JPH1175995A - テーブル兼用椅子 - Google Patents
テーブル兼用椅子Info
- Publication number
- JPH1175995A JPH1175995A JP24446397A JP24446397A JPH1175995A JP H1175995 A JPH1175995 A JP H1175995A JP 24446397 A JP24446397 A JP 24446397A JP 24446397 A JP24446397 A JP 24446397A JP H1175995 A JPH1175995 A JP H1175995A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- backrest
- link
- slider
- chair
- locking member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Special Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 摺動可能な背凭れがどこに位置していても回
動可能とし、背凭れの回動動作の自由度を向上させる。 【解決手段】 背凭れ2に2つのスライダ25,26を
前後方向に摺動可能に備えたスライド機構30を設け、
一方のスライダ25に支柱3を回動自在に取り付けると
共に他方のスライダ26と支柱3とをこれらに対しそれ
ぞれ回動自在にリンク4で連結し、尚かついずれか一方
のスライダ例えばスライダ26に回動自在な係止部材5
を備えてこの係止部材5で両スライダ25,26を連結
して支柱3及びリンク4との間で固定連鎖を形成するよ
うにし、支柱側スライダ25とリンク側スライダ26と
を互いに自由に摺動させることによって背凭れ2を回動
させると共に支柱側スライダ25とリンク側スライダ2
6とを係止部材5で連結して形成した固定連鎖で背凭れ
2を水平状態に支持しながら背凭れ2を前後方向へ任意
に摺動可能とするようにしている。
動可能とし、背凭れの回動動作の自由度を向上させる。 【解決手段】 背凭れ2に2つのスライダ25,26を
前後方向に摺動可能に備えたスライド機構30を設け、
一方のスライダ25に支柱3を回動自在に取り付けると
共に他方のスライダ26と支柱3とをこれらに対しそれ
ぞれ回動自在にリンク4で連結し、尚かついずれか一方
のスライダ例えばスライダ26に回動自在な係止部材5
を備えてこの係止部材5で両スライダ25,26を連結
して支柱3及びリンク4との間で固定連鎖を形成するよ
うにし、支柱側スライダ25とリンク側スライダ26と
を互いに自由に摺動させることによって背凭れ2を回動
させると共に支柱側スライダ25とリンク側スライダ2
6とを係止部材5で連結して形成した固定連鎖で背凭れ
2を水平状態に支持しながら背凭れ2を前後方向へ任意
に摺動可能とするようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に劇場やホー
ル、会議場などで据え付けられて使用される椅子に関す
る。更に詳述すると、本発明は、背凭れを回動させてほ
ぼ水平状態に倒すことでテーブルとして使用することが
できるテーブル兼用椅子の改良に関する。
ル、会議場などで据え付けられて使用される椅子に関す
る。更に詳述すると、本発明は、背凭れを回動させてほ
ぼ水平状態に倒すことでテーブルとして使用することが
できるテーブル兼用椅子の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】主に劇場やホール、会議場などで据え付
けられて使用される椅子には、メモ台の代わりに可倒式
とした背凭れを後席に座る者のためのテーブルとしても
使用できるようにしたものがある。例えば実公平5−2
5496号には、支柱上の支点を中心として背凭れを回
動させ背凭れの背面の甲板をテーブルとして用いるもの
が挙げられる。この椅子の場合、1つの支点を中心とし
て背凭れを回動させているだけであるため、背凭れを水
平に倒したときの位置が固定される。このため、テーブ
ルとして使用する際の背凭れの位置が消防法上求められ
る必要な通路幅を確保できる位置に定められることか
ら、後席から離れてしまいテーブルとして使い難いもの
である。
けられて使用される椅子には、メモ台の代わりに可倒式
とした背凭れを後席に座る者のためのテーブルとしても
使用できるようにしたものがある。例えば実公平5−2
5496号には、支柱上の支点を中心として背凭れを回
動させ背凭れの背面の甲板をテーブルとして用いるもの
が挙げられる。この椅子の場合、1つの支点を中心とし
て背凭れを回動させているだけであるため、背凭れを水
平に倒したときの位置が固定される。このため、テーブ
ルとして使用する際の背凭れの位置が消防法上求められ
る必要な通路幅を確保できる位置に定められることか
ら、後席から離れてしまいテーブルとして使い難いもの
である。
【0003】そこで、図21から図23に示すように、
回動させた背凭れ102を前後方向へ摺動可能とし、テ
ーブル未使用時には背凭れ102を前方へ移動させて椅
子101の前の通路105の通路幅Lを確保しながら
も、テーブル使用時にはテーブルを後ろへ移動させてテ
ーブルとして使い易くするようにしたものが提案されて
いる(実開平5−29462号)。この椅子101は、
背凭れ102側にボールベアリングスライダ107を介
して背凭れ102の甲板と平行に移動可能なヒンジブラ
ケット108を設けると共に、このヒンジブラケット1
08に支柱103の上端の支点104とリンクアーム1
09の上端とがピン結合されている。また、リンクアー
ム109の下端側が支柱103のガイドプレート11
1,111の間のガイド溝112を上下動するスライド
シャフト113に連結支持されている。そして、背凭れ
102を起立状態にして椅子として使用するときには背
凭れ102をフック(図示省略)でロックし、背凭れ1
02を水平状態にしてテーブルとして使用するときには
スライドシャフト113をガイドプレート111の上端
の傾斜溝部110に嵌合させてロックし、背凭れ102
を起立状態と水平状態との双方で固定される構造とされ
ている。これらロックは、図21に示すように足踏み式
ペダル106の操作により解除ができるように設けられ
ている。
回動させた背凭れ102を前後方向へ摺動可能とし、テ
ーブル未使用時には背凭れ102を前方へ移動させて椅
子101の前の通路105の通路幅Lを確保しながら
も、テーブル使用時にはテーブルを後ろへ移動させてテ
ーブルとして使い易くするようにしたものが提案されて
いる(実開平5−29462号)。この椅子101は、
背凭れ102側にボールベアリングスライダ107を介
して背凭れ102の甲板と平行に移動可能なヒンジブラ
ケット108を設けると共に、このヒンジブラケット1
08に支柱103の上端の支点104とリンクアーム1
09の上端とがピン結合されている。また、リンクアー
ム109の下端側が支柱103のガイドプレート11
1,111の間のガイド溝112を上下動するスライド
シャフト113に連結支持されている。そして、背凭れ
102を起立状態にして椅子として使用するときには背
凭れ102をフック(図示省略)でロックし、背凭れ1
02を水平状態にしてテーブルとして使用するときには
スライドシャフト113をガイドプレート111の上端
の傾斜溝部110に嵌合させてロックし、背凭れ102
を起立状態と水平状態との双方で固定される構造とされ
ている。これらロックは、図21に示すように足踏み式
ペダル106の操作により解除ができるように設けられ
ている。
【0004】この椅子101は、背凭れ102を支柱上
端の支点104を中心に回動させて水平にしたときに、
ガイド溝112内のリンクアーム109の下端を引き上
げてガイドプレート111の上端の傾斜溝部110で固
定して支柱上端の支点104に支持されたヒンジブラケ
ット108の傾きをほぼ水平に保つようにし、該水平ヒ
ンジブラケット108上をボールベアリングスライダ1
07によって背凭れ102を前後方向に摺動可能とされ
ている。
端の支点104を中心に回動させて水平にしたときに、
ガイド溝112内のリンクアーム109の下端を引き上
げてガイドプレート111の上端の傾斜溝部110で固
定して支柱上端の支点104に支持されたヒンジブラケ
ット108の傾きをほぼ水平に保つようにし、該水平ヒ
ンジブラケット108上をボールベアリングスライダ1
07によって背凭れ102を前後方向に摺動可能とされ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の椅
子101によると、背凭れ102を水平にした時にリン
クアーム109やガイドプレート111などのリンク機
構やロック機構などが椅子の背面側に露出してしまう。
このため、椅子としての美観を損ねたり、リンク等に付
着するグリースなどでテーブル使用者の足下を汚してし
まったり、さらにはリンク機構に指や持ち物を誤って挟
んでしまう恐れがある。また、機構が複雑で部品点数が
多くなるため、重量が嵩んだりコスト高となる問題を有
している。更に、ロック解除用ペダル106が椅子10
1の前方を向いて設けられているため、必然的に椅子1
01の前方から背凭れ102の回動操作を行わなければ
ならず、操作が煩わしい場合もある。
子101によると、背凭れ102を水平にした時にリン
クアーム109やガイドプレート111などのリンク機
構やロック機構などが椅子の背面側に露出してしまう。
このため、椅子としての美観を損ねたり、リンク等に付
着するグリースなどでテーブル使用者の足下を汚してし
まったり、さらにはリンク機構に指や持ち物を誤って挟
んでしまう恐れがある。また、機構が複雑で部品点数が
多くなるため、重量が嵩んだりコスト高となる問題を有
している。更に、ロック解除用ペダル106が椅子10
1の前方を向いて設けられているため、必然的に椅子1
01の前方から背凭れ102の回動操作を行わなければ
ならず、操作が煩わしい場合もある。
【0006】そこで本発明は、機構が簡単で部品点数も
少なく、背凭れをテーブルとして使用するときには機構
部分が椅子の背面側に露出しないテーブル兼用椅子を提
供することを目的とする。また、本発明は、摺動可能な
背凭れがどこに位置していても回動可能とし、背凭れの
回動動作の自由度を向上させたテーブル兼用椅子を提供
することを目的とする。さらに本発明は、前方以外から
の回動操作を可能とし、しかも通路を確保し易いテーブ
ル兼用椅子を提供することを目的とする。
少なく、背凭れをテーブルとして使用するときには機構
部分が椅子の背面側に露出しないテーブル兼用椅子を提
供することを目的とする。また、本発明は、摺動可能な
背凭れがどこに位置していても回動可能とし、背凭れの
回動動作の自由度を向上させたテーブル兼用椅子を提供
することを目的とする。さらに本発明は、前方以外から
の回動操作を可能とし、しかも通路を確保し易いテーブ
ル兼用椅子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め請求項1記載の発明は、背凭れの背面の甲板が起立し
た状態からほぼ水平となる位置まで回動可能に前記背凭
れを支柱に取り付け、背凭れを起立状態からほぼ水平状
態に回動させることによって背凭れの甲板をテーブルと
しても使用可能としたテーブル兼用椅子において、背凭
れに2つのスライダを前後方向に摺動可能に備えたスラ
イド機構を設け、2つのスライダの一方に支柱を回動自
在に取り付けると共に他方のスライダと支柱とをこれら
に対しそれぞれ回動自在にリンクで連結し、尚かつ2つ
のスライダのいずれか一方に回動自在に取り付けられ他
方のスライダに対し係合可能であり、他方のスライダに
係合されて両スライダを連結したときに支柱及びリンク
との間で固定連鎖を形成する係止部材を備え、支柱側ス
ライダとリンク側スライダとを係止部材で連結せずに互
いに自由に摺動させることによって背凭れを回動させ、
尚かつ支柱側スライダとリンク側スライダとを係止部材
で連結して得られる固定連鎖で背凭れを水平状態に支持
すると共に該背凭れを前後方向へ任意に摺動可能として
いる。
め請求項1記載の発明は、背凭れの背面の甲板が起立し
た状態からほぼ水平となる位置まで回動可能に前記背凭
れを支柱に取り付け、背凭れを起立状態からほぼ水平状
態に回動させることによって背凭れの甲板をテーブルと
しても使用可能としたテーブル兼用椅子において、背凭
れに2つのスライダを前後方向に摺動可能に備えたスラ
イド機構を設け、2つのスライダの一方に支柱を回動自
在に取り付けると共に他方のスライダと支柱とをこれら
に対しそれぞれ回動自在にリンクで連結し、尚かつ2つ
のスライダのいずれか一方に回動自在に取り付けられ他
方のスライダに対し係合可能であり、他方のスライダに
係合されて両スライダを連結したときに支柱及びリンク
との間で固定連鎖を形成する係止部材を備え、支柱側ス
ライダとリンク側スライダとを係止部材で連結せずに互
いに自由に摺動させることによって背凭れを回動させ、
尚かつ支柱側スライダとリンク側スライダとを係止部材
で連結して得られる固定連鎖で背凭れを水平状態に支持
すると共に該背凭れを前後方向へ任意に摺動可能として
いる。
【0008】したがって、背凭れを起立状態から水平状
態へと回動させると、リンクの回動に伴ってその端部の
リンク側スライダが支柱側スライダへ向かって摺動し、
リンク側スライダと支柱側スライダとの距離が縮まる。
そして、リンク側スライダと支柱側スライダとが所定距
離に接近したときこれらを係止部材が連結し、支柱とリ
ンクと係止部材との間で固定連鎖が形成され、この固定
連鎖に対して背凭れが水平状態に支持されると共に背凭
れがスライド機構を介して前後方向へ任意に摺動可能に
支持される。支柱側スライダとリンク側スライダとが係
止部材で連結されてそれらの間が拘束されている間、背
凭れは水平状態に保たれ、尚かつ自由に前後方向へ摺動
可能である。また係止部材の係合を解除すれば、リンク
と背凭れとが互いに独自に回動することが許容され、背
凭れがどの位置にあってもその位置から回動可能な状態
になる。
態へと回動させると、リンクの回動に伴ってその端部の
リンク側スライダが支柱側スライダへ向かって摺動し、
リンク側スライダと支柱側スライダとの距離が縮まる。
そして、リンク側スライダと支柱側スライダとが所定距
離に接近したときこれらを係止部材が連結し、支柱とリ
ンクと係止部材との間で固定連鎖が形成され、この固定
連鎖に対して背凭れが水平状態に支持されると共に背凭
れがスライド機構を介して前後方向へ任意に摺動可能に
支持される。支柱側スライダとリンク側スライダとが係
止部材で連結されてそれらの間が拘束されている間、背
凭れは水平状態に保たれ、尚かつ自由に前後方向へ摺動
可能である。また係止部材の係合を解除すれば、リンク
と背凭れとが互いに独自に回動することが許容され、背
凭れがどの位置にあってもその位置から回動可能な状態
になる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のテーブル兼用椅子において、スライド機構を、直線
状の長孔を備え背凭れに固着されるブラケットと、支柱
の端部に取り付けられブラケットの長孔に移動可能に係
合するピンを有する支柱側スライダと、ブラケットの長
孔に移動可能に係合するピンを有するリンク側スライダ
とから構成するようにしている。この場合、ブラケット
の長孔とピンとの係合によって支柱側スライダとリンク
側スライダとが共に摺動可能に保持されるので、背凭れ
の支持が確実であると共に支持機構としての剛性も得ら
れる。
載のテーブル兼用椅子において、スライド機構を、直線
状の長孔を備え背凭れに固着されるブラケットと、支柱
の端部に取り付けられブラケットの長孔に移動可能に係
合するピンを有する支柱側スライダと、ブラケットの長
孔に移動可能に係合するピンを有するリンク側スライダ
とから構成するようにしている。この場合、ブラケット
の長孔とピンとの係合によって支柱側スライダとリンク
側スライダとが共に摺動可能に保持されるので、背凭れ
の支持が確実であると共に支持機構としての剛性も得ら
れる。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載のテーブル兼用椅子において、係止部材を伸
縮可能とし、支柱側スライダとリンク側スライダの距離
を可変にして水平状態における背凭れの傾斜角を調整可
能とするようにしている。この場合、背凭れは、係止部
材を伸長させて支点間距離を大きくすれば後側に傾斜
し、係止部材を縮めて支点間距離を小さくすれば前側に
傾斜する。
たは2記載のテーブル兼用椅子において、係止部材を伸
縮可能とし、支柱側スライダとリンク側スライダの距離
を可変にして水平状態における背凭れの傾斜角を調整可
能とするようにしている。この場合、背凭れは、係止部
材を伸長させて支点間距離を大きくすれば後側に傾斜
し、係止部材を縮めて支点間距離を小さくすれば前側に
傾斜する。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1か
ら3のいずれかに記載のテーブル兼用椅子において、係
止部材を回動させるロック解除手段が背凭れの上部に設
けられるようにしている。この場合、ロック解除手段を
上方へ引き上げると、係止部材によるロックが解除され
て背凭れが回動可能となるとともにその引き上げ力がそ
のまま背凭れを回動させる力として利用される。
ら3のいずれかに記載のテーブル兼用椅子において、係
止部材を回動させるロック解除手段が背凭れの上部に設
けられるようにしている。この場合、ロック解除手段を
上方へ引き上げると、係止部材によるロックが解除され
て背凭れが回動可能となるとともにその引き上げ力がそ
のまま背凭れを回動させる力として利用される。
【0012】さらに、請求項5記載の発明は、請求項1
から4のいずれかに記載のテーブル兼用椅子において、
背凭れあるいは固定連鎖を構成するいずれかの部材側に
ガイド部材を、他方にガイド部材に常時付勢されている
付勢レバーを設け、かつガイド部材には付勢レバーを嵌
合させてその位置で背凭れの移動を固定する凹部と付勢
レバーがかかったときに背凭れを一方向に付勢して背凭
れを通路幅を確保する位置まで移動させる分力を発生す
る傾斜部とを備えるようにしている。この場合、後ろの
椅子に接近してテーブルとして使用される背凭れは、付
勢レバーがガイド部材の凹部と係合することによってあ
る程度以上の外力が加わらない限り前後方向へ移動でき
ないため、テーブルとして利用し易いものとなる。また
この状態の背凭れに前方への力を加えると、付勢レバー
と係合部材の凹部との係合が解かれて使用者によって押
されるだけ前方へ移動する。そして、付勢レバーがガイ
ド部材の傾斜部にさしかかると、付勢レバーが傾斜面に
押し付けられて背凭れを前方へ付勢する分力が生じる。
これにより背凭れは外力の付与なく前方へ自動的に移動
する。また背凭れが前端まで移動しても、背凭れは引き
続き前方へ付勢され続けるため、後方へ戻す外力が加わ
らない限り不用意に後方へ移動してしまうことがない。
この前端位置にある背凭れに後方への力を加えると、こ
れまでと反対の動きにより後方位置へ摺動する。
から4のいずれかに記載のテーブル兼用椅子において、
背凭れあるいは固定連鎖を構成するいずれかの部材側に
ガイド部材を、他方にガイド部材に常時付勢されている
付勢レバーを設け、かつガイド部材には付勢レバーを嵌
合させてその位置で背凭れの移動を固定する凹部と付勢
レバーがかかったときに背凭れを一方向に付勢して背凭
れを通路幅を確保する位置まで移動させる分力を発生す
る傾斜部とを備えるようにしている。この場合、後ろの
椅子に接近してテーブルとして使用される背凭れは、付
勢レバーがガイド部材の凹部と係合することによってあ
る程度以上の外力が加わらない限り前後方向へ移動でき
ないため、テーブルとして利用し易いものとなる。また
この状態の背凭れに前方への力を加えると、付勢レバー
と係合部材の凹部との係合が解かれて使用者によって押
されるだけ前方へ移動する。そして、付勢レバーがガイ
ド部材の傾斜部にさしかかると、付勢レバーが傾斜面に
押し付けられて背凭れを前方へ付勢する分力が生じる。
これにより背凭れは外力の付与なく前方へ自動的に移動
する。また背凭れが前端まで移動しても、背凭れは引き
続き前方へ付勢され続けるため、後方へ戻す外力が加わ
らない限り不用意に後方へ移動してしまうことがない。
この前端位置にある背凭れに後方への力を加えると、こ
れまでと反対の動きにより後方位置へ摺動する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて説明する。
実施の形態の一例に基づいて説明する。
【0014】図1から図18に本発明のテーブル兼用椅
子の一実施形態を示す。まず、図1〜図4の全体外観図
並びに図5〜図8の概略機構図に基づいて、本発明を概
略的に説明する。このテーブル兼用椅子1は、背凭れ2
に2つのスライダ25,26を前後方向に摺動可能に備
えたスライド機構30を設け、一方のスライダ25に支
柱3を回動自在に取り付けると共に他方のスライダ26
と支柱3とをリンク4で連結し、支柱側スライダ25と
リンク側スライダ26とを互いに自由に摺動させること
によって背凭れ2を回動させるように設けられている。
背凭れ2は、その背面の甲板2aがほぼ起立した状態
(鉛直状態の他図示の如くやや後ろに傾いた状態までが
含まれる)からほぼ水平状態となる範囲で任意に回動可
能とされ、甲板2aをテーブルとして使用可能とされて
いる。尚、本実施形態では、脚20の設置面21はほぼ
水平であるが、場合によっては傾斜した設置面に据え付
けられることもある。
子の一実施形態を示す。まず、図1〜図4の全体外観図
並びに図5〜図8の概略機構図に基づいて、本発明を概
略的に説明する。このテーブル兼用椅子1は、背凭れ2
に2つのスライダ25,26を前後方向に摺動可能に備
えたスライド機構30を設け、一方のスライダ25に支
柱3を回動自在に取り付けると共に他方のスライダ26
と支柱3とをリンク4で連結し、支柱側スライダ25と
リンク側スライダ26とを互いに自由に摺動させること
によって背凭れ2を回動させるように設けられている。
背凭れ2は、その背面の甲板2aがほぼ起立した状態
(鉛直状態の他図示の如くやや後ろに傾いた状態までが
含まれる)からほぼ水平状態となる範囲で任意に回動可
能とされ、甲板2aをテーブルとして使用可能とされて
いる。尚、本実施形態では、脚20の設置面21はほぼ
水平であるが、場合によっては傾斜した設置面に据え付
けられることもある。
【0015】背凭れ2は図12に示すようなある程度の
厚みと剛性を備える板状の部材であることが好ましい。
本実施形態では角に丸みを付した木製板を用いている
が、材質、形状とも特に限定されるものではない。この
背凭れ2の甲板2aは例えばラッカー仕上げとするなど
してテーブル面としての機能を備えさせ、また前面2b
には、図9や図11に示すように、着座者の背の上半分
を支えるクッション材などで構成されている上背凭れ部
18が形成されている。
厚みと剛性を備える板状の部材であることが好ましい。
本実施形態では角に丸みを付した木製板を用いている
が、材質、形状とも特に限定されるものではない。この
背凭れ2の甲板2aは例えばラッカー仕上げとするなど
してテーブル面としての機能を備えさせ、また前面2b
には、図9や図11に示すように、着座者の背の上半分
を支えるクッション材などで構成されている上背凭れ部
18が形成されている。
【0016】この背凭れ2には前面2bの左右両側にス
ライド機構30が取り付けられている。このスライド機
構30は、本実施形態の場合、長孔6を形成したチャネ
ル状のブラケット7と、支柱3の端部に取り付けられブ
ラケット7の長孔6に移動可能に係合するピン3pを含
む支柱側スライダ25と、支柱3に揺動可能に取り付け
られたリンク4の先端に取り付けられブラケット7の長
孔6に移動可能に係合するピン4pを含むリンク側スラ
イダ26とから構成されている。
ライド機構30が取り付けられている。このスライド機
構30は、本実施形態の場合、長孔6を形成したチャネ
ル状のブラケット7と、支柱3の端部に取り付けられブ
ラケット7の長孔6に移動可能に係合するピン3pを含
む支柱側スライダ25と、支柱3に揺動可能に取り付け
られたリンク4の先端に取り付けられブラケット7の長
孔6に移動可能に係合するピン4pを含むリンク側スラ
イダ26とから構成されている。
【0017】ブラケット7は図13に示すように断面が
一方が長いチャネル状の断面コ形に形成され、図12の
ように左右対称の一対が対称位置に平行に設けられてい
る。また長孔6はその長手方向が背凭れ2の甲板2aあ
るいは前面2bと平行となるようにブラケット7に設け
られている。尚、長孔6は本実施形態の場合、背凭れ2
の甲板2aの前面2b側にビス止めなどで固着された別
部材のチャネル状のブラケット7によって形成されてい
るが、場合によっては背凭れ2を構成する部材そのもの
に形成しても良い。支柱3やリンク4に設けられたピン
3p,4pはこの長孔6を図12や図13のように外側
から嵌入するようにして移動可能に係合している。さら
にそれぞれのピン3p,4pには同軸上にローラ19,
19がそれぞれ設けられてチャネル状のブラケット7の
溝内を転動するように構成されている。また、ローラ1
9の代わりとして例えば長孔6の幅より大きい径のワッ
シャを内側からはめ込み、ピン3p,4pが長孔6から
外れないようにしてもよい。換言すれば、支柱側ピン3
pとリンク側ピン4pとは、各々ローラ19,19を含
んでスライダ25,26を構成し、これら2つのスライ
ダ25,26とブラケット7の長孔6とでスライド機構
30が構成されている。尚、ブラケット7と支柱3のピ
ン3pとは座金36などを介してブラケット7に対しぐ
らつかないようにして摺動可能に取り付けられている。
一方が長いチャネル状の断面コ形に形成され、図12の
ように左右対称の一対が対称位置に平行に設けられてい
る。また長孔6はその長手方向が背凭れ2の甲板2aあ
るいは前面2bと平行となるようにブラケット7に設け
られている。尚、長孔6は本実施形態の場合、背凭れ2
の甲板2aの前面2b側にビス止めなどで固着された別
部材のチャネル状のブラケット7によって形成されてい
るが、場合によっては背凭れ2を構成する部材そのもの
に形成しても良い。支柱3やリンク4に設けられたピン
3p,4pはこの長孔6を図12や図13のように外側
から嵌入するようにして移動可能に係合している。さら
にそれぞれのピン3p,4pには同軸上にローラ19,
19がそれぞれ設けられてチャネル状のブラケット7の
溝内を転動するように構成されている。また、ローラ1
9の代わりとして例えば長孔6の幅より大きい径のワッ
シャを内側からはめ込み、ピン3p,4pが長孔6から
外れないようにしてもよい。換言すれば、支柱側ピン3
pとリンク側ピン4pとは、各々ローラ19,19を含
んでスライダ25,26を構成し、これら2つのスライ
ダ25,26とブラケット7の長孔6とでスライド機構
30が構成されている。尚、ブラケット7と支柱3のピ
ン3pとは座金36などを介してブラケット7に対しぐ
らつかないようにして摺動可能に取り付けられている。
【0018】また2つのスライダ25,26のいずれか
一方には、他方のスライダに係合可能で両スライダを連
結して支柱3及びリンク4との間で固定連鎖を形成する
係止部材5が備えられている。具体的には、リンク4の
ピン4pには、支柱のピン3pとリンク4のピン4pと
を連結して両ピン間距離を一定にする係止部材5が揺動
自在に同軸上に設けられている。この係止部材5は、支
柱3のピン3pと係合したときに支柱3とリンク4との
間で固定連鎖を形成して背凭れ2を水平状態に支持する
と共にブラケット7の長孔6内を両ピン間距離を保持し
たまま摺動可能とし、固定連鎖に対して背凭れ2を前後
方向へ任意に摺動可能としている。ここで、係止部材5
を取り付けるのはリンク側ピン4pに限られず、支柱3
のピン3pに揺動自在に取り付けてリンク4のピン4p
に係合させて支柱3とリンク4とを連結するようにして
も良い。尚、本明細書でいう前方とは着座者が向く方向
のことであり、起立状態にあるときの背凭れ2の前方を
向く面が前面2bである。
一方には、他方のスライダに係合可能で両スライダを連
結して支柱3及びリンク4との間で固定連鎖を形成する
係止部材5が備えられている。具体的には、リンク4の
ピン4pには、支柱のピン3pとリンク4のピン4pと
を連結して両ピン間距離を一定にする係止部材5が揺動
自在に同軸上に設けられている。この係止部材5は、支
柱3のピン3pと係合したときに支柱3とリンク4との
間で固定連鎖を形成して背凭れ2を水平状態に支持する
と共にブラケット7の長孔6内を両ピン間距離を保持し
たまま摺動可能とし、固定連鎖に対して背凭れ2を前後
方向へ任意に摺動可能としている。ここで、係止部材5
を取り付けるのはリンク側ピン4pに限られず、支柱3
のピン3pに揺動自在に取り付けてリンク4のピン4p
に係合させて支柱3とリンク4とを連結するようにして
も良い。尚、本明細書でいう前方とは着座者が向く方向
のことであり、起立状態にあるときの背凭れ2の前方を
向く面が前面2bである。
【0019】この係止部材5は例えば図10に示すよう
に凹部を備えるように鈎状に形成されたフック5aを有
する一対の板状の部材であり、フック5a側が常に支柱
3の端部3aを向くようにしてリンク4の端部4aに回
動自在に設けられている。この係止部材5は、先端のフ
ック5aが支柱3のピン3pと係合することにより、リ
ンク4を回動不能とし、支柱3とリンク4との間で固定
連鎖を構成して背凭れ2を水平状態に支持可能とする。
更にこの係止部材5は図示省略しているばねなどの付勢
手段により図10で矢示する方向へ常時付勢され、ピン
3pとの係合が容易に解除されないように設けられてい
る。また、フック5aの先端には傾斜面5bが形成さ
れ、リンク側スライダ26の接近によって先端がピン3
pに当接したときにその力を係止部材5をピン3pの下
に潜らせる力に変換して自動的にロック可能な構造に設
けられている。この係止部材5は、背凭れ3の左右両側
のリンク側スライダ26にそれぞれ回動自在に取り付け
られ、連結パイプ27で連結されている。したがって、
左右の係止部材5,5は同期して回動する。また、この
連結パイプ27の途中には、ロック解除手段10の操作
ワイヤ10bによって操作される係止部材回動機構28
が設けられている。この係止部材回動機構28は、図1
9に示すように、連結パイプ27に固着されたブラケッ
ト28aと、このブラケット28aに形成された長孔2
8bと、この長孔28b内に前後動可能に支持されてい
るスライダ28cと、該スライダ28cに対し揺動自在
に取り付けられているレバー28dと、このレバー28
dの先端に取り付けられているローラ28e及びローラ
28eが甲板2aから離れる方向(図上時計回転方向)
に常時レバー28dを付勢するコイルばね(図示省略)
とから構成されている。そして、スライダ28cをロッ
ク解除手段10の操作ワイヤ10bで引っ張ることによ
ってレバー28dとローラ28eとを甲板2aから離れ
る図上時計回転方向へと更に付勢する。しかし、ローラ
28eの上にはカバー29等が設けられているため、ロ
ーラ28eは移動できず、相対的にブラケット28a側
を図上時計回転方向へと回転させる。即ち、ブラケット
28aに固着された連結パイプ27を時計回転方向へ回
転させてその両端の係止部材5,5のフック部分5aを
ピン3pから外れる方向へ回動させる。
に凹部を備えるように鈎状に形成されたフック5aを有
する一対の板状の部材であり、フック5a側が常に支柱
3の端部3aを向くようにしてリンク4の端部4aに回
動自在に設けられている。この係止部材5は、先端のフ
ック5aが支柱3のピン3pと係合することにより、リ
ンク4を回動不能とし、支柱3とリンク4との間で固定
連鎖を構成して背凭れ2を水平状態に支持可能とする。
更にこの係止部材5は図示省略しているばねなどの付勢
手段により図10で矢示する方向へ常時付勢され、ピン
3pとの係合が容易に解除されないように設けられてい
る。また、フック5aの先端には傾斜面5bが形成さ
れ、リンク側スライダ26の接近によって先端がピン3
pに当接したときにその力を係止部材5をピン3pの下
に潜らせる力に変換して自動的にロック可能な構造に設
けられている。この係止部材5は、背凭れ3の左右両側
のリンク側スライダ26にそれぞれ回動自在に取り付け
られ、連結パイプ27で連結されている。したがって、
左右の係止部材5,5は同期して回動する。また、この
連結パイプ27の途中には、ロック解除手段10の操作
ワイヤ10bによって操作される係止部材回動機構28
が設けられている。この係止部材回動機構28は、図1
9に示すように、連結パイプ27に固着されたブラケッ
ト28aと、このブラケット28aに形成された長孔2
8bと、この長孔28b内に前後動可能に支持されてい
るスライダ28cと、該スライダ28cに対し揺動自在
に取り付けられているレバー28dと、このレバー28
dの先端に取り付けられているローラ28e及びローラ
28eが甲板2aから離れる方向(図上時計回転方向)
に常時レバー28dを付勢するコイルばね(図示省略)
とから構成されている。そして、スライダ28cをロッ
ク解除手段10の操作ワイヤ10bで引っ張ることによ
ってレバー28dとローラ28eとを甲板2aから離れ
る図上時計回転方向へと更に付勢する。しかし、ローラ
28eの上にはカバー29等が設けられているため、ロ
ーラ28eは移動できず、相対的にブラケット28a側
を図上時計回転方向へと回転させる。即ち、ブラケット
28aに固着された連結パイプ27を時計回転方向へ回
転させてその両端の係止部材5,5のフック部分5aを
ピン3pから外れる方向へ回動させる。
【0020】支柱3は左右対称に固定して設けられた一
対からなり、その上側の端部3aにおいて背凭れ2を回
動自在に支持している。この支柱3は例えば脚20の設
置面21に対し垂直に直立するように設けられるもので
もよいが、本実施形態では図示するようにやや後傾する
ように設け、着座者の背の角度に合うようにしている。
また支柱3の端部3aのピン3pは、図12に示すよう
に内側へ向けて突出し、ブラケット7の長孔6に移動可
能に係合している。この支柱3の中程に設けられる連結
ピン3bには、リンク4の下端が回動可能に取り付けら
れ該連結ピン3bを中心としてリンク4が回動可能とさ
れている。そして支柱3およびリンク4のそれぞれの上
方の端部3a,4aは、背凭れ2側に設けられたブラケ
ット7の長孔6に摺動可能に嵌入されているピン3p,
4pにそれぞれ回動自在に取り付けられている。したが
って図5に示す水平状態の背凭れ2は、長孔6の長さd
1と、支柱側ピン3pおよびリンク側ピン4pの両支点
間距離d2 との差(d1−d2)だけ前後方向へ摺動可能
である。
対からなり、その上側の端部3aにおいて背凭れ2を回
動自在に支持している。この支柱3は例えば脚20の設
置面21に対し垂直に直立するように設けられるもので
もよいが、本実施形態では図示するようにやや後傾する
ように設け、着座者の背の角度に合うようにしている。
また支柱3の端部3aのピン3pは、図12に示すよう
に内側へ向けて突出し、ブラケット7の長孔6に移動可
能に係合している。この支柱3の中程に設けられる連結
ピン3bには、リンク4の下端が回動可能に取り付けら
れ該連結ピン3bを中心としてリンク4が回動可能とさ
れている。そして支柱3およびリンク4のそれぞれの上
方の端部3a,4aは、背凭れ2側に設けられたブラケ
ット7の長孔6に摺動可能に嵌入されているピン3p,
4pにそれぞれ回動自在に取り付けられている。したが
って図5に示す水平状態の背凭れ2は、長孔6の長さd
1と、支柱側ピン3pおよびリンク側ピン4pの両支点
間距離d2 との差(d1−d2)だけ前後方向へ摺動可能
である。
【0021】また背凭れ2にはフックを備える係止部材
8が図10に示すように設けられている。係止部材8は
支点8aを中心として回動可能であり、図示しない付勢
手段により矢示する向きへ付勢されている。またテーブ
ル兼用椅子1の後側にはこの係止部材8のフックと係合
するピン9が図11に示すように設けられている。そこ
で背凭れ2が回動し図2のような起立状態となると、上
述の係止部材・フック8がピン9と係合し背凭れ2は動
かないように起立状態にロックされる。
8が図10に示すように設けられている。係止部材8は
支点8aを中心として回動可能であり、図示しない付勢
手段により矢示する向きへ付勢されている。またテーブ
ル兼用椅子1の後側にはこの係止部材8のフックと係合
するピン9が図11に示すように設けられている。そこ
で背凭れ2が回動し図2のような起立状態となると、上
述の係止部材・フック8がピン9と係合し背凭れ2は動
かないように起立状態にロックされる。
【0022】ロック解除手段10は水平状態あるいは起
立状態にロックされた背凭れ2を回動可能とするための
部材であり、図1に示すように起立状態にある背凭れ2
の上部に設けられている。このロック解除手段10は、
背凭れ2の上部に設けられている取っ手10aと、この
取っ手10aの動きに応じて伸縮される操作ワイヤ10
bとを備え、該ワイヤ10bの動きによってそれぞれの
係止部材5,8を回動させるように設けられている。例
えば、係止部材5については係止部材回動手段28のス
ライダ28cにワイヤ10bが連結され、係止部材8に
ついては支点8aを中心に揺動するフックの反対側にワ
イヤ10bが連結されている。したがって取っ手10a
を引っ張ることによってワイヤ10bを介して係止部材
5,8を同時に回動させることができる。
立状態にロックされた背凭れ2を回動可能とするための
部材であり、図1に示すように起立状態にある背凭れ2
の上部に設けられている。このロック解除手段10は、
背凭れ2の上部に設けられている取っ手10aと、この
取っ手10aの動きに応じて伸縮される操作ワイヤ10
bとを備え、該ワイヤ10bの動きによってそれぞれの
係止部材5,8を回動させるように設けられている。例
えば、係止部材5については係止部材回動手段28のス
ライダ28cにワイヤ10bが連結され、係止部材8に
ついては支点8aを中心に揺動するフックの反対側にワ
イヤ10bが連結されている。したがって取っ手10a
を引っ張ることによってワイヤ10bを介して係止部材
5,8を同時に回動させることができる。
【0023】また図11などに符号22で示すダンパ
は、支柱3とリンク4との間でリンク4と連動して伸縮
し、背凭れ2が復帰する際の勢いを減少させると共にテ
ーブルにする際の動きを助長する働きをする。また符号
23はクッション材などにより形成される下背凭れ部
を、符号24は回動可能に設けられる座をそれぞれ示
す。
は、支柱3とリンク4との間でリンク4と連動して伸縮
し、背凭れ2が復帰する際の勢いを減少させると共にテ
ーブルにする際の動きを助長する働きをする。また符号
23はクッション材などにより形成される下背凭れ部
を、符号24は回動可能に設けられる座をそれぞれ示
す。
【0024】さらに本実施形態のテーブル兼用椅子1に
おいては、背凭れ2を水平状態にしてテーブルとして使
う際に背凭れ2を前方へ付勢して摺動し易いものとし、
椅子間の通路を確保し易くするようにしたアンチパニッ
ク機構が設けられている。本実施形態におけるこのアン
チパニック機構はガイド部材11によって形成されてお
り、このガイド部材11は図10、図12、図14、そ
して図15に示すように板状部材12とローラ13とレ
バー14とを備えている。
おいては、背凭れ2を水平状態にしてテーブルとして使
う際に背凭れ2を前方へ付勢して摺動し易いものとし、
椅子間の通路を確保し易くするようにしたアンチパニッ
ク機構が設けられている。本実施形態におけるこのアン
チパニック機構はガイド部材11によって形成されてお
り、このガイド部材11は図10、図12、図14、そ
して図15に示すように板状部材12とローラ13とレ
バー14とを備えている。
【0025】板状部材12は鋼板によって図示する台形
状に形成され、背凭れ2の前面2bに固着される。本実
施形態では対称に形成された一対の板状部材12,12
が図12のように対称配置されている。この板状部材1
2の縁部には直線部12bとその両端に凹部12aと傾
斜部12cとが滑らかに連続的に形成され、ローラ13
を誘導するようにガイドしている。また、図15に示す
ように板状部材12はワッシャ15を挟んで背凭れ2の
前面2bに取り付けられているため、縁部は背凭れ2か
ら浮いた状態で固定されている。
状に形成され、背凭れ2の前面2bに固着される。本実
施形態では対称に形成された一対の板状部材12,12
が図12のように対称配置されている。この板状部材1
2の縁部には直線部12bとその両端に凹部12aと傾
斜部12cとが滑らかに連続的に形成され、ローラ13
を誘導するようにガイドしている。また、図15に示す
ように板状部材12はワッシャ15を挟んで背凭れ2の
前面2bに取り付けられているため、縁部は背凭れ2か
ら浮いた状態で固定されている。
【0026】ローラ13はレバー14の先端部に回転自
在に設けられ、常に板状部材12の縁部と転がり接触を
するように付勢されながら板状部材12の輪郭に沿って
移動する。ローラ13の形状は特に限られることはない
が、本実施形態では図15に示すように溝を有する段付
き形状に形成され、この溝に板状部材12の縁部を位置
させることによりローラ13が外れ難くなるようにして
いる。
在に設けられ、常に板状部材12の縁部と転がり接触を
するように付勢されながら板状部材12の輪郭に沿って
移動する。ローラ13の形状は特に限られることはない
が、本実施形態では図15に示すように溝を有する段付
き形状に形成され、この溝に板状部材12の縁部を位置
させることによりローラ13が外れ難くなるようにして
いる。
【0027】レバー14は前後方向へ摺動する背凭れ2
を案内する部材であり、例えば本実施形態では図14や
図15に示すようにリンク4の端部4aの内側にコ形の
フレーム16を介し、支点14aを中心として揺動自在
に取り付けられている。またレバー14は付勢手段17
によりローラ13を板状部材12に押し付ける方向へ付
勢されている。付勢手段17は特に限定されないが、本
実施形態では図示するように支点14aを中心に設けら
れたコイルばねが用いられている。
を案内する部材であり、例えば本実施形態では図14や
図15に示すようにリンク4の端部4aの内側にコ形の
フレーム16を介し、支点14aを中心として揺動自在
に取り付けられている。またレバー14は付勢手段17
によりローラ13を板状部材12に押し付ける方向へ付
勢されている。付勢手段17は特に限定されないが、本
実施形態では図示するように支点14aを中心に設けら
れたコイルばねが用いられている。
【0028】このガイド部材11は、図16から図18
に示すように、まず後方へ摺動した水平状態の背凭れ2
は先に図3で示したような状態となり、テーブルとして
利用可能となる。このときのガイド部材11は、図16
に示すようにローラ13が板状部材12の凹部12aに
係合した状態であり、平衡を保つようにして背凭れ2が
前方へ摺動し難くなるようにしている。そしてこの状態
の背凭れ2にある程度以上の前方への力を加えると、ロ
ーラ13と凹部12aとの係合が解かれて背凭れ2が前
方へ移動する。このときローラ13は図17に示すよう
に板状部材12の直線部12bと接触しているので、背
凭れ2は前方へも後方へも特に付勢されていない状態に
ある。そしてローラ13が傾斜部12cにさしかかる位
置までさらに背凭れ2を前方へ移動させると、ローラ1
3が傾斜面に押し付けられるようになり背凭れ2を前方
へ付勢する分力が生じはじめる。これにより背凭れ2は
自動的に前方へ摺動しはじめ、背凭れ2が摺動するのに
伴いローラ13が傾斜部12cに沿って転がり移動す
る。最後は図18のような状態で背凭れ2の摺動が止ま
るが、レバー14は引き続き傾斜部12cと接触して背
凭れ2を前方へ付勢するようにしている。したがって図
4に示す前方位置まで摺動した背凭れ2は、後方への力
を加えない限り自動的に後方へ摺動してしまうようなこ
とがない。なお前方位置にある背凭れ2に後方への力を
加えると、これまでと反対の動きにより背凭れ2が後方
位置へ摺動することはいうまでもない。
に示すように、まず後方へ摺動した水平状態の背凭れ2
は先に図3で示したような状態となり、テーブルとして
利用可能となる。このときのガイド部材11は、図16
に示すようにローラ13が板状部材12の凹部12aに
係合した状態であり、平衡を保つようにして背凭れ2が
前方へ摺動し難くなるようにしている。そしてこの状態
の背凭れ2にある程度以上の前方への力を加えると、ロ
ーラ13と凹部12aとの係合が解かれて背凭れ2が前
方へ移動する。このときローラ13は図17に示すよう
に板状部材12の直線部12bと接触しているので、背
凭れ2は前方へも後方へも特に付勢されていない状態に
ある。そしてローラ13が傾斜部12cにさしかかる位
置までさらに背凭れ2を前方へ移動させると、ローラ1
3が傾斜面に押し付けられるようになり背凭れ2を前方
へ付勢する分力が生じはじめる。これにより背凭れ2は
自動的に前方へ摺動しはじめ、背凭れ2が摺動するのに
伴いローラ13が傾斜部12cに沿って転がり移動す
る。最後は図18のような状態で背凭れ2の摺動が止ま
るが、レバー14は引き続き傾斜部12cと接触して背
凭れ2を前方へ付勢するようにしている。したがって図
4に示す前方位置まで摺動した背凭れ2は、後方への力
を加えない限り自動的に後方へ摺動してしまうようなこ
とがない。なお前方位置にある背凭れ2に後方への力を
加えると、これまでと反対の動きにより背凭れ2が後方
位置へ摺動することはいうまでもない。
【0029】以上のように構成された椅子によると、係
止部材5のフック5aが支柱3の端部3aのピン3pと
係合しているときは、図5に示すように支柱3、リンク
4および係止部材5の3部材により三角形の固定連鎖が
形成されるため、背凭れ2はほぼ水平な状態に保持され
るようにロックされ、その状態のままブラケット7の長
孔6内を前後方向へ摺動可能となる。ここでフック5a
と支柱側のピン3pとの係合を解除すると、背凭れ2は
そのロックが解除されて図6に示すように後方へ回動可
能となり、図7に示す起立状態まで回動する。このとき
長孔6の端面6aが支柱3の端部3aに接触するように
して回動させれば、背凭れ2の重量を端部3aによって
支えながらこの端部3aを中心として回動させることが
できる。また図7の起立状態まで回動した背凭れ2を再
び前方へ回動させれば、図6の傾斜状態を経て図5の水
平状態となることはいうまでもない。
止部材5のフック5aが支柱3の端部3aのピン3pと
係合しているときは、図5に示すように支柱3、リンク
4および係止部材5の3部材により三角形の固定連鎖が
形成されるため、背凭れ2はほぼ水平な状態に保持され
るようにロックされ、その状態のままブラケット7の長
孔6内を前後方向へ摺動可能となる。ここでフック5a
と支柱側のピン3pとの係合を解除すると、背凭れ2は
そのロックが解除されて図6に示すように後方へ回動可
能となり、図7に示す起立状態まで回動する。このとき
長孔6の端面6aが支柱3の端部3aに接触するように
して回動させれば、背凭れ2の重量を端部3aによって
支えながらこの端部3aを中心として回動させることが
できる。また図7の起立状態まで回動した背凭れ2を再
び前方へ回動させれば、図6の傾斜状態を経て図5の水
平状態となることはいうまでもない。
【0030】ここまで述べたのは図5に示すように後方
あるいはその近傍に位置している背凭れ2を回動させる
ときのものであるが、上述のような構成のものであれば
背凭れ2が前方に位置していても回動動作が可能であ
る。すなわち図8に示すように背凭れ2が前方に位置し
ていても、この状態から後方へ回動させて起立状態とす
ることができる。この場合には支柱3の端部3aで背凭
れ2を支えることができないため、例えば作業者が手で
背凭れ2を支え持つようにしながら回動させればよい。
あるいはその近傍に位置している背凭れ2を回動させる
ときのものであるが、上述のような構成のものであれば
背凭れ2が前方に位置していても回動動作が可能であ
る。すなわち図8に示すように背凭れ2が前方に位置し
ていても、この状態から後方へ回動させて起立状態とす
ることができる。この場合には支柱3の端部3aで背凭
れ2を支えることができないため、例えば作業者が手で
背凭れ2を支え持つようにしながら回動させればよい。
【0031】このように前後方向へ摺動可能な背凭れ2
は、前方あるいは後方のどちらに位置していても後方へ
回動させて起立状態とすることができる。またこれだけ
でなく、背凭れ2がこの間のいずれの位置にあっても回
動させることができることはいうまでもない。
は、前方あるいは後方のどちらに位置していても後方へ
回動させて起立状態とすることができる。またこれだけ
でなく、背凭れ2がこの間のいずれの位置にあっても回
動させることができることはいうまでもない。
【0032】したがって、このテーブル兼用椅子1によ
れば、背凭れ2を前方へ回動させてテーブルとして使用
可能であり、しかもこの背凭れ2は水平状態において前
後方向へ摺動可能でるため必要に応じて位置を変えるこ
とができる。したがってテーブルとして使用するときに
は手前に引いて使い易い位置まで移動させることにより
テーブルとしての機能を十分に果たせるようにし、使用
しないときには奧に押して移動させ椅子間の通路を確保
するようにすることができる。
れば、背凭れ2を前方へ回動させてテーブルとして使用
可能であり、しかもこの背凭れ2は水平状態において前
後方向へ摺動可能でるため必要に応じて位置を変えるこ
とができる。したがってテーブルとして使用するときに
は手前に引いて使い易い位置まで移動させることにより
テーブルとしての機能を十分に果たせるようにし、使用
しないときには奧に押して移動させ椅子間の通路を確保
するようにすることができる。
【0033】また例えばテーブルとして使用し終えた背
凭れ2を回動させて再び起立状態に戻すようなとき、本
実施形態のテーブル兼用椅子1では背凭れ2が前方や後
方の位置あるいはその間のいずれの位置に位置していて
も回動操作が可能であるため、煩わしさがなく回動作業
を素早く行うことができる。これは逆の動作によって背
を水平状態に回動させるときも同様であり、起立状態の
背凭れ2を回動させながらいきなり図4のような前方位
置まで移動させることも可能である。
凭れ2を回動させて再び起立状態に戻すようなとき、本
実施形態のテーブル兼用椅子1では背凭れ2が前方や後
方の位置あるいはその間のいずれの位置に位置していて
も回動操作が可能であるため、煩わしさがなく回動作業
を素早く行うことができる。これは逆の動作によって背
を水平状態に回動させるときも同様であり、起立状態の
背凭れ2を回動させながらいきなり図4のような前方位
置まで移動させることも可能である。
【0034】さらに、背凭れ2の上部に取っ手10aを
備えたロック解除手段10を設けたことにより、背凭れ
2を起立状態から水平状態まで回動させるためにこの取
っ手10aを上方に引き上げると、ロックが解除される
と同時にその引き上げ力がそのまま背凭れ2を引き上げ
て回動させる力として利用される。
備えたロック解除手段10を設けたことにより、背凭れ
2を起立状態から水平状態まで回動させるためにこの取
っ手10aを上方に引き上げると、ロックが解除される
と同時にその引き上げ力がそのまま背凭れ2を引き上げ
て回動させる力として利用される。
【0035】また本実施形態ではアンチパニック機構と
してガイド部材11が設けられており、テーブルとして
使用されているときの背凭れ2の平衡状態を保つように
して使い易くなるようにしている。背凭れ2は前方への
ある程度の力によって押し出すことによって後は自動的
に移動するので、例えば背凭れ2をテーブルとして使用
していた者が椅子から立ち上がろうとしたときなどにス
ペースを確保する上で簡便である。さらに、前端へ移動
した背凭れ2がその位置に留まり反動などで戻ってくる
ことがないので、椅子の前後の通路が確実に確保され
る。
してガイド部材11が設けられており、テーブルとして
使用されているときの背凭れ2の平衡状態を保つように
して使い易くなるようにしている。背凭れ2は前方への
ある程度の力によって押し出すことによって後は自動的
に移動するので、例えば背凭れ2をテーブルとして使用
していた者が椅子から立ち上がろうとしたときなどにス
ペースを確保する上で簡便である。さらに、前端へ移動
した背凭れ2がその位置に留まり反動などで戻ってくる
ことがないので、椅子の前後の通路が確実に確保され
る。
【0036】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、スライド機構として事務用机の引き出し
用スライドレール等として一般に利用されているリニア
スライダ30やロッドの周りにベアリングと外筒とを配
置する直動玉軸受(図示省略)等を利用することも可能
である。この場合におけるリニアスライダ30は、図2
0に示すように、背凭れ2の甲板2aの前面2b側にビ
ス止め等により固定された長尺なリップ溝形状のアウタ
ーレール31と、これにリテーナ及び鋼球(図示省略)
を介して摺動可能に嵌合された2つのブラケット付きイ
ンナーレール(以下スライダと呼ぶ)32,33とで構
成されている。前方のスライダ32には支柱3の端部が
ピン3pによって回動自在に連結されている。したがっ
て、背凭れ2は支柱3に連結された前方のスライダ(支
柱側スライダと呼ぶ)32とリンク4に連結された後方
のスライダ(リンク側スライダと呼ぶ)33とで摺動自
在に支持されている。また、前後のスライダ32,33
のいずれか一方、本実施形態ではリンク側スライダ33
に係止部材5が揺動自在に取り付けられている。この係
止部材5は、他方のスライダ即ち支柱側スライダ32と
係合することによって、前後のスライダ32,33を連
結して支柱3及びリンク4との間で固定連鎖を形成す
る。係止部材5は、前述の実施形態と同様にその先端の
凹部5aが支柱側スライダ32のピン3pと嵌合するこ
とによって両スライダ32,33を連結するもので、そ
の構造やロック解除手段10による操作などは同じであ
るのでその詳細な説明は省略する。尚、アウターレール
31の両端には、前後のスライダ32,33が脱落する
のを防止するため、エンドストッパ34,35が設けら
れている。
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、スライド機構として事務用机の引き出し
用スライドレール等として一般に利用されているリニア
スライダ30やロッドの周りにベアリングと外筒とを配
置する直動玉軸受(図示省略)等を利用することも可能
である。この場合におけるリニアスライダ30は、図2
0に示すように、背凭れ2の甲板2aの前面2b側にビ
ス止め等により固定された長尺なリップ溝形状のアウタ
ーレール31と、これにリテーナ及び鋼球(図示省略)
を介して摺動可能に嵌合された2つのブラケット付きイ
ンナーレール(以下スライダと呼ぶ)32,33とで構
成されている。前方のスライダ32には支柱3の端部が
ピン3pによって回動自在に連結されている。したがっ
て、背凭れ2は支柱3に連結された前方のスライダ(支
柱側スライダと呼ぶ)32とリンク4に連結された後方
のスライダ(リンク側スライダと呼ぶ)33とで摺動自
在に支持されている。また、前後のスライダ32,33
のいずれか一方、本実施形態ではリンク側スライダ33
に係止部材5が揺動自在に取り付けられている。この係
止部材5は、他方のスライダ即ち支柱側スライダ32と
係合することによって、前後のスライダ32,33を連
結して支柱3及びリンク4との間で固定連鎖を形成す
る。係止部材5は、前述の実施形態と同様にその先端の
凹部5aが支柱側スライダ32のピン3pと嵌合するこ
とによって両スライダ32,33を連結するもので、そ
の構造やロック解除手段10による操作などは同じであ
るのでその詳細な説明は省略する。尚、アウターレール
31の両端には、前後のスライダ32,33が脱落する
のを防止するため、エンドストッパ34,35が設けら
れている。
【0037】また、本実施形態でのテーブル兼用椅子1
では水平状態にあるときの背凭れ2の傾斜角θ(図9に
表示)は例えば約2度に設定されているが、特にこれに
限定されるものではない。傾斜角θは椅子固有の値とな
るように設定されてもよいし、使用者が自由に再設定可
能となるようにされていても構わない。例えば本実施形
態の係止部材5を伸縮可能とし長さを自由に変えられる
ものとすれば、支柱3の端部3aとリンク4の端部4a
との支点間距離を変化させて背凭れ2の傾斜角θを任意
に変化させることができるようになる。また係止部材5
でなく、例えばリンク4を伸縮可能としても傾斜角θを
変化させることが可能である。
では水平状態にあるときの背凭れ2の傾斜角θ(図9に
表示)は例えば約2度に設定されているが、特にこれに
限定されるものではない。傾斜角θは椅子固有の値とな
るように設定されてもよいし、使用者が自由に再設定可
能となるようにされていても構わない。例えば本実施形
態の係止部材5を伸縮可能とし長さを自由に変えられる
ものとすれば、支柱3の端部3aとリンク4の端部4a
との支点間距離を変化させて背凭れ2の傾斜角θを任意
に変化させることができるようになる。また係止部材5
でなく、例えばリンク4を伸縮可能としても傾斜角θを
変化させることが可能である。
【0038】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように請求項1
記載の発明のテーブル兼用椅子によると、支柱側スライ
ダとリンク側スライダとが係止部材で連結されてそれら
の間が拘束されている間には、背凭れは水平状態に保た
れ尚かつ自由に前後方向へ摺動可能であり、また係止部
材の係合が解除されれば、リンクと背凭れとが互いに独
自に回動することが許容されて背凭れがどの位置にあっ
てもその位置から回動可能な状態になるようにしている
ので、背凭れを引き出してテーブルとして使用する際に
も回動させながら任意の位置に背凭れを直に移動させる
ことができると共に任意の位置から背凭れを立てて椅子
に換えることができる。したがって、椅子を切り換える
際の操作の自由度が高くが使い易さものとなるし、通路
を確保し易い。
記載の発明のテーブル兼用椅子によると、支柱側スライ
ダとリンク側スライダとが係止部材で連結されてそれら
の間が拘束されている間には、背凭れは水平状態に保た
れ尚かつ自由に前後方向へ摺動可能であり、また係止部
材の係合が解除されれば、リンクと背凭れとが互いに独
自に回動することが許容されて背凭れがどの位置にあっ
てもその位置から回動可能な状態になるようにしている
ので、背凭れを引き出してテーブルとして使用する際に
も回動させながら任意の位置に背凭れを直に移動させる
ことができると共に任意の位置から背凭れを立てて椅子
に換えることができる。したがって、椅子を切り換える
際の操作の自由度が高くが使い易さものとなるし、通路
を確保し易い。
【0039】しかも、このテーブル兼用椅子によると、
機構が簡単で部品点数も少ないし、背凭れをテーブルと
して使用するときに機構の大部分が椅子の背面側に露出
しない。さらに本発明のテーブル兼用椅子によると、前
方以外からの回動操作を可能とする。
機構が簡単で部品点数も少ないし、背凭れをテーブルと
して使用するときに機構の大部分が椅子の背面側に露出
しない。さらに本発明のテーブル兼用椅子によると、前
方以外からの回動操作を可能とする。
【0040】さらに請求項2記載の発明のテーブル兼用
椅子によると、ブラケットの長孔とピンとの係合によっ
て支柱側スライダとリンク側スライダとが共に摺動可能
に保持されるので、背凭れの支持が確実であると共に支
持機構としての剛性も得られる上に、デザイン的にもロ
ック解除機構やアンチパニック機構などを隠すことが可
能となり好ましい。
椅子によると、ブラケットの長孔とピンとの係合によっ
て支柱側スライダとリンク側スライダとが共に摺動可能
に保持されるので、背凭れの支持が確実であると共に支
持機構としての剛性も得られる上に、デザイン的にもロ
ック解除機構やアンチパニック機構などを隠すことが可
能となり好ましい。
【0041】さらに請求項3記載の発明のテーブル兼用
椅子によると、係止部材を伸縮させることによって、支
柱とリンクとの間の支点間距離を変化させて固定連鎖の
傾きを調整できるので、背凭れを水平状態だけでなく必
要に応じて前傾あるいは後傾させることができる。した
がって、椅子の施工上の問題、例えば据付け時に基礎・
床面の水準が狂っている場合などにテーブルとした際の
傾きを調整することでその狂いを吸収したり、あいるは
テーブル面の傾きを使用者の好みの角度に調整すること
ができる。
椅子によると、係止部材を伸縮させることによって、支
柱とリンクとの間の支点間距離を変化させて固定連鎖の
傾きを調整できるので、背凭れを水平状態だけでなく必
要に応じて前傾あるいは後傾させることができる。した
がって、椅子の施工上の問題、例えば据付け時に基礎・
床面の水準が狂っている場合などにテーブルとした際の
傾きを調整することでその狂いを吸収したり、あいるは
テーブル面の傾きを使用者の好みの角度に調整すること
ができる。
【0042】また請求項4記載の発明のテーブル兼用椅
子によると、背凭れの上部のロック解除手段を引き上げ
てブラケットの長孔内の支柱のピンとリンクのピンとの
連結を解除すると共にその引き上げ力をそのまま背凭れ
を回動させる力として利用することができるので、テー
ブルへの切り替え作業が容易となる。また、ロック解除
手段は椅子の前方からだけでなく、側方あるいは後方か
らも操作可能であるため、操作の際の煩わしさを少くす
ることができる。
子によると、背凭れの上部のロック解除手段を引き上げ
てブラケットの長孔内の支柱のピンとリンクのピンとの
連結を解除すると共にその引き上げ力をそのまま背凭れ
を回動させる力として利用することができるので、テー
ブルへの切り替え作業が容易となる。また、ロック解除
手段は椅子の前方からだけでなく、側方あるいは後方か
らも操作可能であるため、操作の際の煩わしさを少くす
ることができる。
【0043】さらに請求項5記載の発明のテーブル兼用
椅子によると、背凭れが後ろの椅子に接近してテーブル
として使用される場合には、付勢レバーがガイド部材の
凹部と係合することによってある程度以上の外力が加わ
らない限り前後方向へ移動できないため、テーブルとし
て利用し易いものとなる。またこの状態の背凭れに前方
への力を加えると、付勢レバーと係合部材の凹部との係
合が解かれて使用者によって押されるだけ前方へ移動す
るので、容易に椅子の前に通路を確保できる。しかも、
付勢レバーがガイド部材の傾斜部にさしかかると、付勢
レバーが傾斜面に押し付けられて背凭れを前方へ付勢す
る分力が生じるため、最後まで押さなくとも前端まで自
動的に移動させ、所望の通路幅を確保し得る。また前端
において背凭れは引き続き前方へ付勢され続けるため、
後方へ戻す外力が加わらない限り不用意に後方へ移動し
てしまうことがない。このため、背凭れを前方へ押し出
した際の反動などによって背凭れが後方へ戻ることが無
く、通路の確保が確実にできる。
椅子によると、背凭れが後ろの椅子に接近してテーブル
として使用される場合には、付勢レバーがガイド部材の
凹部と係合することによってある程度以上の外力が加わ
らない限り前後方向へ移動できないため、テーブルとし
て利用し易いものとなる。またこの状態の背凭れに前方
への力を加えると、付勢レバーと係合部材の凹部との係
合が解かれて使用者によって押されるだけ前方へ移動す
るので、容易に椅子の前に通路を確保できる。しかも、
付勢レバーがガイド部材の傾斜部にさしかかると、付勢
レバーが傾斜面に押し付けられて背凭れを前方へ付勢す
る分力が生じるため、最後まで押さなくとも前端まで自
動的に移動させ、所望の通路幅を確保し得る。また前端
において背凭れは引き続き前方へ付勢され続けるため、
後方へ戻す外力が加わらない限り不用意に後方へ移動し
てしまうことがない。このため、背凭れを前方へ押し出
した際の反動などによって背凭れが後方へ戻ることが無
く、通路の確保が確実にできる。
【図1】本発明のテーブル兼用椅子の一実施形態を示す
側面図である。
側面図である。
【図2】背凭れが起立状態にあるテーブル兼用椅子を示
す側面図である。
す側面図である。
【図3】背凭れが水平状態にあるテーブル兼用椅子を示
す側面図である。
す側面図である。
【図4】水平状態の背凭れが前方に摺動した様子を示す
側面図である。
側面図である。
【図5】水平状態にある背凭れの支持状態を示す概略図
である。
である。
【図6】傾斜した状態にある背凭れの支持状態を示す概
略図である。
略図である。
【図7】起立状態にある背凭れの支持状態を示す概略図
である。
である。
【図8】背凭れやリンクなどの動きを示す概略図であ
る。
る。
【図9】テーブル兼用椅子の上部の構成を示す部分側面
図である。
図である。
【図10】テーブル兼用椅子の上部内部の構成を示す側
面図である。
面図である。
【図11】テーブル兼用椅子の支柱を中心とした構成を
示す部分側面図である。
示す部分側面図である。
【図12】背凭れの前面における構成を示す図である。
【図13】ブラケットとピンとの関係を示す部分断面図
である。
である。
【図14】ガイド部材の構成を示す部分平面図である。
【図15】ガイド部材の構成を示す部分正面図である。
【図16】ガイド部材のローラと板状部材が係合してい
る様子を示す概略図である。
る様子を示す概略図である。
【図17】背凭れが摺動しているときのガイド部材の様
子を示す概略図である。
子を示す概略図である。
【図18】背凭れがガイド部材により付勢されている様
子を示す概略図である。
子を示す概略図である。
【図19】係止部材回動機構の一例示す側面図である。
【図20】本発明のテーブル兼用椅子の他の実施形態を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図21】従来のテーブル兼用椅子の背凭れを回動させ
る様子を示す側面図である。
る様子を示す側面図である。
【図22】図21のテーブル兼用椅子の前後配置を示す
側面図である。
側面図である。
【図23】図21のテーブル兼用椅子の機構図である。
1 テーブル兼用椅子 2 背凭れ 2a 甲板 3 支柱 3a 端部 3p ピン 4 リンク 4a 端部 4p ピン 5 係止部材 6 長孔 7 ブラケット 10 ロック解除手段 11 ガイド部材 12 板状部材 12a 凹部 12c 傾斜部 13 ローラ 14 レバー 17 付勢手段 20 脚 25 支柱側スライダ 26 リンク側スライダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正田 賢志 愛知県名古屋市昭和区福江一丁目22−16
Claims (5)
- 【請求項1】 背凭れの背面の甲板が起立した状態から
ほぼ水平となる位置まで回動可能に前記背凭れを支柱に
取り付け、前記背凭れを起立状態からほぼ水平状態に回
動させることによって前記背凭れの甲板をテーブルとし
ても使用可能としたテーブル兼用椅子において、前記背
凭れに2つのスライダを前後方向に摺動可能に備えたス
ライド機構を設け、前記2つのスライダの一方に前記支
柱を回動自在に取り付けると共に他方のスライダと前記
支柱とをこれらに対しそれぞれ回動自在にリンクで連結
し、尚かつ前記2つのスライダのいずれか一方に回動自
在に取り付けられ他方のスライダに対し係合可能であ
り、前記他方のスライダに係合されて両スライダを連結
したときに前記支柱及びリンクとの間で固定連鎖を形成
する係止部材を備え、前記支柱側スライダと前記リンク
側スライダとを前記係止部材で連結せずに互いに自由に
摺動させることによって前記背凭れを回動させ、尚かつ
前記支柱側スライダとリンク側スライダとを前記係止部
材で連結して得られる前記固定連鎖で前記背凭れを水平
状態に支持すると共に該背凭れを前後方向へ任意に摺動
可能としたことを特徴とするテーブル兼用椅子。 - 【請求項2】 前記スライド機構は、直線状の長孔を備
え前記背凭れに固着されるブラケットと、前記支柱の端
部に取り付けられ前記ブラケットの長孔に移動可能に係
合するピンを有する支柱側スライダと、前記ブラケット
の長孔に移動可能に係合するピンを有するリンク側スラ
イダとから成ることを特徴とする請求項1記載のテーブ
ル兼用椅子。 - 【請求項3】 前記係止部材を伸縮可能とし、前記支柱
側スライダと前記リンク側スライダとの距離を可変にし
て水平状態における前記背凭れの傾斜角を調整可能とし
たことを特徴とする請求項1または2記載のテーブル兼
用椅子。 - 【請求項4】 前記係止部材を回動させるロック解除手
段が前記背凭れの上部に設けられていることを特徴とす
る請求項1から3のいずれかに記載のテーブル兼用椅
子。 - 【請求項5】 前記背凭れあるいは前記固定連鎖を構成
するいずれかの部材側にガイド部材を、他方に前記ガイ
ド部材に常時付勢されている付勢レバーを設け、かつ前
記ガイド部材には前記付勢レバーを嵌合させてその位置
で前記背凭れの移動を固定する凹部と前記付勢レバーが
かかったときに前記背凭れを一方向に付勢して前記背凭
れを通路幅を確保する位置まで移動させる分力を発生す
る傾斜部とを備えたことを特徴とする請求項1から4の
いずれかに記載のテーブル兼用椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24446397A JPH1175995A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | テーブル兼用椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24446397A JPH1175995A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | テーブル兼用椅子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1175995A true JPH1175995A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17119029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24446397A Pending JPH1175995A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | テーブル兼用椅子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1175995A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200455391Y1 (ko) | 2009-07-31 | 2011-09-07 | 심가영 | 다용도 의자 |
-
1997
- 1997-09-09 JP JP24446397A patent/JPH1175995A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200455391Y1 (ko) | 2009-07-31 | 2011-09-07 | 심가영 | 다용도 의자 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040714 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060110 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060118 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060607 |