JPH1179046A - 車両用懸架装置 - Google Patents

車両用懸架装置

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JPH1179046A
JPH1179046A JP24733897A JP24733897A JPH1179046A JP H1179046 A JPH1179046 A JP H1179046A JP 24733897 A JP24733897 A JP 24733897A JP 24733897 A JP24733897 A JP 24733897A JP H1179046 A JPH1179046 A JP H1179046A
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Hiroshi Noro
浩史 野呂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイングアームを軽量化、高剛性化かつ高捩
れ中心化する。 【解決手段】 スイングアーム10を、左右一対の主ア
ーム30,これを連結するクロス部材32、クロス部材
32の上面から上方へ突出するステー33、ステー33
の上部から斜め下がりに後方へ延びで主アーム30の後
端部に取り付けられたエンドピース34の上面へ溶接す
る。これにより、側面視略三角形状を形成する。主アー
ム30は、リンク連結ステー20近傍部分を最大部40
とし、後方へ向かって上下幅が次第に狭くなるテーパー
部42とし、後端部41を最少断面積とするように、中
空角形押し出しパイプをスエージング加工により形成す
る。また、最大部40より前方側はスリットを入れてプ
レスすることによりやはり前方に向かって上下幅が細く
なるテーパー状にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動2輪車の後輪
懸架装置等に好適な車両用懸架装置、特にスイングアー
ムの新規構造に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平3−106528号には、左右一
対の主アームをクロス部材で連結した自動2輪車用後輪
懸架装置のスイングアームが示されている。各主アーム
はパイプ部材をスエージング加工し、その後プレス加工
することにより長手方向にテーパー状をなすよう形成さ
れている。
【0003】また、テーパー状でないストレートの主ア
ーム上方に補強部材を設け、これらにより側面視で略三
角形状をなすように構成した補強構造のスイングアーム
も公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高性能車等の特殊な車
両のスイングアームには、高い走行性能を追求するた
め、高剛性、高い捩れ中心位置(以下、高捩れ中心とい
う)並びに軽量化を同時に求められる場合がある。ここ
で、捩れ中心とは、車体を左右方向へ傾けるとき等に車
軸との間で生じるスイングアームの捩れの中心であり、
車輪の接地点からの高さで示される。
【0005】一方、上記公知例の車体構造では、主アー
ムをテーパー状にすることにより、スイングアーム全体
を軽量化することができるが、高剛性及び高捩れ中心の
条件を実現できない。すなわち、前端の車体連結部と、
後端の車軸支持部とを直線的に連結する主アームでは、
捩れ中心は、ほぼ車軸の高さ程度になってしまう。ま
た、より高剛性を得るには主アームと別な補強構造が必
要になるからである。
【0006】そこで前記他の公知例のように、主アーム
上に側面視で略三角形状構造をなすような補強部材を用
いれば、高剛性になるとともに、上方に配置された補強
部材によって捩れ中心位置も高くなるので、軽量化を除
き、高剛性化及び高捩れ中心化という2条件はある程度
実現できる。しかしながら、補強部材の剛性には限度が
あるから、係る構造でも捩れ中心はそれ程高くできず、
自ずから一定の限度があった。
【0007】したがって、これらの公知例はいずれも前
記高性能車に要求される3条件を同時かつ十分に実現す
ることはできなかった。そこで、本願発明は、高剛性化
かつ高捩れ中心並びに軽量化の3条件を同時かつ十分に
を与えるスイングアームの実現を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係る車両用懸架装置は、一端を車体側に枢支
し他端に車輪を支持した左右一対の主アーム及びこれら
左右の主アームを連結するクロス部材を有するスイング
アームと、上端を車体側に連結し下端を前記クロス部材
に連結した緩衝器とを備えた車両用懸架装置において、
前記主アームの上方へ補強部材を配設し、前記クロス部
材と主アームの車軸支持とへ連結することにより主アー
ムとの間に側面視略三角形状部を構成するとともに、前
記主アームをクロス部材の連結部から車輪支持部に向か
って次第に上下幅が狭くなるテーパー状に形成し、補強
部材が連結する車輪支持部近傍を最少断面積部分にした
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】主アームをそのクロス部材連結部から車
軸支持部へ向って次第に上下幅が狭くなるテーパー状に
したので、最も大きな力が加わるクロス部材連結部の剛
性を十分に確保した上で全体を軽量化できる。また、補
強部材を用いて側面視略三角形状構造にすることにより
高剛性化が実現される。そのうえ主アーム上方に補強部
材を設けることにより捩れ中心を上方へ上げることがで
きるとともに、最も断面積が小さくなる車軸支持部へ補
強部材を連結することにより、さらに捩れ中心を上方へ
移動するので、ストレートの主アームでは実現不可能な
高捩れ中心を実現できる。ゆえに、高性能車に要求され
る、軽量化、高剛性化並びに高捩れ中心化を同時かつ高
レベルで実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は実施例に係るスイングアー
ムの側面図、図2はこのスイングアームを適用した自動
2輪車全体の側面図、図3は後輪懸架装置部分の側面
図、図4はスイングアームの斜視図、図5はその平面
図、図6は主アームの側面図、図7は図6の7−7線断
面図、図8は、主アームの後端部を図6のZ矢視方向か
ら示す図、図9は図1の9−9線断面図である。
【0011】まず、図2において、この自動2輪車は前
輪1と後輪2の間に配設されたエンジン3、これを支持
するためエンジン3の上方を左右一対で前後方向へ延び
るメインフレーム4、その後端部から上下方向へ延びる
左右一対のピボットフレーム5、メインフレーム4の前
端部に設けられたヘッドパイプ6へ回動自在に連結され
た左右一対のフロントフォーク7、これを繰向するハン
ドル8、車体前部を覆うフロントカウル9、ピボットフ
レーム5へ前端を揺動自在に支持されたスイングアーム
10、このスイングアーム10の中間部とピボットフレ
ーム5を連結する緩衝器11、スイングアーム10の後
端部に支持される車軸12、ドリブンスプロケット1
3、チェーン14、エンジン3の出力を伝達するドライ
ブスプロケット15を備える。符号16は燃料タンク、
17はシートレール、18はリヤカウル、19はシート
である。
【0012】図3に示すように、この後輪懸架装置は後
輪2の地面Gに対する接地点から入力する力Fを車軸1
2からスイングアーム10へ伝達し、スイングアーム1
0の中間部前方寄り位置下部に設けられたリンク連結ス
テー20より、リンク21を介して緩衝器11へ伝達す
ることにより、緩衝するようになっている。
【0013】緩衝器11はプログレッシブ特性を与えら
れた公知のものであり、スイングアーム10は前端部の
ピボット22を中心に上下へ揺動し、リンク21はリン
クロッド23を介してピボットフレーム5の下部へ連結
されている。符号24,25は泥除けであり、スイング
アーム10へ着脱自在に取付けられる。
【0014】図1、4及び5に示すように、このスイン
グアーム10は、左右一対の主アーム30とこれらの前
端を連結するぴピボットパイプ31、中間部を連結する
クロス部材32、このクロス部材32から上方へ延びる
ステー33の上端と主アーム30後端に溶接されたエン
ドピース34の間に取付けられる補強部材35を備えて
いる。
【0015】補強部材35は、平面視が略U字状をなす
とともに、側面視では後方へ斜め下がりに延びて主アー
ム30との間に略三角形状をなす部材であり、左右の後
端部近傍は下方へ急角度で曲がる屈曲部36をなしてエ
ンドピース34へ溶接されている。符号37,38は泥
除け24,25の取り付けステーである。
【0016】左右の主アーム30は図6乃至図8に示す
ように、それぞれアルミ合金等の適宜金属を用いて縦長
断面の中空角パイプ状に押し出し形成した後、これのリ
ンク連結ステー20近傍の最大部40より後方側をスエ
ージング加工して後端部41へ向って次第に上下幅が狭
くなるようテーパー状に断面変化するテーパー部42に
なっている。したがって、最大部40より後方では後端
部41が断面積最少となっている。
【0017】また、最大部40より前方側も、前方に向
かって上下幅が狭くなるテーパー状に形成され、図6に
明らかなように、このテーパー部43は、側面に前端側
よりスリット44を入れ、このスリット44をプレス成
形により合わせて溶接することにより形成されている。
【0018】なお、図8に示すように、最大部40の幅
W1と、後端部41の幅W2の比であるデーパー率(W
2/W1)は、車体要求性能や、スイングアーム10の
構造並びに使用材料等に応じて適宜設定されるが、一般
的に60〜80%程度にするのが好ましく、ちなみに、
本実施例では約67%程度になっている。
【0019】クロス部材32は、アルミ合金等の適宜材
料を用いて鋳造等により中空状に成形したものであり、
平面視略I字状をなして、左右の主アーム30の最大部
40近傍部内側へ溶接され、最も大きな力を受ける最大
部40近傍部を補強している。リンク連結ステー20は
予めクロス部材32の底部から下方へ突出して一体に形
成されている。
【0020】補強部材35は、主アーム30と同様に、
アルミ合金等の適宜金属を用いて中空角パイプ状に押し
出し形成した後、三次元の曲げ加工を施して、形成して
いる。ステー33は同様に中空形状をなす押し出し加工
後、三次元曲げ加工して図9に示すような前面側が略コ
字状断面をなすように加工している。
【0021】次に、本実施例の作用を説明する。図1に
示すように、ステー33及び補強部材35を主アーム3
0の上方に設けることにより側面視で略三角形部を形成
したので、スイングアーム10を十分に高剛性化でき
る。しかも、テーパー状にすることにより軽量化でき
る。
【0022】その上、補強部材35を主アーム30の上
方に設けること、及び補強部材35との連結部を断面積
が最少となる主アーム30の後端部41近傍にすること
により、捩れ中心C1は、このような補強部材とストレ
ートの主アームを組合せて用いた従来の捩れ中心C0寄
りも、寸法Dだけ上方へ移動する。このため高捩れ中心
構造となる。したがって、軽量化、高剛性化並びに高捩
れ中心を同時かつ高レベルで達成できる。
【0023】なお、本願発明は上記実施例に限定され
ず、種々に変形可能であり、例えば、懸架装置としては
前輪用にも適用でき、対象車両の自動3輪車等に適用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スイングアームの側面図
【図2】 スイングアームを適用した自動2輪車の全体
側面図
【図3】 後輪懸架装置の側面図
【図4】 スイングアームの斜視図
【図5】 スイングアームの平面図
【図6】 主アームの側面図
【図7】 図6の7−7線断面図
【図8】 図6のZ矢示方向図
【図9】 図1の9−9線断面図
【符号の説明】
10:スイングアーム、12:車軸、30:主アーム、
32:クロス部材、33:ステー、35:補強部材、4
0:最大部、41:後端部、42:テーパー部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を車体側に枢支し他端に車輪を支持し
    た左右一対の主アーム及びこれら左右の主アームを連結
    するクロス部材を有するスイングアームと、上端を車体
    側に連結し下端を前記クロス部材に連結した緩衝器とを
    備えた車両用懸架装置において、前記主アームの上方へ
    補強部材を配設し、前記クロス部材と主アームの車軸支
    持とへ連結することにより主アームとの間に側面視略三
    角形状部を構成するとともに、前記主アームをクロス部
    材の連結部から車輪支持部に向かって次第に上下幅が狭
    くなるテーパー状に形成し、補強部材が連結する車輪支
    持部近傍を最少断面積部分にしたことを特徴とする車両
    用懸架装置。
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CN113386895A (zh) * 2020-03-14 2021-09-14 印度商宜诺摩托克普有限公司 车辆摇臂
CN113548137A (zh) * 2021-02-26 2021-10-26 重庆隆鑫新能源科技有限公司 摩托车

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CN113548137A (zh) * 2021-02-26 2021-10-26 重庆隆鑫新能源科技有限公司 摩托车
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