JPS5855832B2 - 溶接缶の側面つぎ目部分の被覆法 - Google Patents

溶接缶の側面つぎ目部分の被覆法

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JPS5855832B2
JPS5855832B2 JP5440678A JP5440678A JPS5855832B2 JP S5855832 B2 JPS5855832 B2 JP S5855832B2 JP 5440678 A JP5440678 A JP 5440678A JP 5440678 A JP5440678 A JP 5440678A JP S5855832 B2 JPS5855832 B2 JP S5855832B2
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slurry paint
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久和 安室
誠七 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶接缶の側面つぎ四部の欠陥を補正する為の
鉄部の被覆方法に関する。
溶接缶の缶胴は、通常、方形に切断した鋼板材を筒形に
曲げ、該方形の対向辺部を重ね合わせてつぎ四部とし、
このつぎ四部を溶接する方法によって作る。
従ってそのつぎ四部には、缶素材としてティンフリース
チールのような防食処理を施した鋼材を用いる場合でも
、素材の切断端部(カットエツジ)或いは溶接金属等か
ら腐食が発生する可能性があり、従って何等かの手段に
より、これを防止する必要がある。
上記の腐食防止の手段として、従来、塗膜形成物質を有
機溶剤に溶解又は分散させた溶液型塗料、或いは粉体塗
料を用いて該つぎ四部を被覆する方法は知られている。
しかしながら溶接缶のつぎ四部には、缶素材のカットエ
ツジ部の重ね合わせによる段差があり、溶液型塗料或い
は粉体塗料を使用して、この段差を完全に被覆できる程
度の膜厚に塗装すると、塗膜に種々の欠陥を生じる。
即ち、溶液型塗料は、厚塗りすると、10〜20μ程度
の膜厚でさえ、塗膜焼付けの際の加熱時に泡が発生し、
又、フレ或いは流下が生じてカットエツジを充分に被覆
することができない。
粉体塗料も、30〜70μ程度の厚塗りに対して成膜性
が充分でなく、ピンホールを発生し易い。
その他、溶液型塗料においては、溶剤による火災の危険
及び環境汚染のおそれがあり、その防止の為に特別な設
備を必要とする。
粉体塗料の場合にも粉塵による環境汚染の問題を回避す
る為に設備を要し、又、粉体を高速かつ安定に輸送する
ことが困難であるという欠点を有する。
従って本発明の目的は、溶接缶のつぎ四部の段差を、ピ
ンホールのような欠陥のない被膜で完全に被覆する方法
を提供するにある。
更に本発明の目的は、火災或いは環境汚染のおそれがな
く簡単容易に、溶接缶つぎ四部に被覆を施す方法を提供
するにある。
本発明者等は、上記目的を達成する為に、研究の結果、
溶接缶の側面つぎ白部をスラリー塗料の塗膜で被覆する
ならば、タレを生じることなく、かつ、塗膜に、泡、ハ
ジキ、ひび割れ等の欠陥を発生することなく、溶接缶側
面のつぎ白部の段差を完全に被覆するに充分な膜厚で被
覆でき、カットエツジの補正も完全に行い得る、という
ことを見出した。
即ち、本発明は溶接缶の側面つぎ白部を被覆する方法に
おいて、該つぎ白部にスラリー塗料を適用した塗料を乾
燥及び/又はセットし、次いで該乾燥及び/又はセット
したスラリー塗料の塗膜形成物質の融点又は軟化点以上
に加熱して、膜厚10〜100μの塗膜を形成せしめる
ことを特徴とする方法である。
本明細書において、スラリー塗料とは、0.1〜5.0
μの粒径に粉体化された塗膜形成物質を、液状媒体中に
懸濁状に分散させた塗料を意味する。
本発明においては、公知の、任意のスラリー塗料を使用
することができる。
本発明において使用し得るスラリー塗料の好ましい例は
、例えば熱可塑性ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポ
リオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹
脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアセクール樹脂、ポリ
エーテル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、
アルキド樹脂ホリウレタン樹脂、エポキシエステル樹脂
、フェノール樹脂、アミノ樹脂、及びケイ素樹脂のよう
な熱可塑性又は熱硬化性樹脂の、0.1〜50μ、好ま
しくは0.2〜20μ、更に好ましくは0.5〜10μ
の粒径を有する粒子を、水中に分散させた水性スラリー
塗料である。
該水性スラリー塗料は、少量の界面活性剤及び。
又は少量の水可溶性有機溶剤を含有することができる。
界面活性剤を塗膜形成物質粒子の分散を助け、塗料の安
定性を改善する作用をし、有機溶剤は、塗料のヌレ及び
成膜性を高める。
しかしながら本発明においては、前記例示のような樹脂
粒子を溶解しない有機液体、例えば、ブタノール、プロ
パツールのような、炭素数1〜5の脂肪族アルコール類
、ヘキサンのような炭素数6〜8の脂肪族炭化水素類又
はアセトンのようなケトン類を媒体とするスラリー塗料
を使用することもできる。
本発明において使用されるスラリー塗料の固形分濃度は
通常5〜70重量%、好ましくは10〜50重量%、更
に好ましくは20〜40重量%である。
本発明においては、上述のスラリー塗料を、最終塗膜の
膜厚が10〜100μ、好ましくは20〜80μ、より
好ましくは30〜70μとなる厚さに、溶接缶側面のつ
ぎ白部に適用され、セットされる。
塗膜の膜厚が10μ以下では、段差のカットエツジが補
正されないで露出部分が生じるおそれがある。
100μ以上の膜厚がしようとする泡が発生し易く、タ
レも生じ易くなる。
スラリー塗料を、溶接缶側面のつぎ白部に適用する方法
自体には格別制限はなく、公知の任意の方法、例えばエ
アスプレー、エアレススプレーロールコート、又は等の
方法が随時使用できる。
上述のようにして、被塗物表面に適用され、セットされ
た塗料は、次いで、必要に応じ乾燥を行なった後、塗膜
形成工程に付される。
塗膜形成工程は、使用するスラリー塗料の塗膜形成物質
が熱可塑性樹脂である場合には、その融点以上の温度、
そして塗膜形成物質が熱硬化性樹脂である場合には、そ
の軟化点以上の温度に、セットされた塗料を加熱するこ
とにより行われる。
この加熱温度は使用する塗料の塗膜形成物質樹脂の種類
により異なり、例えば、熱可塑性ポリエステル樹脂を塗
膜形成物質とするスラリー塗料の場合には100°〜5
00℃の温度、好ましくは1200〜350°、更に好
ましくは150°〜300℃の温度である。
この塗膜形成の為の加熱手段については、例えば、熱風
炉加熱、ガスバーナー加熱、赤外線加熱又は高周波加熱
等の公知の加熱手段が随時使用でき、格別の制限はない
しかしながら、ガスバーナーによる直接局部加熱が有利
である。
スラリー塗料を用いる本発明の溶接缶側面のつぎ白部の
被覆方法は、従来の溶液型塗料或いは粉体塗料を用いる
被覆方法に比べ、泡、ノ・ジキ、ピンホール又はひ又割
れのような欠陥のない優れた塗膜が厚膜で得られ、従っ
てつぎ白部が欠陥のない塗膜により完全に被覆されると
いう効果を有する他、被塗物に対し、高速適用が可能で
あり、火災の危険或いは環境汚染のおそれがなく、従っ
て特別の排気燃焼設備を要せず、未使用塗料の回収や、
排水処理が容易であり、更に、溶剤型塗料の塗装設備を
そのま又使用して一回塗りで厚膜の塗膜を得ることがで
きる等の利点が得られる。
本発明の溶接缶の側面つぎ四部被覆方法は、任意の金属
缶、例えば、ブリキ材、ティンフリースティール材(ク
ロムメッキ鋼板)、ブラックプレート材(未処理鋼板)
、アルミ材、クロム酸、リン酸で化学処理した鋼板、亜
鉛メッキ鋼板、等を素材とする溶接缶に適用することが
できる。
以下に実施例をおけて本発明を更に説明する。
参考例 1 (水スラリー塗料Aの製造) 数平均分子量55000、融点130℃の無水マレイン
酸クラフトポリエチレンを粉砕して、平均粒径3μ(最
大粒径10μ)の粉体とし、これを脱イオン水中に、界
面活性剤(オレイン酸ソーダ)0.1部と共に加えて強
制分散させ、水スラリー塗料Aを得た。
固形分は48%で、粒度は33 cps (25℃)で
あった。
参考例 2 (水スラリー塗料Bの製造) イソフタル酸とプロピレングリコールの縮合物である、
数平均分子量62000、融点132℃のポリエステル
を粉砕し、平均粒径2μ(最大粒径16μ)の粉体とし
、これを界面活性剤(モダンロー・モンサント化成会社
製)0゜2部と共に、脱イオン水中に加えて強制分散さ
せ、水スラリー塗料Bを得た。
固形分は40%で、粒度は29cps (25℃)であ
った。
参考例 3 (溶剤スラリー塗料Cの製造) 平均分子量53000.融点172℃のナイロン12樹
脂を粉砕し、平均粒径4μ(最大粒径18μ)の粉体を
得、n−ブチルアルコール中に分散せしめ、固形分35
%の溶剤スラリー塗料Cを得た。
参考例 4 (溶液型塗料りの製造) ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの縮合生成物
で、数平均分子量2900のエポキシ樹脂(エピコー)
1007・シェル化学社製)75部と、ブチルエーテル
尿素ホルムアルデヒド樹脂(スーパーベッカミンP−1
38・犬日本インキ製)25部を、メチルエチルケトン
50部、トルエン50部の混合溶剤に溶解させて、固形
分25%の溶液型塗料りを得た。
参考例 5 (粉体塗料Eの製造) イソフタル酸とプロピレングリコールの縮合物である、
数平均分子量62000.融点132℃のポリエステル
を粉砕し、平均粒径15μ(最大粒径80μ)の粉体塗
料Eを得た。
実施例 1 板厚(0,26mm)のブリキ板に、エポキシフェノー
ル系塗料(エポキシ系樹脂とフェノール樹脂の比率1:
1の混合物)を、缶胴のつぎ目部分にあたる場所を除い
て、焼付後の膜厚が内面側5ミクロン、外面側3ミクロ
ンになるようにマージン塗装し、200℃の熱風乾燥炉
中で10分間焼付硬化させて得られた、前記ブリキ材の
塗装板を、さげ4号缶のボデーブランク(ブランクレン
グス238.33mm、ブランクバイト122.22m
m)に切断し、ロールフォーマ−により円筒状にし、そ
の側端を0.4mm重ね合わせ、溶接加工して缶胴を作
成した。
前記方法で得られた缶胴の内面及び外面のつぎ目部分を
、エアレスガンにより巾10mm、乾燥塗膜の厚みが4
0〜60ミクロンになるように、参考例1の水スラリー
塗料Aをスプレィ塗装した後、180℃の熱風乾燥炉中
で3分間焼付け、つぎ目隣接部分上に接着性線条被覆物
を作成した。
そして、上記被覆物の塗膜状態を観察し、硫酸鋼溶液に
よってカットエツジカバレージ性を調べた。
更に、上記方法によって得られた缶胴を常法によりフラ
ンジ加工した後、同じく常法により得られた、内外面に
エポキシフェノール系塗膜を有する301径のブリキ蓋
を二重巻締めし、得られた空缶にさげ水煮をパックし、
上記301径と同様のブリキ蓋を二重巻締めし、それぞ
れ121℃で90分間レトルト処理を行った。
上記レトルト処理を行ったパック缶(各200缶)を、
レトルト処理直後及び50℃1年間貯蔵した後開缶し、
缶胴つぎ目部分の塗膜状態を観察した。
それぞれの結果を下記表1に示す。
実施例 2 実施例1と同様な方法で得られたブリキ缶胴の内面及び
外面のつぎ目部分に、エアレスガンにより実施例工と同
様な条件で、参考例2の水スラリー塗料Bを塗装し、前
記缶胴つぎ目隣接部分上に接着性線条被覆物を作成した
実施例1と同様、前記缶胴つぎ目部分の塗膜状態、カッ
トエツジカバレージ性を調べ、更にさげ水煮をパックし
、レトルト直後及び50°C11年間貯蔵後の塗膜状態
を観察した。
それぞれの結果を下記表1に示す。実施例 3 実施例1と同様な方法で得られたブリキ缶胴の内面及び
外面のつぎ目部分に、エアレスガンにより実施例1と同
様な条件で、参考例3の・溶剤スラリー塗料Cを塗装し
、前記缶胴つぎ目隣接部分上に接着性線条被覆物を作成
した。
実施例1と同様、前記缶胴つぎ目部分の塗膜状態、カッ
トエツジのカバレージ性を調べ、更に、さげ水煮をパッ
クし、レトルト直後及び50℃、1年間貯蔵後の塗膜状
態を観察した。
それぞれの結果を下記表1に示す。
実施例 4 板厚(0,26mm)のティンフリースチール板を、実
施例1と同様な方法で溶接加工し、得られた缶胴の内面
及び外面のつぎ目部分に、エアレスガンにより実施例1
と同様な条件で、参考例1の水スラリー塗料Aを塗装し
、前記缶胴つぎ目隣接部分上に接着性線条被覆物を作成
した。
実施例1と同様、前記缶胴つぎ目部分の塗膜状態、カッ
トエツジのカバレージ性を調べ、更に、さげ水煮をパッ
クし、レトルト直後及び50℃、1年間貯蔵後の塗膜状
態を観察した。
それぞれの結果を下記表1に示す。
実施例 5 板厚(0,26mm)のブラックプレート(未処理オ哀
鋼板)板を、実施例1と同様な方法で溶接加工し、得ら
れた缶胴の内面及び外面のつぎ目部分に、エアレスガン
により実施例1と同様な条件で、参考例1の水スラリー
塗料Aを塗装し、前記缶胴つぎ置部隣接部分上に接着性
線条被覆物を作成した。
実施例1と同様、前記缶胴つぎ目部分の塗膜状態、カッ
トエツジのカバレージ性を調べ、更に、さげ水煮をどく
ツクし、レトルト直後及び50℃、1年間貯蔵後の塗膜
状態を観察した。
それぞれの結果を下記表1に示す。
比較例 1 実施例1と同様な方法で得られたブリキ缶胴の内面及び
外面のつぎ目部分に、エアレスガンにより実施例1と同
様な条件で、参考例4の溶液型塗料を塗装し、前記缶胴
つぎ目隣接部分上に接着性線条被覆物を作成した。
実施例1と同様、前記缶胴つぎ目部分の塗膜状態、カッ
トエツジのカバレージ性を調べ、更に、さげ水煮をパッ
クし、レトルト直後及び50℃、1年間貯蔵後の塗膜状
態を観察した。
それぞれの結果を下記表1に示す。比較例 2 実施例1と同様な方法で得られたブリキ缶胴の、内面の
つぎ目部分に、粉体塗装ガンにより巾10關、乾燥塗膜
の厚みが30〜50ミクロンになるように、参考例5の
粉体塗料Eを塗装した後、180°Cの熱風乾燥炉中で
15分間焼付け、つぎ目隣接部分上に接着性線条被覆物
を作成した。
実施例1と同様、前記缶胴つぎ目部分の塗膜状態、カッ
トエツジのカバレージ性を調べ、更に、さげ水煮をパッ
クし、レトルト直後及び50°c、1年間貯蔵後の塗膜
状態を観察した。
それぞれの結果を下記表1に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶接缶の側面一つぎ四部を被覆する方法において、
    該?ぎ四部にスラリー塗料を適用し、適用した塗料を乾
    燥及び/又はセットし、次いで該乾燥及び/又はセット
    したスラリー塗料の塗膜形ff物質の融点または軟化点
    以上に加熱して膜厚10〜100μの塗膜を形成せしめ
    ることを特徴とする方法。 2 スラリー塗料の塗膜形成物質が、熱可塑性ポリエス
    テル樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩
    化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリ
    ビニルアセクール樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリカーボ
    ネート樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、ポリウレタ
    ン樹脂、エポキシエステル樹脂、フェノール樹脂、アミ
    ノ樹脂及びケイ素樹脂からなる群の少くとも一つから選
    ばれる特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 スラリー塗料が水性スラリー塗料である特許請求の
    範囲第1項又は第2項記載の方法。
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