JPS5848009B2 - 多帯式加熱炉の温度制御方法 - Google Patents

多帯式加熱炉の温度制御方法

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JPS5848009B2
JPS5848009B2 JP54152098A JP15209879A JPS5848009B2 JP S5848009 B2 JPS5848009 B2 JP S5848009B2 JP 54152098 A JP54152098 A JP 54152098A JP 15209879 A JP15209879 A JP 15209879A JP S5848009 B2 JPS5848009 B2 JP S5848009B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多帯式加熱炉の温度制御方法に係り、特にホッ
ト材とコールド材が入り交って加熱炉に搬入される場合
に好適な多帯式加熱炉の温度制御方法に関する。
鋼片を熱間圧延し、鋼板、銅帯、形鋼などを製造するに
は圧延に先立って鋼片を加熱する必要があり、連続式加
熱炉などが用いられる。
ホットストリップミルで広く用いられている方法では金
属厚板を圧延が必要なときまで、スラブ置場と呼ばれて
いる貯蔵区域に保存しておくので、この時にスラブは当
然のことながら冷める。
したがって圧延機で処理するには再熱しなければいけな
い。
この場合に使用するものが連続式加熱炉と云われ、典型
的な構成は予熱帯(区域)と、加熱帯、均熱帯の3つの
相次ぐ主要帯から成る。
このような炉はガスあるいは油のような燃料を各帯で燃
焼させ、いわば向流型熱交換器として作用させスラブを
加熱するのである。
常温に冷まされたスラブを予熱帯に搬入しながら、加熱
され均熱状態となった厚板を均熱帯から取出して圧延工
程に搬送するのであるが、加熱中におけるスラブは押出
し型ではスラブを均熱帯の搬出端に向けて押出し、ある
いは移動ビーム型では可動体により搬出端に向けて移動
させる。
各帯で燃焼するガスはスラブの移動方向とは逆方向に流
れている。
炉の構造として排気煙突がスラブ搬入端の方に位置して
−いるから、均熱帯の排ガスは加熱帯に流れ込みそして
加熱帯のガスとともにさらに予熱帯に流れ込む。
それから排気煙突から外部へ放出されるが、一般にはそ
の前に空気の熱交換器を介しているようである。
この加熱炉の制御として要求される機能はそれがどんな
型の炉であったとしても、炉に搬入される全てのスラブ
を、特定のスラブおよびこれから行なわれる圧延工程か
らみて適当であると思われる特定の温度まで加熱制御を
行なうことである。
しかしながらこの要求を満足するにはいくつかの問題が
ある。
その第1は各帯のバーナーによる燃焼はその帯に属して
いる全ての材料の温度に影響するし、そればかりでなく
各帯独立に温度制御を行なうものの排ガスの流れを考え
ると、前段帯にある材料温度にも影響を与えてしまうと
いうこと、その第2はある帯にある材料寸法は必らずし
も同一ではないことがある。
そのために均熱帯から搬出されるまでに同一温度に熱す
るための熱入力が異なること、その第3は、圧延工程の
トラブルその他の遅延によって、炉内に滞在する時間が
同一材料グループの中でも長いものが出来てしまうこと
、しかもその長さが定まらないことなどである。
このように加熱炉の温度制御の問題をかかえる一方、加
熱を高めたホットスI− IJツプミルの全行程に費や
すエネルギを考えると加熱炉関係で約1/2を占めてい
ると云われ、加熱炉の省エネルギ制御は重要な課題とな
っている。
その課題解決手段として、従来いくつかの制御方法が試
みられている。
例えば特公昭4929403号の制御方法がある。
これは各帯域内にあるスラブの平均温度を、その帯域内
のガス温度、スラブの熱特性、スラブ寸法、帯域におけ
るスラブの位置、スラブの移動速度およびスラブの熱的
経歴との関数として予測する。
そしてこの平均予測温度と、予定した所望のスラブ温度
軌跡に基づく同じ位置での所望の温度と比較する。
さらにその帯域内にある全てのスラブに対する比較の関
数として性能指数を計算し、性能指数の大きさにより加
熱手段を行なうものである。
すなわち炉内位置Xに対する厚板温度θi(x)を計算
し、炉内各位置での目標温度θo (x)からの偏差の
自乗和?性能指数として当該帯域の炉温設定値を修正す
る方法である。
しかし、この例ではせいぜいスラブの寸法などの違いに
対する温度制御をとりあげているに過ぎず、ホット材と
コールド材のように大幅に条件が異なる場合を取り上げ
ているわけではない。
むしろコールド材の連続搬入のようにほぼ一定の温度条
件で搬入される場合についてである。
ここでホット材とは約600℃前後の温度のスラブ、コ
ールド材とは常温であるからせいぜい30度前後である
からその比は1:20程、温度条件が異なる。
この例では性能指数による温度制御を行なっているが、
ホット材コールド材の混入の場合の制御については触れ
ていない。
本発明に関連する公知技術としてほかにもあるが、(例
えば特開昭52−117818号や特公昭51−305
26号)しかし何ずれにおいてもホット材、コールド材
の混在するような場合の制御については述反ていない。
ということはそのような場合にはコールド材の在炉スラ
ブを全部搬出してしまった後でホット材の搬入を行なう
という一般に行なわれている方法に依存せざるを得ない
のである。
あるいは炉内の同一炉帯内にはホット材、コールド材が
なくなってから次の材料を搬入するなどの方法をとる。
例えば予熱帯のホット材が全部加熱帯に移動してしまっ
て予熱帯が空き状態になってからはじめて次の材料、こ
の場合であればコールド材を搬入する方法である。
しかしこれでは材料がない状態での燃焼を行なわしめる
結果となって、決して好ましい状態とは云えない。
さらに一旦空き状態にし、次の搬送スラブに適した炉温
状態を作ってから次スラブの搬送を行なうような場合は
その間の燃料が無駄になってしまうので省エネルギーの
観点からも避けなければいけない。
炉がもっているエネルギをその間無駄になってしまうし
、圧延工程に対してもしよう乱を与えてしまう。
またもしホット、コールド材を現在の温度制御方法のま
まで混在させて行なったとすると、スラブの過カロ熱あ
るいは逆に好ましい均熱状態が得られぬまま搬出せざる
を得ない場合や、最悪の場合は搬出温度すら目標温度に
達しないでしまうなどの欠点がある。
そしてこのようなホット材、コールド材の混入は、多品
種少量生産や、スラブの傷補修による圧延ラインへの復
帰などのようにホットストリップラインでは実際に発生
している問題であって、この場合の温度制御は大きな問
題の一つである。
本発明の目的は、上述のような従来技術の問題点を解決
するためになされたものであって、加熱炉にホット材に
続いてコールド材が搬入されるような場合、すなわちホ
ット材とコールド材が混在する場合の温度制御を間断な
く連続して行ない、スラブの良好な加熱を行なう加熱炉
の温度制御方法を提供することにある。
本発明の特徴はコールド材に続くホット材の先頭スラブ
(あるいはホット材に続くコールド材の先頭スラブ)、
すなわち境界スラブの位置に基づいて帯域温度の設定値
を演算し順次修正して加熱炉の温度制御を行なうことに
ある。
本発明の他の特徴は空炉における最初の搬入スラブの位
置に応じて各帯域の温度設定を順次移行せしめることに
ある。
実施例の説明に先立ち加熱炉の制御に関する基礎的な事
項について述べる。
炉の構造と制御方法の概要を第1図に示す。
1は加熱炉全体を示し、予熱帯I1加熱帯■,■、均熱
帯■の4つに区分される。
3〜1〜3〜4は予熱帯、加熱帯、均熱帯に取付けられ
ている炉温検出器、4〜1〜4〜4はそれぞれの燃料供
給バーナ、5〜1〜5〜4はそれぞれマイナー炉温制御
装置、6〜1〜6〜4はそれぞれ炉帯域の炉温設定値T
p(Tpt〜Tp4)と3〜1〜3〜4によって検出さ
れた炉温値との偏差を求める減算器、7〜1〜7〜4は
燃料流量を調整する調整装置、2007ま炉温設定温度
演算装置を、9は排気煙突、2は被加熱スラブを示して
いる。
すなわち第1図は4帯式加熱炉を表わし、■〜■各帯ご
とに炉温の調整が独立に行なわれる。
すなわち炉温設定温度演算装置200からの出力Tp,
〜Tl)4に実際の炉温値T1〜T4が一致するように
、各帯の燃料流量を制御する。
炉温設定温度演算装置200では各炉帯温度検出値T1
〜T4を用いて炉内のスラブ温度の現在値(もしくは将
来値)を計算し、スラブの目標パターンから決まる現在
(もしくは将来)の目標温度と該スラブ温度の偏差が最
小になるように炉温設定値を修正する。
このように炉温設定値をスラブの加熱状況に応じて修正
する方式では、炉温制御の応答速度はスラブ温度の変化
速度によって決まる。
このスラブ温度の変化時定数は数十分のオーダになるこ
とが多く、従って炉温制御もゆっくりとおこなわれる。
このような制御方式は同じような加熱条件を有する材料
を加熱する場合には安定した制御を行うのに適している
が、加熱条件の大幅に異なる材料を加熱する場合には応
答遅れのためにスラブ温度の制御精度が悪くなる。
ホット材とコールド材の混在について考えてみると、一
般にホットチャージ材を加熱する場合、炉温分布はコー
ルドチャージ材に比べ低くなる。
言い換えるとコールドチャージ材を加熱する炉温でホッ
トチャージ材を加熱すると過加熱になり、一方ホットチ
ャージ材を加熱する温度でコールドチャージ材を加熱す
れば加熱不足状態になる。
これらの加熱過剰や加熱不足を小さくするためには炉温
をできるだけ早く各チャージの最適値に近ずける必要が
ある。
しかしながら従来の方式では前述の如くスラブの温度変
化の時定数で炉温修正がおこなわれるので目標近辺に近
ずくまでにスラブの過加熱や加熱不足が発生する。
さらに、空炉状態の炉にスラブを装入する場合にも同様
の状況が生ずる。
すなわち、空炉時には燃料を節減するために炉温を低く
して待機しており、この状態の炉にスラブを装入すると
充分な加熱をするに必要な温度まで炉温を昇温するのに
時間を要する。
このため初期に装入されたスラブは加熱不足になる。
この加熱不足を低減するには加熱時間を長くする必要が
あり、生産性が乱れたり安定した操業に入いるまでの時
間が長くなる。
異ったチャージ材が炉内に存在することを認識したり、
空炉後の炉内にスラブが装入されつつあることを認識す
ることを炉内状況認識と呼ぶことにする。
さらに上記の混在状況が識別されたときの炉を非定常と
呼び、それ以外の炉状態を定常と呼ぶことにする。
これらの基礎的事項を基に以下本発明を実施例によりさ
らに詳細に説明する。
本発明の実施例を第2図に示す。
図において1は加熱炉、2はスラブ、3は炉温検出器、
4は燃料と空気の混合気体を供給するバーナ、5は炉温
のマイナ制御装置、200は本発明になる炉温自動制御
装置、101は炉状況認識部、102は炉内スラブのト
ラッキング管理部、103はスラブの加熱状況に応じて
炉温設定値を決定する第1の炉温設定値計算部、104
は該炉状況認識部で炉が非定常状態であることが識別さ
れたときあらかじめ定められた炉温パターンから炉温設
定値を決定する第2の炉温設定値計算部、105(5に
内蔵図示せず)は該第1の炉温設定値計算部と該第2の
炉温設定値計算部の各設定値を入力し炉温のマイナ制御
装置5の炉温設定値を決定して出力する設定部を示して
いる。
ここで3は3〜,〜3〜4を、4は4〜,〜4〜4を、
5は5〜1〜5〜4をそれぞれ代表して表わしている。
ある特定の帯域ではなく、各帯域について云えるので説
明の都合上代表符号として表わしている。
第2図でトラッキング管理部102では各スラブの位置
に対応してデータファイルを構成する。
例えば第3図に示すようにスラブの移動に対応して順次
データを更新し、均熱帯から搬出されると該データファ
イルから消滅し、必要ならまた別のトラッキングファイ
ルで追跡が続けられる。
プツシャあるいはウオキングビームによってスラブが移
動すると、移動に対応してトラッキングファイルが更新
されて、炉内のどの位置にどのスラブがあるかを把握す
る。
前述の境界スラブは第3図でいうと■である。
Hはホット材、Cはコールド材を示し、Wはスラブの移
動方向を示している。
またホット材がなく空炉の状態でコールド材から炉への
搬入が行なわれた場合であってもその先頭スラブ■を境
界スラブと呼称することにする。
トラッキングファイルへの登録は炉搬入時にオペレータ
がファイルへ登録するか、スラブ温度検出器(図示せず
)を搬入口の近くに設置しホット材コールド材の区別を
自動的に登録する方法であってもよい。
炉状況認識部101ではスラブのトラッキング管理部1
02で管理している各スラブの位置情報及びチャージ区
分情報を入力し、境界スラブが炉内にあるかどうかを判
定し、境界スラブが有る場合にはそのスラブの炉入口か
らの距離XDを次式で定義する。
なおホットチャージ材を使用することによって省エネル
ギ効果をあげるためにはホットチャージ材をある程度連
続して搬入することが望ましい。
すなわち、炉内のほんの一部にだけホットチャージ材を
装入し、その前後をコールドチャージ材を加熱するよう
にした場合、ホットチャージ材の加熱時にはいったん炉
温か下がってその間燃料低減の効果が生ずるものの、す
ぐにコールドチャージ材加熱のために炉温をほぼ元の値
に戻すための燃料投入が必要であり、ほとんど省エネル
ギ効果はあがらない。
すなわち、ホット材に続いてコールr材を一本だけ搬入
し続いてまたホット材を搬入して加熱するような場合は
省エネルギーの観点からは好ましくない。
チャージ区分の異なる材料の混在、すなわち境界スラブ
が炉入口から出口までの間にせいぜい2本位、が実際に
起り得るチャージ混合の状態である。
例えば炉内でH→■・0→■・Hをどのように境界スラ
ブが◎,■と2本存在する場合である。
本発明はまたC→0・H→■・Cのように逆の場合であ
っても適用可能である。
、炉状況認識部101ではさらに境界スラブが所属する
炉帯(番号)を決定する。
ここでL1は炉帯■入口までの搬入口からの距離を表わ
している。
第2の炉温設定値計算部104では、炉状況認識部10
1で計算した境界スラブ位置XDs境界スラブが所属す
る炉帯番号KDを入力し、炉温設定値を計算して炉温設
定値をその値に固定する。
(以下このように設定値を固定することを設定値のロッ
クと云い、その設定値をロック値と云う)次に炉温設定
値をロックするタイミングについて述べる。
(1)第1帯の炉温設定値をロックするタイミングは境
界スラブが第1帯に搬入されたとき、すなわち第1帯入
口でチャージの異なるスラブを検出したときである。
(II)第1帯以外の帯域の炉温設定値をロックするタ
イミング。
この場合は境界スラブを検知し、当該所属帯域をKとす
ると、K帯域の出口まで当該境界スラブを移動させるの
に要する時間τDを次式によって演算する。
分子に境界スラブの当該炉帯出口までの距離を、分母の
■Aはスラブ移動平均速度である。
LK+1は当該帯域Kに続<(K+1)番目の帯域入口
までの距離を表わしている。
第4図は任意の炉帯■において、炉温制御装置例えば第
2図の5の設定炉温Tp1を△Tp1だけステップ修正
した場合の炉温の代表的変化パターンを示す。
この炉温T1の変化はおうむね無駄時間と一次遅れを組
合せた場合の応答に近い特性を示す。
ここで△Tp1の90%に達するまでの時間を系の応答
時間τR(I)と定義する。
境界スラブが第K帯に属するとき、第K+1帯の炉温設
定値をロックするタイミングをτDたτR(K−}−1
)/2によって決定する。
すなわち境界スラブが次帯K+1に到達するに要する時
間が炉帯K+1の応答時間τB, ( K+ 1 )の
半分にほぼ等しくなったタイミングで、第K+1帯の炉
温設定値を新しいチャージ材に対する炉温パターンにロ
ックすれば、境界材が第K+1帯に到達したときその炉
温か最適の炉温にほぼ近ずくようにすることができるか
らである。
これはスラブの移動に先行して、炉の時間遅れを考慮し
て云れば先行制御を行なうことに該当し、スラブが当該
帯域に達したときに、炉温か最適温度に制御されるわけ
である。
次に炉温ロツク値の決定について述べる。
第5図は4帯式の場合の各帯の炉温設定パターンの例を
示す。
実線はコールド材チャージの場合点線はホット材チャー
ジの場合を示している。
200mm厚鋼を約3時間で1200℃まで加熱する操
業条件のもとての設定例で、ホット材は450℃、コー
ルド材は30℃の場合である。
炉からの搬出温度が1200℃であってもコールド材の
場合はホット材に比較して高めに設定されることが分る
であろう。
この設定パターンは同じチャージ材であっても、在炉時
間、抽出温度などの炉操業条件が異なる場合は当然のこ
とながら設定パターンも異なってくる。
ここで、炉に搬入されるスラブがコールド材に続いてホ
ット材が入ってくる場合を以下に説明する。
いま搬入されるチャージ材に対し、各炉帯の温度パター
ンが例えば第5図のように設定されているとする。
コールド材に続くホット材の先頭、すなわち境界スラブ
が第1帯入側で検知されると、第1帯の設定温度を(T
p+)aから( Tpt )Hに修正する。
第5図の例では( Tpt )0=1 1 0 0℃か
ら( Tl)t :]H= 9 6 0℃に修正される
。
第6図について説明する。
aで■〜IVは第1帯〜第4帯を示している。
bは炉内におけるスラブの在炉状態を示している。
Cはコールド材、Hはホット材を表わし、■はホット材
の先頭スラブすなわち境界スラブを表わしている。
そしてbは第1帯に境界スラブが入った状態を示してい
る。
これに伴ない設定温度の修正を行なう。
同図fは炉内スラブがコールド材のみのときの設定温度
でこれに対し境界スラブが第1帯入口で検出されたとき
、すなわちbの状態のときにはgのように第1帯の設定
温度を( Tl)t ) c→( TT)] )] H
に設定変更する。
さらにbの■スラブが第2帯入口に到達する時間τD1
をスラブの移動速度と距離から(3)式により遂次演算
する。
τD1が第2帯の炉温の応答時間τi+(2)(90%
レスポンス)の1/2に一致したタイミングで第2帯の
炉温設定値を〔Tp2〕c(1220°C)→(Tl)
2:IH(11600C)に設定修正を行なう。
すなわちgでてD1二τR (2)/ 2のタイミング
で第2帯の設定温度を〔Tp2〕c→( Tl)2 )
Hに設定変更する。
このとき第1帯の設定温度は(Tp1:)Hを保持し、
第2帯の設定タイミングをスラブ■がまだ第1帯の中途
にある段階、すなわち第2帯に到達するに要する時間τ
D1がτD一τR(2)/2を満足した時点からスラブ
の到達に先行して第2帯の設定温度の修正を行なう。
以下順次第3帯、第4帯の設定温度についても第2帯、
第3帯に境界スラブが存在する時点で第3帯、第4帯の
設定温度を先行修正する。
そのタイミングはそれぞれτD2−τR(3)/ 2、
τD3τR(4)/2、の時点である。
設定温度はそれぞれ( Tp3)H =1 2 4 0
℃、〔Tp4〕H=1210℃、である。
(第5図参照)第6図で、Cに示す位置に0が移動して
きたときに第2帯の設定温度を(Tp2)c→(Tp2
)Hに設定修正を行なう。
dは〔Tp3〕cの設定修正を、eは( Tp4 )
0の設定修正を行なうタイミング、すなわちその時の境
界スラブ位置を示している。
このように炉入口でホットあるいはコールド材の搬入を
検知すると、その情報をもとに炉内トラッキングを行な
って第6図に示したタイミングで炉温の設定修正を各帯
域の熱応答特性を考慮してスラブ移動に先行して行なわ
しめるものである。
次に上記各帯のロック解除のタイミングについて述べる
。
第1帯の例について第6図kにより説明する。
いま時間t1で温度パターンを通常のコールド材の設定
温度Tp1cから先頭スラブ検出(■検出)により(
Tl)1 )Hに設定変更したとすると、第1帯の炉温
T1は徐々に変化する。
そして最終的には(Tp+)Hに達するわけであるが、
T1と(Tpt)Hの偏差△T1があらかじめ定められ
た値△ε1に等しいかあるいは小さくなった時点、すな
わち、△T1<△ε1を満足するタイミングでロックを
解除し、通常のホット材の温度制御に.移行する。
第6図g−jでは第2〜4帯の炉温ロツクタイミングの
みを示しているが、kに示したロック解除とともに第6
図lに示す。
ここでt2は上述の△T1く△ε1を満足した時点であ
って、ロックを解除し、定常の炉温制御設定値Tp1H
に設定値が変更される。
モしてτD1のタイミングで第2帯の設定値を(TT)
2)Hに修正する。
第6図g−jsおよびlでは例えば( Tp2 )Hが
第1帯の領域にラップした表示になっているが、これは
帯域にまたがって設定されるという意味ではない。
第6図で’14)10〜TI)4 C,Tp, H〜T
p4 Hは定常炉温制御におけるコールド材、ホット材
の設定値である。
またロック解除について第1帯の例を示したが、第2帯
〜第4帯についても同様で、般式で示すと、それぞれ であってこの時点でロックを解除する。
第1帯から第4帯まで順次ロックを解除してゆけばよい
。
第2図に戻って説明する。
トラソング管理部では順次スラブの搬入を入力しトラッ
キングファイルを更新する。
信号102′はトラッキング信号でスラブの位置信号が
炉状態認識部に入力される。
定常制御の場合はトラッキング信号は直接関係なく各炉
帯の温度T1〜T4を入力としスラブの寸法、重量など
炉操業条件によって炉温設定値の変更などを検討し、必
要ある場合には炉温設定部に新たな設定信号を出力し設
定変更を行なう。
それは従来行なわれている方法(例えば前記特公昭49
29403号)であってもよい。
第2の温度設定値計算部104ではトラッキングファイ
ルの情報に基づく炉状態認識部101の信号により、境
界スラブの位置に応じて設定値〔Tp1〜Tp4〕c,
Hを出力するとともに、第6図lにおけるt2のタイミ
ング信号を第1の温度設定値計算部103に出力し、ス
ラブ混在フオーシングパターンと定常温度制御パターン
への切替えを指示する。
第6図の説明ではフオーシングパターンへの切替えタイ
ミングを、それぞれの炉帯の90%レスポンスの1/2
にTp1〜Tp4を選んでいるが、63%レスポンスの
1/2であってもよい。
より一般的にはi炉帯のτDiは(i−1−1)炉帯の
レスポンスに応じて定めるものであればよい。
炉特性に応じて最適値を選択すればよい。
またロック解除のタイミングを第6図lでは△T1<△
ε1,△T2<△ε2,△T3<△ε3,および△T4
<△ε4をその条件としたが次のような方法であっても
よい。
その1つは境界スラブの?ラッキングを行ない、i炉帯
にある境界スラブが(i+i)帯の入口に到達したこと
によりi帯のロツクを解除する方法である。
この場合にトラツキング情報のみで切替えが行なえるの
で簡便であるという効果がある。
またあら力化め各炉帯特性から定まる一定時間を定め、
境界スラブが当該帯域に入ってから該一定時間経過した
ことによりロックを解除する方法がある。
この場合はトラッキングと時間監視のみでフオーシング
モードから定常温度制御へ切替えが行なわれる。
ここでいう一定時間の選択に特に制約がないが、一般的
は当該炉帯の移動に要する時間よりも短かい方が効果が
ある。
次にこれらの炉温制御を計算機により行なう場合のステ
ップのフローについて第7図により説明する。
ステップ70では各炉帯の前回のロック値をゼロにする
。
スラブ検出器Sでスラブの検知とホット材かコールド材
かの識別情報が102,104に入力され、トラッキン
グ管理部102では第3図に例示したようにスラブの移
動に対応してトラッキングファイルの修正を行なう。
一方第2の炉温設定値演算部では異種のチャージ材の境
界スラブ、例えば第6図における■スラブを検出すると
、該スラブの所属炉帯番号KDを決定する(この場合K
D=1)。
そしてあらかじめ定められている新チャージ材の加熱炉
温パターンを選択する(ステンプ72)。
ステップ73では■=KDか否かを判定し、I=KDで
あれば次にI=1か否かを判定し(ステップ74)、■
=1の場合はτ1〈τR(1)かどうかを次のステップ
75で判定する。
モしてセツトする(ステップ6)ここでτR(1)に第
4図で説明したように△Tp1の90%に達するまでの
応答時間である。
次に境界スラブ以降のスラブ操業条件(在炉時間予定値
、抽出温度目標値など)に対応ずる炉温パターン(第5
図)を選択する。
次に境界スラブが次の炉温K+1に到達するまでの時間
τDを(3)式によって求め、O〈τDくτR(K+1
)/2のとき第K+1帯のロック値を炉温パターンから
決定する。
ただし第1帯に関しては第l帯装τR(1) 人後から第1帯炉時定数の半分までの間第2 1帯のロック値を上記炉温パラメータから決定する。
(ステップ77.78)このようにして計算されたロッ
ク値TL(I)(I−1〜N)を第1の炉温設定値計算
部で入力しTL(I)>0のとき第1帯はロック中であ
るとみなしロック値を炉帯■の設定値として用いる。
次に第1の炉温設定値計算部の処理について説明する。
第1の炉温設定部では炉内スラブの力日熱状況に応じて
炉温を修正することを基本機能とする。
さらに境界スラブが炉内に存在するときには、第2の炉
温設定値計算部で計算された値(ロック値)を設定値と
する。
第8図に第1の炉温設定部具体的な処理手順をフローチ
ャートとして示す。
この図でブロックAおよびDが基本機能に相当する。
この基本機能としては、スラブの加熱状況に応じて炉温
を修正、最適化する機能を有するものであればどのよう
な方式を用いても良い。
例えば従来例としてあげた第1図の方式を適用すること
もできる。
このようにして各帯の設定炉温Tp1(■=1〜N)が
ブロックCまたはDで決定される。
,設定部105では第1の炉温設定値計算部で決定され
た炉温設定値Tp1を入力し、炉温マイナ制御装置5の
信号形式と信号レベルに変換して出力する。
以後この出力値がマイナ制御装置5の目標値となる。
以上述べた本実施例から明らかなように、本発明によれ
ば急速に炉温修正をおこなうことが可能で、この結果炉
温を新しいチャージ材の加熱に対しより好ましい炉温を
ただちに実現できるのでスラ2゛温度の制御精度が向上
する。
同様に、空炉待期状態で操入されたスラブに対しても急
速に最適炉温を実現でき、スラブ温度制御精度が向上す
る。
なお、本実施例ではスラブ先頭材が第1帯に到達したと
き、第1帯の炉温を変更する方式を示したが、制御され
るスラブ温度偏差を小さくするために、第1帯の炉温変
化の時定数時間によって、例えばスラブ先頭材が第1帯
に到達する前、上記時定数の1/2に等しい時間前に、
炉温を変更するようにしても良い。
以上説明したように本発明によれば、ホット材とコール
ド材が混在して炉に装入される場合でも、その境界付近
において炉温を急速に適正値に変更することができるの
で、材料の温度の制御精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は加熱炉の温度制御方式を、第2図は本発明の実
施例を、第3図はトラッキングの説明図を、第4図は炉
温設定値のステップ修正に対する炉温検出値の変化説明
図を、第5図はホットチャージ材とコールドチャージ材
の炉温設定パターンの例を、第6図はタイミングの説明
図を、第7図は第2の炉温設定値計算部の処理フローを
、第8図は第1の炉温設定値計算部の処理フローの例を
示す。 1・・・・・・加熱炉、2・・・・・・スラブ、3・・
・・・・炉温検出器、4・・・・・・燃料と空気の混合
気体、5・・・・・・炉温マイナ制御装置、104・・
・・・・炉温設定値計算部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多帯式加熱炉の温度制御において、同一チャージ材
    が連続して炉内に搬入される場合の制御を行なう温度の
    目標値を各炉帯ごとに設定し、異なったチャージ材の搬
    入のために各炉帯ごとの設定値をこれとは別個に設け、
    現行チャージと異なったチャージ材の搬入を炉入口で検
    出したとき各炉帯ではあらかじめ定められた時間は前記
    異チャージのための設定値に順次切替えて炉の温度制御
    を行なうことを特徴とする多帯式加熱炉の温度制御方法
    。 2 前記特許請求の範囲第1項記載において、各帯の温
    度目標値を搬入スラブがホット材の設定値とコールド材
    の設定値との少なくとも2つの設定値を有し、スラブの
    移動に応じて順次切替えて各帯の炉温制御を行なうこと
    を特徴とする多帯式加熱炉の温度制御方法。 3 前記特許請求の範囲第2項記載において、被加熱対
    象スラブがホット材に続いてコールド材が各炉帯入口で
    検知されたとき当該炉帯の目標設定温度をコールド材の
    設定温度に切替えることを特徴とする多帯式加熱炉の温
    度制御方法。 4 前記特許請求の範囲第2項記載において、被加熱対
    象スラブがコールド材に続いてホット材が各炉帯入口で
    検知されたとき、当該炉帯の目標設定温度をホット材の
    設定温度に切替えることを特徴とする多帯式加熱炉の温
    度制御方法。 5 前記特許請求の範囲第2項記載において、第i帯の
    燃料に対する炉温の時定数とあらかじめ定められた関係
    にある時間だけ該i帯入口に達する時間に先行して第i
    帯の目標温度設定値を変更することを特徴とする多帯式
    加熱炉の温度制御方法。 6 前記特許請求の範囲第1項記載において、空炉状態
    からスラブの搬入加熱を行なう場合、各帯入口でスラブ
    が検知されたとき当該炉帯の目標設定温度に設定するこ
    とを特徴とする多帯式加熱炉の温度制御方法。
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