JPH1158788A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH1158788A
JPH1158788A JP21620897A JP21620897A JPH1158788A JP H1158788 A JPH1158788 A JP H1158788A JP 21620897 A JP21620897 A JP 21620897A JP 21620897 A JP21620897 A JP 21620897A JP H1158788 A JPH1158788 A JP H1158788A
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cap
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Yasuo Kato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引キャップのキャッピング時に、吸引キャ
ップの内部を大気に開放し、気泡が記録ヘッドに侵入す
るのを防止する。 【解決手段】 吸引ポンプは、ポンプケーシング52内
において、第1及び第2のピストン部材53,54が独
立して移動可能で、ポンプケーシング52は、吸引口5
2aと排出口52bとを軸線方向に一定間隔を存して有
する。第1及び第2のピストン部材53,54の間のポ
ンプ室52e及び排出口52bを通じて、吸引キャップ
が記録ヘッドのノズル面を覆うまで、吸引キャップに接
続される吸引口52aを大気に開放された状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体にインク
を吐出して記録動作するインクジェット記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平8−72266
号公報に記載されるように、インクジェット記録装置の
吸引ポンプにおいて、多種多様な制御を可能とするため
に、筒状のケーシング内に1対のピストン部材を互いに
対向して設け、前記ピストン部材間に容積可変のポンプ
室を形成するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、吸引キャッ
プが記録ヘッドのノズル面に密着されるキャッピング時
には、吸引ポンプの吸引口はピストン部材にて閉塞され
ているため、吸引キャップがノズル面に密着されたとき
に、吸引キャップが弾性変形し、その内部の空気が圧縮
され、ノズル孔に作用することとなり、いわゆるメニス
カスを壊し、気泡を記録ヘッド内に侵入させるおそれが
あった。
【0004】そこで、例えば特開平5−169680号
公報に記載されるように、インク排出口が大気連通孔と
しても機能し、吸引キャップのキャッピング時に吸引キ
ャップの内部を大気に開放するものが提案されている
が、この吸引ポンプはピストン部材が1つだけの構造で
あり、前述した如き2つのピストン部材を有する吸引ポ
ンプに適用することができない。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、吸引キャップのキャッピング時に、吸引キャップの
内部を大気に開放することができるインクジェット記録
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体にイ
ンクを吐出して記録動作する記録ヘッドと、該記録ヘッ
ドのノズル面を開閉可能に覆うようにノズル面に対し接
離可能な吸引キャップと、該吸引キャップを通じて前記
記録ヘッドのノズル孔からインクを吸引する吸引ポンプ
と、前記吸引キャップの接離動作に連動して前記吸引ポ
ンプの作動を制御するポンプ制御手段とを備えるインク
ジェット記録装置を前提とする。
【0007】そして、請求項1の発明は、前記インクジ
ェット記録装置において、前記吸引ポンプが、前記吸引
キャップに接続された吸引口と吸引されたインクを排出
する排出口とを有する筒状のポンプケーシングと、該ポ
ンプケーシングの内部に摺動可能に嵌合された第1及び
第2のピストン部材とを備え、前記ポンプケーシングの
一端部側に第1のピストン部材が配設されるとともに第
1及び第2のピストン部材の間に容積可変のポンプ室を
形成するものであり、前記ポンプ制御手段が、前記吸引
キャップが記録ヘッドのノズル面を覆った状態で、前記
ポンプ室を吸引口に接続すると共に拡大するように前記
両ピストン部材を相対移動させる第1の制御と、前記ポ
ンプ室を排出口に接続すると共に圧縮するように前記両
ピストン部材を相対移動させる第2の制御と、前記吸引
キャップが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、前記両ピ
ストン部材を、前記吸引口がポンプ室及び排出口を通じ
て大気に開放する状態となるように位置させる第3の制
御とを有する。
【0008】よって、請求項1の発明によれば、吸引キ
ャップが記録ヘッドのノズル面を覆った状態で、ポンプ
制御手段によって、吸引ポンプのポンプ室を吸引口に接
続すると共に拡大するように吸引ポンプの両ピストン部
材が相対移動されて、吸引動作が行われる。また、ポン
プ制御手段によって、前記ポンプ室を排出口に接続する
と共に圧縮するように、前記両ピストン部材が相対移動
されて、排出動作が行われる。さらに、前記吸引キャッ
プが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、ポンプ制御手段
によって、前記両ピストン部材が、前記吸引口がポンプ
室及び排出口を通じて大気に開放される状態となるよう
に位置させられ、吸引キャップが記録ヘッドのノズル面
を覆う際に、吸引キャップが弾性変形しても、その内部
の空気が圧縮されることがなく、よって記録ヘッドのノ
ズル孔に作用していわゆるメニスカスを壊し、気泡を記
録ヘッド内に侵入させるおそれがない。
【0009】請求項2の発明は、請求項1のインクジェ
ット記録装置において、前記ポンプケーシングが、前記
一端部側から吸引口及び排出口をこの順に備え、前記ポ
ンプ制御手段が、前記吸引キャップが記録ヘッドのノズ
ル面を覆うまで、前記第1のピストン部材を前記吸引口
よりもポンプケーシングの一端部側に位置させ、第2の
ピストン部材を前記排出口よりもポンプケーシングの他
端部側に位置させるものである。
【0010】よって、請求項2の発明によれば、前記吸
引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、前記第
1のピストン部材を前記吸引口よりもポンプケーシング
の一端部側に位置させ、第2のピストン部材を前記排出
口よりもポンプケーシングの他端部側に位置させるよう
にしているので、吸引口及び排出口が共にポンプ室に開
口せしめられ、吸引口が大気に開放される。その結果、
吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆う際に、吸引
キャップの内部の空気が吸引口を通じて大気に開放され
る。
【0011】請求項3の発明は、請求項2のインクジェ
ット記録装置において、前記ポンプ制御手段が、前記吸
引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆った後に、前記
第1及び第2のピストン部材をそれらの間のポンプ室の
容積を維持したままを第1のピストン部材を前記吸引口
よりもポンプケーシングの他端部側に位置させ、それか
ら、両ピストン部材をポンプ室が最小容積となるように
相対移動させるものである。
【0012】よって、請求項3の発明によれば、吸引キ
ャップが記録ヘッドのノズル面を覆った後に、吸引ポン
プの第1及び第2のピストン部材が、それらの間のポン
プ室の容積を維持したまま第1のピストン部材を前記吸
引口よりもポンプケーシングの他端部側に位置するよう
に移動せしめられ、ポンプ室内の空気が吸引キャップ側
に移動しないようにされる。つまり、その空気がメニス
カスを壊し気泡となって記録ヘッドに侵入することがな
い。その後、両ピストン部材は、ポンプ室が最小容積と
なるように相対移動せしめられ、速やかに吸引可能な状
態とされる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。
【0014】図1はインクジェット記録装置の全体構成
を示す概略斜視図である。同図において、インクジェッ
ト記録装置1は、左右方向に延びる回転軸(図示せず)
によってプリンタフレーム2に回転可能に支承される円
筒形状のプラテンローラ3を有する。プラテンローラ3
は、給紙カセット又は手差し給紙部から供給された印刷
用紙4(記録媒体)を、記録ヘッド5に対面させながら
搬送するものであり、いわゆる紙送り機構LMの一部を
構成している。尚、前記記録ヘッド5は、印刷用紙4に
インク液滴を吐出するノズル孔を有し印刷用紙4に対し
記録動作を行うインクジェット式で、紙送り機構LM
は、該紙送り機構LMを駆動し印刷用紙4を搬送する紙
送りモータとしてのLFモータ14(図5参照)を備え
ている。
【0015】前記印刷用紙4は、プリンタフレーム2の
後方の用紙供給口(図示せず)から矢印A方向に供給さ
れ、プラテンローラ3の回転により矢印B方向に送給さ
れ、用紙排出口(図示せず)から矢印C方向に排出され
るように構成されている。前記プラテンローラ3の前方
には、キャリッジ6がプラテンローラ3の軸線に沿って
矢印D方向に移動可能に設けられている。
【0016】前記キャリッジ6は、記録ヘッド5及び該
記録ヘッド5に供給されるインクを収容したインクカー
トリッジ7をそれぞれ着脱可能に搭載している。記録ヘ
ッド5とインクカートリッジ7との接続部分は、図2に
詳細を示すように、キャリッジ6のカートリッジ装着部
6aに、マニホールド部材17を介して記録ヘッド5が
支持され、前記マニホールド部材17は、その後端部が
カートリッジ装着部6aの縦壁部6bを貫通してジョイ
ント部材19を介してインクカートリッジ7のインク供
給孔7aに接続されている。そして、インクカートリッ
ジ7は、インク供給孔7aにアダプタ20と共に網状の
フィルタ部材21が設けられている。記録ヘッド5の上
下は、それぞれ上カバー22及び下カバー23にて覆わ
れている。記録ヘッド5は、図2において左の端面をノ
ズル孔が開口するノズル面としている。尚、本例では、
イエロー、ブラック、シアン、マゼンタの4色について
のヘッド部を有する記録ヘッド5及びそれらのインクを
貯留するインクカートリッジ7が、キャリッジ6に搭載
されている。
【0017】前記プラテンローラ3の軸線と平行にキャ
リッジ軸8が設けられ、このキャリッジ軸8にはキャリ
ッジ6がスライド可能に嵌挿されている。また、キャリ
ッジ6の係合部6cが、キャリッジ軸8と平行に延びる
ガイドレール9によって案内されるようになっている。
これによって、キャリッジ6に搭載された記録ヘッド5
は、プラテンローラ3の軸線に沿ってスライド移動によ
り往復移動可能となっている。前記キャリッジ6はタイ
ミングベルト11の一部に固着され、該タイミングベル
ト11がタイミングプーリ12,13間に巻き掛けられ
てキャリッジ機構CMが構成され、前記一方のタイミン
グプーリ12にCRモータ10(キャリッジ駆動モー
タ)が連結されている。よって、CRモータ10が回転
駆動されることで、キャリッジ機構CMを介して、キャ
リッジ6が、印刷用紙4に記録を行う記録エリアにおい
て往復移動するようになっている。また、キャリッジ機
構CMとCRモータ10とによって、前記記録エリア
と、後述する吸引キャップ41、吸引ポンプ42及びワ
イパ部材32による回復動作を行う回復エリアとの間に
おいてキャリッジ6を移動させる移動手段が構成されて
いる。尚、前記CRモータ10としては、ステップモー
タ又はDCモータが使用される。
【0018】また、前記プラテンローラ3に対応する記
録エリアの左側には、廃インク受け部材24が配設され
たフラッシングエリアが、前記プラテンローラ3に対応
する記録エリアの右側には、記録ヘッド5の不吐出ある
いは吐出不良を回復するためのパージ機構RMが配設さ
れた回復エリアがそれぞれ形成されている。このような
廃インク受け部材24を設けているのは、記録ヘッド5
のノズル孔の目詰まりを解消したり、記録ヘッド5のノ
ズル孔内のインクに混入した気泡を除去したりするため
に、記録ヘッド5による記録動作の直前にインクを予備
吐出するためであり、また、パージ機構RMを設けてい
るのは、インクジェット式の記録ヘッド5は、使用中に
内部に気泡が発生したり、インクが乾燥したりする等の
原因により吐出不良を起こすので、これを良好な吐出状
態に回復させるためである。
【0019】前記パージ機構RMは、記録ヘッド5の移
動経路内に突出した突出位置と記録ヘッド5の移動経路
より後退した待機位置との間を移動可能で、突出位置に
おいて記録ヘッド5のノズル面に密着する吸引キャップ
41と、前記突出位置において、記録ヘッド5のノズル
面が吸引キャップ41に覆われているときに、負圧を発
生させ、前記吸引キャップ41を通じて、記録ヘッド5
内のインクを吸引する吸引ポンプ42と有する吸引手段
31を備えている。
【0020】前記吸引手段31に隣接して、記録エリア
側に記録ヘッド5のノズル面を払拭するように記録ヘッ
ド5に対し相対移動可能なワイパ部材32が、その反対
側に記録を行わない際に記録ヘッド5のノズル面を覆い
インク蒸発を防止してノズル面が乾燥するのを回避する
保存キャップ装置33がそれぞれ配設されている。
【0021】そして、前記ワイパ部材32、吸引キャッ
プ41及び吸引ポンプ42が、回転駆動されるカム部材
43を有する駆動手段に関連づけられ、前記ワイパ部材
32の進退、吸引キャップ41の進退及び吸引ポンプ4
2の作動は、共通のカム部材43の回転によって制御さ
れるように構成されている。
【0022】前記カム部材43は、図3に示すように、
一体的に設けられた駆動ギヤ46を有し、該駆動ギヤ4
6が、後述の切り換え機構121によって、キャリッジ
6が回復エリアにあるときに、紙送り機構LMのLFモ
ータ14により回転駆動される駆動ギヤ(図示せず)に
係脱可能に噛み合うように構成され、LFモータ14を
駆動手段として、カム部材43が回転駆動されるように
なっている。
【0023】また、前記ワイパ部材32を支持するワイ
パホルダ34の後端部(カムフォロア部)がカム部材4
3の第1のカム溝43aに移動可能に係合し、それによ
って、カム部材43が回転することで、前記ワイパ部材
32が、記録ヘッド5の移動経路内に突出する突出位置
と、記録ヘッド5の移動経路よりも後退した待機位置と
の間を、記録ヘッド5の移動経路に対して直交する方向
に往復移動可能で、前記突出位置において記録ヘッド5
のノズル面を払拭するように制御される。
【0024】また、前記吸引キャップ41は、キャップ
ホルダ44の支持部44aに支持され、該キャップホル
ダ44の後端部であるカムフォロア部44bが、前記第
1のカム溝43aと同一面側のカム部材43の第2のカ
ム溝43bに移動可能に係合し、それによって、カム部
材43が回転することで、前記吸引キャップ41が、記
録ヘッド5の移動経路内に突出する突出位置と、記録ヘ
ッド5の移動経路よりも後退した待機位置との間を、記
録ヘッド5の移動経路に対して直交する方向に往復移動
可能で、前記突出位置において記録ヘッド5のノズル面
を覆うように制御される。なお、前記キャップホルダ4
4の支持部44aは、フレーム部材51に設けられたガ
イド部材45に移動可能に支持され、該ガイド部材45
と支持部44aとの間に介装されたスプリング部材47
によって、キャップホルダ44(吸引キャップ41)が
突出する方向に常時付勢されている。
【0025】前記吸引ポンプ42は、フレーム部材51
に取り付け固定された円筒状のポンプケーシング52内
に、第1及び第2のピストン部材53,54が独立して
移動可能に嵌挿されている。そして、ポンプケーシング
52には、吸引口52aと排出口52bとが軸線方向に
一定間隔を存して設けられ、吸引口52aには吸引パイ
プ55を介して吸引キャップ41が接続され、排出口5
2bは、大気に開放されているとともに、吸着材57が
収容された廃インクタンク58の上方に開口している
(図1参照)。また、ポンプケーシング52の一端部側
が大気に開放された大気開放部52cとなっており、該
大気開放部52c側から吸引口52a,排出口52bの
順に備え、さらに、前記一端部側に第1のピストン部材
53が、他端部側に第2のピストン部材54が配設され
ている。
【0026】第1及び第2のピストン部材53,54
は、それぞれ第1及び第2の駆動軸部材61,62の一
端部に連結され、該駆動軸部材61,62によって駆動
され、ポンプケーシング52内において両ピストン部材
53,54間にポンプ室52eを形成するようになって
いる。
【0027】前記第1の駆動軸部材61は、第2の駆動
軸部材62内に摺動可能に嵌挿され、各駆動軸部材6
1,62の他端の第1及び第2の係合部材63,64
が、前記カム溝43a,43bとは反対面側のカム部材
43の第3及び第4のカム溝43c,43dに移動可能
に係合している。
【0028】従って、前記カム部材43が一定のタイミ
ングで回転駆動されることで、吸引キャップ41のキャ
ッピング、吸引ポンプ42によるインクの吸引、及びワ
イパ部材32による記録ヘッド5のノズル面の払拭が順
に行われ、吸引ポンプ42によって吸引されたインク
は、吸引ポンプ42を介して廃インクタンク58に吐出
され、そして廃インクタンク58内の吸着材57に吸着
される。
【0029】そして、上記カム部材43は、第1及び第
2のピストン部材53,54を制御して、吸引開始前の
待機状態から吸引キャップ41が記録ヘッド5のノズル
面を覆うまでの間、吸引口52aがポンプ室52e及び
排出口52bを通じて大気に開放される状態とする動
作、及び記録ヘッド5のインクを吸引するために吸引力
の異なる二以上の吸引動作を行うようになっている。こ
こで、吸引開始前の待機状態から吸引キャップ41が記
録ヘッド5のノズル面を覆うまでの間、吸引口52aが
大気に開放される状態とするのは、吸引キャップ41が
記録ヘッド5のノズル面を覆う際に、吸引キャップ41
が弾性変形しても、その内部の空気が圧縮されることが
なく、よって記録ヘッド5のノズル孔に作用していわゆ
るメニスカスを壊し、気泡を記録ヘッド5内に侵入させ
るおそれがないようにするためである。また、吸引力の
異なる二以上の吸引動作とは、吸引力が小さい第1の吸
引動作と、該第1の吸引動作よりも吸引力が大きくかつ
吸引時間が長い第2の吸引動作とであり、このような吸
引動作を行うのは、記録ヘッド5内にインクが含まれて
おらずそれのインク通路が空気で満たされているような
状態で、吸引ポンプ42により吸引動作を行う際に、吸
引キャップ41を通じて大きな負圧力を作用させて記録
ヘッド5のインクを一気に吸引するようにすると、イン
クカートリッジ7より記録ヘッド5の多数のチャンネル
(インク通路)内にインクが空気と混ざった状態で急激
に流入し、該インクが泡立ち、記録ヘッド5内のインク
に気泡が含まれることとなるからである。
【0030】前記保存キャップ装置33は、図1に示す
ように、保存キャップ71を有し、該保存キャップ71
を支持するケーシング72が、キャリッジ6の移動方向
と平行に延びるガイドロッド73にスライド移動及び回
動が可能なるように支承されている。
【0031】また、前記ケーシング72は、前方に突出
する係合凸部72aを有し、該係合凸部72aが、キャ
リッジ6の回復エリア側への移動時に、該キャリッジ6
に係合して、キャリッジ6と一体的にスライド移動する
ようになっている。よって、キャリッジ6が記録エリア
から回復エリア側に移動すると、キャリッジ6がケーシ
ング72の係合凸部72aに係合するので、保存キャッ
プ71はキャリッジ6の移動に追従してスライド移動す
ることになる(図1において右方向)。このスライド移
動の際に、ケーシング72が、図示しない傾斜カム手段
の作用によりガイドロッド73の回りに回動し、その結
果、保存キャップ71は記録ヘッド5に接近する方向へ
回転し、保存キャップ71は記録ヘッド5のノズル面に
接触して、キャッピングを行うことになる。その後、再
びキャリッジ6が記録エリア方向に移動する場合には、
保存キャップ71が記録エリア側に移動しながら記録ヘ
ッド5から離れ、キャリッジ5が回復エリアから脱する
と、初期状態に戻る。
【0032】次に、前記実施の形態に係るインクジェッ
ト記録装置1の制御部を図5のブロック図を参照しつつ
説明する。この制御部は、周知の演算処理装置であるC
PU100を中心に構成される。
【0033】CPU100は、インターフェース101
を介して、パソコン等のホストコンピュータ102の接
続され、ホストコンピュータ102からの印刷指令を受
け、その指令に従って種々の印刷を実行するようになっ
ている。
【0034】ホストコンピュータ102の機能構成とし
て典型的なものにウインドウシステムがある。このウイ
ンドウシステム上に、各種のアプリケーション(A)
(B)・・・(n)が設けられ、また、フォントドライ
バ、CRTドライバ、キーボードドライバ、マウスドラ
イバ、プリンタドライバ等が組み込まれている。各種の
アプリケーションの実行中に、インクジェット記録装置
1を使用して印刷する場合には、このプリンタドライバ
によってインクジェット記録装置1の印刷機能に適合し
た画像に関する出力データが作成される。
【0035】前記CPU100には、操作パネル10
3,ROM104,RAM105が接続されている。操
作パネル103は、用紙サイズその他の種々のパラメー
タを設定し、それらを表示するものである。ROM10
4は、インクジェット記録装置1の制御上必要な種々の
プログラム類を格納するものである。RAM105は、
ホストコンピュータ102から転送された印刷データ
や、インクジェット記録装置1の制御上必要な種々の数
値の一時記憶を行うものであり、また、バッファメモリ
105aを有する。
【0036】前記CPU100は、LF駆動回路11
1、CR駆動回路112、ヘッド駆動回路113を介し
てLFモータ14、CRモータ10、記録ヘッド5を駆
動制御するようになっている。
【0037】LFモータ14は、切り換え機構121を
介して、パージ機構RM又は紙送り機構LMのいずれか
一方を駆動するように構成されている。即ち、パージ機
構RMは、紙送り手段としてのLFモータ14を利用し
て駆動されるように構成されており、その駆動力は切り
換え機構121を介して伝達される構成になっている。
【0038】そして、前記CPU100と、パージ動作
時においてのみパージ機構RMにLFモータ14よりの
駆動力が伝達されるように切り換える切り換え機構12
1と、所定のタイミングで回転駆動されるカム部材43
とにより、吸引ポンプ42の作動を制御してパージ動作
を行わせるポンプ制御手段が構成され、該ポンプ制御手
段によって、吸引キャップ41が記録ヘッド5のノズル
面を覆った状態で、前記ポンプ室52eを吸引口52a
に接続すると共に拡大するように、前記両ピストン部材
53,54を相対移動させる制御と、前記ポンプ室52
eを排出口52bに接続すると共に圧縮するように、前
記両ピストン部材53,54を相対移動させる制御と、
前記吸引キャップ41が記録ヘッド5のノズル面を覆う
まで、前記両ピストン部材53,54を、前記吸引口5
2aが前記ポンプ室52e及び排出口52bを通じて大
気に開放される状態となるように位置させる制御とを行
うようになっている。
【0039】CRモータ10は、キャリッジ機構CMを
駆動するもので、該キャリッジ機構CMのキャリッジ6
の動きにより、前記切り換え機構121の切り換えがな
される。
【0040】前記パージ機構RM、紙送り機構LM、キ
ャリッジ機構CMは、それぞれのセンサを備えており、
該センサによる検知信号は、カウンタ群122を介して
CPU100に入力される。パージ機構RMは、パージ
HPセンサ131を有し、該パージHPセンサ131
は、吸引ポンプ42が原点位置にあるときに、その旨を
カウンタ群122のパージ位置カウンタ122aに報知
する。この信号はパージ機構によるパージ動作の基準と
される。
【0041】紙送り機構LMは,PEセンサ132を有
し、該PEセンサ132は、新たに供給される印刷用紙
4の先端により信号を発し、カウンタ群122のLF位
置カウンタ122bに報知する。この信号が縦方向の記
録位置制御の基準となる。
【0042】キャリッジ機構CMは,CR位置センサ1
33を有し、該CR位置センサ133は、CRモータ1
0の駆動パルスをカウントしてキャリッジの位置を検知
し、カウンタ群122のCR位置カウンタ122cに報
知する。この位置情報は、横方向の維持位置制御の基準
となるほか、印刷用紙4の新規供給動作及び印刷済み用
紙の排出動作の可否の判断基準となる。
【0043】以上のように構成されたインクジェット記
録装置1の動作について説明する。
【0044】まず、インクジェット記録装置1において
は、通常、記録ヘッド5は、回復エリアにおいて、保存
キャップ71で覆われた状態で待機位置にある。そし
て、記録データが入力されると、記録ヘッド5による記
録動作が開始される。
【0045】記録のための印刷用紙4は、プラテンロー
ラ3と記録ヘッド5との間に供給され、CRモータ10
の作動により記録ヘッド5が待機位置から記録開始位置
に移動させられる。このとき、保存キャップ71は後退
される。その結果、記録ヘッド5が、記録データに基づ
いてインクを噴射しつつ記録エリアにおいて往復移動せ
しめられることによって、印刷用紙4上に、記録データ
に基づいて印刷が行われる。
【0046】そして、RAM105の記録データメモリ
に記録すべき記録データがなくなり、記録が終了する
と、記録ヘッド5が記録終了位置から待機位置に移動さ
せられ、前進した保存キャップ71にて覆われ、使用し
ない間の記録ヘッド5のノズル面の乾燥が防止される。
【0047】また、使用者の判断によって、操作パネル
103におけるパージスイッチが操作され、パージ指令
が入力されると、パージ機構RMを作動させるパージモ
ードに移行し、吸引作動プログラムが実行される。即
ち、CRモータ10によるキャリッジ機構CMの駆動に
よって、記録ヘッド5が上記待機位置から吸引キャップ
41と対向するパージ可能な位置に移動せしめられる。
記録ヘッド5が待機位置にあるとき、既に切り換え機構
121によって、LFモータ14がパージ機構RMに駆
動力を伝達可能な状態に切り換わっているので、LFモ
ータ14からの駆動力により、カム部材43が一回転
し、所定のパージ位置にある記録ヘッド5に対し吸引キ
ャップ41及びワイパ部材32を接離する動作、吸引ポ
ンプ42により吸引・排出動作が行われる。
【0048】ここで、吸引動作には、吸引キャップ41
を記録ヘッド5のノズル面に密着させて吸引ポンプ42
により記録ヘッド5からインクを吸引する動作と、吸引
キャップ41の少なくとも一部を記録ヘッド5のノズル
面から離して吸引ポンプ42により吸引キャップ41内
からインクを吸引する、いわゆる空吸引動作とが含まれ
る。
【0049】尚、かかるパージスイッチは、インク吐出
不良が生じた場合、インクカートリッジが交換される場
合、メンテナンスを行う場合等のインクを吸引する必要
がある場合に操作されるものである。
【0050】続いて、上記インクジエット記録装置1に
おけるパージ動作について、図6〜図12及び図13に
基づいて説明する。
【0051】インクジェット記録装置1についてパージ
動作が行われる場合は、CPU100によってCR駆動
回路112を介してCRモータ10が駆動され、上記の
如く、記録ヘッド5が吸引キャップ41と対向するパー
ジ可能な位置に移動せしめられ、カム部材43による制
御によって、吸引キャップ41、吸引ポンプ42等の作
動が制御され、それによって良好なインクの吐出状態を
回復するための一連のパージ動作が行われる。
【0052】まず、カム部材43の回転開始前の待機状
態では、図6に示すように、吸引ポンプ42の第1のピ
ストン部材53は、吸引口52aよりもポンプケーシン
グの一端部側に位置し、第2のピストン部材54は、排
出口52bよりもポンプケーシングの他端部側に位置す
ることで、それらの間のポンプ室52eを介して吸引口
52aと排出口52bとを連通させている。尚、吸引キ
ャップ41は記録ヘッド5のノズル面から離れた待機位
置にある。
【0053】それから、カム部材43が回転駆動される
と、吸引キャップ41が待機位置から記録ヘッド5の移
動経路側に徐々に前進せしめられ(図13のP1付近参
照)、吸引キャップ41が記録ヘッド5のノズル面を覆
うキャッピングを行うことになる。
【0054】このキャッピングが完了するまでの間、第
1及び第2のピストン部材53,54は移動しないで、
前述した待機状態のままであり、吸引口52aは、ポン
プ室52e及び排出口52bを通じて大気に開放されて
いる。よって、吸引キャップ41によるキャッピングが
行われる際には、ポンプケーシング52のポンプ室52
e及び排出口52bを通じて、吸引口52a、吸引チュ
ーブ55、及び吸引キャップ41の内部が連通されてい
る状態にあり、それらがポンプ室52e及び排出口52
bを通じて大気に開放されることとなるので、吸引キャ
ップ41が記録ヘッド5のノズル面を覆う際に、吸引キ
ャップ41が弾性変形しても、その内部の空気が圧縮さ
れることがなく、よって記録ヘッド5のノズル孔に作用
していわゆるメニスカスを壊すおそれがない。
【0055】そして、吸引キャップ41が完全に記録ヘ
ッド5のノズル面を覆って密着した後に、第1及び第2
のピストン部材53,54がその間隔を維持したまま
で、他端部側に移動を開始し(図7、図13のP2付近
参照)、第1のピストン部材53が吸引口52aを閉鎖
する。このとき、ポンプ室52aが圧縮されないこと
で、上記と同様に、空気がノズル孔に作用してメニスカ
スを壊すことはない。この後、第2のピストン部材54
は、排出口52bの側縁位置まで前進するとともに、第
1のピストン部材53は、吸引口52aがポンプ室52
eを通じて排出口52bに連通するのを遮断する。図8
に示すように、ポンプ室52eが最小容積となるまで継
続される(図13のP3参照)。
【0056】それから、第1及び第2のピストン部材5
3,54は、ポンプ室52eの容積を最小に維持したま
ま一体となって一端部側に移動し、図9に示すように、
最小容積のポンプ室52eが吸引口52aに連通された
状態とされる(図13のP4付近参照)。そして、図1
0に示すように、第1のピストン部材53は静止したま
まで第2ピストン部材54が第1のピストン部材53と
の間のポンプ室52eを拡大する方向に移動せしめられ
る(図13のP5付近参照)。このとき、ポンプ室52
eは吸引口52aと接続しているから、第1の吸引動作
が開始される。この第1の吸引動作によって、小さな負
圧で吸引が行われ、記録ヘッド5内に空気が含まれてい
る場合には、その空気とともにインクが吸引され、イン
クカートリッジ7内のインクがフィルタ21をゆっくり
通過してマニホールド部材17に満たされる。このよう
に、インクがフィルタ21を通過するとき、小さな負圧
で吸引が行われることで、インクが泡立つことが抑制さ
れ、記録ヘッド5に気泡が侵入することが抑制される。
【0057】それから、しばらくの間、第1及び第2の
ピストン部材53,54が、ポンプ室52eの容積を一
定に維持して、第1の吸引動作が継続された後、図11
に示すように、第1及び第2のピストン部材53,54
がポンプ室52eの容積を保持したまま、吸引口52a
を閉塞する方向に移動せしめられ(図13のP6付近参
照)、第1の吸引動作が終了する。このとき、第2のピ
ストン部材54は、排出口52bを閉塞している。
【0058】その後、しばらくの間、前記状態を維持
し、排出口52bを第2のピストン部材54で閉塞した
状態で、第1のピストン部材53を吸引口52aを開放
する方向に移動させ、ポンプ室52eを拡大して負圧を
徐々に高め、最終的に図12に示すように吸引口52a
を開放し(図13のP7付近参照)、その状態がしばら
く維持される。よって、吸引キャップ41によるキャッ
ピングが解除されるまで、第1の吸引動作よりも吸引力
が大きくかつ吸引時間が長い第2の吸引動作が行われ
る。この第2の吸引動作により、記録ヘッド5内のイン
クが一気に吸引され、良好な吐出状態に回復される。
【0059】そして、吸引キャップ41が徐々に後退し
記録ヘッド5から離間せしめられる際には、ポンプ室5
2eは負圧状態にあるから、記録ヘッド5からはインク
を吸引せず、吸引キャップ41内の残留インクを吸引す
る、いわゆる空吸引動作が開始されることになる。
【0060】それから、第1のピストン部材53が吸引
口52aを開放した状態のまま、図6に示すように、第
2のピストン部材54が排出口52bを開放するまで移
動せしめられ(図13のP8付近参照)、ポンプ室52
eをさらに拡大しつつ空吸引動作が行われる。
【0061】そして、図7に示すように、第1及び第2
のピストン部材53,54がその間隔を維持したまま一
体に移動し、排出口52bを開放するとともに吸引口5
2aを閉塞して(図13のP9参照)、空吸引動作を終
了する。
【0062】そして、図8に示すように、第2ピストン
部材54が排出口52bの側縁位置まで前進して停止す
る一方、第1のピストン部材53は、前記移動を継続
し、ポンプ室52eを圧縮し、積極的に排出動作を行う
(図13のP10参照)。これによって、ポンプ室52
e内のインクが廃インクタンク58に排出される。排出
動作後、両ピストン部材53,54が、図6に示す初期
状態(待機状態)と同様の状態に戻される。
【0063】ところで、前記実施の形態は、インクカー
トリッジ7のインク供給孔7aにのみフィルタ部材21
を設けている場合に適用したものであるが、インクカー
トリッジ7と記録ヘッド5との接続部分の記録ヘッド
(マニホールド)側にもフィルタ部材21Aが設けられ
ている場合もあり(図2参照)、かかる場合には、前記
吸引ポンプ42が行う吸引動作を、吸引力が小さい第1
及び第2の吸引動作と、該第1及び第2の吸引動作より
も吸引力が大きくかつ吸引時間が長い第3の吸引動作と
することで、前述した実施の形態と同様の作用効果が得
られる。
【0064】即ち、前記吸引ポンプ42による第1の吸
引動作が、インクが最初のフィルタ部材21を通過する
のに必要な吸引力で行われ、第2の吸引動作が、インク
がさらに次のフィルタ部材21Aを通過し記録ヘッド5
内のインク通路を満たすのに必要な吸引力により行われ
ることで、それらの後に、第1及び第2の吸引動作より
も吸引力が大きくかつ吸引時間が長い第3の吸引動作を
行ってもインクが泡立つことがないようにすることが可
能となる。
【0065】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0066】請求項1の発明は、上記のように、ポンプ
制御手段が、吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆
った状態で、前記ポンプ室を吸引口に接続すると共に拡
大するように、前記両ピストン部材を相対移動させる制
御と、前記ポンプ室を排出口に接続すると共に圧縮する
ように、前記両ピストン部材を相対移動させる制御と、
前記吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆うまで、
前記両ピストン部材を、前記吸引口がポンプ室及び排出
口を通じて大気に開放される状態となるように位置させ
る制御とを有するようにしているので、記録ヘッドより
のインクの吸引・排出動作が行うことができるのに加え
て、前記吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆うま
で、両ピストン部材を、前記吸引口が前記ポンプ室及び
排出口を通じて大気に開放される状態となるように位置
させ、吸引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆う際
に、吸引キャップが弾性変形しても、その内部の空気が
圧縮されることがなく、よってノズル孔に作用していわ
ゆるメニスカスを壊し、気泡が記録ヘッドに侵入しない
ようにすることができる。
【0067】請求項2の発明は、吸引キャップが記録ヘ
ッドのノズル面を覆うまで、第1のピストン部材を前記
吸引口よりもポンプケーシングの一端部側に、第2のピ
ストン部材を前記排出口よりもポンプケーシングの他端
部側にそれぞれ位置させるようにしているので、吸引キ
ャップが記録ヘッドのノズル面を覆う際に、簡単な制御
で、吸引キャップの内部の空気をポンプ室及び排出口を
通じて大気に開放することができる。
【0068】請求項3の発明は、吸引キャップが記録ヘ
ッドのノズル面を覆った後に、第1及び第2のピストン
部材をそれらの間のポンプ室の容積を維持したまま第1
のピストン部材を前記吸引口よりもポンプケーシングの
他端部側に位置させることで、ポンプ室内の空気がメニ
スカスを壊し気泡となって記録ヘッドに侵入することを
防止することができる。その後、両ピストン部材が、ポ
ンプ室が最小容積となるように相対移動することで、吸
引キャップが記録ヘッドのノズル面を覆った後に速やか
に吸引可能な状態とすることができ、通常の吸引・排出
動作を損なうおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の概略構
成を示す斜視図である。
【図2】記録ヘッドとインクカートリッジとの接続部分
の説明図である。
【図3】本発明に係るワイパ部材、吸引キャップ、吸引
ポンプ及びカム部材との関係を示す横断面図である。
【図4】図3のIII-III線における断面図である。
【図5】インクジェット記録装置の制御部のブロック図
である。
【図6】吸引ポンプの動作説明図である。
【図7】吸引ポンプの動作説明図である。
【図8】吸引ポンプの動作説明図である。
【図9】吸引ポンプの動作説明図である。
【図10】吸引ポンプの動作説明図である。
【図11】吸引ポンプの動作説明図である。
【図12】吸引ポンプの動作説明図である。
【図13】カム部材の回転角と、吸引キャップ、ワイパ
部材及び吸引ポンプ(第1及び第2のピストン部材)と
の動作説明図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置 5 記録ヘッド 14 LFモータ 31 吸引手段 32 ワイパ部材 41 吸引キャップ 42 吸引ポンプ 43 カム部材 52 ポンプケーシング 52a 吸引口 52b 排出口 52e ポンプ室 53 第1のピストン部材 54 第2のピストン部材 100 CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にインクを吐出して記録動作す
    る記録ヘッドと、該記録ヘッドのノズル面を開閉可能に
    覆うようにノズル面に対し接離可能な吸引キャップと、
    該吸引キャップを通じて前記記録ヘッドのノズル孔から
    インクを吸引する吸引ポンプと、前記吸引キャップの接
    離動作に連動して前記吸引ポンプの作動を制御するポン
    プ制御手段とを備えるインクジェット記録装置におい
    て、 前記吸引ポンプは、前記吸引キャップに接続された吸引
    口と吸引されたインクを排出する排出口とを有する筒状
    のポンプケーシングと、該ポンプケーシングの内部に摺
    動可能に嵌合された第1及び第2のピストン部材とを備
    え、前記ポンプケーシングの一端部側に第1のピストン
    部材が配設されるとともに第1及び第2のピストン部材
    の間に容積可変のポンプ室を形成するものであり、 前記ポンプ制御手段は、前記吸引キャップが記録ヘッド
    のノズル面を覆った状態で、前記ポンプ室を吸引口に接
    続すると共に拡大するように前記両ピストン部材を相対
    移動させる第1の制御と、前記ポンプ室を排出口に接続
    すると共に圧縮するように前記両ピストン部材を相対移
    動させる第2の制御と、前記吸引キャップが記録ヘッド
    のノズル面を覆うまで、前記両ピストン部材を、前記吸
    引口がポンプ室及び排出口を通じて大気に開放する状態
    となるように位置させる第3の制御とを有することを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ポンプケーシングは、前記一端部側
    から吸引口及び排出口をこの順に備え、 前記ポンプ制御手段は、前記吸引キャップが記録ヘッド
    のノズル面を覆うまで、前記第1のピストン部材を前記
    吸引口よりもポンプケーシングの一端部側に位置させ、
    第2のピストン部材を前記排出口よりもポンプケーシン
    グの他端部側に位置させるものであるところの請求項1
    記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ポンプ制御手段は、前記吸引キャッ
    プが記録ヘッドのノズル面を覆った後に、前記第1及び
    第2のピストン部材をそれらの間のポンプ室の容積を維
    持したままを第1のピストン部材を前記吸引口よりもポ
    ンプケーシングの他端部側に位置させ、それから、両ピ
    ストン部材をポンプ室が最小容積となるように相対移動
    させるものであるところの請求項2記載のインクジェッ
    ト記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117945663A (zh) * 2024-02-04 2024-04-30 赛德半导体有限公司 一种湿法蚀刻设备

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