JPH1154746A - 絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH1154746A JPH1154746A JP9205915A JP20591597A JPH1154746A JP H1154746 A JPH1154746 A JP H1154746A JP 9205915 A JP9205915 A JP 9205915A JP 20591597 A JP20591597 A JP 20591597A JP H1154746 A JPH1154746 A JP H1154746A
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- gate
- semiconductor substrate
- semiconductor device
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D12/00—Bipolar devices controlled by the field effect, e.g. insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
- H10D12/411—Insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
- H10D12/441—Vertical IGBTs
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D62/00—Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers
- H10D62/10—Shapes, relative sizes or dispositions of the regions of the semiconductor bodies; Shapes of the semiconductor bodies
- H10D62/17—Semiconductor regions connected to electrodes not carrying current to be rectified, amplified or switched, e.g. channel regions
- H10D62/393—Body regions of DMOS transistors or IGBTs
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D64/00—Electrodes of devices having potential barriers
- H10D64/20—Electrodes characterised by their shapes, relative sizes or dispositions
- H10D64/27—Electrodes not carrying the current to be rectified, amplified, oscillated or switched, e.g. gates
- H10D64/311—Gate electrodes for field-effect devices
- H10D64/411—Gate electrodes for field-effect devices for FETs
- H10D64/511—Gate electrodes for field-effect devices for FETs for IGFETs
- H10D64/517—Gate electrodes for field-effect devices for FETs for IGFETs characterised by the conducting layers
Landscapes
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 絶縁破壊のおそれなくしてパワー系の用途に
使用できる絶縁ゲート型半導体装置を,簡易な工程でか
つ歩留まりよく製造できるその製造方法ともに提供する
こと。 【解決手段】 ゲート電極14の側壁14aに接して,
ゲート電極14自体の材質を酸化(または窒化)して形
成した側面絶縁層11を設け,ゲート電極14と半導体
基板80との間がゲート絶縁膜15とこの側面絶縁層1
1とにより絶縁されるようにした。また,ゲート電極1
4と半導体基板80との間隔が,ゲート電極14の中央
付近よりも側壁14a付近で大きくなるようにし,かつ
この部分が絶縁物で隙間なく充填されるようにした。こ
の構造は,ゲート電極14の加工後に,ゲート電極14
自体を熱酸化(または窒化)して,その酸化物層(また
は窒化物層)を異方性エッチングすることにより実現さ
れる。
使用できる絶縁ゲート型半導体装置を,簡易な工程でか
つ歩留まりよく製造できるその製造方法ともに提供する
こと。 【解決手段】 ゲート電極14の側壁14aに接して,
ゲート電極14自体の材質を酸化(または窒化)して形
成した側面絶縁層11を設け,ゲート電極14と半導体
基板80との間がゲート絶縁膜15とこの側面絶縁層1
1とにより絶縁されるようにした。また,ゲート電極1
4と半導体基板80との間隔が,ゲート電極14の中央
付近よりも側壁14a付近で大きくなるようにし,かつ
この部分が絶縁物で隙間なく充填されるようにした。こ
の構造は,ゲート電極14の加工後に,ゲート電極14
自体を熱酸化(または窒化)して,その酸化物層(また
は窒化物層)を異方性エッチングすることにより実現さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,半導体基板から絶
縁されたゲート電極への印加電圧により電流制御を行う
絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法に関する。
さらに詳細には,ゲート電極の端部と半導体基板との間
の耐電圧が,大電流の制御が可能なほど高い絶縁ゲート
型半導体装置に関するものである。また,そのような絶
縁ゲート型半導体装置を,簡単な行程でかつ高い歩留ま
りで製造できる絶縁ゲート型半導体装置の製造方法に関
するものである。
縁されたゲート電極への印加電圧により電流制御を行う
絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法に関する。
さらに詳細には,ゲート電極の端部と半導体基板との間
の耐電圧が,大電流の制御が可能なほど高い絶縁ゲート
型半導体装置に関するものである。また,そのような絶
縁ゲート型半導体装置を,簡単な行程でかつ高い歩留ま
りで製造できる絶縁ゲート型半導体装置の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年,大電流の制御にも半導体装置が用
いられるようになってきている。半導体装置を介してデ
ジタル回路で電圧により大電流の制御を行うことができ
れば便利だからである。このようなパワー系の用途に用
いられる半導体装置(パワーIC等)は主として,IG
BT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を用いて
構成されている。
いられるようになってきている。半導体装置を介してデ
ジタル回路で電圧により大電流の制御を行うことができ
れば便利だからである。このようなパワー系の用途に用
いられる半導体装置(パワーIC等)は主として,IG
BT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を用いて
構成されている。
【0003】この種の半導体装置は一般的に,図10に
示す構造を有している。すなわち,半導体基板80上に
ゲート電極84が設けられており,また,半導体基板8
0に対して導通をとるソース電極86が設けられてい
る。そして半導体基板80には,ソース拡散部88等の
公知のウェル構造が形成されている。このウェル構造の
pn接合により,ゲート電極84に電圧が印加されてい
ない状態では厚さ方向の電流が阻止されるようになって
いる。ここでゲート電極84は,ゲート絶縁膜85によ
り半導体基板80から絶縁されており,ソース電極86
からも層間絶縁膜87により絶縁されている。このよう
なソース電極86を有する半導体装置を,絶縁ゲート型
半導体装置という。なお,この種の半導体装置は通常,
図10に示されるように2つの素子が左右対称に並置さ
れたレイアウトで製造される。
示す構造を有している。すなわち,半導体基板80上に
ゲート電極84が設けられており,また,半導体基板8
0に対して導通をとるソース電極86が設けられてい
る。そして半導体基板80には,ソース拡散部88等の
公知のウェル構造が形成されている。このウェル構造の
pn接合により,ゲート電極84に電圧が印加されてい
ない状態では厚さ方向の電流が阻止されるようになって
いる。ここでゲート電極84は,ゲート絶縁膜85によ
り半導体基板80から絶縁されており,ソース電極86
からも層間絶縁膜87により絶縁されている。このよう
なソース電極86を有する半導体装置を,絶縁ゲート型
半導体装置という。なお,この種の半導体装置は通常,
図10に示されるように2つの素子が左右対称に並置さ
れたレイアウトで製造される。
【0004】この半導体装置では,半導体基板80に厚
さ方向の電圧を掛けつつゲート電極84に所定のゲート
電圧を印加すると,半導体基板80にチャンネルが形成
されて厚さ方向に電流が流れる。ゲート電圧をオフすれ
ば電流も停止する。かくしてゲート電圧のオンオフによ
り電流の制御が行われる。この動作においてゲート電極
84と半導体基板80との間には,30V程度以上の耐
圧が要求される。
さ方向の電圧を掛けつつゲート電極84に所定のゲート
電圧を印加すると,半導体基板80にチャンネルが形成
されて厚さ方向に電流が流れる。ゲート電圧をオフすれ
ば電流も停止する。かくしてゲート電圧のオンオフによ
り電流の制御が行われる。この動作においてゲート電極
84と半導体基板80との間には,30V程度以上の耐
圧が要求される。
【0005】この種の半導体装置は,一般的には次のよ
うにして製造される。すなわち,半導体基板80上に
ゲート絶縁膜85と多結晶シリコンとを順に全面に形成
し,そして多結晶シリコンをパターニングしてゲート
電極84を形成する。そして,ゲート絶縁膜85のう
ちゲート電極84に覆われていない部分を除去し,そ
の状態でイオン注入およびアニーリングによりソース拡
散部88等のウェル構造を形成する。その後,層間絶
縁膜87およびソース電極86を形成すると,図10に
示す半導体装置ができあがる。
うにして製造される。すなわち,半導体基板80上に
ゲート絶縁膜85と多結晶シリコンとを順に全面に形成
し,そして多結晶シリコンをパターニングしてゲート
電極84を形成する。そして,ゲート絶縁膜85のう
ちゲート電極84に覆われていない部分を除去し,そ
の状態でイオン注入およびアニーリングによりソース拡
散部88等のウェル構造を形成する。その後,層間絶
縁膜87およびソース電極86を形成すると,図10に
示す半導体装置ができあがる。
【0006】この半導体装置については,次のような問
題点が指摘できる。まず,ゲート電極84と半導体基板
80との間の耐圧が確保できないことが挙げられる。そ
の原因は,ゲート電極84の端部においてゲート絶縁膜
85に欠陥があるからである。この箇所に欠陥ができる
理由は次の通りである。すなわち,前記でゲート絶縁
膜85を除去する際(通常,ウェットエッチングによ
る)に,ゲート電極84端の下部のゲート絶縁膜85に
もダメージが加わり,図11の拡大図に示すようにアン
ダーカット90が生じてしまうのである。この後,前記
でウェル構造が形成されてから前記で層間絶縁膜8
7が形成される(通常,CVDによる)が,アンダーカ
ット90は完全には充填されずに空孔として残ってしま
う。アンダーカット90内には途中の熱酸化工程でも酸
素の供給が不足して十分には酸化物が形成されないし,
CVDで層間絶縁膜87を形成すると入口が閉じられて
しまうからである。
題点が指摘できる。まず,ゲート電極84と半導体基板
80との間の耐圧が確保できないことが挙げられる。そ
の原因は,ゲート電極84の端部においてゲート絶縁膜
85に欠陥があるからである。この箇所に欠陥ができる
理由は次の通りである。すなわち,前記でゲート絶縁
膜85を除去する際(通常,ウェットエッチングによ
る)に,ゲート電極84端の下部のゲート絶縁膜85に
もダメージが加わり,図11の拡大図に示すようにアン
ダーカット90が生じてしまうのである。この後,前記
でウェル構造が形成されてから前記で層間絶縁膜8
7が形成される(通常,CVDによる)が,アンダーカ
ット90は完全には充填されずに空孔として残ってしま
う。アンダーカット90内には途中の熱酸化工程でも酸
素の供給が不足して十分には酸化物が形成されないし,
CVDで層間絶縁膜87を形成すると入口が閉じられて
しまうからである。
【0007】このため,ゲート電極84の端部において
はゲート電極84と半導体基板80との間の絶縁に寄与
する有効な酸化物が著しく薄く,耐圧が低いのである。
また,この空孔内には,途中の工程で導電性ダストが進
入してそのまま残留することがあり,これも耐圧を低下
させる原因となる。導電性ダストとしては,フォトレジ
ストや,シリコンのエッチング副生成物,洗浄時の水分
等が挙げられる。そして,このゲート電極84の端部
は,ゲート電圧が印加されたときに電界が集中する箇所
でもある。したがって,メモリやロジックのように動作
電圧が低い場合はともかく,パワー系の用途に用いると
ゲート電極84の端部で半導体基板80との間に絶縁破
壊が生じるおそれがある。
はゲート電極84と半導体基板80との間の絶縁に寄与
する有効な酸化物が著しく薄く,耐圧が低いのである。
また,この空孔内には,途中の工程で導電性ダストが進
入してそのまま残留することがあり,これも耐圧を低下
させる原因となる。導電性ダストとしては,フォトレジ
ストや,シリコンのエッチング副生成物,洗浄時の水分
等が挙げられる。そして,このゲート電極84の端部
は,ゲート電圧が印加されたときに電界が集中する箇所
でもある。したがって,メモリやロジックのように動作
電圧が低い場合はともかく,パワー系の用途に用いると
ゲート電極84の端部で半導体基板80との間に絶縁破
壊が生じるおそれがある。
【0008】この耐圧低下を防止する対策として,前記
でゲート絶縁膜85を除去する際に,ゲート電極84
端の位置からある程度の幅91にわたってゲート絶縁膜
85を残すことが考えられる(図12参照)。しかしこ
のためには,幅91の分のゲート絶縁膜85を残すため
のフォトマスクの形成や,そのフォトマスクのエッチン
グ後における除去のために工程数が増加してしまい,コ
ストの上昇や製造のタクトタイムの長期化が問題とな
る。また,前記のイオン注入の際,注入する元素がヒ
素のように原子半径の大きなものであると,酸化膜の透
過性が悪いため,幅91の部分の半導体基板80には十
分にイオンが注入できない。このため,適正な素子特性
が得られるようなウェル構造を形成するためには,幅9
1のサイズ(0.5μm程度)およびアライメントを極
度に精密に管理する必要がある。しかし通常のフォトリ
ソグラフィ装置でのアライメント精度は0.2μm程度
であり,十分でない。このため,図10の左右の素子で
幅91のサイズが異なってしまい,素子特性の均一性が
得られない。このため歩留まりが低くなる。
でゲート絶縁膜85を除去する際に,ゲート電極84
端の位置からある程度の幅91にわたってゲート絶縁膜
85を残すことが考えられる(図12参照)。しかしこ
のためには,幅91の分のゲート絶縁膜85を残すため
のフォトマスクの形成や,そのフォトマスクのエッチン
グ後における除去のために工程数が増加してしまい,コ
ストの上昇や製造のタクトタイムの長期化が問題とな
る。また,前記のイオン注入の際,注入する元素がヒ
素のように原子半径の大きなものであると,酸化膜の透
過性が悪いため,幅91の部分の半導体基板80には十
分にイオンが注入できない。このため,適正な素子特性
が得られるようなウェル構造を形成するためには,幅9
1のサイズ(0.5μm程度)およびアライメントを極
度に精密に管理する必要がある。しかし通常のフォトリ
ソグラフィ装置でのアライメント精度は0.2μm程度
であり,十分でない。このため,図10の左右の素子で
幅91のサイズが異なってしまい,素子特性の均一性が
得られない。このため歩留まりが低くなる。
【0009】別の対策としては,特開平7−33587
4号公報に示されるものも考えられる。すなわち,ゲー
ト電極の側部にCVDによってサイドウォール(スペー
サ)を形成し,これをマスクにしてウェル構造形成のた
めのイオン注入を行うのである。しかしながらこの場合
には,CVDによるサイドウォールの堆積膜厚がウェハ
間およびウェハ内でばらつくことがあるため,均一な素
子特性が確保し難く,これも歩留まり低下の原因となる
という問題がある。また,CVD等の堆積層は,ゲート
電極との界面に微少な隙間が残ったり,堆積物自体がダ
ストを含んでいたり粒塊状をなしていたりするため,絶
縁耐圧は必ずしも高くない。
4号公報に示されるものも考えられる。すなわち,ゲー
ト電極の側部にCVDによってサイドウォール(スペー
サ)を形成し,これをマスクにしてウェル構造形成のた
めのイオン注入を行うのである。しかしながらこの場合
には,CVDによるサイドウォールの堆積膜厚がウェハ
間およびウェハ内でばらつくことがあるため,均一な素
子特性が確保し難く,これも歩留まり低下の原因となる
という問題がある。また,CVD等の堆積層は,ゲート
電極との界面に微少な隙間が残ったり,堆積物自体がダ
ストを含んでいたり粒塊状をなしていたりするため,絶
縁耐圧は必ずしも高くない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,前記した従
来の半導体装置およびその製造方法が有する問題点を解
決するためになされたものである。すなわちその課題と
するところは,ゲート電極と半導体基板との間の耐圧が
十分高く,絶縁破壊のおそれなくしてパワー系の用途に
使用できる絶縁ゲート型半導体装置を提供することにあ
る。また,そのような絶縁ゲート型半導体装置を高い歩
留まりで実現するため,ゲート電圧印加時に電界が集中
する箇所であるゲート電極の端部に十分に耐圧が高い絶
縁層を形成できる製造方法を提供することにある。
来の半導体装置およびその製造方法が有する問題点を解
決するためになされたものである。すなわちその課題と
するところは,ゲート電極と半導体基板との間の耐圧が
十分高く,絶縁破壊のおそれなくしてパワー系の用途に
使用できる絶縁ゲート型半導体装置を提供することにあ
る。また,そのような絶縁ゲート型半導体装置を高い歩
留まりで実現するため,ゲート電圧印加時に電界が集中
する箇所であるゲート電極の端部に十分に耐圧が高い絶
縁層を形成できる製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題の解決を目的と
してなされた請求項1の発明に係る絶縁ゲート型半導体
装置は,半導体基板上に形成されたゲート電極と,前記
ゲート電極と前記半導体基板との間に位置するゲート絶
縁膜と,前記ゲート電極の側壁部の材質を絶縁物化して
形成された側面絶縁層とを有し,前記ゲート電極が,前
記ゲート絶縁膜および前記側面絶縁層により前記半導体
基板から絶縁されていることを特徴として特定される。
してなされた請求項1の発明に係る絶縁ゲート型半導体
装置は,半導体基板上に形成されたゲート電極と,前記
ゲート電極と前記半導体基板との間に位置するゲート絶
縁膜と,前記ゲート電極の側壁部の材質を絶縁物化して
形成された側面絶縁層とを有し,前記ゲート電極が,前
記ゲート絶縁膜および前記側面絶縁層により前記半導体
基板から絶縁されていることを特徴として特定される。
【0012】この絶縁ゲート型半導体装置では,ゲート
電極に所定の閾値電圧以上の電圧(ゲート電圧)を印加
すると,このゲート電圧に基づく電界により半導体基板
に電界効果が生じ,電流(ドレイン電流)が流れうる状
態となる。ゲート電圧を解除すると,電界効果が消滅し
てドレイン電流が流れえない状態に戻る。したがって,
ドレイン電流を流すための電圧を半導体基板に印加して
おけば,ゲート電圧のオンオフによりドレイン電流を制
御できる。なおゲート電極は,ゲート絶縁膜および側面
絶縁層により半導体基板から絶縁されているので,ゲー
ト電圧の印加のためにゲート電極に注入された電荷が半
導体基板に流れることはない。
電極に所定の閾値電圧以上の電圧(ゲート電圧)を印加
すると,このゲート電圧に基づく電界により半導体基板
に電界効果が生じ,電流(ドレイン電流)が流れうる状
態となる。ゲート電圧を解除すると,電界効果が消滅し
てドレイン電流が流れえない状態に戻る。したがって,
ドレイン電流を流すための電圧を半導体基板に印加して
おけば,ゲート電圧のオンオフによりドレイン電流を制
御できる。なおゲート電極は,ゲート絶縁膜および側面
絶縁層により半導体基板から絶縁されているので,ゲー
ト電圧の印加のためにゲート電極に注入された電荷が半
導体基板に流れることはない。
【0013】ここにおいて,ゲート電極にゲート電圧を
印加したとき,ゲート電極の端部には電界が集中し,そ
こと半導体基板との間には相当に強い電界が掛かること
となる。この箇所は,ゲート絶縁膜と側面絶縁層とによ
り絶縁されている。上記のようにこの絶縁ゲート型半導
体装置における側面絶縁層は,ゲート電極の側壁部の材
質を絶縁物化して形成されたものであるため,側面絶縁
層とゲート電極との間に隙間がなく,また,側面絶縁層
の内部に導電性のダストが残留していることもない。す
なわち,強い電界が掛かる範囲が絶縁物で密に充填され
ている。このため,絶縁破壊が起こりにくく,ゲート電
極と半導体基板との間の耐圧が高い。したがって,ゲー
ト電極と半導体基板との間に30V程度以上の耐圧が要
求されるパワー系の用途にも使用できる。
印加したとき,ゲート電極の端部には電界が集中し,そ
こと半導体基板との間には相当に強い電界が掛かること
となる。この箇所は,ゲート絶縁膜と側面絶縁層とによ
り絶縁されている。上記のようにこの絶縁ゲート型半導
体装置における側面絶縁層は,ゲート電極の側壁部の材
質を絶縁物化して形成されたものであるため,側面絶縁
層とゲート電極との間に隙間がなく,また,側面絶縁層
の内部に導電性のダストが残留していることもない。す
なわち,強い電界が掛かる範囲が絶縁物で密に充填され
ている。このため,絶縁破壊が起こりにくく,ゲート電
極と半導体基板との間の耐圧が高い。したがって,ゲー
ト電極と半導体基板との間に30V程度以上の耐圧が要
求されるパワー系の用途にも使用できる。
【0014】ここで側面絶縁層としては,ゲート電極の
材質の酸化物,窒化物などが使用できる。また,その形
成方法としては,酸化拡散炉での酸化処理や窒化処理は
もちろん,陽極酸化処理のような湿式処理でもよい。
材質の酸化物,窒化物などが使用できる。また,その形
成方法としては,酸化拡散炉での酸化処理や窒化処理は
もちろん,陽極酸化処理のような湿式処理でもよい。
【0015】また,請求項2の発明に係る絶縁ゲート型
半導体装置は,半導体基板上に形成されたゲート電極
と,前記ゲート電極を前記半導体基板から絶縁する絶縁
膜とを有し,前記絶縁膜が,前記ゲート電極の中央部よ
りも端部において厚く,前記ゲート電極の端部と前記半
導体基板との間が絶縁物により隙間なく充填されている
ことを特徴として特定される。
半導体装置は,半導体基板上に形成されたゲート電極
と,前記ゲート電極を前記半導体基板から絶縁する絶縁
膜とを有し,前記絶縁膜が,前記ゲート電極の中央部よ
りも端部において厚く,前記ゲート電極の端部と前記半
導体基板との間が絶縁物により隙間なく充填されている
ことを特徴として特定される。
【0016】この絶縁ゲート型半導体装置では,請求項
1の絶縁ゲート型半導体装置の場合と同様にゲート電圧
のオンオフによりドレイン電流の制御がなされ,ゲート
電極にゲート電圧を印加したときにはゲート電極の端部
と半導体基板との間に相当に強い電界が掛かる。上記の
ようにこの絶縁ゲート型半導体装置では,ゲート電極を
半導体基板から絶縁する絶縁膜が,ゲート電極の中央部
よりも強い電界が掛かる端部において厚くされており,
ゲート電極の端部と半導体基板との間が絶縁物により隙
間なく充填されている。このため,絶縁破壊が起こりに
くく,ゲート電極と半導体基板との間の耐圧が高い。し
たがって,ゲート電極と半導体基板との間に30V程度
以上の耐圧が要求されるパワー系の用途にも使用でき
る。なお,この絶縁ゲート型半導体装置における「絶縁
膜」は,いわゆるゲート絶縁膜のほか,請求項1にいう
側面絶縁層でもよい。言い換えると,ゲート電極の端部
直下の,中央部よりも厚い絶縁膜は,ゲート絶縁膜であ
るか側面絶縁層であるかを問わない。
1の絶縁ゲート型半導体装置の場合と同様にゲート電圧
のオンオフによりドレイン電流の制御がなされ,ゲート
電極にゲート電圧を印加したときにはゲート電極の端部
と半導体基板との間に相当に強い電界が掛かる。上記の
ようにこの絶縁ゲート型半導体装置では,ゲート電極を
半導体基板から絶縁する絶縁膜が,ゲート電極の中央部
よりも強い電界が掛かる端部において厚くされており,
ゲート電極の端部と半導体基板との間が絶縁物により隙
間なく充填されている。このため,絶縁破壊が起こりに
くく,ゲート電極と半導体基板との間の耐圧が高い。し
たがって,ゲート電極と半導体基板との間に30V程度
以上の耐圧が要求されるパワー系の用途にも使用でき
る。なお,この絶縁ゲート型半導体装置における「絶縁
膜」は,いわゆるゲート絶縁膜のほか,請求項1にいう
側面絶縁層でもよい。言い換えると,ゲート電極の端部
直下の,中央部よりも厚い絶縁膜は,ゲート絶縁膜であ
るか側面絶縁層であるかを問わない。
【0017】そして,請求項3の発明に係る絶縁ゲート
型半導体装置の製造方法は,半導体基板上にゲート絶縁
膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と,前記半導体基板
から絶縁されたゲート電極を前記ゲート絶縁膜上に形成
するゲート電極形成工程と,前記ゲート電極の側壁部を
絶縁物化する絶縁物化工程と,を含むことを特徴として
特定される。
型半導体装置の製造方法は,半導体基板上にゲート絶縁
膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と,前記半導体基板
から絶縁されたゲート電極を前記ゲート絶縁膜上に形成
するゲート電極形成工程と,前記ゲート電極の側壁部を
絶縁物化する絶縁物化工程と,を含むことを特徴として
特定される。
【0018】この絶縁ゲート型半導体装置の製造方法で
は,まずゲート絶縁膜形成工程にて半導体基板上にゲー
ト絶縁膜が形成されると,次いでゲート電極形成工程で
半導体基板から絶縁されたゲート電極がゲート絶縁膜上
に形成される。そして,絶縁物化工程によりゲート電極
の側壁部が絶縁物化される。かくして製造される絶縁ゲ
ート型半導体装置では,請求項1の絶縁ゲート型半導体
装置の場合と同様にゲート電圧のオンオフによりドレイ
ン電流の制御がなされ,ゲート電極にゲート電圧を印加
したときにはゲート電極の端部と半導体基板との間に相
当に強い電界が掛かる。このときゲート電極と半導体基
板との間の絶縁は,ゲート絶縁膜と,絶縁物化工程で形
成された絶縁層(側面絶縁層)とによる。
は,まずゲート絶縁膜形成工程にて半導体基板上にゲー
ト絶縁膜が形成されると,次いでゲート電極形成工程で
半導体基板から絶縁されたゲート電極がゲート絶縁膜上
に形成される。そして,絶縁物化工程によりゲート電極
の側壁部が絶縁物化される。かくして製造される絶縁ゲ
ート型半導体装置では,請求項1の絶縁ゲート型半導体
装置の場合と同様にゲート電圧のオンオフによりドレイ
ン電流の制御がなされ,ゲート電極にゲート電圧を印加
したときにはゲート電極の端部と半導体基板との間に相
当に強い電界が掛かる。このときゲート電極と半導体基
板との間の絶縁は,ゲート絶縁膜と,絶縁物化工程で形
成された絶縁層(側面絶縁層)とによる。
【0019】ここで前記のように,絶縁物化工程ではゲ
ート電極の側壁部を絶縁物化するので,絶縁物を堆積す
る(CVD等)場合と異なり,絶縁層とゲート電極との
間に隙間がなく,また,絶縁層の内部に導電性のダスト
が残留することもない。すなわち,強い電界が掛かる範
囲が絶縁物で密に充填される。このため,絶縁破壊が起
こりにくく,ゲート電極と半導体基板との間の耐圧が高
い。したがって,ゲート電極と半導体基板との間に30
V程度以上の耐圧が要求されるパワー系の用途にも使用
できる絶縁ゲート型半導体装置が製造される。また,ゲ
ート電極の側壁部を絶縁物化して形成した絶縁層は,堆
積により形成したものより均一性が高く,素子特性の均
一化にも貢献している。
ート電極の側壁部を絶縁物化するので,絶縁物を堆積す
る(CVD等)場合と異なり,絶縁層とゲート電極との
間に隙間がなく,また,絶縁層の内部に導電性のダスト
が残留することもない。すなわち,強い電界が掛かる範
囲が絶縁物で密に充填される。このため,絶縁破壊が起
こりにくく,ゲート電極と半導体基板との間の耐圧が高
い。したがって,ゲート電極と半導体基板との間に30
V程度以上の耐圧が要求されるパワー系の用途にも使用
できる絶縁ゲート型半導体装置が製造される。また,ゲ
ート電極の側壁部を絶縁物化して形成した絶縁層は,堆
積により形成したものより均一性が高く,素子特性の均
一化にも貢献している。
【0020】また,請求項4の発明に係る絶縁ゲート型
半導体装置の製造方法は,請求項3に記載する絶縁ゲー
ト型半導体装置の製造方法であって,前記絶縁物化工程
では,前記ゲート電極の側壁部を酸化することを特徴と
して特定される。
半導体装置の製造方法は,請求項3に記載する絶縁ゲー
ト型半導体装置の製造方法であって,前記絶縁物化工程
では,前記ゲート電極の側壁部を酸化することを特徴と
して特定される。
【0021】この絶縁ゲート型半導体装置の製造方法で
は,絶縁物化工程において,ゲート電極の側壁部を酸化
して絶縁層(酸化物層)を形成する。このため,酸化物
を堆積する(CVD等)場合と異なり,酸化物層とゲー
ト電極との間に隙間がなく,また,酸化物層の内部に導
電性のダストが残留することもない。すなわち,強い電
界が掛かる範囲が酸化物で密に充填される。このため,
絶縁破壊が起こりにくく,ゲート電極と半導体基板との
間の耐圧が高い。したがって,ゲート電極と半導体基板
との間に30V程度以上の耐圧が要求されるパワー系の
用途にも使用できる絶縁ゲート型半導体装置が製造され
る。この絶縁物化工程における酸化は例えば,酸化拡散
炉での熱酸化により行えばよい。
は,絶縁物化工程において,ゲート電極の側壁部を酸化
して絶縁層(酸化物層)を形成する。このため,酸化物
を堆積する(CVD等)場合と異なり,酸化物層とゲー
ト電極との間に隙間がなく,また,酸化物層の内部に導
電性のダストが残留することもない。すなわち,強い電
界が掛かる範囲が酸化物で密に充填される。このため,
絶縁破壊が起こりにくく,ゲート電極と半導体基板との
間の耐圧が高い。したがって,ゲート電極と半導体基板
との間に30V程度以上の耐圧が要求されるパワー系の
用途にも使用できる絶縁ゲート型半導体装置が製造され
る。この絶縁物化工程における酸化は例えば,酸化拡散
炉での熱酸化により行えばよい。
【0022】また,請求項5の発明に係る絶縁ゲート型
半導体装置の製造方法は,請求項3に記載する絶縁ゲー
ト型半導体装置の製造方法であって,前記絶縁物化工程
では,前記ゲート電極の側壁部を窒化することを特徴と
して特定される。
半導体装置の製造方法は,請求項3に記載する絶縁ゲー
ト型半導体装置の製造方法であって,前記絶縁物化工程
では,前記ゲート電極の側壁部を窒化することを特徴と
して特定される。
【0023】この絶縁ゲート型半導体装置の製造方法で
は,絶縁物化工程において,ゲート電極の側壁部を窒化
して絶縁層(窒化物層)を形成する。このため,窒化物
を堆積する(CVD等)場合と異なり,窒化物層とゲー
ト電極との間に隙間がなく,また,窒化物層の内部に導
電性のダストが残留することもない。すなわち,強い電
界が掛かる範囲が窒化物で密に充填される。このため,
絶縁破壊が起こりにくく,ゲート電極と半導体基板との
間の耐圧が高い。したがって,ゲート電極と半導体基板
との間に30V程度以上の耐圧が要求されるパワー系の
用途にも使用できる絶縁ゲート型半導体装置が製造され
る。この絶縁物化工程における窒化は例えば,酸化拡散
炉での熱窒化により行えばよい。
は,絶縁物化工程において,ゲート電極の側壁部を窒化
して絶縁層(窒化物層)を形成する。このため,窒化物
を堆積する(CVD等)場合と異なり,窒化物層とゲー
ト電極との間に隙間がなく,また,窒化物層の内部に導
電性のダストが残留することもない。すなわち,強い電
界が掛かる範囲が窒化物で密に充填される。このため,
絶縁破壊が起こりにくく,ゲート電極と半導体基板との
間の耐圧が高い。したがって,ゲート電極と半導体基板
との間に30V程度以上の耐圧が要求されるパワー系の
用途にも使用できる絶縁ゲート型半導体装置が製造され
る。この絶縁物化工程における窒化は例えば,酸化拡散
炉での熱窒化により行えばよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下,本発明を具体化した実施の
形態について,図面を参照して詳細に説明する。本実施
の形態は,IGBT等のパワー系の用途に使用される絶
縁ゲート型半導体装置に本発明を適用したものである。
ただしこれ以外にもCMOS等,絶縁ゲートを有する半
導体装置に広く用いることができる。
形態について,図面を参照して詳細に説明する。本実施
の形態は,IGBT等のパワー系の用途に使用される絶
縁ゲート型半導体装置に本発明を適用したものである。
ただしこれ以外にもCMOS等,絶縁ゲートを有する半
導体装置に広く用いることができる。
【0025】[第1の形態] 〈構造〉本形態の絶縁ゲート型半導体装置1は,図1に
示す概略構造のものである。すなわち絶縁ゲート型半導
体装置1は基本的に,n型シリコンのエピタキシャル半
導体基板80上に,多結晶シリコンのゲート電極14
と,アルミニウム等の金属のソース電極16とを設けて
構成されている。ここで,ソース電極16は半導体基板
80と導通がとられているが,ゲート電極14は半導体
基板80(およびソース電極16)から絶縁されてい
る。
示す概略構造のものである。すなわち絶縁ゲート型半導
体装置1は基本的に,n型シリコンのエピタキシャル半
導体基板80上に,多結晶シリコンのゲート電極14
と,アルミニウム等の金属のソース電極16とを設けて
構成されている。ここで,ソース電極16は半導体基板
80と導通がとられているが,ゲート電極14は半導体
基板80(およびソース電極16)から絶縁されてい
る。
【0026】ゲート電極14を他の部分(半導体基板8
0およびソース電極16)から絶縁するため,ゲート電
極14の周囲には種々の絶縁層が設けられている。すな
わち,半導体基板80とゲート電極14との間には,こ
れらを絶縁するためのゲート絶縁膜15が設けられてい
る。ゲート絶縁膜15は,半導体基板80を熱酸化して
形成されたものである。その厚さは50〜100nm程
度であり,本形態では75nmとする。また,ゲート電
極14の上方および側方には,層間絶縁膜17が設けら
れてゲート電極14を覆い,ゲート電極14をソース電
極16から絶縁している。層間絶縁膜17は,ゲート電
極14の形成や加工等を行った後に,CVDで酸化物を
堆積して形成されたものである。そして,ゲート電極1
4の側壁14aに接して,側面絶縁層11が形成されて
いる。側面絶縁層11は,ゲート電極14自体の材質
(すなわち多結晶シリコン)を酸化して形成されたもの
であり,ゲート電極14の特に側壁14a付近と半導体
基板80との間の絶縁を補強する役割を有している。
0およびソース電極16)から絶縁するため,ゲート電
極14の周囲には種々の絶縁層が設けられている。すな
わち,半導体基板80とゲート電極14との間には,こ
れらを絶縁するためのゲート絶縁膜15が設けられてい
る。ゲート絶縁膜15は,半導体基板80を熱酸化して
形成されたものである。その厚さは50〜100nm程
度であり,本形態では75nmとする。また,ゲート電
極14の上方および側方には,層間絶縁膜17が設けら
れてゲート電極14を覆い,ゲート電極14をソース電
極16から絶縁している。層間絶縁膜17は,ゲート電
極14の形成や加工等を行った後に,CVDで酸化物を
堆積して形成されたものである。そして,ゲート電極1
4の側壁14aに接して,側面絶縁層11が形成されて
いる。側面絶縁層11は,ゲート電極14自体の材質
(すなわち多結晶シリコン)を酸化して形成されたもの
であり,ゲート電極14の特に側壁14a付近と半導体
基板80との間の絶縁を補強する役割を有している。
【0027】半導体基板80には,ソース拡散部88
(n)およびチャネル領域89(p)等の公知のウェル
構造が形成されている。このウェル構造により,ゲート
電極14の電圧(ゲート電圧)を操作することで半導体
基板80の厚さ方向の電流を制御できるようにされてい
る。なお,前記したソース電極16は,半導体基板80
のソース拡散部88に対して導通がとられている。ま
た,図1から明らかなように,この絶縁ゲート型半導体
装置1では,2つの素子が左右対称に並置されたレイア
ウトが採用されている。
(n)およびチャネル領域89(p)等の公知のウェル
構造が形成されている。このウェル構造により,ゲート
電極14の電圧(ゲート電圧)を操作することで半導体
基板80の厚さ方向の電流を制御できるようにされてい
る。なお,前記したソース電極16は,半導体基板80
のソース拡散部88に対して導通がとられている。ま
た,図1から明らかなように,この絶縁ゲート型半導体
装置1では,2つの素子が左右対称に並置されたレイア
ウトが採用されている。
【0028】なお,図2の拡大図に示すようにゲート絶
縁膜15は,ゲート電極14の側壁14a付近では,ゲ
ート電極14の中央付近よりも厚くなっている。そして
この部分においても,ゲート電極14と半導体基板80
との間は,絶縁物(酸化シリコン)で隙間なく充填され
ている。
縁膜15は,ゲート電極14の側壁14a付近では,ゲ
ート電極14の中央付近よりも厚くなっている。そして
この部分においても,ゲート電極14と半導体基板80
との間は,絶縁物(酸化シリコン)で隙間なく充填され
ている。
【0029】〈動作〉次に,上記の構造の絶縁ゲート型
半導体装置1の動作を説明する。絶縁ゲート型半導体装
置1は,半導体基板80の厚さ方向に電圧(ドレイン電
圧)を印加しておいて,その状態でゲート電圧を操作し
て使用する。まず,ゲート電極14に何ら電圧が印加さ
れていない,すなわちゲート電圧がゼロである場合に
は,ソース拡散部88およびチャネル領域89等のウェ
ル構造のため,ドレイン電圧に基づく電流(ドレイン電
流)を阻止する空乏層が半導体基板80内に存在する。
このためドレイン電流が流れることはできない。そし
て,ゲート電圧(半導体基板80に対して正)を印加す
ると,電界効果によりチャネル領域89の表面にnチャ
ネルが形成される。このため,ゲート電圧が所定の閾値
に達すると,nチャネルの効果により半導体基板80の
表裏面間が導通し,ドレイン電流が流れる。本形態のよ
うなパワー系の用途では,10V以上のゲート電圧が印
加されて使用される。ゲート電圧をオフすると,ドレイ
ン電流も停止する。かくして,ゲート電圧の操作により
ドレイン電流が制御される。
半導体装置1の動作を説明する。絶縁ゲート型半導体装
置1は,半導体基板80の厚さ方向に電圧(ドレイン電
圧)を印加しておいて,その状態でゲート電圧を操作し
て使用する。まず,ゲート電極14に何ら電圧が印加さ
れていない,すなわちゲート電圧がゼロである場合に
は,ソース拡散部88およびチャネル領域89等のウェ
ル構造のため,ドレイン電圧に基づく電流(ドレイン電
流)を阻止する空乏層が半導体基板80内に存在する。
このためドレイン電流が流れることはできない。そし
て,ゲート電圧(半導体基板80に対して正)を印加す
ると,電界効果によりチャネル領域89の表面にnチャ
ネルが形成される。このため,ゲート電圧が所定の閾値
に達すると,nチャネルの効果により半導体基板80の
表裏面間が導通し,ドレイン電流が流れる。本形態のよ
うなパワー系の用途では,10V以上のゲート電圧が印
加されて使用される。ゲート電圧をオフすると,ドレイ
ン電流も停止する。かくして,ゲート電圧の操作により
ドレイン電流が制御される。
【0030】ここにおいて,ゲート電圧が印加されてい
るとき,ゲート電極14と半導体基板80との間には強
い電界が掛かっている。中でも,ゲート電極14の端部
の側壁14a付近の電界は特に強い。ゲート電極14内
でもこの部分に電荷が集中するからである。
るとき,ゲート電極14と半導体基板80との間には強
い電界が掛かっている。中でも,ゲート電極14の端部
の側壁14a付近の電界は特に強い。ゲート電極14内
でもこの部分に電荷が集中するからである。
【0031】しかしながら絶縁ゲート型半導体装置1で
は前記のように,この部分をゲート絶縁膜15により絶
縁するばかりでなく,ゲート電極14自体の材質を酸化
して形成された側面絶縁層11によりその絶縁を補強し
ている。また,この部分では,ゲート絶縁膜15の膜厚
が,ゲート電極14の中央付近と比較して厚くなってお
り,ゲート電極14と半導体基板80との間隔がやや大
きくなっている。このことも,この部分に掛かる電界を
緩和している。したがって,上記のようにして強い電界
が掛かっても絶縁破壊が起こることはない。このため耐
圧が高いので,高いゲート電圧を掛けるパワー系の用途
にも高い信頼性で使用することができる。
は前記のように,この部分をゲート絶縁膜15により絶
縁するばかりでなく,ゲート電極14自体の材質を酸化
して形成された側面絶縁層11によりその絶縁を補強し
ている。また,この部分では,ゲート絶縁膜15の膜厚
が,ゲート電極14の中央付近と比較して厚くなってお
り,ゲート電極14と半導体基板80との間隔がやや大
きくなっている。このことも,この部分に掛かる電界を
緩和している。したがって,上記のようにして強い電界
が掛かっても絶縁破壊が起こることはない。このため耐
圧が高いので,高いゲート電圧を掛けるパワー系の用途
にも高い信頼性で使用することができる。
【0032】〈製造方法〉次に,絶縁ゲート型半導体装
置1の製造方法を説明する。まず,n型のエピタキシャ
ル半導体基板80を用意し,その表面を熱酸化してさら
にその上にCVDにより多結晶シリコンを成膜する。こ
れにより,半導体基板80の表面上にゲート絶縁膜15
と,多結晶シリコン膜とが形成される。多結晶シリコン
膜は,ゲート電極14となるものであり,ゲート絶縁膜
15により半導体基板80から絶縁されている。ゲート
絶縁膜15の膜厚は50〜100nmの範囲内(ここで
は75nm)とし,多結晶シリコン膜の膜厚は400〜
500nmの範囲内(ここでは450nm)とする。次
に,フォトリソグラフィとエッチングとにより多結晶シ
リコン膜にパターン加工を施し,所定の形状に加工して
ゲート電極14とする。このとき,ゲート絶縁膜15は
エッチングしない。この状態を,図3に示す。そしてこ
の状態で,イオン注入法を用いてチャネル領域89を形
成する。この状態を,図4に示す。
置1の製造方法を説明する。まず,n型のエピタキシャ
ル半導体基板80を用意し,その表面を熱酸化してさら
にその上にCVDにより多結晶シリコンを成膜する。こ
れにより,半導体基板80の表面上にゲート絶縁膜15
と,多結晶シリコン膜とが形成される。多結晶シリコン
膜は,ゲート電極14となるものであり,ゲート絶縁膜
15により半導体基板80から絶縁されている。ゲート
絶縁膜15の膜厚は50〜100nmの範囲内(ここで
は75nm)とし,多結晶シリコン膜の膜厚は400〜
500nmの範囲内(ここでは450nm)とする。次
に,フォトリソグラフィとエッチングとにより多結晶シ
リコン膜にパターン加工を施し,所定の形状に加工して
ゲート電極14とする。このとき,ゲート絶縁膜15は
エッチングしない。この状態を,図3に示す。そしてこ
の状態で,イオン注入法を用いてチャネル領域89を形
成する。この状態を,図4に示す。
【0033】続いて,酸化拡散炉で熱酸化を行う(例え
ばO2とH2との混合雰囲気で高温に保持する)と,ゲー
ト電極14の上面と側壁とが酸化されてシリコン酸化物
の層が形成され,ゲート電極14はこれに覆われた状態
となる。形成するシリコン酸化物の層の厚さは,50〜
200nmの範囲内であればよく,ここでは950℃で
23分間の熱酸化を行い150nm厚の酸化物層を得
た。この熱酸化を行う際に,ゲート電極14の上面と側
壁とが酸化されるばかりでなく,ゲート電極14の下面
のうち端部付近の部分や,ゲート絶縁膜15に覆われて
いる半導体基板80表面であって上方にゲート電極14
が存在しない部分も少し酸化が進行する。このため,ゲ
ート絶縁膜15のうちのゲート電極14に覆われていな
い部分の厚みが増加し,この影響で,ゲート電極14と
半導体基板80との間隔が,ゲート電極14の端部付近
ではゲート電極14の中央部よりも大きくなる。もちろ
んこの部分はシリコン酸化物により隙間なく充填されて
いる。この状態を,図5に示す。図5の状態のゲート電
極14は,酸化により図4の状態より幅方向,厚さ方向
ともに若干小さくなっている。ただし,生成したシリコ
ン酸化物の層10を含めたサイズは,図4の状態のゲー
ト電極14より幅方向,厚さ方向ともに若干大きくなっ
ている。
ばO2とH2との混合雰囲気で高温に保持する)と,ゲー
ト電極14の上面と側壁とが酸化されてシリコン酸化物
の層が形成され,ゲート電極14はこれに覆われた状態
となる。形成するシリコン酸化物の層の厚さは,50〜
200nmの範囲内であればよく,ここでは950℃で
23分間の熱酸化を行い150nm厚の酸化物層を得
た。この熱酸化を行う際に,ゲート電極14の上面と側
壁とが酸化されるばかりでなく,ゲート電極14の下面
のうち端部付近の部分や,ゲート絶縁膜15に覆われて
いる半導体基板80表面であって上方にゲート電極14
が存在しない部分も少し酸化が進行する。このため,ゲ
ート絶縁膜15のうちのゲート電極14に覆われていな
い部分の厚みが増加し,この影響で,ゲート電極14と
半導体基板80との間隔が,ゲート電極14の端部付近
ではゲート電極14の中央部よりも大きくなる。もちろ
んこの部分はシリコン酸化物により隙間なく充填されて
いる。この状態を,図5に示す。図5の状態のゲート電
極14は,酸化により図4の状態より幅方向,厚さ方向
ともに若干小さくなっている。ただし,生成したシリコ
ン酸化物の層10を含めたサイズは,図4の状態のゲー
ト電極14より幅方向,厚さ方向ともに若干大きくなっ
ている。
【0034】そして,この状態で上方からドライエッチ
ングの一種である反応性イオンエッチングを行う。この
反応性イオンエッチングは,シリコン酸化物はエッチン
グされるがシリコン結晶はエッチングされない条件で,
かつ,異方性が強くほとんど縦方向にのみエッチングが
進行する条件で行う。このため,エッチングガスとして
CHF3およびCF4を,添加ガスとしてO2 を用い,ガ
ス圧は低め(例えば3Pa程度)にして高いRFパワー
(例えば400W程度)で行う。このエッチングは,ゲ
ート電極14の上面のシリコン酸化物層10およびゲー
ト電極14に覆われていないゲート絶縁膜15がなくな
るまで行い,ゲート電極14の側方にはシリコン酸化物
の層が残るようにする。これにより,図6に示すよう
に,ゲート電極14の側壁14aに,側面絶縁層11が
形成された状態となる。図6の状態での側面絶縁層11
の底部での幅tは100nm程度である。
ングの一種である反応性イオンエッチングを行う。この
反応性イオンエッチングは,シリコン酸化物はエッチン
グされるがシリコン結晶はエッチングされない条件で,
かつ,異方性が強くほとんど縦方向にのみエッチングが
進行する条件で行う。このため,エッチングガスとして
CHF3およびCF4を,添加ガスとしてO2 を用い,ガ
ス圧は低め(例えば3Pa程度)にして高いRFパワー
(例えば400W程度)で行う。このエッチングは,ゲ
ート電極14の上面のシリコン酸化物層10およびゲー
ト電極14に覆われていないゲート絶縁膜15がなくな
るまで行い,ゲート電極14の側方にはシリコン酸化物
の層が残るようにする。これにより,図6に示すよう
に,ゲート電極14の側壁14aに,側面絶縁層11が
形成された状態となる。図6の状態での側面絶縁層11
の底部での幅tは100nm程度である。
【0035】この状態で,イオン注入法を用いてソース
拡散部88を形成し,さらに層間絶縁膜17およびソー
ス電極16を形成すると,図1の状態となる。そしてそ
の他の必要な電極や配線等を形成して封止すれば,絶縁
ゲート型半導体装置1が製造される。
拡散部88を形成し,さらに層間絶縁膜17およびソー
ス電極16を形成すると,図1の状態となる。そしてそ
の他の必要な電極や配線等を形成して封止すれば,絶縁
ゲート型半導体装置1が製造される。
【0036】〈効果〉以上詳細に説明したように,本実
施の形態に係る絶縁ゲート型半導体装置1およびその製
造方法では,ゲート電極14の加工より後に,ゲート電
極14を酸化する工程を行い,これにより形成された酸
化シリコン層の一部を側面絶縁層11とし,この側面絶
縁層11がゲート絶縁膜15とともに,ゲート電極14
と半導体基板80との間の絶縁を行うようにしている。
このようにして,ゲート電極14と半導体基板80との
間の絶縁を,ゲート電極14自体の材質を酸化して形成
された側面絶縁層11によっているので,CVD等によ
り堆積された絶縁層と異なり,ゲート電極14と側面絶
縁層11との間が隙間なく密着している。また,ゲート
電極14が酸化される際に,仮にその箇所に導電性のダ
ストがあったとしても酸化により除去される。このた
め,絶縁破壊が生じにくく耐圧が高いので,10V程度
のゲート電圧が掛かるパワー系の用途にも十分に対応で
きる。
施の形態に係る絶縁ゲート型半導体装置1およびその製
造方法では,ゲート電極14の加工より後に,ゲート電
極14を酸化する工程を行い,これにより形成された酸
化シリコン層の一部を側面絶縁層11とし,この側面絶
縁層11がゲート絶縁膜15とともに,ゲート電極14
と半導体基板80との間の絶縁を行うようにしている。
このようにして,ゲート電極14と半導体基板80との
間の絶縁を,ゲート電極14自体の材質を酸化して形成
された側面絶縁層11によっているので,CVD等によ
り堆積された絶縁層と異なり,ゲート電極14と側面絶
縁層11との間が隙間なく密着している。また,ゲート
電極14が酸化される際に,仮にその箇所に導電性のダ
ストがあったとしても酸化により除去される。このた
め,絶縁破壊が生じにくく耐圧が高いので,10V程度
のゲート電圧が掛かるパワー系の用途にも十分に対応で
きる。
【0037】また,ゲート電極14を酸化する工程によ
り,ゲート絶縁膜15が,ゲート電極14の中央部より
も側壁14aの付近で厚くなるので,その箇所でのゲー
ト電極14と半導体基板80との間隔が大きく,ゲート
電圧印加時にここに集中する電界の強度が緩和される。
このことによっても,ゲート電極14と半導体基板80
との間の絶縁破壊が防止され,耐圧が高められている。
また,ゲート絶縁膜15のうち,ゲート電極14の側壁
14aの直下の箇所がエッチングを受けることがないの
で,この箇所に従来技術の図11で説明したアンダーカ
ットが生じることがない。したがって,この箇所に空孔
や導電性ダストが残って絶縁破壊の原因となることもな
く,この点でもゲート電極14と半導体基板80との間
の耐圧の向上が図られている。
り,ゲート絶縁膜15が,ゲート電極14の中央部より
も側壁14aの付近で厚くなるので,その箇所でのゲー
ト電極14と半導体基板80との間隔が大きく,ゲート
電圧印加時にここに集中する電界の強度が緩和される。
このことによっても,ゲート電極14と半導体基板80
との間の絶縁破壊が防止され,耐圧が高められている。
また,ゲート絶縁膜15のうち,ゲート電極14の側壁
14aの直下の箇所がエッチングを受けることがないの
で,この箇所に従来技術の図11で説明したアンダーカ
ットが生じることがない。したがって,この箇所に空孔
や導電性ダストが残って絶縁破壊の原因となることもな
く,この点でもゲート電極14と半導体基板80との間
の耐圧の向上が図られている。
【0038】さらに本実施の形態では,側面絶縁層11
の底部の幅tは,ゲート電極14を熱酸化したときのシ
リコン酸化物層10の厚さと,その後の反応性エッチン
グのエッチング条件に依存することとなる。これらはい
ずれもCVDと比べてウェハ間およびウェハ内での均一
性に優れており,またフォトリソグラフィーを用いない
セルフアラインであるため,幅tは安定している。した
がって,各素子の特性が均一である。特に,図1の左右
で,フォトマスクの合わせ精度に起因して特性差が生じ
ることはない。このため,製造歩留まりが高い。また,
側面絶縁層11の形成のためにフォトリソグラフィー工
程を用いないので工程数が少なくて済み,コストの増大
やタクトタイムの長期化を招くことがない。
の底部の幅tは,ゲート電極14を熱酸化したときのシ
リコン酸化物層10の厚さと,その後の反応性エッチン
グのエッチング条件に依存することとなる。これらはい
ずれもCVDと比べてウェハ間およびウェハ内での均一
性に優れており,またフォトリソグラフィーを用いない
セルフアラインであるため,幅tは安定している。した
がって,各素子の特性が均一である。特に,図1の左右
で,フォトマスクの合わせ精度に起因して特性差が生じ
ることはない。このため,製造歩留まりが高い。また,
側面絶縁層11の形成のためにフォトリソグラフィー工
程を用いないので工程数が少なくて済み,コストの増大
やタクトタイムの長期化を招くことがない。
【0039】〈製造方法の変形例〉本実施の形態では,
多結晶シリコン膜をパターン加工してゲート電極14を
形成した後,ゲート絶縁膜15はエッチングしないでチ
ャネル領域89の形成およびゲート電極14の酸化を行
ったが,ゲート絶縁膜15をエッチングしてからチャネ
ル領域89の形成等を行うようにしてもよい。特に,チ
ャネル領域89形成のために注入するイオン種が,ガリ
ウムのような原子半径の大きいものである場合には,ゲ
ート絶縁膜15を除去してからの方がよい。この種のイ
オンは絶縁膜に対する透過性がよくないからである。
多結晶シリコン膜をパターン加工してゲート電極14を
形成した後,ゲート絶縁膜15はエッチングしないでチ
ャネル領域89の形成およびゲート電極14の酸化を行
ったが,ゲート絶縁膜15をエッチングしてからチャネ
ル領域89の形成等を行うようにしてもよい。特に,チ
ャネル領域89形成のために注入するイオン種が,ガリ
ウムのような原子半径の大きいものである場合には,ゲ
ート絶縁膜15を除去してからの方がよい。この種のイ
オンは絶縁膜に対する透過性がよくないからである。
【0040】この場合には,図3の状態のものにウェッ
トエッチングを施して,ゲート絶縁膜15のうちゲート
電極14に覆われていない部分を除去してから,イオン
注入法によりチャネル領域89を形成する。そして側面
絶縁層11を形成すると,図1に示す絶縁ゲート型半導
体装置1と同様のものが得られる。
トエッチングを施して,ゲート絶縁膜15のうちゲート
電極14に覆われていない部分を除去してから,イオン
注入法によりチャネル領域89を形成する。そして側面
絶縁層11を形成すると,図1に示す絶縁ゲート型半導
体装置1と同様のものが得られる。
【0041】この場合のウェットエッチングに際して,
従来技術(図12参照)のようにゲート電極14の端部
からある程度の幅にわたってゲート絶縁膜15を残す必
要はない。ウェットエッチングにより仮にゲート電極1
4の端部直下にアンダーカット形状ができたとしても,
側面絶縁層11の形成のためのゲート電極14の熱酸化
の際にこの部分も十分に酸化され,シリコン酸化物で隙
間なく充填されるからである。このため,フォトリソグ
ラフィーの回数を過度に増やすことはなく,素子特性の
均一性も確保されている。また,ウェットエッチングの
処理液が仮に少しその箇所に残留しても,ゲート電極1
4の熱酸化の際に昇華または灰化により除去されるの
で,耐圧低下の原因となる導電性ダストとして残留する
ことはない。
従来技術(図12参照)のようにゲート電極14の端部
からある程度の幅にわたってゲート絶縁膜15を残す必
要はない。ウェットエッチングにより仮にゲート電極1
4の端部直下にアンダーカット形状ができたとしても,
側面絶縁層11の形成のためのゲート電極14の熱酸化
の際にこの部分も十分に酸化され,シリコン酸化物で隙
間なく充填されるからである。このため,フォトリソグ
ラフィーの回数を過度に増やすことはなく,素子特性の
均一性も確保されている。また,ウェットエッチングの
処理液が仮に少しその箇所に残留しても,ゲート電極1
4の熱酸化の際に昇華または灰化により除去されるの
で,耐圧低下の原因となる導電性ダストとして残留する
ことはない。
【0042】したがって,この変形例の製造方法によっ
ても,耐圧が高くパワー系の用途に良好に使用できる絶
縁ゲート型半導体装置を,少ない工程数でかつ歩留まり
よく製造することができる。
ても,耐圧が高くパワー系の用途に良好に使用できる絶
縁ゲート型半導体装置を,少ない工程数でかつ歩留まり
よく製造することができる。
【0043】[第2の形態] 〈構造〉本形態の絶縁ゲート型半導体装置2は,図7に
示す概略構造のものである。この絶縁ゲート型半導体装
置2は,前記した第1の形態の絶縁ゲート型半導体装置
1と基本的にはほぼ同等のものである。そこで相違点を
中心に説明する。第1の相違点は,ゲート電極14の側
壁14aに接して形成されている側面絶縁層13が,シ
リコン酸化物でなくシリコン窒化物である点にある。た
だし,シリコン窒化物の側面絶縁層13も,CVD等に
より堆積されたものでなく,ゲート電極14自体の材質
に基づくものである点では前記の側面絶縁層11と同様
である。すなわち側面絶縁層13は,ゲート電極14自
体の材質を窒化して形成されたものである。第2の相違
点は,ゲート絶縁膜15が,ゲート電極14の側壁14
a付近でゲート電極14の中央付近よりも特に厚くなっ
ていない点にある。これら2点以外には,第1の形態の
絶縁ゲート型半導体装置1と特に相違する点はない。
示す概略構造のものである。この絶縁ゲート型半導体装
置2は,前記した第1の形態の絶縁ゲート型半導体装置
1と基本的にはほぼ同等のものである。そこで相違点を
中心に説明する。第1の相違点は,ゲート電極14の側
壁14aに接して形成されている側面絶縁層13が,シ
リコン酸化物でなくシリコン窒化物である点にある。た
だし,シリコン窒化物の側面絶縁層13も,CVD等に
より堆積されたものでなく,ゲート電極14自体の材質
に基づくものである点では前記の側面絶縁層11と同様
である。すなわち側面絶縁層13は,ゲート電極14自
体の材質を窒化して形成されたものである。第2の相違
点は,ゲート絶縁膜15が,ゲート電極14の側壁14
a付近でゲート電極14の中央付近よりも特に厚くなっ
ていない点にある。これら2点以外には,第1の形態の
絶縁ゲート型半導体装置1と特に相違する点はない。
【0044】〈動作〉したがってその基本的な動作も,
第1の形態の絶縁ゲート型半導体装置1と同様である。
すなわち,ゲート電圧の操作によりドレイン電流を制御
することである。このとき,ゲート電極14と半導体基
板80との間,特にゲート電極14の端部の側壁14a
付近に強い電界が掛かる点も同様であり,この部分の電
界強度は,2×108V/m程度にも達する。
第1の形態の絶縁ゲート型半導体装置1と同様である。
すなわち,ゲート電圧の操作によりドレイン電流を制御
することである。このとき,ゲート電極14と半導体基
板80との間,特にゲート電極14の端部の側壁14a
付近に強い電界が掛かる点も同様であり,この部分の電
界強度は,2×108V/m程度にも達する。
【0045】しかしながら絶縁ゲート型半導体装置2で
は,この部分をゲート絶縁膜15により絶縁するばかり
でなく,ゲート電極14自体の材質を窒化して形成され
た側面絶縁層13によりその絶縁を補強している。した
がって,上記のような強い電界が掛かっても絶縁破壊が
起こることはない。このため耐圧が高いので,高いゲー
ト電圧を掛けるパワー系の用途にも高い信頼性で使用す
ることができる。
は,この部分をゲート絶縁膜15により絶縁するばかり
でなく,ゲート電極14自体の材質を窒化して形成され
た側面絶縁層13によりその絶縁を補強している。した
がって,上記のような強い電界が掛かっても絶縁破壊が
起こることはない。このため耐圧が高いので,高いゲー
ト電圧を掛けるパワー系の用途にも高い信頼性で使用す
ることができる。
【0046】〈製造方法〉次に,絶縁ゲート型半導体装
置2の製造方法を説明する。まず,n型のエピタキシャ
ル半導体基板80を用意し,その表面を熱酸化してさら
にその上にCVDにより多結晶シリコンを成膜する。こ
れにより,半導体基板80の表面上にゲート絶縁膜15
と,多結晶シリコン膜とが形成される。次に,フォトリ
ソグラフィとエッチングとにより多結晶シリコン膜にパ
ターン加工を貸し,所定の形状に加工してゲート電極1
4とする。このとき,ゲート絶縁膜15はエッチングし
ない。そしてこの状態で,イオン注入法を用いてチャネ
ル領域89を形成する。ここまでは,第1の形態の絶縁
ゲート型半導体装置1の製造の場合と同じである。した
がって,ゲート電極14を加工した状態は図3と,チャ
ネル領域89を形成した状態は図4と,それぞれ同じで
ある。
置2の製造方法を説明する。まず,n型のエピタキシャ
ル半導体基板80を用意し,その表面を熱酸化してさら
にその上にCVDにより多結晶シリコンを成膜する。こ
れにより,半導体基板80の表面上にゲート絶縁膜15
と,多結晶シリコン膜とが形成される。次に,フォトリ
ソグラフィとエッチングとにより多結晶シリコン膜にパ
ターン加工を貸し,所定の形状に加工してゲート電極1
4とする。このとき,ゲート絶縁膜15はエッチングし
ない。そしてこの状態で,イオン注入法を用いてチャネ
ル領域89を形成する。ここまでは,第1の形態の絶縁
ゲート型半導体装置1の製造の場合と同じである。した
がって,ゲート電極14を加工した状態は図3と,チャ
ネル領域89を形成した状態は図4と,それぞれ同じで
ある。
【0047】続いて,ゲート電極14を窒化する処理を
行う。このためまず,ゲート電極14の上面および側壁
に窒素イオンを注入する。注入量は1×1017〜19/c
m2程度(ここでは1×1018/cm2 とする)であ
る。このとき,窒素イオンがゲート電極14の側壁にも
十分注入されるように,基板を傾斜かつ回転させながら
イオン注入を行う。その後酸化拡散炉を用いて,窒素雰
囲気中でアニーリングすると,ゲート電極14の上面お
よび側壁にシリコン窒化物の層が形成され,ゲート電極
14はこれに覆われた状態となる。この状態を図8に示
す。形成するシリコン窒化物の層の厚さは50〜150
nmの範囲内であればよい。ここでは,アニール温度を
1100℃とし,時間を2時間として,100nm厚の
窒化物層12を得た。図8の状態のゲート電極14は,
窒化により図4の状態より幅方向,厚さ方向ともに若干
小さくなっている。ただし,生成したシリコン窒化物の
層12を含めたサイズは,図4の状態のゲート電極14
より幅方向,厚さ方向とも若干大きくなっている。
行う。このためまず,ゲート電極14の上面および側壁
に窒素イオンを注入する。注入量は1×1017〜19/c
m2程度(ここでは1×1018/cm2 とする)であ
る。このとき,窒素イオンがゲート電極14の側壁にも
十分注入されるように,基板を傾斜かつ回転させながら
イオン注入を行う。その後酸化拡散炉を用いて,窒素雰
囲気中でアニーリングすると,ゲート電極14の上面お
よび側壁にシリコン窒化物の層が形成され,ゲート電極
14はこれに覆われた状態となる。この状態を図8に示
す。形成するシリコン窒化物の層の厚さは50〜150
nmの範囲内であればよい。ここでは,アニール温度を
1100℃とし,時間を2時間として,100nm厚の
窒化物層12を得た。図8の状態のゲート電極14は,
窒化により図4の状態より幅方向,厚さ方向ともに若干
小さくなっている。ただし,生成したシリコン窒化物の
層12を含めたサイズは,図4の状態のゲート電極14
より幅方向,厚さ方向とも若干大きくなっている。
【0048】そして,この状態で上方からドライエッチ
ングの一種である反応性イオンエッチングを行う。この
反応性イオンエッチングは,シリコン窒化物はエッチン
グされるがシリコン結晶はエッチングされない条件で,
かつ,異方性が強くほとんど縦方向にのみエッチングが
進行する条件で行う。このため,エッチングガスとして
CHF3およびCF4を,添加ガスとしてO2 を用い,ガ
ス圧は低め(例えば3Pa程度)にして高いRFパワー
(例えば400W程度)で行う。このエッチングは,ゲ
ート電極14の上面のシリコン窒化物層12およびゲー
ト電極14に覆われていないゲート絶縁膜15がなくな
るまで行い,ゲート電極14の側方にはシリコン窒化物
の層が残るようにする。これにより,図9に示すよう
に,ゲート電極14の側壁14aに,側面絶縁層13が
形成された状態となる。図9の状態での側面絶縁層13
の底部での幅tは100nm程度である。
ングの一種である反応性イオンエッチングを行う。この
反応性イオンエッチングは,シリコン窒化物はエッチン
グされるがシリコン結晶はエッチングされない条件で,
かつ,異方性が強くほとんど縦方向にのみエッチングが
進行する条件で行う。このため,エッチングガスとして
CHF3およびCF4を,添加ガスとしてO2 を用い,ガ
ス圧は低め(例えば3Pa程度)にして高いRFパワー
(例えば400W程度)で行う。このエッチングは,ゲ
ート電極14の上面のシリコン窒化物層12およびゲー
ト電極14に覆われていないゲート絶縁膜15がなくな
るまで行い,ゲート電極14の側方にはシリコン窒化物
の層が残るようにする。これにより,図9に示すよう
に,ゲート電極14の側壁14aに,側面絶縁層13が
形成された状態となる。図9の状態での側面絶縁層13
の底部での幅tは100nm程度である。
【0049】この状態で,イオン注入法を用いてソース
拡散部88を形成し,さらに層間絶縁膜17およびソー
ス電極16を形成すると,図7の状態となる。そしてそ
の他の必要な電極や配線等を形成して封止すれば,絶縁
ゲート型半導体装置2が製造される。
拡散部88を形成し,さらに層間絶縁膜17およびソー
ス電極16を形成すると,図7の状態となる。そしてそ
の他の必要な電極や配線等を形成して封止すれば,絶縁
ゲート型半導体装置2が製造される。
【0050】〈効果〉以上詳細に説明したように,本実
施の形態に係る絶縁ゲート型半導体装置2およびその製
造方法では,ゲート電極14の加工より後に,ゲート電
極14を窒化する工程を行い,これにより形成された窒
化シリコン層の一部を側面絶縁層13とし,この側面絶
縁層13がゲート絶縁膜15とともに,ゲート電極14
と半導体基板80との間の絶縁を行うようにしている。
このように,ゲート電極14と半導体基板80との間の
絶縁を,ゲート電極14自体の材質を窒化して形成され
た側面絶縁層13によっているので,CVD等により堆
積された絶縁層と異なり,ゲート電極14と側面絶縁層
13との間が隙間なく密着している。また,ゲート電極
14が窒化される際に,仮にその箇所に導電性のダスト
があったとしても窒化により除去される。このため,絶
縁破壊が生じにくく耐圧が高い。
施の形態に係る絶縁ゲート型半導体装置2およびその製
造方法では,ゲート電極14の加工より後に,ゲート電
極14を窒化する工程を行い,これにより形成された窒
化シリコン層の一部を側面絶縁層13とし,この側面絶
縁層13がゲート絶縁膜15とともに,ゲート電極14
と半導体基板80との間の絶縁を行うようにしている。
このように,ゲート電極14と半導体基板80との間の
絶縁を,ゲート電極14自体の材質を窒化して形成され
た側面絶縁層13によっているので,CVD等により堆
積された絶縁層と異なり,ゲート電極14と側面絶縁層
13との間が隙間なく密着している。また,ゲート電極
14が窒化される際に,仮にその箇所に導電性のダスト
があったとしても窒化により除去される。このため,絶
縁破壊が生じにくく耐圧が高い。
【0051】また,ゲート絶縁膜15のうち,ゲート電
極14の側壁14aの直下の箇所がエッチングを受ける
ことがないので,この箇所に従来技術の図11で説明し
たアンダーカットが生じることがない。したがって,こ
の箇所に空孔や導電性ダストが残って絶縁破壊の原因と
なることもなく,この点でもゲート電極14と半導体基
板80との間の耐圧の向上が図られている。
極14の側壁14aの直下の箇所がエッチングを受ける
ことがないので,この箇所に従来技術の図11で説明し
たアンダーカットが生じることがない。したがって,こ
の箇所に空孔や導電性ダストが残って絶縁破壊の原因と
なることもなく,この点でもゲート電極14と半導体基
板80との間の耐圧の向上が図られている。
【0052】さらに本実施の形態では,側面絶縁層13
の底部の幅tは,ゲート電極14を窒化したときのシリ
コン窒化物層12の厚さと,その後の反応性エッチング
のエッチング条件に依存することとなる。これらはいず
れもCVDと比べてウェハ間およびウェハ内での均一性
に優れており,またフォトリソグラフィーを用いないセ
ルフアラインであるため,幅tは安定している。したが
って,各素子の特性が均一である。特に,図7の左右
で,フォトマスクの合わせ精度に起因して特性差が生じ
ることはない。このため,製造歩留まりが高い。また,
側面絶縁層13の形成のためにフォトリソグラフィー工
程を用いないので工程数が少なくて済み,コストの増大
やタクトタイムの長期化を招くことがない。
の底部の幅tは,ゲート電極14を窒化したときのシリ
コン窒化物層12の厚さと,その後の反応性エッチング
のエッチング条件に依存することとなる。これらはいず
れもCVDと比べてウェハ間およびウェハ内での均一性
に優れており,またフォトリソグラフィーを用いないセ
ルフアラインであるため,幅tは安定している。したが
って,各素子の特性が均一である。特に,図7の左右
で,フォトマスクの合わせ精度に起因して特性差が生じ
ることはない。このため,製造歩留まりが高い。また,
側面絶縁層13の形成のためにフォトリソグラフィー工
程を用いないので工程数が少なくて済み,コストの増大
やタクトタイムの長期化を招くことがない。
【0053】〈製造方法の変形例〉本形態においても,
第1の実施の形態で説明したのと同様に,ゲート電極1
4のパターン加工を行った後,ゲート絶縁膜15をエッ
チングしてからチャネル領域89の形成等を行うように
してもよい。
第1の実施の形態で説明したのと同様に,ゲート電極1
4のパターン加工を行った後,ゲート絶縁膜15をエッ
チングしてからチャネル領域89の形成等を行うように
してもよい。
【0054】〈構成上の変形例〉本実施の形態では,ゲ
ート電極14の側壁14aに接して形成される側面絶縁
層13として,ゲート電極14自体の材質を窒化したも
のを用いたが,これ以外にも,ゲート電極14自体の材
質に基づく種々の絶縁性化合物が使用可能である。例え
ば,ゲート電極14の材質に陽極酸化処理を施して形成
したシリコン化合物,硫酸や過塩素酸等の酸化作用を有
する薬液を作用させて形成したシリコン化合物,等であ
る。これらを用いる場合には,チャネル領域89を形成
した(図4の状態)後,当該処理を行って化合物の層を
形成し,ドライエッチングにより加工すればよい。これ
らによっても,同等の耐圧特性を有する絶縁ゲート型半
導体装置を,簡易な工程で歩留まりよく得ることができ
る。
ート電極14の側壁14aに接して形成される側面絶縁
層13として,ゲート電極14自体の材質を窒化したも
のを用いたが,これ以外にも,ゲート電極14自体の材
質に基づく種々の絶縁性化合物が使用可能である。例え
ば,ゲート電極14の材質に陽極酸化処理を施して形成
したシリコン化合物,硫酸や過塩素酸等の酸化作用を有
する薬液を作用させて形成したシリコン化合物,等であ
る。これらを用いる場合には,チャネル領域89を形成
した(図4の状態)後,当該処理を行って化合物の層を
形成し,ドライエッチングにより加工すればよい。これ
らによっても,同等の耐圧特性を有する絶縁ゲート型半
導体装置を,簡易な工程で歩留まりよく得ることができ
る。
【0055】なお,前記した第1および第2の実施の形
態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するもので
はない。したがって本発明は当然に,各実施の形態で説
明したもの以外にも,その要旨を逸脱しない範囲内で種
々の改良,変形が可能である。例えば前記各実施の形態
では,n型基板を用いて素子構成したものであるが,p
型基板を用いることも可能である。また,半導体基板8
0内に形成されるウェル構造(ソース拡散部88やチャ
ネル領域89)は,他の形でもよい。
態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するもので
はない。したがって本発明は当然に,各実施の形態で説
明したもの以外にも,その要旨を逸脱しない範囲内で種
々の改良,変形が可能である。例えば前記各実施の形態
では,n型基板を用いて素子構成したものであるが,p
型基板を用いることも可能である。また,半導体基板8
0内に形成されるウェル構造(ソース拡散部88やチャ
ネル領域89)は,他の形でもよい。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば,ゲート電極と半導体基板との間の耐圧が十分高
く,絶縁破壊のおそれなくしてパワー系の用途に使用で
きる絶縁ゲート型半導体装置が提供されている。また,
ゲート電圧印加時に電界が集中する箇所であるゲート電
極の端部に十分に高い耐圧を有する絶縁層を均一性よく
形成できる絶縁ゲート型半導体装置の製造方法が提供さ
れており,上記のような絶縁ゲート型半導体装置を簡易
な工程でかつ歩留まりよく実現することが可能となって
いる。
よれば,ゲート電極と半導体基板との間の耐圧が十分高
く,絶縁破壊のおそれなくしてパワー系の用途に使用で
きる絶縁ゲート型半導体装置が提供されている。また,
ゲート電圧印加時に電界が集中する箇所であるゲート電
極の端部に十分に高い耐圧を有する絶縁層を均一性よく
形成できる絶縁ゲート型半導体装置の製造方法が提供さ
れており,上記のような絶縁ゲート型半導体装置を簡易
な工程でかつ歩留まりよく実現することが可能となって
いる。
【図1】第1の実施の形態に係る絶縁ゲート型半導体装
置の構造図である。
置の構造図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図1の絶縁ゲート型半導体装置の製造工程を説
明する図(その1)である。
明する図(その1)である。
【図4】図1の絶縁ゲート型半導体装置の製造工程を説
明する図(その2)である。
明する図(その2)である。
【図5】図1の絶縁ゲート型半導体装置の製造工程を説
明する図(その3)である。
明する図(その3)である。
【図6】図1の絶縁ゲート型半導体装置の製造工程を説
明する図(その4)である。
明する図(その4)である。
【図7】第2の実施の形態に係る絶縁ゲート型半導体装
置の構造図である。
置の構造図である。
【図8】図7の絶縁ゲート型半導体装置の製造工程を説
明する図(その1)である。
明する図(その1)である。
【図9】図7の絶縁ゲート型半導体装置の製造工程を説
明する図(その2)である。
明する図(その2)である。
【図10】従来の絶縁ゲート型半導体装置の一般的な構
造を示す図である。
造を示す図である。
【図11】図10の要部の拡大図である。
【図12】従来の絶縁ゲート型半導体装置の製造工程の
一部を示す図である。
一部を示す図である。
11,13 側面絶縁層 14 ゲート電極 14a ゲート電極の側壁 15 ゲート絶縁膜 80 半導体基板
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成されたゲート電極
と,前記ゲート電極と前記半導体基板との間に位置する
ゲート絶縁膜と,前記ゲート電極の側壁部の材質を絶縁
物化して形成された側面絶縁層とを有し,前記ゲート電
極が,前記ゲート絶縁膜および前記側面絶縁層により前
記半導体基板から絶縁されていることを特徴とする絶縁
ゲート型半導体装置。 - 【請求項2】 半導体基板上に形成されたゲート電極
と,前記ゲート電極を前記半導体基板から絶縁する絶縁
膜とを有し,前記絶縁膜が前記ゲート電極の中央部より
も端部において厚く,前記ゲート電極の端部と前記半導
体基板との間が絶縁物により隙間なく充填されているこ
とを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置。 - 【請求項3】 半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する
ゲート絶縁膜形成工程と,前記半導体基板から絶縁され
たゲート電極を前記ゲート絶縁膜上に形成するゲート電
極形成工程と,前記ゲート電極の側壁部を絶縁物化する
絶縁物化工程と,を含むことを特徴とする絶縁ゲート型
半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載する絶縁ゲート型半導体
装置の製造方法において,前記絶縁物化工程では,前記
ゲート電極の側壁部を酸化することを特徴とする絶縁ゲ
ート型半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項3に記載する絶縁ゲート型半導体
装置の製造方法において,前記絶縁物化工程では,前記
ゲート電極の側壁部を窒化することを特徴とする絶縁ゲ
ート型半導体装置の製造方法。
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