JPH1159542A - 自動2輪車の車体構造 - Google Patents

自動2輪車の車体構造

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JPH1159542A
JPH1159542A JP9229844A JP22984497A JPH1159542A JP H1159542 A JPH1159542 A JP H1159542A JP 9229844 A JP9229844 A JP 9229844A JP 22984497 A JP22984497 A JP 22984497A JP H1159542 A JPH1159542 A JP H1159542A
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Masayoshi Hori
正佳 堀
Shin Nakai
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】リヤスイングアームの前端部にピボット軸を通
すためのクロスパイプを設けるとともに車体のコンパク
ト化を両立させる。 【解決手段】センターフレーム12の下端部を左右のロ
アフレーム14間を連結するフレーム下部クロスパイプ
30の中間部へ連結するとともに凹部32を設ける。フ
レーム下部クロスパイプ30の左右両端部と左右のリヤ
ステイ15間にリヤスイングアーム支持部16を設け
る。リヤスイングアーム18を構成する左右のアーム部
40の各前端部間に連結されたピボット部クロスパイプ
41をセンターフレーム12と略十文字状に交差して配
設し、凹部32へ臨ませるとともに、左右のリヤスイン
グアーム支持部16に支持されたピボット軸17に貫通
支持させる。リヤスイングアーム18のピボット部クロ
スパイプ41とリヤスイングアームクロスメンバ42間
に形成された空所部43にはリザーブタンク50を配設
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体中心に沿っ
て一本のメインフレームとセンターフレームを設けた形
式の自動2輪車における車体構造に係り、特に2サイク
ルエンジンを搭載したカスタム風バイクに好適なものに
関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−95279号には、前輪を操
向自在に支持するヘッドパイプからエンジンの上方を通
って後方へ延びるメインフレームと、この後端部から連
続してエンジンの後方を通って下方へ延びるセンターフ
レームとをそれぞれ各一本づつ車体中心に略沿って設け
るとともに、センターフレームの下端部で左右方向へ貫
通するピボット軸を支持し、このピボット軸を介してリ
ヤスイングアームを構成する左右のアーム部の各前端部
を軸支し、かつリヤスイングアームの後端部で後輪を支
持した自動2輪車の車体構造が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記車体構造の場合、
車体フレームが簡単になるため、車体のコンパクト化並
びに軽量化を実現できるとともに、シート下方に補機類
等の物品配設スペースを確保し易いので、特に、シート
高が低くかつ車体下部に太い排気チャンバが配置される
2サイクルエンジンを搭載したカスタム風バイクに好適
となる。
【0004】そのうえ、リヤスイングアームを構成する
左右のアーム部の前端部間を上記従来例のように分離せ
ず、一本のピボット部クロスパイプで連結一体化するリ
ヤスイングアーム構造を採用できれば、さらに製造が容
易で低コストになる。
【0005】ところで、このようなピボット部クロスパ
イプを採用すると、ピボット部クロスパイプがセンター
フレーム下部と干渉しないようにその後方へずらして配
設しなければならず、その結果、リヤスイングアームの
長さが短くなってしまう。しかしながらリヤスイングア
ームの長さには自ずから制約があり、これを単純に短く
することはできないから、結局、上記した車体のコンパ
クト化並びに軽量化を両立できず、しかもシート下方の
物品配設スペースも縮小されてしまう。
【0006】そこで本願発明は、ピボット部クロスパイ
プを採用するにもかかわらず、リヤスイングアーム長を
短くせずかつ車体のコンパクト化並びに軽量化を両立さ
せるとともにシート下方に十分な物品配設スペースを確
保できる車体構造の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願の自動2輪車の車体構造に係る第1の発明は、前輪
を操向自在に支持するヘッドパイプからエンジンの上方
を通って後方へ延びるメインフレームと、このメインフ
レームの後端部からエンジンの後方を通って下方へ延び
るセンターフレームとを車体中心に略沿って設けるとと
もに、前端部がエンジン後方のピボット軸を介して軸支
され後端部で後輪を支持するリヤスイングアームを備え
た自動2輪車において、上記リヤスイングアームは左右
一対のアーム部を有し、これら各アーム部の前端部間を
ピボット部クロスパイプで連結し、このピボット部クロ
スパイプに略車体幅程度の長さを有するピボット軸を通
してセンターフレームと略十字状に交差させるととも
に、センターフレームのピボット部クロスパイプが交差
する部分に凹部を形成し、この凹部内へピボット部クロ
スパイプの交差部分を臨ませたことを特徴とする。
【0008】ここで、メインフレームとセンターフレー
ムは連続一体に形成される単一部材でもよく、またそれ
ぞれを別体に形成してメインフレームの後端部とセンタ
ーフレームの上端部を溶接等で連結したものでもよい。
メインフレームとセンターフレームを連続一体に形成す
る場合には、屈曲部を境にしてエンジンの上方を通る部
分をメインフレーム、エンジンの後方を上下方向へ通る
部分をセンターフレームとする。
【0009】なお、この第1の発明において、リヤスイ
ングアームがピボット部クロスパイプの後方に左右のア
ーム部間を連結するリヤスイングアームクロスメンバを
備える場合、このリヤスイングアームクロスメンバとピ
ボット部クロスパイプの間に補機類を配設することがで
き、このようにすれば、リヤスイングアームクロスメン
バとピボット部クロスパイプの間のスペースを有効利用
できるようになり、特に補機類が大容量の液体容器の場
合に配設スペースの確保に有利であり、かつマスの集中
を図ることができる。
【0010】第2の発明は、上記第1の発明において、
ヘッドパイプからエンジンの前方を通って下方へ延びる
左右一対のダウンフレームと、これらのダウンフレーム
の各下端部からエンジンの下方を通って後方へ延びる左
右一対のロアフレームと、各ロアフレームの後端部間並
びに上記センターフレームの下端部をそれぞれ連結する
ロアフレームクロスメンバとを備え、このロアフレーム
クロスメンバの長さ方向両端部近傍のロアフレームから
上方へ突出してセンターフレームの中間部から左右へ延
出しているセンターフレームクロスメンバへ連結される
リヤスイングアーム支持部を左右一対で設け、これら左
右のリヤスイングアーム支持部でピボット軸の両端部を
支持することを特徴とする。
【0011】この場合も、ダウンフレームとロアフレー
ムは連続一体に形成される単一部材でもよく、またそれ
ぞれを別体に形成してダウンフレームの下端部とロアフ
レームの前端部を溶接等で連結したものでもよい。ダウ
ンフレームとロアフレームを連続一体に形成する場合に
は、屈曲部を境にしてエンジンの前方を上下方向へ通る
部分をダウンフレーム、エンジンの下方を通る部分をロ
アフレームとする。
【0012】
【発明の効果】第1の発明によれば、左右のアーム部の
各前端部間をピボット軸を通すためのピボット部クロス
パイプで連結し、センターフレームとピボット部クロス
パイプを略十字状に交差させるとともに、センターフレ
ームのピボット部クロスパイプが交差する部分に凹部を
形成し、この凹部内へピボット部クロスパイプの交差部
分を臨ませたので、センターフレームと交差するにもか
かわらずセンターフレームと干渉することなくピボット
部クロスパイプを前方へ位置させることができる。
【0013】したがって、ピボット部クロスパイプを採
用するにもかかわらず、リヤスイングアーム長を短くせ
ずかつ車体のコンパクト化並びに軽量化を両立させると
ともにシート下方に十分な物品配設スペースを確保でき
る。そのうえ、一本のピボット部クロスパイプに共通の
ピボット軸を通して連結できるから、ピボット部の構造
が簡単になりかつ組立も容易になる。
【0014】第2の発明によれば、左右のロアフレーム
の各後端部とセンターフレームの下端部とをロアフレー
ムクロスメンバで連結することにより車体剛性を高める
とともに、このロアフレームクロスメンバの左右両端部
にリヤスイングアーム支持部を設け、これを利用してピ
ボット軸を支持できるので、ピボット軸の支持部を容易
に設けることができるとともに、ピボット軸の支持スパ
ンが十分に長くなり、かつピボット部クロスパイプ並び
にピボット軸を十分に長くなるのでねじれ剛性が高くな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本願発明の
一実施例を説明する。図1は本実施例に係る自動2輪車
のリヤスイングアームのピボット部近傍部分要部を車体
中心に沿った断面図、図2はこの自動2輪車全体の左方
側面図、図3は図1対応部分の平面図、図4は車体フレ
ームの左方側面図、図5は車体後方から車体フレームを
示した図である。
【0016】まず、図2においてこの自動2輪車の全体
構造を概説する。この自動2輪車は、フロントフォーク
1を大きく傾斜させたロングホイールベースで、前輪2
及び後輪3間の低い位置にエンジン4、涙滴形の燃料タ
ンク5及びシート6を配置したシートポジションが低い
アメリカンタイプもしくはカクタムバイクの外観をなす
ように構成されている。
【0017】前輪2を支持するフロントフォーク1の上
部は大きく後方傾斜するとともに、その上部がボトムブ
リッジ7及びトップブリッジ8を介してヘッドパイプ1
0へ回動自在に支持されている。
【0018】トップブリッジ8に取付けられたハンドル
バー9は、一度上方へ大きく延出した後、その両端のグ
リップ部7が下方へ向けられ、アメリカンタイプもしく
はカクタムバイクにおいて一般的なハンドル形状になっ
ている。
【0019】図4にも明らかなように、ヘッドパイプ1
0が前端部に取付けられたメインフレーム11は、車体
中心線に沿って前後方向へ配設され、ヘッドパイプ10
から緩く斜め下がりに後方へ延び、その後端部で屈曲し
てから連続して略上下方向へ延びるセンターフレーム1
2になっている。これらは連続する一本のパイプ部材で
構成されている。
【0020】ヘッドパイプ10の下部左右からはダウン
フレーム13が左右一対で斜め下方へ延び、その下端部
は略水平に前後方向へ延びるロアフレーム14へ連続
し、この左右のロアフレーム14の後端部から斜め上方
かつ後方へリヤステイ15が左右一対をなして連続して
延びている。これらダウンフレーム13、ロアフレーム
14及びリヤステイ15は左右それぞれに連続する一本
のパイプ部材で構成されている。
【0021】左右のロアフレーム14の後部とリヤステ
イ15の下部との間を連結する略三角形状のプレス成形
されたプレート状をなすリヤスイングアーム支持部16
が車体の左右に対で設けられ、その各中央部に略車体幅
程度の長さを有する一本のピボット軸17の両端がそれ
ぞれ支持されている。リヤスイングアーム支持部16
は、ボックス状や鋳造品等適宜構造が可能である。
【0022】このピボット軸17を介して前端部がリヤ
スイングアーム支持部16へ軸支されたリヤスイングア
ーム18が後方へ延出し、その後端部で後輪3を支持す
るとともに、ピボット軸17を中心にして上下方向へ揺
動自在であり、緩衝器19とともに後輪サスペンション
を構成している。
【0023】シート6を支持するシートレール20は、
左右一対でメインフレーム11の後端部から斜め下がり
に後方へ延びるパイプ部材であり、その中間部に左右の
リヤステイ15の各上部が接続され、この接続部近傍に
緩衝器19の上端部が支持され、後端部にはシート6の
後端部より上方へ突出しているグラブレール21の下端
部が支持されている。
【0024】メインフレーム11、センターフレーム1
2、ダウンフレーム13及びロアフレーム14は側面視
で略ループ状をなす車体フレームの前部を構成し、この
ループ状空間にエンジン4が支持されている。
【0025】エンジン4は水冷2サイクル式であるが、
あたかも空冷4サイクル式のような外観になるように構
成され、シリンダ部の左右は、空冷4サイクル式エンジ
ンのシリンダ部側面の外観形状を模して、空冷フィン様
形状等が形成されたシリンダカバー22で覆われてい
る。
【0026】シリンダカバー22の上部と燃料タンク5
の下部の間には左右に補機類カバー23が取付けられ、
これら左右の補機類カバー23は樹脂で形成されかつ表
面が銀色にメッキされており、燃料タンク5の下方に位
置するシリンダカバー22の各上部側面まで覆い、あた
かも金属風エアークリーナーのように見える外観になっ
ている。
【0027】このエンジン4は、気化器24を介してサ
イドカバー25で覆われているエアクリーナから吸気さ
れ、排気管26、排気チャンバ27並びに車体右側へ配
設されたサイレンサ28を経て排気される。符号29は
ラジエタである。
【0028】図4及び図5に明らかなように、左右のロ
アフレーム14の後端部間にはパイプ部材からなるロア
フレームクロスメンバ30が設けられ、このロアフレー
ムクロスメンバ30の中間部にセンターフレーム12の
下端部が連結されている。ロアフレームクロスメンバ3
0はパイプ又はボックス状のプレス部材等から形成され
ている。
【0029】センターフレーム12の下端部でロアフレ
ームクロスメンバ30との連結部近傍にはリザーブタン
ク取付ステイ31が後方へ突出して設けられ、その上方
に後方へ向かって開放されかつ前方へ向かって突となる
凹部32が形成され、この凹部32のさらに上方にはセ
ンターフレーム12を貫通して左右方向へ延出するパイ
プ部材のセンターフレームクロスメンバ33が設けられ
ている。
【0030】センターフレームクロスメンバ33の各左
右両端はそれぞれ左右のリヤスイングアーム支持部16
に連結され、各リヤスイングアーム支持部16の下部及
び後部はロアフレーム14及びリヤステイ15へ溶接さ
れている。各リヤスイングアーム支持部16の中央部に
は外側面側が車体内方へ向う凹部をなし内側面側が車体
内方へ筒状に突出するフレーム側ピボット部34が形成
されている。
【0031】センターフレームクロスメンバ33は必ず
しも直線上に左右へ延出するものではなく、ロアフレー
ムクロスメンバ30又はロアフレーム14の間を側方へ
張り出しながら上下方向へ延びて連絡する部材でもよ
く、またパイプ又はボックス状のプレス部材等から形成
されている。
【0032】フレーム側ピボット部34の中心部にはピ
ボット軸17を通すための貫通穴がそれぞれ形成され、
これら左右のフレーム側ピボット部34でピボット軸1
7の両端が支持され、このときのピボット軸17が交差
するセンターフレーム12の位置近傍に凹部32が形成
されている(図5参照)。
【0033】センターフレーム12の上部でシートレー
ル20の近傍部分にはステイ35が設けられ、図1及び
図3に示すように、このステイ35に給水ノズル36が
支持されている。給水ノズル36は給水口を車体外側方
へ向けてあり、ここにキャップ37が取付けられてい
る。なお、ロアフレームクロスメンバ30及びセンター
フレームクロスメンバ33の各中間部にエンジンハンガ
38、39が設けられている
【0034】図1及び図3に明らかなように、リヤスイ
ングアーム18は左右一対で前後方向に延びるアーム部
40を備え、その各前端部は左右方向へ配設されたピボ
ット部クロスパイプ41へ溶接され、このピボット部ク
ロスパイプ41と間隔を開けてその後方中間部間がリヤ
スイングアームクロスメンバ42で連結されている。
【0035】ピボット部クロスパイプ41とリヤスイン
グアームクロスメンバ42間に空所部43が形成され、
この空所部43の下方空間には比較的太径の排気チャン
バ27(図2)が配設され、この部分における物品配設
用としての空間が圧迫されている。
【0036】ピボット部クロスパイプ41は左右両端部
内にそれぞれベアリングが装着されており、このピボッ
ト部クロスパイプ41を左右のフレーム側ピボット部3
4間へ各フレーム側ピボット部34のピボット軸穴と同
心に配設し、一方のフレーム側ピボット部34より長尺
ボルト状をなすピボット軸17の先端をピボット部クロ
スパイプ41内へ通して他方のフレーム側ピボット部3
4から外方へ突出させ、この突出端部にナット44(図
3)が締結される。
【0037】これにより、ピボット部クロスパイプ41
は左右のリヤスイングアーム支持部16に支持され、リ
ヤスイングアーム18はピボット部クロスパイプ41の
左右両端部でベアリング支持されたピボット軸17を中
心にして上下方向へ揺動自在になる。
【0038】このとき、ピボット部クロスパイプ41は
図1に示すようにセンターフレーム12と略十文字状に
交差し、センターフレーム12の軸線近傍まで食い込む
ようになっているが、凹部32の位置がこのピボット部
クロスパイプ41の交差部に沿って形成されているた
め、ピボット部クロスパイプ41が凹部32内へ臨み、
センターフレーム12との干渉が回避されている。
【0039】空所部43内にはラジエタ29へ給水する
ためのリザーブタンク50が配設され、その底部は下方
へ突出するピン51をステイ31に形成された穴へ差し
込むことにより支持され、上端部は上方へ突出する取付
突部52をボルト53でバッテリホルダ54の下部側面
へ締結することにより固定されている。
【0040】リザーブタンク50の上部にはドレインパ
イプ55が設けられ、その下方の上下方向中間部には給
水側ジョイントパイプ56が設けられ、ホース57を介
して給水ノズル36へ接続されている。下部には送水側
ジョイントパイプ58が設けられ、図示省略のホースに
よりラジエタ29へ接続されている。
【0041】バッテリホルダ54は底部をリヤステイ1
5から突出するステイ60(図3)に取付けられ、上部
を左右のシートレール20間に設けられたクロスプレー
ト61から突出するステイ62に取付けられ、側面に取
付突部52が取付けられる座部63が設けられるととも
に、内部にバッテリ64(図1)が収納されるようにな
っている。
【0042】なお、センターフレーム12、左右のシー
トレール20及びリヤステイ15で囲まれた側面視略三
角形状の物品配設スペース65には、補機類であるこれ
らのリザーブタンク50及びバッテリ64との干渉を避
けてエアクリーナ66が配設され、リヤステイ15及び
シートレール20から突出するステイ67乃至69へ取
付けられている。
【0043】次に、本実施形態の作用を説明する。リヤ
スイングアーム18を構成する左右のアーム部40の各
前端部間をピボット軸17を通すためのピボット部クロ
スパイプ41で連結し、センターフレーム12とピボッ
ト部クロスパイプ41を略十字状に交差させるととも
に、センターフレーム12のピボット部クロスパイプ4
1が交差する部分に凹部32を形成し、この凹部32内
へピボット部クロスパイプ41の交差部分を臨ませたの
で、ピボット部クロスパイプ41がセンターフレーム1
2と交差するにもかかわらずセンターフレーム12と干
渉することなくピボット部を前方へ位置させることがで
きる。
【0044】したがって、ピボット部クロスパイプ41
を採用するにもかかわらず、リヤスイングアーム長を短
くせずかつ車体のコンパクト化並びに軽量化を両立させ
るとともにシート6の下方に十分な物品配設スペース6
5を確保できる。そのうえ、一本のピボット部クロスパ
イプ41に共通のピボット軸17を通して連結できるか
ら、ピボット部の構造が簡単になりかつ組立も容易にな
る。
【0045】そのうえ、左右のロアフレーム14の各後
端部とセンターフレーム12の下端部とをロアフレーム
クロスメンバ30で連結することにより車体剛性を高め
るとともに、このロアフレームクロスメンバ30の左右
両端部にリヤスイングアーム支持部16を設け、これを
利用してピボット軸17を支持できるので、ピボット軸
17の支持部を容易に設けることができるとともに、ピ
ボット軸17の支持スパンが十分に長くなり、かつピボ
ット部クロスパイプ41並びにピボット軸17を十分に
長くなるのでねじれ剛性も高くなる。
【0046】また、リヤスイングアーム18がピボット
部クロスパイプ41とその後方に設けられたリヤスイン
グアームクロスメンバ42との間に空所部43を形成
し、この空所部43にリザーブタンク50を配設したの
で、ピボット部クロスパイプ41とリヤスイングアーム
クロスメンバ42との間の空所部43を有効利用できる
ようになり、2サイクルエンジンであってもこのような
比較的大容量容器の配設が容易になる。そのうえ、比較
的車体の重心に近くかつ低い位置に配設できるから、マ
スの集中を図るとともに低重心化に貢献できる。
【0047】なお、本願発明は上記実施例に限定されず
種々に変形可能である。例えば、物品配設スペース65
には実施例以外の公知の補機類を配設可能である。但
し、空所部43に配設する補機類は比較的重量のあるも
の、特に液体容器が好ましく、このような他の例として
オイルタンク等がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る自動2輪車の車体中心に沿う要
部断面図
【図2】本願発明が適用された自動2輪車全体の左方側
面図
【図3】図1に対応する部分の平面透視図
【図4】車体フレーム全体の左方側面図
【図5】車体フレームを車体後方から示す図
【符号の説明】
4:エンジン、10:ヘッドパイプ、11:メインフレ
ーム、12:センターフレーム、13:ダウンフレー
ム、14:ロアフレーム、15:リヤステイ、16:リ
ヤスイングアーム支持部、17:ピボット軸、18:リ
ヤスイングアーム、30:フレーム下部クロスパイプ、
32:凹部、33:センターフレームクロスメンバ、4
0:アーム部、41:ピボット部クロスパイプ、42:
リヤスイングアームクロスメンバ、43:空所部、5
0:リザーブタンク(補機類)、65:物品配設スペー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪2を操向自在に支持するヘッドパイ
    プ10からエンジン4の上方を通って後方へ延びるメイ
    ンフレーム11と、このメインフレーム11の後端部か
    らエンジン4の後方を通って下方へ延びるセンターフレ
    ーム12とを車体中心に略沿って設けるとともに、前端
    部がエンジン後方のピボット軸17を介して軸支され後
    端部で後輪3を支持するリヤスイングアーム18を備え
    た自動2輪車において、上記リヤスイングアーム18は
    左右一対のアーム部40を有し、これら各アーム部40
    の前端部間をピボット部クロスパイプ41で連結し、こ
    のピボット部クロスパイプ41に略車体幅程度の長さを
    有するピボット軸17を通してセンターフレーム12と
    略十字状に交差させるとともに、センターフレーム12
    のピボット部クロスパイプ41が交差する部分に凹部3
    2を形成し、この凹部32内へピボット部クロスパイプ
    41の交差部分を臨ませたことを特徴とする自動2輪車
    の車体構造。
  2. 【請求項2】 上記リヤスイングアーム18はピボット
    部クロスパイプ41の後方に左右のアーム部40間を連
    結するリヤスイングアームクロスメンバ42を備え、こ
    のリヤスイングアームクロスメンバ42とピボット部ク
    ロスパイプ41間の空所部43に補機類(50)を配設
    したことを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車の
    車体構造。
  3. 【請求項3】 上記ヘッドパイプ10からエンジン4の
    前方を通って下方へ延びる左右一対のダウンフレーム1
    3と、これらのダウンフレーム13の各下端部からエン
    ジン4の下方を通って後方へ延びる左右一対のロアフレ
    ーム14と、各ロアフレーム14の後端部間並びに上記
    センターフレーム12の下端部をそれぞれ連結するロア
    フレームクロスメンバ30とを備え、このロアフレーム
    クロスメンバ30の長さ方向両端部近傍のロアフレーム
    14から上方へ突出してセンターフレーム12の中間部
    から左右へ延出しているセンターフレームクロスメンバ
    33へ連結されるリヤスイングアーム支持部16を左右
    一対で設け、これら左右のリヤスイングアーム支持部1
    6でピボット軸17の両端部を支持することを特徴とす
    る請求項1に記載した自動2輪車の車体構造。
JP22984497A 1997-08-26 1997-08-26 自動2輪車の車体構造 Expired - Fee Related JP3824392B2 (ja)

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