JPH1157097A - 流水プール - Google Patents

流水プール

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JPH1157097A
JPH1157097A JP24785397A JP24785397A JPH1157097A JP H1157097 A JPH1157097 A JP H1157097A JP 24785397 A JP24785397 A JP 24785397A JP 24785397 A JP24785397 A JP 24785397A JP H1157097 A JPH1157097 A JP H1157097A
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JP
Japan
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tank
water
pool
end plate
plate
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Application number
JP24785397A
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English (en)
Inventor
Toshio Yasujima
利夫 安島
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RKC Instrument Inc
Original Assignee
Rika Kogyo Inc
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用上必要な深さの表層の水の流れをプール
槽の全幅にわたり均一に生じさせ得るエネルギー効率の
良い簡明な構成の流水プールの提供。 【解決手段】 プール槽2を、前端板1aの内側の内部
前端板2a、後端板1bの内側の内部後端板2b、両側
板2c、2c及び底板2dで区画し、内部前端板2aの
外部空間を底部仕切板3aで上方の高架水槽3と下方の
補給水槽4に区画する。底部仕切板3aには補給水槽4
の水を高架水槽3に汲み上げるポンプ装置5を配し、内
部前端板2aにはプール槽2と同一横幅の流入口3bを
開口させる。内部後端板2bの上端を全幅にわたって流
入口3bの開口上端と開口下端の中間の高さにした越流
部6とし、内部後端板2bの外部空間を受水槽7とし、
底板2dと底部1dとの間の空間を補給水槽4と受水槽
7との連通部8とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水泳をする場合等
に、その進行方向と逆方向の水の流れを生じさせること
により、一定方向の泳ぎを必要なだけ継続して行えるよ
うにした流水プールであり、特に、そのために、プール
槽内の水に一定方向の整然とした流れを生じさせる、強
制還流式の流水プールに関するものである。
【0002】この種の流水プールには種々のものが提案
されている。例えば、槽部の下部に閉断面よりなる還流
路を形成し、前記還流路の一方の端部は前記槽部の上部
に至る立上り部とされるとともに、該槽部に連通する送
出し口が形成され、前記還流路の他端部には槽部に連通
する吸込み口が形成され、前記還流路の立上り部に於い
て、前記送出し口には水流制御部材が装着されるととも
に、該送出し口に臨んで駆動用モータによって作動され
る送出し機のスクリュー羽根が配設されてなる強制還流
式水流プール(特開平4−97077号、従来例1)が
ある。
【0003】上記従来例1は、送出し口が立上り部の一
部に開口され、この送出し口からスクリュウ羽根を利用
した送出し機によって水が噴出されるものであり、それ
故、水の流れは、その噴出流及びそれに巻き込まれる周
囲の水に生じるのみであり、槽の幅方向全体に渡った均
一な流れを得るのは困難である。また水の流れを生じさ
せるのに、前記のようにスクリュー羽根を利用して槽中
に水を押し込むものであり、得られる水流に比して大き
なエネルギーを必要とする。
【0004】また、例えば、槽壁のプール水表面近傍に
於ける相対向する箇所に循環入口と循環出口とを開口す
るとともに、該循環入口と循環出口とを強制循環装置で
連絡してなり、該強制循環装置を、一端を上記循環出口
に連絡し他端の循環用噴出部を循環入口に連絡する常動
強制循環濾過手段と、上記循環出口に一端を連絡し他端
に形成した多枝状の流速可変用噴出部を循環入口に連絡
するとともに各枝にポンプモータを配設した流速可変用
強制循環手段とで構成し、上記循環用噴出部を循環入口
の中央に配置するとともに、前記流速可変用噴出部を、
循環入口に於いて、上記循環用噴出部と同一水平線上に
於ける両脇部分に適宜間隔をおいて配置せしめ、該噴出
部群前方に整流板を設けた流水プール(特開平5−21
4825号、従来例2)がある。
【0005】上記従来例2は、循環入口に噴出部群を配
して必要な幅の水の流れを生じさせようとするものであ
り、必要な幅の水の流れを生じさせるために多数の噴出
口を並べる必要があり、若干複雑な構造を必要とする。
また水が多数の噴出口を並べた噴出部群から噴出される
ものであるため、流れが不均一になり易く、これを解消
するために整流板を必要とするものでもある。また従来
例2も噴出口から水を噴出状態に押し出すものであり、
得られる水流に比して大きなエネルギーを必要とするも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来例1、2の問題点を解消し、安価に製造し得る簡
明な構成で、プール槽の全幅にわたり均一な水の流れを
生じさせることができる流水プールを提供することを解
決の課題とする。更にプール槽に於いて、その使用上必
要な深さの表層の水の流れのみを、より効率的な手段で
生じさせることにより、よりエネルギー効率の良い流水
プールを提供することを解決の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、プール槽と、
上記プール槽の一端側端板外の上部に構成した高架水槽
と、上記高架水槽から、上記プール槽内に、その一端側
端板上部に全幅にわたって開口した流入口と、前記プー
ル槽の他端側端板上端を、前記流入口から流入して他端
側まで流れて来た水がその上を越えて流出することがで
きるように、全幅にわたって前記流入口の開口上端より
低くかつ開口下端と同一以上の高さに構成した越流部
と、上記越流部の外側に、該越流部を越えて流出した水
を受け取るべく配した受水槽と、前記高架水槽の下方に
構成した補給水槽と、前記受水槽と上記補給水槽とを、
前者中の水が後者中に移動可能であるように連通する連
通部と、前記補給水槽からその上方の高架水槽に水を汲
み上げるポンプ手段と、で構成した流水プールである。
【0008】前記プール槽は、平面からみて長方形に構
成するのが適当であり、人がその中で流れに逆行して泳
ぎ、泳いでいる最中に泳者の身体が若干前後に移動して
も差し支えない最低限度以上の寸法であれば良い。深さ
は一般のプールと同等程度であれば良く、特別の寸法で
ある必要はない。
【0009】前記高架水槽は、その水位をプール槽の水
位より高く上げることができる高さをもったものである
必要がある。また当然その底部は、前記流入口を前記所
定の位置に開口し得る高さである必要がある。
【0010】前記流入口は、開口部形状を横長の長方形
状とするのが適当である。前記のように、その横幅はプ
ール槽と同一の幅とし、開口高さは、プール槽に於ける
水流の必要速さを考慮した単位時間あたりの流出量を確
保できるように定める。
【0011】前記越流部は、前記プール槽に於ける高架
水槽側の端板と反対側の端板の上端であるが、この高さ
がプール槽に於ける水流のない場合の水位となる。この
越流部の高さは、前記のように、前記流入口の開口下端
以上であり、かつ流入口の開口上端より下方である必要
がある。高架水槽中に、前記ポンプ手段により、前記水
流のない場合の水位より高い水位まで汲み上げられた水
は、こうして、流入口よりプール槽中に流れ込み、越流
部側に流れることにより水流を生じさせ、該越流部を越
えて前記受水槽に流れ込むものである。
【0012】前記受水槽は、前記のように、前記越流部
を越えて流れ込んだ水を受け取る槽であり、プール槽側
へ逆流しないために、当然、その水位は、越流部の上端
より低いところに設定すべきである。また受水槽で受け
取った水は、前記のように、連通部を通じて補給水槽に
移動させるものであり、動力なくして、移動を生じさせ
るために、その水位を、前記補給水槽側で必要な水位と
一致させることとする。なお補給水槽で必要な水位は、
前記ポンプ手段でその中の水を高架水槽に汲み上げるの
に適当な水位である。安価な低揚程のポンプ手段でも容
易に汲み上げられるように、前記補給水槽の水位はでき
るだけ高い方が良い。例えば、前記高架水槽の底部直下
位の高さが適当である。
【0013】前記補給水槽は、前記のように、高架水槽
の下方に設けるものであるが、その水位は、高架水槽の
底部直下位の高さであるのが適当である。また前記連通
部は、前記受水槽と上記補給水槽とが、水位を前記のよ
うに設定したものであれば、相互を連通させさえするも
のであれば良い。
【0014】前記ポンプ手段は、前記のように、前記補
給水槽からその上方の高架水槽に水を汲み上げるもので
あるから、その目的を達成できるものであれば、特定の
それに限定されない。
【0015】しかして本発明の流水プールは、まず水を
プール槽にその越流部の高さの水位で入れ、かつ受水槽
にも上記越流部の僅かに下方に水位が来るように水を入
れて使用する。受水槽は前記補給水槽とも連通部を通じ
て連通しており、受水槽への水の充填を通じて前記補給
槽にも水を入れることとなる。補給水槽にも前記した水
位以上に入れるべきである。
【0016】以上の準備をした上で、前記ポンプ手段を
駆動させ、補給水槽の水を高架水槽に汲み上げ、その水
位をプール槽の水位より高く引上げると、高架水槽の水
は前記流入口よりプール槽中に流れ込み、プール槽の水
位を高めることとなる。そのためプール槽中では流入口
と反対側の端板に構成した越流部に向かって流れが生
じ、該越流部に到達した水はこれを越えて受水槽に流出
することとなる。
【0017】こうしてプール槽中では、前記ポンプ手段
による補給水槽から高架水槽への水の汲み上げを継続す
る間、水流を生じることとなる。ポンプ手段による単位
時間あたりの汲み上げ量を増加させると、高架水槽の水
位が上昇し、流入口からプール槽への単位時間あたりの
流入量が増加し、プール槽の水位が上昇するとともに、
水流の速度が高まることとなる。しかしてこのようにポ
ンプ手段による単位時間あたりの汲み上げ量を増減させ
ることにより、水流の速度を制御することができる。な
おここで用いるポンプ手段は、直下の補給水槽から直上
の高架水槽に水を汲み上げるだけなので、低揚程の安価
なそれで充分対応することができるものである。
【0018】前記のようにして生じる水流は、前記流入
口がプール槽の横幅に一致させてあり、かつ越流部も同
様であるため、プール槽の全幅に於いて均一にかつほぼ
等速状態に生じることとなる。またこの水流は、前記流
入口を通じてプール槽中の水の表層に流れ込み、前記越
流部を通じて表層から流出するものであるため、殆ど表
層に於いてのみ生じるものである。プール槽に於ける流
水は、流れに逆行して泳ぐために必要とするものである
から、泳者の身体が接触する深さまでの水、即ち、表層
の水に流れが生じれば良い。それ故、これは特に不都合
なものではない。しかもこのことにより、かえって泳者
に接触することのない下層の水まで動かすことにより増
加するエネルギーを不要とする利点が得られるものであ
る。
【0019】前記補給水槽では、前記ポンプ手段により
その中の水が汲み上げられてその水位が低下し、他方、
前記受水槽ではプール槽から越流する水が流れ込むこと
でその水位が上昇することとなるが、これにともない連
通部を通じて後者の水が前者に移動することとなり、こ
れによって、それぞれが概ね適当な範囲の水位を維持す
ることとなる。
【0020】以上の本発明の流水プールに於いて、前記
プール槽を、外槽の両側板と、外槽の両端板の内側に各
々配した両内部端板と、外槽の底部より上方に位置する
底板とで区画してその内側に構成し、前記高架水槽を、
前記プール槽の一端側の内部端板と、外槽の対応する側
の端板と、外槽の対応する部位の両側板と、上記内部端
板、上記端板及び上記両側板に囲まれた空間を上下に仕
切る底部仕切板とで区画してその上方に構成し、前記流
入口を、前記高架水槽を区画する内部端板に、上記底部
仕切板と同一以上の高さに位置させ、かつ全幅にわたっ
て開口させて構成し、前記越流部を、前記プール槽の他
端側の内部端板の上端を全幅にわたって前記流入口の開
口上端より低くかつ開口下端と同一以上の高さに定めた
ものに構成し、更に上端を上記越流部とした前記内部端
板と、外槽の対応する側の端板と、外槽の対応する部位
の両側板で囲まれた空間を、前記受水槽とし、前記高架
水槽の底部仕切板より下方の空間を、前記補給水槽と
し、前記プール槽の底部を構成する底板と外槽の底部と
の間の空間を、前記連通部とし、加えて、前記ポンプ手
段を、前記補給水槽からその上方に位置する前記高架水
槽に水を汲み上げるべく、前者と後者とを仕切る底部仕
切板に配する構成を採用することができ、このように構
成した場合は、本発明の流水プールを、一層容易に実施
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面を
参照しつつ実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本
発明を適用したプールの概略縦断面図、図2は本発明を
適用したプールの概略平面図、図3は図1のA−A線概
略断面図、図4は図1のB−B線概略断面図である。
【0022】図1及び図2に示すように、上部開口の箱
型の外槽1中にプール槽2を構成する。上記プール槽2
は、上記外槽1の前端板1aの内側にこれと平行に配し
た内部前端板(端板)2aと、上記外槽1の後端板1b
の内側にこれと平行に配した内部後端板(端板)2b
と、上記外槽1のそれと共通に構成した両側板2c、2
cと、上記外槽1の底部1dより上方に位置する底板2
dとで区画してその内側に構成する。内部前端板2a及
び内部後端板2bの側端は、当然、前記外槽1のそれと
共通に構成した両側板2c、2cに結合し、前記底板2
dは、その対応する四辺のそれぞれを、上記内部前端板
2a及び内部後端板2bの下端及び前記両側板2c、2
cの対応する高さの部位に結合する。
【0023】なお前記プール槽2は、平面からみて長方
形に構成し、人がその中で流れに逆行して泳ぎ、泳いで
いる最中に泳者の身体が若干前後に移動しても差し支え
ない最低限度以上の寸法とする。深さは一般のプールと
同等程度とする。
【0024】前記プール槽2の内部前端板2aと、外槽
1の前端板1aと、両側板2c、2cに囲まれた空間を
底部仕切板3aで区画してその上方を高架水槽3とし、
その下方の空間を補給水槽4とする。上記底部仕切板3
aには、図1及び図3に示すように、上記補給水槽4中
の水を上記高架水槽3中に汲み上げるポンプ装置(ポン
プ手段)5を配する。なお上記ポンプ装置5は、前記補
給水槽4からその直上の高架水槽3に水を汲み上げるだ
けのものであるから、その目的を達成できる低揚程のそ
れを採用する。
【0025】また、図1及び図3に示すように、前記内
部前端板2aには、上記高架水槽3から前記プール槽2
中に開口する流入口3bを前記底部仕切板3aの僅かに
上方に構成する。この流入口3bは、特に図3に示すよ
うに、開口部形状を横長の長方形状とし、その横幅をプ
ール槽2の幅と一致させ、かつ開口高さは、プール槽に
於ける水流の必要速さを考慮した単位時間あたりの流入
量との関係で定める。
【0026】図1、図3及び図4に示すように、前記プ
ール槽2の内部後端板2bの上端を全幅にわたって前記
流入口3bの開口上端と開口下端との中間付近の高さに
構成して、これを越流部6とする。
【0027】図1、図2及び図4に示すように、前記内
部後端板2bと、外槽1の後端板1bと、両側板2c、
2cとで囲まれた空間を受水槽7とし、前記プール槽2
の底部を構成する底板2dと外槽の底部1dとの間の空
間を、前記補給水槽4と上記受水槽7とを連通する連通
部8とする。
【0028】しかしてこの実施例の流水プールは、まず
水をプール槽2にその越流部6の高さの水位で入れ、か
つ受水槽7にも上記越流部6の僅かに下方に水位が来る
ように水を入れて使用する。上記受水槽7に水を入れる
と、連通部8を通じて前記補給水槽4にも水が充填され
ることとなる。
【0029】以上の準備をした上で、前記ポンプ装置5
を駆動させ、前記補給水槽4の水を高架水槽3中に汲み
上げ、その水位をプール槽2の水位より高く引上げる
と、図1及び図2に示すように、該高架水槽3の水は前
記流入口3bよりプール槽2中に流れ込み、該プール槽
2の水位を高めることとなる。そのためプール槽2中で
は反対側の内部後端板2bに構成した越流部6に向かっ
て流れが生じ、該越流部6に到達した水はこれを越えて
前記受水槽7に流出することとなる。
【0030】こうしてプール槽2中では、前記ポンプ装
置5による補給水槽4から高架水槽3への水の汲み上げ
動作を継続する間、水流を生じることとなる。ポンプ装
置5による単位時間あたりの汲み上げ量を増加させる
と、高架水槽3の水位が更に上昇し、流入口3bからプ
ール槽2への単位時間あたりの流入量が増加し、プール
槽2の水位が上昇する。こうしてプール槽2では水流の
速度が高まることとなる。しかしてこのようにして水流
の速度を高め、ポンプ装置5に逆の動作をさせることで
水流の速度を低下させることができる。
【0031】前記のようにして生じる水流は、前記流入
口3bがプール槽2の横幅に一致させてあり、かつ越流
部6も同様であるため、プール槽2の全幅に於いて均一
にかつほぼ等速状態に生じることとなる。またこの水流
は、前記流入口3bを通じてプール槽2中の水の表層に
流れ込み、前記越流部6を通じて表層から流出するもの
であるため、殆ど表層に於いてのみ生じるものである。
プール槽2に於ける流水は、流れに逆行してして泳ぐた
めに必要とするものであるから、泳者の身体が接触する
深さまでの水、即ち、表層の水に流れが生じれば良い。
それ故、これは特に不都合なものではない。しかもこの
ことにより、かえって泳者に接触することのない下層の
水まで動かすことにより増加するエネルギーを不要とす
る利点が得られるものである。
【0032】前記補給水槽4では、前記ポンプ装置5に
よりその中の水が汲み上げられてその水位が低下し、他
方、前記受水槽7ではプール槽2から越流する水が流れ
込むことでその水位が上昇することとなるが、これにと
もない連通部8を通じて後者の水が前者に移動すること
となり、これによって、それぞれが概ね適当な範囲の水
位を維持することとなる。
【0033】
【発明の効果】しかして本発明の流水プールによれば、
前記ポンプ手段を駆動させ、補給水槽の水を高架水槽に
汲み上げ、その水位をプール槽の水位より高く引上げれ
ば、高架水槽の水は前記流入口よりプール槽中に流れ込
み、プール槽の水位を高めることとなり、おのずと、プ
ール槽中では、流入口と反対側端板に構成した越流部に
向かって流れが生じることとなる。こうしてこの流れを
利用して逆向きに泳者が泳ぐ用法でこのプールを利用す
ることができることとなる。なお越流部に到達した水は
これを越えて受水槽に流出することとなる。
【0034】プール槽中では、前記ポンプ手段による補
給水槽から高架水槽への水の汲み上げを継続する間水流
を生じることとなる。水流の速度の制御は、ポンプ手段
による単位時間あたりの汲み上げ量を増減させることに
より行うことができる。なおここで用いるポンプ手段
は、直下の補給水槽から直上の高架水槽に水を汲み上げ
るだけなので、低揚程の安価なそれで充分対応すること
ができるものである。
【0035】前記水流は、前記流入口がプール槽の横幅
に一致させてあり、かつ越流部も同様であるため、プー
ル槽の全幅に於いて均一にかつほぼ等速状態に生じるこ
ととなる。またこの水流は、前記流入口を通じてプール
槽中の水の表層に流れ込み、前記越流部を通じて表層か
ら流出するものであるため、殆ど表層に於いてのみ生じ
るものである。プール槽に於ける流水は、流れに逆行し
て泳ぐために必要とするものであるから、泳者の身体が
接触する深さまでの水、即ち、表層の水に流れが生じれ
ば良い。それ故、これは特に不都合なものではない。し
かもこのことにより、かえって泳者に接触することのな
い下層の水まで動かすことにより増加するエネルギーを
不要とする利点が得られるものである。
【0036】前記補給水槽では、前記ポンプ手段により
その中の水が汲み上げられてその水位が低下し、他方、
前記受水槽ではプール槽から越流する水が流れ込むこと
でその水位が上昇することとなるが、これにともない連
通部を通じて後者の水が前者に移動することとなり、こ
れによって、それぞれが概ね適当な範囲の水位を維持す
ることとなる。
【0037】以上の本発明の流水プールに於いて、前記
プール槽を、外槽の両側板と、外槽の両端板の内側に各
々配した両内部端板と、外槽の底部より上方に位置する
底板とで区画してその内側に構成し、前記高架水槽を、
前記プール槽の一端側の内部端板と、外槽の対応する側
の端板と、外槽の対応する部位の両側板と、上記内部端
板、上記端板及び上記両側板に囲まれた空間を上下に仕
切る底部仕切板とで区画してその上方に構成し、前記流
入口を、前記高架水槽を区画する内部端板に、上記底部
仕切板と同一以上の高さに位置させ、かつ全幅にわたっ
て開口させて構成し、前記越流部を、前記プール槽の他
端側の内部端板の上端を全幅にわたって前記流入口の開
口上端より低くかつ開口下端と同一以上の高さに定めた
ものに構成し、更に上端を上記越流部とした前記内部端
板と、外槽の対応する側の端板と、外槽の対応する部位
の両側板で囲まれた空間を、前記受水槽とし、前記高架
水槽の底部仕切板より下方の空間を、前記補給水槽と
し、前記プール槽の底部を構成する底板と外槽の底部と
の間の空間を、前記連通部とし、加えて、前記ポンプ手
段を、前記補給水槽からその上方に位置する前記高架水
槽に水を汲み上げるべく、前者と後者とを仕切る底部仕
切板に配する構成を採用することができ、このように構
成した場合は、本発明の流水プールを、一層容易に実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプールの概略縦断面図。
【図2】本発明を適用したプールの概略平面図。
【図3】図1のA−A線概略断面図。
【図4】図1のB−B線概略断面図。
【符号の説明】
1 外槽 1a 前端板 1b 後端板 1d 底部 2 プール槽 2a 内部前端板(端板) 2b 内部後端板(端板) 2c 側板 2d 底板 3 高架水槽 3a 底部仕切板 3b 流入口 4 補給水槽 5 ポンプ装置(ポンプ手段) 6 越流部 7 受水槽 8 連通部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プール槽と、上記プール槽の一端側端板
    外の上部に構成した高架水槽と、 上記高架水槽から、上記プール槽内に、その一端側端板
    上部に全幅にわたって開口した流入口と、 前記プール槽の他端側端板上端を、前記流入口から流入
    して他端側まで流れて来た水がその上を越えて流出する
    ことができるように、全幅にわたって前記流入口の開口
    上端より低くかつ開口下端と同一以上の高さに構成した
    越流部と、 上記越流部の外側に、該越流部を越えて流出した水を受
    け取るべく配した受水槽と、 前記高架水槽の下方に構成した補給水槽と、 前記受水槽と上記補給水槽とを、前者中の水が後者中に
    移動可能であるように連通する連通部と、 前記補給水槽からその上方の高架水槽に水を汲み上げる
    ポンプ手段と、 で構成した流水プール。
  2. 【請求項2】 前記プール槽を、外槽の両側板と、外槽
    の両端板の内側に各々配した両内部端板と、外槽の底部
    より上方に位置する底板とで区画してその内側に構成
    し、 前記高架水槽を、前記プール槽の一端側の内部端板と、
    外槽の対応する側の端板と、外槽の対応する部位の両側
    板と、上記内部端板、上記端板及び上記両側板に囲まれ
    た空間を上下に仕切る底部仕切板とで区画してその上方
    に構成し、 前記流入口を、前記高架水槽を区画する内部端板に、上
    記底部仕切板と同一以上の高さに位置させ、かつ全幅に
    わたって開口させて構成し、 前記越流部を、前記プール槽の他端側の内部端板の上端
    を全幅にわたって前記流入口の開口上端より低くかつ開
    口下端と同一以上の高さに定めたものに構成し、 更に上端を上記越流部とした前記内部端板と、外槽の対
    応する側の端板と、外槽の対応する部位の両側板で囲ま
    れた空間を、前記受水槽とし、 前記高架水槽の底部仕切板より下方の空間を、前記補給
    水槽とし、 前記プール槽の底部を構成する底板と外槽の底部との間
    の空間を、前記連通部とし、 加えて、前記ポンプ手段を、前記補給水槽からその上方
    に位置する前記高架水槽に水を汲み上げるべく、前者と
    後者とを仕切る底部仕切板に配して構成した請求項1の
    流水プール。
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