JPH118254A - 電界効果型化合物半導体装置の製造方法 - Google Patents

電界効果型化合物半導体装置の製造方法

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JPH118254A
JPH118254A JP15949597A JP15949597A JPH118254A JP H118254 A JPH118254 A JP H118254A JP 15949597 A JP15949597 A JP 15949597A JP 15949597 A JP15949597 A JP 15949597A JP H118254 A JPH118254 A JP H118254A
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JP
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compound semiconductor
layer
gate
channel layer
barrier layer
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Hiroichi Ichikawa
▲博▼一 市川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電界効果型化合物半導体装置の短チャネル効
果とゲート・ドレインラグを低減する。 【解決手段】 n(p)型チャネル層5とp(n)型バ
リア層6を有する3-5化合物半導体もしくは2-6化合物
半導体を、チャネル層とバリア層をイオンインプランテ
ーション法により作製し、バリア層イオンのドーズ量
が、チャネル層イオンのドーズ量の5%以下、バリア層
イオンの打ち込みエネルギーが、チャネル層イオンの打
ち込みエネルギーの400%以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界効果型化合物
半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】GaAsやInPといった3-5化合物半導体を
チャネル層5に用いたFET(Field Effect Transisto
r)は高周波素子として注目されている。一般にゲート長
を短くするとFETの線形利得が大きくなり高周波特性
が向上する事が予想されるために、FETのゲート長は
ますます短くなっている。しかしゲート長を短くすると
同時にFETの短チャネル効果も発生する。FETの短
チャネル効果は回路設計の障害となっている。
【0003】従来技術では短チャネル効果は以下の方法
によって低減されている。従来の短チャネル効果を抑制
する3-5化合物半導体FETの製造方法及び、その構
造を図2〜図8に示す。
【0004】図2は3-5化合物半導体基板1を示して
いる。図3はオーミックコンタクト層4となるn+層を
イオンインプランテーションにより作製した構造を示し
ている。このオーミックコンタクト層4は、ソース電極
7、ドレイン電極8にオーミックコンタクトをとらせる
ためのものである。絶縁膜2として、SiO2を光CVDに
より200(A)被着する。さらに通常のホトレジスト工程に
よりソース電極7及び、ドレイン電極8のためのパター
ンを形成し、SiO2をエッチングし、ソース電極7及びド
レイン電極8の孔を形成する。そして、オーミックコン
タクト層4となるn+層をイオンインプランテーション
する。この際のドーパントはSiであり、打ち込みエネル
ギーが125(keV)、ドーズ量が3.0E+13(cm-2)である。
【0005】図4はチャネル層5となるn層をイオンイ
ンプランテーションにより作製した構造を示している。
図3の構造に通常のホトレジスト工程によりチャネル層
5のためのパターンを形成し、絶縁膜2をエッチングし
てチャネル層5の孔を形成する。そして、チャネル層5
となるn層をイオンインプランテーションする。この際
のドーパントはSiであり、打ち込みエネルギーが40(ke
V)、ドーズ量が1.0E+13(cm-2)である。この状態でのド
ーパントプロファイルを図9に示す。図9によりn型半
導体層のみをイオンインプランテーションしただけでは
n型ドーパントプロファイルが深さ方向に大きく広が
り、アスペクト比が低減し、短チャネル効果が発生しや
すい構造となる。
【0006】そのため、短チャネル効果低減のためのバ
リア層6となるp層をイオンインプランテーションによ
り作製する。図5にその構造を示している。図4の構造
にp層をイオンインプランテーションする。ドーパント
はMgであり、打ち込みエネルギーが350(keV)、ドーズ量
が1.0E+12(cm-2)である。さらに、n+層、n層、p層
のドーパントを活性化させるためにラピッドサーマルア
ニーリングを2(min)、850(℃)、H2雰囲気の中で行な
う。n型半導体層とp型半導体層の全ドーパントプロフ
ァイルを図10に示す。全ドーパントプロファイルは深
さ方向に大きく広がらず、アスペクト比が増加している
事がわかる。従って短チャネル効果を抑制できる構造と
なる。
【0007】図6はソース電極7、ドレイン電極8を蒸
着した構造を示している。図5の構造に絶縁膜2を被着
する。絶縁膜2としてSiO2をPECVD(Plasma-Enhanced CV
D)により2000(A)被着する。通常のホトレジスト工程に
よりソース電極7及び、ドレイン電極8のためのパター
ンを形成し、絶縁膜2をエッチングしソース電極7及
び、ドレイン電極8の孔を形成する。さらにソース電極
7、ドレイン電極8となるAuGeを3800(A)蒸着し、リフ
トオフ工程によりフォトレジスト3とフォトレジスト3
上にあるAuGeを除去する。
【0008】図7はゲート電極9を蒸着した構造を示し
ている。図6の構造上に通常のホトレジスト工程により
ゲート電極9のためのパターンを形成し、絶縁膜2をエ
ッチングし、ゲート電極9の孔を形成する。さらにゲー
ト電極9となるAlを5000(A)蒸着し、リフトオフ工程に
よりフォトレジスト3とフォトレジスト3上にあるAlを
除去する。
【0009】図8はソース電極7、ドレイン電極8、ゲ
ート電極9の絶縁性を確保するための絶縁膜2を被着し
た構造を示している。絶縁膜2としてPSG(Phospho Sili
cateGlass)膜を7000(A)被着した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】pバリア層6をイオン
インプランテーションする時、nチャネル層5中のエネ
ルギーバンドギャップにアクセプタ型の深い準位が発生
する。深い準位はゲート・ドレインラグを発生させる。
このゲート・ドレインラグのためにFETを高周波動作
させた際、FETの特性が劣化する。以下、ゲート・ド
レインラグによるFETの高周波特性劣化のメカニズム
をSHR(Shokkley Hall Reed)に基づいて説明する。
【0011】図11はOffゲートバイアスを印加した場
合の定常状態のエネルギーバンドと空間電荷濃度の図を
示している。ゲート電極9付近においては深い準位が正
孔の擬フェルミ準位よりも上にあるので深い準位は正孔
に占有されており、この領域の深い準位は帯電していな
い。一方、半絶縁性GaAs基板側においては深い準位が正
孔の擬フェルミ準位よりも下にあるので深い準位は電子
に占有されており、この領域の深い準位は負に帯電して
いる。またこの状態の空間電荷密度の分布も同じく示し
た。「領域1」とは伝導帯に電子が存在せず、尚且つア
クセプタ型の深い準位が正孔に占有されている領域であ
り、空間電荷密度はq・ND(q:素電荷量、ND:ドナー濃
度)である。「領域2」とは伝導帯に電子は存在しない
が、アクセプタ型の深い準位は電子に占有されている領
域であり、空間電荷密度はq・(ND- NT A)(q:素電荷
量、ND:ドナー濃度、NT A:アクセプタ型の深い準位の
濃度)である。空乏層領域とは「領域1」と「領域2」
とを加えた領域である。空乏層領域はOffゲートバイア
ス印加の状態においてはチャネル全体に渡って広がって
いる。
【0012】図12はOnゲートバイアスを印加した直後
の非定常状態のエネルギーバンドと空間電荷濃度の図を
示している。Onゲートバイアスを印加されているため、
Offゲートバイアス印加時に比べてゲートのショットキ
ーバリアの高さは低くなっており、空乏層の幅も小さく
なっている。「領域1」の幅はOffゲートバイアス印加
時と同じであるが、領域2の幅はOffゲートバイアス印
加時に比べて小さくなっている。「領域2」内のアクセ
プタ型の深い準位を占有している電子は、アクセプタ型
の深い準位が正孔の擬フェルミ準位より上にあるため、
定常状態においては伝導帯または価電子帯に遷移する。
しかし、非定常状態においてはアクセプタ型の深い準位
を占有しつづける。このために「領域1」の幅はOffゲ
ートバイアス印加時と同じである。これによりOffゲー
トバイアス印加の状態に比べて「領域2」の幅が縮小し
た分、空乏層の幅が縮小する。中性領域の伝導帯内の電
子はソースからチャネルに供給された。この供給にかか
る時間は誘電緩和時間程度であり非常に短い(1E-6(se
c)以下)と考えられる。
【0013】Onゲートバイアスを印加の非定常状態から
十分時間を経て定常状態に達すると、非定常状態におい
て「領域2」内の正孔の擬フェルミ準位より上にあるア
クセプタ型の深い準位を占有している電子は伝導帯また
は価電子帯に遷移する。図13はOnゲートバイアスを印
加し、十分時間がたった後の定常状態のエネルギーバン
ドと空間電荷濃度の図を示している。電子が深い準位か
ら伝導帯または価電子帯に遷移した分だけ準定常状態に
比べ「領域1」の幅は大きくなっている。一方、「領域
2」の幅は非定常状態に比べて小さくなっている。そし
て空乏層全体の幅、即ち「領域1」の幅と「領域2」の
幅の合計も、非定常状態の場合に比べて小さくなってい
る。
【0014】この亊は以下の理由による。ここでOnゲー
トバイアス印加の非定常状態の場合にも、Onゲートバイ
アス印加の定常状態の場合にもゲートに印加したバイア
スはどちらも同じである。したがって双方においてPois
son方程式の空間電荷濃度の項を2階積分した値は等し
くなければならない。非定常状態に比べて定常状態の場
合は、空間電荷濃度がq・ND(q:素電荷量、ND:ドナー
濃度)である「領域1」の幅が大きいために、空間電荷
濃度がq・(ND - NT A)(q:素電荷量、ND:ドナー濃度、
NT A:アクセプタ型の深い準位の濃度)である「領域
2」の幅が小さくなければならない。その結果、図13
に示したように、空乏層全体の幅、「領域1」の幅と
「領域2」の幅の合計は、定常状態の方が非定常状態の
場合に比べて小さくなる。
【0015】FETを直流動作させた場合、Onゲートバ
イアス印加の状態は図13に示した定常状態である。一
方、FETを高周波動作させた場合、Onゲートバイアス
印加の状態は図12に示した非定常状態である事が実験
的に知られている。また、Offゲートバイアス印加の状
態は、直流動作させた場合にも高周波動作させた場合に
も図11に示した定常状態である事が実験的に知られて
いる。図12に示したOnゲートバイアス印加の非定常状
態は図13に示した定常状態に比べて空乏層幅が大き
い。このため、非定常状態のドレイン電流は定常状態の
ドレイン電流に比べて減少する。従ってFETを高周波
動作させた際のOnゲートバイアス印加のドレイン電流
は、直流動作させた際のドレイン電流に比べて減少す
る。即ちゲート・ドレインラグにより、FETを高周波
動作させた場合の特性劣化が発生する。同様の事は3-
5化合物半導体を用いたFETに限らず、3-5化合物
半導体と同一の結晶構造を持つ2-6化合物半導体を用
いたFETにおいても生じる。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために以下の特徴を持つ電界効果型化合物半導体装
置の製造方法を用いる。本発明では、n型(p型)チャ
ネル層とp型(n型)バリア層を有する3-5(2−
6)化合物半導体上にソース電極、ゲート電極、ドレイ
ン電極を設けた電界効果型化合物半導体装置の製造工程
において、チャネル層とバリア層をイオンインプランテ
ーション法により作製し、バリア層イオンのドーズ量
が、チャネル層イオンのドーズ量の5%以下となるよう
にする。あるいは、バリア層イオンの打ち込みエネルギ
ーが、チャネル層イオンの打ち込みエネルギーの400
%以下となるようにする。
【0017】
【発明の実施の形態】バリア層6をイオンインプランテ
ーションする時、チャネル層5中のエネルギーバンドギ
ャップにアクセプタ型の深い準位が発生する。ここで注
意しなければならない事はゲート・ドレインラグの起因
となっているチャネル層5中の深い準位は、ゲート電極
9側にあるという事である。この事は図12から示唆さ
れる。従ってチャネル層5中の深い準位の内、ゲート電
極9側にあるものを少なくしてやればゲート・ドレイン
ラグの発生を抑制する事ができる。
【0018】本発明で提案した製造方法により、ゲート
電極9側の深い準位の発生を低減できゲート・ドレイン
ラグの発生を抑制する事ができる。図14は従来の製造
方法によるFETの深い準位の分布図である。図5に示
した通り、pバリア層6は表面からイオンインプランテ
ーションされるため、深い準位はnチャネル層5のゲー
ト電極9側に発生する。一方、図15は本発明で提案し
た製造方法によってバリア層6を作製したFETの深い
準位の分布図である。ドーズ量と打ち込みエネルギーを
従来技術に比べ低減しながらバリア層6をイオンインプ
ランテーションした。ドーズ量を低減した事により深い
準位量が低減し、打つ込みエネルギーを低減した事によ
り飛程分散(深い準位の分布のピーク分散)が低減して
いる事がわかる。これにより図15に示した通り、深い
準位はチャネル層5のゲート電極9側には発生せず基板
側に発生している事がわかる。従って、本発明により製
造したFETには、図12と図13に示したOnゲートバ
イアス印加の際に起こる深い準位の充放電が発生しな
い。即ち、本発明により製造したFETでは、ゲート・
ドレインラグの発生が抑制され高周波特性の劣化が防げ
る。
【0019】図16と図17は、本発明で提案した製造
方法により製造したFETのゲート・ドレインラグの測
定結果を示す。図16はゲート・ドレインラグのドーズ
量依存性を示し、図17は打ち込みエネルギー依存性を
示す。横軸がOffゲートバイアス、縦軸はOnドレイン電
流と直流ドレイン電流との比を示している。Onドレイン
電流と直流ドレイン電流との比は、ゲート・ドレインラ
グの劣化の目安とする事ができる。ゲート電極9への入
力信号は、周波数が200(Hz)でduty50%の矩形波であ
る。Onドレイン電流は、ゲート電圧がOnした瞬間から0.
6E-3(sec)たった後、即ちゲート電圧がOffに変化する直
前のドレイン電流である。図16よりバリア層のドーズ
量が、チャネル層のドーズ量の5%以下になる場合にゲ
ート・ドレインラグによるドレイン電流の劣化量が低減
している事がわかる。また、バリア層の打ち込みエネル
ギーが、チャネル層の打ち込みエネルギーの400%以
下になる場合にゲート・ドレインラグによるドレイン電
流の劣化量が低減している事がわかる。
【0020】同様の技術は3-5化合物半導体と同一の
結晶構造を持つ2-6化合物半導体を用いたFETに対
しても応用できる。
【0021】(実施態様1)本発明のMESFETにつ
いての実施例を図18〜24に基づいて説明する。図1
8は3-5化合物半導体基板1を示している。図19は
オーミックコンタクト層4となるn+層をイオンインプ
ランテーションにより作製したした構造を示している。
このオーミックコンタクト層4は、ソース電極7、ドレ
イン電極8にオーミックコンタクトをとらせるためにあ
る。絶縁膜2としてSiO2を光CVDにより200(A)被着す
る。さらに通常のホトレジスト工程によりソース電極7
及びドレイン電極8のためのパターンを形成し、絶縁膜
2をエッチングしソース電極7及びドレイン電極8の孔
を形成する。そして、オーミックコンタクト層4となる
n+層をイオンインプランテーションする。この際のド
ーパントはSiであり、打ち込みエネルギーが125(keV)、
ドーズ量が3.0E+13(cm-2)である。
【0022】図20はチャネル層5となるn層をイオン
インプランテーションにより作製したした構造を示して
いる。図19の構造に通常のホトレジスト工程によりチ
ャネル層5のためのパターンを形成し、絶縁膜2をエッ
チングし、チャネル層5の孔を形成する。そして、チャ
ネル層5となるn層をイオンインプランテーションす
る。この際のドーパントはSiであり、打ち込みエネルギ
ーが40(keV)、ドーズ量が1.0E+13(cm-2)である。
【0023】図21は短チャネル効果低減のためのバリ
ア層6となるp層をイオンインプランテーションにより
作製した構造を示している。ドーパントはMgであり、打
ち込みエネルギーが350(keV)、ドーズ量が5.0E+11(cm-
2)である。ゲート・ドレインラグを低減する目的でドー
ズ量をチャネル層5の5%以下にしている。さらに、n+
層、n層、p層のドーパントを活性化させるためにラピ
ッドサーマルアニーリングを2(min)、850(℃)、H2雰囲
気の中で行なう。
【0024】図22はソース、ドレイン電極8を蒸着し
た構造を示している。図21の構造に絶縁膜2を被着す
る。絶縁膜2としてSiO2をPECVD(Plasma-Enhanced CVD)
により2000(A)被着する。通常のホトレジスト工程によ
りソース電極7及びドレイン電極8のためのパターンを
形成し、絶縁膜2をエッチングしソース電極7及びドレ
イン電極8の孔を形成する。さらにソース電極7、ドレ
イン電極8となるAuGeを3800(A)蒸着し、リフトオフ工
程によりフォトレジスト3とフォトレジスト3上にある
AuGeを除去する。
【0025】図23はゲート電極9を蒸着した構造を示
している。図22の構造上に通常のホトレジスト工程に
よりゲート電極9のためのパターンを形成し、絶縁膜2
をエッチングしゲート電極9の孔を形成する。さらにゲ
ート電極9となるAlを5000(A)蒸着し、リフトオフ工程
によりフォトレジスト3とフォトレジスト3上にあるAl
を除去する。
【0026】図24はソース電極7、ドレイン電極8、
ゲート電極9の絶縁性を確保するための絶縁膜2を被着
した構造を示している。絶縁膜2としてPSG(Phospho Si
licate Glass)膜を7000(A)被着した。
【0027】(実施態様2)図21に製造工程の構造を
示した短チャネル効果低減のためのバリア層6となるp
層をイオンインプランテーションする製造工程のみが
(実施態様1)と異なり、その他の製造工程は(実施態
様1)と同じである。ドーパントはMgであり、打ち込み
エネルギーが200(keV)、ドーズ量が1.0E+12(cm-2)であ
る。ゲート・ドレインラグを低減する目的で打ち込みエ
ネルギーをチャネル層5の400%以下にしている。
【0028】
【発明の効果】バリア層6をイオンインプランテーショ
ンしたために短チャネル効果を抑制する事ができる。一
方、バリア層6をイオンインプランテーションする時、
チャネル層5中のエネルギーバンドギャップにアクセプ
タ型の深い準位が発生する。ゲート・ドレインラグの起
因となっているチャネル層5中の深い準位は、ゲート電
極9側にある。従ってチャネル層5中の深い準位の内、
ゲート電極9側にあるものを少なくしてやればゲート・
ドレインラグの発生を抑制する事ができる。本発明のご
とくバリア層6イオンのドーズ量が、チャネル層5イオ
ンのドーズ量の5%以下となるように製造する事によ
り、ゲート電極9側の深い準位の発生を低減し、ゲート
・ドレインラグの低減する事ができる。
【0029】従って上述のごとく電界効果型化合物半導
体装置を製造すれば、短チャンネル効果が少なく尚且
つ、ゲート・ドレインラグの少ない電界効果型化合物半
導体装置を製造する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】短チャネル効果とゲート・ドレインラグを抑制
できる電界効果型化合物半導体装置の製造方法の概念
図。
【図2】従来技術の製造工程における、3-5化合物半
導体基板1の断面図。
【図3】従来技術の製造工程における、オーミックコン
タクト層4をインプランテーションした構造の断面図。
【図4】従来技術の製造工程における、チャネル層5を
インプランテーションした構造の断面図。
【図5】従来技術の製造工程における、バリア層6をイ
ンプランテーションした構造の断面図。
【図6】従来技術の製造工程における、ソース電極7と
ドレイン電極8を蒸着した構造の断面図。
【図7】従来技術の製造工程における、ゲート電極9を
蒸着した構造の断面図。
【図8】従来技術の製造工程における、絶縁膜2を被着
した構造の断面図。
【図9】チャネル層5をインプランテーションした際の
ドーパントプロファイルの図。
【図10】チャネル層5とバリア層6をインプランテー
ションした際のドーパントプロファイルの図。
【図11】Offゲートバイアス印加時の定常状態のバン
ド構造図。
【図12】Onゲートバイアス印加時の非定常状態のバン
ド構造図。
【図13】Onゲートバイアス印加時の定常状態のバンド
構造図。
【図14】従来技術の製造方法における、FETの深い
準位の分布図。
【図15】本発明で提案した製造方法における、FET
の深い準位の分布図。
【図16】ゲート・ドレインラグのドーズ量依存性の測
定結果。
【図17】ゲート・ドレインラグの打ち込みエネルギー
依存性の測定結果。
【図18】本発明の製造工程における、3-5化合物半
導体基板1の断面図。
【図19】本発明の製造工程における、オーミックコン
タクト層4をインプランテーションした構造の断面図。
【図20】本発明の製造工程における、チャネル層5を
インプランテーションした構造の断面図。
【図21】本発明の製造工程における、バリア層6をイ
ンプランテーションした構造の断面図。
【図22】本発明の製造工程における、ソース電極7と
ドレイン電極8を蒸着した構造の断面図。
【図23】本発明の製造工程における、ゲート電極9を
蒸着した構造の断面図。
【図24】本発明の製造工程における、絶縁膜2を被着
した構造の断面図。
【符号の説明】 1:3-5化合物半導体基板、2:絶縁膜、3:フォト
レジスト、4:オーミックコンタクト層、5:チャネル
層、6:バリア層、7:ソース電極、8:ドレイン電
極、9:ゲート電極。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n型チャネル層とp型バリア層を有する3
    -5化合物半導体もしくは2-6化合物半導体上にソース
    電極、ゲート電極、ドレイン電極を設けた電界効果型化
    合物半導体装置の製造方法であって、上記チャネル層と
    上記バリア層をイオンインプランテーション法により作
    製し、上記バリア層イオンのドーズ量が、上記チャネル
    層イオンのドーズ量の5%以下となる事を特徴とする電
    界効果型化合物半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】n型チャネル層とp型バリア層を有する3
    -5化合物半導体もしくは2-6化合物半導体上にソース
    電極、ゲート電極、ドレイン電極を設けた電界効果型化
    合物半導体装置の製造方法であって、上記チャネル層と
    上記バリア層をイオンインプランテーション法により作
    製し、上記バリア層イオンの打ち込みエネルギーが、上
    記チャネル層イオンの打ち込みエネルギーの400%以
    下となる事を特徴とする電界効果型化合物半導体装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】p型チャネル層とn型バリア層を有する3
    -5化合物半導体もしくは2-6化合物半導体上にソース
    電極、ゲート電極、ドレイン電極を設けた電界効果型化
    合物半導体装置の製造方法であって、上記チャネル層と
    上記バリア層をイオンインプランテーション法により作
    製し、上記バリア層イオンのドーズ量が、上記チャネル
    層イオンのドーズ量の5%以下となる事を特徴とする電
    界効果型化合物半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】p型チャネル層とn型バリア層を有する3
    -5化合物半導体もしくは2-6化合物半導体上にソース
    電極、ゲート電極、ドレイン電極を設けた電界効果型化
    合物半導体装置の製造方法であって、上記チャネル層と
    上記バリア層をイオンインプランテーション法により作
    製し、上記バリア層イオンの打ち込みエネルギーが、上
    記チャネル層イオンの打ち込みエネルギーの400%以
    下となる事を特徴とする電界効果型化合物半導体装置の
    製造方法。
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