JPH1177533A - 研削装置 - Google Patents
研削装置Info
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- JPH1177533A JPH1177533A JP23999497A JP23999497A JPH1177533A JP H1177533 A JPH1177533 A JP H1177533A JP 23999497 A JP23999497 A JP 23999497A JP 23999497 A JP23999497 A JP 23999497A JP H1177533 A JPH1177533 A JP H1177533A
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- optical glass
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Landscapes
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被研削物に対する形状創成と同時に研削面の
鏡面化を行う。 【解決手段】 光学ガラス素材1をW軸本体部2でW軸
モータ3により回転可能に保持する。また、導電性を有
する研削砥石21をW軸本体部22にW軸モータ23に
より回転可能に保持し、光学ガラス素材1に創成する球
面13の球心Oを中心として回動自在とする。研削砥石
21の近傍には電気泳動現象用電極31を設け、研削液
供給装置39からノズル37を介し、マイナスに帯電し
た研磨用微粒子を含む研磨液を前記電極31と研削砥石
21の間に供給する。電源35により前記電極31を陰
極とし、研削砥石21を陽極とすべく電圧を印加し、マ
イナスに帯電している研磨用微粒子を電気泳動現象を利
用して、研削砥石21に付着する。
鏡面化を行う。 【解決手段】 光学ガラス素材1をW軸本体部2でW軸
モータ3により回転可能に保持する。また、導電性を有
する研削砥石21をW軸本体部22にW軸モータ23に
より回転可能に保持し、光学ガラス素材1に創成する球
面13の球心Oを中心として回動自在とする。研削砥石
21の近傍には電気泳動現象用電極31を設け、研削液
供給装置39からノズル37を介し、マイナスに帯電し
た研磨用微粒子を含む研磨液を前記電極31と研削砥石
21の間に供給する。電源35により前記電極31を陰
極とし、研削砥石21を陽極とすべく電圧を印加し、マ
イナスに帯電している研磨用微粒子を電気泳動現象を利
用して、研削砥石21に付着する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学ガラス素材の
研削装置に関する。
研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学ガラス素材を研削する装置と
しては、特公平8―5011号公報に開示されており、
その装置を図10に示す。
しては、特公平8―5011号公報に開示されており、
その装置を図10に示す。
【0003】この装置は、少なくともスパークアウト時
に砥石を電解でドレッシングし、光学ガラス素子の研削
を行う装置であり、被研削物としての光学ガラス素材9
0は、ワーク軸本体部91にワークホルダ92を介して
回転自在に保持されている。一方、導電性を有するボン
ドで構成された砥石93が、光学ガラス素材90の加工
面90aに対向するように、砥石軸94によって回転自
在に保持されている。前記砥石93の研削面93aと対
向するように、電解ドレッシング用電極95がワークホ
ルダ92の外周部に配設されている。また、電解ドレッ
シング用電極95を陰極とし、かつ砥石93を陽極とし
て電圧を印加する電源96が設けられるとともに、電解
ドレッシング用電極95と砥石93の間に弱電性クーラ
ントを供給する供給装置97が設けられている。
に砥石を電解でドレッシングし、光学ガラス素子の研削
を行う装置であり、被研削物としての光学ガラス素材9
0は、ワーク軸本体部91にワークホルダ92を介して
回転自在に保持されている。一方、導電性を有するボン
ドで構成された砥石93が、光学ガラス素材90の加工
面90aに対向するように、砥石軸94によって回転自
在に保持されている。前記砥石93の研削面93aと対
向するように、電解ドレッシング用電極95がワークホ
ルダ92の外周部に配設されている。また、電解ドレッ
シング用電極95を陰極とし、かつ砥石93を陽極とし
て電圧を印加する電源96が設けられるとともに、電解
ドレッシング用電極95と砥石93の間に弱電性クーラ
ントを供給する供給装置97が設けられている。
【0004】前記装置によれば、少なくともスパークア
ウト時に光学ガラス素材90を研削中の砥石93の研削
面93aを電解ドレッシングすることにより、研削面9
3aの目立てを行うとともに、研削面93aと光学ガラ
ス素材90の加工面90aとの間隔を一定とするもので
ある。
ウト時に光学ガラス素材90を研削中の砥石93の研削
面93aを電解ドレッシングすることにより、研削面9
3aの目立てを行うとともに、研削面93aと光学ガラ
ス素材90の加工面90aとの間隔を一定とするもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の研削装
置では、電解ドレッシング方法に適した構成となってお
り、本発明が提案する電気泳動現象を利用することで研
磨材を付着させて加工を行う研削方法には不向きであ
る。
置では、電解ドレッシング方法に適した構成となってお
り、本発明が提案する電気泳動現象を利用することで研
磨材を付着させて加工を行う研削方法には不向きであ
る。
【0006】すなわち、従来の研削装置は、公知の球面
創成装置に、電解ドレッシングをスパークアウト時に行
うための機能を付加している。つまり、砥石93が光学
ガラス素材90に対して切り込みを行った後、その位置
を保持したまま、すなわち切り込みを与えないスパーク
アウトの状態で、砥石93の研削面93aに電解をか
け、研削面93aの目立てであるドレッシングを行うよ
うな構成となっている。そのため、切り込みを行った光
学ガラス素材90の加工面90aには、別途研磨加工を
施す必要がある。
創成装置に、電解ドレッシングをスパークアウト時に行
うための機能を付加している。つまり、砥石93が光学
ガラス素材90に対して切り込みを行った後、その位置
を保持したまま、すなわち切り込みを与えないスパーク
アウトの状態で、砥石93の研削面93aに電解をか
け、研削面93aの目立てであるドレッシングを行うよ
うな構成となっている。そのため、切り込みを行った光
学ガラス素材90の加工面90aには、別途研磨加工を
施す必要がある。
【0007】そのため、従来の研削装置において、電気
泳動現象を利用して砥石93の研削面93aである切り
込みを行う部分に集中的に電解をかけて研磨材を付着さ
せるためには、電解ドレッシングのように、砥石93を
電気分解により溶出させ、砥粒の目立てを行うのではな
く、砥石93に研磨材である砥粒を電気的に付着させる
必要がある。しかし、砥石93が切り込みを行う部分で
は、切り込みに伴う研削力(砥石93が光学ガラス素材
90を削る際に生ずる力)が、電気的な付着力(吸着
力)よりもはるかに大きいため、砥粒の付着が十分に得
られない問題がある。
泳動現象を利用して砥石93の研削面93aである切り
込みを行う部分に集中的に電解をかけて研磨材を付着さ
せるためには、電解ドレッシングのように、砥石93を
電気分解により溶出させ、砥粒の目立てを行うのではな
く、砥石93に研磨材である砥粒を電気的に付着させる
必要がある。しかし、砥石93が切り込みを行う部分で
は、切り込みに伴う研削力(砥石93が光学ガラス素材
90を削る際に生ずる力)が、電気的な付着力(吸着
力)よりもはるかに大きいため、砥粒の付着が十分に得
られない問題がある。
【0008】本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、被研削物に対する形状創成と同時に研
削面の鏡面化が可能な研削装置を提供することを目的と
する。
なされたもので、被研削物に対する形状創成と同時に研
削面の鏡面化が可能な研削装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明に係る研削装置は、砥石で光学ガラス素
材を研削する研削装置において、導電性を有する前記砥
石と、前記砥石を保持する手段と、前記砥石の近傍に設
けられた電気泳動現象用電極と、前記電極を陰極とし、
前記砥石を陽極として電圧を印加する電源と、前記電極
と前記砥石との間に、マイナスに帯電した研磨用微粒子
を含む研磨液を供給する研磨液供給手段と、前記光学ガ
ラス素材を保持する手段と、前記光学ガラス素材に創成
すべき面の形状に沿って、前記砥石または前記光学ガラ
ス素材若しくは前記砥石と前記光学ガラス素材を同時に
移動させる手段とを具備するものである。
に、第1の発明に係る研削装置は、砥石で光学ガラス素
材を研削する研削装置において、導電性を有する前記砥
石と、前記砥石を保持する手段と、前記砥石の近傍に設
けられた電気泳動現象用電極と、前記電極を陰極とし、
前記砥石を陽極として電圧を印加する電源と、前記電極
と前記砥石との間に、マイナスに帯電した研磨用微粒子
を含む研磨液を供給する研磨液供給手段と、前記光学ガ
ラス素材を保持する手段と、前記光学ガラス素材に創成
すべき面の形状に沿って、前記砥石または前記光学ガラ
ス素材若しくは前記砥石と前記光学ガラス素材を同時に
移動させる手段とを具備するものである。
【0010】また、第2の発明に係る研削装置は、第1
の発明に係る研削装置において、前記砥石を保持する手
段は、砥石を進退自在かつ回転自在に保持する手段を備
えるとともに、前記光学ガラス素材を保持する手段は、
前記光学ガラス素材を進退自在かつ回転自在に保持する
手段を備えるものである。
の発明に係る研削装置において、前記砥石を保持する手
段は、砥石を進退自在かつ回転自在に保持する手段を備
えるとともに、前記光学ガラス素材を保持する手段は、
前記光学ガラス素材を進退自在かつ回転自在に保持する
手段を備えるものである。
【0011】さらに、第3の発明に係る研削装置は、第
1の発明に係る研削装置において、前記砥石は、前記光
学ガラス素材を切り込む面と、前記研磨用微粒子を電気
泳動現象を利用して付着させるとともに、前記付着させ
た研磨用微粒子により、前記切り込む面で切り込んだ光
学ガラス素材の面を鏡面化する面とを有するものであ
る。
1の発明に係る研削装置において、前記砥石は、前記光
学ガラス素材を切り込む面と、前記研磨用微粒子を電気
泳動現象を利用して付着させるとともに、前記付着させ
た研磨用微粒子により、前記切り込む面で切り込んだ光
学ガラス素材の面を鏡面化する面とを有するものであ
る。
【0012】そして、第4の発明に係る研削装置は、第
1の発明に係る研削装置において、前記研磨用微粒子
は、シリカまたは酸化セリウムとしたものである。
1の発明に係る研削装置において、前記研磨用微粒子
は、シリカまたは酸化セリウムとしたものである。
【0013】すなわち、第1の発明に係る研削装置は、
導電性を有する砥石を陽極とし、電気泳動現象用電極を
陰極とし、砥石と電極の間にマイナスに帯電した研磨用
微粒子を含む研磨液を研磨液供給手段から供給すること
で、研磨用微粒子を電気泳動現象を利用して砥石に付着
させつつ、光学ガラス素材に創成すべき面の形状に沿っ
て、砥石または前記光学ガラス素材若しくは前記砥石と
前記光学ガラス素材を同時に移動させることによって、
光学ガラス素材に面形状を創成しつつ、同時に創成した
面を研磨する。
導電性を有する砥石を陽極とし、電気泳動現象用電極を
陰極とし、砥石と電極の間にマイナスに帯電した研磨用
微粒子を含む研磨液を研磨液供給手段から供給すること
で、研磨用微粒子を電気泳動現象を利用して砥石に付着
させつつ、光学ガラス素材に創成すべき面の形状に沿っ
て、砥石または前記光学ガラス素材若しくは前記砥石と
前記光学ガラス素材を同時に移動させることによって、
光学ガラス素材に面形状を創成しつつ、同時に創成した
面を研磨する。
【0014】また、第2の発明に係る研削装置は、砥石
を進退自在かつ回転自在に保持する手段を備えるととも
に、前記光学ガラス素材を進退自在かつ回転自在に保持
する手段を備えることで、創成する面形状の曲率半径を
任意に変えるとともに、研削して得られる肉厚を任意に
変える。
を進退自在かつ回転自在に保持する手段を備えるととも
に、前記光学ガラス素材を進退自在かつ回転自在に保持
する手段を備えることで、創成する面形状の曲率半径を
任意に変えるとともに、研削して得られる肉厚を任意に
変える。
【0015】さらに、第3の発明に係る研削装置は、砥
石が光学ガラス素材を切り込む面を備え、かつ研磨用微
粒子を電気泳動現象を利用して付着させる面を備え、前
記切り込む面で切り込んだ光学ガラス素材の面を、研磨
用微粒子を付着させる面で鏡面化する。
石が光学ガラス素材を切り込む面を備え、かつ研磨用微
粒子を電気泳動現象を利用して付着させる面を備え、前
記切り込む面で切り込んだ光学ガラス素材の面を、研磨
用微粒子を付着させる面で鏡面化する。
【0016】そして、第4の発明に係る研削装置は、前
記研磨用微粒子をシリカまたは酸化セリウムとし、この
研磨用微粒子を砥石に付着させて光学ガラス素材の研削
加工を行う。
記研磨用微粒子をシリカまたは酸化セリウムとし、この
研磨用微粒子を砥石に付着させて光学ガラス素材の研削
加工を行う。
【0017】まず、本発明の具体的な実施の形態を説明
する前に、本発明に係る研削装置の基本的な構成および
その作用について図1を用いて説明する。
する前に、本発明に係る研削装置の基本的な構成および
その作用について図1を用いて説明する。
【0018】本研削装置の基台(図示省略)上には、被
研削物である光学ガラス素材1がW軸本体部2に回転可
能に保持され、W軸モータ3によりワーク軸であるW軸
4まわりに回転されるようになっている。W軸4は、光
学ガラス素材1に創成する球面13の球心Oを通るよう
に設定されており、光学ガラス素材1は図示を省略した
手段によりW軸4に沿って進退自在となっている。この
進退移動が切り込み量設定軸Xとなり、この移動量を制
御することで光学ガラス素材1に創成する球面形状の位
置を決め、創成して得られる最終的な光学ガラス素子の
厚さを決めることができる。W軸本体部2は、装置の基
台上に固定またはW軸4方向に移動自在に設けられてい
る。また、W軸本体部2は、光学ガラス素材1に創成す
べき球面13の形状に沿って光学ガラス素材1を移動す
べく、球面13の球心Oを中心にして移動する手段に設
けてもよい。
研削物である光学ガラス素材1がW軸本体部2に回転可
能に保持され、W軸モータ3によりワーク軸であるW軸
4まわりに回転されるようになっている。W軸4は、光
学ガラス素材1に創成する球面13の球心Oを通るよう
に設定されており、光学ガラス素材1は図示を省略した
手段によりW軸4に沿って進退自在となっている。この
進退移動が切り込み量設定軸Xとなり、この移動量を制
御することで光学ガラス素材1に創成する球面形状の位
置を決め、創成して得られる最終的な光学ガラス素子の
厚さを決めることができる。W軸本体部2は、装置の基
台上に固定またはW軸4方向に移動自在に設けられてい
る。また、W軸本体部2は、光学ガラス素材1に創成す
べき球面13の形状に沿って光学ガラス素材1を移動す
べく、球面13の球心Oを中心にして移動する手段に設
けてもよい。
【0019】また、装置の基台上には、導電性を有する
砥石である研削砥石21がT軸本体部22に回転可能に
保持され、T軸モータ23により砥石軸であるT軸24
まわりに回転されるようになっている。T軸24は、前
記球心Oを通るように設定されており、研削砥石21は
図示を省略した手段によりT軸24に沿って進退自在と
なっている。この進退移動が曲率半径設定軸SRとな
り、この移動量を制御することにより創成する球面13
の曲率半径Rの設定を可能にしている。T軸本体部22
には、装置の基台上で前記球心Oを中心にして研削砥石
21を光学ガラス素材1に創成すべき球面13の形状に
沿って移動(回動)させる手段としての、円弧動作用モ
ータが設けられている。研削砥石21には、研削砥石2
1を球心Oを中心にして矢印θの方向に回動することで
光学ガラス素材1に所望する球面13の形状に光学ガラ
ス素材1の外周面14から円弧切り込みを行う砥石側面
25と、円弧切り込みにより創成して得られる球面13
を創成と同時に研磨する砥石正面26が設けられてい
る。
砥石である研削砥石21がT軸本体部22に回転可能に
保持され、T軸モータ23により砥石軸であるT軸24
まわりに回転されるようになっている。T軸24は、前
記球心Oを通るように設定されており、研削砥石21は
図示を省略した手段によりT軸24に沿って進退自在と
なっている。この進退移動が曲率半径設定軸SRとな
り、この移動量を制御することにより創成する球面13
の曲率半径Rの設定を可能にしている。T軸本体部22
には、装置の基台上で前記球心Oを中心にして研削砥石
21を光学ガラス素材1に創成すべき球面13の形状に
沿って移動(回動)させる手段としての、円弧動作用モ
ータが設けられている。研削砥石21には、研削砥石2
1を球心Oを中心にして矢印θの方向に回動することで
光学ガラス素材1に所望する球面13の形状に光学ガラ
ス素材1の外周面14から円弧切り込みを行う砥石側面
25と、円弧切り込みにより創成して得られる球面13
を創成と同時に研磨する砥石正面26が設けられてい
る。
【0020】研削砥石21の近傍である砥石正面26の
対向位置には、電気泳動現象用電極31が設けられてい
る。この電気泳動現象用電極31は、この電極31を陰
極とし研削砥石21を陽極として電圧を印加する電源と
しての直流やパルス波などの電源35の(―)側に接続
されている。電源35の(+)側には、研削砥石21に
接するブラシ36が接続されている。
対向位置には、電気泳動現象用電極31が設けられてい
る。この電気泳動現象用電極31は、この電極31を陰
極とし研削砥石21を陽極として電圧を印加する電源と
しての直流やパルス波などの電源35の(―)側に接続
されている。電源35の(+)側には、研削砥石21に
接するブラシ36が接続されている。
【0021】また、研磨用微粒子を含む研磨液を供給す
る研磨液供給手段としてのノズル37および供給装置3
9が設けられており、ノズル37は、研磨液を電気泳動
現象用電極31と砥石正面26との間に供給し得る位置
に配置されている。研磨液は、マイナスに帯電している
微粒子を含むコロイダルシリカやコロイダル酸化セリウ
ムなどの研磨材40からなっている。
る研磨液供給手段としてのノズル37および供給装置3
9が設けられており、ノズル37は、研磨液を電気泳動
現象用電極31と砥石正面26との間に供給し得る位置
に配置されている。研磨液は、マイナスに帯電している
微粒子を含むコロイダルシリカやコロイダル酸化セリウ
ムなどの研磨材40からなっている。
【0022】さらに、前記W軸モータ3、T軸モータ2
3、光学ガラス素材1を進退動させる手段、研削砥石2
1を進退動させる手段、研削砥石21を創成すべき球面
13の形状に沿って移動(回動)させる手段としての円
弧動作用モータ、供給装置39の各動作をそれぞれ制
御、すなわち、W軸モータ3やT軸モータ23のON/
OFFや回転速度の制御、光学ガラス素材1および研削
砥石21の進退動手段による切り込み量設定軸Xおよび
曲率半径設定軸SRの位置制御、創成すべき球面13の
円弧切り込みのON/OFFや速度の制御、供給装置3
9からの研削液の供給量や供給のON/OFFを制御す
る制御装置41が設けられている。
3、光学ガラス素材1を進退動させる手段、研削砥石2
1を進退動させる手段、研削砥石21を創成すべき球面
13の形状に沿って移動(回動)させる手段としての円
弧動作用モータ、供給装置39の各動作をそれぞれ制
御、すなわち、W軸モータ3やT軸モータ23のON/
OFFや回転速度の制御、光学ガラス素材1および研削
砥石21の進退動手段による切り込み量設定軸Xおよび
曲率半径設定軸SRの位置制御、創成すべき球面13の
円弧切り込みのON/OFFや速度の制御、供給装置3
9からの研削液の供給量や供給のON/OFFを制御す
る制御装置41が設けられている。
【0023】次に、前記構成からなる研削装置の作用を
説明する。本研削装置は、研削砥石21の砥石正面26
に研磨材40を電気的に吸着させながら、創成すべき球
面13の曲率半径Rに沿って、研削砥石21を円弧運動
させて光学ガラス素材1の外周面14から切り込みを行
うと同時に、球面13に研磨加工を行いつつ、球面13
を創成するものである。
説明する。本研削装置は、研削砥石21の砥石正面26
に研磨材40を電気的に吸着させながら、創成すべき球
面13の曲率半径Rに沿って、研削砥石21を円弧運動
させて光学ガラス素材1の外周面14から切り込みを行
うと同時に、球面13に研磨加工を行いつつ、球面13
を創成するものである。
【0024】直流やパルス波などの電源35により、マ
イナスの電荷を与えられた電気泳動現象用電極31と、
ブラシ36を介してプラスの電荷を与えられた研削砥石
21の両者に、研削液の供給装置39からノズル37を
介して、マイナスに帯電している微粒子を含むコロイダ
ルシリカやコロイダル酸化セリウムなどの研磨材40を
かけると、電気泳動現象によって、プラスである研削砥
石21に、マイナスに帯電されている微粒子の研磨材4
0が引きつけられ、研削砥石21のまわりに研磨材40
が付着する。この状態で、制御装置41の動作制御によ
り、砥石軸であるT軸24を中心にT軸モータ23によ
り回転されている研削砥石21の先端部が創成すべき球
面13の曲率半径Rを描くように、創成すべき球面13
の球心Oを中心に円弧運動である矢印θ方向への円弧切
り込みを円弧動作用モータにより行わせると、砥石側面
25がW軸モータ3により回転されている光学ガラス素
材1の外周面14より研削加工を開始し、砥石正面25
に付着している研磨材40が、創成されている球面13
の曲率半径Rの面上を研磨する。すなわち、砥石側面2
5では形状創成を行うための研削が行われるために、非
常に高い研削力が付加することから、電気的に付着して
いた研磨材40がはぎ取られてしまうが、砥石正面26
では削り取られて創成されている球面13の面に沿って
進むため、研削力も比較的小さく、研磨材40がはぎ取
られることが少ない。このため、球面13の創成時にあ
っても、砥石正面26では研磨材40が保持され、球面
13の表面の研磨加工に寄与することになる。よって、
創成された球面13は、砥石正面26に付着している研
磨材40によって研磨加工が施され、球面13の鏡面化
が同時に進行していき、円弧動作用モータにより砥石正
面26をワーク軸であるW軸4上に達するまで移動させ
ることで、被研削物である光学ガラス素材1に曲率半径
Rを有し、かつ鏡面性を有する球面13が創成される。
イナスの電荷を与えられた電気泳動現象用電極31と、
ブラシ36を介してプラスの電荷を与えられた研削砥石
21の両者に、研削液の供給装置39からノズル37を
介して、マイナスに帯電している微粒子を含むコロイダ
ルシリカやコロイダル酸化セリウムなどの研磨材40を
かけると、電気泳動現象によって、プラスである研削砥
石21に、マイナスに帯電されている微粒子の研磨材4
0が引きつけられ、研削砥石21のまわりに研磨材40
が付着する。この状態で、制御装置41の動作制御によ
り、砥石軸であるT軸24を中心にT軸モータ23によ
り回転されている研削砥石21の先端部が創成すべき球
面13の曲率半径Rを描くように、創成すべき球面13
の球心Oを中心に円弧運動である矢印θ方向への円弧切
り込みを円弧動作用モータにより行わせると、砥石側面
25がW軸モータ3により回転されている光学ガラス素
材1の外周面14より研削加工を開始し、砥石正面25
に付着している研磨材40が、創成されている球面13
の曲率半径Rの面上を研磨する。すなわち、砥石側面2
5では形状創成を行うための研削が行われるために、非
常に高い研削力が付加することから、電気的に付着して
いた研磨材40がはぎ取られてしまうが、砥石正面26
では削り取られて創成されている球面13の面に沿って
進むため、研削力も比較的小さく、研磨材40がはぎ取
られることが少ない。このため、球面13の創成時にあ
っても、砥石正面26では研磨材40が保持され、球面
13の表面の研磨加工に寄与することになる。よって、
創成された球面13は、砥石正面26に付着している研
磨材40によって研磨加工が施され、球面13の鏡面化
が同時に進行していき、円弧動作用モータにより砥石正
面26をワーク軸であるW軸4上に達するまで移動させ
ることで、被研削物である光学ガラス素材1に曲率半径
Rを有し、かつ鏡面性を有する球面13が創成される。
【0025】すなわち、形状創成の研削加工と、研削面
を仕上げていく研磨加工が同時に進行するため、形状創
成に使用する研削砥石21が創成できる表面粗さより
も、より高い表面粗さを得ることができるとともに、研
削砥石21の削りによる研削加工と、付着している研磨
剤40による研磨加工が同時に進行するため、研削およ
び研磨のための加工時間を短くすることができる。
を仕上げていく研磨加工が同時に進行するため、形状創
成に使用する研削砥石21が創成できる表面粗さより
も、より高い表面粗さを得ることができるとともに、研
削砥石21の削りによる研削加工と、付着している研磨
剤40による研磨加工が同時に進行するため、研削およ
び研磨のための加工時間を短くすることができる。
【0026】なお、図1では、砥石正面26の形状を円
錐形状に表しているが、砥石正面26の傾斜面は必ずし
も砥石側面25と接する部分から傾斜させる必要はな
く、例えば砥石正面26の領域内で突出した部分を有す
る形状となっていれば、同様な作用、効果を得ることが
できる。
錐形状に表しているが、砥石正面26の傾斜面は必ずし
も砥石側面25と接する部分から傾斜させる必要はな
く、例えば砥石正面26の領域内で突出した部分を有す
る形状となっていれば、同様な作用、効果を得ることが
できる。
【0027】また、定位置で回転している光学ガラス素
材1に対して研削砥石21を矢印θの方向に円弧運動す
なわち球心Oを中心に旋回させ、研削砥石21による光
学ガラス素材1の切り込みを行っている場合を説明した
が、これとは逆に研削砥石21を定位置で回転させつ
つ、光学ガラス素材1を球心Oを中心に円弧運動させ、
矢印θと逆の方向に回動させても、所望の球面13を光
学ガラス素材1に創成することができる。さらには、研
削砥石21による矢印θ方向の切り込みと同時に、光学
ガラス素材1を矢印θ方向と逆の方向へ回動させること
で、球面13を光学ガラス素材1に創成することもでき
る。
材1に対して研削砥石21を矢印θの方向に円弧運動す
なわち球心Oを中心に旋回させ、研削砥石21による光
学ガラス素材1の切り込みを行っている場合を説明した
が、これとは逆に研削砥石21を定位置で回転させつ
つ、光学ガラス素材1を球心Oを中心に円弧運動させ、
矢印θと逆の方向に回動させても、所望の球面13を光
学ガラス素材1に創成することができる。さらには、研
削砥石21による矢印θ方向の切り込みと同時に、光学
ガラス素材1を矢印θ方向と逆の方向へ回動させること
で、球面13を光学ガラス素材1に創成することもでき
る。
【0028】さらに、W軸4とT軸24とを交差させ、
研削砥石21で光学ガラス素材1に対し矢印θの方向に
円弧状に切り込みを入れて鏡面化した球面13を創成す
る場合を説明したが、W軸4とT軸24とを平行に配置
し、研削砥石21を円弧運動させる代わりに、W軸4と
直交する方向に直線状の切り込みを光学ガラス素材1に
対して行えば、光学ガラス素材1に鏡面化した平面形状
を創成することができる。この場合、研削砥石21を定
位置で回転させ、光学ガラス素材1のみをT軸に対して
直交する方向に直線状に移動してもよく、研削砥石21
と光学ガラス素材1を同時に逆方向へ直線状に移動して
もよい。
研削砥石21で光学ガラス素材1に対し矢印θの方向に
円弧状に切り込みを入れて鏡面化した球面13を創成す
る場合を説明したが、W軸4とT軸24とを平行に配置
し、研削砥石21を円弧運動させる代わりに、W軸4と
直交する方向に直線状の切り込みを光学ガラス素材1に
対して行えば、光学ガラス素材1に鏡面化した平面形状
を創成することができる。この場合、研削砥石21を定
位置で回転させ、光学ガラス素材1のみをT軸に対して
直交する方向に直線状に移動してもよく、研削砥石21
と光学ガラス素材1を同時に逆方向へ直線状に移動して
もよい。
【0029】
[実施の形態1]本発明の実施の形態1を図2,3に基
づいて説明する。図2,3は本実施の形態の研削装置を
示し、図2は正面図、図3は一部省略した側面図で、説
明の都合上一部を断面にして表している。
づいて説明する。図2,3は本実施の形態の研削装置を
示し、図2は正面図、図3は一部省略した側面図で、説
明の都合上一部を断面にして表している。
【0030】本実施の形態は、球面レンズの研削に応用
したもので、1軸の円弧運動で被研削物に球面を創成し
ながら研削面の鏡面化を同時に行うように構成されてい
る。
したもので、1軸の円弧運動で被研削物に球面を創成し
ながら研削面の鏡面化を同時に行うように構成されてい
る。
【0031】図2,3において、装置の鋳物などからな
る基台5上には、被研削物である光学ガラス素材1を着
脱可能に保持するチャック6を備えたワーク(W)軸本
体部2が設けられている。W軸本体部2には、チャック
6に保持した光学ガラス素材1を、W軸4まわりに回転
させるW軸モータ3が設けられているとともにW軸4に
沿って移動させる図示を省略した移動手段が備えられて
いる。以下、光学ガラス素材1を含むW軸本体部2、W
軸モータ3、移動手段等をWユニット7といい、Wユニ
ット7で光学ガラス素材1を進退自在かつ回転自在に保
持する手段を構成している。また、移動手段による移動
量は、前記切り込み量設定軸Xとなる。
る基台5上には、被研削物である光学ガラス素材1を着
脱可能に保持するチャック6を備えたワーク(W)軸本
体部2が設けられている。W軸本体部2には、チャック
6に保持した光学ガラス素材1を、W軸4まわりに回転
させるW軸モータ3が設けられているとともにW軸4に
沿って移動させる図示を省略した移動手段が備えられて
いる。以下、光学ガラス素材1を含むW軸本体部2、W
軸モータ3、移動手段等をWユニット7といい、Wユニ
ット7で光学ガラス素材1を進退自在かつ回転自在に保
持する手段を構成している。また、移動手段による移動
量は、前記切り込み量設定軸Xとなる。
【0032】また、基台5上には、動作抵抗を軽減する
ための球体などからなるコロ8を介して回動台9が軸1
0まわりに回動可能に設けられている。軸10は、チャ
ック6に保持した光学ガラス素材1に創成する球面13
の球心O上に位置し、W軸4と直交するように設定され
ている。また、軸10上には、回動台9を軸10まわり
に回動させる円弧動作用モータ11が基台5の下面に固
定配置され、円弧動作用モータ11と回動台5とはキー
12を介して連結固定されている。
ための球体などからなるコロ8を介して回動台9が軸1
0まわりに回動可能に設けられている。軸10は、チャ
ック6に保持した光学ガラス素材1に創成する球面13
の球心O上に位置し、W軸4と直交するように設定され
ている。また、軸10上には、回動台9を軸10まわり
に回動させる円弧動作用モータ11が基台5の下面に固
定配置され、円弧動作用モータ11と回動台5とはキー
12を介して連結固定されている。
【0033】回動台9上には、導電性を有する砥石とし
ての研削砥石21を着脱可能に取り付け得る砥石(T)
軸本体部22が設けられている。T軸本体部22には、
研削砥石21を、T軸24まわりに回転させるT軸モー
タ23が設けられるとともにT軸24に沿って進退移動
(以下、球心Oに向かう移動を進行、球心Oから離れる
移動を退避という)させる図示を省略した移動手段が備
えられている。この移動手段は、前記曲率半径設定軸S
Rとなる。T軸24は、W軸4と球心Oの位置で交差す
るように配置され、W軸4と交わる角度が約90度以下
となるように設定されている。以下、研削砥石21を含
むT軸本体部22、T軸モータ23および移動手段等を
Tユニット27といい、Tユニット27で研削砥石21
を進退自在かつ回転自在に保持する手段を構成してい
る。また、前記円弧動作用モータ11と回動台9とで光
学ガラス素材1に創成すべき面の形状に沿って研削砥石
21を移動する手段を構成している。
ての研削砥石21を着脱可能に取り付け得る砥石(T)
軸本体部22が設けられている。T軸本体部22には、
研削砥石21を、T軸24まわりに回転させるT軸モー
タ23が設けられるとともにT軸24に沿って進退移動
(以下、球心Oに向かう移動を進行、球心Oから離れる
移動を退避という)させる図示を省略した移動手段が備
えられている。この移動手段は、前記曲率半径設定軸S
Rとなる。T軸24は、W軸4と球心Oの位置で交差す
るように配置され、W軸4と交わる角度が約90度以下
となるように設定されている。以下、研削砥石21を含
むT軸本体部22、T軸モータ23および移動手段等を
Tユニット27といい、Tユニット27で研削砥石21
を進退自在かつ回転自在に保持する手段を構成してい
る。また、前記円弧動作用モータ11と回動台9とで光
学ガラス素材1に創成すべき面の形状に沿って研削砥石
21を移動する手段を構成している。
【0034】研削砥石21は、ダイヤモンド砥粒を導電
性を有するボンドで結合し、カップ状の形状に形成され
ている。この研削砥石21は、砥石側面25で光学ガラ
ス素材1にその外周面14から矢印θ方向の円弧切り込
みを行い、砥石正面26で前記切り込みにより創成した
光学ガラス素材1の球面13に研磨加工を行うもので、
砥石正面26には、少なくとも砥石正面26に研磨材を
電気泳動により付着させる電気泳動現象用電極31が、
T軸本体部22に設けた取付部材32に取り付けた支持
部材33を介し、所定の隙間を有して対向配置されてい
る。なお、この電気泳動現象用電極31は、砥石正面2
6が光学ガラス素材1の球面13を研磨加工する際に、
光学ガラス素材1と干渉しない位置に配置されている。
性を有するボンドで結合し、カップ状の形状に形成され
ている。この研削砥石21は、砥石側面25で光学ガラ
ス素材1にその外周面14から矢印θ方向の円弧切り込
みを行い、砥石正面26で前記切り込みにより創成した
光学ガラス素材1の球面13に研磨加工を行うもので、
砥石正面26には、少なくとも砥石正面26に研磨材を
電気泳動により付着させる電気泳動現象用電極31が、
T軸本体部22に設けた取付部材32に取り付けた支持
部材33を介し、所定の隙間を有して対向配置されてい
る。なお、この電気泳動現象用電極31は、砥石正面2
6が光学ガラス素材1の球面13を研磨加工する際に、
光学ガラス素材1と干渉しない位置に配置されている。
【0035】電気泳動現象用電極31には、この電極3
1を陰極とすべく電圧を印加するための直流若しくはパ
ルス波を発生する電源35の(―)側が接続されてい
る。この電源35の(+)側には、研削砥石21を陽極
とすべく研削砥石21に接するブラシ36が接続されて
いる。
1を陰極とすべく電圧を印加するための直流若しくはパ
ルス波を発生する電源35の(―)側が接続されてい
る。この電源35の(+)側には、研削砥石21を陽極
とすべく研削砥石21に接するブラシ36が接続されて
いる。
【0036】また、電気泳動現象用電極31と研削砥石
21の砥石正面26との隙間に向けてノズル37が、取
付部材32を介して配置されている。ノズル37は、ポ
ンプや恒温装置などを有する供給装置39に接続され、
コロイダルシリカやコロイダル酸化セリウムなど、マイ
ナスに帯電されて少なくとも砥石正面26に付着する研
磨用微粒子を含む研磨材40を電気泳動現象用電極31
と砥石正面26との隙間に供給し得るようになってい
る。
21の砥石正面26との隙間に向けてノズル37が、取
付部材32を介して配置されている。ノズル37は、ポ
ンプや恒温装置などを有する供給装置39に接続され、
コロイダルシリカやコロイダル酸化セリウムなど、マイ
ナスに帯電されて少なくとも砥石正面26に付着する研
磨用微粒子を含む研磨材40を電気泳動現象用電極31
と砥石正面26との隙間に供給し得るようになってい
る。
【0037】前記Wユニット7のW軸モータ3や図示を
省略した移動手段、Tユニット27のT軸モータ23や
図示を省略した移動手段、回動台9の円弧動作用モータ
11、電源35および供給装置39には、それぞれを制
御する制御装置41が接続されている。この制御装置4
1は、研削砥石21の円弧運動を行う円弧動作用モータ
11、創成する球面13の曲率半径Rの寸法を決定する
曲率半径設定軸SRの位置や、研削加工後の光学ガラス
素子の厚さを決定する切り込み量設定軸Xの位置はもち
ろん、研削砥石21や電気泳動現象用電極31に電荷を
与える電源35の電圧やON/OFFの制御、光学ガラ
ス素材1の回転をさせるW軸モータ3や研削砥石21を
回転させるT軸モータ23の回転数やON/OFFの制
御、供給装置39のON/OFFや研削液の流量の制御
を行うものである。
省略した移動手段、Tユニット27のT軸モータ23や
図示を省略した移動手段、回動台9の円弧動作用モータ
11、電源35および供給装置39には、それぞれを制
御する制御装置41が接続されている。この制御装置4
1は、研削砥石21の円弧運動を行う円弧動作用モータ
11、創成する球面13の曲率半径Rの寸法を決定する
曲率半径設定軸SRの位置や、研削加工後の光学ガラス
素子の厚さを決定する切り込み量設定軸Xの位置はもち
ろん、研削砥石21や電気泳動現象用電極31に電荷を
与える電源35の電圧やON/OFFの制御、光学ガラ
ス素材1の回転をさせるW軸モータ3や研削砥石21を
回転させるT軸モータ23の回転数やON/OFFの制
御、供給装置39のON/OFFや研削液の流量の制御
を行うものである。
【0038】次に、前記構成による研削装置の作用を説
明する。まず、Wユニット7のチャック6で光学ガラス
素材1を保持し、この光学ガラス素材1をW軸4まわり
にW軸モータ3により回転させるとともに、Tユニット
27のT軸本体部22に取り付けた研削砥石21をT軸
モータ23によりT軸24まわりに回転させる。
明する。まず、Wユニット7のチャック6で光学ガラス
素材1を保持し、この光学ガラス素材1をW軸4まわり
にW軸モータ3により回転させるとともに、Tユニット
27のT軸本体部22に取り付けた研削砥石21をT軸
モータ23によりT軸24まわりに回転させる。
【0039】この際、電源35により、電気泳動現象用
電極31にはマイナス、研削砥石21にはブラシ36を
介してプラスの電荷を与えるとともに、供給装置39か
らマイナスに帯電している微粒子を有するコロイダルシ
リカ若しくはコロイダル酸化セリウムの研磨材40を、
研削砥石21の砥石正面26と電気泳動現象用電極31
の間に供給する。このとき、マイナスに帯電している微
粒子の研磨材40は、電気泳動現象により、プラスに帯
電している研削砥石21のまわりに付着する。
電極31にはマイナス、研削砥石21にはブラシ36を
介してプラスの電荷を与えるとともに、供給装置39か
らマイナスに帯電している微粒子を有するコロイダルシ
リカ若しくはコロイダル酸化セリウムの研磨材40を、
研削砥石21の砥石正面26と電気泳動現象用電極31
の間に供給する。このとき、マイナスに帯電している微
粒子の研磨材40は、電気泳動現象により、プラスに帯
電している研削砥石21のまわりに付着する。
【0040】この状態で、W軸4とT軸24とが交差す
る創成すべき球面13の球心Oを通り、両軸4,24と
直交する軸10まわりに回動台9を円弧動作用モータ1
1によって矢印θの方向に旋回させ、回動台9上に設け
たTユニット27の研削砥石21の先端部により、チャ
ック6で保持した光学ガラス素材1の円弧切り込みを開
始する。この円弧切り込みにより、砥石側面25が回転
する光学ガラス素材1の外周面14より研削加工を開始
し、砥石正面26に付着している研磨剤40が創成され
ていく球面13の曲率半径R面上を研磨する。
る創成すべき球面13の球心Oを通り、両軸4,24と
直交する軸10まわりに回動台9を円弧動作用モータ1
1によって矢印θの方向に旋回させ、回動台9上に設け
たTユニット27の研削砥石21の先端部により、チャ
ック6で保持した光学ガラス素材1の円弧切り込みを開
始する。この円弧切り込みにより、砥石側面25が回転
する光学ガラス素材1の外周面14より研削加工を開始
し、砥石正面26に付着している研磨剤40が創成され
ていく球面13の曲率半径R面上を研磨する。
【0041】すなわち、砥石側面25では形状創成を行
うための研削が行われるために、非常に高い研削力が付
加することから、電気的に付着していた研磨材40がは
ぎ取られてしまうが、砥石正面26では削り取られて創
成されている球面13の面に沿って進むため、研削力も
比較的小さく、研磨材40がはぎ取られることが少な
い。このため、球面13の創成時にあっても、砥石正面
26では研磨材40が保持され、球面13の表面の研磨
加工に寄与することになる。よって、創成された球面1
3は、砥石正面26に付着している研磨材40によって
研磨加工が施され、球面13の鏡面化が同時に進行して
いき、円弧動作用モータ11により砥石正面26をW軸
4上に達するまで移動させることで、被研削物である光
学ガラス素材1に曲率半径Rを有し、かつ鏡面性を有す
る球面13が創成される。
うための研削が行われるために、非常に高い研削力が付
加することから、電気的に付着していた研磨材40がは
ぎ取られてしまうが、砥石正面26では削り取られて創
成されている球面13の面に沿って進むため、研削力も
比較的小さく、研磨材40がはぎ取られることが少な
い。このため、球面13の創成時にあっても、砥石正面
26では研磨材40が保持され、球面13の表面の研磨
加工に寄与することになる。よって、創成された球面1
3は、砥石正面26に付着している研磨材40によって
研磨加工が施され、球面13の鏡面化が同時に進行して
いき、円弧動作用モータ11により砥石正面26をW軸
4上に達するまで移動させることで、被研削物である光
学ガラス素材1に曲率半径Rを有し、かつ鏡面性を有す
る球面13が創成される。
【0042】この研削にあたり、創成すべき球面13の
曲率半径Rの設定は、制御装置41からの信号により、
曲率半径設定軸SRの位置を調整することで行える。す
なわち、進退手段で研削砥石21をT軸24に沿って球
心Oに近づけると、曲率半径Rは小さくなり、小さな球
面13を創成することができる。同様に、W軸4に沿っ
て、進退手段によりガラス光学素材1を移動して切り込
み量設定軸Xを設定すると、研削加工後の光学ガラス素
子の厚さを設定することができる。
曲率半径Rの設定は、制御装置41からの信号により、
曲率半径設定軸SRの位置を調整することで行える。す
なわち、進退手段で研削砥石21をT軸24に沿って球
心Oに近づけると、曲率半径Rは小さくなり、小さな球
面13を創成することができる。同様に、W軸4に沿っ
て、進退手段によりガラス光学素材1を移動して切り込
み量設定軸Xを設定すると、研削加工後の光学ガラス素
子の厚さを設定することができる。
【0043】なお、本実施の形態では、定位置で回転し
ている光学ガラス素材1に対して研削砥石21を矢印θ
の方向に円弧運動すなわち球心Oを中心に旋回させ、研
削砥石21による光学ガラス素材1の切り込みを行って
いる場合を説明したが、これとは逆に研削砥石21を定
位置で回転させつつ、光学ガラス素材1を球心Oを中心
に円弧運動させ、矢印θと逆の方向に回動させても、本
実施の形態と同様の作用により、所望の球面13を光学
ガラス素材1に創成することができる。
ている光学ガラス素材1に対して研削砥石21を矢印θ
の方向に円弧運動すなわち球心Oを中心に旋回させ、研
削砥石21による光学ガラス素材1の切り込みを行って
いる場合を説明したが、これとは逆に研削砥石21を定
位置で回転させつつ、光学ガラス素材1を球心Oを中心
に円弧運動させ、矢印θと逆の方向に回動させても、本
実施の形態と同様の作用により、所望の球面13を光学
ガラス素材1に創成することができる。
【0044】本実施の形態によれば、1軸の単純な円弧
運動のみで、球面形状の創成と創成した球面の鏡面化を
同時に行うことができる。また、創成する球面の曲率半
径や創成した後の光学ガラス素子の厚さを任意に設定す
ることができる。
運動のみで、球面形状の創成と創成した球面の鏡面化を
同時に行うことができる。また、創成する球面の曲率半
径や創成した後の光学ガラス素子の厚さを任意に設定す
ることができる。
【0045】[実施の形態2]本発明の実施の形態2を
図4,5に基づいて説明する。図4,5は本実施の形態
の研削装置を示し、図4は正面図、図5は一部省略した
側面図で、説明の都合上一部を断面にして表している。
図4,5に基づいて説明する。図4,5は本実施の形態
の研削装置を示し、図4は正面図、図5は一部省略した
側面図で、説明の都合上一部を断面にして表している。
【0046】本実施の形態では、1軸の円弧運動で被研
削物に球面を創成しながら研削面の鏡面化を同時に行う
とともに、円弧運動の回転中心とは別の位置に円弧運動
の駆動機構を設けて構成されている。なお、以下の説明
において、実施の形態1と同一の部材には同一の番号を
付して、その説明を省略する。
削物に球面を創成しながら研削面の鏡面化を同時に行う
とともに、円弧運動の回転中心とは別の位置に円弧運動
の駆動機構を設けて構成されている。なお、以下の説明
において、実施の形態1と同一の部材には同一の番号を
付して、その説明を省略する。
【0047】図4,5において、基台5上には、L字型
部材45を介してWユニット7のW軸本体部2が、W軸
4に沿って進退可能に設けられている。Tユニット27
のT軸本体部22は、回動台46上にT軸24に沿って
進退可能に設けられている。回動台46は、扇形状に形
成され、円弧切り込みの回転中心である軸10を中心と
して基台5に設けたベアリングなどの軸受け47に回動
台46の扇形状の中心部をセットするとともに、扇形状
の中心部分を基台5とL字型部材45の間に位置させる
ように、基台5上に回動可能に設けられている。
部材45を介してWユニット7のW軸本体部2が、W軸
4に沿って進退可能に設けられている。Tユニット27
のT軸本体部22は、回動台46上にT軸24に沿って
進退可能に設けられている。回動台46は、扇形状に形
成され、円弧切り込みの回転中心である軸10を中心と
して基台5に設けたベアリングなどの軸受け47に回動
台46の扇形状の中心部をセットするとともに、扇形状
の中心部分を基台5とL字型部材45の間に位置させる
ように、基台5上に回動可能に設けられている。
【0048】回動台46の外周面部である円弧部分48
は基台5の外側に突出され、その円弧部分48には、基
台5の側面に取り付けた円弧動作用モータ49の軸に固
定した歯車50と噛み合う歯(図示省略)が切られてい
る。また、基台5と回動台46および回動台46とL字
型部材45との間には、回動台46の回動動作抵抗を軽
減するための球体などのコロ8およびコロ51が設けら
れている。
は基台5の外側に突出され、その円弧部分48には、基
台5の側面に取り付けた円弧動作用モータ49の軸に固
定した歯車50と噛み合う歯(図示省略)が切られてい
る。また、基台5と回動台46および回動台46とL字
型部材45との間には、回動台46の回動動作抵抗を軽
減するための球体などのコロ8およびコロ51が設けら
れている。
【0049】次に、前記構成による研削装置の作用を説
明する。研削砥石21によって光学ガラス素材1に対す
る円弧切り込みを行うための円弧運動開始までの作用
は、実施の形態1と同様である。研削砥石21を軸10
を中心にして矢印θの方向に回動させ、光学ガラス素材
1の円弧切り込みを行う際には、円弧動作用モータ49
を制御装置41により駆動させて歯車50を回転し、回
動台46を矢印θの方向に回動させる。その他の作用
は、実施の形態1と同様である。
明する。研削砥石21によって光学ガラス素材1に対す
る円弧切り込みを行うための円弧運動開始までの作用
は、実施の形態1と同様である。研削砥石21を軸10
を中心にして矢印θの方向に回動させ、光学ガラス素材
1の円弧切り込みを行う際には、円弧動作用モータ49
を制御装置41により駆動させて歯車50を回転し、回
動台46を矢印θの方向に回動させる。その他の作用
は、実施の形態1と同様である。
【0050】本実施の形態によれば、回動台46の回転
中心である軸10から離れた位置に、円弧動作用モータ
49を設けることで、軸10から離れたポイントで回動
台46の回動駆動力を発生させることができるため、円
弧切り込みを行うための円弧動作用モータ49に要求さ
れるトルクを小さくすることができる。その他の効果
は、実施の形態1と同様である。
中心である軸10から離れた位置に、円弧動作用モータ
49を設けることで、軸10から離れたポイントで回動
台46の回動駆動力を発生させることができるため、円
弧切り込みを行うための円弧動作用モータ49に要求さ
れるトルクを小さくすることができる。その他の効果
は、実施の形態1と同様である。
【0051】[実施の形態3]本発明の実施の形態3を
図6,7に基づいて説明する。図6,7は本実施の形態
の研削装置を示し、図6は正面図、図7は一部省略した
側面図で、説明の都合上一部を断面にして表している。
図6,7に基づいて説明する。図6,7は本実施の形態
の研削装置を示し、図6は正面図、図7は一部省略した
側面図で、説明の都合上一部を断面にして表している。
【0052】本実施の形態では、2軸の円弧運動で被研
削物に球面を創成しながら研削面の鏡面化を同時に行う
とともに、円弧運動の回転中心とは別の位置に円弧運動
の駆動機構を設けて構成されている。なお、以下の説明
において、実施の形態1と同一の部材には同一の番号を
付して、その説明を省略する。
削物に球面を創成しながら研削面の鏡面化を同時に行う
とともに、円弧運動の回転中心とは別の位置に円弧運動
の駆動機構を設けて構成されている。なお、以下の説明
において、実施の形態1と同一の部材には同一の番号を
付して、その説明を省略する。
【0053】図6,7において、基台5上には、Tユニ
ット27のT軸本体部22をT軸24に沿って進退可能
に載置するためのT軸回動台55が設けられている。T
軸回動台55は、扇形状に形成され、円弧切り込みの回
転中心である軸10を中心として基台5に設けたベアリ
ングなどの軸受け47に、T軸回動台55の扇形状の中
心部をセットして、基台5に回動可能に設けられてい
る。T軸回動台55の外周面部である円弧部分56は基
台5の外側に突出され、その円弧部分56には、基台5
の側面に取り付けたT軸円弧動作用モータ57の軸に固
定したT軸用歯車58と噛み合う歯(図示省略)が切ら
れている。
ット27のT軸本体部22をT軸24に沿って進退可能
に載置するためのT軸回動台55が設けられている。T
軸回動台55は、扇形状に形成され、円弧切り込みの回
転中心である軸10を中心として基台5に設けたベアリ
ングなどの軸受け47に、T軸回動台55の扇形状の中
心部をセットして、基台5に回動可能に設けられてい
る。T軸回動台55の外周面部である円弧部分56は基
台5の外側に突出され、その円弧部分56には、基台5
の側面に取り付けたT軸円弧動作用モータ57の軸に固
定したT軸用歯車58と噛み合う歯(図示省略)が切ら
れている。
【0054】T軸回動台55には、軸10を中心として
ベアリングなどの軸受け59が取り付けられ、この軸受
け59を介してWユニット7のW軸本体部2を載置する
ためのW軸回動台60がT軸回動台55上で回転可能に
設けられている。これにより、T軸回動台55とW軸回
動台60とは、軸10を同軸にして回動される。W軸回
動台60の外周面部である円弧部分61は基台5の外側
に突出され、その円弧部分61には、基台5の側面に取
り付けたW軸円弧動作用モータ62の軸に固定したW軸
用歯車63と噛み合う歯(図示省略)が切られている。
なお、T軸円弧動作用モータ57およびW軸円弧動作用
モータ62は制御装置41に接続され、制御装置41に
より回転数とON/OFFの制御が可能となっている。
ベアリングなどの軸受け59が取り付けられ、この軸受
け59を介してWユニット7のW軸本体部2を載置する
ためのW軸回動台60がT軸回動台55上で回転可能に
設けられている。これにより、T軸回動台55とW軸回
動台60とは、軸10を同軸にして回動される。W軸回
動台60の外周面部である円弧部分61は基台5の外側
に突出され、その円弧部分61には、基台5の側面に取
り付けたW軸円弧動作用モータ62の軸に固定したW軸
用歯車63と噛み合う歯(図示省略)が切られている。
なお、T軸円弧動作用モータ57およびW軸円弧動作用
モータ62は制御装置41に接続され、制御装置41に
より回転数とON/OFFの制御が可能となっている。
【0055】次に、前記構成による研削装置の作用を説
明する。研削砥石21によって光学ガラス素材1に対す
る円弧切り込みを行うための円弧運動開始までの作用
は、実施の形態1と同様である。研削砥石21により光
学ガラス素材1の円弧切り込みを行う際には、T軸円弧
動作用モータ57を制御装置41により駆動させてT軸
用歯車58を回転し、T軸回動台55を矢印θの方向で
ある時計回りに軸10を中心として回動させる。同時
に、W軸円弧動作用モータ62を制御装置41により駆
動させてW軸用歯車63を回転し、W軸回動台60を矢
印θの反対方向である反時計回りに軸10を中心として
回動させる。その他の作用は、実施の形態1と同様であ
る。
明する。研削砥石21によって光学ガラス素材1に対す
る円弧切り込みを行うための円弧運動開始までの作用
は、実施の形態1と同様である。研削砥石21により光
学ガラス素材1の円弧切り込みを行う際には、T軸円弧
動作用モータ57を制御装置41により駆動させてT軸
用歯車58を回転し、T軸回動台55を矢印θの方向で
ある時計回りに軸10を中心として回動させる。同時
に、W軸円弧動作用モータ62を制御装置41により駆
動させてW軸用歯車63を回転し、W軸回動台60を矢
印θの反対方向である反時計回りに軸10を中心として
回動させる。その他の作用は、実施の形態1と同様であ
る。
【0056】本実施の形態によれば、T軸回動台55と
W軸回動台60を反対方向に回動させ、研削砥石21と
光学ガラス素材1を互いに近づけて円弧切り込みを行う
ことができるため、円弧切り込みを行って球面13を創
成する際に必要とする動作範囲に対して、研削砥石21
および光学ガラス素子1の回動範囲、すなわちT軸24
とW軸4のそれぞれの移動範囲を半分とすることができ
る。すなわち、T軸24とW軸4の2軸で円弧切り込み
を行うことで、光学ガラス素材1に対する研削砥石21
による円弧切り込みを行う動作範囲を、それぞれの軸2
4,4に持たせることができ、よりコンパクトな研削装
置を構成することができる。その他の効果は、実施の形
態1と同様である。
W軸回動台60を反対方向に回動させ、研削砥石21と
光学ガラス素材1を互いに近づけて円弧切り込みを行う
ことができるため、円弧切り込みを行って球面13を創
成する際に必要とする動作範囲に対して、研削砥石21
および光学ガラス素子1の回動範囲、すなわちT軸24
とW軸4のそれぞれの移動範囲を半分とすることができ
る。すなわち、T軸24とW軸4の2軸で円弧切り込み
を行うことで、光学ガラス素材1に対する研削砥石21
による円弧切り込みを行う動作範囲を、それぞれの軸2
4,4に持たせることができ、よりコンパクトな研削装
置を構成することができる。その他の効果は、実施の形
態1と同様である。
【0057】[実施の形態4]本発明の実施の形態4を
図8,9に基づいて説明する。図8,9は本実施の形態
の研削装置を示し、図8は正面図、図9は一部省略した
側面図で、説明の都合上一部を断面にして表している。
図8,9に基づいて説明する。図8,9は本実施の形態
の研削装置を示し、図8は正面図、図9は一部省略した
側面図で、説明の都合上一部を断面にして表している。
【0058】本実施の形態では、2軸の円弧運動で被研
削物に球面を創成しながら研削面の鏡面化を同時に行う
とともに、2軸の円弧運動を1つの駆動機構で行うよう
に構成されている。なお、以下の説明において、実施の
形態1と同一の部材には同一の番号を付して、その説明
を省略する。
削物に球面を創成しながら研削面の鏡面化を同時に行う
とともに、2軸の円弧運動を1つの駆動機構で行うよう
に構成されている。なお、以下の説明において、実施の
形態1と同一の部材には同一の番号を付して、その説明
を省略する。
【0059】図8,9において、基台5上には、Tユニ
ット27のT軸本体部22をT軸24に沿って進退可能
に載置するためのT軸回動台65が設けられている。T
軸回動台65は、方形状に形成され、円弧切り込みの回
転中心である軸10を中心として基台5に設けたベアリ
ングなどの軸受け47を介して、基台5に回動自在に設
けられている。また、T軸回動台65には、創成する球
面13の球心Oを通る軸10を挟んでT軸本体部22と
反対側の端部近傍にピン66が軸10と平行に植設され
ている。ピン66には、T軸本体部22に向かう面に歯
を切ったT軸用ラックギア67が回動自在に取り付けら
れており、この歯はT軸回動台65からズレた位置にお
いて、基台5の側面に取り付けた円弧動作用モータ68
の軸に固定したピニオンギア69と噛み合わされてい
る。
ット27のT軸本体部22をT軸24に沿って進退可能
に載置するためのT軸回動台65が設けられている。T
軸回動台65は、方形状に形成され、円弧切り込みの回
転中心である軸10を中心として基台5に設けたベアリ
ングなどの軸受け47を介して、基台5に回動自在に設
けられている。また、T軸回動台65には、創成する球
面13の球心Oを通る軸10を挟んでT軸本体部22と
反対側の端部近傍にピン66が軸10と平行に植設され
ている。ピン66には、T軸本体部22に向かう面に歯
を切ったT軸用ラックギア67が回動自在に取り付けら
れており、この歯はT軸回動台65からズレた位置にお
いて、基台5の側面に取り付けた円弧動作用モータ68
の軸に固定したピニオンギア69と噛み合わされてい
る。
【0060】T軸回動台65には、軸10を中心として
ベアリングなどの軸受け59が取り付けられ、この軸受
け59を介してWユニット7のW軸本体部2を載置する
ための方形状のW軸回動台70がT軸回動台65上で回
転可能に設けられている。これにより、T軸回動台65
とW軸回動台70とは、軸10を同軸にして回動され
る。また、W軸回動台70には、軸10を挟んでチャッ
ク6と反対側の端部近傍にピン71が軸10と平行に植
設されている。ピン71には、W軸本体部2に向かう面
と反対側の面に歯を切ったW軸用ラックギア72が回動
自在に取り付けられており、この歯は円弧動作用モータ
68に固定したピニオンギア69と噛み合わされてい
る。前記T軸用ラックギア67とW軸用ラックギア72
は、ピニオンギア69を挟んで対向する位置でピニオン
ギア69とそれぞれ噛み合わされており、ピニオンギア
69の回動により、T軸回動台65とW軸回動台70と
を逆方向に回動するようになっている。なお、円弧動作
用モータ68は制御装置41に接続され、制御装置41
により回転数とON/OFFの制御が可能となってい
る。
ベアリングなどの軸受け59が取り付けられ、この軸受
け59を介してWユニット7のW軸本体部2を載置する
ための方形状のW軸回動台70がT軸回動台65上で回
転可能に設けられている。これにより、T軸回動台65
とW軸回動台70とは、軸10を同軸にして回動され
る。また、W軸回動台70には、軸10を挟んでチャッ
ク6と反対側の端部近傍にピン71が軸10と平行に植
設されている。ピン71には、W軸本体部2に向かう面
と反対側の面に歯を切ったW軸用ラックギア72が回動
自在に取り付けられており、この歯は円弧動作用モータ
68に固定したピニオンギア69と噛み合わされてい
る。前記T軸用ラックギア67とW軸用ラックギア72
は、ピニオンギア69を挟んで対向する位置でピニオン
ギア69とそれぞれ噛み合わされており、ピニオンギア
69の回動により、T軸回動台65とW軸回動台70と
を逆方向に回動するようになっている。なお、円弧動作
用モータ68は制御装置41に接続され、制御装置41
により回転数とON/OFFの制御が可能となってい
る。
【0061】次に、前記構成による研削装置の作用を説
明する。研削砥石21によって光学ガラス素材1に対す
る円弧切り込みを行うための円弧運動開始までの作用
は、実施の形態1と同様である。研削砥石21により光
学ガラス素材1の円弧切り込みを行う際には、円弧動作
用モータ68を制御装置41により駆動させてピニオン
ギア69を時計回りに回転し、ピニオンギア69に噛み
合っているT軸用ラックギア67を移動させることで、
T軸回動台65を矢印θの方向である時計回りに軸10
を中心として回動させる。このとき、ピニオンギア69
に噛み合っているW軸用ラックギア72はT軸用ラック
ギア67と反対方向に移動し、W軸回動台70を矢印θ
の反対方向である反時計回りに軸10を中心として回動
させる。これにより、Tユニット27の研削砥石21と
Wユニット7のチャック6で保持した光学ガラス素材1
とは、近づく方向に円弧運動し、研削砥石21により光
学ガラス素材1の円弧切り込みが行われる。その他の作
用は、実施の形態1と同様である。
明する。研削砥石21によって光学ガラス素材1に対す
る円弧切り込みを行うための円弧運動開始までの作用
は、実施の形態1と同様である。研削砥石21により光
学ガラス素材1の円弧切り込みを行う際には、円弧動作
用モータ68を制御装置41により駆動させてピニオン
ギア69を時計回りに回転し、ピニオンギア69に噛み
合っているT軸用ラックギア67を移動させることで、
T軸回動台65を矢印θの方向である時計回りに軸10
を中心として回動させる。このとき、ピニオンギア69
に噛み合っているW軸用ラックギア72はT軸用ラック
ギア67と反対方向に移動し、W軸回動台70を矢印θ
の反対方向である反時計回りに軸10を中心として回動
させる。これにより、Tユニット27の研削砥石21と
Wユニット7のチャック6で保持した光学ガラス素材1
とは、近づく方向に円弧運動し、研削砥石21により光
学ガラス素材1の円弧切り込みが行われる。その他の作
用は、実施の形態1と同様である。
【0062】本実施の形態によれば、T軸回動台65と
W軸回動台70を反対方向に回動させ、研削砥石21と
光学ガラス素材1を互いに近づけて円弧切り込みを行う
ことができるため、円弧切り込みを行って球面13を創
成する際に必要とする動作範囲に対して、研削砥石21
および光学ガラス素子1の回動範囲、すなわちT軸24
とW軸4のそれぞれの移動範囲を半分とすることができ
る。さらに、W軸4とT軸24の回動を1つの駆動装置
である円弧動作用モータ68で行えるとともに、1つの
駆動装置で回動を行うことで、W軸4とT軸24との回
動速度の誤差をなくすことができる。その他の効果は、
実施の形態1と同様である。
W軸回動台70を反対方向に回動させ、研削砥石21と
光学ガラス素材1を互いに近づけて円弧切り込みを行う
ことができるため、円弧切り込みを行って球面13を創
成する際に必要とする動作範囲に対して、研削砥石21
および光学ガラス素子1の回動範囲、すなわちT軸24
とW軸4のそれぞれの移動範囲を半分とすることができ
る。さらに、W軸4とT軸24の回動を1つの駆動装置
である円弧動作用モータ68で行えるとともに、1つの
駆動装置で回動を行うことで、W軸4とT軸24との回
動速度の誤差をなくすことができる。その他の効果は、
実施の形態1と同様である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1による本
発明の研削装置によれば、電気泳動現象用電極と研石に
電圧を印加することにより、電気泳動現象を利用して、
研磨用微粒子を砥石に付着させながら光学ガラス素材を
研削することで、形状創成と鏡面化を同時に行うことが
できる。
発明の研削装置によれば、電気泳動現象用電極と研石に
電圧を印加することにより、電気泳動現象を利用して、
研磨用微粒子を砥石に付着させながら光学ガラス素材を
研削することで、形状創成と鏡面化を同時に行うことが
できる。
【0064】また、請求項2による本発明の研削装置に
よれば、請求項1の効果に加え、光学ガラス素材に創成
する面形状の曲率半径を任意に設定することができると
ともに、肉厚を任意に設定して研削加工を行うことがで
きる。
よれば、請求項1の効果に加え、光学ガラス素材に創成
する面形状の曲率半径を任意に設定することができると
ともに、肉厚を任意に設定して研削加工を行うことがで
きる。
【0065】さらに、請求項3による本発明の研削装置
によれば、請求項1の効果に加え、光学ガラス素材を切
り込む面で面形状を創成し、研磨用微粒子を付着させる
面で、創成した面を鏡面化することができる。
によれば、請求項1の効果に加え、光学ガラス素材を切
り込む面で面形状を創成し、研磨用微粒子を付着させる
面で、創成した面を鏡面化することができる。
【0066】そして、請求項4による本発明の研削装置
によれば、創成した面を鏡面化することができる。
によれば、創成した面を鏡面化することができる。
【図1】本発明の基本的構成を説明するための説明図で
ある。
ある。
【図2】本発明の実施の形態1を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態1を示す一部省略した断面
図である。
図である。
【図4】本発明の実施の形態2を示す正面図である。
【図5】本発明の実施の形態2を示す一部省略した断面
図である。
図である。
【図6】本発明の実施の形態3を示す正面図である。
【図7】本発明の実施の形態3を示す一部省略した断面
図である。
図である。
【図8】本発明の実施の形態4を示す正面図である。
【図9】本発明の実施の形態4を示す一部省略した断面
図である。
図である。
【図10】従来技術を示す断面図である。
1 光学ガラス素材 2 W軸本体部 3 W軸モータ 9,46 回動台 11,68 円弧動作用モータ 13 球面 21 研削砥石 22 T軸本体部 23 T軸モータ 25 砥石側面 26 砥石正面 31 電気泳動現象用電極 35 電源 37 ノズル 39 供給装置 40 研磨材 41 制御装置 49 円弧動作用モータ 55 T軸回動台 60 W軸回動台 62 W軸円弧動作用モータ 65 T軸回動台
Claims (4)
- 【請求項1】 砥石で光学ガラス素材を研削する研削装
置において、 導電性を有する前記砥石と、 前記砥石を保持する手段と、 前記砥石の近傍に設けられた電気泳動現象用電極と、 前記電極を陰極とし、前記砥石を陽極として電圧を印加
する電源と、 前記電極と前記砥石との間に、マイナスに帯電した研磨
用微粒子を含む研磨液を供給する研磨液供給手段と、 前記光学ガラス素材を保持する手段と、 前記光学ガラス素材に創成すべき面の形状に沿って、前
記砥石または前記光学ガラス素材若しくは前記砥石と前
記光学ガラス素材を同時に移動させる手段と、を具備し
ていることを特徴とする研削装置。 - 【請求項2】 前記砥石を保持する手段は、砥石を進退
自在かつ回転自在に保持する手段を備えるとともに、前
記光学ガラス素材を保持する手段は、前記光学ガラス素
材を進退自在かつ回転自在に保持する手段を備えること
を特徴とする請求項1記載の研削装置。 - 【請求項3】 前記砥石は、前記光学ガラス素材を切り
込む面と、前記研磨用微粒子を電気泳動現象を利用して
付着させるとともに、前記付着させた研磨用微粒子によ
り、前記切り込む面で切り込んだ光学ガラス素材の面を
鏡面化する面と、を有することを特徴とする請求項1記
載の研磨装置。 - 【請求項4】 前記研磨用微粒子は、シリカまたは酸化
セリウムであることを特徴とする請求項1記載の研削装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23999497A JPH1177533A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23999497A JPH1177533A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 研削装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1177533A true JPH1177533A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17052900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23999497A Withdrawn JPH1177533A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 研削装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1177533A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022114176A (ja) * | 2021-01-26 | 2022-08-05 | 西部自動機器株式会社 | 砥石保持装置および端面加工装置 |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP23999497A patent/JPH1177533A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022114176A (ja) * | 2021-01-26 | 2022-08-05 | 西部自動機器株式会社 | 砥石保持装置および端面加工装置 |
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| Date | Code | Title | Description |
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