JPH1158992A - 熱転写用受像シート及びその製造方法 - Google Patents
熱転写用受像シート及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH1158992A JPH1158992A JP9229107A JP22910797A JPH1158992A JP H1158992 A JPH1158992 A JP H1158992A JP 9229107 A JP9229107 A JP 9229107A JP 22910797 A JP22910797 A JP 22910797A JP H1158992 A JPH1158992 A JP H1158992A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- image receiving
- receiving sheet
- base paper
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C5/00—Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
- B05C5/005—Curtain coaters
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】木材パルプを主体とした紙を基紙に用いた濃度
ムラ、白抜けのない熱転写用受像シート及びその製造方
法を提供すること。 【解決手段】木材パルプを主体とした紙からなる基紙の
上に加熱時に熱転写媒体から昇華により移行する染料を
受容する受像層を設けた熱転写用受像シートにおいて、
該基紙である紙の熱転写時のライン状サーマルヘッドの
発熱体配列方向の膜厚むら指数Rpが1.65mV以下で
あり、かつ該基紙と該受像層の間に設けられた中間層が
前計量型の押し出し塗布装置を用いて塗布されたもので
あることを特徴とする熱転写用受像シート、及びその製
造方法である。
ムラ、白抜けのない熱転写用受像シート及びその製造方
法を提供すること。 【解決手段】木材パルプを主体とした紙からなる基紙の
上に加熱時に熱転写媒体から昇華により移行する染料を
受容する受像層を設けた熱転写用受像シートにおいて、
該基紙である紙の熱転写時のライン状サーマルヘッドの
発熱体配列方向の膜厚むら指数Rpが1.65mV以下で
あり、かつ該基紙と該受像層の間に設けられた中間層が
前計量型の押し出し塗布装置を用いて塗布されたもので
あることを特徴とする熱転写用受像シート、及びその製
造方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写用受像シー
トに関するものであり、更に詳しくは木材パルプを主体
とした紙を基紙に使用した濃度ムラや白抜けのない熱転
写用受像シートに関するものである。
トに関するものであり、更に詳しくは木材パルプを主体
とした紙を基紙に使用した濃度ムラや白抜けのない熱転
写用受像シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーハードコピーの一手段とし
て、熱転写記録方式を利用する装置が軽量且つコンパク
トで騒音が無く、操作性、保守性にも優れている等の利
点から広く普及している。この熱転写記録方式は、大き
く分けて熱溶融型と熱移行型又は昇華型と呼ばれる2種
類の方式がある。特に、後者は多色階調性画像の再現性
に優れており、昇華型感熱転写方式のプリンターを用い
て印字される。このような昇華型感熱転写方式のプリン
ターの原理は、画像を電気信号に変換し、さらにこの電
気信号をサーマルヘッドにより熱信号に変換して、熱移
行性色素が塗布された熱転写媒体(以下、インクドナー
シートという)を加熱し、昇華又は熱拡散により、イン
クドナーシートから熱転写用受像シートの受像層へ色素
が転写する事で情報を記録するものである。
て、熱転写記録方式を利用する装置が軽量且つコンパク
トで騒音が無く、操作性、保守性にも優れている等の利
点から広く普及している。この熱転写記録方式は、大き
く分けて熱溶融型と熱移行型又は昇華型と呼ばれる2種
類の方式がある。特に、後者は多色階調性画像の再現性
に優れており、昇華型感熱転写方式のプリンターを用い
て印字される。このような昇華型感熱転写方式のプリン
ターの原理は、画像を電気信号に変換し、さらにこの電
気信号をサーマルヘッドにより熱信号に変換して、熱移
行性色素が塗布された熱転写媒体(以下、インクドナー
シートという)を加熱し、昇華又は熱拡散により、イン
クドナーシートから熱転写用受像シートの受像層へ色素
が転写する事で情報を記録するものである。
【0003】昇華型感熱転写方式のカラープリンターに
おいては、単色のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クによる多諧調画像ドットを面順次方式により重ね印字
し、これによって、レッド、グリーン、ブルー、その他
の多数の中間色相と濃度の画像を形成し、天然色写真調
の画像を形成する試みがなされている。
おいては、単色のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クによる多諧調画像ドットを面順次方式により重ね印字
し、これによって、レッド、グリーン、ブルー、その他
の多数の中間色相と濃度の画像を形成し、天然色写真調
の画像を形成する試みがなされている。
【0004】従来より、受像シートの支持体として、通
常の木材パルプを主成分として含む紙を用いることが知
られている。しかし、かかる支持体は紙の地合に起因す
る表面凹凸があり平滑性に劣るため、受像層の表面の平
滑性が悪く、その結果、インクドナーシートとの密着性
が損なわれ、濃度ムラ、白抜け等の問題を生じることが
あった。
常の木材パルプを主成分として含む紙を用いることが知
られている。しかし、かかる支持体は紙の地合に起因す
る表面凹凸があり平滑性に劣るため、受像層の表面の平
滑性が悪く、その結果、インクドナーシートとの密着性
が損なわれ、濃度ムラ、白抜け等の問題を生じることが
あった。
【0005】特開昭62−202790号公報では、受
像層を設ける面のベック平滑度が50秒以上である基紙
を使用することにより、受像層表面の平滑性を高め、イ
ンク転写性を高めることが示されている。又、特開昭6
2−151393号公報、同63−98494号公報等
では、支持体と受像層の間に弾性体層を設けることによ
りクッション性を付与し、濃度ムラや白抜けがなく、高
感度な受像シートが得られることが示されている。
像層を設ける面のベック平滑度が50秒以上である基紙
を使用することにより、受像層表面の平滑性を高め、イ
ンク転写性を高めることが示されている。又、特開昭6
2−151393号公報、同63−98494号公報等
では、支持体と受像層の間に弾性体層を設けることによ
りクッション性を付与し、濃度ムラや白抜けがなく、高
感度な受像シートが得られることが示されている。
【0006】しかしながら、これらの技法により、熱転
写ドットの多色重ね印字により、多数の中間色相と濃度
の画像を均一性よく、かつ、再現性よく形成することは
まだ多くの課題をかかえている。昇華型感熱転写方式に
おいては、サーマルヘッドの押し付け圧、支持体の断熱
性の均一性が転写画像の再現性に重大な影響を与えてお
り、このため、上記のような受像シートを用いてインク
ドナーシートとの密着性を高めても、ベタ部の濃度ム
ラ、ドットの不安定な転写などが認められ、従って良好
な中間調画像は得られないという問題点がある。
写ドットの多色重ね印字により、多数の中間色相と濃度
の画像を均一性よく、かつ、再現性よく形成することは
まだ多くの課題をかかえている。昇華型感熱転写方式に
おいては、サーマルヘッドの押し付け圧、支持体の断熱
性の均一性が転写画像の再現性に重大な影響を与えてお
り、このため、上記のような受像シートを用いてインク
ドナーシートとの密着性を高めても、ベタ部の濃度ム
ラ、ドットの不安定な転写などが認められ、従って良好
な中間調画像は得られないという問題点がある。
【0007】また、近年、プリント速度の高速化の観点
から、感度、即ち転写濃度の向上が要求されており、そ
の様な高感度化に対しては、例えば、特開昭62−87
390号公報、特開平3−266691号公報等にこの
対処が示されている。同公報では、二軸延伸法によって
作製されたボイド構造を有するポリプロピレン、ポリエ
ステル、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂フィ
ルムや合成紙が、クッション性や断熱性に優れることか
ら受像シートに有効であると記載されている。更に、こ
のような受像シートは、厚さが均一で、柔軟性があり、
かつ、セルロース繊維からなる紙に比べて熱伝導度が小
さいなどの利点があり、このため、均一で、濃度の高い
転写画像を形成し得るという長所を有している。
から、感度、即ち転写濃度の向上が要求されており、そ
の様な高感度化に対しては、例えば、特開昭62−87
390号公報、特開平3−266691号公報等にこの
対処が示されている。同公報では、二軸延伸法によって
作製されたボイド構造を有するポリプロピレン、ポリエ
ステル、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂フィ
ルムや合成紙が、クッション性や断熱性に優れることか
ら受像シートに有効であると記載されている。更に、こ
のような受像シートは、厚さが均一で、柔軟性があり、
かつ、セルロース繊維からなる紙に比べて熱伝導度が小
さいなどの利点があり、このため、均一で、濃度の高い
転写画像を形成し得るという長所を有している。
【0008】しかしながら、この様な合成フィルムや合
成紙は、耐熱性に劣るため、例えば、支持体を多層構造
とする場合の貼合わせにおける乾燥工程や印字における
印加エネルギー熱により、熱収縮を起こしたり、表面の
凹凸が発生する等の問題点があった。又、この様な合成
樹脂フィルムや合成紙のボイドは、一般に厚みが数μm
〜十数μm、長さが数μm〜数十μmの大きさである
が、印字の際、熱転写用受像シートにプラテン圧が掛か
り圧縮された場合には、このボイド構造の密度ムラに起
因する微小な濃度ムラが発生した。更に、カール適性、
プリンターにおける給紙性やハンドリング性を考慮し
て、樹脂被覆紙やPETフィルム等と貼合わせを行った
様な支持体では、PPC用紙などの普通紙と感触が異な
り、ユーザーに違和感を与えがちであった。
成紙は、耐熱性に劣るため、例えば、支持体を多層構造
とする場合の貼合わせにおける乾燥工程や印字における
印加エネルギー熱により、熱収縮を起こしたり、表面の
凹凸が発生する等の問題点があった。又、この様な合成
樹脂フィルムや合成紙のボイドは、一般に厚みが数μm
〜十数μm、長さが数μm〜数十μmの大きさである
が、印字の際、熱転写用受像シートにプラテン圧が掛か
り圧縮された場合には、このボイド構造の密度ムラに起
因する微小な濃度ムラが発生した。更に、カール適性、
プリンターにおける給紙性やハンドリング性を考慮し
て、樹脂被覆紙やPETフィルム等と貼合わせを行った
様な支持体では、PPC用紙などの普通紙と感触が異な
り、ユーザーに違和感を与えがちであった。
【0009】また、従来から中間層に中空粒子を用いる
と断熱効果が生じ、転写濃度の改善に有効であることが
知られている。例えば、特開昭64−27996号公
報、特開平2−248289号公報に具体的に示されて
いる。しかしながら、これらの公報に従って、従来公知
の方法でただ単に中間層を基紙上に設けただけでは、中
間層の厚みが不均一になることがあった。中間層の厚み
が不均一である場合には、サーマルヘッドからの熱エネ
ルギーが均一である場合でも、相対的に中間層の厚みが
薄い部分では含有している中空粒子が少なくなるため断
熱性が劣り、その結果、感度の低下を引き起こし、即ち
得られた受像シートはベタ部に中間層の厚みムラに起因
する濃度ムラを生じることがあった。
と断熱効果が生じ、転写濃度の改善に有効であることが
知られている。例えば、特開昭64−27996号公
報、特開平2−248289号公報に具体的に示されて
いる。しかしながら、これらの公報に従って、従来公知
の方法でただ単に中間層を基紙上に設けただけでは、中
間層の厚みが不均一になることがあった。中間層の厚み
が不均一である場合には、サーマルヘッドからの熱エネ
ルギーが均一である場合でも、相対的に中間層の厚みが
薄い部分では含有している中空粒子が少なくなるため断
熱性が劣り、その結果、感度の低下を引き起こし、即ち
得られた受像シートはベタ部に中間層の厚みムラに起因
する濃度ムラを生じることがあった。
【0010】従来、中間層の塗布を行う塗布方式は多岐
にわたるが、具体的には、ブレード塗布方式、エアナイ
フ塗布方式、ロール塗布方式等を挙げることができる。
これらの塗布方式の共通した特徴としては、比較的に簡
単な操作で塗布が行えることである。しかしながら、こ
れらの塗布方式ではそれぞれの塗布方式に固有の塗布欠
陥の発生が避けられず、また、表面平滑性の劣るパルプ
紙に塗布する場合には均一な分布が得られず濃度ムラの
ない熱転写用受像シートを得ることができなかった。
にわたるが、具体的には、ブレード塗布方式、エアナイ
フ塗布方式、ロール塗布方式等を挙げることができる。
これらの塗布方式の共通した特徴としては、比較的に簡
単な操作で塗布が行えることである。しかしながら、こ
れらの塗布方式ではそれぞれの塗布方式に固有の塗布欠
陥の発生が避けられず、また、表面平滑性の劣るパルプ
紙に塗布する場合には均一な分布が得られず濃度ムラの
ない熱転写用受像シートを得ることができなかった。
【0011】即ち、ブレード塗布方式は、過剰に塗布液
をウェブに供給した後、余剰の液をブレードにより掻き
落とす後計量型の塗布方式である。ブレード塗布方式に
おいて、不可避の塗布欠陥はストリーク及びスクラッチ
であるが、基紙にブレード塗布を行う場合、かかる塗布
欠陥の原因となる異物の排除が困難で、欠陥発生は顕著
なものとなる。ストリークやスクラッチの発生した部位
では、塗布層が全く形成されないため、印字面に重大な
欠陥として現れる。また、ストリークやスクラッチは、
オンラインの欠点検出機や仕上げ工程で選別・除去する
ことも可能であるが、欠点部を含めて前後の余白が全て
ブロークとなり、除去に要する時間やコスト面からも発
生を未然に防ぐべき欠陥である。
をウェブに供給した後、余剰の液をブレードにより掻き
落とす後計量型の塗布方式である。ブレード塗布方式に
おいて、不可避の塗布欠陥はストリーク及びスクラッチ
であるが、基紙にブレード塗布を行う場合、かかる塗布
欠陥の原因となる異物の排除が困難で、欠陥発生は顕著
なものとなる。ストリークやスクラッチの発生した部位
では、塗布層が全く形成されないため、印字面に重大な
欠陥として現れる。また、ストリークやスクラッチは、
オンラインの欠点検出機や仕上げ工程で選別・除去する
ことも可能であるが、欠点部を含めて前後の余白が全て
ブロークとなり、除去に要する時間やコスト面からも発
生を未然に防ぐべき欠陥である。
【0012】また、かかる塗布方式では、余剰な液の供
給から計量までの間に、基紙に塗布液中の水あるいはバ
インダー成分が必要以上に浸入し、計量時のブレード直
下で塗布液に高い圧力が加えられるため、塗布液中の水
あるいはバインダー成分の基紙への浸入は、さらに顕著
に進行する。このため、中間層で、相対的にバインダー
成分が少なくなるため、塗層強度が弱くなる。また、余
剰分として掻き落とされた液は、供給前の液の組成と異
なり、時間の経過とともに塗布液の組成が変化し、安定
した品質の製品を得ることができない。
給から計量までの間に、基紙に塗布液中の水あるいはバ
インダー成分が必要以上に浸入し、計量時のブレード直
下で塗布液に高い圧力が加えられるため、塗布液中の水
あるいはバインダー成分の基紙への浸入は、さらに顕著
に進行する。このため、中間層で、相対的にバインダー
成分が少なくなるため、塗層強度が弱くなる。また、余
剰分として掻き落とされた液は、供給前の液の組成と異
なり、時間の経過とともに塗布液の組成が変化し、安定
した品質の製品を得ることができない。
【0013】エアナイフ塗布方式は、過剰に塗布液を基
紙に供給した後、余剰の液を風圧により掻き落とす後計
量型の塗布方式である。かかる塗布方式は、エアジェッ
トに圧力分布ムラが発生することが避けられず、エアナ
イフパターンと称される塗布層の厚みが不均一な塗布ム
ラを発生し易い。また、かかる塗布方法では、塗布速度
を高速度化する場合、あるいは、液濃度を高濃度化する
場合には、風圧を高くする必要があるが、風圧を大きく
すると、かかるエアナイフパターンの発生がさらに顕著
になるばかりでなく、エアジェットの流れの乱れが大き
くなり、吹き出しによる騒音も著しいものとなる。した
がって、風圧を徒らに大きくすることができないので、
比較的に高粘度の液を高速で塗布することが要求される
熱転写用受像シートの製造には適さない。
紙に供給した後、余剰の液を風圧により掻き落とす後計
量型の塗布方式である。かかる塗布方式は、エアジェッ
トに圧力分布ムラが発生することが避けられず、エアナ
イフパターンと称される塗布層の厚みが不均一な塗布ム
ラを発生し易い。また、かかる塗布方法では、塗布速度
を高速度化する場合、あるいは、液濃度を高濃度化する
場合には、風圧を高くする必要があるが、風圧を大きく
すると、かかるエアナイフパターンの発生がさらに顕著
になるばかりでなく、エアジェットの流れの乱れが大き
くなり、吹き出しによる騒音も著しいものとなる。した
がって、風圧を徒らに大きくすることができないので、
比較的に高粘度の液を高速で塗布することが要求される
熱転写用受像シートの製造には適さない。
【0014】ロール塗布方式は、ロールの組み合わせ等
により様々な形式のものが存在するが、基本的には、複
数のロールを組み合わせてロール間での塗布液の転写に
より液を計量し基紙に転写する方式が一般的である。か
かる塗布方式は、ロール特有の規則的な間隔を持つ線状
のパターンを有する塗布ムラが発生し易い。また、塗布
ロール面と基紙の転写後の剥離の際に中間層の厚みも不
均一となるスプリットパターンと称される塗布ムラが発
生し易く、濃度ムラのない熱転写用受像シートを製造す
ることは難しい。
により様々な形式のものが存在するが、基本的には、複
数のロールを組み合わせてロール間での塗布液の転写に
より液を計量し基紙に転写する方式が一般的である。か
かる塗布方式は、ロール特有の規則的な間隔を持つ線状
のパターンを有する塗布ムラが発生し易い。また、塗布
ロール面と基紙の転写後の剥離の際に中間層の厚みも不
均一となるスプリットパターンと称される塗布ムラが発
生し易く、濃度ムラのない熱転写用受像シートを製造す
ることは難しい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、木材パルプ
を主体とした紙を基紙とする、濃度ムラや白抜けのない
熱転写用受像シート及びその製造方法を提供することを
目的としている。
を主体とした紙を基紙とする、濃度ムラや白抜けのない
熱転写用受像シート及びその製造方法を提供することを
目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は木材パルプを主
体とした紙からなる基紙の上に、加熱時に熱転写媒体か
ら昇華により移行する染料を受容する受像層を設けた熱
転写用受像シートにおいて、該基紙である紙は、熱転写
時のライン状サーマルヘッドの発熱体配列方向の膜厚む
ら指数Rpが1.65mV以下であり、かつ基紙上に設
けられた中間層が前計量型の押し出し塗布方式により塗
布されたものであることを特徴とする熱転写用受像シー
ト及びその製造方法である。特に中間層が中空粒子を含
有し、前軽量型の押し出し塗布装置がカーテン塗布装置
であることが好ましい。
体とした紙からなる基紙の上に、加熱時に熱転写媒体か
ら昇華により移行する染料を受容する受像層を設けた熱
転写用受像シートにおいて、該基紙である紙は、熱転写
時のライン状サーマルヘッドの発熱体配列方向の膜厚む
ら指数Rpが1.65mV以下であり、かつ基紙上に設
けられた中間層が前計量型の押し出し塗布方式により塗
布されたものであることを特徴とする熱転写用受像シー
ト及びその製造方法である。特に中間層が中空粒子を含
有し、前軽量型の押し出し塗布装置がカーテン塗布装置
であることが好ましい。
【0017】本発明で言う厚みムラは、膜厚むら指数R
pによって示され、厚みムラ指数とは、赤色LED光を
平面の上方から照射し、反射光を受光器列で捕らえ平面
の位置を測定する光学式変位センサーを用い、センサー
と試料が約13mmでレベルメーターの針が中央に位置
する距離にあり、ビーム真下の試料下面をボールポイン
ト針で支え、上下方向のずれを防止した状態に試料をX
Yステージに固定し、XYステージをX軸(主走査軸)
方向に2mm/秒の定速で走査することで試料の熱転写
時のライン状サーマルヘッドの発熱体配列方向の厚み変
動を測定し、得られた測定信号値を、FFTアナライザ
ーを用いて、時間窓にハニングウィンドウを使用して高
速フーリエ変換して、128回の積算の加算平均による
パワースペクトル(単位:mV2)を求め、0.175
Hz〜2Hzの周波数域のパワー値を総和して2/3を
掛けた値を1/2乗することにより求められる値(単
位:mV)である。
pによって示され、厚みムラ指数とは、赤色LED光を
平面の上方から照射し、反射光を受光器列で捕らえ平面
の位置を測定する光学式変位センサーを用い、センサー
と試料が約13mmでレベルメーターの針が中央に位置
する距離にあり、ビーム真下の試料下面をボールポイン
ト針で支え、上下方向のずれを防止した状態に試料をX
Yステージに固定し、XYステージをX軸(主走査軸)
方向に2mm/秒の定速で走査することで試料の熱転写
時のライン状サーマルヘッドの発熱体配列方向の厚み変
動を測定し、得られた測定信号値を、FFTアナライザ
ーを用いて、時間窓にハニングウィンドウを使用して高
速フーリエ変換して、128回の積算の加算平均による
パワースペクトル(単位:mV2)を求め、0.175
Hz〜2Hzの周波数域のパワー値を総和して2/3を
掛けた値を1/2乗することにより求められる値(単
位:mV)である。
【0018】具体的な測定方法については、特開平6−
227156号公報、特開平6−227157号公報に
詳しく記載されている。
227156号公報、特開平6−227157号公報に
詳しく記載されている。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明者らは、上記の目的を達成
するために鋭意研究した結果、印字時のプラテンによる
押し付け圧により熱転写用受像シートが不均一に圧縮さ
れ、その結果、濃度ムラや白抜けが生じることを見いだ
した。そこで、種々の方法で製造した支持体について濃
度ムラ、白抜けを検討した結果、基紙の厚みムラ及び中
間層の塗布方式が重要な因子であることをつきとめた。
するために鋭意研究した結果、印字時のプラテンによる
押し付け圧により熱転写用受像シートが不均一に圧縮さ
れ、その結果、濃度ムラや白抜けが生じることを見いだ
した。そこで、種々の方法で製造した支持体について濃
度ムラ、白抜けを検討した結果、基紙の厚みムラ及び中
間層の塗布方式が重要な因子であることをつきとめた。
【0020】この理由は明らかではないが、濃度ムラを
回避するためには印画時のプラテン圧によりインクドナ
ーシートと熱転写用受像シートが均一な圧力で接触する
必要があり、このため、従来から提案されているような
表面を平滑化した熱転写用受像シートでは、熱転写用受
像シートに厚みムラが存在するとプラテン圧の圧力ムラ
が発生し、従って濃度ムラの発生の原因となると考えら
れる。逆に、表面の平滑性が多少低くても熱転写用受像
シートの厚みムラが少なければ、プラテン圧により均一
な圧力がかかり、濃度ムラの発生は少ないと考えられ
る。白抜けに関しては、インクドナーシートと熱転写用
受像シートが接触していればほとんど発生しないため、
熱転写用受像シートの表面を平滑にする従来の提案でも
ある程度回避することは可能であった。しかしながら、
前述のように濃度ムラが発生する場合があり、濃度ムラ
と白抜けを回避するためには、プラテンロールとサーマ
ルヘッドの間に同時に挟み込まれる部分の厚みムラを規
定する必要がある。
回避するためには印画時のプラテン圧によりインクドナ
ーシートと熱転写用受像シートが均一な圧力で接触する
必要があり、このため、従来から提案されているような
表面を平滑化した熱転写用受像シートでは、熱転写用受
像シートに厚みムラが存在するとプラテン圧の圧力ムラ
が発生し、従って濃度ムラの発生の原因となると考えら
れる。逆に、表面の平滑性が多少低くても熱転写用受像
シートの厚みムラが少なければ、プラテン圧により均一
な圧力がかかり、濃度ムラの発生は少ないと考えられ
る。白抜けに関しては、インクドナーシートと熱転写用
受像シートが接触していればほとんど発生しないため、
熱転写用受像シートの表面を平滑にする従来の提案でも
ある程度回避することは可能であった。しかしながら、
前述のように濃度ムラが発生する場合があり、濃度ムラ
と白抜けを回避するためには、プラテンロールとサーマ
ルヘッドの間に同時に挟み込まれる部分の厚みムラを規
定する必要がある。
【0021】更に、中間層を設ける塗布方式として、前
計量型の押し出し塗布方式を使用すると均一な厚みを持
つカーテン膜あるいはビードの厚みが、そのまま塗布層
の厚みに反映されるため均一な中間層を得ることがで
き、熱転写用受像シートとして好ましい特性を得ること
ができるものである。特にカーテン塗布方式は、基紙の
表面平滑性に依存することなく比較的高速で安定して塗
布できるため望ましい。
計量型の押し出し塗布方式を使用すると均一な厚みを持
つカーテン膜あるいはビードの厚みが、そのまま塗布層
の厚みに反映されるため均一な中間層を得ることがで
き、熱転写用受像シートとして好ましい特性を得ること
ができるものである。特にカーテン塗布方式は、基紙の
表面平滑性に依存することなく比較的高速で安定して塗
布できるため望ましい。
【0022】本発明の実施に用いられる木材パルプを主
成分とする紙としては、本明細書で規定される膜厚むら
指数Rpが1.65mV以下のものであるが、1.55
mV以下のものが好ましく、1.45mV以下のものが
更に好ましい。膜厚むら指数Rpが1.65mV以下で
ある基紙は、具体的には以下の方法を用いることによ
り、好ましくは以下の方法を2つ以上、更に好ましくは
3つ以上、最も好ましくは4つ以上組み合わせて用いる
ことにより得られることが本発明者らの検討により明ら
かとなった。
成分とする紙としては、本明細書で規定される膜厚むら
指数Rpが1.65mV以下のものであるが、1.55
mV以下のものが好ましく、1.45mV以下のものが
更に好ましい。膜厚むら指数Rpが1.65mV以下で
ある基紙は、具体的には以下の方法を用いることによ
り、好ましくは以下の方法を2つ以上、更に好ましくは
3つ以上、最も好ましくは4つ以上組み合わせて用いる
ことにより得られることが本発明者らの検討により明ら
かとなった。
【0023】(1)使用する木材パルプとしては、短繊
維で平滑性の出やすい広葉樹パルプを多く用いる。具体
的には、例えば特開昭60−69649号公報に記載も
しくは例示の広葉樹パルプを60重量%以上、好ましく
は75重量%以上用いる。
維で平滑性の出やすい広葉樹パルプを多く用いる。具体
的には、例えば特開昭60−69649号公報に記載も
しくは例示の広葉樹パルプを60重量%以上、好ましく
は75重量%以上用いる。
【0024】(2)パルプの叩解条件としては、叩解機
により長繊維分ができるだけ少なくなるように叩解す
る。具体的には、例えばパルプの叩解は、JAPAN TAPPI
紙パルプ試験方法 No52-89「紙及びパルプの繊維長試験
方法」に準拠して測定される長さ加重平均繊維長を0.
4mm〜0.75mm、好ましくは0.45mm〜0.7mm、
更に好ましくは0.45mm〜0.65mm、繊維長1mm以
下の累積重量が70%以上、ろ水度200〜330CS
Fになるようにする。
により長繊維分ができるだけ少なくなるように叩解す
る。具体的には、例えばパルプの叩解は、JAPAN TAPPI
紙パルプ試験方法 No52-89「紙及びパルプの繊維長試験
方法」に準拠して測定される長さ加重平均繊維長を0.
4mm〜0.75mm、好ましくは0.45mm〜0.7mm、
更に好ましくは0.45mm〜0.65mm、繊維長1mm以
下の累積重量が70%以上、ろ水度200〜330CS
Fになるようにする。
【0025】(3)内添薬品を添加した紙料スラリーに
適切な抄紙方法を採用して長網抄紙機により均一な地合
が得られるように基紙を抄造する。具体的には、例えば
紙料スラリーに適切なタービュレンスを与える。特
開昭61−284762号公報に記載もしくは例示の様
な適切な上部脱水機構を有する長網抄紙機を用いる。
ウェットパートのプレスとしては、多段のウェットプレ
ス、好ましくは3段以上のウェットプレスを行い、プレ
スパートの最終段にはスムージングロールを設ける。
適切な抄紙方法を採用して長網抄紙機により均一な地合
が得られるように基紙を抄造する。具体的には、例えば
紙料スラリーに適切なタービュレンスを与える。特
開昭61−284762号公報に記載もしくは例示の様
な適切な上部脱水機構を有する長網抄紙機を用いる。
ウェットパートのプレスとしては、多段のウェットプレ
ス、好ましくは3段以上のウェットプレスを行い、プレ
スパートの最終段にはスムージングロールを設ける。
【0026】(4)湿紙の乾燥途中に緊度プレスを用い
る。具体的には、例えば特開平3−29945号公報に
記載もしくは例示の様な多段の緊度プレスを湿紙に行
う。
る。具体的には、例えば特開平3−29945号公報に
記載もしくは例示の様な多段の緊度プレスを湿紙に行
う。
【0027】(5)基紙を抄紙後マシンカレンダー、ス
ーパーカレンダー、熱カレンダー等を用いてカレンダー
処理を行う。具体的には、例えば特開昭60−1263
97号公報に記載もしくは例示の熱カレンダー処理を行
うのが好ましい。
ーパーカレンダー、熱カレンダー等を用いてカレンダー
処理を行う。具体的には、例えば特開昭60−1263
97号公報に記載もしくは例示の熱カレンダー処理を行
うのが好ましい。
【0028】以下、添付図面に基づき、本発明の実施形
態について詳細に説明する。図1は本発明の実施態様を
示した熱転写用受像シートの中間層塗布用のカーテン塗
布装置の概略図である。予め調製された塗布液は塗布液
貯蔵タンク11より、給液ポンプ12によってコーター
ヘッド1へ送られる。この際、塗布液の送液量は最終製
品の塗布量と比例関係にあるため、コーターヘッド1へ
の塗布液の送液量コントロールは精度よく行う必要があ
る。それ故に、給液ポンプ12としては可変流量型の無
脈動定流量ポンプが適当である。
態について詳細に説明する。図1は本発明の実施態様を
示した熱転写用受像シートの中間層塗布用のカーテン塗
布装置の概略図である。予め調製された塗布液は塗布液
貯蔵タンク11より、給液ポンプ12によってコーター
ヘッド1へ送られる。この際、塗布液の送液量は最終製
品の塗布量と比例関係にあるため、コーターヘッド1へ
の塗布液の送液量コントロールは精度よく行う必要があ
る。それ故に、給液ポンプ12としては可変流量型の無
脈動定流量ポンプが適当である。
【0029】コーターヘッド1の内部はマニホールド
6、スリット2からなり、それぞれ高精度の仕上げが施
されている。供給された塗布液はマニホールド6に満た
され、更にスリット2に送られるときに通過する狭い間
隙において、給液ポンプ12の送液による動圧の影響が
軽減され、幅方向における圧力分布が均一化され、リッ
プ3より流出し、垂直なカーテン膜4を形成する。
6、スリット2からなり、それぞれ高精度の仕上げが施
されている。供給された塗布液はマニホールド6に満た
され、更にスリット2に送られるときに通過する狭い間
隙において、給液ポンプ12の送液による動圧の影響が
軽減され、幅方向における圧力分布が均一化され、リッ
プ3より流出し、垂直なカーテン膜4を形成する。
【0030】幅方向でプロファイルが均一となった垂直
カーテン膜4は、連続走行している基紙5と接触し、基
紙5に塗布される。ここでエッジガイド10a、10b
はコーターヘッド1の幅を超えず、更に基紙5の幅を超
えて設けられ、垂直カーテン膜は基紙5の幅を超えて形
成される。垂直カーテン膜4が基紙5の幅を超えて形成
されているのは、垂直カーテン膜4の両端部における塗
層の厚塗りを防止するためである。基紙5の幅を超えて
流下する塗布液は、受液槽9に回収され、塗布液貯蔵タ
ンク11に戻された後、再び塗布される。また、基紙5
が切断した時など塗布が中断された場合も、塗布液は受
液槽9に回収される。
カーテン膜4は、連続走行している基紙5と接触し、基
紙5に塗布される。ここでエッジガイド10a、10b
はコーターヘッド1の幅を超えず、更に基紙5の幅を超
えて設けられ、垂直カーテン膜は基紙5の幅を超えて形
成される。垂直カーテン膜4が基紙5の幅を超えて形成
されているのは、垂直カーテン膜4の両端部における塗
層の厚塗りを防止するためである。基紙5の幅を超えて
流下する塗布液は、受液槽9に回収され、塗布液貯蔵タ
ンク11に戻された後、再び塗布される。また、基紙5
が切断した時など塗布が中断された場合も、塗布液は受
液槽9に回収される。
【0031】連続走行している基紙5と垂直カーテン膜
4との塗布線領域には基紙5に同伴する空気流を可能な
限り遮蔽し、カーテン周辺の空気の回流などで垂直カー
テン膜4が乱れることなく基紙5に達するようにするた
め遮風板8が設けられている。また、基紙5の搬送方向
は塗布線領域の直前でロール7により方向転換すること
により、基紙5に同伴する空気の塗布線領域への影響を
最小限にとどめるように構成されている。
4との塗布線領域には基紙5に同伴する空気流を可能な
限り遮蔽し、カーテン周辺の空気の回流などで垂直カー
テン膜4が乱れることなく基紙5に達するようにするた
め遮風板8が設けられている。また、基紙5の搬送方向
は塗布線領域の直前でロール7により方向転換すること
により、基紙5に同伴する空気の塗布線領域への影響を
最小限にとどめるように構成されている。
【0032】形成させた垂直カーテン膜4を安定した状
態で塗布するためには、基紙5からコーターヘッド1下
部の流出部までの高さがある程度必要とされるが、本実
施態様においてはその高さを制御することも可能であ
り、垂直カーテン膜4の安定に適した高さは60〜30
0mm、好ましくは100〜250mm、更に好ましく
は120〜180mmである。
態で塗布するためには、基紙5からコーターヘッド1下
部の流出部までの高さがある程度必要とされるが、本実
施態様においてはその高さを制御することも可能であ
り、垂直カーテン膜4の安定に適した高さは60〜30
0mm、好ましくは100〜250mm、更に好ましく
は120〜180mmである。
【0033】本発明の実施態様において、形成したカー
テン膜の幅は基紙5の幅より大としたが、これは塗布層
両端部における塗布量の増加を防止するためであって、
このような塗布量増加が小であるか、もしくはあまり問
題とされない場合、または特公昭49−14130号公
報等に開示される方法、その他塗布量増加防止方法を採
用することにより解消しうる場合には、垂直カーテン膜
を基紙5の幅に一致させるか、あるいはこれより多少小
としても差し支えない。
テン膜の幅は基紙5の幅より大としたが、これは塗布層
両端部における塗布量の増加を防止するためであって、
このような塗布量増加が小であるか、もしくはあまり問
題とされない場合、または特公昭49−14130号公
報等に開示される方法、その他塗布量増加防止方法を採
用することにより解消しうる場合には、垂直カーテン膜
を基紙5の幅に一致させるか、あるいはこれより多少小
としても差し支えない。
【0034】また、カーテンヘッドにプロファイル調製
機構あるいは制御機構を付設することも可能である。特
に、図1に示されるスリット2に開度プロファイル調製
機構を付設すると、特に塗布幅が大きくなった場合に、
幅方向でより均一な塗布量プロファイルを得ることがで
きる。
機構あるいは制御機構を付設することも可能である。特
に、図1に示されるスリット2に開度プロファイル調製
機構を付設すると、特に塗布幅が大きくなった場合に、
幅方向でより均一な塗布量プロファイルを得ることがで
きる。
【0035】本発明における前計量型の押し出し塗布装
置には、カーテン塗布装置、スライド型カーテン塗布装
置、スライドビード塗布装置、エクストルージョン塗布
装置等が全て包含され、以上の実施態様に限定されるこ
となく、様々な変形が可能であることは言うまでもな
い。
置には、カーテン塗布装置、スライド型カーテン塗布装
置、スライドビード塗布装置、エクストルージョン塗布
装置等が全て包含され、以上の実施態様に限定されるこ
となく、様々な変形が可能であることは言うまでもな
い。
【0036】本発明で使用する基紙を構成するパルプと
しては、NBKP、LBKP、NBSP、LBSP、G
P、DIP等の木材パルプや各種合成パルプが挙げられ
る。パルプを叩解する叩解機としては、通常パルプの叩
解に使用する叩解機、例えばビーター、コニカルリファ
イナー、ディスクリファイナーなどを使用することがで
きる。そして、これらのパルプに、従来公知の填料、内
添サイズ剤、染料、乾燥紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、
定着剤、歩留り向上剤等の薬品を必要に応じて添加し、
長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、ハイブリッド抄紙
機、丸網抄紙機等を用いて抄造することができる。
しては、NBKP、LBKP、NBSP、LBSP、G
P、DIP等の木材パルプや各種合成パルプが挙げられ
る。パルプを叩解する叩解機としては、通常パルプの叩
解に使用する叩解機、例えばビーター、コニカルリファ
イナー、ディスクリファイナーなどを使用することがで
きる。そして、これらのパルプに、従来公知の填料、内
添サイズ剤、染料、乾燥紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、
定着剤、歩留り向上剤等の薬品を必要に応じて添加し、
長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、ハイブリッド抄紙
機、丸網抄紙機等を用いて抄造することができる。
【0037】填料としては、例えば、軽質炭酸カルシウ
ム、重質炭酸カルシウム、カオリン、クレー、タルク、
硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜
鉛、硫化亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケ
イソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成シ
リカ、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオ
ライト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウムのよう
な白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメント、
アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マ
イクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂のような有機
顔料等が挙げられる。
ム、重質炭酸カルシウム、カオリン、クレー、タルク、
硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜
鉛、硫化亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケ
イソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成シ
リカ、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオ
ライト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウムのよう
な白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメント、
アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マ
イクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂のような有機
顔料等が挙げられる。
【0038】内添サイズ剤としては、例えば、酸性抄紙
用ロジンサイズ剤、中性抄紙用変性ロジンサイズ剤、ア
ルキルケテンダイマー乳化物、アルケニルまたはアルキ
ルコハク酸無水物乳化物、カチオンポリマー型サイズ剤
等を挙げることができる。また、表面サイズ剤として
は、上記内添サイズ剤の他に、α−オレフィン無水マレ
イン酸系サイズ剤、スチレン−アクリル系サイズ剤等の
合成サイズ剤が挙げられ、これらのサイズ剤に例えば澱
粉類、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、セ
ルロース誘導体、アクリル酸エステル、ラテックス及び
これらの誘導体或いは変性物等を併用できる。これらの
表面サイズ剤を基紙に表面サイズする方法等について
は、例えばツーロール、ゲートロール、メータリングブ
レード、ビルブレード等のサイズプレス方式が適宜選択
して使用できる。
用ロジンサイズ剤、中性抄紙用変性ロジンサイズ剤、ア
ルキルケテンダイマー乳化物、アルケニルまたはアルキ
ルコハク酸無水物乳化物、カチオンポリマー型サイズ剤
等を挙げることができる。また、表面サイズ剤として
は、上記内添サイズ剤の他に、α−オレフィン無水マレ
イン酸系サイズ剤、スチレン−アクリル系サイズ剤等の
合成サイズ剤が挙げられ、これらのサイズ剤に例えば澱
粉類、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、セ
ルロース誘導体、アクリル酸エステル、ラテックス及び
これらの誘導体或いは変性物等を併用できる。これらの
表面サイズ剤を基紙に表面サイズする方法等について
は、例えばツーロール、ゲートロール、メータリングブ
レード、ビルブレード等のサイズプレス方式が適宜選択
して使用できる。
【0039】更に、表面に、シリカ、アルミナ、二酸化
チタン、カオリン、クレー、タルク、酸化亜鉛、硫酸バ
リウム等の無機顔料、澱粉粒、セルロースパウダー、メ
ラミン系樹脂微粒子、グアナミン系樹脂微粒子、ウレタ
ン系樹脂微粒子、エポキシ系樹脂微粒子、シリコーン系
樹脂微粒子、ビニル系樹脂微粒子等の有機顔料、ビニル
系樹脂中空微粒子、メラミン系樹脂中空微粒子等の中空
顔料、澱粉、カゼイン、ゼラチン、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース等の水溶性樹脂、スチレンブタジエン系、アク
リル系、酢酸ビニル系等の樹脂エマルション、分散剤、
架橋剤、染料、蛍光剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防
腐剤、界面活性剤、消泡剤、増粘剤、導電剤等を含む顔
料塗布層をグラビアコーター、ロールコーター、ロッド
コーター、ダイコーター、ブレードコーター等により必
要に応じて塗布したものが使用できる。
チタン、カオリン、クレー、タルク、酸化亜鉛、硫酸バ
リウム等の無機顔料、澱粉粒、セルロースパウダー、メ
ラミン系樹脂微粒子、グアナミン系樹脂微粒子、ウレタ
ン系樹脂微粒子、エポキシ系樹脂微粒子、シリコーン系
樹脂微粒子、ビニル系樹脂微粒子等の有機顔料、ビニル
系樹脂中空微粒子、メラミン系樹脂中空微粒子等の中空
顔料、澱粉、カゼイン、ゼラチン、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース等の水溶性樹脂、スチレンブタジエン系、アク
リル系、酢酸ビニル系等の樹脂エマルション、分散剤、
架橋剤、染料、蛍光剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防
腐剤、界面活性剤、消泡剤、増粘剤、導電剤等を含む顔
料塗布層をグラビアコーター、ロールコーター、ロッド
コーター、ダイコーター、ブレードコーター等により必
要に応じて塗布したものが使用できる。
【0040】本発明の実施に用いられる基紙の厚みに関
しては、特に制限はないが、その坪量は20g/m2〜2
00g/m2のものが好ましい。
しては、特に制限はないが、その坪量は20g/m2〜2
00g/m2のものが好ましい。
【0041】本発明における熱転写用受像シートにおい
ては、断熱性、クッション性を高めるために中間層を設
ける。断熱性を高めるためには、例えば、熱膨張性の中
空粒子やカプセル状の中空ポリマーを含有する中間層を
設ける。熱膨張性の中空粒子には、塩化ビニリデン−ア
クリロニトリル共重合体等の熱可塑性物質を壁材とする
中空粒子があり、粒子内部にプロパン、n−ブタン、イ
ソブタン等の熱膨張性気体を含有する中空粒子である。
又、カプセル状の中空ポリマーは、スチレン−アクリル
等の樹脂を壁材とし、内部に水が入っており、乾燥時に
水が蒸発し中空粒子となるポリマーである。
ては、断熱性、クッション性を高めるために中間層を設
ける。断熱性を高めるためには、例えば、熱膨張性の中
空粒子やカプセル状の中空ポリマーを含有する中間層を
設ける。熱膨張性の中空粒子には、塩化ビニリデン−ア
クリロニトリル共重合体等の熱可塑性物質を壁材とする
中空粒子があり、粒子内部にプロパン、n−ブタン、イ
ソブタン等の熱膨張性気体を含有する中空粒子である。
又、カプセル状の中空ポリマーは、スチレン−アクリル
等の樹脂を壁材とし、内部に水が入っており、乾燥時に
水が蒸発し中空粒子となるポリマーである。
【0042】中空粒子の粒子径は、0.3〜5μmが好
ましく、より好ましくは0.5〜2μmである。0.3
μm未満では、中空粒子として十分な断熱効果が得られ
ず、5μmを超えると平滑性の低下が著しくなる。又、
中空率としては30%以上が好ましく、30%以上70
%未満のものがより好ましい。30%未満の中空率では
空孔が小さいため断熱効果が十分に得られない。
ましく、より好ましくは0.5〜2μmである。0.3
μm未満では、中空粒子として十分な断熱効果が得られ
ず、5μmを超えると平滑性の低下が著しくなる。又、
中空率としては30%以上が好ましく、30%以上70
%未満のものがより好ましい。30%未満の中空率では
空孔が小さいため断熱効果が十分に得られない。
【0043】中間層を形成するためには、上記の中空粒
子を以下に挙げるバインダー樹脂に混合して用いる。バ
インダー樹脂としては、スチレン・ブタジエン・アクリ
ル共重合体、ポリウレタン、アクリル、塩化ビニル、酢
酸ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルブチラール、アルキド、ポリ
エステル、デンプン等の樹脂を単独、又は2種以上を混
合して用いることができる。
子を以下に挙げるバインダー樹脂に混合して用いる。バ
インダー樹脂としては、スチレン・ブタジエン・アクリ
ル共重合体、ポリウレタン、アクリル、塩化ビニル、酢
酸ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルブチラール、アルキド、ポリ
エステル、デンプン等の樹脂を単独、又は2種以上を混
合して用いることができる。
【0044】また、クッション性を高めるためには、例
えば、シリコーンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブ
タジエンゴム、ハイスチレン・ブタジエンゴム、ブチル
ゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、
アクリルゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、天然ゴ
ム、クロロスルフォン化ポリエチレン、塩素化ポリエチ
レン、塩素化ブチルゴム、多硫化ゴム、エピクロルヒド
リンゴム、プロピレンオキサイドゴム、エチレン−酢酸
ビニルゴム等のゴム弾性体を単独、又は2種以上を中間
層に添加することができる。
えば、シリコーンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブ
タジエンゴム、ハイスチレン・ブタジエンゴム、ブチル
ゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、
アクリルゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、天然ゴ
ム、クロロスルフォン化ポリエチレン、塩素化ポリエチ
レン、塩素化ブチルゴム、多硫化ゴム、エピクロルヒド
リンゴム、プロピレンオキサイドゴム、エチレン−酢酸
ビニルゴム等のゴム弾性体を単独、又は2種以上を中間
層に添加することができる。
【0045】本発明における中間層の塗布量に関して
は、特に制限はないが、固形分塗布量として5g/m2〜
50g/m2が好ましい。
は、特に制限はないが、固形分塗布量として5g/m2〜
50g/m2が好ましい。
【0046】本発明の熱転写用受像シートは基紙上に熱
により昇華して移行する染料に対して染着性を有する受
像層を設けて、熱転写用受像シートを構成するが、その
受像層を構成する染料染着性の結着剤樹脂としては、染
料との相互作用が強く、染料が安定して樹脂中へ拡散し
得るものであればいづれも好適に使用できる。
により昇華して移行する染料に対して染着性を有する受
像層を設けて、熱転写用受像シートを構成するが、その
受像層を構成する染料染着性の結着剤樹脂としては、染
料との相互作用が強く、染料が安定して樹脂中へ拡散し
得るものであればいづれも好適に使用できる。
【0047】例えば、エステル結合を有するものとして
は、ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレン
アクリレート樹脂等;又、ウレタン結合を有するものと
しては、ポリウレタン樹脂;アミド結合を有するものと
しては、ポリアミド樹脂(ナイロン);尿素結合を有す
るものとしては、尿素樹脂;更に、その他の極性の高い
結合を有するものとしては、ポリカプロラクトン樹脂、
ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニト
リル樹脂等が使用でき、又は、上記樹脂の構成単位の内
の1種以上を主成分とする共重合体、例えば、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体等として使用することもでき、更に、上記樹脂を単独
又は2種以上混合して使用することができる。
は、ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレン
アクリレート樹脂等;又、ウレタン結合を有するものと
しては、ポリウレタン樹脂;アミド結合を有するものと
しては、ポリアミド樹脂(ナイロン);尿素結合を有す
るものとしては、尿素樹脂;更に、その他の極性の高い
結合を有するものとしては、ポリカプロラクトン樹脂、
ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニト
リル樹脂等が使用でき、又は、上記樹脂の構成単位の内
の1種以上を主成分とする共重合体、例えば、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体等として使用することもでき、更に、上記樹脂を単独
又は2種以上混合して使用することができる。
【0048】又、上記の樹脂は、有機溶剤或は水に溶解
又は乳化分散しエマルションとして、グラビアコータ
ー、ロールコーター、ロッドコーター、ダイコーター、
ブレードコーター、エアーナイフコーター等を使用して
中間層上に塗布することができる。受像層の乾燥塗布量
は0.5〜15g/m2の範囲であることが好ましい。又、
必要に応じて中間層上に易接着性処理を施して受像層と
の接着性を向上させる事もできる。
又は乳化分散しエマルションとして、グラビアコータ
ー、ロールコーター、ロッドコーター、ダイコーター、
ブレードコーター、エアーナイフコーター等を使用して
中間層上に塗布することができる。受像層の乾燥塗布量
は0.5〜15g/m2の範囲であることが好ましい。又、
必要に応じて中間層上に易接着性処理を施して受像層と
の接着性を向上させる事もできる。
【0049】中間層を易接着性にする方法としては、コ
ロナ処理、プラズマ処理等により中間層を改質するも
の、又は中間層と受像層の両者に接着性の良い樹脂を塗
布するもの等がある。かかる樹脂としては両層に対して
接着性の良好な樹脂がいづれも好適に使用し得るが、例
えば、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル
系樹脂、ウレタン系樹脂、スチレンブタジエン系樹脂、
又はその共重合体等を例示することができる。
ロナ処理、プラズマ処理等により中間層を改質するも
の、又は中間層と受像層の両者に接着性の良い樹脂を塗
布するもの等がある。かかる樹脂としては両層に対して
接着性の良好な樹脂がいづれも好適に使用し得るが、例
えば、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル
系樹脂、ウレタン系樹脂、スチレンブタジエン系樹脂、
又はその共重合体等を例示することができる。
【0050】又、本発明において、ブロッキング防止の
目的で受像層中に離型剤を添加しても良い。かかる離型
剤の具体的な例としては、高級脂肪酸又はそのエステ
ル、アミド又はその金属塩、セラックワックス、モンタ
ンワックス、カルナバワックス、ポリエチレンワックス
等のワックス類やテフロンパウダー;フッ素系、燐酸エ
ステル系の界面活性剤;シリコーンオイル等が挙げられ
る。又、シリコーンオイルとしては、アミノ変性シリコ
ーン、エポキシ変性シリコーン、アルキッド変性シリコ
ーン、ポリエステル変性シリコーン等の変性シリコーン
オイル等も使用される。又、シリコーン化合物として、
硬化型のシリコーン化合物も必要により用いることがで
きる。硬化型のシリコーン化合物としては、反応硬化
型、電離放射線硬化型、触媒硬化型等が挙げられる。
目的で受像層中に離型剤を添加しても良い。かかる離型
剤の具体的な例としては、高級脂肪酸又はそのエステ
ル、アミド又はその金属塩、セラックワックス、モンタ
ンワックス、カルナバワックス、ポリエチレンワックス
等のワックス類やテフロンパウダー;フッ素系、燐酸エ
ステル系の界面活性剤;シリコーンオイル等が挙げられ
る。又、シリコーンオイルとしては、アミノ変性シリコ
ーン、エポキシ変性シリコーン、アルキッド変性シリコ
ーン、ポリエステル変性シリコーン等の変性シリコーン
オイル等も使用される。又、シリコーン化合物として、
硬化型のシリコーン化合物も必要により用いることがで
きる。硬化型のシリコーン化合物としては、反応硬化
型、電離放射線硬化型、触媒硬化型等が挙げられる。
【0051】更に、必要に応じて、染料、顔料、湿潤
剤、消泡剤、分散剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、紫外線
吸収剤、光安定化剤等の添加剤を受像層中に含有するこ
ともできる。特に、顔料に関しては、シリカ、アルミ
ナ、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、クレー、
酸化亜鉛、硫酸バリウム等に代表される無機質粒子を添
加することもできる。
剤、消泡剤、分散剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、紫外線
吸収剤、光安定化剤等の添加剤を受像層中に含有するこ
ともできる。特に、顔料に関しては、シリカ、アルミ
ナ、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、クレー、
酸化亜鉛、硫酸バリウム等に代表される無機質粒子を添
加することもできる。
【0052】又、基紙の受像層と反対側の面に転写時の
ロール滑り性や裏面の筆記性を付与する為に、無機微粉
末を添加した裏塗層を設けたり、又、帯電防止の目的で
該裏塗層中に帯電防止剤を添加することも出来る。裏塗
層に接着剤樹脂が混入されている場合は、該接着剤樹脂
と帯電防止剤を混入し、樹脂表面にブリーディングさ
せ、結果的に樹脂層上に設けることも可能である。帯電
防止剤としては、界面活性剤、例えば、陽イオン型界面
活性剤(第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体
等)、陰イオン型界面活性剤(アルキルホスフェート
等)、両性イオン型界面活性剤又はノニオン型界面活性
剤等が挙げられる。
ロール滑り性や裏面の筆記性を付与する為に、無機微粉
末を添加した裏塗層を設けたり、又、帯電防止の目的で
該裏塗層中に帯電防止剤を添加することも出来る。裏塗
層に接着剤樹脂が混入されている場合は、該接着剤樹脂
と帯電防止剤を混入し、樹脂表面にブリーディングさ
せ、結果的に樹脂層上に設けることも可能である。帯電
防止剤としては、界面活性剤、例えば、陽イオン型界面
活性剤(第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体
等)、陰イオン型界面活性剤(アルキルホスフェート
等)、両性イオン型界面活性剤又はノニオン型界面活性
剤等が挙げられる。
【0053】
【実施例】次に、本発明を実施例によって、さらに詳細
に説明するが、本発明の内容はこれらに限定されるもの
ではない。又、実施例に於いて示す「部」及び「%」
は、特に明示しない限り重量部及び重量%を示す。
に説明するが、本発明の内容はこれらに限定されるもの
ではない。又、実施例に於いて示す「部」及び「%」
は、特に明示しない限り重量部及び重量%を示す。
【0054】実施例1 LBKP70部、NBKP30部から成る混合パルプを
表1に記載の繊維長になるように叩解後、パルプスラリ
ーに、カチオン澱粉1.3部、重質炭酸カルシウム15
部、タルク15部、アルキルケテンダイマー0.16部
を添加して、パルプスラリーのpHを8.2に調節し、
長網抄紙機で抄造した。続けて酸化澱粉8.5%、表面
サイズ剤0.2%、蛍光増白剤0.4%からなる水溶液
をサイズプレスで固形分4.0g/m2(両面)となるよ
うに含浸、乾燥し、さらに表1に記載の条件でマシンカ
レンダー仕上げをして坪量120.0g/m2の表1に記
載される熱転写時のサーマルヘッド発熱体配列方向の膜
厚むら指数Rpを有する基紙を得た。
表1に記載の繊維長になるように叩解後、パルプスラリ
ーに、カチオン澱粉1.3部、重質炭酸カルシウム15
部、タルク15部、アルキルケテンダイマー0.16部
を添加して、パルプスラリーのpHを8.2に調節し、
長網抄紙機で抄造した。続けて酸化澱粉8.5%、表面
サイズ剤0.2%、蛍光増白剤0.4%からなる水溶液
をサイズプレスで固形分4.0g/m2(両面)となるよ
うに含浸、乾燥し、さらに表1に記載の条件でマシンカ
レンダー仕上げをして坪量120.0g/m2の表1に記
載される熱転写時のサーマルヘッド発熱体配列方向の膜
厚むら指数Rpを有する基紙を得た。
【0055】得られた基紙上に下記配合の中間層塗液を
表1に記載の塗布装置を用い、乾燥塗布量が20g/m2
になるように塗布、乾燥を行い、熱転写用受像シート用
支持体を得た。 [中間層塗液の調整](試料No.1) ポリビニルアルコール(PVA117:クラレ) 10部 界面活性剤 2部 水 88部 [中間層塗液の調製](試料No.2〜21) 中空粒子(HP−91:ローム・アンド・ハース) 80部 ポリビニルアルコール(PVA−117:クラレ) 2部 水 18部
表1に記載の塗布装置を用い、乾燥塗布量が20g/m2
になるように塗布、乾燥を行い、熱転写用受像シート用
支持体を得た。 [中間層塗液の調整](試料No.1) ポリビニルアルコール(PVA117:クラレ) 10部 界面活性剤 2部 水 88部 [中間層塗液の調製](試料No.2〜21) 中空粒子(HP−91:ローム・アンド・ハース) 80部 ポリビニルアルコール(PVA−117:クラレ) 2部 水 18部
【0056】更に、得られた支持体上に下記配合の受像
層塗液を調製し、乾燥塗布量が7g/m2となるようにエ
アーナイフコーターで塗布し、熱転写用受像シートを得
た。 [受像層塗液の調製] ポリエステルエマルジョン(バイロナールMD−1220:東洋紡)60部 ポリエチレンエマルジョン(ハイドリンG−314:中京油脂) 15部 無機微粒子としてコロイダルシリカ(スノーテックスO:日産化学)20部 界面活性剤 5部
層塗液を調製し、乾燥塗布量が7g/m2となるようにエ
アーナイフコーターで塗布し、熱転写用受像シートを得
た。 [受像層塗液の調製] ポリエステルエマルジョン(バイロナールMD−1220:東洋紡)60部 ポリエチレンエマルジョン(ハイドリンG−314:中京油脂) 15部 無機微粒子としてコロイダルシリカ(スノーテックスO:日産化学)20部 界面活性剤 5部
【0057】[評価方法]かくして得た熱転写用受像シ
ートを45℃で3日間放置した後、単色インクシート
(SU3−CBH、三菱電機製)を使用して、昇華型熱
転写プリンター(S3600−30、三菱電機製)でス
テップウェッジを印字し、濃度ムラ、白抜けを評価し
た。
ートを45℃で3日間放置した後、単色インクシート
(SU3−CBH、三菱電機製)を使用して、昇華型熱
転写プリンター(S3600−30、三菱電機製)でス
テップウェッジを印字し、濃度ムラ、白抜けを評価し
た。
【0058】(叩解後のパルプの繊維長)叩解後のパル
プについてJAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法No.52-89「紙
及びパルプ繊維長試験方法」に準拠して測定した長さ加
重平均繊維長(mm)を示す。測定はカヤーニ社製FS−
100型機で行った。 (白抜け)印字したステップウェッジの低濃度部を目視
で評価し、白抜けが全く認められないものを◎、白抜け
がほとんど認められないものを○、白抜けが認められる
ものを△、著しく白抜けが認められるものを×として評
価した。 (濃度ムラ)印字したステップウェッジの低濃度部を目
視で評価し、濃度ムラが全く見られないものを◎、濃度
ムラがほとんど認められないものを○、濃度ムラが認め
られるものを△、著しく濃度ムラが認められるものを×
として評価した。
プについてJAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法No.52-89「紙
及びパルプ繊維長試験方法」に準拠して測定した長さ加
重平均繊維長(mm)を示す。測定はカヤーニ社製FS−
100型機で行った。 (白抜け)印字したステップウェッジの低濃度部を目視
で評価し、白抜けが全く認められないものを◎、白抜け
がほとんど認められないものを○、白抜けが認められる
ものを△、著しく白抜けが認められるものを×として評
価した。 (濃度ムラ)印字したステップウェッジの低濃度部を目
視で評価し、濃度ムラが全く見られないものを◎、濃度
ムラがほとんど認められないものを○、濃度ムラが認め
られるものを△、著しく濃度ムラが認められるものを×
として評価した。
【0059】白抜け、濃度ムラにおいては、◎もしくは
○が実用上必要である。これらの評価結果をまとめて表
1に示す。
○が実用上必要である。これらの評価結果をまとめて表
1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】表1の結果から、基紙の熱転写時のライン
状サーマルヘッド発熱体配列方向の膜厚むら指数Rpが
1.65mV以下で中間層を前計量型の押し出し塗布装置
で設けた本発明の熱転写用受像シートは、濃度ムラ、白
抜けにおいて良好な特性を示していることがわかる。一
方、中間層を前計量型の押し出し塗布装置以外の塗布装
置を使用して設けた比較例、あるいは基紙の膜厚むら指
数が1.65mVを超えている比較例の熱転写用受像シー
トは濃度ムラ、もしくは白抜けにおいて劣っていること
がわかる。
状サーマルヘッド発熱体配列方向の膜厚むら指数Rpが
1.65mV以下で中間層を前計量型の押し出し塗布装置
で設けた本発明の熱転写用受像シートは、濃度ムラ、白
抜けにおいて良好な特性を示していることがわかる。一
方、中間層を前計量型の押し出し塗布装置以外の塗布装
置を使用して設けた比較例、あるいは基紙の膜厚むら指
数が1.65mVを超えている比較例の熱転写用受像シー
トは濃度ムラ、もしくは白抜けにおいて劣っていること
がわかる。
【0062】
【発明の効果】以上から、本発明の熱転写用受像シー
ト、即ち基紙であるパルプ紙の熱転写時のライン状サー
マルヘッドの発熱体配列方向の膜厚むら指数Rpが1.
65mV以下であり、かつ基紙と受像層の間に設けられた
中間層が前計量型の押し出し塗布装置を用いて塗布され
たものであることを特徴とする熱転写用受像シートは、
濃度ムラ、白抜けのない優れた熱転写用受像シートであ
ることが明らかである。
ト、即ち基紙であるパルプ紙の熱転写時のライン状サー
マルヘッドの発熱体配列方向の膜厚むら指数Rpが1.
65mV以下であり、かつ基紙と受像層の間に設けられた
中間層が前計量型の押し出し塗布装置を用いて塗布され
たものであることを特徴とする熱転写用受像シートは、
濃度ムラ、白抜けのない優れた熱転写用受像シートであ
ることが明らかである。
【図1】本発明の一実施例を示すカーテン塗布装置の概
略図。
略図。
1 コーターヘッド 2 スリット 3 リップ 4 カーテン膜 5 基紙 6 マニホールド 7 ロール 8 遮風板 9 受液槽 10a、10b エッジガイド 11 貯蔵タンク 12 給液ポンプ
Claims (6)
- 【請求項1】 木材パルプを主体とした紙からなる基紙
の上にライン状に複数の発熱体を配列してなるサーマル
ヘッドにより熱転写媒体から昇華により移行する染料を
受容する受像層を中間層を介して設けた熱転写用受像シ
ートにおいて、該基紙である紙は下記で規定される熱転
写時のライン状サーマルヘッドの発熱体配列方向の膜厚
むら指数Rpが1.65mV以下であり、該中間層が前
計量型の押し出し塗布装置を用いて塗布されることを特
徴とする熱転写用受像シート。 膜厚むら指数Rp:赤色LED光を平面の上方から照射
し、反射光を受光器列で捕らえ平面の位置を測定する光
学式変位センサーを用い、センサーと試料が約13mm
でレベルメーターの針が中央に位置する距離にあり、ビ
ーム真下の試料下面をボールポイント針で支え、上下方
向のずれを防止した状態に試料をXYステージに固定
し、XYステージをX軸(主走査軸)方向に2mm/秒
の定速で走査することで試料の熱転写時のライン状サー
マルヘッドの発熱体配列方向の厚み変動を測定し、得ら
れた測定信号値を、FFTアナライザーを用いて、時間
窓にハニングウィンドウを使用して高速フーリエ変換し
て、128回の積算の加算平均によるパワースペクトル
(単位:mV2)を求め、0.175Hz〜2Hzの周
波数域のパワー値を総和して2/3を掛けた値を1/2
乗することにより求められる値を膜厚むら指数Rp(単
位:mV)と規定する。 - 【請求項2】 該中間層が中空粒子を含有する請求項1
記載の熱転写用受像シート。 - 【請求項3】 前計量型の押し出し塗布装置がカーテン
塗布装置である請求項1または2記載の熱転写用受像シ
ート。 - 【請求項4】 木材パルプを主体とした紙からなる基紙
の上にライン状に複数の発熱体を配列してなるサーマル
ヘッドにより熱転写媒体から昇華により移行する染料を
受容する受像層を中間層を介して設けた熱転写用受像シ
ートの製造方法において、下記で規定される熱転写時の
ライン状サーマルヘッドの発熱体配列方向の膜厚むら指
数Rpが1.65mV以下である該基紙に前計量型の押
し出し塗布装置を用いて中間層を塗布することを特徴と
する熱転写用受像シートの製造方法。 膜厚むら指数Rp:赤色LED光を平面の上方から照射
し、反射光を受光器列で捕らえ平面の位置を測定する光
学式変位センサーを用い、センサーと試料が約13mm
でレベルメーターの針が中央に位置する距離にあり、ビ
ーム真下の試料下面をボールポイント針で支え、上下方
向のずれを防止した状態に試料をXYステージに固定
し、XYステージをX軸(主走査軸)方向に2mm/秒
の定速で走査することで試料の熱転写時のライン状サー
マルヘッドの発熱体配列方向の厚み変動を測定し、得ら
れた測定信号値を、FFTアナライザーを用いて、時間
窓にハニングウィンドウを使用して高速フーリエ変換し
て、128回の積算の加算平均によるパワースペクトル
(単位:mV2)を求め、0.175Hz〜2Hzの周
波数域のパワー値を総和して2/3を掛けた値を1/2
乗することにより求められる値を膜厚むら指数Rp(単
位:mV)と規定する。 - 【請求項5】 該中間層が中空粒子を含有する請求項4
記載の熱転写用受像シートの製造方法。 - 【請求項6】 前計量型の押し出し塗布装置がカーテン
塗布装置である請求項4または5記載の熱転写用受像シ
ートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9229107A JPH1158992A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 熱転写用受像シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9229107A JPH1158992A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 熱転写用受像シート及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1158992A true JPH1158992A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16886859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9229107A Pending JPH1158992A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 熱転写用受像シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1158992A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007229986A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Fujifilm Corp | 感熱転写受像シート |
| US10780721B2 (en) | 2017-03-30 | 2020-09-22 | Datamax-O'neil Corporation | Detecting label stops |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP9229107A patent/JPH1158992A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007229986A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Fujifilm Corp | 感熱転写受像シート |
| US10780721B2 (en) | 2017-03-30 | 2020-09-22 | Datamax-O'neil Corporation | Detecting label stops |
| US10953672B2 (en) | 2017-03-30 | 2021-03-23 | Datamax-O'neil Corporation | Detecting label stops |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20080044601A1 (en) | Ink jet printing paper | |
| US6436514B1 (en) | Ink jet recording sheet and method for producing the same | |
| US5763009A (en) | Process for producing support for recording material | |
| EP0887199B1 (en) | Ink jet recording sheet | |
| JPH1158993A (ja) | 熱転写用受像シート及びその製造方法 | |
| US20080008846A1 (en) | Media sheet | |
| US20070148377A1 (en) | Pigment coated paper base | |
| JPH1158992A (ja) | 熱転写用受像シート及びその製造方法 | |
| GB2217866A (en) | Thermal transfer image-receiving sheet | |
| US5177053A (en) | Thermal transfer image-receiving sheet | |
| JPH08108615A (ja) | インクジェット記録シート及びその製造方法 | |
| JPH0217359B2 (ja) | ||
| JPH1044633A (ja) | 溶融型熱転写記録用受容紙 | |
| JPH09327979A (ja) | 溶融型熱転写記録用受容紙 | |
| JP3348474B2 (ja) | 溶融型熱転写記録用受像紙 | |
| JPH05294057A (ja) | インクジェット記録用紙 | |
| JP2008246967A (ja) | 昇華インク転写用インクジェット記録媒体の製造方法 | |
| JP3000812B2 (ja) | 熱転写記録用受像紙及びその製造方法 | |
| JPH09315016A (ja) | 溶融型熱転写記録用受容紙 | |
| JP2000118155A (ja) | 熱転写受像シート及びその製造方法 | |
| JPH06227156A (ja) | 熱移行型熱転写記録受像材料用支持体 | |
| JP3000813B2 (ja) | 熱転写記録用受像紙及びその製造方法 | |
| JP4207633B2 (ja) | 情報記録用紙 | |
| JPH10244748A (ja) | 光沢層を有する記録媒体 | |
| JPH06247059A (ja) | 熱転写用受像シート |