JPH1198295A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH1198295A
JPH1198295A JP9257115A JP25711597A JPH1198295A JP H1198295 A JPH1198295 A JP H1198295A JP 9257115 A JP9257115 A JP 9257115A JP 25711597 A JP25711597 A JP 25711597A JP H1198295 A JPH1198295 A JP H1198295A
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JP
Japan
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image
reading
film
unit
uneven
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JP9257115A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikazu Kaji
俊和 梶
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム画像の読取むらに対処することがで
きる画像読取装置を提供すること。 【解決手段】 長尺状の写真フィルムを所定搬送速度で
所定方向に搬送する搬送手段(38、172)と、写真
フィルムの搬送方向と交差する交差方向に沿って配置さ
れ写真フィルムに記録されたフィルム画像を該交差方向
に沿って読み取る読取手段(14)と、読取手段による
フィルム画像の読取むらの発生を検出する検出手段(1
72)と、検出手段により読取むらの発生が検出された
場合に該当するフィルム画像についての再読取及び警告
の発生の少なくとも一方を実行する制御手段(172)
と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に係
り、特に、フィルム画像に対して予備読み取りを行い、
予備読み取りの結果に基づいて前記画像の本読み取りを
行う際の読取条件を決定し、該読取条件で前記画像の本
読み取りを行うと共に、読み取った画像データを画像処
理して出力する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真フィルムに記録されてい
るフィルム画像を、CCD等の読取センサを備えた画像
読取装置によって読み取り、該読み取りによって得られ
た画像データに対して各種の補正等の画像処理を行った
後に、記録材料への画像の記録やディスプレイへの画像
の表示等を行う画像情報処理装置が知られている。
【0003】またフィルム画像(特にネガフィルムに記
録されたネガ画像)はラチチュードが広く濃度が低い画
像から濃度が高い画像まで、種々の濃度の画像が存在す
るので、所望の画質の記録画像や表示画像を得るため
に、画像読取装置ではフィルム画像を予備的に読み取り
(所謂、プレスキャン)、フィルム画像の濃度等に応じ
た読取条件(例えば、フィルム画像に照射する光の光量
やCCDの電荷蓄積時間等)を決定し、決定した読取条
件でフィルム画像を読み取っていた(所謂、ファインス
キャン)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した画像
処理システムにおいて、フィルム画像を読み取る読取手
段としてエリアCCDを用いたエリアCCDスキャナ、
またはラインCCDを用いたラインCCDスキャナが用
いられている。エリアCCDスキャナを用いてフィルム
画像を読み取る場合にはコマ送りをしながら、各コマの
フィルム画像の読み取り位置で写真フィルムの搬送を一
旦停止してフィルム画像の読み取りを行うので、写真フ
ィルムの搬送むら、すなわち搬送速度の変動は問題にな
らない。
【0005】しかしながら、ラインCCDスキャナを用
いてフィルム画像を読み取る場合には、ラインCCDに
対して写真フィルムを読み取りに適した一定の搬送速度
で搬送しながらフィルム画像の読み取りを行う。したが
ってラインCCDスキャナを用いてフィルム画像を読み
取る際に搬送むらが発生した場合にはフィルム画像の読
み取りむらが生じ、またラインCCDスキャナによるフ
ィルム画像の読取中に、衝撃等によってラインCCDが
振動すると、読取むらが生じるという問題が有った。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、フィルム画像の読取むらに対処することが
できる画像読取装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、長尺状の写真フィルムを所
定搬送速度で所定方向に搬送する搬送手段と、前記写真
フィルムの搬送方向と交差する交差方向に沿って配置さ
れ写真フィルムに記録されたフィルム画像を該交差方向
に沿って読み取る読取手段と、前記読取手段によるフィ
ルム画像の読取むらの発生を検出する検出手段と、前記
検出手段により前記読取むらの発生が検出された場合に
該当するフィルム画像についての再読取及び警告の少な
くとも一方を実行する制御手段と、を有する。
【0008】上記構成の画像情報処理装置では、制御手
段は検出手段により読取手段によるフィルム画像の読取
むらの発生が検出された場合に該当するフィルム画像に
ついての再読取及び警告の少なくとも一方を実行する。
【0009】また請求項2に記載の発明は、長尺状の写
真フィルムを所定搬送速度で搬送する搬送手段と、前記
写真フィルムの搬送方向と交差する交差方向に沿って配
置され写真フィルムに記録されたフィルム画像を該交差
方向に沿って読み取る読取手段と、前記読取手段による
フィルム画像の読取むらの発生を検出する検出手段と、
前記読取手段により読み取られたフィルム画像及び前記
読取むらの発生を示すデータを時系列で記憶する記憶手
段と、前記記憶手段よりフィルム画像データ及び読取む
らの発生を示すデータを読み込み前記読取むらの大きさ
及び発生方向に応じて前記フィルム画像データの読取む
らを補正する画像処理を行う処理手段と、を有する。
【0010】上記構成の画像情報処理装置では、処理手
段は、記憶手段よりフィルム画像データ及び読取むらの
発生を示すデータを読み込み前記読取むらの大きさ及び
発生方向に応じて前記フィルム画像データの読取むらを
補正する画像処理を行う。
【0011】更に請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載の画像読取装置において、前記検出
手段は、前記搬送手段による搬送速度の変動及び前記読
取手段の振動の少なくとも一方を読取むらの発生として
検出することを特徴とする。
【0012】上記構成の画像読取装置では、検出手段
は、搬送手段による搬送速度の変動及び読取手段の振動
の少なくとも一方を読取むらとして検出する。
【0013】また請求項4に記載の発明は、請求項1ま
たは2のいずれかに記載の画像読取装置において、前記
検出手段は、前記読取手段に発生する振動を検出する加
速度センサであることを特徴とする。
【0014】上記構成の画像読取装置では、検出手段と
して読取手段に発生する振動を検出する加速度センサが
使用される。
【0015】更に請求項5に記載の発明は、請求項1ま
たは2のいずれかに記載の画像読取装置において、前記
検出手段は、前記搬送手段により搬送される写真フィル
ムの搬送に応じてパルス信号を出力するロータリーエン
コーダと、前記パルス信号の出力タイミングの時間間隔
の変動から搬送速度の変動を検出する変動検出手段を含
むことを特徴とする。
【0016】上記構成の画像読取装置では、検出手段と
して搬送手段により搬送される写真フィルムの搬送に応
じてパルス信号を出力するロータリーエンコーダと、こ
のロータリーエンコーダより出力されるパルス信号の出
力タイミングの時間間隔の変動から搬送速度の変動を検
出する変動検出手段とが使用される。
【0017】また請求項6に記載の発明は、請求項1に
記載の画像読取装置において、前記制御手段は、前記検
出手段により前記読取むらの発生が検出された場合には
前記搬送手段により写真フィルムを1コマ分または先頭
コマまで前記所定方向と反対方向に搬送した後、前記所
定方向に搬送させて前記読取手段により再読み取りを行
わせることを特徴とする。
【0018】上記構成の画像読取装置では、制御手段
は、検出手段により読取むらの発生が検出された場合に
は搬送手段により写真フィルムを1コマ分または先頭コ
マまで前記所定方向と反対方向に搬送した後、前記所定
方向に搬送させて読取手段により再読み取りを行わせ
る。
【0019】請求項1または3に記載の発明によれば、
写真フィルムの搬送むらが発生した場合にフィルム画像
の読み取りを再度、行うか、または警告を発するように
したので、フィルム画像の読み取りむらの発生を防止し
安定した画像データを得ることができる。
【0020】請求項2乃至5に記載の発明によれば、読
取手段により読み取られたフィルム画像を記憶している
記憶手段よりフィルム画像を順次、読み出すと共に検出
手段により読取手段による読取むらの発生が検出された
場合に走査線毎に読取むらの大きさ及び変化方向に応じ
てフィルム画像の読取むらを補正する画像処理を行うよ
うにしたので、フィルム画像の記録むらの発生を防止し
安定した画像データを得ることができる。
【0021】このように本発明によれば、フィルム画像
の読取むらに対処することができる画像読取装置を実現
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。なお、以下では、まず
本発明の第1の実施形態に係る画像情報処理装置として
のディジタルラボシステムについて説明する。
【0023】(システム全体の概略構成)図1には本実
施形態に係るディジタルラボシステム10の概略構成が
示されており、図2にはディジタルラボシステム10の
外観が示されている。図1に示すように、このラボシス
テム10は、ラインCCDスキャナ14、画像処理部1
6、レーザプリンタ部18、及びプロセッサ部20を含
んで構成されており、ラインCCDスキャナ14と画像
処理部16とは、図2に示す入力部26に設けられてお
り、レーザプリンタ部18及びプロセッサ部20は、図
2に示す出力部28に設けられている。
【0024】ラインCCDスキャナ14は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録されて
いるフィルム画像を読み取るためのものであり、例えば
135サイズの写真フィルム、110サイズの写真フィ
ルム、及び透明な磁気層が形成された写真フィルム(2
40サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)、1
20サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写真
フィルムのフィルム画像を読取対象とすることができ
る。ラインCCDスキャナ14は、上記の読取対象のフ
ィルム画像をラインCCDで読み取り、画像データを出
力する。
【0025】またラインCCDスキャナ14の筐体には
振動を検出する加速度センサ50が固設されている(図
2)。
【0026】画像処理部16は、ラインCCDスキャナ
14から出力された画像データ(スキャン画像データ)
が入力されると共に、デジタルカメラでの撮影によって
得られた画像データ、フィルム画像以外の原稿(例えば
反射原稿等)をスキャナで読み取ることで得られた画像
データ、コンピュータで生成された画像データ等(以
下、これらをファイル画像データと総称する)を外部か
ら入力する(例えば、メモリカード等の記憶媒体を介し
て入力したり、通信回線を介して他の情報処理機器から
入力する等)ことも可能なように構成されている。
【0027】画像処理部16は、入力された画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えばメモリカード等
の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報処
理機器へ送信する等)ことも可能とされている。
【0028】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源を備えており、画像処理部16から入力された記
録用画像データに応じて変調したレーザ光を印画紙に照
射して、走査露光によって印画紙に画像を記録する。ま
た、プロセッサ部20は、レーザプリンタ部18で走査
露光によって画像が記録された印画紙に対し、発色現
像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これによ
り、印画紙上に画像が形成される。
【0029】(ラインCCDスキャナの構成)次にライ
ンCCDスキャナ14の構成について説明する。図3に
はラインCCDスキャナ14の光学系の概略構成が示さ
れている。この光学系は、ハロゲンランプやメタルハラ
イドランプ等から成り写真フィルム22に光を照射する
光源30を備えており、光源30の光射出側には、写真
フィルム22に照射する光を拡散光とする光拡散ボック
ス36が順に配置されている。
【0030】写真フィルム22は、光拡散ボックス36
の光射出側に配置されたフィルムキャリア38(図5参
照、図3では図示省略)によってフィルム面が光軸と直
交する方向に搬送される。なお、図3では長尺状の写真
フィルム22を示しているが、1コマ毎にスライド用の
ホルダに保持されたスライドフィルム(リバーサルフィ
ルム)やAPSフィルムについては、各々専用のフィル
ムキャリアが用意されており(APSフィルム用のフィ
ルムキャリアは磁気層に磁気記録された情報を読み取る
磁気ヘッドを有している)、これらの写真フィルムのフ
ィルム画像を搬送することも可能とされている。
【0031】また、光源30と光拡散ボックス36との
間には、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロ
ー)の調光フィルタ114C、114M、114Yが射
出光の光軸に沿って順に設けられており、写真フィルム
22を挟んで光源30と反対側には、光軸に沿って、フ
ィルム画像を透過した光を結像させるレンズユニット4
0、ラインCCD116が順に配置されている。図3で
はレンズユニット40として単一のレンズのみを示して
いるが、レンズユニット40は、実際には複数枚のレン
ズから構成されたズームレンズである。
【0032】ラインCCD116は、CCDセルがフィ
ルム搬送方向と直交する方向に一列に多数配置されかつ
電子シャッタ機構が設けられたセンシング部が、間隔を
空けて互いに平行に3ライン設けられており、各センシ
ング部の光入射側にR、G、Bの色分解フィルタの何れ
かが各々取付けられて構成されている(所謂3ラインカ
ラーCCD)。ラインCCD116は、各センシング部
の受光面がレンズユニット40の結像点位置に一致する
ように配置されている。また、各センシング部の近傍に
は、転送部が各センシング部に対応して各々設けられて
おり、各センシング部の各CCDセルに蓄積された電荷
は、対応する転送部を介して順に転送される。また図示
は省略するが、ラインCCD116とレンズユニット4
0との間にはシャッタが設けられている。CCDセルの
配列方向に主走査が行われ、フィルムの搬送方向に副走
査が行われる。
【0033】図4にはラインCCDスキャナ14の電気
系の概略構成が示されている。ラインCCDスキャナ1
4は、ラインCCDスキャナ14全体の制御を司るマイ
クロプロセッサ46を備えている。マイクロプロセッサ
46には、バス62を介してRAM64(例えばSRA
M)、ROM66(例えば記憶内容を書換え可能なRO
M)が接続されていると共に、モータドライバ48が接
続されており、モータドライバ48にはフィルタ駆動モ
ータ54が接続されている。フィルタ駆動モータ54は
調光フィルタ114C、114M、114Yを各々独立
にスライド移動させることが可能とされている。
【0034】マイクロプロセッサ46は、図示しない電
源スイッチのオンオフに連動して光源30を点消灯させ
る。また、マイクロプロセッサ46は、ラインCCD1
16によるフィルム画像の読み取り(測光)を行う際
に、フィルタ駆動モータ54によって調光フィルタ11
4C、114M、114Yを各々独立にスライド移動さ
せ、ラインCCD116に入射される光量を各成分色光
毎に調節する。
【0035】またモータドライバ48には、レンズユニ
ット40の複数枚のレンズの位置を相対的に移動させる
ことでレンズユニット40のズーム倍率を変更するズー
ム駆動モータ70、レンズユニット40全体を移動させ
ることでレンズユニット40の結像点位置を光軸に沿っ
て移動させるレンズ駆動モータ106が接続されてい
る。マイクロプロセッサ46は、フィルム画像のサイズ
やトリミングを行うか否か等に応じて、ズーム駆動モー
タ70によってレンズユニット40のズーム倍率を所望
の倍率に変更する。
【0036】一方、ラインCCD116にはタイミング
ジェネレータ74が接続されている。タイミングジェネ
レータ74は、ラインCCD116や後述するA/D変
換器82、84等を動作させるための各種のタイミング
信号(クロック信号)を発生する。ラインCCD116
の信号出力端は、増幅器76を介してA/D変換器82
に接続されており、ラインCCD116から出力された
信号は、増幅器76で増幅されA/D変換器82でディ
ジタルデータに変換される。
【0037】A/D変換器82の出力端は、相関二重サ
ンプリング回路(CDS)88を介してインタフェース
(I/F)回路90に接続されている。CDS88で
は、フィードスルー信号のレベルを表すフィードスルー
データ及び画素信号のレベルを表す画素データを各々サ
ンプリングし、各画素毎に画素データからフィードスル
ーデータを減算する。そして、演算結果(各CCDセル
での蓄積電荷量に正確に対応する画素データ)を、I/
F回路90を介してスキャン画像データとして画像処理
部16へ順次出力する。
【0038】なお、ラインCCD116からはR、G、
Bの測光信号が並列に出力されるので、増幅器76、A
/D変換器82、CDS88から成る信号処理系も3系
統設けられており、I/F回路90からは、スキャン画
像データとしてR、G、Bの画像データが並列に出力さ
れる。ラインCCDスキャナ14は本発明の読取手段に
対応している。
【0039】また、モータドライバ48にはシャッタを
開閉させるシャッタ駆動モータ92が接続されている。
ラインCCD116の暗出力については、後段の画像処
理部16で補正されるが、暗出力レベルは、フィルム画
像の読み取りを行っていないときに、マイクロプロセッ
サ46がシャッタを閉止させることで得ることができ
る。
【0040】(画像処理部の構成)次に画像処理部16
の構成について図5を参照して説明する。画像処理部1
6は、ラインCCDスキャナ14に対応してラインスキ
ャナ補正部122が設けられている。ラインスキャナ補
正部122は、ラインCCDスキャナ14から並列に出
力されるR、G、Bの画像データに対応して、暗補正回
路124、欠陥画素補正部128、及び明補正回路13
0から成る信号処理系が3系統設けられている。
【0041】暗補正回路124は、ラインCCD116
の光入射側がシャッタにより遮光されている状態で、ラ
インCCDスキャナ14から入力されたデータ(ライン
CCD116のセンシング部の各セルの暗出力レベルを
表すデータ)を各セル毎に記憶しておき、ラインCCD
スキャナ14から入力されたスキャン画像データから、
各画素毎に対応するセルの暗出力レベルを減ずることに
よって補正する。
【0042】また、ラインCCD116の光電変換特性
は各セル単位でのばらつきもある。欠陥画素補正部12
8の後段の明補正回路130では、ラインCCDスキャ
ナ14に画面全体が一定濃度の調整用のフィルム画像が
セットされている状態で、ラインCCD116で前記調
整用のフィルム画像を読み取ることによりラインCCD
スキャナ14から入力された調整用のフィルム画像の画
像データ(この画像データが表す各画素毎の濃度のばら
つきは各セルの光電変換特性のばらつきに起因する)に
基づいて各セル毎にゲインを定めておき、ラインCCD
スキャナ14から入力された読取対象のフィルム画像の
画像データを、各セル毎に定めたゲインに応じて各画素
毎に補正する。
【0043】一方、調整用のフィルム画像の画像データ
において、特定の画素の濃度が他の画素の濃度と大きく
異なっていた場合には、ラインCCD116の前記特定
の画素に対応するセルには何らかの異常があり、前記特
定の画素は欠陥画素と判断できる。欠陥画素補正部12
8は調整用のフィルム画像の画像データに基づき欠陥画
素のアドレスを記憶しておき、ラインCCDスキャナ1
4から入力された読取対象のフィルム画像の画像データ
のうち、欠陥画素のデータについては周囲の画素のデー
タから補間してデータを新たに生成する。
【0044】また、ラインCCD116は3本のライン
(CCDセル列)が写真フィルム22の搬送方向に沿っ
て所定の間隔を空けて順に配置されているので、ライン
CCDスキャナ14からR、G、Bの各成分色の画像デ
ータの出力が開始されるタイミングには時間差がある。
ラインスキャナ補正部122は、フィルム画像上で同一
の画素のR、G、Bの画像データが同時に出力されるよ
うに、各成分色毎に異なる遅延時間で画像データの出力
タイミングの遅延を行う。
【0045】ラインスキャナ補正部122の出力端はセ
レクタ132の入力端に接続されており、補正部122
から出力された画像データはセレクタ132に入力され
る。
【0046】また、セレクタ132の入力端は入出力コ
ントローラ134のデータ出力端にも接続されており、
入出力コントローラ134からは、外部から入力された
ファイル画像データがセレクタ132に入力される。セ
レクタ132の出力端は入出力コントローラ134、イ
メージプロセッサ部136A、136Bのデータ入力端
に各々接続されている。セレクタ132は、入力された
画像データを、入出力コントローラ134、イメージプ
ロセッサ部136A、136Bの各々に選択的に出力可
能とされている。
【0047】イメージプロセッサ部136Aは、メモリ
コントローラ138、イメージプロセッサ140、画像
メモリ141、3個のフレームメモリ142A、142
B、142Cを備えている。画像メモリ141は少なく
とも1件分、例えば、写真フィルム1本分のフィルム画
像の画像データを記憶可能な容量を有しており、フレー
ムメモリ142A、142B、142Cは各々1コマ分
のフィルム画像の画像データを記憶可能な容量を有して
いる。画像メモリ141は本発明の記憶手段に対応して
いる。ラインCCDスキャナ14により行われるファイ
ンスキャンにより得られたフィルム画像の1件分の画像
データはメモリコントローラ138の制御下に画像メモ
リ141に蓄積され、画像処理する際に画像メモリ14
1より1コマ分の画像データが順次、読み出され、フレ
ームメモリ142(以下、フレームメモリ142A、1
42B、142Cのいずれかをいう。)に転送される。
このときメモリコントローラ138は、入力された画像
データの各画素のデータが、フレームメモリ142の記
憶領域に一定の順序で並んで記憶されるように、画像デ
ータをフレームメモリ142に記憶させる際のアドレス
を制御する。
【0048】イメージプロセッサ140は、フレームメ
モリ142に記憶された画像データを取込み、階調変
換、色変換、画像の超低周波輝度成分の階調を圧縮する
ハイパートーン処理、粒状を抑制しながらシャープネス
を強調するハイパーシャープネス処理等の各種の画像処
理、並びに写真フィルムの搬送むら、振動あるいは搬送
むら及び振動の双方に起因するフィルム画像の画像デー
タの読取むらの補正処理を行う。なお、上記の画像処理
の処理条件は、オートセットアップエンジン144によ
って自動的に演算され、演算された処理条件に従って画
像処理が行われる。イメージプロセッサ140は入出力
コントローラ134に接続されており、画像処理を行っ
た画像データは、フレームメモリ142に一旦記憶され
た後に、所定のタイミングで入出力コントローラ134
へ出力される。イメージプロセッサ140は本発明の処
理手段に対応している。なお、イメージプロセッサ部1
36Bは、上述したイメージプロセッサ部136Aと同
一の構成であるので説明を省略する。
【0049】ところで、本実施形態では個々のフィルム
画像に対し、ラインCCDスキャナ14において異なる
解像度で2回の読み取りを行う。1回目の比較的低解像
度での読み取り(以下、プレスキャンという)では、フ
ィルム画像の濃度が極端に低い場合(例えばネガフィル
ムにおける露光オーバのネガ画像)にも、ラインCCD
116で蓄積電荷の飽和が生じないように決定した読取
条件(写真フィルムに照射する光のR、G、Bの各波長
域毎の光量、CCDの電荷蓄積時間)でフィルム画像の
読み取りが行われる。このプレスキャンによって得られ
た画像データ(プレスキャン画像データ)は、セレクタ
132から入出力コントローラ134に入力され、更に
入出力コントローラ134に接続されたオートセットア
ップエンジン144に出力される。
【0050】オートセットアップエンジン144は、C
PU146、RAM148(例えばDRAM)、ROM
150(例えば記憶内容を書換え可能なROM)、入出
力ポート152を備え、これらがバス154を介して互
いに接続されて構成されている。
【0051】オートセットアップエンジン144は、入
出力コントローラ134から入力された複数コマ分のフ
ィルム画像のプレスキャン画像データに基づいて、ライ
ンCCDスキャナ14による2回目の比較的高解像度で
の読み取り(以下、ファインスキャンという)によって
得られた画像データ(ファインスキャン画像データ)に
対する画像処理の処理条件を演算し、演算した処理条件
をイメージプロセッサ部136のイメージプロセッサ1
40へ出力する。この画像処理の処理条件の演算では、
撮影時の露光量、撮影光源種やその他の特徴量から類似
のシーンを撮影した複数のフィルム画像が有るか否か判
定し、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像が有
った場合には、これらのフィルム画像のファインスキャ
ン画像データに対する画像処理の処理条件が同一又は近
似するように決定する。
【0052】なお、画像処理の最適な処理条件は、画像
処理後の画像データを、レーザプリンタ部18における
印画紙への画像の記録に用いるのか、外部へ出力するの
か等によっても変化する。画像処理部16には2つのイ
メージプロセッサ部136A、136Bが設けられてい
るので、例えば、画像データを印画紙への画像の記録に
用いると共に外部へ出力する等の場合には、オートセッ
トアップエンジン144は各々の用途に最適な処理条件
を各々演算し、イメージプロセッサ部136A、136
Bへ出力する。これにより、イメージプロセッサ部13
6A、136Bでは、同一のファインスキャン画像デー
タに対し、互いに異なる処理条件で画像処理が行われ
る。
【0053】更に、オートセットアップエンジン144
は、入出力コントローラ134から入力されたフィルム
画像のプレスキャン画像データに基づいて、レーザプリ
ンタ部18で印画紙に画像を記録する際のグレーバラン
ス等を規定する画像記録用パラメータを算出し、レーザ
プリンタ部18に記録用画像データ(後述)を出力する
際に同時に出力する。また、オートセットアップエンジ
ン144は、外部から入力されるファイル画像データに
対しても、上記と同様にして画像処理の処理条件を演算
する。
【0054】入出力コントローラ134はI/F回路1
56を介してレーザプリンタ部18に接続されている。
画像処理後の画像データを印画紙への画像の記録に用い
る場合には、イメージプロセッサ部136で画像処理が
行われた画像データは、入出力コントローラ134から
I/F回路156を介し記録用画像データとしてレーザ
プリンタ部18へ出力される。また、オートセットアッ
プエンジン144はパーソナルコンピュータ158に接
続されている。画像処理後の画像データを画像ファイル
として外部へ出力する場合には、イメージプロセッサ部
136で画像処理が行われた画像データは、入出力コン
トローラ134からオートセットアップエンジン144
を介してパーソナルコンピュータ158に出力される。
【0055】パーソナルコンピュータ158は、CPU
160、メモリ162、ディスプレイ164及びキーボ
ード166(図2も参照)、ハードディスク168、C
D−ROMドライバ170、搬送制御部172、拡張ス
ロット174、画像圧縮/伸長部176を備えており、
これらがバス178を介して互いに接続されて構成され
ている。メモリ162はROM及びRAM含んで構成さ
れている。
【0056】搬送制御部172はCPU、RAM、RO
M、入出力インターフェース等を含んで構成されてい
る。搬送制御部172はフィルムキャリア38に接続さ
れており、フィルムキャリア38による写真フィルム2
2の搬送を制御すると共に、ラインCCDスキャナ14
による読取むらの発生を検出する検出処理を行う。ま
た、フィルムキャリア38にAPSフィルムがセットさ
れた場合には、フィルムキャリア38がAPSフィルム
の磁気層から読み取った情報(例えば画像記録サイズ
等)が入力される。搬送制御部172及びフィルムキャ
リア38は本発明の搬送手段に対応している。搬送制御
部172の構成については後述する。
【0057】また、メモリカード等の記憶媒体に対して
データの読出し/書込みを行うドライバ(図示省略)
や、他の情報処理機器と通信を行うための通信制御装置
は、拡張スロット174を介してパーソナルコンピュー
タ158に接続される。入出力コントローラ134から
外部への出力用の画像データが入力された場合には、前
記画像データは拡張スロット174を介して画像ファイ
ルとして外部(前記ドライバや通信制御装置等)に出力
される。また、拡張スロット174を介して外部からフ
ァイル画像データが入力された場合には、入力されたフ
ァイル画像データは、オートセットアップエンジン14
4を介して入出力コントローラ134へ出力される。こ
の場合、入出力コントローラ134では入力されたファ
イル画像データをセレクタ132へ出力する。
【0058】なお、画像処理部16は、プレスキャン画
像データ等をパーソナルコンピュータ158に出力し、
ラインCCDスキャナ14で読み取られたフィルム画像
をディスプレイ164に表示したり、印画紙に記録する
ことで得られる画像を推定してディスプレイ164に表
示し、キーボード166を介してオペレータにより画像
の修正等が指示されると、これを画像処理の処理条件に
反映することも可能とされている。
【0059】(レーザプリンタ部及びプロセッサ部の構
成)次にレーザプリンタ部18及びプロセッサ部20の
構成について説明する。図6には、レーザプリンタ部1
8の光学系の構成が示されている。レーザプリンタ部1
8は、レーザ光源210R、210G、210Bの3個
のレーザ光源を備えている。レーザ光源210RはRの
波長のレーザ光を射出する半導体レーザ(LD)で構成
されている。また、レーザ光源210Gは、LDと、該
LDから射出されたレーザ光を1/2の波長のレーザ光
に変換する波長変換素子(SHG)から構成されてお
り、SHGからGの波長のレーザ光が射出されるように
LDの発振波長が定められている。同様に、レーザ光源
210BもLDとSHGから構成されており、SHGか
らBの波長のレーザ光が射出されるようにLDの発振波
長が定められている。
【0060】レーザ光源210R、210G、210B
のレーザ光射出側には、各々コリメータレンズ212、
音響光学光変調素子(AOM)214が順に配置されて
いる。AOM214は、入射されたレーザ光が音響光学
媒質を透過するように配置されていると共に、AOMド
ライバ216(図7参照)に接続されており、AOMド
ライバ216から高周波信号が入力されると、音響光学
媒質内を前記高周波信号に応じた超音波が伝搬し、音響
光学媒質を透過するレーザ光に音響光学効果が作用して
回折が生じ、前記高周波信号の振幅に応じた強度のレー
ザ光がAOM214から回折光として射出される。
【0061】AOM214の回折光射出側にはポリゴン
ミラー218が配置されており、各AOM214から回
折光として各々射出されたR、G、Bの波長の3本のレ
ーザ光は、ポリゴンミラー218の反射面上の略同一の
位置に照射され、ポリゴンミラー218で反射される。
ポリゴンミラー218のレーザ光射出側にはfθレンズ
220、平面ミラー222が配置されており、ポリゴン
ミラー218で反射された3本のレーザ光はfθレンズ
220を透過し、平面ミラー222で反射されて印画紙
224に照射される。
【0062】図7にはレーザプリンタ部18及びプロセ
ッサ部20の電気系の概略構成が示されている。レーザ
プリンタ部18は画像データを記憶するフレームメモリ
230を備えている。フレームメモリ230はI/F回
路232を介して画像処理部16に接続されており、画
像処理部16から入力された記録用画像データ(印画紙
224に記録すべき画像の各画素毎のR、G、B濃度を
表す画像データ)はI/F回路232を介してフレーム
メモリ230に一旦、記憶される。フレームメモリ23
0はD/A変換器234を介して露光部236に接続さ
れていると共に、プリンタ部制御回路238に接続され
ている。
【0063】露光部236は、前述のようにLD(及び
SHG)から成るレーザ光源210を3個備えていると
共に、AOM214及びAOMドライバ216も3系統
備えており、ポリゴンミラー218、ポリゴンミラー2
18を回転させるモータを備えた主走査ユニット240
が設けられている。露光部236はプリンタ部制御回路
238に接続されており、プリンタ部制御回路238に
よって各部の動作が制御される。
【0064】印画紙224への画像の記録を行う場合、
プリンタ部制御回路238は、記録用画像データが表す
画像を走査露光によって印画紙224に記録するため
に、画像処理部16から入力された画像記録用パラメー
タに基づき、記録用画像データに対して各種の補正を行
って走査露光用画像データを生成し、フレームメモリ2
30に記憶させる。そして、露光部236のポリゴンミ
ラー218を回転させ、レーザ光源210R、210
G、210Bからレーザ光を射出させると共に、生成し
た走査露光用画像データをフレームメモリ230からD
/A変換器234を介して露光部236へ出力させる。
これにより、走査露光用画像データがアナログ信号に変
換されて露光部236に入力される。
【0065】AOMドライバ216は、入力されたアナ
ログ信号のレベルに応じてAOM214に供給する超音
波信号の振幅を変化させ、AOM214から回折光とし
て射出されるレーザ光の強度をアナログ信号のレベル
(すなわち、印画紙224に記録すべき画像の各画素の
R濃度及びG濃度及びB濃度の何れか)に応じて変調す
る。従って、3個のAOM214からは印画紙224に
記録すべき画像のR、G、B濃度に応じて強度変調され
たR、G、Bのレーザ光が射出され、これらのレーザ光
はポリゴンミラー218、fθレンズ220、ミラー2
22を介して印画紙224に照射される。
【0066】そして、ポリゴンミラー218の回転に伴
って各レーザ光の照射位置が図6矢印B方向に沿って走
査されることにより主走査が成され、印画紙224が図
6矢印C方向に沿って一定速度で搬送されることにより
レーザ光の副走査が成され、走査露光によって印画紙2
24に画像が記録される。走査露光によって画像が記録
された印画紙224はプロセッサ部20へ送り込まれ
る。
【0067】プリンタ部制御回路238にはプリンタ部
ドライバ242が接続されており、プリンタ部ドライバ
242には、露光部236に対して送風するファン24
4、レーザプリンタ部に装填されたマガジンに収納され
ている印画紙をマガジンから引き出すためのマガジンモ
ータ246が接続されている。また、プリンタ部制御回
路238には、印画紙224の裏面に文字等をプリント
するバックプリント部248が接続されている。これら
のファン244、マガジンモータ246、バックプリン
ト部248はプリンタ部制御回路238によって作動が
制御される。
【0068】また、プリンタ部制御回路238には、未
露光の印画紙224が収納されるマガジンの着脱及びマ
ガジンに収納されている印画紙のサイズを検出するマガ
ジンセンサ250、オペレータが各種の指示を入力する
ための操作盤252(図2も参照)、プロセッサ部20
で現像等の処理が行われて可視化された画像の濃度を測
定する濃度計254、プロセッサ部20のプロセッサ部
制御回路256が接続されている。
【0069】プロセッサ部制御回路256には、プロセ
ッサ部20の機体内の印画紙搬送経路を搬送される印画
紙224の通過の検出や、処理槽内に貯留されている各
種の処理液の液面位置の検出等を行う各種センサ258
が接続されている。
【0070】また、プロセッサ部制御回路256には、
現像等の処理が完了して機体外に排出された印画紙を所
定のグループ毎に仕分けするソータ260(図2参
照)、処理槽内に補充液を補充する補充システム26
2、ローラ等の洗浄を行う自動洗浄システム264が接
続されていると共に、プロセッサ部ドライバ266を介
して、各種ポンプ/ソレノイド268が接続されてい
る。これらのソータ260、補充システム262、自動
洗浄システム264、及び各種ポンプ/ソレノイド26
8はプロセッサ部制御回路256によって作動が制御さ
れる。
【0071】(フィルムキャリアの構成)次に図8を参
照してフィルムキャリア38及び搬送制御部の構成につ
いて説明する。なお、図8はフィルムキャリア38がラ
インCCDスキャナ14にセットされた状態を示してい
る(但し、図8では調光フィルタ114C、114M、
114Yや光拡散ボックス36等の図示は省略してい
る。)。
【0072】フィルムキャリア38は、光源30からの
射出光の光軸Lを中心として両側に各々配置された搬送
ローラ対280、282を備えている。搬送ローラ対2
80、282は各々、モータ284、286の駆動力が
伝達されて回転され、この搬送ローラ対280、282
の回転に伴い、搬送ローラ対280、282に挟持され
た写真フィルム22は光軸Lを横切って搬送される。モ
ータ284、286はドライバ288、290を介して
搬送制御部172に接続されている。また写真フィルム
22の搬送路と光軸Lとが交差する位置には、光源30
から射出され写真フィルム22の画像記録範囲外を透過
する光を遮光すると共に、遮光範囲を変更可能なマスク
292が配置されている。
【0073】また搬送ローラ対282の一方の回転軸に
はその回転速度、すなわち写真フィルム22の搬送速度
を検出するロータリーエンコーダ287が取り付けられ
ている。ロータリーエンコーダ287の出力端は搬送制
御部172に接続されており、ロータリーエンコーダ2
87の検出出力が搬送制御部172に入力されるように
なっている。なお、ロータリーエンコーダ287は搬送
ローラ対282の代わりに搬送ローラ対280側に設け
るようにしてもよい。また搬送制御部172の入力側に
はラインCCDスキャナ14の筐体に固設された加速度
センサ50がA/D変換器84を介して接続されてお
り、加速度センサ50の検出出力(振動の振幅情報)は
A/D変換器84によりディジタルデータに変換され、
搬送制御部172に入力される。更に搬送制御部172
の出力側には写真フィルム22を搬送制御する際にライ
ンCCDスキャナ14による読取むらが検出された場合
に警告を発するためのブザー289が接続されており、
読取むらが発生した場合に搬送制御部172によりブザ
ー289が駆動されるようになっている。搬送制御部1
72は本発明の制御手段に対応し、加速度センサ50は
ラインCCDスキャナ14による読取むらの発生を検出
する本発明の検出手段に対応している。ロータリーエン
コーダ287はラインCCDスキャナ14による読取む
らの発生を検出する本発明の検出手段の一部を構成して
いる。
【0074】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取
装置の動作として、ファインスキャン時に搬送制御部1
72内のCPUにより実行される読取むら検出処理の内
容を図9を参照して説明する。図9においてステップ3
00でオートセットアップエンジン144よりファイン
スキャンの指示が有ったか否か判定する。この判定が否
定された場合には肯定されるまで待機する。この判定が
肯定されると、次のステップ302で搬送制御部172
はロータリーエンコーダ287より検出される写真フィ
ルム22の搬送速度Viを取り込む。次のステップ30
4では前回取り込んだ搬送速度Vi−1 と、今回取り込
んだ搬送速度Viとの差、すなわち搬送速度の変動量を
求め、この変動量をVとし、搬送制御部172内のRA
Mの所定のエリアに格納する。次いでステップ306で
は加速度センサ50よりA/D変換器84を介して振動
検出出力Qを取り込み、次のステップ308ではステッ
プ304で求めた搬送速度の変動量VがV>V0 (V0
は読み取った画像の画質に与える影響を無視し得る搬送
速度の変動量の上限基準値である。)であるか否か、換
言すれば搬送むらによってラインCCDスキャナ14に
よるフィルム画像の読取むらが発生したか否かを判定す
る。ステップ308の判定が否定された場合、すなわち
V≦V0 であると判定された場合にはステップ310で
ステップ306で取り込んだ加速度センサ50の検出出
力QがQ>Q0 (Q0 は読み取った画像の画質に与える
影響を無視し得るラインCCDスキャナ14に生じる振
動の振幅の上限基準値である。)あるか否か、換言すれ
ば振動によってラインCCDスキャナ14によるフィル
ム画像の読取むらが発生したか否かを判定する。この判
定が否定された場合、すなわちQ≦Q0 であると判定さ
れた場合には読取検出処理の実行を終了する。
【0075】一方、ステップ308またはステップ31
0の判定が肯定された場合、すなわち搬送速度の変動量
VがV>V0 、または加速度センサ50の検出出力Qが
Q>Q0 であると判定された場合にはステップ312に
移行し、ステップ312で写真フィルムの搬送を停止さ
せるための信号をドライバ288、290を介してモー
タ284、286に出力されると共に、搬送制御部17
2よりオートセットアップエンジン144にファインス
キャンを停止するための指令が出力される。この結果、
写真フィルム22の搬送が停止されると共に、ファイン
スキャンが停止される。次いでステップ314で搬送制
御部172によりブザー289が駆動されて警告が発せ
られ、ステップ316で読取むらが発生したと判定され
た写真フィルム22のコマの先頭まで写真フィルム22
をラインCCDスキャナ14の読取位置に戻す方向に搬
送し、次のステップ318で読取むらが発生したと判定
された写真フィルム22のコマの先頭がラインCCDス
キャナ14の読取位置まで戻ったか否かを判定する。ス
テップ318の判定が否定された場合にはこの判定が肯
定されるまで待機する。ステップ318の判定が肯定さ
れた場合、すなわち読取むらが発生したと判定された写
真フィルム22のコマの先頭がラインCCDスキャナ1
4の読取位置まで戻ったと判定された場合には次のステ
ップ320でファインスキャンを開始可能な状態になっ
た旨をオートセットアップエンジン144に報告し、読
取むら検出処理の実行を終了する。
【0076】第1の実施の形態では読取むらの発生が検
出された場合に1コマの先頭までフィルム画像の読取時
の搬送方向と反対方向に搬送し、その後フィルム画像の
読取時の搬送方向に搬送するようにしているが、これに
限らず、1コマ分反対方向に搬送するか、または読取む
らの発生が検出された場合に写真フィルム22を1件の
フィルムの先頭のコマまでフィルム画像の読取時の搬送
方向と反対方向に搬送し、その後フィルム画像の読取時
の搬送方向に搬送するようにしてもよい。
【0077】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取
装置によれば、写真フィルムの搬送むらが発生した場合
にフィルム画像の読み取りを再度、行うか、または警告
を発するようにしたので、フィルム画像の読み取りむら
の発生を防止し安定した画像データを得ることができ
る。
【0078】次に本発明の第2の実施の形態に係る画像
読取装置について説明する。第2の実施の形態に係る画
像読取装置は図1乃至図8に示した第1の実施の形態に
係る画像読取装置と基本的に同一構成であるが、構成上
異なる点は図8においてロータリーエンコーダ287の
出力が搬送制御部172に入力されるようになっている
が、図10に示すように写真フィルム22の搬送速度を
算出する搬送速度演算回路400を設け、ロータリーエ
ンコーダ287の検出出力を搬送速度演算回路400に
入力するようにしたことである。図10においてライン
CCDスキャナ14はCCD制御部14Aとスキャン画
像データ出力部14Bとからなり、CCD制御部14A
は図4におけるマイクロプロセッサ46、ROM66、
RAM64、タイミングジェネレータ74、モータドラ
イバ48、ズームモータ70、シャッタ駆動モータ9
2、フィルタ駆動モータ54及びレンズ駆動モータ10
6からなる。またスキャン画像データ出力部14Bはラ
インCCD116、増幅器76、A/D変換器82、相
関二重サンプリング回路88及びインタフェース(I/
F)回路90からなる。搬送速度演算回路400にはC
CD制御部14A内のタイミングジェネレータ74より
読取タイミングを規定するタイミング信号が出力され、
このタイミング信号に基づいて搬送速度演算回路400
はロータリエンコーダ287から写真フィルム22の搬
送に応じて出力されるパルス信号を取り込み、写真フィ
ルム22の各コマの走査線毎の搬送速度を算出する。搬
送速度演算回路400で算出した写真フィルム22の走
査線毎の搬送速度データは、図5のパーソナルコンピュ
ータ158のバス178、オートセットアップエンジン
144、入出力コントローラ134、セレクタ132を
介してイメージプロセッサ140内のRAMに時系列で
格納される。
【0079】次に本発明の第2の実施の形態に係る画像
読取装置においてイメージプロセッサ140により実行
される画像データ補正処理について図11を参照して説
明する。図11においてステップ500で写真フィルム
22の1件分(例えば、写真フィルム1本分)のフィル
ム画像のファインスキャン画像データが画像メモリ14
1に蓄積されたか否か判定する。この判定が否定された
場合には肯定されるまで待機する。ステップ500の判
定が肯定された場合にはステップ502で1コマ分の走
査線毎の搬送速度データ、すなわち1コマ分の各走査線
に対応づけられた写真フィルム22の搬送速度データを
イメージプロセッサ140内のRAMから読み出し、ス
テップ504で1コマ分のファインスキャン画像データ
を画像メモリ141より読み出し、フレームメモリ14
2に転送する。
【0080】次いでステップ506ではステップ502
で読み出した1コマ分の走査線毎の搬送速度データから
隣接する走査線間の搬送速度の変動量ΔViを算出す
る。次のステップ508ではステップ506で算出した
隣接する走査線間の搬送速度の変動量ΔViの大きさ及
び変化方向に応じて、すなわちラインCCDスキャナ1
4によるフィルム画像の読取むらの大きさ及び変化方向
に応じてステップ504でフレームメモリ142に転送
した1コマ分のファインスキャン画像データについて読
取むらを補正するように画像処理を行う。この補正処理
は具体的には例えば、変動量ΔViが正の増加する方向
に変化した場合にはフィルム画像読取時の搬送方向にお
いて隣接する次の走査線を読み飛ばしているので読み飛
ばされた走査線の画像データについてはその前後の走査
線の画像データを用いて補間演算することにより得られ
る画像データをその走査線の画像データとする。また変
動量ΔViが負の方向に変化した場合にはフィルム画像
の読取タイミングにおいて同一の走査線の画像データを
連続して読み取っていると考えられるので、その場合に
は隣接する2つの走査線の画像データのうち一方の画像
データを捨て、この画像データについては搬送方向にお
けるその走査線の前後の走査線の画像データを用いて補
間演算して求めた画像データをその走査線の画像データ
とする。
【0081】更にステップ510ではステップ508で
読取むらの補正処理をした画像データを画像メモリ14
1に格納する。次いでステップ512ではすべてのコマ
について読取むらの補正処理を終了したか否か判定す
る。この判定が否定された場合にはステップ502に戻
り、ステップ502〜512の処理を繰り返す。ステッ
プ512ですべてのコマについて読取むらの補正処理を
終了したと判定された場合にはこの画像データ補正処理
の実行を終了する。
【0082】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取
装置によれば、読取手段により読み取られたフィルム画
像を記憶している記憶手段よりフィルム画像を順次、読
み出すと共に検出手段により読取手段による読取むらの
発生が検出された場合に走査線毎に読取むらの大きさ及
び変化方向に応じてフィルム画像の読取むらを補正する
画像処理を行うようにしたので、フィルム画像の記録む
らの発生を防止し安定した画像データを得ることができ
る。
【0083】
【発明の効果】請求項1、3乃至7に記載の発明によれ
ば、写真フィルムの搬送むらが発生した場合にフィルム
画像の読み取りを再度、行うか、または警告を発するよ
うにしたので、フィルム画像の読み取りむらの発生を防
止し安定した画像データを得ることができる。
【0084】請求項2乃至5に記載の発明によれば、読
取手段により読み取られたフィルム画像を記憶している
記憶手段よりフィルム画像を順次、読み出すと共に検出
手段により読取手段による読取むらの発生が検出された
場合に走査線毎に読取むらの大きさ及び変化方向に応じ
てフィルム画像の読取むらを補正する画像処理を行うよ
うにしたので、フィルム画像の記録むらの発生を防止し
安定した画像データを得ることができる。
【0085】このように本発明によれば、フィルム画像
の読取むらに対処することができる画像読取装置を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の概略構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す画像読取装置としてのディジタルラ
ボシステムの外観を示す斜視図。
【図3】図1におけるラインCCDスキャナの光学系の
概略構成図。
【図4】図1におけるラインCCDスキャナの電気系の
概略構成を示すブロック図。
【図5】図1における画像処理部の構成を示すブロック
図。
【図6】図1におけるレーザプリンタ部の露光部の光学
系の概略構成図。
【図7】図1におけるレーザプリンタ部及びプロセッサ
部の電気系の構成を示すブロック図。
【図8】図5におけるフィルムキャリアの概略構成図。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
による読取むら検出処理の内容を示すフローチャート。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装
置の一部の構成を示すブロック図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装
置による画像データ補正処理の内容を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
10 ディジタルラボシステム 14 ラインCCDスキャナ 16 画像処理部 18 レーザプリンタ部 20 プロセッサ部 22 写真フィルム 38 フィルムキャリア 50 加速度センサ 140 イメージプロセッサ 141 画像メモリ 142 フレームメモリ 144 オートセットアップエンジン 172 搬送制御部 287 ロータリーエンコーダ 289 ブザー 400 搬送速度演算回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の写真フィルムを所定搬送速度で
    所定方向に搬送する搬送手段と、 前記写真フィルムの搬送方向と交差する交差方向に沿っ
    て配置され写真フィルムに記録されたフィルム画像を該
    交差方向に沿って読み取る読取手段と、 前記読取手段によるフィルム画像の読取むらの発生を検
    出する検出手段と、前記検出手段により前記読取むらの
    発生が検出された場合に該当するフィルム画像について
    の再読取及び警告の少なくとも一方を実行する制御手段
    と、 を有する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 長尺状の写真フィルムを所定搬送速度で
    搬送する搬送手段と、 前記写真フィルムの搬送方向と交差する交差方向に沿っ
    て配置され写真フィルムに記録されたフィルム画像を該
    交差方向に沿って読み取る読取手段と、 前記読取手段によるフィルム画像の読取むらの発生を検
    出する検出手段と、 前記読取手段により読み取られたフィルム画像及び前記
    読取むらの発生を示すデータを時系列で記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段よりフィルム画像データ及び読取むらの発
    生を示すデータを読み込み前記読取むらの大きさ及び発
    生方向に応じて前記フィルム画像データの読取むらを補
    正する画像処理を行う処理手段と、 を有する画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記搬送手段による搬
    送速度の変動及び前記読取手段の振動の少なくとも一方
    を読取むらの発生として検出することを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記読取手段に発生す
    る振動を検出する加速度センサであることを特徴とする
    請求項1または2のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記搬送手段により搬
    送される写真フィルムの搬送に応じてパルス信号を出力
    するロータリーエンコーダと、前記パルス信号の出力タ
    イミングの時間間隔の変動から搬送速度の変動を検出す
    る変動検出手段を含むことを特徴とする請求項1または
    2のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記検出手段により前
    記読取むらの発生が検出された場合には前記搬送手段に
    より写真フィルムを1コマ分または先頭コマまで前記所
    定方向と反対方向に搬送した後、前記所定方向に搬送さ
    せて前記読取手段により再読み取りを行わせることを特
    徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
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