JPS585421B2 - 直接ポジ用ハロゲン化銀写真乳剤の製造方法 - Google Patents

直接ポジ用ハロゲン化銀写真乳剤の製造方法

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JPS585421B2
JPS585421B2 JP11923477A JP11923477A JPS585421B2 JP S585421 B2 JPS585421 B2 JP S585421B2 JP 11923477 A JP11923477 A JP 11923477A JP 11923477 A JP11923477 A JP 11923477A JP S585421 B2 JPS585421 B2 JP S585421B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は、高感度、かつ硬調な直接ポジ用ハロゲン化銀
写真乳剤の製造方法に関するものである。
本発明に言う直接ポジ用ハロゲン化銀写真乳剤とは、カ
ブらされたハロゲン化銀粒子と電子受容体からなるハロ
ゲン化銀乳剤であり、例えば、英国特許第723,01
9号明細書、及び米国特許第3.501,307号明細
書等こ記載されているものである。
直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤を、高感度化しようとする
試みは今日まで数多くなされて来た。
例えば、特公昭46−25953号明細書では、「少な
くとも約55モル%が臭化銀で、少なくとも約10モル
%が塩化銀で、約5モル%以下が沃化銀であるカブリを
生ぜしめたハロゲン化銀粒子であって、該粒子に含まれ
ている全ハロゲン化銀の約2.5〜50モル%に相当す
る量の臭化銀から成る臭化銀穀を粒子表面に有するハロ
ゲン化銀粒子から成る事を特徴とする直接ポジ写真ハロ
ゲン化銀乳剤」が提案された。
しかしながらこの乳剤は、キンクマーク減感耐性は有し
ているものの、感度は低かった。
また、特公昭47−2755号明細書では、[ハロゲン
化銀粒子からなり、該粒子表面に電子受容体、又は、ハ
ロゲン受容体を吸着させてなるカブらせた直接ポジ乳剤
に於て、前記ハロゲン化銀のハロゲンが少なくとも50
モルパーセントのクロライドであることと、該乳剤に銀
1モル当り、0.01〜0.2モルの水溶性臭化物、又
は、銀1モル当り、0.01〜0.2モルの水溶性臭化
物と銀1モル当り0.002〜0.03モルの水溶性沃
化物を加えたことを特徴とせる改善された直接ポジハロ
ゲン化銀乳剤」が提案された。
けれども、この乳剤は、最大濃度が大きいけれども、感
度の面では不十分であった。
更に、特公昭46−43431号明細書では、「ハロゲ
ン化銀粒子よりなり、そのハロゲン化銀の少くとも50
モル%は臭化物であり、該ハロゲン化銀粒子は電子受容
体を包含しており、還元剤と銀より電気的にポジティブ
な金属化合物により均一にカブらされた直接ポジ写真乳
剤であって、ハロゲン化銀粒子は混合ハロゲン化銀とし
て上記粒子内に存在するいくらかのヨウ化物とは別の、
ハロゲン化銀にもとづいて0.2〜3モル%の水溶性ヨ
ウ化物と接触していることを特徴とする直接ポジ写真乳
剤」が提案された。
けれども、この乳剤は、感度の面では、かなり好ましい
ものであるが、コントラストが低いという欠点を有して
いた。
本発明者らは、上述の先行技術の欠点を考慮しつつ、高
感度、かつ、硬調な直接ポジ用ハロゲン化銀写真乳剤を
得るために研究を重ねた結果、次の乳剤の製造方法が好
ましいことを発見した。
即ち、少なくとも90モル%の臭化物からなるカブらさ
れたハロゲン化銀粒子からなり、該粒子表面に電子受容
体を吸着させてなる直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤の製造
方法において、該乳剤の過剰塩類を減少させた後、カブ
リを与えるプロセスが終了するまでの段階で、ハロゲン
化銀1モル当り、1モル%〜10モル%の臭化銀を形成
するに必要な、水溶性臭化物と水溶性銀塩を添加するこ
とを特徴とする直接ポジ用ハロゲン化銀写真乳剤の製造
方法である。
また、上記の乳剤の製造方法に加えて、水溶性臭化物と
水溶性銀塩を添加する前に、ハロゲン化銀1モル当り、
0.002モル〜0.03モルの水溶性沃化物を添加す
ることにより、硬調、かつ、更に高感度な直接ポジ用ハ
ロゲン化銀写真乳剤の製造方法を見い出した。
本発明の目的は、高感度、かつ、硬調な直接ポジ用ハロ
ゲン化銀写真乳剤の製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、以下の明細書の記載により明らか
になろう。
ハロゲン化銀写真乳剤の製造プロセスを示せば、次のよ
うになる。
■乳剤化プロセスー水溶性銀塩と水溶性ハロゲン化物を
保護コロイドの存在下で混合し、ハロゲン化銀粒子を生
成させ、成長させるプロセス。
■沈澱、水洗プロセス−過剰塩類(例えば、Na十、に
十、NO3−、Cr、Br−等)を減少させるプロセス
■化学熟成プロセスー化学増感剤や、カブリ剤により、
ハロゲン化銀粒子上に増感核やカブリ核を導くプロセス
■最終調製プロセスー増感色素、添加剤(例えば、安定
剤、現像促進剤等)、硬膜剤、界面活性剤、等を加え、
pl及びpAg等の最終調整を行なうプロセス。
本発明では、過剰塩類を減少させた後、カブリを与える
プロセスが終了するまでの段階で、ハロゲン化銀1モル
当り、1モル%〜10モル%の臭化銀を形成するに必要
な、水溶性銀塩を添加することにより、高感度、かつ、
硬調な直接ポジ用ハロゲン化銀写真乳剤を得ることがで
きる。
ここに言う、過剰塩類を減少させた後、カブリを与える
プロセスが終了するまでの段階とは、前述の■沈澱、水
洗フ殆セス終了後、再溶解が終った時点から、■化学熟
成プロセス終了直前までの段階のことである。
水溶性臭化物と水溶性銀塩は水溶液の形で添加されるの
が好ましい。
添加の順序は、どちらが先でも、同時でも、構わない。
形成される臭化銀が、ハロゲン化銀1モル当り、約1モ
ル%以下、又は約10モル%以上であれば、十分な硬調
性は得られなかった。
本発明に用いられる水溶性臭化物の具体例として、臭化
アンモニウム、臭化カリウム、臭化ナトリウム、等が挙
げられる。
また、本発明に用いられる水溶性銀塩の具体例として、
硝酸銀、過塩素酸銀等が挙げられる。
本発明において、水溶性臭化物と水溶性銀塩を添加する
前に、ハロゲン化銀1モル当り、0.2モル%〜3.0
モル%に相当する水溶性沃化物を添加することにより、
更に高感度、かつ、硬調な調液ポジ用ハロゲン化銀写真
乳剤を得ることができる。
水溶性沃化物の添加量がハロゲン化銀1モル当り、0.
2モル%以下であれば、高感度化の効果は少なく、一方
A3.0モル%以上になれば、十分な硬調性が得られな
かった。
添加時期としては、水溶性臭化物と水溶性銀塩を添加す
る前であることが必要であり、水溶性沃化物が添加され
た後のハロゲン化銀粒子の表面に沃素イオンが位置する
状態になっていれば効果は大きい。
即ち、後述の実施例2に示すように、乳剤化の終了近く
の水溶性臭化物の添加も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に用いられる水溶性沃化物の具体例として、沃化
アンモニウム、沃化カリウム、沃化ナトリウム、沃化リ
チウム等が挙げられる。
本発明に言う、ハロゲン化銀1モル当りという表現は、
第1熟成時に生成する少なくとも90モル%の臭化物を
含むハロゲン化銀1モルの事であり、後で添加した時に
生成するハロゲン化銀は含まないことにする。
本発明において用いられるハロゲン化銀乳剤は、少なく
とも90モル%の臭化物からなる、塩素化銀、沃臭化銀
、塩沃臭化銀、又は臭化銀乳剤である。
このうち、沃臭化銀、及び塩沃臭化銀乳剤が、更に、好
ましい結果を与える。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、酸性法、中性
法、又は、アンモニア法のどの方法で製造されても良い
が、特に、アンモニア法の場合に、上述の効果が顕著で
あり、好ましい結果が得られた0 本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、単分散のもの
で、単分散でないものも、含まれるが、単分散のものの
方が好ましい。
また、本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、規則正
しい(regular)ものも、規則正しくない(ir
re−gular)ものも含まれるが、規則正しいもの
の方が好ましい。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、例えば、米国
特許第3,367.778号明細書に記載されている方
法により調製されたものも含む。
このタイプの乳剤は、粒子の内部が、化学増感され、又
は、カブらされ、外殻をかぶせたものである。
本発明において用いられる電子受容体は、そのポーラロ
グラフ半波電位、即ち、ポーラログラフイーで決定され
るその酸化還元電位によって特徴づけられる。
本発明に有用な電子受容体は、ポーラログラフ陽極電位
とポーラログラフ陰極電位の和が正であるものである。
これらの酸化還元電位の測定法については、例えば、米
国特許第3.501,07号明細書に記載されている。
本発明において用いられる特に有効な電子受容体は、ベ
ルギー特許第660,253号明細書に記載された、イ
ミダゾ(4,5−b)キノオサリン・シアニン色素であ
る。
また、別の特に有効な電子受容体は、米国特許第3,3
14,796号、同第3.505,070号等の明細書
に記載されたインドール・シアニン色素である。
これらの電子受容体のうち、好ましいものは、下記一般
式(I)で表わされる。
式中、Lは−CH=、−C(CH3)=。
C(CaH5)=Aの如きメチン結合を意味する。
Aは、アリール基(例えば、フェニル、p−トリール、
p−メトキシフェニル、p−エトキシフェニル、p−ク
ロロフェニル、ナフチル等)、又は、複素芳香環基(例
えば、ピリジニル、ピロリル、等)を表わす。
R2とR3は、水素原子、又は、ハロゲン原子(例えば
、Br、CI等)であるか、それぞれ一体となって炭素
数6である芳香環を形成するに必要な原子団を表わす。
R1は、アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピ
ル等)A置換アルキル基(例えば、γ−スルホプロピル
、ω−スルホブチル、β−カルボキシエチル、γ−カル
ボキシプロピル、等)アラルキル基(例えば、ベンジル
、フェネチル等)、アルケニル基(例えば、アリル、プ
ロペニル、ブチリル等)、又はアラルキル基例えば、プ
ロパルギル、ブチニル等)を表わす。
R41R5はそれぞれアルキル基、置換アルキル基、ア
ラルキル基、アルケニル基、アルキニル基、又は、アリ
ール基を表わす。
R6は、水素原子、又は、ハロゲン原子であるか、R1
と一体となって、トリメチン、又は、ジメチンの如きア
ルキレン基を表わす。
R7はハロゲン原子、シアン基、又は、ニトロ基を表わ
し、aは0又は1〜3の整数である。
Xは陰イオンを表わし、好ましくは、クロライド、ブロ
マイド、アイオダイド、p−トルエンスルホネート、チ
オシアネート、スルホネート、硫酸メチル、硫酸エチル
、過塩素酸根の如き酸陰イオンを表わす。
また、電子受容体のうち、別の好ましいものは、下記一
般式(I)で表わされる。
式中、R7,n、R4,R5,L、Xは、それぞれ、一
般式(I)において前述したとうりである。
R8゜Roは、それぞれハロゲン原子、アルキル基、置
換アルキル基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基、又は、アリール基を表わす。
RloはR4と同じ意味である。
また、電子受容体のうち、別の好ましいものは、下記一
般式(■)で表わされる。
式中、A+R1+R2+R3+R6+L+Xは、それぞ
れ、一般式(I)において前述したとうりである。
R11はARlと同じ意味であり、mは0又は1を表純
す。
Zは、シアニン色素に用いられる複素環核を完成するの
に必要な非金属原子群であり、複素環核の具体例として
は、ベンゾチアゾール核(例えば、ベンゾチアゾール、
5−クロロベンゾチアゾール、5−メチルベンゾチアゾ
ール、5−フェニルベンゾチアゾール、5−メトキシベ
ンゾチアゾール、6−ニトロベンゾチアゾール、等)、
ナフトチアゾール核(例えば、α−ナフトチアゾール、
β−ナフトチアゾール、8−メトキシ−α−ナフトチア
ゾール、等)、ベンゾオキサゾール核(例えば、ベンゾ
オキサゾール、5−クロロベンゾオキサゾール、5−メ
チルベンゾオキサゾール、5−フェニルベンゾオキサゾ
ール、5−メトキシベンゾオキサゾール、6−ニトロベ
ンゾオキサゾール、等)ナフトオキサゾール核(例えば
、α−ナフトオキサゾール、β−ナフトオキサゾール等
)、2−キノリン核(例えば、キノリン、3−メチルキ
ノリン、5−メチルキノリン、6−クロロキノリン、6
−メドキシキノリン等)、4−キノリン核(例えば、キ
ノリン、6−メドキシキノリン、等)、3,3−ジアル
キル−3H−インドール核(例えば、3,3−ジメチル
−3H−インドール、3,3−ジメチル−5−ニトロ−
3H−インドール、等)、3,3−ジアルキル−3H−
ピロロ(2,3−b)ピリジン核(例えば、3゜3−ジ
メチル−3H−ピロロ〔2,3−b〕ピリジン、3,3
−ジエチル−3H−ピロロ〔2,3−b)ピリジン等〕
等が挙げられる。
また、電子受容体のうち、別の好ましいものは、米国特
許第3,501,310号明細書に記載された、ハロゲ
ン化されたシアニン色素である。
これらは、シアニン色素とハロゲン化試薬(例えば、ハ
ロゲン、N−クロロサクシンイミド、N−プロモサクシ
ンイミド、N−ヨードサクシンイミド等)をアルコール
溶液中で反応させることにより得られる。
本発明において、電子受容体は、ハロゲン化銀1モル当
り、0.1g〜2.0gの範囲の濃度で用いられること
が好ましい。
更に好ましくはAo、2g〜0.6gの範囲の濃度であ
る。
本発明において用いられる電子受容体の具体例としては
A1.1’−ジメチル−2,2′−ジフェニル−3,3
′−インドロカルボシアニン・ブロマイド、2.2’−
V−p−メトキシフェニル−1,1′−ジメチル−3,
3′〜インドロカルボシアニン・ブロマイド、1,1′
−ジメチル−2,2’、8−トリフェニル−3,3′−
インドロカルボシアニン・バークロレート、■。
3−ジアリル−2−〔2−(9−メチル−3−カルバゾ
リル)ビニル〕イミダゾ(4,5−t))キノキサリウ
ム・p−t−ルエンスルホネート、■。
3−ジエチル−1/−2/−フェニル・イミダゾ〔4゜
5−b〕キノキサリノー3′−インドロカルボシアニン
・アイオダイド、1.l’、3.3’−テトラエチルイ
ミダゾ〔4,5−b〕キノキサリノカルボシアニン・ク
ロライド、1.1’、3.3’−テトラメチル−2−フ
ェニル−3−インドロピロロ〔2゜3−b〕ピリドカル
ボシアニン・アイオダイド、1.1’、3,3.3’、
3’−ヘキサメチルピロロ(2,3−b)ピリドカルボ
シアニン・バークロレート、1.1’、3.3−テトラ
メチル−5−ニトロ−27−フェニルインド−3′−イ
ンドカルボシアニン・アイオダイド、1.1’、3,3
,3’、3’−ヘキサメチル−5,5′−ジニトロイン
ドカルボシアニン・p−トルエンスルホネート、3′−
エチル−1−メチル−2−フェニル−6′−ニトロ−3
−インドロチアカルボシアニン・p−トルエンスルホネ
ート、ピナクリプトール・イエロー、5−m−ニトロベ
ンジリデンローダニン、5−m−ニトロベンジリデン−
3−フェニルローダニン、1゜3−ジエチル−6−ニト
ロチア−2′−シアニン・アイオダイドのヨウ化物、等
が挙げられる。
本発明においては、電子受容体に加えて、公知の増感色
素を併用することもできる。
公知のシアニン色素、又は、ローダニン色素と電子受容
体を組み合わせることにより、好ましい結果が得られる
本発明において用いられる直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤
は、光、又は、化学カブリ剤によってカブらせることか
できる。
このようなカブリを賦与する方法としては、例えば、ア
ントワン・オート−(Autoine Hautot)
とアンリ・ソーブネル(Henri 5aubenei
r)によるシアンセ・アンデュストリー・フォトグラフ
ィーク(Scienceet Inclustries
Photographiques)28+1〜23、
及び57〜65(1957)に記載されている化学増感
技術が有効である。
本発明に用いられる直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤は、例
えば、米国特許第3,501,307号明細書に記載さ
れている、環元剤と銀より貴電位の金属化合物の併用に
より、カブらされることが好ましい。
本発明に用いられる環元剤の具体例としては、二酸化チ
オ尿素、ヒドラジン誘導体、ホルムアルデヒド、塩化第
一錫、アミンボラン、等が挙げられる。
また、本発明に用いられる銀より貴電位の金属化合物の
具体例としては、金化合物(例えば、塩化金酸、塩化金
酸カリウム等)、白金化合物(例えば、塩化白金酸カリ
ウム、塩化白金酸ナトリウム等)、イリジウム化合物(
例えば、へキサクロロイリジウム酸カリウム・イリジウ
ム・トリブロマイド等)等が挙げられる。
本発明に用いられる直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤は、銀
より貴電位の金属化合物により、カブらされることが好
ましい。
銀より貴電位の金属化合物の具体例は前述のとうりであ
る。
本発明に用いられる直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤は、上
記の方法と、含硫黄化合物(例えば、チオ硫酸ナトリウ
ム、チオ硫酸カリウム、アリルチオ尿素、等)、又は、
チオシアン酸化合物(例えば、チオシアン酸カリウム、
チオシアン酸アンモニウム等)と組み合わせることによ
っても、カブらされることができる。
本発明に用いられる直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤の保護
コロイドとしては、ゼラチン、変成ゼラチン、アルブミ
ン、寒天、アラビアゴム、アルギン酸等の天然物、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アクリルア
マイドとアクリル酸とビニルイミダゾールの共重合物等
の水溶性合成樹脂が挙げられる。
本発明に用いられる直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤は、必
要に応じて、安定剤、現像促進剤、増白剤、カラー・カ
プラー、界面活性剤、硬膜剤、色素抜改良剤、増粘剤等
を含むことができる。
本発明により製造された直接ポジ用ハロゲン化。
銀乳剤は、適当な支持体、ガラス、酢酸セルロースフィ
ルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、紙、バラ
イク塗被紙、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン等)被覆紙の如きものの上に塗布される
これらの支持体は、公知の方法で、コロナ処理されても
よく、又、必要に応じて、公知の方法で下引加工されて
もよい。
本発明により製造された直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤を
塗布してなる感光材料は、公知の現像、定着、漂白等の
浴で処理することができる。
本発明の特徴は、高感度かつ硬調な直接ポジ用ハロゲン
化銀写真乳剤が得られる点にある。
以下実施例により、本発明の詳細な説明するが、もちろ
ん、これに限定されるものではない。
実施例 1 下記処方にて、原乳剤を調製した。
D酢酸 Aを40℃に保ち、激しい攪拌しながら、Bを加え、1
分後、Cを加えて、40℃で9分間熟成した。
この後、Dを加えpHを3.5に調整しフロキュレーシ
ョン法により沈澱させ、水洗し、ゼラチンを加えて再溶
解した。
この原乳剤は、平均粒子サイズ0.45μで、少なくと
も90モル%の臭化物からなる塩沃臭化銀乳剤であった
これに第1表の処方に従って、臭化カリウム水溶液を加
え、硝酸銀を加えた後、それぞれpHを6.5に、pA
gを6.2に調整して、二酸化チオ尿素0.2mQ/m
o]eAgを加え、60℃で、60分、熟成した。
更に、塩化金酸カリウム2n9/mole Agを加え
、60℃で、60分熟成した後、pAgを8.0.pH
を5.0に調整した。
各々、5−m−ニトロベンジリデンローダニン300n
?/moIe Agを加え、硬膜剤と界面活性剤を加え
、ポリエチレンテレフタレートフィルムに、Agに換算
して、2.6g/m2の塗布銀量になるように塗布した
乾燥後、各々の試料を0.15の濃度差を有するウェッ
ジを通して露光した後、コダック処方D−72現像液中
で、20℃で、90秒間現像し、定着し、水洗し、乾燥
した。
濃度測定の結果を第1表に示した。
相対感度(S)は濃度1.0での露光量の逆数の相対値
であり、コントラスト(γ)は、濃度0.4と濃度1.
2の間の傾きであり、最高濃度(Dmax)、最低濃度
(Dmin)は、ベース濃度を含む。
第1表より明らかなように、本発明による試料3は、試
料1、及び試料2と比較して、高感度、かつ、硬調であ
り、Dminも低い。
また、試料4と比較しても、はぼ同等の感度を示し、γ
とDmaxは、試料4よりも大きい。
同様にして、KBr添加量とAgNO3の添加量を変化
させたところ、本発明の効果は、形成されるAgBrの
量が1.0モル%〜10モル%である場合に顕著である
ことがわかった。
実施例 2 下記処方にて、原乳剤を調製した。
乳剤2−A 010%沃化カリウム水溶液 4m1 H酢酸 Eを40℃に保ち、激しく攪拌しながら、Fを加え、4
0Cにて、10分間熟成し、Gを加え、5分後、Hを加
えて、pHを3.5に調製して、フロキュレーション法
により沈澱させ、水洗し、ゼラチンを加えて再溶解した
この原乳剤は、平均粒子サイズ0.45μで、少なくと
も90モル%の臭化物からなる塩沃臭化銀乳剤であった
これに、ハロゲン化銀1モル当り、0.05モルのKB
rと0.05モルのAgNO3を加え、pHを6.5に
、pAgを4,9に調整して、塩化金酸カリウム3ny
/moleAgを加えて、60℃、100分間熟成し、
pAgをs、o、piを5.0に調整した。
各々、ピナクリプトール・イエロー300IQ/mol
e Agを加え、硬膜剤と界面活性剤を加え、ポリエチ
レンテレフタレートフィルムに、Agに換算して、2.
6g/m2の塗布銀量になるように塗布した。
(試料5) 乳剤2−B Gの沃化カリウム水溶液を加えないことを除いて、乳剤
2−Aの処方と同様に調製した原乳剤に、ハロゲン化銀
1モル当り、o、oiモルの沃化カリウム水溶液を加え
、40℃で10分間放置した後、ハロゲン化銀1モル当
り0.05モルのKBrと0.05モルのAgNO3を
加え、以下乳剤2−Aと同様にして、直接ポジ用乳剤を
調製し、同じ塗布量で、ポリエチレンテレフタレート・
フィルムに塗布した。
(試料6)乳剤2−C 乳剤2−Bと同様に調製した原乳剤を用いて、KBrと
AgNO3の添加前のKIの添加を行なわず、他は、乳
剤2−Bと同様にして、直接ポジ用乳剤を調製し、同じ
塗布量で、ポリエチレンテレフタレート・フィルムに塗
布した。
(試料7)乳剤2−D 乳剤2−Bと同様に調製した原乳剤を用いて、KBrと
AgBrの添加とKIの添加の順序を逆にして、他は乳
剤2−Bと同様にして、直接ポジ用乳剤を調製し、同じ
塗布量でポリエチレンテレフタレート・フィルムに塗布
した。
(試料8)乾燥後、実施例1と同様の処理を行い、第2
表に示す結果を得た。
第2表より明らかなように、試料7に比較して本発明の
試料5、及び、試料6は、γ、Dmax。
Dminは、はぼ同じで、しかも、各々、3.2倍、4
.5倍という感度を有している。
一方、試料8は、試料7と比較して、感度では、3.4
倍になっているが、コントラストが低下しており、試料
5及び試料6よりは劣っている。
本実施例より明らかなように、水溶性臭化物と水溶性銀
塩を添加する前に水溶性沃化物を添加すれば、硬調、か
つ更に高感度の直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤が得られる
同様の実験により、水溶性沃化物の添加量は、ハロゲン
化銀1モル当り、0.002モル〜0.03モルが好ま
しいことがわかった。
実施例 3 本実施例は、乳剤のハロゲン組成に関するものである。
ダブル・ラン法を用い、pAgをコントロールして、次
の原乳剤を調製した。
乳剤3−A 80モル%の臭化物、20モル%の塩化物からなる塩臭
化銀乳剤(平均粒子径0.3μ)乳剤3−B 95モル%の臭化物、5モル%の塩化物からなる塩臭化
銀乳剤(平均粒子径0.3μ) 乳剤3−C 臭化銀乳剤(平均粒子径0.3μ) 乳剤3−D 98モル%の臭化物、2モル%の沃化物からなる沃臭化
銀乳剤(平均粒子径0.3μ) 上記、4種の原乳剤の粒度分布は、はぼ同じであった。
これらの原乳剤は、フロキュレーション法により沈澱さ
れ、水洗され、再溶解されたものである。
これらに、ハロゲン化銀1モル当り、0.005モルの
KIを加え、次に、ハロゲン化銀1モル当り、0.01
5モルのKBrと0.015モルのAgNO3を加えて
、pHを6.5に、pAgを4.9に調整した。
塩化金酸カリウム3mg/mole Agを加えて、6
0c、ioo分間熟成し、pAgを8.0゜pHを5.
0に調整した。
各々ピナクリプトール・イエロー300ng/mole
Agを加え、硬膜剤と界面活性剤を加え、ポリエチレ
ンをラミネートした紙に、Agに換算して、1.6g/
m2の塗布銀量になるように塗布した。
比較として、KBrとAgNO3の添加を行なわないこ
とを除き、本実施例と同様に調製した、直接ポジ用乳剤
を、ポリエチレンをラミネートした紙に、Agに換算し
て、16g/m2の塗布銀量になるように塗布した。
乾燥後、実施例1と同様の処理を行い、第3表に示す結
果を得た。
第3表より明らかなように、本発明の乳剤3−B、3−
C,3−Dでは、KBrとAgNO3の添加による著し
い硬調化が見られ、しかも、感度も上がっているが、乳
剤3−Aでは、感度上昇は見られるものの、硬調化は少
なかった。
本実施例でも示されるように、水溶性臭化物と水溶性銀
塩の添加は、少なくとも90モル%以上の臭化物からな
る直接ポジ用ハロゲン化銀写真乳剤で、効果が犬きい。
実施例 4 本実施例は電子受容体と増感色素の併用に関するもので
ある。
実施例1と同じ処方で原乳剤を調製した。
フロキュレーション法により沈澱し、水洗した後、ゼラ
チンを加えて、再溶解した。
この乳剤に、ハロゲン化銀1モル当り、0.01モルの
沃化カリウム水溶液を加え、40℃で、10分間放置し
た後、ハロゲン化銀1モル当り、0.03モルのKBr
と0.03モルのAgNO3を加え、pHを6.5に、
pAgを4.9に調整して、塩化金酸カリウム3mg/
fO1eAgを加えて、60℃、100分間熟成し、p
Agを8.0.pHを5.0に調整した。
これを4等物して、次の構造式の増感色素を第4表の処
方に従って加えた。
各々ピナクリプトール・イエロー300 mg/mole Agを加え、硬膜剤と界面活性剤を加
え、ポリエチレンテレフタレート・フィルムに、Agに
換算して、2.6g/m2の塗布銀量になるように塗布
した。
乾燥後、実施例1と同様の処理を行い、第4表に示す結
果を得た。
第4表より明らかなように、電子受容体と増感感色素の
併用は、感度を3〜4倍上昇させ、かつ、γ、Dmax
、Dninにはあまり影響を与えなかった。
本実施例より明らかなように、電子受容体と増感色素の
併用は高感度化に非常に好ましいことがわかった。
実施例 5 本実施例は電子受容体の組み合わせに関するものである
実施例1と同じ処方で原乳剤を調製した。
フロキュレーション法により沈澱し、水洗した後、ゼラ
チンを加えて再溶解した。
この乳剤に、ハロゲン化銀1モル当り、0.008モル
の沃化カリウム水溶液を加え、40℃で、10分間放置
して、さらに、ハロゲン化銀1モル当り、0.015モ
ルのKBrと0.015モルのAgNO3を加え、pH
を6.5に、pAgを4.9に調製して、塩化金酸カリ
ウム2 m9/mole Agを加え、60C,120
分間熟成し、pAgを8.0.pHを5.0に調整した
これを、4等分して、次の構造式の電子受容体を第5表
の処方に従って加えた。
各々、ピナクリプトール・イエロー300mg/mol
e Agを加え、硬膜剤と界面活性剤を加え、ポリエチ
レンテレフタレートフィルムに、Agに換算して、2−
69/m2の塗布銀量になるように塗布した。
乾燥後、実施例1と同様の処理を行い、第4表に示す結
果を得た。
第5表より明らかなように、ピナクリプトール・イエロ
ーと電子受容体(d)〜(f)の併用により、感度が8
〜9倍上昇し、かつ、γ、Dmax、Dminにはあま
り影響を与えなかった。
本実施例より明らかなように、電子受容体を組み合わせ
ることにより、より高感度の直接ポジ用ハロゲン化銀写
真乳剤が得られる。
実施例 6 本実施例は、水溶性臭化物と水溶性銀塩の添加時期に関
するものである。
乳剤6−A ダブル°ラン法を用い、pAgをコントロールして、9
5モル%の臭化物及び5モル%の塩化物からなる塩臭化
銀乳剤(平均粒子径0.3μ)を調製した。
これをフロキュレーションする前に、ハロゲン化銀1モ
ル当り、0.05モルのKBrと0.05モルのAgN
O2を加え、60℃、5分間放置した後、冷却した後、
フロキュレーション法により沈澱し、水洗した後、ゼラ
チンを加えて再溶解した。
この原乳剤を、pHを6.5.pAgを4.9に調製し
て、塩化金酸カリウム3m9/moIe Agを加え、
60℃で100分間熟成し、pAgを8.0.pHを5
.0に調整した。
これに、ピナクリプトール・イエロー300mg/mo
le Agを加え、硬膜剤と界面活性剤を加え、ポリエ
チレンテレフタレートフィルムに、Agに換算して、2
.6g/m2の塗布銀量になるように塗布した。
乳剤6−B KBrとAgNO3の添加時期を再溶解後、pH9pA
g調整前とすることを除いて、乳剤6−Aと同じ方法で
、直接ポジ用乳剤を調製し、同じ塗布量でポリエチレン
テレフタレートフィルムに塗布した。
乳剤6−C KBrとAgNO3の添加時期を、第2熟成開始40分
後とすることを除いて、乳剤6−Aと同じ方法で、直接
ポジ用乳剤を調製し、同じ塗布量でポリエチレンテレフ
タレートフィルムに塗布した。
乳剤6−D KBrとAgNo3の添加時期を、第2熟成終了後とす
ることを除いて、乳剤6−Aと同じ方法で直接ポジ用乳
剤を調製し、同じ塗布量でポリエチレンテレフタレート
フィルムに塗布した。
乾燥後、実施例1と同様の処理を行い、第6表に示す結
果を得た。
第6表より明らかなように、水溶性臭化物と水溶性銀塩
の添加時期は、沈澱、水洗後、第2熟成終了までの間が
好ましい。
即ち、本発明の試料26及び試料27は、試料25に比
べ、感度も高く、γも大きく、かつ、Dminが小さい
が、試料28は、試料25に比べ、感度は低く、γもほ
ぼ同等であり、Dminは若干、減少しているが、試料
26及び試料27の写真特性より劣る。
実施例 7 下記処方にて、原乳剤を調製した。
L酢酸 ■を40℃に保ち、激しく攪拌しながら、Jを加え、1
分径Kを加えて、40℃にて、10分間熟成し、Lを加
えて、pH=3.5に調整して、冷却する。
沈澱の析出後、水洗し、ゼラチンを加えて再溶解した。
この原乳剤は、平均粒子サイズ0.3μで、少なくとも
90モル%の臭化物からなる塩沃臭化銀乳剤であった。
これに、ハロゲン化銀1モル当り0.005モルの沃化
カリウム水溶液を加え、40℃で10分間放置して、ハ
ロゲン化銀1モル当り、0.015モルのKBrと0.
015モルのAgNO3を添加し、pHを7.0に、p
Agを4.6に調整して、塩化金酸カリウム1mg/m
ole Agを加えて、60℃、100分間熟成し、p
Agを8.0゜pHを6,0に調整した。
次の構造式の増感色素(g)400mg/mole A
gを加え、ビナクリプト−μ・イエロー200mg/m
ole Agを加え、硬膜剤と界面活性剤を加え、ポリ
エチレンのラミネート層中に黒の顔料を含む紙に、Ag
に換算して、1.0g/m2の塗布銀量になるように塗
布した。
乾燥後、特公昭48−30562号明細書等に記載され
た拡散転写タイプのオフセット印刷版に用いるべく、次
の処理を行った。
即ち、特公昭48−30562号明細書実施例3に記載
された方法で、硫化パラジウム・ゾルを塗布した。
かくして得られたシートを製版カメラで拡大撮影し、同
明細書実施例1と同様の処理を行うと、印刷部2000
部以上の印刷が可能であった。
実施例 8 下記処方にて、原乳剤を調製した。
P酢酸 Mを40℃に保ち、激しく攪拌しながら、Nと0を同時
に、100分間にわたって加え、その間のpAgを8.
2に保った。
添加終了後、すぐ、Pを加えApHを35に調整し、フ
ロキュレーション法により沈澱させ、水洗し、ゼラチン
を加えて再溶解した。
この原乳剤は、平均粒子サイズ0.45μで、95重量
%以上の粒子が、平均粒子サイズの±30%以内に入っ
ており、晶癖は立方体で、規則正しい粒子が90重量%
以上である臭化銀乳剤であった。
これに、ハロゲン化銀1モル当り0.01モルの沃化カ
リウム水溶液を加え、40℃で10分間放置した後、ハ
ロゲン化銀1モル当り0.05モルのKBrと0.05
モルのAgNO3を加え、pHを6.5に、pAgを4
.9に調整して、塩化金酸カリウム1mg/mole
Agを加えて、60℃。
80分間熟成し、pAgを8.0.pHを5.5に調整
した。
これに、次の構造式の電子受容体(H)350mg/m
ole Agを加えた。
次にピナクリプトール・イエロー300 mg/mole Agを加え、マゼンタ・カプラーであ
る1−(2,4,6−トリクロロフエニル)−3゜3’
−(2“、4“−ジ−t−アミルフェノキシ−アセトア
マイド)ベンツイミダゾ−5−ピラゾロンを含む乳化分
散液を加え、硬膜剤と界面活性剤を加えて、ポリエチレ
ンをラミネートした紙に、塗布した。
乾燥した試料を露光し、発色現像し、漂白定着浴で処理
し、水洗すると、マゼンタの直接ポジ像が得られた。
実施例 9 下記処方にて、原乳剤を調製した。
T酢酸 Qを35℃に保ち、激しく攪拌しながら、iを加え、3
分径Sを加えて、35℃にて15分間熟成し、Tを加え
て、pHを3.5に調整して、冷却する。
沈澱の析出後、水洗し、ゼラチンを加えて、再溶解した
この原乳剤は、平均粒子サイズ、0.3μで、少なくと
も90モル%の臭化物からなる塩沃臭化銀乳剤であった
これに、ハロゲン化銀1モル当り0.005モルの沃化
カリウム水溶液を加え、40℃で10分間放置して、ハ
ロゲン化銀1モル当り、0.01モルのKBrと0.0
1モルのAgNO3を添加し、pHを6.5に、pAg
を4.9に調整して、塩化金酸カリウム2mg/mol
e Agを加えて、60C,120分間熟成し、pAg
を8.0゜pHを5,0に調整した。
次の構造式の増感色素(i)400mg/mole A
gを加え、ピナクリプトール・イエロー200mg7m
oleを加え、硬膜剤と界面活性剤を加え、ポリエチレ
ンテレフタレート・フィルムに、Agに換算して、3.
6g/n:の塗布銀量になるように塗布した。
乾燥後、試料を0.15の濃度差を有するウェッジを通
して、露光した後、コダック処方D−85リス型現像液
中で、20Cで、8分間現像し、定着し、水洗し、乾燥
した。
濃度測定の結果、次の値を得た。
Dmax〉4.Dmin=0.03.γ=11゜本実施
例の直接ポジ用乳剤は明らかに、リス効果を示した。
また、この乳剤に、ポリエチレングリコール等のポリオ
キシエチレン化合物を含ませることができるし、現像促
進剤を含ませて、現像時間を短縮することもできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも90モル%の臭化物からなるカブらされ
    たハロゲン化銀粒子からなり、該粒子表面に電子受容体
    を吸着させてなる直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤の製造方
    法において、該乳剤の過剰塩類を減少させた後、カブリ
    を与えるプロセスが終了するまでの段階で、ハロゲン化
    銀1モル当り、1モル%〜10モル%の臭化銀を形成す
    るに必要な、水溶性臭化物と水溶性銀塩を添加すること
    を特徴とする直接ポジ用ハロゲン化銀写真乳剤の製造方
    法。 2 還元剤と銀より貴電位の金属化合物の併用によりカ
    ブらされた特許請求の範囲第1項記載の直接ポジ用ハロ
    ゲン化銀写真乳剤の製造方法。 3 還元剤と併用することなく、銀より貴電位の金属化
    合物こよりカブらされた特許請求の範囲第1項記載の直
    接ポジ用ハロゲン化銀写真乳剤の製造方法。 4 該粒子表面に、電子受容体に加えて、増感色素を吸
    着させてなる特許請求の範囲第1項、第2項、又は、第
    3項記載の直接ポジ用ハロゲン化銀写真乳剤の製造方法
    。 5 少なくとも90モル%の臭化物からなるカブらされ
    たハロゲン化銀粒子からなり、該粒子表面に電子受容体
    を吸着させてなる直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤の製造方
    法において、該乳剤の過剰塩類を減少された後、カブリ
    を与えるプロセスが終了するまでの段階で、ハロゲン化
    銀1モル当り、1モル%〜ioモル%の臭化銀を形成す
    るに必要な、水溶性臭化物と水溶性銀塩を添加し、かつ
    、水溶性臭化物と水溶性銀塩を添加する前に、ハロゲン
    化銀1モル当り、0.002モル〜0.03モルの水溶
    性沃化物を添加することを特徴とする直接ポジ用ハロゲ
    ン化銀写真乳剤の製造方法。 6 還元剤と銀より貴電位の金属化合物の併用によりカ
    ブらされた特許請求の範囲第5項記載の直接ポジ用ハロ
    ゲン化銀写真乳剤の製造方法。 7 還元剤と併用することなく銀より貴電位の金属化合
    物によりカブらされた特許請求の範囲第5項記載の直接
    ポジ用ハロゲン化銀写真乳剤の製造方法。 8 該粒子表面に、電子受容体に加えて、増感色素を吸
    着させてなる特許請求の範囲第5項、第6項、又は第7
    項記載の直接ポジ用ハロゲン化銀写真乳剤の製造方法。
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