JPH1187364A - 垂直構造の高キャリア移動度トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

垂直構造の高キャリア移動度トランジスタおよびその製造方法

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JPH1187364A
JPH1187364A JP10151595A JP15159598A JPH1187364A JP H1187364 A JPH1187364 A JP H1187364A JP 10151595 A JP10151595 A JP 10151595A JP 15159598 A JP15159598 A JP 15159598A JP H1187364 A JPH1187364 A JP H1187364A
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Salvatore Lombardo
サルヴァトーレ・ロンバルド
Maria Concetta Nicotra
マリア・コンチェッタ・ニコトラ
Angelo Pinto
アンジェロ・ピント
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STMicroelectronics lnc USA
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SGS Thomson Microelectronics SRL
SGS Thomson Microelectronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベース電流の働きの理想からの逸脱を克服し
てその周波数性能をさらに改良することができる、Ge
Si1−xヘテロ構造を有するトランジスタの製造方
法を提供する。 【解決手段】 この製造方法は、絶縁スペーサが形成さ
れる場合、垂直構造のHBTトランジスタにおいて存在
するSiO/GeSi1−xの界面の形成に特に配
慮しており、CVDあるいは減圧CVDによって二酸化
ケイ素(SiO)の第1の薄い誘電体層を形成する工
程と第1の誘電体層の上に第2の誘電体層を堆積する工
程と第2の誘電体層の上に多結晶シリコン層を堆積する
工程とを備える。また、第1の薄い誘電体層の堆積の後
に熱処理を行ってもよい。さらに、第1の薄い誘電体層
は犠牲シリコン(Si)層を堆積し、次に該犠牲シリコ
ン(Si)層を熱酸化工程に委ねることによってを形成
してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板の下部にコレ
クタ領域が配置され、結晶性シリコン(crystalline sil
icon)の基板上に垂直構造の高キャリア移動度トランジ
スタ(high carriermobility transistor)を製造する方
法であって、基板に窓を形成する工程と窓を通じて第1
のゲルマニウム(Ge)原子の注入を行う工程、該窓を
通じて第2のアクセプタの添加不純物の注入を行ってベ
ース領域を形成する工程とRTA(Rapid The
rmal Annealing:ラピッドサーマルアニ
ール)処理を施して、シリコン/ゲルマニウム合金(S
1−xGe)を含む結晶格子を前記基板内に再構成
する工程とを備えた垂直構造の高キャリア移動度トラン
ジスタの製造方法に関する。
【0002】この発明は、特に、これに限定するという
わけではないが、非常に高周波数のアプリケーション用
のHBT(Hetero−bipolar trans
istor)バイポーラトランジスタを製造する方法に
関し、以下の説明は、説明の便宜上、この適用分野に関
して行う。
【0003】
【従来の技術】当業者はよく知っているとおり、ヘテロ
構造(heterostructures)をソリッドステートの電子デ
バイスに適用することによって、非常に高い高周波数で
の動作範囲で機能するものが非常に増加した。
【0004】特に、この技術はバイポーラトランジスタ
装置に適用され、それによってキャリアの注入効率およ
び通過周波数(f)値の両方が改善されてきた。通過
周波数値は、装置の遮断周波数(f)と密接に関係し
ている。
【0005】ヘテロ構造は、様々な方法によって製造す
ることができるが、それらの方法のうちで、MBE(M
olecular Beam Epitay:分子線
エピタキシ)法が最も知られており、格子欠陥のない構
造を提供する。他のこれよりも高価な方法は、CVDを
高性能にしたものであるが、それらの方法の処理能力で
はシリコン金型のコストを上げてしまうという欠点があ
る。
【0006】しかしながら、この方法は、物理的パラメ
ータを厳格に制御することが要求される長い処理工程を
伴うために、大量生産工程にはわずかに適用されるのみ
であった。
【0007】従って、大量生産ライン用には、許容時間
内にまずまずの品質を有するヘテロ構造類似の構造を作
ることができるイオン注入等の他の方法を採用すること
の方が都合のよいことが多かった。
【0008】このような適用分野に関して、ベースとコ
レクタの領域間のGeSi1−xヘテロ構造を含む垂
直構造によって実施されるバイポーラトランジスタを以
下に説明する。
【0009】この発明のを適用できるHBTバイポーラ
トランジスタを、図1の拡大断面図によって概略的に示
す。
【0010】このHBTトランジスタは、NPN型の垂
直構造を有し、結晶性の基板1上に形成されている。こ
のHBTトランジスタにおいて、連続する注入によっ
て、基板1から上方向に、N型のコレクタ領域2、P型
のベース領域3、およびN型のエミッタ領域4が形成さ
れている。
【0011】特に、コレクタ領域2は、基板1の下部に
設けられたコレクタ金属(従来技術のものであるので図
示せず)と良好なオーム接触を行うのに効果的な、N型
に濃くドープされた層5を含む。
【0012】図1に示すHBTトランジスタのさらなる
特徴の1つは、ベース領域3を絶縁(isolate)して後に
エミッタ領域4の上に接点領域(contact region)9を形
成するために、基板1の上に設けられた開口部である。
【0013】この接点領域9は、金属層8で覆われたN
型に濃くドープされた層7を含む。
【0014】HBTトランジスタを簡単に説明したが、
次に結晶性シリコン基板1内に形成されたGeSi
1−xヘテロ構造を検討し、HBTトランジスタのエネ
ルギー帯曲線にどのような変化をもたらすかを調べる。
【0015】このGeSi1−xヘテロ構造は、基板
1内での空間的注入深さとともに変化し、シリコンおよ
びゲルマニウムの原子にそれぞれ関連する、および
1−xの濃度(concentrations)によって特徴づけられ
る。
【0016】図2において、バイポーラトランジスタH
BTのエネルギー帯曲線を実線で描き、破線で描いた標
準のバイポーラトランジスタ(BJT)の帯曲線と比較
している。
【0017】トランジスタHBTおよびBJTのこの2
つの帯曲線を比較すると、バイポーラトランジスタHB
Tでは、ベース領域を通ってコレクタ領域との界面ま
で、伝導帯において標準のトランジスタBJTのエネル
ギー準位より常に下回るエネルギー準位を有している。
【0018】特に、トランジスタHBTについて、ベー
ス領域からコレクタ領域に向かって動くとき、エネルギ
ーギャップ(Eg)の減少が穏やかであるということが
わかるが、これはエネルギーギャップの空間的変化(mod
ulation)の影響であるとみなすことができる。この変化
は、その濃度がコレクタ−ベース間の界面において最大
になりエミッタ−ベース間の界面において最小またはほ
ぼゼロになるゲルマニウム(Ge)原子種の最適な注入
分布曲線(profiles)によって得られる。
【0019】バイポーラトランジスタHBTの活性ゾー
ンバイアスが上記帯曲線と一致すると、エミッタ領域か
らキャリアがより早く注入されるようになり、それによ
ってキャリアの通過時間が大幅に短くなる。
【0020】最終的には、HBTトランジスタの遮断周
波数(fT)が著しく増大し、ベース領域内に捕らえら
れるキャリアの割合が低減する。
【0021】従って、ミリアンペアの範囲でコレクタ電
流によってバイアスがかけられたHBTトランジスタに
ついて、従来のバイポーラ技術によっては達成できない
遮断周波数値を得ることができる。
【0022】ベースとコレクタの領域間に設けられるG
Si1−xヘテロ構造によって、ベース領域のP型
のドープを増大し、それによって、バイポーラトランジ
スタの高周波数への適用を制限するベース領域における
真性抵抗Rbbの値を下げることができる。
【0023】GeSi1−xヘテロ構造を有するHB
Tトランジスタを従来技術で形成する前述の方法を、特
に図3から図9を参照して説明する。便宜上、図1にお
ける同様の要素に用いたのと同じ参照符号をそのまま用
いる。
【0024】図3は、N型の不純物がドープされ、保護
材料11を選択的に堆積することによって窓10を有す
るように形成された結晶性シリコンの基板1を示す。こ
の保護材料11は、P型の不純物を含む材料層を含み、
基板1の上に堆積され、誘電体の被覆によって絶縁され
ている。
【0025】第1のゲルマニウム(Ge)の注入はこの
窓10を通じて行われ、次にボロン(B)原子やBF
イオン等の第2のアクセプタ不純物の注入が行われ
る。
【0026】その後、RTA(ラピッドサーマルアニー
ル)処理、または従来技術のベーキング装置内での熱処
理、によって、基板1の結晶格子を再構成する工程が行
われる。これは注入されたイオンを結晶格子内で自由に
なる位置に追いやるのを助けるためにも施される。
【0027】この再構成工程の結果を図4に示す。図4
において、窓10のところに、エミッタ領域を作り出す
ことができるのに十分な深さまで延びる平らなベース領
域3が初めて形成されたのを示している。
【0028】基板1内にベース領域3が形成されるのと
同時に、コレクタ領域2が形成される。このコレクタ領
域2は、基板1のうちのP型不純物を注入されていない
残りの部分に組み込まれている。
【0029】コレクタ領域2との界面まで延びるベース
領域は、やがて第1の注入工程の間に形成され図2に示
す種類のエネルギー帯曲線によって特徴づけられるGe
Si1−xヘテロ構造を特徴づけるようになる。
【0030】その後、図5に示すように、窓10および
保護材料11の位置における基板1上への処理は、二酸
化ケイ素(SiO)の第1の薄い誘電体層12の熱成
長、通常窒化ケイ素(Si)である第2の誘電体
層14の第1の薄い誘電体層12上への堆積、多結晶シ
リコン層15の堆積といった一連の工程を経る。
【0031】図6に示すように、エミッタ領域を基板1
内の窓10の位置に設けるために、HBTトランジスタ
を製造する工程は、それぞれ多結晶シリコン層15およ
び第2の誘電体層14をエッチングする第1の物理化学
エッチング(RIE)工程および第2のエッチング工程
を含み、絶縁スペーサを窓10の縁において部分的に形
成する。
【0032】多結晶シリコン層15の残りの部分に対す
る第3のウェットエッチング工程および第1の薄い誘電
体層12のみに対する第4のエッチング工程によって、
スペーサ50の形成は完了し、それによって、図7に示
すように、ベース領域3が再び露出する。
【0033】ベース領域3内に収容され対応するエミッ
タ接点9によって覆われたエミッタ領域4の形成する従
来技術の工程によって、GeSi1−xヘテロ構造を
有するHBTトランジスタを完成することができる。
【0034】図8は、GeSi1−xヘテロ構造に、
N型の不純物で濃くドープされた層8によって上部を金
属で被覆された第1の多結晶シリコン層7を含むエミッ
タ接点9を設けたHBTトランジスタの概略図である。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】上記方法で製造された
GeSi1−xヘテロ構造を有するHBTトランジス
タは、試験を行うとベース電流の働き(behavior)が理想
よりも低いことが明らかになった。
【0036】このような理想からの逸脱は、図9のグラ
フによって明らかになる。図9において、共通の基板上
に形成された2つの異なるHBTトランジスタについ
て、ベースとエミッタの間の電圧VBEに対するコレクタ
電流ICとベース電流IBがグラフに描かれている。
【0037】このHBTトランジスタ(T1、T2)
は、それぞれエミッタ表面面積の値AT1、AT2がそ
れぞれ2×7.4μmおよび0.4×7.4μm
あり、その結果、それらのエミッタ面積の割合値AT1
/AT2は5、それらのエミッタ領域の外周の割合(P
T1/PT2)は1.2となる。
【0038】グラフで、トランジスタT1に関する曲線
は実線、トランジスタT2に関するものは破線で示す。
【0039】グラフから、エミッタ面積の割合(AT1
/AT2)は5であるにもかかわらず、T1およびT2
のベース電流IB(平らな方の曲線)はほとんど異なら
ないということがわかる。
【0040】このことは、エミッタ表面面積の変化によ
って影響を受けない非理想的な要素がベース電流に存在
する、ということを明らかにしている。当業者にはよく
認識されている、このような理想からの逸脱は、これま
で、基板内での再結合現象の原因であるとみなされるG
Si1−xヘテロ構造が緩もうとすることに起因す
ると考えられてきた。
【0041】この発明の発端である技術的課題は、上述
の限界を克服してその周波数性能をさらに改良すること
ができる垂直構造の高キャリア移動度トランジスタの製
造方法を提供することである。
【0042】
【課題を解決するための手段】この発明が基づくところ
の解決案は、通説ではGeSi1−xヘテロ構造内で
起こっているとされる再結合現象ではなく、表面の再結
合現象のうちの、HBTトランジスタが理想から逸脱す
る原因を突き止めるということである。
【0043】このような表面の再結合現象は、HBTト
ランジスタを組み込んだ結晶性基板とエミッタ領域近傍
にスペーサを形成する一助となるよう成長する二酸化ケ
イ素(SiO)の薄い層との間の界面の近傍で起こ
る、ということがわかっている。
【0044】この解決案に基づき、以下の課題解決手段
によりこの技術的課題が解決される。
【0045】この発明による方法の特徴および利点は、
非限定的な例として示される図面を参照したその実施例
の以下の説明から明らかとなろう。
【0046】
【発明の実施の形態】前述した技術的課題を克服するた
めに、この発明は、二酸化ケイ素(SiO)とゲルマ
ニウム(Ge)/シリコン(Si)のヘテロ構造、Si
/GeSi1−xにおいて現れる表面の再結合現
象のうちの、例えば高移動度HBTトランジスタの性能
を制限する、理想からの逸脱の主な原因を突き止めた。
【0047】実験に基づく上記のものの証拠を提供する
ために、本出願人は、一連の原子間力顕微鏡(AFM)
分析を行い、SiO/GeSi1−xの界面におけ
る状態を撮影し、評価に有用な要因を集めた。
【0048】これらの分析によって、図10に概略的に
示す種類の状態が示された。図5において、GeSi
1−xヘテロ構造を作るために注入された結晶性シリコ
ンのこの体30上に、結晶性のこの体30の上に二酸化
ケイ素の層32を成長させる工程に続いて、純ゲルマニ
ウムの層33が成長する。
【0049】この層33は、GeSi1−xヘテロ構
造によって下から、そして二酸化ケイ素の層32によっ
て上から、捕らえられる。これは、GeSi1−x
テロ構造と直接に接触して行われる二酸化ケイ素(Si
)を熱成長させる工程によって、その頂面において
存在するシリコン(Si)原子が空乏し、それによって
純ゲルマニウムの層33の形成が促進される、と理論的
に説明することができる。
【0050】このようにすることによって、SiO
GeSi1−xの界面において起こる表面の再結合現
象の原因である下にあるゲルマニウム層33のために、
二酸化ケイ素の層32は表面粗さを有するようになる。
【0051】この表面粗さは、図11の原子間力顕微鏡
写真によって明らかになる。図11は、熱成長処理後の
二酸化ケイ素の層32の表面を示す。
【0052】図12は、層32の表面粗さ(Rms)に
対して層33において分離されたゲルマニウムの量の直
線的に増大する関係を示すグラフである。
【0053】GeSi1−xヘテロ構造を有する垂直
構造を有する高キャリア移動度バイポーラトランジスタ
(HBT)が上述の従来技術の項目で説明した工程で製
造される場合のSiO/GeSi1−xの界面につ
いても上述したのと同様の状態に遭遇する。
【0054】図13は、エミッタ領域4およびベース領
域3の領域を拡大詳細図にした、図1の高移動度トラン
ジスタの断面図である。
【0055】この図は、エミッタ領域4およびベース領
域3が二酸化ケイ素でできた第1の薄い誘電体層12お
よび第2の誘電体層14を含む絶縁スペーサ50と直接
接触していることを強調している。
【0056】従って、GeSi1−xヘテロ構造はベ
ース領域3内に存在し、その上に両方の絶縁スペーサ5
0を含む二酸化ケイ素でできた第1の誘電体層12が成
長している、ということが強調されねばならない。
【0057】従って、SiO/GeSi1−xの界
面の狭い領域を太線の円でマークしており、そこには第
1の薄い誘電体層12が成長するために用いられた熱酸
化処理の結果生じる分離されたゲルマニウムの層90の
存在が表されている。
【0058】従来技術の高移動度トランジスタ(HB
T)の性能を制限してしまう、このSiO/Ge
1−xの界面に関する欠点を克服するために、この発
明のトランジスタを製造する方法を、図14乃至図19
を参照して述べる。
【0059】この発明の方法を、従来技術の項目で説明
した方法と比較するのに便利なように、同じ参照符号を
用いて図1および図3乃至図8において示すものとし、
同じ符号の説明を示した。
【0060】図14は、N型の不純物で薄くドープさ
れ、N型の不純物で濃くドープされた底の領域5を有す
る結晶性シリコン(Si)の基板1を示す。この領域5
はコレクタ接点のオーム領域(ここでは図示せず)に対
応する。
【0061】基板1の上に保護材料11を選択的に堆積
させることによって、基板1上に窓10が形成される。
この保護材料11はアクセプタの不純物が埋め込まれ誘
電性材料によって被覆された基板1と直に接触する第1
の層を含む。
【0062】ゲルマニウム(Ge)を注入する第1の工
程は、この窓10を通じて行われ、その次に、ボロン
(B)原子またはBF イオン等のアクセプタの不純
物を注入する第2の工程が行われる。
【0063】その後、RTA(ラピッドサーマルアニー
ル)処理、または従来技術のベーキング装置内での熱処
理、によって、基板1の結晶格子が再構成される。これ
には、注入された原子を結晶格子内で自由になる位置に
入れるのを助ける意図もある。
【0064】最後に述べた工程の結果を図15に示す。
図15において、窓10において次にエミッタ領域を作
り出すことができるのに十分な深さまで基板1内に延び
る平らなベース領域3を初めて強調している。
【0065】基板1内でのベース領域3の形成と同時
に、コレクタ領域2が形成される。このコレクタ領域2
は、基板1のうちのアクセプタの不純物を注入されてい
ない残りの部分に含まれており、従って、コレクタのオ
ーム接触の領域5も含む。
【0066】コレクタ領域2との界面まで延びるベース
領域は、やがて第1の注入工程の間に形成されているG
Si1−xヘテロ構造の結果として図2に示す種類
のエネルギー帯曲線を示すようになる。
【0067】この工程において、図16に示すように、
窓10および保護材料11の位置において、化学的気相
成長(CVD)によって基板1の上に二酸化ケイ素(S
iO)の第1の薄い誘電体層12’が形成される。P
ECVD、APCVD、LPCVD、紫外線CVD等の
他の技術を用いることもできる。
【0068】従来技術と異なり、この二酸化ケイ素の薄
い誘電体層12’は、熱成長によってではなくCVD法
によって形成される。
【0069】これによって、図20でわかるように、S
iO/GeSi1−xの界面が改良される。図20
は、このようにして得られたSiO/GeSi
1−xの界面の原子間力顕微鏡写真を示す。
【0070】SiO/GeSi1−xの界面の粗さ
が熱酸化によって二酸化ケイ素が成長した図6と比べて
かなり少ないということがわかる。
【0071】二酸化ケイ素の第1の薄い誘電体層12’
を、常圧化学的気相成長(APCVD)法によって堆積
することによって、SiO/GeSi1−xの界面
の形成に関して優れた結果が得られた。
【0072】界面の品質をさらに高め、局所的な表面の
再結合現象を引き起こす欠陥を低減するために、第1の
薄い誘電体層12’の堆積の後に熱処理が行われるべき
であると考えられる。
【0073】この発明によるHBTトランジスタの製造
方法は、前記第1の薄い誘電体層12’の上に第2の誘
電体層14を堆積し、次に多結晶シリコン層15を堆積
する、ということを含む従来技術の工程によって引き継
がれる。
【0074】この実施例の変形例として、第2の誘電体
層は、下にある層12’上に確実に適切に付着するため
に窒化ケイ素(Si)を含む。
【0075】最後に、エミッタ領域を基板1内に形成す
るために、窓10の位置において、多結晶シリコン層1
5上に第1の物理化学エッチング(RIE)工程が行わ
れ、第2の誘電体層14上に第2のエッチング工程が行
われて、図17に概略的に示すように、窓10の縁にお
いて、絶縁スペーサが部分的に形成される。
【0076】多結晶シリコン層15の残りの部分の上に
行われる第3のウェットエッチング工程および第1の薄
い誘電体層12’のすぐ上に行われる第4のエッチング
工程によって、スペーサ50の形成は完了し、それによ
って、図18に示すようにベース領域3が再び露出す
る。
【0077】次に、この発明の教示により形成されるH
BTトランジスタを、ベース領域3内にエミッタ領域4
を形成する従来技術の処理によって完成することができ
る。
【0078】最後に、エミッタ領域4が、HBTトラン
ジスタの注入効率を高めるように最適化された対応する
頂面のエミッタ接点9で被覆される。
【0079】図19は、GeSi1−xヘテロ構造、
および、N型の不純物で濃くドープされ金属層8によっ
て被覆された第1の多結晶シリコン層7からなるエミッ
タ接点9を有する、HBTトランジスタを示す概略図で
ある。
【0080】二酸化ケイ素の第1の薄い誘電体層12’
を形成する時までは上述のものと同一である処理工程を
含む、HBTトランジスタを製造する方法の第1の変形
を以下に説明する。
【0081】この実施例において、二酸化ケイ素の第1
の薄い誘電体層の代わりに、これもまた化学的気相成長
(CVD)によって堆積される二酸化ケイ素(Si
)の厚い誘電体層が用いられる。
【0082】この実施例において、二酸化ケイ素の厚い
誘電体層はAPCVD処理によって堆積されて次にオプ
ションで熱処理を施してもよい。
【0083】この製造方法の第1の変形は、多結晶シリ
コンの層14を堆積する工程、窓領域内でエッチングを
行う工程、および前述の第1の実施例と同様に、電気接
点で被覆したエミッタ領域を形成する工程を含む。。
【0084】この発明のHBTトランジスタの製造方法
の第2の変形を以下に示す。これには第1の薄い誘電体
層12’を形成する時までは上述のものと同一の処理工
程を含む。
【0085】この実施例において、第1の薄い誘電体層
12’は、犠牲シリコン(Si)層を堆積し次にそれを
熱酸化に委ねることによって形成される。この犠牲層は
基板1内に含まれるGeSi1−xヘテロ構造と直接
接触する窓領域10内に堆積される。
【0086】好ましくは、犠牲層によって第1の薄い誘
電体層12’を形成する上述の処理工程は、化学的気相
成長(CVD)法で層12’を形成することによって前
に得られたものに対して、SiO/GeSi1−x
の界面の品質に関して、同じ結果をもたらす。
【0087】この犠牲層が堆積することによって、酸化
処理がGeSi1−xヘテロ構造に達することが妨げ
られるために、ヘテロ構造と第1の薄い誘電体層12’
の間に閉ざされたゲルマニウム層が形成されるのが妨げ
られるということがわかっている。
【0088】SiO/GeSi1−xの界面におい
て起こる表面の再結合現象をさらに最小限にするための
この方法の第2の変形として薄い誘電体層12’を形成
する工程の後に適当な熱処理を行ってもよい。
【0089】そうすると、HBTトランジスタ製造方法
の第2の変形は、第2の誘電体層を堆積する工程、多結
晶シリコンの層14を堆積する工程、窓領域内でエッチ
ングを行う工程、および前述の第1の実施例と同様に、
電気接点で被覆したエミッタ領域を形成する工程を含
む。
【0090】第2の誘電体層14の第1の薄い誘電体層
12’上への付着力を改良するために、第2の誘電体層
は窒化ケイ素(Si)を含んでもよい。
【0091】この発明のHBTトランジスタ製造方法の
第3の変形を以下に示す。これは第1の薄い誘電体層1
2’を形成する時までは第2の方法の変形に関して上述
したものと同一の処理工程を含む。
【0092】この実施例において、二酸化ケイ素の第1
の誘電体層は、さらに熱成長し、第2の誘電体層14を
埋め込む、あるいはそれに取って代わる、厚さが増大し
た誘電体層が設けられる。
【0093】SiO/GeSi1−xの界面におい
て起こる表面の再結合現象をさらに最小限にするため
に、HBTトランジスタの製造方法の第3の変形は、酸
化工程の後に適当な熱処理を行ってもよい。
【0094】製造方法の第3の変形の次の工程は、多結
晶シリコンの層15を堆積する工程、窓領域内でエッチ
ングを行う工程、および前述の第2の実施例と同様に、
電気接点で被覆したエミッタ領域を形成する工程を含
む。
【0095】
【発明の効果】このようにこの発明の製造方法を採用す
ることによってベース電流が理想から逸脱するというH
BTトランジスタにおける技術的課題を解決することが
できる。
【0096】このことが正しいということは図21のグ
ラフによって明らかになる。図21は、エミッタ表面面
積は同じであるが異なる製造方法で形成された2つのH
BTトランジスタについて、コレクタ電流Icおよびベ
ース電流Iの電流に対するベースとエミッタとの間に
印加されるバイアス電圧(VBE)の働きを示す。実
際、このグラフで、熱酸化によって成長した層12を有
するHBTトランジスタに関連するもの(破線)と、こ
の発明の方法によってCVDにより堆積された層12’
を有して形成されたHBTトランジスタに関連するもの
(実線)の2つのパターンが示されている。この2つの
パターンは、ほぼぴったりと合っており、このように合
っているということによって、ベース電流の理想からの
逸脱が著しく低減されたことが明らかになる。
【0097】図22は、上記と同じタイプのHBTトラ
ンジスタについて、それぞれのコレクタ電流Icに対す
るコレクタとエミッタとの間のバイアス電圧(VCE
の働きを示す。
【0098】このグラフから、この発明の方法によって
製造されたHBTトランジスタ(実線)について、電流
の増加対コレクタ電流の変化の割合がかなり増大すると
いうことが明らかになる。これらのトランジスタは飽和
電圧値が低く、それによって電力消費が低くなるという
ことも強調されるべきである。
【0099】この製造方法またはその第1の変形(層1
2’をCVDによって堆積する)の他の利点は、堆積温
度が比較的低い、ということである。これによって、注
入されたアクセプタの不純物が逆拡散することが妨げら
れ、それによって、ボロン(B)の高酸化(oidation-
enhanced)拡散が回避され、この発明の方法によって製
造されるHBTトランジスタの遮断周波数がさらに上が
る。
【0100】このことは、図23および図24のグラフ
によって確認することができる。図23および図24
は、2つのタイプのHBTトランジスタについて、基板
内への深さに対するアクセプタの不純物の濃度の分布(p
rofile)およびコレクタのバイアス電流に対する遮断周
波数の働きを示す。
【0101】最後に、コレクタのバイアス電流がミリア
ンペアの範囲であることによって、この発明の方法で製
造されるHBTトランジスタは、20GHzの範囲の遮
断周波数を達成することができるということに留意すべ
きである。この値はこれまで達成できなかったものであ
る。
【0102】この発明の製造方法によって、HBTトラ
ンジスタの周波数の適用分野をさらに広げることがで
き、その一方でベース電流の理想からの逸脱がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術によるGeSi1−xヘテロ構造
を含む垂直構造を有する高移動度NPNトランジスタを
集積する基板の拡大断面図である。
【図2】 高移動度NPNトランジスタの特色をよく示
すエネルギー帯のグラフである。
【図3】 図1に概略的に示す高移動度NPNトランジ
スタを作る従来技術の処理工程を示す。
【図4】 図1に概略的に示す高移動度NPNトランジ
スタを作る従来技術の処理工程を示す。
【図5】 図1に概略的に示す高移動度NPNトランジ
スタを作る従来技術の処理工程を示す。
【図6】 図1に概略的に示す高移動度NPNトランジ
スタを作る従来技術の処理工程を示す。
【図7】 図1に概略的に示す高移動度NPNトランジ
スタを作る従来技術の処理工程を示す。
【図8】 図1に概略的に示す高移動度NPNトランジ
スタを作る従来技術の処理工程を示す。
【図9】 エミッタ領域の割合AT1/AT2が5であ
る、GeSi1− ヘテロ構造を有する2つの高移動
度NPNトランジスタT1およびT2のベースおよびコ
レクタの電流の働きを示す電圧対電流のグラフである。
【図10】 二酸化ケイ素層を成長させるための酸化工
程を経たGeSi1−xヘテロ構造を備えるように注
入された結晶性シリコンの半導体本体の拡大断面図であ
る。
【図11】 従来技術で製造されたトランジスタのSi
/GeSi −xの界面を示す、原子間力顕微鏡
(Atomic Force Microscopy:
AFM)で撮影した写真である。
【図12】 SiO/GeSi1−xの界面表面の
粗さと界面自体において分離されたゲルマニウムの量と
の依存関係を示すグラフである。
【図13】 図7と同様の状態を示すSiO/Ge
Si1−xの界面を有する高キャリア移動度トランジス
タの実施例に関する拡大断面図である。
【図14】 この発明により高移動度NPNトランジス
タを作る工程を示す。
【図15】 この発明により高移動度NPNトランジス
タを作る工程を示す。
【図16】 この発明により高移動度NPNトランジス
タを作る工程を示す。
【図17】 この発明により高移動度NPNトランジス
タを作る工程を示す。
【図18】 この発明により高移動度NPNトランジス
タを作る工程を示す。
【図19】 この発明により高移動度NPNトランジス
タを作る工程を示す。
【図20】 この発明の製造方法で得られたSiO
GeSi1−xの界面を示す原子間力顕微鏡(AF
M)で撮影した写真である。
【図21】 2つの異なるタイプのHBTトランジスタ
を集積する基板におけるアクセプタの不純物の分布につ
いてのコレクタおよびベースの電流対ベース−エミッタ
のバイアス電圧の働きを示すグラフである。
【図22】 2つの異なるタイプのHBTトランジスタ
についてのコレクタ電流対コレクタ−エミッタのバイア
ス電圧の関係を示すグラフである。
【図23】 2つの異なるタイプのHBTトランジスタ
についてのアクセプタの不純物の濃度の分布対基板内の
深さの関係を示すグラフである。
【図24】 2つの異なるタイプのHBTトランジスタ
についての、遮断周波数対コレクタバイアス電流の関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 基板、2 コレクタ領域、3 ベース領域、4 エ
ミッタ領域、10 窓、12’ 第1の薄い誘電体層、
14 第2の誘電体層、15 多結晶シリコン層、50
絶縁スペーサ。
フロントページの続き (72)発明者 マリア・コンチェッタ・ニコトラ イタリア国、95126 カタニア、ヴィア・ パスビオ 50 (72)発明者 アンジェロ・ピント イタリア国、96011 オーグスタ、ヴィ ア・ニノ・ディ・フランコ 46

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の下部にコレクタ領域が配置され、
    N型不純物をドープした結晶性シリコンの基板上に垂直
    構造の高キャリア移動度トランジスタを製造するため
    に、 前記基板に窓を形成する工程と、 該窓を通じて第1のゲルマニウム(Ge)原子の注入を
    行う工程と、 該窓を通じて第2のアクセプタの添加不純物の注入を行
    ってベース領域を形成する工程と、 RTA処理、またはベーキング装置内での処理を行っ
    て、シリコン/ゲルマニウム合金(Si1−xGe
    を含む結晶格子を前記基板内に再構成する工程とを備え
    た垂直構造の高キャリア移動度トランジスタの製造方法
    において、 化学的気相成長(CVD)によって二酸化ケイ素(Si
    )の第1の薄い誘電体層を形成する工程と、 該第1の誘電体層の上に第2の誘電体層を堆積する工程
    と、 該第2の誘電体層の上に多結晶シリコン層を堆積する工
    程と、 前記窓の領域内で、前記第1および第2の誘電体層と前
    記多結晶シリコン層とをエッチングによって取り除き、
    ベース領域を露出して、前記窓の縁において絶縁スペー
    サを形成する工程と、 前記ベース領域および窓の領域にN型にドープされたエ
    ミッタ領域を形成する工程とを備えたことを特徴とする
    垂直構造の高キャリア移動度トランジスタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の薄い誘電体層の堆積が、常圧
    化学的気相成長(APCVD)法によって行われること
    を特徴とする請求項1記載の垂直構造の高キャリア移動
    度トランジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の薄い誘電体層の堆積の後に熱
    処理が行われることを特徴とする請求項1記載の垂直構
    造の高キャリア移動度トランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の誘電体層が窒化ケイ素(Si
    3N4)であることを特徴とする請求項1記載の垂直構
    造の高キャリア移動度トランジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】 基板の下部にコレクタ領域が配置さ
    れ、N型不純物をドープした結晶性シリコンの基板上に
    垂直構造の高キャリア移動度トランジスタを製造するた
    めに、 前記基板に窓を形成する工程と、 該窓を通じて第1のゲルマニウム(Ge)原子の注入を
    行う工程と、 該窓を通じて第2のアクセプタの添加不純物の注入を行
    ってベース領域を形成する工程と、 RTA処理、またはベーキング装置内での処理を行っ
    て、シリコン/ゲルマニウム合金(SI1−xGe
    を含む結晶格子を前記基板内に再構成する工程とを備え
    た垂直構造の高キャリア移動度トランジスタの製造方法
    において、 化学的気相成長によって二酸化ケイ素(SiO)の厚
    い誘電体層を形成する工程と、 該厚い誘電体層の上に多結晶シリコン層を堆積する工程
    と、 前記窓の領域内で、前記厚い誘電体層および前記多結晶
    シリコン層をエッチングによって取り除き、ベース領域
    を露出して、前記窓の縁において絶縁スペーサを形成す
    る工程と、 前記ベース領域および窓の領域にN型にドープされたエ
    ミッタ領域を形成する工程とを備えたことを特徴とする
    垂直構造の高キャリア移動度トランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記厚い誘電体層の堆積が、常圧化学的
    気相成長(APCVD)法によって行われることを特徴
    とする請求項5記載の垂直構造の高キャリア移動度トラ
    ンジスタの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記厚い誘電体層の堆積の後に熱処理が
    行われることを特徴とする請求項5記載の垂直構造の高
    キャリア移動度トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】 基板の下部にコレクタ領域が配置され、
    N型不純物をドープした結晶性シリコンの基板上に垂直
    構造の高キャリア移動度トランジスタを製造するため
    に、 前記基板に窓を形成する工程と、 該窓を通じて第1のゲルマニウム(Ge)原子の注入を
    行う工程と、 該窓を通じて第2のアクセプタの添加不純物の注入を行
    ってベース領域を形成する工程と、 RTA処理、またはベーキング装置内での処理を行っ
    て、シリコン/ゲルマニウム合金(SI1−xGe
    を含む結晶格子を前記基板内に再構成する工程とを備え
    た垂直構造の高キャリア移動度トランジスタの製造方法
    において、 犠牲シリコン(Si)層を堆積し、次に該犠牲シリコン
    (Si)層を熱酸化工程に委ねることによって、二酸化
    ケイ素(SiO)の第1の薄い誘電体層を形成する工
    程と、 該第1の誘電体層の上に第2の誘電体層を堆積する工程
    と、 該第2の誘電体層の上に多結晶シリコン層を堆積する工
    程と、 前記窓の領域内で、前記第1および第2の誘電体層と前
    記多結晶シリコン層をエッチングによって取り除き、ベ
    ース領域を露出して、前記窓の縁において絶縁スペーサ
    を形成する工程と、 前記ベース領域および窓の領域にN型にドープされたエ
    ミッタ領域を形成する工程とを備えたことを特徴とする
    垂直構造の高キャリア移動度トランジスタの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の薄い誘電体層の形成の後に熱
    処理が行われることを特徴とする請求項8記載の垂直構
    造の高キャリア移動度トランジスタの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の誘電体層が窒化ケイ素(S
    )であることを特徴とする請求項8記載の垂直
    構造の高キャリア移動度トランジスタの製造方法。
  11. 【請求項11】 基板の下部にコレクタ領域が配置さ
    れ、N型不純物をドープした結晶性シリコンの基板上に
    垂直構造の高キャリア移動度トランジスタを製造するた
    めに、 前記基板に窓を形成する工程と、 該窓を通じて第1のゲルマニウム(Ge)原子の注入を
    行う工程と、 該窓を通じて第2のアクセプタの添加不純物の注入を行
    ってベース領域を形成する工程と、 RTA処理、またはベーキング装置内での処理を行っ
    て、シリコン/ゲルマニウム合金(Si1−xGe
    を含む結晶格子を前記基板内に再構成する工程とを備え
    た垂直構造の高キャリア移動度トランジスタの製造方法
    において、 犠牲シリコン(Si)層を堆積し、次に該犠牲シリコン
    (Si)層を熱酸化工程に委ねることによって、二酸化
    ケイ素(SiO)の厚い誘電体層を形成する工程と、 該誘電体層の上に多結晶シリコン層を堆積する工程と、 前記窓の領域内で、前記誘電体層および前記多結晶シリ
    コン層をエッチングによって取り除き、ベース領域を露
    出して、前記窓の縁において絶縁スペーサを形成する工
    程と、 前記ベース領域および窓の領域にN型にドープされたエ
    ミッタを形成する工程とを備えたことを特徴とする垂直
    構造の高キャリア移動度トランジスタの製造方法。
  12. 【請求項12】前記厚い誘電体層の形成の後に熱処理が
    行われることを特徴とする請求項11記載の垂直構造の
    高キャリア移動度トランジスタの製造方法。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12のいずれか記載の製造
    方法に従って得られる垂直構造の高キャリア移動度トラ
    ンジスタ。
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