JPS5825498B2 - カプセルカホウホウ - Google Patents

カプセルカホウホウ

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JPS5825498B2
JPS5825498B2 JP49081363A JP8136374A JPS5825498B2 JP S5825498 B2 JPS5825498 B2 JP S5825498B2 JP 49081363 A JP49081363 A JP 49081363A JP 8136374 A JP8136374 A JP 8136374A JP S5825498 B2 JPS5825498 B2 JP S5825498B2
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JP49081363A
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圭聡 佐伯
寛治 松川
隆男 林
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカプセル叱方法に関する。
更に詳細には、アラビアゴムを必須成分として使用する
ことなくコンプレックスコアセルベーションを生起させ
て疎水性物質を含むマイクロカプセルを製造する方法に
関する。
疎水性物質を含むマイクロカプセルを製造する方法トシ
てはコンプレックスコアセルベーション法が代表的であ
る(米国特許3687865号、3789015号、3
769231号、2,800,457号、同3,041
,289号、同3,116,206号、同3.190,
837号、同3,265,630号、同3.494,8
72号、特公昭37−9681号、同47−14726
号)。
これらの方法の中で、壁膜形成物質としてゼラチンとア
ラビアゴムを使用する方法が特に実用的であることも当
業界でよく知られている。
ところで、ゼラチン及びアラビアゴムはいずれも天然物
であるため、天候などの外的条件によってその供給が変
動しがちである。
特にアラビアゴムは植物の樹液であるために、その供給
量は気候に左右されやすい。
また生産地が限られているため供給を不安定としている
。
従って、これらの天然物を利用する工業においては、代
替物を探索することが重要な課題となっている。
カプセル製造工業においても既にアラビアゴムに代えて
他の物質、例えば、アルギン酸ナトリウム、スチレン−
無水マレイン酸共重合物、ビニルメチルエーテル−無水
マレイン酸共重合物、でんぷんのフタル酸モノエステル
、でんぷんのフタル酸及びマレイン酸の混合モノエステ
ルなどを壁膜形成物質として所用することが提案されて
いる。
しかしながら、これらの壁膜形成物質は、ゼラチンとの
結合性が大きい。
そのため、ゼラチンと結合して単独又は複核のカプセル
を形成するというよりむしろ無数のカプセルの集合体の
周囲に壁膜形成物質が沈積して塊状物をつくる。
それ故に、カプセル製造中にカプセルサイズをコントロ
ールすることがむずかしく、最終的に得られるカプセル
サイズは大きくなってしまう。
その結果、微圧でも破壊されてしまうカプセルしか生成
されないという欠点を有す。
それ故に、本発明の目的は、第1に目的に応じ単核又は
複核のカプセル及び低粘度カプセル液を製造する方法を
提供することにあり、第2に強固な壁膜を有するカプセ
ルを製造する方法を提供することにあり、第3に、ポー
ラス性の低いカプセルを製造する方法を提供することに
あり、第4により高い濃度でカプセル液を製造する方法
を提供することにあり、第5に、壁膜形成物質の一つと
してアラビアゴムを必須成分として使用することなくカ
プセルを製造する方法を提供することにあり、第6に、
ゼラチンと特定のでんぷん誘導体を組合せてコアセルベ
ーション法を行なわれる効率的なカプセル化方法を提供
することにある。
本発明者らは上記の目的を達成するために種々の研究を
重ねた結果本発明に到達した。
即ち、本発明のこれらの目的は、ゼラチンを必須成分と
するコンプレックスコアセルベーション法により疎水性
物質をカプセル化する方法において、ゼラチン100重
量部に対して、5〜200部のエーテル化度0.2〜1
.0のカルボキシメチルでんぷん、エステル化度2.6
〜2,9の硫酸でんぷん、エステル化度0.1〜0.5
のりん酸でんぷんまたはそれらの塩をゼラチンとの対(
pair )の壁膜形成物質として使用することを特徴
とするカプセル化方法E?)で効果的に達成されること
を見出した。
本明細書において、ゼラチンを必須成分として用いてコ
ンプレックスコアセルベーション法によりカプセルを製
造する方法とは、既によく知られている方法である。
基本的には、ゼラチンと前記でんぷん類を含む水性乳化
物中に分散されている疎水性油滴(又は固体微粒子)の
界面で、水添加及び/又はpH調整により、コアセルベ
ーションを生起させる工程(コアセルベーション工程)
及びコアセルベーション工程で生成したコアセルベート
をゲル化させる工程(ゲル化工程)からなり、更に必要
に応じて、アルカリ(例えばカセイソーダ等)を用いて
pHをアルカリ側(例えばpH8〜11)に調整する工
程、硬化剤を添加する工程及び加熱工程などの単独又は
組合せた方法を包含する。
これらの方法については前述した如き先行特許などに詳
述されている。
本発明においては、アラビアゴムを必須成分とすること
なく、本質的にゼラチンと前述のカルボキシメチルでん
ぷん、硫酸でんぷん、りん酸でんぷんまたはその塩の少
なくとも1種を壁膜形成物質として使用することに注目
すべきである。
つまり、前記の工程には、ゼラチンと前記のでんぷん類
と所望により水溶性ポリマーを添加する工程が含まれな
ければならない。
これらの物質はゲル化工程が終了するまでに添加するこ
とが好ましい。
また、添加の際には、一種ずつ別々に加えてもよく、二
種以上を同時に加えることもできる。
これらの物質の添加時期及び添加方法の具体例について
説明すれば以下の如くになる。
コアセルベーションを生起させる際には、核(芯)とな
る物質(疎水性固体又は液体)が必要でありコアセルベ
ーション工程の前段階として核物質を水系溶液に乳化さ
せて0/Wエマルジヨンを得る工程(乳化工程)が採用
される。
一般的には、乳化工程でゼラチン、前記のでんぷん類及
び必要に応じて他の水溶性ポリマーの少なくとも一種の
水溶液と核物質を混合して0/Wエマルジヨンをつくる
。
これらのゼラチン、でんぷん類及び水溶性ポリマーは乳
化工程において、乳化に必要な量だけ使用し、残りは乳
化工程とゲル化工程の間で添加してもよい。
また別法として、核物質と水系溶液との混合物にゼラチ
ン、前記のでんぷん類及び必要に応じて他の水溶性ポリ
マーの少なくとも一種を加えて0/Wエマルジヨンをつ
くる。
この時、コアセルベーションが生起することもある。
もしコアセルベーションが生起しない様な多件であれば
水稀釈および/又はpH低下によりコアセルベーション
を生起させる。
なお、ゼラチン、カルボキシメチルでんぷん、硫酸でん
ぷん、りん酸でんぷんまたはその塩、及び他の水溶性ポ
リマーは同時又は別々に添加ができることはいうまでも
ない。
上記の種々の態様において、O/Wエマルジョンをつく
るために乳化剤を加えることができる。
ゼラチンとカルボキシメチルでんぷん、硫酸でんぷん、
りん酸でんぷんまたはその塩との使用比率はゼラチン1
00部に対して5〜200部、好ましくは20〜70部
がよい。
さらに得られるカプセル状態を考慮した場合には25〜
50部の使用量が最も望ましい。
これらの高分子アニオンの使用比率が小さ過ぎる場合、
コンプレックスコアセルベーションが十分生起しないた
め疎水性物質の囲りにゼラチンが十分堆積せず、平衡溶
液中に残ってしまい、その結果、硬膜工程においてカプ
セル分散液が増粘あるいは、凝集状態となってしまう。
また、生成したカプセルの壁膜が薄くなる等の欠点を生
じる。
逆に、高分子アニオンの使用比率が高過ぎる場合コンプ
レックスコアセルベーションが急速に起り、カプセル分
散液の粘度は低くなるが、カプセルが凝集状となり単核
カプセルが得られない。
それ故生成したカプセルは弱い力で簡単に破壊されやす
い等の欠点を有する。
本発明において使用されるカルボキシメチルでんぷんと
は、でんぷんを水酸化ナトリウム水溶液中またはメタノ
ール溶液中でモノクロル酢酸と反応させることにより得
られる。
生成物中のカルボキシメチル基量すなわち置換度(エー
テル化度)は反応条件によって異なる。
理論的にはエーテル化度O〜3のものが得られるが、エ
ーテル化度が低過ぎるものを使用した場合には、前記し
た高分子アニオンの使用比率が小さ過ぎる場合と同様の
欠点が、またエーテル化度が高過ぎるものを使用した場
合には、前記した高分子アニオンの使用比率が大き過ぎ
る場合と同様の欠点を生じる。
従って、エーテル化度の適切な範囲の化合物を使用する
必要がある。
従って本発明においてはエーテル化度(グルコース基1
個あたりの置換基数)0.2〜1.0の範囲のものが用
いられる。
生成カプセル状態を考慮するとエーテル化度0.3〜0
.8が好ましい。
最も好ましくはエーテル化度0.4〜0.7である。
エーテル化度Oのものは有効でない。
カルボキシメチルでんぷんの製造方法は種々あるが、T
、に、Choudhury、Biochem、Z、 t
し生温、76(1924);板目ら、繊維学会誌、巳、
814(1958);銘木、澱粉工誌、32.33(1
961)等に記載されている。
本発明に使用される硫酸でんぷんはでんぷんに濃硫酸を
反応させることにより得られる。
その製造方法はR,Tamba 、Biochem、Z
、 、 l zo、274(1923)に記載されてい
る。
この場合エステル化度が低過ぎるものを使用した場合に
は、前記した高分子アニオンの使用比率が小さ過ぎる場
合と同様の欠点が、またエステル化度が高過ぎるものを
使用した場合には、前記した高分子アニオンの使用比率
が大き過ぎる場合と同様の欠点を生じる。
従って、エステル化度の適切な範囲の化合物を使用する
必要がある。
本発明においてはエステル化度(グルコース単位1個あ
たりの置換度)は2.6〜2.9の範囲のものが用いら
れる。
本発明に使用されるりん酸でんぷんはデンプンにりん酸
塩(例えばリン酸ナトリウム、リン酸カルシウム等)を
作用させることにより得られる。
生成物の置換度(エステル化度)は反応条件によって異
なる。
この場合も、エステル化度が低過ぎるものを使用した場
合には、前記した高分子アニオンの使用比率が小さ過ぎ
る場合と同様の欠点が、またエステル化度が高過ぎるも
のを使用した場合には、前記した高分子アニオンの使用
比率が太き過ぎる場合と同様の欠点を生じる。
本発明においてはエステル化度(グルコース単位1個あ
たりの置換度)は0.1〜0.5の範囲のものが用いら
れる。
望ましくは0.2〜0.4のものがカプセル生成上好ま
しい結果を与える。
なお本発明の、リン酸でんぷんは水溶性のモノリン酸エ
ステルでんぷんである。
りん酸でんぷんの製造方法は、H、Neukom米国特
許2,865,762号、2,884,412号R,W
、Ke−rretal 、米国特許2,884,413
号、2,961,400号等に記載されている。
これらのでんぷん類の中でも、カルボキシメチルでんぷ
ん及びその塩類が取扱い土量も有利であり、その効果も
良好である。
本発明の方法において必要に応じて使用する水溶性ポリ
マーとは、例えばプロティン(例えばアルブミン、カゼ
インなど)、セルロース(例えば、ヒドロキシエチルセ
ルロース)、サッカロース(例えばアラビアゴム、寒天
、アルギン酸ナトリウム、デンプンなど)の如き天然高
分子化合物或いはポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、無水マレイン酸共重合体、その加水分解物又
はそのハーフェステル(例えば、それぞれモル比が1:
1の、スチレン−マレイン酸共重合体、メチルビニルエ
ーテル無水マレイン酸共重合体、ロジン変性マレイン酸
共重合体)等の合成高分子化合物(分子量が例えば1,
000〜1,000,000程度)である。
上記水溶性ポリマーはおもに次のような目的で使用され
る。
使用比率はゼラチンの例えば0〜500(好ましくはO
〜200)重量%である。
■ 乳化助剤 ■ カプセル保護剤 ■ コアセルベーションを誘起させるための助剤(例え
ば米国特許出願番号138366/71;148902
/71;230465/72)■ カプセル液粘度調整
剤等。
本明細書において「ゼラチン」という用語は、ゼラチン
誘導体も包含する。
「ゼラチン誘導体」とは、ゼラチン分子中に含まれる官
能基としてのアミン基、イミノ基、ヒドロキシ基、カル
ボキシル基を、それらと反応しうる基を少くとも一個持
った試薬で処理、改質したもの、もしくは他の高分子物
質の分子類を結合させたグラフトポリマーまたはそれら
の均等物である。
ゼラチン誘導体を作るための試薬には、たとえば米国特
許2,614,928号に示されているようなイソシア
ナート類、酸塩化物類、酸無水物類、米国特許3,11
8,766号に示されるような酸無水物類、特公昭39
−5514号に示されるブーム酢酸類、特公昭42−2
1845号に示されるようなフェニルグリシジルエーテ
ル類、米国特許3,132,945号に示されるビニル
スルホン化合物類、英国特許861.414号に示され
るN−アリルビニルスルホンアミド類、米国特許3,1
86,846号に示される如きマレインイミド化合物類
、米国特許2,594,293号に示されるようなアク
リロニトリル類、米国特許3.312,553号に示さ
れるアルキレンオキサイド類、特公昭42−26845
号に記されているエポキシ化合物類、米国特許2,76
3,639号に示されているような酸のエステル類、英
国特許1,033,189号に示されるようなアルカン
サルトン類等があげられる。
またゼラチンにグラフトする枝高分子は米国特許2.7
63,625号、同2,831,767号、同2,95
6,884号、あるいはr Polymer Lett
ers J 5,595(1967)r Phot、S
ci、Eng、、 j 9,148(i965)、「J
、Polymer Sci、y J A 1.9.31
99(1971)などに多くの記載があるが、アクリル
酸、メタアクリル酸もしくはそれらのエステル、アミド
、ニトリルなどの誘導体またはスチレンなど一般にビニ
ルモノマーと呼ばれているものの重合体又は共重合体な
ど広範囲に使用することができる。
ゼラチンと、或程度相溶性のある親水性ビニル重合体た
とえばアクリル酸、アクリルアミド、ヒドロキシアルキ
ルアクリレート、ヒドロキシアルキルメタアクリレート
等の重合体、或は共重合体は特に望ましい。
ゼラチンとカルボキシメチルでんぷん、硫酸でんぷん、
硫酸でんぷん、りん酸でんぷん又はそれらの塩の併用に
よって形成された壁膜は核物質となる液体または固体の
疎水性物質を保持する。
疎水性物質は天然鉱物油、動物油、植物油及び合成油等
を包含する。
天然鉱物油は石油及びその部分例えばケロシン、ガソリ
ン、ナフサ及びパラフィン油、動物油の例は魚油及びラ
ード油等である。
植物油としては落花生油、亜麻仁油、大豆油、ひまし油
、及びとうもろこし油等である。
合成油としてはアルキル化ナフタリレン、アルキル化ビ
フェニール、水添ターフェニル、アルキル化ジフェニル
メタン(それぞれのアルキル基の炭素数は例えば1〜5
、アルキル基の数は例えば1〜4)の如き芳香族合成油
及び塩素化パラフィンの如き脂肪族合成油等である。
一般的には、壁物質となる親水性コロイド100部に対
して20〜1500部の油が使用される。
好ましくは200〜1000部である。核物質になる油
滴を水中に乳化分散するためにアニオン性、カチオン性
或いはノニオン性の界面活性剤を使用すれば、逆転防止
即ち油中水型エマルジョン(W10エマルジョン)形成
を防止するので、これらの物質の添加は好ましい。
これらの界面活性剤としては例えばアルキル硫酸エステ
ルナトリウム塩、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、リグニンスルホン酸カリウム、ナフタリンスルホン
酸フォルマリン縮合物のナトリウム塩、ポリエチレング
リコール、オレイン酸ナトリウム、アルキルピコリニウ
ムクロライド、アルキルイミダシリン型ロート油等があ
る。
これらの界面活性剤は油に対して0〜10重量%、好ま
しくは0.1〜5重量%を含ませることができる。
乳化物は水稀釈及び/又はpH調整を行ない乳化油滴の
周囲にコアセルベートを堆積させる。
水稀釈は壁物質となる親水性コロイドが1〜10wt%
となるように稀釈すればよい。
望ましくは2〜8wt%となるよう稀釈する。
単核カプセルを得るには2.5〜4%となるよう稀釈す
ることが望ましい。
pH調整は、酢酸、硫酸、塩酸等の無機又は有機酸を用
いて行なわれ、そのpHは2〜6、望ましくは3〜5に
調整されることが有利である。
単核カプセルを得るにはpH4,0〜4.8に調整する
ことが望ましい。
コアセルベーション操作後の油滴表面に堆積したコアセ
ルベートは固化のための容器の外側より冷却を行ない壁
膜をゲル化する。
冷却は使用したゼラチン或はゼラチン誘導体のゲル化点
以下の温度にすればよい。
好ましくは15℃以下に温度を下げるのがよい。
壁膜をゲル化後、必要に応じて壁膜を硬化するために硬
化剤を添加したり、アルカリ(例えばカセイソーダ等)
を用いて系のpHをアルカリ性に調整したりまた温度を
かえたりすることもできる。
これらの工程を採用することは、既に知られている様に
、より強固な壁膜を製造する上で有利である。
これらの工程を採用する際のアルカリと硬化剤の添加順
序は特に制限されない。
系のpHをアルカリ性にする際、pHは7以上好ましく
は8以上さらに好ましくは9〜11がよい。
前記の硬化処理工程に際して、米国特許 3.687,865号、3,789,015号、3,7
69,231号、米国特許出願番号354,050/7
3.16,656/71に記載された「ショク防止剤」
の存在下にアルカリと硬化剤(この順序は任意である)
を添加するといっそう効果的である。
つまり、単核カプセルをより効果的につくったり、壁膜
の硬化時間を著しく短縮することができる。
また添加後、必要に応じて加熱することができる。
硬化剤の例には、たとえばホルムアルデヒド、グルタル
アルデヒドの如きアルデヒド系化合物類、ジアセチル、
シクロペンタンジオンの如きケトン化合物類、ビス(2
−り四ロエチル尿素)、2−ヒドロキシ−4,6−ジク
ロロ−1,3,5−トリアジン、そのほか米国特許3,
288,775号、同2.732,303号、英国特許
974,723号、同1.167,207号、などに示
されるような反応性のハロゲンを有する化合物類、ジビ
ニルスルホン、5−アセチル−1,3−ジアクリロイル
へキサヒドロ−1,3,5−Hアジン、そのほか米国特
許3.635,718号、同3,232,763号、英
国特許994.869号などに示されているような反応
性の二重結合を持つ化合物類;N−ヒドロキシメチルフ
タルイミド、その他米国特許2,732,316号、同
2.586,168号などに示されているようなN−メ
チロール化合物;米国特許3,103,437号等に示
されているようなイソシアナート類:米国特許3.01
7,280号、同2,983,61.1号等に示されて
いるようなアジリジン化合物類;米国特許 2.725,294号、同2,725,295号等に示
されているような酸誘導体類;米国特許3,100,7
04号等に示されているようなカルボジイミド系化合物
類;米国特許3,091,537号などに示されている
ようなエポキシ化合物類;米国特許3,321,313
号、同3,543,292号に示されているようなイン
オキサゾール系化合物類;ムコクロル酸のようなハロゲ
ノカルボキシアルデヒド類;ジヒドロキシジオキサン、
ジクロロジオキサン等のジオキサン誘導体;あるいはま
た無機性硬膜剤としてクロム明パン、硫酸ジルコニウム
等がある。
また上記化合物の代わりにそれらのプレカーサーの形を
とっているもの、たとえばアルカリ金属ビサルファイト
アルデヒド付加物、ヒダントインのメチロール誘導体、
第−級脂肪族二トロアルコールなどを用いてもよい。
また、これらの硬膜剤は単独のみならず、併用して添加
してもよい(例えば米国特許出願番号38044/73
)。
硬化剤はゼラチンの0.1 wt%以上、望ましくは0
.5wt%以上の添加が実用的である。
硬化剤はいくら多く使用しても系に影響を与えることは
少ないので使用量は特に制限されない。
従って本発明の方法を実施する当業者が経剤的観点から
適当に上限を決定すればよい。
これらの方法によって造られるマイクロカプセルの機能
は物質の“′みかけ”の形態と性質を改変する点にあり
、微小形態で物質を保護し、放出能力を制御し又内容物
を必要時に放出させるにある。
これらの機能を利用、応用して、記録材料、医薬品、香
料、農薬、化成品、接着剤、液晶、ペイント、食品、洗
剤、有色又は無色の染料、溶剤、触媒、酵素、防錆剤、
等へ適用される。
以下に実施例を挙げて、本発明の詳細な説明する。
実施例 1 等電点7.68を有する硫酸処理ゼラチン6部とカルボ
キシメチルでんぷん(エーテル化度0.31 )2部に
水40部を加える。
これを45°Cに加温し溶解した。
乳化剤としてロート油0,5部を添加した。
これに2wt%のクリスタルバイオレットラクトン(C
VL、感圧複写紙用発色剤として用いることができる。
)を溶解した水添ターフェニル50部を前記の親水性コ
ロイド溶液に添加して激しく撹拌しながら乳化し、O/
Wエマルジョンを生成させ、油滴サイズが6〜10μに
なったところで撹拌を止めた。
次に45℃の温水150部を前記0/Wエマルジヨンに
加えた。
ついで撹拌を続けなから50wt%酢酸を滴下してpH
を4.0に調整した。
この温度で撹拌しながら15分間保った後、容器の外側
より冷却して堆積したコロイド壁をゲル化固定させた。
この間撹拌は続けた。
液温が15°Cのとき37wt%ホルムアルデヒド水溶
液3部を添加し、液温か10℃になった所で10wt%
水酸化ナトlJムウ水溶液を滴下しはじめ、撹拌しなが
ら一昼夜かけてゆっくり滴下してpHを10にした。
更に、この液を20分かけて50℃迄加温した。
こうして得られた。
カプセルは複数で粒子サイズは30部以上であった。
ゼラチンの堆積率は92.5%と良好であり、ゼラチン
−アラビアゴムを用いている方法(米国特許2,800
,457号)に比較してカプセル壁膜に寄与するコロイ
ド量が11%増加し、壁膜が厚くポーラス度の低いカプ
セルが得られた。
又、カルボキシメチルでんぷんに代えて、でんぷんのフ
タル酸モノエステルを用いた場合には、ホルムアルデヒ
ドを添加し、冷却の時に、著しく粘度が上昇し取扱いが
困難となった、又、得られた生成物は大きな塊状物とな
った。
実施例 2 等電点7.90の酸処理ゼラチン6部とカルボキシメチ
ルでんぷん(エーテル化度0.5)2.5部に水40部
を加える。
40℃に加熱して溶解した。乳化剤としてロー1・油0
.5部を添加した。
これに2wt%のクリスタルバイオレットラクトンと1
.5%のベンゾイルロイコメチレンブルーを溶解した。
イソプロピルナフタレン40部を前記の親水性コロイド
水溶液に添加して激しく撹拌しながら、乳化し、O/W
エマルジョンを生成させ、油滴サイズが6〜10μにな
ったところで撹拌を止めた。
次に40℃の温水190部を前記07wエマルジョンに
加えた。
ついで撹拌を続けなから50wt%酢酸を滴下してpH
を4.5に調整した。
この温度に撹拌しながら15分間保った後、容器の外側
より冷却して堆積したコロイド壁をゲル化固定する。
撹拌は続ける。液温か15℃のとき37wt%ホルムア
ルデヒド水溶液3部を添加して液温が10°Cになった
所で5wt%カルボキシメチルセルロース(普通工業品
はすl−IJウム塩になって市販されている)水溶液(
エーテル化度0.75)25部を加えた。
カルボキシメチルセルロースの添加はアルデヒド添加工
程及びpH変換工程を単時間行ってもカプセルが凝集す
ることなく、また、工程中の粘度上昇を小さくし、生成
したカプセル分散液の粘度を低くするために添加するの
である。
これに10wt%水酸化すl−1)ラム水溶液を15分
かけて滴下しpHを10にした。
更にこの液を撹拌しながら20分かけて液温を50℃迄
上昇、耐熱性の優れたカプセル液を得た。
このカプセル液を顕微鏡で観察したところほとんど乳化
筒−個の単核カプセルであった。
本実施例のゼラチンの堆積率は93%と高く、ポーラス
性の小さいカプセルが得られた。
本実施例においては、壁膜形成物質としてのアニオン性
高分子物質をゼラチン6部に対して2.5部しか用いな
くて済むというコスト的メリットも本発明にあることを
示している。
実施例 3 実施例2のクリスタルバイオレットラクトンとベンゾイ
ルロイコメチレンブルーの代りに酸化鉄10部を用いる
以外は実施例2と同様にカプセル化した。
ゼラチンの堆積率は92..7%と良好であった。
実施例 4 等電点8.2の酸処理ゼラチン6部と40°Cの温水4
0部に溶解し、更に乳化剤としてロート油0.8部添加
した。
3wt%のクリスタルバイオレットラクトン(CVL)
を溶解したジイソプロピルナフタレン50部を前記コロ
イド溶液中に激しく撹拌しながら乳化して0/Wエマル
ジヨンを生成させ、油滴サイズが8〜12μになった所
で撹拌を止めた。
これに40℃の温水を130部加えた。
ついで撹拌を続けなから5wt%のカルボキシメチルで
んぷん(エーテル化度0.7)水溶液50部を加えた。
撹拌を続けながら、50wt%酢酸を滴下しpHを4.
6に調整した。
系の温度を容器の外側より冷却して液温を8°Cにした
。
ついで37 W t %ホルムアルデヒド水溶液1部と
25wt%グルタルアルデヒド水溶液1部を注ぎ、硫酸
セルロース(エステル化度0.83)の5wt%水溶液
30部を添加した。
硫酸セルロースの添加はアルデヒド添加工程及びpH変
換工程を短時間に行ってもカプセルが凝集することなく
、また、工程中の粘度上昇を小さくし、生成したカプセ
ル分散液の粘度を低くするために添加するのである。
15分間かけて20wt%水酸化ナトIJウム水溶液を
滴下し系のpHを10に調整した。
液を加温して50°Cまで上昇、カプセルの耐熱性を増
した。
得られたカプセルは単核であった。
本実施例によって得られたカプセルでのゼラチン堆積率
は95%と多く、壁膜が厚くポーラス性の低いカプセル
が得られた。
実施例 5 実施例4の3wt%のCVLの代りにメチルパラチオン
10部を用いる以外は実施例4と同様にカプセル化した
。
ゼラチンの堆積率は95.6%と良好であった。
実施例 6 実施例4の5wt%のカルボキシメチルでんぷん(エー
テル化度0.7)にかえて6wt%カルボキシメチルで
んぷん(エーテル化度0.55)を用いる以外は実施例
4と同様にカプセル化した。
ゼラチンの堆積率は96%と良好であった。
実施例 7 等電点8.1の酸処理ゼラチン6部を45℃温水50部
に溶解し、カチオン性乳化剤1.0部(アルキルトリメ
チルアンモニウムクロライド)を添加した。
激しく撹拌しながら、香油(小川香料製。オレンジ)8
5部を乳化して0/Wエマルジヨンを生成させ、油滴サ
イズが25〜30μになった所で撹拌を止めた。
これに6%カルボキシメチルでんぷん(エーテル化度0
.63)水溶液50部を加えた。
45℃の温水160部を前記0/Wエマルジヨンに加え
た。
撹拌を続けなから50wt%酢酸水溶液を滴下してpH
を4,6に調整した。
この温度で撹拌しながら15分間保った後、容器の外側
より冷却して堆積したコロイド壁をゲル化固定させた。
この間撹拌は続けた。液温か10℃になったとき25w
t%グルクルアルデヒド40部を添加した。
この液を撹拌しながら1時間かけて液温を50°Cまで
上昇させた。
ゼラチンの堆積量は97%と高く、壁膜が厚くポーラス
性の低い単核カプセルが得られた。
その結果上記カプセルを紙に塗布し乾燥後、100℃に
て20時間放置してもオレンジの香りはほとんど低下し
なかった。
実施例 8 実施例4のロート油と同時にポリビニルアルコール(ケ
ン化度88%、重合度500)水溶液を15部添加する
以外は実施例4と同時にカプセル化した。
実施例4と同様の効果が得られた。
実施例 9 実施例2のカルボキシメチルでんぷん(エーテル化度0
.5)2.5部の代わりにリン酸でんぷん(エステル化
度0.2)2.5部用いる以外は実施例2と同様にカプ
セル化した。
得られたカプセルは単核カプセルであり、ゼラチンの堆
積は95.1%と良好であった。
実施例 10 実施例2のカルボキシメチルでんぷん(エーテル化度0
.5)2.5部の代りに硫酸でんぷん(エステル化度2
.8)2.0部を用いる以外は実施例2と同様にカプセ
ル化した。
得られたカプセルは単核カプセルであり、ゼラチンの堆
積は96%と良好であった。
実施例 11 実施例4の5wt%カルボキシメチルでんぷん(エーテ
ル化度0.7)水溶液50部の代りにリン酸でんぷん(
エステル化度0.3)2.0部を用いる以外は実施例4
と同様にカプセル化した。
得られたカプセルは単核カプセルであり、ゼラチンの堆
積は94.4%表良好であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ゼラチンを必須成分とするコンプレックスコアセル
    ベーション法により疎水性物質をカプセル化する方法に
    おいて、ゼラチン100重量部に対して、5〜200部
    のエーテル化度0.2〜1.0のカルボキシメチルでん
    ぷん、エステル化度2.6〜2.9の硫酸でんぷん、エ
    ステル化度0.1〜0.5のりん酸でんぷんまたはそれ
    らの塩をゼラチンとの対(pair)の壁膜形成物質と
    して使用することを特徴とするカプセル叱方法。
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