JPS5841676B2 - 半導体レ−ザ素子の製造法 - Google Patents

半導体レ−ザ素子の製造法

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JPS5841676B2
JPS5841676B2 JP2096879A JP2096879A JPS5841676B2 JP S5841676 B2 JPS5841676 B2 JP S5841676B2 JP 2096879 A JP2096879 A JP 2096879A JP 2096879 A JP2096879 A JP 2096879A JP S5841676 B2 JPS5841676 B2 JP S5841676B2
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temperature
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道春 伊藤
満男 吉河
宏爾 篠原
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は半導体レーザ素子形成に必要なダブルへテロ構
造の結晶の製造法に関するものである。
一般に鉛を含む多元半導体は、エネルギーギャップが狭
く、赤外線レーザ素子また61赤外線光電変換素子の材
料として広く用いられている。
このような赤外線レーザ素子を形成する場合に第1図に
示すように鉛を含む多元半導体基板1上に結晶組成がそ
れぞれ異なる第1結晶層2、第2結晶層3、第3結晶層
4を形成したヘテロ構造がとられ、これらの結晶層をそ
れぞれバッファ層、活性層、トップ層と称している。
このような構造を有するレーザ素子の動作を説明すると
、第1図の第2結晶層3つまり活性層内゛に形成された
P−N接合面5に電子が注入されると充満帯にあるホー
ルと再結合して光子を発生する。
この光子と注入キャリアとを上記し現第1結晶層2つま
りバッファ層と活性層3のへテロ界面6および活性層3
と第3結晶層4つまりトップ層間のへテロ界面7によっ
て閉じ込める形となり、電気エネルギーから光への変換
効率が増大し、そのためレーザ発振を開始するしきい値
電流密度が低下するといった効果を生ずる。
このようなヘテロ接合界面の形成法として、多元半導体
基板、例えば鉛−テルル(PbTe)の基板−ヒに成長
させるべき異質の多元半導体、例えば鉛−錫−テルル(
Pb、 −xSnxTe )の結晶の融液の温度を降下
させ、融液が固化されて形成される結晶成長層を上記基
板上に形成するという液相エピタキシャル成長法が一般
に用いられている。
ここで形成されたレーザ素子の発振波長を10μm以上
の長波長にするためには、PbTeよりなる基板上にP
bl−xsnxTeの成分比で表されXが0.05よ
り0.18である結晶層をバッファ層として形成し、そ
の上にXの値が0.20より0.30までの値のPb1
− xSnxTeの結晶を活性層として形成しなければ
ならないことが判明している。
従来液相エピタキシャル成長法を用いてXが0.05〜
0.18のP bl−xSnxTeの組成のバッファ層
上にXの値がバッファ層の成分と同じか又はそれ以下の
P b、 −xsnxTeの結晶層を活性層として形成
する場合、PbTeよりなる基板上に上記糺戊のバッフ
ァ層を形成したのち、該バッファ層−ヒに上記組成の活
性層となる半導体の融液を約600℃の温度で接触させ
た後、加熱炉の温度を約600°Cから1°C/1分の
速度で降温し2〜3分経過させることで形成していた。
しかしレーザ素子の発振波長を10μm以上の長波長と
するために、Xが0.05より018であるP bl−
xSnxTeの組成の結晶層をバッファ層とし、該バッ
ファ層上にXの値が0.20より0.30までのPb1
− xSnxTeの組成の結晶層を活性層として形成す
るとき上記した従来のような形成条件では、第2図に示
すようにバッファ層11と活性層12との界面に凹凸が
生じていることが判明した。
このようなバッファ層と活性層との界面に凹凸がある結
晶材料をレーザ素子に用いるならば、レーザ素子の発振
を開始するしきい値電流が増大し、素子の信頼度が損な
われるといった問題点を生ずる。
ここで上記したようなバッファ層と活性層との界面に凹
凸が生ずる原因を第3図を用いて説明する。
第3図は鉛(Pb )、錫(Sn)、テルル(Te )
よりなり、Pb、 −xsnxTeの組成で表される結
晶材料の状態図で、正三角形の頂点A、B、CはTe。
Pb;Snが100%の状態を示すものである。
ここでA、Bを結ぶ辺21はPb1−X5nXTeの結
晶材料がpbとTeより形成される場合を示し、B。
Cを結ぶ辺22はPbとSnより形成される場合を示し
、C,Aを結ぶ辺23はSnとTeより形成される場合
を示す。
DとEを結ぶ線分24は融液から生成したP bl−x
snxTeの結晶の組成を表し、Xの値にかかわらずT
eの値は一定(原子比で50%)で、すべての固化した
Pb1−xSnxTeの結晶のkf46はこの線上にあ
る。
また曲線25及び26はXの値がそれぞれ0.15およ
び0.20のPb、−xSnxTeの組成の結晶の固相
線で、上記結晶を融液から固化する際に、液相の温度が
変化した場合に応じて同−絹戒の結晶を析出する点の軌
跡を示す。
ここで従来の液相エピクキシャル法でPbTeの基板上
にXの値が0.15の組成のPb、−xsnxTeの結
晶をバッファ層として形成し、該バッファ層ノ 上に例えば020のX値を有し活性層となるP b、−
−xsnxTeの結晶材料の融液を600°Cの温晩で
接触させた後、加熱炉の温度を1°C/1分の割合で降
温させて活性層を形成する場合につき前記状態図に基づ
き説明する。
この場合、600’Cの温度で(1固相と液相が平衡状
態でありXが0.20の組成の材料は、x=0.20の
固相線26と600°Cの液相線27との交点でFとい
う紹F&を有する融液すなわち溶融金属であり、またX
が0.15の組成の材料はXが0.15の固相線25と
600’Cの液相線27との交点でGという組成を有す
る融液である。
このようなG点の組成の融液が冷却されて固相線25の
軌跡をたどり41点の組成となった固相のバッファ層上
にF点の組成の融液が冷却されて固相線26の軌跡をた
どり、■点の組成となった同相の活性層が析出する。
ここで固化したバッファ層上に活性層となる材料の融液
を接触させて活性層を形成するとき、固相のバッファ層
の一部も多少融解し、バッファ層と活性層形成材料の融
液との間に多少とも原子の移動が生ずる。
この原子の移動が大きいほどバッファ層とその上に形成
された活性層の界面に凹凸が生ずる。
本例のようにx=0.20のPb1−xSnxTeの活
性層の形成材料は固相線26が右側に大きくわん曲して
おり、600’Cの液相線27における該活性層形成材
料の融液の組成Fとバッファ層の組成Gとの間の距離が
大きく、したがって両者の材料の組成差が大きい。
したがって両者の間における原子の移動が大きくなり、
形成されるバッファ層と活性層の界面に凹凸が生ずる。
また本図では例示していないが、x>0.20のP b
l−xSnxTeの固相線はいずれも右側に犬ぎくわん
曲しているから、x = 2.0の場合と同様の結果と
なる。
そこでこのように形成するバッファ層と活性層の結晶の
界面の凹凸をなくすためには、活性層材料の融液から結
晶を析出する際に融液を過冷却の状態にしてできるだけ
早く結晶を成長させて固液界面の非平衡状態の時間を少
なくすることが必要となる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、半導体レー
ザ素子材料としての鉛を含む多元半導体基板上に、Pb
、−xSnxTeの成分比を有する鉛、錫、テルルから
なる複数の多元半導体結晶層を順次液相エピタキシャル
成長法によって形成する場合に、上記基板上にX値が0
.05より0.18までの第1結晶層を形成する。
その後該第1結晶層上にX値が0.20より0.30ま
での値を有する第2結晶層を形成するに際し、上記第2
結晶層を形成するための結晶材料の液相をそれが固化し
ない範囲で第1結晶層形成時の温度から一旦降温して過
冷却状態とする。
その後結晶成長を行なって第2結晶層を形成するように
したことを特徴とする新規な半導体レーザ素子の製造法
を提供せんとするものである。
以下図面を用いて本発明の一実施例につき詳細に説明す
る。
第4図に示すようにバッファ層となる第1結晶層を形成
するためのP bO0g5 Sn□、15Teの融液3
1を収容する第1の液だめ32、活性層となる第2結晶
層を形成するためのP bo、’ys Sno、2□T
eの融液33を収容する第2液だめ34、トップ層を形
成するためのP bo、s S no、2 T eの融
液35を収容する第3の液だめ36を有するカーボンス
ライダ37と、後述するダミー基板38を有する凹み3
9およびPbTeよりなるレーザ素子用基板40を収容
する凹み41を有するカーボンボート42からなる液相
エピタキシャル成長用治具を水素ガス雰囲気中の石英管
43に設置し、加熱炉44にて約600°Cの温度に加
熱する。
このようにした後第4図の装置図および液相エピタキシ
ャル成長をさせるときの温度履歴を第5図を用いて説明
する。
ここで第5図は本発明によるエピタキシャル成長の工程
の炉内温度と上記カーボン治具がその炉内温度で放置さ
れている時間の関係を示す図で、縦軸は炉内温度を示し
横軸は放置される時間を示す。
前記したように炉内温度がa点に示すように612℃に
上昇するとその時点から約30〜40分間炉内温度を一
定に保つ。
その後第4図のスライダを矢印の方向に移動させて、第
1の液だめ31をダミー基板38上に移動させて第5図
のb点に示すように温度をわずか上昇させたのち、b点
からC点まで約35分位一定温度に保つ。
このようにしてカーボン治具をすべらせたときに融液中
から最初に析出する組成の安定していない結晶層をダミ
ー基板上に析出させる。
その後第4図に示すように、カーボンスライダを移動さ
せて第1の液だめ31をレーザ素子用基板40の上にも
ってくる。
この時第2の液だめ34はダミー基板38上にある。
この移動が終了した時点で第5図に示すように炉内温度
をC点の614°Cからd点の622℃まで上昇させた
のち、e点まで約20分間一定温度に保ち、その間に充
分バッファ層を形成する結晶材料の融液とレーザ素子用
基板とをなじませる。
次に炉内温度をe点の622℃からf点の607°Cま
で0.2℃/分の降温速度にして上記基板及び融液を徐
冷する。
この間での徐冷時間は約1時間10分位である。
さらに炉内温度をf点の607℃からg点の600°C
まで約3°C/分の降感速度にして上記レーザ素子用基
板および結晶層を形成する融液を急冷する。
この急冷の段階でバッファ層となる結晶層がレーザ素子
用基板上に析出して形成され、その時にダミー基板38
上にある活性層を形成する融液33は固化寸前の過冷却
の状態に保たれる。
この600℃のg点でスライダを動かして上記固化寸前
の過冷却の状態の活性層を形成する融液を上記バッファ
層の結晶層が形成されたレーザ素子用基板上に移動させ
る。
この移動が終わった時点で上記バッファ層上に活性層が
形成され、前述した理由で両結晶層間の界面に凹凸が生
じなくなる。
次に炉内温度を第5図の600℃のg点から595℃の
h点まで1°C/分の温度で降温して上記バッファ層上
に活性層が最適な速度で成長するようにする。
この成長時間は非常に短く2〜3分位である。
次に第4図に示すようにスライダを動かして基板上にト
ップ層を形成するための結晶材料の融液35を移動させ
て第5図の595°Cのh点より590℃のに点まで1
8C/1分の温度勾配で加熱炉を降温させてバッファ層
、活性層が形成されたレーザ素子用基板上にトップ層の
結晶層を形成する。
以上述べたような本発明による方法でレーザ素子材料の
へテロ接合を形成すれば、バッファ層上に形成される活
性層の結晶が液相から急冷して形成されるので、液相か
ら結晶成長する際の固液界面の非平衡の状態の時間が短
くなり、したがって結晶界面の凹凸現象がなくなり、平
滑な結晶界面が得られる。
なお本発明の方法は活性層以外のトップ層の結晶層を形
成する場合にも適用できる。
このような結晶材料をレーザ素子として用いるならば発
振を開始するしきい値電流値が低減し、電力第1]用効
率が高くかつ信頼度の高いレーザ素子が得られる利点を
生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図はレーザ素子の構造を説明する図で、第2図は従
来のレーザ素子の結晶界面を示す図で、第3図はレーザ
素子形成の際の材料の状態図、第4図は本発明の方法を
用いて液相エピタキシャル成長を実施するための装置の
一例構造を示す断面図、第5図は本発明の方法を実施す
るための加熱炉の温度と加熱時間の関係を示す線図であ
る。 1:多元半導体基板、2:バッファ層、3:活性層、4
ニドツブ層、5:P−N接合面、6:へテロ界面、7:
ヘテロ界面、11:バッファ層、12:活性層、21:
pbとTeの2成分で構成された線分、22:pbとS
nの2成分で構成された線分、’l 3 : TeとS
nの2成分で構成された線分、24 :PbTe(!:
5nTeで構成された線分、25:x−=0.15の液
相、線、26:X二0.20の液相線、31:バッファ
層形成材料の融液、32:液だめ、33:活性層形成材
料の融液、34:液だめ、35ニドツブ層形成材料の融
液、36:液だめ、37:カーボンスライダ、38:ダ
ミー基板、39:凹み、4Q :PbTe基板、41:
凹み、42:カーボンポート、43:石英管、44:加
熱炉、A:Te100%の状態、B:Pb100%の状
態、C:80100%の状態、D:Pb50%とTe5
0%の状態、E:5n50%とTe50%の状態、F:
x=0.20の固相線と液相線の交点、G:x=0.1
5の固相線と液相線の交点、H:0点の組成の融液が固
化し六−ときの組成、■:F点の組成の融液が固化した
ときの組成、a 、 b 、 c z cle、f 、
g、h、に:炉内温度。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 半導体レーザ素子材料としての鉛を含む多元半導体
    基板上にPb1−xsnxTeで表される組成を有する
    多元半導体結晶層を液相エピタキシャル成長法によって
    形成する場合において、上記基板上に0.05より0.
    18までのX値を有する第1結晶層を形成し、一方0.
    20より0.30までのX値を有する第2結晶層を形成
    するための結晶材料を含む液相を、該液相が固化しない
    範囲で上記第1結晶層形成時の温度から一旦降温して過
    冷却状態にしたのち、該液相を第1結晶層と接触させて
    第2結晶層を形成することを特徴とする半導体レーザ素
    子の製造法。
JP2096879A 1979-02-23 1979-02-23 半導体レ−ザ素子の製造法 Expired JPS5841676B2 (ja)

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JPS55113393A JPS55113393A (en) 1980-09-01
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61109952U (ja) * 1984-12-25 1986-07-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61109952U (ja) * 1984-12-25 1986-07-11

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