JPH116841A - 加速度センサ及びその製造方法 - Google Patents

加速度センサ及びその製造方法

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JPH116841A
JPH116841A JP9158483A JP15848397A JPH116841A JP H116841 A JPH116841 A JP H116841A JP 9158483 A JP9158483 A JP 9158483A JP 15848397 A JP15848397 A JP 15848397A JP H116841 A JPH116841 A JP H116841A
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capacitor
container
acceleration sensor
electromechanical transducer
sensor according
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JP9158483A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ootsuchi
哲郎 大土
Masahito Sugimoto
雅人 杉本
Yoshihiro Tomita
佳宏 冨田
Osamu Kawasaki
修 川崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加速度センサの静電容量が小さい場合でも、低
周波数領域まで均一な特性を得ることのできる加速度セ
ンサとその製造法を実現すること。 【解決手段】圧電素子2と電極3a,3bとを有する機
械−電気変換子1と、内部に空間を有し、機械−電気変
換子1を前記空間内で振動可能に支持する容器を構成す
る容器基板部10a、容器蓋部10bと、前記容器の一
部に設けられた容量体12とを備え、容量体12が機械
−電気変換子1の出力端子と並列に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度の測定及び
振動の検知等に用いられる加速度センサ及びその製造方
法に関するものである。さらに詳細には、小型で高性能
な加速度センサ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化が進み、ノート
型パーソナルコンピュータ等の携帯用電子機器が普及し
てきた。これらの電子機器の衝撃に対する信頼性を確保
し向上させるために、小型で表面実装可能な高性能加速
度(衝撃)センサへの需要が高まっている。
【0003】例えば、高密度なハードディスクへの書き
込み動作中に衝撃が加わると、ヘッドの位置ずれが生
じ、データの書き込みエラーやヘッドの破損を引き起こ
す可能性がある。このため、ハードディスク装置に加わ
った衝撃を検出し、書き込み動作を停止させたり、ヘッ
ドを安全な位置に退避させる技術が必要となる。
【0004】また、自動車の衝突時における衝撃から搭
乗者を保護するために、エアバック装置の衝撃検知用加
速度センサ等の需要も高まっている。
【0005】従来、加速度センサとしては、圧電材料を
用いたものが知られている。圧電型の加速度センサは、
加速度や振動による力を圧電効果によって電圧に変換し
出力するものである。これら圧電型加速度センサを用い
れば、圧電材料の電気−機械変換特性を利用することに
よって高い検出感度を実現することができる。また、圧
電型加速度センサを用いれば、小型化及び表面実装が可
能になると共に、コストダウンを図ることもできる。こ
の場合、圧電材料としては、ジルコン酸チタン酸鉛等の
圧電セラミック、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウ
ム等の圧電単結晶が用いられる。
【0006】図21に、圧電型加速度センサの一般的な
信号処理回路を示す。図21に示すように、加速度を計
測する加速度センサS1は、電界効果型トランジスタ
(FET)のゲートに抵抗Rhと並列に接続されてお
り、加速度センサS1から出力された信号は電界効果型
トランジスタ(FET)に入力される。ここで、加速度
センサS1及びゲート抵抗Rhの一方の端子は接地され
ている。また、電界効果型トランジスタ(FET)のソ
ースは、抵抗R1を介して接地されていると共に、キャ
パシタC3を介して出力端子に接続されている。また、
電界効果型トランジスタ(FET)のドレインは、直流
電源に接続されている。このように加速度センサS1
は、電界効果型トランジスタ(FET)を用いたソース
フォロワ回路によって信号処理される。この回路では、
インピーダンス変換効率が大きく、回路の利得はほぼ0
dBとなり、加速度センサS1の有する感度は増幅され
ることなく出力される。
【0007】図21の回路において、低周波側の出力周
波数範囲は、加速度センサS1の静電容量C1と加速度
センサS1に並列に接続された抵抗Rhとからなるハイ
パスフィルタの時定数(1/ωs )によって求まるカッ
トオフ周波数fhcで決定される。この場合、カットオフ
周波数fhcは、次式で表記される。
【0008】
【数1】 fhc=1/ωs =1/(2π・C1・Rh) 一般に、圧電型加速度センサの静電容量は形状に依存す
るが、ジルコン酸チタン酸鉛等の圧電セラミックを用い
て作製された圧電型加速度センサの静電容量は数百pF
であり、ニオブ酸リチウムなどの圧電単結晶を用いて作
製された圧電型加速度センサの静電容量は数十pFであ
る。
【0009】汎用されているチップ抵抗をゲート抵抗R
hとして用いる場合、その抵抗値は1〜10MΩ程度で
ある。従って、圧電セラミックを用いて作製された圧電
型加速度センサのカットオフ周波数fhcは数百Hzとな
るのに対し、圧電単結晶を用いて作製された圧電型加速
度センサのカットオフ周波数fhcは数kHzとなるの
で、ゲート抵抗Rhの抵抗値が1〜10MΩ程度の場合
においては圧電単結晶を用いて作製された圧電型加速度
センサは、加速度センサとしては用いることができな
い。
【0010】静電容量が10pFの圧電単結晶を用いて
作製された圧電型加速度センサを図21の信号処理回路
に組み込み、ゲート抵抗Rh の抵抗値を10MΩ又は
100MΩに設定して、1Gの加速度に対する出力電圧
を測定した場合の周波数特性を図22に示す(●:ゲー
ト抵抗Rh の抵抗値が10MΩの場合、○:ゲート抵
抗Rh の抵抗値が100MΩの場合)。このときのハ
イパスフィルタのカットオフ周波数fhcは、例えばゲー
ト抵抗Rh の抵抗値が10MΩの場合に約1.6kH
Zであり、ゲート抵抗Rh の抵抗値が100MΩの場
合に約160Hzである。図21に示すように、ゲート
抵抗Rh の抵抗値を10MΩ又は100MΩのいずれ
に設定しても、加速度の周波数がカットオフ周波数fhc
以下の場合に出力電圧が大きく低下していることが分か
る。
【0011】以上のように、上述したような圧電型加速
度センサの信号処理回路を用いた場合、カットオフ周波
数よりも低い周波数の加速度に対しては出力電圧が低下
してしまう。すなわち、一定の大きさの加速度が加速度
センサに加わっても、周波数の低い加速度の場合には、
周波数の高い加速度の場合よりも低い電圧しか信号処理
回路から出力されない。従って、一定以上の大きさの加
速度や衝撃を検知する装置に、このような圧電型加速度
センサと信号処理回路を用いる場合には、感度の周波数
依存性が小さい方が好ましい。
【0012】例えば、ハードディスク装置に圧電型加速
度センサを用いた衝撃検知装置を組み込み、一定以上の
大きさの衝撃が加わったときに、情報の書き込み動作を
停止させて、ヘッドを安全な位置に退避させる場合に
は、ヘッドを退避させるべき衝撃の大きさに相当する電
圧が予め設定される。しかし、衝撃検出装置の信号処理
回路が上記したような回路の場合に、カットオフ周波数
よりも高い周波数の電圧を基準にすると、低周波の衝撃
を検知することができない。また、カットオフ周波数よ
りも低い周波数の電圧を基準にすると、高周波の衝撃に
対し、安全な衝撃より小さな衝撃をも検知してヘッドを
退避させてしまう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような不具合を
解消する方法として、加速度センサと並列に接続される
抵抗Rh の抵抗値を大きくすることにより、カットオ
フ周波数fhcを小さくし、低周波数領域まで一定の出力
を得るという方法がある。例えば、図21に示すように
100MΩの抵抗を用いると、低周波数まで一定の感度
を得ることはできる。しかし、10MΩを超える抵抗は
かなり高価であり、現実的でない。また、この場合、実
装基板の配線間の漏れ電流等にも特別の注意を払わなけ
れば、実質的に高い抵抗値を得ることはできないため、
抵抗Rhの実装基板への接続端子等に漏れ電流を防止す
るためのガードリング等の特別の部材を設ける必要があ
る。また、湿度等の環境が変化すると、実装基板の配線
間の漏れ電流が変化し、抵抗Rh の抵抗値が見かけ上
小さくなる等の問題もある。
【0014】また、図21の信号処理回路を集積回路化
することは容易であるが、抵抗Rh のような10MΩ以
上の高い抵抗値を有する抵抗体を集積回路の中に組み込
むことは、現在の半導体技術では非常に困難である。こ
のため、加速度センサと信号処理用の集積回路のほかに
高い抵抗値を有する抵抗体を別途用意して実装しなけれ
ばならないので、実装部品の点数が多くなると共に、実
装面積も広くなり、衝撃検知装置等の小型化を図ること
ができない。
【0015】また、上記不具合を解消する方法として、
加速度センサの静電容量C1 を大きくすることにより、
カットオフ周波数fhcを小さくし、低周波数領域まで一
定の出力を得るという方法もある。材料が同一の場合、
圧電型加速度センサの静電容量は、圧電体の厚さが薄い
ほど大きくなり、また、面積が広いほど大きくなる。従
って、圧電体の厚さを薄くすればよいが、圧電体の厚さ
が薄くなると機械的強度が低下して割れ易くなり、製造
工程上での取り扱いも困難になる。また、圧電体の形状
(面積)は測定周波数帯と密接に関係する共振周波数を
決定するものであるため、圧電体の形状(面積)をむや
みに変更することはできない。
【0016】本発明は、このような従来の加速度センサ
の、低周波数領域まで一定の出力を得ようとすると装置
が大型化するあるいは高いコストがかかるという課題を
考慮し、低周波数領域まで一定の大きさの加速度に対し
て一定の出力を得ることのでき、装置自体の小型化及び
低コスト化を達成できる加速度センサ及びその製造方法
を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の本発明は、圧電素子と電極とを有する
機械−電気変換子と、内部に空間を有し前記機械−電気
変換子を前記空間内で振動可能に支持する容器と、前記
容器の一部に設けられた容量体とを備え、前記容量体が
前記機械−電気変換子の出力端子と並列に接続されてい
ることを特徴とする加速度センサである。この場合、機
械−電気変換子を収容する容器の一部に設けられた容量
体に機械−電気変換子の静電容量を大きくするのと同じ
効果を発揮させることができるので、この容量体の静電
容量値を大きくして、カットオフ周波数を小さくするこ
とにより、低周波数領域まで、一定の大きさの加速度に
対して一定の出力を得ることのできる加速度センサを実
現することができる。この場合、当該抵抗体の実装基板
への接続端子等に漏れ電流を防止するためのガードリン
グ等の特別の部材を設けなくてよい。また、加速度セン
サを含む信号処理回路の部品点数を削減することができ
るので、実装面積を小さくして衝撃検知装置等の小型化
を図ることができる。さらに、信号処理回路に高い抵抗
値を有する抵抗体を組み込む必要がないので、信号処理
回路を集積回路化して、回路の小型化を図ることができ
る。
【0018】また、請求項2の本発明は、前記容量体が
膜状であることを特徴とする請求項1に記載の加速度セ
ンサである。これによって、加速度センサが容量体を備
えた場合においても、加速度センサの小型化を図ること
ができる。特に、加速度センサの厚みを容易に薄くする
ことができる。
【0019】また、請求項4の本発明は、前記容量体が
前記容器の前記内部空間側の面に装着されていることを
特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加速度セン
サである。この場合、容量体は外部の環境の変化を直接
受けることがないので、安定に機能すると共に、経時変
化も極めて小さい。
【0020】また、請求項5の本発明は、前記容量体が
前記容器の外側の面に装着されていることを特徴とする
請求項1〜3のいずれかに記載の加速度センサである。
この場合、加速度センサを基板に実装した後に容量体の
静電容量値を調整することが可能となる。
【0021】また、請求項6の本発明は、前記容量体が
前記容器を構成する板部に埋め込まれて設けられている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加速
度センサである。この場合、容量体は外部の環境の変化
を直接受けることがないので、安定に機能すると共に、
経時変化も極めて小さい。また容量体は容器の一部とな
っているため、容量体を付加するためのスペースを必要
としないため、容器全体を小さくすることができ、加速
度センサを小型化することができる。
【0022】また、請求項8の本発明は、前記容器は少
なくとも基板部と蓋部から構成され、前記容量体が前記
基板部に設けられていることを特徴とする請求項1〜7
のいずれかに記載の加速度センサである。この場合、機
械−電気変換子の電極と接続するための導電層と容量体
の内部電極が同じ基板にあるため、電気的接続が容易で
あり、容器内の配線が簡単になる。また容量体は容器の
一部となっているため、容量体を付加するためのスペー
スを必要としないため、容器全体を小さくすることがで
き、加速度センサを小型化することができる。
【0023】また、請求項9の本発明は、前記容器は少
なくとも基板部と蓋部から構成され、前記容量体が前記
蓋部に設けられていることを特徴とする請求項1〜7の
いずれかに記載の加速度センサである。この場合、容量
体を実装基板から離間することができるので、リークパ
スが長くなり、実装基板からの漏れ電流の影響を防止す
ることができる。
【0024】また、請求項10の本発明は、前記容量体
はチタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、酸化チタ
ン、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウムアンチ
モン、ジルコン酸鉛、ジルコン酸バリウム、チタン酸ジ
ルコン酸鉛、チタン酸鉛、スズ酸バリウム、酸化珪素、
マイカ、チッ化珪素、酸化アルミニウム、酸化ジルコ
ン、酸化イットリウム、プラスチックフィルムの少なく
ともいずれかひとつを成分として含む容量体であること
を特徴とする請求項1〜9に記載の加速度センサであ
る。この場合、これらの材料は高温中でも比較的安定で
あり、焼成時にも含有量が大きく変化しないため、一定
の抵抗値を容易に得ることができる。また、環境変化に
対しても安定である。
【0025】また、請求項11の本発明は、圧電素子と
電極とを有する機械−電気変換子と、内部に空間を有し
前記機械−電気変換子を前記空間内で振動可能に支持す
る容器と、前記容器の一部に設けられた容量体とを備
え、前記容量体が前記機械−電気変換子の出力端子と並
列に接続されている加速度センサの製造方法であって、
ペースト状の誘電体材料を前記容器の一部に印刷した
後、所定の温度で焼成して前記容量体を形成する工程を
含むことを特徴とする加速度センサの製造方法である。
この加速度センサの製造方法によれば、小さい形状の容
量体を、機械−電気変換子を収容する容器に容易に形成
することができる。また、容器として面積の広い基板を
用いることにより、個々の加速度センサに対応する容量
体を一括して形成することができるので、製造工程を簡
略化することができると共に、量産性に優れた加速度セ
ンサの製造方法を提供することができる。
【0026】また、請求項13の本発明は、前記容量体
を形成した後に、前記容器に前記機械−電気変換子を実
装する工程を含むことを特徴とする請求項11または1
2に記載の加速度センサの製造方法である。この場合、
機械−電気変換子の電極を容量体に容易に接続すること
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態図面を
参照して説明する。。
【0028】〈第1の実施の形態〉図1は本発明の第1
の実施の形態における加速度センサを示す分解斜視図、
図2はその内部を示す平面図である。
【0029】図1、図2に示すように、相対する2つの
主面を有する厚み50μm、幅0.5mm、長さ2mm
の長方形状の圧電単結晶であるニオブ酸リチウム(Li
NbO3 )からなる圧電基板2a、2bは、その主面同
士が接合されており、これにより圧電素子2が構成され
ている。ここで、圧電基板2aと圧電基板2bは、分極
軸の向きが互いに逆方向となるように接合されている。
圧電素子2の一端は、ニオブ酸リチウムからなる支持体
4a、4bに挟持された状態で容器基板部10aに固定
されている。圧電基板2a、2bの接合されていない主
面は、圧電素子2の相対する2つの面を構成し、厚み
0.2μmのクロム−金からなる電極3a、3bが各面
に形成されており、これらの電極3a、3bは支持体4
a、4bにも連続して形成されている。これにより、片
持ち梁構造の機械−電気変換子1が構成されている。機
械−電気変換子1の静電容量は10pFである。
【0030】機械−電気変換子1は、容器基板部10a
及び容器蓋部10bで構成され、アルミナを材料とする
容器内に収容されている。容器基板部10aにはサンド
ブラスト等の方法によって凹部11が形成されており、
同様に容器蓋部10bにも凹部(図示せず)が形成され
ている。すなわち、凹部11の上に機械−電気変換子1
の支持体4a、4b以外の部分が保持された状態で、機
械−電気変換子1の支持体4a、4bが絶縁性接着剤に
よって容器基板部10aに固定され、容器蓋部10bが
この上に被さった状態で容器基板部10aに接着されて
いる。これにより、機械−電気変換子1の全体が容器基
板部10a、容器蓋部10bによって覆われている。こ
こで、容器基板部10a、容器蓋部10bには、機械−
電気変換子1の支持体4a、4b以外の部分が保持され
る位置にそれぞれ凹部が形成されているので、機械−電
気変換子1が撓む際に機械−電気変換子1が容器基板部
10a、容器蓋部10bに接触することはない。容器基
板部10aの上面には、図2に示すように、凹部11の
周囲の直交する2つの辺に沿って、導電層7a、容量体
12、導電層7bの順で各層が装着されており、導電層
7a、7bは間に容量体12を挟んでいるため直接接触
していない。なお、導電層7aの幅は容量体12の幅よ
り狭いため、図2においては支持体4b付近にしか示さ
れていないが、実際は前記直交する2つの辺に沿って、
容量体12の下に装着されている(図7参照)。導電層
7a、7bは銀−パラジウムを材料としており、導電層
7a、7bの一端はそれぞれ導電性ペースト5a、5b
を介して機械−電気変換子1の電極3a、3bに電気的
に接続されている。また、容器基板部10a、容器蓋部
10bの両端面には、ニッケルを材料とする外部電極9
a、9bが形成されており、導電層7a、7bの他端は
それぞれ外部電極9a、9bに電気的に接続されてい
る。すなわち、機械−電気変換子1の電極3a、3b
は、導電性ペースト5a、5b及び導電層7a、7bを
介してそれぞれ外部電極9a、9bに電気的に接続され
ている。これにより、機械−電気変換子1に発生した電
荷を外部に取り出すことができる。また、容量体12
(導電層7aと7b)は機械−電気変換子1(電極3a
と3b)に並列に接続されており、容量体12の両端電
圧によって機械−電気変換子1に加わった加速度を検出
することができるようにされている。容量体12はチタ
ン酸バリウム(BaTiO3 )を焼成したものであり、
その膜厚は約15μmである。導電層7a、7b間の容
量値は容量体12の静電容量と機械−電気変換子の静電
容量の和である。すなわち本実施の形態における加速度
センサの一方の外部電極9a(又は9b)を接地し、他
方の外部電極9b(又は9a)を電界効果型トランジス
タ(FET)のゲートに接続すれば、図3に示した信号
処理回路における加速度センサS1の静電容量は、回路
上では、容量体12と機械−電気変換子1の容量の和と
見かけ上同じになる。したがって、容量体12の静電容
量を約90pFとすると、前述したように機械−電気変
換子1の容量は10pFであるから、外部電極9a、9
b間の容量値は約100pFとなる。このため、図21
と同様な回路を用いた場合、図3のように、機械−電気
変換子1の容量と容量体12が並列接続され、FETの
ゲートには約100pFの容量が接続されていることに
なる。以上により、加速度センサ100が構成されてい
る。
【0031】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。図1、図2に示す加速度センサ100に矢印方
向の加速度が加わると、容器基板部10a、容器蓋部1
0b、支持体4a、4bを通して、加速度に比例した力
が機械−電気変換子1に伝達される。これにより、機械
−電気変換子1が矢印の方向に屈曲して、撓み振動が発
生する。この場合、一方の圧電基板2a(又は2b)に
は張力が働いて伸びるように歪みが生じ、他方の圧電基
板2b(又は2a)には圧縮力が働いて縮むように歪み
が生じる。そして、圧電基板2a、2bには圧縮応力、
引っ張り応力に応じた電荷がその上下面に発生する。こ
こで、圧電基板2aと圧電基板2bは分極軸の向きが互
いに逆方向となるように接合されているので、圧電基板
2a、2bに発生する応力が圧縮応力、引っ張り応力と
異なるにもかかわらず、圧電基板2aと圧電基板2bに
は同極性の電荷が発生する。すなわち、圧電基板2aと
圧電基板2bには、同じ方向に起電力が発生する。これ
により、機械−電気変換子1の両面に形成された電極3
a、3bから加速度の大きさを反映した信号を得ること
ができる。
【0032】図3に示す信号処理回路でRhに10MΩ
の抵抗を用いて、加速度センサ100の出力電圧の周波
数特性を測定したところ、図4に示した出力電圧の出力
電圧の周波数特性を得た。図22の場合と比較して、1
Gあたりの出力電圧は低くなったが、図22における1
00MΩの抵抗を用いた場合と同様の周波数帯まで一定
の出力電圧を得ることができた。これにより、容量体1
2は低周波側のカットオフ周波数を低下させる効果を果
たしていることが分かる。この場合、容量体12は加速
度センサ100の内部(容器基板部10aと容器蓋部1
0bで形成される内部空間)に設けられているので、外
部の環境の変化を直接受けることがなく、安定に機能す
ると共に、経時変化も極めて小さい。
【0033】以上のように、本実施の形態によれば、機
械−電気変換子1を収容する容器基板部10aの一部に
容量体12を設け、カットオフ周波数fhcを小さくする
ことにより、低周波数領域まで、一定の大きさの加速度
に対して一定の出力を得ることのできる加速度センサを
実現することができる。この場合、当該抵抗体の実装基
板への接続端子等に漏れ電流を防止するためのガードリ
ング等の特別の部材を設けなくてよい。また、加速度セ
ンサを含む信号処理回路の部品点数を削減することがで
きるので、実装面積を小さくして衝撃検知装置等の小型
化を図ることができる。さらに、信号処理回路に高い抵
抗値を有する抵抗体を組み込む必要がないので、信号処
理回路を集積回路化して、回路の小型化を図ることがで
きる。
【0034】また、本実施の形態においては、容量体1
2の膜厚を約15μmに設定しているが、必ずしもこの
膜厚に限定されるものではなく、2〜50μmであれば
よい。さらに、形成方法は、焼成以外に、蒸着やスパッ
タなどの膜形成法を用いてもよい。
【0035】なお、加速度センサの測定回路は図3に限
るものではなく、たとえばFETの代わりにトランジス
タ回路やオペアンプなどを用いるものでもよい。要する
に加速度センサの容量成分が、入力部のハイパスフィル
タを構成する回路でありさえすれば、同様な効果が得ら
れる。
【0036】〈第2の実施の形態〉次に、本発明の第2
の実施の形態を図面を参照にして説明する。本実施の形
態は、図1、図2に示す第1の実施の形態における加速
度センサを製造する製造方法についてのものであるの
で、製造工程に沿って説明する。図5〜図13は本発明
の第2の実施の形態における加速度センサの製造方法を
示す工程図である。図5→図6→図7→図8→図9→図
10→図11→図12→図13の順で工程が進んでい
く。
【0037】複数の容器基板部10bを作製する部材と
してアルミナからなる基板13を用いる。図5に示すよ
うに、基板13には、最終工程で個々の加速度センサに
分割することができるように、縦横の細い溝14が形成
されている。
【0038】まず、図6に示すように、基板13の各容
器基板部10aに相当する部分に凹部11を形成する。
この凹部11は、基板13の上にアクリル系樹脂からな
るドライフィルムをコーティングし、ドライフィルム上
にフォトリソグラフィーによってパターン形成された
後、サンドブラスト法によって基板13を掘り込むこと
により形成される。
【0039】次に、図7に示すように、各凹部11の周
囲に導電層7aを形成する。導電層7aは、ステンレス
メッシュスクリーンを用いたスクリーン印刷法によっ
て、銀ペーストを印刷した後、約750℃の温度で焼成
することにより、パターン形成される。
【0040】次に、図8に示すように、各凹部11の周
囲の直交する2つの辺に沿って膜厚が約15μmの膜状
の容量体12を形成する。この容量体12は、ステンレ
スメッシュスクリーンを用いたスクリーン印刷法によっ
てペースト状の誘電体材料を印刷することにより、パタ
ーン形成される。ペースト状の誘電体材料としては、チ
タン酸バリウムが用いられる。印刷されたペースト状の
誘電体材料は、室温(20℃)でレベリングされ、約2
00℃の温度で乾燥された後、約850℃の温度で焼成
される。これにより、約90pFという所定の静電容量
値を有する容量体12が得られる。
【0041】次に、図9に示すように、各凹部11の周
囲に容量体12の上に重ねて導電層7bを形成する。導
電層7bは、ステンレスメッシュスクリーンを用いたス
クリーン印刷法によって銀ペーストを印刷した後、約7
50℃の温度で焼成することにより、パターン形成され
る。この場合、導電層7aを容量体12に重ね合わせ
て、導電層7a、7bが容量体12の端子電極となるよ
うにする。
【0042】次に、図10に示すように、各容器基板部
10aに相当する部分の導電層7a、7b間に、スクリ
ーン印刷法によって接着剤15を塗布する。接着剤15
としては、絶縁性を有するエポキシ樹脂からなる接着剤
が用いられる。
【0043】次に、図11に示すように、各凹部11の
上に機械−電気変換子1の支持体4a、4b以外の部分
を保持した状態で、機械−電気変換子1の支持体4a、
4bを、接着剤15によって各容器基板部10aに相当
する部分に固定する。
【0044】次に、図12に示すように、機械−電気変
換子1の電極3a、3bと導電層7a、7bとが導通す
るように、支持体4a、4bに形成された電極3a、3
bと導電層7a、7bとの間にそれぞれ導電性ペースト
5a、5bを塗布し、乾燥させる。
【0045】次に、図13に示すように、下面に凹部
(図示せず)が形成されたアルミナからなる容器蓋部1
0bを、基板13の上の各容器基板部10aに相当する
部分に接着する。
【0046】最後に、基板13に形成された細い溝14
に沿って個々の加速度センサに分割した後、容器基板部
10a、容器蓋部10bの両端面にニッケルからなる外
部電極9a、9bをそれぞれ形成する。以上により、図
1、図2に示す加速度センサ100が得られる。
【0047】以上のように、本実施の形態によれば、加
速度センサの容器基板部10aを形成するための基板1
3に、個々の加速度センサの容量体12を一括して形成
することができるので、製造工程を簡略化することがで
きると共に、量産性に優れた加速度センサの製造方法を
提供することができる。
【0048】なお、本実施の形態においては、容量体1
2の膜厚を約15μmに設定しているが、必ずしもこの
膜厚に限定されるものではなく、2〜50μmであれば
よい。さらに、形成方法は、焼成以外に、蒸着やスパッ
タなどの膜形成法を用いてもよい。
【0049】また、本実施の形態においては、基板13
の各容器基板部10aに相当する部分に凹部11を形成
する方法としてサンドブラスト法を用いているが、必ず
しもこの方法に限定されるものではなく、例えば、切削
加工、ドライエッチングやウエットエッチング等のエッ
チング、レーザ加工、放電加工等の方法を用いてもよ
い。
【0050】なお、本実施の形態は第1の実施の形態に
おける加速度センサを製造する製造方法についてのもの
であるので、ペースト状の誘電体材料を容器の一部に印
刷した後、所定の温度で焼成して容量体を形成する工程
(図8)が含まれているが、後述する第7の実施の形態
のように、容量体が固体状であり容器や機械−電気変換
子とは別に作製したものである場合は、前記工程の替わ
りに、固体状の容量体を容器に固定する工程が含まれる
ことになる。
【0051】〈第3の実施の形態〉次に、本発明の第3
の実施の形態を図面を参照にして説明する。図14は本
発明の第3の実施の形態における加速度センサを示す分
解斜視図、図15は図14に示された容器蓋部10hを
下から見た平面図である。なお、以下の説明において
は、第1の実施の形態と同様のものについては説明を省
略し、相違点を中心に説明する。
【0052】図14に示すように、第1の実施の形態と
同様に構成された圧電素子2の相対する2つの主面に
は、厚み0.2μmのクロム−金からなる電極3a、3
bがそれぞれ形成されている。これにより、機械−電気
変換子1が構成されている。機械−電気変換子1の一端
は、上下面が開口し2分割されたアルミナからなる容器
側部10e、10fによって挟み込まれており、これに
より機械−電気変換子1が支持されている。容器側部1
0e、10fの上下面には、同じくアルミナからなる容
器基板部10g、容器蓋部10hが接着剤を用いて接合
されている。これにより、機械−電気変換子1は容器内
に封じ込められている。なお、機械−電気変換子1が容
器基板部10g、容器蓋部10hと接触しないように、
機械−電気変換子1の上面は、容器側部10e、10f
の上面より低く、機械−電気変換子1の下面は、容器側
部10e、10fの下面より高くなっている。容器側部
10e、10f、容器基板部10g、容器蓋部10hの
両端面にはニッケルからなる外部電極9e、9fがそれ
ぞれ形成されており、この外部電極9e、9fは容器側
部10e、10fの内壁に形成された導電層(図示せ
ず)を介して機械−電気変換子1の電極3a、3bにそ
れぞれ電気的に接続されている。これにより、機械−電
気変換子1に発生した電荷を外部に取り出すことができ
る。
【0053】図15に示すように、容器蓋部10hの下
面、すなわち容器側部10e、10fが接合されている
側の面には、外部電極9eに接触した状態でAg−Pd
からなる導電層16aが形成されており、導電層16a
の下(容器蓋部10hと接合してない面の側)にはほぼ
全面に膜状の容量体17が形成されている。この容量体
17の下(導電層16aと反対側)には外部電極9fに
接触した状態でAg−Pdからなる導電層16bが形成
されている。これにより、外部電極9e、9f間には容
量体17の有する容量値の容量体が接続されていること
になる。以上により、加速度センサ101が構成されて
いる。
【0054】また、加速度センサ101の一方の外部電
極9e(又は9f)を接地し、他方の外部電極9f(又
は9e)を電界効果型トランジスタ(FET)のゲート
に接続すれば、容量体17は図3に示した信号処理回路
におけるコンデンサCaと同じ機能を果たすことにな
る。
【0055】ここで、容量体17は、スクリーン印刷法
によってペースト状の容量材を印刷することにより、パ
ターン形成される。ペースト状の容量材としてはチタン
酸バリウムが用いられる。印刷されたペースト状の抵抗
材は、所定の温度で乾燥された後、所定の温度で焼成さ
れる。
【0056】容量体17の静電容量値は、スクリーン印
刷の条件と乾燥、焼成の条件に依存する。容量体17の
膜厚がほぼ一定(15μm)となるようにスクリーン印
刷の条件を設定し、乾燥、焼成の条件をほぼ一定にした
場合、容量体17の容量値は形状(幅と実効的な長さ)
によって決定される。従って、容量体17の幅と実効的
な長さとによって容量体17の容量値を任意に設計する
ことができる。容量体17の容量値はペースト剤の組
成、膜厚、焼成条件で決まり、図15に示したパターン
の場合は100pFであるが、容量体17の厚さをほぼ
半分の7.5μmに設定することにより、容量体17の
容量値として200pFを得ることができる。
【0057】なお、本実施の形態の動作については、基
本的には第1の実施の形態と同じであるので、説明を省
略する。
【0058】図3に示す信号処理回路でRhに10MΩ
の抵抗を用いて、加速度センサ101の出力電圧の周波
数特性を測定した結果、図22の100MΩの抵抗を設
けた場合と同様に低周波まで均一な特性を得ることがで
きた。これにより、容量体17は外付け抵抗Rhを大き
くするのと同じ機能を果たしていることが分かる。この
場合、容量体17は加速度センサ101の内部(容器側
部10e、10f、容器基板部10gおよび容器蓋部1
0hで形成される内部空間)に設けられているので、外
部の環境の変化を直接受けることがなく、安定に機能す
ると共に、経時変化も極めて小さい。
【0059】なお、加速度センサの測定回路は図3に限
るものではなく、たとえばFETの代わりにトランジス
タ回路やオペアンプなどを用いるものでもよい。要する
に加速度センサの容量成分が、入力部のハイパスフィル
タを構成する回路でありさえすれば、同様な効果が得ら
れる。
【0060】以上のように、本実施の形態によれば、上
述した効果に加え、第1の実施の形態と同様の効果が期
待できる。
【0061】なお、本実施の形態においては、容量体1
7のパターンとして、図15に示すような矩形状のパタ
ーンを用いているが、必ずしもこれらのパターンに限定
されるものではなく、所望の容量値に合わせて任意に設
計することができる。
【0062】また、本実施の形態においては、容量体1
7が容器蓋部10hに設けられているが、必ずしもこの
構成に限定されるものではなく、容器側部10e、10
f、容器基板部10g、容器蓋部10hの少なくともい
ずれか一つの内部空間に面する面に設けられておればよ
い。
【0063】また、本実施の形態においては、機械−電
気変換子1を片持ち梁構造としているが、必ずしもこの
構造に限定されるものではなく、機械−電気変換子1の
両端を容器側部10e、10fによって挟み込んで両持
ち梁構造としてもよい。
【0064】また、本実施の形態においては、容量体1
7の膜厚を約15μmに設定しているが、必ずしもこの
膜厚に限定されるものではなく、2〜50μmであれば
よい。さらに、形成方法は、焼成以外に、蒸着やスパッ
タなどの膜形成法を用いてもよい。
【0065】〈第4の実施の形態〉次に、本発明の第4
の実施の形態を図面を参照にして説明する。図16は本
発明の第4の実施の形態における加速度センサを示す分
解斜視図である。本実施の形態は、第3の実施の形態に
おいて容器蓋部10hの下面に設けられていた容量体
を、容器蓋部10hの上面(外側面)に設けたものであ
る。なお、以下の説明においては、第3の実施の形態と
同様のものについては説明を省略し、相違点を中心に説
明する。
【0066】図16に示すように、図15の導電層16
a,16b、容量体17の替わりに、導電層19a,1
9b、容量体20が容器蓋部10hの上面(外側面)に
設けられている以外は、本実施の形態の構成は第3の実
施の形態の構成と同じである。容器10hの上面(外側
面)には、外部電極9fに接触した状態でAg−Pdか
らなる導電層19aが形成されており、導電層19aの
上にはほぼ全面に膜状の容量体20が形成されている。
この容量体20の上には外部電極9eに接触した状態で
Ag−Pdからなる導電層19bが形成されている。こ
れにより、外部電極9e、9f間には容量体20の有す
る容量値の容量体が接続されていることになる。以上に
より、加速度センサ102が構成されている。
【0067】ここで、容量体20の印刷・焼成法、静電
容量値、図3に示した信号処理回路での機能について
は、第3の実施の形態と同様であるため、説明を省略す
る。
【0068】また、本実施の形態の動作についても、第
3の実施の形態と同じであるので、説明を省略する。図
3に示す信号処理回路を用いて、加速度センサ102の
出力電圧の周波数特性を測定した結果、図22の100
MΩの抵抗を設けた場合と同様に低周波まで均一な特性
を得ることができた。これにより、容量体20は外付け
抵抗Rhを大きくするのと同じ機能を果たしていること
が分かる。この場合、容量体20は加速度センサ102
の外表面(容器蓋部10hの上面)に設けられているの
で、加速度センサ102を基板に実装した後に容量体2
0の容量値を調整することが可能となる。具体的には、
導電ペーストによって導電層19a、19bの位置を変
えることにより、容量体20の実効的な長さを変化させ
て、容量体20の容量値を変えることができる。また、
レーザによって容量体20をトリミングすることによ
り、容量体20の容量値を変えることもできる。この場
合、容量体20の容量値を調整した後、容器蓋部10h
の上面に容量体20を保護するためのエポキシ樹脂、シ
リコーン樹脂又はアクリル樹脂等からなる保護膜を形成
すれば、容量体20が外部の環境の変化を直接受けるこ
とがないので、安定に機能させることができると共に、
経時変化を極めて小さくすることができる。また、本実
施の形態のように、容量体20を容器の上側(容器蓋部
10hの上面)に設けることにより、容量体20を実装
基板から離間することができるので、リークパスが長く
なり、実装基板からの漏れ電流の影響を防止することが
できる。
【0069】なお、加速度センサの測定回路は図3に限
るものではなく、たとえばFETの代わりにトランジス
タ回路やオペアンプなどを用いるものでもよい。要する
に加速度センサの容量成分が、入力部のハイパスフィル
タを構成する回路でありさえすれば、同様な効果が得ら
れる。
【0070】以上のように、本実施の形態によれば、上
述した効果に加え、第1の実施の形態と同様の効果が期
待できる。
【0071】なお、本実施の形態においては、容量体2
0のパターンとして、図16に示すような矩形状のパタ
ーンを用いているが、必ずしもこのパターンに限定され
るものではなく、所望の容量値に合わせて任意に設計す
ることができる。
【0072】また、本実施の形態においては、容量体2
0が容器蓋部10hに設けられているが、必ずしもこの
構成に限定されるものではなく、容器側部10e、10
f、容器基板部10g、容器蓋部10hの少なくともい
ずれか一つの外側面に設けられておればよい。
【0073】また、本実施の形態においては、機械−電
気変換子1を片持ち梁構造としているが、必ずしもこの
構造に限定されるものではなく、機械−電気変換子1の
両端を容器側部10e、10fによって挟み込んで両持
ち梁構造としてもよい。
【0074】また、本実施の形態においては、容量体2
0の膜厚を約15μmに設定しているが、必ずしもこの
膜厚に限定されるものではなく、2〜50μmであれば
よい。さらに、形成方法は、焼成以外に、蒸着やスパッ
タなどの膜形成法を用いてもよい。
【0075】〈第5の実施の形態〉次に、本発明の第5
の実施の形態を図面を参照にして説明する。図17は本
発明の第5の実施の形態における加速度センサの中心部
での断面を示す断面図である。なお、以下の説明におい
ては、第1の実施の形態と同様のものについては説明を
省略し、相違点を中心に説明する。
【0076】図17に示すように、第1の実施の形態と
同様に構成された機械−電気変換子1は、容器基板部2
3a及び容器蓋部23bで構成され、アルミナを材料と
する容器内に収容されている。容器基板部23aにはサ
ンドブラスト等の方法によって凹部21aが形成されて
おり、容器蓋部23bにも同様に凹部21bが形成され
ている。すなわち、凹部21aの上に機械−電気変換子
1の支持体4a、4b以外の部分が保持された状態で、
機械−電気変換子1の支持体4a、4bが絶縁性接着剤
によって容器基板部23aに固定されている。容器基板
部23aには、同じく凹部21bが形成されたアルミナ
からなる容器蓋部23bが重ねて接着されている。これ
により、機械−電気変換子1の全体が容器基板部23
a、容器蓋部23bによって覆われている。ここで、容
器基板部23a、容器蓋部23bには、機械−電気変換
子1の支持体4a、4b以外の部分が保持される位置に
それぞれ凹部が形成されているので、機械−電気変換子
1が撓む際に機械−電気変換子1が容器基板部23a、
容器蓋部23bに接触することはない。容器基板部23
aの内部には、凹部21a以外の部分に銀−パラジウム
からなる導電層22a、22bが形成されており、導電
層22a、22bの一端は導電性ペースト(図示せず)
を介してそれぞれ機械−電気変換子1の電極3a、3b
に電気的に接続されている。また、容器基板部23a、
容器蓋部23bの両端面には、ニッケルからなる外部電
極9a、9bが形成されており、導電層22a、22b
の他端はそれぞれ外部電極9a、9bに電気的に接続さ
れている。すなわち、機械−電気変換子1の電極3a、
3bは、導電性ペースト及び導電層22a、22bを介
してそれぞれ外部電極9a、9bに電気的に接続されて
いる。これにより、機械−電気変換子1に発生した電荷
を外部に取り出すことができる。
【0077】容器基板部23aは、容量体24と容量体
24の電極となる内部電極25a、25bが積層された
構造を内部に有している。容器基板部23aは、最下部
のベースとなるアルミナシート、内部電極25b、シー
ト状の容量体24、内部電極25a、凹部21aを形成
するアルミナシートを順次積層したシートを焼成して形
成されている。内部電極25a、25bは、容器基板部
23aの端面で外部電極9a、9bとそれぞれ接続され
ている。すなわち、容量体24は機械−電気変換子1
(電極3aと3b)に並列に接続されており、容量体2
4の両端電圧によって機械−電気変換子1に加わった加
速度を検出することができるようにされている。容量体
24はチタン酸鉛からなるものであり、その厚さは約1
00μmである。外部電極9a、9b間の容量値は容量
体24の静電容量と機械−電気変換子1の静電容量の和
であるので、容量体24の静電容量を約90pFとする
と、機械−電気変換子1の容量は10pFであるから、
外部電極9a、9b間の容量値は約100pFとなる。
このため、図21と同様な回路を用いた場合、図3のよ
うに、機械−電気変換子の容量と容量体が並列接続さ
れ、FETのゲートには約100pFの容量が接続され
ていることになる。以上により、加速度センサ103が
構成されている。
【0078】また、加速度センサ103の一方の外部電
極9a(又は9b)を接地し、他方の外部電極9b(又
は9a)を電界効果型トランジスタ(FET)のゲート
に接続すれば、容量体24は図3に示した信号処理回路
におけるコンデンサCaと同じ機能を果たすことにな
る。
【0079】なお、本実施の形態の動作については、基
本的には第1の実施の形態と同じであるので、説明を省
略する。
【0080】図3に示す信号処理回路でRhに10MΩ
の抵抗を用いて、加速度センサ103の出力電圧の周波
数特性を測定した結果、図4に示した出力電圧の周波数
特性と同様の結果を得た。1Gあたりの出力電圧は低く
なったが、図22における100MΩの抵抗を用いた場
合と同様の周波数帯まで一定の出力電圧を得ることがで
きた。これにより、容量体24は低周波側のカットオフ
周波数を低下させる効果を果たしていることが分かる。
この場合、容量体24は加速度センサ103の内部(容
器基板部23a内部)に設けられているので、外部の環
境の変化を直接受けることがなく、安定に機能すると共
に、経時変化も極めて小さい。また、加速度センサを収
納する容器の一部を容量体が構成しており、容量体を設
けるスペースを取る必要がなく小型化が容易に図れる。
さらに、容器と一括して容量体を焼成することができ、
製造工程を簡略化することができる。
【0081】なお、加速度センサの測定回路は図3に限
るものではなく、たとえばFETの代わりにトランジス
タ回路やオペアンプなどを用いるものでもよい。要する
に加速度センサの容量成分が、入力部のハイパスフィル
タを構成する回路でありさえすれば、同様な効果が得ら
れる。
【0082】以上のように、本実施の形態によれば、上
述した効果に加え、第1の実施の形態と同様の効果が期
待できる。
【0083】なお、本実施の形態においては、容量体1
2の膜厚を約100μmに設定しているが、必ずしもこ
の膜厚に限定されるものではなく、10〜500μmで
あればよい。
【0084】〈第6の実施の形態〉次に、本発明の第6
の実施の形態を図面を参照にして説明する。図18は本
発明の第6の実施の形態における加速度センサの中心部
での断面を示す断面図である。本実施の形態は、第5の
実施の形態において容器基板部23aの内部に設けられ
ていた容量体を、容器蓋部27aの内部に設けたもので
ある。なお、以下の説明においては、第5の実施の形態
と同様のものについては説明を省略し、相違点を中心に
説明する。
【0085】図18に示すように、本実施の形態は、機
械−電気変換子1を実装する容器基板部27bでなく、
機械−電気変換子1を覆う側の容器蓋部27aに容量体
30を設けたものである。容器蓋部27aの側面にも導
電層26c、26dを形成して、容量体30の内部電極
28a、28bと外部電極9a、9bをそれぞれ接続す
る。図17のように、容器基板部23a、すなわちセン
サをプリント基板などに直接実装する面に、容量体24
を設けた場合、半田リフロー時の熱影響を最も受けやす
く、実装するプリント基板の曲がりなどの影響を受けた
りしやすいため、容量値のばらつきや安定性がやや低く
なるが、本実施の形態においては、そのような問題を避
けることができる。また、機械−電気変換子を実装しな
いので、実装工程に於ける熱や応力を避け、安定した容
量値を得ることができる。
【0086】〈第7の実施の形態〉次に、本発明の第7
の実施の形態を図面を参照にして説明する。図19は本
発明の第7の実施の形態における加速度センサの中心部
での断面を示す断面図である。なお、以下の説明におい
ては、第1の実施の形態と同様のものについては説明を
省略し、相違点を中心に説明する。
【0087】図19に示すように、第1の実施の形態と
同様に構成された機械−電気変換子1は、容器基板部3
2a及び容器蓋部32bで構成され、アルミナを材料と
する容器内に収容されている。容器基板部32aにはサ
ンドブラスト等の方法によって凹部33aが形成されて
おり、容器蓋部32bにも同様に凹部33bが形成され
ている。すなわち、凹部33aの上に機械−電気変換子
1の支持体4a、4b以外の部分が保持された状態で、
機械−電気変換子1の支持体4a、4bが絶縁性接着剤
によって容器基板部32aに固定されている。容器基板
部32aには、同じく凹部33bが形成されたアルミナ
からなる容器蓋部32bが重ねて接着されている。これ
により、機械−電気変換子1の全体が容器基板部32
a、容器蓋部32bによって覆われている。ここで、容
器基板部32a、容器蓋部32bには、機械−電気変換
子1の支持体4a、4b以外の部分が保持される位置に
それぞれ凹部が形成されているので、機械−電気変換子
1が撓む際に機械−電気変換子1が容器基板部32a、
容器蓋部32bに接触することはない。容器基板部32
aの内部には、凹部33a以外の部分に銀−パラジウム
からなる導電層31a、31bが形成されており、導電
層31a、31bの一端は導電性ペースト(図示せず)
を介してそれぞれ機械−電気変換子1の電極3a、3b
に電気的に接続されている。また、容器基板部32a、
容器蓋部32bの両端面には、ニッケルからなる外部電
極9a、9bが形成されており、導電層31a、31b
の他端はそれぞれ外部電極9a、9bに電気的に接続さ
れている。すなわち、機械−電気変換子1の電極3a、
3bは、導電性ペースト及び導電層31a、31bを介
してそれぞれ外部電極9a、9bに電気的に接続されて
いる。これにより、機械−電気変換子1に発生した電荷
を外部に取り出すことができる。
【0088】容器基板部32aの凹部33aには、容量
体34と容量体34の電極となる内部電極35a、35
bを有している。容器基板部32aは、アルミナをサン
ドブラストにより加工して形成されたものである。内部
電極35a、35bは、容器基板部32aで導電層31
a、31bを介して外部電極9a、9bとそれぞれ接続
されている。すなわち、容量体34は機械−電気変換子
1(電極3aと3b)に並列に接続されており、容量体
34の両端電圧によって機械−電気変換子1に加わった
加速度を検出することができるようにされている。容量
体34はマイカ板であり、その厚さは約300μmであ
る。容量体34は固体状であり容器基板部32aや機械
−電気変換子とは別に作製したものであり、容器基板部
32aにマウントする。外部電極9a、9b間の容量値
は容量体34の静電容量と機械−電気変換子1の静電容
量の和であるので、容量体34の静電容量を約90pF
とすると、機械−電気変換子1の容量は10pFである
から、外部電極9a、9b間の容量値は約100pFと
なる。このため、図21と同様な回路を用いた場合、図
3のように、機械−電気変換子の容量と容量体が並列接
続され、FETのゲートには約100pFの容量が接続
されていることになる。以上により、加速度センサ10
5が構成されている。
【0089】また、加速度センサ105の一方の外部電
極9a(又は9b)を接地し、他方の外部電極9b(又
は9a)を電界効果型トランジスタ(FET)のゲート
に接続すれば、図3に示した信号処理回路における加速
度センサS1の静電容量は回路上では見かけ上、容量体
34と機械−電気変換子1の容量の和と同じになる。
【0090】なお、本実施の形態の動作については、基
本的には第1の実施の形態と同じであるので、説明を省
略する。
【0091】図3に示す信号処理回路でRhに10MΩ
の抵抗を用いて、加速度センサ105の出力電圧の周波
数特性を測定した結果、図4に示した出力電圧の周波数
特性と同様の結果を得た。1Gあたりの出力電圧は低く
なったが、図22における100MΩの抵抗を用いた場
合と同様の周波数帯まで一定の出力電圧を得ることがで
きた。これにより、容量体34は低周波側のカットオフ
周波数を低下させる効果を果たしていることが分かる。
この場合、容量体34は加速度センサ105の内部(容
器基板部32aと容器蓋部32bで形成される内部空間
側にある凹部33a)に設けられているので、外部の環
境の変化を直接受けることがなく、安定に機能すると共
に、経時変化も極めて小さい。
【0092】また、機械−電気変換子1を収納する容器
の凹部にチップコンデンサなどの容量体を埋め込む構成
しており、容量体を設けるスペースを小さくでき小型化
が容易に図れと同時に、取扱の容易な既製のチップコン
デンサやバルク型の容量体を用いることができる。
【0093】なお、加速度センサの測定回路は図3に限
るものではなく、たとえばFETの代わりにトランジス
タ回路やオペアンプなどを用いるものでもよい。要する
に加速度センサの容量成分が、入力部のハイパスフィル
タを構成する回路でありさえすれば、同様な効果が得ら
れる。
【0094】以上のように、本実施の形態によれば、上
述した効果に加え、第1の実施の形態と同様の効果が期
待できる。
【0095】なお、本実施の形態においては、容量体3
4の膜厚を約300μmに設定しているが、必ずしもこ
の膜厚に限定されるものではなく、10〜500μmで
あればよい。
【0096】〈第8の実施の形態〉次に、本発明の第8
の実施の形態を図面を参照にして説明する。図20は本
発明の第8の実施の形態における加速度センサの中心部
での断面を示す断面図である。本実施の形態は、第7の
実施の形態において容器基板部32aの内部に設けられ
ていた容量体を、容器蓋部37aの内部に設けたもので
ある。なお、以下の説明においては、第7の実施の形態
と同様のものについては説明を省略し、相違点を中心に
説明する。
【0097】図20に示すように、本実施の形態は、機
械−電気変換子1を実装する容器基板部37aでなく、
機械−電気変換子1を覆う側の容器蓋部37aに容量体
39を設けたものである。容器蓋部37aの内側面にも
導電層36c、36dを形成して、容量体39の内部電
極40a、40bと外部電極9a、9bをそれぞれ接続
する。図19のように、容器基板部32a、すなわちセ
ンサをプリント基板などに直接実装する面に、容量体3
4を設けた場合、半田リフロー時の熱影響を最も受けや
すく、実装するプリント基板の曲がりなどの影響を受け
たりしやすいため、容量値のばらつきや安定性がやや低
くなるが、本実施の形態においては、そのような問題を
避けることができる。また、機械−電気変換子を実装し
ないので、実装工程に於ける熱や応力を避け、安定した
容量値を得ることができる。
【0098】なお、本発明の圧電素子の材料は、上述し
た第1〜第8の実施の形態においては、LiNbO3
あるとして説明したが、必ずしもこれに限定されるもの
ではなく、例えば、タンタル酸リチウム(LiTa
3 )、水晶、ランガサイト型圧電結晶等の他の圧電単
結晶や圧電セラミックスでもよい。ランガサイト型圧電
結晶としては、La3 Ga5 SiO14、La3 Ga5.5
Nb0.5 14、La3 Ga 5.5 Ta0.5 14などがあ
る。
【0099】また、本発明の容器の材料は、上述した第
1〜第8の実施の形態においては、アルミナであるとし
て説明したが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、例えば、ガラス、樹脂、金属等や、圧電素子と同様
にLiNbO3 、LiTaO3、水晶、ランガサイト型
圧電結晶等でもよい。
【0100】また、本発明の電極の材料は、上述した第
1〜第8の実施の形態においては、クロム−金であると
して説明したが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、例えば、クロム、金、銀又は合金材料等でもよい。
【0101】また、本発明の容量体に付随する導電層の
材料は、上述した第1〜第8の実施の形態においては、
銀−パラジウムであるとして説明したが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、例えば、銀、金、金−パラ
ジウム等でもよい。
【0102】また、本発明の容量体の材料は、上述した
第1〜第8の実施の形態においては、チタン酸バリウ
ム、チタン酸鉛もしくはマイカを主成分とする誘電体で
あるとして説明したが、必ずしもこれに限定されるもの
ではなく、例えば、チタン酸バリウム、チタン酸マグネ
シウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、チタン
酸バリウムアンチモン、ジルコン酸鉛、ジルコン酸バリ
ウム、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸鉛、スズ酸バリ
ウム、酸化珪素、マイカ、チッ化珪素、酸化アルミニウ
ム、酸化ジルコン、酸化イットリウム、プラスチックフ
ィルムなどの少なくともいずれかひとつを主成分とする
ものでもよい。チタン酸バリウムにネオジウム、サマリ
ウム、ジルコン、ビスマスを加えたものでもよい。
【0103】また、本発明の圧電素子は、上述した第1
〜第8の実施の形態においては、相対する2つの主面を
有する長方形状の圧電基板2a、2bの主面同士が接合
されて構成されているとして説明したが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、例えば、一枚の板状圧電素
子等であってもよい。要するに、加速度を検知し電気的
な信号を出せるものでありさえすればよい。
【0104】また、本発明の加速度センサの測定回路
は、図3のものに限らず、たとえば、FETの代わりの
トランジスタ回路やオペアンプなどを用いても良い。要
するに加速度センサの容量成分が、入力部のハイパスフ
ィルタを構成する回路であれば同様の効果が得られる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、低周波数領域まで一定の大きさの加速度
に対して一定の出力を得ることのでき、装置自体の小型
化及び低コスト化を達成できる加速度センサ及びその製
造方法を提供することができる。
【0106】すなわち、機械−電気変換子を収容する容
器の一部に容量体を設け、この容量体により、カットオ
フ周波数を小さくすることにより、低周波数領域まで、
一定の大きさの加速度に対して一定の出力を得ることの
できる加速度センサを実現することができる。この場
合、加速度センサに並列に接続される抵抗値の大きい抵
抗体を実装基板に直接実装する必要はないので、当該抵
抗体の実装基板への接続端子等に漏れ電流を防止するた
めのガードリング等の特別の部材を設ける必要がなくな
る。また、加速度センサを含む信号処理回路の部品点数
を削減することができるので、実装面積を小さくして衝
撃検知装置等の小型化を図ることができる。さらに、信
号処理回路に高い抵抗値を有する抵抗体を組み込む必要
がないので、信号処理回路を集積回路化して、回路の小
型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における加速度セン
サを示す分解斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における加速度セン
サの内部を示す平面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における加速度セン
サを用いた場合の信号処理回路。
【図4】図3の信号処理回路を用いて、本発明の第1の
実施の形態における加速度センサの加速度に対する出力
電圧を測定した場合の周波数特性図。
【図5】本発明の第2の実施の形態における加速度セン
サの製造方法を示す工程図(その1)。
【図6】本発明の第2の実施の形態における加速度セン
サの製造方法を示す工程図(その2)。
【図7】本発明の第2の実施の形態における加速度セン
サの製造方法を示す工程図(その3)。
【図8】本発明の第2の実施の形態における加速度セン
サの製造方法を示す工程図(その4)。
【図9】本発明の第2の実施の形態における加速度セン
サの製造方法を示す工程図(その5)。
【図10】本発明の第2の実施の形態における加速度セ
ンサの製造方法を示す工程図(その6)。
【図11】本発明の第2の実施の形態における加速度セ
ンサの製造方法を示す工程図(その7)。
【図12】本発明の第2の実施の形態における加速度セ
ンサの製造方法を示す工程図(その8)。
【図13】本発明の第2の実施の形態における加速度セ
ンサの製造方法を示す工程図(その9)。
【図14】本発明の第3の実施の形態における加速度セ
ンサを示す分解斜視図。
【図15】図14に示された容器蓋部10hを下から見
た平面図。
【図16】本発明の第4の実施の形態における加速度セ
ンサを示す分解斜視図。
【図17】本発明の第5の実施の形態における加速度セ
ンサを示す断面図。
【図18】本発明の第6の実施の形態における加速度セ
ンサを示す断面図。
【図19】本発明の第7の実施の形態における加速度セ
ンサを示す断面図。
【図20】本発明の第8の実施の形態における加速度セ
ンサを示す断面図。
【図21】圧電型加速度センサの信号処理回路の一例を
示す回路図。
【図22】図21の信号処理回路を用いて、加速度に対
する出力電圧を測定した場合の周波数特性図。
【符号の説明】 1 機械−電気変換子 2 圧電素子 2a、2b 圧電基板 3a、3b 電極 4a、4b 支持体 5a、5b 導電性ペースト 7a、7b 導電層 9a、9b 外部電極 10a 容器基板部 10b 容器蓋部 11 凹部 12 容量体 13 基板 14 溝 15 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子と電極とを有する機械−電気変
    換子と、内部に空間を有し前記機械−電気変換子を前記
    空間内で振動可能に支持する容器と、前記容器の一部に
    設けられた容量体とを備え、前記容量体が前記機械−電
    気変換子の出力端子と並列に接続されていることを特徴
    とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記容量体が膜状であることを特徴とす
    る請求項1に記載の加速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記圧電素子は、相対する2つの主面を
    有する少なくとも2つの圧電基板が前記主面のうちのひ
    とつの面同士で接合されたものであり、前記主面のうち
    の接合されてない面に前記電極が形成されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載の加速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記容量体が前記容器の前記内部空間側
    の面に装着されていることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の加速度センサ。
  5. 【請求項5】 前記容量体が前記容器の外側の面に装着
    されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の加速度センサ。
  6. 【請求項6】 前記容量体が前記容器を構成する板部に
    埋め込まれて設けられていることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の加速度センサ。
  7. 【請求項7】 前記容器は少なくとも一つの凹部を有
    し、前記容量体が前記凹部のうち少なくとも一つに設け
    られていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の加速度センサ。
  8. 【請求項8】 前記容器は少なくとも基板部と蓋部から
    構成され、前記容量体が前記基板部に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の加速度
    センサ。
  9. 【請求項9】 前記容器は少なくとも基板部と蓋部から
    構成され、前記容量体が前記蓋部に設けられていること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の加速度セ
    ンサ。
  10. 【請求項10】 前記容量体はチタン酸バリウム、チタ
    ン酸マグネシウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウ
    ム、チタン酸バリウムアンチモン、ジルコン酸鉛、ジル
    コン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸鉛、
    スズ酸バリウム、酸化珪素、マイカ、チッ化珪素、酸化
    アルミニウム、酸化ジルコン、酸化イットリウム、プラ
    スチックフィルムの少なくともいずれかひとつを成分と
    して含む容量体であることを特徴とする請求項1〜9に
    記載の加速度センサ。
  11. 【請求項11】 圧電素子と電極とを有する機械−電気
    変換子と、内部に空間を有し前記機械−電気変換子を前
    記空間内で振動可能に支持する容器と、前記容器の一部
    に設けられた容量体とを備え、前記容量体が前記機械−
    電気変換子の出力端子と並列に接続されている加速度セ
    ンサの製造方法であって、ペースト状の誘電体材料を前
    記容器の一部に印刷した後、所定の温度で焼成して前記
    容量体を形成する工程を含むことを特徴とする加速度セ
    ンサの製造方法。
  12. 【請求項12】 圧電素子と電極とを有する機械−電気
    変換子と、内部に空間を有し前記機械−電気変換子を前
    記空間内で振動可能に支持する容器と、前記容器の一部
    に設けられた容量体とを備え、前記容量体が前記機械−
    電気変換子の出力端子と並列に接続されている加速度セ
    ンサの製造方法であって、固体状の前記容量体を前記容
    器に固定する工程を含むことを特徴とする加速度センサ
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記容量体を形成した後に、前記容器
    に前記機械−電気変換子を実装する工程を含むことを特
    徴とする請求項11または12に記載の加速度センサの
    製造方法。
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