JPS582679B2 - L− システインノセイゾウホウ - Google Patents

L− システインノセイゾウホウ

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JPS582679B2
JPS582679B2 JP6939075A JP6939075A JPS582679B2 JP S582679 B2 JPS582679 B2 JP S582679B2 JP 6939075 A JP6939075 A JP 6939075A JP 6939075 A JP6939075 A JP 6939075A JP S582679 B2 JPS582679 B2 JP S582679B2
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cysteine
ammonium
sulfide
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serine
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JP6939075A
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熊谷英彦
山田秀明
大岸治行
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主として微生物の生産するシスデインデスルフ
ヒドラーゼを用いてL−システインを製造する方法の改
良に関する。
L−システインは準必須アミノ酸であり、輸液解毒剤、
食品添加剤等として有用であり、さらに医薬品の製造中
間体としても有用である。
また、S−メチルーL−システインおよびS−アリルー
L−システインを酸化して得られるスルホキシドは、血
液および肝臓中のコレステロールの上昇を抑制すること
が知られている。
従来、L−システインの製法としては、 (1)入毛等の天然物の加水分解物からシスチンを抽出
し、これを還元する方法 (2) ペンジルクロ口メチルスルフイドとジエチル
フタルイミドマロネートを縮合させて後加水分解し還元
する方法 (3)N−チオベンゾイルセリンと塩化チオニルを反応
さぜで得られるチアゾリン誘導体を加水分解する方法 および、 (4)酵素を用いて合成する方法 等が知られている。
このうちで有機合成によりL一システインを得る方法は
、工程が複雑で、D,L分割を必要とする等、コスト的
に有利ではない。
酵素を用いて合成する方法としては、 (1) Neurospora crassaのシス
テインシンセターゼを用いてセリンと硫化水素からシス
テインを合成する方法(OL8 2,225.797
;J .Biol . Chem. , 242.12
( 1967 ) )(2)セリンと硫化水素からセリ
ンスルフヒドラーゼの存在下、合成する方法(Bioc
hemi scheZeitschrift, 336
,258〜273(1962))(3) L−セリン
とアセチルCoAをセリントランスアセチラーゼの存在
下反応させて得られる〇一アセチルーL−セリンと懺化
水素からO−アセチルセリンスルフヒドリラーゼの存在
下L一システインを合成する方法(J .Biol .
Chem− +帽り,4955(1966)) (4)動物の表皮組織の酵素を利用してメチオニンおよ
びセリンからシステインを合成する方法(特公昭4 7
−1 6 0 1 9 ; ChemicalAbst
racts, 57 + 5] 50 i )お
よび (5)β−クロロアラニンと硫化水素からセリンスルフ
ヒドラーゼの存在下合成する方法 等が知られているが、これらの酵素的方法は、L,一シ
ステインの工業的製造法としては必ずしも適当でない。
これに対し、本発明方法によれば、高収率で、かつ工業
的有利にL−システインを合成することができる。
本発明者らは、特定の微生物がシステインデスルフヒド
ラーゼを生産することを見出す一方、本酵素はβ一置換
一L−アラニンおよび硫化水素,金属硫化物、金属水硫
化物、硫化アンモニウム、水硫化アンモニウム、または
多硫化アンモニウムからL−システインを収率良く生成
することを見出したC特願昭49−.51496、特願
昭49−51926、特願昭50−48440)。
その後更に研究を進めた結果、−L記反応を行なうに際
し、アルデヒド、ケトン、α−ケト酸等のカルボニル化
合物を添加するとL−システインの収率が増加すること
を見出し,本発明に到達したものである。
本発明を詳細に説明すると本発明で原科として用いられ
るβ一置換−L−アラニンとしては、例エハβ−クロロ
−L−7ラニン、β−ブロモーL一アラニン、β−ヨー
ドーL−アラニン等ノβーハロゲノーL−アラニン、0
−メチルーL−セリン、0−エチルーL−セリン、0−
(n−ヘキシル)−L−セリン等のO−アルキルーL−
セリン、?−フエニルーL−セリン等の0−アリールー
L一セリン、0−ベンジルーL−セリン等のO−アラル
キルーし−セリン、S−メチルーL−システイン、S一
エチルーL−システイン、S−(n−ヘキシル)一L−
システイン等のS−アルキルーL−システイン、S−フ
エニルーL−システイン等のS−アリールーし−システ
イン、S−ベンジルーし−システイン等のS−アラルキ
ルーし−システイン、S−アリルーL−システイン、L
−セリン、0−アリルーL−セリンなどを例示すること
ができるが、特にβ−クロローL−アラニン、S−アル
キルーL−システイン、L−セリン等が好ましい。
本発明でもう一つの原料として用いられる硫化物、水硫
化物、または多硫化アンモニウムは水に可溶なものが好
ましく、例えば硫化ナ} l)ウム、硫化カリウム、硫
化リチウム、硫化マグネシウム、硫化カルシウム、硫化
ストロンチウム、硫化バリウム、硫化アンモニウム、硫
化水素等の硫化物;水硫化ナトリウム、水硫化カリウム
、水硫化リチウム、水硫化マグネシウム、水硫化カルシ
ウム、水硫化ストロンチウム、水硫化バリウム、水硫化
アンモニウム等の水硫化物;二硫化アンモニウム、三硫
化アンモニウム、四硫化アンモニウム、五硫化アンモニ
ウム、九硫化アンモニウムまたはこれらの混合物を含む
多硫化アンモニウムを挙げることができる。
本発明で使用されるシステインデスルフヒドラーゼは、
L−システインをピルビン酸、アンモニアおよび硫化水
素に分解する反応で触媒となる公知の酵素である(Bi
ochem.Biophys.&s.Commun.5
9,789 (1974))。
本酵素は微生物によって容易に生産されるが、本酵素の
生産菌としては、例えばプレビバクテリウム属、サルシ
ナ属、コリネバクテリウム属、アース口バクター属、シ
ュードモナス属、プロテウス属、マイクロコツカス属、
エシエリシア属、セラチア属、アルカリゲネス属、バチ
ルス属、アグロバクテリウム属、エンテロバクター属(
エーロバクター属)、シトロバクター属、クレブシーラ
属、サルモネラ属に属する微生物が挙げられるが、これ
らのものに限られるものではなく、本酵素生産菌であれ
ば何でもよい。
具体的にはサルシナ・ルテア(IAM 1099)コリ
ネバクテリウム・エクイ( IAM 1038)、ア
ース口バクター・シムプレツクス( I F0 353
0″).プレビバクテリウム・アンモニアゲネス( I
FO12071)、シュードモナス・フルオレツセンス
(IFO 3081)、プロテウス・モルガニー(I
F0 3848)、マイクロコツカス・ローゼウス(
IFO 3764)、シトロバクター・フロインディ
ー(IFO 12681)、エシエリシア・コリ(I
FO 3301)、セラチア・マルセツセンス(IF
O 3054)、アルカリゲネス・フエカリス(IA
M 1015)、バチルス・ズブチリス(IFO300
9)、アグロバクテリウム・ツメファシエンス( IA
M 1037)、エンテロバクター・千一ロケネス(
エーロバククー・エーロゲネス)(IF03320)、
エンテロバクター・クロアカエ(IFO12009)、
クレブシーラ・ニューモニアエ(IFO 3512)
、サルモネラ・テイフイムリウム(IFO 1252
9)などが挙げられる。
これらの微生物を利用して本発明に使用されるシステイ
ンデスルフヒドラーゼを生産する方法を概説すれば次の
通りである。
微生物の培養に必要な栄養源としては、通常炭素源とし
てはグルコース、スクロースyフラクトース、マンノー
ス、マンニトール、キシロース、グリセロール、ソルビ
トール、糖蜜、澱粉加水分解物等の糖質,酢酸、フマル
酸等の有機酸およびn−パラフィン等が使用される。
窒素源としては、アンモニアならびに塩化アンモニウム
、硫酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、酢酸アンモニ
ウム等の有機酸および無機酸のアンモニウム塩類、硝酸
ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸アンモニウム等の硝酸
塩、コーンステイープリカー、酵母エキス、肉エキス、
酵母粉末、綿実粉、大豆粉、大豆加水分解物、ペプトン
、ポリペブトンなどが挙ケられる。
また、無機塩としては、リン酸カリウム,リン酸ナトリ
ウム、硫酸マグネシウムなどが利用される。
培養温度は、20〜80℃特に25〜50゜Cが好適で
ある。
培養は10〜72時間好気的に行われる。
また、培養中のpHは7〜11に保つことが望ましい。
培地中に0.1〜1重量%程度のL一システイン、L−
シスチン、S−メチルーL −システイン、S一エチル
ーL−システイン、Lーセリン、O−メチルーL−セリ
ンから選ばれるアミノ酸の少くとも1種が存在すると酵
素の生産量を更に高めることができる。
かくして得られるシステインデスルフヒドラーゼは主と
して微生物の菌体内に存在しており、その分離、精製に
ついては、超音波処理、硫安分別、イオン交換クロマト
グラフイなどの公知の方法が適用できる。
得られた酵素は分子量15〜50万であり、その活性発
現にはピリドキサールリン酸が補酵素として必要である
本発明方法に従ってL−システインを製造するには、か
くして得られる微生物起源等のシステインデスルフヒド
ラーゼおよびカルボニル化合物の存在下、通常pH6〜
12、好ましくは7〜11の水性媒質中でβ一置換−L
−アラニンと硫化物、水硫化物または多硫化アンモニウ
ムとを反応させる。
用いる酵素は精製結晶化されたものに限らず、微生物培
養液、生菌体、乾燥菌体、菌体磨砕物、菌体抽出物など
酵素活性を有するものであれば、何れでもよく、その使
用量は乾燥菌体量として、通常01〜2 0 g/t、
好ましくは1〜5&/t程度である。
反応温度は20〜80℃、好ましくは30〜50゜Cが
適当である。
反応時間は、酵素の活性、基質濃度およびその種類なら
びに反応温度によって変わるが1〜100時間、通常2
〜48時間の範囲から選ばれる。
基質であるβ一置換一L−アラニンと硫化物、水硫化物
または多硫化アンモニウムの濃度はそれぞれ1〜40重
量%、好ましくは3〜20重量%程度である。
本発明方法に従って添加されるカルボニル化合物として
は、ピルビン酸、α−ケト酪酸、α−ケトグルタル酸等
炭素数3〜20のα一ケト酸;ホルムアルデヒド、アセ
トアルデヒド、プロピオンアルデヒド、イソブチルアル
デヒド、ベンズアルデヒド等炭素数1〜20のアルデヒ
ド;アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ペンヅフ
エノン、アセトフエノン、ベンジル等炭素数3〜20の
ケトン等を挙げることができるが、特にアセトン、ピル
ビン酸、α−ケ1・酪酸等が好ましい。
反応液中の上記カルボニル化合物の濃度は、通常0.0
1〜20M、好ましくは0.05〜IOMである。
上記反応液中に通常0.001〜1mM、好ましくは0
.005〜0.1mMのピリドキサールリン酸を存在さ
せると、システインデスルフヒドラーゼの活性をさらに
高め、本反応の反応速度をさらに増大させることができ
る。
反応終了後、常法に従って、例えばイオン交換樹脂処理
等によりL−システインを分離する。
β−1−L−アラニンをシステインデスルフヒドラーゼ
の存在下に硫化物、水硫化物、または多硫化アンモニウ
ムと反応させてL−システインを得る方法は、(1)原
料が安価であること、(2)反応条件が温和であること
、(3ル型のみが得られること等の利点を有するが、本
発明方法によりカルボニル化合物の存在下この反応を行
なえば、より高収率でL−システインを得ることができ
る。
次に参考例、実施例を示し、本発明方法を更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。
なお、生成したL−システインの定性および定量はアミ
ノ酸分析器によった。
参考例 I L−システイン・HCI 0.1%、酵母エキス0.
5%、肉エキス0.5%,ポリペプ1ヘン0.5%、.
NaClO.2%の組成からなるpH 7. 5の培地
100rrLlを500rIll容の振とうフラスコに
注入し、殺菌後、第1表に示す各種のバクテリアを寒天
斜面から接種して30℃で16時間培養を行った後、菌
体を遠心分離により集菌した。
得られた菌体を生理食塩水で洗浄し、リン酸塩緩衝i1
1077Ilに懸濁した後、超音波処理によって破壊し
、遠心分離によりシステインデスルフヒドラーゼ活性を
示す細胞抽出液を得た。
結果を第1表に示す。なお、活性の測定は、上記抽出液
1 rrtlを1×10’Ml−リスーHCl緩衝液(
1)H9 ) 2.omt:、IXIO−3Mピリドキ
サールリン酸0. 4 m.l、IXIO−2ML−シ
ステインlornlを含む溶液4.Ordに加え、30
℃で20分間システインの分解反応を行い、生成したピ
ルビン酸をFriedmann,T.EおよびHaug
an, G.E.の方法(J .BioiChem.1
47,415(1943年)に従って定量した。
酵素活性は1分間に1μモルのL−シスデインを分解す
る酵素t−<t’+を1uで表わす。
参考例 2 参考例1と同一組成の培地40tにサルシナ・ルテア(
Sarcina lutea IAM1099)を接種
し30℃で15時間培養した。
得られた菌体を0. 1 M IJン酸緩衝液(pH7
.0)に懸濁した後、超音波処理し遠心分離によって菌
体抽出液を得た。
この菌体抽出敵を硫酸アンモニウム分画し、システイン
デスルフヒドラーゼ活性区分(0〜0.4飽和)を透析
したのちDEAE−セファデツクスのカラムに流し、酵
素を吸着させた。
カラムを、0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)で洗浄
したのち、酵素を0. 3 M IJン酸緩衝iffl
(pH7.0)で溶出した。
かくして得られたシステインデスルフヒドラーゼ含有溶
出液に硫酸アンモニウムを50%飽和に加え、酵素を濃
縮したのち透析した。
透析酵素液をセファデツクスG−150、ついでG−2
00でゲル戸過し活性区分をフラクションコレクターで
分果した。
かくして得られたシステインデスルフヒドラーゼ含有溶
出液を再び硫酸アンモニウム分画し(0〜30%飽和)
精製酵素標品を得た。
このようにして得られたシステインデスルフヒドラーゼ
の精製酵素標晶は、ディスク電気泳動分析で単一たんぱ
く付としての挙動を示し、約2 5 u /m9の活性
を示した。
実施例 I L−システイン0.2%、グルコース1.0%、酵母粉
末1.0%、大豆加水分解液4.0%、KH2P040
.2%、Mg SO4 ・7 H2 0 0. 1%、
FeSO,−7H200.001%、(NH4)280
4 0.1%の組成からなるpH 7. 2の培地中で
エンテロバクター・クロアカエ(エーロバクター・クロ
アカエ)(IF0 12009)を30℃で18時間好
気的に培養し、培養液を遠心分離して集菌した。
培地LOrulより得られる菌体(酵素活性20uni
ts)を、β−クロローL−アラニン5 mm o l
e.硫化ナ} IJウム5mmole,界面活性剤S
DS5■、ピリドキサールリン酸0.0 0 1 m
mo leを含む5X10−’Mアンモニア緩衝液(p
H9.5)■0rrLlに加え第2表に示す濃度の各種
カルボニル化合物の存在下30℃で3時間反応を行なっ
た。
その結果、反応液中には第2表に示す量のL−システイ
ンが生成した。
なお比較のために、カルボニル化合物を添加し;ないで
、反応を行った。
その結果を同じく第2表に示す。
実施例 2 エンテロバクター・クロアカエ(エーロバクター・クロ
アカエ)( IFO 12009)を実施例1と同じ
条件で培養し、培養液を遠心分離して集菌した。
培地10rIllより得られる菌体(酵素活性20un
its)を、β−クロローL−アラニン5mmole、
第3表に示す各種硫化物または水硫化物5mmole、
界面活性剤SDS57Q、およびピリドキサールリン酸
0.0 0 1 mmo l eを含む5×10’Mア
ンモニア緩衝液(pH9.5 ) ]. Omlに;加
え、第3表に示す濃度の各種カルボニル化合物の存在下
30℃で6時間反応を行なった。
その結果、反応液中には第3表に示す量のL−システイ
ンが生成した。
なお比較のために、カルボニル化合物を添加し;ないで
反応を行なった。
その結果を同じく第3表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式(1) (上記式中でXはハロゲン原子、−OR基、またはーS
    R基を示す。 (但し、上記一〇R基および−SR基中でRは水素原子
    、アルキル基、アリール基、アラルキル基またはアリル
    基を示す。 ))で表わされるβ一置換一L−アラニンをシステイン
    デスルフヒドラーゼの存在下、硫化水素、金属硫化物、
    金属水硫化物、硫化アンモニウム、水硫化アンモニウム
    または多硫化アンモニウムと反応させてL−システイン
    を製造するに際し、カルボニル化合物の存在下、上記反
    応を行なうことを特徴とするL−システインの製造法。
JP6939075A 1975-06-09 1975-06-09 L− システインノセイゾウホウ Expired JPS582679B2 (ja)

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