JPH1164299A - 探傷用探触子 - Google Patents

探傷用探触子

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JPH1164299A
JPH1164299A JP22378897A JP22378897A JPH1164299A JP H1164299 A JPH1164299 A JP H1164299A JP 22378897 A JP22378897 A JP 22378897A JP 22378897 A JP22378897 A JP 22378897A JP H1164299 A JPH1164299 A JP H1164299A
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Seiichi Wakayama
精一 若山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、曲面を有する2重壁間に安定して挿
入でき、安定した探傷感度と探傷性能を確保できる探傷
用探触子を提供する。 【解決手段】探触子本体11の探傷面12に対応する背
面に設けられる押えバネ14を、探触子本体11の中心
軸に設けられたピン13に回転可能に結合し、この押え
バネ14による押圧力をピン13を介して探傷面12に
作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲面を有する2重
壁間に挿入されて探傷を行うに関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧力容器の小口径ノズルなどでは、ノズ
ル構造として、例えば、図4に示すように圧力容器1に
溶接施工されたノズル2の中空部に小径の内管3を挿通
した2重管構造にしたものがある。つまり、このような
2重管構造は、ノズル2の溶接部への熱衝撃を緩和する
目的で、熱遮断のために二重の構造にしている。
【0003】ところで、このようなノズル2の溶接部内
面では、溶接による残留応力、環境条件、振動などによ
り割れを発生することが多々あり、このため、定常的に
超音波探傷法を用いた検査が行われている。
【0004】この場合、このような2重管構造について
超音波探傷法を用いて検査を行うには、2重管の隙間、
つまり曲面を有する2重壁間に探触子を挿入して行うよ
うにしている。
【0005】図5は、このような曲面を有する2重壁間
に挿入される探触子の一例を示すもので、軸4先端に設
けられる探触子本体5は、ノズル2内表面に接触される
表面を曲面に形成し、また、背面に山形をした一対の板
バネからなる押え金具6を設けている。そして、このよ
うな探触子本体5は、図4に示すノズル2と内管3の隙
間7に挿入され、探触子本体5表面をノズル2内表面に
接触させるとともに、押え金具6を内管3に当接させて
探触子本体5に反力を与えるように設けられ、この状態
で、軸4を介して図示しない走査装置によりノズル2の
長手方向と円周方向に走査しながら信号ケーブルを介し
て接続される図示しない探傷器によりノズル2の溶接部
および溶接部近傍の探傷検査が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成した探触子では、2重管の隙間に挿入して使用する
ことから、ノズル2と内管3の一定の隙間7に挿入でき
る構造になっているものの、時としてノズル2の中心に
対し内管3の中心がずれて隙間7が一定でないことがあ
ると、探触子本体5を隙間7に挿入できたとしても、左
右一対の押え金具6の押え力が不均一になって、探触子
本体5に傾きが生じ、ノズル2内表面への安定した接触
状態が確保できなくなり、これが原因で探傷感度が不安
定になる。また、探触子本体5のノズル2に対する接触
面に不均一な磨耗を生じ、探触子特性に変化をきたし、
これらが原因となって、所定の探傷性能を確保すること
も難しくなる。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、曲面を有する2重壁間に安定して挿入でき、安定し
た探傷感度と探傷性能を確保できる探傷用探触子を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
曲面を有する2重壁間に挿入されて探傷を行う探触子に
おいて、前記探触子の探傷面に対応する背面に設けられ
前記探傷面に押圧力を作用する押えバネを、前記探触子
の中心軸上で回転可能にピン結合している。
【0009】請求項2記載の発明は、曲面を有する2重
壁間に挿入されて探傷を行う探触子において、前記探触
子の探傷面に対応する背面に設けられ前記探傷面に押圧
力を作用する押えバネの反力発生点を前記探触子の背面
の中心線上の点に位置させている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明が適用される探傷
用探触子の概略構成を示している。図において、11は
探触子本体で、この探触子本体11は、後述するノズル
16内表面に対応する探傷面12を曲面に形成してい
る。また、探触子本体11両端面には、それぞれれ探触
子本体11の中心軸に沿ってピン13を突設している。
【0011】探触子本体11の背面に押えバネ14を設
けている。この押えバネ14は、探触子本体11より僅
かに大きい開口部を有する矩形枠状をなすもので、探触
子本体11のピン13に対応する両端中間部を中心に上
方に折り曲げるとともに、これら折り曲部141、14
1をピン13に回転可能に結合することで、押えバネ1
4両側を探触子本体11の背面上方に位置させるように
している。
【0012】なお、15は、探触子本体11の一方端面
に取り付けられ、探触子本体11を支持する軸である。
そして、このような押えバネ14を備えた探触子本体1
1は、図2(a)に示すようにノズル16と内管17の
隙間18に挿入され、探触子本体11の探触面12をノ
ズル16内表面に接触させるとともに、探触子本体11
背面側で押えバネ14両側部を内管17に当接させ、探
触子本体11のピン13部分に集中して反力を作用さ
せ、この状態から、軸15を介して図示しない走査装置
により探触子本体11をノズル16の長手方向と円周方
向に走査しながら、信号ケーブルを介して接続される図
示しない探傷器によりノズル16の溶接部および溶接部
近傍の探傷検査が行われる。
【0013】しかして、このようにすると、例えば、図
2(b)に示すようにノズル16の中心に対し内管17
の中心がずれて隙間18が一定でないような場合、隙間
18に挿入される探触子本体11は、探触面12をノズ
ル16内表面に接触され、押えバネ14両側部が内管1
7に当接されるが、この場合、押えバネ14は、その折
り曲部141をピン13に回転可能に結合されているの
で、隙間18が一定でなく傾いて、押えバネ14の折り
曲部141を挟んだ左右のバネ高さが異なっていても、
探触子本体11のピン13に押えバネ14からの一定の
反力を集中的に作用させることができ、探触子本体11
の探触面12をノズル16内表面に安定して接触させる
ことができる。
【0014】従って、このようにすればノズル16の中
心に対し内管17の中心がずれて隙間18が一定でない
場合であっても、探触子本体11は、押えバネ14の反
力を集中してピン13を介して与えられることになり、
探触子本体11の探触面12は、ノズル16内表面に安
定した状態で接触される。また、このことは、探触子本
体11のノズル16内表面に対する探触面12の接触面
に不均一な磨耗が生じることがなくなるので、探触子特
性の変化も防止でき、これらにより安定した探触感度と
探傷性能を確保することができる。 (第2の実施の形態)図3は、本発明の第2の実施の形
態の概略構成を示すもので、図1と同一部分には、同符
号を付している。
【0015】この場合、探触子本体11背面に設けられ
る押えバネ19は、その中央部191を隆起させたX字
状をなしており、このような押えバネ19端部の2箇所
を探触子本体11背面上に固定し、押えバネ19の隆起
した中央部191を反力発生点として、探触子本体11
背面の中心線上の点に位置させるようにしている。
【0016】しかして、このような押えバネ19を備え
た探触子本体11は、ノズル16と内管17の隙間18
に挿入されると、探触子本体11の探触面12がノズル
16内表面に接触され、探触子本体11背面の押えバネ
19の隆起した中央部191が内管17に当接され、探
触子本体11背面の中心線上に集中して反力を作用させ
ることができる。
【0017】これにより、ノズル16の中心に対し内管
17の中心がずれて隙間18が一定でないような場合
も、隙間18に挿入される探触子本体11は、探触面1
2をノズル16内表面に接触され、押えバネ19の隆起
した中央部191が内管17に当接されるが、この場
合、押えバネ19により探触子本体11背面の中心線上
に集中して反力を作用させることができるので、隙間1
8が一定でなく傾いていても、探触子本体11背面にバ
ネ19の反力を集中して作用させることができ、探触子
本体11の探触面12をノズル16内表面に安定して接
触させることができる。従って、このようにしても第1
の実施の形態と同様な効果を期待できる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、探触
子の探傷面に対応する背面に設けられ、探傷面に押圧力
を作用する押えバネを、探触子の中心軸上で回転可能に
ピン結合することで、押えバネの反力を集中してピンを
介して作用させることができ、探触面をノズル内表面に
安定した状態で接触させることができる。また、ノズル
内表面に対する探触面の接触面に不均一な磨耗が生じる
ことがなくなるので、探触子特性の変化も防止でき、安
定した探触感度と探傷性能を確保することができる。
【0019】また、探触子の探傷面に対応する背面に設
けられ、探傷面に押圧力を作用する押えバネの反力発生
点を前記探触子の背面の中心線上の点に位置させること
により、探触面をノズル内表面に安定して接触させるこ
とができ、上述したと同様な効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図2】第1の実施の形態を説明するための図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図4】2重管構造の部分断面を示す図。
【図5】従来の探触子の概略構成を示す図。
【符号の説明】
11…探触子本体、 12…探触面、 13…ピン、 14…押えバネ、 141…折り曲部、 15…軸、 16…ノズル、 17…内管、 18…隙間、 19…押えバネ、 191…中央部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲面を有する2重壁間に挿入されて探傷
    を行う探触子において、 前記探触子の探傷面に対応する背面に設けられ前記探傷
    面に押圧力を作用する押えバネを、前記探触子の中心軸
    上で回転可能にピン結合してなることを特徴とする探傷
    用探触子。
  2. 【請求項2】 曲面を有する2重壁間に挿入されて探傷
    を行う探触子において、 前記探触子の探傷面に対応する背面に設けられ前記探傷
    面に押圧力を作用する押えバネの反力発生点を前記探触
    子の背面の中心線上の点に位置させたことを特徴とする
    探傷用探触子。
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