JPH1162647A - 内燃機関の可変圧縮比機構 - Google Patents

内燃機関の可変圧縮比機構

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Publication number
JPH1162647A
JPH1162647A JP21526897A JP21526897A JPH1162647A JP H1162647 A JPH1162647 A JP H1162647A JP 21526897 A JP21526897 A JP 21526897A JP 21526897 A JP21526897 A JP 21526897A JP H1162647 A JPH1162647 A JP H1162647A
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JP
Japan
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eccentric bearing
compression ratio
crankshaft
bearing
locking means
Prior art date
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JP21526897A
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Hideo Einaga
秀男 永長
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏心ベアリングの正常回転を妨げる外力の有
無に拘わらず、可変圧縮比機構による圧縮比の切り替え
をスムーズに行えるようにすること。 【解決手段】 コンロッド大端部7の両側面と対向する
クランクシャフト3の一対の対向面の各面8a,9aま
たは偏心ベアリング2の一対の対向面の各面2a,2b
にクランクシャフト3をその軸方向から見た場合に同一
の円上にあるごときに形成されるとともにロック手段1
0が嵌められ、この嵌められたロック手段を偏心ベアリ
ングの回転によって案内するロック手段案内溝45,4
7と、これらのロック手段案内溝45,47の一端に設
けられロック手段10と係合することで偏心ベアリング
をベアリング固定位置で固定するための係合穴44a,
44bとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の可変圧
縮比機構、詳しくは、ピストンストロークを変えて圧縮
比を高低二段階に可変し得る可変圧縮比機構に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の運転状態が高負荷域や高回転
域においてはノッキングを生じないように圧縮比を低く
でき、中負荷域以下や低中回転域では熱効率を上げて内
燃機関の出力を高めるために圧縮比を高くできる可変圧
縮比機構が、例えば実開平4−8739号公報に示され
ている。
【0003】周知のように、圧縮比は、シリンダが吸い
込んだ空気を圧縮行程でピストンがどれ位圧縮している
かを示す数値であり、シリンダ容積が燃焼室容積の何倍
かで示される。圧縮比は、ピストンストロークを圧縮行
程で長くすることができれば、それだけ燃焼室容積が小
さくなるので、高くなる(以下「高圧縮比状態」とい
う)。反対に、ピストストロークを圧縮行程で短くする
ことができれば、燃焼室容積がそれだけ大きくなるの
で、小さくなる(以下「低圧縮比状態という)。
【0004】前記公報では、圧縮比を変えるための手段
として、ピストンとクランクシャフトとをつなぐ連結棒
であるコンロッドの大端部とクランクシャフトのクラン
クピンとの間に介在され、クランクシャフトの回転に引
きずられて回転する偏心ベアリングと、偏心ベアリング
の所定位置でコンロッドの大端部を固定するロックピン
とを示している。これら偏心ベアリングと、ロックピン
とを基本的に備えたものが可変圧縮比機構である。
【0005】図6は、そのような可変圧縮比機構の適用
例を示しており、偏心ベアリングaを、コンロッドbの
大端部b1とクランクシャフトcのクランクピンc1との
間に介在した状態を示している。また、図7は偏心ベア
リングaの分解斜視図であり、図8は偏心ベアリングa
の正面図である。
【0006】偏心ベアリングaは、二分割構造であっ
て、組み合わされると糸巻きのボビンのごとき外観とな
る。この組み合わされた状態で、偏心ベアリングaは、
その軸方向に短寸な筒部dと、筒部dの両端縁から外側
に張り出す同じ大きさのフランジ部e1,e2とを有す
る。
【0007】そして、筒部dの内周壁面d1の中心軸、
すなわち偏心ベアリングaの回転穴fの中止軸L1は、
筒部dの外周壁面d2の中心軸L2に対して半径方向に
ずらされている。具体的には、中心軸L1は、中止軸L
2に対して図6における上方に平行にずらされている。
【0008】このため、偏心ベアリングaの筒部dは、
その肉厚が均一でなく、筒部dのうち最も薄肉の部分
(以下「最薄肉部」という。)g、および最も厚肉の部
分(以下「最厚肉部」という。)hは、周方向において
180゜ずれている。したがって、最薄肉部gから最厚
肉部hにかけては、周方向に進むに連れて徐々に厚肉に
なっているが、最厚肉部hから最薄肉部gにかけては、
周方向に進むに連れて次第に薄肉になっている。
【0009】このような構造の偏心ベアリングaを用い
てピストンストロークを長くするには、すなわち高圧縮
比状態にするには、偏心ベアリングaの最厚肉部hが、
図示しないシリンダ側(図6の上側)に位置した状態の
まま、コンロッドbが圧縮行程に入ればよい。逆にピス
トンストロークを短くするには、すなわち低圧縮比状態
にするには、偏心ベアリングaの最薄肉部gが、シリン
ダ側に位置した状態のまま、コンロッドbが圧縮行程に
入ればよい。
【0010】そして、最厚肉部hが上側に位置した状態
を、偏心ベアリングaが「長ストローク設定位置」にあ
るといい、最薄肉部gが上側に位置した状態を、偏心ベ
アリングaが「短ストローク設定位置」にあるというこ
とにする。
【0011】また、内燃機関の運転状態が高負荷域や高
回転域にあるときは、短ストローク設定位置に偏心ベア
リングaが自動的に置かれるようになっており、したが
って、その場合の圧縮比は低く、低圧縮比状態となる。
また、中負荷域以下や低中回転域にあるときは、長スト
ローク設定位置に偏心ベアリングaが自動的に置かれる
ようになっており、したがって、その場合の圧縮比は高
く、高圧縮比状態となる。
【0012】これら低圧縮比状態や高圧縮比状態は、そ
れらに対応する内燃機関の運転状態に応じて必要なだけ
持続する。この持続状態を維持するために、偏心ベアリ
ングaのフランジ部e1に設けた係合穴i1およびフラン
ジ部e2に設けた係合穴i2にコンロッド大端部b1に含
まれるロックピンjが係合する。
【0013】また、図6および図7に示すように、フラ
ンジ部e1およびe2が、それらの間に筒部dを挟んで離
れているので、フランジ部e1およびe2に設けられてい
る係合穴i1およびi2も偏心ベアリングaの軸方向に離
れている。また、これら係合穴i1およびi2は、フラン
ジ部e1およびe2の周縁に形成され、偏心ベアリングa
の長手方向に見て、相互に他方に対して180゜の位相
差をもって切欠き状に形成してある。
【0014】また、ロックピンjは、コンロッドbと偏
心ベアリングaとを組付けた状態において偏心ベアリン
グaのフランジ部e1とe2との間に位置している。ま
た、ロックピンjは、その軸方向がクランクシャフトc
の軸方向と平行になるように配置されている。
【0015】さらに、ロックピンjは、油圧力およびス
プリング力を受けて、その軸方向に移動し、コンロッド
大端部b1の両側面のうちのいずれか一方の面に対して
出没するようになっている。すなわち、ロックピンj
は、常時スプリング力を受けており、必要に応じてスプ
リング力を打ち消す方向に油圧力が掛かる。そして、油
圧力が掛かっていないときは、スプリング力によって係
合穴i1と係合するように、コンロッド大端部b1の一側
面からその一端j1が突出するようになっている。そし
て、油圧力を受けると、油圧力がスプリング力に打ち勝
って、ロックピンjは、前記係合穴i1との係合が解か
れ、その後コンロッド大端部b1に収まるようになる一
方で、今度は係合穴i2と係合すべく、油圧力によって
コンロッド大端部b1の別の一側面から他端j2が突出す
る。そして、油圧力が解かれると、ロックピンjは再び
スプリング力を受けるようになる。このスプリング力に
よって、ロックピンjは係合穴i2との係合を解かれ、
コンロッド大端部b1に収まり、その後、係合穴i1と再
び係合するようにコンロッド大端部b1の前記一側面か
ら突出する。なお、ロックピンjが油圧力またはスプリ
ング力のいずれかを受けて、係合穴i1または係合穴i2
と係合するかは、内燃機関の運転状態によって異なる。
【0016】そして、内燃機関の運転状態に応じて、ロ
ックピンjが係合穴i1またはi2に係合することで、偏
心ベアリングaとコンロッドbとが一体化し、偏心ベア
リングaが、長ストローク設定位置または短ストローク
設定位置にある状態を自動的に維持する。
【0017】このため、圧縮行程にあっては、内燃機関
の運転状態に応じて、低圧縮比状態、または高圧縮比状
態が維持される。
【0018】
【本発明が解決しようとする課題】このように内燃機関
の運転状態が変わり、高負荷域や高回転域から中負荷域
以下や低中回転域に、またはその反対に中負荷域以下や
低中回転域から高負荷域や高回転域になって、ロックピ
ンjと係合穴i1またはi2との係合が解かれると、その
後瞬時に偏心ベアリングaのみがクランクシャフトcの
回転力に引きずられて回転し、180゜回転したところ
で、ロックピンiは、それまで係合していた係合穴i1
またはi2に対して周方向において180゜位相差のあ
る別の係合穴i 2またはi1と係合するようになる。
【0019】ところが、この切り替えが、うまく行かな
い場合がある。すなわち、基本的に偏心ベアリングa
は、既述のように、クランクシャフトcに引きずられて
クランクシャフトcの回転方向と同じ方向に回転するよ
うになっているが、クランクシャフトcが回転運動をす
るのに対してコンロッドbは図示しないシリンダ内を往
復する直線運動である。このため、偏心ベアリングaが
コンロッドbから受ける外力の向きによっては、偏心ベ
アリングaの回転を妨げるモーメントが偏心ベアリング
aに瞬間的であっても掛かる場合が想定される。このモ
ーメントはレシプロエンジンである以上避けられないも
のである。
【0020】このため、前記切り替えのタイミングによ
っては、偏心ベアリングaは、これが正回転している最
中に一瞬といえども逆回転する虞れがある。したがっ
て、偏心ベアリングの長ストローク設定位置から短スト
ローク設定位置への切り替えをするにあたり、またはそ
の反対の切り替えをするにあたり、偏心ベアリングaに
これを逆回転させようとするコンロッドbからの外力が
作用すると、前記ストローク設定位置の切り替えが、換
言すれば可変圧縮比機構による圧縮比の切り替えがスム
ーズに行われない場合があり得る。
【0021】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その解決しようとする課題は、偏心ベアリン
グの正常回転を妨げる外力の有無に拘わらず、可変圧縮
比機構による圧縮比の切り替えをスムーズに行えるよう
にすることを技術的課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内燃機関の可変圧縮比機構は、ピストンの
シリンダ内における往復運動をクランクシャフトの回転
運動に変換するため前記ピストンと前記クランクシャフ
トとをつなぐコンロッドの大端部および前記クランクシ
ャフトのクランクピンの間に設けられる回転自在な軸受
けとしての偏心ベアリングと、この偏心ベアリングをそ
の周方向における所定の位置でロックするために出没す
るロック手段とを備え、このロック手段によって前記偏
心ベアリングをロックした位置に応じてピストンストロ
ークを変更し、これによって圧縮比を変えられる内燃機
関の可変圧縮比機構において、以下の構成とした。
【0023】すなわち、本発明の内燃機関の可変圧縮比
機構では、このロック手段によって前記偏心ベアリング
が固定されるベアリング固定位置に合わせてピストンス
トロークを変更し、これによって圧縮比を変える可変圧
縮比機構において、前記コンロッド大端部の両側面と対
向する前記クランクシャフトの一対の対向面の各面また
は前記偏心ベアリングの一対の対向面の各面に形成され
るとともに、前記ロック手段が嵌められこの嵌められた
ロック手段を案内するロック手段案内溝と、これらのロ
ック手段案内溝の一端に設けられ前記ロック手段と係合
することで前記偏心ベアリングを前記ベアリング固定位
置で固定するための係合穴と、を有することを特徴とす
る。
【0024】本発明の内燃機関の可変圧縮比機構では、
ロック手段が嵌められるロック手段案内溝が、クランク
シャフトの一対の対向面の各面または前記偏心ベアリン
グの一対の対向面の各面に形成されている。
【0025】そして、ロック手段案内溝を、クランクシ
ャフトをその軸方向から見て特定の円上にあるごとき
に、前記一対の対向面の各面に形成すれば、ロック手段
がロック手段案内溝に嵌まった状態で偏心ベアリングが
回転すると、この回転に合わせてロック手段は、前記特
定の円上に形成したロック手段案内溝に案内されてその
中を進行する。このため、ロック手段案内溝に嵌まった
ロック手段がロック手段案内溝の中を係合穴に向けて移
動する際に、偏心ベアリングはその回転が安定するので
ふらつくことがない。したがって、たとえ偏心ベアリン
グの正常回転を妨げる外力が掛かったにしても、可変圧
縮比機構による圧縮比の切り替えをスムーズに行える。
【0026】また、ロック手段案内溝の一端には、ロッ
ク手段と係合することで偏心ベアリングをベアリング固
定位置で固定するための係合穴が設けられている。そし
て、ロック手段が偏心ベアリングの回転によって、係合
穴が設けられているロック手段案内溝の一端に一気に至
っても、ロック手段案内溝の一端がロック手段の進行を
妨げるので、ロック手段が前記一端に設けられた係合穴
を通過してしまうようなことがない。
【0027】その結果、ロック手段が確実に係合穴と係
合するようになるので、ベアリング固定位置に偏心ベア
リングを確実に固定できるようになる。よって、偏心ベ
アリングが固定されるベアリング固定位置に合わせてピ
ストンストロークを変更し、これによって圧縮比の切り
替えもスムーズに行える。
【0028】
【発明の実施の形態】
〈装置の全体構成〉以下、本発明の実施の形態を添付し
た図面に基いて説明する。
【0029】図1に示すように、可変圧縮比機構1の構
成要素の一つである偏心ベアリング2は、クランクシャ
フト3のクランクピン4に外嵌されているとともに、コ
ンロッド6の大端部7の基穴7aに内嵌されている。す
なわち、偏心ベアリング2は、クランクピン4とコンロ
ッド大端部7との間に挟持状態で取付けられ、またそれ
らの間には潤滑油が入れられている。
【0030】また、図1における偏心ベアリング2の右
側面2aおよび左側面2bが、それぞれ図1における右
側のクランクアーム8の内面8a、および左側のクラン
クアーム9の内面9a(内面8aおよび内面9aは、ク
ランクシャフト3の一対の対向面ともいえる)に対面す
る状態で取付けられている。また、偏心ベアリング2
は、基本的にクランクシャフト3に引きずられてクラン
クシャフト3の回転方向に回転する。但し、クランクシ
ャフト3に引きずられはするが、クランクシャフト3の
回転と同じに回転するのではない。
【0031】そして、このように回転する偏心ベアリン
グ2を回転しないようにその周方向における所定の位置
で固定するためのものがロック手段10である。可変圧
縮比機構1は、これら偏心ベアリング2とロック手段1
0とを基本的に備えて構成されるものである。
【0032】偏心ベアリング2は、二分割構造をしてお
り、図2からわかるように、半円形リング体11aおよ
び11bをボルト12,12で組み合わすことによって
できる、比較的肉厚のある筒状体である。また、偏心ベ
アリング2は、その内周壁面13の中心軸、すなわち偏
心ベアリング2の回転穴15の中止軸L1は、偏心ベア
リング2の外周壁面17の中心軸L2に対して半径方向
にずらされている。図1及び図2においては、中心軸L
1を中止軸L2に対して下方に平行にずらした状態で示
してある。
【0033】このため、偏心ベアリング2は、その肉
厚、すなわち、内径と外径との差Tが均一ではなく、偏
心ベアリング2のうち最も薄肉の部分(以下「最薄肉
部」という。)T19、および最も厚肉の部分(以下「最
厚肉部」という。)T21は、周方向において180゜ず
れている。したがって、最薄肉部T19から最厚肉部T21
にかけては、周方向に進むに連れて徐々に厚肉になって
いるが、最厚肉部T21から最薄肉部T19にかけては、周
方向に進むに次第に薄肉になっている。最薄肉部T19お
よび最厚肉部T21は、それぞれ半円形リング11aおよ
び半円形リング11bに属し、最薄肉部T19および最厚
肉部T21は、それぞれ半円形リング11aおよび半円形
リング11bの各中央に位置するように設定してある。
このため、半円形リング11aと半円形リング11bと
では、薄肉な半円形リング11aの方が軽量で、厚肉な
半円形リング11bの方が重量である。
【0034】また、図5からわかるように、偏心ベアリ
ング2の内周壁面13および外周壁面17の軸方向にお
ける中央部分には、これら壁面13,17の周方向に沿
って導油路22および23が形成されている。これらの
導油路22,23を経由して、図示しないオイルポンプ
から偏心ベアリング2とコンロッド大端部7の基穴7a
との間に、および偏心ベアリング2とクランクピン4と
の間に潤滑油が供給される。また、導油路22にあって
は、ロック手段10を作動させる作動油として前記潤滑
油をロック手段10に導くための通路でもある。
【0035】なお、この偏心ベアリング2には従来技術
の項で述べたフランジ部に相当するものはない。さら
に、偏心ベアリング2には、その軸方向に、すなわち一
方の側面2a(2b)から他方の側面2b(2a)に掛
けて、バランス調整用および軽量化用の複数の貫通穴2
5,25・・・が形成されている。なお、貫通穴25の
代わりに凹部を形成してもよい。
【0036】また、軽めの半円形リング11aと重めな
半円形リング11bとでは、貫通穴25の大きさが異な
り、軽い半円形リング11aに形成されている貫通穴2
5の径が小さい。なお、この実施の形態では、軽量半円
形リング11aと重量半円形リング11bに形成されて
いる貫通穴25,25,・・・は、それぞれ、7個およ
び5個である。
【0037】貫通穴25のうち重量半円形リング11b
の中央の貫通穴25には、ロック手段10が埋設されて
いる。ロック手段10は、既述のように偏心ベアリング
2をその周方向における所定の回転位置、すなわち、長
ストローク設定位置および短ストローク設定位置でロッ
クするためのものであって、図5に示すように、ロック
ピン27とロックピン出没用部材29とからなる。な
お、ロック手段10が埋設されている前記中央の貫通穴
25のことを他の貫通穴25と区別するために便宜上中
央貫通穴25aという。また、長ストローク設定位置お
よび短ストローク設定位置で偏心ベアリング2が固定さ
れるので、両ストローク設定位置はベアリング固定位置
でもある。
【0038】ロックピン27は、中央貫通穴25a内を
その軸方向に移動するようになっており、その全長Lが
半円形リング11bの幅寸法(中央穴25aの幅寸法で
もある)Wよりも幾分長めである。また、ロックピン2
7の中央部には、外径寸法が、中央貫通穴25aの直径
と同じかそれよりもわずかに小さ目の摺動部31と、摺
動部31の両側面31a、31bからロックピン27の
軸方向における反対側にそれぞれ延び、かつ摺動部31
よりも外径寸法が小さいピン体33a,33bとからな
る。また、ピン体33aとピン体33bとではピン体3
3bの方が短い。
【0039】ロックピン出没用部材29は、ロックピン
27を図1および図5における偏心ベアリング2の右側
面2aまたは左側面2bに対して出没自在にするため
に、ロックピン27を中央貫通穴25aの中で軸方向に
移動するための作動手段である。その構成部材は、導通
路22,蓋体37,38,スプリング39,油圧室41
および油通路42である。
【0040】蓋体37,38は、ロックピン27が中央
貫通穴25aから外れないように中央貫通穴25aの両
端開口を塞ぐ短寸の筒状体である。また、蓋体37およ
び38には、通し穴35がそれぞれ形成されており、各
通し穴35には、それぞれピン体33aおよび33bが
摺動自在に貫通される。
【0041】スプリング39は、前記ピン体33bに外
嵌されて蓋体37と摺動部31との間に位置する。ま
た、スプリング39は、ロックピン27を図1および図
5の右側へ押しやるに十分なスプリング力を持ってい
る。
【0042】油圧室41は、摺動部31の側面31aと
蓋体38の内面38aとの間に設けられ、スプリング3
9と反対側に位置し、この油圧室41の中にピン体33
aが貫通する。また、油圧室41には、導油路22を介
して油通路42と連通する。
【0043】油通路42は、油圧室41に油を供給する
油供給路のことであって、図1に示すように、クランク
ジャーナル43に設けたオイルギャラリー43aにつな
がっている。また、オイルギャラリー43aには、図示
しないオイルポンプから油が送られて来る。
【0044】オイルポンプ−オイルギャラリー43a−
油通路42−導油路22を経由して油圧室41に油が供
給されると、油圧室41における油圧力が高められる。
そして、この油圧力がスプリング39のスプリング力よ
りも大きくなると、ロックピン27を図1および図5の
左側へ移動させて偏心ベアリング2の左側面2bから突
出するよう付勢される。反対に油通路42から油圧室4
1への油の供給が断たれると、ロックピン27は、スプ
リング39のスプリング力を受けて図1および図5の右
側へ移動され、偏心ベアリング2の右側面2aから突出
するよう付勢される。なお、導油路22を介して油圧室
41に入った油は、その後導油路23に至り、導油路2
2および導油路23を経由して、前記のように偏心ベア
リング2とコンロッド大端部7の基穴7aとの間および
偏心ベアリング2とクランクピン4との間に潤滑油を供
給する。
【0045】また、ロックピン27が油圧力またはスプ
リング力によって偏心ベアリング2の各側面2a,2b
から出たときに、これを受けるロック手段受け部が、右
側のクランクアーム8の内面8aおよび左側のクランク
アーム9の内面9aに設けられている。
【0046】ロック手段受け部は、偏心ベアリング2の
各側面2a,2bから出るロックピン27のピン体33
a,33bの先端部が入る嵌合穴(係合穴)44aおよ
び44bのことであり、それぞれクランクアーム8の内
面8aおよびクランクアーム9の内面9aに設けられて
いる。また、嵌合穴44aと44bの深さ寸法は、ピン
体33aとピン体33bとの差分よりも幾分小さく、ま
た、ピン体33aが嵌合穴44aから出たとき、および
ピン体33bが嵌合穴44bから出たときに、前者にあ
ってはピン体33bの先端が蓋体37の開口端と面一
に、また、後者にあってはピン体33aの先端が蓋体3
8の開口端と面一になるようにロックピン27の各寸法
が設定されている。
【0047】嵌合穴44aおよび44bは、クランクア
ーム8およびクランクアーム9をクランクシャフト3の
軸方向に見た場合に特定の円C上に180゜の位相差を
持って配置されているものである(図2〜図4参照)。
円Cは、偏心ベアリング2の外周壁面17の中心軸L2
を回転中心とし、この中心軸L2とロックピン27とを
結ぶ径線を半径とする円である。
【0048】また、クランクアーム8に設けた嵌合穴4
4aは、図3に示すように、円C上においてバランスウ
ェイト8bから最も離れた箇所に形成されている。そし
て、クランクアーム8の内面8aには、嵌合穴44aを
起点としてそこから図3における左回りにピン体33a
を円Cに沿って嵌合穴44bに向けて案内する半円弧形
状のロック手段案内溝(以下単に「案内溝」という。)
45が形成されている。
【0049】案内溝45は、クランクアーム8の内面8
aに嵌合穴44aよりも浅くされている。なお、クラン
クアーム8の内面8aには、コンロッド大端部7から突
き出ているロックピン27をクランクアーム8,9の各
内面8a,9aの間に導入し易くするための導入口46
が、嵌合穴44aに向けてクランクアーム8のバランス
ウェイト8bの反対側端から形成されている。
【0050】一方、図4に示すように、クランクアーム
9の内面9aには、円C上で案内溝45に連続し、案内
溝45と同じ深さでピン体33bを嵌合穴44aに向け
て案内する半円弧形状のロック手段案内溝(以下単に
「案内溝」という。)47が形成されている。
【0051】図2と図3とを別々に見ると、案内溝45
および案内溝47は、その各々に係るクランクアーム8
の縦中心線8Cおよびクランクアーム9の縦中心線9C
の左半面にあるため、円C上にないように思えて混同し
易いが、クランクアーム8の内面8aとクランクアーム
9の内面9aとをそれらの縦中心線8Cおよび9Cで重
ね合わせた状態を想定すれば、クランクシャフト3の軸
方向に見た場合に限られる円C上で案内溝45と案内溝
47とが連続した円形な溝を形成するようになることが
わかる(図3、図4参照)。但し、これらの案内溝45
および案内溝47は、それらが形成されているクランク
アーム8およびクランクアーム9が、クランクピン4を
隔てて離れているので、直接的に連続されているもので
はない。しかし、案内溝45および案内溝47は偏心ベ
アリング2の中央貫通穴25aに設けられているロック
手段10を介して間接的には連続されている。
【0052】そして、クランクアーム8の面8aとクラ
ンクアーム9の面9aとを対向させた場合において、案
内溝45の端部45bと対向する案内溝47の端部47
aに、すなわち円C上のうちクランクアーム9における
バランスウェイト9bに最寄りの部位に嵌合穴44bが
形成されている。なお、便宜上、案内溝45の前記端部
45bおよび案内溝47の前記端部47aのことを、そ
れぞれ案内溝45の終端45bおよび案内溝47の始端
47aということにし、これら終端45bおよび始端4
7aに対応する案内溝45および案内溝47の端部をそ
れぞれ案内溝45の始端45aおよび案内溝47の終端
47bということにする。
【0053】しかして、嵌合穴44aおよび44bは、
クランクアーム8およびクランクアーム9を重ね合わせ
た状態でこれらをクランクシャフト3の軸方向に見た場
合に特定の円C上に異なった経路として現れる、半円弧
形状の案内溝45,47の各一端でかつ周方向に180
゜の位相差を持った端部に配置されているといえる。
【0054】また、クランクアーム8およびクランクア
ーム9を重ね合わせた状態で、それらの案内溝45およ
び47は、それらの各両端、すなわち案内溝45の始端
45aと案内溝47の終端47b、および案内溝45の
終端45bと案内溝47の始端47aはそれぞれ対向し
ている。しかし、案内溝45および47の各端以外の他
の部分は、相互に他方の案内溝の形成されている側のク
ランクアームのうち案内溝の形成されていない平坦面と
対向されている。詳しくは、クランクアーム8の案内溝
45にあっては、図4のうち符号45’で示される二点
鎖線で囲まれた領域と対向されており、クランクアーム
9の案内溝47にあっては、図3のうち符号47’で示
される二点鎖線で囲まれた領域と離された状態で対向し
ている。
【0055】〈実施の形態の作用効果〉次に、このよう
な可変圧縮比機構1の作用効果について説明する。内燃
機関の運転状態が中負荷域以下や低中回転域にあるとき
は嵌合穴44aにロックピン27のピン体33aが嵌合
し、長ストローク設定位置に偏心ベアリング2が置かれ
るようになる。また、内燃機関の運転状態が高負荷域や
高回転域にあるときは嵌合穴44bにロックピン27の
ピン体33bが嵌合し、短ストローク設定位置に偏心ベ
アリング2が置かれるようになる。
【0056】詳しくは、内燃機関の運転状態が中負荷域
以下や低中回転域の場合において、偏心ベアリング2が
回転し、これによってロックピン27のピン体33aが
嵌合穴44aに対応する位置に来ると、スプリング39
のスプリング力によってロックピン27は嵌合穴44a
に向けて押しやられ、その結果、ロックピン27のピン
体33aが嵌合穴44aに嵌まってその状態を維持する
ようになる。すなわち、偏心ベアリング2は制動、すな
わち固定されて、最厚肉部T21がシリンダ側に位置する
長ストローク設定位置での状態を維持する。
【0057】一方、内燃機関の運転状態が代わって高負
荷域や高回転域になると、図示しないオイルポンプから
オイルギャラリー43a−油通路42−導通路22−油
圧室41を介して油圧がロックピン27の摺動部31に
作用する。このため、ロックピン27を図5の左側に向
けて押しやり、ピン体33aが嵌合穴44aから外れ
る。このときピン体33bの先端は、クランクアーム9
の内面9aのうち図4における前記領域45’のうち案
内溝47の終端47bに対応する箇所、換言すれば蓋体
37の開口端と面一になるように油圧によって位置付け
られる。同時に、ピン体33aがクランクアーム8の内
面8aに形成した案内溝45に嵌まるようになる。
【0058】偏心ベアリング2は、クランクシャフト3
から回転力を受けているので、ピン体33aが嵌合穴4
4aから外れるのと同時に、偏心ベアリング2は開放さ
れて、クランクシャフト3と同方向に回転するようにな
る。なお、便宜上、クランクシャフト3は、図3におい
て左回りに回転するものとする。そして、偏心ベアリン
グ2が回転することによってピン体33aは案内溝45
に案内されながらその始端45aから終端45bに向け
て移動するので、偏心ベアリング2は安定して回転しふ
らつくことがない。そして、偏心ベアリング2が長スト
ローク設定位置から180゜回転したところで、すなわ
ち、ロックピン27のピン体33bが嵌合穴44bに対
応する位置である短ストローク設定位置に来ると、ロッ
クピン27は、その摺動部31に既に作用している油圧
によって、嵌合穴44bに向けて押しやられる。その
後、ロックピン27のピン体33bが嵌合穴44bに入
り、運転状態がそのまま変わらず高負荷域や高回転域に
あればその間、ピン体33bと嵌合穴44bとの嵌合状
態を維持する。すなわち、最薄肉部T19がシリンダ側
に、すなわち図2で示した偏心ベアリング2が180゜
回転した状態、換言すれば短ストローク設定位置に偏心
ベアリング2が置かれたままその状態を維持するように
なる。
【0059】さらに、運転状態が高負荷域や高回転域か
ら中負荷域以下や低中回転域に変わる場合は、既述のよ
うに油通路42から油圧室41への油の供給が断たれ、
ロックピン27は、スプリング39のスプリング力を受
けて図1および図5の右側へ移動され、それまで嵌合穴
44bに入っていたピン体33bが嵌合穴44bから抜
ける。偏心ベアリング2は、クランクシャフト3から回
転力を受けているので、ピン体33bが嵌合穴44bか
ら外れるのと同時に、偏心ベアリング2は、クランクシ
ャフト3と同方向である左回りに回転するようになる。
そして、偏心ベアリング2が回転することによってピン
体33bは案内溝47に案内されながら始端47aから
終端47bに向けて移動するので、偏心ベアリング2は
安定して回転しふらつくことがない。そして、偏心ベア
リング2が短ストローク設定位置から180゜回転した
ところで、すなわち、ロックピン27のピン体33aが
嵌合穴44aに対応する位置である長ストローク設定位
置に来たところで、ロックピン27は、その摺動部31
に作用していたスプリング39のスプリング力によっ
て、嵌合穴44aに向けて押しやられる。その後、ロッ
クピン27のピン体33aが嵌合穴44aに入り、運転
状態がそのまま変わらず中負荷域以下や低中回転域にあ
ればその間中、ピン体33aと嵌合穴44aとの嵌合状
態を維持する。すなわち、最厚肉部T21がシリンダ側
に、すなわち図2で示した偏心ベアリング2の状態、換
言すれば長ストローク設定位置に偏心ベアリング2が置
かれたままその状態を維持するようになる。
【0060】以上より、可変圧縮比機構1を用いてピス
トンストロークを長くするには、すなわち高圧縮比状態
にするには、偏心ベアリング2の最厚肉部T21が、図1
にあるようにシリンダ側(上側)に位置した状態のまま、
コンロッド6が圧縮行程に入ればよい。逆にピストンス
トロークを短くするには、すなわち低圧縮比状態にする
には、偏心ベアリング2の最薄肉部T19が、シリンダ側
に位置した状態のまま、コンロッド6が圧縮行程に入れ
ばよい。
【0061】また、内燃機関の運転状態が高負荷域や高
回転域にあるときは、短ストローク設定位置に偏心ベア
リング2が回転して自動的に置かれるようになってお
り、したがって、その場合の圧縮比は低く、低圧縮比状
態となる。また、中負荷域以下や低中回転域にあるとき
は、長ストローク設定位置に偏心ベアリング2が自動的
に置かれるようになっており、したがって、その場合の
圧縮比は高く高圧縮比状態となる。
【0062】さらに、偏心ベアリング2の側面2a,2
bにロック手段10とバランス調整用穴25を設けたの
で、偏心ベアリング2に設けたバランス調整用穴25と
ロック手段10のロックピン27とが対向することはな
い。このため、ロックピン27がバランス調整穴25と
対向することに起因してバランス調整穴25に嵌まった
り、干渉したりすることがない。よって、可変圧縮比機
構1に作動不良を生じさせないことを確実にすることが
できる。
【0063】さらに、クランクアーム8の内面8aおよ
びクランクアーム9の内面9aには、クランクシャフト
3をその軸方向から見た場合に特定の円C上にあるごと
き案内溝45および案内溝47が形成されている。ま
た、案内溝45および案内溝47には、それぞれロック
ピン27のピン体33aおよびピン体33bが嵌まるよ
うになっている。このように案内溝45にピン体33a
が嵌まった状態で、または案内溝47にピン体33bが
嵌まった状態で偏心ベアリング2が回転すると、ロック
ピン27は、案内溝45または案内溝47によって案内
されながら進行する。 このため、案内溝45に嵌まっ
たピン体33aが案内溝45の中を嵌合穴44aに向け
て移動する際に、または案内溝47に嵌まったピン体3
3bが案内溝47の中を嵌合穴44bに向けて移動する
際に、偏心ベアリング2はその回転が安定しふらつくこ
とがない。したがって、たとえ偏心ベアリング2の正常
回転を妨げる外力が掛かったにしても、可変圧縮比機構
1による圧縮比の切り替えをスムーズに行える。
【0064】また、案内溝45および案内溝47の各一
端には、それぞれピン体33aおよびピン体33bと係
合することで偏心ベアリング2を長ストローク設定位置
および短ストローク設定位置で固定するための係合穴4
4aおよび係合穴44bが設けられている。
【0065】そして、偏心ベアリング2の回転によっ
て、ピン体33aが、嵌合穴44bの設けられている案
内溝45の一端である終端45bに始端45aから一気
に至っても(図3の矢印参照)、案内溝45の終端45
bがピン体33aのそれ以上の進行を妨げるので、ピン
体33aが嵌合穴44bを通過してしまうようなことが
ない。したがって、ピン体33aが確実に嵌合穴44b
と嵌合するようになるので、ベアリング固定位置である
長ストローク設定位置に偏心ベアリング2を確実に固定
できる。
【0066】また、ピン体33bが、嵌合穴44bの設
けられている案内溝47の一端である終端47bに始端
47aから一気に至っても(図4の矢印参照)、案内溝
47の終端47bがピン体33bのそれ以上の進行を妨
げるので、ピン体33bが嵌合穴44aを通過してしま
うようなことがない。したがって、ピン体33bが確実
に嵌合穴44aと嵌合するようになるので、ベアリング
固定位置である短ストローク設定位置に偏心ベアリング
2を確実に固定できる。
【0067】したがって、ロックピン27が確実に各嵌
合穴44a,44bと係合するようになるので、ベアリ
ング固定位置に偏心ベアリング2を確実に固定できるよ
うになる。よって、偏心ベアリング2が固定されるベア
リング固定位置に合わせてピストンストロークを変更
し、これによって圧縮比の切り替えもスムーズに行え
る。
【0068】なお、この実施の形態では、偏心ベアリン
グをベアリング固定位置で固定するにあたり、偏心ベア
リングをクランクシャフトに固定するという技術を示し
たが、偏心ベアリングをコンロッド大端部に固定するこ
とで偏心ベアリングをベアリング固定位置で固定するよ
うにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンロッド大端部の両側面と対向する、クランクシャフト
の一対の対向面の各面または偏心ベアリングの一対の対
向面の各面に形成されるとともにロック手段が嵌めら
れ、この嵌められたロック手段を偏心ベアリングの回転
によって案内するロック手段案内溝と、これらのロック
手段案内溝の一端に設けられロック手段と係合すること
で偏心ベアリングをベアリング固定位置で固定するため
の係合穴とを有するので、偏心ベアリングの正常回転を
妨げる外力の有無に拘わらず、可変圧縮比機構による圧
縮比の切り替えをスムーズに行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関の可変圧縮比機構の適用
例を示す図
【図2】偏心ベアリングの正面図
【図3】図1の矢印III方向から見たクランクアーム
の内面図
【図4】図1の矢印IV方向から見たクランクアームの
内面図
【図5】図1の要部拡大図
【図6】従来の可変圧縮比機構を説明するための一部切
欠き図
【図7】従来の可変圧縮比機構で用いられている偏心ベ
アリングの斜視図
【図8】図7で示した偏心ベアリングの正面図
【符号の説明】
1 可変圧縮比機構 2 偏心ベアリング 2a 右側面(偏心ベアリングの一対の対向面の一面) 2b 左側面(偏心ベアリングの一対の対向面の一面) 3 クランクシャフト 4 クランクピン 6 コンロッド 7 コンロッド大端部 7a コンロッド大端部の穴 8 クランクアーム 8C 縦中心線 8a クランクアーム内面(クランクシャフトの一対の
対向面の一面) 9 クランクアーム 9a クランクアーム内面(クランクシャフトの一対の
対向面の一面) 9C 縦中心線 10 ロック手段 11a 軽量半円形リング 11b 重量半円形リング 12 ボルト 13 偏心ベアリングの内周壁面 15 偏心ベアリングの回転穴 L1 中止軸 17 偏心ベアリングの外周壁面 L2 中心軸 T 肉厚 T19 最薄肉部 T21 最厚肉部 22 導油路 23 導油路 25 貫通穴(重量バランス調整用の穴または凹部) 25a 中央貫通穴(重量バランス調整用の穴または凹
部) 27 ロックピン 29 ロックピン出没用部材(作動手段) W 軽量半円形リングの幅寸法 31 ロックピン摺動部 33a ピン体 37 蓋体 38 蓋体 39 スプリング 41 油圧室 42 油通路 43 クランクジャーナル 43a オイルギャラリー 44a 嵌合穴(係合穴) 44b 嵌合穴(係合穴) C 円 45 案内溝(ロック手段案内溝) 45’領域 47 案内溝(ロック手段案内溝) 47’領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンのシリンダ内における往復運動
    をクランクシャフトの回転運動に変換するため前記ピス
    トンと前記クランクシャフトとをつなぐコンロッドの大
    端部と前記クランクシャフトのクランクピンとの間に設
    けられる回転自在な軸受けとしての偏心ベアリングと、 この偏心ベアリングの回転方向における特定の位置で、
    前記コンロッド大端部または前記クランクシャフトに対
    して前記偏心ベアリングを固定または開放し、この固定
    または開放を為さしめるために作動手段によって前記偏
    心ベアリングの両側面または前記コンロッド大端部の両
    側面に対して出没するようにされるロック手段とを備
    え、 このロック手段によって前記偏心ベアリングが固定され
    るベアリング固定位置に合わせてピストンストロークを
    変更し、これによって圧縮比を変える可変圧縮比機構に
    おいて、 前記コンロッド大端部の両側面と対向する前記クランク
    シャフトの一対の対向面の各面または前記偏心ベアリン
    グの一対の対向面の各面に形成されるとともに、前記ロ
    ック手段が嵌められこの嵌められたロック手段を案内す
    るロック手段案内溝と、 これらのロック手段案内溝の一端に設けられ前記ロック
    手段と係合することで前記偏心ベアリングを前記ベアリ
    ング固定位置で固定するための係合穴と、 を有することを特徴とする内燃機関の可変圧縮比機構。
JP21526897A 1997-08-08 1997-08-08 内燃機関の可変圧縮比機構 Pending JPH1162647A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100318601B1 (ko) * 2000-03-13 2001-12-28 이충전 밀폐형 압축기용 크랭크축과 커넥팅로드의 설치구조
DE102004053225A1 (de) * 2004-11-04 2006-05-11 Daimlerchrysler Ag Hubkolbenmaschine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100318601B1 (ko) * 2000-03-13 2001-12-28 이충전 밀폐형 압축기용 크랭크축과 커넥팅로드의 설치구조
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