JPH1162532A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置

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JPH1162532A
JPH1162532A JP23281097A JP23281097A JPH1162532A JP H1162532 A JPH1162532 A JP H1162532A JP 23281097 A JP23281097 A JP 23281097A JP 23281097 A JP23281097 A JP 23281097A JP H1162532 A JPH1162532 A JP H1162532A
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JP
Japan
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lifter
hole
plate
cam
intake
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JP23281097A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kawai
合 啓 之 川
Eiji Miyaji
地 永 治 宮
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でプレートとインナーリフタとの
係合始めの不安定な状態を短時間にし、切替ミス、不正
リフト、打音等の発生を防止する。 【解決手段】 吸排気弁24の軸方向に直交する方向に
移動可能にアウターリフタ26内に配設されるプレート
70に、インナーリフタ28が軸方向に移動自在に貫通
するようにインナーリフタの外径よりも所定量大きな内
径を有する貫通孔70aを設け、アウターリフタとイン
ナーリフタとを相対移動可能とする第1位置にプレート
があるとき、インナーリフタの環状溝28aに係合可能
なプレートの貫通孔の部位との間に所定の隙間Cを形成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の低回転
時と高回転時とに吸排気量を調整するために吸排気弁の
リフト量を可変とする可変動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の可変動弁装置としては、
特開平8−189316号公報に示されるものが知られ
ている。この装置は、アウターカムと、アウターカムの
ベース円及びノーズよりも小さなベース円及びノーズを
有するインナーカムと、軸方向に移動することによって
開閉し、閉じる方向に付勢されている吸排気弁と、アウ
ターカムと当接する方向に付勢され内燃機関のシリンダ
ヘッド内に配設されたアウターリフタと、吸排気弁の上
端面と当接し、外周に溝を有するインナーリフタと、吸
排気弁の軸に直交する方向に摺動可能であり、アウター
リフタと共に移動するプレートと、該プレートを吸排気
弁の軸に直交する方向に油圧により移動させる制御手段
とを備えている。制御手段は、内燃機関の回転数、負荷
等の内燃機関の運転状態に応じて、プレートを溝に係合
する位置に向けて吸排気弁の軸に直交する方向の一方向
に油圧により移動させて吸排気弁を高リフト状態で開閉
させる高リフトモードと、油圧を解放しスプリングによ
りプレートを溝に係合しない位置に向けて吸排気弁の軸
に直交する方向の他方向に移動させて吸排気弁を低リフ
ト状態で開閉させる低リフトモードとを選択可能とされ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来装置にお
いては、プレートがインナーリフタの外径とほぼ同じ大
きさでありインナーリフタが摺動可能な貫通孔を有する
と共にインナーリフタの溝と係合する厚さを有してお
り、油圧が解放されている低リフト状態では、プレート
の貫通孔の軸心とインナーリフタの溝の軸心が一致する
位置にプレートはある。この状態において、制御手段に
より油圧が供給されると、プレートはスプリングの付勢
力に抗して、プレートの貫通孔の軸心とインナーリフタ
の溝の軸心が一致しない位置に移動を開始する。この
時、プレートは、プレートの貫通孔がインナーリフタの
外径とほぼ同じ大きさを有しているため、インナーリフ
タの溝に貫通孔の吸排気弁の軸に直交する方向の他方向
側に位置する部位が係合し始める不安定な状態にあり、
移動し始めたばかりで移動速度をほとんどもたないプレ
ートはこの係合始めの不安定な状態に長く曝される。こ
のため、この不安定な状態でリフトが開始されることが
生じやすく、リフトが開始されることにより、不正リフ
ト、打音、切替ミス等が発生するという問題があった。
【0004】それゆえ、本発明は当該可変動弁装置にお
いて、簡単な構成でプレートとインナーリフタとの係合
始めの不安定な状態を短くすることを、その課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、当該内燃機関の可変動
弁装置を、内燃機関のシリンダヘッド上に回転可能に配
設され、アウターカム及び該アウターカムのベース円及
びノーズより小さなベース円及びノーズを有するインナ
ーカムを備えるカムシャフトと、前記アウターカムと当
接する方向に付勢されて、前記アウターカムにより移動
可能に前記シリンダヘッド内に配設されたアウターリフ
タと、吸排気弁の上端面と常時当接し、前記インナーカ
ムにより前記アウターリフタ内に移動可能に配設され、
その外周に溝を有するインナーリフタと、前記吸排気弁
の軸方向に直交する方向に移動可能に前記アウターリフ
タ内に配設され、前記インナーリフタが軸方向に移動自
在に貫通するように前記インナーリフタの外径よりも所
定量大きな内径を有する貫通孔を備えると共に、前記吸
排気弁の軸方向に直交する方向の一方向に移動すること
により前記直交する方向の他方向側に位置する前記貫通
孔の部位が前記インナーリフタの溝に係合し、前記イン
ナーリフタと前記アウターリフタとを一体的に移動可能
とするプレートと、該プレートを前記インナーリフタが
前記貫通孔内を移動可能であって、前記直交する方向の
他方向側に位置する前記貫通孔の部位の内周と前記イン
ナーリフタの外周との間に所定の隙間が形成される第1
位置に向けて常時付勢する付勢手段と、前記プレートを
前記第1位置と、前記付勢手段に抗して前記直交する方
向の他方向側に位置する前記貫通孔の部位が前記インナ
ーリフタの溝に係合する第2位置とのいずれかに移動さ
せる制御手段と、を備えた構成とすることである。
【0006】上記した手段によれば、プレートの貫通孔
がインナーリフタの外径よりも所定量大きな内径を有
し、第1位置において、プレートの貫通孔の吸排気弁の
軸方向に直交する方向の他方向側部位とインナーリフタ
の外周との間に所定の隙間が形成されているので、第1
位置から第2位置へプレートが移動を開始し、前記所定
の隙間を助走して貫通孔の吸排気弁の軸方向に直交する
方向の他方向側部位がインナーリフタの溝に係合を開始
する時にはプレートは必要十分な移動速度をもってい
る。これにより、貫通孔の吸排気弁の軸方向に直交する
方向の他方向側部位がインナーリフタの溝に係合し始め
る不安定な状態が短くなり、この不安定な状態でリフト
が開始されることによる不正リフト、切替えミス、打音
等の発生が防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従った内燃機関の
可変動弁装置の一実施形態を図面に基づいて、説明す
る。
【0008】一般に内燃機関には、その1気筒あたりに
少なくとも1つずつ吸気通路及び排気通路が連通してお
り、各通路の気筒側開口端には夫々吸気ポート及び排気
ポートが形成されている。そして、吸気ポートには吸気
弁が、排気ポートには排気弁が取り付けられている。夫
々の弁の構成及び動作は類似しており、以下の実施形態
では吸気弁を例に用いて本発明による可変動弁装置の構
成及び動作を説明する。
【0009】図1は、本発明による内燃機関の可変動弁
装置10を示す。図において、高リフト用の2つのアウ
ターカム20と低リフト用の1つのインナーカム22と
は、夫々そのリフト量が0のときの状態である。即ち、
カム20とカム22とがその夫々のベース円でアウター
リフタ26とインナーリフタ28とに当接しており、吸
気弁24が閉じているときの状態である。尚、カム20
とアウターリフタ26との間にはシム90が介装されて
いる。カム20のノーズ及びベース円は、カム22のノ
ーズ及びベース円よりも大きく設定されている。カム2
0とカム22とは、内燃機関のシリンダヘッド50上に
回転可能に支承され、内燃機関からの駆動力が伝達され
るカムシャフト30に固設されている。
【0010】アウターリフタ26は、円板状の上部端壁
と円筒状の側壁とからなり、シリンダヘッド50に吸気
弁24の軸方向に形成されたガイド孔50a内に摺動可
能に、且つ吸気弁24の軸を中心に回転可能に嵌入され
ている。アウターリフタ26の上部端壁の中心には貫通
孔26cが形成されており、該貫通孔26c吸気弁24
側の内周には環状の溝26bが形成されている。アウタ
ーリフタ26の円筒状側壁の内孔26aには、インナー
ボデー36がアウターリフタ26と一体移動可能に嵌合
されている。ガイド孔50aの底面とインナーボデー3
6との間には、スプリング62が配設されており、該ス
プリング62によりインナーボデー36及びアウターリ
フタ26は常時図示上方に付勢されている。インナーボ
デー36は、アウターリフタ26の貫通孔26cと同心
の段付状の貫通孔36aを有すると共に、図2に示すよ
うに該貫通孔36aに直交するボデー孔36bを有す
る。また、図2に示すように、ボデー孔36bの一端側
には、ボデー孔36bの軸方向幅よりも大きな径を有す
る大径孔36cが形成されている。尚、アウターリフタ
26の円筒状側壁の外周面には環状の溝が形成されてお
り、ボデー孔36bの他端側はこの環状の溝にアウター
リフタの円筒状側壁に形成された連通孔を介して連通さ
れている。
【0011】アウターリフタ26の貫通孔26c及びイ
ンナーボデー36の貫通孔36aには、インナーシム6
3を介して吸気弁24のステムの上端部と常時当接する
ようにインナーリフタ28が摺動可能に嵌合されてい
る。インナーリフタ28の外周には環状溝28aが形成
されている。環状溝28aは、インナーリフタ28の径
方向に開口し、ボデー孔36bと重合可能で且つボデー
孔36bの軸方向幅とほぼ同一の開口幅をもつ。インナ
ーリフタ28の外周には環状溝28aに隣接してカムシ
ャフト30側に外方フランジ28bが形成されており、
該外方フランジ28bとアウターリフタ26の貫通孔2
6cの内周段部との間には貫通孔26cの吸気弁24側
の内周の環状の溝26b内を延びスプリング27が張設
されていて、インナーリフタ28を吸気弁24側に常時
付勢している。
【0012】吸気弁24のステムの上端部にはコッタを
介してリテーナ61が配設され、該リテーナ61とガイ
ド孔50aの底部との間には弁スプリング60が吸気弁
24を閉じる側への付勢力を有して配設されている。吸
気弁24のステムの外周には、シリンダヘッド50の孔
内に固設されたガイド66が嵌合されており、吸気弁2
4のステムはガイド66の孔内を上下摺動するようにな
っている。シリンダヘッド50には、吸気通路68が形
成されており、その気筒側開口端には吸気弁24が着座
可能な着座面を備えた吸気ポート52が形成されてい
る。
【0013】ボデー孔36b内には、インナーリフタ2
8の環状溝28aの開口幅、即ちボデー孔36bの軸方
向幅とほぼ同一の厚さを有するプレート70が摺動可能
に配設されている。このプレート70には、図2に示す
ように、吸気弁24の軸方向に貫通する貫通孔70aが
形成され、該貫通孔70aの内径はインナーリフタ28
の外方フランジ28bの外径よりも所定量大きくされて
いる。プレート70は、インナーリフタ28が貫通孔7
0a内を移動可能であって、ボデー孔36bの他端側に
位置する貫通孔70aの部位の内周とインナーリフタ2
8の外周(外方フランジ28bの外周)との間に所定の
隙間Cが形成される図2に示す第1位置と、ボデー孔3
6bの他端側に位置する貫通孔70aの部位がインナー
リフタ28の環状溝28a内に係合する図4に示す第2
位置との間で移動可能とされている。図2に示す第1位
置では、貫通孔70a内をインナーリフタ28が移動可
能であるため、アウターリフタ26とインナーリフタ2
8とは相対移動可能となっており、図4に示す第2位置
では、プレート70を介してインナーリフタ28とアウ
ターリフタ26とが係合するため、アウターリフタ26
とインナーリフタ28とは相対移動不能であり一体とな
って移動する。
【0014】ボデー孔36bの他端側のプレート70の
端面の角部には、アウターリフタ26の円筒状側壁と当
接して図2に示す第1位置を規定するストッパ部70b
が形成されており、またボデー孔36bの他端側のプレ
ート70の端面とアウターリフタ26の円筒状側壁との
間には油圧室81が形成されている。該油圧室81は、
上記したようにアウターリフタ26の円筒状側壁に形成
された連通孔を介して円筒状側壁外周の環状溝に常時連
通されている。この環状溝には、オイルパン74から作
動油を吸込み吐出する油圧ポンプ76からの圧油が電磁
切替弁78及びシリンダヘッド50に形成される油圧通
路80を介して供給されるようになっている。電磁切替
弁78は、内燃機関の回転数、負荷等の内燃機関のその
時々の運転状態が入力される制御装置(図示しない)に
電気的に接続され、内燃機関の運転状態に応じて制御装
置からの信号に応じて油圧ポンプ78からの圧油を油圧
室81に供給する第1切替位置と油圧室81をオイルパ
ン74に連通させる第2切替位置とに選択的に切替えら
れる。即ち、プレート70は電磁切替弁78が第1切替
位置にあるときに油圧室81に供給される圧油(油圧)
により第1位置から第2位置へ移動されるようになって
いる。
【0015】ボデー孔36bの一端側に形成される大径
孔36c内には、スプリング71が配設されており、該
スプリング71はプレート70をボデー孔36bの他端
側、即ち第1位置に向けて常時付勢している。スプリン
グ71の付勢力は、油圧室81の油圧によりプレート7
0をボデー孔36bの一端側に付勢する力よりも小さく
なるように設定されており、油圧室81に油圧が作用し
ていないときには、スプリング71の付勢力によりプレ
ート70は図2に示す第1位置に維持される。
【0016】以上の構成から成る本実施形態の作用を以
下、説明する。
【0017】最初に、内燃機関の低回転時或いは低負荷
の場合について、即ち、吸気弁24を低リフト状態で開
閉動作させる場合について説明する。
【0018】内燃機関の低回転時或いは低負荷時には、
電磁切替弁78は第2切替位置にあり、油圧室81はオ
イルパン74に連通されている。このため、図2に示す
ように、スプリング71の付勢力によりプレート70は
ストッパ部70bがアウターリフタ28の円筒状側壁の
内周面に当接する第1位置にある。この第1位置におい
ては、プレート70の貫通孔70a内をインナーリフタ
28が移動可能であり、アウターリフタ26とインナー
リフタ28とが相対移動可能とされる。
【0019】この状態で、図1に示されるカム20及び
カム22の各ノーズが夫々アウターリフタ26及びイン
ナーリフタ28に作用しはじめると、カム22のリフト
量は、弁スプリング60の付勢力に抗して、インナーリ
フタ28、吸気弁24へと伝達される。一方、カム20
のリフト量は、スプリング27を最大にまで圧縮し、更
にスプリング62を圧縮してアウターリフタ26をイン
ナーリフタ28の外周上を摺動させながら押し下げてい
く。つまり、カム20の作用力は吸気弁24の移動には
関係せず、吸気弁24のリフト量及び開閉タイミングは
カム22のノーズによって決定される。そして、カム2
0及びカム22のリフト量が減少するにつれて、弁スプ
リング60及びスプリング62の付勢力によって、イン
ナーリフタ28及びアウターリフタ26が夫々押し上げ
られていき、図1に示す閉弁状態に戻る。
【0020】内燃機関の回転数が高回転になると、又は
内燃機関が高負荷になると、図示しない制御装置からの
信号によって、電磁切替弁78が第1切替位置に切替え
られ、油圧ポンプ76からの圧油が油圧通路80を介し
て油圧室81に供給され始める。これにより、スプリン
グ71によって第1位置に付勢されているプレート70
は、油圧によってボデー孔36bの一端側にスプリング
71の付勢力に抗して移動し始める。この時、第1位置
においてボデー孔36bの他端側のプレート70の貫通
孔70aの内周部位とインナーリフタ28の環状溝28
aとの間には所定の隙間Cが形成されているため、プレ
ート70は、環状溝28aへの係合とは関係のない、こ
の隙間Cを第2位置へ向けて移動する。図3に示すよう
に、ボデー孔36bの他端側のプレート70の貫通孔7
0aの内周部位とインナーリフタ28の環状溝28aと
が係合し始める時には、既にプレート70は隙間Cを助
走し、十分な移動速度を有しているため、ボデー孔36
bの他端側の貫通孔70aの内周部位とインナーリフタ
28の環状溝28aとが係合し始める不安定な状態は短
時間で通過される。このため、この不安定な状態でリフ
トが開始されることを防止でき、この不安定な状態でリ
フトが開始されることによる不正リフト、切替えミス、
打音等の発生を防止することができる。その後、プレー
ト70は、更にボデー孔36bの一端側に移動して、ボ
デー孔36bの他端側の貫通孔70aの内周部位が環状
溝28aの底部に当接する図4に示す第2位置で停止す
る。これにより、アウターリフタ26とインナーリフタ
28との相対移動が阻止される。
【0021】この状態で、図1に示されるカム20及び
カム22の各ノーズがアウターリフタ26及びインナー
リフタ28に作用し始めると、カム20のリフト量は、
スプリング62及び弁スプリング60の付勢力に抗し
て、アウターリフタ26、プレート70、インナーリフ
タ28、そして吸気弁24へと伝達される。一方、カム
22のノーズはカム20のノーズよりも小さく設定され
ているので、カム22のリフト量はカム20のリフト量
より小さく、カム22は、カム20によって押し下げら
れていくインナーリフタ28の上端面から次第に離間し
ていく。つまり、カム22の作用力は吸気弁24の移動
には関係せず、吸気弁24のリフト量及び開閉タイミン
グはカム20のノーズによって決定される。そして、カ
ム20及びカム22のリフト量が減少するにつれて、弁
スプリング60及びスプリング62の付勢力によって、
インナーリフタ28及びアウターリフタ26が夫々押し
上げられていき、閉弁状態に戻る。
【0022】その後、内燃機関の回転数が低回転になる
と、又は内燃機関が低負荷になると、図示しない制御装
置からの信号によって、電磁切替弁78が第1切替位置
から第2切替位置に切替えられ、油圧室81がオイルパ
ン74に連通される。これにより、図4に示す第2位置
からプレート70はスプリング71の付勢力によってボ
デー孔36cの他端側、即ち、ストッパ70bがアウタ
ーリフタ28の円筒状側壁に当接する第1位置に向けて
移動させられる。この時、図3に示すボデー孔36bの
他端側の貫通孔70aの内周部位とインナーリフタ28
の環状溝28aとの係合が解除状態となり始める位置ま
でプレート70が移動した時に、ボデー孔36bの他端
側の貫通孔70aの内周部位とインナーリフタ28の環
状溝28aとの係合状態の不安定な状態になる。しか
し、この時もプレート70には必要十分な移動速度があ
り、図2に示す第1位置までプレート70が隙間Cだけ
移動可能であることからスプリング71の付勢力は確保
されているため、不安定な状態は短時間で通過される。
このため、この不安定な状態でリフトが開始されること
を防止でき、この不安定な状態でリフトが開始されるこ
とによる不正リフト、切替えミス、打音等の発生を防止
することができる。
【0023】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、プレート
の貫通孔がインナーリフタの外径よりも所定量大きな内
径を有し、第1位置において、プレートの貫通孔の吸排
気弁の軸方向に直交する方向の他方向側部位とインナー
リフタの外周との間に所定の隙間が形成されているの
で、第1位置から第2位置へプレートが移動を開始し、
前記所定の隙間を助走して貫通孔の吸排気弁の軸方向に
直交する方向の他方向側部位がインナーリフタの溝に係
合を開始する時にはプレートは必要十分な移動速度をも
っている。これにより、貫通孔の吸排気弁の軸方向に直
交する方向の他方向側部位がインナーリフタの溝に係合
し始める不安定な状態は短時間で通過されるので、この
不安定な状態でリフトが開始されることによる不正リフ
ト、切替えミス、打音等の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った内燃機関の動弁装置の一実施形
態を示す断面図である。
【図2】図1の実施形態におけるプレートが第1位置に
あるときの図1のA−A断面図である。
【図3】図1の実施形態におけるプレートが第1位置か
ら第2位置への過渡期にあるときの図1のA−A断面図
である。
【図4】図1の実施形態におけるプレートが第2位置に
あるときの図1のA−A断面図である。
【符号の説明】
10 可変動弁装置 20 アウターカム 22 インナーカム 26 アウターリフタ 28 インナーリフタ 36 インナーボデー(アウターリフタ) 36b ボデー孔 70 プレート 70a 貫通孔 71 スプリング(付勢手段) 76 油圧ポンプ(制御手段) 78 電磁切替弁(制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッド上に回転可能
    に配設され、アウターカム及び該アウターカムのベース
    円及びノーズより小さなベース円及びノーズを有するイ
    ンナーカムを備えるカムシャフトと、前記アウターカム
    と当接する方向に付勢されて、前記アウターカムにより
    移動可能に前記シリンダヘッド内に配設されたアウター
    リフタと、吸排気弁の上端面と常時当接し、前記インナ
    ーカムにより前記アウターリフタ内に移動可能に配設さ
    れ、その外周に溝を有するインナーリフタと、前記吸排
    気弁の軸方向に直交する方向に移動可能に前記アウター
    リフタ内に配設され、前記インナーリフタが軸方向に移
    動自在に貫通するように前記インナーリフタの外径より
    も所定量大きな内径を有する貫通孔を備えると共に、前
    記吸排気弁の軸方向に直交する方向の一方向に移動する
    ことにより前記直交する方向の他方向側に位置する前記
    貫通孔の部位が前記インナーリフタの溝に係合し、前記
    インナーリフタと前記アウターリフタとを一体的に移動
    可能とするプレートと、該プレートを前記インナーリフ
    タが前記貫通孔内を移動可能であって、前記直交する方
    向の他方向側に位置する前記貫通孔の部位の内周と前記
    インナーリフタの外周との間に所定の隙間が形成される
    第1位置に向けて常時付勢する付勢手段と、前記プレー
    トを前記第1位置と、前記付勢手段に抗して前記直交す
    る方向の他方向側に位置する前記貫通孔の部位が前記イ
    ンナーリフタの溝に係合する第2位置とのいずれかに移
    動させる制御手段と、を備えたことを特徴とする内燃機
    関の可変動弁装置。
JP23281097A 1997-08-28 1997-08-28 内燃機関の可変動弁装置 Pending JPH1162532A (ja)

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JP (1) JPH1162532A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001077502A1 (en) * 2000-04-10 2001-10-18 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Valve gear of internal combustion engine
DE102005054372A1 (de) * 2005-11-15 2007-05-16 Schaeffler Kg Schaltbarer Stößel eines Ventiltriebs einer Brennkraftmaschine

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