JPH1164502A - 障害物検出レーダ装置 - Google Patents

障害物検出レーダ装置

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JPH1164502A
JPH1164502A JP9226822A JP22682297A JPH1164502A JP H1164502 A JPH1164502 A JP H1164502A JP 9226822 A JP9226822 A JP 9226822A JP 22682297 A JP22682297 A JP 22682297A JP H1164502 A JPH1164502 A JP H1164502A
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JP
Japan
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roadside structure
wave
roadside
unit
vehicle
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Application number
JP9226822A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Mori
英貴 森
Norihiro Tamiya
則宏 田宮
Tadamasa Fukae
唯正 深江
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自車両前方の路側構造物を識別可能な障害物
検出レーダ装置を得る。 【解決手段】 FM−CW波を生成する手段101、1
02と、FM−CW波を送信波W1として送信するアン
テナ104と、反射物体3からの反射波を受信波W2と
して受信するアンテナ105と、送信波および受信波を
混合してビート信号Bを生成するミキサ106と、ビー
ト信号を周波数分析して自車両と反射物体との相対速度
Vおよび距離Rを計測する信号処理部21とを備え、信
号処理部は、路側構造物を検出する手段7を含み、路側
構造物検出部は、ビート信号のスペクトルデータDdを
補正するスペクトル補正部210と、補正されたスペク
トルデータをスレッショルドレベルTHと比較して路側
構造物を判定する手段211と、判定結果Hに応じて自
車両から路側構造物までの距離Reを算出する手段21
2とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行中の自動車
からFM−CW波(周波数変調−持続波)を前方の反射
物体に送信して反射波を受信し、送信波と受信波とのビ
ート信号に基づいて自車両と反射物体との距離および相
対速度を計測する障害物検出レーダ装置に関し、特に計
測されたスペクトルデータを補正することにより、反射
物体が走行目標車両(先行車)か否か(連続する路側構
造物か)を確実に識別可能にした障害物検出レーダ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17はたとえば「レーダ技術」(電子
情報通信学会出版:吉田孝監修)の第287頁に記載さ
れた従来のFM−CW波を用いた障害物検出レーダ装置
を示すブロック構成図である。
【0003】図17において、1および2は車両に搭載
された障害物検出レーダ装置の送受信部および信号処理
部であり、3は車両の前方に位置する反射物体(検出目
標)である。
【0004】送受信部1は、送信波W1(電波)を送信
して反射物体3からの反射波(受信波)W2を受信し、
送信波W1および受信波W2を混合してビート信号Bを
出力する。また、信号処理部2は、送受信部1からのビ
ート信号Bに基づいて、反射物体3との相対速度Vおよ
び距離Rを計測する。
【0005】送受信部1内の送信部は、変調電圧Vmを
発生する変調電圧発生器101と、変調電圧Vmを電圧
制御してFM−CW波を生成する電圧制御発振器(VC
O:Voltage Control Oscilla
tor)(以下、VCOという)102と、FM−CW
波を送信するためのサーキュレータ103と、サーキュ
レータ103を介したFM−CW波を送信波W1として
反射物体3に向けて送信する送信アンテナ104とを備
えている。
【0006】サーキュレータ103は、送信波W1に相
当するローカル信号WLを送受信部1内の受信部に出力
する。送受信部1内の受信部は、反射物体3からの反射
波を受信波W2として受信する受信アンテナ105と、
受信波W2およびローカル信号WLを混合してビート信
号Bを出力するミキサ106とを備えている。
【0007】信号処理部2は、ビート信号Bをデジタル
データに変換するA/D変換器201と、デジタルデー
タを高速フーリエ変換(FFT:Fast Fouri
erTransform)するフーリエ変換処理部(以
下、FFT処理部という)202と、自車両と反射物体
3との相対速度Vおよび距離Rを演算する演算部203
とを備えている。
【0008】図18は一般的な送信波W1(実線)およ
び受信波W2(破線)の各周波数の時間変化を示す説明
図であり、縦軸は周波数f、横軸は時間tを示してい
る。図18において、τは送信波W1に対する受信波W
2の遅れ時間であり、Δfは送信波W1の送信帯域幅で
ある。
【0009】送信波W1および受信波W2は、周波数f
が時間tとともに上昇するスロープ信号区間(以下、U
P区間という)と、周波数fが時間tとともに下降する
スロープ信号区間(以下、DOWN区間という)とを有
する。UP区間およびDOWN区間においては、それぞ
れ、アップチャープおよびダウンチャープと称される周
波数変動が発生する。
【0010】fbupはUP区間におけるアップチャー
プのビート周波数であり、反射物体3までの距離Rに起
因する周波数をfr、反射物体3との相対速度Vに起因
する周波数をfvとすれば、両者の差(fr−fv)で
表わされる。fbdownはDOWN区間におけるダウ
ンチャープのビート周波数であり、上記周波数frおよ
びfvの和(fr+fv)で表わされる。
【0011】次に、図18を参照しながら、図17に示
した従来の障害物検出レーダ装置の動作について説明す
る。図17において、送受信部1内のVCO102は、
変調電圧発生器101からの三角波からなる変調電圧V
mにより、所定の繰り返し周期で周波数変調されたFM
−CW波を出力する。
【0012】サーキュレータ103は、VCO102か
ら出力されたFM−CW波を、送信波W1として送信ア
ンテナ104から反射物体3に向けて放射するととも
に、ローカル信号WLとしてミキサ106に入力する。
【0013】送信アンテナ104から送信される送信波
W1の周波数fは、三角波の変調電圧Vmにより周波数
変調されているので、図18内の実線で示すように、時
間tとともに増加するUP区間と、時間tとともに減少
するDOWN区間とを有している。
【0014】送信波W1は、前方の反射物体3で反射さ
れ、受信波W2として受信アンテナ105から受信され
る。続いて、ミキサ106は、受信波W2とローカル信
号WLとをミキシングすることにより、ビート信号Bを
生成する。
【0015】ミキサ106から出力されるビート信号B
は、図18に示すように、UP区間においては、反射物
体3との距離Rに起因する周波数frと、反射物体3の
相対速度V(ドップラー周波数)に起因する周波数fv
との差の情報fbup(=fr−fv)として得られ、
DOWN区間においては、各周波数の和の情報fbdo
wn(=fr+fv)として得られる。
【0016】ビート信号BのUP区間およびDOWN区
間で得られる各周波数情報fbupおよびfbdown
は、信号処理部2内のA/D変換器201によりデジタ
ルデータに変換され、FFT処理部202においてFF
T処理が施され、周波数セル上に変換される。
【0017】演算部203は、周波数セル上に変換され
たデータ列を演算処理することにより、自車両から反射
物体3までの距離Rを演算するとともに、自車両と反射
物体3との相対速度Vを演算する。UP区間およびDO
WN区間のそれぞれで得られた周波数情報fbupおよ
びfbdownは、以下の式(1)および(2)のよう
に表わすことができる。
【0018】 fbup=4・Δf・R/(Tm・c)−2fo・V/c …(1) fbdown=4・Δfr・R/(Tm・c)+2fo・V/c …(2)
【0019】ただし、式(1)および(2)において、
Δf、RおよびVは前述と同様のものであり、Tmは変
調周期、cは光速、foは送信波W1の中心周波数、λ
は送信中心波長である。また、式(1)および(2)か
ら、自車両と反射物体3との距離Rおよび相対速度V
は、以下の式(3)および(4)により求めることがで
きる。
【0020】 R=(Tm・c/8・Δf)(fbup+fbdown) …(3) V=(c/4・fo)(fbdown−fbup) …(4)
【0021】ただし、式(3)および(4)において、
Δf、R、V、Tm、cおよびfoは前述と同様のもの
であり、λは送信波W1の中心波長である。こうして、
図17の障害物検出レーダ装置を自動車に搭載して走行
することにより、反射物体3との距離Rおよび相対速度
Vが計測される。
【0022】しかしながら、実際には、送受信部1にお
いて、先行車両のみならず、ガードレールや側壁などの
路側構造物も反射物体3として検出されるので、路側構
造物と目標物体(障害物検出レーダ装置を搭載した車両
の前方を走行する先行車)とを識別することができず、
路側構造物を目標物体と誤認してしまうおそれがある。
【0023】そこで、たとえば特開平5−232214
号公報に記載された障害物検出レーダ装置が提案されて
いる。この従来装置においては、ビート信号Bの周波数
分布の広がり幅が所定値以上であって、且つ、演算され
た反射物体3の相対速度Vが自車速度とほぼ一致する場
合に、反射物体3が路側構造物であると判定することに
より、路側構造物と目標車との区別をしている。
【0024】以下、図19〜図22の平面図および説明
図を参照しながら、上記特開平5−232214号公報
に記載された他の従来装置の動作について説明する。図
19は車両の走行状態を示す平面図であり、図19にお
いて、送信波W1は平面的に扇形状の領域に照射され
る。
【0025】401は障害物検出レーダ装置(図示せ
ず)を搭載した自車両、402は自車両401の前方を
走行している先行車である。図20は図19の状況下に
おいて自車両401上で受信される先行車402からの
受信データ(スペクトルデータ)を示す説明図であり、
縦軸は受信波W2の信号レベルAw、横軸は受信波W2
の周波数fwである。
【0026】図20において、スペクトルデータは、自
車両401から送信波W1を送信し、先行車402の後
部からの反射波を自車両401上で受信波W2として受
信することにより得られる。Δfwはスペクトルデータ
の占有帯域幅である。
【0027】図21は自車両401がカーブ路405に
進入した状態を示す平面図であり、406はカーブ路4
05の道路脇に配置されたガードレールや側壁などの路
側構造物、406aは送信波W1による路側構造物40
6の照射部分(太線参照)である。図22は、図21の
状況下において自車両401上で受信される路側構造物
406aからの受信データ(スペクトルデータ)を示す
説明図である。
【0028】ここで、自車両401の前方に先行車40
2(図19)が存在した場合と、路側構造物406a
(図21)が存在した場合との各スペクトルデータ(図
20、図22)の占有帯域幅Δfwを比較すると、路側
構造物406aからの反射による場合の方が、先行車4
02からの反射による場合よりも広帯域であることが分
かる。
【0029】したがって、反射物体3(先行車402ま
たは路側構造物406)からの受信波W2のスペクトル
データ(図20、図22)を参照し、占有帯域幅Δfw
が互いに異なることを利用して、占有帯域幅Δfwが所
定値以上の帯域幅を有し、且つ、相対速度Vが自車速と
ほぼ等しければ、ガードレールまたは側壁などの路側構
造物406であると判断することができる。
【0030】しかしながら、実際には、路側構造物40
6からの受信波W2によるスペクトルデータの信号レベ
ルAwは一様ではなく、たとえば図23に示すように、
ばらつき、受信波W2の周波数帯域内において、複数の
スペクトルピークが存在する。
【0031】以下、図24を参照しながら、受信波W2
の信号レベルAwに複数のピークが存在する理由につい
て説明する。図24において、502は路側構造物40
6となるガードレール、503はガードレール502ま
たは街灯の支柱、504はガードレール502の後方に
ある看板や標識などである。
【0032】たとえば、送信波W1をガードレール50
2に沿って照射した場合、ガードレール502の支柱5
03の部分は円筒形状なので、照射される送信波W1の
入射角度θに依存せず、支柱503からの反射波は常に
高いレベルを示す。
【0033】また、ガードレール502の後方にある看
板や標識504に対しては、送信波W1の入射角度θが
ほぼ垂直となるので、看板や標識504からの反射波は
常に高いレベルを示す。
【0034】しかし、支柱503および看板や標識50
4以外のガードレール502の部分に対しては、照射さ
れる送信波W1の入射角度θに依存して反射波のレベル
が変化する。以上の理由から、路側構造物406からの
反射波によるスペクトルデータの信号レベルAwは、図
23内に示すように、ばらつくことになる。
【0035】したがって、図20および図22のよう
に、スペクトルデータの周波数分布が異なる(先行車4
02の場合には、図20のようにほぼ一定の領域に集中
するのに対し、路側構造物406たとえばガードレール
502の場合には、図22のように連続的に広がる)こ
とを利用して、先行車402と路側構造物406とを識
別する方法では、図23のように、路側構造物406の
スペクトルデータが複数のピークを有する場合に、認識
することが困難になる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】従来の障害物検出レー
ダ装置は以上のように、単に受信波W2のスペクトルデ
ータの占有帯域幅Δfwの違いから先行車402と路側
構造物406とを認識しているので、スペクトルデータ
が複数のピークを有する場合に認識困難になるという問
題点があった。
【0037】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、計測されたスペクトルデータを
補正することにより、反射物体が走行目標車両(先行
車)か否か(連続する路側構造物か)を確実に識別可能
にした障害物検出レーダ装置を得ることを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る障害物検出レーダ装置は、自車両に搭載されてFM−
CW波を生成する変調電圧生成手段と、FM−CW波を
送信波として送信するための送信アンテナと、反射物体
で反射された送信波を受信波として受信するための受信
アンテナと、送信波および受信波を混合してビート信号
を生成するミキサと、ビート信号を周波数分析して自車
両と反射物体との相対速度および距離を計測する信号処
理部とを備えた障害物検出レーダ装置において、信号処
理部は、路側構造物を検出するための路側構造物検出部
を含み、路側構造物検出部は、ビート信号のスペクトル
データを補正するスペクトル補正部と、補正されたスペ
クトルデータを路側構造物に対応したスレッショルドレ
ベルと比較して路側構造物を判定する路側構造物判定部
と、路側構造物判定部の判定結果に応じて自車両から路
側構造物までの距離を算出する路側構造物測距部とを含
むものである。
【0039】このようにスペクトル補正処理を行うこと
により、ガードレールや側壁などの連続した路側構造物
からの反射による帯域幅のあるスペクトルデータを強調
抽出し、所定のスレッショルドレベル値とのレベル値比
較に基づいて路側構造物を検出する。
【0040】また、この発明の請求項2に係る障害物検
出レーダ装置は、請求項1において、路側構造物測距部
は、スペクトルデータのスペクトル周波数に基づいて路
側構造物までの距離を算出するものである。
【0041】また、この発明の請求項3に係る障害物検
出レーダ装置は、請求項2において、自車両の速度を自
車速として検出する自車速検出手段を備え、路側構造物
測距部は、自車速に基づいてドップラーシフト成分を算
出するドップラーシフト成分演算手段を含み、スペクト
ルデータのうちの片側チャープで得られたスペクトル周
波数と、自車速のドップラーシフト成分とに基づいて、
路側構造物までの距離を算出するものである。
【0042】また、この発明の請求項4に係る障害物検
出レーダ装置は、請求項1から請求項3までのいずれか
において、路側構造物検出部は、路側構造物までの距離
と路側構造物によるスペクトルデータの信号レベルとを
記憶する路側構造物情報記憶部と、路側構造物情報記憶
部に記憶された過去のデータと現在のデータとを比較し
て、自車両の前方がカーブ路か否かを判定するカーブ路
判定部とを含むものである。
【0043】このように、記憶された路側構造物に関す
る距離および信号レベルの過去データと現在データとを
比較することにより、路側構造物までの距離が減少した
場合または信号レベルが上昇した場合に、自車両の前方
がカーブ路であると判断し、ドライバーに前方がカーブ
路であることを報知して注意を促すことができる。
【0044】また、この発明の請求項5に係る障害物検
出レーダ装置は、請求項1から請求項4までのいずれか
において、受信アンテナを走査するためのアンテナスキ
ャン手段を備え、信号処理部は、アンテナスキャン手段
と関連して受信波のレベル変化を認識する受信波レベル
認識手段を含み、路側構造物の方位を認識するものであ
る。
【0045】また、この発明の請求項6に係る障害物検
出レーダ装置は、請求項5において、アンテナスキャン
手段は、複数の送信アンテナおよび受信アンテナと、送
信アンテナおよび受信アンテナを各1つずつ順次に切り
換えて有効にする切換手段とを含み、複数の送信アンテ
ナおよび受信アンテナは、少なくとも、自車両の前方の
中央および左右の方位に対応して設けられたものであ
る。
【0046】また、この発明の請求項7に係る障害物検
出レーダ装置は、請求項6において、受信波レベル認識
手段は、自車両の正面から得られた受信波の路側構造物
に関する振幅データと、自車両の左右両端から得られた
受信波の路側構造物に関する振幅データとを比較して、
路側構造物から反射された受信波のレベル変化を認識す
るものである。
【0047】このように、正面の送受信ビームの路側構
造物に関するスペクトルデータに加え、アンテナスキャ
ン手段により送受信ビームを左右に振ったときに得た路
側構造物に関するスペクトルデータを取得することによ
り、前方の路側構造物の方位を認識することができる。
【0048】また、この発明の請求項8に係る障害物検
出レーダ装置は、請求項7において、受信波レベル認識
手段は、路側構造物測距部に関連した路側構造物情報記
憶部と、路側構造物情報記憶部に関連した路側構造物方
位判定部とを含み、路側構造物情報記憶部は、複数の受
信アンテナから得られたスペクトルデータに基づく路側
構造物までの距離を記憶するとともに、路側構造物によ
るスペクトルデータの信号レベルを振幅データとして記
憶し、路側構造物方位判定部は、路側構造物情報記憶部
に記憶された路側構造物までの距離および振幅データに
基づいて路側構造物の方位を判定するものである。
【0049】また、この発明の請求項9に係る障害物検
出レーダ装置は、請求項1から請求項8までのいずれか
において、信号処理部は、自車両の前方に位置する先行
車に対応したピーク周波数を、スペクトルデータから除
去する車両スペクトル除去部を含み、スペクトル補正部
は、車両スペクトル除去部を介したスペクトルデータを
補正するものである。
【0050】このように、先行車からの反射による車両
スペクトルデータを除去することにより、自車両の前方
に先行車が存在して先行車および路側構造物によるスペ
クトルデータが混在する場合でも、車両スペクトルの影
響を受けずに路側構造物を確実に認識して距離を算出す
ることができる。
【0051】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1を示すブ
ロック構成図であり、1、101〜106、201、2
02、3、B、R、V、Vm、W1、W2およびWLは
前述と同様のものである。
【0052】図1において、21はビート信号Bに基づ
いて反射物体3との距離Rおよび相対速度Vを計測する
信号処理部であり、前述のA/D変換器201およびF
FT処理部202に加えて、FFT処理部202からの
UP区間スペクトルデータDuを格納するUP区間スペ
クトルデータ記憶部204と、FFT処理部202から
のDOWN区間スペクトルデータDdを格納するDOW
N区間スペクトルデータ記憶部205とを備えている。
【0053】また、信号処理部21は、UP区間スペク
トルデータDuからUP区間ピーク周波数Pfuを検出
するUP区間ピーク検出部206と、DOWN区間スペ
クトルデータDdからDOWN区間ピーク周波数Pfd
を検出するDOWN区間ピーク検出部207と、各ピー
ク周波数PfuおよびPfdに基づいて目標物体(先行
車)との距離Rおよび相対速度Vを計測する目標処理部
6と、DOWN区間スペクトルデータDdに基づいて路
側構造物406(図21、図24参照)を検出する路側
構造物検出部7とを備えている。
【0054】目標処理部6は、各ピーク周波数Pfuお
よびPfdに基づいて検出周波数fwのセル組み合わせ
る検出周波数セル組み合わせ部208と、距離Rおよび
相対速度Vを計測する演算処理部209とを備えてい
る。
【0055】路側構造物検出部7は、DOWN区間スペ
クトルデータDdを補正して補正レベルLdを生成する
スペクトル補正部210と、補正レベルLd(補正され
たDOWN区間スペクトルデータDd)を所定のスレッ
ショルドレベルTHと比較する路側構造物判定部211
と、路側構造物判定部211からの判定信号Hと自車両
の速度情報すなわち自車速Vwとに基づいて路側構造物
406との距離Reを計測する路側構造物測距部212
とを備えている。
【0056】次に、図1に示したこの発明の実施の形態
1の動作について説明する。前述と同様に、送受信部1
から出力されるビート信号Bは、信号処理部21内のA
/D変換器201によりデジタルデータに変換され、続
いて、FFT処理部202により周波数セル上に変換さ
れてスペクトルデータとなる。
【0057】FFT処理部202で得られたスペクトル
データのうち、UP区間スペクトルデータDuは、UP
区間スペクトルデータ記憶部204に格納され、DOW
N区間スペクトルデータDdは、DOWN区間スペクト
ルデータ記憶部205に格納される。
【0058】UP区間ピーク検出部206およびDOW
N区間ピーク検出部207は、UP区間およびDOWN
区間の各スペクトルデータDuおよびDdから、UP区
間ピーク周波数PfuおよびDOWN区間ピーク周波数
Pfdを抽出する。各ピーク検出部で206および20
7で抽出された各ピーク周波数PfuおよびPfdは、
目標処理部6内の検出周波数セル組み合わせ部208に
入力される。
【0059】検出周波数セル組み合わせ部208は、U
P区間およびDOWN区間で得られた各ピーク周波数P
fuおよびPfdの組み合わせ処理を行う。演算処理部
209は、検出周波数セル組み合わせ部208で得られ
た周波数の組に基づいて、自車両と先行車との相対速度
Vおよび距離Rを演算する。
【0060】一方、DOWN区間スペクトルデータ記憶
部205内のDOWN区間スペクトルデータDdは、路
側構造物検出部7内のスペクトル補正部210に入力さ
れる。これにより、スペクトル補正部210は、路側構
造物406を検出するためのスペクトル補正を行い、補
正レベルLdを生成する。
【0061】路側構造物判定部211は、あらかじめ設
定されたスレッショルドレベルTHと、補正レベルLd
とを比較し、補正レベルLdがスレッショルドレベルT
Hを超えた周波数ビンを、路側構造物406からの反射
によるスペクトル周波数として検出し、これを判定信号
Hとして出力する。
【0062】路側構造物判定部211で得られた判定信
号Hすなわちスペクトル周波数は、路側構造物406ま
での距離および速度成分を含んでいる。路側構造物測距
部212は、判定信号H(スペクトル周波数)と、車速
センサ(図示せず)の車速パルスから算出された自車速
Vwとに基づいて、路側構造物406までの距離Reを
算出する。
【0063】次に、図2および図3を参照しながら、路
側構造物406を認識するための路側構造物検出部7の
動作について説明する。図2はカーブ路405を走行中
の自車両601の状態を示す平面図であり、図2におい
て、406および406aは前述と同様のものである。
【0064】自車両601は、この発明による障害物検
出レーダ装置(図1参照)を搭載しており、放射範囲6
02の前方領域に送信波W1を送信する。図2におい
て、カーブ路405の路側には連続した路側構造物40
6たとえばガードレールが存在し、自車両601は、カ
ーブ路405に進入手前の直線道路を走行しているもの
と仮定する。
【0065】自車両601の障害物検出レーダ装置から
送信波W1を放射することにより、路側構造物406
(ガードレール)の照射部分406a(太線部分)から
反射された反射波は、受信波W2として障害物検出レー
ダ装置に受信される。
【0066】図3は受信波をFFT処理したスペクトル
データ(棒グラフ)およびその路側構造物検出処理機能
をブロック構成で示す説明図であり、Aw、fwおよび
THは前述と同様のものである。
【0067】図3において、606は路側構造物406
(ガードレール)からの反射波に対応したスペクトルデ
ータである。補正レベルLd(実線参照)は、路側構造
物406のスペクトルデータ606の中央に位置する注
目セル(後述する)の補正レベル値に対応している。ま
た、スレッショルドレベルTHは、たとえば、平均ノイ
ズレベルの3倍程度の値に設定されている。
【0068】607は全ての周波数ビンのうちのいくつ
かの周波数ビンを対象とした移動窓であり、移動窓60
7に含まれる周波数ビンの数は固定値である。608は
移動窓607の中央に位置する注目セル、609および
610は注目セル608の両側に位置する参照セルであ
る。
【0069】614および615は各参照セル609お
よび610の信号レベルを加算する加算部、616は各
加算部614および615の加算値をさらに加算する加
算部、617は参照セル609および610の全体の平
均レベルを求める除算部である。加算部614〜616
および除算部617は、注目セル608の補正レベルL
dを求めるためのスペクトル補正部210を構成してい
る。
【0070】618は路側構造物406(ガードレール
や側壁など)を検出するためのスレッショルドレベルT
H(あらかじめ設定された所定値)を生成するスレッシ
ョルドレベル生成部である。スレッショルドレベルTH
は、スレッショルドレベルTHと注目セル608の補正
レベルLdとを比較する路側構造物判定部211に入力
される。
【0071】図3のから明らかなように、路側構造物4
06によるスペクトルデータ606は、複数の周波数ビ
ンにわたって信号レベルAwが盛り上がったデータ値と
して観測される。
【0072】また、移動窓607は、中心の注目セル6
08と、注目セル608の両側にある残りの参照セル6
09および610とにより構成される。ここでは、参照
セル609および610の周波数ビン数をそれぞれ8個
とし、17個の周波数ビンを移動窓607として設定し
た場合を示している。
【0073】以下、注目セル608の補正レベルLdの
算出方法について説明する。まず、移動窓607中の注
目セル608の左側の参照セル609の信号レベルの和
を加算部614で求め、注目セル608の右側の参照セ
ル610の信号レベルの和を615で求める。
【0074】続いて、加算部616により、各加算部6
14および615の加算結果の総和を求め、さらに、除
算部617により、1/N(N=16)の除算を行い、
参照セル609および610の平均レベルを求め、これ
を注目セル608の補正レベルLdとして出力する。
【0075】最後に、路側構造物判定部211は、スレ
ッショルドレベルTHと補正レベルLdとを比較し、も
し、Ld>THの関係を満たせば、注目セル608は路
側構造物406からの反射によるスペクトルデータと判
断し、このスペクトルデータを路側構造物406の検出
状態を示す判定信号Hとして出力する。
【0076】以上の処理を、周波数セル上に沿って移動
窓608をずらしながら、全ての周波数セルについて逐
次行うことにより、路側建造物406からの反射による
スペクトルデータを検出することができる。
【0077】一方、自車両601の前方に路側構造物4
06がなく、検出目標となる先行車402(図19参
照)のみが存在する場合には、自車両601で検出され
るスペクトルデータは、前述したように、占有帯域幅Δ
fwが狭いデータ分布(図20参照)となる。
【0078】したがって、先行車402からの反射によ
るスペクトルデータに相当する注目セル608と、その
両脇ノイズのスペクトルデータに相当する参照セル60
9および610の総和の平均出力からなる注目セル60
8の補正レベルLdとの両方がスレッショルドレベルT
Hを超えることはなく、目標となる先行車402を路側
構造物406と誤認することはない。
【0079】次に、路側構造物測距部212による路側
構造物406までの距離Reの算出動作について説明す
る。まず、路側構造物406は路上に静止しているの
で、路側構造物406の検出処理で得られたDOWN区
間のスペクトルデータは、自車両601の自車速Vwの
ドップラー成分に相当する周波数だけシフトしている。
【0080】そこで、自車速Vwによるドップラーシフ
ト成分を算出して、これを路側構造物406のスペクト
ル周波数から減算することにより、以下の式(5)のよ
うに、路側構造物406(ガードレール)までの距離R
eを算出する。
【0081】 Re=(fbdown−2・fo・V/c)×{Tm・c/(4・Δf)} …(5)
【0082】ただし、式(5)において、Tm、fo、
c、fbdown、λ、Δf、RおよびVは、前述と同
様のものであるここでは、DOWN区間の路側構造物4
06からの反射によるスペクトルデータのみを使用し
て、路側構造物406までの距離Reを算出したが、U
P区間の路側構造物406からの反射によるスペクトル
データのみを使用して路側構造物406までの距離Re
を算出してもよい。
【0083】このように、片側チャープ(DOWN区間
またはUP区間)のみを使用して距離Reを算出するこ
とにより、信号処理部21の演算負荷を軽減させること
ができる。また、路側構造物406を検出する際、目標
が前方の先行車402か路側構造物406かを正確に識
別することができる。
【0084】実施の形態2.なお、上記実施の形態1に
よる路側構造物検出部7においては、自車両601の前
方の反射物体3が路側構造物406(ガードレール)で
あることを判定するとともに、路側構造物406までの
距離Reを求めるのみであったが、カーブ路405(図
2参照)の存在を判定可能に構成してもよい。
【0085】以下、カーブ路405を判定可能にしたこ
の発明の実施の形態2を図について説明する。図4はこ
の発明の実施の形態2を示すブロック構成図であり、図
4において、前述と同様の構成要素については、同一符
号を付してここでは詳述しない。また、自車両601と
カーブ路405との関係は図2に示した通りであり、自
車両601で得られるスペクトルデータは図3に示した
通りである。
【0086】7Aおよび21Aは、それぞれ、前述の路
側構造物検出部7および信号処理部21に対応してい
る。この場合、信号処理部21A内の路側構造物検出部
7Aは、前述の構成に加えて、路側構造物情報記憶部2
14およびカーブ路判定部215を備えている。
【0087】路側構造物情報記憶部214は、路側構造
物406までの距離Reと、路側構造物406からの反
射によるスペクトルデータの信号レベルとを路側構造物
情報として格納する。
【0088】また、カーブ路判定部215は、路側構造
物情報記憶部214内に記憶された路側構造物406に
関するデータと、現在の路側構造物406に関するデー
タとを比較して、自車両601の前方走行路がカーブ路
405であるか否かを判定し、カーブ路405である場
合にカーブ路判定信号Kを出力する。
【0089】次に、図4に示したこの発明の実施の形態
2の動作について説明する。送受信部1、ならびに、信
号処理部21A内のA/D変換器201〜路側構造物測
距部212の動作については、前述(図1参照)と同様
なので、ここでは説明しない。
【0090】まず、路側構造物情報記憶部214は、路
側構造物情報として、路側構造物測距部212で算出さ
れた路側構造物406までの距離Reと、路側構造物4
06からの反射によるスペクトルデータ(路側構造物判
定部211からの判定信号H)の信号レベルとを記憶す
る。
【0091】カーブ路判定部215は、路側構造物情報
記憶部214に記憶されている過去の路側構造物406
のデータ(過去の距離Reおよび信号レベル)と、現在
の路側構造物406のデータ(現在の距離Reと信号レ
ベル)とを比較し、路側構造物406までの距離Reが
短くなった場合、および、信号レベルが大きくなった場
合に、自車両601の前方走行路がカーブ路405であ
ると判定し、カーブ路判定信号Kを出力する。
【0092】以下、図5〜図7を参照しながら、実際の
走行環境下での動作について説明する。図5において、
810は直線路であり、601aは所定時間経過後の自
車両、406bは所定時間経過後の照射部分、Eaおよ
びEbは初期の自車両601からの送信波W1による照
射部分406aの両端位置、EcおよびEdは所定時間
経過後の自車両601bからの送信波W1による照射部
分406bの両端位置である。
【0093】図5に示すように、連続した路側構造物4
06(道路脇のガードレール)の存在する直線路810
を、自車両601が直進走行していると仮定する。ま
ず、初期状態において、自車両601から放射された送
信波W1は、路側構造物406の照射部分406aに照
射される。
【0094】続いて、所定時間(たとえば、数100m
秒)経過後の自車両601aから放射された送信波W1
は、照射部分406bに照射される。ここで、自車両6
01が直線路810を定常走行していれば、自車両60
1の振動などを考慮しなければ、照射部分406aの両
端EaおよびEb間の距離と、照射部分406bの両端
EcおよびEd間の距離とは、互いに等しくなる。
【0095】したがって、自車両601が直線路810
を定常走行しているときには、路側構造物検出部7Aか
ら出力される路側構造物406(ガードレール)までの
距離Reおよびその振幅レベルは等しくなる。
【0096】次に、図6および図7に示すように、自車
両601がカーブ路405の手前を走行している場合を
例にとって説明する。まず、初期状態において、自車両
601からの送信波W1は、図6に示す照射部分406
aに照射される。
【0097】続いて、所定時間経過後においては、自車
両601が図7の位置まで走行移動するが、送信波W1
の照射部分406aの移動量は少なく、自車両601と
の距離Reが大きく減少する。
【0098】すなわち、図6および図7に示すように、
自車両601がカーブ路405に進入するときには、直
線路810での走行時とは異なり、路側構造物測距部2
12で算出される路側構造物406(照射部分406
a)までの距離Reが短くなり、したがって、路側構造
物406の照射部分406a(ガードレール)からの反
射波(受信波W2)の振幅レベルも大きくなる。
【0099】カーブ路判定部25は、現在の路側構造物
406aまでの距離Reおよび振幅レベルと、路側構造
物情報記憶部214に記憶しておいた過去の距離Reお
よび振幅レベルとを比較し、測定された路側構造物40
6までの距離Reが短くなり、受信波W2の振幅レベル
が大きくなった場合、自車両601の前方がカーブ路4
05であると判定する。この結果、カーブ路判定信号K
に応答して、たとえば、種々の表示や警報などを運転者
に示すことができる。
【0100】実施の形態3.なお、上記実施の形態1お
よび2では、送受信部1内に各1個の送信アンテナ10
4および受信アンテナ105を設けたが、各複数の送信
アンテナおよび受信アンテナを設けて、路側構造物(反
射物体3)の方位を検出可能に構成してもよい。
【0101】以下、各複数の送信アンテナおよび受信ア
ンテナを設けたこの発明の実施の形態3を図について説
明する。図8はこの発明の実施の形態3を示すブロック
構成図であり、前述と同様の構成要素については、同一
符号を付してここでは詳述しない。
【0102】図8において、1Bは送受信部、7Bは路
側構造物検出部、21Bは信号処理部である。この場
合、送受信部1Bは、それぞれ並設された複数の送信ア
ンテナ104a〜104cおよび受信アンテナ105a
〜105cを備えており、走査送信および走査受信が可
能な構成となっている。
【0103】また、送受信部1Bは、ロータリスイッチ
機能を有する切換手段107および108を備えてお
り、一方の切換手段107は、サーキュレータ103と
各送信アンテナ104a〜104cとの間に挿入され、
他方の切換手段108は、各受信アンテナ105a〜1
05cとミキサ106との間に挿入されている。
【0104】信号処理部21B内の路側構造物検出部7
Bは、路側構造物測距部212に関連した路側構造物情
報記憶部214Bと、路側構造物情報記憶部214Bに
関連した路側構造物方位判定部217とを備えている。
【0105】路側構造物情報記憶部214Bは、3つの
受信アンテナ105a〜105cから得られたスペクト
ルデータに基づく路側構造物406までの距離Reと、
路側構造物406からの反射によるスペクトルデータの
信号レベル(振幅情報)を記憶する。
【0106】路側構造物方位判定部217は、路側構造
物情報記憶部214Bに記憶された路側構造物406に
関するデータのうちの距離Reおよび振幅情報に基づい
て路側構造物406の方位を判定し、方位判定信号Fを
出力する。
【0107】次に、図8に示したこの発明の実施の形態
3の動作について説明する。まず、送受信部1B内のス
イッチ107および108は、3つの送信アンテナ10
4a〜104cおよび受信アンテナ105a〜105c
を変調周期Tm(式(5)参照)毎に切り換える。
【0108】このとき、各送信アンテナ104a〜10
4cおよび各受信アンテナ105a〜105cは、送信
アンテナ104aおよび受信アンテナ105a、送信ア
ンテナ104bおよび受信アンテナ105b、送信アン
テナ104cおよび受信アンテナ105cが、それぞれ
同期してスイッチングされる。
【0109】以下、前述と同様に、信号処理部21B内
の路側構造物測距部212により求められた距離Re
(測距データ)は、各送信アンテナ104a〜104c
および受信アンテナ105a〜105c毎に対応して、
路側構造物情報記憶部214Bに記憶される。
【0110】路側構造物方位判定部217は、路側構造
物情報記憶部214B内の3組の送信アンテナ104a
〜104cおよび受信アンテナ105a〜105cで得
られた距離Reおよび信号レベルの比較を行い、路側構
造物406の方位を判定する。
【0111】次に、図9〜図13を参照しながら、路側
構造物方位判定部217の具体的な処理動作について説
明する。図9はこの発明の実施の形態3による自車両6
01の走行状態を示す平面図、図10〜図12は3組の
送信アンテナ104a〜104cおよび受信アンテナ1
05a〜105cで得られる各スペクトルデータを示す
説明図、図13は路側構造物検出部7Bによる路側構造
物判定処理動作および方位判定処理動作を示すフローチ
ャートである。
【0112】図9において、W1a〜W1cは各送信ア
ンテナ104a〜104cから放射される送信波であ
り、送信波W1aは右側の送信アンテナ104aから放
射されるビーム、送信波W1bは中央の送信アンテナ1
04bから放射されるビーム、送信波W1cは左側の送
信アンテナ104cから放射されるビームにそれぞれ対
応している。
【0113】406Bは中央の送信波W1bにより照射
される路側構造物406(ガードレール)の照射部分、
406Cは左側の送信波W1cにより照射される路側構
造物406の照射部分である。
【0114】図9のように、自車両601が2車線の直
線路810を走行している場合、各送信アンテナ104
a〜104cからの送信波W1a〜W1cが前方および
路側構造物406に向けて放射される。
【0115】各送信波W1a〜W1cのうち、右側の送
信波W1aによる路側構造物406への照射部分は存在
せず、中央の送信波W1bによる照射部分406bは比
較的小さく、左側の送信波W1cによる照射部分406
cは比較的大きくなる。
【0116】右側の受信アンテナ105aは、右側の送
信波W1aによる反射波を受信し、中央の受信アンテナ
105bは、左側の送信波W1bによる照射部分406
bからの反射波を受信し、左側の受信アンテナ105c
は、左側の送信波W1cによる照射部分406cからの
反射波を受信する。
【0117】左側の受信アンテナ105cで受信された
スペクトルデータは図10のようになり、中央の受信ア
ンテナ105bで受信されたスペクトルデータは図11
のようになり、右側の受信アンテナ105aで受信され
たスペクトルデータは図12のようになる。
【0118】図10〜図12において、各スペクトルデ
ータ(棒グラフ波形)は、スペクトル補正部210によ
り補正レベルLd(実線参照)に補正され、スレッショ
ルドレベルTHと振幅比較される。
【0119】図10において、EAおよびEBは左側の
スペクトルデータの補正レベルLdがスレッショルドレ
ベルTHよりも大きくなる周波数ビン領域の上下限エッ
ジである。
【0120】同様に、図11において、ECおよびED
は右側のスペクトルデータの補正レベルLdがスレッシ
ョルドレベルTHよりも大きくなる周波数ビン領域の上
下限エッジである。
【0121】図13において、ステップS2〜S10
は、路側構造物判定部211の処理ロジックに対応し、
ステップS11〜S13は路側構造物方位判定部217
の処理ロジックに対応している。
【0122】まず、信号処理部21B内のスペクトル補
正部210は、各受信アンテナ105a〜105cの受
信信号に基づくビート信号BのスペクトルデータをDO
WN区間スペクトルデータ記憶部205から読み込み
(ステップS1)、補正スペクトルデータとして補正レ
ベルLdを生成する(ステップS2)。ステップS2に
おいては、まず、左側の送信波W1aによる受信波W2
に基づくスペクトルデータを補正する。
【0123】続いて、ステップS2で生成された左側ビ
ームの補正スペクトル(補正レベルLd)と、スレッシ
ョルドレベルTHとの振幅比較(Ld>TH?)を行う
(ステップS3)。
【0124】このとき、左側ビームによるスペクトルデ
ータについては、照射部分406C(図9参照)に対応
した周波数ビン領域EA〜EB(図10参照)が路側構
造物406(Ld>TH)として検出される。
【0125】ステップS3において、もし、Ld≦TH
(すなわち、NO)と判定されれば、左側ビーム(送信
波W1c)の反射波を未検出処理して(ステップS3
C)、次の補正処理ステップS5に進む。
【0126】また、ステップS3において、Ld>TH
(すなわち、YES)と判定されれば、路側構造物判定
部211は、路側構造物406の検出状態を示す判定信
号Hを出力し、路側構造物測距部212は判定信号Hを
記憶し(ステップS4)、補正処理ステップS5に進
む。
【0127】ステップS5においては、中央ビームの反
射波に対応した補正スペクトル(補正レベルLd)を生
成する。続いて、ステップS5で生成された中央ビーム
の補正レベルLdとスレッショルドレベルTHとの振幅
比較(Ld>TH?)を行う(ステップS6)。
【0128】このとき、中央ビームによるスペクトルデ
ータについては、照射部分406B(図9参照)に対応
した周波数ビン領域EC〜ED(図10参照)が路側構
造物406(Ld>TH)として検出される。
【0129】ステップS6において、もし、Ld≦TH
(すなわち、NO)と判定されれば、中央ビーム(送信
波W1b)の反射波を未検出処理して(ステップS6
B)、次の補正処理ステップS8に進む。
【0130】また、ステップS6において、Ld>TH
(すなわち、YES)と判定されれば、路側構造物判定
部211は、路側構造物406の検出状態を示す判定信
号Hを出力し、路側構造物測距部212は判定信号Hを
記憶し(ステップS7)、補正処理ステップS8に進
む。
【0131】ステップS8においては、右側ビームの反
射波に対応した補正スペクトル(補正レベルLd)を生
成する。続いて、ステップS8で生成された右側ビーム
の補正レベルLdとスレッショルドレベルTHとの振幅
比較(Ld>TH?)を行う(ステップS9)。
【0132】このとき、図9の例では、右側ビーム(送
信波W1a)によるスペクトルデータについては、送信
波W1aによる路側構造物406の照射部分が存在しな
いので、路側構造物406(Ld>TH)として検出さ
れることはない。
【0133】ステップS9において、もし、Ld≦TH
(すなわち、NO)と判定されれば、右側ビーム(送信
波W1a)の反射波を未検出処理して(ステップS9
A)、路側構造物方位判定部217による判定処理ステ
ップS11に進む。
【0134】また、ステップS9において、Ld>TH
(すなわち、YES)と判定されれば、路側構造物判定
部211は、路側構造物406の検出状態を示す判定信
号Hを出力し、路側構造物測距部212は判定信号Hを
記憶し(ステップS10)、方位判定処理ステップS1
1に進む。
【0135】路側構造物方位判定部217は、3組の送
受信アンテナによって得られた路側構造物406に関す
るデータに基づいて路側構造物406の方位を判定す
る。まず、ステップS11において、中央ビーム(送信
波W1b)による路側構造物406からの反射波のスペ
クトルデータが存在するか否かを判定する。
【0136】もし、中央ビームによるスペクトルデータ
が存在する(すなわち、YES)と判定されれば、中央
ビーム検出処理(ステップS11B)を実行し、図13
の処理を終了する。
【0137】また、ステップS11において、中央ビー
ムによるスペクトルデータが存在しない(すなわち、N
O)と判定されれば、続いて、左側ビーム(送信波W1
c)による路側構造物406からの反射波のスペクトル
データが存在するか否かを判定する(ステップS1
2)。
【0138】もし、左側ビームによるスペクトルデータ
が存在する(すなわち、YES)と判定されれば、左側
ビーム検出処理(ステップS12C)を実行し、図13
の処理を終了する。
【0139】また、ステップS12において、左側ビー
ムによるスペクトルデータが存在しない(すなわち、N
O)と判定されれば、続いて、右側ビーム(送信波W1
a)による路側構造物406からの反射波のスペクトル
データが存在するか否かを判定する(ステップS1
3)。
【0140】もし、右側ビームによるスペクトルデータ
が存在する(すなわち、YES)と判定されれば、右側
ビーム検出処理(ステップS13A)を実行し、図13
の処理を終了する。
【0141】また、ステップS13において、右側ビー
ムによるスペクトルデータが存在しない(すなわち、N
O)と判定されれば、そのまま図13の処理を終了す
る。以上の処理により、検出された路側構造物406の
方位を検出することができる。
【0142】図9の例では、左ビーム(送信波W1c)
および中央ビーム(送信波W1b)により路側構造物4
06が検出されるので、路側構造物方位判定部217
は、検出された路側構造物406の方位として、左方向
および正面方向を示す方位判定信号Fを出力する。
【0143】実施の形態4.なお、上記実施の形態1〜
3では、スペクトル補正部210において、スペクトル
データ(たとえば、DOWN区間スペクトルデータD
d)から直接補正スペクトルデータ(補正レベルLd)
を生成したが、先行車による車両スペクトルの影響を除
去して、さらに確実に路側構造物406のみを検出でき
るようにしてもよい。
【0144】以下、スペクトルデータから車両スペクト
ルの影響を除去したこの発明の実施の形態4を図につい
て説明する。図14はこの発明の実施の形態4を示すブ
ロック構成図であり、前述と同様の構成要素について
は、同一符号を付してここでは詳述しない。図14にお
いて、信号処理部21Cは、車両スペクトル除去部21
8が付加された点のみが前述(図4参照)と異なる。
【0145】車両スペクトル除去部218は、DOWN
区間スペクトルデータ記憶部205およびDOWN区間
ピーク検出部207とスペクトル補正部210との間に
挿入されており、DOWN区間スペクトルデータDdか
ら、DOWN区間ピーク周波数Pfdのうちの信号レベ
ルの大きいピーク周波数スペクトルを除去したデータ
を、路側構造物検出部7A内のスペクトル補正部210
に入力する。
【0146】次に、図15および図16を参照しなが
ら、図14に示したこの発明の実施の形態4の処理動作
について具体的に説明する。図15は車両スペクトル除
去前のスペクトルデータを棒グラフで示す説明図、図1
6は車両スペクトル除去処理後のスペクトルデータを棒
グラフで示す説明図である。
【0147】たとえば、自車両601の前方に路側構造
物406(図9参照)および先行車が存在した場合、D
OWN区間スペクトルデータDd内には、図15に示す
ように、先行車によるスペクトルデータ(車両スペクト
ル)701と、路側構造物406によるスペクトルデー
タ606が重なって存在する。
【0148】もし、図15のスペクトルデータをそのま
まスペクトル補正部210に入力して補正レベルLdを
生成すると、路側構造物判定部211において、補正レ
ベルLdとスレッショルドレベルTHとが比較され、L
d>THとなる周波数ビン(区間EEからEFまで)
を、路側構造物406からの反射によるスペクトルデー
タと誤判定されてしまう。
【0149】したがって、路側構造物測距部212は、
実際の路側構造物406によるスペクトルデータ606
よりも広い範囲のスペクトルデータに基づいて、路側構
造物406までの距離Reを誤計測してしまう。
【0150】そこで、車両スペクトル除去部218は、
図15に示すDOWN区間スペクトルデータDdに対し
てスペクトル補正処理を行い、DOWN区間ピーク検出
部207からのDOWN区間ピーク周波数Pfdに対応
する周波数ビンfp1の信号レベルAw1と、この周波
数ビンfp1の両隣の周波数ビンfp2およびfp3の
信号レベルAw2およびAw3を、図16のように、ノ
イズフロアレベルまで低減させる。
【0151】このように車両スペクトルを除去処理する
ことにより、図15中のDOWN区間ピーク周波数Pf
dに相当する周波数ビンfp1ならびに周波数ビンfp
2およびfp3の信号レベルは、図16に示すように、
ノイズフロアレベルに変換され、スペクトルデータから
実質的に除去される。
【0152】次に、スペクトル補正部210は、図16
のように車両スペクトル除去処理後の補正スペクトルデ
ータに対して補正レベルLdを求める。したがって、路
側構造物判定部211は、実際の路側構造物406によ
るスペクトルデータ606にほぼ一致した正確な周波数
ビン(区間EG〜EH)を検出することができる。
【0153】同様に、路側構造物測距部212は、車両
スペクトルデータ701の影響を受けることなく、路側
構造物406までの距離Reを正確に測距することがで
きる。なお、上記実施の形態1〜4を組み合わせること
により、それぞれの作用効果が達成され得ることは言う
までもない。
【0154】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、自車両に搭載されてFM−CW波を生成する変調電
圧生成手段と、FM−CW波を送信波として送信するた
めの送信アンテナと、反射物体で反射された送信波を受
信波として受信するための受信アンテナと、送信波およ
び受信波を混合してビート信号を生成するミキサと、ビ
ート信号を周波数分析して自車両と反射物体との相対速
度および距離を計測する信号処理部とを備えた障害物検
出レーダ装置において、信号処理部は、路側構造物を検
出するための路側構造物検出部を含み、路側構造物検出
部は、ビート信号のスペクトルデータを補正するスペク
トル補正部と、補正されたスペクトルデータを路側構造
物に対応したスレッショルドレベルと比較して路側構造
物を判定する路側構造物判定部と、路側構造物判定部の
判定結果に応じて自車両から路側構造物までの距離を算
出する路側構造物測距部とを含むので、反射物体が先行
車か路側構造物かを識別可能にした障害物検出レーダ装
置が得られる効果がある。
【0155】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、路側構造物測距部は、スペクトルデータ
のスペクトル周波数に基づいて路側構造物までの距離を
算出するようにしたので、路側構造物までの距離を正確
に計測することのできる障害物検出レーダ装置が得られ
る効果がある。
【0156】また、この発明の請求項3によれば、請求
項2において、自車両の速度を自車速として検出する自
車速検出手段を備え、路側構造物測距部は、自車速に基
づいてドップラーシフト成分を算出するドップラーシフ
ト成分演算手段を含み、スペクトルデータのうちの片側
チャープで得られたスペクトル周波数と、自車速のドッ
プラーシフト成分とに基づいて、路側構造物までの距離
を算出するようにしたので、路側構造物までの距離を正
確に計測することのできる障害物検出レーダ装置が得ら
れる効果がある。
【0157】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1から請求項3までのいずれかにおいて、路側構造物
検出部は、路側構造物までの距離と路側構造物によるス
ペクトルデータの信号レベルとを記憶する路側構造物情
報記憶部と、路側構造物情報記憶部に記憶された過去の
データと現在のデータとを比較して、自車両の前方がカ
ーブ路か否かを判定するカーブ路判定部とを含むので、
自車両の前方がカーブ路であることを報知して注意を促
すことのできる障害物検出レーダ装置が得られる効果が
ある。
【0158】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1から請求項4までのいずれかにおいて、受信アンテ
ナを走査するためのアンテナスキャン手段を備え、信号
処理部は、アンテナスキャン手段と関連して受信波のレ
ベル変化を認識する受信波レベル認識手段を含むので、
路側構造物の方位を認識することのできる障害物検出レ
ーダ装置が得られる効果がある。
【0159】また、この発明の請求項6によれば、請求
項5において、アンテナスキャン手段は、複数の送信ア
ンテナおよび受信アンテナと、送信アンテナおよび受信
アンテナを各1つずつ順次に切り換えて有効にする切換
手段とを含み、複数の送信アンテナおよび受信アンテナ
は、少なくとも、自車両の前方の中央および左右の方位
に対応して設けられているので、前方の路側構造物の方
位を確実に認識することのできる障害物検出レーダ装置
が得られる効果がある。
【0160】また、この発明の請求項7によれば、請求
項6において、受信波レベル認識手段は、自車両の正面
から得られた受信波の路側構造物に関する振幅データ
と、自車両の左右両端から得られた受信波の路側構造物
に関する振幅データとを比較して、路側構造物から反射
された受信波のレベル変化を認識するようにしたので、
前方の路側構造物の方位を確実に認識することのできる
障害物検出レーダ装置が得られる効果がある。
【0161】また、この発明の請求項8によれば、請求
項7において、受信波レベル認識手段は、路側構造物測
距部に関連した路側構造物情報記憶部と、路側構造物情
報記憶部に関連した路側構造物方位判定部とを含み、路
側構造物情報記憶部は、複数の受信アンテナから得られ
たスペクトルデータに基づく路側構造物までの距離を記
憶するとともに、路側構造物によるスペクトルデータの
信号レベルを振幅データとして記憶し、路側構造物方位
判定部は、路側構造物情報記憶部に記憶された路側構造
物までの距離および振幅データに基づいて路側構造物の
方位を判定するようにしたので、路側構造物の方位を確
実に認識することのできる障害物検出レーダ装置が得ら
れる効果がある。
【0162】また、この発明の請求項9によれば、請求
項1から請求項8までのいずれかにおいて、信号処理部
は、自車両の前方に位置する先行車に対応したピーク周
波数を、スペクトルデータから除去する車両スペクトル
除去部を含み、スペクトル補正部は、車両スペクトル除
去部を介したスペクトルデータを補正するようにしたの
で、車両スペクトルの影響を受けずに路側構造物を確実
に認識することのできる障害物検出レーダ装置が得られ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック構成
図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による路側構造物検
出処理の動作を説明するための走行状態を示す平面図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態1における路側構造物
検出処理の動作を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2を示すブロック構成
図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による直線路走行状
態での電波放射範囲および電波照射部分を示す平面図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態2によるカーブ路走行
状態での電波放射範囲および電波照射部分を示す平面図
である。
【図7】 この発明の実施の形態2によるカーブ路走行
状態での電波放射範囲および電波照射部分を示す平面図
である。
【図8】 この発明の実施の形態3を示すブロック構成
図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による路側構造物検
出処理の処理結果を説明するための走行状態を示す平面
図である。
【図10】 この発明の実施の形態3による路側構造物
検出処理の左ビーム処理結果をスペクトルで示す説明図
である。
【図11】 この発明の実施の形態3による路側構造物
検出処理の中央ビーム処理結果をスペクトルで示す説明
図である。
【図12】 この発明の実施の形態3による路側構造物
検出処理の右ビーム処理結果をスペクトルで示す説明図
である。
【図13】 この発明の実施の形態3における路側構造
物検出処理を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態4を示すブロック構
成図である。
【図15】 この発明の実施の形態4による路側構造物
検出処理の処理結果をスペクトルで示す説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態4による路側構造物
検出処理の車両スペクトル除去後の処理結果を示す説明
図である。
【図17】 従来のFM−CW波を用いた障害物検出レ
ーダ装置を示すブロック構成図である。
【図18】 一般的なFM−CWレーダ装置により得ら
れるビート周波数の原理を示す説明図である。
【図19】 従来の障害物検出レーダ装置により自動車
に電波を照射した際の走行状態を示す平面図である。
【図20】 従来の障害物検出レーダ装置により自動車
に電波を照射して得られるスペクトル形状を示す説明図
である。
【図21】 従来の障害物検出レーダ装置により路側構
造物に電波を照射した際の走行状態を示す平面図であ
る。
【図22】 従来の障害物検出レーダ装置により路側構
造物に電波を照射して得られるスペクトル形状を示す説
明図である。
【図23】 従来の障害物検出レーダ装置において路側
構造物からの反射により得られるスペクトルデータ例を
示す説明図である。
【図24】 一般的な路側構造物の配置例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1、1B 送受信部、3 反射物体、6 目標処理部、
7、7A、7B 路側構造物検出部、21、21A〜2
1C 信号処理部、101 変調電圧発生器、102
VCO(電圧制御発振器)、104、104a〜104
c 送信アンテナ、105、105a〜105c 受信
アンテナ、106 ミキサ、107、108 切換手
段、204 UP区間スペクトルデータ記憶部、205
DOWN区間スペクトルデータ記憶部、206 UP
区間ピーク検出部、207 DOWN区間ピーク検出
部、209 演算処理部、210 スペクトル補正部、
211路側構造物判定部、212 路側構造物測距部、
214、214B 路側構造物情報記憶部、215 カ
ーブ路判定部、217 路側構造物方位判定部、218
車両スペクトル除去部、406 路側構造物、601
自車両、B ビート信号、Aw 信号レベル、Dd
DOWN区間スペクトルデータ、F 方位判定信号、f
w 周波数(周波数ビン)、H 判定信号、K カーブ
路判定信号、Ld 補正レベル、Pfd DOWN区間
ピーク周波数、R、Re 距離、THスレッショルドレ
ベル、V 相対速度、Vw 自車速、Vm 変調電圧、
W1、W1a〜W1c 送信波、W2 受信波。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01S 13/93 G01S 13/93 Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両に搭載されてFM−CW波を生成
    する変調電圧生成手段と、 前記FM−CW波を送信波として送信するための送信ア
    ンテナと、 反射物体で反射された前記送信波を受信波として受信す
    るための受信アンテナと、 前記送信波および前記受信波を混合してビート信号を生
    成するミキサと、 前記ビート信号を周波数分析して前記自車両と前記反射
    物体との相対速度および距離を計測する信号処理部とを
    備えた障害物検出レーダ装置において、 前記信号処理部は、路側構造物を検出するための路側構
    造物検出部を含み、 前記路側構造物検出部は、 前記ビート信号のスペクトルデータを補正するスペクト
    ル補正部と、 補正された前記スペクトルデータを前記路側構造物に対
    応したスレッショルドレベルと比較して前記路側構造物
    を判定する路側構造物判定部と、 前記路側構造物判定部の判定結果に応じて前記自車両か
    ら前記路側構造物までの距離を算出する路側構造物測距
    部とを含むことを特徴とする障害物検出レーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記路側構造物測距部は、前記スペクト
    ルデータのスペクトル周波数に基づいて前記路側構造物
    までの距離を算出することを特徴とする請求項1に記載
    の障害物検出レーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記自車両の速度を自車速として検出す
    る自車速検出手段を備え、 前記路側構造物測距部は、前記自車速に基づいてドップ
    ラーシフト成分を算出するドップラーシフト成分演算手
    段を含み、前記スペクトルデータのうちの片側チャープ
    で得られたスペクトル周波数と、前記自車速のドップラ
    ーシフト成分とに基づいて、前記路側構造物までの距離
    を算出することを特徴とする請求項2に記載の障害物検
    出レーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記路側構造物検出部は、 前記路側構造物までの距離と前記路側構造物によるスペ
    クトルデータの信号レベルとを記憶する路側構造物情報
    記憶部と、 前記路側構造物情報記憶部に記憶された過去のデータと
    現在のデータとを比較して、前記自車両の前方がカーブ
    路か否かを判定するカーブ路判定部とを含むことを特徴
    とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の障
    害物検出レーダ装置。
  5. 【請求項5】 前記受信アンテナを走査するためのアン
    テナスキャン手段を備え、 前記信号処理部は、前記アンテナスキャン手段と関連し
    て前記受信波のレベル変化を認識する受信波レベル認識
    手段を含み、前記路側構造物の方位を認識することを特
    徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の
    障害物検出レーダ装置。
  6. 【請求項6】 前記アンテナスキャン手段は、複数の送
    信アンテナおよび受信アンテナと、前記送信アンテナお
    よび受信アンテナを各1つずつ順次に切り換えて有効に
    する切換手段とを含み、 前記複数の送信アンテナおよび受信アンテナは、少なく
    とも、前記自車両の前方の中央および左右の方位に対応
    して設けられたことを特徴とする請求項5に記載の障害
    物検出レーダ装置。
  7. 【請求項7】 前記受信波レベル認識手段は、前記自車
    両の正面から得られた受信波の路側構造物に関する振幅
    データと、前記自車両の左右両端から得られた受信波の
    路側構造物に関する振幅データとを比較して、前記路側
    構造物から反射された受信波のレベル変化を認識するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の障害物検出レーダ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記受信波レベル認識手段は、 前記路側構造物測距部に関連した路側構造物情報記憶部
    と、 前記路側構造物情報記憶部に関連した路側構造物方位判
    定部とを含み、 前記路側構造物情報記憶部は、前記複数の受信アンテナ
    から得られたスペクトルデータに基づく前記路側構造物
    までの距離を記憶するとともに、前記路側構造物による
    スペクトルデータの信号レベルを前記振幅データとして
    記憶し、 前記路側構造物方位判定部は、前記路側構造物情報記憶
    部に記憶された前記路側構造物までの距離および前記振
    幅データに基づいて前記路側構造物の方位を判定するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の障害物検出レーダ装
    置。
  9. 【請求項9】 前記信号処理部は、前記自車両の前方に
    位置する先行車に対応したピーク周波数を、前記スペク
    トルデータから除去する車両スペクトル除去部を含み、 前記スペクトル補正部は、前記車両スペクトル除去部を
    介したスペクトルデータを補正することを特徴とする請
    求項1から請求項8までのいずれかに記載の障害物検出
    レーダ装置。
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