JPH1184873A - スクリューポンプ及び該スクリューポンプを用いたトナー移送装置 - Google Patents

スクリューポンプ及び該スクリューポンプを用いたトナー移送装置

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JPH1184873A
JPH1184873A JP10031757A JP3175798A JPH1184873A JP H1184873 A JPH1184873 A JP H1184873A JP 10031757 A JP10031757 A JP 10031757A JP 3175798 A JP3175798 A JP 3175798A JP H1184873 A JPH1184873 A JP H1184873A
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stator
rotor
screw pump
diameter
inner diameter
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JP10031757A
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Satoshi Muramatsu
智 村松
Takashi Hodoshima
隆 程島
Nobuo Kasahara
伸夫 笠原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナー凝集の発生を抑えつつ長寿命化を可能に
したスクリューポンプ及び該スクリューポンプを用いた
トナー移送装置を提供することである。 【解決手段】ロータ3の断面径とステータ2の最小内径
による断面食い込み量は、ロータ3の断面径をRA、ス
テータ2の最小内径をS・MINとしたときの、RA/
S・MINとするロータとステータの寸法比を、RA/
S・MIN≦1.04とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤、特に粉体
トナーの移送に適したスクリューポンプ及び該スクリュ
ーポンプを用いたトナー移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体トナーを移送する主な方式と
しては下記のものが知られている。 (1)トナーの送り元部と送り先部とをパイプで結び、
このパイプの内部に設けられたコイルスクリューによっ
てトナーを移送するもの、(2)トナーの送り元部と送
り先部とを近設した上下の位置に配置し、主として重力
によりトナーを移送するもの、(3)モーノポンプと称
されるロータを回転することにより、トナーを該ロータ
の軸方向の移動させるスクリューポンプによってトナー
を送り元部から送り先部へ移送するもの、等である。
【0003】ところで、複写機やプリンタあるいはファ
クシミリ装置等の画像形成装置にはトナーを移送するた
め、上記したトナー移送方式の何れかを利用しているも
のが多い。この場合、上記(1)の移送方式ではコイル
スクリューの確実な回転を保証するために、望ましく
は、直線移送または大きな曲線移送が可能となるように
トナーの移送路を確保する必要がある(屈曲した移送路
は不可)。さらに、このトナー移送方式ではコイルスク
リューとパイプとの摩擦負荷が非常に大きいため、コイ
ルスクリューの回転駆動トルクが増大して、回収トナー
の長距離移送が困難になるとともに、移送するトナーに
ストレスを与えて凝集、熱融着等の原因になる問題があ
った。
【0004】上記(2)の移送方式では、トナー移送が
比較的簡易に行なえるものの、回収トナー貯蔵手段また
は現像装置をクリーニング装置と略一体的に配置させる
必要があるため、装置の取り付け上の制約、及び、トナ
ー貯蔵量の制約から、搭載可能な画像形成装置の機種が
低速機(または、コピーやプリント使用量が少ないユー
ザ向けの複写機やプリンタ)に限られていた。
【0005】上記(3)の移送方式では、貯蔵したトナ
ーまたはクリーニング等で回収トナーを、フレキシブル
パイプ等を介して移送することができるため、トナー貯
蔵部やトナー回収部の設置に何ら制約を受けず、簡単な
構成でトナー移送を確実に行い得るという利点がある。
また、スクリューポンプを用いたトナーの移送装置は空
気供給手段によって空気との混合気状態で移送すること
で、トナーの安定した移送が得られるとともに、移送す
るトナーに無用なストレスをより与えずに、移送トナー
の凝集、熱融着等がほぼ抑えられるものである。
【0006】このような事情から、スクリューポンプを
用いたトナーの移送方式が他の方式に比べて特に優れて
いることが判る。このスクリューポンプとは、内部にダ
ブルピッチの螺旋溝を設けた雌ねじ形ステータ、該ステ
ータ内に回動自在に嵌挿された雄ねじ形ロータより構成
された一軸偏心スクリューポンプ(通称 モーノポン
プ)である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スクリュー
ポンプを用いた粉体移送装置では、ステータ内のロータ
が摺接しながら回動するので、主にゴム材料で形成され
ているステータの内径は経時使用で徐々に拡大してしま
う。ステータの内径が拡大してステータとロータとの食
い込み量がなくなってくると、スクリューポンプの吐き
出し後に供給しているエアーがステータとロータの間を
通り抜けてポンプの入口側へ出るという逆流現象が発生
する。このような逆流現象が起きると、粉体の移送に支
障を来すため、スクリューポンプが寿命に達したと判断
して新しいものに交換していた。
【0008】このようにして寿命が決められるスクリュ
ーポンプは、その稼動期間が比較的短い。このため、ス
テータとロータとの食い込み量を予めきつめに設定し、
ステータが摩耗しても長期に渡って所望に食い込み量を
得ることにより、長寿命化することが考えられる。
【0009】ところが、上記食い込み量を予めきつめに
設定すると、移送するトナーが凝集しやすいという問題
を生じてしまうことが判明した。本発明は、上記した事
情を鑑み、トナー凝集の発生を抑えつつ長寿命化を可能
にしたスクリューポンプ及び該スクリューポンプを用い
たトナー移送装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、内部にダブルピッチの螺旋溝を設けた雌
ねじ形ステータと、該ステータ内に回動自在に嵌挿され
た雄ねじ形ロータとを有するスクリューポンプにおい
て、前記ロータの断面径と前記ステータの最小内径によ
る断面食い込み量は、前記ロータの断面径をRA、前記
ステータの最小内径をS・MINとしたときの、RA/
S・MINとするロータとステータの寸法比が、0.9
4≦RA/S・MINの範囲とすることを特徴としてい
る。
【0011】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明は、内部にダブルピッチの螺旋溝を設けた雌ねじ形ス
テータと、該ステータ内に回動自在に嵌挿された雄ねじ
形ロータとを有するスクリューポンプにおいて、前記ロ
ータの断面径と前記ステータの最小内径による断面食い
込み量は、前記ロータの断面径をRA、前記ステータの
最小内径をS・MINとしたときの、RA/S・MIN
とするロータとステータの寸法比が、0.94≦RA/
S・MINであることを特徴としている。
【0012】さらにまた、上記の目的を達成するため、
本発明は、内部にダブルピッチの螺旋溝を設けた雌ねじ
形ステータと、該ステータ内に回動自在に嵌挿された雄
ねじ形ロータとを有するスクリューポンプにおいて、前
記ロータの外径と前記ステータの内径による外径食い込
み量は、前記ロータの外径をRB、前記ステータの最小
内径をS・MIN、その最大内径をS・MAXとしたと
きの、RB×2/(S・MIN+S・MAX)とするロ
ータとステータの寸法比が、0.99≦RB×2/(S
・MIN+S・MAX)の範囲とすることを特徴として
いる。
【0013】さらにまた、上記の目的を達成するため、
本発明は、内部にダブルピッチの螺旋溝を設けた雌ねじ
形ステータと、該ステータ内に回動自在に嵌挿された雄
ねじ形ロータとを有するスクリューポンプにおいて、前
記ロータの外径と前記ステータの内径による外径食い込
み量は、前記ロータの外径をRB、前記ステータの最小
内径をS・MIN、その最大内径をS・MAXとしたと
きの、RB×2/(S・MIN+S・MAX)とするロ
ータとステータの寸法比が、0.99≦RB×2/(S
・MIN+S・MAX)の範囲とすることを特徴として
いる。
【0014】さらにまた、上記の目的を達成するため、
本発明は、内部にダブルピッチの螺旋溝を設けた雌ねじ
形ステータと、該ステータ内に回動自在に嵌挿された雄
ねじ形ロータとを有するスクリューポンプにおいて、前
記ロータの断面径と前記ステータの最小内径による断面
食い込み量及び前記ロータの外径と前記ステータの内径
による外径食い込み量は、前記ロータの断面径をRA、
その外径をRB、前記ステータの最小内径をS・MI
N、最大内径をS・MAXとしたときの、断面食い込み
量におけるRA/S・MINとするロータとステータの
寸法比が、0.94≦RA/S・MINの範囲とし、か
つ、外径食い込み量におけるRB×2/(S・MIN+
S・MAX)とするロータとステータの寸法比が、0.
99≦RB×2/(S・MIN+S・MAX)の範囲と
することを特徴としている。
【0015】さらにまた、上記の目的を達成するため、
本発明は、粉体トナーを、内部にダブルピッチの螺旋溝
を設けた雌ねじ形ステータ、該ステータ内に回動自在に
嵌挿された雄ねじ形ロータを有するスクリューポンプに
より移送し、そのスクリューポンプの作動時に、そのス
クリューポンプのトナー吐き出し口へエアー供給手段に
よってエアーを供給するトナー移送装置において、前記
スクリューポンプは、前記ロータの断面径と前記ステー
タの最小内径による断面食い込み量を前記ロータの断面
径をRA、前記ステータの最小内径をS・MINとした
とき、RA/S・MINのロータとステータの寸法比と
して、0.94≦RA/S・MIN≦1.04の範囲に
設定したことを特徴としている。
【0016】さらにまた、上記の目的を達成するため、
本発明は、粉体トナーを、内部にダブルピッチの螺旋溝
を設けた雌ねじ形ステータ、該ステータ内に回動自在に
嵌挿された雄ねじ形ロータを有するスクリューポンプに
より移送し、そのスクリューポンプの作動時に、そのス
クリューポンプのトナー吐き出し口へエアー供給手段に
よってエアーを供給するトナー移送装置において、前記
スクリューポンプは、前記ロータの外径と前記ステータ
の内径による外径食い込み量を前記ロータの外径をR
B、前記ステータの最小内径をS・MIN、その最大内
径をS・MAXとしたとき、RB×2/(S・MIN+
S・MAX)のロータとステータの寸法比として、0.
99≦RB×2/(S・MIN+S・MAX)≦1.0
8の範囲に設定したことを特徴としている。
【0017】さらにまた、上記の目的を達成するため、
本発明は、粉体トナーを、内部にダブルピッチの螺旋溝
を設けた雌ねじ形ステータ、該ステータ内に回動自在に
嵌挿された雄ねじ形ロータを有するスクリューポンプに
より移送し、そのスクリューポンプの作動時に、そのス
クリューポンプのトナー吐き出し口へエアー供給手段に
よってエアーを供給するトナー移送装置において、前記
スクリューポンプは、前記ロータの断面径と前記ステー
タの最小内径による断面食い込み量及び前記ロータの外
径と前記ステータの内径による外径食い込み量を、前記
ロータの断面径をRA、その外径をRB、前記ステータ
の最小内径をS・MIN、その最大内径をS・MAXと
したとき、RA/S・MINとした断面食い込み量にお
けるロータとステータの寸法比として、0.94≦RA
/S・MIN≦1.04の範囲に設定し、かつ、RB×
2/(S・MIN+S・MAX)とした外径食い込み量
におけるロータとステータの寸法比として、0.99≦
RB×2/(S・MIN+S・MAX)≦1.08の範
囲に設定したことを特徴としている。
【0018】なお、本発明は、断面食い込み量における
ロータとステータの寸法比としたRA/S・MINが前
記ロータの回転数の高低に比例して設定されると、効果
的である。
【0019】さらに、本発明は、外径食い込み量におけ
るロータとステータの寸法比としたRB×2/(S・M
IN+S・MAX)が前記ロータの回転数の高低に比例
して設定すると、効果的である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1は、本発明に係るスクリュ
ーポンプの構成を示す断面斜視図である。
【0021】図1において、符号1はスクリューポンプ
であり、このスクリューポンプ1はゴム等の弾性体で作
られたダブルピッチの螺旋溝を形成した雌ねじ形ステー
タ2と、該ステータ2内に回動自在に嵌挿され、金属等
から作られた雄ねじ形ロータ3とを有している。このロ
ータ3は、上流側で移送スクリュー10の軸11にスプ
リングピン12等によって連結されており、移送スクリ
ュー10が回転駆動されることによって回転駆動され
る。
【0022】ステータ2は、その周囲の側板(図示せず)
に固定されたホルダ4に覆われており、そのホルダ4の
内周面とステータ2の外周面との間には隙間5が設けら
れている。この隙間は、ロータ3の下流側であるトナー
吐き出し口6に連通されている。そして、ホルダ4には
隙間5に通ずる空気供給口7が設けられており、空気供
給口7はエアポンプ(図示せず)等のエアー供給源から
のエアー供給チューブ14が嵌挿されている。エアポン
プからのエアーは、空気供給口7から隙間5にを通って
トナー吐き出し口6に供給され、トナーを流動化させて
スムーズ、かつ確実に矢印方向へ吐き出す。
【0023】上記した一軸偏心スクリューポンプ1は、
そのステータ2がゴム材から作られており、ステータ2
内にはロータ3が摺接しながら回転するため、ステータ
2の内径は摩耗により経時使用で徐々に拡大する。
【0024】本発明者による、1日10時間連続運転の
190時間テストによれば、図2に示すステータ2にお
いて、内径MAXが13.63mmから13.64mm
と殆ど変化せず、内径は10.36mmから10.44
mmと多少拡大したが、内径MINは10.06mmか
ら10.52mmに大きく拡大してステータ2とロータ
3の食い込み量が少なくなることが確認された。そし
て、ステータ2とロータ3の食い込み量がトナー凝集、
吐き出し口6部分でのトナーブロッキング、擦れ合う音
である鳴き及びエアー逆流に関係していることが判明し
た。
【0025】ステータ2とロータ3の食い込み量として
は、図3(a),(b),(c)にそれぞれ示すd,d
1,d2の3種類の見方がある。このうち図3(b),
(c)に示す食い込み量d1,d2がトナー凝集及びエ
アー逆流に対して関連している傾向にあることを見出し
た。
【0026】この図3(b),(c)に示す食い込み量
d1、d2について説明すると、図3(b)の食い込み
量d1とは、ロータ3の断面径とステータ2の最小内径
との食い込み量であり、これを便宜上断面食い込み量と
いう。また、図3(c)の食い込み量d2とはロータ3
の螺旋の外径とステータ2の内径との食い込み量であ
り、これを便宜上外径食い込み量という。
【0027】本発明者は、上記した断面食い込み量とを
変えて凝集トナーとエアー逆流の有無、さらには凝集ト
ナーとエアー逆流の発生時期等についてテストをした。
その結果、断面食い込み量d1は凝集トナーとエアー逆
流の発生に大きく関係し、外径食い込み量d2はエアー
逆流に大きく関係していることが判明した。そして、ト
ナーを移送するためのスクリューポンプ1において、経
時使用も考慮した両食い込み量のそれぞれ初期の適正な
範囲を見出すことができた。初期の適正な範囲は、ロー
タ3の断面径をRA、ロータ3の螺旋外径をRB、ステ
ータ2の最小内径をS・MIN、ステータ2の最大内径
をS・MAXとしたとき、RA/S・MINとした断面
食い込み量d1におけるロータ3とステータ2の寸法比
が1.04<RA/S・MINであると、移送したトナ
ーに凝集が見られた。よって、断面食い込み量d1にお
けるロータ3とステータ2の寸法比の上限はRA/S・
MIN≦1.04の範囲に設定する。また、RB×2/
(S・MIN+S・MAX)とした外径食い込み量d2
におけるロータ3とステータ2の寸法比がRB×2/
(S・MIN+S・MAX)<0.99であると、スク
リューポンプにエアー逆流が見られた。よって、外径食
い込み量d2におけるロータ3とステータ2の寸法比の
下限は0.99≦RB×2/(S・MIN+S・MA
X)の範囲に設定する。
【0028】さらに、断面食い込み量d1におけるロー
タ3とステータ2の寸法比と外径食い込み量d2におけ
るロータ3とステータ2の寸法比とは、ステータ2の最
小内径であるS・MINのファクターを共に有する。従
って、断面食い込み量d1におけるロータ3とステータ
2の寸法比の下限は外径食い込み量d2におけるロータ
3とステータ2の寸法比の下限と密接な関係があり、同
様に外径食い込み量d2におけるロータ3とステータ2
の寸法比の上限は断面食い込み量d1におけるロータ3
とステータ2の寸法比の上限と密接な関係がある。例え
ば、断面食い込み量d1におけるロータ3とステータ2
の寸法比の場合、その上限をRA/S・MIN≦1.0
4にすれば、トナー凝集の問題が起こりにくいが、その
下限は外径食い込み量d2におけるロータ3とステータ
2の寸法比の下限である0.99≦RB×2/(S・M
IN+S・MAX)を得るため、自ずとその大凡の範囲
が定まり、本発明者の実験から0.94≦RA/S・M
INが必要であることが判明した。同様に、外径食い込
み量d2におけるロータ3とステータ2の寸法比の上限
も断面食い込み量d1におけるロータ3とステータ2の
寸法比の上限から大凡の範囲が定まり、発明者の実験か
らRB×2/(S・MIN+S・MAX)≦1.08の
範囲が必要であることが判明した。
【0029】このようにして、この初期の適正な範囲は
断面食い込み量d1におけるロータ3とステータ2の寸
法比が0.94≦RA/S・MIN≦1.04の範囲と
し、外径食い込み量d2におけるロータ3とステータ2
の寸法比が0.99≦RB×2/(S・MIN+S・M
AX)≦1.08の範囲とすることが、現像剤やトナー
を移送するためのスクリューポンプにとってトナー凝集
やエアー逆流の生じにくい有効なポンプであることを見
出すことができた。そして、この初期の適正な範囲をグ
ラフに示すば、図4のグラフにおける枠内の範囲であ
る。なお、グラフ中、●はエアー逆流がなく移送良好
で、トナー凝集も発生しなかった測定点、▲は移送良好
であるが、トナー凝集が見られた測定点、×は多少でも
エアー逆流があり移送に問題があるが、トナー凝集は発
生しなかった測定点を示している。
【0030】ここで、図4の移送性及びトナー凝集の結
果、●、▲、×はロータ回転数200rpmのときのも
のである。そして、このロータ3の回転数が200rp
mより高くても上記結果はほぼ変わらない。しかし、ロ
ータ3の回転数が200rpmより低い場合には図4の
上側と右側の●が▲もしくは×になるような範囲が狭ま
る傾向にある。すなわち、ロータ3の回転数が低いと、
寸法比RA/S・MINの上限が下がる傾向にある。
【0031】ところで、ステータ2の最小内径S・MI
Nは先に説明したように経時使用で拡大する変化幅が最
も大きいファクターであり、したがって図4のグラフの
場合、寸法比が左下がりの方向へ移動する。このとき、
最小内径S・MINはある地点まで運転時間にほぼ比例
して拡大するが、その地点に達すると拡大が飽和状態に
近づくため変化量が小さくなっていくものである。
【0032】このような傾向から、RA/S・MIN及
びRB×2/(S・MIN+S・MAX)の寸法比は図
4の初期の適正な範囲の右上の範囲に設定して使用する
ことがスクリューポンプ1の耐用時間長期化の点で有利
であるといえる。
【0033】また、トナー移送に用いるスクリューポン
プ1はその回転数がおおよそ100rpm〜200rp
mの範囲で使用することが見込まれる。ロータ3の回転
数が低い場合、寸法比RA/S・MINについては上記
指定の寸法比範囲内の小さい範囲で使用することが望ま
しい。なぜならば、ロータ3の回転数が低いと、トナー
凝集度の上昇は大きく、先に説明したようにRA/S・
MINがトナー凝集度に寄与するからである。
【0034】一方、寸法比RB×2/(S・MIN+S
・MAX)ついてはロータ3の回転数が低い場合、食い
込み量を小さくする方向で使用することができる。すな
わち、ロータ3の回転数が低いと、エアーの逆流が発生
しにくく、移送性も良いのでRB×2/(S・MIN+
S・MAX)の寸法比は上記指定の寸法比範囲内の小さ
い範囲で使用できる。
【0035】上記のようにステータ2とロータ3の断面
及び外径食い込み量を設定したスクリューポンプを用い
ることで、現像剤、特にトナー移送に良好に行うことが
できる。
【0036】次に、本発明のスクリューポンプを用いた
トナー搬送装置の一例を、図5を用いて説明する。図5
において、スクリューポンプ1自体は図1と同様に構成
され、同一部材には同一符号を付している。図5に示す
本実施の形態におけるトナー移送装置は、トナー貯留槽
13内のトナーを、現像装置(図示せず)に移送するも
のであり、移送スクリュー10はそのトナー貯留槽13
内の底板近くに設けられている。
【0037】このように構成されたトナー移送装置は、
トナー移送司令が発せられると、移送スクリュー10と
ともにロータ3が回転し、さらにエアーポンプも作動す
ることでトナーを現像装置に移送させるものであり、画
像形成装置の本体内もしくは別体でその本体外に配置さ
れている。そして、ここに使用するスクリューポンプ1
におけるステータ2とロータ3の断面及び外径食い込み
量を上記範囲に設定することで、トナー凝集が殆ど生じ
ない長寿命のトナー移送装置を提供することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1及び4の構成によれば、トナー
移送に用いたときに、トナー凝集の生じにくいスクリュ
ーポンプを提供することができる。
【0039】請求項2及び3の構成によれば、トナー移
送に用いたときに、長期に渡ってエアー逆流の生じにく
いスクリューポンプを提供することができる。請求項5
の構成によれば、トナー移送に用いたときに、トナー凝
集の生じにくく、しかもエアー逆流の生じにくい長寿命
のスクリューポンプを提供することができる。
【0040】請求項6及び7の構成によれば、トナー凝
集の生じにくく、しかもエアー逆流の生じにくい長寿命
のトナー移送装置を提供することができる。請求項8、
9及び10の構成によれば、ロータの回転数に適したロ
ータとステータの食い込み量に設定でき、長期に渡って
良好なトナー移送を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクリューポンプの構成を示す断
面斜視図である。
【図2】ステータの内径拡大を説明する説明図である。
【図3】(a),(b),(c)はステータとロータの
それぞれ異なる部分での食い込み量に示す説明図であ
る。
【図4】断面食い込み量及び外径食い込み量におけるス
テータとロータの寸法比の適正範囲を示すグラフであ
る。
【図5】スクリューポンプを用いたトナー移送装置の一
例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 スクリューポンプ 2 ステータ 3 ロータ RA ロータの断面径 RB ロータの外径 S・MIN ステータの最小内径 S・MAX ステータの最大内径

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にダブルピッチの螺旋溝を設けた雌
    ねじ形ステータと、該ステータ内に回動自在に嵌挿され
    た雄ねじ形ロータとを有するスクリューポンプにおい
    て、 前記ロータの断面径と前記ステータの最小内径による断
    面食い込み量は、前記ロータの断面径をRA、前記ステ
    ータの最小内径をS・MINとしたときの、RA/S・
    MINとするロータとステータの寸法比が、 RA/S・MIN≦1.04 であることを特徴とするスクリューポンプ。
  2. 【請求項2】 内部にダブルピッチの螺旋溝を設けた雌
    ねじ形ステータと、該ステータ内に回動自在に嵌挿され
    た雄ねじ形ロータとを有するスクリューポンプにおい
    て、 前記ロータの断面径と前記ステータの最小内径による断
    面食い込み量は、前記ロータの断面径をRA、前記ステ
    ータの最小内径をS・MINとしたときの、RA/S・
    MINとするロータとステータの寸法比が、 0.94≦RA/S・MIN であることを特徴とするスクリューポンプ。
  3. 【請求項3】 内部にダブルピッチの螺旋溝を設けた雌
    ねじ形ステータと、該ステータ内に回動自在に嵌挿され
    た雄ねじ形ロータとを有するスクリューポンプにおい
    て、 前記ロータの外径と前記ステータの内径による外径食い
    込み量は、前記ロータの外径をRB、前記ステータの最
    小内径をS・MIN、その最大内径をS・MAXとした
    ときの、RB×2/(S・MIN+S・MAX)とする
    ロータとステータの寸法比が、 0.99≦RB×2/(S・MIN+S・MAX) の範囲とすることを特徴とするスクリューポンプ。
  4. 【請求項4】 内部にダブルピッチの螺旋溝を設けた雌
    ねじ形ステータと、該ステータ内に回動自在に嵌挿され
    た雄ねじ形ロータとを有するスクリューポンプにおい
    て、 前記ロータの外径と前記ステータの内径による外径食い
    込み量は、前記ロータの外径をRB、前記ステータの最
    小内径をS・MIN、その最大内径をS・MAXとした
    ときの、RB×2/(S・MIN+S・MAX)とする
    ロータとステータの寸法比が、 RB×2/(S・MIN+S・MAX)≦1.08 の範囲とすることを特徴とするスクリューポンプ。
  5. 【請求項5】 内部にダブルピッチの螺旋溝を設けた雌
    ねじ形ステータと、該ステータ内に回動自在に嵌挿され
    た雄ねじ形ロータとを有するスクリューポンプにおい
    て、 前記ロータの断面径と前記ステータの最小内径による断
    面食い込み量及び前記ロータの外径と前記ステータの内
    径による外径食い込み量は、前記ロータの断面径をR
    A、その外径をRB、前記ステータの最小内径をS・M
    IN、最大内径をS・MAXとしたときの、断面食い込
    み量におけるRA/S・MINとするロータとステータ
    の寸法比が、 RA/S・MIN≦1.04 の範囲とし、 かつ、外径食い込み量におけるRB×2/(S・MIN
    +S・MAX)とするロータとステータの寸法比が、 0.99≦RB×2/(S・MIN+S・MAX) の範囲とすることを特徴とするスクリューポンプ。
  6. 【請求項6】 粉体トナーを、内部にダブルピッチの螺
    旋溝を設けた雌ねじ形ステータ、該ステータ内に回動自
    在に嵌挿された雄ねじ形ロータを有するスクリューポン
    プにより移送し、そのスクリューポンプの作動時に、そ
    のスクリューポンプのトナー吐き出し口へエアー供給手
    段によってエアーを供給するトナー移送装置において、 前記スクリューポンプは、前記ロータの断面径と前記ス
    テータの最小内径による断面食い込み量を前記ロータの
    断面径をRA、前記ステータの最小内径をS・MINと
    したとき、RA/S・MINのロータとステータの寸法
    比として、 0.94≦RA/S・MIN≦1.04 の範囲に設定したことを特徴とするトナー移送装置。
  7. 【請求項7】 粉体トナーを、内部にダブルピッチの螺
    旋溝を設けた雌ねじ形ステータ、該ステータ内に回動自
    在に嵌挿された雄ねじ形ロータを有するスクリューポン
    プにより移送し、そのスクリューポンプの作動時に、そ
    のスクリューポンプのトナー吐き出し口へエアー供給手
    段によってエアーを供給するトナー移送装置において、 前記スクリューポンプは、前記ロータの外径と前記ステ
    ータの内径による外径食い込み量を前記ロータの外径を
    RB、前記ステータの最小内径をS・MIN、その最大
    内径をS・MAXとしたとき、RB×2/(S・MIN
    +S・MAX)のロータとステータの寸法比として、 0.99≦RB×2/(S・MIN+S・MAX)≦
    1.08 の範囲に設定したことを特徴とするトナー移送装置。
  8. 【請求項8】 粉体トナーを、内部にダブルピッチの螺
    旋溝を設けた雌ねじ形ステータ、該ステータ内に回動自
    在に嵌挿された雄ねじ形ロータを有するスクリューポン
    プにより移送し、そのスクリューポンプの作動時に、そ
    のスクリューポンプのトナー吐き出し口へエアー供給手
    段によってエアーを供給するトナー移送装置において、 前記スクリューポンプは、前記ロータの断面径と前記ス
    テータの最小内径による断面食い込み量及び前記ロータ
    の外径と前記ステータの内径による外径食い込み量を、
    前記ロータの断面径をRA、その外径をRB、前記ステ
    ータの最小内径をS・MIN、その最大内径をS・MA
    Xとしたとき、RA/S・MINとした断面食い込み量
    におけるロータとステータの寸法比として、 0.94≦RA/S・MIN≦1.04 の範囲に設定し、 かつ、RB×2/(S・MIN+S・MAX)とした外
    径食い込み量におけるロータとステータの寸法比とし
    て、 0.99≦RB×2/(S・MIN+S・MAX)≦
    1.08 の範囲に設定したことを特徴とするトナー移送装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のトナー移送装置におい
    て、断面食い込み量におけるロータとステータの寸法比
    としたRA/S・MINが前記ロータの回転数の高低に
    比例して設定されることを特徴とするトナー移送装置。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載のトナー移送装置にお
    いて、外径食い込み量におけるロータとステータの寸法
    比としたRB×2/(S・MIN+S・MAX)が前記
    ロータの回転数の高低に比例して設定することを特徴と
    するトナー移送装置。
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