JPS5831367B2 - 磁気特性の優れた無方向性電磁鋼帯の製造方法 - Google Patents
磁気特性の優れた無方向性電磁鋼帯の製造方法Info
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- JPS5831367B2 JPS5831367B2 JP55110314A JP11031480A JPS5831367B2 JP S5831367 B2 JPS5831367 B2 JP S5831367B2 JP 55110314 A JP55110314 A JP 55110314A JP 11031480 A JP11031480 A JP 11031480A JP S5831367 B2 JPS5831367 B2 JP S5831367B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/12—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、磁気特性の優れた無方向性電磁鋼帯の製造方
法に関し、特に本発明は、磁束密度が極めて高く、鉄損
の低いフルプロセスあるいはセミプロセス無方向性電磁
鋼帯の製造方法に関するものである。
法に関し、特に本発明は、磁束密度が極めて高く、鉄損
の低いフルプロセスあるいはセミプロセス無方向性電磁
鋼帯の製造方法に関するものである。
無方向性電磁鋼帯には磁気特性レベルによって各種のグ
レードがあり、それらの磁気特性に応じて、大型、中型
回転機、汎用モーター、家電用モーター、変圧器、安定
器等の鉄心材料として用いられる。
レードがあり、それらの磁気特性に応じて、大型、中型
回転機、汎用モーター、家電用モーター、変圧器、安定
器等の鉄心材料として用いられる。
近年エネルギー節減のため各種電気機器の効率向上ある
いは小型化のため使用される電磁鋼帯の磁性の向上が益
々必要となってきた。
いは小型化のため使用される電磁鋼帯の磁性の向上が益
々必要となってきた。
とくに小型モーター安定器等家電用電気機器鉄心材料で
は銅損の低減のため磁束密度が高く、かつ鉄損も低い電
磁鋼帯の開発が強く要求されている。
は銅損の低減のため磁束密度が高く、かつ鉄損も低い電
磁鋼帯の開発が強く要求されている。
ところで古くから電磁鋼板の鉄損を低くするためには冷
間圧延前の素材の結晶粒径を大きくすることが有利とさ
れている。
間圧延前の素材の結晶粒径を大きくすることが有利とさ
れている。
このために従来より、熱間圧延された熱延鋼帯を箱焼鈍
する方法がとられることがあった。
する方法がとられることがあった。
たとえば米国特許第2、3 5 8,7 8 8号によ
れば、熱間圧延された珪素鋼板(帯)に臨界歪の導入を
はかる冷間加工を施し、ついで箱焼鈍を行なって、結晶
粒を粗大化させ、ついで通常の冷間圧延、焼鈍により鉄
損の低い製品を得る方法が開示されている。
れば、熱間圧延された珪素鋼板(帯)に臨界歪の導入を
はかる冷間加工を施し、ついで箱焼鈍を行なって、結晶
粒を粗大化させ、ついで通常の冷間圧延、焼鈍により鉄
損の低い製品を得る方法が開示されている。
また特公昭40−4139号によれば、添加珪素を含ま
すC0.15%以下、Mn0.75%以下、PO、07
5%乃至0.50%以下、SO.025%以下、NO.
004%以下、残部鉄から成る鋼を熱間圧延し、この熱
間圧延板を732゜C以上で焼鈍することを含む鉄損の
低い電気鋼板を製造する方法が開示されている。
すC0.15%以下、Mn0.75%以下、PO、07
5%乃至0.50%以下、SO.025%以下、NO.
004%以下、残部鉄から成る鋼を熱間圧延し、この熱
間圧延板を732゜C以上で焼鈍することを含む鉄損の
低い電気鋼板を製造する方法が開示されている。
また特公昭42−11139号によればPo.15多以
下、SiO.1%以下の鋼にC0.05%乃至o.i斜
、Mn 0. 1 5φ乃至1%を含有させ、熱間圧延
して620℃より高くない温度で捲回し、その中に微細
に分散したカーバイドを生じせしめ、酸洗いした熱間圧
延材料を675℃乃至870℃の温度で脱炭焼鈍してそ
の中の炭素を0.005%以下に脱炭し、相の変化によ
り柱状粒子を生成せしめ、ついで40乃至80%の冷間
圧延を行ない鉄損の低い鉄磁性材料を製造する方法が提
案されている。
下、SiO.1%以下の鋼にC0.05%乃至o.i斜
、Mn 0. 1 5φ乃至1%を含有させ、熱間圧延
して620℃より高くない温度で捲回し、その中に微細
に分散したカーバイドを生じせしめ、酸洗いした熱間圧
延材料を675℃乃至870℃の温度で脱炭焼鈍してそ
の中の炭素を0.005%以下に脱炭し、相の変化によ
り柱状粒子を生成せしめ、ついで40乃至80%の冷間
圧延を行ない鉄損の低い鉄磁性材料を製造する方法が提
案されている。
上述の米国特許第2,358,788号は熱間圧延した
珪素鋼に、つぎの焼鈍にて結晶粒が粗大化するための臨
界歪を導入する冷間加工を施すことを特徴とする方法で
あり、また前記特公昭40−4139号は添加珪素を含
まない熱間圧延鋼板を焼鈍することを特徴とする方法、
また特公昭42−11139号は珪素の0.1%までの
鋼でCを0.05係乃至0.1りと多く含ませ熱間圧延
した鋼を脱炭焼鈍してCを0.005%以下とすること
を特徴とする方法である。
珪素鋼に、つぎの焼鈍にて結晶粒が粗大化するための臨
界歪を導入する冷間加工を施すことを特徴とする方法で
あり、また前記特公昭40−4139号は添加珪素を含
まない熱間圧延鋼板を焼鈍することを特徴とする方法、
また特公昭42−11139号は珪素の0.1%までの
鋼でCを0.05係乃至0.1りと多く含ませ熱間圧延
した鋼を脱炭焼鈍してCを0.005%以下とすること
を特徴とする方法である。
これら3つの方法はいずれも冷間圧延前の素材の結晶粒
を大きくする方法に関するものであるが、この結晶粒を
粗大化するための焼鈍はいずれも箱焼鈍による長時間の
焼鈍によらなければ目的を達することができなかった。
を大きくする方法に関するものであるが、この結晶粒を
粗大化するための焼鈍はいずれも箱焼鈍による長時間の
焼鈍によらなければ目的を達することができなかった。
しかもこのような箱焼鈍を実施する場合は、通常数日間
を必要とし、生産能率が悪いばかりでなく高価となる欠
点があった。
を必要とし、生産能率が悪いばかりでなく高価となる欠
点があった。
本発明者らは電磁鋼帯の磁化特性に向上に関し、熱延鋼
帯の熱間圧延条件と、その後の製造工程方法について種
々研究してきた。
帯の熱間圧延条件と、その後の製造工程方法について種
々研究してきた。
そして特願昭54−111640号(特開昭56−38
420号)によって熱間圧延した銅帯からいわゆる1回
冷延法によるフルプロセス無方向性電磁鋼帯あるいは2
回冷延法によるセミプロセス無方向性電磁鋼帯の製造方
法において、熱間圧延終了温度をその鋼素材の化学成分
重量係より算出されるAr3変態温度即ち(891−9
00(C幅)+50(Si饅)ss(Mn%)+190
(P%)+380(Az%))℃とArl変態温度即ち
(ss2−5750(C%)+58800(C幅)2+
50(Si係)−82(Mn%)+170(P%)+3
80(Al1))℃の中央値と750℃との間の温度範
囲内となし、かつ熱間圧延終了後の捲取温度を低くとも
680℃とすることにより磁性の優れた無方向性電磁鋼
帯を製造する方法を開示した。
420号)によって熱間圧延した銅帯からいわゆる1回
冷延法によるフルプロセス無方向性電磁鋼帯あるいは2
回冷延法によるセミプロセス無方向性電磁鋼帯の製造方
法において、熱間圧延終了温度をその鋼素材の化学成分
重量係より算出されるAr3変態温度即ち(891−9
00(C幅)+50(Si饅)ss(Mn%)+190
(P%)+380(Az%))℃とArl変態温度即ち
(ss2−5750(C%)+58800(C幅)2+
50(Si係)−82(Mn%)+170(P%)+3
80(Al1))℃の中央値と750℃との間の温度範
囲内となし、かつ熱間圧延終了後の捲取温度を低くとも
680℃とすることにより磁性の優れた無方向性電磁鋼
帯を製造する方法を開示した。
しかしこの方法は無方向性電磁鋼帯の製造において、熱
間圧延終了温度がAr3変態温度以上になると製品の磁
気特性が劣化することを意味しているものであり、この
ような製造方法はあまり有利であるとはいえない。
間圧延終了温度がAr3変態温度以上になると製品の磁
気特性が劣化することを意味しているものであり、この
ような製造方法はあまり有利であるとはいえない。
本発明は、主として家庭用電気機器の材料として従来用
いられるいわゆるフルプロセスあるいはセミプロセス無
方向性電磁鋼帯の製造方法によって製造される銅帯より
もさらに磁束密度が高く、かつ鉄損の低いフルプロセス
あるいはセミプロセス無方向性電磁鋼帯を比較的安価に
製造する方法を提供することを目的とするものであり、
特許請求の範囲に記載の方法によって前記目的を達成す
ることができる。
いられるいわゆるフルプロセスあるいはセミプロセス無
方向性電磁鋼帯の製造方法によって製造される銅帯より
もさらに磁束密度が高く、かつ鉄損の低いフルプロセス
あるいはセミプロセス無方向性電磁鋼帯を比較的安価に
製造する方法を提供することを目的とするものであり、
特許請求の範囲に記載の方法によって前記目的を達成す
ることができる。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明者らは、先に発明し特許出願した特願昭54−1
11640号についての研究をさらに進めた結果このよ
うなAr3変態温度以上の温度で、すなわち鋼組織がr
相の状態で熱間圧延を終了し、次いで熱延鋼帯をA3変
態点以下の温度で焼鈍するときその焼鈍が箱焼鈍のよう
な長時間焼鈍でなく、15分以下という短時間の連続焼
鈍により安価に熱延鋼帯の結晶粒を異常に粗大化させる
ことができること知見し、さらにこのように粗大化した
結晶粒の銅帯に通常の方法により冷間圧延ならびに焼鈍
を施してフルプロセスあるいはセミプロセス電磁鋼帯と
したとき、極めて磁気特性の優れた電磁鋼帯が得られる
ことを知見して本発明を完成した。
11640号についての研究をさらに進めた結果このよ
うなAr3変態温度以上の温度で、すなわち鋼組織がr
相の状態で熱間圧延を終了し、次いで熱延鋼帯をA3変
態点以下の温度で焼鈍するときその焼鈍が箱焼鈍のよう
な長時間焼鈍でなく、15分以下という短時間の連続焼
鈍により安価に熱延鋼帯の結晶粒を異常に粗大化させる
ことができること知見し、さらにこのように粗大化した
結晶粒の銅帯に通常の方法により冷間圧延ならびに焼鈍
を施してフルプロセスあるいはセミプロセス電磁鋼帯と
したとき、極めて磁気特性の優れた電磁鋼帯が得られる
ことを知見して本発明を完成した。
次に本発明を実験結果に基いて説明する。
第1図、第2図および第3図はC0,010係、SiO
,34%、Mn0.14%、Po、073%、酸可溶性
AJ! 0.0004%の溶鋼から作られた3つのスラ
ブを1250℃に加熱し、熱間圧延終了温度をそれぞれ
915℃、875℃および815℃に制御して、いずれ
も2,3M、厚さとした熱延鋼帯試料A、BおよびCの
結晶組織を示す顕微鏡写真である。
,34%、Mn0.14%、Po、073%、酸可溶性
AJ! 0.0004%の溶鋼から作られた3つのスラ
ブを1250℃に加熱し、熱間圧延終了温度をそれぞれ
915℃、875℃および815℃に制御して、いずれ
も2,3M、厚さとした熱延鋼帯試料A、BおよびCの
結晶組織を示す顕微鏡写真である。
ところで、前掲の特願昭54−111640号でも本発
明者らが示したようにAr3変態温度は化学成分より(
891−900(C幅)+50(Si’%) −88(
Mn%)+190 (P%)+380(A7))℃とし
て表わさ札 またArl変態温度は(882−5750
(Cダ)+58800(C%)2+50(Si咎)−8
2(Mn%)+170(P%)+3 s o (Az%
))℃として表わされるので、上掲のスラブにおいては
Ar3変態温度は901℃、またArl変態温度は84
9℃であり、従って試料A、B、Cの熱間圧延終了温度
をそれぞれ915℃、875℃、815℃としたのはこ
れらの熱延終了時の鋼組織をそれぞれr相、α+r相、
α相としたものである。
明者らが示したようにAr3変態温度は化学成分より(
891−900(C幅)+50(Si’%) −88(
Mn%)+190 (P%)+380(A7))℃とし
て表わさ札 またArl変態温度は(882−5750
(Cダ)+58800(C%)2+50(Si咎)−8
2(Mn%)+170(P%)+3 s o (Az%
))℃として表わされるので、上掲のスラブにおいては
Ar3変態温度は901℃、またArl変態温度は84
9℃であり、従って試料A、B、Cの熱間圧延終了温度
をそれぞれ915℃、875℃、815℃としたのはこ
れらの熱延終了時の鋼組織をそれぞれr相、α+r相、
α相としたものである。
これらの熱延鋼帯試料A、B、CについてA3変態温度
以下の840℃で5分間の焼鈍を行なった後の熱延鋼帯
試料(以下それぞれり、EおよびFで表わす)の結晶組
織の顕微鏡写真を第4図、第5図および第6図に示す。
以下の840℃で5分間の焼鈍を行なった後の熱延鋼帯
試料(以下それぞれり、EおよびFで表わす)の結晶組
織の顕微鏡写真を第4図、第5図および第6図に示す。
また各熱延鋼帯試料A、B、CについてA3変態温度以
上の930℃で5分間の熱延鋼帯焼鈍を行なった後の熱
延鋼帯試料(以下それぞれG、Hおよび■で表わす)の
結晶組織の顕微鏡写真を第7図、第8図および第9図に
示した。
上の930℃で5分間の熱延鋼帯焼鈍を行なった後の熱
延鋼帯試料(以下それぞれG、Hおよび■で表わす)の
結晶組織の顕微鏡写真を第7図、第8図および第9図に
示した。
これらの図から分るように熱間圧延終了温度を915℃
、すなわちr相組織で熱間圧延を終了した試料Aは、つ
いでA3変態温度以下の840℃で5分間の短時間の熱
延鋼帯焼鈍を行なうことにより第4図に示したように結
晶粒が異常に粗大化していることが明らかである。
、すなわちr相組織で熱間圧延を終了した試料Aは、つ
いでA3変態温度以下の840℃で5分間の短時間の熱
延鋼帯焼鈍を行なうことにより第4図に示したように結
晶粒が異常に粗大化していることが明らかである。
なおこの焼鈍後のC含有量はo、o1o%でまったく脱
炭していないことが分った。
炭していないことが分った。
また熱間圧延をr相で終了しても**930℃のA3変
態点以上で焼鈍したものは第7図に示したように銅帯の
表面付近の結晶粒がいくらか粗大化しているのみで板厚
方向の内部は微細な結晶粒のままであった。
態点以上で焼鈍したものは第7図に示したように銅帯の
表面付近の結晶粒がいくらか粗大化しているのみで板厚
方向の内部は微細な結晶粒のままであった。
次に熱間圧延終了温度を875℃、815℃、すなわち
それぞれα+r相、α相で熱間圧延を終了した試料Bお
よびCについては、A3変態温度以下の840℃で熱延
鋼帯焼鈍を行なって得た試料E、F(第5図、第6図参
照)においても、またA3変態温度以上の930℃で熱
延鋼帯焼鈍して得た試料H,I(第8図、第9図参照)
においてもいずれも銅帯の表面付近にわずかの粗大結晶
粒がみられる程度で板厚方向の内部は微細な結晶粒のま
まである。
それぞれα+r相、α相で熱間圧延を終了した試料Bお
よびCについては、A3変態温度以下の840℃で熱延
鋼帯焼鈍を行なって得た試料E、F(第5図、第6図参
照)においても、またA3変態温度以上の930℃で熱
延鋼帯焼鈍して得た試料H,I(第8図、第9図参照)
においてもいずれも銅帯の表面付近にわずかの粗大結晶
粒がみられる程度で板厚方向の内部は微細な結晶粒のま
まである。
すなわち、本発明者は電磁鋼素材を熱間圧延をするに際
し、熱延終了温度をr相組織の温度とし、ついで熱延鋼
帯をA3変態温度以下の温度で15分間以下の短時間焼
鈍する簡単な処理により脱炭を行なわずとも熱延銅帯の
結晶粒を異常に粗大化できることを新たに知見したので
ある。
し、熱延終了温度をr相組織の温度とし、ついで熱延鋼
帯をA3変態温度以下の温度で15分間以下の短時間焼
鈍する簡単な処理により脱炭を行なわずとも熱延銅帯の
結晶粒を異常に粗大化できることを新たに知見したので
ある。
次に第4図〜第6図に示したような結晶組織をもつ鋼帯
り、EおよびFを通常の方法で酸洗し、0.507’#
!厚さに冷間圧延し、800℃、2分間の光輝焼鈍を行
なった後の磁気特性を第1表に示す。
り、EおよびFを通常の方法で酸洗し、0.507’#
!厚さに冷間圧延し、800℃、2分間の光輝焼鈍を行
なった後の磁気特性を第1表に示す。
第1表に示したように、熱間圧延終了時の組織をr相と
し、A3変態温度以下の840℃で5分間の熱延鋼帯焼
鈍を行ない結晶粒を異常に粗大化した試料りは、磁束密
度B50が1.80Tと極めて高く、また鉄損値も5.
61 W/ Kyと低く、熱間圧延終了時の組織をα+
r相、およびα相とした試料EおよびFより優れている
ことが明らかである。
し、A3変態温度以下の840℃で5分間の熱延鋼帯焼
鈍を行ない結晶粒を異常に粗大化した試料りは、磁束密
度B50が1.80Tと極めて高く、また鉄損値も5.
61 W/ Kyと低く、熱間圧延終了時の組織をα+
r相、およびα相とした試料EおよびFより優れている
ことが明らかである。
以上述べてきたように、熱間圧延終了温度をその鋼のr
相組織である温度とし、ついで熱延鋼帯をA3変態点以
下の温度で熱延鋼帯焼鈍を焼鈍するときEその焼鈍時間
が15分間以下という短時間で、しかも従来技術とちが
って実質的に脱炭をともなわなくても、容易に結晶粒を
粗大化させることができ、従来技術のような高価な箱焼
鈍によらず、安価な連続焼鈍により前記結晶粒の粗大化
を実現することができることが本発明の特徴である。
相組織である温度とし、ついで熱延鋼帯をA3変態点以
下の温度で熱延鋼帯焼鈍を焼鈍するときEその焼鈍時間
が15分間以下という短時間で、しかも従来技術とちが
って実質的に脱炭をともなわなくても、容易に結晶粒を
粗大化させることができ、従来技術のような高価な箱焼
鈍によらず、安価な連続焼鈍により前記結晶粒の粗大化
を実現することができることが本発明の特徴である。
このようにSi含有鋼でも15分以下という短時間で容
易に結晶粒が異常成長できる理由は明らかではないが、
現象的にみて、r相で熱間圧延したものの結晶組織が第
1図に示したように非常に微細で均一なことが挙げられ
る。
易に結晶粒が異常成長できる理由は明らかではないが、
現象的にみて、r相で熱間圧延したものの結晶組織が第
1図に示したように非常に微細で均一なことが挙げられ
る。
このようにマトリックス結晶組織が微細であると、つぎ
の熱延板焼鈍をA3変態点以下の温度で行なうときは、
どこかでやや粗大になった結晶粒が発生すると、容易に
微細なマトリックス結晶を食って成長できるためと考え
られる。
の熱延板焼鈍をA3変態点以下の温度で行なうときは、
どこかでやや粗大になった結晶粒が発生すると、容易に
微細なマトリックス結晶を食って成長できるためと考え
られる。
つぎに本発明において素材の化学成分を限定した理由に
ついて説明する。
ついて説明する。
本発明によればr相組織の温度で熱間圧延を終了し、つ
いでA3変態温度以下の温度で熱延鋼帯焼鈍を行ない結
晶粒を粗大化させるが、素材のC量が0.02%以上と
高いときは、熱延鋼帯焼鈍での結晶粒の粗大化が困難と
なる。
いでA3変態温度以下の温度で熱延鋼帯焼鈍を行ない結
晶粒を粗大化させるが、素材のC量が0.02%以上と
高いときは、熱延鋼帯焼鈍での結晶粒の粗大化が困難と
なる。
また無方向性電磁鋼帯では成品の磁気特性および磁気時
効による劣化による観点から最終成品ではCは0.00
4以下と低くする必要がある。
効による劣化による観点から最終成品ではCは0.00
4以下と低くする必要がある。
このため出発材料のC量が高いと連続焼鈍により所望の
値まで脱炭することが必要となる。
値まで脱炭することが必要となる。
これは鋼帯表面に有害な酸化層を生成するため望ましい
方法ではない。
方法ではない。
これらの理由から本発明では素材のC量を0.02%以
下とする必要がある。
下とする必要がある。
本発明は、熱間圧延終了温度において、r相が存在しな
ければならないが、Siまたは(Si+AA )が1.
5%以上になるとr相が存在する温度が高くなり、熱延
終了温度を高くする必要があり、熱間圧延上困難をとも
なう。
ければならないが、Siまたは(Si+AA )が1.
5%以上になるとr相が存在する温度が高くなり、熱延
終了温度を高くする必要があり、熱間圧延上困難をとも
なう。
したがってSiまたは(Si+At)量を15%以下に
する必要がある。
する必要がある。
Mnは脱酸剤として、またSによる熱間脆性を抑制する
ため添加されるが、1.0%より多いと磁気的に有害と
なるので1%以下とする必要がある。
ため添加されるが、1.0%より多いと磁気的に有害と
なるので1%以下とする必要がある。
Pは無方向性電磁鋼帯の硬度を上昇させ、また打抜性を
向上させるために添加されることがあるが、0.2%よ
り多いと板が脆くなり冷間圧延が**困難となるので0
.2%以下とする必要がある。
向上させるために添加されることがあるが、0.2%よ
り多いと板が脆くなり冷間圧延が**困難となるので0
.2%以下とする必要がある。
つぎに本発明を実施例について説明する。
実施例 1
転炉で溶製しRH減圧処理した溶鋼を連続鋳造して22
0M厚スラブを作った。
0M厚スラブを作った。
その化学成分はC0,003%、Si0.28%、Mn
o、3o%、PO,021咎、酸可溶性AA0.000
5%であった。
o、3o%、PO,021咎、酸可溶性AA0.000
5%であった。
本素材の化学成分より特許請求の範囲に記載の計算式に
て求めたAr3変態温度は880℃である。
て求めたAr3変態温度は880℃である。
これらのスラブを1250’Cに加熱し、比較材として
は熱延終了温度を従来法で最適と考えられる860°C
と、本発明による熱延終了温度をAr3変態温度以上の
920℃とし、2.3w/l厚さに熱延した。
は熱延終了温度を従来法で最適と考えられる860°C
と、本発明による熱延終了温度をAr3変態温度以上の
920℃とし、2.3w/l厚さに熱延した。
熱間圧延後の捲取温度は650±20℃とした。
ついで熱延鋼帯の比較材は通常の1回冷延法によるフル
プロセス成品として、熱延鋼帯を酸洗後0.50w/l
に冷延し、連続炉にて800 °C:2分間の光輝焼鈍
を行ない成品とした。
プロセス成品として、熱延鋼帯を酸洗後0.50w/l
に冷延し、連続炉にて800 °C:2分間の光輝焼鈍
を行ない成品とした。
熱延終了温度をAr3変態点以上とした熱延鋼帯は、つ
いで850℃、5分間の連続焼鈍にて熱延鋼帯焼鈍を行
なう本発明法と、熱延鋼帯焼鈍を行なわない参考付工程
に分けた。
いで850℃、5分間の連続焼鈍にて熱延鋼帯焼鈍を行
なう本発明法と、熱延鋼帯焼鈍を行なわない参考付工程
に分けた。
ついでこれらはいずれも酸洗後上記比較材と同じ処理に
より1回冷延法によりフルプロセス成品とした。
より1回冷延法によりフルプロセス成品とした。
これらの成品および需要家での再焼鈍を想定した750
℃2時間焼鈍後の磁気特性を第2表に示す。
℃2時間焼鈍後の磁気特性を第2表に示す。
第2表にて明らかなように、比較材の成品の鉄損W1.
5150値および磁束密度B50値に比し、本発明材は
鉄損値が低く、磁束密度が特に高い優れた値であり、ま
た再焼鈍後においてはさらに本発明材の磁性が優れてい
ることが分る。
5150値および磁束密度B50値に比し、本発明材は
鉄損値が低く、磁束密度が特に高い優れた値であり、ま
た再焼鈍後においてはさらに本発明材の磁性が優れてい
ることが分る。
また熱間圧延仕上温度を本発明の特許請求の範囲内の条
件としても熱延鋼帯焼鈍を行なわなかった参考材は磁性
がもつとも悪い。
件としても熱延鋼帯焼鈍を行なわなかった参考材は磁性
がもつとも悪い。
すなわち、熱延仕上温度を本発明の特許請求の範囲内の
条件にしただけでは磁性が悪く、本発明にて限定した熱
延鋼帯焼鈍を組合わせることによって極めて優れた磁性
の無方向性電磁鋼帯が得られることが明らかである。
条件にしただけでは磁性が悪く、本発明にて限定した熱
延鋼帯焼鈍を組合わせることによって極めて優れた磁性
の無方向性電磁鋼帯が得られることが明らかである。
実施例 2
実施例1と同様な方法でC0,004%、Si0.40
%、Mn 0.27%、Po、068%、酸可溶性Az
o、ooo3%を含むスラブを製作した。
%、Mn 0.27%、Po、068%、酸可溶性Az
o、ooo3%を含むスラブを製作した。
これらの化学成分より特許請求の範囲の計算式にて求め
たAr3変態温度は897℃である。
たAr3変態温度は897℃である。
該スラブを1250℃に加熱し、熱延仕上温度を比較材
として従来法で適正な860℃とし、本発明材としては
930℃とし、2.371gl1厚さの熱延鋼帯とした
。
として従来法で適正な860℃とし、本発明材としては
930℃とし、2.371gl1厚さの熱延鋼帯とした
。
熱延後捲取温度はいずれも650±20℃とした。
比較材の熱延鋼帯はついで通常の2回診延法セミプロセ
ス材の製造方法により成品とした。
ス材の製造方法により成品とした。
すなわち熱延鋼帯を酸洗し、第1回の冷間圧延を行ない
、ついで中間焼鈍として750℃2分間の連続焼鈍を行
ない、さらに圧下率8係の第2回診間圧延を行なった。
、ついで中間焼鈍として750℃2分間の連続焼鈍を行
ない、さらに圧下率8係の第2回診間圧延を行なった。
本発明材は熱延後860℃、5分間の熱延鋼帯焼鈍を連
続焼鈍炉で行ない、以下比較材と同一工程にて、酸洗、
第1回診間圧延、中間焼鈍、第2回診間圧延を行なった
。
続焼鈍炉で行ない、以下比較材と同一工程にて、酸洗、
第1回診間圧延、中間焼鈍、第2回診間圧延を行なった
。
これらの比較材および本発明材成品の試材をN2中75
0℃、2時間の歪取焼鈍を行ない磁性を測定した。
0℃、2時間の歪取焼鈍を行ない磁性を測定した。
これらの実施結果を第3表に示す。第3表の結果からみ
て、熱延終了温度を本発明の特許請求の範囲に記載の計
算式より求めたA r 3変態源度以上とし、ついで熱
延鋼帯焼鈍をA3変態点以下の温度で行なう本発明の処
理を実施した場合は従来法の比較材に比し、鉄損Wl
5150値、磁束密度B50値が極めて優れたセミプロ
セス無方向性電磁鋼帯が得られることが明らかである。
て、熱延終了温度を本発明の特許請求の範囲に記載の計
算式より求めたA r 3変態源度以上とし、ついで熱
延鋼帯焼鈍をA3変態点以下の温度で行なう本発明の処
理を実施した場合は従来法の比較材に比し、鉄損Wl
5150値、磁束密度B50値が極めて優れたセミプロ
セス無方向性電磁鋼帯が得られることが明らかである。
実施例 3
実施例1.2と同様な方法で、C01008%。
Si1.04%、Mno、27%、Po、056%、酸
可溶性kl O,0007%を含むスラブを製作した。
可溶性kl O,0007%を含むスラブを製作した。
これらの化学成分より特許請求の範囲に記載の計算式に
て求めたAr3変態温度は923°Cである。
て求めたAr3変態温度は923°Cである。
該スラブを1250℃に加熱し、熱延仕上温度を従来法
として870℃とし、本発明材としては950℃として
2.31/g/l厚さの熱延鋼帯を作った。
として870℃とし、本発明材としては950℃として
2.31/g/l厚さの熱延鋼帯を作った。
熱延後捲取温度はいずれも650±20℃とした。
従来法による熱延鋼帯はフルプロセス成品製造の通常の
1回冷延法による工程、すなわち酸洗、冷間圧延により
0.50M厚さとし、連続焼鈍炉にて850℃2分間の
光輝焼鈍を行なった。
1回冷延法による工程、すなわち酸洗、冷間圧延により
0.50M厚さとし、連続焼鈍炉にて850℃2分間の
光輝焼鈍を行なった。
本発明法による熱延鋼帯はついで連続焼鈍炉にて870
℃5分間の熱延鋼帯焼鈍を行ない、その後は従来法材と
同じ1回冷延法によりフルプロセス成品とした。
℃5分間の熱延鋼帯焼鈍を行ない、その後は従来法材と
同じ1回冷延法によりフルプロセス成品とした。
第4表に本実施例の成品の磁気特性を示す。
第4表からみて、鉄損Wl 5150値および磁束密度
B50値が従来法材に比し、本発明材が極めて優れてい
ることが明らかである。
B50値が従来法材に比し、本発明材が極めて優れてい
ることが明らかである。
第1図、第2図および第3図は熱間圧延終了温度をそれ
ぞれ915℃(r相)、875℃(α+r相)および8
15℃(α相)にしたときの熱延鋼帯試料A、Bおよび
Cの結晶組織の顕微鏡写真(倍率50倍)、第4図、第
5図および第6図はそれぞれ熱延鋼帯試料A、B、Cに
ついてA3変態温度以下の840℃で5分間の焼鈍を行
なった後の結晶組織の顕微鏡写真(倍率50倍)、また
第7図、第8図および第9図はそれぞれ熱延鋼帯試料A
、B、Cについて、A3変態温度以上の930℃で5分
間の焼鈍を行なった後の結晶組織の顕微鏡写真(倍率5
0倍)である。
ぞれ915℃(r相)、875℃(α+r相)および8
15℃(α相)にしたときの熱延鋼帯試料A、Bおよび
Cの結晶組織の顕微鏡写真(倍率50倍)、第4図、第
5図および第6図はそれぞれ熱延鋼帯試料A、B、Cに
ついてA3変態温度以下の840℃で5分間の焼鈍を行
なった後の結晶組織の顕微鏡写真(倍率50倍)、また
第7図、第8図および第9図はそれぞれ熱延鋼帯試料A
、B、Cについて、A3変態温度以上の930℃で5分
間の焼鈍を行なった後の結晶組織の顕微鏡写真(倍率5
0倍)である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 低炭素鋼塊またはスラブの倒れかを加熱し引続いて
熱間圧延して熱延鋼帯となし、この銅帯に焼鈍を施し、
次に酸洗し、さらに1回の冷間圧延後焼鈍を施す力\あ
るいは中間焼鈍を挾む2回の冷間圧延後さらに焼鈍を施
す無方向性電磁鋼帯の製造方法において、 重量幅でC0,02饅以下、SiまたはSiとAfの合
計の倒れかi、 5 %以下、Mnt、o%以下、PO
020φ以下、残部Feおよび不可避的不純物よりなる
鋼塊またはスラブの何れかを加熱し、次いで熱間圧延し
て熱延鋼帯となす際に、熱間圧延終了温度をその鋼の化
学成分に応じて次式で表わされる温度、(891−90
0(C咎)+50(Si%)−88(Mn%)+190
(P%) +380(At%))’C以上となし、つ
いで熱延鋼帯をその鋼のA3変態温度以下で30秒以上
15分以下の時間焼鈍することを特徴とする特許の優れ
た無方向性電磁鋼帯の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55110314A JPS5831367B2 (ja) | 1980-08-13 | 1980-08-13 | 磁気特性の優れた無方向性電磁鋼帯の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55110314A JPS5831367B2 (ja) | 1980-08-13 | 1980-08-13 | 磁気特性の優れた無方向性電磁鋼帯の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5735628A JPS5735628A (en) | 1982-02-26 |
| JPS5831367B2 true JPS5831367B2 (ja) | 1983-07-05 |
Family
ID=14532565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55110314A Expired JPS5831367B2 (ja) | 1980-08-13 | 1980-08-13 | 磁気特性の優れた無方向性電磁鋼帯の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5831367B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5013372A (en) * | 1987-06-18 | 1991-05-07 | Kawasaki Steel Corporation | Semi-process non-oriented electromagnetic steel strip having low core loss and high magnetic permeability, and method of making |
| JPS63317627A (ja) * | 1987-06-18 | 1988-12-26 | Kawasaki Steel Corp | 鉄損が低くかつ透磁率が高いセミプロセス無方向性電磁鋼板およびその製造方法 |
| JPH0757888B2 (ja) * | 1989-05-26 | 1995-06-21 | 株式会社神戸製鋼所 | 磁束密度の高い無方向性電磁鋼板の製造方法 |
| JP6110097B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2017-04-05 | 日新製鋼株式会社 | 高出力リラクタンスモータ鉄心用鋼板とその製造方法、これを素材とするリラクタンスモータ用ロータ、ステータおよびリラクタンスモータ |
-
1980
- 1980-08-13 JP JP55110314A patent/JPS5831367B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5735628A (en) | 1982-02-26 |
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