JPH1179009A - 履帯式走行装置 - Google Patents

履帯式走行装置

Info

Publication number
JPH1179009A
JPH1179009A JP26812997A JP26812997A JPH1179009A JP H1179009 A JPH1179009 A JP H1179009A JP 26812997 A JP26812997 A JP 26812997A JP 26812997 A JP26812997 A JP 26812997A JP H1179009 A JPH1179009 A JP H1179009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprocket
skid block
crawler belt
crawler
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26812997A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryohei Suzuki
良平 鈴木
Kazuhiro Sunamura
和弘 砂村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP26812997A priority Critical patent/JPH1179009A/ja
Publication of JPH1179009A publication Critical patent/JPH1179009A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 履帯がスプロケットに巻込まれるときの連続
打撃音を長期に亘って確実に低減する。 【解決手段】 履帯受け装置24を、前側ガイドブロッ
ク25,後側ガイドブロック26と、各ガイドブロック
25,26に係合し上下方向に変位可能となったスキッ
ドブロック27と、スキッドブロック27を上向きに付
勢するコイルばね28と、スキッドブロック27が上方
に変位するのを許し下方に変位するのを禁止するスキッ
ドブロック係止機構29とから構成する。これにより、
スキッドブロック27の履帯摺接面27Cが摩耗した場
合でも、コイルばね28とスキッドブロック係止機構2
9とによって、履帯摺接面27Cを履帯に常時摺接させ
ることができ、履帯がスプロケットに巻込まれるときの
連続打撃音を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の装軌式車両に好適に用いられる履
帯式走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機
械は、通常、荒地、泥濘地等の建設現場を走行するた
め、履帯式走行装置が装備されている。
【0003】このような履帯式走行装置は、一般に、セ
ンタフレームの左右両側にサイドフレームを有し、この
サイドフレームの前後方向の一側がスプロケット側ブラ
ケットとなると共に他側がアイドラ側ブラケットとなっ
たトラックフレームと、トラックフレームのスプロケッ
ト側ブラケットに設けられたスプロケットおよびアイド
ラ側ブラケットに設けられたアイドラと、スプロケット
とアイドラとの間に巻装された履帯とから構成されてい
る。そして、スプロケットが回転駆動されることによ
り、このスプロケットと噛合する履帯がスプロケット、
アイドラおよび各ローラの間で周回して下部走行体が走
行する。
【0004】ところで、履帯式走行装置を備えた下部走
行体の走行時には、履帯がスプロケットとアイドラとの
間で周回するときに騒音が発生することが知られてお
り、この騒音は間欠打撃音と連続打撃音とに大別でき
る。ここで、間欠打撃音は、履帯が周回するときに上ロ
ーラとスプロケットとの間で生じる波打ち振動が原因と
なって履帯がスプロケットを間欠的に叩くことによって
生じるものであり、連続打撃音は、多数個のリンクから
なる履帯が多角形状を描くようにスプロケットに巻込ま
れるときに、各リンクが上下動しつつスプロケットに連
続的に噛合することによって生じるものである。
【0005】これに対し、履帯が多角形状にスプロケッ
トに巻込まれることによって生じる連続打撃音を低減す
るために、例えば実開昭50−133635号公報等に
は、上ローラとスプロケットとの間に位置して履帯を下
側から支える履帯受け部材を設けた履帯式走行装置が開
示されている。この履帯式走行装置によれば、履帯受け
部材によって履帯を下側から支持し、この履帯をスプロ
ケットに対して接線方向に巻込むように案内することに
より、履帯がスプロケットに噛合するときの上下動を抑
えることができ、履帯がスプロケットに噛合するときの
連続打撃音を低減することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術による履帯受け部材は、支持材等を介してトラックフ
レームに固定されているため、スプロケットに対する履
帯受け部材の上下方向の取付位置は常時一定となってい
る。
【0007】このため、周回駆動する履帯の下面に常時
摺接することにより履帯受け部材が摩耗すると、該履帯
受け部材によって履帯を下側から支持することが困難と
なり、その結果、履帯をスプロケットに対して接線方向
に巻込むように案内することができず、履帯がスプロケ
ットに噛合するときの連続打撃音を長期に亘って低減す
ることができなくなるという問題がある。
【0008】本発明は、上述の如き従来技術の問題に鑑
みなされたもので、履帯がスプロケットに巻込まれると
きの連続打撃音を長期に亘って確実に低減することがで
きるようにした履帯式走行装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、センタフレームの左右両側にサイド
フレームを有し、該サイドフレームの前後方向の一側が
スプロケット側ブラケットとなり、他側がアイドラ側ブ
ラケットとなったトラックフレームと、該トラックフレ
ームのスプロケット側ブラケットに設けられたスプロケ
ットおよびアイドラ側ブラケットに設けられたアイドラ
と、前記スプロケットとアイドラとの間に巻装された履
帯とからなる履帯式走行装置に適用される。
【0010】そして、請求項1の発明の特徴は、前記ス
プロケット側ブラケットの上面には前記スプロケットの
近傍に位置して履帯受け装置を設け、該履帯受け装置
は、前記スプロケット側ブラケットの上面に前後方向に
位置して設けられた一対のガイドブロックと、該各ガイ
ドブロック間に上下方向に変位可能に設けられ上面が履
帯摺接面となったスキッドブロックと、前記スプロケッ
ト側ブラケットと該スキッドブロックとの間に設けら
れ、該スキッドブロックを上向きに常時付勢するばね部
材と、前記スプロケット側ブラケットとスキッドブロッ
クとの間に設けられ、前記スキッドブロックが該ばね部
材によって上方に変位するのを許し下方に変位するのを
禁止するスキッドブロック係止機構とから構成したこと
にある。
【0011】このように構成したことにより、スプロケ
ットとアイドラとの間で周回駆動される履帯は、スキッ
ドブロックの履帯摺接面に摺接することによりスプロケ
ットに対して接線方向に巻込まれる。これにより、履帯
がスプロケットに対して多角形状に巻込まれるときの上
下動が抑えられ、履帯とスプロケットとの噛合時におけ
る連続打撃音を低減できる。
【0012】このとき、スキッドブロックの履帯摺接面
が摩耗を生じたとしても、スキッドブロックはばね部材
によってこの摩耗に追従するように各ガイドブロックに
沿って上方に変位する。そして、スキッドブロック係止
機構によってスキッドブロックが下方に変位するのを禁
止することにより、スキッドブロックの履帯摺接面を履
帯に常時摺接させておくことができ、履帯摺接面の摩耗
にかかわらず履帯をスプロケットに対して接線方向に巻
込むように案内することができる。
【0013】また、請求項2の発明は、スキッドブロッ
ク係止機構は、スプロケット側ブラケットの上面に設け
られた爪部材と、スキッドブロックの側面に設けられ、
スキッドブロックが上方に変位するときには爪部材から
離脱し、スキッドブロックが下方に変位しようとすると
きには爪部材に係合して該スキッドブロックが下方に変
位するのを禁止するラッチ部材とから構成したことにあ
る。
【0014】このように構成したことにより、スキッド
ブロックが履帯摺接面の摩耗に応じて上方に変位すると
きには、爪部材がスキッドブロックのラッチ部材から離
脱する。そして、スキッドブロックが下方に変位しよう
とするときには、爪部材がスキッドブロックのラッチ部
材に係合することにより、スキッドブロックの下方への
変位が禁止され、履帯摺接面を履帯に摺接させた位置に
スキッドブロックを保持することができる。
【0015】さらに、請求項3の発明は、爪部材は、ス
プロケット側ブラケットの上面にブラケット及びピンを
介して回動可能に設け、ラッチ部材は、スキッドブロッ
クの側面に上下方向に連続して設けられた複数のラッチ
により構成したことにある。
【0016】このように構成したことにより、履帯摺接
面の摩耗によってスキッドブロックが上方に変位すると
きには、スキッドブロックに設けた各ラッチが爪部材を
回動変位させて該爪部材から離脱する。そして、履帯摺
接面の摩耗に応じてスキッドブロックが上方に変位した
後、各ラッチのうちのいずれかが爪部材に係合してスキ
ッドブロックの下方への変位が禁止されることにより、
スキッドブロックを履帯摺接面の摩耗量に応じた適正な
位置に保持しておくことができる。
【0017】また、請求項4の発明は、ガイドブロック
とスキッドブロックには、前後方向に位置して凹凸係合
部を設ける構成としたことにある。
【0018】このように構成したことにより、スキッド
ブロックをガイドブロックによって前後方向に位置決め
することができ、履帯が前進側に駆動されるとき、また
は後退側に駆動されるときに、該スキッドブロックによ
って履帯を案内することができる。
【0019】さらに、請求項5の発明は、スキッドブロ
ックの履帯摺接面は、履帯がスプロケットに対して接線
方向に巻込まれるように当該接線に対してほぼ平行に形
成したことにある。
【0020】このように構成したことにより、スプロケ
ットに巻込まれる履帯をスキッドブロックの履帯摺接面
に摺接させ、履帯をスプロケットに対して接線方向に巻
込まれるように案内することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明による履帯式走行装
置の実施の形態を、図1ないし図7を参照しつつ詳細に
説明する。
【0022】図1において、1は油圧ショベルの下部走
行体、2は下部走行体1を構成するトラックフレームを
それぞれ示し、このトラックフレーム2は、センタフレ
ーム3と、センタフレーム3の左右両側に配設され、前
後方向に伸長した一対のサイドフレーム4(一方のみ図
示)とからなっている。
【0023】そして、サイドフレーム4の前後方向の一
側にはスプロケット側ブラケット5が設けられ、他側に
はアイドラ側ブラケット6が設けられている。
【0024】ここで、スプロケット側ブラケット5は図
2及び図3に示すように、サイドフレーム4の一側端部
に固定された接続用端板7に溶接等によって固着されて
いる。
【0025】そして、スプロケット側ブラケット5は、
後述する走行モータ13を取付けるための大径穴8Aを
有し、この大径穴8Aの周囲に複数のねじ穴8Bが設け
られた厚肉の取付板8と、この取付板8の上側外周を覆
う上部補強板9と、下側外周を覆う下部補強板10と、
取付板8の側面に固着された半円弧状の後部補強板11
とから構成され、上部補強板9がスプロケット側ブラケ
ット5の上面をなしている。
【0026】ここで、上部補強板9が固着された取付板
8の上縁部は、図2に示すように、水平方向に対して角
度θだけ上向きに傾斜しており、これに伴って上部補強
板9も角度θだけ上向きに傾斜する構成となっている。
【0027】12はスプロケット側ブラケット5に取付
けられた駆動装置を示し、この駆動装置12は、走行モ
ータ13と、走行モータ13の回転を減速する減速機1
4と、減速機14の出力側に取付けられたスプロケット
15とからなっている。そして、走行モータ13の出力
を減速機14で減速してスプロケット15を回転駆動す
ることにより、後述するアイドラ16との間に巻装され
た履帯19が周回駆動する。
【0028】16はアイドラ側ブラケット6に取付けら
れたアイドラで、このアイドラ16は、サイドフレーム
4内に設けられた履帯張り調整装置(図示せず)によっ
てスプロケット15から離間する方向に常時付勢され、
スプロケット15との間に巻装された履帯19に適度な
張りを付与している。
【0029】17,17はサイドフレーム4の上面側に
回転可能に設けられた2個の上ローラで、各上ローラ1
7は、履帯19を下側から支持しつつ履帯19がサイド
フレーム4に接触するのを防止している。18,18,
…はサイドフレーム4の下面側に列設された複数の下ロ
ーラで、各下ローラ18は、スプロケット15およびア
イドラ16と共に履帯19上でサイドフレーム4を支持
するものである。
【0030】19はスプロケット15、アイドラ16、
各上ローラ17および各下ローラ18に巻装された履帯
を示し、この履帯19は、図4及び図5に示すように、
左右方向で対向する複数のリンク20がピン21によっ
て無端状に連結されてなり、ピン21の外周側にはスプ
ロケット15に噛合する円筒状のブシュ22が嵌合して
いる。また、左右のリンク20には板状のシュー23が
固定され、該シュー23は履帯19の幅方向に伸長して
いる。
【0031】そして、スプロケット15が回転駆動し、
各リンク20を連結するピン21に嵌合したブシュ22
に順次噛合することにより、履帯19がスプロケット1
5、アイドラ16、上ローラ17、下ローラ18上を周
回駆動し、下部走行体1が走行する。
【0032】24はスプロケット15の近傍に位置して
スプロケット側ブラケット5の上部補強板9上に設けら
れた履帯受け装置を示し、この履帯受け装置24は、図
6に示すように、後述するガイドブロック25,26
と、スキッドブロック27と、各コイルばね28と、ス
キッドブロック係止機構29とから大略構成されてい
る。
【0033】25,26はスプロケット側ブラケット5
を構成する上部補強板9の上面に前後方向に位置して設
けられた一対の前側ガイドブロック,後側ガイドブロッ
クをそれぞれ示し、前側ガイドブロック25,後側ガイ
ドブロック26は、互いに対向する面に上下方向に延び
る凹係合部としての係合凹溝25A,26Aが形成さ
れ、全体としてコ字状の断面形状を有する鋼製のブロッ
ク体として形成されている。
【0034】そして、これらガイドブロック25,26
は上部補強板9の上面に溶接等によって前後方向で対向
するように固着され、履帯19が前進方向に駆動される
とき、または後退方向に駆動されるときに、各ガイドブ
ロック25,26間でスキッドブロック27を上下方向
に案内するものである。
【0035】27は前側ガイドブロック25と後側ガイ
ドブロック26との間に上下方向に変位可能に設けられ
たスキッドブロックを示し、このスキッドブロック27
は、ほぼ台形状に形成された鋼製のブロック体として形
成されている。
【0036】ここで、スキッドブロック27の長さ方向
の前側面には、前側ガイドブロック25の係合凹溝25
Aに摺動可能に係合する凸係合部としての係合突起27
Aが突設され、長さ方向の後側面には、後側ガイドブロ
ック26の係合凹溝26Aに摺動可能に係合する凸係合
部としての係合突起27Bが突設されている。従って、
スキッドブロック27は、前側ガイドブロック25と後
側ガイドブロック26との間で前後方向に位置決めさ
れ、係合凹溝25A,26Aに案内されつつ上下方向に
変位できる構成となっている。また、スキッドブロック
27の幅方向の左側面には、後述するラッチ部材33が
設けられている。
【0037】さらに、スキッドブロック27の上面は、
履帯19をスプロケット15に対して接線方向に案内す
るため、履帯19を構成する各リンク20の下面に摺接
する履帯摺接面27Cとなり、この履帯摺接面27C
は、図4に示すように、履帯19がスプロケット15に
対して接線方向に巻込まれるとき、スプロケット15の
ピッチ円Pに対する接線Lとほぼ平行となるように形成
されている。
【0038】また、各係合突起27A,27Bの上端側
は曲面状に面取りされ、履帯19の各リンク20がスキ
ッドブロック27に摺接するときに各リンク20間の継
ぎ目が引っ掛かるのを防止している。
【0039】28,28,…は上部補強板9の上面とス
キッドブロック27との間に設けられたばね部材として
の3個のコイルばねで、各コイルばね28は、各ガイド
ブロック25,26間に位置して上部補強板9上に均等
な間隔で配設されている。ここで、各コイルばね28
は、例えば下端側が溶接等によって上部補強板9に固着
され、自由端となった上端側がスキッドブロック27の
下面に当接することにより、スキッドブロック27を上
向きに常時付勢するものである。そして、各コイルばね
28からスキッドブロック27に作用するばね力は、走
行時等において履帯19がスキッドブロック27の履帯
摺接面27Cに摺接するときに、該スキッドブロック2
7に作用する下向きの荷重よりも大きく設定されてい
る。
【0040】29はスプロケット側ブラケット5の上部
補強板9とスキッドブロック27との間に設けられたス
キッドブロック係止機構を示し、このスキッドブロック
係止機構29は、上部補強板9上に設けられた後述の爪
部材30と、スキッドブロック27の左側面に設けられ
たラッチ部材33とから大略構成されている。
【0041】30は上部補強板9の上面に設けられた爪
部材を示し、この爪部材30は、ガイドブロック25,
26の近傍に位置して上部補強板9の上面に固着された
一対の支持ブラケット31,31間にピン32を介して
回動可能に支持されている。ここで、爪部材30は、ス
キッドブロック27に向けて突出し、ラッチ部材33を
構成する後述の各ラッチ33A〜33Dに係合、離脱す
る係合爪部30Aと、上部補強板9の上面に当接する平
坦面状のストッパ部30Bとからなっている。
【0042】33はスキッドブロック27の左側面に設
けられたラッチ部材を示し、このラッチ部材33は、上
下方向に一定のピッチをもって鋸歯状に連続する複数個
(本実施形態では4個)のラッチ33A,33B,33
C,33Dの集合体として形成され、各ラッチ33A〜
33Dはスキッドブロック27の長さ方向に伸長してい
る。
【0043】そして、ラッチ部材33は、スキッドブロ
ック27の履帯摺接面27Cが摩耗していない状態で
は、図5中に実線で示すように、爪部材30の係合爪部
30Aにラッチ33Aを係合させ、このときに爪部材3
0のストッパ部30Bが上部補強板9の上面に当接する
ことにより、スキッドブロック27が下方に変位するの
を禁止する。
【0044】一方、履帯摺接面27Cの摩耗に応じてス
キッドブロック27が各コイルばね28によって上方に
変位するときには、ラッチ部材33のラッチ33Bが爪
部材30を上方に押圧することにより、爪部材30がピ
ン32を中心として二点鎖線で示すように回動変位す
る。これにより、爪部材30の係合爪部30Aがラッチ
33Aから離脱し、スキッドブロック27は、履帯摺接
面27Cが摩耗した分だけ各コイルばね28によって上
方に変位する。
【0045】そして、スキッドブロック27が下方に変
位しようとするときには、ラッチ部材33のラッチ33
A〜33Dのいずれかが爪部材30(係合爪部30A)
に係合することにより、スキッドブロック27の下方へ
の変位が禁止され、該スキッドブロック27は、履帯1
9を構成する各リンク20の下面に履帯摺接面27Cを
常時摺接させた位置に保持される構成となっている。
【0046】本実施形態は上述の如き構成を有するもの
で、履帯19は、スプロケット15、アイドラ16、上
ローラ17および下ローラ18に巻装され、アイドラ1
6とサイドフレーム4との間に設けられた履帯張り調整
装置(図示せず)によって適度な張りを付与される。こ
の状態でスプロケット15を回転駆動すると、このスプ
ロケット15が履帯19のブシュ22に順次噛合してい
くことにより、履帯19が周回駆動して下部走行体1が
走行する。
【0047】このとき、図5中に実線で示すように、ラ
ッチ部材33のラッチ33Aは、爪部材30の係合爪部
30Aに係合することにより、スキッドブロック27が
下方に変位するのを禁止する。これにより、スキッドブ
ロック27は、履帯19を構成するリンク20の下面に
履帯摺接面27Cを摺接させた位置に保持され、この位
置で履帯19を下側から支える。
【0048】そして、スキッドブロック27は、上部補
強板9の上面に前後方向で対向配置されたガイドブロッ
ク25,26間に設けられているから、履帯19が前進
方向に駆動されるとき、または後退方向に駆動されると
きに、スキッドブロック27を各ガイドブロック25,
26によって前後方向に位置決めしつつ、上下方向に案
内することができる。
【0049】これにより、図4に示すように、履帯19
がスプロケット15に巻込まれていくとき、各ブシュ2
2の中心を結ぶ線が、上ローラ17とスプロケット15
のピッチ円Pとを結ぶ接線Lとほぼ一致する状態を保つ
ようになる。
【0050】かくして、スキッドブロック27が履帯1
9をスプロケット15に対してほぼ接線方向に巻込むよ
うに案内することにより、履帯19がスプロケット15
に多角形状に巻込まれるときの上下動を抑えることがで
き、履帯19がスプロケット15に噛合するときの連続
打撃音を低減することができる。
【0051】そして、履帯19の各リンク20に常時摺
接することにより、スキッドブロック27の履帯摺接面
27Cが摩耗を生じた場合には、スキッドブロック27
は、履帯摺接面27Cが摩耗した分だけ各コイルばね2
8によって上方に変位する。
【0052】このとき、スキッドブロック27が履帯摺
接面27Cの摩耗に追従して上方に変位するのに伴っ
て、スキッドブロック27の側面に設けたラッチ部材3
3が上方に変位すると、爪部材30が図5中に実線で示
す位置から二点鎖線で示す位置へと回動変位し、ラッチ
33Aが爪部材30の係合爪部30Aから離脱する。
【0053】そして、履帯摺接面27Cの摩耗量がラッ
チ部材33のラッチ33A,33B間のピッチを越える
と、図7に示すように、ラッチ部材33のラッチ33B
が、爪部材30の係合爪部30Aに係合し、スキッドブ
ロック27が下方に変位するのを禁止する。これによ
り、スキッドブロック27は、摩耗した履帯摺接面27
Cを履帯19を構成するリンク20の下面に摺接させた
位置に保持され、この位置で履帯19を下側から支える
ことにより、履帯19をスプロケット15に対してほぼ
接線方向に巻込むように案内する。
【0054】かくして、スキッドブロック27は、履帯
摺接面27Cが摩耗を生じたとしても、該履帯摺接面2
7Cが摩耗した分だけ各コイルばね28によって持上げ
られ、履帯摺接面27Cを履帯19の下面に常時摺接さ
せておくことができる。
【0055】そして、スキッドブロック27に伴ってラ
ッチ部材33が上方に変位するときに、ラッチ部材33
の各ラッチ33A〜33Dが、履帯摺接面27Cの摩耗
量に応じて段階的に爪部材30に係合することにより、
スキッドブロック27を、履帯19の下面に履帯摺接面
27Cを常時摺接させた位置に保持することができる。
【0056】この結果、履帯摺接面27Cの摩耗にかか
わらず、スキッドブロック27によって、履帯19がス
プロケット15に対してほぼ接線方向に巻込まれる状態
を保つことができ、履帯19がスプロケット15に噛合
するときの連続打撃音を長期に亘って確実に低減するこ
とができる。
【0057】なお、前記実施形態では、ばね部材として
コイルばね28を用いた場合を例に挙げたが、本発明は
これに限るものではなく、例えば皿ばね、板ばね等を適
用してもよい。
【0058】また、前記実施形態では、前側ガイドブロ
ック25、後側ガイドブロック26に凹係合部としての
係合凹溝25A,26Aを設け、スキッドブロック27
に凸係合部としての係合突起27A,27Bを設けた場
合を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、例えば前側
ガイドブロック25、後側ガイドブロック26に凸係合
部を設け、スキッドブロック27に凹係合部を設ける構
成としてもよい。
【0059】さらに、前記実施形態では、油圧ショベル
の下部走行体に適用した履帯式走行装置を例に挙げた
が、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン等の他
の装軌式車両の下部走行体にも適用することができる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、スプロケット側ブラケットの上面に設けられる履
帯受け装置を、上下方向に延びる係合凹溝を有するガイ
ドブロックと、該ガイドブロックの係合凹溝に変位可能
に設けられ上面が履帯摺接面となったスキッドブロック
と、スキッドブロックを上向きに常時付勢するばね部材
と、スキッドブロックが上方に変位するのを許し下方に
変位するのを禁止するスキッドブロック係止機構とから
構成したから、スキッドブロックの履帯摺接面が摩耗を
生じたとしても、スキッドブロックは、ばね部材によっ
て上方に変位することにより履帯摺接面を履帯に常時摺
接させておくことができる。このとき、スキッドブロッ
ク係止機構によってスキッドブロックが下方に変位する
のを禁止することにより、履帯摺接面が履帯に摺接した
位置にスキッドブロックを保持しておくことができる。
【0061】この結果、スキッドブロックは、履帯摺接
面の摩耗にかかわらず、常に履帯をスプロケットに対し
て接線方向に巻込むように案内することができ、履帯が
スプロケットに噛合するときの連続打撃音を長期に亘っ
て確実に低減することができる。
【0062】また、請求項2の発明によれば、スキッド
ブロック係止機構を、スプロケット側ブラケットの上面
に設けられた爪部材と、スキッドブロックの側面に設け
られ、スキッドブロックが上方に変位するときには爪部
材から離脱し、スキッドブロックが下方に変位しようと
するときには爪部材に係合するラッチ部材とから構成し
たから、履帯摺接面の摩耗に応じてスキッドブロックが
上方に変位した後、スキッドブロックに設けたラッチ部
材がラッチ部材に係合することにより、該スキッドブロ
ックの下方への変位を禁止する。これにより、常に履帯
摺接面を履帯に摺接させた位置にスキッドブロックを保
持しておくことができる。
【0063】さらに、請求項3の発明によれば、爪部材
をスプロケット側ブラケットの上面にブラケット及びピ
ンを介して回動可能に設け、ラッチ部材をスキッドブロ
ックの側面に上下方向に連続して設けられた複数のラッ
チにより構成したから、履帯摺接面の摩耗に応じてスキ
ッドブロックが上方に変位するとき、スキッドブロック
の側面に設けた各ラッチに爪部材を段階的に係合させる
ことができる。このため、スキッドブロックを、履帯摺
接面の摩耗量に応じた適正な位置に保持しておくことが
でき、スキッドブロックによって常に履帯をスプロケッ
トに対して接線方向に巻込まれるように案内することが
できる。
【0064】また、請求項4の発明によれば、ガイドブ
ロックとスキッドブロックには、前後方向に位置して凹
凸係合部を設ける構成としたから、前進方向または後退
方向に駆動される履帯に摺接するスキッドブロックを、
ガイドブロックによって前後方向に位置決めしつつ上下
方向に案内することができる。
【0065】さらに、請求項5の発明によれば、スキッ
ドブロックの履帯摺接面を、履帯がスプロケットに対し
て接線方向に巻込まれるように当該接線に対してほぼ平
行に形成したから、スキッドブロックの履帯摺接面に履
帯の下面を摺接させることにより、常に履帯をスプロケ
ットに対して接線方向に巻込まれるように案内すること
ができ、履帯とスプロケットとが噛合するときの連続打
撃音を確実に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による履帯式走行装置が適用
された下部走行体を示す外観図である。
【図2】図1中のスプロケット側ブラケット、履帯受け
装置等をスプロケットを二点鎖線として示す部分拡大図
である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】スキッドブロックが履帯の下面に摺接した状態
を拡大して示す部分拡大図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた断面図であ
る。
【図6】履帯受け装置を示す分解斜視図である。
【図7】履帯摺接面の摩耗に追従してスキッドブロック
が上方に変位した状態を示す図5と同様の断面図であ
る。
【符号の説明】
2 トラックフレーム 3 センタフレーム 4 サイドフレーム 5 スプロケット側ブラケット 15 スプロケット 19 履帯 20 リンク 24 履帯受け装置 25 前側ガイドブロック 26 後側ガイドブロック 25A,26A 係合凹溝(凹係合部) 27 スキッドブロック 27A,27B 係合突起(凸係合部) 27C 履帯摺接面 28 コイルばね(ばね部材) 29 スキッドブロック係止機構 30 爪部材 31 支持ブラケット 32 ピン 33 ラッチ部材 33A,33B,33C,33D ラッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタフレームの左右両側にサイドフレ
    ームを有し、該サイドフレームの前後方向の一側がスプ
    ロケット側ブラケットとなり、他側がアイドラ側ブラケ
    ットとなったトラックフレームと、該トラックフレーム
    のスプロケット側ブラケットに設けられたスプロケット
    およびアイドラ側ブラケットに設けられたアイドラと、
    前記スプロケットとアイドラとの間に巻装された履帯と
    からなる履帯式走行装置において、 前記スプロケット側ブラケットの上面には前記スプロケ
    ットの近傍に位置して履帯受け装置を設け、 該履帯受け装置は、前記スプロケット側ブラケットの上
    面に前後方向に位置して設けられた一対のガイドブロッ
    クと、該各ガイドブロック間に上下方向に変位可能に設
    けられ上面が履帯摺接面となったスキッドブロックと、
    前記スプロケット側ブラケットと該スキッドブロックと
    の間に設けられ、該スキッドブロックを上向きに常時付
    勢するばね部材と、前記スプロケット側ブラケットとス
    キッドブロックとの間に設けられ、前記スキッドブロッ
    クが該ばね部材によって上方に変位するのを許し下方に
    変位するのを禁止するスキッドブロック係止機構とから
    構成したことを特徴とする履帯式走行装置。
  2. 【請求項2】 前記スキッドブロック係止機構は、前記
    スプロケット側ブラケットの上面に設けられた爪部材
    と、前記スキッドブロックの側面に設けられ、スキッド
    ブロックが上方に変位するときには該爪部材から離脱
    し、スキッドブロックが下方に変位しようとするときに
    は該爪部材に係合して該スキッドブロックが下方に変位
    するのを禁止するラッチ部材とから構成してなる請求項
    1に記載の履帯式走行装置。
  3. 【請求項3】 前記爪部材は、前記スプロケット側ブラ
    ケットの上面にブラケット及びピンを介して回動可能に
    設け、前記ラッチ部材は、前記スキッドブロックの側面
    に上下方向に連続して設けられた複数のラッチにより構
    成してなる請求項2に記載の履帯式走行装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドブロックとスキッドブロック
    には、前後方向に位置して凹凸係合部を設ける構成とし
    てなる請求項1,2または3に記載の履帯式走行装置。
  5. 【請求項5】 前記スキッドブロックの履帯摺接面は、
    前記履帯が前記スプロケットに対して接線方向に巻込ま
    れるように当該接線に対してほぼ平行に形成してなる請
    求項1,2,3または4に記載の履帯式走行装置。
JP26812997A 1997-09-12 1997-09-12 履帯式走行装置 Pending JPH1179009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26812997A JPH1179009A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 履帯式走行装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26812997A JPH1179009A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 履帯式走行装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1179009A true JPH1179009A (ja) 1999-03-23

Family

ID=17454296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26812997A Pending JPH1179009A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 履帯式走行装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1179009A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001225770A (ja) 装軌車両の走行装置
CN205345102U (zh) 用于履带系统的惰轮轭架组件及履带式机器的履带系统
JP2002362441A (ja) 装軌式作業車両の走行装置
EP1647472B1 (en) Undercarriage equipped with rubber crawler
CA1057799A (en) Method of and means for reducing track noise in a track-type vehicle
JP3718016B2 (ja) 履帯式走行装置
JPH1179009A (ja) 履帯式走行装置
JP5132483B2 (ja) クローラ走行装置
JP2005088639A (ja) 建設機械のトラックフレーム
JP4671903B2 (ja) トラックローラガード
JP2001239968A (ja) クローラ走行装置
JP3234548B2 (ja) クローラ式走行装置
JP3923602B2 (ja) 旋回作業車
JP2543716Y2 (ja) クローラ脱輪防止装置
JP3234550B2 (ja) クローラ式走行装置
JP3507231B2 (ja) 履帯式走行装置
JPH10203434A (ja) 履帯式走行装置
JPH10167130A (ja) 履帯式走行装置
JPH0613039Y2 (ja) 装軌車両のアイドラガイド機構
JPS6039343Y2 (ja) 装軌車両の足まわり装置
JPH0313100Y2 (ja)
JP3385634B2 (ja) クローラ付き車両のサスペンション構造
JPH1029571A (ja) 走行車両
JP2001334969A (ja) クローラ式走行装置
JPH10250646A (ja) 履帯式走行装置