JPH1159082A - 凹凸基材への転写方法及び転写装置 - Google Patents
凹凸基材への転写方法及び転写装置Info
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- JPH1159082A JPH1159082A JP23135697A JP23135697A JPH1159082A JP H1159082 A JPH1159082 A JP H1159082A JP 23135697 A JP23135697 A JP 23135697A JP 23135697 A JP23135697 A JP 23135697A JP H1159082 A JPH1159082 A JP H1159082A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 転写シートの支持体シート側に固体粒子を衝
突させて被転写基材の凹凸表面に転写シートを沿わせる
ように圧接させる、凹凸基材への転写方法及び転写装置
において、前記支持体シート上に残っている固体粒子を
合理的かつ確実にしかも迅速に除去できるようにして、
生産効率を向上させて高速生産に対応させるようにな
す。 【解決手段】 支持体シート1の剥離と並行してもしく
はその後に支持体シート1上に残った固体粒子Pを除去
するに際し、支持体シート1の剥離方向ないし剥離後の
進行方向をそれ以前の進行方向に対して交差ないし直交
する方向に変換するとともに、支持体シート1の表裏を
反転させて、固体粒子Pを被転写基材Bの搬送路の側方
に流下及び落下させて除去する。
突させて被転写基材の凹凸表面に転写シートを沿わせる
ように圧接させる、凹凸基材への転写方法及び転写装置
において、前記支持体シート上に残っている固体粒子を
合理的かつ確実にしかも迅速に除去できるようにして、
生産効率を向上させて高速生産に対応させるようにな
す。 【解決手段】 支持体シート1の剥離と並行してもしく
はその後に支持体シート1上に残った固体粒子Pを除去
するに際し、支持体シート1の剥離方向ないし剥離後の
進行方向をそれ以前の進行方向に対して交差ないし直交
する方向に変換するとともに、支持体シート1の表裏を
反転させて、固体粒子Pを被転写基材Bの搬送路の側方
に流下及び落下させて除去する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凹凸表面を有する
基材、特に、住宅の外装及び内装材、家具、家電製品等
の凹凸表面を有する化粧板の該凹凸表面へ絵柄模様を転
写する凹凸基材への転写方法及び転写装置に関する。
基材、特に、住宅の外装及び内装材、家具、家電製品等
の凹凸表面を有する化粧板の該凹凸表面へ絵柄模様を転
写する凹凸基材への転写方法及び転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧板の基材面に直刷り法、ラミ
ネート法、転写法等により絵柄等の装飾を施した化粧板
が種々の用途で使用されている。この場合、基材の表面
が平面ならば、絵柄装飾は容易にできるが、凹凸表面に
対しては格別の工夫により絵柄装飾を施している。
ネート法、転写法等により絵柄等の装飾を施した化粧板
が種々の用途で使用されている。この場合、基材の表面
が平面ならば、絵柄装飾は容易にできるが、凹凸表面に
対しては格別の工夫により絵柄装飾を施している。
【0003】例えば、窓枠、面縁材等の柱状で基材装飾
面が二次元的凹凸〔円柱の様に一方向(母線、或いは高
さ方向に直行する方向)にのみ曲率を有する形状〕の場
合に適用できる曲面装飾技術の一つが、特公昭61−5
895号公報に提案されている。すなわち、同号公報の
技術はラミネート法による表面装飾法であり、片面に接
着剤を塗布した表装シートを供給し、一方、基材を表装
シートの供給速度と同調した速度で水平に搬送し、併設
した多数の押え治具にて表装シートの端部が貼着されな
い状態を維持しつつ表装シートの接着剤塗布面側を基材
に対して小面積毎に段階的に押圧し、表装シートを基材
面に加熱貼着するものである。なお、この方法はラッピ
ング加工法と言われている。
面が二次元的凹凸〔円柱の様に一方向(母線、或いは高
さ方向に直行する方向)にのみ曲率を有する形状〕の場
合に適用できる曲面装飾技術の一つが、特公昭61−5
895号公報に提案されている。すなわち、同号公報の
技術はラミネート法による表面装飾法であり、片面に接
着剤を塗布した表装シートを供給し、一方、基材を表装
シートの供給速度と同調した速度で水平に搬送し、併設
した多数の押え治具にて表装シートの端部が貼着されな
い状態を維持しつつ表装シートの接着剤塗布面側を基材
に対して小面積毎に段階的に押圧し、表装シートを基材
面に加熱貼着するものである。なお、この方法はラッピ
ング加工法と言われている。
【0004】また、表面凹凸がエンボス形状等の三次元
的凹凸(すなわち、半球面の様に2方向に曲率を有する
形状)の場合に適用できる曲面装飾技術としては、例え
ば特開平5−139097号公報に提案されている。す
なわち、同号公報の技術は転写法による表面装飾法であ
り、転写シートの支持体シートとして熱可塑性樹脂フィ
ルムを用い、該支持体シート上に剥離層、絵柄層、及び
接着層を順次設けた構成の転写シートを、凹凸表面を有
する基材上に設置し、支持体シートの裏面からゴム硬度
60°以下のゴム製の熱ローラで押圧して、絵柄を転写
することによって化粧板を得るものである。また、支持
体シートと剥離層間に転写時の熱で発泡する発泡層を設
け、この発泡も利用して基材の凹凸表面に追従させよう
とするものである。
的凹凸(すなわち、半球面の様に2方向に曲率を有する
形状)の場合に適用できる曲面装飾技術としては、例え
ば特開平5−139097号公報に提案されている。す
なわち、同号公報の技術は転写法による表面装飾法であ
り、転写シートの支持体シートとして熱可塑性樹脂フィ
ルムを用い、該支持体シート上に剥離層、絵柄層、及び
接着層を順次設けた構成の転写シートを、凹凸表面を有
する基材上に設置し、支持体シートの裏面からゴム硬度
60°以下のゴム製の熱ローラで押圧して、絵柄を転写
することによって化粧板を得るものである。また、支持
体シートと剥離層間に転写時の熱で発泡する発泡層を設
け、この発泡も利用して基材の凹凸表面に追従させよう
とするものである。
【0005】しかしながら、上記の様な従来の方法で
は、例えば特公昭61−5895号公報に開示の技術で
は、二次元的曲面までしか対応できず、また、特開平5
−139097号公報が提案する技術では、三次元的曲
面にも対応できるが、基本的に回転する熱ローラのゴム
による弾性変形を利用して表面凹凸に追従させるため
に、浅いエンボス形状はよいとしても大きな表面凹凸に
は適用できない。その上、被転写基材の凹凸の隅角部に
よって軟質のゴムローラが損耗し易い。また、転写シー
トに発泡層を設ける構成では、転写シートが複雑高価に
なり過ぎる。また、全体として平板状の基材に限定され
るといった問題もある。
は、例えば特公昭61−5895号公報に開示の技術で
は、二次元的曲面までしか対応できず、また、特開平5
−139097号公報が提案する技術では、三次元的曲
面にも対応できるが、基本的に回転する熱ローラのゴム
による弾性変形を利用して表面凹凸に追従させるため
に、浅いエンボス形状はよいとしても大きな表面凹凸に
は適用できない。その上、被転写基材の凹凸の隅角部に
よって軟質のゴムローラが損耗し易い。また、転写シー
トに発泡層を設ける構成では、転写シートが複雑高価に
なり過ぎる。また、全体として平板状の基材に限定され
るといった問題もある。
【0006】そこで、本件の出願人は、大きな三次元的
凹凸表面にも確実に転写模様を形成できることから優れ
た表面装飾性を得ることができ、且つ、転写圧の押圧に
特殊形状の治具を必要とせず、ゴムローラ等部品の損耗
による交換の必要の無い、凹凸基材への転写方法及びそ
のための転写装置の開発を進めており、既に新しい提案
を何件か特許出願している(特願平8−159164号
等)。
凹凸表面にも確実に転写模様を形成できることから優れ
た表面装飾性を得ることができ、且つ、転写圧の押圧に
特殊形状の治具を必要とせず、ゴムローラ等部品の損耗
による交換の必要の無い、凹凸基材への転写方法及びそ
のための転写装置の開発を進めており、既に新しい提案
を何件か特許出願している(特願平8−159164号
等)。
【0007】この新提案に係る凹凸基材への転写方法
は、基本的には、支持体シートと転写層とからなる転写
シートを被転写基材の凹凸表面に沿わせるように追従圧
接させる手段として、転写シートの支持体シート側に固
体粒子を衝突させ、その衝突圧を利用している。すなわ
ち、基材搬送手段により搬入される被転写基材の凹凸表
面側に、支持体シートと転写層とからなる転写シートの
転写層側を対向させ、該転写シートの支持体シート側に
固体粒子を衝突させ、その衝突圧を押圧力として利用し
て、被転写基材の凹凸表面に転写シートを沿わせるよう
に追従圧接させ、転写層が被転写基材に接着後、転写シ
ートの支持体シートを剥離することで、転写層を被転写
基材に転写するようにしたものである。
は、基本的には、支持体シートと転写層とからなる転写
シートを被転写基材の凹凸表面に沿わせるように追従圧
接させる手段として、転写シートの支持体シート側に固
体粒子を衝突させ、その衝突圧を利用している。すなわ
ち、基材搬送手段により搬入される被転写基材の凹凸表
面側に、支持体シートと転写層とからなる転写シートの
転写層側を対向させ、該転写シートの支持体シート側に
固体粒子を衝突させ、その衝突圧を押圧力として利用し
て、被転写基材の凹凸表面に転写シートを沿わせるよう
に追従圧接させ、転写層が被転写基材に接着後、転写シ
ートの支持体シートを剥離することで、転写層を被転写
基材に転写するようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した新提案の凹凸
基材への転写方法においては、転写シートを被転写基材
の凹凸表面に追従圧接させるのに使用した固体粒子を支
持体シート上から如何にして除去するかが問題となって
いる。
基材への転写方法においては、転写シートを被転写基材
の凹凸表面に追従圧接させるのに使用した固体粒子を支
持体シート上から如何にして除去するかが問題となって
いる。
【0009】すなわち、転写シート(の支持体シート)
に衝突させる固体粒子としては、後に詳述するが、ガラ
スビーズ、セラミックビーズ等の無機粉体である非金属
無機粒子、鉄、亜鉛等の金属粒子、或いは、フッ素樹脂
ビーズの樹脂ビーズ等が使用され、その形状は球形状の
他、回転楕円体形状、多面体形状、鱗片状、無定形等と
され、その粒径は、通常10〜1000μm程度とされ
る。
に衝突させる固体粒子としては、後に詳述するが、ガラ
スビーズ、セラミックビーズ等の無機粉体である非金属
無機粒子、鉄、亜鉛等の金属粒子、或いは、フッ素樹脂
ビーズの樹脂ビーズ等が使用され、その形状は球形状の
他、回転楕円体形状、多面体形状、鱗片状、無定形等と
され、その粒径は、通常10〜1000μm程度とされ
る。
【0010】また、前記固体粒子に衝突圧を印加するに
は、例えば、回転する羽根車や噴出ノズル等を用いた固
体粒子噴出手段を利用するが、その固体粒子噴出速度は
10〜50〔m/s〕程度、投射密度は10〜150
〔kg/m2 〕程度である。
は、例えば、回転する羽根車や噴出ノズル等を用いた固
体粒子噴出手段を利用するが、その固体粒子噴出速度は
10〜50〔m/s〕程度、投射密度は10〜150
〔kg/m2 〕程度である。
【0011】そして、上記した如くの固体粒子を上記し
た如くの態様で支持体シートに衝突させた後は、通常、
資源の有効利用等を図るべく、支持体シート上の固体粒
子を除去するとともにそれを回収して循環再利用するよ
うにされる。
た如くの態様で支持体シートに衝突させた後は、通常、
資源の有効利用等を図るべく、支持体シート上の固体粒
子を除去するとともにそれを回収して循環再利用するよ
うにされる。
【0012】ここで、図21に概略図示したように、被
転写基材Bの凹凸表面側に、支持体シート1と転写層2
とからなる転写シートSの転写層2側を対向させ、該転
写シートSの支持体シート1側に固体粒子Pを衝突させ
て、転写シートSを被転写基材Bの表面凹凸に沿わせる
ように追従圧接させた場合、支持体シート1は被転写基
材Bの凹凸に沿って延伸せしめられて該被転写基材Bの
凹凸に対応する凹凸(凹部101、102、103、
…)が形成され、この支持体シート1上には使用した固
体粒子Pが残留している。この場合、固体粒子Pは支持
体シート1の上面平坦部だけでなく、当然、前記凹部1
01、102、…内にも入り込んでいる。
転写基材Bの凹凸表面側に、支持体シート1と転写層2
とからなる転写シートSの転写層2側を対向させ、該転
写シートSの支持体シート1側に固体粒子Pを衝突させ
て、転写シートSを被転写基材Bの表面凹凸に沿わせる
ように追従圧接させた場合、支持体シート1は被転写基
材Bの凹凸に沿って延伸せしめられて該被転写基材Bの
凹凸に対応する凹凸(凹部101、102、103、
…)が形成され、この支持体シート1上には使用した固
体粒子Pが残留している。この場合、固体粒子Pは支持
体シート1の上面平坦部だけでなく、当然、前記凹部1
01、102、…内にも入り込んでいる。
【0013】上記した如くの、支持体シート1上の固体
粒子Pを除去する方策としては、一般には、図22に概
略図示したように、エアーブロワーで支持体シート1の
一側(真上でも可)から風を支持体シート1上に吹き付
けてその上の固体粒子Pを吹き飛ばして除去することが
考えられるが、前記固体粒子Pの一部は、図示のよう
に、支持体シートの凹部101、102、…に入り込ん
でいたり、そこで引っ掛かった状態となっているので、
ブロワーで支持体シート1の上から風を当てたのでは、
固体粒子は前記凹部101、102、…から出ず、それ
を除去することができない場合がある。
粒子Pを除去する方策としては、一般には、図22に概
略図示したように、エアーブロワーで支持体シート1の
一側(真上でも可)から風を支持体シート1上に吹き付
けてその上の固体粒子Pを吹き飛ばして除去することが
考えられるが、前記固体粒子Pの一部は、図示のよう
に、支持体シートの凹部101、102、…に入り込ん
でいたり、そこで引っ掛かった状態となっているので、
ブロワーで支持体シート1の上から風を当てたのでは、
固体粒子は前記凹部101、102、…から出ず、それ
を除去することができない場合がある。
【0014】特に、前記固体粒子として、被転写基材の
凹凸に転写シートをよく追従させ得る比較的重い金属粒
子等が使用されている場合は、風速を相当大きくしなけ
れば固体粒子が浮き上がらず、しかも、移動させて除去
するのに長時間かかり、結果的に、生産効率が悪くなっ
て高速生産に対応できない。また、風速を大きくする
と、乱流が発生したり、固体粒子が周囲に飛散したり、
等の問題が生じる。さらに、固体粒子として比較的軽い
ものを使用した場合には、被転写基材の凹凸に転写シー
トを充分に追従させることができないことに加えて、固
体粒子がより一層飛散して周囲の雰囲気を汚すととも
に、充分に回収されないといった不具合が生じる。
凹凸に転写シートをよく追従させ得る比較的重い金属粒
子等が使用されている場合は、風速を相当大きくしなけ
れば固体粒子が浮き上がらず、しかも、移動させて除去
するのに長時間かかり、結果的に、生産効率が悪くなっ
て高速生産に対応できない。また、風速を大きくする
と、乱流が発生したり、固体粒子が周囲に飛散したり、
等の問題が生じる。さらに、固体粒子として比較的軽い
ものを使用した場合には、被転写基材の凹凸に転写シー
トを充分に追従させることができないことに加えて、固
体粒子がより一層飛散して周囲の雰囲気を汚すととも
に、充分に回収されないといった不具合が生じる。
【0015】本発明は、上述した如くの問題に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、転写シートの
支持体シート側に固体粒子を衝突させ、その衝突圧を利
用して、被転写基材の凹凸表面に転写シートを沿わせる
ように圧接させる、凹凸基材への転写方法及び転写装置
において、前記支持体シート上に残っている固体粒子を
合理的かつ確実にしかも迅速に除去できるようにして、
生産効率を向上させて高速生産に対応させるようになす
ことにある。
されたもので、その目的とするところは、転写シートの
支持体シート側に固体粒子を衝突させ、その衝突圧を利
用して、被転写基材の凹凸表面に転写シートを沿わせる
ように圧接させる、凹凸基材への転写方法及び転写装置
において、前記支持体シート上に残っている固体粒子を
合理的かつ確実にしかも迅速に除去できるようにして、
生産効率を向上させて高速生産に対応させるようになす
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る凹凸基材への転写方法は、基本的に
は、前記した新提案のものと同様に、支持体シートと転
写層とからなる転写シートを被転写基材の凹凸表面に沿
わせるように追従圧接させる手段として、転写シートの
支持体シート側に固体粒子を衝突させ、その衝突圧を利
用している。すなわち、基材搬送手段により搬入される
被転写基材の凹凸表面側に、支持体シートと転写層とか
らなる転写シートの転写層側を対向させ、該転写シート
の支持体シート側に固体粒子を衝突させ、その衝突圧を
押圧力として利用して、被転写基材の凹凸表面に転写シ
ートを沿わせるように追従圧接させ、転写層が被転写基
材に接着後、転写シートの支持体シートを剥離すること
で、転写層を被転写基材に転写するようにされる。
く、本発明に係る凹凸基材への転写方法は、基本的に
は、前記した新提案のものと同様に、支持体シートと転
写層とからなる転写シートを被転写基材の凹凸表面に沿
わせるように追従圧接させる手段として、転写シートの
支持体シート側に固体粒子を衝突させ、その衝突圧を利
用している。すなわち、基材搬送手段により搬入される
被転写基材の凹凸表面側に、支持体シートと転写層とか
らなる転写シートの転写層側を対向させ、該転写シート
の支持体シート側に固体粒子を衝突させ、その衝突圧を
押圧力として利用して、被転写基材の凹凸表面に転写シ
ートを沿わせるように追従圧接させ、転写層が被転写基
材に接着後、転写シートの支持体シートを剥離すること
で、転写層を被転写基材に転写するようにされる。
【0017】そして、前記支持体シートの剥離と並行し
てもしくはその後に前記支持体シート上に残った前記固
体粒子を除去するのであるが、その際、前記支持体シー
トの剥離方向ないし剥離後の進行方向をそれ以前の進行
方向に対して交差ないし直交する方向に変換するととも
に、該支持体シートの表裏を反転させて、前記固体粒子
を前記被転写基材の搬送路の側方に流下及び落下させて
除去するようにされる。
てもしくはその後に前記支持体シート上に残った前記固
体粒子を除去するのであるが、その際、前記支持体シー
トの剥離方向ないし剥離後の進行方向をそれ以前の進行
方向に対して交差ないし直交する方向に変換するととも
に、該支持体シートの表裏を反転させて、前記固体粒子
を前記被転写基材の搬送路の側方に流下及び落下させて
除去するようにされる。
【0018】この場合、好ましい態様では、前記支持体
シートの剥離、方向変換、及び表裏反転の一連の動作
を、前記被転写基材の搬送路に対してその軸線が傾斜せ
しめられている案内ローラーもしくはターンバーを介し
て行う。
シートの剥離、方向変換、及び表裏反転の一連の動作
を、前記被転写基材の搬送路に対してその軸線が傾斜せ
しめられている案内ローラーもしくはターンバーを介し
て行う。
【0019】一方、本発明に係る凹凸基材への転写装置
は、前記転写方法を実施するためのもので、転写シート
を被転写基材に沿わせるように追従圧接させる手段とし
て、固体粒子を噴出する固体粒子噴出手段を備え、それ
に、被転写基材を固体粒子噴出手段に対向する位置まで
搬送する基材搬送手段と、転写シートを固体粒子噴出手
段と被転写基材との間に位置させる転写シート供給手段
と、転写層が被転写基材に接着後、転写シートの支持体
シートを被転写基材に対して上方ないし斜め上方に引き
上げることにより剥離し、該支持体シートの剥離方向な
いし剥離後の進行方向をそれ以前の進行方向に対して交
差ないし直交する方向に変換するとともに、該支持体シ
ートの表裏を反転させて巻き取る支持体シート処理手段
と、少なくとも備えている。
は、前記転写方法を実施するためのもので、転写シート
を被転写基材に沿わせるように追従圧接させる手段とし
て、固体粒子を噴出する固体粒子噴出手段を備え、それ
に、被転写基材を固体粒子噴出手段に対向する位置まで
搬送する基材搬送手段と、転写シートを固体粒子噴出手
段と被転写基材との間に位置させる転写シート供給手段
と、転写層が被転写基材に接着後、転写シートの支持体
シートを被転写基材に対して上方ないし斜め上方に引き
上げることにより剥離し、該支持体シートの剥離方向な
いし剥離後の進行方向をそれ以前の進行方向に対して交
差ないし直交する方向に変換するとともに、該支持体シ
ートの表裏を反転させて巻き取る支持体シート処理手段
と、少なくとも備えている。
【0020】前記支持体シート処理手段は、好ましい態
様では、前記支持体シートに対接する案内面部がゴム等
の弾性及び柔軟性を有する材料で形成されている案内ロ
ーラーもしくはターンバーを備える。
様では、前記支持体シートに対接する案内面部がゴム等
の弾性及び柔軟性を有する材料で形成されている案内ロ
ーラーもしくはターンバーを備える。
【0021】上記した如くの構成とされた本発明の凹凸
基材への転写方法及び転写装置の好ましい態様では、案
内ローラー等を介して、支持体シートの剥離方向ないし
剥離後の進行方向をそれ以前の進行方向に対して交差な
いし直交する方向に変換することにより、支持体シート
は、例えば、その表面が被転写基材の転写面(凹凸表
面)に対して斜め上方に次第に傾斜するようにして剥離
されるとともに、図19に概略図示される如くに、この
支持体シート1上の固体粒子Pの大部分は、支持体シー
ト1の傾斜によってその幅方向一端側に流下せしめら
れ、前記被転写基材Bの搬送路の側方に排除されて支持
体シート1上から除去される。
基材への転写方法及び転写装置の好ましい態様では、案
内ローラー等を介して、支持体シートの剥離方向ないし
剥離後の進行方向をそれ以前の進行方向に対して交差な
いし直交する方向に変換することにより、支持体シート
は、例えば、その表面が被転写基材の転写面(凹凸表
面)に対して斜め上方に次第に傾斜するようにして剥離
されるとともに、図19に概略図示される如くに、この
支持体シート1上の固体粒子Pの大部分は、支持体シー
ト1の傾斜によってその幅方向一端側に流下せしめら
れ、前記被転写基材Bの搬送路の側方に排除されて支持
体シート1上から除去される。
【0022】続いて、図20に概略図示される如くに、
前記支持体シート1の表裏を反転させることにより、前
記支持体シート1に形成されている、被転写基材の凹凸
(401、402、403)に対応した凹部101、1
02、…内に入り込んで残留している固体粒子Pも残ら
ず落下せしめられて前記被転写基材Bの搬送路の側方に
排除され、支持体シート1からは略完全に固体粒子が除
去される。なお、支持体シートから除去された固体粒子
は、例えば、被転写基材に搬送路の側方に配置されてい
る固体粒子回収用ドレーンに回収されて、循環再利用に
供される。
前記支持体シート1の表裏を反転させることにより、前
記支持体シート1に形成されている、被転写基材の凹凸
(401、402、403)に対応した凹部101、1
02、…内に入り込んで残留している固体粒子Pも残ら
ず落下せしめられて前記被転写基材Bの搬送路の側方に
排除され、支持体シート1からは略完全に固体粒子が除
去される。なお、支持体シートから除去された固体粒子
は、例えば、被転写基材に搬送路の側方に配置されてい
る固体粒子回収用ドレーンに回収されて、循環再利用に
供される。
【0023】このように、本発明の凹凸基材への転写方
法及び転写装置によれば、固体粒子除去用のブロワーは
必要とせず、比較的安価な案内ローラー等を使用するだ
けで、しかも、支持体シートを固体粒子除去のために停
止させたりその進行速度を落としたりすることを要しな
いで、支持体シートから固体粒子を合理的かつ確実にし
かも迅速に除去できる。その結果、生産効率が向上し、
高速生産に対応させることができる。
法及び転写装置によれば、固体粒子除去用のブロワーは
必要とせず、比較的安価な案内ローラー等を使用するだ
けで、しかも、支持体シートを固体粒子除去のために停
止させたりその進行速度を落としたりすることを要しな
いで、支持体シートから固体粒子を合理的かつ確実にし
かも迅速に除去できる。その結果、生産効率が向上し、
高速生産に対応させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明による凹凸表面への
転写方法の実施の形態を説明する。図1、図2は本発明
を概説する概念図である。図示しない搬送手段によって
搬送されてきた被転写基材Bの凹凸表面(図1での40
1、402、403、…)に、好ましくは、例えばスポ
ンジローラRにより接着剤を塗工し接着剤層4を設ける
(図2での右側)。次に、支持体シート1と転写層2と
からなる転写シートSの転写層2側を、凹凸表面を有す
る被転写基材Bの凹凸表面側に対向させ(図1
(A))、該転写シートSの支持体シート1側に、後に
説明する噴出器3(固体粒子噴出手段)から噴出させた
多数の固体粒子Pを衝突させ、その衝突圧を転写圧とし
て利用して、転写シートSを被転写基材Bに押圧する
(図1(B))。それにより、被転写基材Bの凹凸表面
に追従成形して、転写層2を被転写基材Bの凹凸表面に
接着させることができる。その後、転写シートSの支持
体シート1を、被転写基材Bの転写面に対して斜め上方
に次第に傾斜するようにして剥離除去する((図1
(C))ことにより、支持体シート1上の固体粒子Pは
被転写基材Bの側方側に確実に排除されると共に、転写
層2が被転写基材Bの凹凸表面に転写された化粧板Dが
得られる((図1(D))。排除された固体粒子Pは後
記するように再循環され、再度噴出器3から噴出させる
固体粒子Pとして使用される。
転写方法の実施の形態を説明する。図1、図2は本発明
を概説する概念図である。図示しない搬送手段によって
搬送されてきた被転写基材Bの凹凸表面(図1での40
1、402、403、…)に、好ましくは、例えばスポ
ンジローラRにより接着剤を塗工し接着剤層4を設ける
(図2での右側)。次に、支持体シート1と転写層2と
からなる転写シートSの転写層2側を、凹凸表面を有す
る被転写基材Bの凹凸表面側に対向させ(図1
(A))、該転写シートSの支持体シート1側に、後に
説明する噴出器3(固体粒子噴出手段)から噴出させた
多数の固体粒子Pを衝突させ、その衝突圧を転写圧とし
て利用して、転写シートSを被転写基材Bに押圧する
(図1(B))。それにより、被転写基材Bの凹凸表面
に追従成形して、転写層2を被転写基材Bの凹凸表面に
接着させることができる。その後、転写シートSの支持
体シート1を、被転写基材Bの転写面に対して斜め上方
に次第に傾斜するようにして剥離除去する((図1
(C))ことにより、支持体シート1上の固体粒子Pは
被転写基材Bの側方側に確実に排除されると共に、転写
層2が被転写基材Bの凹凸表面に転写された化粧板Dが
得られる((図1(D))。排除された固体粒子Pは後
記するように再循環され、再度噴出器3から噴出させる
固体粒子Pとして使用される。
【0025】以下、さらに本発明を詳述する。 〔被転写基材〕先ず、本発明の被転写基材Bとしては、
被転写面が凹凸表面であるものを用いる。その凹凸は三
次元的凹凸であっても本発明は所期の目的が達成され
る。従来の回転接触する押さえ治具(前述の特公昭61
−5895号公報)や、ゴム製の転写ローラ(前述の特
開平5−139097号公報参照)では、その回転軸に
よる方向性を本質的に有しているために、適用できる表
面凹凸形状が制約される。即ち、前者では1軸方向にの
み曲率を有する二次元的凹凸に限定され、また、後者で
は2軸方向に曲率を有する三次元的凹凸への転写が可能
でもその三次元形状は任意の方向に均質に適用できな
い。例えば、木目導管柄の長手方向は、転写シートの送
り方向に平行にしないと、導管凹部には旨く転写できな
い。しかも、後者は基材形状は平板状に事実上限定さ
れ、それ以外は基材形状毎にその都度合わせた特殊形状
の転写ローラとでもしない限り不可能である。
被転写面が凹凸表面であるものを用いる。その凹凸は三
次元的凹凸であっても本発明は所期の目的が達成され
る。従来の回転接触する押さえ治具(前述の特公昭61
−5895号公報)や、ゴム製の転写ローラ(前述の特
開平5−139097号公報参照)では、その回転軸に
よる方向性を本質的に有しているために、適用できる表
面凹凸形状が制約される。即ち、前者では1軸方向にの
み曲率を有する二次元的凹凸に限定され、また、後者で
は2軸方向に曲率を有する三次元的凹凸への転写が可能
でもその三次元形状は任意の方向に均質に適用できな
い。例えば、木目導管柄の長手方向は、転写シートの送
り方向に平行にしないと、導管凹部には旨く転写できな
い。しかも、後者は基材形状は平板状に事実上限定さ
れ、それ以外は基材形状毎にその都度合わせた特殊形状
の転写ローラとでもしない限り不可能である。
【0026】ところが、本発明では、後述の様に、流体
的に振る舞うことができる固体粒子群の衝突圧を転写圧
として利用するため、表面凹凸の三次元的形状に対して
圧力印加領域の面的な方向性を本質的に持たない(この
方向性とは、圧力が印加される被転写基材上のポイント
の時間的位置変化の方向のことである)。従って、転写
シートや被転写基材の送り方向に凹凸がある形状を持つ
被転写基材でも構わない。すなわち、送り方向のみ又は
幅方向のみ等と一方向にのみ凹凸がある二次元的凹凸、
送り方向及び幅方向の両方等と2方向に凹凸がある三次
元的凹凸にも適用できることを意味する。なお、固体粒
子群の衝突圧が方向性を持たない点は、枚葉の転写シー
トを被転写基材上に載置し、一つずつ圧接密着する様
に、固体粒子を噴出する噴出器を移動、又は噴出器固定
で転写シートと被転写基材とを移動させて、衝突圧が印
加される領域が移動していく様子を考えれば、容易に理
解できる。
的に振る舞うことができる固体粒子群の衝突圧を転写圧
として利用するため、表面凹凸の三次元的形状に対して
圧力印加領域の面的な方向性を本質的に持たない(この
方向性とは、圧力が印加される被転写基材上のポイント
の時間的位置変化の方向のことである)。従って、転写
シートや被転写基材の送り方向に凹凸がある形状を持つ
被転写基材でも構わない。すなわち、送り方向のみ又は
幅方向のみ等と一方向にのみ凹凸がある二次元的凹凸、
送り方向及び幅方向の両方等と2方向に凹凸がある三次
元的凹凸にも適用できることを意味する。なお、固体粒
子群の衝突圧が方向性を持たない点は、枚葉の転写シー
トを被転写基材上に載置し、一つずつ圧接密着する様
に、固体粒子を噴出する噴出器を移動、又は噴出器固定
で転写シートと被転写基材とを移動させて、衝突圧が印
加される領域が移動していく様子を考えれば、容易に理
解できる。
【0027】また、被転写基材は全体として(包絡面形
状が)平板状の板材だけでなく、断面が円弧状に凸又は
凹に送り方向又は幅方向に湾曲した二次元的凹凸を有す
る基材でもよく、また、その湾曲面にさらに細かい三次
元的な表面凹凸があってもよい。なお、本発明では、被
転写基材の円弧状等の二次元的な凹凸に対して、それ
を、例えば幅方向として転写するか或いは送り方向とし
て転写するかは作業性等を考慮して任意にできる。
状が)平板状の板材だけでなく、断面が円弧状に凸又は
凹に送り方向又は幅方向に湾曲した二次元的凹凸を有す
る基材でもよく、また、その湾曲面にさらに細かい三次
元的な表面凹凸があってもよい。なお、本発明では、被
転写基材の円弧状等の二次元的な凹凸に対して、それ
を、例えば幅方向として転写するか或いは送り方向とし
て転写するかは作業性等を考慮して任意にできる。
【0028】また、大柄な凹凸に重畳して微細な凹凸を
有する凹凸表面の被転写基材、或いは、凹凸表面の凹部
底部や凹部内側面に転写すべき面を有する被転写基材も
可能である。前記大柄な凹凸と微細な凹凸とは、例え
ば、後に詳述するような、図19の如く被転写基材Bの
凹凸が大柄な凹凸401、402、404とその凸部4
04上にある微細な凹凸403とからなるもので、大柄
の凹凸形状は段差が1〜10mm程度、凹部の幅が1〜
10mm程度、凸部の幅が5mm程度、あるいはそれ以
上のもので構成されてよく、微細な凹凸形状は、段差及
び幅ともに大柄な凹凸形状よりも小さく、具体的には段
差が0.1〜5mm程度、凹部の幅及び凸部の幅が0.
1mm以上で、大柄な凹凸形状の凸部の幅の1/2未満
程度であってよい。
有する凹凸表面の被転写基材、或いは、凹凸表面の凹部
底部や凹部内側面に転写すべき面を有する被転写基材も
可能である。前記大柄な凹凸と微細な凹凸とは、例え
ば、後に詳述するような、図19の如く被転写基材Bの
凹凸が大柄な凹凸401、402、404とその凸部4
04上にある微細な凹凸403とからなるもので、大柄
の凹凸形状は段差が1〜10mm程度、凹部の幅が1〜
10mm程度、凸部の幅が5mm程度、あるいはそれ以
上のもので構成されてよく、微細な凹凸形状は、段差及
び幅ともに大柄な凹凸形状よりも小さく、具体的には段
差が0.1〜5mm程度、凹部の幅及び凸部の幅が0.
1mm以上で、大柄な凹凸形状の凸部の幅の1/2未満
程度であってよい。
【0029】大柄な凹凸と微細な凹凸との組み合わせの
凹凸からなり、且つ三次元的な表面凹凸を持つ化粧材の
凹凸模様の具体例としては、例えば、大柄な凹凸として
目地、溝等を有するタイル、煉瓦、石等の二次元配列模
様を有し、その上に微細な凹凸としてスタッコ調、リシ
ン調等の吹き付け塗装面の凹凸模様、花崗岩の劈開面や
トラバーチン大理石板等の石材表面の凹凸等の石目調凹
凸模様、或いは大柄な凹凸模様として目地、溝、簓、サ
ネ等を有する羽目板模様、浮造木目板模様を有し、その
上に微細凹凸として導管溝、ヘアライン等を有する木目
調の凹凸模様が挙げられる。
凹凸からなり、且つ三次元的な表面凹凸を持つ化粧材の
凹凸模様の具体例としては、例えば、大柄な凹凸として
目地、溝等を有するタイル、煉瓦、石等の二次元配列模
様を有し、その上に微細な凹凸としてスタッコ調、リシ
ン調等の吹き付け塗装面の凹凸模様、花崗岩の劈開面や
トラバーチン大理石板等の石材表面の凹凸等の石目調凹
凸模様、或いは大柄な凹凸模様として目地、溝、簓、サ
ネ等を有する羽目板模様、浮造木目板模様を有し、その
上に微細凹凸として導管溝、ヘアライン等を有する木目
調の凹凸模様が挙げられる。
【0030】なお、凹凸表面を構成する各面は、平面の
みから、曲面のみから、或いは平面と曲面の組み合わせ
と任意である。従って、本発明の被転写基材上の曲面と
は、断面が下駄の歯形の様に複数の平面のみから構成さ
れる曲面を持たない凹凸表面も意味する。また、本発明
でいう曲率とは、立方体の辺或いは頂点の周辺の様に角
張っている曲率無限大(曲率半径=0)の場合も包含す
る。なお、被転写基材表面を所望の凹凸とするには、プ
レス加工、エンボス加工、押し出し加工、切削加工、成
形加工等によればよい。
みから、曲面のみから、或いは平面と曲面の組み合わせ
と任意である。従って、本発明の被転写基材上の曲面と
は、断面が下駄の歯形の様に複数の平面のみから構成さ
れる曲面を持たない凹凸表面も意味する。また、本発明
でいう曲率とは、立方体の辺或いは頂点の周辺の様に角
張っている曲率無限大(曲率半径=0)の場合も包含す
る。なお、被転写基材表面を所望の凹凸とするには、プ
レス加工、エンボス加工、押し出し加工、切削加工、成
形加工等によればよい。
【0031】被転写基材の材質は任意であり、例えば、
板材であれば、ケイ酸カルシウム板、押し出しセメント
板、ALC(軽量発泡コンクリート)板、GRC(硝子
繊維強化コンクリート)板、スラグセメント板等の非陶
磁器窯業系板、木材単板や木材合板、パーティクルボー
ド、或いは木質中密度繊維板(MDF)等の木質板、ま
た、鉄、アルミニウム、銅等の金属板、陶磁器やガラス
等のセラミックス、ポリプロピレン、ABS樹脂、フェ
ノール樹脂等の樹脂成形品等でもよい。
板材であれば、ケイ酸カルシウム板、押し出しセメント
板、ALC(軽量発泡コンクリート)板、GRC(硝子
繊維強化コンクリート)板、スラグセメント板等の非陶
磁器窯業系板、木材単板や木材合板、パーティクルボー
ド、或いは木質中密度繊維板(MDF)等の木質板、ま
た、鉄、アルミニウム、銅等の金属板、陶磁器やガラス
等のセラミックス、ポリプロピレン、ABS樹脂、フェ
ノール樹脂等の樹脂成形品等でもよい。
【0032】また、これらの被転写基材表面には、予
め、接着剤との接着を補助するための易接着プライマ
ー、或いは表面の微凹凸や多孔質を目止めし封じるシー
ラー剤を塗工しておいてもよい。易接着プライマー或い
はシーラー剤としては、イソシアネート、2液硬化ウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹
脂等の樹脂を塗工し形成する。
め、接着剤との接着を補助するための易接着プライマ
ー、或いは表面の微凹凸や多孔質を目止めし封じるシー
ラー剤を塗工しておいてもよい。易接着プライマー或い
はシーラー剤としては、イソシアネート、2液硬化ウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹
脂等の樹脂を塗工し形成する。
【0033】〔転写シート〕転写シートSは、図1、図
2に示すように、支持体シート1と転写移行する転写層
2とからなる。転写層2は少なくとも装飾層からなる。
2に示すように、支持体シート1と転写移行する転写層
2とからなる。転写層2は少なくとも装飾層からなる。
【0034】(支持体シート)上記支持体シート1に
は、被転写基材が二次元的凹凸表面であれば、延伸性が
無い紙等も可能であるが、本発明が真価を発揮する三次
元的凹凸表面に適用するためには、少なくとも転写時に
は延伸性の有る支持体シートを用いることが望ましい。
延伸性により、固体粒子の衝突圧印加時に、被転写基材
表面の凹部内部まで転写シートを追従させて密着し転写
することができる。転写シート全体の延伸性は、主に支
持体シートの延伸性に支配される。従って、支持体シー
トには、従来公知の熱可塑性樹脂フィルムの他に、常温
でも延伸するゴム膜も使用できる。熱可塑性樹脂フィル
ムの場合、装飾層等の転写層形成時には延伸性が殆どな
く、転写時には加熱により充分な延伸性を発現し、且つ
冷却後は変形した形状を保持し続け、弾性による形状の
復元を生じない転写シートであることが好ましく、従来
公知の通常の転写シート同様に容易に、本発明で用い得
る転写シートは用意できる。
は、被転写基材が二次元的凹凸表面であれば、延伸性が
無い紙等も可能であるが、本発明が真価を発揮する三次
元的凹凸表面に適用するためには、少なくとも転写時に
は延伸性の有る支持体シートを用いることが望ましい。
延伸性により、固体粒子の衝突圧印加時に、被転写基材
表面の凹部内部まで転写シートを追従させて密着し転写
することができる。転写シート全体の延伸性は、主に支
持体シートの延伸性に支配される。従って、支持体シー
トには、従来公知の熱可塑性樹脂フィルムの他に、常温
でも延伸するゴム膜も使用できる。熱可塑性樹脂フィル
ムの場合、装飾層等の転写層形成時には延伸性が殆どな
く、転写時には加熱により充分な延伸性を発現し、且つ
冷却後は変形した形状を保持し続け、弾性による形状の
復元を生じない転写シートであることが好ましく、従来
公知の通常の転写シート同様に容易に、本発明で用い得
る転写シートは用意できる。
【0035】支持体シートの具体例としては、延伸性の
点で、従来多用されている2軸延伸ポリエチレンテレフ
タレートフィルムであっても、表面凹凸形状次第では、
加熱条件、衝突圧条件等の設定によって、必要充分な延
伸性を発現させることができるので凹凸表面への転写は
可能であるが、低温、低圧でより延伸性が発現し易いも
の、例えば、ポリブチレンテレフタレート、又はエチレ
ンテレフタレートイソフタレート共重合体等の共重合体
ポリエステル系フィルム、ポリプロピレンフィルム、ポ
リエチレンフィルム、ポリメチルペンテンフィルム等の
ポリオレフィン系フィルム、ポリ塩化ビニル樹脂フィル
ム、ナイロンフィルム等の低延伸又は無延伸のフィル
ム、天然ゴム、合成ゴム、ウレタンエラストマー、オレ
フィン系エラストマー等のゴム(エラストマー)フィル
ムも好ましい支持体シートである。支持体シートの厚さ
は、通常20〜100μmであってよい。
点で、従来多用されている2軸延伸ポリエチレンテレフ
タレートフィルムであっても、表面凹凸形状次第では、
加熱条件、衝突圧条件等の設定によって、必要充分な延
伸性を発現させることができるので凹凸表面への転写は
可能であるが、低温、低圧でより延伸性が発現し易いも
の、例えば、ポリブチレンテレフタレート、又はエチレ
ンテレフタレートイソフタレート共重合体等の共重合体
ポリエステル系フィルム、ポリプロピレンフィルム、ポ
リエチレンフィルム、ポリメチルペンテンフィルム等の
ポリオレフィン系フィルム、ポリ塩化ビニル樹脂フィル
ム、ナイロンフィルム等の低延伸又は無延伸のフィル
ム、天然ゴム、合成ゴム、ウレタンエラストマー、オレ
フィン系エラストマー等のゴム(エラストマー)フィル
ムも好ましい支持体シートである。支持体シートの厚さ
は、通常20〜100μmであってよい。
【0036】また、支持体シートには、必要に応じ、そ
の転写層側に転写層との剥離性を向上させるため、離型
層を設けてもよい。この離型層は、支持体シートの剥離
時に支持体シートと共に転写層から剥離除去される。離
型層としては、例えば、シリコーン樹脂、メラミン樹
脂、ポリアミド樹脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹
脂、ワックス等の単体又はこれらを含む混合物が用いら
れる。
の転写層側に転写層との剥離性を向上させるため、離型
層を設けてもよい。この離型層は、支持体シートの剥離
時に支持体シートと共に転写層から剥離除去される。離
型層としては、例えば、シリコーン樹脂、メラミン樹
脂、ポリアミド樹脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹
脂、ワックス等の単体又はこれらを含む混合物が用いら
れる。
【0037】また、転写層に接する側の支持体シート面
に凹凸模様を設ければ、転写後の転写層表面に凹凸模様
を賦形することもできる。凹凸模様は、例えば、砂目、
梨地、ヘアライン、万線状溝、花崗岩の劈開面の凹凸模
様、木目導管溝、木目年輪模様、布目の表面テクスチュ
ア、皮絞、文字、幾何学模様等である。なお、凹凸模様
の形成は、支持体シートである樹脂シートに対して、熱
プレスによるエンボス加工、サンドブラスト加工、ヘア
ライン加工をしたり、或いは支持体シートに、離型性の
有る樹脂をバインダーとするインキ(2液硬化ウレタ
ン、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、紫外線又は電子線
で架橋する多官能アクリレート又はメタクリレートのモ
ノマー又はプレポリマー等からなる)を用いて所望の凹
凸模様に、シルクスクリーン印刷等で盛り上げ印刷して
賦形層を設け、賦形層を有する支持体シートとする方法
等がある。なお、賦形層は上記離型層の機能をも有す
る。
に凹凸模様を設ければ、転写後の転写層表面に凹凸模様
を賦形することもできる。凹凸模様は、例えば、砂目、
梨地、ヘアライン、万線状溝、花崗岩の劈開面の凹凸模
様、木目導管溝、木目年輪模様、布目の表面テクスチュ
ア、皮絞、文字、幾何学模様等である。なお、凹凸模様
の形成は、支持体シートである樹脂シートに対して、熱
プレスによるエンボス加工、サンドブラスト加工、ヘア
ライン加工をしたり、或いは支持体シートに、離型性の
有る樹脂をバインダーとするインキ(2液硬化ウレタ
ン、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、紫外線又は電子線
で架橋する多官能アクリレート又はメタクリレートのモ
ノマー又はプレポリマー等からなる)を用いて所望の凹
凸模様に、シルクスクリーン印刷等で盛り上げ印刷して
賦形層を設け、賦形層を有する支持体シートとする方法
等がある。なお、賦形層は上記離型層の機能をも有す
る。
【0038】(転写層)転写層は少なくとも装飾層から
構成し、更に適宜、剥離層、接着剤層等も転写層の構成
要素とすることもある。装飾層は、グラビア印刷、シル
クスクリーン印刷、オフセット印刷等の従来公知の方法
及び材料で絵柄等を印刷した絵柄層、アルミニウム、ク
ロム、金、銀等の金属を公知の蒸着法等を用いて部分的
或いは全面に形成した金属薄膜層、等であってよく、用
途に合わせたものを用いる。絵柄としては、被転写基材
の表面凹凸(特に、凸表面)に合わせて、木目模様、石
目模様、布目模様、タイル調模様、煉瓦調模様、皮絞模
様、文字、幾何学模様、全面ベタ等を用いる。
構成し、更に適宜、剥離層、接着剤層等も転写層の構成
要素とすることもある。装飾層は、グラビア印刷、シル
クスクリーン印刷、オフセット印刷等の従来公知の方法
及び材料で絵柄等を印刷した絵柄層、アルミニウム、ク
ロム、金、銀等の金属を公知の蒸着法等を用いて部分的
或いは全面に形成した金属薄膜層、等であってよく、用
途に合わせたものを用いる。絵柄としては、被転写基材
の表面凹凸(特に、凸表面)に合わせて、木目模様、石
目模様、布目模様、タイル調模様、煉瓦調模様、皮絞模
様、文字、幾何学模様、全面ベタ等を用いる。
【0039】なお、転写層が模様からなる場合、転写工
程の段階での被転写基材の凹凸形状との見当ズレが目立
たないものを選ぶことが好ましい。例えば、木目模様で
は、根瘤杢や板目材の模様、石目模様では花崗岩、マー
ブル、砂目、幾何学模様では水玉等である。花柄模様や
唐草模様等の模様であっても、模様の位置を被転写基材
の凸部のみに限定し、目地溝等の凹部とのエッジから十
分に(見当のバラツキ以上に)離れた領域のみに配置す
るようにすれば、問題は生じない。
程の段階での被転写基材の凹凸形状との見当ズレが目立
たないものを選ぶことが好ましい。例えば、木目模様で
は、根瘤杢や板目材の模様、石目模様では花崗岩、マー
ブル、砂目、幾何学模様では水玉等である。花柄模様や
唐草模様等の模様であっても、模様の位置を被転写基材
の凸部のみに限定し、目地溝等の凹部とのエッジから十
分に(見当のバラツキ以上に)離れた領域のみに配置す
るようにすれば、問題は生じない。
【0040】絵柄層用インキは、バインダー等からなる
ビヒクル、顔料や染料等の着色剤、これに適宜加える各
種添加剤からなる。バインダーには、アクリル樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、セ
ルロース系樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素樹脂等の単
体又はこれらを含む混合物を用いる。着色剤の顔料とし
ては、チタン白、カーボンブラック、弁柄、黄鉛、群青
等の無機顔料、アニリンブラック、キナクリドン、イソ
インドリノン、フタロシアニンブルー等の有機顔料を用
いる。
ビヒクル、顔料や染料等の着色剤、これに適宜加える各
種添加剤からなる。バインダーには、アクリル樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、セ
ルロース系樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素樹脂等の単
体又はこれらを含む混合物を用いる。着色剤の顔料とし
ては、チタン白、カーボンブラック、弁柄、黄鉛、群青
等の無機顔料、アニリンブラック、キナクリドン、イソ
インドリノン、フタロシアニンブルー等の有機顔料を用
いる。
【0041】なお、支持体シートないしは離型層と装飾
層との間の剥離性を調整するため、また、転写後の装飾
層の表面保護のため等の目的で、剥離層をこれら層間に
設けるのは、従来公知の転写シートと同様である。な
お、この剥離層は転写時に装飾層と共に被転写基材側に
転写され、装飾層の表面を被覆する。
層との間の剥離性を調整するため、また、転写後の装飾
層の表面保護のため等の目的で、剥離層をこれら層間に
設けるのは、従来公知の転写シートと同様である。な
お、この剥離層は転写時に装飾層と共に被転写基材側に
転写され、装飾層の表面を被覆する。
【0042】また、転写時に転写シートと被転写基材と
の間に残留する空気を排除し易くする手段として、必要
に応じて転写シート全層を貫通する小孔を多数転写シー
トに穿設してもよい。
の間に残留する空気を排除し易くする手段として、必要
に応じて転写シート全層を貫通する小孔を多数転写シー
トに穿設してもよい。
【0043】〔接着剤〕接着剤は、転写シートSの転写
層2側のみ、被転写基材B側のみ、或いは被転写基材B
側と転写層2側との両方のいずれにも設けることができ
る。被転写基材B上に接着剤層を設ける場合、転写直前
のオンライン塗工や事前のオフライン塗工で施す。転写
シートの転写層の1層として接着剤層を設ける場合も、
転写直前のオンライン塗工や事前のオフライン塗工のい
ずれで設けてもよい。用いる接着剤は、用途、要求物性
等により適宜選択すればよいが、固体粒子加速流体に液
体を用いる場合には、該液体に対して不溶性の物を選択
する。
層2側のみ、被転写基材B側のみ、或いは被転写基材B
側と転写層2側との両方のいずれにも設けることができ
る。被転写基材B上に接着剤層を設ける場合、転写直前
のオンライン塗工や事前のオフライン塗工で施す。転写
シートの転写層の1層として接着剤層を設ける場合も、
転写直前のオンライン塗工や事前のオフライン塗工のい
ずれで設けてもよい。用いる接着剤は、用途、要求物性
等により適宜選択すればよいが、固体粒子加速流体に液
体を用いる場合には、該液体に対して不溶性の物を選択
する。
【0044】用いる接着剤としては、例えば、感熱型接
着剤、湿気硬化型感熱溶融型接着剤、2液硬化型接着
剤、電離放射線硬化型接着剤、水性接着剤、或いは粘着
剤による感圧型接着剤等の各種接着剤を使用できる。な
お、水を固体粒子加速流体に用いる場合は、湿気硬化型
の接着剤や水性接着剤は避ける。
着剤、湿気硬化型感熱溶融型接着剤、2液硬化型接着
剤、電離放射線硬化型接着剤、水性接着剤、或いは粘着
剤による感圧型接着剤等の各種接着剤を使用できる。な
お、水を固体粒子加速流体に用いる場合は、湿気硬化型
の接着剤や水性接着剤は避ける。
【0045】上記感熱型接着剤としては、熱可塑性樹脂
を用いた熱融着型と、熱硬化性樹脂を用いた熱硬化型と
のいずれの接着剤も使用できる。但し、短時間で接着が
完了するという点からは、熱融着型(感熱溶融型接着
剤)が好ましい。また、接着剤は溶剤希釈又は無溶剤、
或いは常温で液体又は固体のいずれでもよく、適宜使い
分ける。また、粘着性を呈する感圧型の粘着剤以外の接
着剤では、接着剤層の単層のみで転写層とすることがで
きる。接着剤層中に顔料等の着色剤を添加すれば、全面
ベタのインク層からなる装飾層ともいえる。
を用いた熱融着型と、熱硬化性樹脂を用いた熱硬化型と
のいずれの接着剤も使用できる。但し、短時間で接着が
完了するという点からは、熱融着型(感熱溶融型接着
剤)が好ましい。また、接着剤は溶剤希釈又は無溶剤、
或いは常温で液体又は固体のいずれでもよく、適宜使い
分ける。また、粘着性を呈する感圧型の粘着剤以外の接
着剤では、接着剤層の単層のみで転写層とすることがで
きる。接着剤層中に顔料等の着色剤を添加すれば、全面
ベタのインク層からなる装飾層ともいえる。
【0046】感熱溶融型接着剤としては、ポリ酢酸ビニ
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹
脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、熱可塑性ウレタン樹
脂、ダイマー酸とエチレンジアミンとの縮重合により得
られるポリアミド樹脂等の従来公知の接着剤を用いるこ
とができる。熱硬化型接着剤としては、フェノール樹
脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、熱硬化型ウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂等を用いることがてきる。
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹
脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、熱可塑性ウレタン樹
脂、ダイマー酸とエチレンジアミンとの縮重合により得
られるポリアミド樹脂等の従来公知の接着剤を用いるこ
とができる。熱硬化型接着剤としては、フェノール樹
脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、熱硬化型ウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂等を用いることがてきる。
【0047】また、湿気硬化型感熱溶融型接着剤も感熱
溶融型接着剤の一種である。湿気硬化型感熱溶融型接着
剤は、分子末端にイソシアネート基を有するプレポリマ
ーを必須成分として成るものであり、自然放置により空
気中の水分で硬化反応が進行するので、作業安定性の点
で転写直前に施す。また、湿気硬化型感熱溶融型接着剤
は、転写直後は、通常の感熱溶融型接着剤同様の接着力
だが、自然放置により空気中の水分で架橋・硬化反応が
徐徐に進行するために、最終的にクリープ変形及び熱溶
融がなく耐熱性等に優れ、大きな接着力が得られる。但
し、転写終了後に湿気で接着剤の架橋・硬化を進行させ
るため、湿気を含む空気中に転写後の化粧板を放置して
養生する。養生の際の好ましい雰囲気条件は、大体、相
対湿度50%RH以上、気温10℃以上である。温度・
相対湿度とも高い方が、より短時間で硬化が完了する。
標準的な硬化完了時間は、通常の場合、20℃、60%
RHの雰囲気中で10時間程度である。
溶融型接着剤の一種である。湿気硬化型感熱溶融型接着
剤は、分子末端にイソシアネート基を有するプレポリマ
ーを必須成分として成るものであり、自然放置により空
気中の水分で硬化反応が進行するので、作業安定性の点
で転写直前に施す。また、湿気硬化型感熱溶融型接着剤
は、転写直後は、通常の感熱溶融型接着剤同様の接着力
だが、自然放置により空気中の水分で架橋・硬化反応が
徐徐に進行するために、最終的にクリープ変形及び熱溶
融がなく耐熱性等に優れ、大きな接着力が得られる。但
し、転写終了後に湿気で接着剤の架橋・硬化を進行させ
るため、湿気を含む空気中に転写後の化粧板を放置して
養生する。養生の際の好ましい雰囲気条件は、大体、相
対湿度50%RH以上、気温10℃以上である。温度・
相対湿度とも高い方が、より短時間で硬化が完了する。
標準的な硬化完了時間は、通常の場合、20℃、60%
RHの雰囲気中で10時間程度である。
【0048】電離放射線硬化型接着剤として用い得る電
離放射線硬化性樹脂は、電離放射線により硬化可能な組
成物であり、具体的には、分子中にラジカル重合性不飽
和結合、又はカチオン重合性官能基を有する、プレポリ
マー(所謂オリゴマーも包含する)及び/又はモノマー
を適宜混合した電離放射線により硬化可能な組成物が好
ましくは用いられる。これらプレポリマー又はモノマー
は単体又は複数種を混合して用いる。
離放射線硬化性樹脂は、電離放射線により硬化可能な組
成物であり、具体的には、分子中にラジカル重合性不飽
和結合、又はカチオン重合性官能基を有する、プレポリ
マー(所謂オリゴマーも包含する)及び/又はモノマー
を適宜混合した電離放射線により硬化可能な組成物が好
ましくは用いられる。これらプレポリマー又はモノマー
は単体又は複数種を混合して用いる。
【0049】上記プレポリマー又はモノマーは、具体的
には、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アク
リロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、エポキ
シ基等のカチオン重合性官能基等を有する化合物からな
る。また、ポリエンとポリチオールとの組み合わせによ
るポリエン/チオール系のプレポリマーも好ましくは用
いられる。なお、例えば(メタ)アクリロイル基とは、
アクリロイル基又はメタクリロイル基の意味である。
には、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アク
リロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、エポキ
シ基等のカチオン重合性官能基等を有する化合物からな
る。また、ポリエンとポリチオールとの組み合わせによ
るポリエン/チオール系のプレポリマーも好ましくは用
いられる。なお、例えば(メタ)アクリロイル基とは、
アクリロイル基又はメタクリロイル基の意味である。
【0050】上記プレポリマーの例としては、ウレタン
(メタ)アクリレートプレポリマー、エポキシ(メタ)
アクリレートプレポリマー等、上記モノマーの例として
は、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート
等がある。
(メタ)アクリレートプレポリマー、エポキシ(メタ)
アクリレートプレポリマー等、上記モノマーの例として
は、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート
等がある。
【0051】なお、紫外線又は可視光線にて硬化させる
場合には、上記電離放射線硬化性樹脂に、さらに光重合
開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹
脂系の場合は、光重合開始剤として、アセトフェノン
類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル類を単独又は混合して用
いることができる。また、カチオン重合性官能基を有す
る樹脂系の場合は、光重合開始剤として、芳香族ジアゾ
ニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム
塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル
等を単独又は混合物として用いることができる。なお、
これらの光重合開始剤の添加量としては、電離放射線硬
化性樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部程
度である。
場合には、上記電離放射線硬化性樹脂に、さらに光重合
開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹
脂系の場合は、光重合開始剤として、アセトフェノン
類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル類を単独又は混合して用
いることができる。また、カチオン重合性官能基を有す
る樹脂系の場合は、光重合開始剤として、芳香族ジアゾ
ニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム
塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル
等を単独又は混合物として用いることができる。なお、
これらの光重合開始剤の添加量としては、電離放射線硬
化性樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部程
度である。
【0052】なお、電離放射線としては、接着剤中の分
子を架橋させ得るエネルギーを有する電磁波又は荷電粒
子が用いられる。通常用いられるものは、紫外線又は電
子線であるが、この他、可視光線、X線、イオン線等を
用いることも可能である。紫外線源としては、超高圧水
銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブ
ラックライト等の光源が使用される。紫外線の波長とし
ては通常190〜380nmの波長域が主として用いら
れる。電子線源としては、コッククロフトワルトン型、
バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、
或いは、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種
電子線加速器を用い、100〜1000keV、好まし
くは、100〜300keVのエネルギーをもつ電子を
照射するものが使用される。
子を架橋させ得るエネルギーを有する電磁波又は荷電粒
子が用いられる。通常用いられるものは、紫外線又は電
子線であるが、この他、可視光線、X線、イオン線等を
用いることも可能である。紫外線源としては、超高圧水
銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブ
ラックライト等の光源が使用される。紫外線の波長とし
ては通常190〜380nmの波長域が主として用いら
れる。電子線源としては、コッククロフトワルトン型、
バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、
或いは、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種
電子線加速器を用い、100〜1000keV、好まし
くは、100〜300keVのエネルギーをもつ電子を
照射するものが使用される。
【0053】上記電離放射線硬化性樹脂に、更に必要に
応じて、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビ
ニル、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂等の熱可塑性
樹脂を添加することもできる。なお、希釈溶剤は添加せ
ずに用いれば、ホットメルト接着剤となる。
応じて、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビ
ニル、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂等の熱可塑性
樹脂を添加することもできる。なお、希釈溶剤は添加せ
ずに用いれば、ホットメルト接着剤となる。
【0054】なお、電離放射線硬化型接着剤を用いた場
合には、凹凸表面への転写装置に紫外線や電子線を照射
する電離放射線照射装置を組み込むことができる。照射
は、衝突圧印加中、印加後、或いは印加中及び印加後に
行う。
合には、凹凸表面への転写装置に紫外線や電子線を照射
する電離放射線照射装置を組み込むことができる。照射
は、衝突圧印加中、印加後、或いは印加中及び印加後に
行う。
【0055】また、接着剤に用いる上記各種樹脂に更
に、必要に応じて、各種添加剤を添加することもでき
る。これらの添加剤としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、シリカ、アルミナ等の微粉末からな
る体質顔料(充填剤)、有機ベントナイト等のチキソト
ロピック付与剤(特に凹凸段差の大きい被転写基材の場
合、接着剤が凸部から凹部へ流入することを防止するた
めに添加するとよい)等である。
に、必要に応じて、各種添加剤を添加することもでき
る。これらの添加剤としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、シリカ、アルミナ等の微粉末からな
る体質顔料(充填剤)、有機ベントナイト等のチキソト
ロピック付与剤(特に凹凸段差の大きい被転写基材の場
合、接着剤が凸部から凹部へ流入することを防止するた
めに添加するとよい)等である。
【0056】接着剤を、被転写基材、或いは転写シート
等のシートに施すには、水、有機溶剤等の溶媒(又は分
散媒)に溶解(又は分散)した溶液(又は分散液)の形
態で、或いは室温液状の未硬化樹脂を無溶剤の樹脂液の
形態で施す。
等のシートに施すには、水、有機溶剤等の溶媒(又は分
散媒)に溶解(又は分散)した溶液(又は分散液)の形
態で、或いは室温液状の未硬化樹脂を無溶剤の樹脂液の
形態で施す。
【0057】塗工法は任意であるが、好ましくは、被転
写基材の凹凸表面である被転写面に対してスポンジロー
ラを用いる。スポンジローラによる塗工の場合、図2、
図3に示すような塗工法により施せばよい。希釈溶剤を
添加せずに用いれば、溶剤乾燥は不要である。例えば、
感熱溶融型接着剤は、それぞれ無溶剤のホットメルト接
着剤として使用できる。また、電離放射線硬化型接着剤
なども無溶剤で施すことができる。ホットメルト型接着
剤として使用する場合は無溶剤なので、転写直前の塗工
でも溶剤乾燥が不要で、高速生産できる。なお、接着剤
の塗布量は、接着剤の組成、被転写基材の種類及び表面
状態で異なるが、通常10〜200g/m2 (固形分)
程度である。
写基材の凹凸表面である被転写面に対してスポンジロー
ラを用いる。スポンジローラによる塗工の場合、図2、
図3に示すような塗工法により施せばよい。希釈溶剤を
添加せずに用いれば、溶剤乾燥は不要である。例えば、
感熱溶融型接着剤は、それぞれ無溶剤のホットメルト接
着剤として使用できる。また、電離放射線硬化型接着剤
なども無溶剤で施すことができる。ホットメルト型接着
剤として使用する場合は無溶剤なので、転写直前の塗工
でも溶剤乾燥が不要で、高速生産できる。なお、接着剤
の塗布量は、接着剤の組成、被転写基材の種類及び表面
状態で異なるが、通常10〜200g/m2 (固形分)
程度である。
【0058】接着剤に感熱溶融型接着剤を用い、接着剤
を活性化して熱融着させるために加熱するタイミング
は、衝突圧印加前、衝突圧印加中、或いは衝突圧印加前
及び印加中などのいずれでもよい。接着剤の加熱は被転
写基材を加熱して行う。接着剤が転写シートにも施され
ている場合は、更に転写シートも加熱してもよい。或い
は、場合によっては、被転写基材のみに接着剤が施され
ている場合でも、接着剤が施されていない転写シート側
を加熱してもよい。また、衝突圧印加中の加熱には、加
熱固体粒子や、固体粒子加速用の流体を加熱流体として
用いてもよい。
を活性化して熱融着させるために加熱するタイミング
は、衝突圧印加前、衝突圧印加中、或いは衝突圧印加前
及び印加中などのいずれでもよい。接着剤の加熱は被転
写基材を加熱して行う。接着剤が転写シートにも施され
ている場合は、更に転写シートも加熱してもよい。或い
は、場合によっては、被転写基材のみに接着剤が施され
ている場合でも、接着剤が施されていない転写シート側
を加熱してもよい。また、衝突圧印加中の加熱には、加
熱固体粒子や、固体粒子加速用の流体を加熱流体として
用いてもよい。
【0059】一方、転写シートが被転写基材の表面形状
に追従し、成形され、接着剤が十分活性化すれば、冷風
等の冷却手段で接着剤の冷却を促進してもよい。冷風
は、転写シート側や被転写基材側から吹き付ける。ま
た、冷却手段として、冷却固体粒子、冷却流体も用いる
こともできる。冷却促進は、被転写基材の凹凸表面の凹
部内部にまで追従成形された転写シートが衝突圧開放後
に復元力がある場合に戻るのも防止する。
に追従し、成形され、接着剤が十分活性化すれば、冷風
等の冷却手段で接着剤の冷却を促進してもよい。冷風
は、転写シート側や被転写基材側から吹き付ける。ま
た、冷却手段として、冷却固体粒子、冷却流体も用いる
こともできる。冷却促進は、被転写基材の凹凸表面の凹
部内部にまで追従成形された転写シートが衝突圧開放後
に復元力がある場合に戻るのも防止する。
【0060】〔被転写基材への接着剤の塗布、及び、転
写シートの圧接〕被転写基材Bに、転写前に接着剤、目
止(シーラー)剤、易接着プライマー、下地塗装等の塗
装を行なう場合は、吹付け塗装、カーテンフロー塗装、
ハケ塗り、スポンジローラ塗装等の塗装法を用いること
ができる。これらの中でも凹凸表面に効率よく、均一に
塗装するにはスポンジローラ塗装が好ましい。好ましく
は、用いられるスポンジローラは、弾性を有するスポン
ジからなるローラ(円柱状)であり、スポンジの材料と
してはシリコーンゴム、フッ素ゴム等のゴム弾性体であ
る。シリコーンゴムやフッ素ゴムは、耐熱性があり塗液
を加温し粘度を下げて塗工する場合にも適している。
写シートの圧接〕被転写基材Bに、転写前に接着剤、目
止(シーラー)剤、易接着プライマー、下地塗装等の塗
装を行なう場合は、吹付け塗装、カーテンフロー塗装、
ハケ塗り、スポンジローラ塗装等の塗装法を用いること
ができる。これらの中でも凹凸表面に効率よく、均一に
塗装するにはスポンジローラ塗装が好ましい。好ましく
は、用いられるスポンジローラは、弾性を有するスポン
ジからなるローラ(円柱状)であり、スポンジの材料と
してはシリコーンゴム、フッ素ゴム等のゴム弾性体であ
る。シリコーンゴムやフッ素ゴムは、耐熱性があり塗液
を加温し粘度を下げて塗工する場合にも適している。
【0061】スポンジローラは、通常、図3に示す如
く、鉄等の剛体の軸芯R1の周囲をスポンジR2で被覆
した構成のローラを用いる。スポンジはゴム弾性体の内
部に多数の細胞状の気泡を有するものである。スポンジ
の構造は、各気泡は互いに独立する独立気泡でも、互い
に連通する連続気泡でも、どちらでもよい。スポンジロ
ーラの被転写基材凹凸表面への形状追従性は、主として
気泡を有する気泡構造によるからである。この形状追従
性の点で、スポンジローラは優れた特性を有するので、
特に表面凹凸が大きい被転写基材に対し、その凹部内に
まで塗工する場合に、中実のゴム製ローラで塗工した場
合に比較して、スポンジローラの効果が顕著である。例
えば、深さが数mmから十数mmの表面凹凸の凹部も含
めて全面に塗液を塗工できる。スポンジローラによる塗
液の塗工は複数回行ってもよい。スポンジローラのゴム
硬度は特に限定されず、加圧用ではなく、その表面を接
触させて、或いは更にローラ内部気泡内に有る塗液を押
し出すだけであるから、軟らかい方が好ましい。ローラ
の直径は、特に限定されないが通常、100mm〜30
0mm程度である。スポンジローラは非回転でもよい
が、好ましくは、軸芯R1の周りに回転させて、その周
速度を被転写基材の送り速度と同期させるとよい。スポ
ンジローラへの塗液の供給方法は特に限定されないが、
例えば図3の様に、スポンジローラRに対し逆回転する
ローラ5とスポンジローラRとの間に塗液を供給すれば
よい。尚、ローラ5上の塗液はドクターブレード6でか
き取る。
く、鉄等の剛体の軸芯R1の周囲をスポンジR2で被覆
した構成のローラを用いる。スポンジはゴム弾性体の内
部に多数の細胞状の気泡を有するものである。スポンジ
の構造は、各気泡は互いに独立する独立気泡でも、互い
に連通する連続気泡でも、どちらでもよい。スポンジロ
ーラの被転写基材凹凸表面への形状追従性は、主として
気泡を有する気泡構造によるからである。この形状追従
性の点で、スポンジローラは優れた特性を有するので、
特に表面凹凸が大きい被転写基材に対し、その凹部内に
まで塗工する場合に、中実のゴム製ローラで塗工した場
合に比較して、スポンジローラの効果が顕著である。例
えば、深さが数mmから十数mmの表面凹凸の凹部も含
めて全面に塗液を塗工できる。スポンジローラによる塗
液の塗工は複数回行ってもよい。スポンジローラのゴム
硬度は特に限定されず、加圧用ではなく、その表面を接
触させて、或いは更にローラ内部気泡内に有る塗液を押
し出すだけであるから、軟らかい方が好ましい。ローラ
の直径は、特に限定されないが通常、100mm〜30
0mm程度である。スポンジローラは非回転でもよい
が、好ましくは、軸芯R1の周りに回転させて、その周
速度を被転写基材の送り速度と同期させるとよい。スポ
ンジローラへの塗液の供給方法は特に限定されないが、
例えば図3の様に、スポンジローラRに対し逆回転する
ローラ5とスポンジローラRとの間に塗液を供給すれば
よい。尚、ローラ5上の塗液はドクターブレード6でか
き取る。
【0062】〔固体粒子〕転写シートSの圧接に用いる
固体粒子Pとしては、ガラスビーズ、セラミックビー
ズ、炭酸カルシウムビーズ、アルミナビーズ、ジルコニ
アビーズ、アランダムビーズ、コランダムビーズ等の無
機粉体である非金属無機粒子、鉄、又は炭素鋼、ステン
レス鋼等の鉄合金、アルミニウム、又はジュラルミン等
のアルミニウム合金、チタン、亜鉛等の金属ビーズ等の
金属粒子、或いは、フッ素樹脂ビーズ、ナイロンビー
ズ、シリコーン樹脂ビーズ、ウレタン樹脂ビーズ、尿素
樹脂ビーズ、フェノール樹脂ビーズ、架橋ゴムビーズ等
の樹脂ビーズ等の有機粒子等を使用することができる。
なお、液体の水を固体粒子加速流体に使う場合は、固体
粒子には、水で錆や腐食しないステンレスビーズや、ガ
ラスビーズ、セラミックビーズ、樹脂ビーズ等の非金属
が好ましい。形状は球形状が好ましいが、回転楕円体形
状、多面体形状、鱗片状、無定形、その他の形状のもの
でも用い得る。固体粒子の粒径としては、通常10〜1
000μm程度である。
固体粒子Pとしては、ガラスビーズ、セラミックビー
ズ、炭酸カルシウムビーズ、アルミナビーズ、ジルコニ
アビーズ、アランダムビーズ、コランダムビーズ等の無
機粉体である非金属無機粒子、鉄、又は炭素鋼、ステン
レス鋼等の鉄合金、アルミニウム、又はジュラルミン等
のアルミニウム合金、チタン、亜鉛等の金属ビーズ等の
金属粒子、或いは、フッ素樹脂ビーズ、ナイロンビー
ズ、シリコーン樹脂ビーズ、ウレタン樹脂ビーズ、尿素
樹脂ビーズ、フェノール樹脂ビーズ、架橋ゴムビーズ等
の樹脂ビーズ等の有機粒子等を使用することができる。
なお、液体の水を固体粒子加速流体に使う場合は、固体
粒子には、水で錆や腐食しないステンレスビーズや、ガ
ラスビーズ、セラミックビーズ、樹脂ビーズ等の非金属
が好ましい。形状は球形状が好ましいが、回転楕円体形
状、多面体形状、鱗片状、無定形、その他の形状のもの
でも用い得る。固体粒子の粒径としては、通常10〜1
000μm程度である。
【0063】なお、固体粒子は加熱手段や冷却手段を兼
用することもできる。加熱された加熱固体粒子を用いれ
ば、接着剤の加熱活性化やその架橋硬化の促進、或いは
転写シートの加熱による延伸性の向上を、転写シートの
押圧と共に行うこともできる。この場合、衝突圧印加前
に他の加熱方法で、ある程度まで転写シート、被転写基
材を加熱しておいてもよい。また、固体粒子は、接着後
の冷却促進目的で、接着時の接着剤の温度よりも低温の
固体粒子を、冷却固体粒子として用いることもできる。
また、固体粒子はその一部又は全部を加熱固体粒子、冷
却固体粒子として用いたり、加熱固体粒子を衝突させた
後、冷却固体粒子を衝突させる等と、併用してもよい。
また、他の加熱方法で転写シートや被転写基材、接着剤
等の加熱を要するものを充分に加熱しておき、これに冷
却固体粒子を用いて、転写シートの成形と接着及び冷却
を殆ど同時に行うこともできる。
用することもできる。加熱された加熱固体粒子を用いれ
ば、接着剤の加熱活性化やその架橋硬化の促進、或いは
転写シートの加熱による延伸性の向上を、転写シートの
押圧と共に行うこともできる。この場合、衝突圧印加前
に他の加熱方法で、ある程度まで転写シート、被転写基
材を加熱しておいてもよい。また、固体粒子は、接着後
の冷却促進目的で、接着時の接着剤の温度よりも低温の
固体粒子を、冷却固体粒子として用いることもできる。
また、固体粒子はその一部又は全部を加熱固体粒子、冷
却固体粒子として用いたり、加熱固体粒子を衝突させた
後、冷却固体粒子を衝突させる等と、併用してもよい。
また、他の加熱方法で転写シートや被転写基材、接着剤
等の加熱を要するものを充分に加熱しておき、これに冷
却固体粒子を用いて、転写シートの成形と接着及び冷却
を殆ど同時に行うこともできる。
【0064】固体粒子を加熱又は冷却するには、固体粒
子の貯蔵をホッパ等の形態のタンクに貯蔵する場合は、
タンク内やタンク外壁の設けた、電熱ヒータ、加熱蒸
気、冷媒等により加熱手段、冷却手段で行えばよい。ま
た、固体粒子輸送管の外壁にこれら手段を設けて、輸送
管にて加熱又は冷却してもよい。或いは、固体粒子の加
速に流体を用いる場合では、冷却又は加熱した流体を用
いて、該流体からの熱伝導で固体粒子を冷却又は加熱す
ることもできる。その場合、流体も転写シートに衝突さ
せることで、流体も固体と共に加熱又は冷却手段とする
ことができる。或いは、前記流体が液体で該液体と共に
固体粒子を貯蔵するタンクを用いる場合では、貯蔵中に
固体粒子及び液体を冷却、加熱してもよい。
子の貯蔵をホッパ等の形態のタンクに貯蔵する場合は、
タンク内やタンク外壁の設けた、電熱ヒータ、加熱蒸
気、冷媒等により加熱手段、冷却手段で行えばよい。ま
た、固体粒子輸送管の外壁にこれら手段を設けて、輸送
管にて加熱又は冷却してもよい。或いは、固体粒子の加
速に流体を用いる場合では、冷却又は加熱した流体を用
いて、該流体からの熱伝導で固体粒子を冷却又は加熱す
ることもできる。その場合、流体も転写シートに衝突さ
せることで、流体も固体と共に加熱又は冷却手段とする
ことができる。或いは、前記流体が液体で該液体と共に
固体粒子を貯蔵するタンクを用いる場合では、貯蔵中に
固体粒子及び液体を冷却、加熱してもよい。
【0065】〔固体粒子による衝突圧印加〕固体粒子P
を転写シートSに衝突させて衝突圧を印加し、転写シー
トSを被転写基材Bに押圧するには、固体粒子Pを噴出
する後述する固体粒子噴出手段から固体粒子Pを転写シ
ートSに向かって噴出させて、転写シートSに衝突圧を
印加する。固体粒子噴出手段としては、粒子加速器とし
て例えば回転する羽根車を用いた噴出器や、吹出ノズル
を用いた噴出器を用いる。羽根車による噴出器は、羽根
車の回転により固体粒子を加速し噴出するものである。
吹出ノズルによる噴出器は、固体粒子加速流体を用い
て、固体粒子を高速の該流体の流体流で加速、搬送させ
て該流体と共に噴出するものである。羽根車や吹出ノズ
ルには、サンドブラスト或いはショットブラスト、ショ
ットピーニング等とブラスト分野にて使用されているも
のを流用できる。例えば羽根車には遠心式ブラスト装
置、吹出ノズルには加圧式や吸引式ブラスト装置、ウェ
ットブラスト装置等である。遠心式ブラスト装置は羽根
車の回転力で固体粒子を加速し噴出する。加圧式ブラス
ト装置は、圧縮空気に混合しておいて固体粒子を、空気
と共に噴出する。吸引式ブラスト装置は、圧縮空気の高
速流で生ずる負圧部に固体粒子を吸い込み、空気と共に
噴出する。ウェットブラスト装置は、固体粒子を液体と
混合して噴出する。
を転写シートSに衝突させて衝突圧を印加し、転写シー
トSを被転写基材Bに押圧するには、固体粒子Pを噴出
する後述する固体粒子噴出手段から固体粒子Pを転写シ
ートSに向かって噴出させて、転写シートSに衝突圧を
印加する。固体粒子噴出手段としては、粒子加速器とし
て例えば回転する羽根車を用いた噴出器や、吹出ノズル
を用いた噴出器を用いる。羽根車による噴出器は、羽根
車の回転により固体粒子を加速し噴出するものである。
吹出ノズルによる噴出器は、固体粒子加速流体を用い
て、固体粒子を高速の該流体の流体流で加速、搬送させ
て該流体と共に噴出するものである。羽根車や吹出ノズ
ルには、サンドブラスト或いはショットブラスト、ショ
ットピーニング等とブラスト分野にて使用されているも
のを流用できる。例えば羽根車には遠心式ブラスト装
置、吹出ノズルには加圧式や吸引式ブラスト装置、ウェ
ットブラスト装置等である。遠心式ブラスト装置は羽根
車の回転力で固体粒子を加速し噴出する。加圧式ブラス
ト装置は、圧縮空気に混合しておいて固体粒子を、空気
と共に噴出する。吸引式ブラスト装置は、圧縮空気の高
速流で生ずる負圧部に固体粒子を吸い込み、空気と共に
噴出する。ウェットブラスト装置は、固体粒子を液体と
混合して噴出する。
【0066】また、固体粒子噴出手段としては、吹出ノ
ズルや羽根車以外にも、重力による自由落下を利用して
固体粒子を加速する方法、磁性体粒子を磁場によって加
速する方法等を採用することも可能である。なお、羽根
車、重力、磁場を用いた固体粒子噴出手段の場合は、真
空中で固体粒子を転写シートに向かって噴出させること
も可能である。
ズルや羽根車以外にも、重力による自由落下を利用して
固体粒子を加速する方法、磁性体粒子を磁場によって加
速する方法等を採用することも可能である。なお、羽根
車、重力、磁場を用いた固体粒子噴出手段の場合は、真
空中で固体粒子を転写シートに向かって噴出させること
も可能である。
【0067】〔羽根車〕図4〜図7に、噴出器の粒子加
速器として用い得る羽根車の一例の概念図を示す。これ
らは、ブラスチング分野にて使用されている遠心式ブラ
スト装置に該当する。
速器として用い得る羽根車の一例の概念図を示す。これ
らは、ブラスチング分野にて使用されている遠心式ブラ
スト装置に該当する。
【0068】図面では、羽根車812は、複数の羽根8
13がその両側を2枚の側面板814で固定され、且つ
回転中心部は羽根813が無い中空部815となってい
る。更に、この中空部815内に方向制御器816(図
6、図7参照)を内在する。方向制御器816は、外周
の一部が円周方向に開口した開口部817を有し中空筒
状で羽根車812の回転軸芯と同一回転軸芯で、羽根車
812とは独立して回動自在となっている。羽根車使用
時は、方向制御器816の開口部817を適宜の方向に
向くように固定しておく。更に、この方向制御器の内部
に、内部中空で羽根車812の回転軸芯と同一回転軸芯
のもう一つの羽根車が散布器818として内在する(図
6参照)。散布器818は外側の羽根車812と共に回
転する。そして、前記側面板814の回転中心には回転
軸819が固定され、回転軸819は、軸受820で回
転自在に軸支され電動機等の回転動力源(図示略)によ
って駆動回転され、羽根車812が回転する。また回転
軸819は、羽根813を間に有する2枚の側面板81
4間には貫通しておらず、軸無しの空間を形成してい
る。
13がその両側を2枚の側面板814で固定され、且つ
回転中心部は羽根813が無い中空部815となってい
る。更に、この中空部815内に方向制御器816(図
6、図7参照)を内在する。方向制御器816は、外周
の一部が円周方向に開口した開口部817を有し中空筒
状で羽根車812の回転軸芯と同一回転軸芯で、羽根車
812とは独立して回動自在となっている。羽根車使用
時は、方向制御器816の開口部817を適宜の方向に
向くように固定しておく。更に、この方向制御器の内部
に、内部中空で羽根車812の回転軸芯と同一回転軸芯
のもう一つの羽根車が散布器818として内在する(図
6参照)。散布器818は外側の羽根車812と共に回
転する。そして、前記側面板814の回転中心には回転
軸819が固定され、回転軸819は、軸受820で回
転自在に軸支され電動機等の回転動力源(図示略)によ
って駆動回転され、羽根車812が回転する。また回転
軸819は、羽根813を間に有する2枚の側面板81
4間には貫通しておらず、軸無しの空間を形成してい
る。
【0069】そして、散布器818の内部に固体粒子P
がホッパ等から輸送管を通って供給される。通常、固体
粒子は、羽根車の上方(直上又は斜上方)から供給す
る。散布器内に供給された固体粒子Pは散布器の羽根車
で外側に飛び散る。飛び散った固体粒子は、方向制御器
816の開口部817によって許された方向にのみ放出
され、外側の羽根車812の羽根813と羽根813と
の間に供給される。そして、羽根813に衝突し、羽根
車812の回転力で加速され、羽根車から噴出する。
がホッパ等から輸送管を通って供給される。通常、固体
粒子は、羽根車の上方(直上又は斜上方)から供給す
る。散布器内に供給された固体粒子Pは散布器の羽根車
で外側に飛び散る。飛び散った固体粒子は、方向制御器
816の開口部817によって許された方向にのみ放出
され、外側の羽根車812の羽根813と羽根813と
の間に供給される。そして、羽根813に衝突し、羽根
車812の回転力で加速され、羽根車から噴出する。
【0070】なお、固体粒子Pの噴出方向は、図4〜図
5の様に略鉛直下方であるが、斜下方(図示略)として
もよい。図7(A)及び図7(B)に、方向制御器81
6の開口部817の向きの設定より固体粒子の噴出方向
を調整する噴出方向制御の概念図を示す(図7(A)、
(B)では方向制御器816はそれぞれ図示の位置で固
定されている)。なお、方向制御器816は、その開口
部817の円周方向、幅方向の大きさを調整すること
で、固体粒子Pの噴出量を調整することもできる。
5の様に略鉛直下方であるが、斜下方(図示略)として
もよい。図7(A)及び図7(B)に、方向制御器81
6の開口部817の向きの設定より固体粒子の噴出方向
を調整する噴出方向制御の概念図を示す(図7(A)、
(B)では方向制御器816はそれぞれ図示の位置で固
定されている)。なお、方向制御器816は、その開口
部817の円周方向、幅方向の大きさを調整すること
で、固体粒子Pの噴出量を調整することもできる。
【0071】なお、図5に於いては、回転軸819は側
面板814の外側のみで中空部815にまで貫通してい
ない構成となっているが、この他、中空部の直径より細
い回転軸を該中空部にまで貫通させたり、外周に固体粒
子通り抜け用の開口部を設けた中空筒状の回転軸の内部
自身を中空部とする構成などでもよい(図示略)。
面板814の外側のみで中空部815にまで貫通してい
ない構成となっているが、この他、中空部の直径より細
い回転軸を該中空部にまで貫通させたり、外周に固体粒
子通り抜け用の開口部を設けた中空筒状の回転軸の内部
自身を中空部とする構成などでもよい(図示略)。
【0072】羽根813の形は、図4〜図7の様な長方
形の平板(直方体)が代表的であるが、この他、湾曲曲
面板、スクリュープロペラ等のプロペラ形等を用いるこ
とも可能であり、用途、目的に応じて選択する。また、
羽根の数は複数枚、最大10枚程度の範囲から通常は選
択する。
形の平板(直方体)が代表的であるが、この他、湾曲曲
面板、スクリュープロペラ等のプロペラ形等を用いるこ
とも可能であり、用途、目的に応じて選択する。また、
羽根の数は複数枚、最大10枚程度の範囲から通常は選
択する。
【0073】羽根車の形状、枚数、回転速度、及び固体
粒子の質量や供給速度と供給方向、方向制御器の開口部
サイズ及び向きの組み合わせにより、加速された固体粒
子の噴出(吹出)方向、噴出速度、投射密度、噴出拡散
角等を調整する。
粒子の質量や供給速度と供給方向、方向制御器の開口部
サイズ及び向きの組み合わせにより、加速された固体粒
子の噴出(吹出)方向、噴出速度、投射密度、噴出拡散
角等を調整する。
【0074】また、図8は、羽根車の別の一例を示す概
念図である。同図の羽根車812aは、複数の平板状の
羽根813aがその両側を2枚の側面板814aで固定
された構造である。通常、固体粒子Pは、羽根車の上方
(直上又は斜上方)から供給する。また、側面板814
aは回転軸819aに対して幅方向の噴出方向の規制も
する。羽根車の形状、枚数、回転速度、及び固体粒子の
質量や供給速度と供給方向の組み合わせにより、加速さ
れた固体粒子の噴出(吹出)方向、噴出速度、投射密
度、噴出拡散角等を調整する。
念図である。同図の羽根車812aは、複数の平板状の
羽根813aがその両側を2枚の側面板814aで固定
された構造である。通常、固体粒子Pは、羽根車の上方
(直上又は斜上方)から供給する。また、側面板814
aは回転軸819aに対して幅方向の噴出方向の規制も
する。羽根車の形状、枚数、回転速度、及び固体粒子の
質量や供給速度と供給方向の組み合わせにより、加速さ
れた固体粒子の噴出(吹出)方向、噴出速度、投射密
度、噴出拡散角等を調整する。
【0075】また、上記した羽根車812、812a等
の羽根車には、更に、必要に応じ、固体粒子の噴出取出
部分のみ開口させ、それ以外の羽根車周囲を被覆する噴
出ガイド(不図示)を備えることで、固体粒子の噴出方
向を揃えたり、固体粒子噴出方向制御をすることもでき
る。噴出ガイドの開口部の形状は、例えば、中空の円柱
状、多角柱状、円錐状、多角錐状、魚尾状等である。噴
出ガイドは、単一開口部を有するものでもよいし、或い
は内部がハニカム(蜂の巣)状に区画されたものでもよ
い。
の羽根車には、更に、必要に応じ、固体粒子の噴出取出
部分のみ開口させ、それ以外の羽根車周囲を被覆する噴
出ガイド(不図示)を備えることで、固体粒子の噴出方
向を揃えたり、固体粒子噴出方向制御をすることもでき
る。噴出ガイドの開口部の形状は、例えば、中空の円柱
状、多角柱状、円錐状、多角錐状、魚尾状等である。噴
出ガイドは、単一開口部を有するものでもよいし、或い
は内部がハニカム(蜂の巣)状に区画されたものでもよ
い。
【0076】羽根車812、812a等の羽根車の寸法
は、通常直径5〜60cm程度、羽根の幅は5〜20c
m程度、羽根の長さは、ほぼ羽根車の直径程度、羽根車
の回転数は500〜5000〔rpm〕程度である。固
体粒子の噴出速度は10〜50〔m/s〕程度、投射密
度は10〜150〔kg/m2 〕程度である。
は、通常直径5〜60cm程度、羽根の幅は5〜20c
m程度、羽根の長さは、ほぼ羽根車の直径程度、羽根車
の回転数は500〜5000〔rpm〕程度である。固
体粒子の噴出速度は10〜50〔m/s〕程度、投射密
度は10〜150〔kg/m2 〕程度である。
【0077】また、羽根車の羽根の材質は、セラミッ
ク、或いはスチール、高クロム鋳鋼、チタン、チタン合
金等の金属等から適宜選択すればよい。固体粒子は羽根
に接触して加速されるので、羽根には、耐摩耗性のよい
高クロム鋳鋼、セラミックを用いるとよい。
ク、或いはスチール、高クロム鋳鋼、チタン、チタン合
金等の金属等から適宜選択すればよい。固体粒子は羽根
に接触して加速されるので、羽根には、耐摩耗性のよい
高クロム鋳鋼、セラミックを用いるとよい。
【0078】〔吹出ノズル〕固体粒子Pを流体と共に噴
出する固体粒子噴出手段として、図9に吹出ノズルを用
いた噴出器840の一例の概念図を示す。なお、同図に
示す噴出器840は固体粒子加速流体として気体を用
い、固体粒子噴出時に該気体と固体粒子を混合して噴出
する形態の噴出器の一例である。同図の噴出器840
は、固体粒子Pと流体Fを混合する誘導室841と、誘
導室841内に流体Fを噴出する内部ノズル842と、
ノズル開口部843から固体粒子P及び流体Fを噴出す
る吹出ノズル部844からなる。圧縮機又は送風機(不
図示)から適宜加圧タンク(不図示)を経て送られる流
体Fを、内部ノズル842から噴出し誘導室841を経
てノズル844のノズル開口部843から噴出する際
に、噴出器内の誘導室841にて、高速で流れる流体流
の作用で負圧を作り、この負圧により固体粒子Pを流体
流Fに導き混合し、流体流で固体粒子Pを加速、搬送し
て、ノズル844のノズル開口部843から流体流と共
に噴出するものである。
出する固体粒子噴出手段として、図9に吹出ノズルを用
いた噴出器840の一例の概念図を示す。なお、同図に
示す噴出器840は固体粒子加速流体として気体を用
い、固体粒子噴出時に該気体と固体粒子を混合して噴出
する形態の噴出器の一例である。同図の噴出器840
は、固体粒子Pと流体Fを混合する誘導室841と、誘
導室841内に流体Fを噴出する内部ノズル842と、
ノズル開口部843から固体粒子P及び流体Fを噴出す
る吹出ノズル部844からなる。圧縮機又は送風機(不
図示)から適宜加圧タンク(不図示)を経て送られる流
体Fを、内部ノズル842から噴出し誘導室841を経
てノズル844のノズル開口部843から噴出する際
に、噴出器内の誘導室841にて、高速で流れる流体流
の作用で負圧を作り、この負圧により固体粒子Pを流体
流Fに導き混合し、流体流で固体粒子Pを加速、搬送し
て、ノズル844のノズル開口部843から流体流と共
に噴出するものである。
【0079】なお、吹出ノズルには、固体粒子加速流体
として液体を用いる吹出ノズル等もある。液体の場合
は、例えばポンプ(不図示、流体が液体の場合)によ
り、流体と固体粒子とを加圧タンク(不図示)に混合貯
蔵しておき、この混合液を吹出ノズルのノズル開口部か
ら噴出するもの等が使用される。
として液体を用いる吹出ノズル等もある。液体の場合
は、例えばポンプ(不図示、流体が液体の場合)によ
り、流体と固体粒子とを加圧タンク(不図示)に混合貯
蔵しておき、この混合液を吹出ノズルのノズル開口部か
ら噴出するもの等が使用される。
【0080】ノズル開口部の形状は、中空の円柱状、多
角柱状、円錐状、多角錐状、魚尾状等の形状のものを用
いる。吹出ノズルは、単一開口部を有するものでもよい
し、或いは内部がハニカム(蜂の巣)状に区画されたも
のでもよい。流体圧は吹付圧力で通常0.1〜100k
g/cm2 程度である。流体流の流速は、液流では通常
1〜80m/秒程度、気流では通常5〜80m/秒程度
である。
角柱状、円錐状、多角錐状、魚尾状等の形状のものを用
いる。吹出ノズルは、単一開口部を有するものでもよい
し、或いは内部がハニカム(蜂の巣)状に区画されたも
のでもよい。流体圧は吹付圧力で通常0.1〜100k
g/cm2 程度である。流体流の流速は、液流では通常
1〜80m/秒程度、気流では通常5〜80m/秒程度
である。
【0081】誘導室やノズル部等の噴出器の材質は、セ
ラミック、スチール、チタン、チタン合金等から流体の
種類によって適宜選択すればよい。なお、固体粒子は噴
出器内壁を通過するので、固体粒子に金属ビーズや無機
粒子を用いる場合には粒子が硬質であるので、耐摩耗性
のよいセラミックを用いるとよい。流体が液体の場合
は、錆、溶解、腐食等を生じない材料を選ぶ。例えば流
体が水ならば、ステンレス鋼、チタン、チタン合金、合
成樹脂、セラミックを用いる。但し、表面に防水加工す
れば、スチール等でもよい。
ラミック、スチール、チタン、チタン合金等から流体の
種類によって適宜選択すればよい。なお、固体粒子は噴
出器内壁を通過するので、固体粒子に金属ビーズや無機
粒子を用いる場合には粒子が硬質であるので、耐摩耗性
のよいセラミックを用いるとよい。流体が液体の場合
は、錆、溶解、腐食等を生じない材料を選ぶ。例えば流
体が水ならば、ステンレス鋼、チタン、チタン合金、合
成樹脂、セラミックを用いる。但し、表面に防水加工す
れば、スチール等でもよい。
【0082】〔流体〕流体Fは、固体粒子加速流体とし
て、固体粒子Pを該流体流によって加速、搬送して、該
流体Fと共に固体粒子Pを固体粒子噴出手段から噴出さ
せる場合(吹出ノズル等)に用いる。流体Fは固体粒子
Pを加速する固体粒子加速流体である。流体には気体、
液体ともに利用可能であるが、通常は取扱いが容易な気
体を用いる。
て、固体粒子Pを該流体流によって加速、搬送して、該
流体Fと共に固体粒子Pを固体粒子噴出手段から噴出さ
せる場合(吹出ノズル等)に用いる。流体Fは固体粒子
Pを加速する固体粒子加速流体である。流体には気体、
液体ともに利用可能であるが、通常は取扱いが容易な気
体を用いる。
【0083】気体としては、空気が代表的であるが、炭
酸ガス、窒素等でもよい。液体としては、必ずしも限定
されないが、不燃性、乾燥の容易性、無毒性、低価格、
入手の容易性、等から水は好ましい材料の一つである。
この他、フロン、グリセリン、シリコン油等の不燃性の
液体も使用できる。液体を(気体もそうであるが)転写
シートに固体粒子と共に衝突させることができる。当然
のことながら、液体は気体よりも密度が高いため、気体
よりも液体の方が、流体流で固体粒子を加速する場合に
加速し易く、しかも液体が転写シートに衝突する場合
に、気体と等速度の衝突でも、衝突圧は気体に比べてよ
り大きく且つ実用性のある衝突圧が得られる(また、固
体粒子との密度差も少ないので固体粒子の搬送もし易
い)。従って、液体の場合は、転写圧として固体粒子の
衝突圧以外に、液体の衝突圧も利用でき、その分より大
きな転写圧を印加でき、その結果、転写シートを被転写
基材の表面凹凸形状へ追従させ成形する成形効果により
大きなものが得られる。
酸ガス、窒素等でもよい。液体としては、必ずしも限定
されないが、不燃性、乾燥の容易性、無毒性、低価格、
入手の容易性、等から水は好ましい材料の一つである。
この他、フロン、グリセリン、シリコン油等の不燃性の
液体も使用できる。液体を(気体もそうであるが)転写
シートに固体粒子と共に衝突させることができる。当然
のことながら、液体は気体よりも密度が高いため、気体
よりも液体の方が、流体流で固体粒子を加速する場合に
加速し易く、しかも液体が転写シートに衝突する場合
に、気体と等速度の衝突でも、衝突圧は気体に比べてよ
り大きく且つ実用性のある衝突圧が得られる(また、固
体粒子との密度差も少ないので固体粒子の搬送もし易
い)。従って、液体の場合は、転写圧として固体粒子の
衝突圧以外に、液体の衝突圧も利用でき、その分より大
きな転写圧を印加でき、その結果、転写シートを被転写
基材の表面凹凸形状へ追従させ成形する成形効果により
大きなものが得られる。
【0084】また、衝突圧印加時の加熱又は冷却手段と
して流体を用いる場合、気体よりも液体の方が比熱が大
きいので、より大きな加熱又は冷却効果が得られる。ま
た、液体が水の様な電気伝導体の場合は、気体の場合に
比べて静電気帯電に対する防爆対策もより容易となる。
して流体を用いる場合、気体よりも液体の方が比熱が大
きいので、より大きな加熱又は冷却効果が得られる。ま
た、液体が水の様な電気伝導体の場合は、気体の場合に
比べて静電気帯電に対する防爆対策もより容易となる。
【0085】〔衝突圧印加形態〕噴出器は、1個のみの
使用でも衝突圧印加領域の面積次第では可能であるが、
要求する面積が大きい場合には複数用いて、転写シート
Sに衝突する固体粒子の衝突領域が所望の形状となる様
にするとよい。例えば、転写シートS及び被転写基材B
の送り方向に直交して幅方向に一直線状に複数列を配置
して、幅方向に直線状で幅広の帯状形状の衝突領域とす
る。或いは、図10(A)の噴出器32の配置は千鳥格
子状の配置であり、図10(B)は一列配置として、幅
方向中央部は送り方向の上流側で衝突する様にした配置
である。図10(B)の配置では、転写シートSの被転
写基材への衝突圧による圧接は幅方向中央部から始ま
り、順次、幅方向両端部に向かって圧接されて行く。こ
の様にすると、幅方向中央部に空気を抱き込んだまま、
転写シートSが被転写基材Bに密着することを防止でき
る。図10の様に噴出器を幅方向に複数個配列する場合
には、個々の噴出器の加圧領域が互いに一部重複し、全
幅にわたってもれなく加圧できる様に配列することが好
ましい。図10(B)にそのような配列の一例を示す。
該図に於いて、点線部分が加圧領域を示す。
使用でも衝突圧印加領域の面積次第では可能であるが、
要求する面積が大きい場合には複数用いて、転写シート
Sに衝突する固体粒子の衝突領域が所望の形状となる様
にするとよい。例えば、転写シートS及び被転写基材B
の送り方向に直交して幅方向に一直線状に複数列を配置
して、幅方向に直線状で幅広の帯状形状の衝突領域とす
る。或いは、図10(A)の噴出器32の配置は千鳥格
子状の配置であり、図10(B)は一列配置として、幅
方向中央部は送り方向の上流側で衝突する様にした配置
である。図10(B)の配置では、転写シートSの被転
写基材への衝突圧による圧接は幅方向中央部から始ま
り、順次、幅方向両端部に向かって圧接されて行く。こ
の様にすると、幅方向中央部に空気を抱き込んだまま、
転写シートSが被転写基材Bに密着することを防止でき
る。図10の様に噴出器を幅方向に複数個配列する場合
には、個々の噴出器の加圧領域が互いに一部重複し、全
幅にわたってもれなく加圧できる様に配列することが好
ましい。図10(B)にそのような配列の一例を示す。
該図に於いて、点線部分が加圧領域を示す。
【0086】また、衝突圧印加時間を長くするには、噴
出器は、転写シート及び被転写基材の送り方向に向かっ
て2列以上配置する多段配置が好ましい。また、衝突圧
は、必ずしも衝突領域内で全て均一にする必要はない。
図11は、転写シートの搬送方向に直交する幅方向の中
央部が最大の衝突圧で、幅方向両端部に行くに従って衝
突圧が低下する山型圧力分布の設定例である。この設定
は、圧が高い所(同図では中央部)から低い所(同図で
は両側部)に向かって順次段階的に圧接が進行すること
を助ける。但し、図11の如き圧力分布とする場合、被
転写基材上に於ける衝突圧は、所望の凹凸表面への転写
が完全に行えて、なお且つ圧過剰による転写シートの歪
み、被転写基材の変形、破損等の生じない適正圧力範囲
内に全て納まる様に調整する。なお、ゴム製転写ローラ
による凹凸表面への転写方法では、転写ローラの中央部
直径を太めとすれば、圧力的には中央部は強くできる
が、中央部と両端部とで円周長が異なってしまい、接触
して圧印加され転写シートの送りを均一にできない。
出器は、転写シート及び被転写基材の送り方向に向かっ
て2列以上配置する多段配置が好ましい。また、衝突圧
は、必ずしも衝突領域内で全て均一にする必要はない。
図11は、転写シートの搬送方向に直交する幅方向の中
央部が最大の衝突圧で、幅方向両端部に行くに従って衝
突圧が低下する山型圧力分布の設定例である。この設定
は、圧が高い所(同図では中央部)から低い所(同図で
は両側部)に向かって順次段階的に圧接が進行すること
を助ける。但し、図11の如き圧力分布とする場合、被
転写基材上に於ける衝突圧は、所望の凹凸表面への転写
が完全に行えて、なお且つ圧過剰による転写シートの歪
み、被転写基材の変形、破損等の生じない適正圧力範囲
内に全て納まる様に調整する。なお、ゴム製転写ローラ
による凹凸表面への転写方法では、転写ローラの中央部
直径を太めとすれば、圧力的には中央部は強くできる
が、中央部と両端部とで円周長が異なってしまい、接触
して圧印加され転写シートの送りを均一にできない。
【0087】衝突圧の調整は、噴出器から転写シートに
衝突する固体粒子の速度、単位時間当たりの衝突する固
体粒子数、及び1粒子の質量を制御することで調整す
る。これらのうち、固体粒子の速度を調整するには、例
えば羽根車を用いる噴出器の場合は、羽根車の回転数、
羽根車の直径等で調整する。また、吹出ノズルを用いる
噴出器の場合は、バルブの開閉量、バルブに連結する固
体粒子を搬送する管の内径の大小、圧力調整器(レギュ
レータ)等を用いて噴出器直前の流体圧(流体単体、又
は流体と固体粒子との混合物)の調整により、噴出する
固体粒子及び流体流の速度を制御することで調整する。
衝突する固体粒子の速度、単位時間当たりの衝突する固
体粒子数、及び1粒子の質量を制御することで調整す
る。これらのうち、固体粒子の速度を調整するには、例
えば羽根車を用いる噴出器の場合は、羽根車の回転数、
羽根車の直径等で調整する。また、吹出ノズルを用いる
噴出器の場合は、バルブの開閉量、バルブに連結する固
体粒子を搬送する管の内径の大小、圧力調整器(レギュ
レータ)等を用いて噴出器直前の流体圧(流体単体、又
は流体と固体粒子との混合物)の調整により、噴出する
固体粒子及び流体流の速度を制御することで調整する。
【0088】〔噴出器の被転写基材に対する配置方法〕
羽根車を用いた噴出器の場合は、固体粒子の噴出方向
は、原理的に羽根車回転軸に平行方向にはあまり広がら
ず、該回転軸に直交方向に広がる傾向がある。一方、吹
出ノズルの場合は、噴出する固体粒子の広がりは、羽根
車による噴出器の場合よりも広がりが少なく、且つ広が
っても通常はどの方向にも均一で等方的である。このよ
うな噴出器の特性を考慮して、噴出器の配置は決めれば
よい。しかし、一つ噴出器で所望の衝突領域の大きさに
出来ない時は、噴出器を複数用いればよい。
羽根車を用いた噴出器の場合は、固体粒子の噴出方向
は、原理的に羽根車回転軸に平行方向にはあまり広がら
ず、該回転軸に直交方向に広がる傾向がある。一方、吹
出ノズルの場合は、噴出する固体粒子の広がりは、羽根
車による噴出器の場合よりも広がりが少なく、且つ広が
っても通常はどの方向にも均一で等方的である。このよ
うな噴出器の特性を考慮して、噴出器の配置は決めれば
よい。しかし、一つ噴出器で所望の衝突領域の大きさに
出来ない時は、噴出器を複数用いればよい。
【0089】この様に、複数の噴出器を被転写基材の被
転写面に対して配置する場合は、各噴出器は被転写基材
に平行にし、且つ各噴出器の噴出方向が被転写基材の法
線方向になる様な配置が基本である。この様な平行配置
は、被転写基材の被転写面の包絡面に垂直に固体粒子を
衝突させ、基本的に衝突圧を最大に有効利用できるから
である。従って、例えば、図12の様に、被転写基材B
の被転写面の包絡面(の搬送方向に直角の断面形状)が
円型になる円筒状の凸曲面であれば、複数の噴出器32
を用意し各噴出器が主とし受け持つ個別の衝突面(凸曲
面の接平面)に対して、略垂直に固体粒子が衝突する様
に、噴出器の向きを近接する被転写基材面の包絡面の法
線方向にして配置するとよい。この様に噴出器の配置
は、対象とする被転写基材の凹凸形状に合わせて、噴出
器の噴出方向を固体粒子がなるべく垂直に衝突する様に
合わせるとよい。ただ、噴出器の向きは、支持体シート
側面に対して必ずしも垂直にする必要はない。また、噴
出器は多めに設けておき、製造する被転写基材によって
は、一部の噴出器は停止させてもよい。
転写面に対して配置する場合は、各噴出器は被転写基材
に平行にし、且つ各噴出器の噴出方向が被転写基材の法
線方向になる様な配置が基本である。この様な平行配置
は、被転写基材の被転写面の包絡面に垂直に固体粒子を
衝突させ、基本的に衝突圧を最大に有効利用できるから
である。従って、例えば、図12の様に、被転写基材B
の被転写面の包絡面(の搬送方向に直角の断面形状)が
円型になる円筒状の凸曲面であれば、複数の噴出器32
を用意し各噴出器が主とし受け持つ個別の衝突面(凸曲
面の接平面)に対して、略垂直に固体粒子が衝突する様
に、噴出器の向きを近接する被転写基材面の包絡面の法
線方向にして配置するとよい。この様に噴出器の配置
は、対象とする被転写基材の凹凸形状に合わせて、噴出
器の噴出方向を固体粒子がなるべく垂直に衝突する様に
合わせるとよい。ただ、噴出器の向きは、支持体シート
側面に対して必ずしも垂直にする必要はない。また、噴
出器は多めに設けておき、製造する被転写基材によって
は、一部の噴出器は停止させてもよい。
【0090】〔チャンバ使用での連続転写の一形態〕転
写シートSの圧接のために固体粒子を実際に使用する場
合、固体粒子を周囲の雰囲気中に飛散させずに且つ循環
再利用するのが好ましい。そこで、次に、本発明の凹凸
基材への転写方法の一形態として、チャンバを使用して
固体粒子の飛散防止及び循環再利用をしながら連続転写
を行う場合に好適に用いることのできる凹凸基材への転
写装置100の一形態を図13〜図22に従い説明す
る。
写シートSの圧接のために固体粒子を実際に使用する場
合、固体粒子を周囲の雰囲気中に飛散させずに且つ循環
再利用するのが好ましい。そこで、次に、本発明の凹凸
基材への転写方法の一形態として、チャンバを使用して
固体粒子の飛散防止及び循環再利用をしながら連続転写
を行う場合に好適に用いることのできる凹凸基材への転
写装置100の一形態を図13〜図22に従い説明す
る。
【0091】図13の転写装置100は、長尺の転写シ
ートSを用い、凹凸表面を有する平板状の被転写基材B
に、装飾層等を順次連続的に転写する装置である。同図
装置100は、被転写基材Bを搬送する基材搬送装置1
0と、転写シートSを供給しかつ支持体シート1を巻き
取るためのシート供給装置20と、チャンバ33内にお
いて固体粒子Pを噴出器32から噴出して、転写シート
Sの支持体シート1側に衝突させて衝突圧を順次印加
し、転写シートSを被転写基材Bの凹凸に沿うように押
圧する衝突圧印加部30を備え、更に被転写基材Bに接
着剤をスポンジローラRにより塗工する基材塗工装置5
0をチャンバ外上流側に備える。噴出器32は、例えば
前記した羽根車利用のものである。
ートSを用い、凹凸表面を有する平板状の被転写基材B
に、装飾層等を順次連続的に転写する装置である。同図
装置100は、被転写基材Bを搬送する基材搬送装置1
0と、転写シートSを供給しかつ支持体シート1を巻き
取るためのシート供給装置20と、チャンバ33内にお
いて固体粒子Pを噴出器32から噴出して、転写シート
Sの支持体シート1側に衝突させて衝突圧を順次印加
し、転写シートSを被転写基材Bの凹凸に沿うように押
圧する衝突圧印加部30を備え、更に被転写基材Bに接
着剤をスポンジローラRにより塗工する基材塗工装置5
0をチャンバ外上流側に備える。噴出器32は、例えば
前記した羽根車利用のものである。
【0092】チャンバ33は、転写シートS及び被転写
基材Bの入口30aと出口30b近傍を除いて、衝突圧
にさらされる転写シートS及び被転写基材B、噴出器3
2の少なくとも開口部を外部から覆い、固体粒子Pを外
部の作業雰囲気中に漏らさないようにしている。また、
チャンバ33は、図13のY−Y矢視線に従う図17を
も参照すればよくわかるように、被転写基材Bの出口3
0bから下流側に向けて基材搬送装置10の下側でかつ
一側方(図の右側)に延出する延長部30c(後述する
固体粒子回収用ドレーン35となる)を有しており、そ
の幅は基材搬送装置10を構成するキャリヤベルト10
a、案内ローラ10bの幅長よりも幾分広くなってい
る。また、前記延長部30cの底面は出口30b側が低
い位置となるように傾斜しており、かつ、チャンバ33
本体と延長部30cの接続部には遮蔽体30dが配置さ
れ、チャンバ33の出口30b側の開口面積を制限する
とともに、該遮蔽体30dの下面と延長部30cとの間
に、固体粒子Pの戻り流路30eが形成されている。こ
の構成であり、チャンバー33内部は、好ましくは外部
よりも気圧を低い状態(負圧)に維持することが容易と
なる。
基材Bの入口30aと出口30b近傍を除いて、衝突圧
にさらされる転写シートS及び被転写基材B、噴出器3
2の少なくとも開口部を外部から覆い、固体粒子Pを外
部の作業雰囲気中に漏らさないようにしている。また、
チャンバ33は、図13のY−Y矢視線に従う図17を
も参照すればよくわかるように、被転写基材Bの出口3
0bから下流側に向けて基材搬送装置10の下側でかつ
一側方(図の右側)に延出する延長部30c(後述する
固体粒子回収用ドレーン35となる)を有しており、そ
の幅は基材搬送装置10を構成するキャリヤベルト10
a、案内ローラ10bの幅長よりも幾分広くなってい
る。また、前記延長部30cの底面は出口30b側が低
い位置となるように傾斜しており、かつ、チャンバ33
本体と延長部30cの接続部には遮蔽体30dが配置さ
れ、チャンバ33の出口30b側の開口面積を制限する
とともに、該遮蔽体30dの下面と延長部30cとの間
に、固体粒子Pの戻り流路30eが形成されている。こ
の構成であり、チャンバー33内部は、好ましくは外部
よりも気圧を低い状態(負圧)に維持することが容易と
なる。
【0093】前記基材搬送装置10は、この例では、駆
動ベルト車10A、従動ベルト車10B、それらの間に
掛け回された無端環状のキャリヤベルト10a、ガイド
ローラー10b、10b、…等からなるベルトコンベア
とされており、被転写基材Bを図13の左側から右側へ
と水平に搬送するようになっている。なお、ここで使用
されるキャリヤベルト10aは、前記被転写基材Bが載
せられれば足りるので、通常の可撓性を持つ透孔等の形
成されていない帯状のものが使用できるが、後で述べる
固体粒子回収時の便宜等を図るべく、前記ベルト10a
として固体粒子を透過する網状等のもの等を使用しても
よい。
動ベルト車10A、従動ベルト車10B、それらの間に
掛け回された無端環状のキャリヤベルト10a、ガイド
ローラー10b、10b、…等からなるベルトコンベア
とされており、被転写基材Bを図13の左側から右側へ
と水平に搬送するようになっている。なお、ここで使用
されるキャリヤベルト10aは、前記被転写基材Bが載
せられれば足りるので、通常の可撓性を持つ透孔等の形
成されていない帯状のものが使用できるが、後で述べる
固体粒子回収時の便宜等を図るべく、前記ベルト10a
として固体粒子を透過する網状等のもの等を使用しても
よい。
【0094】前記転写シート供給装置20は、転写シー
ト巻出機21、転写シート支持装置22、上流側ガイド
ローラ24、25、及び、剥離ローラ60及び支持体シ
ート巻取機23を含む後述する支持体シート処理機構2
0A等からなる。
ト巻出機21、転写シート支持装置22、上流側ガイド
ローラ24、25、及び、剥離ローラ60及び支持体シ
ート巻取機23を含む後述する支持体シート処理機構2
0A等からなる。
【0095】前記衝突圧印加部30は、固体粒子を貯蔵
し噴出器32に供給するホッパ31、噴出器32、チャ
ンバ33、衝突後の固体粒子Pのホッパ31までの帰還
路であるドレン管34、固体粒子Pを気体と分離する分
離装置35、回収固体粒子Pの搬送気体を吸引排気する
真空ポンプ36等を備える。前記基材塗工装置50は、
前述したスポンジローラRを被転写基材Bに直接に接触
する塗工手段として備えた装置である。
し噴出器32に供給するホッパ31、噴出器32、チャ
ンバ33、衝突後の固体粒子Pのホッパ31までの帰還
路であるドレン管34、固体粒子Pを気体と分離する分
離装置35、回収固体粒子Pの搬送気体を吸引排気する
真空ポンプ36等を備える。前記基材塗工装置50は、
前述したスポンジローラRを被転写基材Bに直接に接触
する塗工手段として備えた装置である。
【0096】前記転写シート支持装置22は、図14及
び図15に示される如くに、被転写基材Bの横幅よりも
広幅とした転写シートSの両端を表裏両面から挟持しな
がら転写シートSの移送に合わせて回転する、上下で一
組で左右一対の無限軌道22A、22B、及び22C、
22Dからなり、チャンバ33の入口30aから出口3
0b近傍までの間に、その挟持面が、搬送されてくる被
転写基材Bの上面のやや上方となる位置に配置されてい
る。
び図15に示される如くに、被転写基材Bの横幅よりも
広幅とした転写シートSの両端を表裏両面から挟持しな
がら転写シートSの移送に合わせて回転する、上下で一
組で左右一対の無限軌道22A、22B、及び22C、
22Dからなり、チャンバ33の入口30aから出口3
0b近傍までの間に、その挟持面が、搬送されてくる被
転写基材Bの上面のやや上方となる位置に配置されてい
る。
【0097】この転写装置100は、さらに、転写シー
トSを加熱するシート加熱装置40をチャンバ33内の
噴出器32上流側に、被転写基材Bを加熱する基材加熱
装置41をチャンバ外上流側で基材塗工装置50の下流
側に、チャンバ33の下流側で後述する剥離ローラ60
の上流側に風冷による冷却装置70を備え、更に、転写
シートSと被転写基材Bとの予備的密着を促進する吸引
排気装置90等も備えている。
トSを加熱するシート加熱装置40をチャンバ33内の
噴出器32上流側に、被転写基材Bを加熱する基材加熱
装置41をチャンバ外上流側で基材塗工装置50の下流
側に、チャンバ33の下流側で後述する剥離ローラ60
の上流側に風冷による冷却装置70を備え、更に、転写
シートSと被転写基材Bとの予備的密着を促進する吸引
排気装置90等も備えている。
【0098】本実施形態の転写装置100では、板状の
被転写基材Bを、上記基材搬送装置10で一枚ずつ搬送
し、スポンジローラRを用いた基材塗工装置50によ
り、接着剤を全面或いは所望の凹凸部のみ等と所望の部
分に塗工する。もしも、接着剤に溶剤分がある場合は、
次の基材加熱装置41で被転写基材B及び接着剤を加熱
すると共に、蒸発成分を揮発乾燥させる。なお、基材塗
工装置50及び基材加熱装置41を複数連結して、接着
剤塗工前に、下塗り塗装や下塗り塗装前のシーラ塗装等
を転写と同時に連続的に行ってもよい。そして、被転写
基材Bは、加熱装置41で加熱された後、衝突圧印加部
30のチャンバ33内に搬送、供給される。
被転写基材Bを、上記基材搬送装置10で一枚ずつ搬送
し、スポンジローラRを用いた基材塗工装置50によ
り、接着剤を全面或いは所望の凹凸部のみ等と所望の部
分に塗工する。もしも、接着剤に溶剤分がある場合は、
次の基材加熱装置41で被転写基材B及び接着剤を加熱
すると共に、蒸発成分を揮発乾燥させる。なお、基材塗
工装置50及び基材加熱装置41を複数連結して、接着
剤塗工前に、下塗り塗装や下塗り塗装前のシーラ塗装等
を転写と同時に連続的に行ってもよい。そして、被転写
基材Bは、加熱装置41で加熱された後、衝突圧印加部
30のチャンバ33内に搬送、供給される。
【0099】転写シートSは、転写シート送出装置2
1、転写シート支持装置22、支持体シート巻き取り装
置23等からなるシート供給装置20により張力が加え
られ、転写シート送出装置21にセットされた供給ロー
ルから巻き出され、ガイドローラ24を経て衝突圧印加
部30のチャンバ33内に入る。なお、転写時に接着剤
を転写シートSにも施す場合は、転写シートSがシート
送出装置21から衝突圧印加部30に供給される間に、
接着剤塗工装置(図示せず)で接着剤を塗工し、更に溶
剤乾燥を要す場合は、乾燥装置(図示せず)乾燥後に、
衝突圧印加部に供給する。
1、転写シート支持装置22、支持体シート巻き取り装
置23等からなるシート供給装置20により張力が加え
られ、転写シート送出装置21にセットされた供給ロー
ルから巻き出され、ガイドローラ24を経て衝突圧印加
部30のチャンバ33内に入る。なお、転写時に接着剤
を転写シートSにも施す場合は、転写シートSがシート
送出装置21から衝突圧印加部30に供給される間に、
接着剤塗工装置(図示せず)で接着剤を塗工し、更に溶
剤乾燥を要す場合は、乾燥装置(図示せず)乾燥後に、
衝突圧印加部に供給する。
【0100】転写シートSは、チャンバ33内に入った
ところで図14及び図15に示される如くに、幅方向両
端を前記シート支持装置22で挟持されつつ、その転写
層側の面を搬送される被転写基材B側に向ける様に対向
して被転写基材Bの上方を僅かに空間を開けて(衝突圧
等を作用させない何もしない状態の場合)、搬送される
被転写基材Bと平行に等速度で移送され、衝突圧を受け
て被転写基材Bに接触させるまでの間、両者の間隙を維
持しながら搬送される。
ところで図14及び図15に示される如くに、幅方向両
端を前記シート支持装置22で挟持されつつ、その転写
層側の面を搬送される被転写基材B側に向ける様に対向
して被転写基材Bの上方を僅かに空間を開けて(衝突圧
等を作用させない何もしない状態の場合)、搬送される
被転写基材Bと平行に等速度で移送され、衝突圧を受け
て被転写基材Bに接触させるまでの間、両者の間隙を維
持しながら搬送される。
【0101】ここでは被転写基材Bは包絡面が略平板状
なので、シート支持装置22による上記間隙にて、衝突
圧による転写シートSの被転写基材Bへの完全な接触
は、幅方向中央部では時間的に先に、幅方向の両端近傍
は遅れて行われる様になる。これは、被転写基材Bと転
写シートSの間(特にその中央部付近)に空気を残して
密着しない様にするための策の一つである。なお、転写
シートSを被転写基材Bの近傍を等速度で移送する際
に、被転写基材Bに対して僅かに離すか又は接触状態と
して移送するかは、被転写基材Bの表面凹凸の形状、被
転写基材Bの予熱温度と、転写シートSの熱変形性、固
体粒子Pの衝突圧、接着剤の活性化温度等を適宜勘案し
て選択する。
なので、シート支持装置22による上記間隙にて、衝突
圧による転写シートSの被転写基材Bへの完全な接触
は、幅方向中央部では時間的に先に、幅方向の両端近傍
は遅れて行われる様になる。これは、被転写基材Bと転
写シートSの間(特にその中央部付近)に空気を残して
密着しない様にするための策の一つである。なお、転写
シートSを被転写基材Bの近傍を等速度で移送する際
に、被転写基材Bに対して僅かに離すか又は接触状態と
して移送するかは、被転写基材Bの表面凹凸の形状、被
転写基材Bの予熱温度と、転写シートSの熱変形性、固
体粒子Pの衝突圧、接着剤の活性化温度等を適宜勘案し
て選択する。
【0102】そして、シート支持装置22で挟持搬送さ
れて衝突圧の印加を受けるまでに、転写シートSは、ヒ
ータ加熱、赤外線加熱、誘電加熱、誘導加熱、熱風加熱
等によるシート加熱装置40で、加熱されて軟化し、衝
突圧印加時に延伸され易くなる。なお、同図ではシート
加熱装置40はチャンバ33内に設けてあるので、熱風
加熱の場合は、風量は少なくした方がよい。それは、空
気をチャンバ33内に入れることになり、後述する様
な、チャンバ33内の負圧の維持を邪魔し、また、固体
粒子Pを攪拌するからである。なお、基材加熱装置41
で加熱されて衝突圧印加部に供給される被転写基材Bに
よっても、転写シートSは間接的に加熱される。シート
加熱装置による加熱は、転写シートの予熱不要時は省略
できる。
れて衝突圧の印加を受けるまでに、転写シートSは、ヒ
ータ加熱、赤外線加熱、誘電加熱、誘導加熱、熱風加熱
等によるシート加熱装置40で、加熱されて軟化し、衝
突圧印加時に延伸され易くなる。なお、同図ではシート
加熱装置40はチャンバ33内に設けてあるので、熱風
加熱の場合は、風量は少なくした方がよい。それは、空
気をチャンバ33内に入れることになり、後述する様
な、チャンバ33内の負圧の維持を邪魔し、また、固体
粒子Pを攪拌するからである。なお、基材加熱装置41
で加熱されて衝突圧印加部に供給される被転写基材Bに
よっても、転写シートSは間接的に加熱される。シート
加熱装置による加熱は、転写シートの予熱不要時は省略
できる。
【0103】一方、固体粒子Pはホッパ31からチャン
バ33内にある噴出器32に供給され、そこで前記した
図4〜図7に示す様な羽根車によって加速されてチャン
バ33内で転写シートSに向かって噴出する。そして、
転写シートSは、噴出器32から噴出する固体粒子Pの
衝突にさらされる。衝突時の固体粒子Pの運動量の単位
時間当たりの変化分が、転写シートSを被転写基材Bへ
押し付ける衝突圧となる。ここでは、被転写基材Bは包
絡面が略平板状なので、固体粒子Pは転写シートSの支
持体シート1側に概ね垂直に衝突させる分を主体成分と
し、被転写基材B及び転写シートSが搬送される全幅を
衝突領域とする。そして、被転写基材B及び転写シート
Sが搬送されるにつれて、長手方向の全領域が順次衝突
圧にさらされて行く。
バ33内にある噴出器32に供給され、そこで前記した
図4〜図7に示す様な羽根車によって加速されてチャン
バ33内で転写シートSに向かって噴出する。そして、
転写シートSは、噴出器32から噴出する固体粒子Pの
衝突にさらされる。衝突時の固体粒子Pの運動量の単位
時間当たりの変化分が、転写シートSを被転写基材Bへ
押し付ける衝突圧となる。ここでは、被転写基材Bは包
絡面が略平板状なので、固体粒子Pは転写シートSの支
持体シート1側に概ね垂直に衝突させる分を主体成分と
し、被転写基材B及び転写シートSが搬送される全幅を
衝突領域とする。そして、被転写基材B及び転写シート
Sが搬送されるにつれて、長手方向の全領域が順次衝突
圧にさらされて行く。
【0104】そして、転写シートSは、固体粒子衝突圧
で被転写基材Bに押圧され、被転写基材Bの凹凸表面の
凹部内へも転写シートSは延ばされて変形することで、
被転写基材Bの凹凸表面形状に追従して成形されて、活
性化している接着剤により転写層2が被転写基材Bに密
着する。転写シートSが密着した被転写基材Bは、衝突
圧開放前から転写シートSがチャンバ33外に出るまで
の間に放冷等により冷却する。
で被転写基材Bに押圧され、被転写基材Bの凹凸表面の
凹部内へも転写シートSは延ばされて変形することで、
被転写基材Bの凹凸表面形状に追従して成形されて、活
性化している接着剤により転写層2が被転写基材Bに密
着する。転写シートSが密着した被転写基材Bは、衝突
圧開放前から転写シートSがチャンバ33外に出るまで
の間に放冷等により冷却する。
【0105】一方、転写シートSへの衝突に供された後
の固体粒子Pの大部分は、シート支持装置22の側面等
を迂回して、チャンバ33の下部に集まり、そこからド
レン管34で吸引され元のホッパ31に収集される。ま
た、固体粒子Pの回収搬送用としてチャンバ33中の空
気も、固体粒子Pと共にドレン管34で吸引され、ホッ
パ31上部の気流と固体粒子Pの分離装置35に搬送さ
れる。該分離装置35では図示の如く、気流で搬送され
て来た固体粒子Pは水平方向に装置空洞内に放出され、
気体に対して密度の大きい固体粒子Pは自重で下方に落
下し、気体はそのまま水平に流れて、フィルター35a
で気流と共に移動しようとする残余の固体粒子Pを濾過
した上で、真空ポンプ36で系外に排出される。この様
にして固体粒子Pが、転写シートS及び被転写基材Bが
出入りするチャンバ33出入口開口部から、空気と共に
周囲に流出しない様にする。
の固体粒子Pの大部分は、シート支持装置22の側面等
を迂回して、チャンバ33の下部に集まり、そこからド
レン管34で吸引され元のホッパ31に収集される。ま
た、固体粒子Pの回収搬送用としてチャンバ33中の空
気も、固体粒子Pと共にドレン管34で吸引され、ホッ
パ31上部の気流と固体粒子Pの分離装置35に搬送さ
れる。該分離装置35では図示の如く、気流で搬送され
て来た固体粒子Pは水平方向に装置空洞内に放出され、
気体に対して密度の大きい固体粒子Pは自重で下方に落
下し、気体はそのまま水平に流れて、フィルター35a
で気流と共に移動しようとする残余の固体粒子Pを濾過
した上で、真空ポンプ36で系外に排出される。この様
にして固体粒子Pが、転写シートS及び被転写基材Bが
出入りするチャンバ33出入口開口部から、空気と共に
周囲に流出しない様にする。
【0106】また、固体粒子Pのチャンバ33系外への
流出防止、及び固体粒子Pのチャンバ33からホッパ3
1への逆流防止には、チャンバ33内を外部より低圧に
するとよい。このチャンバ33の圧力調整は、前記真空
ポンプ36の排気量、更に排風機(図示せず)をチャン
バ33に適宜接続して、その排気量等によるチャンバ3
3外に流出する気体量と、噴出器32から固体粒子Pと
共にチャンバ33内に入る気体量(特に、気体を固体粒
子加速流体として用いる吹出ノズル等の噴出器の場
合)、更に送風機(図示せず)をチャンバ33に適宜接
続してチャンバ33内に入れる気体量(特に、羽根車に
よる噴出器の場合)等とのバランスを調整することで行
う。
流出防止、及び固体粒子Pのチャンバ33からホッパ3
1への逆流防止には、チャンバ33内を外部より低圧に
するとよい。このチャンバ33の圧力調整は、前記真空
ポンプ36の排気量、更に排風機(図示せず)をチャン
バ33に適宜接続して、その排気量等によるチャンバ3
3外に流出する気体量と、噴出器32から固体粒子Pと
共にチャンバ33内に入る気体量(特に、気体を固体粒
子加速流体として用いる吹出ノズル等の噴出器の場
合)、更に送風機(図示せず)をチャンバ33に適宜接
続してチャンバ33内に入れる気体量(特に、羽根車に
よる噴出器の場合)等とのバランスを調整することで行
う。
【0107】密着した被転写基材Bと転写シートSと
は、好ましくは、チャンバ33の外部下流側にある冷却
装置70で冷風吹き付けにより強制冷却される。なお、
液体を固体粒子加速流体に用いた吹出ノズルを噴出器と
する場合は、冷却装置とは別にその上又は下流に、或い
は冷却装置自身と兼用で、乾燥機を設けて、例えば室温
又は温風の空気を吹きつけて、液体を乾燥、又は吹き飛
ばして除去する。また、接着剤等に電離放射線硬化性樹
脂を用い硬化させる場合は、噴出器と剥離ローラ間に、
水銀灯(紫外線光源)等の電離放射線照射装置を設け
て、硬化させる。
は、好ましくは、チャンバ33の外部下流側にある冷却
装置70で冷風吹き付けにより強制冷却される。なお、
液体を固体粒子加速流体に用いた吹出ノズルを噴出器と
する場合は、冷却装置とは別にその上又は下流に、或い
は冷却装置自身と兼用で、乾燥機を設けて、例えば室温
又は温風の空気を吹きつけて、液体を乾燥、又は吹き飛
ばして除去する。また、接着剤等に電離放射線硬化性樹
脂を用い硬化させる場合は、噴出器と剥離ローラ間に、
水銀灯(紫外線光源)等の電離放射線照射装置を設け
て、硬化させる。
【0108】〔支持体シート処理機構(本発明の特徴部
分)〕上記した如くにして、固体粒子を用いて被転写基
材Bの凹凸表面に転写シートSを沿わせるように追従圧
接させた後、前記被転写基材Bはその凹凸表面に転写シ
ートSが圧接せしめられているまま、前記チャンバー3
3の下流側に配置された剥離ローラ60まで搬送され、
この剥離ローラ60を含む前記転写シート供給装置20
の一部をなす支持体シート処理機構20Aにより、図1
6ないし図18に示される如くにして、前記転写シート
Sのうちの支持体シート1が剥離されて、支持体シート
巻取機23により巻き取られる。
分)〕上記した如くにして、固体粒子を用いて被転写基
材Bの凹凸表面に転写シートSを沿わせるように追従圧
接させた後、前記被転写基材Bはその凹凸表面に転写シ
ートSが圧接せしめられているまま、前記チャンバー3
3の下流側に配置された剥離ローラ60まで搬送され、
この剥離ローラ60を含む前記転写シート供給装置20
の一部をなす支持体シート処理機構20Aにより、図1
6ないし図18に示される如くにして、前記転写シート
Sのうちの支持体シート1が剥離されて、支持体シート
巻取機23により巻き取られる。
【0109】前記支持体シート処理機構20Aは、前記
剥離ローラ60及び支持体シート巻取機23の他、それ
らの間に配置された傾斜案内ローラ26及び反転案内ロ
ーラ27を備える。前記剥離ローラ60は、その軸部6
0aが前記被転写基材Bの搬送方向に対して直交するよ
うに配置されており、また、その両端部のみが大径とさ
れて前記支持体シート1にその大径部のみが接触するよ
うになっており、被転写基材B上(支持体シート1上)
の固体粒子Pを押さえ付けず、かつ、その流れ(流下・
落下)を妨げないようになっている。
剥離ローラ60及び支持体シート巻取機23の他、それ
らの間に配置された傾斜案内ローラ26及び反転案内ロ
ーラ27を備える。前記剥離ローラ60は、その軸部6
0aが前記被転写基材Bの搬送方向に対して直交するよ
うに配置されており、また、その両端部のみが大径とさ
れて前記支持体シート1にその大径部のみが接触するよ
うになっており、被転写基材B上(支持体シート1上)
の固体粒子Pを押さえ付けず、かつ、その流れ(流下・
落下)を妨げないようになっている。
【0110】前記傾斜案内ローラ26は、その軸部26
aが平面視(図16)で前記被転写基材Bの搬送方向に
対して約45°傾斜せしめられるとともに、正面視(図
17)で水平面に対して約30°傾斜せしめられ、その
一端部(左端部)は前記剥離ローラ60の左端部の斜め
上方に位置せしめられ、その他端部(右端部)は前記剥
離ローラ60の右端部と略同じ高さ位置でその前方に位
置せしめられており、前記支持体シート1を斜めに横切
るように配置されている。
aが平面視(図16)で前記被転写基材Bの搬送方向に
対して約45°傾斜せしめられるとともに、正面視(図
17)で水平面に対して約30°傾斜せしめられ、その
一端部(左端部)は前記剥離ローラ60の左端部の斜め
上方に位置せしめられ、その他端部(右端部)は前記剥
離ローラ60の右端部と略同じ高さ位置でその前方に位
置せしめられており、前記支持体シート1を斜めに横切
るように配置されている。
【0111】一方、前記反転案内ローラ27は、その軸
部27aが平面視(図16)で前記基材搬送装置10の
右端より外方でそれと平行に水平に配置されており、全
体が前記傾斜案内ローラ26の右端部の斜め上に配置さ
れている。
部27aが平面視(図16)で前記基材搬送装置10の
右端より外方でそれと平行に水平に配置されており、全
体が前記傾斜案内ローラ26の右端部の斜め上に配置さ
れている。
【0112】そして、前記傾斜案内ローラ26及び反転
案内ローラ27は、共に支持体シートに対接する案内面
部がゴム等の弾性及び柔軟性を有する材料で形成されて
いるゴムローラからなっている。なお、傾斜案内ローラ
26及び反転案内ローラ27は、ローラ構造とせずに、
円筒状のパイプ等からなるターンバーとしたり、あるい
は円錐ローラ等で構成してもよく、その材質もゴム等の
弾性及び柔軟性を有する材料でなくてもよい。
案内ローラ27は、共に支持体シートに対接する案内面
部がゴム等の弾性及び柔軟性を有する材料で形成されて
いるゴムローラからなっている。なお、傾斜案内ローラ
26及び反転案内ローラ27は、ローラ構造とせずに、
円筒状のパイプ等からなるターンバーとしたり、あるい
は円錐ローラ等で構成してもよく、その材質もゴム等の
弾性及び柔軟性を有する材料でなくてもよい。
【0113】また、前記基材搬送装置10の右側方下
側、つまり、前記剥離ローラ60、反転案内ローラ27
の右側方で、前記反転案内ローラ27の略真下には、前
記チャンバー33の延長部30cとされる固体粒子回収
用ドレーン135が配置されており、さらにその右側方
に前記巻取機23がその軸部23aを前記反転案内ロー
ラ27と平行にして平面視で並ぶように配置されてい
る。
側、つまり、前記剥離ローラ60、反転案内ローラ27
の右側方で、前記反転案内ローラ27の略真下には、前
記チャンバー33の延長部30cとされる固体粒子回収
用ドレーン135が配置されており、さらにその右側方
に前記巻取機23がその軸部23aを前記反転案内ロー
ラ27と平行にして平面視で並ぶように配置されてい
る。
【0114】かかる支持体シート処理機構20Aにおい
ては、図16〜図18を参照すればよくわかるように、
前記支持体シート1の剥離方向及び剥離後の進行方向を
前記剥離ローラ60及び前記傾斜案内ローラ26によっ
てそれ以前の進行方向に対して交差ないし直交する方向
に変換するとともに、前記傾斜案内ローラ26及び反転
案内ローラ27により前記支持体シート1の表裏を反転
させて前記巻取機23に巻き取るようにされる。
ては、図16〜図18を参照すればよくわかるように、
前記支持体シート1の剥離方向及び剥離後の進行方向を
前記剥離ローラ60及び前記傾斜案内ローラ26によっ
てそれ以前の進行方向に対して交差ないし直交する方向
に変換するとともに、前記傾斜案内ローラ26及び反転
案内ローラ27により前記支持体シート1の表裏を反転
させて前記巻取機23に巻き取るようにされる。
【0115】したがって、上記構成のもとでは、剥離ロ
ーラ60及び傾斜案内ローラ26を介して、支持体シー
ト1の剥離方向及び剥離後の進行方向をそれ以前の進行
方向に対して交差ないし直交する方向に変換することか
ら、支持体シート1は、その表面が被転写基材1の転写
面(凹凸表面)に対して斜め上方に次第に傾斜するよう
にして剥離されるとともに、図19に概略図示される如
くに、この支持体シート1上の固体粒子Pの大部分は、
支持体シート1の傾斜によってその幅方向右端側に流下
せしめられ、前記被転写基材Bの搬送路の右側方下の前
記固体粒子回収用ドレーン135に排除されて支持体シ
ート1上から除去される。なお、この場合、固体粒子が
基材搬送装置10のキャリヤベルト10aに落下するこ
とを防ぐべく、必要に応じて、図17において仮想線で
示される如くに流下案内板140を配置してもよい。
ーラ60及び傾斜案内ローラ26を介して、支持体シー
ト1の剥離方向及び剥離後の進行方向をそれ以前の進行
方向に対して交差ないし直交する方向に変換することか
ら、支持体シート1は、その表面が被転写基材1の転写
面(凹凸表面)に対して斜め上方に次第に傾斜するよう
にして剥離されるとともに、図19に概略図示される如
くに、この支持体シート1上の固体粒子Pの大部分は、
支持体シート1の傾斜によってその幅方向右端側に流下
せしめられ、前記被転写基材Bの搬送路の右側方下の前
記固体粒子回収用ドレーン135に排除されて支持体シ
ート1上から除去される。なお、この場合、固体粒子が
基材搬送装置10のキャリヤベルト10aに落下するこ
とを防ぐべく、必要に応じて、図17において仮想線で
示される如くに流下案内板140を配置してもよい。
【0116】続いて、前記傾斜案内ローラ26及び反転
案内ローラ27により前記支持体シート1の表裏を反転
させることから、図20に概略図示される如くに、前記
支持体シート1に形成されている、被転写基材の凹凸
(401、402、403)に対応した凹部101、1
02、…内に入り込んで残留している固体粒子Pも残ら
ず落下せしめられて前記被転写基材Bの搬送路の側方に
排除され、支持体シート1からは略完全に固体粒子が除
去される。上記のようにして、支持体シート1を剥離し
た後に、転写シートSの転写層2としての装飾層等が被
転写基材Bの凹凸表面全面に転写形成された、化粧材D
(製品)が得られる。
案内ローラ27により前記支持体シート1の表裏を反転
させることから、図20に概略図示される如くに、前記
支持体シート1に形成されている、被転写基材の凹凸
(401、402、403)に対応した凹部101、1
02、…内に入り込んで残留している固体粒子Pも残ら
ず落下せしめられて前記被転写基材Bの搬送路の側方に
排除され、支持体シート1からは略完全に固体粒子が除
去される。上記のようにして、支持体シート1を剥離し
た後に、転写シートSの転写層2としての装飾層等が被
転写基材Bの凹凸表面全面に転写形成された、化粧材D
(製品)が得られる。
【0117】上記のように、本実施形態においては、傾
斜案内ローラ26、反転案内ローラ27を配置して、支
持体シート1を横方向に方向転換するとともに反転させ
ることにより、支持体シート1上の固体粒子を除去する
ようにしているので、固体粒子除去用のブロワーは必要
とせず、比較的安価な案内ローラー等を使用するだけ
で、しかも、支持体シートを固体粒子除去のために停止
させたりその進行速度を落としたりすることを要しない
で、支持体シートから固体粒子を合理的かつ確実にしか
も迅速に除去できる。その結果、生産効率が向上し、高
速生産に対応させることができる。
斜案内ローラ26、反転案内ローラ27を配置して、支
持体シート1を横方向に方向転換するとともに反転させ
ることにより、支持体シート1上の固体粒子を除去する
ようにしているので、固体粒子除去用のブロワーは必要
とせず、比較的安価な案内ローラー等を使用するだけ
で、しかも、支持体シートを固体粒子除去のために停止
させたりその進行速度を落としたりすることを要しない
で、支持体シートから固体粒子を合理的かつ確実にしか
も迅速に除去できる。その結果、生産効率が向上し、高
速生産に対応させることができる。
【0118】なお、支持体シート1を剥離するタイミン
グは、衝突圧の解除以降、支持体シート1が剥離時応力
で切断や塑性変形をし無い程度に冷却し、接着剤層が冷
却や硬化反応で固化し転写シートが被転写基材に固着し
た時点以降に行えばよく、そのような位置に前記剥離ロ
ーラ60を配置する。また、前記傾斜案内ローラ26を
水平面と平行にして前記剥離ローラ60と同じ高さ位置
に配置すれば、この傾斜案内ローラ26が前記剥離ロー
ラ60の役目を担うことになり、前記剥離ローラ60を
不要にすることもできる。
グは、衝突圧の解除以降、支持体シート1が剥離時応力
で切断や塑性変形をし無い程度に冷却し、接着剤層が冷
却や硬化反応で固化し転写シートが被転写基材に固着し
た時点以降に行えばよく、そのような位置に前記剥離ロ
ーラ60を配置する。また、前記傾斜案内ローラ26を
水平面と平行にして前記剥離ローラ60と同じ高さ位置
に配置すれば、この傾斜案内ローラ26が前記剥離ロー
ラ60の役目を担うことになり、前記剥離ローラ60を
不要にすることもできる。
【0119】また、反転案内ローラ27で表裏反転した
以降の支持体シート1の搬送方向と剥離ローラ60以前
の支持体シート1の搬送方向とのなす角は、以上の説明
の如く、90°(直交)の場合が、固体粒子の除去効率
上、最も好ましい。しかし、両者のなす角ほ90°以外
に設定してもよい。通常。両者のなす角は45°〜13
5°の範囲に設定される。
以降の支持体シート1の搬送方向と剥離ローラ60以前
の支持体シート1の搬送方向とのなす角は、以上の説明
の如く、90°(直交)の場合が、固体粒子の除去効率
上、最も好ましい。しかし、両者のなす角ほ90°以外
に設定してもよい。通常。両者のなす角は45°〜13
5°の範囲に設定される。
【0120】〔その他〕以上、本発明の転写方法及び装
置を説明して来たが、本発明は上記説明に限定されるも
のではない。例えば、図13の転写装置による凹凸表面
への転写方法の説明では、転写シートSの被転写基材B
への圧接は、長尺帯状の転写シート及び枚葉の被転写基
材を用い、両者を一体的に搬送移動させつつ、固定の噴
出器32で固体粒子衝突圧を連続印加する形態であった
が、転写シートSの被転写基材Bへの圧接は、その時だ
け転写シートS及び被転写基材Bを停止させて、基材一
個ごとに間欠的に行っても構わない(これらに対して例
えば噴出器を移動させる)。また、もちろん、転写シー
トSの支持体シート1面に対して角度をもって固体粒子
を噴出してもよい。
置を説明して来たが、本発明は上記説明に限定されるも
のではない。例えば、図13の転写装置による凹凸表面
への転写方法の説明では、転写シートSの被転写基材B
への圧接は、長尺帯状の転写シート及び枚葉の被転写基
材を用い、両者を一体的に搬送移動させつつ、固定の噴
出器32で固体粒子衝突圧を連続印加する形態であった
が、転写シートSの被転写基材Bへの圧接は、その時だ
け転写シートS及び被転写基材Bを停止させて、基材一
個ごとに間欠的に行っても構わない(これらに対して例
えば噴出器を移動させる)。また、もちろん、転写シー
トSの支持体シート1面に対して角度をもって固体粒子
を噴出してもよい。
【0121】また、チャンバ33内は窒素等の不活性ガ
スを充満させて、転写層の下地塗膜層等に(硬化前の)
電離放射線硬化性樹脂を用いる場合に、空気中の酸素、
水蒸気等が該樹脂の硬化を阻害するのを防止してもよ
い。
スを充満させて、転写層の下地塗膜層等に(硬化前の)
電離放射線硬化性樹脂を用いる場合に、空気中の酸素、
水蒸気等が該樹脂の硬化を阻害するのを防止してもよ
い。
【0122】また、傾斜案内ローラ26、及び反転案内
ローラ27は、必要に応じて2個以上設けてもよい。さ
らに、支持体シートの傾斜、反転を行っても、なお、支
持体シートに固体粒子が一部残留する場合には、傾斜案
内ローラ26、反転案内ローラ27を超音波等の振動で
励振したり、また、これらローラとは別に、励振された
案内ローラを、剥離ローラ以降に設けてもよい。このよ
うにすることによって、残留固体粒子の除去を、より完
全にすることができる。
ローラ27は、必要に応じて2個以上設けてもよい。さ
らに、支持体シートの傾斜、反転を行っても、なお、支
持体シートに固体粒子が一部残留する場合には、傾斜案
内ローラ26、反転案内ローラ27を超音波等の振動で
励振したり、また、これらローラとは別に、励振された
案内ローラを、剥離ローラ以降に設けてもよい。このよ
うにすることによって、残留固体粒子の除去を、より完
全にすることができる。
【0123】〔化粧材〕本発明で得られる化粧材は、外
壁、塀、屋根、門扉、破風板等の外装材、壁面、天井等
の建築内装材、窓枠、扉、手摺、敷居、鴨居等の建具、
箪笥等の家具の表面材、弱電・OA機器のキャビネッ
ト、或いは自動車等の車両内装材等の各種分野で用いら
れ得る。
壁、塀、屋根、門扉、破風板等の外装材、壁面、天井等
の建築内装材、窓枠、扉、手摺、敷居、鴨居等の建具、
箪笥等の家具の表面材、弱電・OA機器のキャビネッ
ト、或いは自動車等の車両内装材等の各種分野で用いら
れ得る。
【0124】なお、転写後の化粧材の表面に、更に透明
保護層を塗装する等してもよい。この様な透明保護層と
しては、ポリ4フッ化エチレン、ポリフッ化ビニリデン
等のフッ素樹脂、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル
樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂の1種又は2種以
上等をバインダーとし、これに必要に応じて、ベンゾト
リアゾール、超微粒子酸化セリウム等の紫外線吸収剤、
ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤等の光安定剤、着色
顔料、体質顔料、滑剤等を添加した塗料を用いる。塗工
はスプレー塗装、フローコート等を用いる。透明保護層
の膜厚は1〜100μm程度である。
保護層を塗装する等してもよい。この様な透明保護層と
しては、ポリ4フッ化エチレン、ポリフッ化ビニリデン
等のフッ素樹脂、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル
樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂の1種又は2種以
上等をバインダーとし、これに必要に応じて、ベンゾト
リアゾール、超微粒子酸化セリウム等の紫外線吸収剤、
ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤等の光安定剤、着色
顔料、体質顔料、滑剤等を添加した塗料を用いる。塗工
はスプレー塗装、フローコート等を用いる。透明保護層
の膜厚は1〜100μm程度である。
【0125】
【実施例】次に実施例により本発明を更に説明する。先
ず、三次元的表面凹凸を有する被転写基材Bとして図2
1に示される如くの大柄な凹凸として深さ2.5mm、
開口幅7mmの目地の溝状凹部401と、煉瓦積み模様
の平坦凸部404とを有し、微細な凹凸として平坦凸部
上に深さが0.1〜1.0mmの範囲に分布する梨地調
の微細凹凸403を有する、大柄な凹凸と微細な凹凸と
が重畳した三次元的表面凹凸を有する厚さ12mmのケ
イ酸カルシウム板を用意した。そして、該凹凸表面にウ
レタン樹脂系の下地塗装及び下塗り塗装をオフラインで
別の装置で行った。
ず、三次元的表面凹凸を有する被転写基材Bとして図2
1に示される如くの大柄な凹凸として深さ2.5mm、
開口幅7mmの目地の溝状凹部401と、煉瓦積み模様
の平坦凸部404とを有し、微細な凹凸として平坦凸部
上に深さが0.1〜1.0mmの範囲に分布する梨地調
の微細凹凸403を有する、大柄な凹凸と微細な凹凸と
が重畳した三次元的表面凹凸を有する厚さ12mmのケ
イ酸カルシウム板を用意した。そして、該凹凸表面にウ
レタン樹脂系の下地塗装及び下塗り塗装をオフラインで
別の装置で行った。
【0126】また、転写シートSは支持体シートである
厚さ100μmのポリプロピレン系熱可塑性エラストマ
ーフィルムの片面に、転写層となる装飾層として目地を
有する煉瓦調の絵柄を全面にグラビア印刷したものを用
意した。絵柄インキのバインダーの樹脂としては、アク
リル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体との8:2
(重量比)の混合物を、また、着色顔料としては、弁
柄、イソインドリノン、カーボンブラック、チタン白を
用いた。
厚さ100μmのポリプロピレン系熱可塑性エラストマ
ーフィルムの片面に、転写層となる装飾層として目地を
有する煉瓦調の絵柄を全面にグラビア印刷したものを用
意した。絵柄インキのバインダーの樹脂としては、アク
リル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体との8:2
(重量比)の混合物を、また、着色顔料としては、弁
柄、イソインドリノン、カーボンブラック、チタン白を
用いた。
【0127】次に、図13に示す装置で、噴出器には図
4〜図7の様な羽根車を用いた噴出器32を使用し、上
記被転写基材Bを、その凹凸表面を上にして搬送用ロー
ラ10b列からなる基材搬送装置10上に載置して搬送
し、スポンジローラRによる基材塗工装置50にて、ア
クリルウレタン系樹脂からなる溶剤希釈型の感熱溶融型
接着剤を30g/m2 溶融塗工後、基材加熱装置41で
接着剤及び被転写基材Bを加熱して、衝突圧印加部30
に供給した。一方、転写シートSも、シート供給装置2
0により、その支持体シート1側を上にして、衝突圧印
加部30に供給した。被転写基材Bが衝突圧印加部30
のチャンバ33に入ったところで、転写シートSを被転
写基材Bに接近させた。そして、前記シート支持装置2
2で転写シートSの幅方向両端を表裏で挟持した。ま
た、その際、転写シートの目地と被転写基材との見当を
合わせた。その状態で、転写シートSの支持体シート1
側から電熱線ヒータによる輻射熱を用いたシート加熱装
置40で、転写シートSの予熱、接着剤の活性化、被転
写基材の加熱を行った。
4〜図7の様な羽根車を用いた噴出器32を使用し、上
記被転写基材Bを、その凹凸表面を上にして搬送用ロー
ラ10b列からなる基材搬送装置10上に載置して搬送
し、スポンジローラRによる基材塗工装置50にて、ア
クリルウレタン系樹脂からなる溶剤希釈型の感熱溶融型
接着剤を30g/m2 溶融塗工後、基材加熱装置41で
接着剤及び被転写基材Bを加熱して、衝突圧印加部30
に供給した。一方、転写シートSも、シート供給装置2
0により、その支持体シート1側を上にして、衝突圧印
加部30に供給した。被転写基材Bが衝突圧印加部30
のチャンバ33に入ったところで、転写シートSを被転
写基材Bに接近させた。そして、前記シート支持装置2
2で転写シートSの幅方向両端を表裏で挟持した。ま
た、その際、転写シートの目地と被転写基材との見当を
合わせた。その状態で、転写シートSの支持体シート1
側から電熱線ヒータによる輻射熱を用いたシート加熱装
置40で、転写シートSの予熱、接着剤の活性化、被転
写基材の加熱を行った。
【0128】次いで、固体粒子Pとして平均粒径0.4
mmの球形の亜鉛球を、噴出器32から噴出させて転写
シートSの支持体シート1側に衝突させ、転写シートS
を被転写基材Bに圧接した。噴出器32の羽根車の回転
数は3600〔rpm〕、固体粒子Pの噴出速度は35
〔m/s〕であった。そして、転写シートSが目地の凹
部401内にまで延ばされて熱融着し、チャンバ33か
ら外部に出た直後に冷却装置70で冷風を吹き付けて、
接着剤を冷却して接着温度以下に冷却した後、転写シー
トSの支持体シート1を支持体シート処理機構20Aを
介してその支持体シート巻取機23により巻き取った。
mmの球形の亜鉛球を、噴出器32から噴出させて転写
シートSの支持体シート1側に衝突させ、転写シートS
を被転写基材Bに圧接した。噴出器32の羽根車の回転
数は3600〔rpm〕、固体粒子Pの噴出速度は35
〔m/s〕であった。そして、転写シートSが目地の凹
部401内にまで延ばされて熱融着し、チャンバ33か
ら外部に出た直後に冷却装置70で冷風を吹き付けて、
接着剤を冷却して接着温度以下に冷却した後、転写シー
トSの支持体シート1を支持体シート処理機構20Aを
介してその支持体シート巻取機23により巻き取った。
【0129】この際、支持体シート1は、剥離ローラ6
0及び傾斜案内ローラ26を介して、支持体シート1の
剥離方向及び剥離後の進行方向がそれ以前の進行方向に
対して直交する方向に変換せしめられ、支持体シート1
は、その表面が被転写基材1の転写面(凹凸表面)に対
して斜め上方に次第に傾斜するようにして剥離されると
ともに、この支持体シート1上の固体粒子Pの大部分
は、支持体シート1の傾斜によってその幅方向右端側に
流下せしめられ、前記被転写基材Bの搬送路の右側方下
の前記固体粒子回収用ドレーン135に排除されて支持
体シート1上から除去され、さらに、前記傾斜案内ロー
ラ26及び反転案内ローラ27により前記支持体シート
1の表裏を反転せしめられ、前記支持体シート1に形成
されている、被転写基材の凹凸(401、402、40
3)に対応した凹部101、102、…内に入り込んで
残留している固体粒子Pも残らず落下せしめられて前記
被転写基材Bの搬送路の側方に排除され、支持体シート
1からは略完全に固体粒子が除去された。
0及び傾斜案内ローラ26を介して、支持体シート1の
剥離方向及び剥離後の進行方向がそれ以前の進行方向に
対して直交する方向に変換せしめられ、支持体シート1
は、その表面が被転写基材1の転写面(凹凸表面)に対
して斜め上方に次第に傾斜するようにして剥離されると
ともに、この支持体シート1上の固体粒子Pの大部分
は、支持体シート1の傾斜によってその幅方向右端側に
流下せしめられ、前記被転写基材Bの搬送路の右側方下
の前記固体粒子回収用ドレーン135に排除されて支持
体シート1上から除去され、さらに、前記傾斜案内ロー
ラ26及び反転案内ローラ27により前記支持体シート
1の表裏を反転せしめられ、前記支持体シート1に形成
されている、被転写基材の凹凸(401、402、40
3)に対応した凹部101、102、…内に入り込んで
残留している固体粒子Pも残らず落下せしめられて前記
被転写基材Bの搬送路の側方に排除され、支持体シート
1からは略完全に固体粒子が除去された。
【0130】除去されて落下した固体粒子Pは、チャン
バ33の延長部30c(固体粒子回収用ドレーン13
5)に形成された戻り流路30eを通ってチャンバ33
の下部に移動し、再使用に供された。支持体シート1が
剥離除去することにより得られた化粧材は表面凹凸に追
従して絵柄が転写されていた。また、被転写基材Bの大
柄な凹凸の凹部である溝状凹部の底面内及び微細な凹凸
内部及び該底面へも転写層が全面転写され、転写層が一
部で転写されない転写抜けも起きなかった。
バ33の延長部30c(固体粒子回収用ドレーン13
5)に形成された戻り流路30eを通ってチャンバ33
の下部に移動し、再使用に供された。支持体シート1が
剥離除去することにより得られた化粧材は表面凹凸に追
従して絵柄が転写されていた。また、被転写基材Bの大
柄な凹凸の凹部である溝状凹部の底面内及び微細な凹凸
内部及び該底面へも転写層が全面転写され、転写層が一
部で転写されない転写抜けも起きなかった。
【0131】
【発明の効果】 本発明によれば、大きな三次元的凹凸表面が装飾され
た化粧材が容易に得られる。もちろん、窓枠、サッシ等
の二次元的凹凸も可能であり、平板状の板材以外にも、
瓦の様に全体として(包絡面形状が)波うち形状のも
の、或いは凸又は凹に湾曲した形状のものでも容易に得
られる。
た化粧材が容易に得られる。もちろん、窓枠、サッシ等
の二次元的凹凸も可能であり、平板状の板材以外にも、
瓦の様に全体として(包絡面形状が)波うち形状のも
の、或いは凸又は凹に湾曲した形状のものでも容易に得
られる。
【0132】また、大柄な凹凸表面の凸部上、凹部内
(底部や凸部と底部の連結部分である側面)も転写でき
る。また、大柄な凹凸の凸部上に、更に微細な凹凸模様
(例えば、ヘアライン、梨地等)が有る場合でも、その
微細凹凸の凹部内にまで、転写にて装飾できる。
(底部や凸部と底部の連結部分である側面)も転写でき
る。また、大柄な凹凸の凸部上に、更に微細な凹凸模様
(例えば、ヘアライン、梨地等)が有る場合でも、その
微細凹凸の凹部内にまで、転写にて装飾できる。
【0133】また、転写圧の形成に使用された固体粒
子は、機外に排出されることなくほぼその全量が再循環
経路に収集され、再使用に供されることから、周囲を汚
染することなく、無駄な固体粒子の損失もなく、かつ、
連続した転写が可能となる。
子は、機外に排出されることなくほぼその全量が再循環
経路に収集され、再使用に供されることから、周囲を汚
染することなく、無駄な固体粒子の損失もなく、かつ、
連続した転写が可能となる。
【0134】また、従来のゴムローラ押圧方式の様
に、被転写基材の凹凸部によるローラ等部品の損耗も無
い。 以上の結果、従来に無く極めて意匠性に優れた化粧材
が得られる。
に、被転写基材の凹凸部によるローラ等部品の損耗も無
い。 以上の結果、従来に無く極めて意匠性に優れた化粧材
が得られる。
【0135】上記に加え、本発明に係る凹凸基材への
転写方法及び転写装置によれば、支持体シート1を横方
向に方向転換するとともに反転させることにより、支持
体シート1上の固体粒子を除去するようにしているの
で、固体粒子除去用の強力なブロワーは必要とせず、比
較的安価な案内ローラー等を使用するだけで、しかも、
支持体シートを固体粒子除去のために停止させたりその
進行速度を落としたりすることを要しないで、支持体シ
ートから固体粒子を合理的かつ確実にしかも迅速に除去
できる。その結果、生産効率が向上し、高速生産に対応
させることができるという優れた効果が得られる。
転写方法及び転写装置によれば、支持体シート1を横方
向に方向転換するとともに反転させることにより、支持
体シート1上の固体粒子を除去するようにしているの
で、固体粒子除去用の強力なブロワーは必要とせず、比
較的安価な案内ローラー等を使用するだけで、しかも、
支持体シートを固体粒子除去のために停止させたりその
進行速度を落としたりすることを要しないで、支持体シ
ートから固体粒子を合理的かつ確実にしかも迅速に除去
できる。その結果、生産効率が向上し、高速生産に対応
させることができるという優れた効果が得られる。
【図1】本発明の凹凸基材への転写方法を概説する概念
図。
図。
【図2】本発明の凹凸基材への転写装置を概説する概念
図。
図。
【図3】図2でスポンジローラ塗工部を拡大図示した断
面図。
面図。
【図4】羽根車を用いた噴出器の一形態を説明する概念
図(正面図)。
図(正面図)。
【図5】図4の羽根車部分の斜視図。
【図6】図4の羽根車内部を説明する概念図。
【図7】羽根車にて噴出方向を調整する説明図。
【図8】羽根車を用いた噴出器の別の形態を説明する概
念図であり、(A)は正面図、(B)は側面図。
念図であり、(A)は正面図、(B)は側面図。
【図9】吹出ノズルによる噴出器の一形態を説明する概
念図。
念図。
【図10】噴出器の各種配置形態を示す平面図。(A)
は千鳥格子状に並べた配置、(B)は中央部は上流側に
して、両端になるにつれて下流側にずらした配置。
は千鳥格子状に並べた配置、(B)は中央部は上流側に
して、両端になるにつれて下流側にずらした配置。
【図11】衝突圧に幅方向分布を設けた説明図。
【図12】噴出器の向き一形態を示す流れ方向からみた
側面図。
側面図。
【図13】本発明の凹凸基材への転写方法を実施し得る
本発明に係る凹凸基材への転写装置の一形態の概念図。
本発明に係る凹凸基材への転写装置の一形態の概念図。
【図14】図13のY−Y矢視線に従う概略断面図。
【図15】図13の上流側ガイドローラから剥離ローラ
との間を図示する斜視図。
との間を図示する斜視図。
【図16】図13に示される装置の支持体シート処理機
構の説明に供される部分拡大平面図。
構の説明に供される部分拡大平面図。
【図17】図13のX−X矢視線に従う概略断面図。
【図18】図13に示される装置の支持体シート処理機
構の説明に供される部分拡大斜視図。
構の説明に供される部分拡大斜視図。
【図19】本発明の凹凸基材への転写方法における固体
粒子除去に関する説明に供される概念図。
粒子除去に関する説明に供される概念図。
【図20】同じく、本発明の凹凸基材への転写方法にお
ける固体粒子除去に関する説明に供される概念図。
ける固体粒子除去に関する説明に供される概念図。
【図21】従来の凹凸基材への転写方法における固体粒
子除去に関する説明に供される概念図。
子除去に関する説明に供される概念図。
【図22】同じく、従来凹凸基材への転写方法における
固体粒子除去に関する説明に供される概念図。
固体粒子除去に関する説明に供される概念図。
1 支持体シート 2 転写層 3 噴出器 10 基材搬送装置(基材搬送手段) 20 シート供給装置(シート供給手段) 20A 支持体シート処理機構(支持体シート処理手
段) 21 支持体シート巻出機 22 シート支持装置 23 支持体シート巻取機 23a 支持体シート傾斜用ガイドローラ 24 上流側ガイドローラ 26 傾斜案内ローラ 27 反転案内ローラ 30 衝突圧印加部(衝突圧印加手段) 31 ホッパ 32 噴出器(固体粒子噴出手段) 33 チャンバ 34 ドレン管 35 分離装置 36 真空ポンプ 40 シート加熱装置 41 基材加熱装置 50 基材塗工装置 60 剥離ローラ(剥離手段) 70 冷却装置 90 吸引排気装置(吸引排気手段) 91 吸引排気ノズル 92 真空ポンプ 135 固体粒子回収用ドレーン 101〜103 支持体シートの凹部 401 溝状凹部 402 溝状凹部 403 微細凹凸 404 平坦凸部 812、812a 羽根車 813、813a 羽根 814、814a 側面板 815 中空部 816 方向制御器 817 開口部 818 散布器 819、819a 回転軸 820 軸受 840 吹出ノズルを用いた噴出器 841 誘導室 842 内部ノズル 843 ノズル開口部 844 ノズル B 被転写基材 D 化粧材 P 固体粒子 R スポンジローラ R1 軸芯 R2 スポンジ S 転写シート
段) 21 支持体シート巻出機 22 シート支持装置 23 支持体シート巻取機 23a 支持体シート傾斜用ガイドローラ 24 上流側ガイドローラ 26 傾斜案内ローラ 27 反転案内ローラ 30 衝突圧印加部(衝突圧印加手段) 31 ホッパ 32 噴出器(固体粒子噴出手段) 33 チャンバ 34 ドレン管 35 分離装置 36 真空ポンプ 40 シート加熱装置 41 基材加熱装置 50 基材塗工装置 60 剥離ローラ(剥離手段) 70 冷却装置 90 吸引排気装置(吸引排気手段) 91 吸引排気ノズル 92 真空ポンプ 135 固体粒子回収用ドレーン 101〜103 支持体シートの凹部 401 溝状凹部 402 溝状凹部 403 微細凹凸 404 平坦凸部 812、812a 羽根車 813、813a 羽根 814、814a 側面板 815 中空部 816 方向制御器 817 開口部 818 散布器 819、819a 回転軸 820 軸受 840 吹出ノズルを用いた噴出器 841 誘導室 842 内部ノズル 843 ノズル開口部 844 ノズル B 被転写基材 D 化粧材 P 固体粒子 R スポンジローラ R1 軸芯 R2 スポンジ S 転写シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮越 光豊 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 菅 玲子 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 基材搬送手段により搬入される被転写基
材の凹凸表面側に、支持体シートと転写層とからなる転
写シートの転写層側を対向させ、該転写シートの支持体
シート側に固体粒子を衝突させ、その衝突圧を利用し
て、被転写基材の凹凸表面に転写シートを沿わせるよう
に圧接させ、転写層が被転写基材に接着後、転写シート
の支持体シートを剥離することで、転写層を被転写基材
に転写するとともに、前記支持体シートの剥離と並行し
てもしくはその後に前記支持体シート上に残った前記固
体粒子を除去するようにした、凹凸基材への転写方法で
あって、 前記支持体シートの剥離方向ないし剥離後の進行方向を
それ以前の進行方向に対して交差ないし直交する方向に
変換するとともに、該支持体シートの表裏を反転させ
て、前記固体粒子を前記被転写基材の搬送路の側方に流
下及び落下させて除去するようにしたことを特徴とする
凹凸基材への転写方法。 - 【請求項2】 前記支持体シートの剥離、方向変換、及
び表裏反転の一連の動作を、前記被転写基材の搬送路に
対してその軸線が傾斜せしめられている案内ローラーも
しくはターンバーを介して行うことを特徴とする請求項
1に記載の凹凸基材への転写方法。 - 【請求項3】 凹凸表面を有する被転写基材の凹凸表面
側に、支持体シートと転写層とからなる転写シートの転
写層側を対向させ、該転写シートの支持体シート側に固
体粒子を衝突させ、その衝突圧を利用して、転写シート
を被転写基材の凹凸表面に沿わせるように圧接させる方
法を実施するための装置であって、少なくとも、 固体粒子を噴出する固体粒子噴出手段と、 被転写基材を固体粒子噴出手段に対向する位置まで搬送
する基材搬送手段と、 転写シートを固体粒子噴出手段と被転写基材との間に位
置させる転写シート供給手段と、 転写層が被転写基材に接着後、転写シートの支持体シー
トを被転写基材に対して上方ないし斜め上方に引き上げ
ることにより剥離し、該支持体シートの剥離方向ないし
剥離後の進行方向をそれ以前の進行方向に対して交差な
いし直交する方向に変換するとともに、該支持体シート
の表裏を反転させて巻き取る支持体シート処理手段と、
を備えてなり、 前記支持体シート処理手段によって、支持体シート上の
固体粒子を被転写基材の搬送路の側方に流下及び落下さ
せることを特徴とする凹凸基材への転写装置。 - 【請求項4】 前記支持体シート処理手段は、前記支持
体シートに対接する案内面部がゴム等の弾性及び柔軟性
を有する材料で形成されている案内ローラーもしくはタ
ーンバーを備えて構成されていることを特徴とする請求
項3に記載の凹凸基材への転写装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23135697A JPH1159082A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 凹凸基材への転写方法及び転写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23135697A JPH1159082A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 凹凸基材への転写方法及び転写装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1159082A true JPH1159082A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16922345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23135697A Pending JPH1159082A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 凹凸基材への転写方法及び転写装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1159082A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200025009A (ko) * | 2018-08-29 | 2020-03-10 | 주식회사농심 | 핫멜트 공급시스템 |
-
1997
- 1997-08-27 JP JP23135697A patent/JPH1159082A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200025009A (ko) * | 2018-08-29 | 2020-03-10 | 주식회사농심 | 핫멜트 공급시스템 |
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