JPS5836239A - ミルド調編織物およびその製造方法 - Google Patents

ミルド調編織物およびその製造方法

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JPS5836239A
JPS5836239A JP56133276A JP13327681A JPS5836239A JP S5836239 A JPS5836239 A JP S5836239A JP 56133276 A JP56133276 A JP 56133276A JP 13327681 A JP13327681 A JP 13327681A JP S5836239 A JPS5836239 A JP S5836239A
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shrinkage
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milled
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確司 村上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はミルド調編織物に関する。詳しくはポリエステ
ル繊維とアクリルニトリル繊維と獣毛の三者からなる新
規なミルド調編織物とその製造方法に関するものである
一般に、羊毛を主とする獣毛布帛はクリアカット仕上品
とミルド仕上品に大別される。クリアカット仕上品の特
徴は、織物で言えばプレーンで織組織の綾目がきれいに
出ていることであるが、ミルド仕上品は起毛あるいは縮
絨またはこの両方により織組織の綾目がみえないことで
ある。特にミルド仕上品の代表的布帛であるフラノは縮
絨により、経・緯方向に充分に収縮させて、起毛、剪毛
工程をくり返し1毛羽をきれいに絡らませることが重要
な特徴である。
縮絨は、外部より機械的作用を反復して作用させること
により該布帛を構成する繊維がその軸方向に運動するこ
とによって織物等が縮む現象であって、獣毛がかかる縮
絨性を有するのはスケール(獣毛表面にあるウロコ状組
織)に起因し、指向性摩擦効果を生ずるからである。こ
のようなスケール状のものがなく9表面が平滑な疎水性
合成繊維は、縮絨性を全く有しないため、非収縮合成繊
維/獣毛混紡品はクリアカット仕上には適しているが、
縮絨工程を必要とするミルド調仕上品を得んとする場合
は該非収縮合成繊維が獣毛の縮絨を限外してしまうがた
めに一般に縮絨効果が不充沙であり風合上の問題を有し
ていたものであるか、さらには獣毛100チとほぼ同等
の縮絨性を得るには数倍もの時間を要していたものであ
る。
本発明者らは、先にかかる問題点を改善する方法につい
て特開昭55−128040号公報等で提案をしたが、
超高収縮能を有するポリエステル系繊維の紡糸性、延伸
性などに一部問題が残り安定性産がむつかしく、このた
めの縮絨性または布帛品位にバラツキがおこる欠点があ
った。
本発明者らは、このような点に鑑み、フラノ織物を合繊
/獣毛混で安定かつ布帛品位にバラツキのないことを可
能ならしめるべく鋭意検討した結果9本発明に到達した
ものである。
本発明の目的は9合成繊維/獣毛混紡績糸を用いている
のにもかかわらず、上記縮絨性を極めて良好なものにし
得、併せて9合成繊維を用いたことによって天然獣毛1
00%使いのミルド調編織物では到底得られなかった良
好なプリーツ加工性。
高強力、耐久性等の合成繊維の特長を良好に付与し得る
新規なミルド°調編織物およびその製造方法を提供せん
とするものである。
かかる目的は9合成繊維の短繊維Aと、ムとは異種の合
成繊維の短繊維Bと天然繊維とからなる混紡先染糸から
構成される編織物において、Aは熱水(100℃)処理
を施すことによる収縮率として5〜20チの中収縮能と
発現応力として60〜500mg/dの収縮発現応力能
を潜在的に保有し。
またBは熱水(100℃)処理を施すことによる収縮率
が10〜30チの高収縮能と発現応力が50〜500 
rng/dの収縮発現応力能を潜在的に保有しているこ
とを特徴とするミルド調編織物、および第6成分として
1.5〜20モルチの共重合成分を含むポリエステルト
ウと、熱水(100℃)処理を施すことによる収縮率が
10〜30チ、収縮発現応力が30〜500mg/lの
収縮能を有する共重合アクリロニトリル系トウとを、ト
ウ染色し、牽切して短繊維化したのちに、該2次分の短
繊維と獣毛とを混紡し紡績糸とし9次いで編織物とし、
しかる後縮絨加工することを特徴とするミルド調編織物
の製造方法とすることによって達成される。
以下、さらに詳しく本発明のミルド調編織物およびその
製造方法について説明をする。
本発明に用いられる紡績糸は9合成繊維の短繊維ムと合
成繊維の短繊維Bと天然繊維の先染混紡になるものであ
り9合成繊維の短繊維Aとしてはポリエステル系繊維、
ポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維等、中
でも共重合ポリエステル繊維を好ましく用いることがで
き、また0合成繊維の短繊維Bとしてはポリエステル系
繊維。
ポリアクリo 二)リル系繊維等、中でも共重合したア
クリルニトリル繊維を好ましく用いることができる。そ
して短繊維AとBとは異種の素材であることが必要であ
る。
また、天然繊維としては、メリノ羊毛、アンプラ、ビキ
ューナ、ラクダ、アルバカ等の獣毛繊維。
綿、麻、絹等の各種の天然繊維を用いることができ2合
成繊維の短繊維Aは熱水(100℃)処理を施すことに
よる収縮率として5〜20チの中収縮能と発現応力とし
て30〜300mg/(lの収縮発現応力能を潜在的に
保有し、また合成繊維の短繊維Bは熱水(100℃)処
理を施すことによる収縮率が10〜60チの高収縮能と
発現応力が30〜300mg/d以下の収縮発現応力能
を潜在的に保有しているものである。
ここで、従来、混紡糸といえば、天然繊維どうしないし
は合成繊維どうしの組合せによる混紡。
および合成繊維と天然繊維との混紡が一般的であり、中
でも近年、後者の混紡方式が普遍的なものとなってきて
いるが今までの混紡に際する基本的な考え方は9品質上
の観点から混紡しようとする繊維の性状、たとえば繊維
長分布、単繊維デニール、強伸度特性等をできるだけ合
致させようとするものであり、そのような配慮が通常と
られていたものである。
しかして、上記の如き本発明に用いられる混紡糸の組合
せは、従来の混紡糸の設計に際しての考え方とは大きく
相異してなるものである。
かかる組合せは、縮絨効果を良好に発揮することをねら
いなされたものであり、さらに詳しく該効果について説
明をすると、フェルティングによる縮絨は1本来は羊毛
などの獣毛独特の挙動であり、布帛全体としてはあたか
も収縮を起こしたかのように面積収縮が生じているもの
である。
本発明者らは9合成繊維短繊維として、該繊維を熱水(
100℃)処理した際に収縮率が10%以上50チ以下
の高収縮能と収縮発現応力として30 mg/d以上3
DOmg/d以下の高収縮発現応力能を潜在的に有して
いるものを用いることによ抄。
合成繊維/獣毛混紡績糸使い布帛でも容易に良好な縮絨
性が発揮できるという知見を見出したが。
さらに望ましくは合成繊維で収縮能の異なる2種以上の
混合すなわち混紡糸としては獣毛を含む3種以上の繊維
混合により、熱収縮能として高収縮能繊維/中収縮能繊
維/低収縮能繊維・なる6層構造とすることが、より有
効であり9合成繊維の短繊維A(中収縮能繊維)が熱水
(100℃)処理を施すことによる収縮率として5〜2
0チの中収縮能と発現応力として30〜500mg/d
以下の収縮発現応力能を潜在的に保有し9合成繊維の短
繊維B(高収縮能繊維)が熱水(100℃)処理を施す
ことによる収縮率が10〜30チの高収縮能と発現応力
が30〜500mg/aの収縮発現応力能を潜在的に保
有しているものを用いることにより、より一層、良好な
縮絨性が発揮できるという知見を見出したものである。
上記短繊維Aの収縮率が5チ未満では糸または布帛表面
部に配置させようとする獣毛との混在確率が多くなり獣
毛の縮絨性を阻害することになり。
また20チ以上では高収縮能成分である短繊維Bと混在
して糸または布帛に硬い風合を有す芯を形−成し好まし
くない。また、短繊維Bの収縮率が10チ未満のものは
糸ないしは布帛の収縮が不十分であり、また60チを超
えると風合いが硬化しがちであり好ましくない。
また、収縮応力は拘束下にある糸ないしは布帛の収縮の
起こりやすさを左右するものであり、収縮応力が高いほ
ど拘束下でも収縮しやすいものである。上記した収縮発
現応力能として50mg/eL未溝のものはかかる点か
ら好ましくないものであり、 300mg/dを超える
ものはまた。ミルド加工工程で布帛が受ける熱で収縮が
敏感になりすぎ工程管理上、さらにバッチ間の品質管理
上の点から好ましくない。
さらに該縮絨性を左右する要因には、羊毛等の獣毛繊維
の混紡率1品番、紡績糸を構成している羊毛等の獣毛繊
維の繊維長、紡績糸のヨリ条件さらには布帛の種類0組
織、密度等があり、これら単独要素を組合わせれば相乗
効果を発揮するものであるが9本発明方法の如く合成繊
維/獣毛混紡布帛では9合成繊維の収縮能が2者混紡以
上からなる。いわゆるバルキー構造となっていることが
縮絨性効果をより効果的に発揮させる上で重要な要素と
なる。
すなわち、熱処理工程において獣毛をより布帛表面層に
集中化させるために必要な収縮能を具備した合成繊維と
獣毛繊維がある混紡率下で、該合成繊維が1種類の収縮
能から成る場合と2種類の収縮能から成る場合の構成に
おいて布帛の縮絨性を比較すると1本発明にかかる構成
の方が布帛表面層に位置する獣毛繊維量が同一であるに
もかかわらず獣毛の拘束がゆるやかであるだめ、縮絨工
程での獣毛の移動が容易であシ、フェルティングがスム
ースに進行して縮絨性が良好となるものである。このよ
うな効果を発揮する上で本発明者らの知見によれば9合
成繊維は2種以上の混紡とし。
合成繊維の短繊維Aは5〜20チの潜水収縮能を有し9
合成繊維の短繊維Bは10〜50チの潜水収縮能を有し
、かつ短繊維A、Bともに収縮応力は50〜500mg
/6を有することが重要である。
本発明によシミルド調編織物を製造した場合。
該編織物の中心層においては合成繊維の短繊維Bの構成
比率が基準構成比率より概して高く、また中間層におい
ては合成繊維の短繊維Aの構成比率が基準構成比率より
概して高く、また表面層においては獣毛繊維の構成比率
が基準構成比率より高くなる。いわゆる三層構造布帛と
なる傾向にあるものである。したがって、該編織物は、
獣毛繊維100チ使いのミルド調編織物とほぼ同等の風
合。
外観を呈し、同時に合成繊維によるプリーツ加工性の良
さ、高強力、高耐久性等の特徴を兼ね備えたものとなる
本発明において共重合ポリエステル繊維、アクリル繊維
、および獣毛は先染がなされていることが必要である。
そして好ましくは上記共重合ポリエステル繊維、アクリ
ル繊維はトウ染色されていることである。かかる先染と
牽切紡績とを組合わせることによりはじめて縮絨性が発
現し、高付加価値製品が得られる。前記トウ染色におけ
る染色方法は、ビゴロ染色が最も好ましい。これは様々
な色彩を組合わせることができ、各々の単繊維は異なっ
た色彩を有しているが、布帛全体としては同一系統の色
彩となり、後染では決して得ることのできない高級色彩
を与えることができるからである。
本発明にかかる上記の如き繊維構成から成る紡績糸を用
いて上記の如くミルド調編織物を得んとするに際し9合
成繊維の短繊維Aとしてポリエステル系繊維を9合成繊
維の短繊維Bとしてポリアクリロニトリル系繊維を、天
然獣毛繊維として羊毛を用いた組合せが最も効果的でか
つ実際的である。このような場合上記した布帛への合成
繊維による特徴付与は主として短繊維Aから成るポリエ
ステル系繊維が寄与し、短繊維Bから成るポリアクリロ
ニトリル系繊維は布帛を収縮させることに寄与する。該
短縁Bはミルド調編織物としては布帛中心層に位置し、
一般には芯のある布帛として欠点となるが、ポリアクリ
ロニトリル系繊維の熱的特性から、繊維密度の割合にし
ては芯と感じる程度が小さくなる。従って芯は柔らかく
なる。
ポリエステル系繊維の1例として、下記する如き共重合
ポリエステルとすることにより、前述の収縮能と収縮発
現応力能を潜在的に保有しているものに容易になすこと
ができるものである。
すなわち、第3成分として下記(11〜(3)の化合物
のうち少なくとも1種を全反復単位の1.5〜20モル
チ共重合したポリエチレンテレフタレート系繊維が好適
である。
ここで、第1成分とはテレフタル酸、第2成分とはエチ
レングリコールを意味するものである。
第3成分としては下記のものが好ましい。
(1)  イソフタル酸を共重合させたポリエチレンテ
レフタレート。
この場合、イソフタル酸基のほかに他の第4成分が10
モルチを越えない範囲で共重合されていてもかまわない
。このような第4成分としてはアジピン酸、セパシン酸
、ナフタリンジカルボン酸等の二官能性カルボン酸、ト
リメチレングライコール、ジエチレングライコール、ポ
リエチレングライコール、1.4−シクロヘキサンジメ
タツール等のジオール化合物が挙げられる。
この(1)の場合、イソフタル酸基を6モルチ以上。
好ましくは4〜10モルチ共重合させることが好ましく
、イソフタル酸基の共重合が6モルチ未満では大きな収
縮性能が得られにくいし、20モル係を越えると十分な
糸質が得られにくいものである0 (2)2.2−ビス(4′−β−ヒドロキシエトキシフ
ェニル)プロパンを共重合させたポリエチレンテレフタ
レート。
この場合、−2,2−ビス(4′−β−ヒドロキシエト
キシフェニル)プロパンのほかに他の第4成分が10モ
ル係を越えない範囲で共重合されていてもかまわない。
このような第4成分としてはイソフタル酸、アジピン酸
、セパシン酸、ナフタレンジカルボシ酸、トリメチレン
グライコール、1,4−シクロヘキサンジメタツール等
のジオール化合物が挙げられる。この(2)の場合、2
,2−ビス(4′−β−ヒドロキシエトキシフェニル)
プロパ7(D共重合量が1.5モル係未満ではやはり目
的としている大きな収縮性能が得られに<<、20モル
係を越えると十分な糸質が得られにくいものである。
(3)  メターンジウムスルホイソフタル酸を共重合
させたポリエチレンテレフタレート。
第4成分として、アジピン酸、セバシン酸、イソフタル
酸、ナフタリンジカルボン酸等の2官能性ジカルボン酸
、トリメチレングライコール、ジエチレンクライコール
、ポリエチレングライコール、1.4−シクロヘキサン
ジメタツール等のジオール化合物、ベンゾイル安息香酸
、ベンジルオキシ安息香酸、メトキシポリエチレングラ
イコールのごとき単官能化合物、グリセリン、トリメリ
ット酸、ペンタエリスリトールのととき6官能又はそれ
以上の多官能性化合物等を共重合させることが望ましい
場合もある。なお、第4成分は前記化合物の二種以上の
混合物であってもよい。この(3)の場合、1.5モル
係以上のメターソジウムスルホイソフタル酸成分を共重
合させることが望ましく。
該メターソジウムスルホイソフタル酸成分と第4成分と
の合計共重合量が2モル係以上、特に2.4〜11%ル
%であることが望ましい。1.5モル係未満では収縮率
が大きくなりにくいし、20モル嗟以上では収縮率以外
の特性の低下も見られ好ましくない。
また、ポリアクリロニトリル系繊維の1例としてアクリ
ルニトリルに対しアクリル酸メチルを2〜10モル係お
よびアリルスルボン酸ソーダを01〜5.0モルチ共重
合してなるアクリルニトリルを用いるのがよい。
上記のこれら繊維は、前記した如きの収縮能と収縮発現
応力能を、好ましく保有しているものであって、従来9
合成繊維/羊毛混の縮絨は非常に困難であり、長時間を
要すると考えられていたものであったが、このような高
収縮アクリル/中収縮ポリエステル/獣毛混の構成とす
ることにより。
極めて良好な縮絨効果が得られるものである。
なお、熱水(100℃)処理による収縮率は、枠周1m
のラップリールを用い10回巻きの小屹を作シ、試料糸
の放炎aを求めた後、熱水処理(100℃×30分)を
施し、24時間自然収縮を行なった後、長さbを求め9
次式で算出するものである。
ここで、該測定対象試料糸は、測定に供される合成繊維
100チのNm=2152  (メートル番手)糸で、
aおよびbの測定荷重は200gとするものである。
また、収縮発現応力は他端を歪計に取付は他の一端を固
定して一定の長さに保たれた繊維を100℃の熱水槽に
投入し1発生する収縮応力をレコーダに記録し、その最
大値(g/l )を収縮発現応力能として求めるもので
ある。
本発明で用いられるポリエステル繊維、あるいはポリア
クリロニトリル系繊維等の合成繊維は。
1次延伸トウを直接あるいは2次延伸後ケン切方式でカ
ットして短繊維化したものであって、トウは染色しであ
るものが適用し得る。該合成繊維短繊維の出発原料形態
が1次延伸トウであることは。
熱的に安定であるため、前記染色、薬液処理等を安定的
に施すことを可能にする効果を招くものである。加えて
、該トウを2次延伸する場合でも。
1次延伸トウ並みの高収縮レベルを保持でき得るもので
あり、これらの点は2本格ミルド品の主流が先染品であ
ることを考慮すれば、より実際的なものであると云える
本発明においてポリエステル等の合成繊維の短繊維Aと
アクリル等の合成繊維の短繊維Bと羊毛等の天然繊維C
の混率は任意であるが、風合等の面からCは20〜80
重量係が良い。Cが20重量%未満では天然繊維の持ち
味が概して発揮され得ないし、80重重量上り高いとポ
リエステル等の合成繊維の特性を概して発揮できない。
また。
合成繊維の短繊維Bは10〜40重量%が良い。
Bが10重量係未満では布帛の収縮能不足となり良好な
縮絨性が概して得られないし、40重量%より高いとポ
リエステルおよび羊毛の特性を概して発揮できないばか
りでなく、布帛に芯を形成し風合を害する。
天然繊維の持ち味とは、羊毛なら保温性、嵩高性、伸縮
性、張・腰1反発性、タッチであり、綿なら、吸水性、
保温性、タッチ、麻なら腰、シャリ感、絹なら゛ドレー
プ性、光沢、タッチに代表される総合的特性であゆ、一
方1合成繊維の持ち味としては、プリーツ保持性、高強
度・補強、防シワ性、耐久性1寸法安定性、耐洗タク性
、耐防虫性などのよさに総合される特性を云う。
なお、むろん本発明の効果を損わない範囲で少量の他の
繊維を混紡糸中ないしは編織物中に混用することは何ら
差支えない。
上記の如き混紡糸を用いてなる編−物は、必要に応じて
適宜の仕上げ加工を施され、縮絨加工に供される。
好ましい具体的仕上げ加工について述べれば下記の如く
である。
すなわち、仕上加工としては、縮絨の前に下記の条件の
如き熱水収縮処理をするのがよい。該熱水処理温度は6
0℃以上98℃以下、好ましくは60℃〜90℃、最も
望ましくは70℃〜90℃の範囲である。この熱水処理
は主に経方向の収縮を行なうものであるため出来るだけ
低張力下が望ましい。加工機としてはり2ツクサー、ウ
ィンス等が挙げられる。さらに乾燥の後、中間セットを
行なうが中間セットの温度としては150℃〜190℃
が望ましい。しかる後に縮絨工程に供するのである。
この様に熱水処理、中間セットを施さず、縮絨工程に入
った場合は鋭角状のシワが発生しやすく商品価値を損う
場合がある。なおまた、このようなシワ発生を避けるた
め生機セットを行なう工程は合成繊維短繊維の高収縮性
能を損う場合もあるため一般には不適当である。
好ましくはこのように熱水処理、中間セットを行ない縮
絨した後、さらに起毛、剪毛、蒸絨で仕上加工を施すも
のである。
なお本発明における縮絨加工とは、一般にウールで行な
われている方法9条件が好ましく9例えば温度10〜8
0℃好ましくは50〜60℃の水中で、界面活性剤を存
在させ、布帛を小さな孔から丸めて引っ張り出す工程を
何回か通し、基本的には揉むという作用を与える加工を
示すものである。
以上述べた通りの本発明によれば9合成繊維/獣毛混紡
績糸を用いているのにもかかわらず、ミルド調編織物を
得るに際し縮絨性を極めて良好なものにし得、併せて9
合成繊維を用いたことによッテ天然獣毛100チ使いの
ミルド調編織物では到底得られなかった良好なプリーツ
加工性、高強力。
耐久性等の合成繊維の特長を良好に付与し得る新規なミ
ルド調編織物およびその製造方法が提供される。
以下、実施例により具体的に本発明の構成・効果を説明
する。
実施例1 イソフタル酸を12モル係共電合した変性ポリ℃で減圧
乾燥した後、直径0.23mn−300ホールから吐出
して1200 m/ minで紡出し、これを収束して
45万デニールのトウとした。このトウを延伸温度75
℃、延伸倍率182倍で液中延伸して得た延伸トウを黒
色に染色した0染色条件は150℃×60分で染料は分
散染料を用いた。該トウを「P−1」と呼称する。一方
、イソフタル酸を5モル嘔共重合した変性ポリエチレン
テレフタレートを常法により重合して極限粘度0.50
0のチップにした。このチップを160℃で減圧乾燥し
た後、直径0.425 mm −300ホー ルから吐
出して1500 m/minで紡出し、これを収束して
45万デニールのトウとした。このトウを延伸温度75
℃、延伸倍率3.82倍で液中延伸して得た延伸トウを
分散染料を用い150℃×60分条件で黒色に染色した
。該トウをrP−2Jと呼称する。また、アクリロニト
リル93、64モルチ、アクリル酸メチル6.0モルチ
、アリルスル、ホン酸ソーダ0.56モル係からなる共
重合体を通常の湿式紡糸で紡糸し、集束して延伸後水洗
し、湿熱113℃でパッチセット後トウとした。
該トウをカチオン染料を用い100℃×60分条件で赤
色に染色した。該トウを[Ac−IJと呼称する。
各先染トウをオーエム製作所製トウリアクター°で2次
延伸後ケン切し、スライバとした。得られたスライバの
単繊維の収縮特性について評価したところ表1の通りで
あった。
表  1 一方、羊毛(19164番)の未染色トップをスライバ
とし、基本混紡率を合成繊維50チ、羊毛50チとし、
P−1:50チと羊毛50チ、P−2=50チと羊毛:
50チ P−2: 50係とAc−1:20嗟と羊毛:
50チの3種組合せでNm2152(NmHメートル番
手)の紡績糸とした。該紡績糸をカセ取りし、90℃×
5分で熱水処理をおこなった。該処理系を光学的方法に
より表面層、中間層、中心層の各断面での混紡率を観察
した結果表2の通りであった。
実験番号1の熱水処理後の糸表面色相は該紡績糸生糸に
比べ白色化しており未染色羊毛繊維が表面層に集中化し
ている。しかしながらP−1トウの紡糸、延伸性の不安
定に起因する糸表面色相にムラが關められる。実験番号
2の熱水処理後の糸表面色相は前記実験番号1に比−べ
白色化傾向は小へ さく1表面層yの羊毛集中化程度が少ないことが分る。
しかしながら糸表面層の色相ムラはほとんど認められな
い。一方9本発明による実験番号6は熱水処理後の糸表
面色相はP−1/羊毛のそれとへ 同程度で表面層〆の羊毛集中化がおこっておし。
しかも色相ムラが認められず、良好な表面状態を呈して
いる。
実施例2 イソフタル酸12モル共電重合した変性ポリエチレンテ
レフタレートを常法により重合して極限粘度0.500
のチップにした。このチップを160°Cで減圧乾燥し
た後、直径0.25am −500ホールから吐出して
1200 m/ minで紡出し、これを収束して45
万デニールのトウとした。このトウを延伸湛度り5℃、
延伸倍率3.82倍で液中延伸して得た延伸トウを白黒
1:1比率からなるビゴロ捺染をおこなった。該トウを
[FB −I Jと呼称する。一方、イソフタル酸を5
モルチ共重合した変性ポリエチレンテレフタレートを常
法により重合して極限粘度o、 s o oのチップに
した。このチップを160℃で減圧乾燥した後、直径0
.23on−300ホールから吐出して1500 m/
minで紡出し、これを収束して45万デニールのトウ
とした。このトウを延伸温度75℃、延伸倍率3.82
倍で液中延伸して得た延伸トウを白黒1:1比率からな
るビゴロ捺染をおこなった。該トウを[PB  2Jと
呼称する。またアクリロニトリル93.64モル係、ア
クリル酸メチル6.0モルチ、アリルスルホン酸ソーダ
0.36モモルからなる共重合体を通常の湿式紡糸で紡
糸し。
集束して延伸′後水洗し、湿熱113℃でバッチセット
後トウとした。該トウを白黒1:1比率からなるビゴロ
捺染をおこなった。該トウを「AcB−IJと呼称する
。各ビゴロ捺染を施したトウをオーエム製作所製トウリ
アクターで2次延伸後ケン切し。
スライバとした。
一方、羊毛(79764番)のビゴロ捺染したトップを
スライバとし1次の組合せで混紡しNm2152 (N
m :メートル番手)の紡績糸としだ。結果は表3に示
す。
該紡績糸を用いて2/2ツイルの織物を作成し。
該織物を40℃で洗絨処理を行ない、引続き90℃で熱
水リラックス処理を行なった。この時の生機ベースの収
縮率はそれぞれ次のとおりであった。
表  4 乾燥した後180℃で中間セットを行ない、引続き縮絨
処理を60分間行なった。縮絨後の収縮率はそれぞれ次
のとおりであった。
表  5 次いで起毛処理を施し、剪毛し、蒸絨処理により仕上加
工を行なった。このようにして得られた各織物の表面は
次のとおりで本発明による織物(実験番号7)は、はと
んど羊毛で覆われたものであり、均一で見事なミルド調
(フラノ調)で。
風合、外観ともに優れた織物であった。
実験番号4・・・・・・・・・はとんど羊毛で覆われミ
ルド調外観を呈してはいるが、不均一で品位的にやや劣
った。風合は良好であるが芯が認められ好ましくなかっ
た。
実験番号5・・・・・・・・・縮絨の程度が悪く、ミル
ド調(フラノ調)織物とはいいがたく好ましくなかった
実験番号6・・・・・・・・・水準1とほぼ同等の外観
品位であり、風合的にも好ましかった。
実験番号7・・・・・・・・・均一な縮絨で見事なミル
ド調(フラノ調)外観を呈し、風合いも良好であった。
実験番号8.9・・・・・・・・・実験番号7とほぼ同
等なミルド調であったが、縮絨性、風合の面で若干実験
番号7に劣った。しかし商品的価値はあるものが得られ
た。
本発明による実験番号6,7,8.9が、このような羊
毛の被覆性に優れた均一な表面状態を呈したのは、熱処
理工程(リラックス処理)での適度な収縮による布帛表
面〆の羊毛集中化ならびに縮絨工程での羊毛を拘束しな
いような糸または布帛構造となし得だことにより、羊毛
の自由性が著しく向上したためと思われる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも合成繊維の短繊維Aと、Aとは異種の
    合成繊維の短繊維Bと天然繊維とからなる先染混紡糸か
    ら構成される編織物において、Aは熱水(100℃)処
    理を施すことによる収縮率として5〜20チの中収縮能
    と発現応力として30〜500mg/dの収縮発現応力
    能を潜在的に保有し。 またBは熱水(100℃)処理を施すことによる収縮率
    が10〜30チの高収縮能と発現応力が50〜500m
    g/dの収縮発現応力能を潜在的に保有していることを
    特徴とするミルド調編織物。
  2. (2)合成繊維の短繊維Aがポリエステル系繊維である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第(11項記載のミル
    ド調編織物。
  3. (3)合成繊維の短繊維Bがアクリルニトリル系繊維で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の
    ミルド調編織物。
  4. (4)1天然繊維が獣毛であることを特徴とする特許請
    求の範囲第(1)項記載のミルド調編織物。
  5. (5)獣毛が羊毛であることを特徴とする特許請求の範
    囲第(4)項記載のミルド調編織物。
  6. (6)第3成分として1.5〜20モル係の共重合成分
    を含むポリエステルトウと、 熱水(100℃)処理を
    施すことによる収縮率が10〜30係、収縮発現応力が
    50〜300111g/(1の収縮能を有する共重合ア
    クリルニトリル系繊維とを、トウ染色し。 牽切して短繊維化したのちに、該2成分の短繊維と獣毛
    とを混紡し紡績糸とし9次いで編織物とし。 しかる後縮絨加工することを特徴とする−くルド調編織
    物の製造方法。
  7. (7)編織物とした後に60〜90℃で熱水収縮処理し
    、150〜190℃で中間セットし、しかる後縮絨加工
    することを特徴とする特許請求の範囲第(6)項記載の
    ミルド調編織物の製造方法。
  8. (8)獣毛が羊毛であることを特徴とする特許請求の範
    囲第(6)項記載のミルド調編織物の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103726173A (zh) * 2013-11-19 2014-04-16 江苏博欧伦家纺有限公司 色牢度强的纺织品
CN105350157A (zh) * 2015-12-18 2016-02-24 常熟市爱尚纺织科技有限公司 一种法兰绒面料
JP2020029638A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 株式会社Itoi生活文化研究所 合繊混布地、及び洋服

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