JPH11606A - 塗膜形成方法 - Google Patents

塗膜形成方法

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JPH11606A
JPH11606A JP15491797A JP15491797A JPH11606A JP H11606 A JPH11606 A JP H11606A JP 15491797 A JP15491797 A JP 15491797A JP 15491797 A JP15491797 A JP 15491797A JP H11606 A JPH11606 A JP H11606A
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coating liquid
smoothing member
coated
smoothing
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JP15491797A
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Motohisa Aoki
源久 青木
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗膜液を塗り広げて平滑化するときに発生す
るスパイラル跡、下層損傷、泡発生を防止し、表面が平
滑で均一な塗膜を形成する方法を提供する。 【解決手段】 塗液吐出ノズル端部に平滑化部材を設
け、該平滑化部材を被塗布物に弾性的に当接せしめて被
塗布面上を相対的に走行させることにより塗液供給ノズ
ルから吐出される塗液を塗り広げて塗膜を平滑化する塗
膜形成方法において、該平滑化部材が走行する方向とそ
れに直交する方向に所定の曲率を持つ湾曲面を有するこ
とを特徴とする塗膜形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜の形成方法に
関するものであり、更に詳しくは、塗液吐出ノズル及び
平滑化部材を用いて塗液を塗布する方法において、平滑
化部材の走行方向およびそれに直交する方向に湾曲せし
めた平滑化部材を用いることによって塗り跡がなく平滑
な塗膜面を形成し得る塗膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒状、円柱状または平板状など
の基体表面に塗膜を形成する方法の一つとしてノズル塗
布方法が知られている。ノズル塗布方法を円筒状または
円柱状の被塗布物に適用する場合は、被塗布物を水平に
支持して回転させながら、塗液の吐出ノズルを被塗布物
に近接させて被塗布面上を周方向に走行させると共に軸
方向に移動させることによって塗液が被塗布物周面に塗
布される。また、平板状の被塗布物に適用する場合は被
塗布物とノズルとを相対的にX−Y方向に移動させ、そ
の表面に塗液を供給し、塗液の流動性を利用して塗膜の
形成が行なわれている。
【0003】しかしながら、従来のノズル塗布方法にお
ける塗膜の平滑化は、塗液と被塗布物との親和性や塗液
の流動性に依存するものであり、精度の高い制御は困難
であった。また、空気の噴出流をスパイラル状に塗着し
た液に吹き付けたり(特開昭59−196781号公報
参照)、塗液を勢いよくノズルから吐出させて飛翔エネ
ルギーを利用(例えば特公平5−67345号公報参
照)する方法があるが、溶媒型塗液を使用した場合は、
被塗布物表面の塗液の乾燥速度が速かったりあるいは飛
翔エネルギーの最適値が求め難かったりして、塗膜の形
成は困難であった。
【0004】さらにノズルと別に設けた塗膜表面形成部
材で塗着面をこすり、平滑化する方法も提案されている
(例えば特開昭50−90404号公報参照)が、塗布
空間を解放して被塗布物に液滴状に塗着させる場合は極
く小さな凹凸が表面に残るのを完全に防止することは困
難であり、連続して紐状に塗着した場合でも個別にブレ
ードを設けて塗り広げる方法では安定して平滑化するこ
とは容易ではなかった。
【0005】また、特開平3−193161に開示され
たノズル塗布ではノズルと被塗布物との距離が50〜1
00μm程度に極めて近接しているときは、吐出された
塗液はノズルと被塗布物との相対的な移動に基づいて被
塗布面にスムーズに移行して比較的平滑な塗膜を得るこ
とができるが、ノズル先端と被塗布面との間隙がノズル
径に対して大きくなるとノズル開口部に液滴の滞留現象
が生じ被塗布物への移行が間欠的となる。
【0006】上述したようにこの場合は、ブレードでこ
すって平滑化を行っても凹凸は解消せず、例えば浸漬塗
布と比較すると著しく粗い表面となる。このため、被塗
布物とノズルとの距離を、両者の衝突を起こさずかつ一
定値以内に保つ必要が生じ、このためにはオートフォー
カス機構を取り入れて、測定値に基づきノズルの位置を
上下させるか、あるいはノズルとの距離変動が起こらな
いように精度のよい被塗布物の搬送系を作らなければな
らず、これらは費用を要するという問題がある。
【0007】上記事情に鑑みて、本発明者は、特願平6
−101289号において、被塗布物表面に達する塗液
誘導部材をノズル開口部に設けることにより、被塗布物
に対するノズルの位置精度の要求を緩和し、塗液の連続
塗出・塗膜の平滑化を可能とする塗布方法を提供した。
しかしながら、上記塗布方法を用いても、塗液の溶媒が
特に低沸点(100℃以下)である場合には、塗液が被
塗布物表面に達するまでの間の溶媒蒸発が避けられず、
濃縮された塗液を薄めるために専用の溶媒供給管を設け
る等の工夫が必要であった。
【0008】さらに本発明者は、先に塗液の導通部材の
端部に平滑化機能をもたせることにより、ノズル開口部
と被塗布物との距離の精度が悪くても連続した塗着を得
ることができ、塗着と同時に平滑化も行い均一な塗膜を
得る塗布方法および装置を提供した(特願平7−471
72)。上記の塗布方法を例えば水平回転保持された円
筒状被塗布物に適用すると、塗液の粘度、ウェット膜
厚、被塗布物の回転数、平滑化部材の被塗布物との接触
位置、平滑化部材の押し付け力などを適当に選べば、浸
漬塗布を行った場合に近い乾燥塗膜を得ることが可能で
ある。しかし平滑化部材で塗膜をこすって平滑化する方
法の本質として、塗液が平滑化部材を離れるときの跡す
なわちスパイラル跡と、塗り重ねをする場合の下層の損
傷、そして空気巻き込みによる泡の発生の問題が生じ
る。
【0009】下層損傷は下層の膜構成分が上層塗液の溶
媒に溶ける場合に発生しやすくなる。また塗り重ねで
は、下層塗布後下層の溶媒を十分除去しないまま上層を
塗布する要請がしばしば起こる。この場合は、非常に損
傷が起きやすく、特に問題となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を解
決するものであり、塗膜をこすって平滑化するときに発
生するスパイラル跡、下層損傷、泡発生を防止し、表面
が平滑で均一な塗膜を形成する方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために鋭意検討を行った結果なされたもので、塗
液吐出ノズル端部に平滑化部材を設け、該平滑化部材を
被塗布物に弾性的に当接せしめて被塗布面上を相対的に
走行させることにより塗液供給ノズルから吐出される塗
液を塗り広げて塗膜を平滑化する塗膜形成方法におい
て、該平滑化部材が走行する方向とそれに直交する方向
に所定の曲率を持つ湾曲面を有することを特徴とする塗
膜形成方法を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、円筒状または円柱状物体に
塗布する場合を例に、本発明を詳細に説明する。図1
に、本発明の塗布方法を実施する塗布装置の一例とし
て、電子写真感光体の製造方法に利用する場合について
説明図を示す。図1に示す塗布装置は、円筒状または円
柱状の被塗布物基体を水平に支持して回転させる駆動機
構と、被塗布物の軸方向に移動しつつ被塗布物の表面に
塗液を供給する塗液供給機構とから構成されている。
【0013】被塗布物1としては、特に限定されること
はなく、電子写真感光体の基体の場合、ガラス管、アル
ミ切削管、アルミしごき管、樹脂管、紙管等またはこれ
らの管に下地塗布、下地処理を施した管あるいは電子写
真感光体の再生管等が使用される。駆動機構は、所定の
間隔を設けて左右に垂直に配置された軸受け付き支持プ
レート2,2、各支持プレートの上部にそれぞれ設けら
れた軸受けを介して水平に配置された回転軸3,3、一
方の回転軸に固定されたギヤ4、減速用ギヤ内蔵駆動モ
ーター5、モーター5の回転をギヤ4に伝達するタイミ
ングベルト6から構成されている。
【0014】被塗布物1の回転は、被塗布物1の中心部
に回転軸3の嵌合孔を設け、あるいは被塗布物1の両端
に予め装着されたフランジ7,7によって行われる。す
なわち、円筒体の場合は、被塗布物1の両端にフランジ
7,7を装着した後、回転軸3,3の間に被塗布物1を
位置させて一方の回転軸を前進させ、フランジ7,7の
各中心部孔に、先端に内拡チャック(図示せず)の付い
た回転軸3,3を嵌合固定し、モーター5を駆動させて
被塗布物1を回転させる。フランジ7,7の装着は、フ
ランジの各中心孔で決定される被塗布物の軸芯が合うよ
うに行なわれる。
【0015】塗液供給機構は、所定の間隔を設けて左右
に垂直に配置された支持プレート8,8、各支持プレー
トの間に配置された2本の案内ロッド9,9、支持プレ
ート8,8の間であって案内ロッド9,9の間に配置さ
れかつ一端が支持プレート8から突出するスクリューネ
ジ10とその端部に固設されたギヤ11、駆動用モータ
ー12、モーター12の回転をギヤ11に伝達するタイ
ミングベルト13、その左右にそれぞれ設けられた案内
ロッド9の嵌合孔と当該嵌合孔の中央に設けられたスク
リューネジ10を嵌合するボールネジの軸受部とを有す
る支持プレート8,8の間に配置された移動体14、そ
の一端を移動体14に固設しかつその先端のノズル部を
水平に配置された被塗布物1の表面に向けて配置された
塗液供給管15、該塗液供給管15の他端側に配置され
た塗液容器16、該塗液供給管15の途中に配置された
定量ポンプ17から構成されている。
【0016】塗液供給機構から供給される塗液はポンプ
17で吸引・吐出され、ヘッダー19を経由した後、さ
らにノズル18を経て吐出口から吐出される。ノズル1
8の先端部には塗液を擦って塗膜表面を平滑にするため
の平滑化部材20が装着される。
【0017】平滑化部材20は、図2(a),(b),
(c)に示す。図2(a)は平滑化部材全体を示したも
のであり、図2(b)は塗液を平滑化している様子を上
方から見た図であり、図2(c)は同じ円筒状被塗布物
に適用した場合を該被塗布物の回転軸に直角に切断した
断面から見たものである。1は被塗布物、21は、被塗
布物と当接する平滑化部材20の弾性材料22を固定す
る剛性材を示す。23,23はピアノ線を曲げたもので
あり、ピアノ線の弾性力を利用して平滑化部材20全体
を柔軟にしかも確実に被塗布物1に当接することを目的
とする。ピアノ線23は、平滑化部材20を保持するた
めの保持部材26に接続・固定されている。18は塗液
供給管15に連なるノズルであり、吐出ノズル18の先
端はつば状に拡げられ、弾性材料22に穴を設け、そこ
に埋め込まれ、弾性材から抜け出さないように、またノ
ズル18先端から吐出された塗液がノズル18と弾性材
料22の穴の間から裏面側に流れ出ないように取り付け
られている。剛性材21には弾性材22と同じ位置に、
ノズル18がやっと通る硬ばめ状の穴を設け、ノズル1
8の剛性材21から突き出る長さを規定している。剛性
体21はアルミニウム、鉄、銅などの塑性加工可能な剛
性材料なら何を用いてもよい。
【0018】これらの材料を塑性加工して図2(b),
(c)に示すように平滑化部材20と被塗布物1とが相
対的に走行する方向およびそれと直角な方向とに所定の
曲率を持った面を形成する。弾性材料としては、ポリエ
チレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、エチレンプロピ
レンゴム、クロロプレンゴムなどの1〜5mm厚さのシ
ートを前記した曲率をもった剛性材料面にほぼ同じ面積
で一体的に取り付け、弾性体シート面が剛性体21の表
面と同じ曲率をもつようにする。こうすることにより、
平滑化部材の曲率を持つ部分から塗液が被塗布物1表面
に移行して塗着されることになり、塗膜表面にレベリン
グされずに残る平滑化部材のエッジ跡を小さくするとと
もに、被塗布物と接触している平滑化部材のノズル近傍
の面を常に塗液で安定的に満たすことにより、空気の巻
き込みをも防ぐことができる。
【0019】ピアノ線としては、0.5〜1.5mmの
直径をもつものを用いる。ノズル18の材料としては、
ピアノ線の弾性力を阻害しない耐溶剤性の軟らかい素材
を用いる。ポリエチレン、ポリプロピレン、3フッ化ポ
リエチレンなどで0.3〜1.5mm程度の肉厚をもっ
たチューブを用いるのがよい。
【0020】本発明によって、ノズル先端24から吐出
する塗液が平滑化部材20により平滑化される作用機能
は、その解釈によって本発明を制限するものではない
が、次の機構によって生じるものと考えられる。即ち、
ノズル端24から吐出された塗液は、平滑化部材20と
被塗布物1の接触部周縁に界面張力によって液溜りをつ
くり、塗液は平滑化部材20の被塗布物1の接触部周縁
に滞溜される。従って、ノズル端24から吐出された塗
液は、まず前記液溜まり部に導入され、それ以前に吐出
された液とプールされる。このとき、液溜まり量は、塗
液の粘度、界面張力などにより一定の大きさに保たれ、
ノズル端24から吐出された液量に見合う分が、被塗布
物1表面に移行して被塗布物1の回転に伴って液溜りか
ら分れて被塗布物1に随伴することによって塗着される
こととなる。
【0021】更に詳しく説明すると、被塗布物1に吐出
された塗液は、平滑化部材20の接触点周縁に液溜りを
生じるが、塗液の吐出によって液溜りの接触点下流側に
進行した塗液は、平滑化部材20の曲率と被塗布物1の
曲率によって平滑化部材20と被塗布物1間の間隙が大
きくなり、表面張力による液保持力が低下するため塗液
は被塗布物1側に移行して液溜めから分離して被塗布物
1に随伴し、かくして被塗布物1に塗着されることとな
る。このとき、平滑化部材20の両側、即ち、被塗布物
1の軸方向両側においても、液溜り周縁に進行した塗液
は、平滑化部材20の曲率のために平滑化部材20と被
塗布物1の間隙が拡大し、液保持力が低下するため塗液
は被塗布物1に随伴することとなる。
【0022】本発明は、上記の2つの膜形成が同時併行
的に行なわれるために塗膜のつくるスパイラル状の塗り
跡のない平滑な塗膜面が得られるものと判断される。従
って、平滑化部材20が走行方向とそれに直交する方向
に所定の曲率をもつことが要求される。平滑化部材20
の曲率は、被塗布物1が円筒体または円柱体であるとき
は、被塗布物1の軸方向の曲率が円筒体または円柱体の
曲率半径の0.05〜3.0倍、好ましくは0.1〜
1.5倍の曲率半径とすることが望ましく、また、軸方
向に直交する方向には、円筒体または円柱体の曲率半径
の0.5〜30倍、好ましくは1〜10倍程度とされ
る。
【0023】また既に下地層塗布が行われている面にさ
らに平滑化部材20によって塗布を行う場合、平滑化部
材20の擦りにより下地を損傷させないため、該部材の
被塗布物当接面22は軟らかい弾性体で構成することが
必要になる。この時平滑化部材が確実に被塗布物と当接
していないと、激しい振動が発生し、得られる塗膜面は
非常に乱れたものとなる。したがって当接にあたって
は、被塗布物表面に接触した位置からさらに2〜5mm
平滑化部材20を保持する保持部材26を被塗布物に押
しつける方向に移動させ、ピアノ線と平滑化部材との弾
性力で当接させることになる。
【0024】この様にすると、当接面が被塗布物になら
って弾性的に変形し、当接面積が大となり、特に円周方
向に長くなって、液溜まりの液量が多くなる。この状態
になると、被塗布物1の回転による遠心力によって、液
溜まりの液が飛散しやすくなり塗出口24から吐出され
た液の必ずしも全量が被塗布物1に塗着しない状況が発
生する。ゆえに平滑化部材20を回転軸と直角の方向に
も一定の曲率となる面として、液溜まりの液量の増大を
防ぐことが要求される。この目的においても図2(c)
に示したように被塗布物1の中心線に直交する方向に湾
曲した平滑化部材の形状となる。またこの様に曲率をも
って被塗布物との接触面を小さくすることは、摩擦帯電
を軽減する意味でも重要である。
【0025】平滑化部材20の剛性材21を2方向に曲
率を持つ面に加工するには、NC旋盤を用いて要求され
る曲率面に仕上げることもできるが、パイプをUベント
あるいはLボー状に曲げて、その稜線部を切り出して使
うのが便利である。パイプとしては、例えば肉厚1〜3
mm、直径20〜50mmのアルミ押し出し管を半径7
0〜200mmに曲げ、25mm(曲率大の方向)×5
0mm(曲率小の方向)に切り出し、四隅にピアノ線を
差し込む穴を、中央にノズルを貫通させる穴を設けるこ
とによって得ることができる。
【0026】平滑化部材20の弾性材22は全体を導電
化するか、あるいはその表面を導電化することが望まし
い。全体を導電化するには、弾性体に導電性顔料を練り
こんで形成すればよいし、表面だけを導電化するには例
えば導電性ポリエチレンシートを非導電性の発泡ポリエ
チレンにラミネートすればよい。またノズル18も導電
性ポリエチレンチューブなどで導電化するのがよい。
【0027】既に発明者等が提案しているように上記ノ
ズル18および/または平滑化部材20を電気的に接地
したり、ノズル18および/または平滑化部材20を周
囲から電気的に絶縁して取り付けた上で電源30、高抵
抗31及びワニ口クリップを介して塗液が流動・摩擦に
よって示す帯電と逆の符号の電圧を印加して、塗液の帯
電を除去、中和、逆帯電させながら塗布することもでき
る。また非導電性ポリエチレンチューブに、図2(A)
に示すように電極25を直接導入し、これに図1に示す
ワニ口クリップ32、高抵抗31、電源30を介して電
圧を印加することもできる。印加する電位の電圧は特に
制限されるものではないが±0.2〜10kV程度であ
る。
【0028】本発明による塗布方法は次のように行われ
る。すなわち、駆動機構により被塗布物1を水平に支持
して回転させつつ、塗液供給機構により、塗液容器16
内塗液を塗液供給管15を介してノズル18より被塗布
物1の表面に吐出する。ノズル18は、被塗布物1の回
転によって、被塗布物1表面を円周方向に走行すると共
にスクリューネジ10の回転によって移動体14が横方
向に移動し、それに伴って被塗布物1の軸方向に移動す
る。吐出された塗液は、平滑化部材20と被塗布物1と
の接触部で液溜りを形成して滞留するが、塗液の吐出に
伴い平滑化部材20の横方向移動と被塗布物の回転によ
り、液溜りの塗液が被塗布物1に移行して被塗布物1に
随伴し塗布される。
【0029】塗布された塗液は、好ましい態様において
は、それぞれの電極からの電圧の作用を受けながら塗液
が拡げられて平滑化される。特に回転速度、液粘度、塗
液供給量、電圧印加等が適切に調整されれば、平滑化さ
れた液は通常の固定化手段で硬化され、均一な膜が形成
される。固定化手段としては、溶媒蒸発型の塗液の場合
は風乾、硬化型樹脂を用いた塗液の場合は樹脂に適した
加熱、紫外線照射等を挙げることができる。平板状被塗
布物の場合も同じように平滑化部材と被塗布物とを相対
的に移動して塗布を行う。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施
例に限定されるものではない。実施例において塗液供給
機構としては、定量ポンプ17の吐出側に塗液供給管1
5を継ぎ、該管の他端をヘッダー19に連結した。ヘッ
ダーには直接可撓性のノズル18を取り付けた。
【0031】(実施例1)本実施例は図2に示した平滑
化部材を用いた例である。アルミ切削管(外径80.0
mm、印ろう部内径78.5mm、長さ340mm)に
フランジを装着し、フランジ孔に被塗布物回転機構の内
拡コレットチャックを挿入し把持した。被塗布物回転機
構のギヤモーターを駆動して、アルミ切削管1を200
rpmで回転させた。
【0032】平滑化部材20として、外形30mm、厚
さ2mmのアルミ管を半径120mmでUベントに曲
げ、この稜線部を長さ50mm、幅25mmに切り出
し、これに厚さ40μmの導電性ポリエチレンシートを
ラミネートした厚さ3mm、発泡倍率25倍の非導電性
発泡ポリエチレンシートを略同じ面積で融着したものを
用いた。平滑化部材の中央にノズル貫通用の穴を開け、
ノズルとして可撓性の導電性ポリエチレンチューブ(内
径1mm、外径2mm)の先端につばをつけ、弾性平滑
化部材と剛性材21とを貫通して取り付けた。導電性ポ
リエチレンはテフロン継き手を介して塗液供給パイプに
接続した。ヘッダー19は、ヘッダーを下降させたとき
平滑化部材20の吐出口側が水平から60°位の位置で
アルミ切削管と接触するようにセットした。
【0033】一方、下記の一般式(A)に示すオキシチ
タニウムフタロシアニン10重量部に、n−プロパノー
ル200重量部を加え、サンドグラインドミルで10時
間粉砕、分散処理を行い、次にポリビニルブチラール
(電気化学工業(株)製デンカブチラール#−6000
C)5重量部の10%メタノール溶液と混合し電子写真
感光体電荷発生層用分散液を得た。この分散液を使用
し、ウェット膜厚20μmとなるようにギヤポンプを運
転した。平滑化部材はアルミ切削管1回転0.6mmピ
ッチになるように軸方向に移動させた。導電性ポリエチ
レンチューブには−4kVの電圧を印加した。風乾後の
塗膜は一様な色調を示し浸漬塗布で得られたサンプルと
同様、塗膜厚さは均一であった。
【0034】
【化1】
【0035】(式中Xはハロゲン原子をあらわし、nは
0から1までの数を表す) (実施例2)下記の式(1)に示すヒドラゾン化合物5
6重量部、
【0036】
【化2】
【0037】下記の式(2)に示すヒドラゾン化合物1
4重量部、
【0038】
【化3】
【0039】下記の式(3)に示すシアノ化合物1.5
重量部、
【0040】
【化4】
【0041】及びポリカーボネート樹脂(三菱化学
(株)ノバレックス7030A)100重量部を1,4
−ジオキサン500重量部及びテトラヒドロフラン50
0重量部の混合溶媒に溶解させた電子写真感光体電荷輸
送層用の塗布液を得た。この塗布液を、ウェット膜厚1
00μmとなるようにポリエチレンパイプから吐出させ
た。ポリエチレンパイプは1回転1.0mmピッチとな
るようにアルミ管軸方向に移動した。アルミ管の回転数
は300rpmとした。
【0042】ポリエチレンパイプに挿入した電極には−
1kVの電圧を50MΩの抵抗を介して印加した。塗布
後、125℃、30分乾燥し、塗膜表面粗さを測定した
ところ、Rmax =0.3μmであった。膜厚は、19.
7〜20.3μmの範囲にあり均一な塗膜が得られた。
サンプルに塗布を数回繰り返したが、未使用時に塗布に
使用している溶媒中に平滑化部材と一緒にポリエチレン
パイプを短時間浸漬保持し、その後溶媒蒸気中に保て
ば、詰まりや汚れもほとんどなかった。
【0043】(比較例1)実施例1に対し図3に示すよ
うに基材の軸方向にのみ曲率をもつ(図2における
(b)の方向に曲率があって、(c)の方向には曲率は
ない)平滑化部材を使ったこと以外は、同一条件で行っ
た。電極に−4kVの電圧を印加したが、風乾後の塗膜
は帯電によると思われるムラが見られた。
【0044】(比較例2)図3に示す平滑化部材を使っ
た以外は実施例2と同じ条件で塗布を行った。塗布・乾
燥後の表面粗さはRmax =0.9μmでイエローランプ
下の目視でも、平滑化部材の移動跡が見られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する装置の一例を示す斜視
図。
【図2】平滑化部材を示す図で、(a)は全体斜視図、
(b)は横断面図、(c)は縦断面図である。
【図3】比較例1で用いた平滑化部材の斜視図。
【符号の説明】
1 被塗布物 18 ノズル 20 平滑化部材 22 弾性体 23 ピアノ線 25 電極 30 高圧電源 31 高抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗液吐出ノズル端部に平滑化部材を設
    け、該平滑化部材を被塗布物に弾性的に当接せしめて被
    塗布面上を相対的に走行させることにより塗液供給ノズ
    ルから吐出される塗液を塗り広げて塗膜を平滑化する塗
    膜形成方法において、該平滑化部材が走行する方向とそ
    れに直交する方向に所定の曲率を持つ湾曲面を有するこ
    とを特徴とする塗膜形成方法。
  2. 【請求項2】 被塗布物が中心軸を軸として回転する円
    筒状または円柱状体であって、平滑化部材が円筒体また
    は円柱状体表面上を周方向に走行する請求項1記載の塗
    膜形成方法。
  3. 【請求項3】 平滑化部材の被塗布物当接面が弾性シー
    トを用いて構成されている請求項1または2記載の塗膜
    形成方法。
  4. 【請求項4】 平滑部材の少なくとも被塗布物当接面が
    導電性を有する材料で形成され、電気的に接地された請
    求項1〜3いずれかに記載の塗膜形成方法。
  5. 【請求項5】 塗液吐出ノズルおよび/または平滑化部
    材が導電体で形成されると共に周囲から絶縁されて支持
    され、塗液が流動した時に生じる帯電電位と逆の電位が
    印加される請求項1〜3いずれかに記載の塗膜形成方
    法。
JP15491797A 1997-06-12 1997-06-12 塗膜形成方法 Pending JPH11606A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4802200A (en) * 1985-08-27 1989-01-31 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Radio telephone system control apparatus and method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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