ja) * | 2007-03-29 | 2012-07-19 | Hitachi Chemical Co Ltd | フッ化物コート膜形成処理液およびフッ化物コート膜形成方法 |
| CN104252939A (zh) * | 2014-09-12 | 2014-12-31 | 沈阳中北通磁科技股份有限公司 | 一种具有复合主相的钕铁硼永磁铁及其制造方法 |
| CN104252939B (zh) * | 2014-09-12 | 2016-10-05 | 沈阳中北通磁科技股份有限公司 | 一种具有复合主相的钕铁硼永磁铁及其制造方法 |
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| CN109641277A (zh) * | 2016-11-08 | 2019-04-16 | 株式会社Lg化学 | 用于制备金属粉末的方法和金属粉末 |
| CN109641277B (zh) * | 2016-11-08 | 2022-03-11 | 株式会社Lg化学 | 用于制备金属粉末的方法和金属粉末 |
| US11721460B2 (en) | 2016-11-08 | 2023-08-08 | Lg Chem, Ltd. | Method for preparing metal powder, and metal powder |
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