JPH1162932A - タッピンネジおよびその製造方法 - Google Patents

タッピンネジおよびその製造方法

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JPH1162932A
JPH1162932A JP9232219A JP23221997A JPH1162932A JP H1162932 A JPH1162932 A JP H1162932A JP 9232219 A JP9232219 A JP 9232219A JP 23221997 A JP23221997 A JP 23221997A JP H1162932 A JPH1162932 A JP H1162932A
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JP
Japan
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hardness
tapping screw
rivet
tempering
quenching
Prior art date
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Application number
JP9232219A
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English (en)
Inventor
Seiji Tanaka
成治 田中
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MANBIN KK
Original Assignee
MANBIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッピンネジの製造工程における浸炭焼入れ
と、通常のネジの製造工程における調質とでは、浸炭焼
入れの方がコストの高い製造工程であり、従って、製品
のコストが高価になるといった問題があった。 【解決手段】 硬度がSWCH35K,SWCH38K
〜SWCH45Kの材料を調質処理によって、硬さがH
RC50〜HRC53としたことを特徴とするタッピン
ネジである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は調質処理によってコ
ストの低減を図ったタッピンネジおよびドリリングタッ
ピンネジおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるタッピンネジは、硬度がS
WCH15Aである軟質材料のコイル材を冷間鍛造し、
リベット加工、ローリング加工を経て浸炭焼入れを行な
って製造していた。一方、通常のネジは、硬度が7T〜
8.8Tの硬質材料を前記タッピンネジの製造方法と同
様にリベット加工、ローリング加工を経て調質処理を行
なって製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、浸炭焼入れ
によって製造されたタッピンネジの硬度は、調質によっ
て製造された通常のネジの硬度に対して、製品としての
硬さが格段と大きなものであり、タッピンネジのような
金属板に対してタッピングを行なうものの場合には、浸
炭焼入れが必要であった。
【0004】しかし、前記タッピンネジの製造工程にお
ける浸炭焼入れと、通常のネジの製造工程における調質
とでは、浸炭焼入れの方がコストの高い製造工程であ
り、従って、製品のコストが高価になるといった問題が
あった。
【0005】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、調質による焼入れ、
焼き戻し工程を経て製造したものであっても、浸炭焼入
れと同等の機械的性質が得られ、製品のコスト低減が図
れるタッピンネジおよびその製造方法を提供せんとする
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のタッピンネジは
前記した目的を達成せんとするもので、その手段は、硬
度がSWCH35K,SWCH38K〜SWCH45K
の材料を調質処理によって、硬さがHRC50〜HRC
53としたものである。
【0007】また、タッピンネジの製造方法は、硬度が
SWCH35K,SWCH38K〜SWCH45Kのコ
イル材を冷間鍛造する工程と、該冷間鍛造を行なったコ
イル材にリベットを形成する工程と、該リベットを形成
した材料にネジ山を形成するローリング加工を行なう工
程と、該ネジ山を形成した材料を調質する工程と、該調
質を行なったタッピンネジにメッキ等の表面処理を行な
う工程とからなるものであり、さらに、前記調質におけ
る焼入れ温度が850℃前後で40分前後、焼き戻し温
度が180℃前後で80分前後であることを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るタッピンネジ
の製造方法について図1と共に説明する。先ず、本発明
において使用する材質としては、硬度がS35CL,S
38CL〜S45CLである硬質材料のコイル材を用い
ることが特徴である。
【0009】そして、このコイル材を冷間鍛造によって
機械的性質を向上させる第1の工程1と、リベット加工
によってコイル材の一端に丸リベットやさらリベット等
の頭部を形成する第2の工程2と、該リベットを形成し
たコイル材にローリング加工によってネジ山を形成する
第3の工程3と、前記リベットとネジ山が形成された材
料を調質によって焼入れ、焼き戻しを行なう第4の工程
4と、該調質を行なったタッピンネジに表面処理を行な
う第5の工程5とからなる。
【0010】なお、前記調質を行なう第4の工程4にお
ける焼入れ温度は850℃前後で40分前後で行なう。
そして、焼き戻し温度は180℃前後で80分前後で行
なう必要がある。このことは、前記した通常のボルトに
おける焼き戻し温度は500℃前後で80分前後で行な
っているが、この焼き戻し温度で焼き戻されると、本発
明で使用する硬度がSWCH35K,SWCH38K〜
SWCH45Kである硬質材料の場合には、粒界破壊強
度が低くなり遅れ破壊強度が低下するためである。
【0011】次に、本発明に係るタッピンネジと、従来
の浸炭焼入れによって製造した従来のタッピンネジとの
機械的強度との比較を行なう。 従来品 本発明製品 材質 SWCH15A SWCH35K,SWCH38K〜SWCH 45K 熱処理 浸炭焼入れ 調質 硬さ HV450以上 HRC 50
【0012】試験内容 (イ)ねじり破断トルクJIS規格 6.47Nm以上、トルクレンチで測定を行なったとこ
ろ、7.0Nmでカムアウトしてしまい測定不能、JI
S規格は完全に満足している。 (ロ)ねじ込み性試験 試験材料、材質SPPC、厚さ3.0、孔径4.4mm 従来品および本発明製品ともねじ込み試験は合格 外形測定 ねじ込み性試験のネジ山の変形は表1からも判るように
見られなかった。
【0013】
【表1】
【0014】また、遅れ破壊強度は、一般的には強度が
低下するほど遅れ強度特性がアップすることが知られて
いるが、本発明のように、硬度の高い材質のSWCH3
5K,SWCH38K〜SWCH45Kであっても、1
80度前後で焼き戻すことにより、粒界破壊強度が高く
なって遅れ破壊強度は向上する。その結果を図2に示
す。なお、この試験において、1100N/mm2 以上
は試験片のネジ部が破損して測定不能であった。
【0015】以上の試験結果からも判るように、材質と
してSWCH15Aを使用し浸炭焼入れを行なった従来
品と、材質S35CL,S38CL〜S45CLを使用
し調質を行なった本発明製品とは、機械的性質を比較し
ても劣ることはなく、従って、製造価格が高価となる浸
炭焼入れの従来品よりも、製造価格が安価な調質により
製造した本発明のタッピンネジの方が製品として安価に
提供することができるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明は前記したように、硬度がS35
CL,S38CL〜S45CLのコイル材を使用し、冷
間鍛造、リベット加工、およびローリング加工を行なっ
た後に、製造コストの安い調質によって熱処理を行い、
従来の浸炭焼入れによる製品と同等の機械的性質が得ら
れるタッピンネジであることから、ネジとしてのコスト
の低減を図ることができる等の効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタッピンネジの製造方法を示すフロー
チャートである。
【図2】遅れ破壊強度の試験結果を示す特性図である。
【符号の説明】
1 冷間鍛造加工 2 リベット加工 3 ローリング加工 4 調質処理 5 表面処理

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬度がSWCH35K,SWCH38K
    〜SWCH45Kの材料を調質処理によって、硬さがH
    RC50〜HRC53としたことを特徴とするタッピン
    ネジ。
  2. 【請求項2】 硬度がSWCH35K,SWCH38K
    〜SWCH45Kのコイル材を冷間鍛造する工程と、該
    冷間鍛造を行なったコイル材にリベットを形成する工程
    と、該リベットを形成した材料にネジ山を形成するロー
    リング加工を行なう工程と、該ネジ山を形成した材料を
    調質する工程と、該調質を行なったタッピンネジにメッ
    キ等の表面処理を行なう工程とからなるタッピンネジの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記調質における焼入れ温度が850℃
    前後で40分前後、焼き戻し温度が180℃前後で80
    分前後であることを特徴とする請求項2記載のタッピン
    ネジの製造方法。
JP9232219A 1997-08-28 1997-08-28 タッピンネジおよびその製造方法 Pending JPH1162932A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242213A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Honda Motor Co Ltd ガラス被覆ボルトの製造方法および金属部材の電食防止構造
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JPH0560120A (ja) * 1991-08-27 1993-03-09 Toopura:Kk ドリリングタツピンねじ

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